2008/4/29 <百日ぜき>成人患者が増加 接種したワクチン効果弱まり @nifty.comより転載
<百日ぜき>成人患者が増加 接種したワクチン効果弱まり
2008年4月29日(火)19時51分配信 毎日新聞
激しいせきを2週間以上繰り返す「百日ぜき」の患者報告数が4月現在、現行体制で集計を取り始めた00年以来で最多のペースで増えていることが、国立感染症研究所のまとめで分かった。成人の患者が増加しているのが特徴で、同研究所は「しつこいせきが続くようなら早めに受診してほしい」と注意を呼びかけている。
同研究所は00年から全国約3000の医療機関から患者発生の報告を受け集計している。今年は4月20日までに計1264例の報告があった。百日ぜきが流行した00年の同時期は961例で、これを大きく上回る。年間の患者報告数は最多だった00年が3804例、昨年が2926例だったが、同研究所感染症情報センターの安井良則主任研究官は「今の状況が続けば、今年の患者報告数は00年以降で最多となる可能性が高い」と警戒する。
原因について同センターは「乳幼児のころに接種したワクチンの効果が弱まり、百日ぜきにかかる成人が増えた」と分析する。乳幼児には混合ワクチン接種が実施されており、0〜3歳児の患者報告数は減少。しかし成人の患者は02年から増加し、昨年は全報告数の約31%を占めた。今年の報告分でも全体の約38%(478例)に達している。
安井主任研究官は「調査からもれて報告されない成人患者はかなりの数に上ると考えられる。また思春期にワクチン接種を追加することを検討する必要がある」と指摘している。【関東晋慈】
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