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京都市下京区/富士鍼灸整骨院(ふじしんきゅうせいこついん)

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2008/7/5 ながらde運動:究極の「ながら」 寝そべったままリフレッシュ=長野茂 毎日jpより転載

ながらde運動:究極の「ながら」 寝そべったままリフレッシュ=長野茂
 
 
 
2008年7月5日 毎日新聞 大阪夕刊
 

 07年の自殺者は3万3093人で、10年連続して3万人を超えています(警察庁まとめ)。原因・動機が明らかなもののうち、トップは「健康問題」。中でも、うつ病や身体の病気が目立ちます。貝原益軒の著した「養生訓」の「天は長く地はひさしいのに、ひとの命はかくも短いのかと思うと、おのずから悲しく涙がこぼれてくる」という一節が改めて重くのしかかってきます。
 最近、仕事から帰るとゴロンと横になっていませんか。デスクワークの場合、体を軽く動かした方が血行が良くなり、心身の疲れが取れます。不快指数の増す時期、体も心も重くなりがち。そこで、今月は「ゴロンと寝そべりながら運動」の特集です。
 横になったままでOK。このストレッチは末端の血液、リンパ液の流れをスムーズにして、むくみや慢性疲労の改善に効果的です。さらに、脳は「そうか、元気になったんだ」と勝手に解釈し、気分を「晴れ」に変えてくれるはずです。
 
 <寝ながら太ももストレッチのポイント>
 
 体の左側を下にして横になり、左手で頭を支える。右手で右足首の甲を包み込むようにしてつかみ、ゆっくり足首を手前に引いて太ももの前の筋肉を伸ばす。さらに、ひざを後ろに大きく引き、脚の付け根まで伸ばす。逆側も同様に。左右各30秒×4回を目安に。
 
 <主な効果>
 
 太ももと腰の前面のストレッチ、むくみの予防・改善、ストレスの解消(日常ながら運動推進協会代表)
 
 

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2008/7/5 高血圧死の危険、40代男性突出 厚労省が18万人調査 asahi.comより転載

高血圧死の危険、40代男性突出 厚労省が18万人調査
 
 
 
2008年7月5日 朝日新聞
 
図
 
 高血圧の40代男性が死亡する危険性は、正常な血圧の人の3.4倍に上ることが、全国13の研究グループの調査を統合した厚生労働省研究班の初めての解析でわかった。高齢男性では1.5倍前後なのと比べてはるかに高く、「高血圧は中年ほど要注意」という傾向が出た。
 対象は40〜90歳の男性約6万5千人、女性約11万人で、同種の国内調査では過去最大規模。70〜90年代に血圧など健康状態をみて、その後約10年追跡したところ、男性約1万人、女性約8千人が死亡。血圧と死亡の関係を調べた。高血圧と関係が深い脳血管の病気がある人は除いた。
 その結果、収縮期血圧120未満/拡張期血圧80未満と正常な人たちに比べ、160以上/100以上の高血圧の人たちが死亡するリスクは、男性で40代が3.4倍、50代2.2倍、60代で1.8倍、70代で1.6倍、80代で1.3倍だった。
 女性は40代で1.4倍、50代1.9倍、60代2.1倍、70代1.5倍、80代1.2倍。男性では若い世代ほど危険性が高くなる傾向が際だった。これらの人がもし正常血圧であれば、全体の死亡者は男性で23%、女性で18%減る計算という。
 140以上/90以上と軽症の高血圧でも、危険性が高まることが確認された。
 高血圧は塩分の多い食事や肥満、飲酒、ストレスが招きやすく、働く世代の生活習慣と関係が深い。解析を担当した滋賀医科大の村上義孝・特任講師は「若い世代のリスクがこれほど高いとは驚いた。血圧の異常は放置しないでほしい」と話す。(田村建二)

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2008/7/5 あごの悩み、手軽に診断 IC録音機使い新手法 m3.comより転載

あごの悩み、手軽に診断 IC録音機使い新手法


記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年7月4日】
 市販のICレコーダーと自作のイヤホン型マイクを使い、正確で手軽に顎(がく)関節症の症状を診断できるシステムを、大阪市の歯科医岸上尚司(きしがみ・ひさし)さん(55)が開発した。
 あごのかみ合わせの悪さで生じる異常音をとらえ、治療法を決めるのに役立てる。従来の診断装置は大型で約500万円と高価な上、あごの外側からマイクを付けるため患者が動いて余計な雑音が入るなどの難点があった。今回の手法は数万円の設備費用で済む。
 すでに35人の患者を診断。岸上さんは「正確で客観的な診断ができ、患者さんの身体的負担も少なくて済む。画面で自分のあごの音の波形が確認でき、納得も得やすい」としている。
 顎関節症は下あごの骨が正常に動かず、口が開閉できなかったり、開閉時に異常音や痛みが出る症状。
 岸上さんは、超小型マイクを内蔵したイヤホンを開発。患者の両耳に差し込み、頭蓋(ずがい)骨に伝わる関節音をICレコーダーで録音。これを市販のパソコン音楽ソフトに取り込んで波形を表示し、左右のあごの音の大きさを比較、左右のタイミングのずれや音の質などを診断する。
 診断を受けた50代男性は、かみ合わせの治療などを受け、約1カ月で症状が改善したという。
 7月5日から広島県福山市で開く中・四国矯正歯科学会で発表する。

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2008/7/5 カルシウム不足:骨折リスク 女性で最大2倍に--厚労省研究班調査 m3.comより転載

カルシウム不足:骨折リスク 女性で最大2倍に--厚労省研究班調査


記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年7月4日】

カルシウム不足:骨折リスク高く 女性で最大2倍に--厚労省研究班調査

 カルシウム不足の女性は腰椎(ようつい)骨折を起こす危険性が最大で2倍に高まることが、厚生労働省研究班の疫学調査で分かった。カルシウム不足は骨粗しょう症のリスクを上げることは知られているが、実際に骨折の危険性も高めていることが裏付けられた。
 研究班は90年から4年間、全国の男女約7万6000人(40-69歳)のカルシウム摂取量を調査。その後の10年間の追跡から、交通事故などを除き364人が腰椎骨折していたことが判明した。摂取量を4群に分けると、女性では最も少ない群(1日350ミリグラム未満)の骨折率は、最も多い群(同700ミリグラム以上)に比べ2・1倍も高いことが分かった。一方、男性では関連性が見られなかった。男性の方が骨密度が高いためとみられる。
 30-60代の日本人女性の摂取目安量は1日600-700ミリグラムとされる。解析した中村和利・新潟大准教授(予防医学・疫学)は「日本人は乳製品を多くとる欧米人に比べ、カルシウム摂取量が少ない。骨折防止のために、若いうちから意識してとってほしい」と話している。【須田桃子】

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2008/7/5 スイカにバイアグラ効果? 似た成分含有と米研究 m3.comより転載

スイカにバイアグラ効果? 似た成分含有と米研究


記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年7月4日】
 【ワシントン3日共同】夏の味覚スイカに、性的不能治療薬「バイアグラ」に似た効果のある成分が含まれていると、米テキサスA&M大学の野菜果物改良研究所が3日までに発表した。
 スイカの成分「シトルリン」が体内で酵素の働きによってアルギニンというアミノ酸になり、バイアグラの主成分と同様、酸化窒素を活性化し血管を拡張、血流量を増やすという。
 ビム・パティル所長は「バイアグラと基本的に同じ効果だ。局所的に効くのではないかもしれないが、副作用はない」と指摘している。
 AP通信によると、米農務省の研究者は「研究内容は正しいが、体内のアルギニン濃度を上げるには6切れも食べなければならない。スイカには利尿作用もあり、頻繁にトイレに行くことになるだろう」と述べている。
 同研究所によると、シトルリンは果実よりも皮に高濃度に含まれ、果実に多く含まれるように品種改良に取り組んでいるという。

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2008/7/5 むくみ、足動かし解消 長時間同じ姿勢・女性・高齢者は要注意 m3.comより転載

むくみ、足動かし解消 長時間同じ姿勢・女性・高齢者は要注意


記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年7月4日】
むくみ:足動かし、解消 長時間同じ姿勢・女性・高齢者……要注意
 夏は案外、足や顔などにむくみが起きやすい。長時間のデスクワークや立ち仕事の多い職場では、特に生じやすい。むくみの解消法を知っておきたい。【小島正美】

 ◇弾性ストッキングも有効

 ■夏の発症多く

 体をあまり動かさないと、動脈側の毛細血管から染み出た水分が静脈側で再吸収されず細胞と細胞の間にたまったままになる。その結果、足や顔などの皮膚にたるみが出てくる。これがむくみだ。
 夏にむくみやすいのは、気温が上がり血管が開きやすくなるためと考えられている。足で起きやすいが顔でも生じる。上まぶたを縦につまみ、つまんだ跡が残るようなら、むくみの兆候だ。
 どんな人に生じやすいのか。東海病院下肢静脈瘤(りゅう)・リンパ浮腫・血管センター(名古屋市)の平井正文センター長によると、(1)同じ姿勢で長時間、作業をしている人(2)下着を強くしめつけている人(3)やせている人(4)女性(5)高齢者??で目立つ。

 ■昼が効果的

 むくみを解消するには細胞間にたまった水分を血管に押し戻す必要がある。最も効果的なのが足の筋肉を動かすことだ。
 平井さんは90分間、じっとすわったままでいて、むくみの生じた人に、さまざまな運動を試みてもらった。
 その結果、効果的だったのは(1)すわったままの姿勢で足首を上下に動かしたり、回したりする(2)足を上げて、自転車をこぐようにひざの関節を動かす??という運動(イラスト参照)だった。この運動後には足の太さが、ふくらはぎをマッサージする場合に比べて、数ミリ細くなり、むくみの解消効果が確認できた。平井さんは「足の筋肉を動かした効果で、細胞間にたまっていた水が静脈に戻されたのではないか」と説明する。
 むくみは夕方潤オ夜がひどい。昼間に足を動かし、むくみを軽くしておくと翌朝にもちこさなくて済む。足首の運動は、飛行機の長旅で生じるエコノミークラス症候群(静脈血栓塞栓(そくせん)症)にも有効だ。
 また、平井さんは女性10人を対象に、弾性ストッキングを着用した場合としない場合で足の太さを測った。その結果、ストッキングをした方が着用しないより足首が数ミリ細くなっていた。むくみやすい人は弾性度の強いストッキングがお勧めで、今年4月から、医師の指導料や弾性ストッキングの着用に健康保険が適用となった。ただ、糖尿病が原因で血行障害を招いている可能性がある人は、ストッキング着用で血行が悪化する恐れがある。使用前に主治医と相談するのが賢明だ。

 ■病気の場合も

 病気が原因で生じるむくみもある。広田内科クリニック(東京都世田谷区)の廣田彰男院長によると、(1)朝になってもむくみがとれない(2)むくみに加え息切れがしたり、尿が出にくい(3)体重が増える(4)足だけでなく、顔や手にもむくみが出る??などの症状がある場合には要注意だ。
 腎疾患や肝硬変などの原因が考えられるという。乳がんなどの手術後には、リンパ浮腫というむくみが足に起きる場合もある。
 廣田さんは「いつもと異なるむくみが現れたときには、内科を受診してほしい」と呼びかける。

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2008/7/5 低血圧とむきあう (4)不登校招く機能障害 YOMIURI ONLINEより転載

低血圧とむきあう
 
 
(4)不登校招く機能障害
 
2008年7月5日  読売新聞)
 
 
 子供が朝なかなか起きられない場合、学校嫌いが原因だと考えがちだ。しかし、大阪医科大准教授の田中英高さんによると、「起立性調節障害」(OD)という病気がかかわっているケースも少なくない。
 自律神経機能が悪いため起立時に全身に血液が流れづらくなり、立ちくらみや、思考力・判断力の低下、いらいらがひどくなるという。この機能障害は血圧が上がらない朝や午前中に著しい。前回、紹介した「起立性低血圧」の場合もあるし、ストレスが原因の場合もある。
 ODは小学校高学年から多くなり、中学校で一気に増える。中・高校生男子の約15%、同女子の25%と、けっして珍しくはないという。重症例では、朝、学校に行くのがつらくなる子供もいるという。
 日本小児心身医学会の小児起立性調節障害診断・治療ガイドラインなどによると、早寝早起きで生活のリズムを正し、日中はだるくても体を横たえないことが必要。また、体を動かさないテレビゲームやパソコン、テレビ視聴は1時間以内にとどめた方が良いという。暑い場所に長時間立たないよう注意も必要だ。
 低血圧が原因のケースでは、塩分を多め(1日10〜12グラム程度)にとり、水も最低1・5リットル程度飲むようにすると良いという。予防には、ふくらはぎの上部まで覆う圧迫ソックスや、内臓に血液がたまるのを防ぐために腹部に巻く加圧式バンドなどの装具もある。
 田中さんは「不登校の子供の約4割がODを伴っているとも言われる。周りの大人は、原因を探る際にODの症状がないかもチェックする必要がある」と話し、医師の診断を受けることも考えるべきだとアドバイスする。(生活情報部・大浦哲)
 

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2008/7/5 哺乳類の受精卵、自らを食べて栄養確保? マウスで確認 asahi.comより転載

哺乳類の受精卵、自らを食べて栄養確保? マウスで確認
 
 
 
2008年7月5日 朝日新聞
 
 マウスの受精卵が、自らの細胞を分解して栄養を確保し、着床に至ることを、東京医科歯科大の水島昇教授(分子細胞生物学)らが実験で確認した。魚類や鳥類などの場合は卵の黄身や白身から栄養を得るが、哺乳(ほにゅう)類の受精卵の仕組みはよく分かっていなかった。3日付米科学誌サイエンスで発表した。
 生物は、飢餓で栄養素が不足した時や出生直後などに、自らの細胞を分解してアミノ酸をつくり、栄養源にするオートファジー(自食作用)という仕組みを持っている。
 水島教授らは、受精直後のマウスの卵を電子顕微鏡で観察した。すると、未受精卵では見られない活発な自食作用を確認できた。さらに、自食作用を活発にさせる遺伝子を欠いたマウスを作製したところ、受精は正常に行われるが、ある段階で受精卵の成長が止まって死んでしまい、着床に至らなかったという。
 水島教授は「体外受精で受精したのに妊娠しないような不妊症の原因に、自食作用の働きが関係しているかもしれない」と話している。(小林舞子)
 

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月別

わが街  京都  ドクター ご紹介 - http://kanja.ds-pharma.jp/health/yotsu/doctor/078/index.htmlから転載
ドクターからのメッセージ
患者さん一人ひとりに合った治療を目指して
近畿京都府京都市
ひろしまクリニック 院長
廣島 芳城 先生
ひろしまクリニックについてはこちら
 腰痛の発生頻度や原因について教えてください。
上半身の重さは体重の約70%といわれています。その重さを支えているのが腰椎です。腰椎には椎体という骨の部分と椎間板という骨と骨の間に入っている部分があります。椎体は機械的な負荷により変形が進行し、また骨粗鬆症の進行とともに脆くなっていきます。椎間板も年齢とともに変性していきます。驚くことにこの変性は10歳の子供たちのすでに9%に起こっていると報告されています。治療を要する腰痛の発生頻度の調査では20歳代以上の年齢層ではほぼ同じくらい(40〜65%)で発生していることが報告されています。このような背景から近年、腰痛はもっとも有訴率が高い疾患になっています。大半の腰痛は数日間で治りますが、臀部痛や下肢痛を伴う腰痛は専門的な治療が必要になる場合も多いので注意しましょう。
 高齢者の下肢痛を伴う腰痛の多くは腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)という病気です。また激しい腰痛の場合、脊椎圧迫骨折のほか、非常にまれですが背骨の感染症(化膿性椎間板炎など)があります。免疫力が低下している方、糖尿病、ステロイドを内服中の方が罹りやすいので、患者さんは診察の時に既往歴や飲んでいる薬剤についても必ず医師に伝えていただきたいと思います。
 腰部脊柱管狭窄症の手術について教えてください。
最近では内視鏡を使った手術も増えてきました。内視鏡手術は患部が明るく拡大されて安全に行えることに加えて小さな傷と手術中の筋肉の損傷が少ない(低侵襲)ため早期に社会復帰できるという利点があります。しかしすべての方に内視鏡手術がよいという訳ではありません。狭窄箇所が多数ある場合などは内視鏡手術では従来の手術と比べて時間が長くなることもあり、心臓や肺などの病気であまり体力がない方などにとっては、総合的に考えて低侵襲とはいえないからです。どのような手術方法がその患者さんにとっていいのか、医師がメリットだけでなくデメリットについても説明しますので納得したうえで選択していただきたいです。
 腰痛の患者さんを診察するにあたってどのようなことを感じていらっしゃいますか?
腰痛の治療には画一的なものはありません。患者さんの病態がまったく同じものがないことは勿論のこと、治療には患者さんの社会的背景や満足度などを考慮することが必要だからです。
 いままで急性腰痛と慢性腰痛の違いはその罹患期間の違いと考えられてきましたが、近年、functional MRIを用いた研究が進み、痛みを感じたとき脳のどの部分が活動しているかわかるようになってきました。様々な研究報告によれば、慢性腰痛は急性腰痛と単に病気の期間の違いではなく、患者さんの心理社会的要因がかかわっている可能性が示されています。事実そうであれば、たとえ外傷で起こった急性腰痛も心理的な要因で慢性期に移行していく可能性があります。そうするとお医者さんと患者さんの関係は大変重要になります。お医者さんが患者さんを励まし、勇気づけ、また、安心感を与えることによって、急性腰痛が慢性に移行することを防ぐことができるかもしれないからです。利害得失の説明や、個人的、社会的背景を考慮した治療方法の提示。そして、患者さんのQOLや満足度の重視。この三つをもって、患者さんの価値観を尊重し、個人個人に合う治療法を提示するというのが、今一番求められていることなのではないかと感じています。





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ドクターからのメッセージ
放っておいて大丈夫?その痛み、そのしびれ
近畿京都市東山区
京都第一赤十字病院整形外科 副部長
大澤 透 先生
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 立つ、歩く・・・このような生活の基本というべき動作に支障を感じることはありませんか?
生活に影響をおよぼす腰痛疾患として、ぎっくり腰、ヘルニアなどをよく耳にしますが、とくに高齢の方に多い「腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)」という疾患もあります。あまり知られていませんが、加齢現象の1つとして腰骨(腰椎)が変性したために周辺の神経が圧迫され、立つ・歩くなどの負荷に伴って、いわゆる坐骨神経痛と言われるお尻から太腿の後ろ側にかけた痛みや、つっぱり感、しびれなどが起こるものです。長い距離が歩けなくなり、重症の場合は100mでも困難になりますが、しばらく前かがみで休むと再び歩けるようになるという「間欠跛行(かんけつはこう)」も特徴的な症状の一つです。
 年を重ねることで、腰椎の変性が起こる方もあれば起こらない方もあり、変性したからといって必ず症状があらわれるとも限りません。腰部脊柱管狭窄症が進行した場合、もっとも典型的にあらわれる症状は残尿感ひいては失禁などの膀胱直腸障害ですが、このように重症化する方もあれば、慢性的な症状に悩みながら一生付き合っていく方、あるいは急激な痛みのピークを過ぎた後に沈静化する方もあり、全ては人それぞれです。しかし、症状が進行し始めると一気に悪くなり始めるポイントがあり、やがては脱力感や麻痺などが起こります。
 症状のあらわれ方は千差万別ですが、50代以上で思い当たる症状のある方は、適切な治療を受けることで改善する可能性が十分あります。よほど重症化していない限り、治療は血流改善剤や鎮痛剤などの内服薬と、コルセットや運動、牽引などの理学的な施術を併用する保存療法が効を奏します。さらに急性期の痛みにはブロック麻酔を数回行い、それでも患者さんが満足を得られる結果にならなければ手術を検討するというように、治療は段階的に効果を確かめながら進みます。
 手術では、100%とまではいきませんが、痛みの症状を中心に6〜7割の改善は見られます。ただし、一度傷ついた神経の細胞は元に戻らないため、進行していればしているほど残る症状も多く、程度も大きくなります。しかし、手術そのものの危険は少なく、方法も確立されているため、高齢であることを理由に手術を避ける必要はありません。
 現在は、ただ寿命を長くすることよりも、すこやかに過ごせる寿命―「健康寿命」を延ばすことの大切さが言われています。腰部脊柱管狭窄症など腰痛を伴う病気は命にかかわるものではありませんが、その症状によって、立つ・歩くなど生活の基本的な動作をはじめ、仕事や趣味などの活動にも大きな影響がおよびます。好きなことが好きなようにできることは、生活に満足感を得るための大切な要素ですが、腰痛によって動作や活動に制限が生じると、生活の満足感が損なわれる可能性があります。しかしそのとき、症状に合わせて活動の幅をせばめてしまうか、今の生活に合わせられるように症状を改善するかはあなた次第です。従来は50〜60歳の方が多かった腰部脊柱管狭窄症の患者さんですが、最近は70代、80代の方も大勢おられます。とくに高齢の方でも元気な方、元気だからこそ「腰痛を治してもっと動きたい」と思う方が、病院を受診されています。また、日頃から活発に出歩いているからこそ、不調にも早く気付くことができるのでしょう。
 元気に動けるときはどんどん動き、立ったり歩いたりといった基本動作に支障があらわれたとき、あるいは1カ月以上原因の思い当たらない腰痛に悩んでいるときは、自己判断で放置しないでください。足腰の痛み・しびれを起こす病気には血管の病気も含まれます。それを鑑別するためにも、ぜひ整形外科を受診してください。



ドクターからのメッセージ
腰痛のさまざまな対処法をアドバイスします
近畿京都府京都市
京都市立病院 整形外科
田中 真砂史(たなか まさし) 先生
自己診断で治療を始める前に、腰痛の原因を正確に診断することが大切です
最近は鍼治療の研究も進んできたので、まず接骨院や鍼灸治療に行かれる腰痛の患者さんも少なくないようです。患者さんにとっては痛みが取れればよいわけですから、比較的入りやすい窓口に行かれる気持ちはよく分かります。
しかし、これらの治療を長く受けていた後、整形外科に回ってきた患者さんのなかには、がんの転移が腰痛の原因だったケースもあります。腰痛は骨や関節など運動器の障害だけでなく、がんや感染症、内臓疾患や心理面から起こるものなど、さまざまな原因によって起こることを知っておいてください。
私は、西洋医学(整形外科)と東洋医学(鍼治療など)のどちらの窓口から慢性の腰痛の治療に入っても構わないと思っていますが、腰痛の原因を検査しておく必要があります。そこで、一度は整形外科で正確な診断をしておけば、安心して腰痛の治療を続けられるのではないでしょうか。
腰部脊柱管狭窄症の治療法には、さまざまな選択肢があります
腰痛の原因疾患のなかでも、腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)は60〜70歳代によくみられる疾患です。腰部脊柱管狭窄症は、下肢のしびれ感や痛み、間欠性跛行(かんけつせいはこう)(しびれや痛みが出てきて休み休みでないと歩き続けられなくなる状態)が特徴です。いずれも、生活を送るうえでの大きな障害となります。間欠性跛行は閉塞性動脈硬化症(へいそくせいどうみゃくこうかしょう)のような足の血管の動脈硬化でも同じように起こるため、このような患者さんに下肢の動脈硬化の状態を測定することもあります。また、下肢痛は糖尿病による末梢神経障害でも起こります。そこで、見た目は腰部脊柱管狭窄症のような症状であっても、他の原因で起こった症状かどうかを詳しく診断する必要があります。
腰部脊柱管狭窄症を含めて慢性腰痛の約5割は薬物治療で改善し、3〜4割はブロック注射で痛みが取れています。整形外科を受診すると「すぐに手術」と心配される患者さんもいるようですが、保存的な治療から開始し、患者さんと相談して手術の必要な人には手術をお勧めします。
腰部脊柱管狭窄症の治療は、まずは血流を改善するプロスタグランジンE1(PGE1)製剤や筋弛緩薬の内服から始めます。とくに、PGE1製剤は間欠性跛行の改善が期待でき、服用し始めてから2〜3週間で「長く歩けるようになった」など、患者さん自身で効果を実感することができます。胃潰瘍などの副作用を予防するため、消炎鎮痛剤は痛みが強いときだけ服用してもらうようにしています。これらの薬物治療を1か月ほど試し、症状が改善していればこのまま続けるか、内服量を減らしていき、内服を中止する方向へもって行きます。
薬物治療で改善がみられない患者さんには薬物治療に加えて理学療法(牽引や温熱療法など)、神経ブロック(仙骨硬膜外ブロックや神経根ブロック)、あるいはトリガーポイント注射などを行います。
治療法の選択肢は、腰痛の原因によってさまざまです。医師と相談して適切な治療に取り組んでください。


腰痛 ― 予防体操 ―
(10)予防体操まとめ 8ポーズ1日2回理想
2007年9月7日 読売新聞)

 今回は最終回。腰痛予防に効果的と思われる動きを、一連の流れに組み込んだ体操を紹介する。これまで紹介した動きも入っている。時間に余裕のあるときなどに試してほしい。それぞれの動きを各10回行う。
 〈1〉床に寝て、ひざを軽く曲げ、背中で床を押すように、おなかに力を入れる。
 〈2〉続いて、同じ姿勢から腰を浮かせる。頭や肩、足の裏を床につけておくのがポイント。
 〈3〉同じ姿勢で、片ひざを胸に引きつけ、お尻などの筋肉を伸ばす。左右交互に。
 〈4〉両ひざを抱え、ひざに頭を近づけるように体を丸め、背中の筋肉を伸ばす。
 〈5〉もう一度寝ころび、片足ずつ、ひざを伸ばしたまま、できるだけ高く上げる。つま先を上げるようにして、アキレスけんも含め、足の後ろ側全体を伸ばす。
 〈6〉両ひざを曲げて寝ころび、へそをのぞき込むように、両肩を持ち上げる。腹筋に力を入れるのが狙い。
 〈7〉四つんばいになって、足を片方ずつ上げ、まっすぐ伸ばす。お尻の筋肉を鍛えるのが狙い。腰を反らしたり、ひねったりしないよう注意する。
 〈8〉イスに座って、足を開き、上体を前にかがめ、背中の筋肉を伸ばす。
 この一連の体操を、1日2回できれば理想的だ。(埼玉医大整形外科准教授・白土修さん監修)