2007/4/20 睡眠障害「ナルコレプシー」治療 YOMIURI ONLINEより転載
睡眠障害「ナルコレプシー」治療
昼の眠気 新薬で長く抑制
(2007年4月20日 読売新聞)
横浜市の20歳代の会社員Aさんは、小学生のころから授業中などに耐え難い眠気に襲われ、1日に何回も居眠りをするようになった。中学3年で、睡眠障害の一種「ナルコレプシー」と診断された。日中の眠気を軽減させる薬の服用を始め、居眠りが減った。昨年から新しい治療薬「モダフィニル」の臨床試験に1年間参加、従来の薬に比べ、昼間の眠気を長時間抑えることができ、副作用も少ないので、この薬に切り替える予定だ。(科学部・冨浪俊一)

ナルコレプシーは、日中、猛烈な眠気に襲われるのが特徴で、居眠り病とも言われる。10歳代から20歳代前半に発症することが多く、前日に十分な睡眠時間をとっても、仕事、運転、会話などの最中に居眠りし、それが10〜20分間続く。このため、社会生活に大きな影響が出る。
この病気の第一人者である財団法人・神経研究所(東京都新宿区)理事長の本多裕さんによると、居眠りのほか、〈1〉笑ったり、怒ったりした時に体の力が抜ける(情動性脱力発作)〈2〉寝入りばなに怖い夢を見たり、金縛り状態になったりする――症状が起こることもある。日中の強い眠気と情動性脱力発作の両方を何度も経験した場合、ナルコレプシーと診断するという。
ただ、検査を受けても異常が見つからないため、病気が見過ごされることもある。ナルコレプシーの患者は20万人に上ると推定されるが、実際に治療を受けている患者は約2000人にとどまる。
発病の原因は不明だが、「遺伝的要因とストレスなど環境要因が絡み合って起こる」とされる。根治療法は確立されておらず、薬物療法と生活習慣の改善が二本柱だ。
薬物療法は、病気特有の睡眠リズムの改善を狙う。通常の睡眠は、まず深い眠りで脳が休む「ノンレム睡眠」が先行し、その後、夢を見やすく浅い眠りの「レム睡眠」になる。これを交互に繰り返すが、ナルコレプシーの患者は入眠時にレム睡眠が出やすい。
そこで、入眠時に幻覚・金縛りが出る時は、レム睡眠を抑えて眠りを深くする抗うつ剤のクロミプラミン、イミプラミンが有効だ。夜、眠れない時は、睡眠導入剤や、向精神薬のクロルプロマジンなどの配合剤を使う。それでも日中の眠気が残る場合には、神経を刺激し、眠気をなくす働きのある塩酸メチルフェニデート、ペモリンなどの薬を使用する。
こうして日常生活に困らない程度まで眠気が抑えられることが多いが、1日2回程度の服用が必要で、どきどきする、むかつき、不安な気持ちになるなどの副作用が出る場合がある。
この弱点を補うのが、先月発売されたモダフィニル。大脳皮質に作用して興奮させ、眠気をなくすとされる薬で、世界30か国以上で使われ、日本でも保険が適用される。
Aさんら108人が参加した臨床試験では、従来の薬と比べても、同等以上の効き目があった。薬効の持続時間も長く、服用は1日1回で済む。副作用として軽い頭痛、下痢、めまいなどが出たが、重度のものは1例だけだった。
大阪回生病院睡眠医療センター部長の谷口充孝さんは「既存薬に見られた不安感の副作用がない。欧米では、薬物療法で最初に使われている。モダフィニルで効果がなければ、他の薬と組み合わせる」と説明する。
薬物療法に加え、規則正しい睡眠や昼寝を取るなどの生活習慣の改善も大切だ。
本多さんは「治療開始から10年以上すると症状が良くなる人が多く、薬がいらなくなる人も少なくない。症状に心当たりがある人は、放置せずに早く診療を受けてほしい」と話している。
ナルコレプシーを治療する主な医療機関 |
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| ウェルネス望洋台医院 (電)0134・54・1199 秋田大 (電)018・834・1111 独協医大 (電)0282・87・2510 宏仁会小川病院 (電)0493・73・2750 代々木睡眠クリニック (電)03・3374・9112 東京慈恵医大 (電)03・3433・1111 金沢医大 (電)076・286・3511 藤田保健衛生大 (電)0562・93・2111 愛知医大 (電)0561・62・3311 滋賀医大 (電)077・548・2550 大阪回生病院 (電)06・6393・6234 大阪大 (電)06・6879・5111 鳥取医療センター (電)0857・59・1111 高知鏡川病院 (電)088・833・4328 |

ドクター ご紹介 - http://kanja.ds-pharma.jp/health/yotsu/doctor/078/index.htmlから転載







腰痛の発生頻度や原因について教えてください。
上半身の重さは体重の約70%といわれています。その重さを支えているのが腰椎です。腰椎には椎体という骨の部分と椎間板という骨と骨の間に入っている部分があります。椎体は機械的な負荷により変形が進行し、また骨粗鬆症の進行とともに脆くなっていきます。椎間板も年齢とともに変性していきます。驚くことにこの変性は10歳の子供たちのすでに9%に起こっていると報告されています。治療を要する腰痛の発生頻度の調査では20歳代以上の年齢層ではほぼ同じくらい(40〜65%)で発生していることが報告されています。このような背景から近年、腰痛はもっとも有訴率が高い疾患になっています。大半の腰痛は数日間で治りますが、臀部痛や下肢痛を伴う腰痛は専門的な治療が必要になる場合も多いので注意しましょう。





