鍼灸・整骨の治療だけでなく、身体バランス調整を通した健康的な美容までのトータルケアを

京都市下京区/富士鍼灸整骨院(ふじしんきゅうせいこついん)

テクノラティお気に入りに追加する

カテゴリー

当院のご紹介(1)
施術内容のご紹介(1)
施術料金表(1)
CHECK IT!(1)
当院からのお知らせ(1)
医療・健康関連 ― 最新トピックス ―(615)
メタボリックシンドローム関連 ― 最新情報 ―(107)
特集!(74)
特集! ― 肩こりを治す ―(4)
特集! ― 摂食障害 ―(7)
特集! ― 食事でダイエット ―(4)
特集! ― 不眠とメタボ 負の連鎖 ―(2)
特集! ― 医療漂流 ―(6)
特集! ― スポーツ科学と疲労回復 ―(4)
特集! ― 冷えを防ぐ ―(5)
特集! ― 糖尿病講座 ―(18)
特集! ― 職場で自己管理 ―(4)
特集! ― 脳を元気に ―(4)
特集! ― 腸を元気に ―(3)
特集! ― ひざ痛 ―(14)
特集! ― お肌イキイキ ―(4)
特集! ― 温泉療養 ―(4)
特集! ― 健康の知恵 ながらde運動 ―(14)
特集! ― 命つなぐために-自殺大国ニッポンのいま ―(5)
特集! ― 筋肉を鍛える ―(4)
特集! ― 健康常識のウソ・ホント ―(10)
特集! ― なくそう・減らそう糖尿病 ―(17)
特集! ― 低血圧とむきあう ―(4)
特集! ― 水と健康 ―(4)
特集! ― ストレッチ ―(4)
特集! ― 快眠のツボ ―(14)
特集! ― 運動で糖尿病予防 ―(4)
特集! ― 五輪科学ノート ―(2)
特集! ― ヘルシーリポート ―(3)
特集! ― がんのリスク・マネジメント ―(19)
特集! ― むくみ退治 ―(4)
特集! ― どうする「未病」 ―(19)
特集! ― 家庭血圧 ―(4)
特集! ― 暑さに克(か)つ ―(4)
特集! ― ホルモン活性化 ―(4)
特集! ― 座禅 ―(4)
特集!― 医療政策フォーラム21―(1)
特集! ― 高齢化社会に備える ―(1)
特集! ― 夏の疲れ解消 ―(4)
特集! ― 森林セラピー ―(4)
特集! ― 高齢者の転倒予防 ―(4)
特集! ― 過敏性腸症候群 ―(4)
特集! ― 末梢神経の再生治療 ―(3)
特集! ― 元気になる呼吸法 ―(4)
特集! ― リンパ浮腫(ふしゅ) ―(5)
特集! ― お尻を元気に ―(4)
特集! ― 病院の実力 糖尿病治療 ―(5)
特集! ― ジョギング ―(4)
特集! ― 甘みとつきあう ―(4)
特集! ― 脳卒中 最新事情 ―(5)
特集! ― 脱力のすすめ ―(4)
特集! ― 皮膚がん ―(6)
特集! ― 肌のかゆみ ―(4)
特集! ― お産 助産師と共に ―(5)
特集! ― 水虫退治 ―(4)
特集! ― 甘みと生活 ―(4)
特集! ― 旅で元気に ―(4)
特集! ― シリーズこころ 今時うつ病事情 ―(5)
特集! ― シリーズこころ これ、統合失調症? ―(10)
特集! ― 胃をいたわる ―(4)
特集! ― のどを守る ―(4)
特集! ― 「元気」を測ろう ―(4)
特集! ― かむ効用 ―(4)
特集! ― 冬の運動 ―(4)
特集! ― 円形脱毛症 ―(5)
特集! ― 胃がん 気になる人へ ―(5)
特集! ―おなら ―(4)
特集! ― 救急の現場 ―(5)
特報!(112)
特報!― 大野病院事件 ―(29)
急報!(16)
最新医療情報 骨・関節・運動器関連(48)
最新健康情報(94)
最新医療情報(276)
最新医療ガイドライン(37)
インフルエンザ関連 ― 最新情報 ―(168)
はしか関連 ― 最新情報 ―(26)
百日咳関連 ― 最新情報 ―(10)
花粉症関連 ― 最新情報 ―(14)
煙草と健康被害関連 ― 最新情報 ―(60)
接骨院・整骨院の先生方へ― みんなで考えよう(7)
コーヒーブレイク(46)
2008年 ノーベル賞関連(25)
医療・健康関連 Q and A(13)

新着コメント

2008/10/9 下村氏にノーベル化学賞 クラゲの蛍光タンパク発見 生命科学に不可欠な道具 がん細胞追跡も可能に 日本人、連日の快挙 (1) 他 m3.comより転載

下村氏にノーベル化学賞 クラゲの蛍光タンパク発見 生命科学に不可欠な道具 がん細胞追跡も可能に 日本人、連日の快挙 (1)
 
 

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年10月9日】

【ストックホルム8日共同】

 スウェーデンの王立科学アカデミーは8日、2008年のノーベル化学賞を、飛躍的に発展する生命科学の研究に不可欠な"道具"となっている緑色蛍光タンパク質(GFP)の発見者で、米マサチューセッツ州在住の下村脩(しもむら・おさむ)・米ボストン大名誉教授(80)ら3人に授与すると発表した。
 がん細胞がどのように広がるかなど、これまで見ることができなかった現象をGFPを使って追跡する手法を開発したことが評価された。
 日本人のノーベル賞受賞は、7日に物理学賞受賞が決まった南部陽一郎(なんぶ・よういちろう)・米シカゴ大名誉教授、小林誠(こばやし・まこと)・高エネルギー加速器研究機構名誉教授、益川敏英(ますかわ・としひで)・京都大名誉教授の3人に続く連日の快挙で、受賞者は計16人となる。化学賞は02年の田中耕一(たなか・こういち)・島津製作所フェロー以来で5人目。
 下村氏は米国の自宅で共同通信の電話取材に「本当にびっくりした。大変名誉なことだ」と喜びを語った。
 受賞決定者の残る2人は米国人で、マーティン・チャルフィー・コロンビア大教授(61)とロジャー・チェン・カリフォルニア大教授(56)。
 授賞式は12月10日にストックホルムで開かれる。賞金は1000万クローナ(約1億4000万円)で、下村氏ら3人で等分する。
 授賞理由は「GFPの発見と開発」。GFPは紫外光を当てると、その光を吸収して緑色に輝きだすタンパク質。
 下村氏は渡米中の1961年にオワンクラゲからGFPを発見、翌年、論文発表した。チャルフィー氏はGFPを使ってほかの生物の細胞を生きたまま光らせることに成功。チェン氏は、タンパク質や細胞を緑色以外に着色できるようにし、GFPの発光メカニズムの理解に貢献した。
 GFPを作り出す遺伝子を調べたい細胞のDNAに組み込むと、細胞内で光を放つタンパク質が作られる。この光を「標識」にすれば、細胞を生かしたままタンパク質や細胞の働きを観察できる。がん細胞の増殖や神経細胞の発達過程も、光を追跡することで手に取るように分かる。
 この手法は現在、生物学や医学、創薬などの幅広い分野で利用されている。

▽ノーベル化学賞

 ノーベル化学賞 化学分野の最高の栄誉。アルフレド・ノーベルの遺言によると「前年に人類に最も貢献し」「最も重要な化学の発見・進歩を成し遂げた人」に贈られるが、実際には授賞対象は過去の業績の場合もある。日本からは福井謙一(ふくい・けんいち)博士(1981年、故人)、白川英樹(しらかわ・ひでき)筑波大名誉教授(2000年)、野依良治(のより・りょうじ)理化学研究所理事長(01年)、田中耕一(たなか・こういち)島津製作所フェロー(02年)が受賞した。

▽オワンクラゲ

 オワンクラゲ 直径約10センチのおわんのような半球形で、太平洋北東域に多かったが、その後姿を消した。大部分のクラゲは光らないが、オワンクラゲは透明な「かさ」の外縁に沿って微細な発光器という器官が約200個並び、光ると円形に見える。普段は発光せず、刺激を受けると緑色に光るが、何のためかは不明。毒はなく無害。発光器の細胞には、カルシウムの刺激で青く光るイクオリンという発光タンパク質と、緑色蛍光タンパク質(GFP)が共に存在しており、イクオリンが光ろうとすると、そのエネルギーをGFPが奪って緑色を放つ。

 ×  ×  ×

※下村脩氏の略歴 

 下村脩氏(しもむら・おさむ)1928年8月27日、京都府福知山市生まれ。陸軍将校の父に従い、幼少期を満州、大阪などで過ごし長崎県諫早市へ。16歳で長崎に投下された原爆を体験した。51年長崎医大薬学専門部(現長崎大薬学部)卒。名古屋大の故・平田義正(ひらた・よしまさ)名誉教授の研究室で博士号を取得し、60年にフルブライト留学生として米プリンストン大へ。61年夏、ワシントン大フライデーハーバー研究所に滞在中に緑色蛍光タンパク質(GFP)を発見。63年名古屋大助教授。その後プリンストン大に戻り、82年から2001年までウッズホール海洋生物学研究所上席研究員。ボストン大名誉教授。退職後は自宅で研究を続けている。米マサチューセッツ州在住。80歳。




輝くタンパク"標識"に 生体内の動き観察に威力 (2)
 
 

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年10月9日】

【解説】

 オワンクラゲの緑色蛍光タンパク質(GFP)は、紫外光を当てれば光を発する。これを別のタンパク質などに"標識"として組み込めば、その物質が生体内でどのように動くかを見ることができる。
 アルツハイマー病で神経細胞が壊れていく様子や、成長する胚(はい)の膵臓(すいぞう)でのインスリン分泌細胞の形成、脳の神経細胞の発達過程など、さまざまな生命現象の観察。下村脩(しもむら・おさむ)氏がオワンクラゲから抽出した輝く物質が、現在の生命科学の発展に果たした役割は極めて大きい。
 また、ヒ素に触れるとGFPが働くように遺伝子操作したバクテリアをつくり、井戸水のヒ素汚染状況を調査する例もある。同様の方法で火薬の主成分であるトリニトロトルエン、カドミウムや亜鉛などの重金属を検知でき、暗闇で緑色に光る"GFPおもちゃ"も売られるなど、応用範囲は実に広い。
 下村氏が発見した、オワンクラゲのGFPは、最初はその利用価値は認知されていなかった。しかし同時受賞のマーティン・チャルフィー氏が、GFP遺伝子を別の遺伝子と連動させることで、生体内でいつ、どの遺伝子が働いているかを把握する標識に使えることを示した。さらにロジャー・チェン氏が同時に観察できるタンパク質の数を増やし、生体内の動きを虹のように見せる技術を開発。現在の幅広い活用につなげた。




古巣の研究所に普段着で 会見に臨んだ下村さん (3)
 
 

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年10月9日】

【ウッズホール(米マサチューセッツ州)8日共同】

 ノーベル化学賞受賞が決まった下村脩(しもむら・おさむ)さんは8日(日本時間9日未明)、研究人生のほとんどを過ごした古巣のウッズホール海洋生物学研究所の記者会見に、黄色のワイシャツと茶色のセーターという普段着で姿を見せた。
 下村さんは「とてもうれしい。ストックホルムから受賞決定の電話が午前5時にあった時は、ぐっすり眠っていた。ただただ驚いた。タンパク質の研究なので、医学生理学賞のうわさがあったが、化学賞がもらえるとは思っていなかった」と、少し眠たげな表情ながら、興奮した様子で喜びを語った。
 今年のノーベル賞に決まった科学者が自分で4人目となったことについて「極めて珍しいことだが、日本にとっては非常に素晴らしい」と感慨深げ。
 英語と日本語で一語一語言葉を選ぶように、記者の質問に丁寧に答える下村さんだったが、「なぜ、クラゲはそのタンパク質をつくるのか」という質問には「分からない。クラゲに聞いてほしい」と応じ、会場の大きな笑いを誘った。




地味な研究分野に「光」 識者談話 (4)
 
 

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年10月9日】

 辻章夫(つじ・あきお)昭和大名誉教授(化学発光学)の話 生物発光という地味な研究分野にまさに「光」が当たり、実にうれしい。今のような実験機器がない時代に、クラゲからタンパク質を丹念に分離するという難しい作業を成し遂げた。薬が体内でどう効くか、DNAがどのようにつながっているかなど、創薬や医学など幅広い分野の研究に大いに役立った。それまではアイソトープを使っており、扱いが難しかった。静かでやさしい方で、米国の自宅を訪れた時も温かく迎えてくれた。日本でのシンポジウムに招くと律義に参加してくれ、後輩の指導にも熱心な方だ。




授賞理由 (5)
 
 

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年10月9日】

 下村脩(しもむら・おさむ)氏ら3氏の授賞理由の要旨は次の通り。
 下村氏は、北米西海岸の海流に乗って漂うクラゲから、初めて緑色蛍光タンパク質(GFP)を発見。このタンパク質が紫外線を当てると緑に輝くことを発見した。緑に光るメカニズムの解明にも大きく貢献した。
 マーティン・チャルフィー氏は、生物学的現象を調べる上でのGFPの発光標識としての価値を実証した。初期の実験では、透明な線虫の6つの細胞を着色することに成功した。
 ロジャー・チェン氏は、GFPの蛍光発光メカニズムの全般的な理解に貢献。緑以外の色でも細胞を光らせることを可能にした。

※米研究者2人の略歴 

 マーティン・チャルフィー氏 1947年生まれ。77年に米ハーバード大で博士号を取得。82年から米コロンビア大教授。

 ロジャー・チェン氏 52年、米国生まれ。77年、英ケンブリッジ大で博士号を取得。89年から米カリフォルニア大サンディエゴ校教授。2004年に慶応医学賞を受賞。



研究の「原点」は長崎 化学賞受賞の下村氏 (6)
 
 

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年10月9日】

【ウッズホール(米マサチューセッツ州)8日共同=小林義久】

 今年のノーベル化学賞の受賞が決まった下村脩(しもむら・おさむ)さん(80)は8日、米・ウッズホール海洋生物学研究所で共同通信などのインタビューに応じ、旧制中学卒業後に入った長崎医科大(当時)こそが「化学研究の原点」であり、同学校で学んだことが化学の道に進むことを決定付けたと述べた。
 長崎では原爆も体験。「(原爆は)人生観を変えた」と振り返る。
 当時の家は、爆心地から約12キロ。「毎日、死者が長崎市内から運ばれてくる。哀れなものでした」
 研究については「アマチュア性と、固定観念にとらわれないことが大切」と強調。「といっても基礎知識は十分に持っていなければいけない。その上で自分の考えを持ち、研究を進めるべきだ」
 本当は薬学や化学に興味はなかったという下村さん。「飛行機や船舶の設計がしたかった。しかし当時は若い人に好きなことをやる自由はなかった」と打ち明ける。
 受賞決定後の慌ただしさもあって明美(あけみ)夫人(72)とは「まだきちんと話していない。でも、喜んでくれるでしょう」。夫人は子育てが一段落した1972年ごろから研究室の助手として活躍した。授賞式には夫人と出席する予定。スピーチの内容など「まだとんでもない」。賞金についても「いくらかも知らないほどです」と述べた。


 
「大先輩の受賞喜びたい」 祝福ムードの母校、長崎大 (7)
 

 

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年10月9日】

 下村脩(しもむら・おさむ)・米ボストン大名誉教授のノーベル化学賞受賞決定から一夜明けた9日、母校の長崎大薬学部では同じ研究分野の後輩の中島憲一郎(なかしま・けんいちろう)教授が講義で「研究室の大先輩の受賞。一緒に喜びを分かち合いたい」と話して、下村氏の業績を紹介するなど祝福ムードに包まれた。同大では校舎に祝賀の横断幕を掲げるなどして偉業をたたえる予定。
 中島教授は「下村先生が発見した緑色蛍光タンパク質(GFP)を基に多くの研究がなされ、評価されている」と紹介。昨年10月に下村氏が長崎大で講演し「田舎にいても研究ができる」と話したことに触れ「先生は君たち若い力が薬学分野を進めていくとおっしゃっていました」と呼び掛けた。
 薬学部3年生の清水祥乃(しみず・さちの)さん(20)は「実験でよく使っている蛍光物質がOBの発見と昨日初めて知りました。自分の大学からノーベル賞受賞者が出るなんて自慢です」と誇らしげだった。
 

Comment(0) | Trackback(0)2008年 ノーベル賞関連

trackback: http://www.fujishinkyu-seikotsuin.com/blog/archive_1395.htm

コメント
NAME
MAIL
URL
BODY

新着記事

月別

わが街  京都  ドクター ご紹介 - http://kanja.ds-pharma.jp/health/yotsu/doctor/078/index.htmlから転載
ドクターからのメッセージ
患者さん一人ひとりに合った治療を目指して
近畿京都府京都市
ひろしまクリニック 院長
廣島 芳城 先生
ひろしまクリニックについてはこちら
 腰痛の発生頻度や原因について教えてください。
上半身の重さは体重の約70%といわれています。その重さを支えているのが腰椎です。腰椎には椎体という骨の部分と椎間板という骨と骨の間に入っている部分があります。椎体は機械的な負荷により変形が進行し、また骨粗鬆症の進行とともに脆くなっていきます。椎間板も年齢とともに変性していきます。驚くことにこの変性は10歳の子供たちのすでに9%に起こっていると報告されています。治療を要する腰痛の発生頻度の調査では20歳代以上の年齢層ではほぼ同じくらい(40〜65%)で発生していることが報告されています。このような背景から近年、腰痛はもっとも有訴率が高い疾患になっています。大半の腰痛は数日間で治りますが、臀部痛や下肢痛を伴う腰痛は専門的な治療が必要になる場合も多いので注意しましょう。
 高齢者の下肢痛を伴う腰痛の多くは腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)という病気です。また激しい腰痛の場合、脊椎圧迫骨折のほか、非常にまれですが背骨の感染症(化膿性椎間板炎など)があります。免疫力が低下している方、糖尿病、ステロイドを内服中の方が罹りやすいので、患者さんは診察の時に既往歴や飲んでいる薬剤についても必ず医師に伝えていただきたいと思います。
 腰部脊柱管狭窄症の手術について教えてください。
最近では内視鏡を使った手術も増えてきました。内視鏡手術は患部が明るく拡大されて安全に行えることに加えて小さな傷と手術中の筋肉の損傷が少ない(低侵襲)ため早期に社会復帰できるという利点があります。しかしすべての方に内視鏡手術がよいという訳ではありません。狭窄箇所が多数ある場合などは内視鏡手術では従来の手術と比べて時間が長くなることもあり、心臓や肺などの病気であまり体力がない方などにとっては、総合的に考えて低侵襲とはいえないからです。どのような手術方法がその患者さんにとっていいのか、医師がメリットだけでなくデメリットについても説明しますので納得したうえで選択していただきたいです。
 腰痛の患者さんを診察するにあたってどのようなことを感じていらっしゃいますか?
腰痛の治療には画一的なものはありません。患者さんの病態がまったく同じものがないことは勿論のこと、治療には患者さんの社会的背景や満足度などを考慮することが必要だからです。
 いままで急性腰痛と慢性腰痛の違いはその罹患期間の違いと考えられてきましたが、近年、functional MRIを用いた研究が進み、痛みを感じたとき脳のどの部分が活動しているかわかるようになってきました。様々な研究報告によれば、慢性腰痛は急性腰痛と単に病気の期間の違いではなく、患者さんの心理社会的要因がかかわっている可能性が示されています。事実そうであれば、たとえ外傷で起こった急性腰痛も心理的な要因で慢性期に移行していく可能性があります。そうするとお医者さんと患者さんの関係は大変重要になります。お医者さんが患者さんを励まし、勇気づけ、また、安心感を与えることによって、急性腰痛が慢性に移行することを防ぐことができるかもしれないからです。利害得失の説明や、個人的、社会的背景を考慮した治療方法の提示。そして、患者さんのQOLや満足度の重視。この三つをもって、患者さんの価値観を尊重し、個人個人に合う治療法を提示するというのが、今一番求められていることなのではないかと感じています。





Copyright Dainippon Sumitomo Pharma Co., Ltd. All Rights Reserved.
ドクターからのメッセージ
放っておいて大丈夫?その痛み、そのしびれ
近畿京都市東山区
京都第一赤十字病院整形外科 副部長
大澤 透 先生
京都第一赤十字病院についてはこちら
 立つ、歩く・・・このような生活の基本というべき動作に支障を感じることはありませんか?
生活に影響をおよぼす腰痛疾患として、ぎっくり腰、ヘルニアなどをよく耳にしますが、とくに高齢の方に多い「腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)」という疾患もあります。あまり知られていませんが、加齢現象の1つとして腰骨(腰椎)が変性したために周辺の神経が圧迫され、立つ・歩くなどの負荷に伴って、いわゆる坐骨神経痛と言われるお尻から太腿の後ろ側にかけた痛みや、つっぱり感、しびれなどが起こるものです。長い距離が歩けなくなり、重症の場合は100mでも困難になりますが、しばらく前かがみで休むと再び歩けるようになるという「間欠跛行(かんけつはこう)」も特徴的な症状の一つです。
 年を重ねることで、腰椎の変性が起こる方もあれば起こらない方もあり、変性したからといって必ず症状があらわれるとも限りません。腰部脊柱管狭窄症が進行した場合、もっとも典型的にあらわれる症状は残尿感ひいては失禁などの膀胱直腸障害ですが、このように重症化する方もあれば、慢性的な症状に悩みながら一生付き合っていく方、あるいは急激な痛みのピークを過ぎた後に沈静化する方もあり、全ては人それぞれです。しかし、症状が進行し始めると一気に悪くなり始めるポイントがあり、やがては脱力感や麻痺などが起こります。
 症状のあらわれ方は千差万別ですが、50代以上で思い当たる症状のある方は、適切な治療を受けることで改善する可能性が十分あります。よほど重症化していない限り、治療は血流改善剤や鎮痛剤などの内服薬と、コルセットや運動、牽引などの理学的な施術を併用する保存療法が効を奏します。さらに急性期の痛みにはブロック麻酔を数回行い、それでも患者さんが満足を得られる結果にならなければ手術を検討するというように、治療は段階的に効果を確かめながら進みます。
 手術では、100%とまではいきませんが、痛みの症状を中心に6〜7割の改善は見られます。ただし、一度傷ついた神経の細胞は元に戻らないため、進行していればしているほど残る症状も多く、程度も大きくなります。しかし、手術そのものの危険は少なく、方法も確立されているため、高齢であることを理由に手術を避ける必要はありません。
 現在は、ただ寿命を長くすることよりも、すこやかに過ごせる寿命―「健康寿命」を延ばすことの大切さが言われています。腰部脊柱管狭窄症など腰痛を伴う病気は命にかかわるものではありませんが、その症状によって、立つ・歩くなど生活の基本的な動作をはじめ、仕事や趣味などの活動にも大きな影響がおよびます。好きなことが好きなようにできることは、生活に満足感を得るための大切な要素ですが、腰痛によって動作や活動に制限が生じると、生活の満足感が損なわれる可能性があります。しかしそのとき、症状に合わせて活動の幅をせばめてしまうか、今の生活に合わせられるように症状を改善するかはあなた次第です。従来は50〜60歳の方が多かった腰部脊柱管狭窄症の患者さんですが、最近は70代、80代の方も大勢おられます。とくに高齢の方でも元気な方、元気だからこそ「腰痛を治してもっと動きたい」と思う方が、病院を受診されています。また、日頃から活発に出歩いているからこそ、不調にも早く気付くことができるのでしょう。
 元気に動けるときはどんどん動き、立ったり歩いたりといった基本動作に支障があらわれたとき、あるいは1カ月以上原因の思い当たらない腰痛に悩んでいるときは、自己判断で放置しないでください。足腰の痛み・しびれを起こす病気には血管の病気も含まれます。それを鑑別するためにも、ぜひ整形外科を受診してください。



ドクターからのメッセージ
腰痛のさまざまな対処法をアドバイスします
近畿京都府京都市
京都市立病院 整形外科
田中 真砂史(たなか まさし) 先生
自己診断で治療を始める前に、腰痛の原因を正確に診断することが大切です
最近は鍼治療の研究も進んできたので、まず接骨院や鍼灸治療に行かれる腰痛の患者さんも少なくないようです。患者さんにとっては痛みが取れればよいわけですから、比較的入りやすい窓口に行かれる気持ちはよく分かります。
しかし、これらの治療を長く受けていた後、整形外科に回ってきた患者さんのなかには、がんの転移が腰痛の原因だったケースもあります。腰痛は骨や関節など運動器の障害だけでなく、がんや感染症、内臓疾患や心理面から起こるものなど、さまざまな原因によって起こることを知っておいてください。
私は、西洋医学(整形外科)と東洋医学(鍼治療など)のどちらの窓口から慢性の腰痛の治療に入っても構わないと思っていますが、腰痛の原因を検査しておく必要があります。そこで、一度は整形外科で正確な診断をしておけば、安心して腰痛の治療を続けられるのではないでしょうか。
腰部脊柱管狭窄症の治療法には、さまざまな選択肢があります
腰痛の原因疾患のなかでも、腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)は60〜70歳代によくみられる疾患です。腰部脊柱管狭窄症は、下肢のしびれ感や痛み、間欠性跛行(かんけつせいはこう)(しびれや痛みが出てきて休み休みでないと歩き続けられなくなる状態)が特徴です。いずれも、生活を送るうえでの大きな障害となります。間欠性跛行は閉塞性動脈硬化症(へいそくせいどうみゃくこうかしょう)のような足の血管の動脈硬化でも同じように起こるため、このような患者さんに下肢の動脈硬化の状態を測定することもあります。また、下肢痛は糖尿病による末梢神経障害でも起こります。そこで、見た目は腰部脊柱管狭窄症のような症状であっても、他の原因で起こった症状かどうかを詳しく診断する必要があります。
腰部脊柱管狭窄症を含めて慢性腰痛の約5割は薬物治療で改善し、3〜4割はブロック注射で痛みが取れています。整形外科を受診すると「すぐに手術」と心配される患者さんもいるようですが、保存的な治療から開始し、患者さんと相談して手術の必要な人には手術をお勧めします。
腰部脊柱管狭窄症の治療は、まずは血流を改善するプロスタグランジンE1(PGE1)製剤や筋弛緩薬の内服から始めます。とくに、PGE1製剤は間欠性跛行の改善が期待でき、服用し始めてから2〜3週間で「長く歩けるようになった」など、患者さん自身で効果を実感することができます。胃潰瘍などの副作用を予防するため、消炎鎮痛剤は痛みが強いときだけ服用してもらうようにしています。これらの薬物治療を1か月ほど試し、症状が改善していればこのまま続けるか、内服量を減らしていき、内服を中止する方向へもって行きます。
薬物治療で改善がみられない患者さんには薬物治療に加えて理学療法(牽引や温熱療法など)、神経ブロック(仙骨硬膜外ブロックや神経根ブロック)、あるいはトリガーポイント注射などを行います。
治療法の選択肢は、腰痛の原因によってさまざまです。医師と相談して適切な治療に取り組んでください。


腰痛 ― 予防体操 ―
(10)予防体操まとめ 8ポーズ1日2回理想
2007年9月7日 読売新聞)

 今回は最終回。腰痛予防に効果的と思われる動きを、一連の流れに組み込んだ体操を紹介する。これまで紹介した動きも入っている。時間に余裕のあるときなどに試してほしい。それぞれの動きを各10回行う。
 〈1〉床に寝て、ひざを軽く曲げ、背中で床を押すように、おなかに力を入れる。
 〈2〉続いて、同じ姿勢から腰を浮かせる。頭や肩、足の裏を床につけておくのがポイント。
 〈3〉同じ姿勢で、片ひざを胸に引きつけ、お尻などの筋肉を伸ばす。左右交互に。
 〈4〉両ひざを抱え、ひざに頭を近づけるように体を丸め、背中の筋肉を伸ばす。
 〈5〉もう一度寝ころび、片足ずつ、ひざを伸ばしたまま、できるだけ高く上げる。つま先を上げるようにして、アキレスけんも含め、足の後ろ側全体を伸ばす。
 〈6〉両ひざを曲げて寝ころび、へそをのぞき込むように、両肩を持ち上げる。腹筋に力を入れるのが狙い。
 〈7〉四つんばいになって、足を片方ずつ上げ、まっすぐ伸ばす。お尻の筋肉を鍛えるのが狙い。腰を反らしたり、ひねったりしないよう注意する。
 〈8〉イスに座って、足を開き、上体を前にかがめ、背中の筋肉を伸ばす。
 この一連の体操を、1日2回できれば理想的だ。(埼玉医大整形外科准教授・白土修さん監修)