鍼灸・整骨の治療だけでなく、身体バランス調整を通した健康的な美容までのトータルケアを

京都市下京区/富士鍼灸整骨院(ふじしんきゅうせいこついん)

2008/3/31 老年研究において非定型抗精神病薬は体重減少および体重増加に関連 m3.comより転載

老年研究において非定型抗精神病薬は体重減少および体重増加に関連 

提供:Medscape

非定型抗精神病薬の投与を受けた高齢の長期療養患者18例の小規模カルテレビューでは、61%は体重が減少し、体重が増加したのは33%のみであった
Marlene Busko

【フロリダ州オーランド3月26日】非定型抗精神病薬の投与を受けた高齢の長期療養患者(long-term-care patients)18例の小規模カルテレビューでは、61%(n=11)は体重が減少し、体重が増加したのは33%(n=6)のみであったことが認められている。
サウスカロライナ大学医学部(コロンビア)のKimberly B. Rudd, MDらによる上記知見は、米国老人精神医学会(AAGP)第21回年次会議(オーランド)にてポスター発表された。
「大多数の人たちでは主に体重減少が認められており、それより若年の患者で認められた知見とは若干異なっている」と共著者であるサウスカロライナ大学医学部のMicah D. Baxley, MDはMedscape Psychiatryに述べている。依然として体重が増加した患者もおり、そうした人たちはこの集団に最もよく処方される薬剤のリスペリドン(商品名リスパダール、Janssen社)およびオランザピン(商品名ジプレキサ、Eli Lilly社)を主に服用していたとBaxley博士は付け加えている。
非定型抗精神病薬は、インスリン抵抗性、肥満などのリスク因子の集合体であるメタボリック症候群の発現に関連するとされている、と同研究グループは記している。50歳以上の精神科入院患者を対象とした1研究では、被験者集団のほぼ70%がメタボリック症候群を有すると報告している、と同研究グループは述べている。抗精神病薬は精神疾患や双極性障害への使用のほか、認知症に伴う焦燥および精神疾患の適応外使用(off-label management)のために処方されることが多く、これらの薬剤が医学的に脆弱な集団において及ぼす作用について懸念が持ち上がっている、と同グループは付け加えている。
この研究グループは、高齢の長期療養患者という集団において、非定型抗精神病薬の使用による体重増加を検討することを目的とした。
同研究グループは、1995-2007年に長期医療センターに入院した60歳以上の患者28例のカルテを後ろ向きにレビューした。
この期間中に合計18例(64%)が非定型抗精神病薬の投与を受けた。随伴する診断で最も多かったのは認知症(71%)と統合失調症(21%)であった。これらの患者は(男性16例、女性2例)は平均年齢71歳(範囲60-87歳)で、アフリカ系アメリカ人が多く(12例)、入院時の平均肥満指数(BMI)は32.2(肥満を意味する)であった。
最もよく処方された非定型抗精神病薬はリスペリドン(61%)、オランザピン(55%)、クエチアピン(商品名セロクエル、AstraZeneca社)(28%)、ziprasidone(商品名Geodon/Zeldox、Pfizer社)(22%)、アリピプラゾール(商品名Abilify、Bristol-Myers Squibb社)(0.05%)であった。
非定型抗精神病薬を投与されなかった患者10例(女性7例、男性3例)は平均年齢85.7歳(範囲 79-94歳)であり、同じくアフリカ系アメリカ人が多く(8例)、入院時の平均BMIは21.9(正常範囲)であった。
患者のうち合計43%は入院前から心血管疾患を有し、18%は糖尿病を有していた。
非定型抗精神病薬を処方された患者のうち合計11例(61%)は体重が減少し(平均14.3ポンド=約6.5kg)、こうした患者のほとんど(82%)は認知症の診断を受けていた。
非定型抗精神病薬の投与を受けた患者のうち合計6例(33%)は体重が増加した(平均23ポンド=約10.4kg)。これらの患者が投与されていた 薬剤で最も多かったのはリスペリドン(83%)および オランザピン(66%)であった。非定型抗精神病薬により体重が増加した患者の大多数(66%)は入院時のBMIが正常であった。
「このレビューの結果は、非定型抗精神病薬治療を受けた認知症または精神疾患のある高齢患者に関する最近の諸研究を反映しており、体重増加や糖尿病発現のリスクが上昇しないことを示している」と同研究グループはまとめるとともに、この知見を確認するには大きな標本による今後の研究が必要であると付け加えている。
「我々の目的はこの文献を大規模な集団の研究に拡大することである」とサウスカロライナ大学医学部のShilpa Srinivasan, MDはMedscape Psychiatryに述べている。高齢者は高度医療の努力に値する特別に脆弱な集団であるとSrinivasan博士は付け加えている。

American Association for Geriatric Psychiatry 21st Annual Meeting: Poster 36. March 14-17, 2007.

Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape

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2008/3/31 甲状腺刺激ホルモンの軽微な増加が体重増加につながる m3.comより転載

甲状腺刺激ホルモンの軽微な増加が体重増加につながる 

提供:Medscape

大規模な住民研究において、甲状腺刺激ホルモンの参考値内の軽微な増加が体重増加と連関していた
Laurie Barclay

【3月25日】甲状腺刺激ホルモン(TSH)の参考値内での軽微な増加が体重増加と相関しているという大規模な地域住民研究の結果が、『Archives of Internal Medicine』3月24日号に発表された。
「明らかな甲状腺機能低下症と甲状腺機能亢進症では、それぞれ体重の増加と減少が見られる」と米国国立心臓肺血液研究所フラミンガム心臓研究(マサチューセッツ州フラミンガム)のCaroline S. Fox, MD, MPHらが記している。「参考値(生理的)範囲内での甲状腺機能の変化が体重と連関しているかどうかを検討した。」
この研究の対象者は、フラミンガムオフスプリング研究(1948年の開始当初の集団であるオリジナルコホート、オリジナルコホートの配偶者及び子を登録市1971年に開始したスタディ)の被験者のうち、基本診察を2回連続受け、甲状腺ホルモンは受けておらず、観察開始時の血清サイロトロピン(TSH)濃度が0.5から5.0 mIU/Lで、追跡時の濃度が0.5から10.0 mIU/Lであった2407例である。3.5年間追跡を行い観察開始時のTSH濃度と体重および体重の変化との関係を調べた。
観察開始時のTSH濃度を四分位で分けると調整後の体重は、TSH濃度最小群から最大群に向けて、女性が64.5から70.2 kgへ(傾向のP < 0.001)、男性が82.8から85.6 kg(傾向のP = 0.007)へと段々に大きくなっていた。3.5年間の追跡の間に、平均体重は女性が1.5 ± 5.6 kg、男性が1.0 ± 5.0 kg増えた。
観察開始時のTSH濃度と追跡時の体重変化幅との間に相関はなかったが、追跡時のTSH濃度の増加幅と体重増加幅とは正相関していた(女性ではTSH濃度増加幅の四分位間で0.5 - 2.3 kg増加、傾向のP < 0.001、男性ではTSH濃度変化幅の四分位間で0.4 -1.3 kgの増加、傾向のP = 0.007)。
「(血清TSH濃度で評価される)参考値内の甲状腺機能は、男女とも体重に相関している」と著者らは述べている。「今回の知見から、血清TSH濃度の参考値内での軽微な変化でも体重増加に相関するという可能性があると思われる。」
この研究の限界としては、因果関係の判定を除外した観察研究であること、遊離サイロキシン濃度が測定されていないこと、標本集団のほぼ全員が白人だったためにその他の民族グループへの一般化ができないこと、食事や運動など体重と体重変化幅との間で知られているその他の共変動が考慮できていないことが挙げられる。
「甲状腺機能の変化を体重増加のリスク因子として見なすことで、過剰肥満を起こすリスクが高い者の発見、予防、治療に向けた研究がいっそう進むと思われる」と著者らは記している。「今回の知見を別の被験者群で確認する研究、特にもっと長期の研究を行う価値がある。」
この研究は、米国国立心臓肺血液研究所の支援を受けている。著者らのうち2名が、米国国立心臓肺血液研究所と米国国立糖尿病消化管腎臓疾患研究所から資金を受けている。その他の著者の開示情報に、関連する金銭的利害関係はない。
関連する解説記事において、シカゴ大学医療センター(イリノイ州シカゴ)のRoy E. Weiss, MD, PhDとRebecca L. Brown, MDが、甲状腺機能と肥満とをつなぐものとして考えられるメカニズムを考察している。
「甲状腺ホルモンのレベルに対する組織の反応性が保たれているならば、肥満でHPT(視床下部―下垂体―甲状腺)系における中枢性の変化があることが、T3とT4のレベルのネガティブフィードバック機構が障害されている可能性が考えられる」と両博士は記している。「肥満でHPT系が変化するメカニズムを明らかにすることが、肥満で見られるその他の代謝異常解明の鍵となると思われる。現時点では、肥満治療目的で血清TSH濃度を下げることを提唱できるだけのエビデンスはない。」

Weiss、Brown両博士の開示情報には関連する金銭的利害関係はない。

Arch Intern Med. 2008;168:568-569, 587-592.

Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape

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2008/3/31 大腸がん高率発症のDNA配列を7カ国共同チーム解析 m3.comより転載

大腸がん高率発症のDNA配列を7カ国共同チーム解析

記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年3月31日】
大腸がん:高率発症のDNA配列を解析―7カ国共同チーム
 大腸がんの発症率を高める3カ所のDNA変異(SNP)を、1万7500人分のデータを解析した日欧など7カ国の研究チームが突き止めた。三つとも発症しやすい型だと、大腸がんの発症率は通常の2・6倍になった。大腸がんに関連するDNA解析では最も大規模な調査で、30日付の米科学誌「ネイチャー・ジェネティクス」電子版に発表した。
 遺伝子の本体であるDNAは、4種類の塩基という化学物質がつながってできている。塩基配列のうち1カ所だけが通常と異なっている場所を1塩基多型(SNP=スニップ)と呼ぶ。塩基数百個に1個程度存在する。
 研究チームは各国の患者データを解析。中村祐輔・東京大医科学研究所教授らのグループが、日本人約4400人分を解析した。
 三つのSNPがいずれも発症率を高める型である割合は、欧米系が約280人に1人、日本人では約3500人に1人で日本人の方が低かった。【須田桃子】

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2008/3/31 肝硬変の完全治癒が見えた…札幌医科大ラットで成功 @nifty.comより転載

肝硬変の完全治癒が見えた…札幌医科大ラットで成功

2008年3月31日(月)17時46分配信 夕刊フジ
 

 肝臓がんを引き起こす原因となる肝硬変について、ラットを使った実験で完全に治療することに成功したと、札幌医科大学医学部の新津洋司郎教授が31日、米科学誌ネイチャー・バイオテクノロジーの電子版に発表した。
 肝硬変は、肝炎などがきっかけで臓器の細胞が硬くなる病気で、進行すると肝臓がんを引き起こす危険性が高いとされている。日本では年間4万人以上が肝硬変による肝臓がんで死亡しているという。
 新津教授のグループは肝臓が硬くなる原因物質を作り出す細胞に注目。この細胞を破壊する物質をビタミンAなどと組み合わせて作成し、人為的に肝硬変を起こさせたラットのしっぽから静脈注射したところ、ラットは生き延び、肝硬変も完全に治癒したという。
 同教授はこの治療法が心筋梗塞(こうそく)などにも応用が可能としており「今後民間企業と共同で臨床試験を繰り返し、5年以内の実用化を目指したい」と話している。

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2008/3/30 <メタボ健診>市町村も「着衣で測定」OK 職場と統一 @nifty.comより転載

<メタボ健診>市町村も「着衣で測定」OK 職場と統一

 
2008年3月30日(日)3時48分配信 毎日新聞


 4月に始まる「特定健診・保健指導」(メタボ健診)の腹囲測定について、厚生労働省は市町村などが実施する健診も、着衣のままの測定や健診会場での自己測定を認めることを決めた。職場で行うメタボ健診では、すでに同様の測定法を認める通知を出している。専門家から「正しく測定できるのか」と批判されているが、同じ健診が違う測定法で実施されるのを避けることを優先した形だ。
 職場での健診を所管する厚労省労働基準局は1月、「腹部の露出などプライバシーに配慮が必要で、簡易な測定法を導入する」と通知した。これに対し、市町村などの健診を所管する厚労省保険局と健康局は今月10日、都道府県に、直接腹部を計測する従来の方法を通知した。
 二つの通知に矛盾があるため、厚労省は対応を検討。その結果、「直接腹部を正確に測ることを原則」としながらも、「腹部を触られたくない理由で受診拒否が発生する」として、着衣のままの測定や自己測定を現場対応で認めることにした。
 メタボ健診は40〜74歳が対象。腹囲(男性85センチ以上、女性90センチ以上)などとする基準に、専門家の間でも異論が出ている。【下桐実雅子】

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2008/3/30 百日ぜき患者が倍増、過去10年間で最速ペース @nifty.comより転載

百日ぜき患者が倍増、過去10年間で最速ペース

 
2008年3月30日(日)3時3分配信 読売新聞


 激しいせきが続く百日ぜきの患者が、今年は過去10年間で最も速いペースで増加していることが、国立感染症研究所感染症情報センターの調べでわかった。
 国内の小児科3000か所からの報告によると、今年に入って確認された患者は664人(3月16日現在)で、昨年同期(331人)の約2倍。大人も含めた全体の患者数も急増しているとみられ、同センターでは注意を呼びかけている。
 百日ぜきは、春から夏にかけてが流行のシーズン。風邪に似た症状で始まり、大人の場合は長引く激しいせきのほかは、比較的症状が軽いのが特徴だ。このため、発症に気づかないケースも珍しくない。しかし、大人が感染源となって、ワクチンを接種していない乳幼児に感染すると、肺炎のほか、手足のまひ、目や耳の障害などの後遺症が残る例がある。このうち0・2〜0・6%の乳幼児は死亡するとされる。
 国内では、生後3か月以降に計4回のワクチン定期接種の機会があるが、ワクチン効果は年月がたつにつれ減少するため、大人がかかるケースが近年増加。現在では、小児科からの報告でも20歳以上の症例が3割以上を占める。同センターでは「乳幼児は早めにワクチンを受け、大人も、せきが長引けば病院を受診してほしい」と話している。

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2008/3/28 コレステロール、低い方が危険=男性は高いほど死亡率減る−富山大など 他 @nifty.comおよびm3.comより転載

コレステロール、低い方が危険=男性は高いほど死亡率減る−富山大など
 
2008年3月28日(金)19時51分配信 時事通信


 血中の総コレステロール値が低い人は死亡リスクが高いことが28日までに、浜崎智仁富山大教授、大櫛陽一東海大教授らの研究で分かった。特に男性の場合、総コレステロール値が高いほどリスクが低くなる傾向がみられた。
 大櫛教授らの別の疫学調査では、「悪玉」とされるLDLコレステロールで同様の傾向がみられた。
 4月から始まる特定健診では、LDLが一定値以上だと受診勧奨となるが、浜崎教授は「コレステロールを悪者にする説はもともと米国から来たもの。米国は心臓疾患や肥満が多く、体質が違う。不必要な人まで薬物治療の対象になる」と懸念している。
 同教授らは、コレステロールと死亡率に関する国内の疫学調査を検索し、「5000人以上を5年以上追跡」などの条件で5本の文献に絞り込み、延べ約17万3500人分を「メタ分析」という手法で解析した。


コレステロール低いと危険
 
2008年3月28日(金)20時17分配信 共同通信


 富山大の浜崎智仁教授らは、総コレステロール値があまり低いと死亡の危険がかえって高まるとする研究結果をまとめ、28日、発表した。日本人延べ約17万人のデータを分析した。一般に、総コレステロール値が高いのは良くないことだとして、下げるための治療が広く行われているが、浜崎教授は「総コレステロール値は栄養状態の指標と考えるべきだ。心筋梗塞などの人以外は、無理に下げなくてもいい」と話した。


LDLコレステロールは本当に悪玉? 少な過ぎると死亡率上昇

記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年3月29日】
LDLコレステロール:本当に悪玉? 少な過ぎると死亡率上昇―メタボ基準の一つ
 脳卒中や心筋梗塞(こうそく)の発症の危険性を高める「悪玉」とされるLDLコレステロールは、低いほど死亡率が高まることが、大櫛陽一・東海大教授(医療統計学)らの疫学調査で分かった。LDL値の高さは、4月から始まる特定健診・保健指導(メタボ健診)でも、メタボか否かを判断する基準の一つで、悪玉という位置づけの是非が議論になりそうだ。【大場あい】

 大櫛教授らは、神奈川県伊勢原市で87〜06年に2回以上住民健診を受けた約2万6000人を平均8・1年追跡。LDL値ごとに7群に分け、死亡率や死因との関係を調べた。
 全死因合計の「総死亡率」でみると、男女とも、最もLDL値が低い群(血液1デシリットル中79ミリグラム以下)が一番死亡率が高い。男性では年間死亡率が人口10万人あたり約3400人と、死亡率が最も低い群(140〜159ミリグラム)の約1・6倍。女性も人口10万人あたり約1900人で、死亡率が最も低い群(120〜139ミリグラム)の約1・3倍だった。
 脳卒中や心筋梗塞など心血管疾患による死亡率に限ると、男性では180ミリグラム以上になると死亡率が上昇したが、女性はほとんど関係ない。男女ともLDL値が低いと、がんや呼吸器疾患による死亡が増え、全体の死亡率が高くなった。
 大櫛教授はLDL値の適正範囲を「男性100〜180ミリグラム、女性120ミリグラム以上」と提案。メタボ健診の基準では、LDL値が120ミリグラム以上の人は下げることを勧めているが、大櫛教授は「適切な範囲にあるLDL値を下げ過ぎる危険がある。コレステロールは人体に必須の物質で、少ないと免疫機能が低下するため、死亡率が上がるのではないか」と話している。

 

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2008/3/28 受動喫煙防止対策の普及に向け検討開始  厚労省 m3.comより転載

受動喫煙防止対策の普及に向け検討開始  厚労省

記事:WIC REPORT
提供:厚生政策情報センター

【2008年3月28日】
受動喫煙防止対策のあり方に関する検討会(第1回 3/26)《厚労省》  厚生労働省が3月26日に開催した「受動喫煙防止対策のあり方に関する検討会」で配布された資料。この検討会では、(1)効果的な受動喫煙防止対策(2)受動喫煙防止対策を普及するための方策-について検討が行われる。 この日は、我が国における受動喫煙防止対策の現状についてまとめた資料が提示され、これまでの取組みや現在の状況、今後の検討課題などをまとめている(P6-P14参照)。 医療施設における受動喫煙防止対策の状況としては、平成17年のデータが示され、何らかの対策を講じている施設は、病院98.8%、一般診療所86.8%、歯科診療所87.5%となっている(P30参照)。


(その1:2.3M)

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2008/3/28 「はしかワクチン受けて」 中1、高3に国が配布へ m3.comより転載

「はしかワクチン受けて」 中1、高3に国が配布へ

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年3月28日】
 はしか流行抑止を目指して4月から始まる中1、高3の生徒らへのワクチン追加接種を前に、文部科学省と厚生労働省は、ワクチンの重要性を訴えるリーフレット300万部を28日までに作製した。全国の学校を通じ、対象学年の生徒全員に配布する。
 はしかは昨年、若者を中心に流行し全国の学校で休校が続出。免疫が不十分な恐れがある年齢層をカバーするため、ワクチンが公費負担される定期接種の対象に、今年から5年間、中1と高3に相当する年齢を加えることが決まった。
 しかし、対象だと知らない生徒や保護者も多いとみられることから、はしかやワクチンの正しい知識を提供し、接種を促すことにした。同時に対策を進めている風疹(ふうしん)に関する情報も盛り込んだ。
 リーフレットでは、はしかは感染力が強く、死亡例も患者1000人に1人程度あることなどを紹介。(1)医療、福祉、教育、保育関係の職業では、十分な免疫を持つのが条件となる場合がある(2)海外旅行中に発症すると、移動制限の対象となる国もある―などと説明している。

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2008/3/27 プライマリケア医がホスピスケアを能動的に動かせる m3.comより転載

プライマリケア医がホスピスケアを能動的に動かせる

提供:Medscape

ホスピスへの紹介や患者の治療でのプライマリケア医の役割が総説で述べられる
Laurie Barclay

【3月21日】『American Family Physician』3月15日の総説で、ホスピス患者の紹介と治療におけるプライマリケア医の役割が述べられた。ホスピスケアは、緩和治療を望む末期疾患患者の誰にでも利用できるものでなければならない。
「家庭医は、人生の終わりに近づいている患者のケアにおいてかけがえのない役割を果たすことができる」とアイオワ大学病院(アイオワシティ)のMichelle T. Weckmann, MD, MSが記述している。「継続してケアを行い、親・子・孫にわたって人間関係を持っていて、患者の価値観、家族の問題、コミュニケーションのスタイルなど他者には分からない知識をもった家庭医だからこそ、患者と家族をホスピス紹介のプロセスに導ける。プライマリケア医は診ている患者と親しい関係にあることが多いので、ホスピスケアを勧めるのが必要な時期がいつなのかを判断できるなど、終末期医療に対して独自の役割を担うことができる。」
ホスピスの理念は、死が近づいた患者の身体、心理、社会、精神の面を中心にしている。ホスピスケアは患者の家庭、介護施設、病院、その他の場所でも提供することができ、典型的には、集学的なチームがその仕事にあたる。そして、患者のケアのほとんどに携わる主な介護者を支援する幅広いサービスの窓口を持っているのが普通だ。
ホスピスケアの適格性の判断基準のひとつが、あともって半年と思われる末期疾患の診断である。全米ホスピス・緩和医療協会のガイドラインが、患者にホスピスを勧めるのがいいのかどうかを医師が判断する際の助けになる。
該当する診断としては、ニューヨーク心臓協会(NYHA)分類でクラスIVの心不全、重度の認知症、生活に支障がある肺疾患、転移癌などがある。現在のホスピス入所者は、うっ血性心不全、慢性閉塞性肺疾患、発育障害、認知症といった非癌性疾患が56%を占める。
薬物治療、看護、医療機器といった終末期医療に関係する医療費は公的医療保険のホスピス・ベネフィットで給付される。サービス開始時は経費がかかり、治療上の関係を築くのに時間が必要なので、時宜を逃さない紹介が勧められる。ホスピスが関わり始めても、家庭医がそのまま引き続いて患者の主治医になり、患者のケア、請求書作成、来院した患者の診察、死亡診断書の作成と署名に携わるのが一般的である。
「ホスピスケアに関して説明を受けた患者の介護者と家族の大半の者が、患者が終末期と診断された時にプライマリケア医からホスピスについての情報をもっと聞きたかったと答えている」と、Weckmann博士は記している。「ホスピスは終末期にいる患者をよりよく支援し、優れたケアを提供する手段になりうること、そして、プライマリケア医が患者の死までケア全体の指揮をとり続けていると患者へのケアが強化されることが、研究で示されている……またホスピスは、薬剤投与、症状の管理、患者とその家族とのコミュニケーションの際には医師にとってかけがえのないリソースになる。」
臨床にかかわる個々の推奨とそれに伴うエビデンスの強さは以下の通りである。
* 癌と癌以外の診断を受けている患者は、ホスピスサービスでベネフィットを得ることができ、予後が2カ月以上であればホスピスに紹介すべきである(エビデンスの強さB)。もっとも有効なホスピス入所期間については議論が残されているが、ほとんどの試算が最短で2潤オ3カ月間である。極端に短い入所は、むしろ介護者の体調を崩し、うつにつながる。
* できるだけ早い時期にホスピスケアについて患者および家族と話し合うべきであり、それもケア目標の選択肢を広げる観点からなされなければならない(エビデンスの強さC)。遅すぎる紹介は、サービスに関する家族の満足度が低くなり、介護者の体調を崩す。調査によると、ホスピスへの紹介が遅すぎたと感じている家族が11%から18%いる。
* NYHA分類クラスIVの心不全で、至適薬物治療でも症状が緩解しない患者には、ホスピスへの紹介が適している(エビデンスの強さC)。
* 日常生活のすべての活動に介護が必要で、意思疎通がもはやできないような認知症患者には、ホスピスへの紹介が適している(エビデンスの強さC)。
ホスピスケアについてよくある誤解を、正しい内容とともに以下に挙げる。
* 半年以内に死ななかった患者はホスピスを出ることになる。この規制は改定され、疾患が通常の経過を辿っているならば予後判定が外れても不利益をうけることはもうない。
* ホスピス入所患者は、DNR(蘇生措置不要)指示をしていなければならない。メディケアはDNR指示を要求していないが、治癒を目指さない緩和的治療を要求している。ホスピスの中には入所の条件にDNR指示を入れているところもある。 * ホスピス入所患者は、主要看護者を持っていなければならない。ホスピスによってはこれを要求するところもあるが、メディケアは要求していない。
* 主治医は患者の管理をホスピスに委譲しなければならない。ほとんどのホスピスが主治医の関与を歓迎している。
* ホスピスが適しているのは癌患者だけである。残された人生があと半年未満と予測され、緩和治療を希望する患者ならば誰でも適している。
* ホスピスに登録できるのはメディケアに適格な患者だけである。民間保険会社のほとんどがホスピスを給付対象にしている。
* 特別介護施設の患者はホスピスに不適格である。特別介護施設の患者もメディケアの給付対象になった。
* ホスピス・ベネフィットが一度でも無効になった患者はホスピス入所の資格を失う。ホスピスケアの再開を望む患者は、資格を維持していれば再開することができる。 * 患者をホスピスに紹介できるのは医師だけである。医師でも一般人(看護師、ソーシャルワーカ、家族、友人)でも患者をホスピスに紹介してよい。
* 化学療法、輸血、放射線療法を受けている患者はホスピスケアから除外される。メディケアは、緩和治療であれば終末期に関わる医療のすべてを給付対象にしている。
* ホスピス・ベネフィットを選択した患者は、その他の医療保険の給付を受けることができなくなる。給付対象になるサービスの適格性については保険業者ごとに規約で定めている。
* ホスピス入所患者は一般病院に入院できない。ほとんどの保険業者は、無関係な疾患のための入院、終末期疾患の対症療法、レスパイトケアを給付対象にしている。
* ホスピスケアは患者が死亡した時に終了する。すべてのホスピスプログラムは、悲嘆する家族を支援するための最大1年間のプログラムを必ず備えている。
「ホスピスは、支払いが必要となる医療をすべて合計した定額費用の日割り計算で運営されている。そのため、ホスピスは経費削減のために、患者になるべく急性期治療を受けさせないようにしているという印象を、本当であっても単なるイメージであっても、もたれやすい」とWeckmann博士は最後に述べている。「そのため、終末期患者のケアに必要な検査に関して主治医側とホスピス側が対立することがある……利害の衝突の可能性があるにしろ、優れた患者ケアこそがすべてのホスピスの核心なのであり、終末期の症状の管理を目的とした薬や投与法に馴染みがなく不慣れな医師にとって、ホスピスの人員はかけがえのないリソースになりうるということを忘れないで欲しい。」
Weckmann博士の開示情報によれば、関連する金銭的利害関係はない。

Am Fam Physician. 2008;77:807-812, 817-818.

Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape

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2008/3/27 タラソテラピー(海洋療法) 海の力に癒やされ 海水、海藻で運動、施療 力抜け、ゆったり m3.comより転載

タラソテラピー(海洋療法) 海の力に癒やされ 海水、海藻で運動、施療 力抜け、ゆったり

記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年3月27日】
タラソテラピー:海の力に癒やされ 海水、海藻で運動、施療 力抜け、ゆったり
 海の恵みであるミネラル豊富な海水と、きれいな空気を健康増進に活用するタラソテラピー(海洋療法)。心身のコンディションを整えるだけでなく、欧米では治療で用いられることもあるという。千葉県勝浦市にある総合施設「テルムマランパシフィーク」を記者が訪ね、その効用を体験した。【石塚淳子】

 タラソテラピーは一言で言うと、海辺の自然環境の中で、海水や海藻を利用した運動や施療を行う自然療法の一種。施療は温海水プールでの水圧によるマッサージや浮遊、ジャグジーをはじめ、海藻・海泥パックなどさまざまだ。数日滞在するのが理想だというが、今回は4月から始まる日帰りの「アンチストレス」というプログラムを体験した。
 このプログラムは、ストレスからくる不眠や肩こり、目の疲れに有効だそうだ。内容は(1)温海水プールの中を歩いたり、ジェットの水圧でマッサージする「アクアトニック」(2)プールに体の力を抜いて浮かぶ「ピシーナリラクゼーション」(3)海藻のペーストで全身をパックする「アルゴパック」--の3種類。
 ヘルスチェックの用紙に記入し、血圧を測定。水着に着替え、アクアトニックのためプールへ。400平方メートルの大プールは、ウオーキングや足、腰などへのジェットマッサージ、ノズルから落下する海水で肩や首をほぐすなど、13のゾーンに分かれている。海水温度は33潤オ36度と場所で異なる。運動に加え、温度が違う場所を行き来することで血行が促進されるという。
 屋外に設置された泡が出るジャグジーバスは開放感があり、海の空気がおいしい。浅いプールで横たわったまま足の裏にジェットを受けるデッキチェアバスは、そのまま眠ってしまいたい気分になった。プール近くには昼寝ができるリラクゼーションルームも。「休養を取るのもタラソテラピーの大切な要素です」と受け付け時に言われていたのを思い出した。
 アクアトニックを約1時間行い、次は30分のピシーナリラクゼーション。1・5メートルほどの細長い丸太形の浮き具に頭を乗せ、浮き具の握り手をつかんでプールに浮く。担当セラピストの指導に従って、目を閉じたままゆっくりと脚を曲げ伸ばししたり、上体を左右に揺らしたり。手を離し、足も同じ浮き具に乗せて体重を海水にあずける。
 セラピストが私の体をゆっくりとさまざまな方向へ動かす。水の流れが腕をなで、そよ風に吹かれているような感じがする。体の力がすっかり抜けて、何ともいえないリラックス感があった。「力を抜くことで、日ごろいかに体に力が入っているか感じられます」と副支配人の藤本瞳さん(29)。
 仕上げのアルゴパックは、フランス・ブルターニュ地方でとれた海藻の粉末を勝浦の海水でペースト状にしたものを使う。全身に塗り、寝袋のようなカバーにくるまれて20分。体の芯からじわっと汗が出る。シャワーでペーストを流すと、肌がしっとりしたように感じた。
 食事や休養も含め約4時間ほどかけて、すべてのプログラムを終えると、たまった疲れがすっかり抜け、体がぐんと軽くなったような気分に。海のパワーのすごさを実感した一日だった。

 ◇独仏では保険適用
 タラソテラピーに詳しい野村正・東北大名誉教授(水産増殖学)によると、タラソテラピーはギリシャ語のタラサ(海)とフランス語のテラピー(療法)をもとにした造語で、1860年代にフランス人医師によって名付けられた。
 ストレス解消や睡眠の質改善、食欲増進、皮膚の保湿、体形調整のほか、関節炎や腰痛、肩こり、ぜんそく、気管支炎、アレルギー性疾患、生活習慣病の治療や予防など、さまざまな効果が認められている。欧米では医師の監督下で治療として行われ、ドイツやフランスなどでは医療保険が適用される。「海水のミネラルの構成が人間の血液や羊水と似ていることが、効果がある理由の一つと考えられている」と野村名誉教授は話す。
……………………………………………………………………………
 ■タラソテラピーを体験できる施設
 テルムマランパシフィーク(http://www.thalasso.jp/tmp/index.html)の入館料は平日4200円、土日祝・特定日は5250円。アクアトニックとリラクゼーションルーム、サウナなどが自由に利用できる。プログラムの利用は別料金で予約が必要(予約センター電話03・5200・0222)。4月から「アンチストレス」(約150分、平日1万4700円、土日祝・特定日1万5750円)に加え、「アンチメタボリックシンドローム」(約180分、平日1万500円、土日祝・特定日1万1550円)、スポーツ競技者・愛好者向けの「アスリート」(約150分、平日1万2600円、土日祝・特定日1万3650円)などを新たに始める(料金はいずれも入館料込み)。テルムマランヨコハマベイ(横浜市、電話03・5200・8999)とテルムマランラグーナ(愛知県蒲郡市、電話0533・58・2888)でも同名のプログラムが始まるが、内容と料金はそれぞれ違う。
 野村名誉教授によると、タラソテラピー施設は全国に16カ所以上あるが、内容や質はさまざま。日本で第1号は92年、「タラサ志摩ホテル&リゾート」(三重県鳥羽市、電話0599・32・1111)内にオープン。98年には、世界初の海洋深層水を利用したタラソテラピー施設「タラソピア」(電話076・476・9303)が富山県滑川市に開設した。

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2008/3/27 40-74歳はメタボ健診 75歳以上の受診は診療所で m3.comより転載

40-74歳はメタボ健診 75歳以上の受診は診療所で

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年3月27日】
 4月から医療や年金など社会保障に関する制度が変わる。主なものをまとめた。
 40-74歳は、放置すれば糖尿病や脳梗塞(こうそく)などになりかねないメタボリック症候群の特定健診を受ける。この年代の会社員は、職場の健診に腹囲測定などの項目が含まれるようになる。国民健康保険(国保)加入者には、自治体ではなく国保から受診券が送られてくる。
 腹囲が、男性は85センチ以上、女性は90センチ以上ある人などで、メタボやその予備軍と診断されると、医師や保健師、管理栄養士らから生活習慣を改善する指導を受ける。メタボの人は食事や運動の目標を設定し、指導員と連絡を取りながら3カ月以上かけて取り組む。予備軍も同様だが、指導員との面談は原則1回で済む。
 いずれも6カ月以上過ぎたところで、目標通りにできたのかや腹囲や体重は減ったのかなどの評価を受ける。健康保険組合によっては引き続き指導を受ける場合もある。
 75歳以上は、全員が新しい医療制度に移り、高血圧など慢性疾患の人は医院など診療所の主治医の診療を受ける。主治医は変えることができ、周囲に診療所がない場合は病院の医師でもかまわない。
 保険料は一部を除き年金から天引きされる。天引きは国民健康保険から移る人は4月から、政府管掌健康保険などからの人は10月から。健保組合などに加入する子どもの扶養家族として保険料を免除されていた人は、10月から保険料が発生する。窓口での自己負担は、これまで通り現役並み所得者は3割、それ以外は1割。
 また国保に加入する65?74歳の世帯主も、保険料(税)の年金天引きが同様に始まるが、システム改修の遅れなどから先送りする市区町村もある。
 医療と介護保険の両方を利用する人の自己負担が重くなりすぎないよう、合算した年間限度額を設ける。これまで医療費と介護費は、それぞれの限度額に達しないと払い戻しを受けられなかったが、これからは合算限度額を超えれば、申請により超えた分が戻ってくる。
 子どもの医療費の窓口負担を2割とする軽減策の対象は3歳未満までだったが、小学校入学前までに拡大される。
 国民年金保険料は、月額で310円上がり1万4410円になる。ねんきん特別便は、すべての年金受給者へ記録の発送を開始する(現役加入者へは6月から)。受け取った記録に訂正がある場合は、社会保険事務所などで手続きが必要だ。
 離婚時の厚生年金や共済年金の年金分割では、4月以降に専業主婦や専業主夫(第3号被保険者)だった婚姻期間の分が、請求に基づいて自動的に2分の1に分割される。ただ基礎年金は分割されず、4月以前の婚姻期間は夫婦で合意した割合での分割となる。

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2008/3/27 未承認薬の併用認める 4月、混合診療の範囲拡大 3.comより転載

未承認薬の併用認める 4月、混合診療の範囲拡大

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年3月27日】
 厚生労働省は26日、公的医療保険が適用される保険診療と保険がきかない自由診療を併用する「混合診療」について新制度を設け、薬事法で承認されていない医薬品と医療機器を治療で使った場合でも、一定のルールに基づけば保険併用を認める方針を中央社会保険医療協議会(中医協)に示し、了承された。4月から実施する。
 現在は、欧米で使用されていても国内で未承認の抗がん剤などを使えば、保険適用部分も含め全額が患者の自己負担となるのが原則。新制度導入で「海外の新たな治療薬を試したい」との患者の要望が実現する見通しとなった。政府の規制改革会議による混合診療拡大の主張を受けた形だ。
 創設されるのは「高度医療評価制度」。具体的なルールは(1)国内外の使用実績があり、安全性と有効性が期待できる医薬品や機器(2)合併症や副作用、費用についての患者や家族からの同意(3)病院内の倫理審査委員会で計画を承認-など。
 実施機関は、主に大学病院や同様の技術水準を備えた病院で、厚労省に申請し認められれば保険併用となる。
 未承認薬は、以前は高度先進医療として混合診療で使われていたが、使用基準があいまいだったため2005年、厚労省が原則禁止を通知。今回は、ルールを明確化した上で使用を認めた。

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2008/3/26 メタボ健診「根拠十分」1割弱 自治体、冷ややか 他 m3.comより転載

メタボ健診「根拠十分」1割弱 自治体、冷ややか

記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年3月26日】
メタボ健診:自治体、冷ややか 直前なのに…「根拠十分」1割弱--毎日新聞調査

 ◇「罰則反対」6割
 新年度から始まる特定健診・保健指導(メタボ健診)について、科学的根拠が十分と考える自治体は1割に満たないことが、全国806市区を対象にした毎日新聞の調査で分かった。約4分の1は効果確認後に導入すべきだと答えた。メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)患者数を減らせない場合などに自治体に科せられるペナルティーには約6割が反対し、開始直前の国の制度に自治体から異論が噴出した形だ。(3面にクローズアップ)

 メタボ健診は保険者(健保組合など)に実施が義務づけられる。国民健康保険加入者には保険者である各自治体などが実施。40−74歳が対象で、腹囲が男性85センチ、女性90センチ以上など一定の条件を満たした場合は、生活習慣改善を指導する。
 調査は今月、全国783市と東京23区に実施。開始時期や自己負担の有無などを尋ね、562市区(69・7%)から回答を得た。
 メタボ基準値や指導の効果に専門家から批判がある中で導入することの是非を尋ねたところ、「科学的根拠は十分で導入に問題はない」と答えたのは51市区(9・1%)のみ。207市区(36・8%)は「根拠は不十分だが、導入に問題はない」と答えたが、132市区(23・5%)は「基準値や指導内容を検証し、効果が確認されてから導入すべきだ」と回答。「分からない」が148市区(26・3%)で、3市(0・5%)は「導入すべきでない」と答えた。
 健診実施率やメタボ患者・予備群の減少率が国の目標に達しない場合、国はペナルティーとして、保険者に後期高齢者医療制度への拠出金増額を求める。357市区(63・5%)が反対し、「ペナルティーは当然」は23市(4・1%)だった。
 健診受診に自己負担が必要なのは353市区(62・8%)。負担額は300-3200円(減免措置対象者を除く)で、自治体間の格差が大きい。健診の開始時期(予定も含む)は6月が239市区(42・5%)で最も多く、75%以上は6月までに開始予定だった。【まとめ・大場あい】
 
 
机上の空論、メタボ健診 新年度開始、自治体から疑問百出 クローズアップ2008

記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年3月26日】
クローズアップ2008:机上の空論、メタボ健診 新年度開始、自治体から疑問百出
 メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の患者を減らすことで、医療費削減を目指す特定健診・保健指導(メタボ健診)。新年度からのスタートを前に毎日新聞が全国806市区を対象に実施した調査には「机上の空論」などと厳しい声が多数寄せられた。現場の担当者の声から問題点を探った。【大場あい、下桐実雅子】

 ■生活習慣病減らし、医療費削減目指すが…
 メタボ健診は「腹部に内臓脂肪がたまったメタボリックシンドロームの人は、脳卒中や心筋梗塞(こうそく)などの心血管疾患を起こしやすい」という学説に基づき計画された。メタボを防ぐことで生活習慣病の患者を減らし、医療費を削減することを目指している。
 対象者は妊婦などを除く40-74歳の医療保険加入者全員。医療保険の保険者に実施が義務付けられる。組合健康保険など被用者保険は職場などで、国民健康保険は地元の医療機関などで実施する。被用者保険の扶養家族(専業主婦など)は、健保組合が委託した医療機関などで受ける場合が多いとみられる。
 腹囲やBMIが基準以上で、血糖値、血圧、血中脂質の数値も基準を超えた人は、保健師や管理栄養士らの指導(保健指導)のもと、食事や運動など生活習慣の改善に取り組まなければならない。

 ◇目標達成遠い、財政悪化拍車
 自治体のメタボ健診は従来の住民健診を衣替えする。住民健診との最大の違いは、保険者へのペナルティーがあること。市町村の場合、12年度までに▽健診実施率65%▽指導対象者に対する保健指導実施率45%▽メタボ該当者・予備群の減少率10%--を達成できないと、後期高齢者医療制度への財政負担が最大10%加算される。
 東京都内のある市の試算では最大2億円のペナルティーがあり得る。大都市ならさらに大きくなる。同市は「国民健康保険は高齢者や低所得者が多く、一般会計からの繰り入れや基金取り崩しで収支を保っている。ペナルティーは財政の不安定要因だ」と説明する。
 健診実施率や指導実施率の目標達成も容易ではない。05年度の住民健診受診率は全国平均43・8%で、65%には程遠い。市町村国保の過半数は赤字で、ペナルティーによって保険料値上げが必要になる自治体が出る恐れがある。目標を達成できないと住民が連帯責任を負わされる形だ。
 住民の健康への悪影響を懸念する声も上がる。兵庫県内の市は「ペナルティーで財政が悪化すればサービスも低下し、改善率などもさらに悪くなる。成績の悪い地域こそ支援してほしい」と指摘する。
 財源の問題もある。国と都道府県が費用の3分の1ずつを負担するが、補助単価は全国一律。健診や指導の実施機関が多く人口も集積する大都市に比べ、地方はコスト高が予想される。秋田県内の市の見通しでは、国の補助が実際の費用の8分の1程度となる。担当者は「地方では健診などの各実施場所ごとに集まる人数が少なく、コストが高くなる。国はかかった実額の3分の1を負担してほしい」と訴える。

 ◇見落とし発生、総合対策が先
 メタボ健診は、内臓脂肪型肥満が原因の生活習慣病を主なターゲットとする。腹囲や体格指数(BMI)が基準値未満だと、血糖や血圧などに異常があっても、食事や生活習慣の改善を指導する保健指導の対象にすらならず、健診の質を疑問視する声も相次いだ。
 福岡県内のある市の試算では、保健指導の対象者は同市の国保加入者のわずか3%。血糖などに異常があっても、腹囲は基準以下という人も多いからだ。同市は「メタボだけに焦点を当てては、国が掲げる『生活習慣病有病者・予備群の25%削減』は達成できない」と批判する。
 がん検診と住民健診を同時に実施してきた自治体にとっては、がん検診の受診率低下も懸念される。従来は両健診とも市町村が全住民を対象に実施してきた。しかし、市町村のメタボ健診は原則として国保加入者だけが対象となり、国保加入者以外はがん検診を別に受ける必要が出てくる。山形県内の市は「住民健診受診者にがん検診も受けるよう呼びかけ、やっと受診率が伸びてきたのに……。がん検診受診者が減れば、がんによる医療費増につながりかねない」と危惧(きぐ)する。
 そもそも、メタボ基準には、腹囲の数値の妥当性などを巡って異論がある。基準策定に加わった日本内科学会が18日、「今後、新たな疫学研究や臨床研究を踏まえて科学的検討を行う」との見解を発表したほどだ。
 健康には、労働環境など社会的な要因が深く関係している。京都府内の市担当者は「体にいい生活をと思っても、収入を得るためにできないこと、収入が少ないためにできないこともある。就労環境の改善や喫煙対策など、国を挙げて取り組むべき課題を抜きに、ペナルティー付きの制度を導入するのは矛盾を感じる」と漏らす。

 ◇準備遅れ、人も不足
 「介護保険制度は何回も改正が繰り返された。特定健診でも同じことになるのではないか」。秋田県内の別の市は懸念する。厚生労働省の情報提供の遅れによる準備不足を不安視する声が目立つ。
 厚労省健康局が具体的な健診や指導の内容を盛り込んだ「標準的な健診・保健指導プログラム(確定版)」を公表したのは、開始が1年後に迫った昨年4月。法的側面から解説する厚労省保険局の「手引」が出されたのは7月になってから。年明け以降も通知が五月雨式に出され、細かな変更も続く。京都府内の市は「確定版で準備を進めていたら、手引などで違うことが書かれていて困った」と不満を漏らす。
 公務員の増員が困難な中、保健指導を担う職員の不足も深刻だ。京都府の別の市の担当課は「国が目標に掲げる『保健指導実施率45%』を実現しようにも、今の職員数では不可能だ」と話している。

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2008/3/25 自分以外の人のためにお金を使うと一層幸せになる m3.comより転載

自分以外の人のためにお金を使うと一層幸せになる 

提供:WebMD

より幸福になるには、自分のためにお金を使うよりも他者のためにお金を使う方が良いことが、研究で明らかになった
Miranda Hitti
WebMD Medical News

【3月20日】もっと幸せだと感じたい?それなら自分のために散財するよりも他者または慈善のためにお金を使うと、より良い気持ちになれる可能性がある。
このニュースは『Science』3月21日号で報告された。
研究者らは最初に632名の米国人に、自分が全般的にどのくらい幸福かを評価し、収入と支出(請求書、他者への贈り物、自分自身への贈り物、および慈善のための寄付を含む)を報告するよう要請した。
最も幸福であった人々は最も多くを与えた人であり、収入の額には関係なかったと、研究を行ったブリティッシュコロンビア大学(カナダ)心理学部門のElizabeth Dunn, PhDらは述べている。
「各人がどれだけ多くの収入を得たかには関係なく、他者のためにお金を使った人々は、より大きな幸福を報告したのに対して、自分自身のためにより多くのお金を使った人々はそうではなかった」と、Dunn博士はニュースリリースで述べている。
次に、Dunn博士のグループは、ボストンにある会社の16名の従業員に対して、会社から賞与を受け取る1カ月前に自分がどのくらい幸福かを評価するよう依頼し、賞与を受け取った6?8カ月後にもう一度同じことを依頼した。
従業員らは賞与の使い道についても報告した。賞与を受け取った後に、より幸福であったのは、賞与の中からより多くのお金を他者または慈善のために使った人々であった。
賞与の額が多いか少ないかは重要ではなかった。小切手の額は問題ではなく、その使い道が問題であった。
 
与える行為
調査はあくまで1つの調査である。しかし人々が現金を手にし、それを日没までに使うよう命じられた時、どんなことが起きるのだろうか。
Dunn博士らは、ブリティッシュコロンビア大学バンクーバー校の46名の人々に5ドルまたは20ドルを渡した。現金と共に、それを午後5時までに使うようにとの指示を与えた。
一部の参加者には、家賃、請求書、または自分自身への贈り物のためにお金を使うよう指示した。他の参加者には、誰か他の人への贈り物を買うか、または慈善団体に寄付するように指示した。
現金を受け取る前とそれを使った後に行った調査によると、今回も、その日の終わりに最も幸福であったのは、他者に与えた人々であった。
そして会社からの賞与の場合と同じく、金額は問題ではなかった。人々はより良い気分になるために20ドルを人にあげる必要はなかった。5ドルでも効果があった。
「我々の知見は、支出の割り当ての5ドル程度のごくわずかな変化でも、ある一日をかなり幸福なものにするのに十分である可能性があることを示唆する」とDunn博士らのグループは報告している。
 
予想した結果とは異なった
最後に、Dunn博士のグループは、Dunn博士が行った他の試験には参加しなかったブリティッシュコロンビア大学の学生109名に、5ドルまたは20ドルを自分自身または他者のために使うと、より幸福になるだろうと思うか質問した。
ほとんどの学生の回答は的を外れていた。
「参加者はお金が幸福に及ぼす影響について、二重に間違っていた」と、Dunn博士らは述べている。「大多数の人々は、自分個人のための消費によって自分はより幸福になり、5ドルよりも20ドル使った方がより幸せになるだろうと考えていた」。

Dunn, E. Science, March 21, 2008; vol 319: pp 1687-1688.
News release, University of British Columbia.

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2008/3/25 痛みの"運び屋"発見 岡山大、頭痛治療に期待 m3.omより転載

痛みの"運び屋"発見 岡山大、頭痛治療に期待

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年3月25日】
 痛みにかかわる神経伝達物質の一種を運ぶタンパク質を、岡山大の森山芳則(もりやま・よしのり)教授(生化学)のチームが発見し、米科学アカデミー紀要電子版に25日発表した。
 この運び屋タンパク質は30年以上前から存在が知られていたが、正体がつかめていなかった。
 「小胞型ヌクレオチドトランスポーター(VNUT)」と命名。痛みのほか血管収縮にも関係しており、森山教授は「この働きをじゃまできれば、頭痛や高血圧治療に役立ちそうだ」と話している。
 森山教授らは3年前、このタンパク質をつくる遺伝子を人で偶然発見。これが神経で働かないようにすると、痛みなどを伝達する物質の一種ATPが、神経間でうまく伝わらないことを人や動物の実験で突き止めた。
 このタンパク質は神経の末端にある「シナプス小胞」という袋状の微小器官にATPを運び込む役割があり、ATPは小胞に貯蔵された後、外部に放出されて痛みなどを伝達するらしい。
 長浜バイオ大(滋賀県長浜市)との共同研究。

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2008/3/25 イソフラボン血中濃度、高いほど乳がん発症の危険減--厚労省研究班調査 m3.comより転載

イソフラボン血中濃度、高いほど乳がん発症の危険減--厚労省研究班調査

記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年3月25日】
乳がん:大豆などのイソフラボン血中濃度、高いほど発症の危険減--厚労省研究班調査
 大豆などに含まれるイソフラボンの血中濃度が高い女性は、低い女性に比べて乳がんになる危険性が約7割低いことが、厚生労働省研究班(主任研究者、津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)の大規模調査で分かった。特定保健用食品などによる過剰摂取の問題も指摘されているが、研究班は「食事から摂取する限り、多い方が乳がんの危険が低下すると考えられる」と説明している。
 研究班は、90年と93年に登録した9府県の女性約2万5000人を02年まで追跡。このうち、乳がんを発症した144人と、発症しなかった288人(発症したグループと年齢構成や居住地域の分布がほぼ同じになるように選定)の計432人を対象に、イソフラボンの成分のうちの「ゲニステイン」と「ダイゼイン」の血中濃度と発症の危険性を分析した。
 ゲニステインの血中濃度別に4グループに分けたところ、濃度が最も高いグループの乳がん発症の危険性は、最も低いグループの0・34倍だった。閉経前の女性だけで比較すると、最も高いグループは最も低いグループの0・14倍だった。
 研究班の岩崎基・国立がんセンター予防研究部室長によると、ゲニステイン濃度が最も高いグループは、食事でイソフラボンを1日当たり46・5ミリグラム、豆腐に換算すると約100グラム摂取していたという。
 一方、ダイゼインについては、濃度と発症の危険に関係は見られなかった。【大場あい】

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2008/3/25 足に動脈硬化が疑われる症状あっても8割が放置--ネット調査 m3.comより転載

足に動脈硬化が疑われる症状あっても8割が放置--ネット調査

記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年3月25日】
動脈硬化:足に症状、8割が放置-ネット調査
 足の血管が細くなったりつまったりする閉塞(へいそく)性動脈硬化症(PAD)が疑われる症状があっても、8割以上の人は医療機関を受診せずに放置していることが、「ジョンソン・エンド・ジョンソン」(本社、東京都千代田区)のアンケートで分かった。
 昨年12月、30-60代の男女800人を対象にインターネットで調査を実施。「歩行中に足にしびれや痛みを感じて歩けなくなり、休むと解消する」というPADの典型的な症状を経験したことのある人は214人いたが、このうちPADを疑った人はわずか8人(3・7%)だった。対処法は「安静にして様子を見る」が84人(39・3%)で最も多く、▽特に何もしない49人(22・9%)▽市販薬などで対処する16人(7・5%)--が続いた。「病院に行く」と回答したのは35人(16・4%)だった。
 同社によると、国内のPAD患者は約600万-700万人。進行すると足の切断に至る恐れもあり、同社は「循環器科、血管外科などを受診することによる早期発見・治療が重要」と呼びかけている。【大場あい】

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2008/3/25 足首-上腕血圧比は高齢者の心血管系イベントリスクを予測する m3.comより転載

足首-上腕血圧比は高齢者の心血管系イベントリスクを予測する 

提供:Medscape

足首-上腕血圧比が低下または上昇している高齢者は心血管系イベントのリスクが高い。特に、下肢動脈の硬化は脳卒中とうっ血性心不全の予測因子である。
Laurie Barclay

【3月17日】足首-上腕血圧比が低下または上昇している高齢者は心血管系イベントのリスクが高く、特に下肢動脈の硬化(noncompressible leg arteries)は脳卒中とうっ血性心不全のリスク上昇を予測する因子である、との研究結果が『Stroke』3月号に報告された。
「足首と上腕の収縮期血圧比が低い場合、死亡や心血管系イベントの発生が予測される」とピッツバーグ大学(ペンシルヴェニア州ピッツバーグ)のKim Sutton-Tyrrell, DrPHとThe Health, Aging, and Body Composition Studyの研究者らは書く。「動脈の石灰化に伴う足首-上腕血圧比の上昇も死亡のリスクになる。足首-上腕血圧比の上昇と低下や下肢動脈硬化が高齢者の死亡や脳卒中などの心血管系イベントにどの程度関連しているかを中心に検討する」。
研究コホートは70潤オ79歳の成人2886名で、その生存状況と冠動脈疾患、脳卒中、うっ血性心不全にしぼった心血管系イベントについて追跡が行われた。平均追跡年数は6.7年であった。
80%のコホートは足首-上腕血圧比が正常値(0.91潤オ1.3)であった。低値(≦0.9)は13%、高値(>1.3)は5%であった。下肢動脈硬化は2%に認められた。
足首-上腕血圧比が1.0未満の低値あるいは1.4以上の高値に該当する場合、死亡率の上昇と関連があった。足首-上腕血圧比が低い人、下肢動脈硬化が認められる人のイベント発生率は、すべてのエンドポイントに関して足首-上腕血圧比が正常な人より有意に高かった。足首-上腕血圧比の低下、上昇および下肢動脈硬化に伴う冠動脈疾患のハザード比(HR)は、年齢、性別、人種、有病率の高い心血管疾患、糖尿病、主要な心血管系危険因子の調整後で、それぞれ1.4、1.5、1.7(すべてP<0.05)であった。下肢動脈の硬化は、特に脳卒中(HR 2.1)およびうっ血性心不全(HR 2.4)のリスク上昇と関連した。
「高齢者では足首血圧の低下あるいは上昇が多くみられるが、そのような場合は心血管系イベントのリスクが高い」と著者らは結論する。「下肢動脈が硬化した高齢者は、特に脳卒中、うっ血性心不全、心血管疾患による死亡のリスクが高い。今回のデータは、足首血圧からだけでも臨床的に非常に大きな情報が得られることを示している」。
米国立老化研究所と米国立老化研究所所内研究プログラムがこの研究を支援した。著者らは開示情報で金銭的利害関係はないと報告している。

Stroke. 2008;39:863-869.

Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape

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2008/3/24 メタボリックシンドロームは無症候性虚血性脳病変と関連する m3.comより転載

メタボリックシンドロームは無症候性虚血性脳病変と関連する

提供:Medscape

メタボリックシンドロームは、虚血性脳卒中の他のリスク因子とは独立に、無症候性脳病変の有病率と関連することを示す横断的研究結果
Laurie Barclay

【3月14日】メタボリックシンドローム(MetS)は、虚血性脳卒中の他のリスク因子とは独立に、無症候性脳病変の有病率に関連することを示す研究結果が、『Stroke』オンライン初版3月6日号に掲載された。
「メタボリックシンドローム(MetS)は脳卒中のリスク因子として認識されているが、MetSが不顕性の虚血性病変にも関連するかどうかは不明である」と島根大学(出雲市)のHirokazu Bokura, MDらは記している。「本研究では、無症候性脳梗塞、MRI画像上の脳室周囲高信号域、皮質下白質病変の有病率とMetSとの関連を健康成人で検討した」。
健康な日本人被験者1151例の脳MRI画像を用いて3種類の無症候性病変を評価し、MetSはNational Cholesterol Education ProgramのAdult Treatment Panel IIIの基準で診断した。
MetSは、年齢および他の臨床因子について補正後、無症候性脳梗塞、脳室周囲高信号域(PVH)、皮質下白質病変(SWML)と有意に関連した。MetSの構成要素のうち、高血圧は3種類すべての病変と関連したが、脂質異常症はSWML、空腹時高血糖はPVHと関連した。MetSの構成要素の数と無症候性病変の有病率との間には、正の相関傾向が認められた。
「MetSは、他のリスク因子とは独立に、無症候性病変の有病率と関連する」と本研究の著者らは記している。「MetSの構成要素が重なることによって、無症候性病変の有病率は上昇する傾向にある。MetSの構成要素と無症候性病変との正の相関傾向は、将来の脳卒中を予測および予防するための診断ツールとして使用できる可能性がある」。
本研究の限界としては、非無作為化試験デザインによる被験者の選択バイアスおよび長期的な研究デザインでなく横断的研究であったことが挙げられる。
本研究は島根難病研究所(Shimane Institute of Health Science)の支援を受けた。本研究の著者らは関連する金銭的関係がないことを公表している。

Stroke.. Published online March 6, 2008.

Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape

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2008/3/24 行動療法的介入は過体重・肥満患者の減量および体重維持に有効な可能性 m3.comより転載

行動療法的介入は過体重・肥満患者の減量および体重維持に有効な可能性

提供:Medscape

心血管疾患リスクのある患者のランダム化比較対照試験では、行動療法的減量介入が奏効し、患者は減量を維持
Laurie Barclay

【3月17日】心血管疾患(CVD)リスクのある過体重患者および肥満患者では、行動療法的減量介入(behavioral weight loss intervention)が奏効し、患者は減量の維持が可能になったというランダム化比較対照試験結果が『Journal of the American Medical Association』3月12日号に報告されている。
「行動療法的減量介入は短期的には奏効するものの体重は再増加する場合が多い」とデューク大学医療センター(ノースカロライナ州、ダーラム)のLaura P. Svetkey, MD をはじめとする減量維持共同研究グループ(Weight Loss Maintenance Collaborative Research Group)の研究者らは記している。「過体重と肥満を合わせると、予防可能な死亡の原因の第2位となる。これは主として心血管疾患(CVD)のリスク因子(高血圧、脂質代謝異常、2型糖尿病)への作用によるものである」
この第II相試験の目的は2種類の減量維持介入を自己管理する対照と比較することであった。高血圧、脂質異常、またはその両者を有する過体重または肥満の成人であり、6カ月間の減量プログラム(第1相)中に4kg以上減量した1032例を、減量維持介入群にランダムに割り付けた(第2相)。2003年8月?2004年7月に大学のセンター4施設で被験者を登録し、2004年2月?12月にランダムに割り付け、2007年6月にデータ収集が完了した。
第1相終了後、30カ月間にわたる後続減量維持介入(月1回の個人的相談[personal contact]、双方向性技術を用いた介入、自己管理)のいずれかひとつに被験者をランダムに割り付けた。主要評価項目はランダム割り付け以降の体重の変化量であった。
試験標本はアフリカ系アメリカ人が38%、女性が63%を占め、登録時の平均体重は96.7kgであった。第1相期間中における平均減量は8.5kgであり、ランダム割り付け以降には多少の体重再増加があったものの、総合すれば被験者の71%が登録時体重を下回った状態を維持した。
30カ月時点での体重再増加は、個人的相談群の被験者(4.0kg)の方が自己管理群の被験者(5.5kg)より少なかった(平均差 -1.5kg; 95%信頼区間[CI] -2.4〜-0.6kg; P=0.001)。また、30カ月時点での体重再増加は双方向性技術を用いた介入群(5.2kg)と自己管理群(5.5kg)とは統計的に同程度であった(平均差 -0.3kg; 95%CI -1.2〜0.6kg; P=0.51)。しかし、双方向性技術利用群の体重再増加は自己管理群と比較して、18カ月時点でも(平均差 -1.1kg; 95%CI -1.9〜-0.4kg; P=0.003)24カ月時点でも(平均差 -0.9kg; 95% CI -1.7〜-0.02kg; P=0.04)少なかった。個人的相談群と双方向技術利用群との差は30カ月時点で-1.2 kgであった(95%CI -2.1〜-0.3kg; P=0.008)。この知見について、性別、人種、年齢、および肥満指数(BMI)によるサブグループ間に統計的有意差はなかった。
「最初の行動療法的減量プログラムが奏効して完了した被験者の大多数は体重を最初のレベルより少ない状態を維持した」と同研究の著者らは記している。「月1回の簡単な個人的相談は減量の維持にある程度の効果を示し、双方向性技術を利用した介入には早期のみであるが一時的な効果が認められた」
この研究の限界は、第1相で減量に成功した被験者のみが第2相にランダムに割り付けられたこと、ヒスパニック系被験者が非常に少なかったこと、食事および身体活動の尺度がエネルギーの摂取および消費を正確に反映していない可能性、介入期間がわずか3年であること、評価項目が心血管(CV)イベントではなく減量維持であったことが挙げられる。
「今後の研究では、介入および追跡調査の期間延長、効果維持の予測因子の解明、個人的相談および双方向性技術利用介入の両群のさらなる改良に焦点を当てる必要がある」と同研究の著者らは結論している。
この研究は米国立心肺血液研究所の援助を受けている。同研究の著者らのうち数名は資金提供を受けた。他の著者らは関連する金銭的関係はないことを開示している。

JAMA. 2008;299:1139-1148.

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2008/3/24 肺年齢で禁煙のやる気をアップ m3.comより転載

肺年齢で禁煙のやる気をアップ

提供:Medscape

自分と同じくらいの肺機能を持った標準的健常者の年齢を教えると、喫煙者は煙草をやめる気になる。これは一般開業医が使える禁煙対策になりそうである。
Laurie Barclay

【3月12日】患者に肺年齢、つまり患者と同じくらいの肺機能を持った標準的健常者の年齢を教えることは喫煙者に煙草をやめさせる動機付けになり、この方法は一般開業医が禁煙対策として使えそうである、とのStep2quitランダム化対照試験の結果が3月7日『BMJ』オンライン版第1号に報告された。
「慢性閉塞性肺疾患[COPD]を早期診断するとともに肺に障害があると伝えることによって、患者は禁煙プログラムに集中するようになり、肺障害を受けやすい人の禁煙達成率が向上する」とThe Limes Surgery(英国ハートフォードシャー州ホジソン)の開業医、Gary Parkes, MDらは書く。「肺年齢のコンセプト(FEV1[1秒量]が患者と大体同じくらいの人は普通何歳か)は、スパイロメトリーデータを分かりやすくする方法、また明らかに肺の老化が進んでいることを喫煙者に心理的に理解させる手段として1985年に考案された。我々は、喫煙者に肺年齢を伝えることによって、特に肺障害が進んでいる人の禁煙が成功するという仮説を立て、検証してみた」。
英国ハートフォードシャー州にある5つの開業病院で35歳以上の喫煙者561名に対してスパイロメーター検査を呼び掛け、肺機能を評価した。介入群の参加者には、肺年齢すなわちスパイロメーターの成績が同じくらいの標準的健常者の年齢で検査結果を知らせた。対照群の参加者にはFEV1の数字をそのまま知らせた。両群で喫煙カウンセリングを行い、地域の国民健康保険禁煙指導サービスを紹介した。
主要エンドポイントは12カ月後の唾液コチニン検査による禁煙の成功、副次エンドポイントは報告された1日喫煙本数の変化と慢性閉塞性肺疾患の新規診断であった。追跡率は89%であった。
12カ月後、介入群の禁煙達成率は13.6%であったのに対し、対照群は6.4%であった(その差7.2%; P = 0.005; 95%信頼区間2.2% - 12.1%; 治療必要例数14)。スパイロメーターの肺年齢が高かった人は、介入群でも対照群でも、標準的肺年齢の人ほど禁煙しようとしなかった。
1人が禁煙を達成するのにかかるコストは280ポンド(366ユーロ、556米ドル)と推計された。参加者の計16%(89/561)は閉塞性肺疾患と新たに診断された(介入群17%、対照群14%)。
「喫煙者に肺年齢を教えることによって禁煙成功率が改善するが、この方法が禁煙効果をもたらすメカニズムは分からない」と著者らは書く。「分かりづらい検査結果を患者に渡すより、その情報がいい知らせなのか悪い知らせなのか、分かりやすく目に見えるかたちで提供した方が禁煙成功率が上がる。健康と経済に喫煙が与える負担を考えれば、この新しくて簡単な介入法の経済効果を正式に評価する研究を優先的に進めるべきである」。
The Health Foundationが研究費を提供した。著者らは開示情報で金銭的利害関係のないことを明らかにしている。
付随する論説記事で、ローザンヌ大学(スイス)のRaphael Bize, MDとJacques Cornuz, MD, MPHは、すべての参加者にスパイロメトリー検査を行わなかったことから、COPDのスクリーニング効果を検討していないと指摘した。その他の限界として、対象患者集団と募集した全患者集団の比較可能性に関するデータがないこと、介入群の参加者と治療関係者の接触時間が対照群より長いこと、治療結果のデータが一時点の禁煙率に限られていること、などが挙げられた。
「これまでのエビデンスに基づくと、スパイロメトリー検査で肺年齢を教える方法とスパイロメトリーを使わない方法の効果を比較した試験の結果を待つか、Parkes博士らが提案した禁煙対策を採用するか、開業医はどちらかを選ばなくてはならない」とBize博士、Comuz博士は書く。「このような限界はあるにせよ、肺年齢を一目で分かるようにすることは、スパイロメトリーの結果を知らせる手立てとして最適なやり方と思う。また、National Institute for Health and Clinical Excellence(NICE)の最新の禁煙治療指針にあるように開業医が個々の患者に合わせて禁煙指導の方法を変えるきっかけになるのではないだろうか」。
Bize博士とComuz博士は開示情報で金銭的利害関係はないと公表している。

BMJ. Published online March 8, 2008.

Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape

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2008/3/24 中年期から飲酒を始めると心血管系リスクが低減する m3.comより転載

中年期から飲酒を始めると心血管系リスクが低減する

提供:Medscape

中年になって初めてアルコールを飲み始めた者は、死亡率は変化せずに心血管系の健康が向上することが、最新研究で示された。
Sue Hughes

-WebMDの専門ニュースサービスHeartwireより-
【3月14日】中年になって初めて適量のアルコールを飲み始めた者は、心血管疾患の罹病率が下がるというベネフィットが相対的に強く現れるという最新研究の結果が出た[1]。
Dr Dana King(サウスカロライナ大学医学部、チャールストン)のチームが行ったこの研究は、『American Journal of Medicine』2008年3月号に発表された。
博士らの説明によると、適量の飲酒には心血管系リスクの低減が見られることが複数の疫学研究で結論づけられているが、この知見を根拠に中年期になって飲酒を始めることを医療の推奨に含めるかどうかについては、議論が続いている。米国心臓協会のガイドラインは、適量のアルコール摂取は心血管系の健康にとって有益だが、飲酒習慣の無い者が中年期から飲酒を始めることは、アルコール摂取による健康への悪い影響で相殺される可能性があるので、するべきではないと言明している。例えば、アルコール摂取は高血圧、交通事故、ある種の癌、肝疾患、などの問題に関連している。
King博士らによれば、中年になって適量の飲酒を始めることに関する推奨は、かかりつけ医との相談の上で慎重にケースバイケースでなされるべきだが、適量の飲酒の開始が有益であるという考えを支持する研究がより増えれば、こうした推奨の強さは変わってくる。
この問題を詳しく検証するために、博士らは「地域住民動脈硬化リスク(ARIC)」研究の被験者を解析した。ARICは、米国の4つの地域で登録した45歳から64歳までの男女を対象にした前向き疫学研究である。博士らは、研究開始時には非飲酒者であった者7697例を特定した。そのうち、初回の6年間評価の時までに適量の飲酒(男性は1日に2杯以下、女性は1日に1杯以下)を開始した者が6%いた。被験者群全体をさらに4年間追跡して、飲酒を開始した者と飲酒をずっとしないままの者とを比較した。
その結果によると、適量の飲酒を新たに開始した者が心血管疾患(心血管死亡、心筋梗塞[MI]、診断がつけられた冠動脈疾患[CHD]、CHD手技、確定または疑いのある脳卒中)を発現する確率は、非飲酒を続けている者よりも38%低く、その差は集団特性や心血管系リスク因子で調整しても残った。しかし、全死亡率は新規飲酒者と非飲酒者との間で差がなかった。

心血管系の疾患と死亡率を新規飲酒者と非飲酒者で比較したオッズ比
転帰
OR
95% CI
心血管
0.62
0.40 - 0.95
死亡率
0.71
0.31 - 1.64

新規飲酒者は、高比重リポ蛋白(HDL)コレステロール値にもわずかな改善が見られ、血圧への有害作用は見られなかった。著者らによれば、こうしたデータは、中年期に飲酒を開始することは心血管系の健康に全体としていい影響を持つという説を支持するものであり、慎重に選別した集団にとっては、たとえそれまでに飲酒をしていなかった者であっても、「心臓の健康にいい食事」の中に適量の飲酒が含められることがある。しかし、飲酒に問題があった履歴、肝硬変、肝疾患、抑うつ、胃潰瘍・十二指腸潰瘍、その他、飲酒によって悪化する可能性がある多くの病態を持つ者には決して飲酒は勧められないと著者らは警告している。
King博士がheartwireに次のように答えている。「我々の結果で示された、飲酒を開始した者の心血管系事象が38%減る事実は、年齢、性別、人種、教育、運動、肥満指数(BMI)、糖尿病歴、高血圧、高脂血症の差では説明できなかった。少量の飲酒が心血管系事象に対して防御的に働くことはこれまでの多くの研究で示されてきたが、我々の研究は、それまで飲酒してこなかったちょうど中年期の者を対象にした点がこれまで研究とは違う。」
「我々は、今回の結果をもってして人々に飲酒を勧めようとしているのではなく、そうすることを考えてもいいという助言をしたいだけなのだ。ただし、適量という単語がここでは重要だ。アルコールは健康にいいと言えるが、それは量が多くない場合での話だ。1週間に7杯から14杯なら有益だろうが、この量を一晩で全部飲むことは決して勧められることではない。1日あたり1杯か2杯がよろしい」と博士は語った。
King博士は、この被験者群を更に長期にわたって追跡することを希望しているが、それはARIC研究から追加のデータが公表されるかどうかにかかっている。博士の次の計画は前向き試験で、現在非飲酒者である被験者を特定の量のワインまたはグレープフルーツジュースに3カ月間割り付けて、C反応蛋白質(CPR)、インターロイキン-6(IL-6)、腫瘍壊死因子(TNF)-α、イソプラスタン、グルタチオン、脂質といったいろいろな生化学マーカーを測定することだ。これにより、適量の飲酒に言われている心血管系への有益性の背後にあるメカニズムが、さらに解明されると期待されている。
ARICには、米国立心臓肺血液研究所がARIC試験の試験担当者らと協力する形で支援している。

1. King DE, Mainous AG, Geesey ME. Adopting moderate alcohol consumption in middle age: subsequent cardiovascular events. Am J Med. 2008;121:201-206.
Heartwire(WebMDの専門ニュースサービス)の全文は、www.theheart.org(心血管領域の医療専門家向けウェブサイト)で閲覧できる。

Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape

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2008/3/24 赤外線でがん検査 効率よいファイバー開発 m3.comより転載

赤外線でがん検査 効率よいファイバー開発

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年3月24日】
 内視鏡に光ファイバーを組み込んで、がんが疑われる組織に赤外線を当て、反射率から即座にがんを見つける検査方法の実用化に、東北大大学院の松浦祐司(まつうら・ゆうじ)准教授が取り組んでいる。
 曲げやすく、赤外線を効率的に伝送できる光ファイバーの開発に成功。今後は動物実験で検査の信頼性や安全性などを確かめたいという。
 この検査法は、がん細胞と正常細胞では、特定の波長で光の反射率が異なる性質を利用。原理自体は以前から知られていたが、検査に使う赤外線は通常の光ファイバーだと減衰が大きく伝送できなかった。
 松浦准教授は、中空の内側に銀メッキを施し内部が"鏡"のような光ファイバーに着目。製造工程に改良を加え、銀メッキ表面の凸凹の大きさを6ナノメートルまで低減した結果、赤外線は、この光ファイバーの中を効率よく反射しながら伝わるようになったという。
 実験で光ファイバーを口の中の粘膜に密着させ、食事の前後で赤外線の反射率を測定したところ、食後は特定の波長で反射率が低下し血中のタンパク質の濃度が上昇したことが確認できた。
 光ファイバーの直径は約0.5ミリで市販の内視鏡に組み込めるという。
 松浦准教授は「がんが即座に分かるメリットは大きい。実用化はまだ先だが、切除手術の際にこの検査法を使えば、がんの取り残しを防ぐことができる」と期待している。

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2008/3/22 6臓器取り出し、がん切除 @nifty.comより転載

6臓器取り出し、がん切除

 
2008年3月22日(土)11時25分配信 共同通信


 【ワシントン21日共同】米フロリダ州のマイアミ大ジャクソン記念病院は21日、患者の胃や肝臓、小腸など6つの臓器を体外に取り出して腹部のがんを切除した後、体内に戻すという世界初の難手術に移植外科の加藤友朗医師らのチームが成功したと発表した。同病院によると、患者は63歳の女性で、内臓の筋肉にがんの一種の平滑筋肉腫を発症。薬や放射線による治療で改善せず、通常の手術で切除できなかった。

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2008/3/22 免疫細胞増殖に必要なたんぱく質=小児白血病など新薬開発期待−理研 @nifty.comより転載

免疫細胞増殖に必要なたんぱく質=小児白血病など新薬開発期待−理研

 
2008年3月22日(土)20時6分配信 時事通信


 細菌などの病原体から身を守る免疫機能を担うB細胞が骨髄で準備される段階で、増殖に不可欠な役割を果たす2種類のたんぱく質を発見したと、理化学研究所免疫・アレルギー科学総合研究センター(横浜市)の研究チームが22日までに、米免疫学誌イミュニティ電子版に発表した。
 子供で最も多いがんの急性リンパ球性白血病では未熟なB細胞の異常増殖が起きるほか、原発性(先天性)免疫不全症候群の中にはB細胞が途中までしかできない疾患がある。研究成果はこれらの仕組み解明や新薬開発に役立つと期待される。
 多様な病原体に対応し、さまざまな抗体を生み出すB細胞は、骨髄の中で生じ、最も適した前段階の細胞が選別され、増殖した後、脾臓(ひぞう)などのリンパ組織に移って成熟する。

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2008/3/21 EMSで能率化した“CPR”が、院外心停止の生存率を改善 m3.comより転載

EMSで能率化した“CPR”が、院外心停止の生存率を改善

提供:Medscape

心肺蘇生の中断を最小限にして能率化したプロトコルによって、院外心停止患者の生存退院率が向上することが前向き研究で示された
Steve Stiles

-WebMDの専門ニュースサービスHeartwireより-
【3月14日】救急医療(EMS)隊員が心停止から蘇生させた患者の生存退院率は、能率化した心肺蘇生法として2分間中断しない胸骨圧迫を最大3回行い、換気補助はほとんどしないようにすると、従来の蘇生法よりも3倍高くなることが、前向き試験[2]で示された。
著者らが「最少中断心臓蘇生法(minimally interrupted cardiac resuscitation: MICR)」と呼ぶこの手法は、心臓と脳への血流を再開させることに主眼を置いており、特に、傍に人がいる心停止で、心室細動(VF)すなわち除細動の対象になるリズムがあることが判っている患者で有効である。こうした結果を著者らは『Journal of the American Medical Association』2008年3月12日号に報告した。
「要するに我々が試みているのは、胸骨圧迫のすべての中断を最小限にすることなのだ」と、筆頭著者であるDr Bentley J Bobrow(メイヨークリニック、アリゾナ州スコッツデール)がHeartwireに語った。
「我々は、早期の気管内挿管、繰り返し行う心拍確認、リズム分析、その他、中心静脈ラインの設置といった我々がこれまで行ってきた手技から中断を取り除き、質の高い胸骨圧迫に置き換えてきた」と博士は言う。「つまり、胸郭がしっかり元に戻るのを確認しながら行う迅速で力強い胸骨圧迫ということだ。この胸骨圧迫の部分を最大にする代わりに、人工呼吸の部分は最小限にするようにと我々は医療従事者に教えてきた。」
アリゾナ州全域で実施されたこの研究は、MICRを2種類のやり方で評価した。その1つ目が、2つの都市部にいるEMS隊員にこの手技を教える前と教えた後とで蘇生した心停止の転帰を比較することである。MICRの訓練を受けたことのある者とない者とがいる別々の救急担当地域をまたがっての比較もした。
この手技の修得には、変に難しいところはない、とBobrow博士は言う。「新しい手順などなにもなく、単なる優先順位の付け替えに過ぎない。我々が見せたのは、システム全体にわたるプロトコルの単純な変更で、神経学的生存が有意義に改善されることだ。」
付随する解説記事において[2]、Dr Mary Ann PeberdyとDr Joseph P Ornato(ヴァージニア・コモンウェルス大学、リッチモンド)が、この研究には限界があることは確かだが、「憶えておくべき重要なメッセージがある。それは、心停止からの蘇生患者の転帰は依然としてひどく、大きな改善がまだ可能だということだ。」
Bobrow博士らの記述によれば、MICRでは最初に2分間かけて200回の胸骨圧迫を中断せずに行い、続いてリズム解析をして、必要ならば除細動ショックを1回行い、「脈のチェックやリズム解析はいっさいやらずに、ショック後直ちに200回の胸骨圧迫を行う。」200回の胸骨圧迫を3回やってからでないと、挿管をしない。
1mgのエピネフリン静注(IV)を「手技の間にできるだけ早く投与して、再び胸骨圧迫とリズム解析のサイクルを実施する。」
著者らによれば、「早期かつ過剰の」換気はMICRでは行わないようにしており、代わりに、「口咽頭気道の確保、非再呼吸式マスク、陽圧換気ではなく大流量の酸素による受動的酸素吸入」を求めている。しかし「こうした変更はEMS隊員にとってはとても大きい」ので、今回の試験ではMICRの中に従来の呼吸バッグ―マスク換気を含めてもよいことにした。
一般的に、米国中のそれぞれの地域でEMS隊員が院外心停止に対して実施する高度な救命手技のやり方には数多くのバリエーションがある、とBobrow博士は説明する。例えば、ショックを与えるのは胸骨圧迫を始める前なのか後なのか、気管内挿管は救命措置の早い段階で行うのかそれとも遅い段階か、エピネフリンは最後の手段なのか、などである。
「我々の考えでは、処置者は高度な気道手技を直ちに行うべきではない」とBobrow博士は言う。「なるべく早い段階で行うエピネフリン投与は、できるなら別の処置者に任せるべきである。エピネフリンが蘇生に有用であるならば、後にするよりは早い段階で使うべきだと我々は確信している。」
実際、MICRプロトコルのベネフィットのひとつは、詳細な手順が示されていることだ。「標準的な蘇生術とは何か。それを口で言うのは難しい。というのも場所によって全然違うからだ」と博士は述べている。MICRプロトコルは、処置者が手技の間の占めるべき位置についてのモデルでもある。「各々の処置者が胸骨圧迫、気道確保、リズム解析のいずれかを担当し、途中で交替する。」そうするのは、200回の胸骨圧迫を行うとたいがいの者は疲れてしまい、「胸骨圧迫の質が落ちてしまう」のが理由のひとつだとBobrow博士は説明した。
チームが開発したものを「我々は蘇生の“NASCAR”モデルと呼んでいる。処置者は、胸骨圧迫のいかなる中断も最小限にするように協力しながら、患者の周りでローテーションする」とBobrow博士は言った。
この研究の始めの部分は、MICR訓練の前と後のEMS隊員に処置された心停止患者886例に基づいている。intention-to-treat分析によれば、MICR訓練を受けた処置者は全員がMICRプロトコルに正確にしたがった。
生存退院した者の割合は、MICR訓練前に処置された患者218例では1.8%であり、訓練後に処置された患者668例では5.4%だった。傍に人がいた心停止と除細動可能なリズムの患者174例からなる下位群では、4.7%の割合がMICR後には17.6%に増大した。

生存退院者の調整後のオッズ比(95%CI)

集団
MICR訓練前対訓練後
MICR対非MICR
全症例
3.0 (1.1 - 8.9)
2.7 (1.9 - 4.1)
傍に人がいた心停止と除細動可能なリズム
8.6 (1.8 - 42.0)
3.4 (2.0 - 5.8)

この研究の第2期では上記2箇所のEMS区域に60区域を加えた。62区域のうち12区域でMICR訓練を行い、その他の区域はMICRの経験がないままにした。MICRによる蘇生と非MICRによる蘇生との比較分析においては、MICRとして見なされる蘇生作業は、ショック前の200回の胸骨圧迫、ショック後の200回の胸骨圧迫、200回の胸骨圧迫を3回繰り返してからの気管内挿管、1回目または2回目の連続圧迫の間でのエピネフリンIV投与という4つの重要な要素を供給するものでなければいけないとした。
MICRを受けなかった患者1799例とMICRを受けた患者141例の生存退院率はそれぞれ3.8%と9.1%であった。傍に人がいた心停止と除細動可能なリズムであった下位群におけるそれぞれの割合は、11.9%と28.4%であった。
Bobrow博士らによれば、興味深いことに、MICR訓練の前と後とでの転帰を分析すると、生存入院率は両群とも16%で同じだったのに、この研究の主要エンドポイントである生存退院率はMICR後のほうが優れていた。このことは、実施されたのがMICRであってもなくても、当初の患者の蘇生率は等しいのだが、充分な臓器血流を促進して生存退院するのはMICRのほうである、と著者らは記述している。
「MICRの考え方には、プロトコル順守の正確な記述を備えるランダム化対象臨床試験の形式での科学的評価がまだ必要だが、そのような細かいことは、この新しいプロトコルの実施で家族の許に帰れた生存者の数がたくさん増えたという事実の前には、たいして重要ではない」とPeberdy、Ornato両博士は述べている。
両博士によれば、この試験はその他の研究同様に、「(蘇生の)質、特に胸骨圧迫の中断を最小限にすることが必要であり、陽圧換気はさほど重要ではないことを確認したものであり、蘇生科学の発展において意義深い成果である。」
試験の著者と解説委員の開示情報には、関連する金銭的利害関係はない。

1. Bobrow BJ, Clark LL, Ewy GA, et al. Minimally interrupted cardiac resuscitation by emergency medical services for out-of-hospital cardiac arrest. JAMA. . 2008;299:1158-1165.

2. Peberdy MA, Ornato JP. Progress in resuscitation: an evolution, not a revolution. JAMA. . 2008;299:1188-1190.
Heartwire(WebMDの専門ニュースサービス)の全文は、www.theheart.org(心血管領域の医療専門家向けウェブサイト)で閲覧できる。

Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape

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2008/3/21 アスピリンの隔日投与は女性の喘息リスクを低下させる可能性 m3.comより転載

アスピリンの隔日投与は女性の喘息リスクを低下させる可能性 

提供:Medscape

健常成人女性の大規模ランダム化臨床試験では、アスピリン100mgの隔日投与により新規に報告される喘息の診断の相対リスクが低下
Laurie Barclay

【3月14日】健常成人女性にアスピリン100mgを隔日投与したところ新規に報告される喘息の診断の相対リスクが低下したという大規模ランダム化臨床試験結果が『Thorax』3月13日オンライン初版に報告されている。
「男性のランダム化試験データからは、アスピリン投与患者では成人発症喘息のリスクがわずかながら有意に低下することが示されている」とハーバード大学医学部、ブリガム&ウィメンズ病院(マサチューセッツ州、ボストン)のTobias Kurth, MD, ScDらは記している。「女性における観察的研究で得られた結果からは、アスピリンの頻回な使用が成人発症喘息のリスクを低下させることが示唆されているものの、女性のランダム化試験データは不足している。Women's Health Study [WHS]では、アスピリン100mgまたはプラセボの隔日投与が成人発症喘息のリスクに及ぼす効果を検討するために研究を行った。
この二重盲検試験では、試験参加時点でアスピリン治療の適応も禁忌もなく、かつ喘息の既往歴もない、明らかに健康な医療従事者の女性37,270名を、アスピリン100mgまたはプラセボのいずれかの隔日投与にランダムに割り付けた。被験者には年1回、質問表により喘息の診断の自己報告を求めた。
10年間の追跡調査期間中に、アスピリン群では872名、プラセボ群では963名が新規に喘息と診断された(ハザード比[HR] 0.90; 95%信頼区間[CI] 0.82-0.99; P=0.027)。肥満指数(BMI)が30kg/m2を超える女性では効果は認められず、アスピリン群における成人発症喘息のこの10%低い相対リスクはBMIによって有意に変化した。年齢、喫煙状況、運動レベル、閉経後のホルモン使用、ビタミンEのランダム化割り付けのいずれの因子についても、成人発症喘息に対するアスピリンの効果は有意に変化しなかった。
「明らかに健康な成人女性を対象としたこの大規模ランダム化臨床試験において、アスピリン100mgの隔日投与は新規に報告される喘息の診断の相対リスクを低下させた」と同研究の著者らは記している。
この研究の限界としては、成人発症喘息の発生に対する低用量アスピリンの作用を検証するような試験デザインでなかったこと、成人発症喘息の発生が自己報告に基づいたこと、アスピリン不耐性喘息に関するデータの不足、慢性閉塞性肺疾患を成人発症喘息と誤診断した可能性、45歳以上の明らかに健康な女性医療従事者以外への一般化可能性が限られること、被験者の大多数が白人であることが挙げられる。
「一部の喘息患者ではアスピリンによって症状が悪化する可能性があるものの、生物学的に妥当と思われる(biologically plausible)我々の知見は(男性の大規模ランダム化試験および女性の観察的コホート研究による同様の結果とともに)、アスピリンが成人における喘息発生の予防にわずかに有効であることを示唆している」と同研究の著者らは結論している。「しかし、大衆に向けて勧告を行うには、低用量アスピリンが喘息のリスクを低下させるかどうかを検証するために特にデザインされたランダム化試験の結果が必要である」
WHSは米国立心肺血液研究所および米国立癌研究所の援助を受けている。同研究の著者のうち数名は、Robert Wood Johnson Foundation、米国立衛生研究所、Bayer AG社、McNeil Consumer & Specialty Pharmaceuticals社、Wyeth Consumer Healthcare社、i3 Drug Safety、Organon社、BASF社、DSM Pharmaceuticals社、Wyeth Pharmaceuticals社、McNeil Consumer Products社、Pliva社、Pfizer社、Merck社、Nutraquest社、GlaxoSmithKline社、Dow Corning Corp社、Bayer Health Care社、Natural Source Vitamin E Association、Procter & Gamble社とさまざまな金銭的関係があることを開示している。

Thorax. Published online March 13, 2008.

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2008/3/21 2遺伝子が調節に関係か 血液中のコレステロール m3.comより転載

2遺伝子が調節に関係か 血液中のコレステロール

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年3月21日】
 動物が血液中から細胞にコレステロールを取り込む際、2つの遺伝子の働きが関係するとみられることを群馬大の原田彰宏(はらだ・あきひろ)教授(細胞生物学)らが線虫を使った実験で突き止め、欧州の分子生物学専門誌の電子版で20日、発表した。
 コレステロール濃度調節の仕組み解明や、病気の治療への応用が期待できるという。
 原田教授らは、線虫の卵の卵黄成分が、人の低密度リポタンパク質(LDL=悪玉コレステロール)にとてもよく似た性質であることに着目。
 遺伝的に卵黄成分を細胞にうまく取り込めない線虫を探しだし、原因の遺伝子を調べた。その結果「RAB35」「RME4」という2つの遺伝子に異常があると、卵黄成分を細胞膜から細胞内に取り込む仕組みが働かないことが分かった。
 さらに、異常のある線虫に、RAB35とよく似ている人の遺伝子を入れると、卵黄成分の細胞への取り込みが回復した。人体では、この遺伝子が血液中からLDLを細胞に取り込むのに働き、異常があると取り込みがうまくできずにコレステロール濃度が高くなると推測できるという。

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2008/3/21 喫煙と高血圧は出血性脳卒中リスクに対して相乗的に作用 m3.comより転載

喫煙と高血圧は出血性脳卒中リスクに対して相乗的に作用

提供:Medscape

喫煙と高血圧は出血性脳卒中リスクに対して相乗的に作用するという統合コホートの解析結果は、両者を同時に治療することによって相加的効果が得られる可能性があるということを示唆
Susan Jeffrey

【3月13日】「Asia Pacific Cohort Studies Collaboration(APCSC)」の41のコホートの新たな解析結果によれば、喫煙と高血圧は出血性脳卒中リスクに対して相乗的に作用するようである。
収縮期血圧が10mmHg上昇するごとに、喫煙者では、非喫煙者と比較して、15%のリスク増加が認められた。サブグループ解析の結果、この作用は、このデータセットの男性および高齢者においてのみ、統計学的に有意であるように思われた。冠動脈性心疾患や虚血性脳卒中に対しては、そのような相乗作用は認められなかった。
「禁煙および降圧はいずれもCVD[心血管疾患]の予防に極めて重要であるが、両者を同時に実施することによって、出血性脳卒中の予防に対してさらに有益な効果が得られるであろう」と、筆頭著者であるGeorge Institute for International Health(オーストラリア、シドニー)のKoshi Nakamura(中村幸志)MD, PhDおよび共同研究者らは結論付けている。「したがって、高血圧患者については、出血性脳卒中を予防するために、さらに厳しく禁煙を実施すべきである」。
同博士らの報告は、『Stroke』3月6日号オンライン版に掲載された。この報告は、『Stroke』6月号プリント版に掲載される予定である。
 
最大の死因
高血圧および喫煙は、世界中の死亡の2大原因であり、両者を合わせると、世界中の早死に、特に、冠動脈性心疾患および脳卒中などの心血管疾患による死亡の20%以上を占める、と著者らは記している。
APCSCは、アジア太平洋地域で実施されたプロスペクティブ(前向き)コホート研究の個人データ概要である。コホート41、参加者563,144例、アジア人82%、喫煙者210,961例、非喫煙者352,183例であった。大規模データセットは、リスク因子と心血管イベントの関連の説明を可能にする、と同博士らは指摘している。「特に、多数の出血性および虚血性脳卒中イベントは、それぞれの脳卒中のリスクを確実に評価することを可能にする」と、同博士らは記している。
中央値6.8年間の追跡期間中、4344件の冠動脈性心疾患および5906件の脳卒中が発生した。これらのうち、出血性脳卒中の発生件数は、喫煙者では746件、非喫煙者では899件であった。
喫煙者および非喫煙者のいずれにおいても、115mmHgに低下するまで閾値効果の証拠もなく、収縮期血圧とあらゆる心血管疾患の間に対数線形関係が認められた、と著者らは報告している。収縮期血圧上昇と冠動脈性心疾患および虚血性脳卒中のリスク増加の関連は、喫煙者と非喫煙者のいずれにおいてもほぼ同様であった、と著者らは記している。
しかし、「出血性脳卒中に対しては、SBP[収縮期血圧]と喫煙は相乗的に作用し、喫煙者ではSBPが10mmHg上昇するごとにリスクが約15%増加する」と、著者らは記している。

表 喫煙習慣別収縮期血圧上昇に伴う出血性脳卒中のリスク

尺度
現喫煙者
(ハザード比、95%信頼区間)
非喫煙者
(ハザード比、95%信頼区間)
P
SBPの10mmHg上昇
1.81 (1.73 - 1.90)
1.66 (1.59 - 1.73)
.003

サブグループ解析の結果、男性、アジアの研究センター、65歳以上の高齢者においてのみ、統計学的に有意な関係が認められた、と著者らは指摘している。しかし、この相乗作用の基礎をなす機序は不明であるが、女性および若年者には当てはまらない可能性があること、冠動脈性心疾患および虚血性脳卒中については、喫煙と血圧の間に同様の相互作用は存在しない可能性があることを除外できない、と著者らは付け加えている。
「各CVDについて、BPと喫煙の相互作用が実際に存在するか否かを確認するために、相互作用の機序を確認するために、人口統計学的グループにどの程度特異的であるかを確認するために、脳卒中の病型をよりよく検証し、喫煙習慣および他の評価項目をよりよく評価し、より大規模でさらに標準化されたデータセットを使用する研究をさらに行う必要がある」と、著者らは結論付けている。
このプロジェクトは、オーストラリア国立衛生医学研究所から事業助成金、Pfizer社から付帯条件なしの教育助成金を受けた。著者1名は、National Heart Foundation(ニュージーランド)Fellowshipを受けた。他の著者らは、資金に関する情報を明らかにしていない。

Stroke. Published online March 6, 2008.

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2008/3/21 ヘルペス感染の仕組み解明=免疫抑制の受容体を利用 および 2種類の突起にくっつく −阪大 @nifty.com および m3.comより転載

ヘルペス感染の仕組み解明=免疫抑制の受容体を利用−阪大
 
2008年3月21日(金)1時38分配信 時事通信


 皮膚などにただれを起こし、角膜に感染すると場合によっては視力低下などの重い症状になる単純ヘルペスウイルス(HSV)が、感染する際に細胞の表面の免疫抑制にかかわる受容体(レセプター)を利用していることを大阪大免疫学フロンティア研究センターの荒瀬尚教授(免疫学)らの研究グループが突き止め、米科学誌セルに20日、発表した。
 HSVの国内の年間患者数は約8万人とされ、症状が治まってもウイルスが神経節に潜伏して再発を繰り返すなど、完治が難しい。荒瀬教授は「さらに解明が進めば、感染を防止する治療薬の開発が期待できる」と話している。
 


ヘルペス感染の仕組み解明 2種類の突起にくっつく

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年3月21日】
 人に感染すると発熱や発疹(はっしん)を引き起こす単純ヘルペスウイルスが宿主細胞に入り込む仕組みを、大阪大の荒瀬尚(あらせ・ひさし)教授らが解明し、21日付の米科学誌セルに発表した。
 ウイルス表面にある2種類の糖タンパクが、細胞表面のそれぞれ別の突起にくっつくのがきっかけになっていた。荒瀬教授は「これを防げば感染力を弱められる。新たな治療薬開発の手掛かりになりそうだ」と話している。
 ハムスターの細胞などで実験。片方の糖タンパクがくっつく突起は知られていたが、もう一方の糖タンパクがPILRという突起に取り付くのを発見した。どちらか一方を抗体でじゃますると、感染力が大幅に落ちることも分かった。
 このウイルスは一度感染すると潜伏して完治が難しく、国内で年間約8万人が治療を受ける。免疫力が落ちると脳炎を起こすなど重症化し死亡する例もある。
 北海道大や東京大などとの共同研究。

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2008/3/19 突然襲う睡魔、長い顔の人は注意…睡眠時無呼吸症候群 @nifty.comより転載

突然襲う睡魔、長い顔の人は注意…睡眠時無呼吸症候群

 
2008年3月19日(水)18時3分配信 夕刊フジ


 日中、過度の眠気を引き起こす疾患。その代表格といえるのが睡眠時無呼吸症候群(SAS)。とくに日本人をはじめとするアジア人は罹りやすい骨格をしているというから要注意だ。
 ガガガッーと息が止まる大きなイビキと日中の過度の眠気。そして起床時の寝足りなさや頭痛、インポテンツ(ED)などがその主症状。とくに中年以降の男性に多く、罹(り)患(かん)者は推定2、300万人といわれるが、治療を受けている人は10万人程度というから気づいていない人も多いはずだ。

 原因は睡眠中、のどの筋肉が緩んで気道が狭くなり、何度も呼吸が止まってしまい熟睡ができなくなるため。その要因には加齢や肥満、へんとう肥大などがあげられるが、「日本人の有病率は肥満大国の欧米と同じぐらい高い」と話すのは、スリープ&ストレスクリニック(東京・大崎)の林田健一院長。

 “ロングフェース”といってアジア人に多くみられる“奥行きが狭く、縦に長い顔”の特徴。ただでさえ気道スペースが狭い構造をしているうえに、これに肥満が加わることで一層発症率を高くさせているのだという。

 「いま肥満がなくてもイビキをかくような人は発症リスクが高いので要注意。また中年になってから、体重の増加に伴いイビキと日中の強い眠気が出てきたという人は、すでに発症している疑いが強いですね」

 【診断】

 10秒以上息が止まっている無呼吸の状態が睡眠中1時間当たり15回以上あるか、1時間当たり5回以上で自覚症状があると、SASと診断される。このような状態を放置すると睡眠の質の低下だけでなく、血中の酸素濃度の低下も加わり高血圧や不整脈を引き起こし脳梗塞(こうそく)や心筋梗塞の危険性が3倍になるといわれる。

 【治療法】

 気道閉塞(へいそく)によるSASでもっとも有効な治療法は「CPAP(シーパップ)」。眠るときに鼻にマスクを着け、気道がふさがらないように装置で加圧した空気を送り込む療法。検査(夜間、病院で寝て受ける)で、1時間に20回以上無呼吸があれば保険適用となる。この場合、月1回の外来受診が必要となり、機器のレンタル料も含めてかかる自己負担は月5000円ほどだ。

 「肥満が原因の人は体重を落とせば症状は軽減するので減量は不可欠」と林田院長。

 自分では分からない睡眠中の呼吸。もし日中の眠気が強いようなら妻にチェックしてもらい、独身なら録音機などを使って調べるのもひとつの手だ。

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2008/3/19 はりでうつ病治療 神奈川県立病院、4月から m3.comより転載

はりでうつ病治療 神奈川県立病院、4月から

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年3月19日】
 神奈川県は18日、県立精神医療センター芹香病院(横浜市)で4月から、はりなどを使ってうつ病治療に取り組む「ストレスケア病棟」を設置すると発表した。
 県によると、都道府県立病院でうつ病治療専門の病棟を設置するのは初めてで、はりを使った治療は珍しいという。
 薬が効かなかったり、副作用が大きいうつ病患者などが対象。はりによる血行改善に治療効果があるとみられるという。
 医師、看護師、鍼灸(しんきゅう)師などがチームで治療に取り組み、8の字形のコイルに電流を流して磁気を発生させ、脳を刺激する「磁気刺激治療法」や、患者に強い光を当てることでホルモンの分泌を調整する「高照度光照射療法」なども行う。
 県内の自殺者数は1998年以降、年間1600〜1700人で推移しており、多くがうつ病を患っているとみられるが、患者の約3割には薬が十分効かないというデータがあるという。同病院は「少しでも多くの患者を救いたい」としている。

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2008/3/19 カウンセリングが減量維持に役立つ m3.comより転載

カウンセリングが減量維持に役立つ

提供:WebMD

個人的サポートとオンラインサポートは減量維持に、ある程度役立つ
Salynn Boyles
WebMD Medical News

【3月11日】ダイエットとリバウンドを何度も繰り返している、いわゆるヨーヨー・ダイエットの経験者なら誰でも知っているように、体重を減らすのはやさしいが、それを維持するのは難しい。しかし新規研究によると、長期のカウンセリングとオンラインサポートは、減量効果を長く維持するのに役立つ可能性のある方法である。
減量を維持する方法について検討したこれまでで最も大規模の最も長期にわたる研究において、デューク大学メディカルセンターの研究者らは、個人的サポート、そしてそれほどではないがオンラインサポートが、体重を減らすのに成功した後の減量維持に役立ったことを明らかにした。
しかし研究者のLaura Svetkey, MDは、長期的には、両方のサポート法の効果はそれほど大きくはなかったと、WebMDに語っている
この研究は『Journal of the American Medical Association』3月12日号で発表された。
(減量を維持するのに役立つ電話カウンセリングを試してみましたか?WebMDの減量維持サポートグループ委員会で、他の人々と語り合ってください。)
 
カウンセリングの長期的効果
デューク大学の研究者らが追跡調査したダイエット成功者の大部分が、2年間の追跡調査期間中、少なくともいくらかの減量効果を維持した。70%以上の被験者が研究終了時には研究開始時よりも体重が減っていた。
「[我々の研究結果は]、肥満はなかなか治らない問題であるので、できることは何もないと信じているようにみえる人々に、強力なメッセージを送っている」と、Svetkey博士はニュースリリースで述べている。
しかし全体としては、個人的にまたはインターネットを通じてカウンセリングを受けながら減量した人々と、長期サポートを受けずに減量した人々との間の、減量効果の差は小さかった。
「最終的に、人々の減量に役立った原則と同じものが、体重維持相でも最も役立ったように思われた」と、Svetkey博士はWebMDに語っている。
目標を設定し、社会的支援を求め、やる気を保って取り組むことと同様に、自分の行動を監視することを続けた人々が、長期的に最も成功した、と博士は述べている「これらの事柄は重要であるが、人がいかにしてその段階に到達するかは、その人の状況および必要性によって異なるだろう」。
研究対象になったのは、果物、野菜、低脂肪の乳製品、全粒粉を多く含み動物性脂肪の少ない低カロリー食と運動を併せて実行することによって、6カ月間に平均8.6kg(範囲:4.1?29.9kg)減量できた、1,032例の体重超過または肥満の成人であった。
被験者らをさらに2年間追跡調査した。その間、被験者は、減量維持を助けるカウンセリングを全く受けなかったか、月1回の個人的カウンセリングとサポートを受けたか、または個人的カウンセリングは受けずインターネットを通じたプログラムで同様のサポートを受けたか、いずれかの方法に従った。
減量維持が最もうまく行ったのは個人的カウンセリングを受けた群であり、77%の被験者が2年半後には研究開始時よりも体重が減っていた。
しかし、コンピュータによるサポートを受けた群およびサポートなしの群のそれぞれ69%および67%も、いくらかの減量効果を維持した。
個人的カウンセリング群では合計42%の被験者が、開始時の体重の5%以上の減量効果を維持したのに対して、他の2群では同様の効果が得られた被験者は35%であった。
Svetkey博士は、減量に成功した人々がそれを維持するのに役立つ方法をより適切に同定するために、更なる研究が必要であると述べている。
「現在、減量については多くのことがわかっているが、減量の維持についてはまだほとんどわかっていない」と、博士は述べている。「実際にはこの研究は初期の段階である」。

自己管理と社会的サポート
減量と減量維持に関する研究を行っているDiane Berry, PhDは、自己管理と社会的サポートの組み合わせの両方が、減量効果を維持する鍵だということについて、同意見である。
エール大学の博士号取得後の研究者として、Berry博士は減量に成功し27年間それを維持した女性たちの聞き取り調査を行った。
博士は、自己管理、毎日の運動、および食事量の制限と併せて、減量につながる行動変化を強化するためには社会的サポートが重要であることを見出した。
Berry博士は現在、ノースカロライナ大学(チャペルヒル)において、共に減量に取り組む家族を支援するプログラムを運営している。
「私が支援プログラムで両親と子供達に話していることのひとつに、まず自分自身を大切にしなければならないということがある」と、博士はWebMDに語っている。「これは、健康的な行動変化のための時間を確保することを意味する。もしあなたが毎日いくらかの時間を、より健康になるために費やすなら、あなたにはその時間がそれまでとは違って見え始めるだろう」。

Svetkey, L.P. The Journal of the American Medical Association., March 12, 2008; vol 299: pp 1139-1148.
Laura P. Svetkey, MD, director of clinical research, Sarah W. Stedman Nutrition and Metabolism Center, Duke University Medical Center, Durham, N.C.
Diane Berry, PhD, CANP, assistant professor, University of North Carolina at Chapel Hill School of Nursing.

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2008/3/18 寝てても眠い「睡眠不足症候群」無自覚に急増中 @nifty.comより転載

寝てても眠い「睡眠不足症候群」無自覚に急増中

 
2008年3月18日(火)17時16分配信 夕刊フジ


 日中に強烈な眠気を引き起こす要因はいくつかあるが、近年急増しているのが“睡眠不足症候群”。厄介なのは、本人は無自覚で、放っておくと体調不良や仕事に支障をきたすというから見逃せない。
 平日の睡眠不足を週末の“寝だめ”で一気に解消するというのは、サラリーマンにはありがちなパターン。だが、それでも月曜の朝からスッキリしない、日中にひどい眠気が連日続くようなら要注意だ。

 「最近、とくにサラリーマン層に多いのが、会議中やデスクワークなどの日中の眠気がつらいと訴えてくるケース。検査をしても体に異常はなく、不眠が原因でもない」と話すのは、スリープ&ストレスクリニック(東京・大崎)の林田健一院長。

 専門的には“睡眠不足症候群”と呼ばれ、慢性的な睡眠量の不足が原因。日中の眠気に加えて、集中力や意欲の低下、倦怠感、疲労感などの症状も現れるので、仕事の効率も著しく低下しかねない。

 「ポイントは1日の睡眠量の不足を本人がまったく自覚していないこと。このような人たちには週末や休日になると起きられず、長時間寝ている傾向が強いが、睡眠は“寝だめ”できません。だから、いつまでたっても体調不良を引きずってしまうことになる」

 自分に合った適切な睡眠量には個人差がある。毎晩5時間睡眠で十分足りるというショートスリーパーもまれにいるが、通常少なくても6時間以上はとらないと日中の生活に何らかの支障をきたすようになってくるという。

 自分は気づいていないが、仕事効率の低下から残業や持ち帰りの仕事が増え、結局、睡眠時間を減らしてしまう悪循環に陥っているケースも。夜の睡眠に影響を与えない午後3時前の20分ほどの昼寝は、一時的なリフレッシュになるので有効な対処法だが、根本的な解決にはならない。

 大切なのは「できるだけ早く帰宅して、自分が必要な睡眠時間を確保できるスケジュールに整えること」(林田院長)。寝る直前まで、パソコンを開けて仕事したり、パチンコやコンビニの立ち読みなどで強い光を浴びていると睡眠のリズムを狂わせる。また寝る前のハードな運動やヘビーな食事(飲酒)も寝つきや眠りの質を悪くさせるので気をつけよう。

 「寝つきが悪い人は、就寝時間が安定するまで専門医に睡眠導入薬を処方してもらうといい。いまは作用時間が短く朝スッキリ起きられる薬もある」と林田院長。睡眠の質がよくても絶対量が足りなければ同じ。あなたの睡眠は大丈夫か?

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2008/3/18 マスクだけじゃない…花粉症に「乳酸菌」が強い味方 @nifty.comより転載

マスクだけじゃない…花粉症に「乳酸菌」が強い味方
 
2008年3月18日(火)16時40分配信 夕刊フジ

 
 トップシーズンを迎えた花粉症。薬、マスクなど街中は撃退グッズ“花盛り”だ。そしてこの時期、乳酸菌入り食品も売れている。
 「飛散量が少なかった昨年の同時期と比べると、今年は1、2割売り上げが伸びている」と話すのはKW乳酸菌入りのサプリ「ノアレ」を発売する「キリンヤクルト・ネクストステージ」。

 花粉と乳酸菌。そもそもは数年前にテレビの健康番組で紹介されたことがきっかけで注目を集めた。重症患者の間では「花粉には乳酸菌が効く」が定説になりつつあるという。さらに、最近は花粉症状だけにとどまらず、そのブームの裾野を広げている。

 「アトピー性皮膚炎や鼻炎など、通年型のアレルギーで、継続して活用される方が多くなっている」(「L92−乳酸菌」を発売するカルピス)

 乳酸菌がアレルギー症状全体の改善に作用するのは腸内細菌バランスに大きく関係する。腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れると、免疫力が低下し、アレルギーをはじめさまざまな病気に結びつきやすい。善玉菌である乳酸菌は、腸内で崩れた細菌バランスを正常にするのに有効といわれている。

 「確かに乳幼児の場合、腸内細菌を改善すればアレルギーが発症しにくいとの報告がある。しかし大人の場合、花粉症をはじめアレルギー症状については、腸内以外の要因が多く、まだ結論は出ていない。ただし腸内細菌を健全にすることで、便秘予防、大腸がん予防、老化予防などにも結びつく」と、東海大学医学部感染症学部門・古賀泰裕教授。

 乳酸菌のアレルギー症状改善については未解明の部分もあるが、薬とは違い毎日継続できる、というのは人気の理