2008/7/13 福祉用具もJISマーク YOMIURI ONLINEより転載
福祉用具もJISマーク
(2008年7月13日 読売新聞)

福祉用具に表示されることになったJISマーク
電動車いすや手動車いす、在宅用電動介護用ベッドの三つの福祉用具について、新しいJIS(日本工業規格)マークが表示されることになった。消費者が福祉用具を選ぶ上で参考になりそうだ。
新しいマークは、高齢者にもわかりやすいように、つえを持った高齢者を子どもが案内するイラストと「福祉用具」の文字が入っている。イラスト入りのJISマークは初めて。
実は、これまでにも福祉用具の規格はあった。製品が規格を満たしているかどうかを調べる認証機関がなかったため、製品にJISマークは表示されていなかった。
ところが、昨年5月以降、電動車いす15件、手動車いす3件、電動介護用ベッド1件と、重傷・死亡事故などが相次いだことから、認証機関24団体で作るJIS登録認証機関協議会は、具体的な製品の点検方法を含む認証指針を定めた。
24団体のうち日本品質保証機構、電気安全環境研究所、日本文化用品安全試験所の3団体が、福祉用具の認証機関となることを目指し、今年4〜5月、経済産業省に申請した。早ければ8月にも認証機関として登録され、秋以降、3製品のJISマーク表示が始まる見込みだ。対象となる電動車いすには、オートバイに似たハンドル操作型の電動車いすも含まれる。
JISマーク表示はメーカーにとって義務ではなく、規格を満たさなくても製造はできるが、経産省基準認証政策課は「JISマークによって、消費者は安心して使える製品であるかどうか、判断することができる」と話す。
ただし、やはり過去に事故があった電動介護用ベッドの「手すり」についてはまだJISがないため、経産省は今年度中に規格をつくることを検討している。
福祉用具は介護保険の導入で利用が増え、電動車いすは2006年度で累計出荷台数が約48万台(電動車いす安全普及協会調べ)、電動介護用ベッドも推定で50万〜60万台に上る。日本福祉用具・生活支援用具協会の推計では06年度の市場規模は福祉用具関連全体で1兆2300億円となる。
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