2009/7/7 医療ナビ:ADHD リタリン使用禁止後の薬物治療の状況は。 毎日jpより転載
医療ナビ:ADHD リタリン使用禁止後の薬物治療の状況は。
2009年7月7日 毎日新聞 東京朝刊
◆ADHD リタリン使用禁止後の薬物治療の状況は。
◇小児用の新薬登場 海外で普及「ストラテラ」、依存性なく多動に効果
◇「選択肢二つに」医師ら歓迎
不注意や多動、衝動性などを症状とする発達障害のひとつのADHD(注意欠陥多動性障害)。これまで治療薬は中枢神経に作用するメチルフェニデート(商品名・コンサータ)しかなかったが、今年4月、新たにアトモキセチン(商品名・ストラテラ)が承認された。ADHDの治療薬は欧米では7種類。あいち小児保健医療総合センター(愛知県大府市)の杉山登志郎心療科部長は「やっと2種類の薬が使えるようになり、選択肢が増えた」と歓迎する。
コンサータは、向精神薬のリタリンと同じ仲間で、意欲や快感と関係するドーパミンという神経伝達物質を脳内で増やす作用をもつ。これに対し、ストラテラは集中力や注意力などにかかわるノルアドレナリンという神経伝達物質を増やす。
ストラテラは世界的には6年前から使われている。国内では245人の患者を対象にした臨床試験で有効性が確かめられた。対象は6歳から18歳未満。朝夕2回服用する。5、10、25ミリグラムの3種類のカプセルがある。即効性に欠けるが、2〜3週間で効き始め、6〜8週間後から効果が終日持続するようになる。
臨床試験に加わった杉山さんは「薬が必要なのは、多動などの症状が中程度以上の場合。劇的によくなったなど有効性は高いと感じた」と話す。試験では副作用として頭痛(約22%)、食欲の減退(約16%)などが見られたが、ドーパミンを増やす作用がないため、「長く使っても依存性がない」(杉山さん)という。
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一方、コンサータは朝1回服用するだけで効果が12時間程度、持続する利点がある。
東京都杉並区の小学3年男子(9)は集中力が持続しないADHD。一部医師による過剰処方が問題となり、ナルコレプシー(睡眠障害)を除いて使用禁止になったリタリンに代わり、小学1年後半からコンサータを服用し始めた。まずは2錠(1錠18ミリグラム)から始めた。効果はあったが、副作用で食欲が落ち、1錠に切り替えた。しかし、今度は効果が低くなり、今年5月から27ミリグラムの錠剤に替えて、やっと落ち着いてきた。
母親(35)は「コンサータの効果には満足しているが、夜になっても食欲がないことがある」と話し、どちらを服用すべきか迷うという。杉山さんは「副作用は個人差がある。試してみて、どちらが合うかを判断するしかない」と語る。
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日本ではADHDの診断、治療、生活指導にきちんと対応できる専門医が少ない。米国では約6000人の児童精神科医師がいるのに対し、日本はわずか約140人。このため、患者が一部の医療機関に集中し、なかなか治療を受けられないという。
児童精神科医師などで組織した「ADHDの診断・治療指針に関する研究会」は「注意欠如・多動性障害の診断・治療ガイドライン」(じほう・4200円)をまとめた。診断法や薬物・精神療法、医療機関と学校の連携の仕方などを詳しく解説。「小児科医や教育・福祉関係者に読んでほしい」と呼びかけている。
製薬会社のヤンセンファーマ社はADHDを疑似体験できるバーチャル装置を開発、医療機関に貸し出している。ADHDの子供たちのつらさを、看護師ら医療関係者に体験してもらうのが狙い。専用ゴーグルをつけて映像を見ると、子供たちが登校中にいろいろなものに注意を奪われ、遅刻する様子などが疑似体験できる。無料。希望者は同社マーケティング本部(ファクス03・4411・5005)へ。【小島正美】
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◇注意欠陥多動性障害(ADHD)
脳の機能的な障害で起きる発達障害の一種。「忘れ物が多い」「指示に従わない」「課題を順序立てて行えない」などの不注意▽「じっとしていられない」「過度にしゃべったり、走り回ったりする」などの多動性▽「質問を聞き終わらないうちに答える」「順番が待てない」などの衝動性が主な症状。02年の文部科学省調査によると、児童の3%程度に見られる。
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ドクター ご紹介 - http://kanja.ds-pharma.jp/health/yotsu/doctor/078/index.htmlから転載







腰痛の発生頻度や原因について教えてください。
上半身の重さは体重の約70%といわれています。その重さを支えているのが腰椎です。腰椎には椎体という骨の部分と椎間板という骨と骨の間に入っている部分があります。椎体は機械的な負荷により変形が進行し、また骨粗鬆症の進行とともに脆くなっていきます。椎間板も年齢とともに変性していきます。驚くことにこの変性は10歳の子供たちのすでに9%に起こっていると報告されています。治療を要する腰痛の発生頻度の調査では20歳代以上の年齢層ではほぼ同じくらい(40〜65%)で発生していることが報告されています。このような背景から近年、腰痛はもっとも有訴率が高い疾患になっています。大半の腰痛は数日間で治りますが、臀部痛や下肢痛を伴う腰痛は専門的な治療が必要になる場合も多いので注意しましょう。





