2008/9/13 高齢者の転倒予防 (3)「すり足」かえって危険 YOMIURI ONLINEより転載
(2008年9月12日 読売新聞)

「転ばないように気をつけて下さいね」。病院で診察を終えたお年寄りに、こんな具合に医師や看護師が声をかけることはよくある。だが、転倒予防医学研究会の世話人代表で、東大の武藤芳照教授(身体教育学)によると、「気をつけるあまり、『転びやすい歩き方』になっている高齢者が多い」と指摘する。
転びやすい歩き方とは、足元を見ながら、小さな歩幅で、ちょこちょこと、つま先から地面に触れるような「すり足」で歩く歩き方だ。武藤教授は「すり足ちょこちょこ歩き」と呼ぶ。
前のめりになっているため、視野が狭い。平衡感覚も保ちづらく、とっさの一歩も出しづらい。だから、かえって転びやすいのだという。1回つまずくと、ますます慎重になり、こうした歩き方の傾向を強めることが多い。
では、転びにくい歩き方とは。武藤教授は、目線は前方に、足先で地面をしっかりけって、かかとから着地するという歩き方が望ましいという。「歩行は、片足で立ち、少しの間両足で着地して、また、片足で立つという連続動作の繰り返し。これが自然な歩き方。このことを普段から意識して歩くことが転倒予防になる」と武藤教授は話す。
とはいえ、路面が凍結している場所など、滑りやすい所を歩く時は、要注意。この場合、しっかり、足裏全体で地面を踏みしめるようにして歩くことがポイントだ。
つえを使う場合も注意が必要だ。よく悪い方の足と同じ側につえをつく人がいるが、これでは悪い方の足に大きな負担をかけてしまう。正しい使い方は、悪い方とは反対の側につえをついて歩くこと。つえの種類や長さは、専門家に相談して決めたい。
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ドクター ご紹介 - http://kanja.ds-pharma.jp/health/yotsu/doctor/078/index.htmlから転載







腰痛の発生頻度や原因について教えてください。
上半身の重さは体重の約70%といわれています。その重さを支えているのが腰椎です。腰椎には椎体という骨の部分と椎間板という骨と骨の間に入っている部分があります。椎体は機械的な負荷により変形が進行し、また骨粗鬆症の進行とともに脆くなっていきます。椎間板も年齢とともに変性していきます。驚くことにこの変性は10歳の子供たちのすでに9%に起こっていると報告されています。治療を要する腰痛の発生頻度の調査では20歳代以上の年齢層ではほぼ同じくらい(40〜65%)で発生していることが報告されています。このような背景から近年、腰痛はもっとも有訴率が高い疾患になっています。大半の腰痛は数日間で治りますが、臀部痛や下肢痛を伴う腰痛は専門的な治療が必要になる場合も多いので注意しましょう。





