2009/1/9 がん:一貫した患者支援対策で注目−−島根方式 毎日jpより転載
がん:一貫した患者支援対策で注目−−島根方式
毎日新聞 2009年1月9日 東京朝刊
人口10万人当たりのがん死亡者数が346・1人と秋田県(352・5人)に次ぐ全国ワースト2位の島根県。だが、そんな島根で行われている一貫した患者支援の取り組みが注目を集めている。【細川貴代】
◇悩み・不安、分かち合う場
◇病院待合室に「サロン」 県と連携し情報提供
国立病院機構京都医療センター(京都市伏見区)に08年3月、府内初の院内がん患者サロン「うずらプラナスの会」が開設された。待合ロビーの一角のついたてで仕切られた空間に、毎週金曜日、患者や家族が集まる。悩み相談や情報交換が目的で、他病院の患者も訪れる。夫婦で顔を見せた肺がんの男性(78)は「こういう場所を探していた。患者同士がつらさも分かちあい、先輩患者の体験も参考になる」と話す。
患者の思いをセンターが受けて実現した。患者や家族が運営する。世話人で大腸がん患者でもある大東和子さん(70)=同市伏見区=は「みな話せない不安や悩みを抱えている。『サロンでしか泣けない』と涙を見せる人もいる。『がん=死』ではないと伝えたい」と訴える。
◇ ◇
参考にしたのは、島根県の患者サロンの取り組みだ。05年12月、都会と地方との情報格差を感じたのがきっかけで、患者の心のケアや患者が主体的に治療にかかわる体制作りを目指している。現在までに、病院や公民館など計21カ所にサロンがあり、患者の要望で実現した。誰もがどのサロンにも参加できる。全サロンが連携し、情報を県がホームページで公開するなど行政や医療機関も支援を行う。
島根のサロンには全国から視察が相次ぎ、取り組みは約20府県に広がっている。京都で院内サロンの開設を進めるNPO法人「京都がん医療を考える会」の佐藤好威(よしたけ)理事長(65)は「京都は高度な医療機関はあるが患者への支援は遅れている。サロンに興味を示さない病院も多い。がん医療の向上のためにも、もっとサロンが必要だ」と指摘する。
06年6月、国や自治体などの責務を示し、がん対策に取り組む「がん対策基本法」が成立した。この動きに呼応するように島根県では患者らの声を受け同年9月に全国初の「県がん対策推進条例」が成立した。条例の存在が、行政の患者サロン支援や、関係機関の連携と取り組みを強力に促進した。条例策定の動きはその後、高知県、神奈川県、新潟県、長崎県にも広がった。
島根県では07年7月、がん治療・検診などで使う高度医療機器の早期整備を目的に財団法人島根難病研究所が運営する「がん対策募金」が始まった。3年間で7億円を集める目標だ。企業の協力で売り上げの一部を寄付する商品も登場し、バナナや緑茶など11商品に拡大。消費者も対象商品を買うことでがん対策に参加することになり、これまでに約3億1000万円の募金が集まった。
「病院や行政は患者の支援にどう関与すべきか」。島根県には行政や病院関係者の視察や講演依頼が相次ぐ。県医療対策課は「島根には患者や市民の盛り上がりがあった。行政主導では長続きしない。まずは患者さんの取り組みに耳を傾けたことが成功につながった」と強調する。
◇ ◇
08年11月30日、全国のがん患者や家族らが参加する「第4回がん患者大集会」が全国9会場で開かれた。各会場は同時中継で結ばれ、パネリストでがん対策に詳しい埴岡(はにおか)健一・東京大特任准教授が「患者、医療、行政の三位一体でなく、島根はメディア、企業、議会などの政治を合わせた『六位一体』で取り組み、それがうまく機能している」と、島根方式の特徴を評価した。
一方、がん対策基本法に基づき各都道府県はがん対策推進計画を策定した。5大がんの検診率を10年度以内に70%に(宮城県)▽在宅ターミナルチームを300カ所構築して患者在宅みとり率を5年以内に12%以上に拡大(兵庫県)▽公共施設の全面禁煙化(静岡県)など、独自の施策を打ち出している。
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ドクター ご紹介 - http://kanja.ds-pharma.jp/health/yotsu/doctor/078/index.htmlから転載







腰痛の発生頻度や原因について教えてください。
上半身の重さは体重の約70%といわれています。その重さを支えているのが腰椎です。腰椎には椎体という骨の部分と椎間板という骨と骨の間に入っている部分があります。椎体は機械的な負荷により変形が進行し、また骨粗鬆症の進行とともに脆くなっていきます。椎間板も年齢とともに変性していきます。驚くことにこの変性は10歳の子供たちのすでに9%に起こっていると報告されています。治療を要する腰痛の発生頻度の調査では20歳代以上の年齢層ではほぼ同じくらい(40〜65%)で発生していることが報告されています。このような背景から近年、腰痛はもっとも有訴率が高い疾患になっています。大半の腰痛は数日間で治りますが、臀部痛や下肢痛を伴う腰痛は専門的な治療が必要になる場合も多いので注意しましょう。





