2008/7/22 ストレッチ (4)血流を良くし脂肪燃焼 YOMIURI ONLINEより転載

ストレッチを生活に取り入れることで、やせる効果も期待できる。「5秒ストレッチ・ダイエット」を提唱する「ボディメンテナンス学院」(本部・埼玉県川口市)学院長の饗庭秀直(あいばひでなお)さんによると、体内の脂肪を燃やす筋肉の機能をストレッチが助けるからだという。
脂肪燃焼には酸素が必要だ。酸素は血液とともに筋肉に届けられるが、緊張や運動不足、加齢で硬くなった筋肉では、筋肉の中の血管も通りが悪く、血液がスムーズに流れない。
そこで、ストレッチで筋肉を柔軟にすることで、筋肉のポンプ作用を高める。そうすれば、血の流れが良くなり、筋肉に十分に酸素を送り込めるので、脂肪をよりいっそう燃やすことができる。
饗庭さんが、「時間がない人は、これだけでも続けてほしい」と薦めるストレッチは、座るところさえあれば、オフィスやトイレでも簡単にできる。まず、いすに浅く腰掛ける。頭の後ろで手を組み、鼻から息を吸いながら、ひじを開いて胸を張り、あごを上げ、そのまま5秒保つ。次に、この状態から体の力を抜いて、へそをのぞき見るように背中を丸め、頭を下げる。5秒かけて口から息を吐ききる。
前半のストレッチでは腹筋が伸び、後半のストレッチでは背筋が伸びる。腹筋と背筋は、私たちの体の筋肉の中で、大きな割合を占めているので、短時間で簡単な割に効果が高い。老廃物の滞りも解消でき、疲れが取れて気分がすっきりするほか、美肌や便秘解消の効果も期待できるという。
ストレッチで代謝が上がっても、時間とともに低下する。饗庭さんは、「脂肪が燃えやすい状態を保つには、3〜4時間ごと、特に食事前の空腹時に欠かさずやるのが効果的。とにかく続けることが大切」とアドバイスする。(安田武晴)
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2008/7/18 ストレッチ (3)「痛い」けど「気持ちいい」程度に YOMIURI ONLINEより転載
(2008年7月18日 読売新聞)

ストレッチは、やり方を少し工夫するだけで効果が高まる。NPO法人日本ストレッチング協会(埼玉県戸田市)理事の杉浦晋さんは、「安らかな気持ちで、“痛気持(いたきも)ちいい”と感じる程度に伸ばすのがコツ」とアドバイスする。
日常生活の中で行うには、静的ストレッチが適している。反動をつけずに、筋肉を伸ばした状態で20〜60秒保つ。気持ちをリラックスさせるため、呼吸は止めない。苦痛を感じるほど無理に伸ばすのは厳禁だ。最初は筋肉が硬い人も、続けるうちに必ず柔らかくなっていく。
杉浦さんは、「漫然と伸ばすのでなく、ストレッチする部分を意識して確実に伸ばすことも大切」とも言う。例えば、太ももの裏の部分は、大腿(だいたい)二頭筋、半腱(けん)様筋、半膜様筋の三つの筋肉で構成されているが、異なる3種類の方法で、それぞれの筋肉に意識を向けながら伸ばす。
ストレッチを行う時間帯にも気を配りたい。体が温まっている風呂上がりや10分程度の散歩、軽いジョギングの後が最適だ。体調が悪い時や酔っている時、食事の直後は控える。
スポーツのウオーミングアップには、まず、静的ストレッチを行い、その後、ラジオ体操のように反動をつけて筋肉を伸ばす動的ストレッチも行うとよい。動的ストレッチも、反動をつけすぎないよう注意が必要だ。また、スポーツが終わった後、何もしない人が多いが、静的ストレッチを少し入念に行うと、翌日に疲れが残りにくくなる。
杉浦さんは、「私たちは常に筋肉を使って生きているが、筋肉の“メンテナンス”に気を配る人は少ない」と指摘する。健康で暮らすためにも、正しいストレッチで筋肉をいたわってあげたいものだ。
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2008/7/17 ストレッチ (2)専用器具で筋肉ほぐす YOMIURI ONLINEより転載
(2008年7月17日 読売新聞)

簡単で長続きするストレッチ法として、まずお薦めしたいのが、傾斜のついたストレッチ用の盤=写真上=に乗る方法だ。
この盤を患者に薦めている杉田接骨院(横浜市)の杉田一寿院長によると、毎日、1分半から3分ほど盤に乗るだけで、ふくらはぎのだるさや張りが取れ、気分的にもすっきりするという。「重力のためひざから下に滞りがちな血液が、ふくらはぎの筋肉を伸ばして柔らかくすることにより、スムーズに流れるようになる」と杉田院長。
盤は4000〜1万5000円程度で市販されており、ほとんどの製品が、筋肉の硬さに合わせて傾斜の角度を変えられる。盤に乗った状態で前屈すれば、ももの裏側や、腰、背中の筋肉も伸ばすことができ、全身のストレッチにもなるという。

ストレッチ用のポール=写真下=を使う方法もお手軽だ。ポールは、直径約15センチ・メートル、長さ約1メートルの円筒形をしており、発泡ポリエチレンなどでできている。円筒を縦に割ったかまぼこ形のものもある。
背骨の下にポールが当たるようにして、楽な体勢で5分ほどあおむけになる。両腕を肩の方へゆっくり動かしたり、もとに戻したりしてもよい。背中の筋肉をほぐし、背骨のゆがみを修正する効果があり、腰痛や肩こりの解消などにつながる。上半身がすっきりした感じも味わえる。
このほか、ちょっとした段差を利用してふくらはぎを伸ばすなど、生活の中でできることは多い。「歯磨きと同じ感覚で、こまめに筋肉をケアしてほしい」と杉田院長は話している。
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2008/7/16 ストレッチ (1)ポンプ作用 高める効果 YOMIURI ONLINEより転載
(2008年7月16日 読売新聞)

体のあちこちの筋肉を伸ばすストレッチ。スポーツの前の準備運動だけでなく、体や心の健康作りにもつながるという。日常生活の中で気軽に取り組める方法を紹介する。
筋肉を伸ばすことが、なぜ心身にいいのか。まずはメカニズムを勉強しよう。
ストレッチを中心に体づくりの相談指導を行う「すとれっち塾」(埼玉県戸田市)のフィジカルコーディネーター、岡秀信さんの説明によると、筋肉には、体の様々な部分を動かしたり、熱を生み出して適当な体温を保ったりするほかに、血液を循環させるポンプの役割がある。
筋肉が緊張して硬くなると、ホースの一部をつまんで絞ったように、筋肉の中の血管が圧迫され、血流が悪くなる。この結果、酸素や栄養分が体中に行き渡らず、老廃物も滞り、やがて、肩のこりや張り、足のむくみ、疲労感などとして現れる。交感神経と副交感神経のバランスも崩れ、イライラしたり、血圧が高くなって心臓に負担をかけたりする。
逆に、こりや張り、むくみを防止するには、毎日の生活の中でストレッチをこまめに繰り返せばいい。筋肉のポンプ作用を高めることにより、血液の流れがスムーズになる。この結果、新陳代謝がよくなり、精神的にも安定した状態につながるという。
また、高齢者の介護予防体操にもストレッチが取り入れられており、老化防止にも役立つ。
時々、無意識に両手を上にあげて“伸び”をすることがある。「これもストレッチの一種です。筋肉を柔らかくして、ポンプ作用を高めることにつながっている」と岡さんは解説する。
ただ、ストレッチには、退屈な動きの繰り返しという面もあり、長続きさせるのは大変だ。岡さんは、「ストレッチを続ける動機付けになるよう、メカニズムや効果を理解することが大切」と強調している。

ドクター ご紹介 - http://kanja.ds-pharma.jp/health/yotsu/doctor/078/index.htmlから転載







腰痛の発生頻度や原因について教えてください。
上半身の重さは体重の約70%といわれています。その重さを支えているのが腰椎です。腰椎には椎体という骨の部分と椎間板という骨と骨の間に入っている部分があります。椎体は機械的な負荷により変形が進行し、また骨粗鬆症の進行とともに脆くなっていきます。椎間板も年齢とともに変性していきます。驚くことにこの変性は10歳の子供たちのすでに9%に起こっていると報告されています。治療を要する腰痛の発生頻度の調査では20歳代以上の年齢層ではほぼ同じくらい(40〜65%)で発生していることが報告されています。このような背景から近年、腰痛はもっとも有訴率が高い疾患になっています。大半の腰痛は数日間で治りますが、臀部痛や下肢痛を伴う腰痛は専門的な治療が必要になる場合も多いので注意しましょう。





