2008/7/24 運動で糖尿病予防 (2)「ややきつい」程度で YOMIURI ONLINEより転載
運動で糖尿病予防
(2)「ややきつい」程度で
(2008年7月24日 読売新聞)

糖尿病の予防を目的にする場合、どの程度の強さの運動が必要なのだろうか。
お茶の水女子大准教授の曽根博仁さん(生活習慣病医学)は「簡単に言えば、自分で『ややきつい』と感じるぐらい」と解説する。
運動中の感覚としては、〈1〉呼吸は弾むが、会話はできる〈2〉軽く汗ばむ――そんな程度がちょうど良い。息が切れて会話できないようでは、きつすぎる。逆に、歌を歌いながらできたり、全然汗が出なかったりするのは、軽すぎる。
心拍数(1分当たり)でいうと、安静時心拍数(60〜70ぐらい)と最高心拍数(220から年齢を引いた値)の幅の中で、5〜6割に当たる程度(計算式を参照)。40歳なら120〜130、60歳なら110〜120が目安だ。
曽根さんによると、「ややきつい」運動で筋肉が刺激されると、筋肉が血中の糖を取り込む働きが活発になる。
一方、あまり激しい運動をすると、体はそれを強いストレスと感じ、ストレスに対抗するホルモンを出す。これらには血糖値を上昇させる作用もあり、激しい運動は逆効果になりかねないという。

50歳ごろから糖尿病予備軍と指摘されていた新潟県の井出勝正さん(63)。「老後、薬漬けになりたくない」と6年前、自力で予備軍から脱出しようと決意。始めた運動は、週1回、30〜40分かけて行う5キロのジョギングと、ほぼ毎日、室内でテレビを見ながら行う健康器具の足踏み運動=写真=。無理して三日坊主では意味がないと、どちらも「ややきつい」運動だった。
それでも、140あった食後2時間の血糖値は、1年で96まで下がり、無事、糖尿病予備軍を脱した。次第に運動に慣れ、今は1時間で10キロ走らないと手応えがない。
「体力がつくと『ややきつい』と感じる運動も変わってきます。体力に合わせて運動強度を変えると効果が持続します」と曽根さんは話す。
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腰痛の発生頻度や原因について教えてください。
上半身の重さは体重の約70%といわれています。その重さを支えているのが腰椎です。腰椎には椎体という骨の部分と椎間板という骨と骨の間に入っている部分があります。椎体は機械的な負荷により変形が進行し、また骨粗鬆症の進行とともに脆くなっていきます。椎間板も年齢とともに変性していきます。驚くことにこの変性は10歳の子供たちのすでに9%に起こっていると報告されています。治療を要する腰痛の発生頻度の調査では20歳代以上の年齢層ではほぼ同じくらい(40〜65%)で発生していることが報告されています。このような背景から近年、腰痛はもっとも有訴率が高い疾患になっています。大半の腰痛は数日間で治りますが、臀部痛や下肢痛を伴う腰痛は専門的な治療が必要になる場合も多いので注意しましょう。





