2008/11/19 シリーズこころ これ、統合失調症? [Q&A]誤診 多くは初歩的ミス YOMIURI ONLINEより転載

精神科医 笠陽一郎さん 1972年、神戸大卒。80年、味酒心療内科を開業
統合失調症の誤診について、味酒 心療内科(松山市)医師の笠陽一郎さんに聞きました。
――誤診問題に取り組んだきっかけは何ですか。
「地元の患者さんを診るうちに、誤診の多さに気付きました。インターネット掲示板『精神科セカンドオピニオン』を始めて、都市部の大学病院などでも誤診が繰り返されていることを知り、腰を据えて取り組むようになりました」
――誤診の原因は?
「統合失調症は診断が難しいものもありますが、私がかかわる掲示板をきっかけに分かった誤診の多くは、初歩的な診断ミスで生じたものです。
米国で1994年に作られた診断基準(DSM―4)などが、国内でも使われています。症状を重視する診断法ですが、患者さんの話に耳を傾けず、いくつかの症状を診断基準に当てはめるだけで病名を付けるようになってしまった」
――誤診されやすい病気を教えてください。
「自分が誰なのか分からなくなったり、複数の人格が現れたりする解離性障害は、幻聴や幻視が起こるため誤診されやすい。解離性障害の幻聴は、耳鳴りのような音や音楽、特定の単語の繰り返しなどが聞こえるのが特徴です。これに対し統合失調症の幻聴は、宇宙人に狙われているなどの特異で被害的な妄想が先にあり、その物語に関連する言葉などが聞こえます。
強迫観念が強まる強迫性障害では、『何か不幸なことが起こるのでは』などのおびえが、統合失調症の被害妄想と間違われます。対人関係に問題が生じやすいアスペルガー症候群などの発達障害も、対人関係のストレスからくる心理的な混乱が誤診につながります」
――薬の副作用が、統合失調症の症状と誤解されるケースもありますね。
「抗精神病薬は、本当の統合失調症の人が適量使うと幻覚や妄想を抑えられます。しかし、そうでない人が飲むと、逆に幻覚や妄想などが現れます」
――診断に疑問がある場合、別の医師の意見を聞くことが大切ですね。
「そうです。でも何か所回っても、診断が変わらないことも多い。同じ大学医局出身といったしがらみによる医師同士のもたれ合いや、診断に疑問を持つこと自体が病気の証しだという思いこみが、診断の見直しを阻んでいます」
――誤診と分かった場合、薬をどう減らしますか。
「服用期間が短ければすぐにやめられますが、長いと、急な減薬で発熱、意識障害、呼吸障害などの悪性症候群に陥り、死亡の恐れもあります。体の反応を見て少しずつ減らします」
――どうすれば誤診を減らせるのでしょうか。
「患者さんや家族が、ネット掲示板や本で訴えても、精神科医や学会は無視しています。精神科医はまず、誤診で大変な思いをした患者さんの声を重く受け止め、診察で話にじっくり耳を傾ける努力を続けなければなりません」(佐藤光展)
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ドクター ご紹介 - http://kanja.ds-pharma.jp/health/yotsu/doctor/078/index.htmlから転載







腰痛の発生頻度や原因について教えてください。
上半身の重さは体重の約70%といわれています。その重さを支えているのが腰椎です。腰椎には椎体という骨の部分と椎間板という骨と骨の間に入っている部分があります。椎体は機械的な負荷により変形が進行し、また骨粗鬆症の進行とともに脆くなっていきます。椎間板も年齢とともに変性していきます。驚くことにこの変性は10歳の子供たちのすでに9%に起こっていると報告されています。治療を要する腰痛の発生頻度の調査では20歳代以上の年齢層ではほぼ同じくらい(40〜65%)で発生していることが報告されています。このような背景から近年、腰痛はもっとも有訴率が高い疾患になっています。大半の腰痛は数日間で治りますが、臀部痛や下肢痛を伴う腰痛は専門的な治療が必要になる場合も多いので注意しましょう。





