2008/6/9 肩こりをなおす (4)「運動で改善」ダメなら受診 YOMIURI ONLINEより転載
肩こりをなおす
(4)「運動で改善」ダメなら受診
(2008年6月7日 読売新聞)

肩こりの原因は、筋肉の疲労やストレスだけではない。
痛みを治療するペインクリニック「青木クリニック」(東京)院長の青木正美さんは「肩こりは、神経や骨が原因の場合もあります」と指摘する。
肩の筋肉を動かしているのは、首の脊髄(せきずい)から出ている神経。その神経が、骨の間で軽く圧迫されて、肩こりを感じる場合もある。骨が変形してとがり、神経を圧迫している場合も。
この場合、運動や入浴をすれば肩こりを感じなくなるが数時間しかもたず、マッサージや、はり治療を受けても数日しかもたないことが多い。かと言って、この段階では眠れないほどの痛みを感じるわけではない。
「問題は、神経が圧迫を受け過ぎて神経痛となった場合や、ストレスが強く自律神経に障害が起きた場合です」と青木さん。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、仕事などでは交感神経が、リラックス時は副交感神経が優位になる。ストレスが強すぎると、切り替えがうまく行かず、交感神経が優位のままになって、肩や首の筋肉ががちがちになり、血行がさらに悪くなる。
これらの場合は、ペインクリニックなどの医療機関を受診したほうがいい。見分け方のポイントは、運動やマッサージで改善しないうえ、表に示した症状がある場合。
ペインクリニックでは、濃度の低い麻酔薬で、交感神経を一瞬遮断し、血流と自律神経の働きを改善させる「神経ブロック」などの治療が行われる。
「たかが肩こり」と軽視せずにセルフケアを心がけて、いざという時は受診するようにしたい。(生活情報部 西内高志)
Comment(0) | Trackback(0)|特集! ― 肩こりを治す ―|
2008/6/7 肩こりをなおす (3)腹式呼吸でリラックス YOMIURI ONLINEより転載
肩こりをなおす
(3)腹式呼吸でリラックス
(2008年6月6日 読売新聞)

肩こりの症状を訴える人の中には、筋肉が張っていないのに、首や肩に緊張やこりを感じる人もいる。
医学博士で東洋鍼灸(しんきゅう)専門学校長の丹沢章八さんは「現代社会のストレスが原因だ」と指摘する。丹沢さんは、ストレス解消法として、腹式呼吸を勧める。効率的に酸素が取り込め、気持ちがリラックスするという。「日常生活でも、ぜひ取り入れてください」と勧めている。
ヨガでも呼吸法を重要視している。「健康ヨガ」(PHP研究所)の著書があるヨガ教室代表の荒谷美枝子さんは、心身のストレスを取り除くことで、肩こり解消などを目指す健康作りを教えている。肩こり解消に役立つヨガを教えてもらった。
〈1〉足裏がしっかりと床に付く高さのいすに、腹部と太ももが横から見て直角になるように、浅めに座る。足の親指に重心がかかる程度に軽く前傾するのがいい。こうすると、腰が安定し、自然に肩の力が抜ける。
〈2〉両手の指先を両肩に軽く付けたまま、ひじの先で円を描くイメージで、ひじを前から上げて後ろに下ろす。肩甲骨を意識しながら、ひじを大きく回す。上げながら息を吸い、下ろしながら吐く。これを計10回。
腹式呼吸を使い、吸うよりも吐く方に意識を置く。吸う時には体が緊張するが、吐く時には緩む。
吐くことを意識すると、自然に深く吸うようになり、血流が良くなって緊張が取れ、気持ちも楽になるという。
荒谷さんは「鼻で吸って口で吐く。口を細め、長く遠くへ吐くつもりで呼吸するのがポイント」とアドバイスする。
Comment(0) | Trackback(0)|特集! ― 肩こりを治す ―|
2008/6/7 肩こりをなおす (2)棒で体操1時間に1回 YOMIURI ONLINEより転載
肩こりをなおす
(2)棒で体操1時間に1回
(2008年6月5日 読売新聞)

マッサージ、はり治療など肩こり解消に効果があるものには、人の手が必要なものが多い。一人でもできる解消法が欲しいところだ。
「40代からの首こり肩こり解消法」(旬報社)を監修した神之木クリニック(横浜)の東洋医学科室長、石川家明さんは、肩こりを訴える患者に、家でも気軽にできるセルフケアの方法も指導している。
「実際に多くの患者に効果があった」として、勧めるのが、棒を使った体操と、漢方薬のカッコントウ。「慢性的に悩んでいる人や再発を防ぎたい人などにお薦めです」と話す。
棒体操は、疲労した肩と首の筋肉をほぐす簡単な運動療法だ。2種類の棒体操をイラストで示した。肩幅以上の長さがある棒があればよく、タオルでも代用できる。
2種類やっても時間はかからない。パソコンに向かって作業する場合などは、1時間に1回は休憩を入れ、棒体操に取り組む。症状がひどい場合は、起きている間、1時間に1回を心がける。これだけで肩こりがなくなったという人もいるという。「すべての運動に通じることですが、続けることが一番大事。運動だと身構えずに気軽に試してください」と石川さんは話す。
一方のカッコントウ。風邪の漢方薬だが、東洋医学では、肩こりにも効くとされる。
普通は水で飲むが、石川さんは1回分を100ccのお湯で溶かして飲むことを勧める。おろしたショウガ少量を入れ、さらに大きめの黒砂糖一かけを入れて溶かすといいという。
「ショウガには体を温める作用が、黒砂糖には血の巡りを良くする作用があり、カッコントウの効能をさらに高めます」と石川さんは話す。
Comment(0) | Trackback(0)|特集! ― 肩こりを治す ―|
2008/6/7 肩こりをなおす (1)筋力付け、背筋をピンと YOMIURI ONLINEより転載
肩こりをなおす
(1)筋力付け、背筋をピンと
肩こりに悩む人は多い。仕事でパソコンに長時間向かうことも一因になっている。肩こりになりにくい正しい姿勢を学ぶとともに、姿勢を保てる筋肉を身につけたい。
厚生労働省の国民生活基礎調査(2004年)によると、女性が自覚している体の不調は、肩こりが最も多い。男でも腰痛に次いで2位。多くの人にとって悩みの種となっている。
聖路加国際病院整形外科医長の黒田栄史さんは「肩こりの主な原因は姿勢の悪さ。まずは、正しい姿勢を知りましょう」と話す。
悪い姿勢を長時間取ると、肩や首回りの筋肉が緊張し、血流が悪くなるため、筋肉中に尿酸などの老廃物が残り、炎症を起こして神経を刺激する。これがまた、筋肉の緊張を招く悪循環を起こし、肩こりとして治りにくくなるという。
黒田さんによると、良い姿勢のポイントは、立っている時も座っている時も、背筋を伸ばし、後頭部からお尻までが一直線に並ぶようにすること。こうすれば、重い頭を背骨が支えることになり、首と肩の筋肉への負担が減る。パソコンに向かう際の姿勢のポイントをイラストにまとめた。
ただ、気を付けていても、作業に集中してしまうと、姿勢はつい崩れてしまう。黒田さんは「筋力と筋肉の柔軟性があれば、悪い姿勢になりにくいし、なっても痛みは少なくなります」と指摘する。
姿勢を保つのに重要なのは、体の内側の筋肉であるインナーマッスル(深層筋)で、ラジオ体操や太極拳など、ゆっくりとした運動で強化することができる。特にいいのが、水中運動。黒田さんは「クロールや平泳ぎのように手で水をかき分けながら歩くだけでもいい」とアドバイスする。(生活情報部 西内高志)



ドクター ご紹介 - http://kanja.ds-pharma.jp/health/yotsu/doctor/078/index.htmlから転載







腰痛の発生頻度や原因について教えてください。
上半身の重さは体重の約70%といわれています。その重さを支えているのが腰椎です。腰椎には椎体という骨の部分と椎間板という骨と骨の間に入っている部分があります。椎体は機械的な負荷により変形が進行し、また骨粗鬆症の進行とともに脆くなっていきます。椎間板も年齢とともに変性していきます。驚くことにこの変性は10歳の子供たちのすでに9%に起こっていると報告されています。治療を要する腰痛の発生頻度の調査では20歳代以上の年齢層ではほぼ同じくらい(40〜65%)で発生していることが報告されています。このような背景から近年、腰痛はもっとも有訴率が高い疾患になっています。大半の腰痛は数日間で治りますが、臀部痛や下肢痛を伴う腰痛は専門的な治療が必要になる場合も多いので注意しましょう。





