鍼灸・整骨の治療だけでなく、身体バランス調整を通した健康的な美容までのトータルケアを

京都市下京区/富士鍼灸整骨院(ふじしんきゅうせいこついん)

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2007/12/18 年末年始の体重増加に打ち勝つ方法 m3.comより転載

年末年始の体重増加に打ち勝つ方法 

 

提供:WebMD

食べ物を無理強いする人から食欲をそそろうとする仲間まで、年末年始の食事の誘惑に打ち勝つ方法をご紹介する。
Colette Bouchez
WebMD Medical News

やっと体重管理に成功したと思ったら、食べ物がそこらじゅうに溢れる年末年始である。オフィスから工場、事務用品店からドラッグストアまで(パーティーや家庭のイベントの多さは言うまでもない)、感謝祭から新年にかけての連休シーズンはまるで私たちを太らせようとするかのようにご馳走続きになる。
専門家は、この季節に特有の雰囲気も手伝ってダイエットの努力にダブルパンチを与えると言う。
「休日のストレスに加えて睡眠不足を抱え、沸々と湧き上がる感情は爆発寸前。そこへちょうどたくさんの食べ物が目の前に現れたら」とニューヨーク大学医療センターで体重管理を専門とする臨床心理学者Warren Huberman, PhDは言う。「食事管理に問題がある人にとって、この組み合わせは危険」。
しかし、年末年始のご馳走でせっかくの減量計画をだめにしない方法がある。まず最初に、実際どのようなきっかけで食べ過ぎてしまうのか自覚することが一番いい方法であると専門家は言う。
食べ物と感情:年末年始の体重を増加に導く二重の要因
手作りのカノーリやジャーマン・チョコレート・ケーキ、こういった食べ物が過食を誘うと思いがちであるが、美味しそうな食べ物がまわりにあることだけで食べすぎになるわけではない。ある最近の研究によると、私たちの過食はシーズンによらず、まわりにある食べ物の刺激というよりは感情に影響されるという。
Heather Niemeier, PhDらは『Obesity』誌に発表された研究で、実際のところほとんどの人の過食の原因には心理的因子があることを発見した。感情によって過食に走る人々は、減量および減量後の体重維持に苦労する傾向にあることも分かった。
「減量の成功に関して言えば、感情と思考は環境的要因より大きな役割を果たしているらしいことが明らかになった。人間は感情に反応して食べるのである。年末年始の時期は、いい感情も悪い感情も、すべて呼び起こされやすい」とNiemeier博士は言う。博士は、ロードアイランド州のミリアム病院体重管理・糖尿病研究センターおよびブラウン大学ウォーレン・アルパート・メディカルスクールの研究者である。
過去の年末年始の思い出に浸っている人、延々と続く家族間の争いに直面しなければならない人、あるいは1人で過ごす人、そんな多くの人たちにとってこの時期は寂しい季節でもある。
「これまで人生のどこかで、ある感情に対して食べるという行動で反応した場合、その反応は再び繰り返されることになる。この反応関係は長い間に何度も何度も繰り返され強化されていくので、一度出来上がったらなかなか壊れない」とモンテフィオーリ医療センター(ニューヨーク)の認知行動療法プログラム責任者Katherine Muller, PsyDは言う。
また、この時期は食べ物自体が感情の引き金になり、もっと激しい感情の放出につながりやすいことを示した研究もある。
「音楽で記憶が呼び起こされるように、特定の食べ物も記憶を呼び起こす。しかも臭覚は脳に直接つながる経路である」とHuberman博士は言う。「時々、特定の料理の匂いをかいだだけである感情が誘発されるのはこのためで、私たちは知らず知らずのうちに何回もバイキングを往復したりする。自分でもその理由は分からない」。
この点に関して、料理が自分の全記憶の中でどんな役割を果たしているか一瞬考えるようにするとその食べ物の誘惑に勝つことができるという。
「その感情を持っていること、記憶について考えることはよい。だが、楽しいとかつらいといった感情に結びついた食べ物を口にすることで当時を思い出したり、ごまかしたりすることだけはしないように」とMuller博士は言う。
年末年始の体重増加を防ぐ計画を立てよう
なぜ食べてしまうのかを理解することはある程度の抑止策になるが、誘惑にいかに対処するか計画してご馳走に臨むことも重要である、と専門家は言う。
「パーティーに行ったらその場でなんとかしようとか、ましてビュッフェのテーブルに行かなければいいと考えているのなら、抑制を失って目に入るものすべてを食べてしまうことはほぼ確実」とHuberman博士は言う。
その代わり、対応策を立てなければならない。
『Behavior Research and Therapy』誌に最近発表された研究で、食べないようにするだけで食欲を抑制しよう減量すると、過食に対応策を自ら身につけた人に比べて過食のリスクが大きかった。
なかでも有効な対応策は、食欲の「フラッシュカード」を使ったポジティブな独り言だ、とペンシルベニア大学(フィラデルフィア)臨床心理学准教授で『Beck Diet Solution』の著者であるJudith Beck, PhDは言う。
「Beck Solutionのひとつは、やせたいと思うもっともな理由をすべてリストアップして、毎朝自分自身に読み聞かせる方法である。何か計画にないものを食べたくなったときはそれを読み返せば、食べ物をあきらめる行為が価値のあることだと常に思い出すことができる」と博士は言う。
博士は、上司に昇給を願い出るとき話し方を練習したり、困難を前にして自分を励ますときと同じように、やせたい理由を繰り返し口にしなければならないと考えている。
「自らコンディションを整え、自分にとっての食事の意味について考え方を変える必要がある」とBeck博士は言う。
Muller博士は、この方法は「思考タイプの人」には効果があり筋書き通りに運ぶだろうと言う。もっと衝動的な「見たらすぐ食べてしまう」タイプの人には「マインドフル・イーティング」という方法が一番よいという。
「私たちの内部の原始的な感情がある場所と過食はつながっているので、私たちは無意識に食べ始めてしまう」とMuller博士は言う。「その対応策のひとつは、注意深さを磨くことである。その場で常に自分を振り返り、自分の手にあるもの、お皿に載っているものに注意を向け、食べているものを意識するとよい」。
Huberman博士は、パーティーにはいくつ行ってもいいが、それぞれ計画を立てていくことが大事だという。「何皿食べるか制限してもいいし、各コースで食べる量を制限してもいい。大好きな食べ物3つだけ食べる、と決める手もある。重要なのは、食べる量に条件をつけ、その計画を必ず遂行することである」。
「食べ物を無理強いする人」に負けるな
とはいえ、最善の策を立てても、食べ物を強引に勧めてくる人のおかげで年末年始の食事目標はやはり狂うもの。つまり、太りやすいご馳走を勧めて否とは言わせない友人、家族、同僚である。
「どんな理由であれ、こういう人たちは自分が勧めた食べ物を人が食べるまで休日のお祝いは終わらないと信じている」とHuberman博士は言う。
大きなクッキージャーを持ってくる同僚から、ペカン・パイや炭水化物をあれこれ勧めてくる母親や大叔母さん、ダイエットを破綻に導くご馳走をむさぼり食べるまで帰してくれない女主人。善意ある友人や家族ですら、あなたのダイエットに影を落とす存在になる。
一番簡単な解決方法は、ただ一言「けっこうです」と何度も何度も言うことだそうだ。
「我々はこれを“壊れたレコード法”と呼んでいる」とHuberman博士は言う。「丁寧に断り続ければ最終的には押し付けをやめるだろう。無礼にする必要はないが、断固とした態度をとらなければならない」。
Beck博士は、自分自身のためになることを当然していいはずであると思うべき、と付け加える。
「アレルギーや宗教的理由で食べ物を断っているのなら“けっこうです”と断るのをためらう必要はないので、それを貫き通すべき」とBeck博士は言う。「“要りません”と断るときはそのような権利の感覚を持つことだ。なぜなら自分の健康を守っているのだから」。
あなたが食べたくない理由の多くを説明する必要はない。「ダイエット」という言葉を出す必要すらない。
「本当に“けっこうです。とても美味しそうな匂いですが本当に満腹です”と言うだけでいい。それ以上説明する必要はない」とHuberman博士は言う。
太りそうなものを皿にとらざるを得ない場合はとっていい、とMuller博士は言う。そうしたら、隣の部屋でそれを捨てればいい。
「あなたの皿の上あるいは手の中にあるからといって、それを食べなければいけない義務はない」。



Warren Huberman, PhD, psychologist, surgical weight loss program, NYU Medical Center, New York City. Heather Niemeier, PhD, Weight Control & Diabetes Research Center, Miriam Hospital; the Warren Alpert Medical School,  Brown University. Katherine Muller, PsyD, director, Cognitive Behavior Therapy Program, Montefiore Medical Center, New York. Judith Beck, clinical associate professor of psychology, University of Pennsylvania; director, Beck Institute for Cognitive Therapy, Philadelphia; author, The Beck Diet Solution.  Niemeier, H., Obesity, October 2007; vol 15, no 10. Lee, J., Behaviour Research and Therapy, October 2007; vol 45, Issue 10: pp 2334-2348.
Reviewed on December 18, 2007

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わが街  京都  ドクター ご紹介 - http://kanja.ds-pharma.jp/health/yotsu/doctor/078/index.htmlから転載
ドクターからのメッセージ
患者さん一人ひとりに合った治療を目指して
近畿京都府京都市
ひろしまクリニック 院長
廣島 芳城 先生
ひろしまクリニックについてはこちら
 腰痛の発生頻度や原因について教えてください。
上半身の重さは体重の約70%といわれています。その重さを支えているのが腰椎です。腰椎には椎体という骨の部分と椎間板という骨と骨の間に入っている部分があります。椎体は機械的な負荷により変形が進行し、また骨粗鬆症の進行とともに脆くなっていきます。椎間板も年齢とともに変性していきます。驚くことにこの変性は10歳の子供たちのすでに9%に起こっていると報告されています。治療を要する腰痛の発生頻度の調査では20歳代以上の年齢層ではほぼ同じくらい(40〜65%)で発生していることが報告されています。このような背景から近年、腰痛はもっとも有訴率が高い疾患になっています。大半の腰痛は数日間で治りますが、臀部痛や下肢痛を伴う腰痛は専門的な治療が必要になる場合も多いので注意しましょう。
 高齢者の下肢痛を伴う腰痛の多くは腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)という病気です。また激しい腰痛の場合、脊椎圧迫骨折のほか、非常にまれですが背骨の感染症(化膿性椎間板炎など)があります。免疫力が低下している方、糖尿病、ステロイドを内服中の方が罹りやすいので、患者さんは診察の時に既往歴や飲んでいる薬剤についても必ず医師に伝えていただきたいと思います。
 腰部脊柱管狭窄症の手術について教えてください。
最近では内視鏡を使った手術も増えてきました。内視鏡手術は患部が明るく拡大されて安全に行えることに加えて小さな傷と手術中の筋肉の損傷が少ない(低侵襲)ため早期に社会復帰できるという利点があります。しかしすべての方に内視鏡手術がよいという訳ではありません。狭窄箇所が多数ある場合などは内視鏡手術では従来の手術と比べて時間が長くなることもあり、心臓や肺などの病気であまり体力がない方などにとっては、総合的に考えて低侵襲とはいえないからです。どのような手術方法がその患者さんにとっていいのか、医師がメリットだけでなくデメリットについても説明しますので納得したうえで選択していただきたいです。
 腰痛の患者さんを診察するにあたってどのようなことを感じていらっしゃいますか?
腰痛の治療には画一的なものはありません。患者さんの病態がまったく同じものがないことは勿論のこと、治療には患者さんの社会的背景や満足度などを考慮することが必要だからです。
 いままで急性腰痛と慢性腰痛の違いはその罹患期間の違いと考えられてきましたが、近年、functional MRIを用いた研究が進み、痛みを感じたとき脳のどの部分が活動しているかわかるようになってきました。様々な研究報告によれば、慢性腰痛は急性腰痛と単に病気の期間の違いではなく、患者さんの心理社会的要因がかかわっている可能性が示されています。事実そうであれば、たとえ外傷で起こった急性腰痛も心理的な要因で慢性期に移行していく可能性があります。そうするとお医者さんと患者さんの関係は大変重要になります。お医者さんが患者さんを励まし、勇気づけ、また、安心感を与えることによって、急性腰痛が慢性に移行することを防ぐことができるかもしれないからです。利害得失の説明や、個人的、社会的背景を考慮した治療方法の提示。そして、患者さんのQOLや満足度の重視。この三つをもって、患者さんの価値観を尊重し、個人個人に合う治療法を提示するというのが、今一番求められていることなのではないかと感じています。





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ドクターからのメッセージ
放っておいて大丈夫?その痛み、そのしびれ
近畿京都市東山区
京都第一赤十字病院整形外科 副部長
大澤 透 先生
京都第一赤十字病院についてはこちら
 立つ、歩く・・・このような生活の基本というべき動作に支障を感じることはありませんか?
生活に影響をおよぼす腰痛疾患として、ぎっくり腰、ヘルニアなどをよく耳にしますが、とくに高齢の方に多い「腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)」という疾患もあります。あまり知られていませんが、加齢現象の1つとして腰骨(腰椎)が変性したために周辺の神経が圧迫され、立つ・歩くなどの負荷に伴って、いわゆる坐骨神経痛と言われるお尻から太腿の後ろ側にかけた痛みや、つっぱり感、しびれなどが起こるものです。長い距離が歩けなくなり、重症の場合は100mでも困難になりますが、しばらく前かがみで休むと再び歩けるようになるという「間欠跛行(かんけつはこう)」も特徴的な症状の一つです。
 年を重ねることで、腰椎の変性が起こる方もあれば起こらない方もあり、変性したからといって必ず症状があらわれるとも限りません。腰部脊柱管狭窄症が進行した場合、もっとも典型的にあらわれる症状は残尿感ひいては失禁などの膀胱直腸障害ですが、このように重症化する方もあれば、慢性的な症状に悩みながら一生付き合っていく方、あるいは急激な痛みのピークを過ぎた後に沈静化する方もあり、全ては人それぞれです。しかし、症状が進行し始めると一気に悪くなり始めるポイントがあり、やがては脱力感や麻痺などが起こります。
 症状のあらわれ方は千差万別ですが、50代以上で思い当たる症状のある方は、適切な治療を受けることで改善する可能性が十分あります。よほど重症化していない限り、治療は血流改善剤や鎮痛剤などの内服薬と、コルセットや運動、牽引などの理学的な施術を併用する保存療法が効を奏します。さらに急性期の痛みにはブロック麻酔を数回行い、それでも患者さんが満足を得られる結果にならなければ手術を検討するというように、治療は段階的に効果を確かめながら進みます。
 手術では、100%とまではいきませんが、痛みの症状を中心に6〜7割の改善は見られます。ただし、一度傷ついた神経の細胞は元に戻らないため、進行していればしているほど残る症状も多く、程度も大きくなります。しかし、手術そのものの危険は少なく、方法も確立されているため、高齢であることを理由に手術を避ける必要はありません。
 現在は、ただ寿命を長くすることよりも、すこやかに過ごせる寿命―「健康寿命」を延ばすことの大切さが言われています。腰部脊柱管狭窄症など腰痛を伴う病気は命にかかわるものではありませんが、その症状によって、立つ・歩くなど生活の基本的な動作をはじめ、仕事や趣味などの活動にも大きな影響がおよびます。好きなことが好きなようにできることは、生活に満足感を得るための大切な要素ですが、腰痛によって動作や活動に制限が生じると、生活の満足感が損なわれる可能性があります。しかしそのとき、症状に合わせて活動の幅をせばめてしまうか、今の生活に合わせられるように症状を改善するかはあなた次第です。従来は50〜60歳の方が多かった腰部脊柱管狭窄症の患者さんですが、最近は70代、80代の方も大勢おられます。とくに高齢の方でも元気な方、元気だからこそ「腰痛を治してもっと動きたい」と思う方が、病院を受診されています。また、日頃から活発に出歩いているからこそ、不調にも早く気付くことができるのでしょう。
 元気に動けるときはどんどん動き、立ったり歩いたりといった基本動作に支障があらわれたとき、あるいは1カ月以上原因の思い当たらない腰痛に悩んでいるときは、自己判断で放置しないでください。足腰の痛み・しびれを起こす病気には血管の病気も含まれます。それを鑑別するためにも、ぜひ整形外科を受診してください。



ドクターからのメッセージ
腰痛のさまざまな対処法をアドバイスします
近畿京都府京都市
京都市立病院 整形外科
田中 真砂史(たなか まさし) 先生
自己診断で治療を始める前に、腰痛の原因を正確に診断することが大切です
最近は鍼治療の研究も進んできたので、まず接骨院や鍼灸治療に行かれる腰痛の患者さんも少なくないようです。患者さんにとっては痛みが取れればよいわけですから、比較的入りやすい窓口に行かれる気持ちはよく分かります。
しかし、これらの治療を長く受けていた後、整形外科に回ってきた患者さんのなかには、がんの転移が腰痛の原因だったケースもあります。腰痛は骨や関節など運動器の障害だけでなく、がんや感染症、内臓疾患や心理面から起こるものなど、さまざまな原因によって起こることを知っておいてください。
私は、西洋医学(整形外科)と東洋医学(鍼治療など)のどちらの窓口から慢性の腰痛の治療に入っても構わないと思っていますが、腰痛の原因を検査しておく必要があります。そこで、一度は整形外科で正確な診断をしておけば、安心して腰痛の治療を続けられるのではないでしょうか。
腰部脊柱管狭窄症の治療法には、さまざまな選択肢があります
腰痛の原因疾患のなかでも、腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)は60〜70歳代によくみられる疾患です。腰部脊柱管狭窄症は、下肢のしびれ感や痛み、間欠性跛行(かんけつせいはこう)(しびれや痛みが出てきて休み休みでないと歩き続けられなくなる状態)が特徴です。いずれも、生活を送るうえでの大きな障害となります。間欠性跛行は閉塞性動脈硬化症(へいそくせいどうみゃくこうかしょう)のような足の血管の動脈硬化でも同じように起こるため、このような患者さんに下肢の動脈硬化の状態を測定することもあります。また、下肢痛は糖尿病による末梢神経障害でも起こります。そこで、見た目は腰部脊柱管狭窄症のような症状であっても、他の原因で起こった症状かどうかを詳しく診断する必要があります。
腰部脊柱管狭窄症を含めて慢性腰痛の約5割は薬物治療で改善し、3〜4割はブロック注射で痛みが取れています。整形外科を受診すると「すぐに手術」と心配される患者さんもいるようですが、保存的な治療から開始し、患者さんと相談して手術の必要な人には手術をお勧めします。
腰部脊柱管狭窄症の治療は、まずは血流を改善するプロスタグランジンE1(PGE1)製剤や筋弛緩薬の内服から始めます。とくに、PGE1製剤は間欠性跛行の改善が期待でき、服用し始めてから2〜3週間で「長く歩けるようになった」など、患者さん自身で効果を実感することができます。胃潰瘍などの副作用を予防するため、消炎鎮痛剤は痛みが強いときだけ服用してもらうようにしています。これらの薬物治療を1か月ほど試し、症状が改善していればこのまま続けるか、内服量を減らしていき、内服を中止する方向へもって行きます。
薬物治療で改善がみられない患者さんには薬物治療に加えて理学療法(牽引や温熱療法など)、神経ブロック(仙骨硬膜外ブロックや神経根ブロック)、あるいはトリガーポイント注射などを行います。
治療法の選択肢は、腰痛の原因によってさまざまです。医師と相談して適切な治療に取り組んでください。


腰痛 ― 予防体操 ―
(10)予防体操まとめ 8ポーズ1日2回理想
2007年9月7日 読売新聞)

 今回は最終回。腰痛予防に効果的と思われる動きを、一連の流れに組み込んだ体操を紹介する。これまで紹介した動きも入っている。時間に余裕のあるときなどに試してほしい。それぞれの動きを各10回行う。
 〈1〉床に寝て、ひざを軽く曲げ、背中で床を押すように、おなかに力を入れる。
 〈2〉続いて、同じ姿勢から腰を浮かせる。頭や肩、足の裏を床につけておくのがポイント。
 〈3〉同じ姿勢で、片ひざを胸に引きつけ、お尻などの筋肉を伸ばす。左右交互に。
 〈4〉両ひざを抱え、ひざに頭を近づけるように体を丸め、背中の筋肉を伸ばす。
 〈5〉もう一度寝ころび、片足ずつ、ひざを伸ばしたまま、できるだけ高く上げる。つま先を上げるようにして、アキレスけんも含め、足の後ろ側全体を伸ばす。
 〈6〉両ひざを曲げて寝ころび、へそをのぞき込むように、両肩を持ち上げる。腹筋に力を入れるのが狙い。
 〈7〉四つんばいになって、足を片方ずつ上げ、まっすぐ伸ばす。お尻の筋肉を鍛えるのが狙い。腰を反らしたり、ひねったりしないよう注意する。
 〈8〉イスに座って、足を開き、上体を前にかがめ、背中の筋肉を伸ばす。
 この一連の体操を、1日2回できれば理想的だ。(埼玉医大整形外科准教授・白土修さん監修)