2008/11/17 「生まれ変わっても今の相手」は35%=いい夫婦の日前にネット調査 @nifty.comより転載
「生まれ変わっても今の相手」は35%=いい夫婦の日前にネット調査
2008年11月17日(月)6時55分配信 時事通信
11月22日の「いい夫婦の日」を前に、「『いい夫婦の日』をすすめる会」(名誉会長・落語家桂文珍氏)が行った調査で、夫婦が円満との回答は78%に上ったが、生まれ変わっても今の相手を選ぶのは35%にとどまり、微妙な関係が浮かび上がった。
10月10−14日、60代までの既婚者にインターネット上で調査し、400人の回答を得た。
結婚までの交際は半年未満が12%、半年以上1年未満が24%で、1年未満のスピード婚が約3分の1を占めた。
相手を選んだ理由は「性格」が56%。「優しさ(思いやり)」「フィーリング」が続いた。
夫婦関係は「とても円満」「まあ円満」が計78%。子どもがいない家庭では計88%だった。
円満の秘訣(ひけつ)は「話をする・聞く」が53%でトップ。1日の会話は「30分−1時間未満」が31%、「1時間−2時間未満」が24%だった。
「生まれ変わったらもちろん今のパートナーを選ぶ」と答えた人は35%で、47%が「考える」。40代以降は男女差が大きく、50代は男性の36%が今の相手を選ぶとしたのに対し、女性は20%だった。
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2008/11/9 アイスマン:家系断絶? 英国・イタリアの研究チーム、遺伝子解析 毎日jpより転載
アイスマン:家系断絶? 英国・イタリアの研究チーム、遺伝子解析
2008年11月9日 毎日新聞 東京朝刊
【ワシントン共同】
アルプスの氷河で1991年に凍った状態で見つかった約5300年前の男性「アイスマン」の家系は、現在は断絶しているとの遺伝子解析結果を、英国とイタリアの研究チームが、米科学誌カレント・バイオロジーに発表した。子孫が欧州に残っている可能性があるとしていた従来の研究を覆す結果だ。
チームはアイスマンの細胞から、母親から子に伝わる「ミトコンドリアDNA」を採取して全配列を解読。このうち「K1」と呼ばれる特定の領域を現代の欧州人の100以上の家系と比較したところ、現存する3種類の型とは全く異なることが判明した。アイスマンの母親からつながる女系の子孫がほぼ残っていないことを示しているという。
チームによると、現在の人間と同じホモサピエンスのミトコンドリアDNAの配列を完全解読した例としては最古となった。
アイスマンは石器時代末期または銅器時代のおのや短剣とともに発見され、推定で46歳前後。肩に刺さった矢の傷が致命傷とみられている。
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2008/11/4 冷凍マウスからクローン マンモスの復活も可能? 理研チーム、初めて成功 m3.comより転載
冷凍マウスからクローン マンモスの復活も可能? 理研チーム、初めて成功 |
 | 記事:共同通信社 提供:共同通信社
【2008年11月4日】
16年間冷凍保存されていた死んだマウスの脳組織から、生きたクローンマウスをつくることに理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の若山照彦(わかやま・てるひこ)チームリーダーらが成功し、米科学アカデミー紀要電子版に4日発表した。 マウスのクローン技術は確立しているが、冷凍死骸(しがい)からの成功は世界でも初めて。永久凍土に近い零下20度で保存したもので、若山さんは「凍土から発掘されたマンモスなどの絶滅動物を復活させる技術に将来つながるかもしれない」としている。 研究チームは、冷凍マウスの脳組織をすりつぶして細胞核を取り出す技術を開発。これをマウスの卵子に入れるクローンの手法で胚(はい)性幹細胞(ES細胞)をつくり、さらにこの核を別の卵子に入れて雌のマウスの子宮に戻した。4匹が正常に生まれて成長し、生殖能力があるのも確認した。 絶滅動物の復活には、死骸から採取した精子を現存する近縁動物と交配させるアイデアが古くからあるが、クローン技術を応用すれば純粋種をつくることができる。若山さんは「マンモスのクローンの場合、ゾウの卵子を利用する方法が考えられる。技術的課題は多いが原理的には可能だ」と話している。
▽クローン技術
クローン技術 同じ遺伝情報を持った動物をつくるための手法。核を取り除いた未受精の卵子に、遺伝情報を含む体細胞などを融合させたり、注入したりする「核移植」と呼ばれる操作が中心となる。1996年に哺乳(ほにゅう)類として初めてとなるクローン羊のドリーが英国で誕生し、世界中に衝撃を与えた。その後マウスやウシなど幅広い動物で成功。人のクローン研究は日本では厳しく規制されている。 |
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2008/10/28 鎌倉時代に骨粗しょう症 高齢女性、長生きの証拠 文化財企画「先人たちのカルテ」「病とともに」 m3.comより転載
鎌倉時代に骨粗しょう症 高齢女性、長生きの証拠 文化財企画「先人たちのカルテ」「病とともに」 |
 | 記事:共同通信社 提供:共同通信社
【2008年10月28日】
高齢社会の到来とともに話題になっている骨粗しょう症。骨の中のカルシウムが血液中に溶け出して骨の密度が低下し、もろくなる病気だ。和歌山市の西庄(にしのしょう)遺跡で出土した鎌倉時代ごろの人骨のうち、高齢女性3人の骨にも典型的な症状が見つかっている。 鑑定した大阪市立大の安部(あべ)みき子助教(人類学)は、3人はいずれも熟年から老年と推測。うち1人は胸付近にある背骨一つ一つが薄くなり、体の重みで骨同士がくっつく「圧迫骨折」を起こしていた。 圧迫骨折になると、姿勢が次第に前かがみになり、肺や心臓がある胸腔(きょうくう)が狭くなるため、胸焼けなどを起こしやすいという。 女性は閉経後、ホルモンのエストロゲンが減少。カルシウム吸収を促進するビタミンDも不足し、男性よりも骨粗しょう症になる可能性が高い。現代ならビタミン剤やカルシウムを取り込みやすい牛乳を飲むという予防法もある。 鎌倉時代の骨粗しょう症の女性は腕や脚の骨も健常者と比べ、非常に薄くなっており、いつ骨折してもおかしくないほどだった。 「当時は年をとれば腰が曲がるのは当たり前とされていたはず」と安部助教。「現在の平均寿命から考えると、症状が出る前に亡くなる人が多かったとみられ、骨粗しょう症はむしろ長生きの証拠」と教えてくれた。 遺跡は古墳時代から製塩や漁業で栄えた集落。発掘した和歌山県文化財センターの冨加見泰彦(ふかみ・やすひこ)専門員は「男女計11体が出土し、高齢女性の墓には入手しにくい中国製の白磁などの焼き物を副葬していた。手厚く葬られており、身分が低いとは思えない」と話す。 安部助教によると、全国でほかに骨粗しょう症の人骨出土例はないという。冨加見専門員は「埋葬場所が砂地だったので密封され、もろくなった骨も運良く残ったのだろう」と推測している。 |
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2008/10/27 ネアンデルタール人 その絶滅の謎(1)(2) @nifty.comより転載
ネアンデルタール人 その絶滅の謎(1)
2008年10月20日(月)0時0分配信 ナショナル ジオグラフィック日本版
掲載: ナショナル ジオグラフィック日本版 2008年10月号
文=スティーブン・S・ホール 写真=デビッド・リトシュワガー
復元模型製作=ケニス&ケニス 復元模型撮影=ジョー・マクナリー
現生人類と共存していた時代、ネアンデルタール人の身に何が起きたのか。なぜ彼らだけが滅びたのか。そのヒントはDNAと歯に隠されていた。
Photograph by David Liittschwager, with permission of the Museum for Pre- and Early History, State Museum of Berlin (SMB) and Max Planck Institute for Evolutionary Anthropology, Leipzig, Germany
フランスのル・ムスティエ遺跡で見つかった4万2000年前の歯が、ネアンデルタール人の成長過程を教えてくれる。少年にしては臼歯(きゅうし)がよく発達している。このことは、ネアンデルタール人は成年に達するのが早く、集団生活の中で脳が発達する期間が短かったことを示唆している。
(c)2008 National Geographic 人間の骨を二つ見つけた―94年3月、スペイン北部ビスケー湾のすぐ南にある洞窟(どう くつ)を踏査していた探検家たちから、地元の警察にこんな連絡が舞い込んだ。エル・シドロンと呼ばれるその洞窟は、人里離れた森にあり、スペイン内戦のとき、人民戦線の兵士たちがフランコ軍の攻撃を逃れて隠れていた場所だ。当時の人骨ではないか。そう考えての通報だった。だが、駆けつけた警官が発見したのは、それよりもはるかに古い時代に起きた、悲劇の現場の跡だった。
警察は数日間でざっと140の骨を掘り出し、首都マドリードの科学捜査研究所に分析を依頼。6年近い歳月を費やして調べた結果、意外な事実が浮かび上がった。なんとその骨は、約4万3000年前にこの地域で暮らしていたネアンデルタール人の集団の化石骨だったのだ。
その後、エル・シドロン洞窟の古人骨の調査は、マドリードの国立自然科学博物館の学芸員アントニオ・ロサスに引き継がれた。2000年以降、彼のチームは、少なくとも9人のネアンデルタール人のものとみられる、1500の骨のかけらを発掘した。ロサスは、最近見つけた頭部や腕の骨の破片を見せてくれた。どちらも端がぎざぎざになっている。
「これは誰かにたたき割られた跡です。脳や骨髄が目当てだったのでしょう」。骨には石器で肉をそぎとった跡もあり、骨の持ち主が人肉食の犠牲になったことを物語っている。飢えを満たすためか、それとも儀式のためか - 誰が何の目的で食べたのかは定かでない。わかっているのは、死後まもなく(おそらく数日以内に)、骨の下の地面が突然崩れたことだ。骨は動物に荒らされることもなく、土砂もろとも地下20メートルの鍾乳洞に落下し、温度の安定した洞窟で砂と粘土にそっと包まれた。そのため、ネアンデルタール人の謎を秘めた貴重な遺伝子が、現代まで保たれてきたのだった。
ネアンデルタール人は、私たちに最も近かった人類の仲間で、ほぼ20万年間にわたって、ユーラシア大陸に散らばって暮らしていた。その分布域は今の欧州全域から中東やアジアにまで及び、南は地中海沿岸からジブラルタル海峡、ギリシャ、イラク、北はロシア、西は英国、東はモンゴルの近くまで達していた。西ヨーロッパで最も多かった時期でも、その数はせいぜい1万5000人程度だったと推定されている。
エル・シドロン洞窟の悲劇が起きた4万3000年前には、気候が一段と寒くなり、ネアンデルタール人は欧州のイベリア半島と中欧、地中海沿岸の限られた地域に追い込まれていた。加えて、アフリカから中東、さらにその西へと向かう現生人類の進出も、分布域の縮小に追い打ちをかけた。それから1万5000年ほどで姿を消し、あとにはわずかな骨と多くの謎が残された。
ネアンデルタール人と現生人類の分布域が重なっていた約4万5000〜3万年前に、いったい何が起きたのか。なぜ一方だけが生き残ったのか。エル・シドロン洞窟に眠っていた骨に、その手がかりが残されているのかもしれない。
ネアンデルタール人をめぐる謎
Reconstruction by Kennis & Kennis / Photograph by Joe McNally
化石の骨格とDNA情報をもとに初めてつくられた、ネアンデルタール人女性の復元模型。少なくとも一部のネアンデルタール人は、赤毛で色白だったと考えられている。
(c)2008 National Geographic
現生人類の進出以前に、欧州にほかの人類がいた痕跡が初めて注目されたのは、150年ほど前のこと。1856年8月、ドイツの都市デュッセルドルフからほど近いネアンデル渓谷( タール )で、石灰岩を切り出していた労働者が骨を発見した。まゆの部分が極端に張り出した頭骨(とう こつ)の一部と、数本の太い手足の骨だった。
洞窟に住む、知能の低い粗暴な原始人 - ネアンデルタール人については発見当初から、そんなイメージが広がり、長いこと信じられてきた。確かに、化石の大きさや形から、体型は筋肉質でずんぐりしていて(男の平均は身長約160センチ、体重約84キロ)、大きな肺をもっていたと推測される。ネアンデルタール人の男が寒い地域でその体を維持するには、1日5000キロカロリーのエネルギーが必要だったという試算もある。これは、3000キロ以上の道のりを走り抜く過酷な自転車レース、ツール・ド・フランスの出場選手並みの消費カロリーだ。
とはいえ、低いドーム状の頭骨に収まった彼らの脳は、私たちの脳の平均をわずかながら上回る大きさだ。道具や武器は、欧州に住みついた現生人類のものと比べると原始的だったが、その頃アフリカや中東にいた現生人類の技術レベルには決して劣らなかった。
ネアンデルタール人と現生人類の遺伝的な関係をめぐっては、ずっと激しい議論が繰り広げられてきた。約6万年前にアフリカを出始めた現生人類には、ネアンデルタール人との間で種を越えた血の交わりがあったのか。1997年、当時ミュンヘン大学にいた遺伝学者スバンテ・ペーボ(現在はドイツ・ライプチヒのマックス・プランク研究所所属)が、混血説に大打撃を与える研究結果を発表した。
ペーボらは、ネアンデル渓谷で発見された腕の骨からミトコンドリアDNA(細胞内のミトコンドリアに含まれるDNAで、進化の系統を調べるのによく使われる)の断片を抽出した。その378個の塩基の配列を解読し、現生人類と比較した結果、両者の分岐した時期は、現生人類がアフリカを出るよりもはるか前だったことがわかった。共通の祖先から枝分かれした後、異なる地域で、別々に進化を遂げたと考えられる。
ペーボらの解析で、ネアンデルタール人が現生人類と別種であることが裏づけられたようにも思えるが、なぜネアンデルタール人だけが滅びてしまったのかは、依然として謎のままだ。
よく言われるのは、現生人類のほうが賢く、高度な技術をもっていたから生き残れた、というものだ。最近までは、4万年前頃に欧州で脳の発達上の“大躍進”が起きたと考えられていた。ネアンデルタール人の石器文化は、南仏のル・ムスティエ遺跡で発見されたことから「ムスティエ文化」と呼ばれるが、石器の種類が限られている。だが、4万年前あたりを境にこの文化は消え、より多様な石器や骨器、装飾品など、現生人類の登場を物語る、象徴的な思考に基づく表現の痕跡が認められるようになった。脳の遺伝子に起きた大きな変化(言語能力の発達に関連すると考えられる)によって、初期の現生人類が勢力を広げ、ネアンデルタール人を衰退に追いやったと主張する人類学者もいる。
だが、考古学的な証拠を見ると、それほど単純ではなさそうだ。1979年にフランス南西部のサン・セゼールでネアンデルタール人の骨格が発見されたが、そのまわりには、典型的なムスティエ文化の石器だけでなく、驚くほど高度な道具類が埋まっていた。1996年には、フランスのアルシー・シュル・キュール洞窟群に近い別の洞窟で、マックス・プランク研究所のジャン=ジャック・ユブランらがネアンデルタール人の骨を発見。同じ地層からは、動物の歯に穴を開けたものや象牙の指輪など、それまで現生人類に特有とみられていた、高度な加工を施した装飾品が出土した。
英国の古人類学者ポール・メラーズのように、こうした遺物が発見されたことは「あり得ないような偶然」にすぎないとみる向きもある。滅びる直前のネアンデルタール人が、アフリカから来た新参者、つまり現生人類の装飾品などをまねしただけだというのだ。
ネアンデルタール人 その絶滅の謎(2)
2008年10月27日(月)0時0分配信 ナショナル ジオグラフィック日本版
文=スティーブン・S・ホール 写真=デビッド・リトシュワガー
復元模型製作=ケニス&ケニス 復元模型撮影=ジョー・マクナリー
Reconstruction by Kennis & Kennis / Photograph by Joe McNally
現生人類がおよそ4万5000年前にアフリカを出てユーラシア大陸に渡ったとき、そこには先客、ネアンデルタール人が暮らしていた。DNA配列の99.5%は私たちと同じだが、ユーラシアの寒冷な気候下で暮らした20万年の間に進化を遂げ、独自の骨格をもつようになった。
(c)2008 National Geographic
しかしその後、新たな証拠が見つかった。フランスのペシュ・ド・ラゼ洞窟で、クレヨンに似た二酸化マンガンの塊が何百個も出土したのだ。この洞窟には、現生人類の欧州進出よりもずっと前に、ネアンデルタール人が暮らしていたことがわかっている。分析したボルドー大学のフランチェスコ・デリコらの考えでは、これらの塊はネアンデルタール人が体に装飾を施すのに使った黒い顔料で、彼らが象徴的な思考の能力を独自に獲得していた証拠だという。
ネアンデルタール人から現生人類への移行期には、両者の「基本的な行動は似たようなもので、違いはあったとしてもわずか」だっただろうと、米国ワシントン大学の古人類学者エリック・トリンカウスは話す。トリンカウスは、ネアンデルタール人と現生人類の混血もあったと考えている。ルーマニアのムイエリイ洞窟で出土した3万2000年前の頭骨など、一部の化石骨には、両者の特徴が認められるというのだ。「当時はあたりを見わたしても、人影はほとんどなかった。その状況でなんとかして相手を見つけ、子孫を残す必要があったのです」
混血があったとしても、それほど頻繁ではなく、はっきりした痕跡を残すにはいたらなかったと、ほかの研究者はみている。マックス・プランク研究所のカテリーナ・ハルバティは、ネアンデルタール人と初期の現生人類の化石骨を3次元形状計測法で詳しく解析し、混血の骨がどんな形になるかを予測した。今のところ、この形に合致する化石骨は見つかっていない。
ネアンデルタール人研究ではこのように、権威ある古人類学者たちが同じ骨を調べて、互いに矛盾する解釈をすることは決して珍しくない。解剖学的な研究は今後も続くだろうが、一方で新たな角度から、ネアンデルタール人を現代によみがえらせる研究も進んでいる。
DNAに秘められた素顔
DNA解析に好都合な標本が残されていたのは、偶然のたまものだ。先史時代にたまたま人肉食の習慣があったことが、この研究には幸いした。肉がそぎ落とされた骨には、微生物などのDNAが混じりにくいからだ。その一つ、エル・シドロン洞窟の骨からは、ネアンデルタール人の外見と行動を知る有力な手がかりが得られた。
ライプチヒ大学のホルガー・レンプラーらは2007年10月、エル・シドロン洞窟の骨から、メラニン色素の生産にかかわるMC1R遺伝子を分離したと発表。この遺伝子に特定のパターンの変異が認められたことから、少なくとも一部のネアンデルタール人は赤毛・色白で、ひょっとしてそばかすがあったとも考えられる。
だが、このネアンデルタール人の遺伝子に見られる変異は、現代人の赤毛のものとは異なっている。つまり、両者はおそらく同じような環境下で、それぞれ独自に赤毛・色白に進化したのだ(日照量の少ない高緯度地方では、体内でビタミンDを生産するために、紫外線をよく吸収する色白の肌のほうが環境に適応しやすい)。
この発表のわずか数週間前に報告された、遺伝学者ペーボらによる研究の成果も、驚くべきものだった。エル・シドロン洞窟で出土した二人のネアンデルタール人の骨から抽出された、発語と言語能力にかかわるFOXP2遺伝子に、現生人類と同じ変異型が認められたというのだ。この遺伝子は、脳の働きだけでなく、顔の筋肉を制御する神経ともかかわっている。
ネアンデルタール人が歌などの比較的原始的な音声コミュニケーションを用いていたのか、もっと高度な言語能力があったのか、まだはっきりしていない。だが、私たちのように複雑な発声ができる咽頭部(いん とう ぶ)の構造を部分的に備えていたことは、最近の研究で示唆されている。
現在、ペーボを中心に、野心的な研究が進んでいる。ネアンデルタール人のゲノム、つまり30億に及ぶ塩基対の配列をすべて解読しようという試みで、今年11月に完了する予定だ。
化石骨に残されたDNAの痕跡は、かすかなものだ。しかも、ネアンデルタール人と現代人のDNAはとてもよく似ている。ゲノム解読では、現代人のDNAが混入しないよう、標本の取り扱いに細心の注意が必要だ。
今回ペーボが解読に使うDNAのほとんどは、30年ほど前にクロアチアのビンディヤ洞窟で発見された、3万8000年前の脚の骨から抽出された。この骨は発見当時あまり重要視されず、これまでほとんど人に触れられることもないまま、ザグレブの博物館の収納庫にそっとしまわれていたものだ。
Reconstruction by Kennis & Kennis / Photograph by Joe McNally
氷期でもおそらく温暖な夏の間は、たくましい体から熱を発散させるために裸で過ごしたと考えられる。ネアンデルタール人の遺跡で見つかった顔料から着想を得て、ケニス兄弟は体に模様を描いた。
(c)2008 National Geographic
目当てのDNAを取り出す作業は困難をきわめたが、ペーボらは2006年秋に、およそ100万対の塩基配列を解読できたと発表した(同時に、カリフォルニア州にある米エネルギー省合同ゲノム研究所のチームも、ペーボが提供したゲノム断片を別の方法で解読した)。彼らのサンプルにはほかの生物のDNAが混入しているのではないかという批判は再三あった。だが、ペーボらはその後、解読の精度を改善したとして、昨年までに全体のおよそ2%にあたる、約7000万の塩基対を解読した。
「人間とチンパンジーではDNAの塩基配列が98.7%同じことがわかっていますが、ネアンデルタール人はそれよりも私たちに近いはずです」と、ペーボの研究チームで生物数学班を率いるエド・グリーンは話す。
だが、0.5%足らずのわずかな違いから、この二つの系統がおよそ70万年前に枝分かれしたことが確認できる。ペーボらは、ウズベキスタンとシベリア南部で出土した二つの化石骨からミトコンドリアDNAを抽出することにも成功した。ウズベキスタンのものは少年の骨で、以前からネアンデルタール人のものだとされてきたが、今回の解析で研究者たちを大いに驚かせたのは、シベリアの骨もネアンデルタール人のものだとわかったことだ。これで、ネアンデルタール人が、それまで知られていた分布域から2000キロも東まで進出していたことが判明した。
こうした新たなDNAのデータは、ネアンデルタール人が私たちと異なる種であることを裏づけているように見える。だが同時に、彼らが言語を獲得していた可能性があること、また、これまで考えられていたよりも、ユーラシア大陸のはるかに広い範囲に進出していたことも示唆している。いずれにせよ、最初の疑問の答えはまだ出ていない。彼らはなぜ滅びたのだろう?
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2008/10/27 ポリオでも20歳まで生存 縄文時代、家族が介護? 文化財企画「先人たちのカルテ」「病とともに」 m3.comより転載
ポリオでも20歳まで生存 縄文時代、家族が介護? 文化財企画「先人たちのカルテ」「病とともに」
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 | 記事:共同通信社 提供:共同通信社
【2008年10月27日】
1966、67年に北海道洞爺湖町の縄文時代の入江貝塚で出土し、「入江9号」と名付けられた約4000年前の人骨は、頭部が普通の大きさなのに、両腕と両脚が極端に細い。指や足の骨は、長い年月の間に分解し消えていた。 何らかの理由で四肢がまひして寝たきりとなり、筋肉が衰えて運動もできなかったため、骨が発達しなかったとみられる。鑑定した東京都老人総合研究所の鈴木隆雄(すずき・たかお)副所長は「おそらく、ポリオ(小児まひ)の患者だろう」と推測する。 ポリオは太古から人間を悩ませてきた。3000年以上前の古代エジプト第18王朝のレリーフにも片脚だけが極端に萎縮(いしゅく)し、つえを突く患者の姿が彫られている。日本では60年に北海道を中心に大流行、その後ワクチンが普及し、ほぼ根絶された。 鈴木副所長によると、通常、両脚のどちらかにまひが残ることが多い。四肢すべてがまひするのは患者の3%ほど。この縄文人は運悪く、大きな障害が残ったようだ。 骨の太さは通常の3分の1から5分の1ほどしかなく、細すぎて、自力では立てなかったとみられる。性別は不明。幼少期に病魔に侵され、寝たきり生活を余儀なくされたものの、頭骨や歯の状況から20歳ぐらいまでは生きたらしい。 入江貝塚は内浦湾に面した海産物が豊かな地域にある。「タンパク源の8割が魚介類やオットセイ、イルカなどの海獣類だった」と北海道伊達市の市噴火湾文化研究所の大島直行(おおしま・なおゆき)所長。「食料が豊富な地域だったことも幸いした。弱者は淘汰(とうた)されるという縄文時代観を変えた遺跡」と評価する。 鈴木副所長も「家族や集落単位で介護したのだろう。重度の身体障害者を受け入れ、面倒を見続けたことに人間の温かみを感じる」と話す。 病で短い一生を終えた縄文人。だがその生涯は必ずしも不幸ではなかったかもしれない。 |
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2008/10/27 誤差数千万年に1秒…「光格子時計」東大グループが実験成功 YOMIURI ONLINEより転載
誤差数千万年に1秒…「光格子時計」東大グループが実験成功
数千万年に1秒しか狂わない現在最高水準の原子時計の精度を上回る「光格子時計」の実験に、香取秀俊・東京大学准教授らのグループが成功した。
次世代の超高精度時計の有力候補と見られており、科学誌ネイチャー・フィジックスに27日、発表する。 世界の標準時を決めている現在の原子時計は、装置の中で宙に浮かせたセシウム原子が出す光の周波数を測定して、1秒を決める。これに対し、香取准教授らの光格子時計では、前後、左右、上下の6方向からレーザーを照射して、原子を固定する極微の「光の立体格子」を作製し、そこに原子をはめ込んで周波数を測定するため、原子時計に比べて格段に正確な計測が可能になった。
実際に、セシウムより周波数の高い10万個のストロンチウム原子をこの格子に1個ずつ固定し、2000兆分の1秒の細かさで時間を計ることに成功。現段階では原子時計の2〜10倍の精度だが、原子数を増やすことなどで改良を加えれば、宇宙の誕生から現在までの時間に匹敵する100億年に1秒以下しか狂わない究極の時計が、理論的には実現できるはずだという。
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2008/10/26 蛍光たんぱく質で「光る繭玉」、ファッション応用に期待 YOMIURI ONLINEより転載
蛍光たんぱく質で「光る繭玉」、ファッション応用に期待
遺伝子組み換えで作られた緑やオレンジ、赤の蛍光で光る繭
ノーベル化学賞で話題のクラゲの蛍光たんぱく質などを利用し、光る絹糸を作ることに、「農業生物資源研究所」(茨城県つくば市)の研究チームが成功した。
カイコに蛍光たんぱく質の遺伝子を組み込み、蛍光たんぱく質を含む糸を安定して作り出せるようにした。緑の蛍光たんぱく質はクラゲ、赤やオレンジはサンゴから取り出した。
特定の波長の光を当てると、繭玉が光り、フィルターを通して見ると、電球のように輝いた。研究チームは5年以内の実用化を目指し、斬新なファッションへの応用を期待している。
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2008/10/24 日本最初のがん患者 縄文人の骨、転移し穴 m3.comより転載
日本最初のがん患者 縄文人の骨、転移し穴 |
 | 記事:共同通信社 提供:共同通信社
【2008年10月24日】
1981年以来、日本人の死因の1位の座を占め続けているがん。厚生労働省の統計によると、昨年も約33万人が亡くなった。これまでに縄文人から最初の患者が確認されており、現代人を悩ます病との付き合いはかなり長いようだ。 頭骨の破片の両面に残る無数の小さな穴。東京都老人総合研究所の鈴木隆雄(すずき・たかお)副所長は、福島県新地町の縄文時代の三貫地(さんがんじ)貝塚(約4000-2500年前)で出土した約200の骨片を調査中、奇妙な物を見つけた。 同じような破片がほかにも5つほどあり、パズルのようにつなぎ合わせると一つの頭蓋(ずがい)骨に。まゆ部分の張り出し具合などから40歳未満の男性とみられる。 三貫地貝塚は明治時代に発見され、大正、昭和の調査で100体を超える大量の人骨が出土、分析のために東大に運ばれた。穴のある頭骨は、一度埋葬された骨を再び埋めた墓にあり、さまざまな部分の骨も残っていた。 穴は直径数ミリ-1センチ程度のほぼ円形で頭骨の内側と外側にあった。エックス線で撮影すると、虫食い穴のような跡がある無残な頭蓋骨の様子がくっきりと見え、がんの転移が原因と推定された。 骨に転移しやすいのは前立腺がんや腎臓がん、女性なら乳がんだ。鈴木副所長によると、骨を溶かす可能性がある肺がんや消化器系のがん、「ほくろのがん」とも呼ばれ頭蓋骨に転移しやすい悪性黒色腫も原因と考えられるが、日本最初のがん患者がどんながんになったのかは不明のままだ。 がんの知識もなかった縄文時代、この男性は次第に病魔に体をむしばまれ、痛みや不安にかられながら余生を過ごしたのだろう。 「若いと、がんの進行も速い。激痛でかなり苦しんだだろうが、のたうちまわるほどの体力も残っていたかどうか」と鈴木副所長。日本で第一号とされるがん患者の闘病生活は、壮絶だったに違いない。 |
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2008/10/19 深海にも「赤ちょうちん」 希少クラゲ、日本周辺で確認 asahi.comより転載
深海にも「赤ちょうちん」 希少クラゲ、日本周辺で確認
1913年の発見以来、世界中で十数回しかみつかっていなかった「アカチョウチンクラゲ」が、日本周辺の深海にたくさん生息していることがわかった。
海洋研究開発機構が97年から撮りためた深海の調査映像約100時間分などを分析し、60匹以上をみつけた。深海の生態系では無視できない存在感がある。体長約17センチ、14〜30本の触手が1メートルにも伸びる。
ノーベル化学賞で有名になったオワンクラゲに近い種類で「たぶん光っているでしょう」と研究者。エビに似た生物などの付着も多く、地上の赤ちょうちんと同じく、生き物が集まるようだ。
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2008/10/1 宇宙の食糧:大麦が有望 ストレスあるがISSですくすく 毎日jpより転載
宇宙の食糧:大麦が有望 ストレスあるがISSですくすく
2008年10月1日 毎日新聞 22時21分
国際宇宙ステーション(ISS)で育った大麦は、有害な活性酸素を消去する遺伝子の働きを高めていることが岡山大などの研究で分かった。宇宙の厳しい環境が植物に強いストレスを与えたことを示した。一方で、生育への影響はなかったことから、将来の宇宙での暮らしを支える食糧として期待される。滋賀県彦根市で12日に開かれる日本育種学会で発表する。
ISSのロシア実験棟内で、気温25度、湿度70%の条件で栽培した。実験開始から3日目に発芽し、28日目で50〜60センチに成長した。
地上に持ち帰った後、葉の遺伝子を調べると、活性酸素を消去する4種類の遺伝子の働きが地上で育った大麦に比べて2〜9倍も高くなっていた。病原菌に感染すると活性化する遺伝子など他の遺伝子に変化はみられなかった。
ISSは高度約400キロを周回している。重力は極めて弱く、宇宙放射線による1日当たりの被ばく量は、地上で自然界の出す半年分に相当する。
杉本学・岡山大准教授(細胞分子生化学)は「大麦は、米や小麦に比べて乾燥や高低温の環境にも強い。宇宙での食糧源として期待できる」と話す。【下桐実雅子】
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2008/9/24 いとこの「セイコちゃん」は一輪車、出前授業で全国訪問へ YOMIURI ONLINEより転載
いとこの「セイコちゃん」は一輪車、出前授業で全国訪問へ
(2008年9月23日22時23分 読売新聞)
一輪車型ロボット「ムラタセイコちゃん」=枡田直也撮影
電子部品メーカーの村田製作所(京都府長岡京市)は23日、テレビCMで有名になった自転車をこぐロボット「ムラタセイサク君」の“いとこ”として、一輪車に乗る「ムラタセイコちゃん」を発表した。
セイコちゃんは身長50センチ、体重5キロ。左右に倒れそうになると、胸の円盤を回してバランスを取る。4体を製作し、科学の面白さを伝える出前授業で、全国の小学校を訪問する。セイサク君との共演も計画しており「大好きなセイサク君を追いかける技術を練習中」だ。
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2008/9/22 「幻」のジャコビニ彗星、111年ぶり再発見 asahi.comより転載
「幻」のジャコビニ彗星、111年ぶり再発見
111年ぶりに再発見されたジャコビニ彗星=10日午後10時44分、板垣公一さん提供
19世紀末に観測されたのを最後に行方不明になっていた「幻の彗星(すいせい)」を、超新星発見の国内最多記録を持つ山形市の板垣公一さん(60)と、札幌市の金田宏さん(54)の2人のアマチュア天文家が111年ぶりに再発見した。
この彗星はジャコビニ彗星と呼ばれる。今月10日夜、金田さんがつくった彗星探索用のソフトウエアを使い板垣さんが観測していたところ、天頂に近いわし座とみずがめ座の境界付近で、かすかに尾を持つ明るさの13等級の天体を発見し、報告。軌道を解析した結果、1896年に出現したジャコビニ彗星と国際天文学連合が確かめた。
国立天文台によると、ジャコビニ彗星は6.7年ほどの短周期で太陽に近づく彗星で1897年1月を最後に観測されず、行方不明になっていた。
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2008/9/20 太陽系外惑星とらえた? カナダのチーム、直接撮影 asahi.comより転載
太陽系外惑星とらえた? カナダのチーム、直接撮影
トロント大の研究チームが撮影した「系外惑星」とみられる天体(左上)=ジェミニ天文台提供
太陽系外の惑星とみられる天体を、カナダ・トロント大のチームがハワイのジェミニ天文台の望遠鏡で撮影した。天体の質量は木星の約8倍で、温度は約1500度。地球から約500光年離れた恒星の周りを回っているとみられる。
天体と恒星との距離は、地球―太陽間の約330倍。この恒星系ができたのは約500万年前と考えられ、太陽系の46億年前よりずっと若い。
太陽以外の恒星を周回する「系外惑星」は恒星のわずかな揺らぎを観測する方法などで300以上見つかっているが、直接撮影した例はなかった。今回の天体が系外惑星と確認されれば、初めてその姿を直接とらえたことになる。(高山裕喜)
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2008/9/20 エレベーターで宇宙に行けるかも 東京で今秋国際会議 asahi.comより転載
エレベーターで宇宙に行けるかも 東京で今秋国際会議
「上に参ります。次の階は宇宙でございます」――長さ約10万キロのケーブルをよじ登って、ロケットを使わず、そのまま宇宙へと飛び出す「宇宙エレベーター」の研究団体が日本で結成された。海外の研究者を招き、11月に第1回国際会議を東京で開催する。従来はSFの世界の乗り物とみなされてきたが、ナノテク新素材の開発によって実現の可能性が見えてきた。
宇宙エレベーターとは、赤道の上空、高度約3万6千キロに浮かぶ静止衛星から地上に向けてケーブルを垂らし、それをガイドとして利用して、宇宙との間を昇降するエレベーター型宇宙船のこと。
バランスが取れるように、静止衛星から地球と反対方向の宇宙にも向けてケーブルを伸ばすため、その総延長は月までの距離の約4分の1にも達する。ケーブルは、静止衛星と共に宙に浮いた状態となるので、よじ登っても落ちてこない。地球の重力を脱出する燃料がいらないので、宇宙旅行のコストが約100分の1になると見込まれている。総建設費は、約1兆円の予定。
SF作家の故アーサー・C・クラークが小説「楽園の泉」で紹介して有名になったが、実現は不可能に近いと考えられてきた。どんな素材でもその重さに耐えきれず、ケーブルが途中で切れてしまうからだ。計算上は、鋼鉄の約180倍もの強度が必要。だが、日本宇宙エレベーター協会会長で、IT会社社長の大野修一さん(40)によれば、軽くて強いカーボンナノチューブが開発され、必要強度の約4分の1の強さの繊維がすでに造られているという。米国では、米航空宇宙局(NASA)が賞金を出すコンテストも開かれている。
大野さんは「海外旅行感覚で、誰でも宇宙にいけるようになる。放射性廃棄物の太陽への投棄や、太陽光発電衛星の設置などいろいろな利用案も出されている」と話す。
約50人の会員の中には、大学教授や宇宙関連産業の技術者などもいる。来年には、ケーブルを昇る模型の速さを競う国内大会を開催する計画もある。ホームページは、http://www.jsea.jp/(久保田裕)
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2008/9/14 台風13号に突入、「目」撮った…米軍観測機で同乗取材 YOMIURI ONLINEより転載
台風13号に突入、「目」撮った…米軍観測機で同乗取材
【グアム=野依英治】
台風13号の目。月に照らされ壁のような雲が見えた。左は観測機のプロペラ(13日未明、先島諸島付近上空で)=鷹見安浩撮影
沖縄県・与那国島に接近した台風13号の規模や進路を正確に把握するため、米空軍の「ハリケーン・ハンター」10人が12日夜、WC130機で米グアム・アンダーソン米空軍基地から飛び立った。
この観測に本紙記者とカメラマンが同行した。
観測データを受信するWC130機の隊員(13日午前2時50分)
観測機は北西に針路をとり、まもなく暴風域に。機体は小刻みに揺れ、時に大きく乱高下する。風速20メートルを超す台風に、木の葉のように翻弄される。
そして13日午前1時すぎ、観測機は高度3000メートル前後を飛行しながら、ちょうどバウムクーヘンのように環状に発達した積乱雲を突っ切って、台風の目に突入した。
あれほど荒れ狂っていた台風がここでは静まり、見上げると、晴れあがった上空には月がぽっかり浮かんでいる。脇に目をやると、高さ1万8000メートルにも達する黒々とした積乱雲が、四方から巨大な壁となって観測機を取り囲む。
この幻想的な光景の中で、ハンターたちは、気温や気圧を測定する「ドロップゾンデ」と呼ばれる機器を落下させ、レーダーや衛星画像ではとらえきれない台風の詳細な姿を観測した。
◇
気象庁によると、非常に強い台風13号は速度が遅く、14日夜ごろまで与那国島付近に停滞する見通し。
その後、東向きに進路を取り、16日ごろに九州南岸へ近づくと見られる。
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2008/9/8 ダイヤ型小惑星「シュテインス」、欧州宇宙機関が画像公開 YOMIURI ONLINEより転載
ダイヤ型小惑星「シュテインス」、欧州宇宙機関が画像公開
(2008年9月7日22時05分 読売新聞)
「ロゼッタ」が撮影に成功した小惑星「シュテインス」(ESA提供)
欧州宇宙機関(ESA)は6日、探査機「ロゼッタ」が撮影した小惑星「シュテインス」の画像を公開した。 火星と木星の間に浮かぶ小惑星の姿は、まるで婚約指輪などに用いられるブリリアントカットのダイヤモンドのよう。研究者たちのため息も聞こえてきそうだ。
地球から3億6000万キロ・メートル離れたシュテインスの直径はわずか5キロ・メートル弱。約800キロ・メートルまで接近して撮影した今回の画像では、直径約2キロ・メートルのクレーターや、七つのクレーターの連なりも観察された。
小惑星は大きな惑星と比べ、重力や熱などによる組成の変化が少ない。初期の太陽系の活動の痕跡をとどめている可能性があり、各国で研究が進む。
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2008/8/26 地磁気を感知?牛やシカは南北向きで食事や休憩…欧研究チーム YOMIURI ONLINEより転載
地磁気を感知?牛やシカは南北向きで食事や休憩…欧研究チーム
牛やシカは食事や休憩の際、多くが南北方向を向いていることが分かったと、ドイツとチェコの研究チームが25日、米科学アカデミー紀要電子版に発表した。
回遊魚や渡り鳥と同様、「地磁気を感知しているのではないか」と指摘している。
研究チームは、人工衛星から撮影した写真を公開しているインターネットの「グーグルアース」を活用。世界の牧草地308か所の写真に写っていた牛8510頭を調べた結果、大半が北か南を向いていた。その方位を平均すると、地軸の南北より、少しずれた地磁気の南北に近かった。
また、チェコでは2種類のシカについて現地調査。草を食べたり休んだりしている時の向きや、雪の上で寝た跡を調べた結果、やはり大半が北か南を向いていた。
研究チームは「今まで牛飼いや狩人が気づかなかったのは驚きだ」としている。
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2008/8/25 NASA:星の死から新星誕生の系譜、1枚の画像に 毎日jpより転載
NASA:星の死から新星誕生の系譜、1枚の画像に
毎日新聞 2008年8月25日 12時34分(最終更新 8月25日 13時20分)
スピッツァー宇宙望遠鏡がとらえた「星の家系図」の画像。中央の空洞にある古い星(青い点)を、ピンクや白の若い星がゾウの鼻のように取り巻いている=NASA提供
米航空宇宙局(NASA)は、スピッツァー宇宙望遠鏡で撮影した「W5」と呼ばれる領域の赤外線画像を公開した。24時間かけて撮影され、星の死から新たな星の誕生に至る系譜が1枚の画像に収められている。
W5領域は地球から約6500光年離れたカシオペア座にある。画像の中央には、キャビティと呼ばれる空洞が存在し、ガスやちりでできた重くて古い星(青い点)が見える。その周辺には、若い星(白い点)がゾウの鼻のように連なっている。
空洞の中心から離れた場所により若い星が分布していることから、NASAは「重い星の死が、新しい星の誕生の引き金になっていることを示す新たな証拠だ」と解説。この画像を、さまざまな世代の星が勢ぞろいした「家系図」と称した。
画像は、望遠鏡の打ち上げ5周年を記念し公開された。【大場あい】
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2008/8/18 金魚の祖先は中国産の銀色フナ DNAで解明 @nifty.comより転載
金魚の祖先は中国産の銀色フナ DNAで解明
2008年8月18日(月)8時35分配信 産経新聞
観賞魚として親しまれている金魚の進化過程を、東海大と国立遺伝学研究所の共同研究チームがDNA分析で解明した。中国産のフナの一種が祖先で、5つのグループに分かれて多様な品種が作られたことを突き止めた。22日から東京都内で開かれる日本進化学会で発表する。
東海大医学部の小見山智義准教授(分子進化学)らは17品種、計44匹の金魚のミトコンドリアDNAを分析し、遺伝研のデータベースで他の魚類と比較するなど詳しく調べた。その結果、金魚は「ギベリオ」という中国産のフナが祖先だったことが分かった。 金魚は約1500年以上前に中国で見つかった赤いフナが起源とされるが、具体的なルーツは不明だった。ギベリオは中国に広く分布し、普通は銀色だが突然変異で赤くなることがある。野生種のほか食用として養殖されているという。日本には生息していない。 一方、金魚の進化を系統的に調べたところ、オランダ獅子頭(ししがしら)がギベリオから分かれた後、背びれのある朱文金(しゅぶんきん)と黒出目金、背びれのない頂天眼(ちょうてんがん)とランチュウの計5グループに分岐したことが分かった。 このうち背びれのないランチュウなどは、遺伝的に新しい品種と判明。室町時代に渡来した金魚は、江戸時代にガラス製の鉢が普及するまでは陶器のかめで飼われ、横からではなく上から観賞していた。背びれがない突然変異種は上から体を眺めやすい利点があり、新品種として盛んに改良が行われたことを裏付けた。
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2008/8/17 タコの足6本、実は「手」? えさ探しに活用、利き手も asahi.comより転載
タコの足6本、実は「手」? えさ探しに活用、利き手も
みんなが8本足だと思っているタコだが、実は足の大半は「手」かもしれないという研究結果を、欧州の水族館「シー・ライフ」のチームが発表した。AFP通信が伝えた。特に一番前の2本は探索を担い「生きた獲物に忍び寄り、飛びかかって捕まえるのに役立っている」という。
英国、ドイツ、ベルギーなどの16カ所の水族館で、タコの足の働きを調べる実験をした。すると、一番後ろの2本が主に移動を受け持っていたのに対し、前方の6本はえさの探索、調査などさまざまな目的で使われ、むしろ「手」に近い働きをしていた。
また、こうした「手」の使い方をみると、タコによって右利き、左利きがいることもわかった。色の好みもさまざまで、研究チームのアレックス・ジェラード氏は「タコは非常に強い個性をもっている」としている。
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2008/8/14 122度でも生存の細菌、深海で確認…限界温度9度上回る @nifty.comより転載
122度でも生存の細菌、深海で確認…限界温度9度上回る
2008年8月14日(木)10時49分配信 読売新聞
深海にすむ古細菌がセ氏122度の高温でも生き続けることを海洋研究開発機構が実験で確認した。
高温に強い細菌の生息限界温度はこれまで113度とされており、9度上回った。
実験に使ったのは、水深2450メートルのインド洋海中から採取した「超好熱メタン菌」。深海を模擬した高圧下で培養し、温度を上げたところ、122度でも増殖した。地球の極限環境だけでなく、地球外にも生命が存在する可能性を広げるという。
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2008/8/14 食虫植物 若い女性に…なぜか人気 栽培指南書も今年“復活” @nifty.comより転載
食虫植物 若い女性に…なぜか人気 栽培指南書も今年“復活”
2008年8月14日(木)7時36分配信 産経新聞
多くの植物が動物や昆虫の餌になっている中で、逆に虫をおびき寄せては餌食にしてしまう「食虫植物」。妖(あや)しい生態やユニークな姿が若い女性や中年男性を中心に数年前から人気となっており、春以降には3冊の栽培指南書も出版された。こんな食虫植物の栽培事情をのぞいた。(日野稚子)
虫が葉の内側に入った途端、ハエトリソウの2枚の葉が貝のように素早く閉じた。この様子を見ていた子供たちが「わーっ」と歓声を上げる。東京都板橋区立熱帯環境植物館での食虫植物講座のひとこまだ。
喜多内亮君(9)の後ろで、熱心に栽培法をメモしていた父親の智さん(43)は、3年前にハエトリソウを買ったものの、2カ月で枯らした経験がある。「クモを餌にしていたんですが、乾燥しすぎて駄目だったんでしょうね。次は頑張ります」と、楽しそうだ。
植物館の担当者の小林逸子さんは「食虫植物講座は特に人気があります。やはり食虫植物の栽培法は情報が少ないですからね」。
この日の講師で会社員の坂本匡一さん(55)はラン栽培から食虫植物へ転向して12年。「僕の栽培経験を元に話したのですが、育ててみようと思ってくれればうれしい」と話す。
葉先に壷(つぼ)がぶら下がっていたり、全身を粘液で輝かせたりと多種多様な食虫植物だが、図鑑や写真集はあっても、栽培情報は少ない。12年前に唯一出版された指南書もすでに絶版になっていた。
それが、数年来の人気で栽培する人が増えたこともあって、今年4月に『大好き、食虫植物。』(星野映里著)が水曜社から発刊された。同社には「指南本がなく困っていた」と読者から反響が寄せられているという。さらに6、7月にも2冊が出版され、うち『食虫植物育て方ノート』を出した白夜書房も「企画段階は書店の反応は悪かったんですが、今は販売員さんも『私も育ててます』と好意的です」という。
『食虫植物育て方ノート』の著者、田辺直樹さん(45)は星野さんとは
“食虫植物仲間”。「今年は食虫植物の当たり年かもしれませんね」と話す。
田辺さんは愛好家歴35年以上という食虫植物のベテラン。十数年前からは、輸入した食虫植物を実費で希望者に鉢分けして普及に努め、会員約800人の「日本食虫植物愛好会」を主宰する。本業は大原簿記学校講師でありプロの手品師でもある。自宅で食虫植物を200種以上を栽培するが、あくまで趣味で「何万鉢枯らしたか分からない」。そして「初心者は室内のテレビや机の上に置いて枯らしてしまったとか。ホビー、おもちゃ的になってしまうんでしょう」と指摘する。
食虫植物は温帯地域にも分布し、千葉県山武市や尾瀬ケ原など国内に自生地もある。自生地の湿地に近い環境にするため、栽培する鉢は日当りのいい場所に置き、数センチの水を張った皿に鉢を入れる「腰水」で育てるのが基本になるものが多い。虫がいなくても大丈夫だ。「植物なので光合成できちんと育ち、肥料をやると捕虫葉が退化するので与えない方がいい」
初心者に人気のハエトリソウは「葉を閉じるだけで相当のエネルギーを消費する。餌もないのに触って葉を繰り返し開閉させると、弱って枯れてしまう」ので要注意だ。
田辺さんは「最近は国内でも栽培業者が増えており、夏はホームセンターなどでも購入できる。温室がなくても越冬する品種もある。ちょっとしたコツが分かれば難しくない。恐れず挑戦してほしい」と話している。
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2008/8/13 ガの「ラブソング」は超音波、鱗粉こすり合わせひそやかに YOMIRI ONLINEおよび@nifty.comより転載
ガの「ラブソング」は超音波、鱗粉こすり合わせひそやかに
ガのオスが求愛する際、メスに微弱な超音波で「ラブソング」を奏でていることを、東京大学と森林総合研究所などの研究チームが発見した。米科学アカデミー紀要に発表した。
研究チームは超高速度カメラを使い、トウモロコシの害虫でもあるアワノメイガのオスの行動を観察。垂直に立てた羽で、羽と胸にある特殊な形の鱗粉を1秒間に70回以上もこすり合わせ、40〜60キロ・ヘルツの超音波を出すことを突き止めた。
近づいてきたオスが求愛すると、普通メスは受け入れるが、鱗粉を取り除いて超音波を出せなくしたオスの場合、メスはしばしば拒否した。この時、オスの超音波を人工的に合成した音を聞かせると、メスは求愛を受け入れた。
超音波は半径3センチの狭い範囲内にいるメスしか聞き取れず、ひそやかに求愛している。森林総研の高梨琢磨主任研究員は「超音波を打ち消す音を出して交尾を妨げられれば、害虫を音で退治できる可能性もある」と話している。
ガが鱗粉こすり“ラブソング”
2008年8月12日(火)7時43分配信 共同通信
ガの雄が雌に求愛する際、羽と胸部にある特殊な形の鱗粉をこすり合わせ、微弱な超音波で“ラブソング”を奏でていることを、東京大大学院と森林総合研究所の研究グループが突き止めた。12日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表。超音波で雌雄間の交信をするガがいることは知られていたが、高梨琢磨・森林総研主任研究員は「鱗粉が発信に使われていることが分かったのは初めて」と話している。
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2008/8/10 人のあくび、飼い犬にも伝染 日本人研究者が発表 asahi.comより転載
人のあくび、飼い犬にも伝染 日本人研究者が発表
2008年8月10日8時0分 朝日新聞
人のあくびが犬に伝染することが実験で確かめられた。あくびの伝染は人やチンパンジーの間で報告されているが、人と犬では初めて。ロンドン大学の千住淳研究員(心理学)らが英科学誌バイオロジー・レターズに発表した。「飼い犬は人に共感する能力を備えているのかも」と話している。
実験は、飼い主の家など、犬が落ち着ける場所で行った。飼い主以外の人が5分間犬と一緒にいて、目があったら声を出してあくびをした。その結果、29匹のうち21匹が1回以上のあくびをした。あくびと同じような口の動きだけでは1匹もあくびをしなかった。人から犬へのあくび伝染のメカニズムについては研究が必要という。
動物は、思いがけない相手と遭遇したときにあくびをすることがある。研究チームは「その可能性も否定しきれない」としつつも「つられあくびが犬と人のコミュニケーションに役立っている可能性がある」と指摘している。(行方史郎)
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2008/8/10 火星の土から過塩素酸塩 生命の存在「証拠といえず」 asahi.comより転載
火星の土から過塩素酸塩 生命の存在「証拠といえず」
2008年8月6日10時36分 朝日新聞
【ワシントン=勝田敏彦】
米航空宇宙局(NASA)とアリゾナ大は5日、無人探査機フェニックスが採取した火星の土から過塩素酸塩を検出したことを明らかにした。生命の存在にとってこの物質は「良いとも悪いともいえない」とコメントしている。
米航空宇宙専門誌が電子版で「火星に生命が存在した可能性を示す重大な発見について、NASAが近く発表する」と報じたため、憶測を呼び、緊急に記者会見した。
過塩素酸塩は乾燥剤や火薬などにも使われる。アリゾナ大のピーター・スミス上級研究員によると、南米チリのアタカマ砂漠でも確認されており、栄養にしている微生物もいるという。地球外生物の研究状況に詳しい山岸明彦・東京薬科大教授(微生物学)は「過塩素酸塩の検出は、必ずしも生命の存在を示す証拠とはいえない。ただ、今回は火星の表面で採取したサンプルの分析結果であり、地下を掘っていけばまだ生命発見の可能性はあるといえる」と話している。
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2008/8/4 赤外線光合成の生物、世界の水域に生息…京大など発見 @nifty.comより転載
赤外線光合成の生物、世界の水域に生息…京大など発見
2008年8月4日(月)3時8分配信 読売新
目に見えない赤外線を活用して光合成をする生物が、世界の海や湖に広く分布している証拠を海洋研究開発機構と京都大が初めて発見した。
成果は米科学誌サイエンス最新号に掲載された。
植物や海藻など光合成をするほとんどの生物は、太陽から来る可視光線を体内の葉緑体(クロロフィル)で吸収する。1996年、赤外線(近赤外光)を吸収する葉緑体クロロフィルdを持つ細菌が暖かい海のホヤに寄生していることがわかったが、特定海域にしかいないと考えられていた。
海洋機構などが北極海やベーリング海、東京湾、琵琶湖など、世界9か所の海洋・湖沼の底の泥を調べたところ、すべての泥から「クロロフィルd」が検出された。この葉緑体を持つ細菌などが、世界中にあまねくすんでいることを示すという。
光合成は、地球温暖化につながる二酸化炭素(CO2)を有機物に変えるため、温室効果ガスの収支を計算する重要指標となっている。
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2008/8/2 火星に生命存在の可能性?「NASA近く発表」と米専門誌 YOMIURI ONLINEより転載
火星に生命存在の可能性?「NASA近く発表」と米専門誌
(2008年8月2日14時37分 読売新聞)
【ワシントン=増満浩志】
米専門誌アビエーション・ウイーク(電子版)は1日、米航空宇宙局(NASA)が、火星の生命存在の可能性に関する重大な発見を8月半ばにも発表する計画だと報じた。
同誌は、この重大な発見が、火星で水の検出に成功した米探査機フェニックスに搭載された分析装置MECAで得られたと指摘。分析は現在も進行中で、発表が9月にずれこむ可能性もあるが、NASAはすでにホワイトハウスにも説明したとしている。 水の確認などを発表した7月31日の記者会見で、NASAはMECAの成果に関する質問を避けるため、担当の研究者を出席させなかったという。
フェニックスは、生命の検出を目的とした装置は積んでいないが、MECAには、2マイクロ・メートルまで見分ける光学顕微鏡とさらに解像度の高い「原子間力顕微鏡」が設置されており、細菌が視野に入れば撮影できる。
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2008/8/1 火星で水の存在確認=試料分析、初の直接証拠−NASA @nifty.comより転載
火星で水の存在確認=試料分析、初の直接証拠−NASA
2008年8月1日(金)6時46分配信 時事通信
【ワシントン31日時事】
米航空宇宙局(NASA)は31日、火星探査機「フェニックス」が採取した試料を分析した結果、火星に水が存在していることを科学的に確認したと発表した。地球以外の惑星に生命の存在に欠かせない水が存在していたことが初めて直接証明された。
フェニックスは5月25日に火星の北極付近に着陸。ロボットアームで地表を数センチ掘削し、採取した試料を搭載する装置で分析していた。
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2008/8/1 「宇宙最初の星」、こう生まれた=精密なシミュレーションで再現−国立天文台など @nifty,comより転載
「宇宙最初の星」、こう生まれた=精密なシミュレーションで再現−国立天文台など
2008年8月1日(金)4時25分配信 時事通信
宇宙最初の天体はどう生まれたのか−。国立天文台と名古屋大などの共同研究チームは、約137億年前の宇宙誕生直後にあった物質のわずかなむらから、太陽質量の100分の1程度の「原始星」が生まれる様子を、コンピューターシミュレーションで再現することに成功した。論文は1日付の米科学誌サイエンスに掲載された。
これまで、国立天文台のすばる望遠鏡(米ハワイ島)などにより、宇宙誕生から約8億年後(約129億年前)の天体は観測されているが、宇宙最初の数億年にどんな天体が生まれたかはよく分かっていない。
名古屋大の吉田直紀助教らは、2003年の米天文衛星「WMAP」の観測などにより裏付けらた宇宙誕生直後のごくわずかな物質の密度のむらをコンピューター上に作り出した。そこから、宇宙の質量の約23%を占める暗黒物質の重力や、水素やヘリウムガスが起こす反応や熱の放射などの物理的な過程を詳しく計算。薄く分布していたガスが集まり、圧力を高めて原始星が生まれるまでを再現した。
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2008/8/1 「幻」の葉緑素、実は世界中に=光合成でCO2吸収に貢献−海洋機構など @nifty.comより転載
「幻」の葉緑素、実は世界中に=光合成でCO2吸収に貢献−海洋機構など
2008年8月1日(金)4時22分配信 時事通信
海洋研究開発機構と京都大の研究チームは、これまでほとんど見つからなかった「幻」の葉緑素「クロロフィルd」が、実は世界中の海や湖に存在することを発見した。葉緑素は光合成により二酸化炭素(CO2)を吸収するが、クロロフィルdが吸収する量は、近年のCO2の年間増加量の半分から3分の1に相当していた。論文は1日付の米科学誌サイエンスに掲載された。
クロロフィルは、光エネルギーで水とCO2から有機物を合成(光合成)する化学物質で、aからdの4種がある。a、b、cは可視光をエネルギー源にし、特にaはシアノバクテリアという原始的な微生物から高等な植物までが持つ。
dは近赤外線を利用する「変わり種」で、1943年に発見された後、96年に京都大の研究者がサンゴ礁に住むホヤに付くシアノバクテリアの1種から再発見するまで見つからず、CO2吸収量は無視できるほど少ないと思われていた。
研究チームは、北海道の内浦湾、岩手県の大槌湾、東京湾、相模湾、琵琶湖、北極海、ベーリング海、南極にある塩湖など温度や塩分濃度が異なる計9カ所の海底、湖底から堆積(たいせき)物を採取。分析したところ、すべてのサンプルからdが検出され、幅広い条件の水域でdで光合成を行うシアノバクテリアなどの生物の存在が推定された。
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2008/7/26 磁力線の接触が引き金 @nifti.comより転載
磁力線の接触が引き金
2008年7月26日(土)10時36分配信 共同通信
【ワシントン25日共同】
オーロラは、地球から十数万キロ離れた宇宙空間で地球の磁力線が接触して発生するエネルギー放出が引き金となっていることを、米カリフォルニア大の研究チームが米航空宇宙局の磁気圏観測衛星「テミス」で突き止め、25日付の米科学誌サイエンスに発表した。地球を取り囲む磁気圏は、太陽からの電気を帯びた粒子の流れにより、地球の半径の数百倍も長くたなびいている。
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2008/7/26 「水よりお湯の方が早く凍る!」 「ためしてガッテン」実験は本当か @nifty.comより転載
「水よりお湯の方が早く凍る!」 「ためしてガッテン」実験は本当か
2008年7月26日(土)18時18分配信 J-CASTニュース
ユーチューブ投稿のムペンバ効果実験動画
水よりもお湯の方が早く氷になる――。NHKがこんな氷の早作り技を番組で紹介したところ、早大の大槻義彦名誉教授がブログで「物理学で未解明」などと激しく批判。一方、NHKでは、「実際に実験で確認しており、番組に問題はない」と反論している。 大槻名誉教授が「物理学で未解明」などと激しく批判
論議になっているNHKの科学情報番組は、2008年7月9日放送の「ためしてガッテン」。「今年も猛暑!お宅の『氷』激ウマ大革命」のテーマで、おいしい氷の作り方などとともに、氷の早作り技が紹介された。 お湯の方が早く凍るとするこの現象は、「ムペンバ効果」と呼ばれる。ムペンバというタンザニアの中学生が1963年、調理の授業中にこの現象に気づいたという。アイスクリームの素材を熱いまま凍らせたところ、冷ましてからよりも早かったというのだ。ムペンバは、69年に研究結果をまとめている。
NHKの番組では、20℃の水が凍り始めるまでに100分かかるのに対し、100℃の熱湯は30分で凍り始めたとするある研究論文を紹介。急に氷が必要になったとき、この方法でもっと早く作れると、実際に水とお湯のビーカーをそれぞれ冷蔵庫に入れて比べる実験を披露していた。
これに対し、物理学者の大槻義彦早大名誉教授は、公式ブログの08年7月22日付日記で、読者からのメールで放送を知ったとしたうえで番組批判を展開。ムペンバ効果については、お湯にすると分子構造が変わってしまうことになるとして、「どうして、20〜30℃熱しただけで分子構造が変わるでしょうか?」と疑問を投げかける。そして、「どんな科学者のグループが再現実験をやっても同じ結果が出なければ、ひとつの物理現象とは言えません」として、その現象を紹介したNHKを痛烈に批判している。また、「お湯を作るエネルギー、お湯を凍らせるための余分なエネルギーの無駄づかいを煽っている」ともしている。
「10回以上実験し、お湯が先に凍ることを確かめている」
一方、NHKでは、番組として問題がないとの立場だ。
「事前の予備実験を10回以上も行って、お湯が先に凍ることを何度も確かめています。また、番組では、このメカニズムについて、気化熱が関係しているのではないかといういくつかの仮説も紹介しています」
番組制作に当たっては、北大低温科学研究所の前野紀一名誉教授が監修したとしている。さらに、「その監修に沿って、番組では、まだ未解明の部分が多いことにも触れています」と理解を求める。
大槻名誉教授とNHKは主張が対立している形だが、物理学界では、ムペンバ効果をどう見ているのだろうか。
J-CASTニュースが、何人かの専門家に聞いたところ、ムペンバ効果を知る人はいなかった。
そのうち、ある国立大の講師は、この効果のことを話すと、懐疑的な見方をした。「水は高温にすると、泡が出て空気が抜けます。ゴミなどの不純物があればそれを核にして一気に凍りますが、空気も不純物と考えると、それが抜けたお湯なら、なかなか凍りにくいかもしれません」
一方、京都大の小貫明教授は、効果が現れる可能性を指摘する。「お湯の場合、蒸発すると冷える潜熱があることと、水と空気の対流によって熱が運ばれたのかもしれません。即断はできませんが、何か理由があるのでは」
ムペンバ効果は、その意外さが関心を呼んだのか、番組翌日のヤフー検索ランキングで、21位にもランクされた。ユーチューブでも、NHKの番組内容通りだったことを伝える自主実験の動画がいくつか投稿されている。
ムペンバ効果らしきものが現れるのは事実らしいが、まだ十分に解明されたとは言えない物理現象だ。それが、結果として、論議を呼ぶことになったようだ。
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2008/7/26 温暖な環境の甲殻類化石発見=南極の1400万年前の湖で−英米チーム @nifty.comより転載
温暖な環境の甲殻類化石発見=南極の1400万年前の湖で−英米チーム
2008年7月26日(土)5時52分配信 時事通信
南極大陸の岩石が露出しているドライバレー地区で、約1400万年前に湖だった場所から、微小な甲殻動物である貝虫(かいむし)類の化石を発見したと、英レスター大や米ノースダコタ州立大などの研究チームが26日までに英王立協会紀要に発表した。
発見場所は南緯約77度で、年間平均気温は零下25度。貝虫類が生息できる生態系はもっと温暖な環境で、約1400万年前から寒冷化したと考えられる。調査結果は気候変動の解明に役立つと期待される。
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2008/7/25 「女性は数学苦手」は俗説 @nifty.comより転載
「女性は数学苦手」は俗説
2008年7月25日(金)10時8分配信 共同通信
【ワシントン24日共同】
全米の小、中、高校生を対象に実施された数学の試験成績を解析したところ、男女差はなかったとの結果が、25日付の米科学誌サイエンスに掲載された。調査した米ウィスコンシン大の研究チームは「女性は数学の能力に劣るとの固定観念が親や教師にあるが、認識を改めないといけない」と指摘している。チームは児童・生徒約700万人分の数学の成績を10州から入手し解析。
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2008/7/24 ティラノサウルス科の子の化石=ほぼ完全な全身骨格で発見−林原自然科学博物館 @nifty.comより転載
ティラノサウルス科の子の化石=ほぼ完全な全身骨格で発見−林原自然科学博物館
2008年7月23日(水)22時26分配信 時事通信
モンゴル・ゴビ砂漠の約7000万年前(白亜紀後期)の地層から、最大級の肉食恐竜ティラノサウルス科のタルボサウルスの子のほぼ完全な全身骨格化石が見つかったと、林原自然科学博物館(岡山市)が23日、発表した。見つかったのは、全身骨格の約8割に及んでおり、世界的にも珍しいという。
この化石はゴビ砂漠の西部、ブギンツァフで、2006年8月に発見された。タルボサウルスの成体の全長は最大約12メートルになるというが、発見された子の全長は約2メートルと推定され、年齢は5歳前後とみられる。
林原自然科学博物館とモンゴル科学アカデミー古生物学センターとの共同調査隊が発見した。
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2008/7/23 子ども恐竜の全身骨格 @nifty.comより転載
子ども恐竜の全身骨格
2008年7月23日(水)15時23分配信 共同通信
モンゴル古生物学センターと岡山市のバイオ関連企業「林原」の共同調査チームは23日、ゴビ砂漠からティラノサウルスの仲間である大型肉食恐竜「タルボサウルス」の子どもの全身骨格化石を、ほぼ完全な状態で発掘したと発表した。同種の子どもの全身骨格は世界でも発掘例がなく、成長過程の解明につながると期待される。化石は06年に発見。約2mで5歳ぐらいの子どもとみられる。
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2008/7/21 デカ!8・2cm肉食竜の歯の化石…国内最大、石川で発見 @nifty.comより転載
デカ!8・2cm肉食竜の歯の化石…国内最大、石川で発見
2008年7月21日(月)3時2分配信 読売新聞
石川県白山市で発見された肉食恐竜の歯の化石(20日、金沢市で)=細野登撮影
石川県白山市白峰の白亜紀前期の地層・赤岩層(約1億3000万年前)からティラノサウルスなどで知られる肉食恐竜(獣脚類)のほぼ完全な歯の化石(8・2センチ)が見つかった。
国立科学博物館(東京)によると、過去、国内で見つかった最大の歯は、熊本県御船町の「ミフネリュウ」(7・5センチ)。専門家は「完全な形で見つかった標本では国内最大」としている。
化石採集家で金沢市の会社員宇都宮聡さん(38)が6月、歯の化石を含んだ石を発見。歯は1本で、幅は最大2・8センチ。
鑑定した白山市の「白山恐竜パーク白峰」元館長の松浦信臣・理学博士(75)と日本古生物学会特別会員の谷本正浩さん(55)は「恐竜の種類は特定できないが、推定体長は約9メートルで国内最大級」と指摘する。
歯は、北陸と岐阜県に広がる日本最大の恐竜化石産地「手取層群」で見つかった。
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2008/7/21 海洋研究開発機構:海底下の泥に大量微生物…英誌に発表 毎日jpより転載
海洋研究開発機構:海底下の泥に大量微生物…英誌に発表
2008年7月21日 2時30分(最終更新 7月21日 2時30分) 毎日新聞
青森県沖の海底堆積物から見つかった微生物=海洋研究開発機構提供
酸素や栄養分に乏しい海底下350メートル前後までの泥(堆積=たいせき=物)の中に、大量の微生物が生息していることを、海洋研究開発機構などが突き止めた。地球全体でみると、地上の全植物の6分の1に相当する量と推計される。陸上や海中に匹敵する「第3の生命圏」を明らかにし、生命の進化や環境適応の解明につながる成果で、20日付の英科学誌ネイチャー(電子版)に発表した。
海底下については、約1000メートルの深さまでの堆積物から、1立方センチ当たり10万〜10億個の生物細胞が、遺伝子の形で見つかっていた。しかし、生きているのか死んでいるのかは分からなかった。
海洋機構高知コア研究所の諸野祐樹研究員(微生物生態学)らは独ブレーメン大と共同で、世界16カ所から採掘された海底堆積物を分析。生きた細胞の指標となる細胞膜の脂質を抽出し、10センチ〜365メートルの深さまでに、アーキアと呼ばれる微生物が大量に生息していることを発見した。海底下のアーキアの総量は地球全体では、炭素換算で900億トンに上ると推定され、地上の全土壌中に住む微生物の3倍以上に相当するという。
アーキアは通常の細菌(バクテリア)より細胞膜が硬く、物質を透過しにくい特徴がある。諸野さんは「厳しい環境に適応し、独自に進化したのではないか」と話している。【西川拓】
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2008/7/20 サイズじゃないのよ女は 80キロ、ミスコン入賞 asahi.comより転載
サイズじゃないのよ女は 80キロ、ミスコン入賞
2008年7月19日 朝日新聞
ロンドンで18日、ミス・イングランド大会で2位になったクローイ・マーシャルさん(左)=AP
【ロンドン=土佐茂生】「ミス・ワールド」を選ぶ英国の予選、イングランド大会で、体重80キロのクローイ・マーシャルさん(17)が2位に入賞し、話題になっている。「美しさにサイズや形は関係ないことを証明したかった」と笑顔を振りまいた。
マーシャルさんは3月、英国南東部サリー州の予選で、ほかのスリムな出場者7人を押しのけて地元から選ばれた。身長178センチ。「背が高く、瞳が美しい」と評価された。
美容師志望だったが、今はモデル事務所に所属。かつて過酷なダイエットで急激にやせたこともあるが、「骨と皮だけになって私じゃないみたい」と思い直し、よく食べ、ジムで体をよく動かして健康を保つようにし始めた。
水着審査では、白いワンピースで堂々とステージを歩いた。「ミス・イングランドはスラッとして細い、という固定観念を打破したかった。奇麗になるためにダイエットは必要ありません」
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2008/7/10 ヒラメの目はゆっくり移動=進化途中の先祖化石発見−米博物館 @nifty.comより転載
ヒラメの目はゆっくり移動=進化途中の先祖化石発見−米博物館
2008年7月10日(木)2時13分配信 時事通信
海底の砂に潜み、小魚を狙うヒラメやカレイは、誕生時には目が頭の左右にあるのに、成長に伴い一方の目が反対側に移動する。このゆっくりとした変身は、段階的な進化過程を再現したものであることが分かった。米シカゴ・フィールド博物館の研究者が、欧州で発掘された約5000万年前の先祖の化石を調べ、片方の目が移動しかけた状態で成長し終えていることを発見。10日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
ヒラメ類の目の進化をめぐっては、ある時点で突然、頭の片側に両目がある種が出現したとの説が1930年代に提唱され、有力とされてきたが、今回の発見で覆された。
同博物館のマット・フリードマン助手は、欧州の博物館に所蔵されている魚類の化石を、コンピューター断層撮影装置(CT)など最新技術で分析。その結果、イタリア北部で発掘された化石が最も原始的なヒラメ類の新属新種であり、左目が頭の上側に寄っていることが分かった。
さらに、イタリアやフランスで発掘された後、従来ヒラメ類と思われていなかった別の種の化石は、頭の上側に寄っているのが左目だったり、右目だったり、個体によってまちまちだった。
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2008/3/3 本物」のバッハの顔再現 法医学技術利用、独で公開 m3.comより転載
| 「本物」のバッハの顔再現 法医学技術利用、独で公開 |
 | 記事:共同通信社 提供:共同通信社
【2008年2月29日】 【ベルリン29日共同】ドイツの音楽家ヨハン・セバスチャン・バッハ(1685?1750年)の「本当の顔」を最新の法医学技術を利用して再現する作業が終了し、3月21日からドイツ・アイゼナハの博物館「バッハの家」で樹脂像が公開されることになった。博物館関係者が28日までに明らかにした。 遺骨を基にした初の胸像が1894年に作られた後、この胸像を基に1908年にライプチヒのトーマス教会前に全身像が完成、これがバッハの姿だと思われてきた。しかし、同博物館はこれらの像の顔が以前からあった肖像画に大きく影響されたとみて、所蔵するバッハの頭蓋(ずがい)骨の複製から科学的に頭部を再現することにした。 エジプトのラムセス2世の顔を復元したことで知られる英ダンディー大学の学者らが犯罪捜査に使われる法医学の手法を駆使して完成させた。だが、「本物」の顔も肖像画や像と似ているようにも見える。 3月21日はバッハの誕生日で、今年は全身像完成から100年となる。 |
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