鍼灸・整骨の治療だけでなく、身体バランス調整を通した健康的な美容までのトータルケアを

京都市下京区/富士鍼灸整骨院(ふじしんきゅうせいこついん)

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2008/11/10 GERD管理のガイドラインが発表された m3.comより転載

GERD管理のガイドラインが発表された

 

提供:Medscape

米国消化器病学会が、胃食道逆流症の管理に関する医学合意声明と技術的まとめを発表した
Laurie Barclay


【10月28日】

 米国消化器病学会が、胃食道逆流症(GERD)の管理に関する医学合意声明と技術的まとめを発表した。どちらの文書も、『Gastroenterology』10月号に掲載されている。
 「今回の医学合意声明の作成では、技術的総説の著者陣、米国消化器病学会(AGA)審議会の代表者、AGA臨床実践・品質管理委員会の間でのやり取りの中から、GERD患者の診断と管理の進め方に関する12の幅広い疑問が形作られた」とStephen W. Hiltz, MD, MBA, AGAFらガイドラインの著者が記している。「これらの疑問は、現在の臨床現場でGERD患者に見られる管理上の主な問題を包含するように設定された。バレット食道の管理の問題は、今後の医学的合意声明で扱うことになっているので、意図的に外されている。」
 それぞれの疑問に関する現行のエビデンスを文献の体系的検索によって得、再検討して、関連データの質を評価した。技術のまとめの文書は、それぞれの疑問について、疑問設定・文献検索の方法の詳細とその文献検索の結果をまとめている。
 文献で得たエビデンスに基づいた結論、または、質の高いエビデンスが欠如している場合には専門家の意見に基づいた結論を、米国予防医療専門委員会の尺度を用いて分類した。公式の実践推奨のいずれも、達成度尺度を医療の質の評価法とすると著者らが主張できるほど十分に確実だとは見なされていない。
 GERDとは、モントリオール定義によると、胃内容物の逆流で不快な症状や合併症が起きる時の状態と定義されている。GERD患者の治療は、食道にGERD症状がある患者を除き、質の高いランダム化比較対照試験ではなく対照を設けていない臨床試験、臨床経験、専門家の意見を根拠にしているものがほとんどであると、総説の著者らは結論づけている。
 重要な健康転帰を改善するという優れたエビデンスを根拠に実践が強く勧められるグレードAの推奨は以下の通りである。
  • 食道にGERD症状がある患者に対しては、食道炎の治癒、症状の解消、食道治癒の維持のために抗分泌薬治療が勧められる。この状況では、プロトンポンプ阻害薬(PPI)のほうがヒスタミン受容体2型拮抗薬(H2RA)よりも有効だが、H2RAもプラセボよりは有効である。
  • 食道炎の患者の治療としてPPIが臨床的に有効であることがはっきりしたならば、この治療を長期間続けて、症状の抑制の有無に基づいて用量を最小量にまで漸減させる。
  • 食道にGERD症状のある患者で逆流防止手術とPPI治療の効果に差がないと考えられる場合には、PPI療法のほうが安全だと見なされており、したがって初回治療にはPPI療法が望ましい。
  • 逆流防止手術は、食道にGERD症状がある患者で、例え薬物治療が効果的であっても酸抑制療法に忍容性がない場合に推奨される。
  • 逆流性の胸痛が疑われる患者には、心臓性の胸痛の原因を十分に評価した後に、PPIを1日2回投与する経験的治療の試行が勧められる。
 重要な健康転帰を改善するという適切なエビデンスを根拠に実践が勧められるグレードBの推奨は以下の通りである。
  • 過体重または肥満で、食道にGERD症状がある患者には、減量指導をする。
  • 横になった時に不快な胸やけや逆流がある一部の患者では、頭を高くして就寝するのが有効である場合がある。患者の症状とそのきっかけに応じて、夜遅くの食事を避ける、特定の食品や活動を避けるなど、その他の生活習慣の改善が有効である場合もある。
  • 食道症状があり、その症状が1日1回のPPI療法では十分に反応しない患者には、1日2回のPPI治療を行う。
  • 食道炎はないが食道症状がある患者で、症状の抑制が治療目標になる場合には、抗分泌薬を短期間または頓服で使用することが勧められる。短期間の治療ではPPIのほうがH2RAよりも有効であり、H2RAはプラセボよりも有効である。
  • 食道にGERD症状があり嚥下困難が問題となる患者には、内視鏡による生検検査の実施が勧められる。好酸球性食道炎を評価するには、5カ所以上から生検サンプルを採取する必要がある。生検は化生、異形性が疑われる部位があるならその部位に、肉眼でこれといった異常が見られない場合には正常粘膜に対して行うべきである。
  • 食道にGERD症状があることが疑われるが、経験的な1日2回のPPI治療では反応しない患者に対しては、化生、異形性、悪性腫瘍が疑われる部位があるならばその部位への内視鏡検査と生検が勧められる。
  • こうした患者の内視鏡検査の結果に異常がない場合には、下食道括約筋の位置での圧測定と場合によってはそれに続けてpH監視、手術に先立って蠕動運動機能の評価、主要な運動疾患の曖昧な臨床像の診断を行う。アカラシアと遠位食道痙攣を伴う非定型症例の診断には、従来の圧測定法よりも高解像度圧測定法のほうが感度が高いようである。
  • 食道にGERD症状が疑われ経験的なPPI治療では反応しない患者で、内視鏡検査では異常がなく、圧測定検査の結果にもこれといった異常が見られない者には、PPI投薬を7日間中止して、歩行時インピーダンス法、カテーテル法、ワイヤレス法によるpH監視を行うことが勧められる。食道の異常な胃酸曝露を検出するには、ワイヤレス法によるpH監視は48時間という長期間にわたって記録できるのでカテーテル法よりも感度が高い。また一部のカテーテル法よりも記録精度が高いとされている。
  • 食道にGERD症状があり、PPI治療を行っても特に逆流による不快な症状が継続する患者には、逆流防止手術を考慮する。ただし、逆流防止手術で得られると想定されるベネフィットは、手術が原因の新たな症状によってもたらされる可能性のある有害性、例えば嚥下困難、鼓腹、げっぷが出せなくなる、術後の腸症状などに釣り合っている必要がある。
  • 食道にGERD症状があり、食道外にも喉頭炎や喘息といったGERD症状が疑われる患者には、1日1回ないし2回のPPIまたはH2RAによる急性治療または持続治療を考慮する。
 有効性がないか、有害性がベネフィットを上回るという適切なエビデンスを根拠にして、実践が勧められないグレードDの推奨は以下の通りである。
  • メトクロプラミドは、食道にGERD症状がある患者や食道外のGERD症状が疑われる患者に対して、単剤療法または補助療法として用いるべきではない。
  • 喉頭炎や喘息など食道外のGERD症状が疑われ、食道のGERD症状は同時には持たない患者には、1日1回ないし2回のPPIまたはH2RAによる急性治療を行うべきではない。
  • びらん性または非びらん性の逆流症の患者では、疾患の進行を評価するために定期的に内視鏡検査を行うことは勧められない。
  • 食道症状があり、びらん性食道炎の履歴を持つ患者では、維持療法としてPPIの1日量より少ない量で治療することは勧められない。
  • 食道症状があり、その症状が内科的治療でよく制御できている患者は、組織損傷があってもなくても、逆流防止手術を実施すべきではない。
  • バレット化生がある患者では、新生物予防目的での逆流防止手術は勧められない。
 今回の技術的総説は公衆衛生局の支援を受けている。技術的総説の著者らの開示情報によれば、著者らにはAstraZeneca社、TAP Pharmaceutical Products社、Proctor & Gamble社、CCS Medical社、Barrx Medical社、Santarus社、Restech社との間にさまざまな金銭的関係がある。

Gastroenterology. 2008;135:1383-1391, 1392-1413.

Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape

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わが街  京都  ドクター ご紹介 - http://kanja.ds-pharma.jp/health/yotsu/doctor/078/index.htmlから転載
ドクターからのメッセージ
患者さん一人ひとりに合った治療を目指して
近畿京都府京都市
ひろしまクリニック 院長
廣島 芳城 先生
ひろしまクリニックについてはこちら
 腰痛の発生頻度や原因について教えてください。
上半身の重さは体重の約70%といわれています。その重さを支えているのが腰椎です。腰椎には椎体という骨の部分と椎間板という骨と骨の間に入っている部分があります。椎体は機械的な負荷により変形が進行し、また骨粗鬆症の進行とともに脆くなっていきます。椎間板も年齢とともに変性していきます。驚くことにこの変性は10歳の子供たちのすでに9%に起こっていると報告されています。治療を要する腰痛の発生頻度の調査では20歳代以上の年齢層ではほぼ同じくらい(40〜65%)で発生していることが報告されています。このような背景から近年、腰痛はもっとも有訴率が高い疾患になっています。大半の腰痛は数日間で治りますが、臀部痛や下肢痛を伴う腰痛は専門的な治療が必要になる場合も多いので注意しましょう。
 高齢者の下肢痛を伴う腰痛の多くは腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)という病気です。また激しい腰痛の場合、脊椎圧迫骨折のほか、非常にまれですが背骨の感染症(化膿性椎間板炎など)があります。免疫力が低下している方、糖尿病、ステロイドを内服中の方が罹りやすいので、患者さんは診察の時に既往歴や飲んでいる薬剤についても必ず医師に伝えていただきたいと思います。
 腰部脊柱管狭窄症の手術について教えてください。
最近では内視鏡を使った手術も増えてきました。内視鏡手術は患部が明るく拡大されて安全に行えることに加えて小さな傷と手術中の筋肉の損傷が少ない(低侵襲)ため早期に社会復帰できるという利点があります。しかしすべての方に内視鏡手術がよいという訳ではありません。狭窄箇所が多数ある場合などは内視鏡手術では従来の手術と比べて時間が長くなることもあり、心臓や肺などの病気であまり体力がない方などにとっては、総合的に考えて低侵襲とはいえないからです。どのような手術方法がその患者さんにとっていいのか、医師がメリットだけでなくデメリットについても説明しますので納得したうえで選択していただきたいです。
 腰痛の患者さんを診察するにあたってどのようなことを感じていらっしゃいますか?
腰痛の治療には画一的なものはありません。患者さんの病態がまったく同じものがないことは勿論のこと、治療には患者さんの社会的背景や満足度などを考慮することが必要だからです。
 いままで急性腰痛と慢性腰痛の違いはその罹患期間の違いと考えられてきましたが、近年、functional MRIを用いた研究が進み、痛みを感じたとき脳のどの部分が活動しているかわかるようになってきました。様々な研究報告によれば、慢性腰痛は急性腰痛と単に病気の期間の違いではなく、患者さんの心理社会的要因がかかわっている可能性が示されています。事実そうであれば、たとえ外傷で起こった急性腰痛も心理的な要因で慢性期に移行していく可能性があります。そうするとお医者さんと患者さんの関係は大変重要になります。お医者さんが患者さんを励まし、勇気づけ、また、安心感を与えることによって、急性腰痛が慢性に移行することを防ぐことができるかもしれないからです。利害得失の説明や、個人的、社会的背景を考慮した治療方法の提示。そして、患者さんのQOLや満足度の重視。この三つをもって、患者さんの価値観を尊重し、個人個人に合う治療法を提示するというのが、今一番求められていることなのではないかと感じています。





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ドクターからのメッセージ
放っておいて大丈夫?その痛み、そのしびれ
近畿京都市東山区
京都第一赤十字病院整形外科 副部長
大澤 透 先生
京都第一赤十字病院についてはこちら
 立つ、歩く・・・このような生活の基本というべき動作に支障を感じることはありませんか?
生活に影響をおよぼす腰痛疾患として、ぎっくり腰、ヘルニアなどをよく耳にしますが、とくに高齢の方に多い「腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)」という疾患もあります。あまり知られていませんが、加齢現象の1つとして腰骨(腰椎)が変性したために周辺の神経が圧迫され、立つ・歩くなどの負荷に伴って、いわゆる坐骨神経痛と言われるお尻から太腿の後ろ側にかけた痛みや、つっぱり感、しびれなどが起こるものです。長い距離が歩けなくなり、重症の場合は100mでも困難になりますが、しばらく前かがみで休むと再び歩けるようになるという「間欠跛行(かんけつはこう)」も特徴的な症状の一つです。
 年を重ねることで、腰椎の変性が起こる方もあれば起こらない方もあり、変性したからといって必ず症状があらわれるとも限りません。腰部脊柱管狭窄症が進行した場合、もっとも典型的にあらわれる症状は残尿感ひいては失禁などの膀胱直腸障害ですが、このように重症化する方もあれば、慢性的な症状に悩みながら一生付き合っていく方、あるいは急激な痛みのピークを過ぎた後に沈静化する方もあり、全ては人それぞれです。しかし、症状が進行し始めると一気に悪くなり始めるポイントがあり、やがては脱力感や麻痺などが起こります。
 症状のあらわれ方は千差万別ですが、50代以上で思い当たる症状のある方は、適切な治療を受けることで改善する可能性が十分あります。よほど重症化していない限り、治療は血流改善剤や鎮痛剤などの内服薬と、コルセットや運動、牽引などの理学的な施術を併用する保存療法が効を奏します。さらに急性期の痛みにはブロック麻酔を数回行い、それでも患者さんが満足を得られる結果にならなければ手術を検討するというように、治療は段階的に効果を確かめながら進みます。
 手術では、100%とまではいきませんが、痛みの症状を中心に6〜7割の改善は見られます。ただし、一度傷ついた神経の細胞は元に戻らないため、進行していればしているほど残る症状も多く、程度も大きくなります。しかし、手術そのものの危険は少なく、方法も確立されているため、高齢であることを理由に手術を避ける必要はありません。
 現在は、ただ寿命を長くすることよりも、すこやかに過ごせる寿命―「健康寿命」を延ばすことの大切さが言われています。腰部脊柱管狭窄症など腰痛を伴う病気は命にかかわるものではありませんが、その症状によって、立つ・歩くなど生活の基本的な動作をはじめ、仕事や趣味などの活動にも大きな影響がおよびます。好きなことが好きなようにできることは、生活に満足感を得るための大切な要素ですが、腰痛によって動作や活動に制限が生じると、生活の満足感が損なわれる可能性があります。しかしそのとき、症状に合わせて活動の幅をせばめてしまうか、今の生活に合わせられるように症状を改善するかはあなた次第です。従来は50〜60歳の方が多かった腰部脊柱管狭窄症の患者さんですが、最近は70代、80代の方も大勢おられます。とくに高齢の方でも元気な方、元気だからこそ「腰痛を治してもっと動きたい」と思う方が、病院を受診されています。また、日頃から活発に出歩いているからこそ、不調にも早く気付くことができるのでしょう。
 元気に動けるときはどんどん動き、立ったり歩いたりといった基本動作に支障があらわれたとき、あるいは1カ月以上原因の思い当たらない腰痛に悩んでいるときは、自己判断で放置しないでください。足腰の痛み・しびれを起こす病気には血管の病気も含まれます。それを鑑別するためにも、ぜひ整形外科を受診してください。



ドクターからのメッセージ
腰痛のさまざまな対処法をアドバイスします
近畿京都府京都市
京都市立病院 整形外科
田中 真砂史(たなか まさし) 先生
自己診断で治療を始める前に、腰痛の原因を正確に診断することが大切です
最近は鍼治療の研究も進んできたので、まず接骨院や鍼灸治療に行かれる腰痛の患者さんも少なくないようです。患者さんにとっては痛みが取れればよいわけですから、比較的入りやすい窓口に行かれる気持ちはよく分かります。
しかし、これらの治療を長く受けていた後、整形外科に回ってきた患者さんのなかには、がんの転移が腰痛の原因だったケースもあります。腰痛は骨や関節など運動器の障害だけでなく、がんや感染症、内臓疾患や心理面から起こるものなど、さまざまな原因によって起こることを知っておいてください。
私は、西洋医学(整形外科)と東洋医学(鍼治療など)のどちらの窓口から慢性の腰痛の治療に入っても構わないと思っていますが、腰痛の原因を検査しておく必要があります。そこで、一度は整形外科で正確な診断をしておけば、安心して腰痛の治療を続けられるのではないでしょうか。
腰部脊柱管狭窄症の治療法には、さまざまな選択肢があります
腰痛の原因疾患のなかでも、腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)は60〜70歳代によくみられる疾患です。腰部脊柱管狭窄症は、下肢のしびれ感や痛み、間欠性跛行(かんけつせいはこう)(しびれや痛みが出てきて休み休みでないと歩き続けられなくなる状態)が特徴です。いずれも、生活を送るうえでの大きな障害となります。間欠性跛行は閉塞性動脈硬化症(へいそくせいどうみゃくこうかしょう)のような足の血管の動脈硬化でも同じように起こるため、このような患者さんに下肢の動脈硬化の状態を測定することもあります。また、下肢痛は糖尿病による末梢神経障害でも起こります。そこで、見た目は腰部脊柱管狭窄症のような症状であっても、他の原因で起こった症状かどうかを詳しく診断する必要があります。
腰部脊柱管狭窄症を含めて慢性腰痛の約5割は薬物治療で改善し、3〜4割はブロック注射で痛みが取れています。整形外科を受診すると「すぐに手術」と心配される患者さんもいるようですが、保存的な治療から開始し、患者さんと相談して手術の必要な人には手術をお勧めします。
腰部脊柱管狭窄症の治療は、まずは血流を改善するプロスタグランジンE1(PGE1)製剤や筋弛緩薬の内服から始めます。とくに、PGE1製剤は間欠性跛行の改善が期待でき、服用し始めてから2〜3週間で「長く歩けるようになった」など、患者さん自身で効果を実感することができます。胃潰瘍などの副作用を予防するため、消炎鎮痛剤は痛みが強いときだけ服用してもらうようにしています。これらの薬物治療を1か月ほど試し、症状が改善していればこのまま続けるか、内服量を減らしていき、内服を中止する方向へもって行きます。
薬物治療で改善がみられない患者さんには薬物治療に加えて理学療法(牽引や温熱療法など)、神経ブロック(仙骨硬膜外ブロックや神経根ブロック)、あるいはトリガーポイント注射などを行います。
治療法の選択肢は、腰痛の原因によってさまざまです。医師と相談して適切な治療に取り組んでください。


腰痛 ― 予防体操 ―
(10)予防体操まとめ 8ポーズ1日2回理想
2007年9月7日 読売新聞)

 今回は最終回。腰痛予防に効果的と思われる動きを、一連の流れに組み込んだ体操を紹介する。これまで紹介した動きも入っている。時間に余裕のあるときなどに試してほしい。それぞれの動きを各10回行う。
 〈1〉床に寝て、ひざを軽く曲げ、背中で床を押すように、おなかに力を入れる。
 〈2〉続いて、同じ姿勢から腰を浮かせる。頭や肩、足の裏を床につけておくのがポイント。
 〈3〉同じ姿勢で、片ひざを胸に引きつけ、お尻などの筋肉を伸ばす。左右交互に。
 〈4〉両ひざを抱え、ひざに頭を近づけるように体を丸め、背中の筋肉を伸ばす。
 〈5〉もう一度寝ころび、片足ずつ、ひざを伸ばしたまま、できるだけ高く上げる。つま先を上げるようにして、アキレスけんも含め、足の後ろ側全体を伸ばす。
 〈6〉両ひざを曲げて寝ころび、へそをのぞき込むように、両肩を持ち上げる。腹筋に力を入れるのが狙い。
 〈7〉四つんばいになって、足を片方ずつ上げ、まっすぐ伸ばす。お尻の筋肉を鍛えるのが狙い。腰を反らしたり、ひねったりしないよう注意する。
 〈8〉イスに座って、足を開き、上体を前にかがめ、背中の筋肉を伸ばす。
 この一連の体操を、1日2回できれば理想的だ。(埼玉医大整形外科准教授・白土修さん監修)