2008/7/14 こころとからだの相談室:明け方や起床時に足がつるのを予防できますか。 毎日jpより転載
こころとからだの相談室:明け方や起床時に足がつるのを予防できますか。
2008年7月14日 毎日らいふ
◇質問
2、3か月前より、明け方や起床時に突然こむら返りが起こったり、伸びをした拍子に足がつったりするようになりました。また、つっていなくても1日中、膝から下にだるさを感じます。こむら返りや足がつった後に頓服的に「芍薬甘草湯」(しゃくやくかんぞうとう)を飲むこともあります。今年の冬(1〜2月ごろ)は冷えがひどく、カイロや厚着では手足先が暖まらず、腹痛や頭痛もともないました。その際は、婦人科で「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)を処方してもらいました。これも更年期障害なのでしょうか? ちなみに、婦人科診療を受けた際にはホルモンの低下や他項目に異常はみられませんでした。(46歳/女性)
◇回答
明け方や起床時に起こるこむら返りは、「筋肉への酸素不足と血液中の老廃物の排除が不十分となることが原因」と言われています。マラソン選手が走っているときに足がつることがあるように、筋肉に酸素や栄養が不足すると筋肉が硬くなって痙攣(けいれん)などを起こしやすくなるものです。
さらに、血液は脳をはじめとした全身へ酸素を運んでいますので、血液循環が悪くなって脳への酸素供給量が低下すると、酸素不足による頭痛なども起こりますし、体温調節にも大きく影響して、手足の冷えなども起こりやすくなってしまいます。
ご相談者については、日ごろから膝下のだるさを感じていることから、もともと血液循環が通常よりも悪いために、酸素や栄養が十分に補充できていないと思われます。
漢方では血液が不足した状態を「血虚」(けっきょ)、血液循環が悪くなって血液中に老廃物が増えた状態を「お血」と呼び、女性に多く見られる状態として重要視しています。
このような場合、血虚を改善する「補気補血剤」(ほきほけつざい)、お血を改善する「活血理気剤」(かっけつりきざい)などを組み合わせた処方を状態に合わせて調合します。できれば、体のクセ(体質)を直接お伺いできると、具体的な方法や処方をご紹介できると思われます。
なお、今まで服用されていた芍薬甘草湯は、筋肉の痙攣を一時的に緩和する処方ですので、頓服として服用されておくとよいと思います。また、当帰四逆加呉茱萸生姜湯は「きょ寒剤」といって体内の冷えを改善していく処方ですので、悪い処方ではないと思いますが、エアコンによる冷えに気をつけておくことで、今の時期は必要ないと思われます。
回答者:竹花洋史(薬剤師/八仙堂漢方薬局 古淵店 神奈川県相模原市古淵2‐18‐3 TEL042-769-0305/メール kanpou@hassendou.com
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腰痛の発生頻度や原因について教えてください。
上半身の重さは体重の約70%といわれています。その重さを支えているのが腰椎です。腰椎には椎体という骨の部分と椎間板という骨と骨の間に入っている部分があります。椎体は機械的な負荷により変形が進行し、また骨粗鬆症の進行とともに脆くなっていきます。椎間板も年齢とともに変性していきます。驚くことにこの変性は10歳の子供たちのすでに9%に起こっていると報告されています。治療を要する腰痛の発生頻度の調査では20歳代以上の年齢層ではほぼ同じくらい(40〜65%)で発生していることが報告されています。このような背景から近年、腰痛はもっとも有訴率が高い疾患になっています。大半の腰痛は数日間で治りますが、臀部痛や下肢痛を伴う腰痛は専門的な治療が必要になる場合も多いので注意しましょう。





