2008/8/10 火星の土から過塩素酸塩 生命の存在「証拠といえず」 asahi.comより転載
火星の土から過塩素酸塩 生命の存在「証拠といえず」
2008年8月6日10時36分 朝日新聞
【ワシントン=勝田敏彦】
米航空宇宙局(NASA)とアリゾナ大は5日、無人探査機フェニックスが採取した火星の土から過塩素酸塩を検出したことを明らかにした。生命の存在にとってこの物質は「良いとも悪いともいえない」とコメントしている。
米航空宇宙専門誌が電子版で「火星に生命が存在した可能性を示す重大な発見について、NASAが近く発表する」と報じたため、憶測を呼び、緊急に記者会見した。
過塩素酸塩は乾燥剤や火薬などにも使われる。アリゾナ大のピーター・スミス上級研究員によると、南米チリのアタカマ砂漠でも確認されており、栄養にしている微生物もいるという。地球外生物の研究状況に詳しい山岸明彦・東京薬科大教授(微生物学)は「過塩素酸塩の検出は、必ずしも生命の存在を示す証拠とはいえない。ただ、今回は火星の表面で採取したサンプルの分析結果であり、地下を掘っていけばまだ生命発見の可能性はあるといえる」と話している。
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