2008/10/1 どうする「未病」:低カロリー天然甘味成分を合成 甘草の「グリチルリチン」に期待 毎日jpより転載
どうする「未病」:低カロリー天然甘味成分を合成 甘草の「グリチルリチン」に期待
2008年9月30日 毎日新聞
「甘草(カンゾウ)から低カロリー天然甘味成分を合成する酵素遺伝子を発見!」−−。独立行政法人理化学研究所や京都大学、千葉大学などの共同研究チームが発表したこのニュースが今、食品・医学の各業界で話題を呼んでいます。
マメ科の植物甘草(カンゾウ)は、漢方では最も基本的な薬草の一つ。のどの痛みやせきを鎮める薬として用いられているのはご存じの方も多いでしょう。実は、甘草にはもう一つの魅力があります。根茎から抽出されるグリチルリチンは天然の甘味料としても用いられ、世界的に大きな需要があるのです。人気の理由は、グリチルリチンは砂糖の150〜300倍の甘みを持つにもかかわらず、極めて低カロリーであること。メタボリック症候群の予防に役立つ甘味料として注目されているのです。
しかし、野生の甘草は産地が限られていて、絶滅も懸念されています。そのため日本でも遺伝子を発見して、品種改良や栽培条件の最適化に役立たせられないかと研究が進められていました。今回の甘草の酵素遺伝子の発見は、将来の工業生産化へ向けての夢を抱かせるものとなったわけです。
一般に、甘味料とは食品に甘みをつけるために使われる調味料のことで、これには天然甘味料と人工甘味料の二つがあります。天然甘味料は食品中に含まれている甘み成分を取り出し、精製、濃縮したもの。砂糖(和三盆、黒糖、三温糖)やハチミツ、メープルシロップ、麦芽糖などがこれに当たります。一方、人工甘味料は天然に存在しない甘み成分を人工的に合成した甘味料で、サッカリンやキシリトール、ズルチンなどが相当します。どちらが自然で体や健康のためによいかは、言うまでもないでしょう。
ところで、注目を集めている甘草ですが、実は一歩先に天然甘味料として発売されているものがあります。それは、羅漢果(らかんか)。世界中で1か所、中国広西省・桂林周辺にしか生息していない貴重な植物で、甘草と同じく「砂糖よりも甘いのに低カロリー」なのが特徴。そのうえ、羅漢果には食物繊維もたっぷり含まれていることから、シミ・シワ対策など美容効果の面からも期待できるとのことで評判となっています。
今回の甘草の酵素遺伝子の発見により、これまで以上に注目されることとなった天然甘味料。メタボリック症候群予防に大いに期待したいものです。(倭村英敏/ライター・オフィスクリオ所属)
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腰痛の発生頻度や原因について教えてください。
上半身の重さは体重の約70%といわれています。その重さを支えているのが腰椎です。腰椎には椎体という骨の部分と椎間板という骨と骨の間に入っている部分があります。椎体は機械的な負荷により変形が進行し、また骨粗鬆症の進行とともに脆くなっていきます。椎間板も年齢とともに変性していきます。驚くことにこの変性は10歳の子供たちのすでに9%に起こっていると報告されています。治療を要する腰痛の発生頻度の調査では20歳代以上の年齢層ではほぼ同じくらい(40〜65%)で発生していることが報告されています。このような背景から近年、腰痛はもっとも有訴率が高い疾患になっています。大半の腰痛は数日間で治りますが、臀部痛や下肢痛を伴う腰痛は専門的な治療が必要になる場合も多いので注意しましょう。





