2008/10/14 脳卒中 最新事情 新薬生かす救急体制 YOMIURI ONLINEより転載

主治医と歓談する藤田敏博さん(左端)と妻、洋子さん(川崎医大病院で)
岡山県倉敷市の藤田敏博さん(75)は今年8月下旬の午後1時25分、自宅でテレビを見ていて突然、右の手足が動かなくなった。妻の洋子さん(65)が119番通報。15分ほどで救急車が到着した。
救急隊員は敏博さんの様子を見て、脳卒中と判断した。倉敷市消防局は救急隊員全員に脳卒中患者を見分けるための判定表を持たせている。それが役立った。
脳血管に血栓(血液の塊)が詰まる脳梗塞 なら、血栓を溶かして血流を再開させる薬、t―PAが使える。発病後3時間以内に使うと、後遺症なく社会復帰できる割合が、使わない時に比べ1・5倍に高くなるとされる。
救急隊員は、t―PA使用実績が豊富な倉敷市内の病院の一つ、川崎医大病院に受け入れを打診。了解を得た。到着後の検査で、命の危険があるほどの脳梗塞と判明。発病から約1時間半後、t―PAの点滴治療が始まった。その1時間後、血栓が溶け、血流が再開したことが確認された。
経過は順調で、先月下旬、後遺症もなく退院できた。「苦労をかけた妻と一緒に海外旅行がしたいですね」と、命拾いしたことを喜ぶ。
脳梗塞患者の社会復帰率を高めるために、国は今年4月、t―PA治療を重視する対策を打ち出した。
CT(コンピューター断層撮影)の検査を24時間行える体制があるなどの施設基準を満たす医療機関がt―PAを使用した場合、診療報酬が加算されるようにした。
しかし、t―PA治療が効果的に実施されているとはまだ言えない。厚生労働省研究班が昨年、大阪府、秋田県、広島県呉市の救急救命士約1400人を対象にした調査を行ったところ、管轄区域内のt―PA治療可能な病院を知らない救命士が36%もいた。
川崎医大脳卒中科教授の木村和美さんは「救急隊員が脳卒中の症状を理解し、迅速に専門病院に運ぶ体制作りが急務だ」と話す。
t―PA治療を受けられる最寄りの病院を万一に備え、私たちも知っておきたい。「病院の実力。2008秋」では、使用実績がある全国の370施設以上を紹介している。日本脳卒中協会(大阪市)でも全国規模で情報を集め、公開の予定だ。
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腰痛の発生頻度や原因について教えてください。
上半身の重さは体重の約70%といわれています。その重さを支えているのが腰椎です。腰椎には椎体という骨の部分と椎間板という骨と骨の間に入っている部分があります。椎体は機械的な負荷により変形が進行し、また骨粗鬆症の進行とともに脆くなっていきます。椎間板も年齢とともに変性していきます。驚くことにこの変性は10歳の子供たちのすでに9%に起こっていると報告されています。治療を要する腰痛の発生頻度の調査では20歳代以上の年齢層ではほぼ同じくらい(40〜65%)で発生していることが報告されています。このような背景から近年、腰痛はもっとも有訴率が高い疾患になっています。大半の腰痛は数日間で治りますが、臀部痛や下肢痛を伴う腰痛は専門的な治療が必要になる場合も多いので注意しましょう。





