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京都市下京区/富士鍼灸整骨院(ふじしんきゅうせいこついん)

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2008/2/3 上腕骨外側上顆炎 Mind医療情報サービスより転載

こんにちは院長の坂口です。

このブログをご覧いただいた皆様に、少しでも最新の医療情報をご提供いたしたく思い、今回は「上腕骨外側上顆炎」について行われている主な治療についての、最新の治療見解をまとめて特集してみました。

 
< 題 目 >

・外側肘疼痛に対する鍼

・成人の外側肘疼痛治療のための非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)
 
・テニス肘治療のための矯正装具
 
・外側肘疼痛に対する衝撃波療法
 
・外側肘疼痛の手術


 この特集が、治療を提供する側(医療関係者、柔道整復師・鍼灸師・あんまマッサージ指圧師、カイロプラクティック・整体の先生方)と、現在患者として外側上顆炎の治療をお受けになっておられる皆様との間で共通した治療知識を少しでも共有できることに役立てれば幸いです。

 なお「英語原文」等、更なる詳細をお知りになりたい方は「Mind医療情報サービス」


にアクセスしてください。
 

 ただし、紹介された文献は専門的な内容のため、医学的な専門用語が随所に含まれています。
 あえてこのブログをご覧になっておられる皆様方に、極力原文のまま正確にお伝えしたいという趣旨から、医学的な専門用語をあえて分かりやすい語句に変更したりいたしておりませんことを、御陵謝ください。


 
ご興味のお有りの方は「続きを読む…」をクリックしてください

<以下の内容はMind医療情報サービスから転載いたしました。>
 
外側肘疼痛に対する鍼


最終改訂年月:20 November 2001

背景:本レビューは、外側肘疼痛への介入に関する一連のレビューのひとつである。外側肘疼痛、いわゆるテニス肘は一般にみられる状態であり、肘と前腕の疼痛および肘と手首の力と機能の低下を引き起こす。鍼は、長い間中国で外側肘疼痛の治療に用いられており、西側諸国では開業医と消費者が筋骨格系疾患のファーストライン治療として次第に鍼を試みている。鍼が外側肘疼痛の治療に有効であるか否かを判定するために、これまで入手可能なエビデンスのシステマティック・レビューは行われていない。

目的:疼痛軽減、機能改善、握力、有害作用について、成人の外側肘疼痛の治療に対する鍼の効果を判定する。

検索戦略:MEDLINE、CINAHL、EMBASEおよびSCISEARCHおよびCochrane Clinical Trials RegisterおよびMusculoskeletal Review Group's specialist trial databaseを1966年〜2001年6月まで検索した。可能な限り多くの試験を検索するために、同定したキーワードと著者を検索した。

選択基準:2名のレビューアが、事前に設定した選択基準について同定したすべての試験を独自に評価した。あらゆる言語のランダム化および偽ランダム化試験で、外側肘疼痛(テニス肘)の成人患者を対象に鍼をプラセボまたは別の介入と比較検討しているものを本レビューに含めた。関心のあるアウトカムは、疼痛、機能、能力障害、生活の質(QOL)、参加者の治療満足度、有害作用であった。

データ収集と分析:連続変数については、重み付け平均差の解析を可能とするために平均値および標準偏差を抽出または帰属させた。二値データについては、イベントと全集団の数を解析し、相対リスクとして解釈した。臨床的および統計的に異質性がない場合にのみ試験結果を統合した。

主な結果:4件の小規模ランダム化比較試験を含めたが、研究デザインの欠点(特に、少数集団、不確実な割りつけの隠蔽化、相当数の追跡不能)および試験間で臨床的な相違がみられたため、試験データをメタアナリシスで統合することはできなかった。1件のランダム化比較試験で、針による鍼治療の結果、疼痛緩和期間がプラセボに比較して有意に長く(WMD=18.8時間、95%CI10.1〜27.5)、また1回の治療後に疼痛が50%以上軽減する傾向が高かったことを明らかにしていた(RR0.33、95%CI0.16から0.69)(Molsberger 1994)。2番目のランダム化比較試験では、針による鍼治療によってプラセボに比較して、短期的には参加者全般で改善を報告する可能性が高いことが示された(RR=0.09、95%CI0.01〜0.64)(Haker 1990a)。長期的には(3ヵ月後または12ヵ月後)有意差は認められなかった。レーザー鍼とプラセボを比較していた1件のランダム化比較試験では、レーザー鍼とプラセボとの間で全般的な利益に差はなかった(Haker 1990b)。選択した4番目の試験(中国で発表)では、ビタミンB12注射と鍼の併用とビタミンB12注射単独との間で差がないことが示された(Wang 1997)。

レビューアの結論:外側肘疼痛の治療で鍼(針またはレーザー)の使用を支持するまたは否定するいずれのエビデンスも不十分である。本レビューから、疼痛については針による鍼治療の短期的利益が示されたが、この所見は2件の小規模試験の結果に基づくものであり、これらの結果をメタアナリシスで統合することはできなかった。治療後24時間以上持続する利益は実証されていない。いずれの試験も有害作用についての評価やコメントはなかった。テニス肘に対する鍼の効果についての結論を下すには、適切な方法と十分なサンプル・サイズを用いたさらなる試験が必要である。

Citation:Green S, Buchbinder R, Barnsley L, Hall S, White M, Smidt N, Assendelft W. Acupuncture for lateral elbow pain. Cochrane Database of Systematic Reviews 2002, Issue 1. Art. No.: CD003527. DOI: 10.1002/14651858.CD003527.
Clib issue No.; N/U:2007 issue 4; -
CRG名:Musculoskeletal
(監訳 吉田雅博)




成人の外側肘疼痛治療のための非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)


最終改訂年月:10 August 2001

背景:外側肘疼痛、いわゆるテニス肘は一般にみられる状態であり、肘と前腕の疼痛および肘と手首の力と機能の低下を引き起こす。非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)の経口投与または局所塗布のいずれかによって治療されることが多い。

目的:症状(疼痛)軽減、機能改善、握力、有害作用について、成人の外側肘疼痛治療に対するNSAID(経口または局所)の効果を評価する。

検索戦略:Musculoskeletal Review Group's trials register database、Cochrane Clinical Trials Register(コクラン・ライブラリ2001年第2号)、MEDLINE、CINAHL、EMBASEおよびSCISEARCHを2001年6月まで検索した。

選択基準:外側肘疼痛(テニス肘)の成人患者においてNSAID(経口または局所)をプラセボまたは別の介入法と比較、または2種類のNSAID(経口または局所)を相互に比較しているあらゆる言語のランダム化および偽ランダム化試験。関心のあるアウトカムは、疼痛、機能、能力障害、生活の質、握力、参加者の治療満足度、有害作用であった。

データ収集と分析:2名のレビューアが独自に選択基準を適用し、研究の質を評価した。

主な結果:14件の試験を本レビューに含めた。ITT解析を用いた試験はほとんどなく、ほとんどの試験はサンプル・サイズが小さかった。追跡期間中央値は2週間であった(範囲1〜12週間)。短期的には、疼痛[重み付け平均差=-1.88、(95%信頼区間-2.54〜-1.21)]および参加者の満足度[相対リスク0.39、(95%信頼区間0.23〜0.66)]についてNSAID局所投与はプラセボよりも有意に有効であるとするエビデンスがある。この所見は、非盲検化試験の選択により生じる可能性のあるバイアスおよび出版バイアスに対してゆるがぬものである。報告された有害作用は軽微であった。
選択した2件の試験で経口NSAIDの効果が評価されていたにすぎず、これらを統合することはできなかった。疼痛および機能について経口NSAIDの短期的利益に対して何らかのエビデンスがあるが、この利益は持続しなかった。有意に多くの胃腸の有害作用がNSAID経口投与患者で報告されていた[相対リスク=3.17、(95%信頼区間1.35〜7.41)]。
短期的には、ステロイド注射は経口NSAIDに比べて多少の利益がみられるようであるが[利益に対する患者の認識、相対リスク=3.06、(95%信頼区間1.55〜6.06)]、この利益は長期的に持続しなかった。

レビューアの結論:少なくとも短期的には外側肘疼痛の緩和にNSAIDの局所的使用にある程度の支持がある。短期的には注射剤の方が経口NSAIDよりも有効であると思われるが、経口NSAIDの使用を推奨または落胆させるエビデンスは依然として不十分である。局所的および経口的NSAIDの直接比較は実施されていないので、最適な投与法についての結論は下せない。

Citation:Green S, Buchbinder R, Barnsley L, Hall S, White M, Smidt N, Assendelft W. Non-steroidal anti-inflammatory drugs (NSAIDs) for treating lateral elbow pain in adults. Cochrane Database of Systematic Reviews 2001, Issue 4. Art. No.: CD003686. DOI: 10.1002/14651858.CD003686.
Clib issue No.; N/U:2007 issue 4; -
CRG名:Musculoskeletal
(監訳 吉田雅博)




テニス肘治療のための矯正装具


最終改訂年月:26 October 2001

背景:外側上顆炎(テニス肘)は頻繁に報告されている状態である。さまざまな治療戦略が記載されている。適切な戦略は依然として特定されていない。

目的:テニス肘治療に対する矯正装具の有効性を評価する。

検索戦略:Medline、Embase、CINAHL、Cochrane Controlled Trial Register、Current Contentsを1999年5月まで検索し、検索したすべての論文の参考文献リストを検索した。その後追加された試験については、本主題の専門家に問い合わせた。

選択基準:外側上顆炎と診断された人たちについての記載があり、治療戦略として使用した矯正装具を比較しているすべてのランダム化臨床試験(RCT)を、選択の適否について評価した。

データ収集と分析:2名のレビューアが選択した試験の妥当性を独自に評価し、関連するアウトカム指標のデータを抽出した。二値アウトカムは相対リスク(RR)、連続アウトカムは標準化平均差(SMD)として表示し、両アウトカムとも対応する95%信頼区間(95%CI)を示した。統計学的な統合およびサブグループ解析を試みた。

主な結果:5件のRCT(各群7〜49例)を含めた。妥当性スコアは、11項目のうち肯定的項目の3項目〜9項目であった。試験数が少なかったため、サブグループ解析は行わなかった。限られた数の選択された試験はアウトカム指標をほとんど示しておらず、長期の結果は限定的であった。試験間で異質性が大きかったため統合は可能でなかった。

レビューアの結論:外側上顆炎に対する矯正装具の有効性についての決定的な結論は下せない。十分な検出力のある適切にデザインされ、適切に実施されるRCTがさらに必要である。

Citation:Struijs P.A.A, Smidt N, Arola H, Dijk van C.N, Buchbinder R, Assendelft W.J.J. Orthotic devices for the treatment of tennis elbow. Cochrane Database of Systematic Reviews 2002, Issue 1. Art. No.: CD001821. DOI: 10.1002/14651858.CD001821.
Clib issue No.; N/U:2007 issue 4; -
CRG名:Musculoskeletal
(監訳 吉田雅博)




外側肘疼痛に対する衝撃波療法


最終改訂年月:15 July 2005

背景:本レビューは、外側肘疼痛への介入に関する一連のレビューのひとつである。

目的:外側肘疼痛に対する体外衝撃波療法(ESWT)の有効性と安全性を判定する。

検索戦略:Cochrane Controlled Trials Register(コクラン・ライブラリ2004年第2号)、MEDLINE、EMBASE、CINAHLおよびScience Citation Index(SCISEARCH)を日付に制約を設けずに、2005年2月に検索した。

選択基準:参加者1006例をESWTまたはプラセボにランダム化していた9件の試験、および参加者93例をESWTまたはステロイド注射にランダム化していた1件の試験を含めた。

データ収集と分析:各試験について、2名のレビューアが独自に方法論の質を評価し、データを抽出した。方法論の質の基準には、適切なランダム化、割りつけの隠蔽化、盲検化、追跡不能数、ITT解析などがあった。適切である場合には、統合解析を行った。研究との間または報告されたデータとの間に有意な異質性があり、統計学的に統合できない場合は、個々の試験結果をテキストに記載した。

主な結果:13件のうち11件の統合解析により、プラセボを上回るESWTの有意な利益は認められなかった。例えば、3件の試験(参加者446例)の統合解析から、ベースラインから4〜6週間後までの疼痛改善(100点評価)の重み付け平均差は-9.42(95%CI-20.70〜1.86)であり、また3件の試験(参加者455例)の統合解析から、ベースラインから12週間後までの抵抗を加えた手関節の伸展(Thomsenテスト)により誘発される疼痛の改善(100点尺度)の重み付け平均差は-9.04(95%CI-19.37〜1.28)であった。一方、残り2件の統合結果はESWTを支持していた。例えば、2件の試験(参加者192例)の統合解析から、プラセボと比較したESWTの治療成功(第12週の手関節伸展による疼痛が50%以上の改善)の統合した相対リスクは2.2であった(95%CI1.55〜3.12)。しかし、この所見は、統合が可能でなかったその他4件の個々の試験結果によって裏付けられなかった。ベースラインからの50%の疼痛軽減によって評価したところ、治療終了から3ヵ月後にステロイド注射はESWTよりも有効であった(25例のうち21例(84%)対48例のうち29例(60%)、p<0.05)。ESWTで極わずかな有害作用が報告された。一過性疼痛、皮膚の発赤、悪心が最も多く、ほとんどの場合、治療中止または用量調整は必要でなかった。

レビューアの結論:参加者1006例を対象とした9件のプラセボ比較試験のシステマティック・レビューに基づけば、外側肘疼痛での疼痛および機能に対して衝撃波療法による利益はほとんど全くないことを示す「プラチナ」レベルのエビデンスがある。参加者93例を含む1件の試験に基づけば、ステロイド注射はESWTよりも有効であることを示す「シルバー」レベルのエビデンスがある。

Citation:Buchbinder R, Green SE, Youd JM, Assendelft WJJ, Barnsley L, Smidt N. Shock wave therapy for lateral elbow pain. Cochrane Database of Systematic Reviews 2005, Issue 4. Art. No.: CD003524. DOI: 10.1002/14651858.CD003524.pub2.
Clib issue No.; N/U:2007 issue 4; -
CRG名:Musculoskeletal
(監訳 吉田雅博)




外側肘疼痛の手術


最終改訂年月:13 November 2001

背景:本レビューは、外側肘疼痛への介入に関する一連のレビューのひとつである。外側肘疼痛、いわゆるテニス肘は一般にみられる状態であり、外側の肘と前腕の疼痛および肘と手首の力と機能の低下を引き起こす。他の侵襲性の少ない介入が失敗した外側肘疼痛の慢性症例の治療に、時に手術が推奨される。病理学的所見の術者の概念に基づいて様々な手術が記載されている。最も多くの記載がみられる外科的手技には、短橈側手根伸筋(ECRB)の外側上顆への付着に病理学的所見があるとする前提に基づいて、ECRBの外側上顆部からの剥離がある。外側肘疼痛への外科的介入を評価しているシステマティック・レビューはこれまで報告がない。

目的:成人の外側肘疼痛治療に対する外科的介入の効果を判定する。

検索戦略:MEDLINE、CINAHL、EMBASEおよびSCISEARCHの包括的な電子検索とCochrane Clinical Trials RegistrarおよびMusculoskeletal Review Group's specialist trial databaseの検索を組み合わせた。可能な限り多くの試験を同定するために、同定したキーワードと著者を検索した。検索は2001年10月まで行った。

選択基準:2名のレビューアが、事前に設定した選択基準に対して同定されたすべての研究を独自に評価した。あらゆる言語のランダム化および偽ランダム化試験で、外科的介入の効果が検討されており、また外側肘疼痛の成人患者に対する治療としてコントロールが含まれている場合に、本レビューに含めることとした。コントロール介入には、無治療または別の外科的介入を含むその他の介入から構成されているものとした。関心のあるアウトカムは、疼痛、機能、能力障害、生活の質、握力、有害作用などであった。

データ収集と分析:データの計画した収集および解析を記述する。

主な結果:今回の検索から、外側肘疼痛に対する手術の効果を検討していた比較試験は1件も同定されなかった。

レビューアの結論:現時点では、外側肘疼痛に対する手術について発表している比較試験はない。コントロール群がなければ、本治療法の価値についての結論を引き出すことは可能でない。

Citation:Buchbinder R, Green S, Bell S, Barnsley L, Smidt N, Assendelft WJJ. Surgery for lateral elbow pain. Cochrane Database of Systematic Reviews 2002, Issue 1. Art. No.: CD003525. DOI: 10.1002/14651858.CD003525.
Clib issue No.; N/U:2007 issue 4; -
CRG名:Musculoskeletal
(監訳 吉田雅博)

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投稿者 : らう

もう少し簡単なことが知りたいのですが・・・。普段事務仕事でパソコンに向かって仕事をする時間が多く腰痛に悩まされています。何かよい方法はありますでしょうか?

2008/02/03 19:40

投稿者 : らう様へ

はじめまして。院長の坂口です。
らう様のコメントに返信用のメールアドレスが記載されておりませんでしたので、申し訳ありませんが当ホームページにてご返答させていただきました。

ご質問の件ですが、長時間椅子に座って出現する腰痛の原因にはいろいろな要素が考えられます。
主なものをあげてみると、
1)足元の冷え
2)椅子に座っている時の不良姿勢
3)骨盤、背骨の歪み
4)腹筋と背筋の筋力のアンバランス
5)骨や内臓の器質的・機能的な障害
6)精神的ストレス
などなどです。
これらの要素が単発の場合もあれば、いくつかが複合されて腰痛という症状であらわれてくる場合もありますので、結構腰痛の原因をとらえるのは難しいのです。
正確なところは直接拝診させていただかないと詳細な原因はわかりませんが、らう様は事務仕事で長時間パソコンと向き合っておられるとのことですので、ご自身で対応できる一般的な方法を述べさせていただきますと、
1)足元が冷えてくるなら、保温性のある靴下や膝かけなどで防寒対策をする。
2)パソコンと向き合っておられるときに、ついつい前かがみ的姿勢になる場合は、いすの高さを背筋がなるべく自然に伸びてパソコンに向える姿勢となるように調整する。
3)2時間ごとぐらいに椅子から離れて腰を伸ばすようにする。
4)座面の荷重を分散してくれる低反発性クッションの座布団を使用してみる。
などです。
また自宅ではお風呂にゆっくりつかるようにして体を温め、上がられたら腰部から下肢にかけてのストレッチ運動や腰痛体操をされるのも有効だと思います。
できるなら、一度最寄りの医療機関(整形外科)、接骨院・鍼灸院等で診てもらい原因を詳細にチェックしてもらうほうがいいですよ。
毎日のお仕事大変だと思いますが、らう様が一日も早く腰痛から解放されて元気に毎日を過ごしていただけるように願っております。
お大事にしてください。

2008/02/03 23:39

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月別

わが街  京都  ドクター ご紹介 - http://kanja.ds-pharma.jp/health/yotsu/doctor/078/index.htmlから転載
ドクターからのメッセージ
患者さん一人ひとりに合った治療を目指して
近畿京都府京都市
ひろしまクリニック 院長
廣島 芳城 先生
ひろしまクリニックについてはこちら
 腰痛の発生頻度や原因について教えてください。
上半身の重さは体重の約70%といわれています。その重さを支えているのが腰椎です。腰椎には椎体という骨の部分と椎間板という骨と骨の間に入っている部分があります。椎体は機械的な負荷により変形が進行し、また骨粗鬆症の進行とともに脆くなっていきます。椎間板も年齢とともに変性していきます。驚くことにこの変性は10歳の子供たちのすでに9%に起こっていると報告されています。治療を要する腰痛の発生頻度の調査では20歳代以上の年齢層ではほぼ同じくらい(40〜65%)で発生していることが報告されています。このような背景から近年、腰痛はもっとも有訴率が高い疾患になっています。大半の腰痛は数日間で治りますが、臀部痛や下肢痛を伴う腰痛は専門的な治療が必要になる場合も多いので注意しましょう。
 高齢者の下肢痛を伴う腰痛の多くは腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)という病気です。また激しい腰痛の場合、脊椎圧迫骨折のほか、非常にまれですが背骨の感染症(化膿性椎間板炎など)があります。免疫力が低下している方、糖尿病、ステロイドを内服中の方が罹りやすいので、患者さんは診察の時に既往歴や飲んでいる薬剤についても必ず医師に伝えていただきたいと思います。
 腰部脊柱管狭窄症の手術について教えてください。
最近では内視鏡を使った手術も増えてきました。内視鏡手術は患部が明るく拡大されて安全に行えることに加えて小さな傷と手術中の筋肉の損傷が少ない(低侵襲)ため早期に社会復帰できるという利点があります。しかしすべての方に内視鏡手術がよいという訳ではありません。狭窄箇所が多数ある場合などは内視鏡手術では従来の手術と比べて時間が長くなることもあり、心臓や肺などの病気であまり体力がない方などにとっては、総合的に考えて低侵襲とはいえないからです。どのような手術方法がその患者さんにとっていいのか、医師がメリットだけでなくデメリットについても説明しますので納得したうえで選択していただきたいです。
 腰痛の患者さんを診察するにあたってどのようなことを感じていらっしゃいますか?
腰痛の治療には画一的なものはありません。患者さんの病態がまったく同じものがないことは勿論のこと、治療には患者さんの社会的背景や満足度などを考慮することが必要だからです。
 いままで急性腰痛と慢性腰痛の違いはその罹患期間の違いと考えられてきましたが、近年、functional MRIを用いた研究が進み、痛みを感じたとき脳のどの部分が活動しているかわかるようになってきました。様々な研究報告によれば、慢性腰痛は急性腰痛と単に病気の期間の違いではなく、患者さんの心理社会的要因がかかわっている可能性が示されています。事実そうであれば、たとえ外傷で起こった急性腰痛も心理的な要因で慢性期に移行していく可能性があります。そうするとお医者さんと患者さんの関係は大変重要になります。お医者さんが患者さんを励まし、勇気づけ、また、安心感を与えることによって、急性腰痛が慢性に移行することを防ぐことができるかもしれないからです。利害得失の説明や、個人的、社会的背景を考慮した治療方法の提示。そして、患者さんのQOLや満足度の重視。この三つをもって、患者さんの価値観を尊重し、個人個人に合う治療法を提示するというのが、今一番求められていることなのではないかと感じています。





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 年を重ねることで、腰椎の変性が起こる方もあれば起こらない方もあり、変性したからといって必ず症状があらわれるとも限りません。腰部脊柱管狭窄症が進行した場合、もっとも典型的にあらわれる症状は残尿感ひいては失禁などの膀胱直腸障害ですが、このように重症化する方もあれば、慢性的な症状に悩みながら一生付き合っていく方、あるいは急激な痛みのピークを過ぎた後に沈静化する方もあり、全ては人それぞれです。しかし、症状が進行し始めると一気に悪くなり始めるポイントがあり、やがては脱力感や麻痺などが起こります。
 症状のあらわれ方は千差万別ですが、50代以上で思い当たる症状のある方は、適切な治療を受けることで改善する可能性が十分あります。よほど重症化していない限り、治療は血流改善剤や鎮痛剤などの内服薬と、コルセットや運動、牽引などの理学的な施術を併用する保存療法が効を奏します。さらに急性期の痛みにはブロック麻酔を数回行い、それでも患者さんが満足を得られる結果にならなければ手術を検討するというように、治療は段階的に効果を確かめながら進みます。
 手術では、100%とまではいきませんが、痛みの症状を中心に6〜7割の改善は見られます。ただし、一度傷ついた神経の細胞は元に戻らないため、進行していればしているほど残る症状も多く、程度も大きくなります。しかし、手術そのものの危険は少なく、方法も確立されているため、高齢であることを理由に手術を避ける必要はありません。
 現在は、ただ寿命を長くすることよりも、すこやかに過ごせる寿命―「健康寿命」を延ばすことの大切さが言われています。腰部脊柱管狭窄症など腰痛を伴う病気は命にかかわるものではありませんが、その症状によって、立つ・歩くなど生活の基本的な動作をはじめ、仕事や趣味などの活動にも大きな影響がおよびます。好きなことが好きなようにできることは、生活に満足感を得るための大切な要素ですが、腰痛によって動作や活動に制限が生じると、生活の満足感が損なわれる可能性があります。しかしそのとき、症状に合わせて活動の幅をせばめてしまうか、今の生活に合わせられるように症状を改善するかはあなた次第です。従来は50〜60歳の方が多かった腰部脊柱管狭窄症の患者さんですが、最近は70代、80代の方も大勢おられます。とくに高齢の方でも元気な方、元気だからこそ「腰痛を治してもっと動きたい」と思う方が、病院を受診されています。また、日頃から活発に出歩いているからこそ、不調にも早く気付くことができるのでしょう。
 元気に動けるときはどんどん動き、立ったり歩いたりといった基本動作に支障があらわれたとき、あるいは1カ月以上原因の思い当たらない腰痛に悩んでいるときは、自己判断で放置しないでください。足腰の痛み・しびれを起こす病気には血管の病気も含まれます。それを鑑別するためにも、ぜひ整形外科を受診してください。



ドクターからのメッセージ
腰痛のさまざまな対処法をアドバイスします
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京都市立病院 整形外科
田中 真砂史(たなか まさし) 先生
自己診断で治療を始める前に、腰痛の原因を正確に診断することが大切です
最近は鍼治療の研究も進んできたので、まず接骨院や鍼灸治療に行かれる腰痛の患者さんも少なくないようです。患者さんにとっては痛みが取れればよいわけですから、比較的入りやすい窓口に行かれる気持ちはよく分かります。
しかし、これらの治療を長く受けていた後、整形外科に回ってきた患者さんのなかには、がんの転移が腰痛の原因だったケースもあります。腰痛は骨や関節など運動器の障害だけでなく、がんや感染症、内臓疾患や心理面から起こるものなど、さまざまな原因によって起こることを知っておいてください。
私は、西洋医学(整形外科)と東洋医学(鍼治療など)のどちらの窓口から慢性の腰痛の治療に入っても構わないと思っていますが、腰痛の原因を検査しておく必要があります。そこで、一度は整形外科で正確な診断をしておけば、安心して腰痛の治療を続けられるのではないでしょうか。
腰部脊柱管狭窄症の治療法には、さまざまな選択肢があります
腰痛の原因疾患のなかでも、腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)は60〜70歳代によくみられる疾患です。腰部脊柱管狭窄症は、下肢のしびれ感や痛み、間欠性跛行(かんけつせいはこう)(しびれや痛みが出てきて休み休みでないと歩き続けられなくなる状態)が特徴です。いずれも、生活を送るうえでの大きな障害となります。間欠性跛行は閉塞性動脈硬化症(へいそくせいどうみゃくこうかしょう)のような足の血管の動脈硬化でも同じように起こるため、このような患者さんに下肢の動脈硬化の状態を測定することもあります。また、下肢痛は糖尿病による末梢神経障害でも起こります。そこで、見た目は腰部脊柱管狭窄症のような症状であっても、他の原因で起こった症状かどうかを詳しく診断する必要があります。
腰部脊柱管狭窄症を含めて慢性腰痛の約5割は薬物治療で改善し、3〜4割はブロック注射で痛みが取れています。整形外科を受診すると「すぐに手術」と心配される患者さんもいるようですが、保存的な治療から開始し、患者さんと相談して手術の必要な人には手術をお勧めします。
腰部脊柱管狭窄症の治療は、まずは血流を改善するプロスタグランジンE1(PGE1)製剤や筋弛緩薬の内服から始めます。とくに、PGE1製剤は間欠性跛行の改善が期待でき、服用し始めてから2〜3週間で「長く歩けるようになった」など、患者さん自身で効果を実感することができます。胃潰瘍などの副作用を予防するため、消炎鎮痛剤は痛みが強いときだけ服用してもらうようにしています。これらの薬物治療を1か月ほど試し、症状が改善していればこのまま続けるか、内服量を減らしていき、内服を中止する方向へもって行きます。
薬物治療で改善がみられない患者さんには薬物治療に加えて理学療法(牽引や温熱療法など)、神経ブロック(仙骨硬膜外ブロックや神経根ブロック)、あるいはトリガーポイント注射などを行います。
治療法の選択肢は、腰痛の原因によってさまざまです。医師と相談して適切な治療に取り組んでください。


腰痛 ― 予防体操 ―
(10)予防体操まとめ 8ポーズ1日2回理想
2007年9月7日 読売新聞)

 今回は最終回。腰痛予防に効果的と思われる動きを、一連の流れに組み込んだ体操を紹介する。これまで紹介した動きも入っている。時間に余裕のあるときなどに試してほしい。それぞれの動きを各10回行う。
 〈1〉床に寝て、ひざを軽く曲げ、背中で床を押すように、おなかに力を入れる。
 〈2〉続いて、同じ姿勢から腰を浮かせる。頭や肩、足の裏を床につけておくのがポイント。
 〈3〉同じ姿勢で、片ひざを胸に引きつけ、お尻などの筋肉を伸ばす。左右交互に。
 〈4〉両ひざを抱え、ひざに頭を近づけるように体を丸め、背中の筋肉を伸ばす。
 〈5〉もう一度寝ころび、片足ずつ、ひざを伸ばしたまま、できるだけ高く上げる。つま先を上げるようにして、アキレスけんも含め、足の後ろ側全体を伸ばす。
 〈6〉両ひざを曲げて寝ころび、へそをのぞき込むように、両肩を持ち上げる。腹筋に力を入れるのが狙い。
 〈7〉四つんばいになって、足を片方ずつ上げ、まっすぐ伸ばす。お尻の筋肉を鍛えるのが狙い。腰を反らしたり、ひねったりしないよう注意する。
 〈8〉イスに座って、足を開き、上体を前にかがめ、背中の筋肉を伸ばす。
 この一連の体操を、1日2回できれば理想的だ。(埼玉医大整形外科准教授・白土修さん監修)