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京都市下京区/富士鍼灸整骨院(ふじしんきゅうせいこついん)

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2008/7/1 がんのリスク・マネジメント:(7)禁煙のすすめ 毎日jpより転載

がんのリスク・マネジメント:(7)禁煙のすすめ
 


2008年7月1日 毎日らいふ
 がん予防のためには新しい喫煙者を出さないことが重要な課題ですが、現在喫煙なさっている方に禁煙していただくことも大切です。日常の習慣となったたばこをやめるには、強力な動機やはっきりとした意思が必要です。「もう何十年も吸っていて、肺はおそらく真っ黒。いまさら禁煙しても」というわけで、たばこ税による多少の値上げや自動販売機用の認証システムを受容している方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、いつ禁煙しても遅すぎないということを、科学的根拠から説明します。
 まず、禁煙後何年くらいでリスクが下がるかが気になります。われわれのコホート研究から、たばこをやめたと答えた男性を、禁煙してからの年数ごとにグループ分けして、その後の肺がんリスクを比較したデータがあります。
 たばこをやめてから9年以内の人たちでは、まだ吸わない人の3倍高く、喫煙者の4.5倍よりはいくぶん低いリスクになっていました。それが10〜19年となるとさらに低くなり1.8倍となりました。禁煙した年月がたつほどだんだん低くなり、20年以上禁煙した男性では、ついに、たばこを吸わない人とほぼ同じでした(図1)。このように、長くはかかりますが、禁煙によって確実にがん予防効果が期待できます。また、脳卒中や心筋梗塞などの循環器系疾患では、禁煙後2年以内に効果が期待できるという結果でした。

 
 「20年後なんて、もう手遅れ」という方もいらっしゃるでしょう。本当にそうでしょうか。吸い続けるか、禁煙するかの選択肢は、常に喫煙者の目の前にあります。そして、どの時点でやめるとどのくらい寿命が延びるのかという科学的な証拠もあります。喫煙の健康影響を調べるために、英国で1951年に始まった約4万人の英国人男性医師のコホート研究は、50年後まで追跡調査が続けられ、2004年に、この研究を率いた英国の疫学者ドール博士による最後の論文(博士は翌年、92歳で逝去)が発表されました。
 これによると、まず、生涯喫煙者は、一度もたばこを吸ったことがない人よりも10年早死にしています。禁煙者では、やはり25から34歳の早い時期に禁煙した人は、非喫煙者とほぼ同じ寿命をまっとうしています。しかし注目したいのは、35から44歳でやめても9年、45から54歳でやめても6年、55から64歳の遅い時期にやめた人でもまだ3年の寿命を稼げる期待が持てるということです(図2)。やり残したことがある場合、まだ遺していけない人がいる場合、禁煙によって稼いだ晩年の数年は、ある意味で、人生で最も貴重な数年間になるかもしれません。
 
 
 欧米では、たばこ税の増税や、公共の場での禁煙などのたばこ対策により、著しい禁煙率の増加とたばこ関連死の減少が報告されています。英国人医師コホート研究をはじめとしたさまざまな科学的データの蓄積により、自信をもって、そして喫煙者のためを思って、たばこをやめましょうと呼びかけることができるのです。
 
【関連リンク】
 
 

Comment(0) | Trackback(0)特集! ― がんのリスク・マネジメント ―

2008/7/1 乳児用のゆりかご型ベッドはどの程度安全なのか? m3.comより転載

乳児用のゆりかご型ベッドはどの程度安全なのか?


 

提供:WebMD

ゆりかご型ベッドの安全性を保証するため、両親は安全な睡眠のガイドラインに従うべきだと、研究者は述べる
Kelley Colihan
WebMD Medical News

【6月25日】乳児をゆりかご型ベッド(バシネット)で安全にぐっすりと眠らせる最良の方法は何だろうか?
 新規研究は、安全性についてそれほど多くのことがわかっていないにもかかわらず、ゆりかご型ベッドを使用している家族がますます増えていることを示している。
 国立小児医療センター(ワシントンD.C.)のJodi Pike, MDとRachel Moon, MDが率いた研究では、ゆりかご型ベッドが関係した53例の乳児の死亡に関するデータを検討した。
 研究者らはデータが限られていることを認めている。研究者らは1990年から2004年までに米国の消費者製品安全委員会(CPSC)に報告されたゆりかご型ベッドが関係したすべての乳児死亡例を再検討した。
 死亡した乳児の平均月齢はほぼ3カ月であった。
 主な結果は次の通りである:
  • 死亡した乳児の85%は窒息したかまたは酸素不足であった。
  • 74%のゆりかご型ベッドの中には毛布、枕、またはビニール袋が入っていた。
  • 37%の乳児はうつぶせ寝にされていた。
  • 50%の乳児はゆりかご型ベッドの中でうつぶせの状態で発見された。
  • 死亡例の9%は乳児突然死症候群(SIDS)が原因であった。
  • 9例の乳児はゆりかご型ベッドに機械的な問題があったためか、または正しく使用されなかったために死亡した。

 結果は『Journal of Pediatrics』に発表された。
 研究者らは乳児を寝かせるときに米国小児科学会ガイドラインに従うことの重要性を強調している:
  • 乳児を仰向けに寝かせる。
  • 乳児を寝かせる場所やその周囲に、柔らかい寝具、柔らかい枕、または動物の縫いぐるみを置かない。
  • 研究者らは、ゆりかご型ベッドを最良の状態に保ち、それらがうまく機能し、羽根板がこわれていないことを確認することがいかに重大かという点も指摘している。

 研究者らは、ゆりかご型ベッドの中やその近くに、モビールまたはビニール性の敷布のような窒息につながる可能性のあるものがないことを確認するよう助言している。
 2005年に米国小児科学会は乳児の安全な睡眠環境に関する勧告を変更し、乳児に添い寝をすることはSIDSと関連するため、両親が乳児のすぐ近くで、しかし別々に寝るよう提言している。
「もし両親がゆりかご型ベッドを使用しようと考えているなら、手入れが行き届いておりCPSCガイドラインに適合することを確認すべきである」とPike博士とMoon博士はニュースリリースで述べている。
 消費者製品安全委員会がゆりかご型ベッドの構造に関するガイドラインを作成しているが、ゆりかご型ベッドの安全性に関する連邦政府の基準はない。
 CPSCはゆりかご型ベッドに求められる条件について次のように助言している:
  • 土台部分が頑丈で広い底面をもっていること。
  • ゆりかご型ベッドの表面が滑らかであること。
  • ゆりかご型ベッドから金物類が突き出ていないこと。
マットレスは硬めでぴんと張っていること。


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2008/7/1 女性の食生活は心血管死、あらゆる原因による死亡に関連 m3.comより転載

女性の食生活は心血管死、あらゆる原因による死亡に関連 


提供:Medscape

野菜、果物、豆類、全粒穀物、魚、鶏肉に富む食事を取る女性では、心血管疾患による死亡およびあらゆる原因による死亡のリスクが減少する可能性があるとの研究結果
Laurie Barclay


【6月26日】野菜、果物、豆類、全粒穀物、魚、鶏肉に富む食事を取る女性では、心血管疾患による死亡およびあらゆる原因による死亡のリスクが減少する可能性があるというプロスペクティブ(前向き)研究の結果が、『Circulation』オンライン速報版に6月23日付けで掲載された。それと対照的に、赤身の肉、加工肉、精製穀物、フライドポテト、菓子が多い伝統的な「欧米型」の食事を取る女性では、リスクが増加する可能性がある。
 「実際の摂食行動を反映する全般的な食生活が心血管疾患や他の慢性疾患による死亡に及ぼす影響はほとんど不明である」と、ハーバード大学公衆衛生学部(マサチューセッツ州ボストン)のChristin Heidemann, DrPH, MScおよび共同研究者らは記している。「今回の研究の目的は、女性を対象とした大規模コホート研究において、因子分析によって得られた主な食習慣がCVD[心血管疾患]、癌、あらゆる原因による死亡のリスクに及ぼす影響を評価することにあった」。
 研究者らは、ベースライン時に心筋梗塞、狭心症、冠動脈手術、脳卒中、糖尿病、癌のなかった女性72,113例を対象として、食習慣と、心血管疾患、癌、あらゆる原因による死亡のリスクの関連を検討した。1984年から2002年の追跡期間中、妥当性の確認された食物摂取頻度質問票調査を2年から4年毎に実施し、その因子分析によって食習慣を得た。
 主な食習慣は次の2つであった。野菜、果物、豆類、魚、鶏肉、全粒穀物が多い「慎重型」、赤身の肉、加工肉、精製穀物、フライドポテト、菓子・デザートが多い「欧米型」。
 18年間の追跡期間中に死亡した6011例中、1154例は心血管疾患による死亡、3139例は癌による死亡であった。多変量補正後、慎重型食事スコア上位20%では、下位20%と比較して、心血管死のリスクは28%低く(95%信頼区間[CI]、13%-40%)、あらゆる原因による死亡のリスクは17%低かった(95%CI、10%-24%)。
 しかし、欧米型食生活は、心血管疾患による死亡のリスク(22%;95%CI、1%-48%)、癌による死亡のリスク(16%;95%CI、3%-30%)、あらゆる原因による死亡のリスク(21%;95%CI、12%-32%)の増加に関連していた。
 この研究の問題点として、死亡率に最大の効果を生じる可能性のある至適食事を検討することができなかった点、因子分析に固有の問題、交絡因子が残存していた可能性、観察研究であった点、対象集団が均質であった点が挙げられる。
 「慎重型の食事を取ることによって、心血管死および全死亡のリスクが減少する可能性があるのに対して、欧米型の食事を取ることによって、健康な女性の死亡リスクが増加する可能性がある」と、研究の著者らは記している。「これらのデータは、野菜、果物、豆類、全粒穀物などの植物性食品の高摂取、魚、鶏肉の高摂取、赤身の肉、加工肉、精製穀物、フライドポテト、菓子の低摂取をはじめとする健康な食生活の取り入れを助長する医療従事者および公衆衛生の取り組みの重要性を強調している」。

 この研究は、米国立衛生研究所(NIH)の助成を受けた。同研究の著者の一人は、ドイツ学術交流会(German Academic Exchange Service)およびHans & Eugenia Juetting-Foundationから資金援助を受けた。もう一人の著者は、ベス・イスラエル・ディーコネス医療センター(Beth Israel Deaconess Medical Center:BIDMC)から資金援助を受けた。

出典
Circulation. Published online June 23, 2008.

Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape

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2008/7/1 世界保健機関が外科手術チームのための安全性チェックリストを発表 m3.comより転載

世界保健機関が外科手術チームのための安全性チェックリストを発表
 

提供:Medscape

世界中の手術の安全性を高め手術ミスを減らすため、世界保健機関が手術室で外科手術チームが使用する新しい安全性チェックリストを発表
Laurie Barclay


【6月24日】『Lancet』6月25日号オンライン版で発表され、WHOのウェブサイトにも掲載されているSafe Surgery Saves Livesイニシアチブに関する報告書によると、世界中の手術の安全性を高めるため、世界保健機関(WHO)が、手術室で外科手術チームが使用する新しい安全性チェックリストを発表した。これらのWHOガイドラインとチェックリストは第1版であり、世界の8ヵ所の予備試験施設での評価が終了した後、2008年末までには普及のために最終化される予定である。
 「予防可能な外科手術による損傷および死亡についての懸念が現在高まりつつある」とWHO事務局長のMargaret Chan, MDはニュースリリースで述べている。「チェックリストを使用することは、手術ミスを減らし患者の安全性を高める最良の方法である」。
 メジャー外科手術による死亡率と合併症発現率が高いことから、特に手術の利用が制限される低所得地域においては、手術の安全性を高めるために世界的な公衆衛生および監視の基準が必要とされている。手術合併症の約半数は予防可能であろうとみられている。
 ハーバード大学公衆衛生学部が率いた、200を超える国内・国際医学会と保健当局による共同研究であるSafe Surgery Saves Livesイニシアチブの目的は、回避可能な、手術による死亡率と合併症発現率を下げることである。新たに作成されたWHO外科手術安全性チェックリストは、すべての国および病院に適用可能な一連の外科手術の安全性基準を提供する。
 世界中の8ヵ所の予備試験施設において1000例の患者から得られた予備的知見は、チェックリストを使用することによって、患者がより高い基準の外科治療を受ける可能性が約2倍に上昇したことを示唆しており、これらの基準の遵守率は36%から68%に改善し、一部の病院ではほぼ100%に達した。最終結果はまだ出ていないが、遵守率の高さは手術による合併症発現率と死亡率の有意な低下と関連した。
 チェックリストは、麻酔導入前、皮膚切開前、および患者の手術室退出前という外科手術の3段階を網羅している。各段階ごとに、チェックリストの管理責任者は、手術の次の段階に進む前にチームが指定された作業を完了したことを確認する。
語呂合わせ記憶法(ニーモニック)の「Sign In」を用いる、麻酔導入前のチェックリストの重要要素は次のとおりである:
  • 患者に身元、手術部位、および実施する術式を確認させたこと、および患者からインフォームドコンセントを取得したことを確認する。
  • 可能な場合は手術部位に印をつける。
  • 麻酔の安全性の確認を完了する。
  • パルスオキシメーターを患者に装着し作動させる。
  • 患者の(1)既知のアレルギーの有無を確認する。有る場合には、これらを記録する。(2)解剖学的に挿管困難な気道または吸引リスクの有無を確認する。該当する場合は、追加の装置および助手が利用可能でなければならない。(3)出血量が成人で500ml、小児で7ml/kgを超えるリスクを確認する。該当する場合は、適切な静脈内投与経路の確保および輸液の準備を行う。

 皮膚切開前のチェックリストでは、次の要素に関する語呂合わせ記憶法の「Time Out」を使用する:
  • すべてのチームメンバーが氏名と手術チーム内での役割について自己紹介をしたことを確認する。
  • 外科医、麻酔医、および看護師は、患者の身元、手術部位、および実施する術式を口頭で確認する。
  • 外科医が再検討すべき予測される重大事象は、危険なまたは予期せぬ処置、推定手術時間、および予想出血量である。
  • 麻酔チームが再検討すべき予測される重大事象は、その患者に特異的な懸念事項の有無である。
  • 看護チームが再検討すべき予測される重大事象は、手術用具、備品、および手術野が滅菌されていることの確認(インジケーターの結果を含む);装置の問題または懸念事項に関する記録および協議;該当する場合、直前60分以内に抗生物質の予防的投与を行ったかどうか;および該当する場合、最も重要な画像が表示されているかどうかである。

 患者が手術室から出る前のチェックリストでは次の要素について語呂合わせ記憶法の「Sign Out」を使用する:
  • 看護師は記録する術式名をチームと口頭で確認し、器具、スポンジ、および針の数を確かめる;必要な場合は手術検体のラベル表示を患者名を含め確認する;および対処すべき器具の問題の有無を検証する。
  • 外科医、麻酔医、および看護師は、この患者の回復と管理に関する重要な懸念事項を再検討する。

 WHOは、チェックリストは包括的なリストとして作成したものではなく、それぞれの現場の実態に適した特有の修正および追加を行うことを奨励すると言及している。
 「外科治療は1世紀以上にわたり全世界の保健システムにとって不可欠な要素になっている」と、チェックリストの共著者である外科医のハーバードメディカルスクール(マサチューセッツ州ボストン)教授Atul Gawande, MD, MPHは述べている。「ここ数十年間に大きな改善がみられたが、世界中の外科治療の質と安全性は驚くほど多様である。Safe Surgery Saves Livesイニシアチブは、どこの患者でも期待することのできる基準を提示することによってこれを変化させることを目指している」。

Lancet. Published online June 25, 2008.
World Health Organization. Implementation Manual WHO Surgical Safety Checklist (First Edition). Available at: http://www.who.int/patientsafety.

Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape

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2008/7/1 アジサイの葉食べ食中毒

アジサイの葉食べ食中毒


記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年7月1日】
 大阪市は30日、アジサイの葉を食べた同市の会社員男性(25)が、シアン化水素(青酸)による食中毒になったと発表した。快方に向かっているという。
 市によると、男性は26日夜、同市北区の居酒屋でだし巻き卵に添えられたアジサイの葉を食べ、約40分後に嘔吐(おうと)した。
 アジサイの葉やつぼみに含まれる物質が体内の酵素で分解されると、有毒なシアン化水素がつくられ、中毒を引き起こすことがあるという。
 この居酒屋ではアジサイの葉が有毒という認識がなく、料理の季節感を出すために使っていたという。

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2008/7/1 熱中症リスク予報を開始 埼玉・熊谷市できょうから m3.comより転載

熱中症リスク予報を開始 埼玉・熊谷市できょうから


記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年7月1日】
 夏の暑さが厳しい埼玉県熊谷市が、熱中症にかかるリスクを示す「暑さ指数」予報を学校や市民に情報提供するシステムを1日、始めた。財団法人日本気象協会(東京)が開発、熊谷市が国内で初めて導入した。
 市役所で行われた式典で、富岡清(とみおか・きよし)市長は「システムを市民の健康管理に活用し、地球温暖化対策の先進都市になりたい」とあいさつ。暑さ指数の測定器前で関係者らとテープカットし、運用開始を祝った。
 システムは市内30の小学校で気温と湿度を測定。さらに市役所で黒球温度と言われる建物や地面の照り返しを加味した特殊な温度を測定し、協会にそれぞれのデータを送信。協会が気象情報を踏まえた校区ごとの予報値を出し、市のホームページに載せたり、メール配信を要望する市民に送信する。
 熊谷市は昨年国内最高気温の40.9度を記録。暑さ対策が緊急課題になっている。

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2008/7/1 リハビリ現場で効果検証 ホンダの歩行アシスト m3.comより転載

リハビリ現場で効果検証 ホンダの歩行アシスト


記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年7月1日】
 ホンダは、脚力が低下した人の歩行を補助する電動装具「歩行アシスト」の効果を実際のリハビリ現場で検証する試験を霞ケ関南病院(埼玉県川越市)と共同で始めると発表した。
 歩行アシストは、患者の腰や太ももの周りに装着し、患者の動きに合わせて電動モーターで歩行に必要な力を補助する装具。二足歩行ロボット「ASIMO」(アシモ)の開発で培った制御技術などが生かされており、介護やリハビリの現場での実用化を目指している。
 同病院でリハビリに取り組む患者のうち、希望者の訓練メニューに取り入れ、患者や医師の声を聞きながら使い勝手や治療効果などを検証する。

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月別

わが街  京都  ドクター ご紹介 - http://kanja.ds-pharma.jp/health/yotsu/doctor/078/index.htmlから転載
ドクターからのメッセージ
患者さん一人ひとりに合った治療を目指して
近畿京都府京都市
ひろしまクリニック 院長
廣島 芳城 先生
ひろしまクリニックについてはこちら
 腰痛の発生頻度や原因について教えてください。
上半身の重さは体重の約70%といわれています。その重さを支えているのが腰椎です。腰椎には椎体という骨の部分と椎間板という骨と骨の間に入っている部分があります。椎体は機械的な負荷により変形が進行し、また骨粗鬆症の進行とともに脆くなっていきます。椎間板も年齢とともに変性していきます。驚くことにこの変性は10歳の子供たちのすでに9%に起こっていると報告されています。治療を要する腰痛の発生頻度の調査では20歳代以上の年齢層ではほぼ同じくらい(40〜65%)で発生していることが報告されています。このような背景から近年、腰痛はもっとも有訴率が高い疾患になっています。大半の腰痛は数日間で治りますが、臀部痛や下肢痛を伴う腰痛は専門的な治療が必要になる場合も多いので注意しましょう。
 高齢者の下肢痛を伴う腰痛の多くは腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)という病気です。また激しい腰痛の場合、脊椎圧迫骨折のほか、非常にまれですが背骨の感染症(化膿性椎間板炎など)があります。免疫力が低下している方、糖尿病、ステロイドを内服中の方が罹りやすいので、患者さんは診察の時に既往歴や飲んでいる薬剤についても必ず医師に伝えていただきたいと思います。
 腰部脊柱管狭窄症の手術について教えてください。
最近では内視鏡を使った手術も増えてきました。内視鏡手術は患部が明るく拡大されて安全に行えることに加えて小さな傷と手術中の筋肉の損傷が少ない(低侵襲)ため早期に社会復帰できるという利点があります。しかしすべての方に内視鏡手術がよいという訳ではありません。狭窄箇所が多数ある場合などは内視鏡手術では従来の手術と比べて時間が長くなることもあり、心臓や肺などの病気であまり体力がない方などにとっては、総合的に考えて低侵襲とはいえないからです。どのような手術方法がその患者さんにとっていいのか、医師がメリットだけでなくデメリットについても説明しますので納得したうえで選択していただきたいです。
 腰痛の患者さんを診察するにあたってどのようなことを感じていらっしゃいますか?
腰痛の治療には画一的なものはありません。患者さんの病態がまったく同じものがないことは勿論のこと、治療には患者さんの社会的背景や満足度などを考慮することが必要だからです。
 いままで急性腰痛と慢性腰痛の違いはその罹患期間の違いと考えられてきましたが、近年、functional MRIを用いた研究が進み、痛みを感じたとき脳のどの部分が活動しているかわかるようになってきました。様々な研究報告によれば、慢性腰痛は急性腰痛と単に病気の期間の違いではなく、患者さんの心理社会的要因がかかわっている可能性が示されています。事実そうであれば、たとえ外傷で起こった急性腰痛も心理的な要因で慢性期に移行していく可能性があります。そうするとお医者さんと患者さんの関係は大変重要になります。お医者さんが患者さんを励まし、勇気づけ、また、安心感を与えることによって、急性腰痛が慢性に移行することを防ぐことができるかもしれないからです。利害得失の説明や、個人的、社会的背景を考慮した治療方法の提示。そして、患者さんのQOLや満足度の重視。この三つをもって、患者さんの価値観を尊重し、個人個人に合う治療法を提示するというのが、今一番求められていることなのではないかと感じています。





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ドクターからのメッセージ
放っておいて大丈夫?その痛み、そのしびれ
近畿京都市東山区
京都第一赤十字病院整形外科 副部長
大澤 透 先生
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 立つ、歩く・・・このような生活の基本というべき動作に支障を感じることはありませんか?
生活に影響をおよぼす腰痛疾患として、ぎっくり腰、ヘルニアなどをよく耳にしますが、とくに高齢の方に多い「腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)」という疾患もあります。あまり知られていませんが、加齢現象の1つとして腰骨(腰椎)が変性したために周辺の神経が圧迫され、立つ・歩くなどの負荷に伴って、いわゆる坐骨神経痛と言われるお尻から太腿の後ろ側にかけた痛みや、つっぱり感、しびれなどが起こるものです。長い距離が歩けなくなり、重症の場合は100mでも困難になりますが、しばらく前かがみで休むと再び歩けるようになるという「間欠跛行(かんけつはこう)」も特徴的な症状の一つです。
 年を重ねることで、腰椎の変性が起こる方もあれば起こらない方もあり、変性したからといって必ず症状があらわれるとも限りません。腰部脊柱管狭窄症が進行した場合、もっとも典型的にあらわれる症状は残尿感ひいては失禁などの膀胱直腸障害ですが、このように重症化する方もあれば、慢性的な症状に悩みながら一生付き合っていく方、あるいは急激な痛みのピークを過ぎた後に沈静化する方もあり、全ては人それぞれです。しかし、症状が進行し始めると一気に悪くなり始めるポイントがあり、やがては脱力感や麻痺などが起こります。
 症状のあらわれ方は千差万別ですが、50代以上で思い当たる症状のある方は、適切な治療を受けることで改善する可能性が十分あります。よほど重症化していない限り、治療は血流改善剤や鎮痛剤などの内服薬と、コルセットや運動、牽引などの理学的な施術を併用する保存療法が効を奏します。さらに急性期の痛みにはブロック麻酔を数回行い、それでも患者さんが満足を得られる結果にならなければ手術を検討するというように、治療は段階的に効果を確かめながら進みます。
 手術では、100%とまではいきませんが、痛みの症状を中心に6〜7割の改善は見られます。ただし、一度傷ついた神経の細胞は元に戻らないため、進行していればしているほど残る症状も多く、程度も大きくなります。しかし、手術そのものの危険は少なく、方法も確立されているため、高齢であることを理由に手術を避ける必要はありません。
 現在は、ただ寿命を長くすることよりも、すこやかに過ごせる寿命―「健康寿命」を延ばすことの大切さが言われています。腰部脊柱管狭窄症など腰痛を伴う病気は命にかかわるものではありませんが、その症状によって、立つ・歩くなど生活の基本的な動作をはじめ、仕事や趣味などの活動にも大きな影響がおよびます。好きなことが好きなようにできることは、生活に満足感を得るための大切な要素ですが、腰痛によって動作や活動に制限が生じると、生活の満足感が損なわれる可能性があります。しかしそのとき、症状に合わせて活動の幅をせばめてしまうか、今の生活に合わせられるように症状を改善するかはあなた次第です。従来は50〜60歳の方が多かった腰部脊柱管狭窄症の患者さんですが、最近は70代、80代の方も大勢おられます。とくに高齢の方でも元気な方、元気だからこそ「腰痛を治してもっと動きたい」と思う方が、病院を受診されています。また、日頃から活発に出歩いているからこそ、不調にも早く気付くことができるのでしょう。
 元気に動けるときはどんどん動き、立ったり歩いたりといった基本動作に支障があらわれたとき、あるいは1カ月以上原因の思い当たらない腰痛に悩んでいるときは、自己判断で放置しないでください。足腰の痛み・しびれを起こす病気には血管の病気も含まれます。それを鑑別するためにも、ぜひ整形外科を受診してください。



ドクターからのメッセージ
腰痛のさまざまな対処法をアドバイスします
近畿京都府京都市
京都市立病院 整形外科
田中 真砂史(たなか まさし) 先生
自己診断で治療を始める前に、腰痛の原因を正確に診断することが大切です
最近は鍼治療の研究も進んできたので、まず接骨院や鍼灸治療に行かれる腰痛の患者さんも少なくないようです。患者さんにとっては痛みが取れればよいわけですから、比較的入りやすい窓口に行かれる気持ちはよく分かります。
しかし、これらの治療を長く受けていた後、整形外科に回ってきた患者さんのなかには、がんの転移が腰痛の原因だったケースもあります。腰痛は骨や関節など運動器の障害だけでなく、がんや感染症、内臓疾患や心理面から起こるものなど、さまざまな原因によって起こることを知っておいてください。
私は、西洋医学(整形外科)と東洋医学(鍼治療など)のどちらの窓口から慢性の腰痛の治療に入っても構わないと思っていますが、腰痛の原因を検査しておく必要があります。そこで、一度は整形外科で正確な診断をしておけば、安心して腰痛の治療を続けられるのではないでしょうか。
腰部脊柱管狭窄症の治療法には、さまざまな選択肢があります
腰痛の原因疾患のなかでも、腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)は60〜70歳代によくみられる疾患です。腰部脊柱管狭窄症は、下肢のしびれ感や痛み、間欠性跛行(かんけつせいはこう)(しびれや痛みが出てきて休み休みでないと歩き続けられなくなる状態)が特徴です。いずれも、生活を送るうえでの大きな障害となります。間欠性跛行は閉塞性動脈硬化症(へいそくせいどうみゃくこうかしょう)のような足の血管の動脈硬化でも同じように起こるため、このような患者さんに下肢の動脈硬化の状態を測定することもあります。また、下肢痛は糖尿病による末梢神経障害でも起こります。そこで、見た目は腰部脊柱管狭窄症のような症状であっても、他の原因で起こった症状かどうかを詳しく診断する必要があります。
腰部脊柱管狭窄症を含めて慢性腰痛の約5割は薬物治療で改善し、3〜4割はブロック注射で痛みが取れています。整形外科を受診すると「すぐに手術」と心配される患者さんもいるようですが、保存的な治療から開始し、患者さんと相談して手術の必要な人には手術をお勧めします。
腰部脊柱管狭窄症の治療は、まずは血流を改善するプロスタグランジンE1(PGE1)製剤や筋弛緩薬の内服から始めます。とくに、PGE1製剤は間欠性跛行の改善が期待でき、服用し始めてから2〜3週間で「長く歩けるようになった」など、患者さん自身で効果を実感することができます。胃潰瘍などの副作用を予防するため、消炎鎮痛剤は痛みが強いときだけ服用してもらうようにしています。これらの薬物治療を1か月ほど試し、症状が改善していればこのまま続けるか、内服量を減らしていき、内服を中止する方向へもって行きます。
薬物治療で改善がみられない患者さんには薬物治療に加えて理学療法(牽引や温熱療法など)、神経ブロック(仙骨硬膜外ブロックや神経根ブロック)、あるいはトリガーポイント注射などを行います。
治療法の選択肢は、腰痛の原因によってさまざまです。医師と相談して適切な治療に取り組んでください。


腰痛 ― 予防体操 ―
(10)予防体操まとめ 8ポーズ1日2回理想
2007年9月7日 読売新聞)

 今回は最終回。腰痛予防に効果的と思われる動きを、一連の流れに組み込んだ体操を紹介する。これまで紹介した動きも入っている。時間に余裕のあるときなどに試してほしい。それぞれの動きを各10回行う。
 〈1〉床に寝て、ひざを軽く曲げ、背中で床を押すように、おなかに力を入れる。
 〈2〉続いて、同じ姿勢から腰を浮かせる。頭や肩、足の裏を床につけておくのがポイント。
 〈3〉同じ姿勢で、片ひざを胸に引きつけ、お尻などの筋肉を伸ばす。左右交互に。
 〈4〉両ひざを抱え、ひざに頭を近づけるように体を丸め、背中の筋肉を伸ばす。
 〈5〉もう一度寝ころび、片足ずつ、ひざを伸ばしたまま、できるだけ高く上げる。つま先を上げるようにして、アキレスけんも含め、足の後ろ側全体を伸ばす。
 〈6〉両ひざを曲げて寝ころび、へそをのぞき込むように、両肩を持ち上げる。腹筋に力を入れるのが狙い。
 〈7〉四つんばいになって、足を片方ずつ上げ、まっすぐ伸ばす。お尻の筋肉を鍛えるのが狙い。腰を反らしたり、ひねったりしないよう注意する。
 〈8〉イスに座って、足を開き、上体を前にかがめ、背中の筋肉を伸ばす。
 この一連の体操を、1日2回できれば理想的だ。(埼玉医大整形外科准教授・白土修さん監修)