2008/6/13 脳を元気に (3)朝食食べて集中力アップ YOMIURI ONLINEより転載
脳を元気に
(3)朝食食べて集中力アップ
(2008年6月13日 読売新聞)

3年前に熊本県が行った小中学生対象の学力テストで、「朝食を必ず食べる」中学生の5教科合計点(500点満点)の平均は「ほとんど食べない」生徒の平均を65・4点も上回った。規則正しい生活の大切さを裏付けたものだが、専門家は「脳と栄養の関係を考えても当然」と指摘する。
脳のエネルギー源はブドウ糖だけ。ブドウ糖は、肝臓にグリコーゲンの形でわずかしか蓄えられていない。「ひと晩寝ると、体内に蓄えられたグリコーゲンは空になる。朝食を抜くと、脳に必要なエネルギーが供給されず、集中力が低下し、ミスが多発する」と、中川八郎・大阪大名誉教授(神経内科学)は話す。
女子栄養大の三浦理代教授(栄養科学)は、脳を目覚めさせる朝食として、「ごはんなどの炭水化物(糖質)とともに、糖質を効率よくエネルギーに変えるビタミンB1を含む食品も食べて」とアドバイスする。B1を摂取するには、うなぎ入り卵焼きやほうれん草のごまあえなどが良い。白米を胚芽(はいが)米に代えるのも賢い手だ。洋食ならピーナツクリームやシリアルなどの食品がお勧め。
三浦教授は、大学のホームページで「脳を活性化するメニュー」などをレシピ付きで紹介している。ビタミンB1が豊富な豚肉のほかに、脳の神経伝達物質の材料となるアミノ酸の一種「トリプトファン」を多く含む鶏肉、神経細胞の保護作用があるドコサヘキサエン酸(DHA)が多い魚を挙げている。
こうした食事は年齢に関係なく共通するが、年を重ねると注意したいのは「脳の低栄養状態」だ。同じ食材を食べ続けるなど食事が単調になるときに起こりやすい。この状態が長く続くと、脳の老化の引き金になる。たくさんの食材をバランス良く食べたいものだ。
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腰痛の発生頻度や原因について教えてください。
上半身の重さは体重の約70%といわれています。その重さを支えているのが腰椎です。腰椎には椎体という骨の部分と椎間板という骨と骨の間に入っている部分があります。椎体は機械的な負荷により変形が進行し、また骨粗鬆症の進行とともに脆くなっていきます。椎間板も年齢とともに変性していきます。驚くことにこの変性は10歳の子供たちのすでに9%に起こっていると報告されています。治療を要する腰痛の発生頻度の調査では20歳代以上の年齢層ではほぼ同じくらい(40〜65%)で発生していることが報告されています。このような背景から近年、腰痛はもっとも有訴率が高い疾患になっています。大半の腰痛は数日間で治りますが、臀部痛や下肢痛を伴う腰痛は専門的な治療が必要になる場合も多いので注意しましょう。





