2010/3/12 医療ナビ:間質性ぼうこう炎 粘膜下層に炎症が起き、ぼうこうが萎縮する慢性の病気。 毎日jpより転載
医療ナビ:間質性ぼうこう炎 粘膜下層に炎症が起き、ぼうこうが萎縮する慢性の病気。
2010年3月10日 毎日新聞 東京朝刊
◆間質性ぼうこう炎 粘膜下層に炎症が起き、ぼうこうが萎縮する慢性の病気。主な症状は頻尿、痛み。
◇患部の検査に治療効果
◇潰瘍焼く手術も有効 酸味強い食品、刺激物避けて
秋田県大仙市内で農業を営む女性(60)は03年8月から、排尿後の外陰部の痛みや頻尿に苦しみ、医療機関を転々としてきた。最初の診断は急性ぼうこう炎。抗生剤を5日間服用し、尿内の細菌は消えたが、痛みは残った。
更年期障害やうつ病と診断され、ホルモン剤や抗うつ薬を服用したこともある。痛みは治まるどころか年ごとに強まった。当初、痛みを感じるのは1日1〜2回だったが、数年後にはトイレのたびに「傷口に塩をすり込むような痛み」に襲われるようになった。トイレの回数も1日に20回近くに増えた。
一生、この痛みは続くのか。不安に押しつぶされそうなとき、テレビで「間質性ぼうこう炎」という病名を知った。専門医を探し、昨年12月、受診した。女性は「検査でやはりそうだと分かったときは、喜びで涙が出そうだった」と振り返る。
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ぼうこうは骨盤の中にあり、筋肉でできた壁が伸び縮みして、腎臓で作られた尿を最大500ミリリットルほど蓄える。ぼうこうの壁の、尿に接する粘膜の下にある粘膜下層と筋層(筋肉の層)の一部を合わせた部分を「間質」という。間質性ぼうこう炎は、間質に炎症が起き、組織が硬くなって、ぼうこうが萎縮(いしゅく)する慢性の病気だ。症状が悪化すると、日常生活に大きな影響を及ぼす。
東京女子医科大東医療センター(東京都荒川区)の巴ひかる講師(泌尿器科)は「日本ではまだ関心が持たれたばかりの新しい病気。婦人科や内科では知らない医師も多い」と話す。国内の推定患者数は50万人ほど。5対1の割合で女性が多いという。
主な症状は頻尿やぼうこう部の痛みだ。一見、急性ぼうこう炎に似ているが、細菌感染を伴う急性とは違い、尿から細菌は検出されない。意思と無関係にぼうこうが頻繁に収縮して尿意をもよおす「過活動ぼうこう」と頻尿の症状は重なるが、過活動ぼうこうでは痛みは起きない。
問診や尿検査などから間質性ぼうこう炎の可能性が高い場合、ぼうこう内に生理的食塩水を入れて広げ、尿道からぼうこう鏡を入れて、ぼうこう粘膜の状態を調べる。点状の出血や特徴的な潰瘍(かいよう)が見られれば、間質性ぼうこう炎と診断される。萎縮したぼうこうを広げる治療の効果もあるが、痛みが生じるため、検査は腰椎(ようつい)または全身に麻酔をかけて実施する。巴医師によると、患者の8割ほどに改善が見られるという。
必ず治るという治療法はまだないが、ぼうこう壁の潰瘍をレーザーや電気で焼く手術も有効とされている。冒頭の女性も今年1月、3泊4日の入院でこれらの検査や手術を受けたところ、痛みはかなり軽減し、トイレの回数も1日5〜6回まで減ったという。
日本で間質性ぼうこう炎の治療薬として認められている薬はない。三環系抗うつ薬や抗ヒスタミン薬、消炎鎮痛剤などの内服薬を併用するが、いずれも対症療法だ。
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症状を緩和させるには、食事療法も効果があると言われている。患者のぼうこう壁は、粘膜の上皮がところどころ欠け、薄くなっている。粘膜下にある知覚神経を刺激する成分が尿の中にあると、ぼうこう壁にしみて痛みが生じる。
避けた方がよいとされるのが、柑橘(かんきつ)系の果物やそのジュース、酢などの酸味の強い食品やトマト、とうがらしなど刺激の強い食品、納豆などの大豆加工品、アルコールやカフェインを含む飲料などだ。巴医師は「個人差が大きいので、食事日誌を付けて食品と自分の症状との関係を把握することが大切」とアドバイスする。頻尿を避けようと水分制限する患者もいるが、尿が濃くなると症状の悪化を招くため、水分を多めに取る方がよいという。【須田桃子】
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ドクター ご紹介 - http://kanja.ds-pharma.jp/health/yotsu/doctor/078/index.htmlから転載







腰痛の発生頻度や原因について教えてください。
上半身の重さは体重の約70%といわれています。その重さを支えているのが腰椎です。腰椎には椎体という骨の部分と椎間板という骨と骨の間に入っている部分があります。椎体は機械的な負荷により変形が進行し、また骨粗鬆症の進行とともに脆くなっていきます。椎間板も年齢とともに変性していきます。驚くことにこの変性は10歳の子供たちのすでに9%に起こっていると報告されています。治療を要する腰痛の発生頻度の調査では20歳代以上の年齢層ではほぼ同じくらい(40〜65%)で発生していることが報告されています。このような背景から近年、腰痛はもっとも有訴率が高い疾患になっています。大半の腰痛は数日間で治りますが、臀部痛や下肢痛を伴う腰痛は専門的な治療が必要になる場合も多いので注意しましょう。





