2008/9/30 お尻を元気に (4)痔の原因 大半が生活習慣 YOMIURI ONLINEより転載
(2008年9月29日 読売新聞)
日本人の成人の3人に1人が悩んでいるとされるのが痔だ。「痔の原因は、大半が生活習慣にあります。予防のためにも、生活習慣を見直す必要があります」と、「あきカイロプラクティック治療室」(横浜)の副院長、檜垣暁子さんは話す。
例えば、トイレ。新聞や本を読むなどで長居をする人もいるだろう。
「便器に座る姿勢を維持するだけでも、肛門に負担がかかってしまいます。排便の時間を短くするために、便意を感じてからトイレに行くこと。なかなか便が出なくても、いきまず、無理に粘らないことが大切です。3分以内で済ませましょう」と話す。
檜垣さんに、痔になりやすいかどうかをチェックする表を作成してもらった。長時間一定の姿勢をとる「座りっぱなし」や「立ちっぱなし」は肛門がうっ血しやすくなるので良くない。
痔になりやすい人は、うっ血を防ぐために、時折軽い体操を心がけよう。檜垣さんが薦めるのが痔の予防体操だ。
<お尻をきゅっと締めるように力を入れて約5秒間その状態を保ち、そして力を抜く。これを5回以上繰り返す。1日に数セット行う。立ち姿勢のまま、うつぶせのままでも可>
痔の疑いを感じたら、医師の診察を受けること。「痔の症状と似ている病気も多く、自分ではなかなか判断できません」と話す。
女性の専門医を置いた専用外来も増えている。恥ずかしがらずに、疑いがあれば専門医の診断を早めに受けよう。(岩浅憲史)
痔になりやすい人のチェック表(檜垣さん監修) |
|---|
| ・日々、座っている時間が長い |
| ・決まった場所での立ち仕事で、動くことが少ない |
| ・体が冷えやすい |
| ・精神的ストレスを感じている |
| ・時間に追われる生活をしている |
| ・体を動かす習慣がなく運動不足 |
| ・便意がなくてもトイレで頑張り、長居する |
| ・痔を経験したことがある |
| ・ダイエットをしたり、食事内容に偏りがあったりする |
| ・お酒を大量に飲む |
| ・下痢をすることが多い |
| ・便秘である |
| ・喫煙する |
| ・香辛料のきいた辛い料理が好き |
| (五つ以上該当すれば痔になりやすい) |
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2008/9/26 お尻を元気に (3)骨盤のゆがみ 筋肉ほぐし改善 YOMIURI ONLINEより転載
(2008年9月26日 読売新聞)

腰痛で悩む人は多い。もしかしたら「骨盤のゆがみ」が原因かもしれない。「現代人は運動不足などで、体の土台である骨盤がゆがみやすい環境にあります」と、神戸常盤大学教授(運動生理学)の柳本有二さんは話す。
柳本さんによると、お尻には、上半身の体重を支える骨の集合体である骨盤と、骨盤を支えるための殿筋などの筋肉がある。
その筋肉が加齢や運動不足で衰えたり、長時間の同じ姿勢で緊張してかたくなると、筋力のバランスが崩れて骨盤がゆがみやすくなるという。
「その結果、骨盤が体重をうまく支えることができなくなり、骨や内臓などに負担をかけ、腰痛などを招きやすくなります」と話す。
柳本さんは「骨盤のゆがみの改善には、骨盤を支える筋肉を運動などでほぐしていくことが効果的です」とアドバイスする。高齢者でも体に負担をかけないイラストの運動法がお薦めだ。
ふだんの何気ない動作や姿勢にも気をつけたい。
柳本さんによると、〈1〉いすに足を組んで座る〈2〉下着や靴下を同じ足からはく〈3〉いつも同じ手で荷物を持つ〈4〉すり足で歩く――などは一定の方向に負担がかかって骨盤のゆがみの原因になることもあるという。次のように直そう。
〈1〉いすに深く腰掛け、背筋を伸ばして足を組まずに座る〈2〉靴下などを最初にはく足を時々変える〈3〉荷物を持つ手を時々変える〈4〉足をあげて大またで歩く。
「骨盤のゆがみが改善できれば体のバランスも良くなり、健康維持に役立ちます」と話す。
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2008/9/25 お尻を元気に (2)吹き出物防ぐ「清潔」と「生活」 YOMIURI ONLINEより転載
(2008年9月25日 読売新聞)

お尻の吹き出物(ニキビ)はやっかいだ。お尻は下着が密着して汗で湿りやすく、座っているとむれて不潔になりがち。
吹き出物は皮脂で毛穴が詰まり、細菌が増殖して炎症を起こしたものだ。「お尻は皮膚が厚く脂肪が多いうえ、じめじめした環境で、細菌が繁殖しやすいため、吹き出物ができやすいのです」と、「おだクリニック日帰り手術外科」(福岡)の小田斉院長は話す。
かゆさのあまり、ついかいてしまうが、「かきむしると、黒っぽく固いあとが残るのでやめましょう」と、小田さんは話す。
吹き出物が大きくなると、なかなか治りにくいこともある。症状がひどくなる前に専門医の診察を受けよう。かゆみ止めの飲み薬の服用や塗り薬などによる治療が効果的という。
吹き出物の予防法、対処法として、大事なのは、お尻を清潔に保つこと。
もちろん、お風呂は大事。ただし、「せっけんで洗うと化学物質が原因で皮膚炎を起こすこともあります。せっけんを使わずシャワーできれいにお尻を洗い流した後、よく乾かします」と小田さん。
ほかにも、下着をナイロン製ではなく汗をよく吸着するシルクなどにする、長時間の座り仕事の際、お尻がむれないように20、30分おきに立つようにする、などの工夫もできる。
小田さんによると、睡眠不足や疲労からくるホルモンバランスの乱れが、皮脂を過剰に分泌する原因にもなっているという。「栄養バランスのとれた食事や十分な睡眠をとるなどの正しい生活習慣を心がけることが大切です。アルコールや刺激物の飲食もなるべく控えましょう」と話す。
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2008/9/24 お尻を元気に (1)殿筋鍛えて張り持たせる YOMIURI ONLINEより転載
お尻には体を支える骨や筋肉が多く集まる。目が行き届きにくいが、大事な場所だ。十分なケアを心がけたい。
そのお尻のたるみが気になる人も多いはず。東京大学教授(筋生理学)の石井直方さんは「お尻の筋肉は加齢の影響を受けて、とても減りやすいのです」と話す。
石井さんによると、お尻には大中小の殿筋(でんきん)と呼ばれる筋肉がある。殿筋の老化は30歳ごろから始まり、筋肉量は1年に約1%落ちるという。30歳から80歳までに、お尻の筋肉量は半分も落ちる計算になる。
お尻の筋肉は、日常の生活でも役立っている。例えば、いすから立ち上がる動作には、大殿筋などを使う。
この筋肉が衰えると、日常の動作もつらくなるという。また、日ごろから運動をしていないと、お尻は皮下脂肪がつきやすい部位でもある。
「たるみの解消には、お尻の筋肉を発達させて張りを持たせ、また皮下脂肪を減らす有酸素運動を行うことが大切です」と話す。
石井さんがお尻の筋肉を鍛える方法として勧めるのが、「ランジ」と呼ばれる筋力トレーニングだ。イラストの動作を、足を替えてそれぞれ5回から10回行い、それを1日3セット行う。
日常の生活でもできることはある。エスカレーターの代わりに階段を使い、1段飛ばしで上るといった方法も有効という。
ただし、「自分の現状に合った、痛みを感じない動作の範囲内での筋トレを心がけましょう。決して無理をしないでください」と石井さんはアドバイスしている。



ドクター ご紹介 - http://kanja.ds-pharma.jp/health/yotsu/doctor/078/index.htmlから転載







腰痛の発生頻度や原因について教えてください。
上半身の重さは体重の約70%といわれています。その重さを支えているのが腰椎です。腰椎には椎体という骨の部分と椎間板という骨と骨の間に入っている部分があります。椎体は機械的な負荷により変形が進行し、また骨粗鬆症の進行とともに脆くなっていきます。椎間板も年齢とともに変性していきます。驚くことにこの変性は10歳の子供たちのすでに9%に起こっていると報告されています。治療を要する腰痛の発生頻度の調査では20歳代以上の年齢層ではほぼ同じくらい(40〜65%)で発生していることが報告されています。このような背景から近年、腰痛はもっとも有訴率が高い疾患になっています。大半の腰痛は数日間で治りますが、臀部痛や下肢痛を伴う腰痛は専門的な治療が必要になる場合も多いので注意しましょう。





