2008/9/26 お尻を元気に (3)骨盤のゆがみ 筋肉ほぐし改善 YOMIURI ONLINEより転載
(2008年9月26日 読売新聞)

腰痛で悩む人は多い。もしかしたら「骨盤のゆがみ」が原因かもしれない。「現代人は運動不足などで、体の土台である骨盤がゆがみやすい環境にあります」と、神戸常盤大学教授(運動生理学)の柳本有二さんは話す。
柳本さんによると、お尻には、上半身の体重を支える骨の集合体である骨盤と、骨盤を支えるための殿筋などの筋肉がある。
その筋肉が加齢や運動不足で衰えたり、長時間の同じ姿勢で緊張してかたくなると、筋力のバランスが崩れて骨盤がゆがみやすくなるという。
「その結果、骨盤が体重をうまく支えることができなくなり、骨や内臓などに負担をかけ、腰痛などを招きやすくなります」と話す。
柳本さんは「骨盤のゆがみの改善には、骨盤を支える筋肉を運動などでほぐしていくことが効果的です」とアドバイスする。高齢者でも体に負担をかけないイラストの運動法がお薦めだ。
ふだんの何気ない動作や姿勢にも気をつけたい。
柳本さんによると、〈1〉いすに足を組んで座る〈2〉下着や靴下を同じ足からはく〈3〉いつも同じ手で荷物を持つ〈4〉すり足で歩く――などは一定の方向に負担がかかって骨盤のゆがみの原因になることもあるという。次のように直そう。
〈1〉いすに深く腰掛け、背筋を伸ばして足を組まずに座る〈2〉靴下などを最初にはく足を時々変える〈3〉荷物を持つ手を時々変える〈4〉足をあげて大またで歩く。
「骨盤のゆがみが改善できれば体のバランスも良くなり、健康維持に役立ちます」と話す。
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ドクター ご紹介 - http://kanja.ds-pharma.jp/health/yotsu/doctor/078/index.htmlから転載







腰痛の発生頻度や原因について教えてください。
上半身の重さは体重の約70%といわれています。その重さを支えているのが腰椎です。腰椎には椎体という骨の部分と椎間板という骨と骨の間に入っている部分があります。椎体は機械的な負荷により変形が進行し、また骨粗鬆症の進行とともに脆くなっていきます。椎間板も年齢とともに変性していきます。驚くことにこの変性は10歳の子供たちのすでに9%に起こっていると報告されています。治療を要する腰痛の発生頻度の調査では20歳代以上の年齢層ではほぼ同じくらい(40〜65%)で発生していることが報告されています。このような背景から近年、腰痛はもっとも有訴率が高い疾患になっています。大半の腰痛は数日間で治りますが、臀部痛や下肢痛を伴う腰痛は専門的な治療が必要になる場合も多いので注意しましょう。





