鍼灸・整骨の治療だけでなく、身体バランス調整を通した健康的な美容までのトータルケアを

京都市下京区/富士鍼灸整骨院(ふじしんきゅうせいこついん)

2008/5/12 夜型にずれないよう調節 @nifty.comより転載

夜型にずれないよう調節

 
2008年5月12日(月)16時37分配信 共同通信

 昼夜のリズムを刻む体内時計が正確に働くよう、生物の脳などでDECと呼ばれる遺伝子が調節役を果たしていることを、広島大の加藤幸夫教授らのチームが12日までに突き止めた。体内時計に関してはCLOCKなど4種類の遺伝子が知られているが、DECはそれとは別に午前中に強く働き、リズムが夜型にずれないように調節していた。加藤教授は「リズムが狂うと高血圧やがんになるとの報告もある」と話している。

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2008/5/12 炎症性腸疾患の仕組み解明 @nifty.comより転載

炎症性腸疾患の仕組み解明

 
2008年5月12日(月)19時41分配信 共同通信

 北海道大遺伝子病制御研究所の西村孝司教授(54)らの研究チームは12日、厚生労働省が難病指定する炎症性腸疾患を引き起こす原因が、体内にあるリンパ球の1種「CD8T細胞」の異常増殖により生み出される物質だとマウス実験で突き止め、疾患発生の仕組みも解明したと発表した。研究グループは「根本的な治療薬の開発につながることが期待できる」としている。

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2008/5/12 コンタクト原因の角膜感染症、「使用法守らず」3割 m3.comより転載

コンタクト原因の角膜感染症、「使用法守らず」3割


記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年5月12日】

角膜感染症:コンタクト原因、「使用法守らず」3割

 コンタクトレンズが原因とみられる角膜感染症で入院した患者の少なくとも3割は、レンズの使用方法を守っていなかったことが、日本眼感染症学会などの調査で分かった。視力補正用コンタクトレンズは薬事法の高度管理医療機器に指定されている。厚生労働省は販売業者に、適切な使用方法などを購入者に提供することを求めているが、不十分な実態が浮かんだ。
 角膜で細菌やカビが繁殖した状態を角膜感染症と呼ぶ。失明の恐れもある。コンタクトレンズは角膜に直接装着するため、適切に使用しないと、角膜が傷ついて感染しやすくなる。
 調査は全国の224施設を対象に1年間実施した。コンタクトレンズが原因とみられる角膜感染症で入院治療を受けた重症患者161人について、診断結果を聞くとともに、患者へのアンケートも依頼した。不適正な使用のケース(複数回答)は、寝る前に外すタイプのレンズを「装着したままにしていた」との回答と、2週間ごとに交換する使い捨てレンズを「1カ月ほど使い続けた」との回答が、それぞれ回答者全体の2割だった。【下桐実雅子】

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2008/5/12 てんかんの原因遺伝子発見 治療薬につながる可能性 m3.comより転載

てんかんの原因遺伝子発見 治療薬につながる可能性


記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年5月12日】
 発達の遅れを伴うてんかん「大田原(おおたはら)症候群」の原因遺伝子を、松本直通(まつもと・なおみち)横浜市立大教授や山形大などのチームが発見、11日付の米科学誌ネイチャージェネティクス電子版に発表した。
 チームの才津浩智(さいつ・ひろとも)・横浜市大助教は「この遺伝子によってつくられるタンパク質が正しく働くようにする物質を見つけられれば、治療薬開発につながる可能性がある」と話している。
 大田原症候群は主に新生児期に発症し、薬が効きにくい。患者は10万人に1人以下とみられる。
 チームは患者1人の遺伝情報を解析し、染色体の一部が欠けていることを見つけた。そこに存在するはずの遺伝子のうち、脳で働く「STXBP1」に着目。13人の患者を調べたところ、4人で変異があった。健康な人には変異がなかったことから、原因遺伝子の1つと判断した。
 この遺伝子がつくるタンパク質は、脳の神経細胞で神経伝達物質の放出にかかわることが分かっている。チームは、タンパク質の変異で脳の情報伝達に異常をきたすことが、てんかんの発症につながる可能性があるとみている。

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2008/5/12 窒息事故、最多は「もち」=ご飯、パンも多く−乳幼児と高齢者に注意・厚労省 @nifty.comより転載

窒息事故、最多は「もち」=ご飯、パンも多く−乳幼児と高齢者に注意・厚労省

 
2008年5月12日(月)6時6分配信 時事通信
 窒息事故を起こした食べ物を厚生労働省研究班(主任研究者・向井美恵昭和大歯学部教授)が調査したところ、最も多かったのは「もち」だったことが12日、分かった。原因となった食品が判明したケースの2割を占め、パンやご飯などを含め「穀類」が目立った。
 厚労省は「予想より原因食品が多岐にわたる」と指摘。事故の多い乳幼児、高齢者がいる家庭や関連施設に注意喚起するため、都道府県に通知を出した。

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2008/5/11 6割強が慢性疲労=腰痛、肩こり…人不足も深刻−介護現場を全国調査・日本医労連 @nifty.comより転載

6割強が慢性疲労=腰痛、肩こり…人不足も深刻−介護現場を全国調査・日本医労連
 
 
2008年5月11日(日)14時37分配信 時事通信
 
 介護現場で働く人の6割強が慢性疲労を感じ、十分な福祉サービスが提供できていないと考える人の7割強が人員不足を理由に挙げていることが11日、病院や福祉施設などの職員らで構成する日本医療労働組合連合会(東京都台東区)の全国調査で分かった。
 調査は昨年12月中旬から3月上旬にかけ実施。調査票2万5000枚を送り、介護施設や養護施設などで働く職員らから6818枚の有効回答を得た。回答者は女性が約8割、ヘルパーなどの介護職が約6割、看護職が2割弱などだった。
 その結果、「健康の不安」を感じる人が過半数を占め、特に「疲れが翌日に残る」(43.2%)と「休日でも回復しない」(18.1%)を足した6割強が慢性疲労を訴えた。具体的な体調不良は、複数回答で腰痛(53.9%)、肩凝り(51.1%)、手荒れ(40.8%)などだった。

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2008/5/10 窒息原因の半数は穀類 @nifty.comより転載

窒息原因の半数は穀類

 
2008年5月10日(土)17時15分配信 共同通信


 厚労省研究班による食品窒息事故の調査で、もちやご飯、パンなど穀類が原因のケースが半数を占めた。10日、分かった。65歳以上では穀類、10歳未満ではあめなどの菓子類が原因となることが多かった。「普段食べているものでもよくかみ、細かくして」と注意を呼び掛けている。研究班の調査では、06年の窒息事故で0−105歳の592人が搬送され、10歳未満は12%、65歳以上は76%だった。

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2008/5/7 傷ついた脊髄、自分の細胞で治る? 神経堤幹細胞、秘密を解明 m3.comより転載

傷ついた脊髄、自分の細胞で治る? 神経堤幹細胞、秘密を解明


記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年5月4日】

神経堤幹細胞:傷ついた脊髄、自分の細胞で治る?--秘密を解明

 体のさまざまな組織にあり、神経や筋肉などになる多能性を持つ「神経堤(しんけいてい)幹細胞」が、採取した組織によって存在する割合が違い、異なる性質を持つことを、岡野栄之・慶応大教授らがマウスの実験で突き止めた。この細胞はヒトにもあり、将来、患者由来の細胞を使った脊髄(せきずい)損傷などの治療に役立つ可能性があるという。
 神経堤は将来、脳や脊髄になる部分と皮膚になる部分の境界に存在する細胞の集団。脊椎(せきつい)動物の発生初期だけに現れ、成長すると消えてしまう。
 同大大学院博士課程の名越慈人(なりひと)医師と岡野教授らは、神経堤から分化した細胞が蛍光で光る遺伝子組み換えマウスを使い、骨髄と皮膚、脊髄から伸びた神経の一部「後根神経節」の3カ所から神経堤由来の細胞を採取した。

 ◇分化能力にも差

 この中から、未分化状態の幹細胞をより分け、増殖能力があることを確認。さらに、神経や筋肉の細胞に分化する多能性があることも実際に確かめた。組織中に神経堤幹細胞が存在する割合は、後根神経節が細胞1000個に1個に対し、骨髄では1000万個に1個。分化能力も元の組織によって違うことが分かった。
 一方、神経堤幹細胞が血流にのって移動し、生まれる直前に骨髄に入る過程をマウスの胎児で追跡。骨髄の中に神経を生み出す幹細胞が存在する理由を初めて明らかにした。
 後根神経節は脊髄の隣にある。岡野教授は「将来的には、脊髄損傷の患者本人から採取した神経堤幹細胞を治療に使える可能性もある」と話す。すでにヒトの皮膚や後根神経節から神経堤幹細胞を採取し、培養する研究を始めているという。
 米科学誌「セル・ステムセル」4月号で発表した。【須田桃子】

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2008/5/7 「血1滴で万病診断、5年待って」 ノーベル賞田中さん asahi.comより転載

「血1滴で万病診断、5年待って」 ノーベル賞田中さん
 
2008年05月07日
 
 島津製作所の田中耕一フェロー(48)が7日記者会見し、02年のノーベル化学賞受賞後に5年先の目標として語った「血液1滴から様々な病気を分析出来る技術」について「人間の体内はもっとシンプルだと思っていたが認識が甘かった。実現にはあと5年かかりそう」と述べた。
 
写真
5年間の研究成果を説明する島津製作所の田中耕一フェロー=京都市中京区
 
 研究室では、従来型の数十倍の感度でたんぱく質を分析でき、がんなどの早期発見につながると期待される新型分析装置の試作機を初公開。秋ごろから内外のがん研究機関などに貸し出し、「万病診断」の実現に向けた実証実験を始める。試作機の能力アップや費用の削減が現在の主な課題だという。
 また、ノーベル賞を受賞した技術で作った分析装置が当時1台しか売れず、その後参入した米メーカーなどに市場を席巻された「失敗」をふまえ、「当時は社内外に『会社に入りたての人間がすごい発明をしたはずがない』という呪縛があった。権威にとらわれず、優れた基礎技術に資金を投入して使えるモノに育てるのが今後の私の使命」と話した。
 03年に設立された「田中耕一記念質量分析研究所」の5周年を機に会見した。

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2008/5/4 子どもの数、27年連続減少 @nifty.comより転載

子どもの数、27年連続減少

 
2008年5月4日(日)17時22分配信 共同通信

 「こどもの日」を前に、総務省が4日発表した人口推計によると、今年4月1日現在の15歳未満の子どもの数は前年に比べ13万人減の1725万人と過去最少を更新した。1982年から27年連続の減少。総人口に占める割合も13・5%と34年連続で低下し、世界でも最低水準になっている。総務省は「出生児数の減少が、子どもの数全体を引き下げている」と分析。効果的な少子化対策が急がれそうだ。

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2008/5/1 糖尿病「予備軍」含めると1870万人、4年で15%増 @nifty.comおよびm3.comより転載

糖尿病「予備軍」含めると1870万人、4年で15%増


2008年5月1日(木)19時7分配信 J-CASTニュース
 
   厚生労働省が2008年4月30日公表した「06年国民健康・栄養調査」によると、約1879万人の成人が「予備軍」を含めて糖尿病が強く疑われることがわかった。02年の前回調査に比べて250万人(15.4%)の増加。調査は06年11月、全国の約1万1000人を対象に実施。そのうち、血液検査を行った男女4296人の分析結果を06年10月の推計人口に当てはめて推計した。
 



糖尿病、約1870万人 成人5・6人に1人 予備軍含め、女性が急増 06年国民健康・栄養調査


記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年5月1日】
 成人の糖尿病患者と予備軍の総人数は2006年時点で約1870万人に上ると推計されることが30日、厚生労働省の「06年国民健康・栄養調査」で分かった。
 男性が880万人、女性は990万人で、5.6人に1人となる計算。02年の前回調査より250万人(15・4%)の増加で、このうち女性が200万人と大半を占めた。
 同省が糖尿病の患者数の調査を始めた1997年以降、増加の一途にあり、専門家からは「歯止めがかからず、ゆゆしき事態だ」との指摘が出ている。
 年代別の人口に占める割合は70歳以上が34・8%(男性35・4%、女性34・3%)と最多で、若い世代ほど少なくなっている。厚労省は「高齢化社会が急速に進んでいることが背景にあり、加えて国民の間で運動不足や高カロリーの食生活が広がっていることが大きな要因」(生活習慣病対策室)と分析している。
 調査は06年11月、全国の約3600世帯を無作為に抽出。4296人の血液検査結果や調査票への回答を基に、成人全体の推計値を算出した。
 それによると、血液中のヘモグロビン濃度が6・1%以上で、「糖尿病が強く疑われる人」(患者)が約820万人、濃度が5・6%以上6・1%未満で「糖尿病の可能性を否定できない人」(予備軍)が約1050万人だった。
 70歳未満の年代別人口に占める割合は、60代29・0%、50代23・0%、40代13・6%、30代4・1%、20代1・1%。2年よりも40代男性が6・2ポイント増えたほか、50代女性が5・5ポイント増、70歳以上の女性も6・0ポイント増となるなど中高年の増加が目立った。
 厚労省が02年まで5年ごとに実施していた「糖尿病実態調査」では、同年時点で糖尿病患者と予備軍の推計人数は計約1620万人。1997年は計約1370万人だった。

▽国民健康・栄養調査

 国民健康・栄養調査 国民の身長・体重や食品の摂取状況、飲酒や喫煙、運動習慣など健康面全般に関する厚生労働省の調査。毎年実施し、生活習慣病対策などの基礎資料としている。対象は全国各地から抽出した3000?4000世帯。1952年に「国民栄養調査」として始まり、健康増進法施行を機に、2003年から現在の名称になった。質問内容は喫煙のように毎年継続調査する項目のほか、社会状況に応じて数年おきに実施する項目がある。

▽糖尿病

 糖尿病 体内ホルモンのインスリンが不足するなどして血液中のブドウ糖の濃度が高くなる病気。遺伝的要因のほか、食べ過ぎや運動不足など、長年の生活習慣が引き金となって発症し、患者数が多いことから「国民病」ともいわれる。高齢者ほど発症リスクが高く、網膜症や腎臓障害などの合併症の危険性もある。

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2008/5/1 ALS原因の新遺伝子特定 新潟大、群馬大など m3.comより転載

ALS原因の新遺伝子特定 新潟大、群馬大など


記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年4月30日】
 全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病、筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症(ALS)の原因とみられる新たな遺伝子を特定したと、小野寺理(おのでら・おさむ)新潟大准教授(神経内科)と群馬大、長崎大のチームが28日発表した。論文が米専門誌に掲載された。
 患者の約1割を占める遺伝性ALSの研究を通じ、原因遺伝子の1つは既に発見されている。だが、その遺伝子によるALSは神経細胞の状態が、遺伝性でない(孤発性の)患者と異なるため、別の角度からの研究が必要とされていた。
 チームは、遺伝性の中でも数がかなり少ないタイプのALS患者の神経細胞に、孤発性の患者と同様「TDP43」というタンパク質がたまっていることに着目。患者3人の遺伝子を調べたところ、いずれもTDP43をつくる遺伝子に変異があることが分かった。
 孤発性の患者にこの遺伝子変異はないが、小野寺准教授は「遺伝性の患者でTDP43がALSを引き起こす仕組みを詳しく調べることで、孤発性の治療法研究にも役立ちそうだ」と話している。
(注)米専門誌はアナルズ・オブ・ニューロロジー



新潟大、新たなALS原因遺伝子発見 研究の進展に期待


記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年4月29日】
ALS:新潟大、新たな原因遺伝子発見 研究の進展に期待
 <健康>
 筋肉が次第に動かなくなる難病「筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症(ALS)」の新たな原因遺伝子を、新潟大の小野寺理准教授らが発見した。
 この遺伝子による「TDP43」というたんぱく質の異常が症状を引き起こすとしている。異常は約9割を占める非遺伝性ALSでもみられることから、原因究明が大幅に加速すると期待される。26日付の米神経学会誌で発表した。
 ALSには遺伝性と非遺伝性があり、運動をつかさどる神経が侵され、症状が進むと自力呼吸も難しくなっていく難病。非遺伝性ALS患者の神経細胞には、TDP43というたんぱく質が蓄積することがわかっている。しかし、神経細胞が侵された結果として蓄積するのか、蓄積によって神経細胞が侵されるのかは不明とされていた。
 小野寺准教授らは、TDP43の異常がみられる一部の遺伝性患者を研究。TDP43をつかさどる遺伝子に異常が見つかったことから、TDP43が神経細胞を侵す原因のたんぱく質であるとした。
 これまで遺伝性ALSの大半は「SOD1」という遺伝子の異常が原因とされてきたが、神経細胞の組織が異なるため、互いの研究連携は不透明だった。小野寺准教授は「遺伝性の場合、モデル動物などをつくりやすく研究を進めやすい。ALS研究の進展が期待できる」と話した。【渡辺暢】

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2008/5/1 人とマウス、行動そっくり 種を超えた基本法則存在か m3.comより転載

人とマウス、行動そっくり 種を超えた基本法則存在か


記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年4月30日】
 マウスと人間の行動は動きの速さを別にすれば、休息の取り方などのパターンが全く同じであることを大阪バイオサイエンス研究所(大阪府吹田市)や東京大などの研究チームが突き止め、30日付の米科学誌プロスワンに論文を発表した。
 チームは、体内のリズムを生む遺伝子の機能を失ったマウスと、うつ病の人の休息パターンが同じことも発見。生物の行動の背後に種を超えた基本法則が存在する可能性を示すとともに、うつ病の原因究明にもつながる成果として注目される。
 発表したのは、同研究所の内匠透(たくみ・とおる)研究室長(神経科学)や山本義春(やまもと・よしはる)東大教授(生体情報論)ら。マウスはかごに入れ、重みに反応するセンサーを敷いて動きを記録。人には腕時計型の加速度センサーを着けて普通に生活してもらい、体の動きを記録した。
 活動時間や休息時間について、長いものや短いものがどんな頻度で現れるかを分析すると、パターンは全く同じで、人の動きを100倍の速さで早回しすればマウスと同じになることが分かった。
 山本さんは「人とマウスの脳には同じ回路があって、行動を支配する同じ法則を作り出しているのではないか」と語る。
 一方、体内のリズムをつくる「時計遺伝子」のうち「Per2」の機能を失ったマウスと、うつ病の人では、長い休息時間の頻度が高いというパターンが同じだった。
 Per2に変異のある人で睡眠障害が起こることは知られているが、うつ病との関係は不明だ。内匠さんは「時計遺伝子の機能が失われることで、うつ病になる可能性はある」と話している。

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2008/4/30 抗がん物質作る木の耐性解明=効率的生産法へ応用期待−千葉大 @nifty.comより転載

抗がん物質作る木の耐性解明=効率的生産法へ応用期待−千葉大
 
 
2008年4月30日(水)4時37分配信 時事通信
 
 日本で開発された抗がん剤「塩酸イリノテカン」に応用されている細胞の分裂増殖を妨げる物質「カンプトテシン」は、庭木にもされるキジュ(喜樹)やクサミズキから抽出して生産されているが、これらの木が自らは影響を受けない仕組みが分かった。千葉大大学院薬学研究院の斉藤和季教授らが30日までに米科学アカデミー紀要電子版に発表した。
 抗がん剤が効かなくなる耐性の仕組みの解明や、カンプトテシンを別の生物を使って効率的に生産する方法の開発に役立つと期待される。
 カンプトテシンは、DNAの複製などを担う酵素「トポイソメラーゼI」の働きを邪魔する。斉藤教授らが、キジュのほか、カンプトテシンを生み出す南西諸島の植物「チャボイナモリ」などを調べたところ、同酵素を構成するアミノ酸の一部が変異していることが判明した。

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2008/4/29 アルツハイマー治療に光、さい帯血注射で有効? @nifty.comより転載

アルツハイマー治療に光、さい帯血注射で有効?


2008年4月29日(火)3時2分配信

 読売新聞へその緒の血液(さい帯血)を静脈に注射する手法で、アルツハイマー病の原因物質を脳内で蓄積しにくくすることに、埼玉医科大総合医療センターの森隆准教授と米国・南フロリダ大のチームが成功した。
 さい帯血移植は白血病などの治療に広く使われているが、高齢社会で増加しているアルツハイマー病の治療にも有効である可能性がでてきた。成果は、米医学誌「ステム・セルズ・デベロップメント」(電子版)に掲載された。
 アルツハイマー病は、脳にアミロイドベータ(Aβ)と呼ばれるたんぱく質が異常に蓄積することで神経細胞が死に、認知障害が出る病気。そのため、Aβの蓄積を抑える薬の開発が世界中で進められている。
 研究チームは、生まれつきAβが蓄積しやすいマウス10匹の静脈に、2〜4週間おきに人のさい帯血細胞を10万個ずつ計8回注射した。すると、さい帯血細胞を注射しなかったマウスに比べ、脳内のAβ量は約7割減少した。

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2008/4/28 筋萎縮性側索硬化症の新遺伝子特定 @nifty.comより転載

筋萎縮性側索硬化症の新遺伝子特定
 
 
2008年4月28日(月)22時0分配信 共同通信

 全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病である筋萎縮性側索硬化症(ALS)の原因とみられる新たな遺伝子を特定したと、小野寺理新潟大准教授と群馬大、長崎大のチームが28日発表した。論文を米専門誌に掲載。患者の約1割を占める遺伝性ALSの研究を通じ原因遺伝子の1つは既に発見されているが、その遺伝子によるALSは神経細胞の状態が遺伝性でない患者と異なるため、別の角度からの研究が必要とされていた。

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2008/4/28 マラリア原虫の受精に必須のたんぱく質発見 m3.comより転載

マラリア原虫の受精に必須のたんぱく質発見


記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年4月27日】

マラリア:原虫の受精に必須のたんぱく質 自治医大など発見

 マラリアを起こすマラリア原虫の受精に不可欠なたんぱく質を、自治医科大学などが発見した。このたんぱく質を持たない原虫は受精しないことも確認し、同大医学部の平井誠助教(寄生虫学)は、「マラリアの伝染拡大を食い止めるワクチンの開発に弾みがつく」としている。
 マラリアは感染者の血液を蚊が吸うと、蚊の体内で原虫が受精し増殖する。同大や理化学研究所などの共同研究チームは、立教大のチームが発見した植物の受精に必要な「GCS1」という特殊なたんぱく質に着目した。
 マラリア原虫で、このたんぱく質の働きを調べた結果、GCS1が働くことで原虫が受精し、増殖することを確認した。GCS1を持たない原虫を作成したところ、蚊の体内で原虫が受精・増殖しないことを突き止めた。
 GCS1の働きを阻害するワクチンをつくり投与すれば、蚊が血を吸っても原虫は増殖せず感染拡大を防げるという。原虫そのものを攻撃する従来のワクチンなどと併用すれば、「やがてはマラリア撲滅へ進む可能性がある」(平井助教)という。【松谷譲二】

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2008/4/28 レタスからアレルギー抑制薬 @nifty.comより転載

レタスからアレルギー抑制薬
 
 
2008年4月28日(月)18時46分配信 共同通信
 
 レタスの葉に含まれる葉緑体に、アレルギー反応を抑える薬剤成分をつくらせることに、京大と奈良先端科学技術大学院大のチームが成功し、28日発表した。植物を工場として利用し、安全で安価な薬品製造につながる成果。将来は“食べるアレルギー薬”が登場する可能性もありそうだ。この成分は「チオレドキシン」というタンパク質。炎症反応を抑えぜんそくやアトピー性皮膚炎の症状を和らげる効果がある。

 
 
<長寿レタス>奈良先端科技大と京大が開発、実用化目指す
 
2008年4月28日(月)21時52分配信 毎日新聞


 奈良先端科学技術大学院大の横田明穂教授と、京都大ウイルス研究所の淀井淳司教授の研究グループは28日、ストレスやアレルギー、がんから体を守り、長寿に導くたんぱく質「ヒトチオレドキシン1」を多量に含むレタスの開発に成功したと発表した。ヒトチオレドキシン1を植物を使って生産したのは世界初。3年後の実用化を目指しており、薬や健康食品、化粧品などの開発につながる成果として注目される。
 グループは、植物の葉緑体がたんぱく質を多量に蓄積できることに注目。容易に生産できるレタスの葉緑体ゲノムに、ヒトチオレドキシン1の遺伝子を導入する手法で、レタス1株(350グラム)当たり0.7グラムの精製に成功した。
 野菜を使うため安全性が高く、大量生産が可能。この手法だと遺伝子組み換えが葉緑体部分にとどまるため、花粉が飛散しても生態系を乱したり、環境を汚染する心配がないという。今後、企業とも連携し、人体への安全性をさらに確認する。
 ヒトチオレドキシン1は80年代後半、淀井教授らが発見した。抗酸化や抗炎症、抗老化作用を持ち、過剰摂取による中毒もほとんどないため応用が期待されていた。既に大腸菌からの精製が成功して実用化に向け研究が進んでいるが、毒性のあるエンドトキシンを多く含むため精製コストが高く、安全面でも課題が残っていた。【谷田朋美】

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2008/4/26 「がんワクチン」臨床試験拡大、他に治療法ない170人対象に @nifty.comより転載

「がんワクチン」臨床試験拡大、他に治療法ない170人対象に


2008年4月26日(土)14時36分配信 読売新聞
 
 東京大医科学研究所病院(東京・港区)は5月から、手術や抗がん剤、放射線などの治療が適さない乳がん、大腸がんなどの患者約170人を対象に、大規模で本格的な「がんワクチン」による臨床試験を行う方針を決めた。
 がんワクチンは、がん細胞特有の目印物質(抗原)を複数注射し、がん細胞を攻撃する免疫力を増強する治療法で、副作用が少ないのが特徴。国内13大学で行われた小規模試験では一部のがん患者でがんの増殖抑制効果が確認されており、成果が注目される。
 同病院が臨床試験を行うのは、食道がん、胃がん、膵臓(すいぞう)がん、乳がん、肺がん、大腸がんの6種。代表的ながんを対象に網羅的に試験を行うのは国内で初めて。
 対象は、ワクチン投与以外に治療法のない患者。例えば、女性ホルモンや「HER2」という遺伝子が病気の進行に深くかかわっている乳がんでは、これらを抑える薬が効果を示しているが、臨床試験の対象は、こうした治療薬の対象とならない患者で、乳がんでは年間4000〜8000人が該当するとみられる。

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2008/4/24 褒められたときの脳を撮影 金銭もらうのと同じ反応 m3.comより転載

褒められたときの脳を撮影 金銭もらうのと同じ反応


記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年4月24日】
 褒められるのは脳へのごほうび? 自然科学研究機構生理学研究所(愛知県岡崎市)の定藤規弘(さだとう・のりひろ)教授(神経科学)らのグループが世界で初めて、褒められた時の人の脳内画像を撮影、24日付の米科学誌「ニューロン」に発表した。
 定藤教授らは、金銭のような報酬を得ると脳内の線条体という部位の活動が活発になることに着目。19人の男女を対象に、カードゲームで勝って賞金を得たときと、「信頼できる」などと褒められたときの脳を磁気共鳴画像装置(MRI)で撮影。両方の場合で平常時と比較し、同じ部位で血流が平均0・3%増加していることが確認されたという。
 同教授は、今回の実験で他人から評価されることも報酬として認識され、線条体が活発になることが裏付けられたとし「『褒められると伸びる』とも言われる人間の社会的活動の解明への第一歩。教育などへの応用も可能かもしれない」と話した。

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2008/4/24 生後55日の女児、母親から肝移植100グラム…無事退院へ @nifty.comより転載

生後55日の女児、母親から肝移植100グラム…無事退院へ


2008年4月24日(木)15時2分配信 読売新聞
 
 原因不明の重い肝臓病・劇症肝炎を発病し、生後55日で母親(20)の肝臓の一部を移植する生体肝移植を受けた東京都の女児が、24日午後、国立成育医療センター(東京都世田谷区)を退院する。生後60日以内の生体肝移植で劇症肝炎の赤ちゃんが救命できたのは国内2例目。
 この女児は昨年12月、母親の故郷の沖縄県で生まれた。生後1か月ころから黄だんが出るなどし、県内の病院で、急激に肝臓細胞が破壊される「劇症肝炎」と診断された。乳児の発病は年間3人ほどとまれで、死亡率が高い。
 今年2月、国立成育医療センターに転院。母親が肝臓(1100グラム)の一部を提供する生体肝移植が同月11日行われた。
 身長50センチ、体重3600グラムの小さな体に合わせて移植された肝臓は、わずか100グラム。直径1・5ミリほどの血管を縫い合わせるなど難しい手術は9時間ほどに及び、無事、成功した。

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2008/4/22 滋賀・産科医数は全国最少 m3.comより転載

滋賀・産科医数は全国最少


記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年4月22日】
ご近所のお医者さん:/45 産科医数は全国最少 /滋賀

 前回に続き、厚生労働省が2年に一度行っている医師調査を基に県内の現状をみてみます。
 人口当たりの医師数が全国的に少ない状況にある滋賀の医療施設従事医師数を診療科別にみると、06年現在で内科が928人と最多。続いて小児科417人、外科297人▽消化器科(胃腸科)291人▽整形外科253人▽循環器科245人▽眼科128人▽精神科112人などとなっています。
 04年現在と比較すると、これらの診療科のうち外科、消化器科、整形外科、循環器科、眼科が増加し、内科と小児科、精神科は微減ですが、特に減少傾向にあるのが産科医(産婦人科・産科)です。
 全国的にもこの傾向がうかがえますが、滋賀は06年(83人)が04年(104人)と比べて約2割減の大幅減少となっています。このように産婦人科と産科に従事する医師数の地域差が生じています。
 昨年発表された医師調査では初めて産科医数の格差を調べています。その結果によると、06年現在、15-49歳の女性人口10万人当たりの産科医数は全国平均が38・7人。これに対し、滋賀は26・8人と全国最少です。
 近畿の他府県はすべて30人を超えており、全国最多の鳥取との格差は2・26倍に上ります。医師全体の最大格差2・01倍(京都と埼玉)よりも大きい差です。このコーナーで、地域診療に携わる医師から指摘されている産科医の危機的状況が数字に明確に表れています。(係から)=この項続く

……………………………………………………………………………
 
 ◇都道府県別産科医数(15-49歳の女性人口10万人当たり)

【上位】        【下位】
(1)鳥取 60.5  <47>滋賀  26.8
(2)徳島 54.6  <46>埼玉  27.6
(3)島根 51.5  <45>北海道 31.5
(4)宮崎 50.9  <44>青森  31.8
(5)長崎 50.5  <43>奈良  31.9

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2008/4/22 乾癬の原因遺伝子を特定 徳島大、抜け毛にも関係 3.comより転載

乾癬の原因遺伝子を特定 徳島大、抜け毛にも関係


記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年4月22日】
 皮膚が炎症を起こして角質がはがれ落ちる病気・乾癬(かんせん)の発症に関係する遺伝子の1つを、徳島大の松本満(まつもと・みつる)教授(免疫学)らのチームがマウス実験で突き止め、米科学アカデミー紀要電子版に22日発表した。
 この遺伝子は髪が抜けやすい体質にも関係しているとみられ、松本教授は「乾癬の遺伝子診断や脱毛症の研究にも役立ちそうだ」と話している。
 チームは、表皮細胞をつなぐタンパク質をつくるCDSNという遺伝子に着目。これが働かないようにしたマウスの皮膚を、別のマウスに移植して影響を調べると、移植皮膚には炎症が起き、角質が厚くなる乾癬の症状が出た。移植皮膚の体毛も大部分が抜け落ちた。
 乾癬は国内に4万人以上の患者がいるとみられるが、詳しい仕組みは不明。松本教授は「CDSNを含む複数の遺伝子異常に環境要因が加わり、発症につながるのでは」とみている。

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2008/4/22 「エンブレル」使用、84人「関係否定できず」 日本リウマチ学会が死亡患者分析 m3.comより転載

「エンブレル」使用、84人「関係否定できず」 日本リウマチ学会が死亡患者分析


記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年4月22日】
リウマチ薬:「エンブレル」使用、84人「関係否定できず」--学会が死亡患者分析
 関節リウマチ薬「エンブレル」(一般名エタネルセプト)を使用し、同薬との因果関係が否定できない死者が84人に上ると、日本リウマチ学会(小池隆夫理事長)の特別調査委員会が21日、札幌市で開かれた同学会シンポジウムで発表した。一部の専門家からは「感染症発症の危険が高い患者などへの処方には、より注意が必要だ」という声も出ている。
 エンブレルは05年1月に厚生労働省の承認を受け、同3月から製造販売元のワイス(東京都品川区)が武田薬品工業(大阪市中央区)と販売している。
 発表によると、昨年4月までに薬を使い始めた登録患者1万3894人のうち、薬との因果関係が否定できない感染症、間質性肺炎などで死亡した患者は84人だった。使用後に何らかの症状を訴えた患者は31%で、結核感染者は12人いた。
 一方、エンブレルの使用で、85%の患者の症状が改善した。
 関節リウマチ患者の死亡率は一般の1・5-2・0倍とされるが、エンブレル使用者は1・46倍だった。
 臨床試験で副作用や長期使用での安全性に疑問が残ったため、厚労省は発売後一定期間、使用した患者全員の登録と、追跡調査を義務付けていた。
 昨年12月の両社の発表では、登録患者で薬との因果関係が否定できない死者は76人、昨年4月の登録終了後の死者は3人だった。
 調査結果を報告した特別調査委の針谷正祥・東京医科歯科大客員教授は「恩恵を受ける人の方が多く、一概に危険な薬と判断できない」と話した。【千々部一好、大場あい】

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2008/4/19 女性の経血から心筋細胞…骨髄細胞より100倍効率良く @nifty.comより転載

女性の経血から心筋細胞…骨髄細胞より100倍効率良く


2008年4月19日(土)18時56分配信 読売新聞
 
 心臓病治療などに使える可能性がある心筋細胞を、女性の経血から効率良く作ることに、慶応大と国立成育医療センターなどのグループが成功した。
 骨髄細胞より約100倍も効率が高く、採取に痛みと危険を伴わない利点がある。
 慶大の三好俊一郎講師らは、女性9人から経血の提供を受け、約1か月培養して、再生能力を持つ幹細胞だけを分離。これらを心筋梗塞(こうそく)にしたラットの心臓に移植すると、移植した細胞が心筋に変化し症状が改善した。
 また、シャーレの中でラットの心筋細胞と一緒に2週間培養すると、20%の細胞がシート状の心筋細胞に変化して拍動を始めた。人の骨髄細胞だと、0・2〜0・3%にとどまった。
 経血には子宮内膜の組織が混ざっていて、この中に幹細胞が多数含まれているらしい。三好講師は「特に心臓の組織になりやすい性質があるようだ。心臓病の治療や、心臓の治療薬の副作用を調べるのに使える可能性がある」と話している。

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2008/4/17 増殖を止める3遺伝子発見=がん治療法開発に期待−米チーム @nifty.comより転載

増殖を止める3遺伝子発見=がん治療法開発に期待−米チーム



2008年4月17日(木)6時28分配信 時事通信
  
 骨髄に含まれ、自ら増殖するとともに、さまざまな血液の細胞に段階的に分化する能力(多能性)を併せ持つ造血幹細胞が最初に分化した段階で、増殖を止めるのに不可欠な3遺伝子がマウスで見つかった。米スタンフォード大などの研究チームが17日、英科学誌ネイチャーの電子版に発表した。
 原子力発電所の事故などで放射線を浴び、造血幹細胞の増殖能力が低下した場合、これら3遺伝子の働きを人為的に抑えると、血液の生産を促せるかもしれない。一方、増殖を制御できないために起こる血液のがんでは、3遺伝子の働きが抑えられており、逆に活性化させることで増殖を止める治療法を開発できる可能性がある。

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2008/4/16 ロボットスーツを量産化 ベンチャー企業が起工式 m3.comより転載

ロボットスーツを量産化 ベンチャー企業が起工式


記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年4月16日】
 体に装着して手足の動きをモーターで補助し、高齢者の歩行などを可能にするロボットスーツ「HAL」の量産化に向け、開発者である筑波大の山海嘉之(さんかい・よしゆき)教授らが設立したベンチャー企業サイバーダインの研究開発センター起工式が16日、茨城県つくば市内で開かれた。
 センターは同社の研究・生産の拠点として9月末に完成し、10月に稼働予定。当面は年間400-500着を生産し、数年で数万着規模まで広げる計画で、大手住宅メーカーの大和ハウス工業(大阪市)と提携し、病院などの施設を中心にレンタル用に販売する方針。
 維持費を含むレンタル料は、両足タイプの場合で施設向け月20万円以内、個人向け月10万円以内に抑える予定。事前の受付では、筋肉が萎縮(いしゅく)する筋ジストロフィーの患者ら数百人から問い合わせがあったという。
 HALは、脳から伝わる電気信号を皮膚表面に付けたセンサーで読みとり、モーターで体を動かす補助をする。高齢者や障害がある人の歩行補助、重労働者の負担削減などが期待されている。
 山海教授は「世界への展開も進めていきたい」と話している。


HAL(Hybrid Assistive Limb)について

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2008/4/16 レーザー光で血糖値正確に 長崎県が考案、痛み伴わず m3.comより転載

レーザー光で血糖値正確に 長崎県が考案、痛み伴わず


記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年4月16日】
 長崎県工業技術センター(長崎県大村市)は15日、レーザー光を肌に当て、採血など痛みを伴わずに血糖値を測定できる新たな計測法を考案したと発表した。計測器を改良し、数年後には実用化を目指す。
 これまでにも光を利用する方法はあったが、肌に照射した際に光が散乱するなどして正確な測定ができなかった。同センターは果物の糖度測定のために開発した独自技術を応用。散乱光の強度を2カ所で計測し、計算式に当てはめることで散乱の影響を受けずに正確な血糖値を導き出せるという。
 同センターが昨年夏から年末にかけて、試作装置を使って長崎大学付属病院で糖尿病患者3人の血糖値を測定。採血時の計測データとほぼ同じデータを得ることができたという。
 同センターの下村義昭(しもむら・よしあき)専門研究員(46)は「装置を改良し、臨床テストを積み重ねることで手軽に血糖値を測れる計測器を実現させたい」と話している。

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2008/4/16 <前立腺がん>乳製品食べる男性、発症率が1.6倍に @nifty.comより転載

<前立腺がん>乳製品食べる男性、発症率が1.6倍に
 
 
 
2008年4月16日(水)12時4分配信 毎日新聞
 
 乳製品をたくさん食べる男性は、ほとんどとらない男性に比べ、前立腺がんの発症率が約1.6倍になることが、厚生労働省研究班(主任研究者、津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)の大規模調査で分かった。乳製品は骨粗しょう症や高血圧、大腸がんの予防に有効だとする報告も多く、研究班は「乳製品の摂取を控えた方がいいかどうかは総合的な判断が必要で、現時点での結論は出せない」としている。

 研究班は、95年と98年に登録した全国10府県に住む45〜74歳(登録当時)の男性約4万3000人を04年まで追跡。このうち329人が前立腺がんを発症した。牛乳やヨーグルトなど乳製品の摂取量によって4群で分析した結果、最も多い群は、ほとんどとらない群に比べ、前立腺がんの発症率が約1.6倍になった。摂取量が多いほど危険性が高まる傾向がみられた。

 乳製品に多く含まれるカルシウムと飽和脂肪酸は、前立腺がん発症の危険性を高める可能性のあることが報告されている。【須田桃子】

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2008/4/15 人口10万人当たり、滋賀県内の医師数 全国で32番目の少なさ m3.comより転載

人口10万人当たり、滋賀県内の医師数 全国で32番目の少なさ



記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年4月15日】
ご近所のお医者さん:/44 人口10万人当たり、滋賀県内の医師数 /滋賀

 ◇全国で32番目の少なさ
 地方だけでなく都市部の病院でも、常勤医の不足から休診に至る診療科が各地で相次ぐなど、医療の専門家の間から「医療崩壊が始まっている」との声まで出る現在、だれもが格差のない安心・安全な医療を受けられることが求められています。
 そんななか、注目されているのが“ホームドクター”といえる「ご近所のお医者さん」。このコーナーでは地域の医療を支えるお医者さんのエッセーを掲載していますが、今回はこれまでの内容を変えて医師数の変化などについて紹介します。

    ◇
 厚生労働省は2年に1度、医師調査を行っています。最新の調査結果によると、医療施設従事医師数(人口10万人当たり)は06年現在、全国平均で206・3人。04年に比べると5・3人増え、00年からは14・7人増加しています。
 これに対し、滋賀では06年現在が190・7人で、全国平均より15・6人少なく、都道府県別では32番目です。滋賀以西の西日本はすべて200人を超えていることを考えると、その少なさが目につきます。
 近畿の中でも、全国一の京都府(272・9人)や和歌山県(246・3人)、大阪府(237・6人)、兵庫県(203・4人)、奈良県(201・0人)と比較すると、明らかな差がうかがえます。
 また04年からだと、1人しか増えていないことになります。(係から)=この項続く

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2008/4/12 うつ、受診は4人に1人=周囲や掛かり付け医の役割大−ネット調査 @nifty.comより転載

受診は4人に1人=周囲や掛かり付け医の役割大−ネット調査
 
 
 
2008年4月12日(土)5時32分配信 時事通信
 
 
 うつ病やうつ状態の可能性がある人の4人に1人しか医療機関に掛かっていないことが、12日までにファイザー社のインターネット調査で分かった。受診への抵抗感がいまだ根強いことが浮き彫りになった形だが、家族や友人らに相談することで、受診率は大幅に向上した。
 調査に協力した中込和幸鳥取大教授(精神行動医学)は「自分がうつだという判断は難しく、家族や同僚、掛かり付け医など周りの人が気付くことが重要」としている。
 調査は、うつの認識などに関する一般の人を対象とした調査と、治療実態や満足度に関する患者調査の2種類。昨年2月と3月、それぞれ4000人、1000人を無作為抽出し実施した。

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2008/4/11 放射線から身を守る薬 細胞死を抑制、米チーム m3.comより転載

放射線から身を守る薬 細胞死を抑制、米チーム


記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年4月11日】
 【ワシントン10日共同】放射線による急性障害を防ぐ薬を開発しマウスなどの動物実験で効果を確認したと、米ロズウェルパークがん研究所(ニューヨーク州)などのチームが11日付の米科学誌サイエンス(電子版)に発表した。
 正常細胞だけを保護するため、がんの放射線治療での副作用を緩和するのに有効なほか、原発事故や核攻撃などの緊急事態にも活用できる可能性があるとしている。
 チームによると、食中毒の原因となるサルモネラ菌の成分が、放射線の影響を受けやすい骨髄や胃腸の細胞の死を抑制するとともに組織の新生を促す性質を持つことに着目。この成分を使って薬を開発した。
 致死量の放射線13グレイを数十匹のマウスに照射する実験で、薬を投与しないと13日目までに全部が死んだが、照射30分前に投与すると30日後でも8割以上が生き残った。9グレイの照射では7%しか生存できなかったが、照射一時間後の投与でも40%が生き残った。
 アカゲザルでの実験でも生存率の向上が確認されたという。
 チームは、放射線治療を受けるがん患者を対象に、早ければ年内に臨床研究を始めるという。

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2008/4/11 線虫、鼻で温度も感知=Gタンパクが関与−名古屋大 @nifty.comおよびm3.comより転載

線虫、鼻で温度も感知=Gタンパクが関与−名古屋大
  
 
2008年4月11日(金)5時24分配信 時事通信
 
 
 線虫の鼻に相当する嗅覚(きゅうかく)神経細胞が温度も感知し、温度感知に「Gタンパク」と呼ばれる分子が関与していることを名古屋大学の研究チームが突き止め、研究成果を米科学誌サイエンスの電子版に11日発表した。
 線虫と人間の感覚情報処理の分子は似ており、人間の温度感知の仕組みの解明につながると期待される。また、室内外の急激な温度差による過敏症や温度感知がかかわる難病の治療にも役立つ可能性があるという。
 
 
 
 
嗅覚細胞が温度を感知か 名大が線虫の実験で解明

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年4月11日】
 人間が温度を感知するのに嗅覚(きゅうかく)神経細胞内にある「Gタンパク質」と呼ばれる分子が関与している可能性があることを、名古屋大大学院の森郁恵(もり・いくえ)教授(生命理学)らの研究チームが線虫を使った実験で突き止め、10日付の米科学誌サイエンス(電子版)に発表した。
 温度感知の仕組みではこれまで、細胞膜にあるタンパク質の一種の「TRP」という分子がかかわっていることが分かっているが、においの感知に重要な役割を果たすGタンパク質にも、この働きがあることが分かったのは初めてという。
 同チームは、一定温度で飼育した線虫が温度を変えると元と同じ温度の所を探して移動する性質に着目。変化に無反応なものや違った温度の場所に移動したものを調べた結果、嗅覚細胞内でGタンパク質を制御する別の分子に異常を発見した。
 この分子を正常化させる遺伝子を入れたところ、異常な動きがなくなり、線虫のGタンパク質が温度感知に関与していることが判明した。Gタンパク質は人間の嗅覚細胞にも存在し、刺激を感知するメカニズムが線虫と似ており、人間の温度感知にもこれが関与すると考えられるという。
 森教授は「人間の温度感知の仕組みが解明できれば、今後、冷暖房による温度差過敏症などの治療に役立つ可能性がある」と期待している。

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2008/4/8 疾患ごとに地域差顕著  都道府県別死因の分析結果 m3.comより転載

疾患ごとに地域差顕著  都道府県別死因の分析結果


記事:WIC REPORT
提供:厚生政策情報センター

【2008年4月8日】
都道府県別死因の分析結果について(4/4)《厚労省》 厚生労働省は4月4日に都道府県別死因の分析結果を公表した。この調査では、11の傷病を対象に、都道府県別の死因を分析している(P5参照)。 分析結果の概要では、疾患ごとに死因の多い都道府県と少ない都道府県を列挙して、各疾患の主な危険因子を記載している(P1参照)。脳血管疾患による死亡が最も多かったのは、男女ともに岩手県だった。また、心疾患が多いのは、愛媛県(男性2位、女性1位)、糖尿病が多いのは徳島県(男性1位、女性2位)など、地域差が現れる形となっている(P1-P3参照)。 詳細な分析結果についても公表されている(P4-P76参照)。


(その1:2.3M)

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2008/4/7 脳血管疾患は北日本が中心 都道府県別の死因分析 m3.comより転載

脳血管疾患は北日本が中心 都道府県別の死因分析

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年4月7日】
 脳血管疾患による死亡率は北日本が高く、肝がんは西日本が高い-。厚生労働省が4日、発表した生活習慣病に関する都道府県別の死因分析結果で、こんな傾向が明らかになった。
 同省は「地域によって差がある理由ははっきりしないが、地方自治体などで疾病の予防対策に役立ててほしい」(老人保健課)としている。
 調査は2006年の人口動態統計(厚労省)と推計人口(総務省)を基に、年齢や性別による人口構成の違いをなくすよう統計処理した上で、11種類の疾病について都道府県別の死亡率を比較した。
 それによると、脳血管疾患による死亡率1-3位は男性が岩手、青森、秋田、女性が岩手、秋田、栃木で、北日本が目立った。肝がんによる死亡率は男性が福岡、佐賀、広島、女性が佐賀、福岡、大阪の順で高かった。
 乳がんによる女性の死亡率が最も高かったのは東京で、最も低かったのは三重だった。

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2008/4/7 日本泌尿器科学会 50歳以上の男性にPSA検診を推奨 前立腺がん検診ガイドライン発刊 m3.comより転載

日本泌尿器科学会 50歳以上の男性にPSA検診を推奨 前立腺がん検診ガイドライン発刊


記事:Japan Medicine
提供:じほう

【2008年4月7日】
 日本泌尿器科学会は3日、前立腺がん検査の受診を希望する50歳以上の男性にPSA検査を推奨することを明記した「前立腺がん検診ガイドライン(GL)」を発表した。PSA検診をめぐっては、厚労省がん研究助成金による研究班が、地域住民に行う「対策型検診」の実施を推奨できないとする指針案をまとめており、議論となっていた。
  前立腺がん検診GLでは、PSA検診の受診率の高い米国で、前立腺がんの死亡率がすでに減少に転じているとの疫学データや、オーストリアの一部地域における前立腺がん死亡率の変化をみた「チロル研究」の結果などを示し、PSA検査の有用性を強調している。
  学会はまた、検診を行う医師、検診を受診する住民に対し、「ファクトシート」などを用いてこれらの情報を提供することの必要性も強調。「理解しやすい情報を一般住民に提供し、自分自身の価値観にあった検診を選択すべき」としている。


Copyright (C) 2008 株式会社じほう

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2008/4/7 インスリン分泌、たんぱく質が制御 糖尿病治療に貢献 m3.comより転載

インスリン分泌、たんぱく質が制御 糖尿病治療に貢献


記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年4月6日】
インスリン:分泌、たんぱく質が制御 糖尿病治療に貢献
 血糖値を下げる「インスリン」を分泌する細胞は、特殊なたんぱく質によって働き過ぎないよう調節されていることが、岡芳知・東北大教授(分子代謝病態学)らの研究で分かった。細胞の「過労死」を防ぎインスリン分泌能力を長持ちさせる糖尿病治療法につながるとして注目される。
 インスリンは膵臓(すいぞう)にあるβ細胞から分泌されている。「2型糖尿病」は、インスリンの分泌能力に対しブドウ糖の過剰状態が続くことなどで発症。過食などで血糖値が上がりインスリンを大量に出し続けると、β細胞が疲弊し2型糖尿病を発症しやすいという。
 研究チームは、糖尿病マウスではβ細胞の活動を制御する特殊なたんぱく質「4E-BP1」が増えることに着目。マウスのβ細胞に、薬剤で糖尿病のときと同じような負荷を与えたところ、4E-BP1が約10倍に増加し、β細胞の活動を抑えた。また、糖尿病で4E-BP1を持たないマウスはβ細胞が減り、一般的な糖尿病マウスと比べインスリン量は半分以下になり、血糖値も急激に悪化した。
 石原寿光講師は「4E-BP1と同じ働きをする薬剤ができれば、インスリン分泌を極端に減らさない程度に投与し、β細胞を保護する治療ができるようになる」と話している。米科学誌「セル・メタボリズム」に掲載された。【大場あい】

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2008/4/4 学会が前立腺がんの集団検診でPSA検査推奨 指針、厚労省と対立 m3.comより転載

学会が前立腺がんの集団検診でPSA検査推奨 指針、厚労省と対立

記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年4月4日】
前立腺がん:学会が集団検診のPSA検査推奨 指針、厚労省と対立

 日本泌尿器科学会(理事長、奥山明彦大阪大教授)は3日、前立腺がんの集団検診として普及しつつあるPSA(前立腺特異抗原)検査を推奨するガイドラインを発表した。
 この検査をめぐっては、厚生労働省の研究班が昨年「死亡率の減少効果が不明」として集団検診での実施を勧めない報告書案を発表。学会側が独自の指針を出したことで見解の相違がより鮮明になった。
 学会のガイドラインでは、PSA検査を積極的に実施した地域では、前立腺がんで死亡した人が予測された数の半分以下になった事例を報告した米国の最新データを紹介。「検査をすれば、明らかに転移する(悪性の)がんにかかる危険率が下がる」とした。
 検査が広まることで不必要な精密検査・治療が増えるなどのデメリットにも触れたものの、今後の研究でこうした不利益は「減少すると期待される」と説明している。
 厚労省研究班との意見対立について、同学会の内藤誠二九州大教授は「海外の最新研究成果を反映させるかどうかの違い。学会は総力を挙げて客観的な内容を盛り込んだ。研究班が取りまとめている最終報告書で参考にしてもらえると思っている」と話した。
 PSA検査は採血で、前立腺がんになると増えるたんぱく質の濃度を測定する。日本では06年1月現在、全国の約4割の957市区町村が住民検診に導入している。【関東晋慈】

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2008/4/4 集団検診で死亡率が半減 乳児の神経芽細胞腫で 厚労省研究班 m3.comより転載

集団検診で死亡率が半減 乳児の神経芽細胞腫で 厚労省研究班

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年4月4日】
 国が乳児を対象に1984年から実施し、「明確な根拠がない」として2004年に中止した神経芽細胞腫の集団検診について、過去のデータを分析した厚生労働省研究班(主任研究者・檜山英三(ひやま・えいそう)広島大教授)が「検診で死亡率が半減した」とする研究結果をまとめ、英医学誌ランセット電子版に4日発表した。
 神経芽細胞腫は最も多い小児がんの一種。自然消滅する例も多いが、悪性化して死亡することもあり、日本は生後6カ月で尿中の物質を調べる無料検診を実施していた。
 ただ欧米の研究で検診による死亡率減少に疑問が示され、良性がんの子どもが無用な手術などを受ける"過剰診断"の懸念もあり中止された。
 研究班は今回、良性に比べ悪性がんの発症が遅く、検診時期を1歳半にすれば過剰診断を減らせると指摘。厚労省はこれに対し「専門家の間に慎重な意見が根強く、集団検診の再開は当面考えていない」としている。
 研究班は、集団検診が始まる前の80-83年と、実施後の86-98年の乳児データ計約2200万人分で発症や死亡例を調べた。
 その結果、実施前に10万人当たり5.38人だった死亡率が、精度が高い検査法が導入された90年以降は同2.83人に半減していた。うち受診者は同2.19人だが、非受診者は同4.79人と高かった。
 研究班は早期発見による治療効果とみている。検診時期は「良性がんが減って悪性がんが現れ始める1歳半ごろが適当」と結論づけた。
 国の集団検診は中止されたが、自治体レベルでは札幌市と京都府が無料の1歳半検診を続けている。

▽神経芽細胞腫
 神経芽細胞腫 子どもの固形がんでは脳腫瘍(しゅよう)に次いで多く、7000-1万人に1人が発症する。98%が6歳までに病気となり、年間約200人の患者が出る。主に副腎や神経節に生じ、多くは自然治癒するが、悪性化すると骨に転移して死亡することがある。早期発見できれば手術や抗がん剤で治療が可能。乳児の尿中のカテコラミン代謝物を調べる検診手法がある。

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2008/4/4 微小物質で肺がんリスク増 環境省検討会が報告書 規制導入はまだ先に m3.comより転載

微小物質で肺がんリスク増 環境省検討会が報告書 規制導入はまだ先に

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年4月4日】
 ディーゼル車などから排出される直径2・5マイクロメートル以下の微粒子「PM2・5」の健康への影響を検討してきた環境省の検討会は3日、これが循環器系の病気や肺がんの増加など人の健康に影響を与えているとする最終報告書をまとめた。
 同省は中央環境審議会の意見を聞いて国内規制の検討を進めることにしているが、報告書は環境基準の設定に向けて、一層の研究の必要性も指摘しており、規制を始めるにはまだ時間がかかりそうだ。
 報告書によると、PM2・5が大気1立方メートル中25マイクログラム増えると、肺がんで死亡する危険性が1.83倍になることが、宮城、愛知、大阪3府県の約10万人を対象にした疫学調査で明らかになった。また、別の研究では、濃度が上昇してから数日のうちに死ぬ人が2・5%増加するなど短期的な健康影響があることが判明。
 国内の疫学研究では循環器系疾患との因果関係は明確に表れなかったが、動物実験や海外の疫学研究から総合的に判断して、循環器系にも影響がみられるとした。ただ、規制値設定にはさらに定量的な研究が必要だとした。
 PM2・5については、世界保健機関(WHO)が2006年に環境目標値を1立方メートル当たり10マイクログラムにするとのガイドラインを公表。欧米では規制の動きが広がっている。国は東京大気汚染訴訟の原告らと和解した際にも、PM2・5の健康影響評価と環境基準の設定の検討を約束した。

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2008/4/4 健康意識した行動、30-64歳の世代で減少 市民アンケートで判明 浜松市 m3.comより転載

健康意識した行動、30-64歳の世代で減少 市民アンケートで判明 浜松市

記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年4月3日】
健康:意識した行動、30-64歳の世代で減少 市民アンケで判明--浜松 /静岡
 「野菜を多く取る」「週1回以上は30分以上の運動をする」など健康を意識した行動をする人の割合が、30-64歳の世代で減少していることが浜松市が健康増進計画に絡んで昨年実施した市民アンケートの結果、分かった。01年の前回調査より5-7%悪化した。市健康企画課は「食生活や運動への意識は生活習慣病予防に直結するので、対策に力を入れたい」としている。
 浜松市は02年に市民の健康増進計画を「健康はままつ21」として策定。食生活や運動頻度、休養やアルコール類の取得状況など104項目で、10年度までに達成すべき目標値を年代別などで定めた。アンケートは同計画を進めるために行い、1歳以上の男女5000人を対象に郵送した。回答率は56・5%。
 30-64歳の回答では、「野菜を多く取る」が46%(目標60%)、「腹八分目を心がける」が26%(同45%)で、いずれも前回より5-7ポイント減った。「週1回以上は30分以上運動する」は、30-44歳で21%(同35%)、45-64歳は34%(同50%)で、5-6ポイント悪化した。運動をしない理由に54%が「時間がない」としており、働き盛りの世代が仕事に追われるなどが背景にあるとみられる。
 一方、13-59歳までで「ストレスを感じている」と答えた率は各年代で3-20ポイント減って目標値を達成。40-44歳の「睡眠がとれている」の項目が10ポイント増の77%で目標の8割に近づくなど、改善項目もあった。【竹地広憲】

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2008/4/4 ミトコンドリアの遺伝子変異、がん転移を誘発…筑波大解明 @nifty.comおよびm3.comより転載

ミトコンドリアの遺伝子変異、がん転移を誘発…筑波大解明

2008年4月4日(金)3時0分配信 読売新聞
 
 
 細胞内の小器官「ミトコンドリア」の遺伝子変異が、がん転移を引き起こすことを、筑波大大学院生命環境科学研究科の林純一教授らの研究チームが世界で初めて突き止めた。
 新たな治療法に道を開く成果で、4日付の米科学誌サイエンス(電子版)に発表する。
 研究チームは、マウスの転移しやすいがん細胞のミトコンドリアを、転移性のないがん細胞に移植した。その結果、がん細胞は転移性を持つようになった。
 このがん細胞には、ミトコンドリアに特有の遺伝子変異があり、生体に有害な活性酸素が作り出されていた。高濃度の活性酸素にさらされたがん細胞の一部が、死ににくくなり、転移性を獲得するらしい。
 さらに、このマウスに活性酸素を抑える薬剤を飲ませたところ、がん転移が抑えられた。同様のメカニズムは人の細胞でも確認できた。林教授は「ミトコンドリアの異常が人のがん転移にどの程度かかわっているのかを突き止め、治療にいかしていきたい」と話している。



ミトコンドリア変異→がん転移を誘発 筑波大など解明

記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年4月4日】
がん:ミトコンドリア変異→転移を誘発 筑波大など解明、抑制新薬に期待

 生命維持に必要なエネルギーを合成している細胞内の小器官「ミトコンドリア」の遺伝子が変異すると、がん細胞が転移しやすくなることを、筑波大や島根大、千葉県がんセンターのグループが突き止めた。がん転移を抑制する治療薬の開発などにつながるという。4日付の米科学誌「サイエンス」(電子版)に掲載された。【下桐実雅子】

 研究グループは、同じマウスの肺がんにある「転移しやすい細胞」と、「転移しにくい細胞」に着目。両方からミトコンドリアを取り除き、互いのがん細胞のミトコンドリアを入れ替えた。すると、転移しにくかった細胞は有害な活性酸素を多く作るようになり、転移に関係する遺伝子の働きも活発になって、転移しやすい細胞に変わった。
 このようにがんを悪性にしたミトコンドリアでは、遺伝子の配列が通常と違うことも確認した。遺伝子の変異による活性酸素の増加が引き金になり、転移に関与する遺伝子が働き出すと考えられるという。
 林純一・筑波大教授は「人間のがんでも同じメカニズムが働いていて、抗酸化剤で転移を抑えられるのならば、新薬の開発につながる可能性がある」と話している。


がん転移、島根大が一因解明 付属病院と共同研究、効果的な治療法に期待

記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年4月4日】
がん転移:島根大が一因解明 付属病院と共同研究、効果的な治療法に期待 /島根

 島根大医学部生命科学講座腫瘍(しゅよう)生物学の本間良夫教授の研究室が、がん細胞の転移はミトコンドリアDNAの突然変異が一因であることを、初めて突き止めた。今後は成果をがん医療へ応用することを目指して同大医学部付属病院と共同研究を続ける。研究が今後、がんの転移を予防する効果的な治療法の開発につながることが期待される。【細川貴代】

 ◇臨床研究に力点
 ミトコンドリアは、生命維持に必要なエネルギー合成の役目を担う細胞内の小器官。細胞の核にある遺伝情報(核DNA)と別に、「ミトコンドリアDNA」と呼ばれる独自のゲノムが存在する。これまでがんの転移はミトコンドリアDNAの突然変異が関係すると考えられていたが、関連性は明らかにされていなかった。
 研究ではミトコンドリアDNAの突然変異が、がん転移の一因となることをマウスや人間のがん細胞で証明。また、転移性の高いがん細胞では活性酸素種などが増えており、これに抗酸化剤処理を行うことで転移が抑制できることもわかった。
 研究にかかわったのは同大のほか、千葉県がんセンター、筑波大大学院の研究者の約10人。島根大では本間教授のほか、竹永啓三准教授(55)、秋元美穂助教(30)がかかわった。秋元助教は06年に筑波大大学院から、竹永准教授は今年4月に千葉県がんセンターから、それぞれ研究を続けるため島根大に移ってきた。
 同大ではがん研究に重点を置く。同大付属病院内には昨年、「腫瘍センター」を設置。本間教授らの属する腫瘍生物学教室も、がんの臨床研究に力を注ぐ目的で今月1日に医学部生命科学講座に新設された。
 今後この研究の主要拠点は島根大に移る。研究室では島根大医学部付属病院と共同して、どの種類のがんに突然変異が多く見られるかなど細かな研究を進め、がん転移や新たな抗がん剤の開発研究を進める予定だ。
 今回の成果は米国の著名な科学誌「サイエンス」のインターネット版に4日付で掲載され、今後は世界中で研究競争の激化も予測される。治療法の確立にはまだまだ研究の時間が必要と見られるが、本間教授は「転移抑制についての攻めどころもわかってきた。今後は激しい(国際間の)競争があると思うが、病院と共にきめ細かく長時間かけて研究を進めていきたい」と抱負を語った。

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2008/4/3 血合肉で血圧低下 マグロ活用、成分精製 m3.comより転載

血合肉で血圧低下 マグロ活用、成分精製

記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年4月3日】
マグロペプチド:血合肉で血圧低下 マグロ活用、成分精製--はごろもフーズなど
 はごろもフーズ(静岡市清水区)と焼津水産化学工業(同市駿河区)が、マグロの「血合(ちあい)肉」から精製した「マグロペプチド」に短時間で血圧を下げる作用があることを確認した。
 3月にあった日本水産学会春季大会で成果を発表した。成分を生かした健康食品などの商品開発を目指す。
 血合肉のたんぱく質を特殊な酵素で分解して作ったマグロペプチドを高血圧ラット6匹に体重1キロあたり0・1グラムずつ与え、与えない高血圧ラット6匹と比較した。その結果6時間後の最高血圧は平均14mmHg、最低血圧は同8mmHgペプチドを与えた方が低くなった。
 血合肉はマグロのツナ缶詰の製造過程で出る暗赤色の部分。栄養価は高いが、色やにおいがきついため、主に味付きフレークやペットフードに加工されている。世界的なマグロ価格の高騰を受け、有効活用策を共同研究していた。
 はごろもフーズバイオ営業部の名倉洋輔さんは「安価な血合肉が原料のため、血圧降下作用のある商品を安く提供できるのではないか」と期待している。【望月和美】

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2008/4/3 歯が20本以上残る70歳以上の高齢者、病気診療費37%少なく m3.comより転載

歯が20本以上残る70歳以上の高齢者、病気診療費37%少なく

記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年4月3日】
病気診療費:歯が20本以上残る70歳以上の高齢者、37%少なく /北海道
 ◇道国民健康保険団体連合会が調査
 20本以上の歯が残る70歳以上の高齢者は、4本以下の人に比べて全身の病気に関係した診療費が37%も少ないことが道国民健康保険団体連合会(札幌市中央区)の調査で分かった。虫歯のない人や歯周病でない人も安く済んでおり、歯は体全体の健康に結びつくことが統計的に立証された。同会は「口を良い状態に保てば健全な食生活を送ることができ、健康で暮らせる」として、歯をよくケアするよう呼び掛けている。
 同会は07年5月の道内の歯科レセプト6万4132件、医科レセプト10万3418件を利用し、患者の歯の状態と診療費を調べた。20本以上の歯を持つ人の割合は30%で、診療費は2万2660円だった一方、4本以下は22%で同3万5930円だった。歯が多いほど診療費が安くなる傾向が明確に表れた。
 虫歯のない人は2万6410円、治療済みの人は2万7120円とほぼ同額だが、治療をしていないと3万290円と高くなった。歯周病のない人は2万4170円なのに対し、中程度かかっている人は2万6240円、重度は2万7920円と次第に高くなった。【去石信一】

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2008/4/3 脳内分泌たんぱく質アクチビン、うつや不安障害に関与 m3.comより転載

脳内分泌たんぱく質アクチビン、うつや不安障害に関与

記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年4月3日】
アクチビン:脳内分泌たんぱく質、うつや不安障害に関与--三菱生命研
 不安障害やうつ病などの病気に、脳内で分泌される「アクチビン」というたんぱく質が関与している可能性があることを、三菱化学生命科学研究所(東京都町田市)の研究チームがマウスの実験で突き止めた。2日付の米科学誌電子版に発表した。
 研究チームは「従来の薬が効きにくい不安障害に対する治療法開発に役立つかもしれない」と話している。
 研究チームは、遺伝子操作でアクチビンを働きにくくしたマウスとアクチビンの分泌量を増やしたマウスを作り、行動を調べた。
 アクチビンが働きにくいマウスは明るい場所や高い場所を怖がる不安行動が強まったが、アクチビンが増えたマウスはそうした場所を怖がらず、大胆に行動するようになった。
 また、うつ病などになると脳内の新たな神経生成が抑制されることが分かっているが、アクチビンを働きにくくしたマウスの脳では、神経生成が正常マウスの2割程度になることも確認した。
 世界保健機関(WHO)によると、不安障害やうつ病の人は世界の成人の約1割に達するとされ、うち数割は従来の薬が効かない難治性だという。
 井ノ口馨・同研究所主任研究員は「アクチビンの調節が、不安治療の新たなターゲットになる可能性がある」と話している。【永山悦子】

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2008/4/3 老化細胞を食べる瞬間撮影 制御タンパクが活性化 m3.comより転載

老化細胞を食べる瞬間撮影 制御タンパクが活性化


記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年4月3日】
 新陳代謝で寿命を迎えた細胞が白血球などに食べられる際に、制御役となるタンパク質が活性化する様子を連続的に撮影することに京都大の松田道行(まつだ・みちゆき)教授らが成功し、英科学誌ネイチャー電子版に3日発表した。
 こうした働きは貪食(どんしょく)作用と呼ばれ、異常があると免疫疾患などの恐れもある。松田教授らは「活性化の様子を詳しく調べれば病気の解明につながるかもしれない。薬の開発にも応用できそうだ」と話している。
 このタンパク質はRab5と呼ばれ、白血球の内部にあり、死んだ細胞を取り込み、消化するのを制御している。
 松田教授らは、マウスの細胞に白血球と同じような貪食作用を持たせた上、Rab5が活性化して形が変わると色が変わるように遺伝子を操作。死んだ細胞を食べる様子を、一時間かけて約60枚の写真に撮影した。
 連続して見ると、細胞を取り込み始めた直後にRab5が強く活性化し、この状態が約十分間続いた。取り込みが終わると、活性が一気に低くなり元の色に戻った。

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2008/4/2 血栓形成を抑える新物質 脳梗塞治療などに期待…他 m3.comより転載

血栓形成を抑える新物質 脳梗塞治療などに期待


記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年4月2日】


 傷ついた血管組織の近くで血が固まって血栓ができるのを効果的に抑える新物質を、滋賀県立大の高山博史(たかやま・ひろし)教授(血液内科学)らの研究チームが発見し、米医学誌の電子版に2日発表した。

 血栓は脳梗塞(こうそく)や心筋梗塞が起きる原因。すでに実用化されているアスピリンやヘパリンなどの治療薬は、投与量が多いと出血が起きる危険があるが、この物質は副作用の心配が少ないという。高山教授は「臨床試験を重ねて、10年以内に治療薬として実用化したい」としている。

 チームは、血液細胞の一種の血小板が、血管組織に含まれるコラーゲンに結合して凝固が起きるのに着目。血が固まりにくい病気を持つ人の血液に含まれる抗体をもとに、この結合ができないようにする物質を合成した。マウスやサルの投与実験で、血が固まりにくくなるのを確かめた。

 既存の治療薬は、出血を避けるため投与量を変えて効き目を調節する必要がある。この物質は量を増やしても出血を伴わないのが強み。高山教授は「より安全な治療薬が可能になりそうだ」と期待する。京都大との共同研究。

米医学誌はジャーナル・オブ・クリニカル・インベスティゲーション



脳や心筋梗塞の原因、血栓防ぐ抗体開発


記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年4月2日】
血栓:脳や心筋梗塞の原因、防ぐ抗体開発--滋賀県立大教授ら
 血液を固まりにくくして、脳梗塞(こうそく)や心筋梗塞の原因となる血栓ができるのを防ぎ、一方で内出血などはあまり起こさずに済む抗体を、滋賀県立大の高山博史教授(血液内科学)らが開発した。臨床で使えれば、副作用の少ない理想的な血栓予防薬になる可能性があるという。
 米医学誌「ジャーナル・オブ・クリニカル・インベスティゲーション」(電子版)に2日、論文を発表した。
 血栓は、血液中の血小板にコラーゲン繊維がからまり、固まりを作ってできる。しかし高山教授らは、固まりができない女性を発見。血液中から、血小板とコラーゲンの結合を妨げる抗体を見つけ、人工的に作ることに成功した。
 抗体には、血小板の表面に存在しコラーゲンと結びつく「コラーゲン受容体」を、血小板の内部に引っ込めさせる働きがあった。
 さらに、マウスの体内に人為的に血栓を作る実験を行い、普通のマウスには血栓ができるが、同様の抗体を注射したマウスにはできないことを確かめた。
 血小板の機能を部分的に低下させて血栓を防ぐ薬は既にあるが、副作用で脳出血などが起きやすくなる。高山教授は「抗体を実用化すれば、副作用なく血栓を防ぐ薬ができるのではないか」と話している。【日野行介】



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2008/4/1 赤ちゃんの2割が不足 ビタミンD、骨に影響 京大講師が1120人調査 m3.comより転載

赤ちゃんの2割が不足 ビタミンD、骨に影響 京大講師が1120人調査

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年4月1日】
 国内の新生児の2割は丈夫な骨をつくるのに必要なビタミンDが不足しており、母乳だけで育てると、粉ミルクの場合と比べ欠乏状態が長引く可能性があるとの調査結果を、京都大の依藤亨(よりふじ・とおる)講師(小児内分泌学)がまとめ、31日発表した。
 ビタミンDは、日光を受けて皮膚内でも合成される。欠乏すると骨が曲がる「くる病」などを発症する恐れもある。
 依藤講師は「母乳は望ましい栄養だが、ミルクに比べてビタミンDが少ない。不足分を十分に補えない可能性があり、赤ちゃんに短い日光浴をさせるなど配慮が必要だ」と指摘する。
 研究では、京都市内の生後5-7日の新生児1120人を対象に、ビタミンD欠乏の目安と考えられる頭の骨の軟らかさを調べたところ、22%(246人)が不足気味と判明。日照が少ない時期に妊娠期間を過ごした4、5月生まれの新生児は、30%前後と高かった。
 1カ月後に追跡調査すると、ビタミンDを添加したミルクや母乳を組み合わせた育児と比べ、母乳だけの方が不足の度合いが高かった。
 依藤講師は「妊娠中のお母さんは短い日光浴をしてほしい。魚の脂などビタミンDが多く含まれた食事も有効」と話している。

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2008/3/31 大腸がん高率発症のDNA配列を7カ国共同チーム解析 m3.comより転載

大腸がん高率発症のDNA配列を7カ国共同チーム解析

記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年3月31日】
大腸がん:高率発症のDNA配列を解析―7カ国共同チーム
 大腸がんの発症率を高める3カ所のDNA変異(SNP)を、1万7500人分のデータを解析した日欧など7カ国の研究チームが突き止めた。三つとも発症しやすい型だと、大腸がんの発症率は通常の2・6倍になった。大腸がんに関連するDNA解析では最も大規模な調査で、30日付の米科学誌「ネイチャー・ジェネティクス」電子版に発表した。
 遺伝子の本体であるDNAは、4種類の塩基という化学物質がつながってできている。塩基配列のうち1カ所だけが通常と異なっている場所を1塩基多型(SNP=スニップ)と呼ぶ。塩基数百個に1個程度存在する。
 研究チームは各国の患者データを解析。中村祐輔・東京大医科学研究所教授らのグループが、日本人約4400人分を解析した。
 三つのSNPがいずれも発症率を高める型である割合は、欧米系が約280人に1人、日本人では約3500人に1人で日本人の方が低かった。【須田桃子】

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2008/3/31 肝硬変の完全治癒が見えた…札幌医科大ラットで成功 @nifty.comより転載

肝硬変の完全治癒が見えた…札幌医科大ラットで成功

2008年3月31日(月)17時46分配信 夕刊フジ
 

 肝臓がんを引き起こす原因となる肝硬変について、ラットを使った実験で完全に治療することに成功したと、札幌医科大学医学部の新津洋司郎教授が31日、米科学誌ネイチャー・バイオテクノロジーの電子版に発表した。
 肝硬変は、肝炎などがきっかけで臓器の細胞が硬くなる病気で、進行すると肝臓がんを引き起こす危険性が高いとされている。日本では年間4万人以上が肝硬変による肝臓がんで死亡しているという。
 新津教授のグループは肝臓が硬くなる原因物質を作り出す細胞に注目。この細胞を破壊する物質をビタミンAなどと組み合わせて作成し、人為的に肝硬変を起こさせたラットのしっぽから静脈注射したところ、ラットは生き延び、肝硬変も完全に治癒したという。
 同教授はこの治療法が心筋梗塞(こうそく)などにも応用が可能としており「今後民間企業と共同で臨床試験を繰り返し、5年以内の実用化を目指したい」と話している。

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2008/3/28 コレステロール、低い方が危険=男性は高いほど死亡率減る−富山大など 他 @nifty.comおよびm3.comより転載

コレステロール、低い方が危険=男性は高いほど死亡率減る−富山大など
 
2008年3月28日(金)19時51分配信 時事通信


 血中の総コレステロール値が低い人は死亡リスクが高いことが28日までに、浜崎智仁富山大教授、大櫛陽一東海大教授らの研究で分かった。特に男性の場合、総コレステロール値が高いほどリスクが低くなる傾向がみられた。
 大櫛教授らの別の疫学調査では、「悪玉」とされるLDLコレステロールで同様の傾向がみられた。
 4月から始まる特定健診では、LDLが一定値以上だと受診勧奨となるが、浜崎教授は「コレステロールを悪者にする説はもともと米国から来たもの。米国は心臓疾患や肥満が多く、体質が違う。不必要な人まで薬物治療の対象になる」と懸念している。
 同教授らは、コレステロールと死亡率に関する国内の疫学調査を検索し、「5000人以上を5年以上追跡」などの条件で5本の文献に絞り込み、延べ約17万3500人分を「メタ分析」という手法で解析した。


コレステロール低いと危険
 
2008年3月28日(金)20時17分配信 共同通信


 富山大の浜崎智仁教授らは、総コレステロール値があまり低いと死亡の危険がかえって高まるとする研究結果をまとめ、28日、発表した。日本人延べ約17万人のデータを分析した。一般に、総コレステロール値が高いのは良くないことだとして、下げるための治療が広く行われているが、浜崎教授は「総コレステロール値は栄養状態の指標と考えるべきだ。心筋梗塞などの人以外は、無理に下げなくてもいい」と話した。


LDLコレステロールは本当に悪玉? 少な過ぎると死亡率上昇

記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年3月29日】
LDLコレステロール:本当に悪玉? 少な過ぎると死亡率上昇―メタボ基準の一つ
 脳卒中や心筋梗塞(こうそく)の発症の危険性を高める「悪玉」とされるLDLコレステロールは、低いほど死亡率が高まることが、大櫛陽一・東海大教授(医療統計学)らの疫学調査で分かった。LDL値の高さは、4月から始まる特定健診・保健指導(メタボ健診)でも、メタボか否かを判断する基準の一つで、悪玉という位置づけの是非が議論になりそうだ。【大場あい】

 大櫛教授らは、神奈川県伊勢原市で87〜06年に2回以上住民健診を受けた約2万6000人を平均8・1年追跡。LDL値ごとに7群に分け、死亡率や死因との関係を調べた。
 全死因合計の「総死亡率」でみると、男女とも、最もLDL値が低い群(血液1デシリットル中79ミリグラム以下)が一番死亡率が高い。男性では年間死亡率が人口10万人あたり約3400人と、死亡率が最も低い群(140〜159ミリグラム)の約1・6倍。女性も人口10万人あたり約1900人で、死亡率が最も低い群(120〜139ミリグラム)の約1・3倍だった。
 脳卒中や心筋梗塞など心血管疾患による死亡率に限ると、男性では180ミリグラム以上になると死亡率が上昇したが、女性はほとんど関係ない。男女ともLDL値が低いと、がんや呼吸器疾患による死亡が増え、全体の死亡率が高くなった。
 大櫛教授はLDL値の適正範囲を「男性100〜180ミリグラム、女性120ミリグラム以上」と提案。メタボ健診の基準では、LDL値が120ミリグラム以上の人は下げることを勧めているが、大櫛教授は「適切な範囲にあるLDL値を下げ過ぎる危険がある。コレステロールは人体に必須の物質で、少ないと免疫機能が低下するため、死亡率が上がるのではないか」と話している。

 

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2008/3/25 痛みの"運び屋"発見 岡山大、頭痛治療に期待 m3.omより転載

痛みの"運び屋"発見 岡山大、頭痛治療に期待

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年3月25日】
 痛みにかかわる神経伝達物質の一種を運ぶタンパク質を、岡山大の森山芳則(もりやま・よしのり)教授(生化学)のチームが発見し、米科学アカデミー紀要電子版に25日発表した。
 この運び屋タンパク質は30年以上前から存在が知られていたが、正体がつかめていなかった。
 「小胞型ヌクレオチドトランスポーター(VNUT)」と命名。痛みのほか血管収縮にも関係しており、森山教授は「この働きをじゃまできれば、頭痛や高血圧治療に役立ちそうだ」と話している。
 森山教授らは3年前、このタンパク質をつくる遺伝子を人で偶然発見。これが神経で働かないようにすると、痛みなどを伝達する物質の一種ATPが、神経間でうまく伝わらないことを人や動物の実験で突き止めた。
 このタンパク質は神経の末端にある「シナプス小胞」という袋状の微小器官にATPを運び込む役割があり、ATPは小胞に貯蔵された後、外部に放出されて痛みなどを伝達するらしい。
 長浜バイオ大(滋賀県長浜市)との共同研究。

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2008/3/25 イソフラボン血中濃度、高いほど乳がん発症の危険減--厚労省研究班調査 m3.comより転載

イソフラボン血中濃度、高いほど乳がん発症の危険減--厚労省研究班調査

記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年3月25日】
乳がん:大豆などのイソフラボン血中濃度、高いほど発症の危険減--厚労省研究班調査
 大豆などに含まれるイソフラボンの血中濃度が高い女性は、低い女性に比べて乳がんになる危険性が約7割低いことが、厚生労働省研究班(主任研究者、津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)の大規模調査で分かった。特定保健用食品などによる過剰摂取の問題も指摘されているが、研究班は「食事から摂取する限り、多い方が乳がんの危険が低下すると考えられる」と説明している。
 研究班は、90年と93年に登録した9府県の女性約2万5000人を02年まで追跡。このうち、乳がんを発症した144人と、発症しなかった288人(発症したグループと年齢構成や居住地域の分布がほぼ同じになるように選定)の計432人を対象に、イソフラボンの成分のうちの「ゲニステイン」と「ダイゼイン」の血中濃度と発症の危険性を分析した。
 ゲニステインの血中濃度別に4グループに分けたところ、濃度が最も高いグループの乳がん発症の危険性は、最も低いグループの0・34倍だった。閉経前の女性だけで比較すると、最も高いグループは最も低いグループの0・14倍だった。
 研究班の岩崎基・国立がんセンター予防研究部室長によると、ゲニステイン濃度が最も高いグループは、食事でイソフラボンを1日当たり46・5ミリグラム、豆腐に換算すると約100グラム摂取していたという。
 一方、ダイゼインについては、濃度と発症の危険に関係は見られなかった。【大場あい】

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2008/3/25 足に動脈硬化が疑われる症状あっても8割が放置--ネット調査 m3.comより転載

足に動脈硬化が疑われる症状あっても8割が放置--ネット調査

記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年3月25日】
動脈硬化:足に症状、8割が放置-ネット調査
 足の血管が細くなったりつまったりする閉塞(へいそく)性動脈硬化症(PAD)が疑われる症状があっても、8割以上の人は医療機関を受診せずに放置していることが、「ジョンソン・エンド・ジョンソン」(本社、東京都千代田区)のアンケートで分かった。
 昨年12月、30-60代の男女800人を対象にインターネットで調査を実施。「歩行中に足にしびれや痛みを感じて歩けなくなり、休むと解消する」というPADの典型的な症状を経験したことのある人は214人いたが、このうちPADを疑った人はわずか8人(3・7%)だった。対処法は「安静にして様子を見る」が84人(39・3%)で最も多く、▽特に何もしない49人(22・9%)▽市販薬などで対処する16人(7・5%)--が続いた。「病院に行く」と回答したのは35人(16・4%)だった。
 同社によると、国内のPAD患者は約600万-700万人。進行すると足の切断に至る恐れもあり、同社は「循環器科、血管外科などを受診することによる早期発見・治療が重要」と呼びかけている。【大場あい】

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2008/3/24 赤外線でがん検査 効率よいファイバー開発 m3.comより転載

赤外線でがん検査 効率よいファイバー開発

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年3月24日】
 内視鏡に光ファイバーを組み込んで、がんが疑われる組織に赤外線を当て、反射率から即座にがんを見つける検査方法の実用化に、東北大大学院の松浦祐司(まつうら・ゆうじ)准教授が取り組んでいる。
 曲げやすく、赤外線を効率的に伝送できる光ファイバーの開発に成功。今後は動物実験で検査の信頼性や安全性などを確かめたいという。
 この検査法は、がん細胞と正常細胞では、特定の波長で光の反射率が異なる性質を利用。原理自体は以前から知られていたが、検査に使う赤外線は通常の光ファイバーだと減衰が大きく伝送できなかった。
 松浦准教授は、中空の内側に銀メッキを施し内部が"鏡"のような光ファイバーに着目。製造工程に改良を加え、銀メッキ表面の凸凹の大きさを6ナノメートルまで低減した結果、赤外線は、この光ファイバーの中を効率よく反射しながら伝わるようになったという。
 実験で光ファイバーを口の中の粘膜に密着させ、食事の前後で赤外線の反射率を測定したところ、食後は特定の波長で反射率が低下し血中のタンパク質の濃度が上昇したことが確認できた。
 光ファイバーの直径は約0.5ミリで市販の内視鏡に組み込めるという。
 松浦准教授は「がんが即座に分かるメリットは大きい。実用化はまだ先だが、切除手術の際にこの検査法を使えば、がんの取り残しを防ぐことができる」と期待している。

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2008/3/22 6臓器取り出し、がん切除 @nifty.comより転載

6臓器取り出し、がん切除

 
2008年3月22日(土)11時25分配信 共同通信


 【ワシントン21日共同】米フロリダ州のマイアミ大ジャクソン記念病院は21日、患者の胃や肝臓、小腸など6つの臓器を体外に取り出して腹部のがんを切除した後、体内に戻すという世界初の難手術に移植外科の加藤友朗医師らのチームが成功したと発表した。同病院によると、患者は63歳の女性で、内臓の筋肉にがんの一種の平滑筋肉腫を発症。薬や放射線による治療で改善せず、通常の手術で切除できなかった。

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2008/3/22 免疫細胞増殖に必要なたんぱく質=小児白血病など新薬開発期待−理研 @nifty.comより転載

免疫細胞増殖に必要なたんぱく質=小児白血病など新薬開発期待−理研

 
2008年3月22日(土)20時6分配信 時事通信


 細菌などの病原体から身を守る免疫機能を担うB細胞が骨髄で準備される段階で、増殖に不可欠な役割を果たす2種類のたんぱく質を発見したと、理化学研究所免疫・アレルギー科学総合研究センター(横浜市)の研究チームが22日までに、米免疫学誌イミュニティ電子版に発表した。
 子供で最も多いがんの急性リンパ球性白血病では未熟なB細胞の異常増殖が起きるほか、原発性(先天性)免疫不全症候群の中にはB細胞が途中までしかできない疾患がある。研究成果はこれらの仕組み解明や新薬開発に役立つと期待される。
 多様な病原体に対応し、さまざまな抗体を生み出すB細胞は、骨髄の中で生じ、最も適した前段階の細胞が選別され、増殖した後、脾臓(ひぞう)などのリンパ組織に移って成熟する。

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2008/3/21 2遺伝子が調節に関係か 血液中のコレステロール m3.comより転載

2遺伝子が調節に関係か 血液中のコレステロール

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年3月21日】
 動物が血液中から細胞にコレステロールを取り込む際、2つの遺伝子の働きが関係するとみられることを群馬大の原田彰宏(はらだ・あきひろ)教授(細胞生物学)らが線虫を使った実験で突き止め、欧州の分子生物学専門誌の電子版で20日、発表した。
 コレステロール濃度調節の仕組み解明や、病気の治療への応用が期待できるという。
 原田教授らは、線虫の卵の卵黄成分が、人の低密度リポタンパク質(LDL=悪玉コレステロール)にとてもよく似た性質であることに着目。
 遺伝的に卵黄成分を細胞にうまく取り込めない線虫を探しだし、原因の遺伝子を調べた。その結果「RAB35」「RME4」という2つの遺伝子に異常があると、卵黄成分を細胞膜から細胞内に取り込む仕組みが働かないことが分かった。
 さらに、異常のある線虫に、RAB35とよく似ている人の遺伝子を入れると、卵黄成分の細胞への取り込みが回復した。人体では、この遺伝子が血液中からLDLを細胞に取り込むのに働き、異常があると取り込みがうまくできずにコレステロール濃度が高くなると推測できるという。

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2008/3/21 ヘルペス感染の仕組み解明=免疫抑制の受容体を利用 および 2種類の突起にくっつく −阪大 @nifty.com および m3.comより転載

ヘルペス感染の仕組み解明=免疫抑制の受容体を利用−阪大
 
2008年3月21日(金)1時38分配信 時事通信


 皮膚などにただれを起こし、角膜に感染すると場合によっては視力低下などの重い症状になる単純ヘルペスウイルス(HSV)が、感染する際に細胞の表面の免疫抑制にかかわる受容体(レセプター)を利用していることを大阪大免疫学フロンティア研究センターの荒瀬尚教授(免疫学)らの研究グループが突き止め、米科学誌セルに20日、発表した。
 HSVの国内の年間患者数は約8万人とされ、症状が治まってもウイルスが神経節に潜伏して再発を繰り返すなど、完治が難しい。荒瀬教授は「さらに解明が進めば、感染を防止する治療薬の開発が期待できる」と話している。
 


ヘルペス感染の仕組み解明 2種類の突起にくっつく

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年3月21日】
 人に感染すると発熱や発疹(はっしん)を引き起こす単純ヘルペスウイルスが宿主細胞に入り込む仕組みを、大阪大の荒瀬尚(あらせ・ひさし)教授らが解明し、21日付の米科学誌セルに発表した。
 ウイルス表面にある2種類の糖タンパクが、細胞表面のそれぞれ別の突起にくっつくのがきっかけになっていた。荒瀬教授は「これを防げば感染力を弱められる。新たな治療薬開発の手掛かりになりそうだ」と話している。
 ハムスターの細胞などで実験。片方の糖タンパクがくっつく突起は知られていたが、もう一方の糖タンパクがPILRという突起に取り付くのを発見した。どちらか一方を抗体でじゃますると、感染力が大幅に落ちることも分かった。
 このウイルスは一度感染すると潜伏して完治が難しく、国内で年間約8万人が治療を受ける。免疫力が落ちると脳炎を起こすなど重症化し死亡する例もある。
 北海道大や東京大などとの共同研究。

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2008/3/19 はりでうつ病治療 神奈川県立病院、4月から m3.comより転載

はりでうつ病治療 神奈川県立病院、4月から

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年3月19日】
 神奈川県は18日、県立精神医療センター芹香病院(横浜市)で4月から、はりなどを使ってうつ病治療に取り組む「ストレスケア病棟」を設置すると発表した。
 県によると、都道府県立病院でうつ病治療専門の病棟を設置するのは初めてで、はりを使った治療は珍しいという。
 薬が効かなかったり、副作用が大きいうつ病患者などが対象。はりによる血行改善に治療効果があるとみられるという。
 医師、看護師、鍼灸(しんきゅう)師などがチームで治療に取り組み、8の字形のコイルに電流を流して磁気を発生させ、脳を刺激する「磁気刺激治療法」や、患者に強い光を当てることでホルモンの分泌を調整する「高照度光照射療法」なども行う。
 県内の自殺者数は1998年以降、年間1600〜1700人で推移しており、多くがうつ病を患っているとみられるが、患者の約3割には薬が十分効かないというデータがあるという。同病院は「少しでも多くの患者を救いたい」としている。

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2008/3/14 腸内洗浄は家庭で実施しても大丈夫ですか。 m3.comより転載

腸内洗浄は家庭で実施しても大丈夫ですか。

記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年3月14日】
健康ナビ:腸内洗浄は家庭で実施しても大丈夫ですか。

 ◆腸内洗浄は家庭で実施しても大丈夫ですか。

 ◇浣腸と同じで問題なし/長期間の継続は要注意

 一般的に「腸内洗浄」と呼ばれているのは、肛門(こうもん)から液体を入れて排便を促すものだ。コーヒー入りのものなど独自の液体を使う商品もあるが、日比紀文・慶応大教授(消化器内科)によると、昔からある便秘の治療法の一つで、30度くらいの湯(500ミリリットル程度)の圧力で大腸を刺激する「微温湯浣腸(かんちょう)」と原理は同じ。「器具で肛門や腸管を傷つけることがなければ、自宅でやっても大きな問題はなく、一時的な爽快(そうかい)感は得られるはず」と話す。
 腸の機能のトラブルによる便秘の場合は、便は大腸の出口に近い直腸にたまりやすい。薬で便に水分を移行させるなどして軟らかくしたり、薬剤(グリセリン浣腸)や液体の圧力(腸内洗浄など)で腸を刺激して腸の動きが活発になれば、たまった便が出やすくなる。定期的な排便があれば腸内細菌のバランスが保たれ、健康維持につながりやすい。
 ただし、たまった便が減る以外の、美容、ダイエットなどの効果に科学的根拠はないようだ。腸壁に固まった「宿便」が取れるという考え方も根拠はない。腸壁は常に動いており、粘液もあるので、便がこびりつくことは少ないからだ。
 日比教授は「大腸の内視鏡検査の前に洗浄剤を2リットルほど飲むが、このときは確かに腸全体がきれいになる。だが、数百ミリリットルの飲料などを使った腸内洗浄で腸全体に液体が行き渡ることはなく、洗浄剤以上の効果があるとは考えられない」という。また、何年間も毎日腸内洗浄を続けていると腸が刺激に慣れ、効果が薄くなる可能性があり、長期間の継続には注意が必要だ。【大場あい】

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2008/3/14 アナフィラキシーショック発症メカニズムを解明、白血球「好塩基球」が原因 m3.comより転載

アナフィラキシーショック発症メカニズムを解明、白血球「好塩基球」が原因

記事:毎日新聞社
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【2008年3月14日】
アナフィラキシーショック:白血球「好塩基球」が原因 発症メカニズムを解明
 ◇東京医歯大教授ら
 ハチ刺されや食べ物が原因で起きる急性アレルギー反応「アナフィラキシーショック」の新たな発症メカニズムを、烏山一・東京医科歯科大教授(免疫アレルギー学)らが突き止めた。白血球の一種の「好塩基球」が活性化することで、ショックが起きていた。予防法などの開発につながる成果で、米医学誌「イミュニティ」電子版に13日掲載された。
 烏山教授らは、アトピー性皮膚炎など慢性アレルギー反応の引き金となる好塩基球に着目。ペニシリンでアナフィラキシーショックを起こすマウスから好塩基球を除去すると、ペニシリンを投与してもショックを起こさないことを確認した。
 一方、ショックを起こしたマウスの好塩基球を調べると、表面のIgGと呼ばれるたんぱく質(抗体)がアレルゲン(原因物質)と結合し、アレルギー症状を引き起こす血小板活性化因子を放出することが分かった。
 これまで、アナフィラキシーショックは、皮膚や粘膜などの細胞の表面にあるIgEという抗体とアレルゲンが結び付いて起きることが知られていた。
 重症のアナフィラキシーショックでは、血液中の血小板活性化因子の濃度が増加している。烏山教授は「血液中のIgGを調べれば、アナフィラキシーを起こすアレルゲンを事前に判定できるかもしれない」と話している。【大場あい】

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2008/3/7 緑藻で視力回復 網膜に遺伝子注入、ラットで実験成功 m3.comより転載

緑藻で視力回復 網膜に遺伝子注入、ラットで実験成功

記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年3月6日】
視力:緑藻で回復 網膜に遺伝子注入、ラットで実験成功--東北大グループ
 東北大先進医工学研究機構の富田浩史准教授(眼科学)と菅野江里子助教(分子生物学)らの研究グループが、緑藻の遺伝子を失明したラットの網膜に注入し、視力を回復させる実験に成功した。視野が狭まったり、視力が急に落ちる「網膜色素変性症」や「加齢黄斑(かれいおうはん)変性症」の治療に応用できるという。
 網膜色素変性症は4000人に1人、加齢黄斑変性症は50歳以上の約1%の割合で発症するとされる。原因が分からず、特に網膜色素変性症は根本的な治療法が見つかっていない。研究グループは、ミドリムシのように光合成をし、動く緑藻類が光を認識できることに着目した。水田などにすむ緑藻類の一種「クラミドモナス」から遺伝子「チャネルロドプシン2」を取り出し、網膜色素変性症で失明したラットの網膜に注入した。光によって神経細胞を活動させるたんぱく質を生成する性質がこの遺伝子にあり、6週間後にラットの周囲で物を動かす実験をして首の動きから視力回復が実証された。
 脳波検査でも視力回復が確認され、注入後1年以上たっても効果は持続している。
 ヒトの場合は局所麻酔をしたうえで、注射器で網膜に遺伝子を注入する方法が考えられ、富田准教授は「10-15分程度で手術でき、安全性の確認を進めて早期の実用化を目指したい」と話している。研究成果は14日、名古屋国際会議場(名古屋市)で開かれる「第7回日本再生医療学会」で発表する。【青木純】

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2008/3/5 高度な脳はごみが作った? DNAの隠れた役割解明 m3.comより転載

高度な脳はごみが作った? DNAの隠れた役割解明

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年3月4日】
 人やマウスの遺伝情報に含まれ、役に立たない「ごみ」のように考えられていた短いDNA配列が、脳の正常な発達に重要な役割を担っていることを、岡田典弘(おかだ・のりひろ)東京工業大教授らのチームがマウスの実験で突き止め、米科学アカデミー紀要電子版に4日発表した。
 同様の配列は