2008/9/2 夏の疲れ解消 (4)赤身で豚汁 B1取ろう YOMIURI ONLINEより転載
(2008年9月1日 読売新聞)

夏の間は冷たい飲食物を取り過ぎるなどして食生活が乱れ、熱帯夜で睡眠不足になれば食欲も低下する。夏の終わりに、スタミナ切れを感じる人も多いだろう。
だからと言って、涼しくなってきた今の季節にカロリーの高いもの、こってりしたものをたくさん食べれば良いという訳でもないようだ。管理栄養士で料理研究家の大沼奈保子さんは「夏の間に胃腸が弱った人には、かえって負担が大きい。体調を整える食生活を心がけて」とアドバイスする。
大沼さんによると、夏の間は水溶性のビタミンB群が汗とともに失われやすい。ビタミンB群は糖質やたんぱく質、脂質をエネルギーに変える働きがあるが、不足すると「疲れやすい」「勉強や仕事に集中できない」といった症状が現れる。
疲労回復のためにも、ビタミンB1が多い豚肉、ビタミンB2が多いキノコ類やレバーなどを積極的に食事に取り入れると良いという。この「元気のもと」とも言えるビタミンB1を効果的に補うには「豚汁」がお勧めだ。「温かい食べ物で、水に溶けやすいビタミンB1を煮汁ごと食べられます」と大沼さん。ショウガや様々な野菜のほか、ビタミンB1の吸収を助けるネギ、ビタミン類が豊富なキノコも入れられる。
「脂質が多いと消化の負担になるので、豚肉はバラ肉よりも赤身を使う。ビタミンB1が熱で壊れないよう、食べる直前に鍋に入れるといいでしょう」
大沼さんは、夏の終わりの食べ方の工夫として、三つのポイントを挙げる=別表=。
「夏の間に失われた栄養素を効果的に補い、夏の疲れを解消して下さい」とアドバイスする。(月野美帆子)
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2008/8/29 夏の疲れ解消 (3)毛髪よく乾かして就寝 YOMIURI ONLINEより転載

紫外線を浴びていない髪のキューティクル(花王総合美容技術研究所提供)

紫外線を浴びた髪のキューティクルは、めくれ上がっている(花王総合美容技術研究所提供)
夏の終わりに、髪の手触りがゴワゴワ・パサパサしていると感じる人は少なくないだろう。今の時期は、毛髪も“お疲れ”気味なのだ。
毛髪は、たんぱく質や脂質で構成される芯の部分を、たんぱく質が主成分のうろこ状のキューティクルが覆う構造になっている。
花王総合美容技術研究所の主任研究員、杉野久実さんによると、紫外線にはキューティクル同士の結びつきを弱め、髪の色素を分解して変色させる作用がある。塩素もキューティクル同士の結びつきを弱める。また、髪がぬれた状態でこすれると、キューティクルははがれやすくなる。
つまり強い紫外線を浴び、プールなどで髪をぬらす頻度が高い夏は、髪の組織が壊れやすい季節なのだ。
「一度傷んだ髪は、肌や体と違って元の状態に戻すことはできません」と杉野さん。これ以上、髪を傷めないように、新しく生えた髪を大切にするために、夏の終わりに、ケアの方法を見直すことだ。
例えば洗髪の時、シャンプーをすぐに髪にこすりつけずに、手で泡立ててから髪につける。洗っている時に泡立ちが少なければ、一度流してからもう一度シャンプーする。髪がからまっている場合などは、シャンプー前にコンディショナーやリンスをつけて流すと指通りが良くなる。それからシャンプーで洗えば、ぬれた状態で髪が引っ張られるのを防ぐことができる。
また、ドライヤーの熱が髪を傷めると考える人も多い。今後しばらく残暑が続く間は、自然乾燥派も少なくないだろう。杉野さんは「自然乾燥だと、表面や毛先が乾いているだけで、髪の根元はぬれている。そのまま寝れば、こすれて傷みます」と話す。
タオルドライの際は毛先をはたくようにしてふき、髪同士をこすり合わせるのは厳禁だ。その上で、やはりドライヤーを使って「必ず乾かしてから床に就いて」とアドバイスしている。
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2008/8/28 夏の疲れ解消 (2)バテた肌 保湿は早めに YOMIURI ONLINEより転載
紫外線のダメージに加えて、夏の間は皮脂や汗の分泌が盛んになり、肌のきめが乱れ毛穴も開く。冷房の効いた部屋で長時間過ごした場合は、冬のように肌が乾燥する。過酷な環境から肌を守るため、角質(肌の表面)は厚くなり、ごわついてしまう。
しかし、夏の間は汗のせいで肌の表面が湿っているせいもあり、保湿クリームや保湿美容液を使わない人も多い。皮膚科医の野村有子さんは「乾燥を意識して、早めに保湿剤を使い始めましょう。夏が終わる今の時期が、お肌の手入れの時です」と話す。
カネボウ化粧品の調査によると、肌を日焼けさせる紫外線量が最も増えるのは6〜7月だが、肌の色が最も暗く(濃く)なるのは8〜9月=グラフ(右側の数字は黒をゼロ、白を100とした時の明るさの指標)=。
カネボウ化粧品エステティックライフ研究所の鈴木佐恵子さんは「『肌は季節を後追いする』のです。これからの季節にケアを充実させて、“肌の夏バテ”を防ぎましょう」と話している。
夏のダメージ回復のためには「いつもより丁寧で、優しいケアが大切」。ゴシゴシこすったり、粒子の粗い洗顔料を使ったりする必要はないという。いつもの洗顔料を、手にとってから30秒ぐらいを目安に泡立て、たっぷりの泡で優しく洗う。
化粧水はコットンを使ってむらなく丁寧になじませる。化粧水や美容液を含ませたマスクで顔を覆うなどして、一手間かけることが必要だという。手でつけるよりも、効果が高い。美白美容液、クリームなどもしっかり使って、夏の間に疲れたお肌をいたわりましょう。
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2008/8/28 夏の疲れ解消 (1)「部分温め」冷え過ぎ防ぐ YOMIURI ONLINEより転載
(2008年8月27日 読売新聞)

夏を乗り越えた体には、様々な「疲れ」がたまっている。夏の終わりに、疲れを上手に解消する方法を紹介する。
屋外はすさまじい暑さだが、室内はキーンと冷え、温度差の激しい室内外を頻繁に出入りする――。夏の間、こんな生活を送ってきた人は、今の時期に「何となく疲れた」「寝起きがスッキリしない」などと感じているのでは。
花王と岐阜大学が、冷房が効いたスーパーマーケットで働く女性93人(平均年齢51・5歳)を対象に行った調査は、冷房と疲労の関係を示唆している。「肩が凝る・だるい」「疲れやすい」「首が凝る・だるい」と感じている人はいずれも8割を超えた。
花王ヒューマンヘルスケア研究センターの矢田幸博副主席研究員は「長時間の冷房環境による冷えは自律神経の乱れを招き、全身の疲労感につながってくる」と指摘する。
漢方医の南雲久美子さんのもとには、毎年10月ごろになると、めまいやふらつき、全身の倦怠(けんたい)感などを訴える患者が訪れる。やはり夏の間の「冷房冷え」による症状で、秋に現れる夏バテだという。南雲さんは「夏の終わりの今の季節から、冷やしがちの生活習慣や飲食を見直すことで、夏の疲れを解消し“秋の夏バテ”を防ぐことができます」と話す。
東洋医学では、冷えは体の不調を招くと考えられている。そこで南雲さんが勧めるのが「部分温め」だ。体の中で熱が逃げやすく冷えやすい首の後ろ、おなか回り、そして足首を冷やさないよう心がける=イラスト=。
また冷たいビールや炭酸飲料は、のどごしは良いが体を中から冷やしてしまう。「それほど暑さも気にならない季節です。水分はなるべく常温で飲み、週に1回でも、ぬるめのお風呂につかる。体の内部の冷えを解消することができるでしょう」と話す。



ドクター ご紹介 - http://kanja.ds-pharma.jp/health/yotsu/doctor/078/index.htmlから転載







腰痛の発生頻度や原因について教えてください。
上半身の重さは体重の約70%といわれています。その重さを支えているのが腰椎です。腰椎には椎体という骨の部分と椎間板という骨と骨の間に入っている部分があります。椎体は機械的な負荷により変形が進行し、また骨粗鬆症の進行とともに脆くなっていきます。椎間板も年齢とともに変性していきます。驚くことにこの変性は10歳の子供たちのすでに9%に起こっていると報告されています。治療を要する腰痛の発生頻度の調査では20歳代以上の年齢層ではほぼ同じくらい(40〜65%)で発生していることが報告されています。このような背景から近年、腰痛はもっとも有訴率が高い疾患になっています。大半の腰痛は数日間で治りますが、臀部痛や下肢痛を伴う腰痛は専門的な治療が必要になる場合も多いので注意しましょう。





