鍼灸・整骨の治療だけでなく、身体バランス調整を通した健康的な美容までのトータルケアを

京都市下京区/富士鍼灸整骨院(ふじしんきゅうせいこついん)

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2007/10/2 腰痛管理のガイドラインが発行される m3.comより転載

腰痛管理のガイドラインが発行される


提供:Medscape

米国内科学会(ACP)と米国疼痛学会(APS)が、患者の分類、画像検査、患者教育、自己治療、薬物治療と非薬物治療に関するガイドラインを出した
Laurie Barclay, MD
Medscape Medical News

【10月2日】腰痛の診断と治療に関する総合的な臨床合同ガイドラインを米国内科学会(ACP)と米国疼痛学会(APS)が、発行し、『Annals of Internal Medicine』10月2日号に掲載された。このガイドラインには、患者の分類の方法、画像検査を実行すべき時期、患者への教育、自己治療、薬物の処方時期と種類、非薬物治療に関する推奨が盛り込まれている。重要な警告として、画像検査やその他の診断用検査のオーダーを慣例で行うべきではないことが言われている。
「腰痛の評価と治療の方法にはたくさんの選択肢がある」と、2番目の著者であるACPの「臨床プログラムと治療の質」部門(ペンシルベニア州フィラデルフィア)の医学上級会員の Amir Qaseem, MD, PhD, MHAがニュースリリースで語っている。「我々はあらゆるエビデンスを再検討しして医師向けのガイダンスを作成し、患者が腰痛で受診した際に具体的に何が期待できるか知らせられることを目指した。エビデンスに基づいた情報を根拠にした経過の予想を患者に告げ、積極的な態度を保たせることが重要である」。
米国では成人のうち過去3カ月以内に腰痛があったと報告する者がおよそ25%おり、過去1年以内に重症の急性腰痛のエピソードが1回以上あったと報告する者が7.6%いることが複数の調査で示されている。臨床エビデンスによれば、ほとんどの腰痛は治療の有無に関係なく1カ月以内に改善する。利用できる治療選択肢としては、経過観察から薬物・非薬物による保存療法、脊椎手術などの侵襲的手法まで幅広い。
今回のガイドライン作成は、2006年にACPとAPSが招集した集学的専門家委員会の会議を受けて行われた。その委員会は腰痛に関する疑問とエビデンス報告の適用範囲の策定、この分野における既存のエビデンス再検討、プライマリケア医による腰痛の診断と治療の助けとなる推奨の作成を目的としていた。
このACP−APS合同ガイドラインは、麻酔科医やインターベンショナル・ラジオロジー医、整形外科医、神経外科医ではなく、プライマリケア医を始めとするその他の医師を想定したものである。今回のガイドラインには専門医が行う侵襲的治療は扱われていないが、APSは腰痛に対する侵襲的治療法の用い方を記載する別個のガイドラインを2008年に出す予定である。
今回のACP−APSの推奨は、初診時において患者のデータを収集・解釈して、患者を3つの一般下位群の1つに分類することをやりやすくするアルゴリズムが提供されている。3つの一般下位群とは、(1) 非特異的腰痛(患者の85%を占める)、(2) 脊柱管狭窄、坐骨神経痛、椎骨圧迫骨折など脊柱の異常に伴う可能性のある腰痛、(3) 癌などその他の原因に伴う可能性のある腰痛である。
非特異的腰痛の患者に対しては、X線、CTスキャン、MRIなどの画像検査を始めとする診断用検査を慣例的にオーダーすべきでない。こうした検査は、神経脱落症状が重症または進行する患者か、癌や感染症などの腰痛の原因疾患が疑われる患者の場合に実施すべきである。
このガイドラインは、エビデンスを再検討した2本の論文を根拠にして、急性・慢性腰痛に対する薬剤療法および非薬物療法に関する推奨を行っている。
「再検討された薬物療法のほとんどすべてにベネフィットが認められたが、リスクも認められた」と、筆頭著者であるAPS臨床ガイドラインプログラム委員長のRoger Chou, MDが語っている。「例えば、アセトアミノフェンは安全性が非常に高いがあまり有効ではない。非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)は消化管および循環器へのリスクがある。」
ガイドラインに盛り込まれた具体的な推奨は以下の通りである:
  • 非特異的腰痛、神経根障害または脊柱管狭窄に伴う可能性のある腰痛、脊柱・脊髄のその他の特定の原因に伴う可能性がある腰痛という3つの大分類の1つに患者を分類するには、患者の病歴と身体所見を中心に見ること。病歴採取の際には、機能障害を伴う慢性の腰痛の予測因子として心理社会的リスク因子の評価が不可欠である(強い推奨、中等度の質のエビデンス)。
  • 非特異的腰痛の患者に対しては、X線、CTスキャン、MRIなどの画像検査やその他の診断用検査を慣例的に実施してはいけない(強い推奨、中等度の質のエビデンス)。
  • 重症または進行性の神経脱落症状がある患者や、腰痛の原因疾患として病歴および身体所見で癌、感染などが考えられる患者に対しては、画像検査など適切な診断用検査を実施すべきである(強い推奨、中等度の質のエビデンス)。
  • 腰痛が持続し、神経根障害や脊柱管狭窄の症候がある患者に対するMRIまたはCT検査は、その結果が陽性ならば疑われる神経根障害に対して手術や硬膜外ステロイド注射を行うことになる場合に限って、行うべきである。画像検査法の選択としては、CTよりもMRIのほうが望ましい(強い推奨、中等度の質のエビデンス)。
  • 医師による患者教育の際には、腰痛に関するエビデンスに基づいた情報を盛り込むべきである。また、予想される経過、有効な自己治療の選択肢などの話題を盛り込む必要がある。医師は、身体を動かすことを患者に維持させるように指導する必要もある(強い推奨、中等度の質のエビデンス)。
  • 薬物治療を考慮する際には、有効性が証明されており、自己治療や腰痛教育と一緒に使用できるような薬剤を選択すべきである。患者に薬物治療を開始する前に、初期状態としての疼痛と機能脱落について評価しておく必要がある。また、具体的な薬剤を処方する前に、その薬剤のリスクベネフィット比を総合的に再検討しておく必要があり、長期の有効性と安全性に関するデータは比較的不足している点を考慮しなければならない(強い推奨、中等度の質のエビデンス)。第1選択薬としては、ほとんどの患者においてアセトアミノフェンかNSAIDが望ましい。
  • 自己治療で改善が見られない場合は、有効性が証明されている非薬物療法の追加を考えるべきである。急性腰痛に対しては、脊椎徒手整復が唯一の治療法である。慢性・亜急性の腰痛に対して有効性が証明されている治療法は、集学的な集中リハビリテーション、運動療法、鍼治療、マッサージ、脊椎徒手整復、ヨガ、認知行動療法、段階的リラクゼーションである(弱い推奨、中等度の質のエビデンス)。
「重症の疼痛がある患者では麻薬や筋弛緩薬で疼痛を寛解できるが、それらのベネフィットとリスクを慎重に量らねばならない」とChou博士は語った。「薬剤の使用を好まない患者には、鍼治療、脊椎徒手整復、マッサージなどの非薬物療法が有効である。しかし、そうした治療法のうち、第1選択治療法として推奨できるほどに有効性が他よりも大きいと実証されたものはない」。
Chou博士の開示情報によれば、博士はBayer Healthcare Pharmaceuticals社から謝礼を受け取っている。著者の1人は、米医療研究品質局(AHRQ)、米疾病管理センター(CDC)、Novo Nordisk社、Pfizer社、Merck社、Bristol-Myers Squibb社、Atlantic Philanthropics社、Sanofi-Pasteur社と金銭的関係があることを開示している。



Ann Intern Med. 2007;147:478-491.
Medscape Medical News 2007. (C) 2007 Medscape

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わが街  京都  ドクター ご紹介 - http://kanja.ds-pharma.jp/health/yotsu/doctor/078/index.htmlから転載
ドクターからのメッセージ
患者さん一人ひとりに合った治療を目指して
近畿京都府京都市
ひろしまクリニック 院長
廣島 芳城 先生
ひろしまクリニックについてはこちら
 腰痛の発生頻度や原因について教えてください。
上半身の重さは体重の約70%といわれています。その重さを支えているのが腰椎です。腰椎には椎体という骨の部分と椎間板という骨と骨の間に入っている部分があります。椎体は機械的な負荷により変形が進行し、また骨粗鬆症の進行とともに脆くなっていきます。椎間板も年齢とともに変性していきます。驚くことにこの変性は10歳の子供たちのすでに9%に起こっていると報告されています。治療を要する腰痛の発生頻度の調査では20歳代以上の年齢層ではほぼ同じくらい(40〜65%)で発生していることが報告されています。このような背景から近年、腰痛はもっとも有訴率が高い疾患になっています。大半の腰痛は数日間で治りますが、臀部痛や下肢痛を伴う腰痛は専門的な治療が必要になる場合も多いので注意しましょう。
 高齢者の下肢痛を伴う腰痛の多くは腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)という病気です。また激しい腰痛の場合、脊椎圧迫骨折のほか、非常にまれですが背骨の感染症(化膿性椎間板炎など)があります。免疫力が低下している方、糖尿病、ステロイドを内服中の方が罹りやすいので、患者さんは診察の時に既往歴や飲んでいる薬剤についても必ず医師に伝えていただきたいと思います。
 腰部脊柱管狭窄症の手術について教えてください。
最近では内視鏡を使った手術も増えてきました。内視鏡手術は患部が明るく拡大されて安全に行えることに加えて小さな傷と手術中の筋肉の損傷が少ない(低侵襲)ため早期に社会復帰できるという利点があります。しかしすべての方に内視鏡手術がよいという訳ではありません。狭窄箇所が多数ある場合などは内視鏡手術では従来の手術と比べて時間が長くなることもあり、心臓や肺などの病気であまり体力がない方などにとっては、総合的に考えて低侵襲とはいえないからです。どのような手術方法がその患者さんにとっていいのか、医師がメリットだけでなくデメリットについても説明しますので納得したうえで選択していただきたいです。
 腰痛の患者さんを診察するにあたってどのようなことを感じていらっしゃいますか?
腰痛の治療には画一的なものはありません。患者さんの病態がまったく同じものがないことは勿論のこと、治療には患者さんの社会的背景や満足度などを考慮することが必要だからです。
 いままで急性腰痛と慢性腰痛の違いはその罹患期間の違いと考えられてきましたが、近年、functional MRIを用いた研究が進み、痛みを感じたとき脳のどの部分が活動しているかわかるようになってきました。様々な研究報告によれば、慢性腰痛は急性腰痛と単に病気の期間の違いではなく、患者さんの心理社会的要因がかかわっている可能性が示されています。事実そうであれば、たとえ外傷で起こった急性腰痛も心理的な要因で慢性期に移行していく可能性があります。そうするとお医者さんと患者さんの関係は大変重要になります。お医者さんが患者さんを励まし、勇気づけ、また、安心感を与えることによって、急性腰痛が慢性に移行することを防ぐことができるかもしれないからです。利害得失の説明や、個人的、社会的背景を考慮した治療方法の提示。そして、患者さんのQOLや満足度の重視。この三つをもって、患者さんの価値観を尊重し、個人個人に合う治療法を提示するというのが、今一番求められていることなのではないかと感じています。





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ドクターからのメッセージ
放っておいて大丈夫?その痛み、そのしびれ
近畿京都市東山区
京都第一赤十字病院整形外科 副部長
大澤 透 先生
京都第一赤十字病院についてはこちら
 立つ、歩く・・・このような生活の基本というべき動作に支障を感じることはありませんか?
生活に影響をおよぼす腰痛疾患として、ぎっくり腰、ヘルニアなどをよく耳にしますが、とくに高齢の方に多い「腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)」という疾患もあります。あまり知られていませんが、加齢現象の1つとして腰骨(腰椎)が変性したために周辺の神経が圧迫され、立つ・歩くなどの負荷に伴って、いわゆる坐骨神経痛と言われるお尻から太腿の後ろ側にかけた痛みや、つっぱり感、しびれなどが起こるものです。長い距離が歩けなくなり、重症の場合は100mでも困難になりますが、しばらく前かがみで休むと再び歩けるようになるという「間欠跛行(かんけつはこう)」も特徴的な症状の一つです。
 年を重ねることで、腰椎の変性が起こる方もあれば起こらない方もあり、変性したからといって必ず症状があらわれるとも限りません。腰部脊柱管狭窄症が進行した場合、もっとも典型的にあらわれる症状は残尿感ひいては失禁などの膀胱直腸障害ですが、このように重症化する方もあれば、慢性的な症状に悩みながら一生付き合っていく方、あるいは急激な痛みのピークを過ぎた後に沈静化する方もあり、全ては人それぞれです。しかし、症状が進行し始めると一気に悪くなり始めるポイントがあり、やがては脱力感や麻痺などが起こります。
 症状のあらわれ方は千差万別ですが、50代以上で思い当たる症状のある方は、適切な治療を受けることで改善する可能性が十分あります。よほど重症化していない限り、治療は血流改善剤や鎮痛剤などの内服薬と、コルセットや運動、牽引などの理学的な施術を併用する保存療法が効を奏します。さらに急性期の痛みにはブロック麻酔を数回行い、それでも患者さんが満足を得られる結果にならなければ手術を検討するというように、治療は段階的に効果を確かめながら進みます。
 手術では、100%とまではいきませんが、痛みの症状を中心に6〜7割の改善は見られます。ただし、一度傷ついた神経の細胞は元に戻らないため、進行していればしているほど残る症状も多く、程度も大きくなります。しかし、手術そのものの危険は少なく、方法も確立されているため、高齢であることを理由に手術を避ける必要はありません。
 現在は、ただ寿命を長くすることよりも、すこやかに過ごせる寿命―「健康寿命」を延ばすことの大切さが言われています。腰部脊柱管狭窄症など腰痛を伴う病気は命にかかわるものではありませんが、その症状によって、立つ・歩くなど生活の基本的な動作をはじめ、仕事や趣味などの活動にも大きな影響がおよびます。好きなことが好きなようにできることは、生活に満足感を得るための大切な要素ですが、腰痛によって動作や活動に制限が生じると、生活の満足感が損なわれる可能性があります。しかしそのとき、症状に合わせて活動の幅をせばめてしまうか、今の生活に合わせられるように症状を改善するかはあなた次第です。従来は50〜60歳の方が多かった腰部脊柱管狭窄症の患者さんですが、最近は70代、80代の方も大勢おられます。とくに高齢の方でも元気な方、元気だからこそ「腰痛を治してもっと動きたい」と思う方が、病院を受診されています。また、日頃から活発に出歩いているからこそ、不調にも早く気付くことができるのでしょう。
 元気に動けるときはどんどん動き、立ったり歩いたりといった基本動作に支障があらわれたとき、あるいは1カ月以上原因の思い当たらない腰痛に悩んでいるときは、自己判断で放置しないでください。足腰の痛み・しびれを起こす病気には血管の病気も含まれます。それを鑑別するためにも、ぜひ整形外科を受診してください。



ドクターからのメッセージ
腰痛のさまざまな対処法をアドバイスします
近畿京都府京都市
京都市立病院 整形外科
田中 真砂史(たなか まさし) 先生
自己診断で治療を始める前に、腰痛の原因を正確に診断することが大切です
最近は鍼治療の研究も進んできたので、まず接骨院や鍼灸治療に行かれる腰痛の患者さんも少なくないようです。患者さんにとっては痛みが取れればよいわけですから、比較的入りやすい窓口に行かれる気持ちはよく分かります。
しかし、これらの治療を長く受けていた後、整形外科に回ってきた患者さんのなかには、がんの転移が腰痛の原因だったケースもあります。腰痛は骨や関節など運動器の障害だけでなく、がんや感染症、内臓疾患や心理面から起こるものなど、さまざまな原因によって起こることを知っておいてください。
私は、西洋医学(整形外科)と東洋医学(鍼治療など)のどちらの窓口から慢性の腰痛の治療に入っても構わないと思っていますが、腰痛の原因を検査しておく必要があります。そこで、一度は整形外科で正確な診断をしておけば、安心して腰痛の治療を続けられるのではないでしょうか。
腰部脊柱管狭窄症の治療法には、さまざまな選択肢があります
腰痛の原因疾患のなかでも、腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)は60〜70歳代によくみられる疾患です。腰部脊柱管狭窄症は、下肢のしびれ感や痛み、間欠性跛行(かんけつせいはこう)(しびれや痛みが出てきて休み休みでないと歩き続けられなくなる状態)が特徴です。いずれも、生活を送るうえでの大きな障害となります。間欠性跛行は閉塞性動脈硬化症(へいそくせいどうみゃくこうかしょう)のような足の血管の動脈硬化でも同じように起こるため、このような患者さんに下肢の動脈硬化の状態を測定することもあります。また、下肢痛は糖尿病による末梢神経障害でも起こります。そこで、見た目は腰部脊柱管狭窄症のような症状であっても、他の原因で起こった症状かどうかを詳しく診断する必要があります。
腰部脊柱管狭窄症を含めて慢性腰痛の約5割は薬物治療で改善し、3〜4割はブロック注射で痛みが取れています。整形外科を受診すると「すぐに手術」と心配される患者さんもいるようですが、保存的な治療から開始し、患者さんと相談して手術の必要な人には手術をお勧めします。
腰部脊柱管狭窄症の治療は、まずは血流を改善するプロスタグランジンE1(PGE1)製剤や筋弛緩薬の内服から始めます。とくに、PGE1製剤は間欠性跛行の改善が期待でき、服用し始めてから2〜3週間で「長く歩けるようになった」など、患者さん自身で効果を実感することができます。胃潰瘍などの副作用を予防するため、消炎鎮痛剤は痛みが強いときだけ服用してもらうようにしています。これらの薬物治療を1か月ほど試し、症状が改善していればこのまま続けるか、内服量を減らしていき、内服を中止する方向へもって行きます。
薬物治療で改善がみられない患者さんには薬物治療に加えて理学療法(牽引や温熱療法など)、神経ブロック(仙骨硬膜外ブロックや神経根ブロック)、あるいはトリガーポイント注射などを行います。
治療法の選択肢は、腰痛の原因によってさまざまです。医師と相談して適切な治療に取り組んでください。


腰痛 ― 予防体操 ―
(10)予防体操まとめ 8ポーズ1日2回理想
2007年9月7日 読売新聞)

 今回は最終回。腰痛予防に効果的と思われる動きを、一連の流れに組み込んだ体操を紹介する。これまで紹介した動きも入っている。時間に余裕のあるときなどに試してほしい。それぞれの動きを各10回行う。
 〈1〉床に寝て、ひざを軽く曲げ、背中で床を押すように、おなかに力を入れる。
 〈2〉続いて、同じ姿勢から腰を浮かせる。頭や肩、足の裏を床につけておくのがポイント。
 〈3〉同じ姿勢で、片ひざを胸に引きつけ、お尻などの筋肉を伸ばす。左右交互に。
 〈4〉両ひざを抱え、ひざに頭を近づけるように体を丸め、背中の筋肉を伸ばす。
 〈5〉もう一度寝ころび、片足ずつ、ひざを伸ばしたまま、できるだけ高く上げる。つま先を上げるようにして、アキレスけんも含め、足の後ろ側全体を伸ばす。
 〈6〉両ひざを曲げて寝ころび、へそをのぞき込むように、両肩を持ち上げる。腹筋に力を入れるのが狙い。
 〈7〉四つんばいになって、足を片方ずつ上げ、まっすぐ伸ばす。お尻の筋肉を鍛えるのが狙い。腰を反らしたり、ひねったりしないよう注意する。
 〈8〉イスに座って、足を開き、上体を前にかがめ、背中の筋肉を伸ばす。
 この一連の体操を、1日2回できれば理想的だ。(埼玉医大整形外科准教授・白土修さん監修)