鍼灸・整骨の治療だけでなく、身体バランス調整を通した健康的な美容までのトータルケアを

京都市下京区/富士鍼灸整骨院(ふじしんきゅうせいこついん)

2008/4/30 抗がん物質作る木の耐性解明=効率的生産法へ応用期待−千葉大 @nifty.comより転載

抗がん物質作る木の耐性解明=効率的生産法へ応用期待−千葉大
 
 
2008年4月30日(水)4時37分配信 時事通信
 
 日本で開発された抗がん剤「塩酸イリノテカン」に応用されている細胞の分裂増殖を妨げる物質「カンプトテシン」は、庭木にもされるキジュ(喜樹)やクサミズキから抽出して生産されているが、これらの木が自らは影響を受けない仕組みが分かった。千葉大大学院薬学研究院の斉藤和季教授らが30日までに米科学アカデミー紀要電子版に発表した。
 抗がん剤が効かなくなる耐性の仕組みの解明や、カンプトテシンを別の生物を使って効率的に生産する方法の開発に役立つと期待される。
 カンプトテシンは、DNAの複製などを担う酵素「トポイソメラーゼI」の働きを邪魔する。斉藤教授らが、キジュのほか、カンプトテシンを生み出す南西諸島の植物「チャボイナモリ」などを調べたところ、同酵素を構成するアミノ酸の一部が変異していることが判明した。

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2008/4/29 <百日ぜき>成人患者が増加 接種したワクチン効果弱まり @nifty.comより転載

<百日ぜき>成人患者が増加 接種したワクチン効果弱まり


 
2008年4月29日(火)19時51分配信 毎日新聞

 激しいせきを2週間以上繰り返す「百日ぜき」の患者報告数が4月現在、現行体制で集計を取り始めた00年以来で最多のペースで増えていることが、国立感染症研究所のまとめで分かった。成人の患者が増加しているのが特徴で、同研究所は「しつこいせきが続くようなら早めに受診してほしい」と注意を呼びかけている。
 同研究所は00年から全国約3000の医療機関から患者発生の報告を受け集計している。今年は4月20日までに計1264例の報告があった。百日ぜきが流行した00年の同時期は961例で、これを大きく上回る。年間の患者報告数は最多だった00年が3804例、昨年が2926例だったが、同研究所感染症情報センターの安井良則主任研究官は「今の状況が続けば、今年の患者報告数は00年以降で最多となる可能性が高い」と警戒する。
 原因について同センターは「乳幼児のころに接種したワクチンの効果が弱まり、百日ぜきにかかる成人が増えた」と分析する。乳幼児には混合ワクチン接種が実施されており、0〜3歳児の患者報告数は減少。しかし成人の患者は02年から増加し、昨年は全報告数の約31%を占めた。今年の報告分でも全体の約38%(478例)に達している。
 安井主任研究官は「調査からもれて報告されない成人患者はかなりの数に上ると考えられる。また思春期にワクチン接種を追加することを検討する必要がある」と指摘している。【関東晋慈】

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2008/4/29 <鳥インフル>ウイルスは強毒性 十和田湖のハクチョウ @nifty.comより転載

<鳥インフル>ウイルスは強毒性 十和田湖のハクチョウ
 
 
2008年4月29日(火)21時47分配信 毎日新聞
 
 秋田県小坂町の十和田湖畔で死んだり、衰弱したハクチョウから「H5亜型」の鳥インフルエンザウイルスが検出された問題で、県は29日、ウイルスは強毒性の「H5N1型」と発表した。養鶏農家の調査を全県に拡大し、県や各保健所に相談窓口を設置した。

 県によると、4羽のうち3羽の検体を分析した農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究所(茨城県つくば市)から報告があった。野鳥から強毒性のウイルスが検出されたケースは、04年に京都府・大阪府のカラスから、07年に熊本県のクマタカ1羽から同型のウイルスが見つかっており、国内3件目となる。

 環境省は現場周辺の野鳥のふんを採集し、ウイルスの有無を調べる。一方、県は県内全域でハクチョウやカモの飛来地や養鶏農家を調査しているが、これまでに大量死の報告は寄せられていない。

 環境省十和田自然保護官事務所などによると、十和田湖でハクチョウが越冬するようになったのは約10年前。餌付けがきっかけで、青森県側も含めると約300羽が滞在するようになった。例年11月に飛来する。今年は死骸(しがい)が発見・回収された翌日の今月22日に最後の約50羽が北に飛び立ち、現在は一羽も残っていない。【馬場直子】

 ◇大陸飛来のカモから感染か

 今回検出されたウイルスは、どのような経路でハクチョウに感染したのか。京都産業大の大槻公一・鳥インフルエンザ研究センター長は「大陸から飛来したカモがウイルスを持っており、十和田湖などの狭い水域でカモと一緒に泳いだハクチョウが、ふんなどを通じて感染した可能性が高い」と分析する。

 ハクチョウはカモよりウイルスへの抵抗力が弱いといわれ、日本に飛来する前の大陸で感染していれば、もっと早い時期に死んでいるはずだからだ。大槻教授は「欧州でも最近、H5N1型ウイルスに感染したハクチョウが死ぬ例が増えている。ロシアや中国東北部などで強毒化したウイルスが広がっているとみられ、今回もこのウイルスが千島列島、北海道を経由してきたと考えられる」と話す。

 ただしH5N1型などの鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥と濃密に接触しなければ人には感染しないと考えられている。厚生労働省は念のための注意として「弱ったり死んだ野鳥には直接触れず、野鳥や排せつ物に触れた場合は手洗いやうがいをする」ことを呼びかけている。【関東晋慈】

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2008/4/29 患者と向き合っているか 自問する看護部長 「医療漂流-萎縮の現場から」6回続きの(6) m3.comより転載

患者と向き合っているか 自問する看護部長 「医療漂流-萎縮の現場から」6回続きの(6)


記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年4月28日】

 恐れていたミスが起きた。
 4年前。千葉県成田市の成田赤十字病院で、塩化カリウムを点滴パックに混ぜて患者に投与するよう指示された女性看護師が、誤って静脈に直接注射してしまった。患者は死亡。安全教育に取り組み始めた直後だった。
 同病院の石渡祥子(いしわたり・しょうこ)看護部長(51)が振り返る。
 看護師はミスを悔い、落ち込むばかり。「この事故の責任は個人ではなく病院にある」と同病院は組織的に対応に当たったが、遺族の怒りは激しかった。
 「直接会って謝りたいんです」
 事故から数日後、看護師が遺族との面会を願い出た。病院側は迷った末に許可。後日、思いがけない言葉が遺族から返ってきた。
 「将来ある若い人。配慮してあげて」
 看護師は罰金の略式命令を受けたが、遺族との訴訟にはならなかった。
勇気ある謝罪が、理解を得るための近道だった。
 医療ミスなどを理由にした民事訴訟は2006年に約910件。1990年代からほぼ倍増、医療を取り巻く環境は厳しさを増す。
 だが事故被害者側は、刑事訴追や民事訴訟を望んでいるわけではないと口をそろえる。「真実を隠すから不信感が生じ、裁判に持ち込まざるを得ない」とある遺族。
 一方で、事故は医療従事者も深く傷つける。多くの看護師が、事故をきっかけに現場を去っていった。
 「病棟で最終的に患者に接するのは看護師。医師や薬剤師の投薬ミスなどに看護師が気づき、未然に防ぐこともある。でも看護師自身のミスについてはこうしたチェック機能がなく、事故の当事者となってしまうリスクが高い」
 630人を束ね、30年近く最前線に立つ石渡看護部長が看護師の仕事の厳しさを明かす。
 4年前の事故以来、同病院では薬剤の保管方法や使用手続きを厳しくするなどの再発防止策を講じるとともに、臨床心理士がプレッシャーに悩む看護師らのケアに当たっている。
 700を超える病床の利用率は常時9割以上。何種類もの点滴投与が必要な患者も数多くいる。わずかに投与量が違うだけで血圧が一気に30近く上がってしまう薬剤もあり、常に気が抜けない。
 だけどトラブルや訴追を警戒し過ぎていては、医療は信頼を失うだけなのでは-。石渡看護部長はそう考え、いつも自分に問い掛ける。「患者と向き合っているか」

   ×  ×  × 

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2008/4/29 医師の嘆きは「自業自得」 先頭走者が厳しい指摘 「医療漂流-萎縮の現場から」6回続きの(5) m3.comより転載

医師の嘆きは「自業自得」 先頭走者が厳しい指摘 「医療漂流-萎縮の現場から」6回続きの(5)


記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年4月28日】

 神奈川県大和市にある大和成和病院は、中規模ながら心臓血管外科の分野で高い専門性を持つ医療機関として知られる。
 院長の南淵明宏(なぶち・あきひろ)医師(50)が手掛ける心臓外科手術は年に200例近く。国内で突出した数を誇る"トップランナー"は「崩壊」「萎縮(いしゅく)」と医師らが嘆く現状について「自業自得」と突き放す。
 20代。一向にメスを握らせてもらえない環境に嫌気が差し、大学の医局を飛び出した。海外の医療現場でひたすら手術の腕を磨き、帰国後、症例の数を重ねた。
 「技術より研究や論文の実績を重視する医局が頂点に君臨し、事故が疑われるケースでは患者の死因究明どころか隠ぺいに走ってきた」と今の医療界を厳しく批判する。
 同病院で3月下旬、重い心臓病の60代女性の手術が行われ、記者も立ち会った。
 心電図モニターの機械音が鳴り響く。患者の心臓がいったん停止。人工心肺装置のチューブ内を、真っ赤な血が流れ出した。
 左心房から左心室に流れる血液の逆流を防ぐ僧帽弁の閉鎖不全。悪くなった僧帽弁を切り取り、人工弁に置き換える予定だった。
 心臓を切り開いた南淵医師の手が止まった。弁を切り取らずに削って整える「形成術」で済むかもしれない-。「できれば形成を」と望んだ家族の言葉が頭をよぎる。
 トライして駄目だったら当初通り、人工弁の置き換えに切り替えなくてはならず、時間の浪費となってしまう。
 数十秒後。メスを持つ手は、弁の形成へと動きだした。
 2時間あまりにわたる手術終盤、心臓を再び鼓動させた。血液の逆流があればオペはやり直しだ。緊張が走る。麻酔科医が告げた。
 「逆流はありません」
 見学した東京慈恵医大4年の阿見祐規(あみ・ゆうき)さん(22)は「判断が速く技術もすごい。患者をこの手で直接救うことができる心臓外科に魅力を感じる」と目を輝かせた。
 「失敗すれば地獄の果てまで(責任を)背負う覚悟でやっている。それがプロ」。南淵医師はそう言い切る。隠し事のない診療姿勢を理解してもらおうと、手術の様子を毎回ビデオ撮影、希望する患者に渡している。
 若い医師の間でも、勤務が過酷で訴訟リスクの高い産科や小児科を避ける傾向があるとされるが、南淵医師は懐疑的だ。
 「きつくても、あこがれ、目標となる存在がいれば後から続く人材は出てくる。そうならないのは、責任と誇りを持つ医師が少ないからだ」

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2008/4/29 自分も犯罪者に... "崩壊の聖地"でため息 「医療漂流-萎縮の現場から」6回続きの(4) m3.comより転載

自分も犯罪者に... "崩壊の聖地"でため息 「医療漂流-萎縮の現場から」6回続きの(4)


記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年4月28日】

 福島県立大野病院がある同県の太平洋沿岸部。
 「ここは医療崩壊の聖地」
 地元関係者が自嘲(じちょう)気味に言った。同病院の産科医の逮捕後、高リスクのお産の扱いを取りやめる医療機関が各地で相次いでいるからだ。
 この地域で妊娠合併症など難しい症例を一手に引き受けるのは「いわき市立総合磐城共立病院」。産婦人科の常勤医は研修医を含め4人で、年約800件のお産と約700件の手術をこなす。
 産婦人科部長の本多(ほんだ)つよし医師(48)は、以前勤務していた病院で4年前に担当した手術が忘れられない。
 初妊娠で双子が死産となってしまった40代女性。胎盤が子宮に癒着して残り、無理にはがせば大出血の恐れがあった。
 子宮ごと摘出すれば母体への危険は避けられるが、次の妊娠への期待を持つ女性は術前、「何とか(子宮を)残してほしい」と強く訴えていた。
 抗がん剤を使って胎盤を子宮の中で消滅させる方法を選択。しかし治療の途中で大量の出血が起き、急きょ手術による子宮摘出に切り替えた。一命を取り留めた女性は「無理を言って迷惑をおかけしました」と謝罪したという。
 その後、県立大野病院で、子宮に癒着した胎盤をはがす手術中に妊婦が大量出血して死亡。逮捕された加藤克彦(かとう・かつひこ)医師(40)は医局時代の後輩だ。
 「あの時、子宮摘出の決断が遅れていたら自分も...」と本多医師。"犯罪者"になっていた可能性にぞっとし「もう二度と同じことはしたくない」とため息を漏らす。
 厚生労働省の調査によると、全国の産科医療機関のうち24都府県の計77カ所が今年1月以降、お産の休止や取り扱い件数の制限を決めている。産科医不足が主な要因とされるが、医療関係者からは「大野病院事件の影響は大きい」との指摘が出ている。
 福島県でも、今年3月に県立南会津病院の産婦人科医が退職したのを機に、6カ所ある県立病院すべてがお産を取りやめる事態となっている。
 いわき市立総合磐城共立病院には今、「肥満」や「胎盤の位置が低い」など、以前なら近隣の病院で対応していた高リスクとまで言えない事例も、受け入れ要請が相次いでいる。
 数時間の睡眠で日に何件もの手術をすることもある本多医師は、大野病院事件の行方に大きな関心を寄せる。「事故の可能性は常にある。有罪判決が出たら、自分は職場を去るしかない」

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2008/4/29 「魔女狩り」渦巻く批判 産科医逮捕に医療界震撼 「医療漂流-萎縮の現場から」6回続きの(3) m3.comより転載

「魔女狩り」渦巻く批判 産科医逮捕に医療界震撼 「医療漂流-萎縮の現場から」6回続きの(3)


記事:共同通信社
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【2008年4月28日】

 検察官の重々しい声が法廷に響いた。
 「自らの安易な判断で、産婦人科医師としての注意義務に違反する過失を起こし、医師への社会的信頼を害した」
 3月21日の福島地裁。帝王切開手術を受けた女性=当時(29)=が大量出血により死亡し、執刀医が逮捕、起訴された「大野病院事件」の論告求刑公判が開かれた。
 禁固1年と罰金10万円の求刑。被告席の加藤克彦(かとう・かつひこ)医師(40)は手元の書類に目を落としたまま。こぶしを握り締めた遺族の視線が、その背中に注がれた。
 福島県立大野病院(同県大熊町)で悲劇が起きたのは2004年12月17日。論告によると、第2子の誕生を心待ちにしていた女性は、生まれたばかりの女児とほんの少しだけ対面。「ちっちゃい手だね」とひと言だけ語り掛け、帰らぬ人となった。当時3歳だった長男は「お母さん起きて。サンタさんが来ないよ」と泣き叫んだ。
 県警は06年2月、子宮に癒着した胎盤を手術用のはさみで無理にはがし失血死させたなどとして、業務上過失致死と医師法違反の疑いで加藤医師を逮捕した。
 事件は、日本の医療現場を震撼(しんかん)させた。
 日本医学会や日本産科婦人科学会、各県医師会などが相次いで捜査当局を批判する声明を発表。「魔女狩り裁判」「冤罪(えんざい)事件」...。医療界から激しい反発が起こった。
 「できるだけのことを精いっぱいやった」と加藤医師は無罪を主張。東京や神奈川など中央から集まった計12人もの大弁護団が付いた。医療問題に強い"精鋭部隊"が、公判のたびに記者会見を開き、正当性を主張。弁護側証人には臨床経験豊かな周産期医療の権威が続々と登場し「極めて難しい症例で処置に過失はなかった。起訴は無謀」と繰り返した。
 「今回のケースで有罪となれば、難しい症例を扱う医師はいなくなる。結果的に社会に大きなマイナスの影響を与える」。日本産科婦人科学会常務理事の岡井崇(おかい・たかし)昭和大教授は、そう指摘する。
 事件は政府も動かした。厚生労働省は医療事故調の議論を急加速。組織の具体案を考える検討会を発足させ、今年4月には事故調の活動を捜査に優先させる方針を明らかにした。「このままでは医療界を抑えられないと判断した」と同省幹部。
 「有罪なら医療は確実に崩壊に向かう」と医療関係者。「許さない」と厳罰を求める遺族。加藤医師への判決は夏にも言い渡される。

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2008/4/29 誤診の疑いで聴取19回 「事故調」の必要性を痛感 「医療漂流-萎縮の現場から」6回続きの(2) m3.comより転載

誤診の疑いで聴取19回 「事故調」の必要性を痛感 「医療漂流-萎縮の現場から」6回続きの(2)


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【2008年4月28日】

 「先生は肺水腫を見逃したのではないか」
 関東の小都市にある警察署の取調室。事情聴取は、約半年間に19回にも及んだ。逮捕されるかも...。都内の大病院に勤務する男性医師(53)は「診断に誤りはない」と恐怖に耐えながら訴えた経験を明かした。
 専門は循環器。2002年秋、アルバイト先の民間病院で休日診療をしていた。全身のだるさと微熱を訴える70代の男性患者が来院した。エックス線写真で右胸に影を確認し、肺炎と診断。入院させ点滴などの治療をしたが、夜間の当直医と交代した約3時間後、患者は死亡した。予期できない急変だった。
 4年余りが過ぎた昨年2月に突然、業務上過失致死事件の捜査対象として警察に呼び出された。
 「臨床経験のない法医学者の鑑定をよりどころに、僕が肺水腫を見逃したために患者は死亡した、という構図を描き、物事を都合よく当てはめようとしていると感じた」と医師。
 昨年秋に書類送検されたが、検察は「嫌疑不十分」として不起訴にした。潔白を訴えるために依頼した弁護士費用などは約500万円に上った。
 事故から約1年後、訪ねて来た遺族と約2時間にわたり話し合った。「すべてをガラス張りにして僕の考えを話したが、納得は得られなかった」。今も病院と遺族との話し合いが続く。
 医療事故被害に遭った遺族が、捜査や裁判を通じ、真実を知りたいと期待するケースは少なくない。医師は「警察の捜査は個人の刑事責任追及が目的で、真の死因究明は不可能」と指摘する。
 医療事故の再発防止を重視して厚生労働省は、公平な第三者の立場で死因を究明する新組織「医療安全調査委員会」の創設を急ぐ。事故が疑われる死亡例について、臨床医ら専門家が調べて真相を解明する組織で「医療事故調」とも呼ばれる。
 厚労省の案は医療従事者の刑事責任免除まで認めないことなどから、医療界には反対が根強い。
 しかし医師は「僕のようなケースをなくすには、専門組織をつくるしかない」と断言する。医療事故被害者の集会にも積極的に足を運び、事故調の必要性を訴える日々だ。別の医師から「なぜ国の後押しをするのか。厚労省からカネでももらっているのか」と激しくののしられたこともあるが、信念は変わらない。
 「容疑者とされた自分にはよく分かる。このままでは医師と患者双方が不幸。一歩でも二歩でも前に進むことが医療の萎縮(いしゅく)解消と信頼回復につながるんです」

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2008/4/29 事故恐れ手術室封印 院長、再開できぬと6年余 連載企画「医療漂流-萎縮の現場から」6回続きの(1) m3.comより転載

事故恐れ手術室封印 院長、再開できぬと6年余 連載企画「医療漂流-萎縮の現場から」6回続きの(1)


記事:共同通信社
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【2008年4月28日】

 "封印された手術室"は2階の片隅にあった。ひんやりとした独特の空間。天井に据え付けられた大きな照明。しかしその下に、患者が横たわる手術台はない。棚の手術用器具はカバーで覆われたまま...。
 首都圏のベッドタウン千葉県四街道市。「四街道さくら病院」は、99床と小規模ながら外科、内科、整形外科などを掲げ、人工透析にも力を入れる。だが2001年末以降、手術はしなくなった。
 「今の医療を取り巻く状況が変わらない限り、再開できない」と林克英(はやし・かつひで)院長(50)。医師歴24年のベテラン消化器外科医だ。
 手術中止は当初、経営的な考えからだった。常勤医は林院長を含め3人。麻酔科医はおらず、手術のたびに外部から派遣してもらう必要がある。手術要員の看護師を確保する余裕もない。
 さらに「万が一の事態」が林院長の脳裏をよぎる。
 予期せぬ患者の死?。医療ミスを疑い、患者側が医師や医療機関に損害賠償を求める訴訟や、警察が医師らを立件するケースはここ10年ほどで急増している。遺族から訴えられたり警察の捜査を受けたりすれば、小さな病院の経営はたちまち立ち行かなくなる。
 「医療は不確実なもので『絶対安全』はなく、一歩間違えば誰でも刑事訴追される恐れがある」
 手術が必要な患者は受け入れず、近隣の総合病院などを紹介。術後管理だけを四街道さくら病院が引き受ける。
 「手術台は別室に保管し、器具も滅菌すればすぐに使える状態にある」と林院長。外科医としての意地-。それが手術室を残している理由だ。

  ×  ×  ×
  
 東京都内に住む30代後半の外科医の男性は最近、勤務先の2次救急病院に退職届を出した。
 「死亡した患者の遺族から、根拠のない医療ミスを疑われたことがある。人の生死にかかわるリスクの高い仕事なのに割に合わない。やってられない」
 医師が信頼されない時代になったと実感する。激務を覚悟で外科を志した学生時代。今は180度違う心境に変わったという。
 昼夜連続の長時間労働や強制的なサービス残業。医療訴訟や医師が刑事訴追される事件の増加で、完全になえた。「辞表を出したら楽になった」。4月から救急とも当直とも無縁の、小さな診療所に勤め始めた。

 ×  ×  ×
  
 医療関係者の間で今、事故のリスクを懸念し、診療に消極的になる風潮が広がっているとされる。"萎縮(いしゅく)"の現場で苦闘する医師らを追った。

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2008/4/29 悔れない「ラジオ体操」の健康効果 @nifty.comより転載

悔れない「ラジオ体操」の健康効果


2008年4月29日(火)10時0分配信 日刊ゲンダイ
 
 子供のころ、誰もがやったことがあるラジオ体操。大人になってすっかり忘れてしまっている人が多いけれど、実は中高年の健康維持に絶大な効果があるという。気軽に実践できるラジオ体操健康法を、専門家に聞いた。

体力年齢が10歳若返る

「中高年の間でウオーキングがブームですが、ウオーキングで脚以外の筋力をつけたり、背中から腰にかけての筋肉を柔らかくするのは無理。ラジオ体操なら、激しい動きやゆったりした動きが組み合わされており、短時間で効率よく全身を動かすことができます」
 こう言うのは、「図解本当はすごい『ラジオ体操』健康法」(中経出版)の著書がある、中京大学体育学部の湯浅景元教授だ。
「40〜50代になると筋力や持久力の個人差が大きくなります。これは実は老化の差ではなく、日ごろの運動量の差。老化は防げませんが、ラジオ体操を継続すれば体力年齢は10歳若返らせることができます」(湯浅氏)
 ラジオ体操は、第1・第2で計26種類の動きを組み合わせたもの。これを正しく実践すると、脈拍は安静時の約2倍の100以上に上がり、約60キロカロリーを消費するという。
「成人男性の場合、1日あたりの望ましい運動量は300キロカロリー。このうちの5分の1をラジオ体操で消費すれば、残りは通勤などの日常的な活動で十分消費されます」(湯浅氏)

早起きをする必要はない

 ラジオ体操と聞くと、“毎朝6時半からNHKの放送に合わせてやるもの”とのイメージが強い。早起きが苦手のサラリーマンにはキツイ。
「ラジオ体操は、毎日継続しなければ効果がありませんが、必ずしも早朝にやる必要はありません。中高年のビジネスマンにお勧めなのは、夜、布団に入る20〜30分前の体操です」(湯浅氏)
 多少、酒が入っていてもかまわない。朝のNHK放送を録音して、それを聴きながら、メリハリをつけて体を動かす。伸ばすところは、しっかり伸ばして、筋肉を緩めるところは、しっかり緩める。
「人の体は、体温が下降気味のときに寝つきやすくなる。体操をすると体温が上がりますが、終えてしばらくすると体温が下がり始めます。これによって快適な睡眠を得られる。また運動の効果は睡眠中に出てくるため、就寝前のラジオ体操はより効果的なのです」(湯浅氏)

脚力低下・息切れ・メタボを解消

 この方法で継続すれば、健康維持効果は絶大だ。何よりメタボ体策や精力増進にもつながるというから心強い。
「息切れの原因は、呼吸器系の運動能力低下と脚力低下。ラジオ体操の胸を伸ばす運動や深呼吸で呼吸器系を鍛え、両脚で跳ぶ運動や脚を曲げ伸ばす運動で脚力を鍛えることができます」(湯浅氏)
 全身運動が心臓を鍛えるため、これも息切れ対策になる。血流と筋肉の活動が活発になることで脂肪が燃え、メタボ対策の効果も期待できる。
「体を前後に曲げる運動や体を回したり胸をそらす運動によって、背筋や腹筋を鍛えるとともに柔軟にし、腰痛の慢性化を防ぎます。基礎体力がつくことで自信がつくと、精力も増し、性生活も改善しますよ」(湯浅氏)
 実は、ラジオ体操は今年が誕生80周年にあたる。長い歴史を誇っているのには、こんな理由があったのだ。

【2008年4月26日掲載】

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2008/4/29 アルツハイマー治療に光、さい帯血注射で有効? @nifty.comより転載

アルツハイマー治療に光、さい帯血注射で有効?


2008年4月29日(火)3時2分配信

 読売新聞へその緒の血液(さい帯血)を静脈に注射する手法で、アルツハイマー病の原因物質を脳内で蓄積しにくくすることに、埼玉医科大総合医療センターの森隆准教授と米国・南フロリダ大のチームが成功した。
 さい帯血移植は白血病などの治療に広く使われているが、高齢社会で増加しているアルツハイマー病の治療にも有効である可能性がでてきた。成果は、米医学誌「ステム・セルズ・デベロップメント」(電子版)に掲載された。
 アルツハイマー病は、脳にアミロイドベータ(Aβ)と呼ばれるたんぱく質が異常に蓄積することで神経細胞が死に、認知障害が出る病気。そのため、Aβの蓄積を抑える薬の開発が世界中で進められている。
 研究チームは、生まれつきAβが蓄積しやすいマウス10匹の静脈に、2〜4週間おきに人のさい帯血細胞を10万個ずつ計8回注射した。すると、さい帯血細胞を注射しなかったマウスに比べ、脳内のAβ量は約7割減少した。

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2008/4/28 過剰な減量指南に罰則 仏、やせ過ぎ対策 m3.comより転載

過剰な減量指南に罰則 仏、やせ過ぎ対策


記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年4月28日】
 フランス国民議会(下院)はこのほど、主に若い女性を対象に行き過ぎた減量ダイエットを指南するようなインターネットサイトやメディアの当事者に最高で禁固3年、罰金4万5000ユーロ(約730万円)を科す「やせ過ぎや拒食症の扇動と戦う法案」を賛成多数で可決し、上院に送った。
 やせ過ぎた体形への女性のあこがれに政治が介入し、過剰なダイエットが引き起こす健康被害に歯止めをかけようとする試み。上院事務局によると、法案は上院でも可決される見通しだ。
 法案は「長期にわたる食事制限によって行き過ぎた減量を行わせ、その結果として健康を危うくする行為」に罰則を与えると規定した。
 フランスでは拒食症患者が3万-4万人に上るとされ、バシュロナルカン保健・青年・スポーツ相は4月上旬、ファッション、広告、メディアの各業界関係者との間で、過剰な減量をあおらないよう申し合わせた。
 下院審議でバシュロナルカン氏は一部のインターネットサイトについて「吐き戻しやすい食品を紹介したり、食事を取った後、自らを痛めつけるよう奨励したりしている」と指摘。こうした減量指南は「死のメッセージだ」と非難した。

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2008/4/28 筋萎縮性側索硬化症の新遺伝子特定 @nifty.comより転載

筋萎縮性側索硬化症の新遺伝子特定
 
 
2008年4月28日(月)22時0分配信 共同通信

 全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病である筋萎縮性側索硬化症(ALS)の原因とみられる新たな遺伝子を特定したと、小野寺理新潟大准教授と群馬大、長崎大のチームが28日発表した。論文を米専門誌に掲載。患者の約1割を占める遺伝性ALSの研究を通じ原因遺伝子の1つは既に発見されているが、その遺伝子によるALSは神経細胞の状態が遺伝性でない患者と異なるため、別の角度からの研究が必要とされていた。

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2008/4/28 マラリア原虫の受精に必須のたんぱく質発見 m3.comより転載

マラリア原虫の受精に必須のたんぱく質発見


記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年4月27日】

マラリア:原虫の受精に必須のたんぱく質 自治医大など発見

 マラリアを起こすマラリア原虫の受精に不可欠なたんぱく質を、自治医科大学などが発見した。このたんぱく質を持たない原虫は受精しないことも確認し、同大医学部の平井誠助教(寄生虫学)は、「マラリアの伝染拡大を食い止めるワクチンの開発に弾みがつく」としている。
 マラリアは感染者の血液を蚊が吸うと、蚊の体内で原虫が受精し増殖する。同大や理化学研究所などの共同研究チームは、立教大のチームが発見した植物の受精に必要な「GCS1」という特殊なたんぱく質に着目した。
 マラリア原虫で、このたんぱく質の働きを調べた結果、GCS1が働くことで原虫が受精し、増殖することを確認した。GCS1を持たない原虫を作成したところ、蚊の体内で原虫が受精・増殖しないことを突き止めた。
 GCS1の働きを阻害するワクチンをつくり投与すれば、蚊が血を吸っても原虫は増殖せず感染拡大を防げるという。原虫そのものを攻撃する従来のワクチンなどと併用すれば、「やがてはマラリア撲滅へ進む可能性がある」(平井助教)という。【松谷譲二】

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2008/4/28 「大学入学までに予防接種を」 昨年流行、はしか対策で意見交換会 m3.comより転載

「大学入学までに予防接種を」 昨年流行、はしか対策で意見交換会


記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年4月26日】

はしか:昨年流行、対策で意見交換会 「大学入学までに予防接種を」 /京都

 ◇48校参加、府側に要望
 大学などで昨年、ゴールデンウイーク後にはしか(麻しん)が流行したことを受け、府は京都市と府医師会と共同で24日、大学や専門学校など府内48校の保健担当者らとの意見交換会を開いた。大学など38校のアンケート結果が公表され、4校での在校生への予防接種実施などが報告された一方、大学側からは高校段階までの予防接種徹底などを求める意見が出た。
 はしかは昨年、10-20代を中心に01年以来の大流行となり、全国で大学の休校が相次いだ。交換会は昨年6月に続き2回目。
 国は12年までに国内のはしか流行をなくす「麻しん排除計画」を策定し、今年度から実施。1回しか接種を受けていないか未罹患(りかん)の児童生徒は、中学1年か高校3年時に市町村の負担などで予防接種を受けられようにした。
 立命館大の担当者は「昨年は約5000人を約2週間休ませた。保護者から費用援助があったので、全学生約3万5000人のうち約1万1000人が任意でワクチン接種をできた。しかし、本来、接種は大学入学までに行なわれるべきだ」と訴えた。また、「介護や教育実習生を対象に抗体検査は実施したが、ワクチンは費用的に難しい」(同志社大)「パンフレットやホームページ、学内掲示で抗体検査受診や発症時の対応を呼びかけているが、大規模大学では学生の健康把握は難しい」(京都大)など、行政の積極対応を求める意見が出た。
 これらに対し、府は「国の排除計画に基づき接種を進めたい」、府医師会は「国へ更なる対策を求めるため、医師会も自治体も大学も声を上げよう」などと発言した。
 府健康対策課は「昨年は情報もワクチンも乏しく、行政も大学も意表を突かれた形になったが、今年は各方面で態勢ができつつある。この取り組みが続けば、昨年ほどの流行は抑えられる」としている。【藤田文亮】

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2008/4/28 レタスからアレルギー抑制薬 @nifty.comより転載

レタスからアレルギー抑制薬
 
 
2008年4月28日(月)18時46分配信 共同通信
 
 レタスの葉に含まれる葉緑体に、アレルギー反応を抑える薬剤成分をつくらせることに、京大と奈良先端科学技術大学院大のチームが成功し、28日発表した。植物を工場として利用し、安全で安価な薬品製造につながる成果。将来は“食べるアレルギー薬”が登場する可能性もありそうだ。この成分は「チオレドキシン」というタンパク質。炎症反応を抑えぜんそくやアトピー性皮膚炎の症状を和らげる効果がある。

 
 
<長寿レタス>奈良先端科技大と京大が開発、実用化目指す
 
2008年4月28日(月)21時52分配信 毎日新聞


 奈良先端科学技術大学院大の横田明穂教授と、京都大ウイルス研究所の淀井淳司教授の研究グループは28日、ストレスやアレルギー、がんから体を守り、長寿に導くたんぱく質「ヒトチオレドキシン1」を多量に含むレタスの開発に成功したと発表した。ヒトチオレドキシン1を植物を使って生産したのは世界初。3年後の実用化を目指しており、薬や健康食品、化粧品などの開発につながる成果として注目される。
 グループは、植物の葉緑体がたんぱく質を多量に蓄積できることに注目。容易に生産できるレタスの葉緑体ゲノムに、ヒトチオレドキシン1の遺伝子を導入する手法で、レタス1株(350グラム)当たり0.7グラムの精製に成功した。
 野菜を使うため安全性が高く、大量生産が可能。この手法だと遺伝子組み換えが葉緑体部分にとどまるため、花粉が飛散しても生態系を乱したり、環境を汚染する心配がないという。今後、企業とも連携し、人体への安全性をさらに確認する。
 ヒトチオレドキシン1は80年代後半、淀井教授らが発見した。抗酸化や抗炎症、抗老化作用を持ち、過剰摂取による中毒もほとんどないため応用が期待されていた。既に大腸菌からの精製が成功して実用化に向け研究が進んでいるが、毒性のあるエンドトキシンを多く含むため精製コストが高く、安全面でも課題が残っていた。【谷田朋美】

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2008/4/26 自転車と同じ有酸素運動…レッツ!!ボウリング(中) @nifty.comより転載

自転車と同じ有酸素運動…レッツ!!ボウリング(中)


2008年4月26日(土)16時45分配信 夕刊フジ
 
 連載「レッツ!! ボウリング」の2回目は健康編。話題のメタボ対策を含め、果たしてボウリングは健康にどんな効果があるのか−。
 
 ボウリング3ゲームで消費カロリーは約105キロカロリー−。社団法人日本ボウリング場協会の依頼で、横浜市立大の村松茂教授(運動生理学)が心拍数をもとに導き出した数字だ。ただし被験者は20歳前の女性で、ゆっくりとしたゲーム運びでの数値なので、最低ラインの消費量といえそう。
 実際は、体重や運動時間によって消費カロリーにはかなりの差が出る。最近よく使われる、米スポーツ医学会発表のカロリー計算法・メッツ法では、体重60キロの人が45分かけて、ボウリング3ゲームを行うと、約141キロカロリー消費した計算になるという(別表)。

 お茶碗に軽く1杯のごはん相当の約150キロカロリーにも満たず、脂肪量は約20グラム(脂肪1グラム=7.2キロカロリーで計算)しか減らないことになる。なぁんだという声が聞こえそうだが、ちょっと待った!

 肥満研究の第一人者である愛媛大学の奥田拓道名誉教授によると、ダイエットには「脂肪をまず体内で分解するためには運動が必要。運動することによって、脳下垂体から脂肪の分解を促すホルモンが出てくるからです」。なかでも健康的に体を引き締めるのに適した運動が有酸素運動だ。
 もう少し説明しよう。メタボリックシンドロームは内臓脂肪蓄積と、高血糖・高血圧・高脂血症のうち2つ以上を合併した状態。脂肪細胞が大きくなりすぎて壊れると、脂肪が分解されて脂肪酸とグリセロールという物質になり、体内へ垂れ流される。その9割を占める脂肪酸がメタボの“主犯”だが、それは筋肉で炭酸ガスと水に分解される。その際必要なのが酸素。つまり、酸素によって筋エネルギーを生み出す有酸素運動がメタボ対策には必須というわけ。

 そう、ボウリングはれっきとした有酸素運動。固定式自転車やウオーキングと同じ強度で、疲れもあまり感じない。娯楽性が高く、飽きずに続けられる利点もある。
 また、腕よりも下半身を中心とした体躯の筋力を使うので、下半身から始まる老化対策にもおすすめ。理想は1回1時間、週に3、4回、仲間と行うなど、とにかく継続が力なり、だ。


 【メッツ法の消費カロリー計算式】

 運動の強さ(メッツ数)×運動時間(h)×体重(kg)×1.05=消費エネルギー量(kcal)
 (田中喜代次筑波大学大学院教授監修、ダイフクBM会発行「KAREI」より。他に諸説も)


 【メッツ数(運動の強さ)】

 3メッツ=ボウリング、ウオーキング、固定式自転車
 4メッツ=アクアエクササイズ、速歩、卓球
 5メッツ=野球、ソフトボール、ドッジボール
 6メッツ=強度の筋トレ、バスケットボール、水泳
 7メッツ=ジョギング、サッカー、テニス、スキー
 8メッツ=サイクリング(時速20キロ程度)
 10メッツ=格闘技、ラグビー

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2008/4/26 「がんワクチン」臨床試験拡大、他に治療法ない170人対象に @nifty.comより転載

「がんワクチン」臨床試験拡大、他に治療法ない170人対象に


2008年4月26日(土)14時36分配信 読売新聞
 
 東京大医科学研究所病院(東京・港区)は5月から、手術や抗がん剤、放射線などの治療が適さない乳がん、大腸がんなどの患者約170人を対象に、大規模で本格的な「がんワクチン」による臨床試験を行う方針を決めた。
 がんワクチンは、がん細胞特有の目印物質(抗原)を複数注射し、がん細胞を攻撃する免疫力を増強する治療法で、副作用が少ないのが特徴。国内13大学で行われた小規模試験では一部のがん患者でがんの増殖抑制効果が確認されており、成果が注目される。
 同病院が臨床試験を行うのは、食道がん、胃がん、膵臓(すいぞう)がん、乳がん、肺がん、大腸がんの6種。代表的ながんを対象に網羅的に試験を行うのは国内で初めて。
 対象は、ワクチン投与以外に治療法のない患者。例えば、女性ホルモンや「HER2」という遺伝子が病気の進行に深くかかわっている乳がんでは、これらを抑える薬が効果を示しているが、臨床試験の対象は、こうした治療薬の対象とならない患者で、乳がんでは年間4000〜8000人が該当するとみられる。

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2008/4/25 新インフル、改正法成立へ 発生直後から患者隔離も きょう参院本会議で 「医療ニッポン」 m3.comより転載

新インフル、改正法成立へ 発生直後から患者隔離も きょう参院本会議で 「医療ニッポン」


記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年4月25日】
 大流行すれば国内で最大64万人の死亡が推定されている新型インフルエンザへの対策を盛り込んだ、感染症法と検疫法の改正案が24日、参院厚生労働委員会で可決された。25日の参院本会議で可決、成立する見通し。
 新型インフルエンザは未発生だが、危険性が高い感染症とあらかじめ法律に位置付けておくことで、発生直後から、患者の隔離など迅速な対応を取れるようにする。水際対策をはじめ、政府が計画するさまざまな新型インフルエンザ対策の法的根拠になる。
 改正案は、感染症法に新型インフルエンザに関する規定を新設し、エボラ出血熱やペストなどの「1類感染症」に準じる危険性が高い感染症に分類。患者の強制入院や検疫などの措置を取れるようにした。衆院での修正で、症状がなくても感染が確認されれば、患者と同様の強制措置の対象となることも盛り込んだ。
 また、航空機や船舶で患者の座席の近くに座ったなど「感染した恐れがある人」が入国する際、感染の有無を確認するため、10日間程度の一時的な隔離である「停留」ができる規定も新設。その施設として医療機関だけでなくホテルなども利用可能とした。
 ワクチンや治療薬については、国が研究開発を促進させ、必要な量の備蓄に努めるとした。
 一方、新型インフルエンザへの変異が懸念され、今年6月までの期限で指定感染症に位置付けられている鳥インフルエンザ(H5N1型)を2類感染症に分類。引き続き患者の入院措置などを取れるようにした。


▽新型インフルエンザ

 新型インフルエンザ 人に感染しにくかった鳥インフルエンザウイルスなどが、人から人に感染しやすい性質に変わって発生するインフルエンザ。ほとんどの人が免疫を持たないため、短期間に拡大し、世界で大流行する恐れが大きい。発生した場合、国内で最大64万人が死亡すると政府は推定している。現在、アジアを中心に鳥から人への感染が相次ぎ、死者も出ている鳥インフルエンザ(H5N1型)が新型インフルエンザになることが懸念されている。

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2008/4/25 抗生物質は急性副鼻腔炎の治療にやや有効 m3.comより転載

抗生物質は急性副鼻腔炎の治療にやや有効


提供:Medscape

症状が8日間以上持続している単純性の急性副鼻腔炎を呈するプライマリケア患者に対しては、抗生物質による治療効果はそれなりにあるものの、未治療でも患者の80%では2週間以内に症状が改善することがコクランレビューにより示されている。
Laurie Barclay


【4月18日】急性上顎洞炎の治療には、抗生物質の有効性と副作用と耐性菌出現のリスクとの間のリスクとベネフィットのバランスを考えるべきである、との結論が、『Cochrane Database Systematic Review』4月16日号に掲載されたコクランレビューから示されている。同レビューでは57件の研究がレビュー対象となった。このレビューにより、症状が8日間以上持続している単純性の急性副鼻腔炎を呈するプライマリケア患者に対しては、抗生物質による治療効果は小さく、未治療でも患者の80%では2週間以内に症状が改善することが示された。
「副鼻腔炎は外来診療を受けている成人に診断されることが最も多い疾患のひとつであるが、副鼻腔炎における抗生剤の有用性については専門医の見解は分かれている」と、国立保健福祉研究開発センター/STAKES、フィンランド健康技術評価室/FinOHTA(Finnish Office for Health Technology Assessment/FinOHTA, National Research and Development Centre for Welfare & Health/STAKES)(フィンランド、タンペレ)のAnneli Ahovuo-Saloranta, DDSらは述べている。
「重度または持続性の中等度の症状を呈し、特定の細菌性副鼻腔炎の所見が認められる患者だけを狭域抗生物質で治療する方法から、急性の細菌性副鼻腔炎患者をすべて広域抗生物質で治療する方法まで、急性副鼻腔炎に対して推奨されている治療は多岐に渡る。抗生物質の目的は、症状を緩和して副鼻腔の正常な機能を回復させ、合併症と慢性副鼻腔炎の発症を予防することである」。
このレビューの目的は、急性副鼻腔炎の治療に対する抗生物質の有効性を評価し、有効性が認められた場合は、最も有効な抗生物質のクラスを特定することであった。レビュアーらは、成人の急性上顎洞炎に対する抗生物質とプラセボ、または別のクラスの抗生物質を比較する無作為化比較対照試験について、コクラン比較対照試験中央登録情報(CENTRAL[Cochrane Central Register of Controlled Trials]、『Cochrane Library』2007年第3号)、MEDLINE(1950年-2007年5月)、EMBASE(1974年-2007年6月)を検索した。
X線検査または細菌培養による確定診断の有無にかかわらず、急性副鼻腔炎が臨床診断された試験をレビュー対象とした。
2人以上のレビュー著者が独立して検索結果の選別とデータ抽出を行い、レビュー対象とした試験の質を確認した。実施された治療が奏効したか不奏効であったかを評価するため、介入群と対照群の差についてリスク比(RR)を計算した。プラセボ対照比較臨床試験のメタアナリシスについては、全クラスの抗生物質のデータを統合した。主要評価項目は、7-15日目と16-60日目の経過観察時における臨床的不奏効率であった。
レビュー対象とした57件の試験のうち、6件がプラセボ対照比較臨床試験、51件が別のクラスの抗生物質同士を比較した試験であった。5件の試験には計631例の被験者が組み入れられており、この5件からは臨床的不奏効(7-15日目の経過観察時に治癒または改善が認められないことと定義)の観点から抗生物質とプラセボの比較を行えるデータが得られた。
これらの試験では、抗生物質の方がプラセボよりも統計学的にわずかに有効性が高く、プールしたRRは0.66(95%信頼区間[CI]、0.44-0.98)であった。しかし、プラセボ群(80%)でも抗生物質群(90%)でも治癒率や改善率が高かったことから、臨床的にはこの結果の有意性は明確には示されなかった。
臨床的不奏効が、完治が認められないことと定義されていた試験は6件あった。これらの試験では、抗生物質の方がプラセボよりも有意に有効であり、7-15日目の経過観察時のプールしたRRは0.74(95% CI、0.65-0.84)であった。抗生物質製剤のうち、どれかが格段優れている訳ではなかった。
「症状が8日間以上持続している単純性の急性副鼻腔炎を呈するプライマリケア現場の患者に対しては、抗生物質による治療効果は小さいながらも認められた」と、このレビューの著者らは結論している。
「しかし、抗生物質未投与の患者の80%では、2週間以内に症状が改善する。臨床医は、個人レベルでも一般集団レベルでも、抗生物質による副作用の可能性と、わずかな治療効果とのバランスを考慮する必要がある」。
国立保健福祉研究開発センター/STAKES、フィンランド健康技術評価室/FinOHTA(Finnish Office for Health Technology Assessment/FinOHTA, National Research and Development Centre for Welfare & Health/STAKES)(フィンランド)が本レビューを支援した。著者らは関連する金銭的関係がないことを公表している。
Cochrane Database Syst Rev. Published online April 16, 2008.

Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape

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2008/4/24 社会復帰へ支え合い 摂食障害と向き合う/3 m3.comより転載

社会復帰へ支え合い 摂食障害と向き合う/3


記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年4月24日】

摂食障害と向き合う:/3 社会復帰へ支え合い

 平日の昼下がり。キッチンで、作業着姿の女性5人が和やかに言葉を交わしながら手を動かしている。作っているのはパウンドケーキ。教会や地域のバザーなどで販売するための商品だ。慣れた手つきで薄力粉をふるいにかけ、手早く材料を混ぜ合わせていく。
 横浜市金沢区にある「ミモザ」は全国的にも珍しい摂食障害者のための地域作業所だ。同じ病を抱える女性たちに居場所を提供し、社会復帰に向けたリハビリテーションの場として98年に開所した。運営するのは、摂食障害者を支える市民団体「のびの会」(同区)。福富静子代表は「病気が長期化して、再び社会へ出ることに抵抗を感じる人も多い。社会に戻る前のワンステップとなる場が必要」と意義を語る。
 摂食障害者には、うつ状態を伴ったり、過食がひどく引きこもりになったり、仕事を始めても長続きしないケースも多い。ミモザでは、生活リズムを整え、物事を継続する力を養ってもらおうと、日替わりでプログラムを設けている。菓子類を作る作業のほか、食行動を直すための食事会、家族関係や体のコンプレックスなど悩み別のミーティングも行う。
 ミモザに通って6年目の女性(28)は「以前は食べ物に振り回されていたのに、執着がなくなり、自分も人の役に立てると思えるようになった」とほほ笑む。別の女性(38)も「病気を克服した仲間の姿を見ることで、自分も変われた」と話す。

    *

 のびの会ではもう一つ、画期的な取り組みをしている。同会の嘱託心理療法士、武田綾さんが06年から始めた少人数グループでの認知プログラムだ。「一口食べたら太る」といった摂食障害者特有の物事のとらえ方や認知のゆがみを修正し、行動を変えていくためのノウハウを学ぶ。
 食行動の問題に注目し不要な過食を避ける方法を身につける「ビギナーコース」と、再発防止のため自分の感情をコントロールする方法を身につける「ベテランコース」があり、いずれも全10回。食事や対人関係など、日常生活で直面する現実的な問題に焦点を当てる。参加条件は、適正な体重があり、主治医から許可を得ていること。3-4人の固定メンバーで隔週開かれる。
 昨年末に実施されたビギナーコースの4回目。武田さんの元に集まった4人の女性が、過去2週間の食事内容やその時の感情、過食や下剤使用の有無などを細かく記した「食事日記」を発表しあった。「食べていないのにやせないからイライラする」「不安がある時に、それを言葉にできないから過食で解消してしまう」--。互いの食事日記に耳を傾けながら、正直な思いを包み隠さず話す。その後、過食しそうになった時の対処法を皆で考えた。
 武田さんは「互いを鏡とすることで、より自分が見えてくる。同期の仲間と助け合い、修了生からアドバイスをもらって、縦横のつながりを持てる点も強み」と、グループ療法の意図を話す。
 両コースを修了した女性(27)は「今までは食べ吐きすることで自分の問題を見ないようにしていたけど、そんな自分を受け入れ、今できることを積み重ねていこうと思えるようになった」と話した。【川久保美紀】=次回は29日に掲載

……………………………………………………………………………

 ■支援グループの連絡先 
 ★ミモザ  電話045・787・4329(火-土の10-17時)
       ホームページ(http://www17.ocn.ne.jp/~mimoza/indexn.html)
 ★のびの会 電話045・787・0889
      (相談は月・水の11-15時。患者家族のためのミーティングや勉強会も定期的に開催)
 ■各地の主な自助グループ 
 ★NABA(東京都世田谷区)
           http://www8.plala.or.jp/NABA/
 ★かなりあしょっぷ(滋賀、京都、大阪で活動)
           http://www.osk.3web.ne.jp/~irabuti/canary/ 
 ★ママラボ(大阪府高槻市。摂食障害を持つママ同士のグループ)
           http://blog.goo.ne.jp/kimuki211
 ※いずれも摂食障害者が集まり支え合いながら回復を目指す。

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2008/4/24 小児虐待は後の人生におけるうつ病と炎症につながる m3.comより転載

小児虐待は後の人生におけるうつ病と炎症につながる


提供:Medscape

小児期に虐待されることは後の人生におけるうつ病と炎症の同時発生の一因となることが新規研究で示唆
Pauline Anderson


【4月18日】小児期に虐待されることは後の人生におけるうつ病と炎症の同時発生の一因となることが新規研究で示唆されている。
母親の拒否、あるいは身体的虐待、性的虐待などの虐待歴のあるうつ病患者は炎症レベルが高くなる可能性が対照群の2倍であることがこの研究から明らかになっている。一方、虐待歴のないうつ病患者の炎症レベルは対照群と同程度であった。
したがって、小児期の虐待歴に関する情報は炎症レベルが高く心血管疾患リスクの高いうつ病成人を発見する助けになる可能性が考えられる、とキングズ・カレッジ精神医学研究所の社会・遺伝・発達精神医学センター(Social, Genetic, and Developmental Psychiatry Center)(英国、ロンドン)のAndrea Danese, MDを筆頭とする研究者らは結論している。
Danese博士らの研究結果は『Archives of General Psychiatry』4月号に発表されている。
 
母親の拒否に関する情報
この結果は、ダニディン(ニュージーランド)において1972年4月-1973年3月に生まれた1037名の小児集団を追跡調査したDunedin Multidisciplinary Health and Development Studyによるものである。被験者を3、5、7、9、11、13、15、18、21、および26歳の時点で評価するほか、最終は32歳の時点で評価した。最終評価時点では、2004- 2005年に生存していた1015名のうち972名が被験者集団に含まれていた。
出生後10年間(3-11歳)の虐待を評価するため、研究者らは、さまざまな生育段階における母親の拒否、厳しい躾け、主たる養育者の頻繁な交代、肉体的虐待および性的虐待に関する情報のほか、親の報告、行動観察、成人した被験者からのレトロスペクティブな報告を収集した。被験者の約9%はこれらの形態の虐待のうち2つ以上を経験していた。
研究者らは、臨床的面接を行い、精神疾患の診断・統計マニュアル第IV版(DSM-IV)の基準を用いて成人期(32歳)におけるうつ病を評価した。うつ病患者は心血管疾患を発現するリスクが高く、既に心疾患のある患者では転帰不良がみられる。この標本では、過去1年間のうつ病有病率は16%であった。32歳時点で抑うつ状態にあった被験者は、1(多少の障害)から5(重度障害)のスケールで平均障害の評点を3.57と自己報告している。
 
C反応性蛋白質による炎症レベルの測定
研究者らは、炎症を測定するため、フィブリノーゲン、白血球数、高感度C反応性蛋白質(hsCRP)の血中濃度を測定した。高感度CRPは心血管疾患のスクリーニング手段としてさまざまな専門家集団から提唱されているマーカーである。標本の約92%から血液検体が得られた(妊娠女性はこの分析から除外した)。
その結果、虐待歴のあるうつ病の被験者(2種類以上の虐待の徴候がある人)におけるhsCRP濃度は対照群より高いことが報告された(相対リスク[RR] 2.07; 95%信頼区間 1.23-3.47)。
研究者らは、虐待歴のあるうつ病の被験者はうつ病のみの被験者と比較して抑うつ症状パターン(抑うつ気分、関心低下、食欲・体重の変化、睡眠の変化など)が異なるかどうかを検討したところ、症状には有意差は認められなかったと述べている。このことは「抑うつ症状パターンのみから虐待歴を推察することは不可能である」ことを示唆している、と研究者らは記している。
現在うつ病と診断されていなくても、虐待歴のみでも臨床的に意味のある炎症レベルにリスクが上昇していると推測される、と研究者らは述べている。
研究者らは、再発性うつ病の既往、小児期または成人期における社会経済的状況の悪さ、健康状態不良、喫煙といった不健康な行動など、炎症の一因となる可能性のある因子について調整した結果、虐待歴のあるうつ病の被験者の炎症リスクが上昇する理由はこれらの因子のいずれでも説明されないことを認めている。
うつ病患者では炎症が心理的症状と身体的症状とのつながりに関与しているのではないかと長年にわたり疑われていた。この研究は、そのつながりと炎症の起源を解明する方向にさらに一歩踏み出している、と研究者らは記している。
「この結果から、虐待歴は成人におけるうつ病と炎症の同時発生の解釈に重要な役割を果たしていることが示唆される」と研究者らは記している。「小児虐待の経験に関する情報は炎症レベルの高いうつ病患者、つまり心血管疾患のリスクの高いうつ病患者を発見する助けになる可能性がある」
うつ病患者において虐待歴をルーチンに評価すれば、臨床医は、炎症リスクが高く健康不良な人を発見するのに必要な情報が得られる可能性がある、と研究者らは付け加える。「一方、虐待歴に伴う健康上のリスクが早期に発見できれば、合併疾患へのうつ病の悪影響を減少させるなど早急な対処につなげられるだろう」
小児期の虐待が炎症につながる可能性があるのはなぜだろうか?虐待歴のあるうつ病患者はストレス応答の停止に関与する脳の領域である海馬の容量が縮小しているためではないかと同研究者らは推測している。あるいは、グルココルチコイドに関連している可能性も考えられる。虐待歴のある成人ではこれらのホルモンの機能が低下しているが、これらのホルモンは抗炎症反応に関与しているため、ホルモンの機能低下は炎症レベルの上昇につながる可能性がある。
うつ病患者では小児虐待によって炎症レベル上昇が予測できるとみられるものの、炎症レベルが上昇している全てのうつ病患者に虐待歴があるわけではないと研究者らは指摘している。関与している他の因子を明らかにするため、今後の研究が必要である、と研究者らは述べている。
同研究者らは関連する金銭的関係がないことを開示している。
出典
Arch Gen Psychiatry. 2008;65:409-416.

Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape

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2008/4/24 呼吸器疾患の標準的治療に緩和ケアを統合する新ガイドライン m3.comより転載

呼吸器疾患の標準的治療に緩和ケアを統合する新ガイドライン


提供:Medscape

呼吸器の慢性および進行期の疾患や重篤疾患の全病期における患者への標準的治療に緩和ケアをうまく組み込む方法が終末期治療作業班で考察された
Laurie Barclay


【4月17日】呼吸器の慢性および進行期の疾患や重篤疾患の全病期における患者への標準的治療に緩和ケアをうまく組み込む方法が終末期治療作業班で考察された。この新ガイドラインは米国胸部疾患学会(ATS)の正式な臨床方針声明の一部であり、2007年3月にATS役員会で承認を受け、今回、『American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine』4月15日号に発表された。
「世界保健機関(WHO)によれば、緩和ケアは疼痛およびその他の身体的、心理的、情緒的、精神的苦痛を早期発見、評価、治療することで苦悩を予防・軽減することを目的とするものである」と副班長のPaul N. Lanken, MDらATS終末期治療作業班が記している。「理想的には、治癒または健康の回復を目的とした治療を受ける患者は皆、それぞれの患者とその家族の要求や好みに合わせて内容と密度が調整された緩和ケアも受けるべきである。」
その要旨によれば、緩和ケアの目標とは、症状を管理して疼痛などの苦悩症状を予防、軽減し、患者およびその家族にその他の支援を提供して生活の質(QOL)を向上させることである。緩和ケアは、末期か末期でないかに関わらず、疾患の全病期の患者に便益があると思われるが、このサービスはもともと終末期医療として想定・実践されたものである。
肺疾患専門医は、慢性呼吸器疾患など重篤な疾患ゆえに緩和ケアで便益を受ける可能性が高い小児・成人およびその家族の治療にあたることが多いので、ATSは特別な終末期医療作業班の設置を承認した。この作業班は、治癒や健康回復を目的とした治療で主に構成される標準的な臨床治療に、緩和ケアをうまく組み込むためのガイドラインの作成を目的としている。
緩和ケアガイドラインの教育的・規範的目標を達成させるために、作業班は原則と価値観に基づいた手法を採用した。まず、緩和ケアに関するATSの基本的価値観と原則を明確にし、続いて、その原則と価値観を、慢性および進行期の肺疾患を初めとする重篤疾患の小児と成人双方への臨床実践に適用した。
作業班は、ATSの基本的価値観と原則の他にも、専門家の意見および作業班の委員や相談役の経験を考慮し、さらに、文献を集中的に検討して、見解と推奨を定めていった。
このガイドラインにおける重要な臨床的推奨は次のものがある。
  1. 緩和ケアは、疾患の全病期の患者が利用できるようにすべきであり、個々の患者およびその家族の要求や好みに合わせて調整されなければならない。(強い推奨)
  2. 慢性または進行期の呼吸器疾患の患者の治療にあたる医師は、推奨される緩和ケアの基本的技能の提供に関して訓練を受けて、その能力を有していなければならない。
  3. 医師は、その医師の技能レベルを超える緩和ケアの状況において助けが必要な場合には緩和ケアの専門家に相談しなければならない。

重症の呼吸器疾患で重篤状態にある成人への緩和ケア提供に関する実践内容の推奨としては次のものがある。
  1. 呼吸困難の管理は、貧血・胸水・うっ血性心不全・可逆的気道閉塞・低酸素血症・主気管支の圧迫・閉塞といった基礎疾患の治療、リラクゼーション療法・気晴らし・活動の改変・行動の改変・不安に対する呼吸法などによる心理社会的要因の治療、抑うつに対する認知療法や抗うつ薬治療で構成される。
  2. 中等度から重度の呼吸困難は、運動訓練・心理社会的支援・栄養療法・呼吸法の自己管理教育による管理といった肺機能リハビリテーション、酸素補助の使用、気道閉塞を和らげる薬物療法、パニックコントロールも用いて管理しなければならない。
  3. 重度の呼吸困難に対しては、扇風機による顔面冷却、抗不安薬、オピオイド、非侵襲的人工呼吸器が適用になる。
  4. オピオイドによる疼痛管理についても討論され、その他の身体的合併症についても討論された。いずれの患者でも、耐えられない有害作用を起こさずに呼吸困難や疼痛が解消できるオピオイドの用量と間隔が正しい用量と間隔になる。オピオイドの使用経験のある患者は、用量を増やすことになり、その患者に合わせる必要がある。用量は疼痛の解消を達成できるまで、または、有害作用が耐えられなくなるまで必要に応じて増量すべきであり、上限はない。

管理を成功させるためには、オピオイドの患者への有効性とオピオイドの慎重な増量が不可欠である。小児に対しては体重で補正した小児用の用量が対応する成人用量を超えるべきではない。これら用量に関する推奨は、薬物動態が異なる新生児には適用されない。
「その他にもこの声明は、苦痛と死に関する成人または小児としての心理的問題と、そうした問題への対処のやり方を考察している」とガイドラインの著者らは記している。「この声明は、患者およびその家族に緩和ケアを提供するための適切な集学的体系としてホスピスケアを位置づけている。また、米国のホスピスに登録するための現行の基準についても提示している。」
治療の目標が集中治療室での治癒・健康回復治療主体のものから緩和ケア主体もしくは完全に緩和ケアに切り替える場合の議論と決定に関する現行の推奨も見直しがされている。成人および小児への生命維持処置の継続や中心に関し、その項目の詳細もひとつひとつ見直されている。
緩和ケアを受けている患者、ICUの患者、進行期の呼吸器疾患の患者については、「緩和的鎮静」(以前は終末期鎮静と呼ばれていた)の臨床実践とそれに付随する倫理的・医学的に複雑な問題からなる二重の影響の原理が考察されている。
緩和ケアで不可欠なのは死別へのケアであり、これは患者の死亡の前から開始し、死後も継続しなければならない。一般人の介護者であれ職業的介護者であれ、「介護者へのケア」も強調されている。
「今回の声明は、患者と家族が包括的かつ自分に合った緩和ケアを受けるのに今ある障壁について記述している」とガイドラインの著者らは結論で述べている。「それゆえにATSは、 一般人および専門家への教育の強化の面で、緩和ケアを支える他の医療職の専門的組織と協働し、最良の実践と、そうした実践に情報を与えるエビデンスに基づいた手法の提供を目的とした緩和ケア研究を進めるための資金確保を進めることが求められる。」
著者のうち1名が、GlaxoSmithKline社と金銭的関係があることを開示している。その他の著者の開示情報に、関連する金銭的利害関係はない。
Am J Respir Crit Care Med. 2008;177:912-927.

Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape

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2008/4/24 急性腹痛の診断方法をレビュー m3,comより転載

急性腹痛の診断方法をレビュー


提供:Medscape

プライマリケアに訪れた成人患者の急性腹痛に対する診断ガイドラインがレビューされた。
Laurie Barclay


【4月18日】『American Family Physician』4月1日号で、プライマリケアに訪れた成人患者の急性腹痛に対する診断ガイドラインの検討が行われた。プライマリケアでの腹痛診断方法として、このレビューはきめ細かく論理的な方法を採っている。
「腹痛はよくある外来患者の症状であるが、診断が難しい」とウェイク・フォレスト医科大(ノースカロライナ州ウィンストンセーラム)のSarah L. Cartwright, MDとMark P. Knudson, MD, MSPHは書く。「腹痛を訴える患者の割合は外来診察で1.5%、救急外来で5%である。ほとんどは良性であるが、重篤あるいは生命にかかわる原因を抱える患者や、手術が必要な救急外来患者は10%いる。10%未満であるが外来にもこのような患者はいる」。
急性腹痛の原因疾患は、自然治癒する良性のものから緊急手術が必要なものまで様々である。腹痛の根本原因を診断するには、疾患の可能性、愁訴、その他の病歴の特徴、そして理学的検査、臨床検査、画像検査の所見を基にするのが最も良い。
腹痛の場所は診察を進めるうえで有用な出発点で、例えば右下腹部痛は虫垂炎の可能性を強く示唆する。病歴聴取や理学的検査の特定所見は役に立つが、それ以外に役立つ所見は限られている。例えば、便秘と腹部膨満は腸閉塞の可能性を強く示唆するが、食欲不振は虫垂炎の診断でほとんど役に立たない。
手術や救急処置が必要な病気を示す腹痛患者の症状には、発熱、長引く嘔吐、失神またはその寸前の状態、消化管出血のエビデンスなどがある。
特定の患者集団も腹痛の原因疾患を発症するリスクが高く、該当するサブグループ患者ではこうした点についても検討が必要である。例えば、女性は性器尿路疾患のリスクが高く、高齢者集団では1つの疾患で非定型症状が出やすい。
米国放射線学会は、診断検査の一環として腹痛の場所を基にした様々な画像検査を推奨している。右上腹部痛と恥骨上部痛の診査には超音波検査が適しており、左右の下腹部痛にはコンピュータ断層撮影 (CT) がよい。右下腹部痛には静注用造影剤を使ったCT検査、左下腹部痛には経口および静注用造影剤を使ったCT検査を選択する。
腹痛の場所を考慮に入れるだけではなく、器官系によって腹痛の原因を分類し、さらに具体的な疾患で分類すると鑑別診断に役立つ。右上腹部痛を引き起こす胆管の原因疾患には胆嚢炎、胆石、胆管炎がある。大腸で原因となる疾患は大腸炎と憩室炎である。肝臓は膿瘍、肝炎、腫瘤である。肺なら肺炎か肺塞栓、腎臓なら腎結石か腎盂腎炎が原因と考えられる。
心窩部痛の原因疾患は、胆管なら胆嚢炎、胆石、胆管炎。心臓なら心筋梗塞または心膜炎が原因である。胃ならば食道炎、胃炎、消化性潰瘍。早期虫垂炎は大腸の原因疾患になるだろう。膵臓ならば腫瘍か膵炎、血管ならば大動脈解離か腸間膜虚血が原因である。
左上腹部痛の場合も上記2段落と同じ心臓、胃、膵臓、腎臓、血管疾患が原因となる。へその周りの痛みは早期虫垂炎と考えられるが、原因が血管であれば大動脈解離か腸間膜虚血、消化器であれば上記の原因疾患のほかに小腸腫瘍や小腸閉塞が考えられる。
右側、下腹部、恥骨上部痛の原因となる腎臓および大腸疾患は上記の通りである。このほかに原因となる大腸疾患は炎症性腸疾患 (IBD) や過敏性腸症候群である。婦人科疾患では子宮外妊娠、子宮筋腫、卵巣腫瘤、茎捻転、骨盤炎症性疾患がある。
腹壁から来る痛みの場合は、場所に関係なく帯状疱疹、筋肉の緊張、ヘルニアなどが原因である。腸閉塞、腸間膜虚血、腹膜炎、麻薬の離脱、鎌状赤血球症クリーゼ、ポルフィリン症、IBD、重金属中毒症は、汎発性腹痛または非定型の限局性腹痛を引き起こすことがある。
「可能であれば、鎮静剤を投与していない患者から病歴を聞くこと」と研究の著者らは書く。「痛みの場所、広がり方、動き (例えば、虫垂炎関連の痛みは通常へそ周辺から右下腹部に移動する) を明確にすることによって一次鑑別診断を確定することができる。場所を特定したら、痛みの始まり、期間、重症度、質、その悪化要素と軽減要素に関して総合的情報を集める必要がある」。
臨床診療のため具体的に以下のような推奨事項が挙げられている。これらはすべてエビデンスレベルCと評価された。
・白血球数が正常でも、虫垂炎の可能性は除外できない。
・心窩部痛患者では、アミラーゼとリパーゼの同時測定を行うこと。
・急性右上腹部痛患者の画像診断には、超音波検査を選択すること。
・急性右下腹部痛または左下腹部痛患者の画像診断には、CTを選択すること。
「高齢患者の症状は異なることもある。曖昧な患者の記憶、症状の軽さは誤診の原因になる」とレビューアーらは結ぶ。「腹痛がある高齢患者すべてで考慮すべき疾患がいくつかある。なぜなら高齢患者ではこれら疾患の発生率が高く、罹患リスクと死亡リスクも高いためである。潜在性尿路感染症、内臓穿孔、虚血性腸疾患は誤診や診断遅れが多い高齢患者の致命的疾患である」。
著者らは開示情報で金銭的利害関係はないと報告している。
Am Fam Physician. 2008;77:971-978.

Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape

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2008/4/24 褒められたときの脳を撮影 金銭もらうのと同じ反応 m3.comより転載

褒められたときの脳を撮影 金銭もらうのと同じ反応


記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年4月24日】
 褒められるのは脳へのごほうび? 自然科学研究機構生理学研究所(愛知県岡崎市)の定藤規弘(さだとう・のりひろ)教授(神経科学)らのグループが世界で初めて、褒められた時の人の脳内画像を撮影、24日付の米科学誌「ニューロン」に発表した。
 定藤教授らは、金銭のような報酬を得ると脳内の線条体という部位の活動が活発になることに着目。19人の男女を対象に、カードゲームで勝って賞金を得たときと、「信頼できる」などと褒められたときの脳を磁気共鳴画像装置(MRI)で撮影。両方の場合で平常時と比較し、同じ部位で血流が平均0・3%増加していることが確認されたという。
 同教授は、今回の実験で他人から評価されることも報酬として認識され、線条体が活発になることが裏付けられたとし「『褒められると伸びる』とも言われる人間の社会的活動の解明への第一歩。教育などへの応用も可能かもしれない」と話した。

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2008/4/24 生後55日の女児、母親から肝移植100グラム…無事退院へ @nifty.comより転載

生後55日の女児、母親から肝移植100グラム…無事退院へ


2008年4月24日(木)15時2分配信 読売新聞
 
 原因不明の重い肝臓病・劇症肝炎を発病し、生後55日で母親(20)の肝臓の一部を移植する生体肝移植を受けた東京都の女児が、24日午後、国立成育医療センター(東京都世田谷区)を退院する。生後60日以内の生体肝移植で劇症肝炎の赤ちゃんが救命できたのは国内2例目。
 この女児は昨年12月、母親の故郷の沖縄県で生まれた。生後1か月ころから黄だんが出るなどし、県内の病院で、急激に肝臓細胞が破壊される「劇症肝炎」と診断された。乳児の発病は年間3人ほどとまれで、死亡率が高い。
 今年2月、国立成育医療センターに転院。母親が肝臓(1100グラム)の一部を提供する生体肝移植が同月11日行われた。
 身長50センチ、体重3600グラムの小さな体に合わせて移植された肝臓は、わずか100グラム。直径1・5ミリほどの血管を縫い合わせるなど難しい手術は9時間ほどに及び、無事、成功した。

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2008/4/24 花粉飛散、あと少しの辛抱 他 @nifty.comより転載

花粉飛散、あと少しの辛抱


2008年4月24日(木)16時57分配信 共同通信
 
 環境省は24日、今年のスギとヒノキの花粉飛散は、遅い地域でも5月上旬までに終わるとの見通しを発表した。スギ花粉の飛散は、九州と四国では既に終息。中国、近畿、東海、北陸でも数日中には終わる見込み。関東甲信、東北では4月末、北海道では5月上旬まで続く。ヒノキ花粉の飛散は、九州と四国では数日中に、中国、近畿、東海、北陸でも4月末にそれぞれ終わる見通し。関東甲信と東北は5月上旬まで続く。



花粉飛散、5月上旬までに終息=環境省

 
2008年4月24日(木)16時2分配信 時事通信

 環境省は24日、スギとヒノキの花粉の飛散が5月上旬までに終息するとの予測を発表した。地域別にみると、九州、四国は3月中旬に既に終息したほか、中国、近畿、北陸、東海では数日以内に、関東甲信と東北で4月末、北海道では5月上旬となる見込み。
 今年の総飛散量は地域ごとにばらつきがあり、九州、関東から東北にかけては昨年より1.4〜2.6倍ほど増加した。中国で昨年並みだったのに対し、その他の地域は昨年より少なく、特に近畿、東海では大幅に減少し昨年の3、4割にとどまった。

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2008/4/23 体への影響深刻 摂食障害と向き合う/2 m3.comより転載

体への影響深刻 摂食障害と向き合う/2


記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年4月23日】

摂食障害と向き合う:/2 体への影響深刻

 ◇腎不全、低身長、骨粗しょう症にも やせ礼賛の風潮背景、患者増加

 摂食障害では、過食と嘔吐(おうと)を繰り返したり、無理に排出する方法として下剤や利尿剤、浣腸(かんちょう)などに頼るケースも多い。
 横浜市の30代女性は18年近く下剤に依存していた。初めて下剤に手を伸ばしたのは16歳の時。「食べても出してしまえば太らない。こんなに簡単に出せるものがあるんだと思った」と振り返る。
 中3の時、盲腸で入院して体重が3キロ落ちると、やせることが面白くなった。最初は浣腸の乱用から始まった。入院中、便秘を解消する目的で処方されたが、退院後は自分で購入し毎日使うようになった。1日1ダースまで使用量が増えたが、効きが悪くなってきたため、下剤に切り替えた。
 母の死、父の再婚で生活が一変すると、ますますやせることにのめり込んだ。ほとんど食べず飲まずの生活でも、下剤だけは手放さなかった。使い始めは1日3錠だったが、徐々に1日400錠まで増えた。下剤代は1カ月15万円以上。「0・5キロでも太れば自分の価値が下がると思いこんでいた」。体重は30キロ前後に落ち、脱水症状で倒れては病院に運び込まれた。
 30歳を過ぎてから下剤を絶ったが、長年の乱用で体は水分調整ができなくなっていたという。「やめたとたん、むくみで体重が10キロも増えた。外見が変わることに耐えられず、下剤をやめようとしても挫折する人が多い」。「下剤に手を出すのは簡単。でも依存度が高く恐ろしいものだということを知ってほしい」と自分の体験から警告する。

    *

 嘔吐や下剤乱用が体に及ぼす影響は深刻だ。政策研究大学院大学保健管理センター(東京都港区)の鈴木真理教授は「体内でリサイクルされるべき消化液や電解質も出てしまう。腎臓へ行く水分が減って腎不全になり、生涯、透析が必要になる場合もある」と話す。嘔吐で出る胃酸のため歯が溶けて、30代で総入れ歯になったケースもあるという。
 さらに摂食障害のきっかけとなる過激なダイエットの弊害として▽低身長▽骨粗しょう症▽生理が止まる--などを挙げる。骨粗しょう症の予防は、成長期に骨に含まれるカルシウムをいかに増やすかにかかっている。女子は14-20歳、男子は14-18歳が最高になる時期なので気を付けたい。また、成長期に低栄養の状態が長く続くと、身長の伸びが止まり、低身長を招く。
 さらに、拒食症患者は病気だという自覚がなく、「病院に行くと太らされる」と受診を拒絶しがちだ。鈴木教授は「標準体重の55%を切ったら命を落とす危険があるので必ず入院を」と警告する。
 では、なぜ患者は増えているのだろうか。摂食障害患者を多数手がける「久里浜アルコール症センター」(神奈川県横須賀市)の心理療法士、武田綾さんは「背景に、やせていることを美しいとする社会の風潮がある」と指摘。また、発症しやすい人には▽完全主義▽対人緊張▽問題処理能力が乏しい▽自己評価が低い--など共通の傾向があるという。こうした本人の資質やストレス、やせ礼賛の風潮などが絡み合って発症するとみられる。 さらに武田さんは、摂食障害患者の心理として「人間関係など何か困難に直面した時、やせて外見を美しくすれば評価されると問題をすりかえがちだ」と説明する。病気は長期化するケースが多いが「やせて病気のままでいれば、内面の問題を直視せずにすみ、現実逃避ができると考えるのではないか」。症状に苦しみつつ、その症状を必要とする--。摂食障害の深刻さが垣間見える。【川久保美紀】=つづく


 ◇真の回復は内面の問題の解決

 医療機関ではどんな治療をしていくのだろうか。国立国際医療センター国府台(こうのだい)病院(千葉県市川市)心療内科の石川俊男部長に聞いた。
 摂食障害患者は、「一口食べたら太る」のように、体重や体形などについてゆがんだ認識を持っている。こうした社会生活上、支障となる認知のゆがみを修正する認知行動療法が治療の中心となる。
 とはいえ、極端にやせた低栄養の状態では、脳の機能が低下し適切な思考や判断ができない。拒食症の場合、まずは十分な体力を回復することが優先で、段階的に食事量や体重を増やし、栄養状態を改善することから始める。しかし、根底には肥満恐怖があるため、体重を増やす治療に抵抗する患者も多く、難航することが多いという。
 患者の家族は、体重や食行動が正常に戻れば回復したと思いがちだが、石川部長は「根本的な発症要因である内面に抱えた問題が解決しなければ、真の回復とはいえない」と指摘する。「本人が自ら問題に向き合い、自立することが最終目標」と話す。

……………………………………………………………………………

 ■標準体重の出し方
・身長160センチ以上         → (身長-100)×0.9
・身長150センチ超-160センチ未満 → 50+(身長-150)×0.4
・身長150センチ以下         → 身長-100
 
 ※「ダイエット障害」より

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2008/4/23 飲酒と喫煙はアルツハイマー病の早期発症を促進 m3.comより転載

飲酒と喫煙はアルツハイマー病の早期発症を促進


提供:WebMD

タバコとアルコールはアルツハイマー病の早期発症を促すという研究結果
Kelli Miller Stacy
WebMD Medical News

【4月16日】1日1箱以上のタバコを吸う人は、そうでない人よりも数年早くアルツハイマー病を発症し、また、大量の飲酒はリスクをさらに上昇させるという。
意義のある研究成果として賞賛を受け、第60回米国神経学会(AAN)記念年次集会(シカゴ)で今週発表された本研究は、喫煙と飲酒が予防可能な最も重要なアルツハイマー病のリスク因子であることを示している。
マウント・シナイ医療センターのWienアルツハイマー病センター(フロリダ州マイアミビーチ)に所属する研究者のRanjan Duara, MDは、大量の飲酒と大量の喫煙が重なるとアルツハイマー病が早期発症することを確認した。
「発症を5年間遅らせることができれば、アルツハイマー病患者の総数は50%近く減少すると予想されている」とDuara博士はニュースリリースで述べている。「大量の喫煙と飲酒を抑制または排除できれば、アルツハイマー病の発症を大幅に遅らせ、いずれかの時点でアルツハイマー病の患者数を減らすことが可能である」。
Duara博士の研究は、60歳以上のアルツハイマー病の「疑い(possible)例」または「ほぼ確実(probable)例」である938例を対象とした。患者の飲酒と喫煙に関する情報は家族から入手した。
大量の喫煙は、1日1箱以上のタバコの喫煙と定義した。大量の飲酒は、1日3杯以上の飲酒と定義した。また、研究者らは、アルツハイマー病のリスクを上昇させるアポリポタンパクE-4(ApoE-4)遺伝子変異をもつかどうかによって被験者をグループ分けした。
 
研究結果:
  1. 大量飲酒者はそうでない人よりも4.8年間早くアルツハイマー病を発症した。
  2. 大量喫煙者はそうでない人よりも2.3年間早くアルツハイマー病を発症した。
  3. 遺伝子変異によって発症年齢が3歳若くなった。
  4. 3つのすべてのリスク因子をもつ人は、リスク因子をもたない人よりも8.5年間早くアルツハイマー病を発症した。

アルツハイマー病は進行性かつ不治の脳疾患であり、記憶および学習能力に影響する知能の低下をもたらす。米国アルツハイマー病協会によれば、約500万人の米国人がアルツハイマー病に罹患している。しかし、米国のベビーブーム世代が老後を迎える近い将来には患者数の急増が懸念されている。


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2008/4/22 滋賀・産科医数は全国最少 m3.comより転載

滋賀・産科医数は全国最少


記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年4月22日】
ご近所のお医者さん:/45 産科医数は全国最少 /滋賀

 前回に続き、厚生労働省が2年に一度行っている医師調査を基に県内の現状をみてみます。
 人口当たりの医師数が全国的に少ない状況にある滋賀の医療施設従事医師数を診療科別にみると、06年現在で内科が928人と最多。続いて小児科417人、外科297人▽消化器科(胃腸科)291人▽整形外科253人▽循環器科245人▽眼科128人▽精神科112人などとなっています。
 04年現在と比較すると、これらの診療科のうち外科、消化器科、整形外科、循環器科、眼科が増加し、内科と小児科、精神科は微減ですが、特に減少傾向にあるのが産科医(産婦人科・産科)です。
 全国的にもこの傾向がうかがえますが、滋賀は06年(83人)が04年(104人)と比べて約2割減の大幅減少となっています。このように産婦人科と産科に従事する医師数の地域差が生じています。
 昨年発表された医師調査では初めて産科医数の格差を調べています。その結果によると、06年現在、15-49歳の女性人口10万人当たりの産科医数は全国平均が38・7人。これに対し、滋賀は26・8人と全国最少です。
 近畿の他府県はすべて30人を超えており、全国最多の鳥取との格差は2・26倍に上ります。医師全体の最大格差2・01倍(京都と埼玉)よりも大きい差です。このコーナーで、地域診療に携わる医師から指摘されている産科医の危機的状況が数字に明確に表れています。(係から)=この項続く

……………………………………………………………………………
 
 ◇都道府県別産科医数(15-49歳の女性人口10万人当たり)

【上位】        【下位】
(1)鳥取 60.5  <47>滋賀  26.8
(2)徳島 54.6  <46>埼玉  27.6
(3)島根 51.5  <45>北海道 31.5
(4)宮崎 50.9  <44>青森  31.8
(5)長崎 50.5  <43>奈良  31.9

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2008/4/22 乾癬の原因遺伝子を特定 徳島大、抜け毛にも関係 3.comより転載

乾癬の原因遺伝子を特定 徳島大、抜け毛にも関係


記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年4月22日】
 皮膚が炎症を起こして角質がはがれ落ちる病気・乾癬(かんせん)の発症に関係する遺伝子の1つを、徳島大の松本満(まつもと・みつる)教授(免疫学)らのチームがマウス実験で突き止め、米科学アカデミー紀要電子版に22日発表した。
 この遺伝子は髪が抜けやすい体質にも関係しているとみられ、松本教授は「乾癬の遺伝子診断や脱毛症の研究にも役立ちそうだ」と話している。
 チームは、表皮細胞をつなぐタンパク質をつくるCDSNという遺伝子に着目。これが働かないようにしたマウスの皮膚を、別のマウスに移植して影響を調べると、移植皮膚には炎症が起き、角質が厚くなる乾癬の症状が出た。移植皮膚の体毛も大部分が抜け落ちた。
 乾癬は国内に4万人以上の患者がいるとみられるが、詳しい仕組みは不明。松本教授は「CDSNを含む複数の遺伝子異常に環境要因が加わり、発症につながるのでは」とみている。

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2008/4/22 「エンブレル」使用、84人「関係否定できず」 日本リウマチ学会が死亡患者分析 m3.comより転載

「エンブレル」使用、84人「関係否定できず」 日本リウマチ学会が死亡患者分析


記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年4月22日】
リウマチ薬:「エンブレル」使用、84人「関係否定できず」--学会が死亡患者分析
 関節リウマチ薬「エンブレル」(一般名エタネルセプト)を使用し、同薬との因果関係が否定できない死者が84人に上ると、日本リウマチ学会(小池隆夫理事長)の特別調査委員会が21日、札幌市で開かれた同学会シンポジウムで発表した。一部の専門家からは「感染症発症の危険が高い患者などへの処方には、より注意が必要だ」という声も出ている。
 エンブレルは05年1月に厚生労働省の承認を受け、同3月から製造販売元のワイス(東京都品川区)が武田薬品工業(大阪市中央区)と販売している。
 発表によると、昨年4月までに薬を使い始めた登録患者1万3894人のうち、薬との因果関係が否定できない感染症、間質性肺炎などで死亡した患者は84人だった。使用後に何らかの症状を訴えた患者は31%で、結核感染者は12人いた。
 一方、エンブレルの使用で、85%の患者の症状が改善した。
 関節リウマチ患者の死亡率は一般の1・5-2・0倍とされるが、エンブレル使用者は1・46倍だった。
 臨床試験で副作用や長期使用での安全性に疑問が残ったため、厚労省は発売後一定期間、使用した患者全員の登録と、追跡調査を義務付けていた。
 昨年12月の両社の発表では、登録患者で薬との因果関係が否定できない死者は76人、昨年4月の登録終了後の死者は3人だった。
 調査結果を報告した特別調査委の針谷正祥・東京医科歯科大客員教授は「恩恵を受ける人の方が多く、一概に危険な薬と判断できない」と話した。【千々部一好、大場あい】

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2008/4/22 着衣や自分で測定もOK メタボ健診の腹囲測定 BMI22未満は自己申告可 「医療ニッポン」 m3.comより転載

着衣や自分で測定もOK メタボ健診の腹囲測定 BMI22未満は自己申告可 「医療ニッポン」


記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年4月22日】
 放置しておくと糖尿病や脳卒中などになりかねないメタボリック症候群を減らすため、4月から導入された特定健診制度には「腹囲測定」がある。
 他人に腹回りをじかに測られることに抵抗がある人もいるため、厚生労働省は着衣のままや自分で測定する方法なども認める。
 特定健診は40-74歳が対象で、受診者に腹囲測定を受ける義務はない。しかし健康保険組合などには実施する義務があり、測定を受ける加入者が少ないと、罰則が科せられかねない事情にも配慮したためとみられる。
 測定は内臓脂肪型の肥満の人がメタボリック症候群になる可能性が高いとして実施、衣類を脱いだ状態が原則としている。ただ、体に触られるのがどうしても嫌といった人に限り、測定者のそばで正しい位置を確認しながら自分で測ったり衣類の上から測定してもらうことを認める。
 また医師の判断で、体重を身長の2乗で割った体格指数(BMI)が20以上で22未満とメタボの可能性が低い人は自己申告でもOK。20未満の人は可能性がさらに低いため測らなくても構わない。
 厚労省は「着衣との差は1.5センチ程度。体重なども衣類を着て測定しており、問題ない」(生活習慣病対策室)と話している。
 腹囲測定で、男性85センチ以上、女性90センチ以上か、BMIが25以上の場合、血圧、脂質、血糖の中で異常が2つ以上なら該当者、1つなら予備軍として保健指導を受け、運動や食事など生活習慣の改善を求められる。
 腹囲の測定値が得られないと受診率が低くなるが、低い健保組合や国民健康保険を運営する市町村は、罰則として75歳以上の医療費に充てる支援金の額が増やされる可能性がある。その場合は加入者の保険料も引き上げられることもある。

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2008/4/22 京都で2人がパラチフス m3.comより転載

京都で2人がパラチフス
 

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年4月22日】
 京都市保健医療課は21日、市内に住む女性(19)と男性(21)が、それぞれパラチフスと診断されたと発表した。2人は発熱などの症状で入院しているが、快方に向かっているという。
 市によると、女性は3〜4月にインドネシアを、男性は2〜3月にインドを旅行していた。

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2008/4/22 限界まで食べ、吐く 摂食障害と向き合う/1 m3.comより転載

限界まで食べ、吐く 摂食障害と向き合う/1

記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年4月22日】

摂食障害と向き合う:/1 限界まで食べ、吐く


 ◇「毎日が生き地獄だった」〜〜体が壊れる…でも太るのは恐怖

 「細くはないな」。片思いしていた男の子が、足を見て何気なく言った一言。それが引き金だった。「もっと、やせよう」。神奈川県三浦市の女性(38)は高3で始めたダイエットを機に、17年間、摂食障害に苦しんだ。
 食事の量を減らしたり絶食をするなどの食事制限を続けたが、一時体重は減っても、すぐ元に戻ってしまう。20歳の時、友人に「食べた後に吐いている」と打ち明けられた。
 「食べたいだけ食べても、吐けば太らない。こんなおいしい話はない」。目標体重の45キロになるまでと、軽い気持ちで自分も始めた。太るのが怖く、やがて吐かずには食べられなくなった。仕事のストレスもあり、過食と嘔吐(おうと)を繰り返すようになった。
 28歳で思いを寄せていた男性と別れると、悲しみと喪失感から過食がエスカレートした。毎晩、スーパーで見切り品の食物を買いあさり、おなかが膨れ上がるまで食べ続ける。食後、吐く汚物は一日バケツ3杯にもなり、父親が裏山へ捨てに行った。体重34キロ。心も体も限界だった。仕事は辞めた。
 「毎日が生き地獄だった。でも、吐くのを前提に食べると、本当に自由な気分になれる。過食の時間を待ちこがれ、そのために生きていた」と振り返る。体が壊れていくのを感じてはいたが「命に代えても太りたくなかった。やせることが人生のすべてだった」と話す。

    *

 食事を拒否することは、不仲な両親に対する無言の抵抗だった。大阪市の女性(34)は高校卒業直前から、食事を拒むようになった。食卓越しに両親の口論が始まると、黙ってはしを置き、自室にこもった。やせ細っていく彼女を、周囲は心配したが「スリムでカッコよくなったのに」と不思議だった。
 21歳で看護師に。命に向き合う現場の責任は重く、仕事に不慣れな新人に対する先輩らの風当たりはきつかった。重圧と劣等感に押しつぶされ、疲弊して家に帰ると、両親の怒号が飛び交っている。安息の場はどこにもなかった。はけ口を求めるように、過食が始まった。
 仕事帰りに大量に買い込み、家族が寝静まるのを待って、手当たり次第に口に詰め込んだ。食パン4斤、特大弁当2個、スナック菓子4袋、ケーキ、ご飯は櫃(ひつ)ごと……。それでも太るのが怖く、食べ終わると全部吐いた。「消えてしまいたい」。後悔と自己嫌悪でその度、涙が出た。「それでも、つらい日常の中で、過食だけが私を癒やしてくれた。あの時、過食がなければ自殺していたかもしれません」

    *

 長期にわたり心身をむしばむ摂食障害。自分が病んだ時、身近な人が発症した時、どうすればいいのか。摂食障害と向き合う人々を追った。【川久保美紀】=つづく


 ◇患者数は近年急増--死亡率高く影響深刻

 ストレスなど種々の心理的問題が原因となって食行動に異常をきたす摂食障害は、心の病だ。患者数はここ数年で急増している。
 厚生労働省研究班が98年にまとめた摂食障害の全国調査によると、80年の患者数推計値は人口10万人当たり1・5-1・8人。それが93年には4・9人、98年には18・5人と約10倍に増加。摂食障害の中でも、過食症の増加は著しく、93年には人口10万人当たり1・2人だったのが、99年には約6-7倍に。受診しない実際の患者数はもっと多いと推定される。10-30代を中心に女性の患者が9割以上を占めるが、男性にも一定の割合でみられる。
 低年齢化も進んでいる。国立精神・神経センター精神保健研究所(東京都小平市)の小牧元・心身医学研究部長が02〜03年に、全国8府県で全中学高校の養護教諭を対象に実施した調査では「摂食障害の生徒を持った経験がある」と答えた教諭は、中学で62%、高校で87%に上った。小牧部長は「高齢で発症するケースも目立ち、年齢層が広がっている」と話す。
 若い女性の「やせたい願望」や過激なダイエットと結びつけられ、軽くとらえられがちな摂食障害。だが、その影響は深刻だ。拒食症患者の死亡率は7%とも言われ、食べ吐き型では長期的な経過調査で死亡率が17-18%に上った報告もある。小牧部長は「思春期にみられる心身疾患の中では死亡率が極めて高い」と警告する。

……………………………………………………………………………
 
 ◇摂食障害

 大きく「拒食症」と「過食症」の二つに分けられる。拒食は食事量が減って極端にやせてしまう症状で、体重増加への恐怖や不安が強い。過食は食事の量や内容をコントロールできず、衝動的に大量の食べ物を食べてしまう。拒食は、食事を拒む「制限型」と、過食後に太らないよう嘔吐したり下剤などを使う「むちゃ食い・排出型」に分けられる。過食も「排出型」と「非排出型」がある。

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2008/4/22 小児期の睡眠不足は後の不安、抑うつ、攻撃性につながる m3.comより転載

小児期の睡眠不足は後の不安、抑うつ、攻撃性につながる


提供:Medscape

最近の試験によれば、感情および行動の障害は小児期に睡眠が少なかった青少年で報告される可能性が高い
Marlene Busko


【4月16日】オランダ人集団を対象に小児の睡眠の問題と後の障害を検討した前向き縦断的研究によれば、小児期に他の小児より睡眠が少ないことが後の青少年期における感情および行動の障害の主な予測因子として浮上しているという。
これらの知見は特に注目に値することを、ロンドン大学(英国)のAlice M. Gregory, PhDを筆頭とする研究者らは報告している。
「まず、この研究は後に障害が発生するリスクのある人の発見に有効となる可能性がある。次に、この研究はある種の睡眠の問題(例えば、他人より睡眠が多い、悪夢を見る)は後の人生で評価される障害と相関しないこと[これは親を安心させると思われる]を示唆している。最後に、ここで報告された結果は、睡眠の問題に対処すれば長期的利益が得られる可能性があるという示唆と一致している」
この研究は小児の睡眠障害をテーマにした特集号である『Archives of Pediatrics & Adolescent Medicine』4月号に発表されたものである。
先行の諸研究では、睡眠の問題と後の障害との関連が報告されてきたが、ほとんどの研究は不眠と感情の障害に焦点が当たっていると同研究グループは記している。同研究者らは、特定の睡眠パターンが後の行動や感情の障害につながる可能性について理解を深めることは臨床医にとって有用であろうと考えた。
本研究では、親が認めた子供の睡眠と、青少年になってから子供が報告したその後の障害との関係を検討することにより、この問題を明らかにすることを目的とした。
本研究の被験者は、オランダの一地方の小児の代表的標本を対象として発達を検討する縦断的研究の被験者の一部であった。
試験に参加した合計2076名の親は、子供が4-16歳(平均年齢9.93歳)のときを第1回目として、小児行動チェックリスト(Child Behavior Checklist)(CBCL; 120項目の質問紙)に記入をした。小児はほとんど全例が白人、約半数が男子であり、社会経済的背景は広範囲にわたっていた。親は2年間隔で第5回目まで4回の追跡調査質問紙に記入をした。
睡眠はCBCLの6項目により評価した。6項目とは「大多数の小児より睡眠が少ない」「疲れきっている」「なかなか眠れない」「悪夢を見る」「大多数の小児より日中および(または)夜間に多く眠る」「睡眠中に話したり歩いたりする」である。
第6回目、被験者が18-32歳のとき、被験者1615例が青少年自己報告(Young Adult Self Report)(YASR)に記入した。これには不安・抑うつ的感情、注意障害、攻撃的行動という3項目の評価が含まれていた。
 
疲れている小児、問題の発生する青少年
年齢、性別、社会経済的状況、子供の感情と行動に関する親のスコアについて補正した後、他の小児より睡眠が少ない小児は不安・抑うつおよび攻撃的行動のスコアが高い傾向があった。
しかし、これらの関連因子の調整後、悪夢を見る、他の小児より睡眠が多い、睡眠中に話したり歩いたりする小児は、後の人生で障害が発生するリスクが(そうでない小児より)高くはなかった。
「こうした関連性の理由については、睡眠時間の短い者は日中十分に活動していない(例えば、学業不振、人間関係に問題を抱えている、事故を起こす)ことと、こうした活動レベルの低さが後の感情や行動の障害の発生と関連しているということがひとまず考えられる」と同研究グループは記している。
臨床医は小児の成長期に睡眠の問題について訊ねるべきであり、こうした問題の中には後の障害のリスク指標となるものがあるが、中には指標にならないものもあることを知っておく必要がある、と同研究者らは結論している。
 
「小児期の睡眠はもっと注目されるべき」
付随論説において、スタンフォード大学(カリフォルニア州、スタンフォード)のMichelle Cao, DOとChristian Guilleminault, MDは、Gregory博士らの研究は小児早期の睡眠の問題と後の行動に関する障害の発生との間には強力な関連があることを示唆していると記している。
これらの知見と『Archives of Pediatrics & Adolescent Medicine』本号の他の記事の知見を踏まえて考えると、「我々は、小児における睡眠障害を認識し、定義し、治療する、というより良い仕事をする必要がある」と論説執筆者は付け加えている。
「これらの研究から導き出せるメッセージは明らかである。すなわち、“睡眠と睡眠関連障害にもっと注目すべきである”ということである」
出典
Arch Pediatr Adolesc Med. 2008;162:330-335, 385-389

Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape

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2008/4/21 新型インフルエンザのワクチン増産、備蓄3千万人分に @nifty.comより転載

新型インフルエンザのワクチン増産、備蓄3千万人分に


2008年4月21日(月)20時16分配信 読売新聞
 
 厚生労働省は21日、大流行が懸念される新型インフルエンザに備え、備蓄しているワクチンを現行の2000万人分から3000万人分に増やす方針を明らかにした。
 同日の衆議院決算行政監視委員会で、西山正徳・健康局長が答えた。
 増産するのは「プレパンデミック(大流行前)ワクチン」と呼ばれ、鳥インフルエンザのウイルスを基に製造されたワクチン。現在備蓄中の2000万人分はインドネシアとベトナム、中国で採取されたウイルスを基に製造しているが、厚労省はさらに今秋以降、1000万人分を増産して新型の発生に備える意向だ。
 同省は今年度、ワクチンを医療関係者と検疫担当者計6000人に事前接種して有効性と安全性を確認するほか、小児240人を対象とした治験も実施する方針。その上で、電気や水道などのライフラインを維持する1000万人に対象を拡大するほか、一般国民への接種も検討している。

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2008/4/19 女性の経血から心筋細胞…骨髄細胞より100倍効率良く @nifty.comより転載

女性の経血から心筋細胞…骨髄細胞より100倍効率良く


2008年4月19日(土)18時56分配信 読売新聞
 
 心臓病治療などに使える可能性がある心筋細胞を、女性の経血から効率良く作ることに、慶応大と国立成育医療センターなどのグループが成功した。
 骨髄細胞より約100倍も効率が高く、採取に痛みと危険を伴わない利点がある。
 慶大の三好俊一郎講師らは、女性9人から経血の提供を受け、約1か月培養して、再生能力を持つ幹細胞だけを分離。これらを心筋梗塞(こうそく)にしたラットの心臓に移植すると、移植した細胞が心筋に変化し症状が改善した。
 また、シャーレの中でラットの心筋細胞と一緒に2週間培養すると、20%の細胞がシート状の心筋細胞に変化して拍動を始めた。人の骨髄細胞だと、0・2〜0・3%にとどまった。
 経血には子宮内膜の組織が混ざっていて、この中に幹細胞が多数含まれているらしい。三好講師は「特に心臓の組織になりやすい性質があるようだ。心臓病の治療や、心臓の治療薬の副作用を調べるのに使える可能性がある」と話している。

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2008/4/19 花粉症、飲むワクチン開発=8割以上で症状改善−山口大 @nifty.comより転載

花粉症、飲むワクチン開発=8割以上で症状改善−山口大


2008年4月19日(土)16時55分配信 時事通信
 
 花粉症を引き起こすたんぱく質をスギ花粉から取り出し、弱毒化して錠剤として飲む方法で、花粉症患者8割以上の症状が改善したと、山口大の加藤昭夫名誉教授の研究室が19日までに学会で発表した。
 加藤名誉教授によると、2006年に花粉症の原因となるたんぱく質を1日に0.7ミリグラム摂取するよう調整した錠剤を患者40人に30日間投与したところ、34人の症状が改善。うち5人は完治したという。
 治療の原理は注射と同じだが、注射による治療が数年かけて、継続的に行わなければならないのに対し、この「経口ワクチン」による方法は錠剤を1カ月飲むだけで、「手軽な治療法」としている。

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2008/4/19 シラカバ花粉の飛散量、今年は過去最大規模に @nifty.comより転載

シラカバ花粉の飛散量、今年は過去最大規模に


2008年4月19日(土)14時51分配信 毎日新聞
 
 北海道内で花粉症を引き起こすシラカバ花粉の飛散量が、今年は過去最大規模になる可能性が高いと道立衛生研究所(札幌市北区)が予測している。花粉量と関係の深い前年夏の日照時間が12年前の調査開始以来、最も長かったことなどが根拠だ。同研究所の屋上では例年より10日早く、今月15日に花粉が飛び始めたことが確認された。同研究所の小林智・生活保健科長は「特に気温が20度を超える日はよく飛散する」と注意を呼び掛けている。

 同研究所の調べでは、札幌の昨年6月上旬〜8月中旬の日照時間は530時間。6月中旬〜7月中旬に太陽から受け取る熱量も過去12年間で最大だった。道内の多くの地域も同様の好天で、花粉を作る花の芽の成長を促進させたとみられる。

 飛散量が多かった00年は1平方センチ当たり計2082個、04年も計1935個の花粉が観測されたが、今年は同程度かそれ以上になる見込みという。少なかった昨年は140個だった。

 シラカバ花粉の飛散は例年5月前半ごろまで続く。その後は同じカバノキ科のダケカンバとウダイカンバの花粉が6月上旬ごろまで飛び、花粉症を引き起こす。これらの花粉が原因となる症状をまとめてシラカバ花粉症と呼ぶ。【去石信一】

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2008/4/19 子供への治験開始=ワクチン事前接種も検討−新型インフルエンザ対策・厚労省 @nifty.comより転載

子供への治験開始=ワクチン事前接種も検討−新型インフルエンザ対策・厚労省


2008年4月19日(土)5時24分配信 時事通信
 
  新型インフルエンザの大流行(パンデミック)に備え、厚生労働省は19日までに、備蓄しているH5N1型の鳥インフルエンザウイルスから作ったワクチンについて、生後6カ月以上の子供を対象とした治験を開始した。今年末まで240人分の症例を収集し、有効、安全性が確認されれば子供向けとして製造販売を承認する。医療従事者らのように事前接種も検討する。
 治験に使うのは「プレパンデミックワクチン」と呼ばれ、新型発生後のウイルスから作るワクチンができるまでのつなぎ用として使用する。
 成人対象の治験で大きな問題がなかったことから、厚労省は昨年10月、北里研究所(東京都港区)と阪大微生物病研究会(大阪府吹田市)が開発したワクチンを承認した。しかし、子供に対する治験は実施していなかった。
 厚労省や日本医師会治験促進センターによると、治験は今月から既に開始しており、生後6カ月以上の子供が対象。今年末まで2つのワクチンをそれぞれ9病院で低年齢児を中心に120人ずつ、計240人に接種する。

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2008/4/18 はしかで宇都宮工高が休校 m3.comより転載

はしかで宇都宮工高が休校


記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年4月18日】
 栃木県教育委員会は17日、県立宇都宮工業高校(宇都宮市)の生徒3人がはしかと診断され、18日から21日まで休校すると発表した。重症者はいないという。
 県教委によると、生徒3人は今月7日から16日にかけ、発熱や発疹(はっしん)の症状を訴えた。うち1人が一時入院したという。

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2008/4/18 コレラ食中毒患者31人に 埼玉・騎西町の飲食店 m3.comより転載

コレラ食中毒患者31人に 埼玉・騎西町の飲食店


記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年4月18日】
 埼玉県騎西町の飲食店「お食事処 正三郎(しょうざぶろう)」で刺し身やすしを食べた10人がコレラ菌による食中毒となった問題で、コレラ菌による食中毒症状を訴えた人が新たに20人増えたことが17日、県の調べで分かった。コレラ菌が検出されたものの、発症していない1人と合わせ同店の食中毒患者は31人となった。
 厚生労働省によると、コレラ菌による国内の食中毒としては、統計が始まった2000年以降で最大の患者数。
 県によると、31人は同店で3月29〜30日に食事をした茨城、埼玉、東京の86〜19歳の男女。うち23人はコレラ特有の下痢や嘔吐(おうと)などの症状を訴えたが、菌は検出されていない。コレラ菌が検出されたのは8人で、うち2人は入院したものの、快方に向かっている。
 店の従業員からコレラ菌は検出されなかった。県は、店が東南アジア産の魚介類の冷凍品を使用していたことから、食材が感染源の可能性もあるとみている。

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2008/4/17 DPT三種混合ワクチン接種を遅らせると小児喘息の発生率が下がる可能性 m3.comより転載

DPT三種混合ワクチン接種を遅らせると小児喘息の発生率が下がる可能性


提供:Medscape

ジフテリア・百日咳・破傷風の初回ワクチン接種を推奨時期よりも2カ月以上遅らせると小児喘息が半減したことを示す研究結果
Laurie Barclay

【4月14日】ジフテリア・百日咳・破傷風(DPT)ワクチンの初回接種を推奨時期よりも2カ月以上遅らせると小児喘息が半減することを示すレトロスペクティブ(後向き)長期研究の結果が『Journal of Allergy & Clinical Immunology』3月号に報告された。

「小児期の早い段階でワクチンを接種すると、TH2型免疫反応の刺激や微生物からの圧力の低下により、TH1型およびTH2型免疫のバランスが変化し、喘息の発症が促進されると考えられてきた」とマニトバ大学(マニトバ州ウィニペグ、カナダ)のKara L. McDonald, MScらは記している。「観察研究では喘息との関連について矛盾する知見が得られているが、小児期のワクチン接種のタイムスケジュールの違いによってこの矛盾が説明できる可能性がある。本研究は、ジフテリア・百日咳・破傷風(DPT)ワクチンの接種時期が7歳時までの小児喘息の発症に影響するか否かを明らかにするために実施した」。
研究者らは、1995年にマニトバ州に生まれた小児コホートの出生時から7歳時までについて、完了したワクチン接種と保健記録のデータを分析した。多変量ロジスティック回帰分析を用い、7歳時の喘息の補正後オッズ比をDPTワクチン接種時期別に算出した。
4回以上のDPTワクチン接種を受けた小児11,531例において、喘息のリスクは、DPTワクチンの初回接種時期が2カ月以上遅れた小児で半減していた。3回すべての接種で遅れがみられた小児では、喘息を発症する確率は0.39(95%信頼区間[CI] 0.18-0.86)であった。
「小児期における全菌体DPTワクチンの初回接種時期の遅れと喘息発症との間には負の相関があり、1-3回目のすべての接種で遅延があった場合には相関が一層顕著であった」と本研究の著者らは記している。「この現象の機序を明らかにするには、今後の研究が必要である」。
本研究の限界としては、確認(ascertainment)バイアスがある可能性、ジフテリア・百日咳(無菌体)・破傷風(DaPT)ワクチンでは知見が確認されていないこと、ワクチン接種の遅れと喘息発症に対する保護効果との関連の説明として若年期の感染症の問題を否定できないことが挙げられる。
「ワクチン接種が有害であるとの認識はワクチン接種プログラムの効果に悪影響を及ぼす可能性があるため、ワクチン接種とアレルギー性疾患との関連を詳細に理解するために今後研究を行うことがきわめて重要である」と本研究の著者らは結論付けている。
本研究はカナダ保健研究機構(CIHR)の支援を受けた。著者らの一部は、Western Regional Training Center for Health Services Research、National Training Program in Allergy and Asthma、カナダ保健研究機構(CIHR)、Allergen社、および/またはNovartis社とさまざまな金銭的関係があることを公表している。

J Allergy Clin Immunol. 2008;121:626-631.
Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape

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2008/4/17 高齢者において持続性の不眠はうつ病治療の効果を鈍らせる可能性 m3.comより転載

高齢者において持続性の不眠はうつ病治療の効果を鈍らせる可能性 


提供:Medscape

最近の試験によれば、うつ病と持続性の不眠がある高齢患者では、不眠がみられない対照と比較して、治療抵抗性うつ病になりやすい
Marlene Busko

【4月9日】最近の試験によれば、うつ病と持続性の不眠がある高齢患者では、不眠がみられない対照と比較して、治療抵抗性うつ病になる確率が最高で3.5倍高かったという。
「うつ病は不眠等の症状を伴う重大な疾患であり、うつ病を治療すれば、他の厄介な症状がすべて消失すると考えがちであるが、一部の患者では不眠が消失しないということが本試験から明らかになり」、患者のうつ状態は持続すると筆頭著者であるロチェスター大学医療センター(ニューヨーク州ロチェスター)のWilfred R. Pigeon, PhDはWebMD Psychiatry に語った。

臨床的影響は、うつ病治療の場では、「睡眠と不眠について必ず問診すべきであり、不眠が存在する場合には、うつ病の治療と同時に不眠の治療を考慮すべきである」ということであるPigeon博士は語った。

本試験は『Sleep』4月1日号に掲載されている。

疾患の定義に用いる基準がどの程度厳格かにもよるが、地域社会に暮らす高齢者における不眠の有病率は10%潤オ17%、うつ病の有病率は5%潤オ9%であることが試験から明らかになったと研究者らは記述している。
研究者らは、急性のうつ状態の患者で、すでに持続性の不眠がある患者では、不眠なし、もしくは軽度または急性の不眠のある患者に比べてうつ状態が持続しやすいかどうかを検討することを目的とした。研究者らは、持続性の不眠はうつ病を永続化させる可能性があるという仮説を立てた。
研究チームは、Improving Mood-Promoting Access to Collaborative Treatment (IMPACT)プロジェクトのデータを解析した。この試験は、多施設共同無作為化試験で、うつ病の集中的ケアによって、通常のケアに比べて転帰が有意に改善したことが明らかになった。
本試験では、18のプライマリケア診療所においてうつ病の高齢者1801例が組み入れられた。患者は通常のケア(プライマリケア医による継続診療)または共同的ケアマネジメント介入プログラム(訓練を受けた専門家による密接なうつ病ケアの監視)にいずれかに無作為に割り付けられた。
被験者の平均年齢は71.2 ± 7.5歳で、6および12ヵ月経過後に