2008/10/8 シリーズこころ 今時うつ病事情 眠気の原因 実は別の病気 YOMIURI ONLINEより転載

睡眠時無呼吸症候群の治療装置のマスクを手にするAさん。「これを付けて寝るようになり、以前のような日中の強い眠気はなくなった」
東京都の会社員Aさん(52)は3年ほど前、気分の落ち込み、眠気などの症状が強まり、3週間仕事を休んだ。診療所で「うつ病」と診断された。
うつ病では、不眠が症状として表れることが多い。夜眠れないから、昼に眠たい。それにしても、Aさんの場合は、眠気が強かった。出勤途中、駅のホームのベンチで寝込み、遅刻したり、欠勤したりすることもあった。
「つらくて会社に行きたくないという気分と、眠くて行けないという要素がない交ぜになっていた」とAさんは振り返る。
仕事への復帰に当たり、人事担当者からの紹介で関連会社の産業医、堀川直人さん(富士電機システムズ健康管理センター所長)を受診した。依然として、気分は沈みがちで、意欲が持てない。相変わらず、よく眠れず日中も眠気が強いし、疲れを感じていた。
やはりうつ病と診断され、職場に事情を話し、残業がない部署に異動した。薬も替わり、気分の落ち込みはあまり感じなくなった。しかし、数か月たっても、夜間に目覚める症状や、日中の強い眠気から職場で居眠りすることは続いていた。
堀川さんは当初、眠気は薬の副作用か薬の効果が不十分なためと思った。しかし、薬を調整しても続くことから、「眠気自体は、うつ病とは関係ないかもしれない」と考えるようになった。
当時、Aさんは身長1メートル65で体重80キロの肥満体形。聞けば「自分のイビキで目を覚ますことがある」という。呼吸器内科で検査したところ、一晩に数十回、10秒以上呼吸が止まる無呼吸状態に陥っていた。「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」。のどの気道が狭くなり、呼吸が頻繁に止まるため、不眠の原因になる。
それから毎晩、睡眠時無呼吸症候群の治療として、気道がふさがらないよう鼻に空気を送るマスクをつけて寝るようにした。すると、夜、ぐっすり眠れるようになり、日中の強い眠気はなくなった。
堀川さんは「睡眠障害や集中力の低下、疲労感などは、うつ病でも起こるが、睡眠時無呼吸症候群でも同様の症状が出る」と指摘する。Aさんの場合は、二つの病気を持っていた。
うつ病の個々の症状は、いわば日常的なもので、ほかの病気と共通するものも多い。複数の病気が重なっている場合もあることを理解しておきたい。
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ドクター ご紹介 - http://kanja.ds-pharma.jp/health/yotsu/doctor/078/index.htmlから転載







腰痛の発生頻度や原因について教えてください。
上半身の重さは体重の約70%といわれています。その重さを支えているのが腰椎です。腰椎には椎体という骨の部分と椎間板という骨と骨の間に入っている部分があります。椎体は機械的な負荷により変形が進行し、また骨粗鬆症の進行とともに脆くなっていきます。椎間板も年齢とともに変性していきます。驚くことにこの変性は10歳の子供たちのすでに9%に起こっていると報告されています。治療を要する腰痛の発生頻度の調査では20歳代以上の年齢層ではほぼ同じくらい(40〜65%)で発生していることが報告されています。このような背景から近年、腰痛はもっとも有訴率が高い疾患になっています。大半の腰痛は数日間で治りますが、臀部痛や下肢痛を伴う腰痛は専門的な治療が必要になる場合も多いので注意しましょう。





