2008/9/6 糖尿病で「足外来」傷の早期発見、壊疽防ぐ YOMIURI ONLINEより転載
糖尿病で「足外来」傷の早期発見、壊疽防ぐ
(2008年9月5日 読売新聞) 糖尿病を患っている川崎市の女性(84)は毎月1回、東京・千代田区の朝日生命成人病研究所付属丸の内病院の「足外来」でフットケアを受けている。
糖尿病患者は足に感染を起こしやすく、最悪の場合は足が腐る壊疽(えそ)を起こし、切断に至ることがある。フットケアは、足の傷からばい菌が入らないよう、爪(つめ)を切り整えたり、水虫やウオノメなどの治療を行ったりして、壊疽を未然に防ぐのが目的だ。(田村良彦)

糖尿病のために血糖値が高い状態が続くと、血管や神経を傷つけ、様々な病気を引き起こす。失明に至る糖尿病網膜症、人工透析になる原因で最も多い糖尿病腎症、足の壊疽と関係が深い神経障害が、糖尿病の3大合併症だ。
神経障害が、なぜ足の壊疽を招くのか?
神経がやられると、しびれや感覚の低下によって、足にけがをしても痛みを感じにくくなり、傷の発見が遅れる。加えて、糖尿病の患者はばい菌に対する抵抗力の低下で感染症にかかりやすく、血行が悪化しているために治りが悪い。気づいた時には手遅れで、切断するしかない事態を招く。糖尿病による足壊疽の手術は、日本で年間3000件以上にのぼる。
同病院の足外来は、国内でも先駆的な取り組みとして1989年に開設した。
フットケアの基本はまず、足に異変がないかよく観察することから始まる。
糖尿病代謝科部長の吉田洋子さんは「視力低下のために自分で足をよく観察できない人、しびれなど神経障害がある人などは特に要注意です」と説明する。足に炎症がある場合は、本人の痛みは少なくても内部で進行している場合があり、エックス線検査や血液検査を行う。
ケアの主体となるのは看護師だ。足外来を訪れた患者はまず、両足を40度のお湯に10分程度つけて温めて爪や皮膚を柔らかくした後、患者の症状によって〈1〉爪切り〈2〉ウオノメ、タコの手入れ〈3〉水虫の手入れなどを行う。
同外来を担当する総看護師長の杉田和枝さんは、「年をとって視力が落ち体も硬くなった患者さんでは、深づめをしやすく、傷口から感染することがあります」と話す。患者自身が日ごろ足に変化がないかよく観察し、不潔になりやすい指の間をていねいに洗うようにといった、生活指導を行うのも大切なポイントだ。
冒頭の川崎市の女性は、タコができやすく、1か月ほおっておくと痛みで歩くのがおっくうなほどひどくなる。足外来で毎月、手入れをしてもらうおかげで「糖尿病治療に欠かせないウオーキングもできます」と喜ぶ。
今年度から、足切断や神経障害などがある通院患者に対し一定の基準を満たしたケアや指導が行われた場合には、保険が適用になった。これが追い風となり全国の糖尿病治療施設でフットケアが広がりつつある。
Comment(0) | Trackback(0)|最新医療情報|
trackback: http://www.fujishinkyu-seikotsuin.com/blog/archive_1120.htm
コメント


ドクター ご紹介 - http://kanja.ds-pharma.jp/health/yotsu/doctor/078/index.htmlから転載







腰痛の発生頻度や原因について教えてください。
上半身の重さは体重の約70%といわれています。その重さを支えているのが腰椎です。腰椎には椎体という骨の部分と椎間板という骨と骨の間に入っている部分があります。椎体は機械的な負荷により変形が進行し、また骨粗鬆症の進行とともに脆くなっていきます。椎間板も年齢とともに変性していきます。驚くことにこの変性は10歳の子供たちのすでに9%に起こっていると報告されています。治療を要する腰痛の発生頻度の調査では20歳代以上の年齢層ではほぼ同じくらい(40〜65%)で発生していることが報告されています。このような背景から近年、腰痛はもっとも有訴率が高い疾患になっています。大半の腰痛は数日間で治りますが、臀部痛や下肢痛を伴う腰痛は専門的な治療が必要になる場合も多いので注意しましょう。





