鍼灸・整骨の治療だけでなく、身体バランス調整を通した健康的な美容までのトータルケアを

京都市下京区/富士鍼灸整骨院(ふじしんきゅうせいこついん)

2008/5/12 伊達公子の体を変えた「ピラティス」って何? @nifty.comより転載

伊達公子の体を変えた「ピラティス」って何?

 
2008年5月12日(月)10時0分配信 日刊ゲンダイ

 11年半ぶりにプロ登録し、現役復帰した女子テニスのクルム伊達公子(37)。第1戦のカンガルーカップではダブルス優勝、シングルス準優勝といきなり好成績を飾り、開催中の福岡国際シングルスでもベスト8入りする快進撃が続いている。年々体が衰えていくのは人の常。四十路が近づく伊達を支えているのは何なのか。
「伊達が本格的な体づくりを始めた昨年9月から午前6時起床、午後10時就寝の生活を送っています。午前8時にはテニス施設に入って1時間ほどウオーミングアップ。その後2時間半ほどプレーしています。ほかに、週2〜3回ペースで夫のミハエルさんと10〜15キロを走り込み。食事は玄米や野菜など体にいいものを取っていますが、あとはピラティス。筋肉痛がずいぶん楽になると、本人も効果にビックリしています」(所属事務所)
「西洋版ヨガ」と言われるピラティスは、第1次世界大戦の負傷兵向けに編み出されたリハビリプログラムがルーツ。静止ポーズで深呼吸を繰り返すヨガと違い、ゆっくりとした動作を続けるのが特徴だ。ピラティスのインストラクター・柳沢とも子氏はこう言う。
「イチローやタイガー・ウッズなどの一流スポーツ選手がトレーニングに取り入れているということで火がつき、3年ほど前から日本でも広まりました。ピラティスは体の歪みを直してバランスを整える効果があるので、野球やテニス、ゴルフなどの一定の筋肉を集中的に使うスポーツ選手に好まれているのです。体の奥にある深層筋を鍛えるものなのでムキムキにはなりませんが、姿勢を良くするので余計な負担がなくなり、疲れにくい体になります」
 腰痛持ちやメタボなサラリーマンでも、無理なく続けられるんだそうだ。
【2008年5月9日掲載】

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2008/5/12 夜型にずれないよう調節 @nifty.comより転載

夜型にずれないよう調節

 
2008年5月12日(月)16時37分配信 共同通信

 昼夜のリズムを刻む体内時計が正確に働くよう、生物の脳などでDECと呼ばれる遺伝子が調節役を果たしていることを、広島大の加藤幸夫教授らのチームが12日までに突き止めた。体内時計に関してはCLOCKなど4種類の遺伝子が知られているが、DECはそれとは別に午前中に強く働き、リズムが夜型にずれないように調節していた。加藤教授は「リズムが狂うと高血圧やがんになるとの報告もある」と話している。

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2008/5/12 炎症性腸疾患の仕組み解明 @nifty.comより転載

炎症性腸疾患の仕組み解明

 
2008年5月12日(月)19時41分配信 共同通信

 北海道大遺伝子病制御研究所の西村孝司教授(54)らの研究チームは12日、厚生労働省が難病指定する炎症性腸疾患を引き起こす原因が、体内にあるリンパ球の1種「CD8T細胞」の異常増殖により生み出される物質だとマウス実験で突き止め、疾患発生の仕組みも解明したと発表した。研究グループは「根本的な治療薬の開発につながることが期待できる」としている。

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2008/5/12 コンタクト原因の角膜感染症、「使用法守らず」3割 m3.comより転載

コンタクト原因の角膜感染症、「使用法守らず」3割


記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年5月12日】

角膜感染症:コンタクト原因、「使用法守らず」3割

 コンタクトレンズが原因とみられる角膜感染症で入院した患者の少なくとも3割は、レンズの使用方法を守っていなかったことが、日本眼感染症学会などの調査で分かった。視力補正用コンタクトレンズは薬事法の高度管理医療機器に指定されている。厚生労働省は販売業者に、適切な使用方法などを購入者に提供することを求めているが、不十分な実態が浮かんだ。
 角膜で細菌やカビが繁殖した状態を角膜感染症と呼ぶ。失明の恐れもある。コンタクトレンズは角膜に直接装着するため、適切に使用しないと、角膜が傷ついて感染しやすくなる。
 調査は全国の224施設を対象に1年間実施した。コンタクトレンズが原因とみられる角膜感染症で入院治療を受けた重症患者161人について、診断結果を聞くとともに、患者へのアンケートも依頼した。不適正な使用のケース(複数回答)は、寝る前に外すタイプのレンズを「装着したままにしていた」との回答と、2週間ごとに交換する使い捨てレンズを「1カ月ほど使い続けた」との回答が、それぞれ回答者全体の2割だった。【下桐実雅子】

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2008/5/12 てんかんの原因遺伝子発見 治療薬につながる可能性 m3.comより転載

てんかんの原因遺伝子発見 治療薬につながる可能性


記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年5月12日】
 発達の遅れを伴うてんかん「大田原(おおたはら)症候群」の原因遺伝子を、松本直通(まつもと・なおみち)横浜市立大教授や山形大などのチームが発見、11日付の米科学誌ネイチャージェネティクス電子版に発表した。
 チームの才津浩智(さいつ・ひろとも)・横浜市大助教は「この遺伝子によってつくられるタンパク質が正しく働くようにする物質を見つけられれば、治療薬開発につながる可能性がある」と話している。
 大田原症候群は主に新生児期に発症し、薬が効きにくい。患者は10万人に1人以下とみられる。
 チームは患者1人の遺伝情報を解析し、染色体の一部が欠けていることを見つけた。そこに存在するはずの遺伝子のうち、脳で働く「STXBP1」に着目。13人の患者を調べたところ、4人で変異があった。健康な人には変異がなかったことから、原因遺伝子の1つと判断した。
 この遺伝子がつくるタンパク質は、脳の神経細胞で神経伝達物質の放出にかかわることが分かっている。チームは、タンパク質の変異で脳の情報伝達に異常をきたすことが、てんかんの発症につながる可能性があるとみている。

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2008/5/12 窒息事故、最多は「もち」=ご飯、パンも多く−乳幼児と高齢者に注意・厚労省 @nifty.comより転載

窒息事故、最多は「もち」=ご飯、パンも多く−乳幼児と高齢者に注意・厚労省

 
2008年5月12日(月)6時6分配信 時事通信
 窒息事故を起こした食べ物を厚生労働省研究班(主任研究者・向井美恵昭和大歯学部教授)が調査したところ、最も多かったのは「もち」だったことが12日、分かった。原因となった食品が判明したケースの2割を占め、パンやご飯などを含め「穀類」が目立った。
 厚労省は「予想より原因食品が多岐にわたる」と指摘。事故の多い乳幼児、高齢者がいる家庭や関連施設に注意喚起するため、都道府県に通知を出した。

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2008/5/12 5月 休診日のお知らせ

  
 
<5月の休診日>
 
 
毎週木曜日
 
 
3日(土)〜6日(火)の間
 
 
 
休 診
 
いたします。
 
 
 
【 臨時休診のお知らせ 】
 
17日(土)
 
 
セミナー参加
 
ため
 
臨時休診
 
させていただきます。
 
 
 
それ以外の日は
 
通 常 診 療
 
いたします。
  
 
 
   
患者様にはご迷惑をおかけいたしますが、
 
よろしくお願いいたします。ペコ_(._.)_ペコ 
 

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2008/5/11 6割強が慢性疲労=腰痛、肩こり…人不足も深刻−介護現場を全国調査・日本医労連 @nifty.comより転載

6割強が慢性疲労=腰痛、肩こり…人不足も深刻−介護現場を全国調査・日本医労連
 
 
2008年5月11日(日)14時37分配信 時事通信
 
 介護現場で働く人の6割強が慢性疲労を感じ、十分な福祉サービスが提供できていないと考える人の7割強が人員不足を理由に挙げていることが11日、病院や福祉施設などの職員らで構成する日本医療労働組合連合会(東京都台東区)の全国調査で分かった。
 調査は昨年12月中旬から3月上旬にかけ実施。調査票2万5000枚を送り、介護施設や養護施設などで働く職員らから6818枚の有効回答を得た。回答者は女性が約8割、ヘルパーなどの介護職が約6割、看護職が2割弱などだった。
 その結果、「健康の不安」を感じる人が過半数を占め、特に「疲れが翌日に残る」(43.2%)と「休日でも回復しない」(18.1%)を足した6割強が慢性疲労を訴えた。具体的な体調不良は、複数回答で腰痛(53.9%)、肩凝り(51.1%)、手荒れ(40.8%)などだった。

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2008/5/10 窒息原因の半数は穀類 @nifty.comより転載

窒息原因の半数は穀類

 
2008年5月10日(土)17時15分配信 共同通信


 厚労省研究班による食品窒息事故の調査で、もちやご飯、パンなど穀類が原因のケースが半数を占めた。10日、分かった。65歳以上では穀類、10歳未満ではあめなどの菓子類が原因となることが多かった。「普段食べているものでもよくかみ、細かくして」と注意を呼び掛けている。研究班の調査では、06年の窒息事故で0−105歳の592人が搬送され、10歳未満は12%、65歳以上は76%だった。

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2008/5/9 禁煙:飲んで効く、新薬「バレニクリン」保険適用に 副作用に注意…吐き気、頭痛 m3.comより転載

禁煙:飲んで効く、新薬「バレニクリン」保険適用に 副作用に注意…吐き気、頭痛


記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年5月9日】

禁煙:飲んで効く、新薬「バレニクリン」保険適用に 吐き気、頭痛…副作用に注意

 たばこをなかなかやめられない「ニコチン依存症」の人の禁煙を促す新薬「チャンピックス(一般名バレニクリン)」が、保険適用になり、日本でも8日発売された。飲み薬タイプのため、手軽に禁煙治療を始めるきっかけになりそうだが、先行して販売されている米国では、副作用も報告されている。【関東晋慈、永山悦子】

 「1日25本以上吸うニコチン依存度が高い人でも楽に禁煙できたようだ」。臨床試験をまとめた大阪府立健康科学センターの中村正和・健康生活推進部長は試験結果に自信をみせた。特に自力で禁煙を試みて失敗した経験のある人はありがたみを感じるという。「薬の切れ味は良かったと各病院から報告を受けている」と話す。
 バレニクリンは禁煙補助薬では国内初の飲み薬だ。06年に禁煙治療が保険適用になり、張り薬(ニコチンパッチ)がすでに販売されているが、皮膚がかぶれるなどの副作用が生じる問題があった。また、ガムタイプのものは、保険が適用されていない。

 ■助走つけて

 バレニクリンは張り薬のように治療開始と同時に完全禁煙をしなくてもよい。薬の服用量を徐々に増やし、逆にたばこの本数を徐々に減らす。中村部長は「この薬は服用開始後1週間は喫煙でき、助走期間を設けることができる。イライラや落ち込みなどの離脱症状(一般に禁断症状)を軽減しながら禁煙に踏み切ることができる」と評価する。
 臨床試験では、バレニクリンを含む錠剤と含まない偽薬を、グループに分かれて12週間飲んだ。参加者のうちニコチン依存症の計515人の結果を見ると、バレニクリンを1ミリグラム含む錠剤を飲んだグループの最終的な禁煙率は65・4%で、偽薬を26ポイントも上回った。
 張り薬は皮膚からニコチンを吸収させ、ニコチンからの離脱症状を和らげる仕組みだが、バレニクリンの作用は異なる。
 たばこを吸うと、ニコチンが脳の受容体に結びついて神経伝達物質ドーパミンが放出され、満足感を得る。バレニクリンは、ニコチンの代わりにこの受容体に結びつき、ニコチンの半分程度のドーパミンを放出させる。このため、たばこを吸わなくてもある程度の満足感が得られる。服用中に吸っても喫煙の満足感をあまり感じないため、禁煙しやすいという。

 ■うつの報告も

 一方、副作用への注意が必要だ。臨床試験で1ミリグラムの錠剤を12週間服用した患者の24%に吐き気、10%に軽い頭痛が表れた。06年から販売している米国では、服用者がうつ状態になったり自殺願望を抱く例が出ている。米食品医薬品局(FDA)は医師に対し、リスクを詳細に説明し、患者の行動を監視するよう警告した。
 中村部長は「米国で報告された症例はこの薬との因果関係が不明だ。うつは体重増加とともに、禁煙でみられる数少ない副作用で、禁煙を始める際には理解しておくべきだ」と指摘する。
 
  ■サポート体制を

 たばこ問題情報センターの渡辺文学代表は「ニコチン依存症の人にとって、選択肢が広がるのは良いことだ。だが、禁煙の成否には個人差が大きく、薬だけで禁煙できるわけではない。たばこが吸いにくく、買いにくい社会にすることも重要だ。また、禁煙外来に足を運べない人のため、地域の保健所が禁煙指導に乗り出すなど、身近なサポート体制を整えるべきだ」と話している。

……………………………………………………………………………
 
  ◇広告規制や医療費無料化が有効--英国で禁煙治療に取り組む、ピーター・ハイエック教授
 欧州連合(EU)では、法律で禁煙に取り組む国が増えつつある。中でも規制が進んでいる英国で禁煙治療に取り組むバーツ&ザ・ロンドン・クイーンメリー医科歯科大のピーター・ハイエック教授(心理学)が4月に来日した。効果的な禁煙対策について尋ねた。

    *

 --英国では、どのような禁煙対策が進められているのか。
 
 英国では92年のEU加盟後、禁煙法が厳格化された。受動喫煙被害の認識が広がったためだ。07年7月には屋内の公共の場所と職場を禁煙とする法律が導入された。たばこ業界やホテル、パブの所有者からは反対の声が上がったが、世論調査によると、ほとんどの国民の支持を得た。

 --他に効果的な対策はあるか。
 
 広告規制がある。03年、新聞やテレビなどの一般の広告へのたばこ企業の掲載が禁止され、その後、たばこ企業がスポーツイベントなどのスポンサーになることも禁止された。さらに禁煙治療を拡大するため、薬代を除いた禁煙治療の医療費を無料にしている。

 --日本では、03年に受動喫煙防止を明記した健康増進法が施行され、その後、路上喫煙の禁止条例が市町村レベルで広がっている。今年4月には、神奈川県が不特定多数の人が利用する県内のすべての施設を全面禁煙する条例案を明らかにした。日本の禁煙対策をどう見るか。

 4年前に来日した時は、ホテルの至る所に灰皿が置いてあって驚いた。だが、条例レベルでも禁煙への動きが感じられ、日本でも施策が進んでいる証拠だと思う。法律の制定は喫煙の環境を変え、禁煙のきっかけを作る。日本でも法制度が整うことが望ましい。

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2008/5/8 潜在性甲状腺機能低下症は女性の冠動脈性心疾患死を増加させる m3.comより転載

潜在性甲状腺機能低下症は女性の冠動脈性心疾患死を増加させる


提供:Medscape

潜在性甲状腺機能低下症の女性は甲状腺機能が正常な女性より冠動脈性心疾患による死のリスクが高いことが新規研究で示された
Lisa Nainggolan


【5月1日】潜在性甲状腺機能低下症の女性は甲状腺機能が正常な女性より冠動脈性心疾患(CHD)による死亡のリスクが高いことが新規研究で示されている [1]。しかし、こうした関連性は男性では認められなかったとノルウェー科学技術大学(Norwegian University of Science and Technology)(トロンヘイム)のBjorn O 遵ァsvold博士らは『Archives of Internal Medicine』2008年4月28日号に掲載された論文で述べている。
「我々の研究で男性において知見が得られなかったのは単に偶然によるものか、あるいは本当に男女に生物学的差異があるのかはわからない。この研究からは何とも言えない」と遵ァsvold博士はheartwireに話している。なぜなら、この試験には25,000例以上の人が参加していたものの、一般集団を対象としたコホート研究では冠動脈死はわずか400例ほどであったためであると遵ァsvold博士は述べている。「このような解析では、症例数は統計的検出力にとって不可欠である」
また、遵ァsvold博士は次のように述べている。「この研究からはCHD予防のために軽微な甲状腺機能低下症を [チロキシンで] 治療することは推奨されないと思う。我々にはそのことは言えない」遵ァsvold博士はさらに研究が必要であろうと述べ、彼の研究チームはCHD死ではなく心筋梗塞(MI)の発生率を主要評価項目として、潜在性甲状腺機能低下症に関する別の研究を計画していると話している。

甲状腺刺激ホルモン(TSH)値の高い女性では死亡が40-60%増加
 
顕性甲状腺機能低下症を有する人はCHDのリスクが高いことが以前より知られていると遵ァsvold博士は説明している。明らかでないのは、潜在性甲状腺機能低下症(TSH値が高いものの無症状であるのが特徴)とCHDとの関係の有無であると遵ァsvold博士は述べている。一部の横断的研究および前向き研究ではこの問題が取り扱われているが、結果に一貫性は認められていないと遵ァsvold博士は話している。
遵ァsvold博士らの研究では、Norwegian Nord-Tr遵kndelag Health Study(HUNT)の被験者を対象に、TSH値と致死的CHDとの関連性が前向きに検討された。被験者はベースライン時点(1995-1997年)で甲状腺疾患、心血管疾患、糖尿病のいずれも確認されていない者であり、その内訳は女性17,311例および男性8,002例であった。また、ノルウェー人は一般に十分にヨウ素を摂取していると考えられていると遵ァsvold博士らは記している。
中央値8.3年の追跡調査期間に、女性228例、男性182例がCHDにより死亡した。このうち女性192例、男性164例はTSH値が正常な臨床基準範囲(0.50-3.5mIU/L)以内であった。
TSHが中程度上昇(1.14-2.52mIU/L)ないし高程度上昇(2.5-3.5 mIU/L)の女性は、TSH値が正常範囲低値(0.50-1.4 mIU/L)の女性と比較して、CHD死に関するハザード比が1.41および1.69であった。こうした傾向は女性では統計学的に有意であった(p=0.005)が、男性では有意ではなかった。
同研究者らは、TSHがCHD死亡率に影響を及ぼす機序はわからないと述べている。血圧および血清脂質について補正すると効果に多少の低減が認められたことから、TSH値の効果には、少なくとも部分的に、これらの因子が介在している可能性があることが示唆される。

さらに研究が必要
 
「これらの結果から、比較的低いものの臨床的に正常な甲状腺機能は致死的CHDのリスクを上昇させる可能性があることが示されている」と同研究者らは述べている。そして、彼らが知る限り、サイロキシン補充がCHDを予防し得るかどうかを検討した臨床試験はないと付け加えている。
遵ァsvold博士は次のように結論している。「甲状腺機能はCHDにとって重要であり、比較的正常な範囲内の差でも違いを生じる可能性があると考えられる。これは確かに、チロキシン治療が有効かどうかを検討するためにさらに研究を行うことを後押しするものであるが、我々の研究結果はそのことを裏付けているわけではない」

この研究はノルウェー科学技術大学(Norwegian University of Science and Technology)、Central Norway Regional Health Authorityの援助を受けている。この研究の著者のうち2名は資金提供を受けている。他の著者らは関連する金銭的関係がないことを開示している。

出典
・遵ァsvold BO, Bjoro T, Nilsen TIL, et al. Thyrotropin levels and risk of fatal coronary heart disease. The HUNT study. Arch Intern Med. 2008;168:855-860.

Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape

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2008/5/7 老化で伸びる耳毛…知りたくもない!?身体の不思議 @nifty.comより転載

老化で伸びる耳毛…知りたくもない!?身体の不思議

 
2008年5月7日(水)17時10分配信 夕刊フジ


 新緑の季節。空気のきれいな場所に遠出でもしたくなるが、ここでちょっと疑問。「空気が悪いと鼻毛が伸びる」というのはよく聞く話だが、これってホント?
 さっそくナショナルの鼻毛カッター担当者に聞いてみた。

 「データは取りそろえていませんが、確かに都会のほうが、鼻毛が伸びやすいとはいわれていますね。都会のほうが、鼻毛カッターも多く売れているんですよ」

 ただし、これは鼻毛カッターに限らず、グルーミングシリーズ全般に見られる傾向であることから、「意識の高さもあるのかも」とのことだった。

 さらに、耳鼻咽喉科の慶友銀座クリニックの大場俊彦院長に聞いてみると…。

 「空気が悪いと鼻毛が伸びるのは、本当だと思います。僕も北九州にいたときに伸びが早かったんですよ」

 ただし、近年は、男性の身だしなみが良くなりすぎて、鼻毛がなくなっている男性が増えているのだとか。

 「鼻毛は本来、異物に対するフィルターの役割を果たすもの。それがなくなってしまうことで、風邪をひきやすくなったり、アレルギーになりやすいという問題があります」(大場院長)

 鼻毛はなくてはならないものだが、ところで、「耳毛」はどうなのか?

 「耳毛は本来、伸びなくて良いシステムですが、老化によって伸びてしまうもの。まゆ毛などが老化で伸びるのと同じです」(大場院長)また、ある毛髪の研究員はこう話す。

 「耳毛が生える原因には、毛周期制御の乱れが起こり、成長期が長くなっている可能性と、毛の伸びるスピードが早くなっている可能性があります。いずれも、毛の成長を抑える遺伝子の働きが老化によって低下したためと考えられます」

 体を守ってくれる毛と、全く守っていない毛。毛には不思議がいっぱいだ。

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2008/5/7 脱メタボへ電気の力…薬や運動に次ぐ第3の道 @nifty.comより転載

脱メタボへ電気の力…薬や運動に次ぐ第3の道

 
2008年5月7日(水)17時6分配信 夕刊フジ


 電気の力で脱メタボ?−。電気の影響がある環境(電界)下でマウスを飼育した場合、脳に分泌される肥満と食欲を抑えるたんぱく質(BDNF)が増加することが7日までに、国立循環器病センター研究所(大阪府吹田市)や洛和会音羽病院(京都市)などの研究で分かった。論文はオランダの医学雑誌「ブレインリサーチ」電子版に掲載された。
 メタボリックシンドロームや脳卒中の予防に効果が期待できるといい、人体に応用した機器を3−5年以内に実用化する計画。研究に当たった同センター病因部の柳本広二室長(48)は「体が不自由な人でも減量効果が見込める。薬や運動に次ぐ第3の道になるのでは」と話している。

 柳本室長らは、高圧線に止まる鳥のように、近くに大きな電圧があり地面に接していない環境下では、体内に微弱な誘導電流が生じることに着目。絶縁体のアクリル板の下に高圧線を通した特殊なケージでマウスを飼育したところ、BDNFの増加が確認され、体重減少や脳萎縮(いしゅく)の予防、記憶力向上などの効果が出たという。

 これまで体に直接電気を流した場合にBDNFが増加することは知られていたが、危険を伴うため実用化は困難だった。電界環境は人体に無害といい、週に数度絶縁体で作ったカプセルに入るなどの治療法が考えられるという。

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2008/5/7 傷ついた脊髄、自分の細胞で治る? 神経堤幹細胞、秘密を解明 m3.comより転載

傷ついた脊髄、自分の細胞で治る? 神経堤幹細胞、秘密を解明


記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年5月4日】

神経堤幹細胞:傷ついた脊髄、自分の細胞で治る?--秘密を解明

 体のさまざまな組織にあり、神経や筋肉などになる多能性を持つ「神経堤(しんけいてい)幹細胞」が、採取した組織によって存在する割合が違い、異なる性質を持つことを、岡野栄之・慶応大教授らがマウスの実験で突き止めた。この細胞はヒトにもあり、将来、患者由来の細胞を使った脊髄(せきずい)損傷などの治療に役立つ可能性があるという。
 神経堤は将来、脳や脊髄になる部分と皮膚になる部分の境界に存在する細胞の集団。脊椎(せきつい)動物の発生初期だけに現れ、成長すると消えてしまう。
 同大大学院博士課程の名越慈人(なりひと)医師と岡野教授らは、神経堤から分化した細胞が蛍光で光る遺伝子組み換えマウスを使い、骨髄と皮膚、脊髄から伸びた神経の一部「後根神経節」の3カ所から神経堤由来の細胞を採取した。

 ◇分化能力にも差

 この中から、未分化状態の幹細胞をより分け、増殖能力があることを確認。さらに、神経や筋肉の細胞に分化する多能性があることも実際に確かめた。組織中に神経堤幹細胞が存在する割合は、後根神経節が細胞1000個に1個に対し、骨髄では1000万個に1個。分化能力も元の組織によって違うことが分かった。
 一方、神経堤幹細胞が血流にのって移動し、生まれる直前に骨髄に入る過程をマウスの胎児で追跡。骨髄の中に神経を生み出す幹細胞が存在する理由を初めて明らかにした。
 後根神経節は脊髄の隣にある。岡野教授は「将来的には、脊髄損傷の患者本人から採取した神経堤幹細胞を治療に使える可能性もある」と話す。すでにヒトの皮膚や後根神経節から神経堤幹細胞を採取し、培養する研究を始めているという。
 米科学誌「セル・ステムセル」4月号で発表した。【須田桃子】

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2008/5/7 ダニで感染、日本紅斑熱に注意 拡大懸念、和歌山県内でも m3.comより転載

ダニで感染、日本紅斑熱に注意 拡大懸念、和歌山県内でも


記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年5月3日】

健やかわかやま:ダニで感染、日本紅斑熱に注意 拡大懸念、県内でも /和歌山

 ダニにかまれて感染する急性感染症、日本紅斑熱(こうはんねつ)が全国で広がっている。古座川町国民健康保険明神診療所の森田裕司所長は先月、松江市で開かれた日本感染症学会で県内の感染状況を発表した。
 日本紅斑熱は84年、徳島県で初めて確認され、99年に保健所への届け出が必要な感染症(4類感染症)に指定された。07年は全国で前年の2倍、過去最高となる98件が報告され、感染の拡大が懸念されている。
 森田所長は94年ごろから調べ始め、県内で07年までに38人の発症を確認。このうち15人は古座川町で見つかったほか、海岸から10キロ以内の地域に集中しており、日本紅斑熱の疑いのある死亡例もあるという。
 病原菌の一種であるリケッチアを保有するマダニに刺されて感染し、2-8日で発症する。40度近い高熱が数日間続き、手のひらをはじめ全身に赤い斑点が現れる。治療にはミノサイクリンなどのテトラサイクリン系の抗生物質が有効で、感染症によく処方されるセフェム系は効かない。
 森田所長は「感染そのものを見落とし、死因不明のまま亡くなった患者もいるだろう。治療できる疾病なので、広く知ってもらうことが大切」と注意を呼びかけている。【加藤明子】

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2008/5/7 メタボリックシンドローム「知ってる」87% 内閣府調査 m3.comより転載

メタボリックシンドローム「知ってる」87% 内閣府調査


記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年5月4日】
メタボリックシンドローム:「知ってる」87%--内閣府調査
 内閣府は3日、「食育に関する意識調査」の結果を発表した。心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞につながるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)について、「意味まで知っていた」との回答は87・6%で、前回調査(07年3月)より10・3ポイント増加した。「食育推進基本計画」の10年度末までの目標「認知度80%以上」を3年早く達成した。
 調査は今年2-3月に全国で20歳以上の3000人を対象に面接方式で実施し、1745人から回答を得た。
 メタボリックシンドロームの「言葉も意味もよく知っていた」は58・5%、「意味も大体知っていた」は29・1%だった。予防や改善策を継続的に行っている人は34・2%だった。【木下訓明】

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2008/5/7 SYNERGIE試験:生活習慣の管理によって体脂肪分布とメタボリックシンドロームのリスクファクターが低下 m3.comより転載

SYNERGIE試験:生活習慣の管理によって体脂肪分布とメタボリックシンドロームのリスクファクターが低下 


提供:Medscape

21世紀はウエスト周囲径との新たな闘いであり、臨床医は高リスクの腹部肥満患者のリスクファクターを改善するために体重以外の因子も考慮すべき
Michael O'Riordan


【4月29日】(トルコ、イスタンブール)以前高コレステロール値と闘ったのと同様、21世紀はウエスト周囲径との新たな闘いであり、高リスクの腹部肥満患者のリスクファクターを真に改善するには臨床医は体重以外の因子も考慮すべきであると、進行中の生活習慣修正研究の首席治験責任医師であるJean-Pierre Despr醇Ps博士(ラバル大学、ケベック州ケベックシティ)は断言した。
イスタンブールで開催されたEAS 2008:第77回アテローム性動脈硬化症欧州会議において、Despr醇Ps博士はSYNERGIE試験の中間結果を発表した。この試験は、メタボリックシンドロームの特性を有する肥満男性に、心臓代謝リスクを低下させることを意図して食事および運動習慣を修正するために食事療法士および運動療法士の指導を定期的に受けさせることの臨床的ベネフィットを評価するために設計された「シンプルな研究」である[1]。
「少なくとも世界中の多数の国々における喫煙、高コレステロール値、および他のリスクファクターとの闘いにおいては、我々は顕著な改善を成し遂げたと私は考えている」とDespr醇Ps博士は述べ、臨床医が高血圧およびアテローム性動脈硬化との闘いに使用する薬剤はほぼすべて揃っているとも言及している。「しかし残念ながら我々には腹部肥満や2型糖尿病に伴うウエスト径の問題が残されている。これは心臓血管疾患リスクを低く維持するには問題を引き起こすだろう」。
 
体脂肪の分布を変える
 
Despr醇Ps博士はSYNERGIEの1年経過後の知見を発表する記者会見で、患者の体重がどのように増加しているかについて、もっと大きな関心をもつ必要があると述べた。同様の体重超過の被験者の中でも、腹腔脂肪または内臓脂肪組織の多い被験者は、過剰な皮下脂肪組織を有する被験者と比較して、心臓血管疾患のリスクがより大きかった。腹部脂肪の大まかで簡単な尺度であるウエスト周囲径の測定によってこのリスクファクターを測定することができたが、実際に測定している臨床医は約25%しかおらず、代わりに、あてにならないBMIに頼ることを選択している。
SYNERGIEの目的は、食事療法士と運動療法士の指導を月1回受けることによって、他のメタボリックシンドロームの因子と同様に内臓脂肪を減らせるかどうかを明らかにすることであったと、Despr醇Ps博士は説明した。食事療法士は患者が食べそうにない食物を押しつけるのではなく、患者の好みを配慮しつつ健康によい食事に修正するため被験者と協力し、運動療法士は生活習慣に合った方法で身体的活動性を高めることを試みた。「我々の目標は被験者をマラソンランナーにすることではなかった」とDespr醇Ps博士は述べた。
治験責任医師らは、ウエスト周囲径≧90cm、トリグリセリド>150mg/dL、および高比重リポ蛋白(HDL)コレステロールレベル<40mg/dLの患者を研究対象に含め、経口耐糖能試験によるスクリーニングの後、糖尿病の患者を除外した。合計144例の患者を生活習慣修正プログラムに、26例の患者を通常の臨床治療に無作為に割付けた。スクリーニングを受けた患者の約40%が耐糖能障害を有しており、無作為割り付けに含められた。
SYNERGIEの治験責任医師らは、生活習慣修正プログラムによってメタボリックシンドロームの多数の因子が有意に改善したことを明らかにした。ベースラインと比較して、血漿トリグリセリドレベルは有意に低下し、HDL-コレステロールレベルは上昇した。生活習慣修正プログラムに無作為に割り付けられた患者は、低比重リポ蛋白(LDL)-コレステロール粒子の大きさおよび炎症マーカーと同様に、アポリポ蛋白Bおよび重要なコレステロール比も改善した。身体の健康に関しては、より多くの生活習慣修正群の患者が運動をしており、トレッドミルで測定した身体的作業能力および様々な心拍数の尺度が顕著に改善した。
重要なことは、生活習慣の修正によって、一部の患者は体重が変化しなかったにもかかわらず、ウエスト周囲径が約9cm減少したことであった。しかしCTの分析から、食事療法士と運動療法士の指導を受ける群に無作為に割り付けられた患者における脂肪の分布が有意に変化したことが明らかになった。1年後の時点で内臓脂肪は半分以上減ったと、Despr醇Ps博士は報告した。
 
外は毒だらけのジャングル...
 
メディアに対して、Despr醇Ps博士は、大部分の患者は少なくとも診察室では食事および運動の習慣を変える気になっているが、最も多く食べられている食品がフレンチフライ(フライドポテト)であり平均的な人が1日に5 - 6時間テレビを観るような現実世界の「toxic jungle」(少なくともカナダではそうである)に一旦戻ると、それが非常に難しいことがわかると述べた。「予防は効果があったが、我々は患者に運動すべきだ、ダイエットをすべきだと言うだけですませてはならない。なぜならもしそれらの気の毒な患者が何のサポートや支援も得られなければ、それらには効果がないだろう」と博士は述べた。
食事療法士と運動療法士の指導を月1回受けるための費用は年間約1000ドルであり、心臓と代謝に関して非常に大きなベネフィットがあることを考えると、これは手ごろな金額である。興味深いことに、通常の治療群の患者は1年の間にカロリー摂取量を減らしたと報告し、治験責任医師に食事のカロリーを1日に500kcal以上減らしたと述べていることに、Despr醇Ps博士は注目した。患者は何をどのくらい食べているかを実際にはわかっていなかった。なぜならそれほどカロリーを減らせば体重が有意に減少しただろうが、実際にはそうではなかったと、Despr醇Ps博士はheartwireに語った。「もし患者が健康に良い食事をしていると言っても、それは信用してはいけない」と博士は述べた。ほとんどの糖尿病クリニックは患者に年2回しか受診を求めておらず、そのようなレベルのモニタリングでは不十分であると、博士は述べた

出典
1.Despr醇Ps JP on behalf of the SYNERGIE investigators. Lifestyle management of abdominal obesity and related cardiometabolic risk: the SYNERGIE trial. EAS 2008: 77th European Atherosclerosis Society Congress; April 27, 2008; Istanbul, Turkey.

Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape

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2008/5/7 乳幼児の喘鳴の診断法についてのまとめ m3,comより転載

乳幼児の喘鳴の診断法についてのまとめ 


提供:Medscape

臨床上の疑いに基づいて的を絞った診察と診断的検査を開始することが、乳幼児の喘鳴の原因特定に有用であるとの総説。
Laurie Barclay
Medscape Medical News


【4月25日】乳幼児の喘鳴の原因を特定するには、臨床的疑いに基づいて的を絞った診察と診断検査が有用であるという総説が『American Family Physician』4月15日号に発表された。
「乳幼児の喘鳴はプライマリケアの診療でよく見られる問題のひとつである」とノースイースタン・オハイオ大学医学薬学部、Forum Health家庭医学センター(ヤングスタウン)のLisa Noble Weiss, MD, MEdが記している。「乳幼児の40%が3歳までに喘鳴の発症エピソードを持ち、6歳までに1回でも喘鳴を発症する乳幼児はほぼ半数に及ぶ。再発性の喘鳴を繰り返すのは喘息の場合がもっとも多いが、その他の原因についても鑑別診断で考慮する必要がある。」
小児の喘鳴に多い原因は、喘息や気道過敏症の他に、アレルギー、感染症、胃食道逆流症(GERD)、閉塞性睡眠時無呼吸などがある。具体的な感染症としては、細気管支炎、気管支炎、肺炎、上気道感染症などがある。
それよりは少ないが気管支肺異形成、異物吸引、嚢胞性線維症も喘鳴の原因になる。その他に稀な原因として、閉塞性細気管支炎、先天性の血管奇形や気管気管支奇形、うっ血性心不全、嚢胞性線維症、免疫不全疾患、縦隔腫瘤、原発性線毛機能不全症、腫瘍・悪性新生物、声帯機能不全などがある。
病歴上での手がかりには家族歴、発症年齢、喘鳴のパターン、季節性の増悪、突然の発症などがあり、これらは診断に役立つ。摂食、咳、気道疾患、体位変化に伴って喘鳴が起きることも手がかりになる。
病歴に基づいて疑われる臨床診断について、的を絞った診察と診断的検査を開始すべきであり、診察所見や検査結果も有用な情報になるはずである。喘鳴が繰り返し起きるか予期せぬ喘鳴の発症エピソードが1回あり、気管支拡張薬に反応しない小児には胸部レントゲンが適応となる。病歴や身体所見に基づき喘息が疑われる場合には、診断的肺機能検査を行うべきである。
臨床実践への各推奨(エビデンスの強さはすべてC)は以下の通りである。
・5歳未満の小児における再発性喘鳴の原因としては喘息の可能性がもっとも高い。
・年少小児における喘鳴の原因としてもっとも多いのは、喘息、アレルギー、GERD、感染症、閉塞性睡眠時無呼吸である。
・気管支拡張薬に対する反応性が、喘息とその他の喘鳴の原因との鑑別に役立つ。
・喘鳴が繰り返し起きる、または気管支拡張薬に反応しない喘鳴の発症エピソードが予期せず1回ある場合には、胸部レントゲンを実施すべきである。
喘鳴とともに見られる兆候と症状が、診断を推定する重要な手がかりになる。摂食、咳、嘔吐に伴う喘鳴はGERDを示唆するため、24時間pHモニタリングやバリウム検査による評価を行う。
体位の変化に伴って現われる喘鳴は、気管軟化症または大血管異常である場合があり、血管造影、気管支鏡、胸部レントゲン、コンピュータ断層撮影(CT)、磁気共鳴断層撮影(MRI)、心エコーなどの診断的検査を、場合によってはそれらを組み合わせて実施する必要がある。
聴診でのクラックルや発熱がある場合は肺炎の診断が考えられ、胸部レントゲンで確定できる。
喘鳴と咳が発作的に発症するパターン、気管支拡張薬治療への反応がよいことが喘息の目印になる。アトピー性誘発物質はアレルギー検査で判り、肺機能検査が診断に有用である。アルブテロールの治療的試用で喘息が確認できる場合もある。
頸部を屈曲すると喘鳴が増悪し、過伸展させると消失する場合は、血管輪の診断が予測される。この診断は血管造影、バリウム検査、気管支鏡、胸部レントゲン、CT、MRIを用いて行う。
心雑音や心肥大または、呼吸困難に伴わないチアノーゼがある場合は、心疾患が疑われる。こうした臨床所見の他に、血管造影、胸部レントゲン、心エコーなどの診断的検査を単独または組み合わせて実施するのが適している。
複数回の気道疾患の履歴があり、成長が遅れ気味の小児の喘鳴は、嚢胞性線維症や免疫不全疾患が原因である場合がある。そうした場合には、線毛機能検査、免疫グロブリン値、汗クロール試験が適している。
喘鳴に季節性変化のパターンがあり、特に鼻孔拡大(nasal flaring)または肋間陥没が見られる場合には、細気管支炎(呼吸器合胞体ウイルス[RSV]によるものがもっとも多い)、クループ、アレルギーが原因として考えられる。胸部レントゲンが有用である。
喘鳴に流涎が伴う場合は、喉頭蓋炎の診断が考えられる。これは頸部レントゲンで確認できる。突然発症する喘鳴と息の詰まりは異物吸引を示しており、直ちに気管支鏡を実施すべきである。
「病歴や身体所見で喘息が疑われる場合は、臨床ガイドラインは肺機能検査を推奨している」とWeiss博士は記している。「8歳以上の小児では肺活量測定がもっとも正確であり、気道の閉塞と過敏性の検出が可能である。米国喘息教育予防プログラムの現行のガイドラインでは、5歳以上の小児に肺活量測定を推奨している。」
肺活量測定は3歳以上の小児でも用いることができるが、年少小児では標準値が確立されていない。
「メタコリン(Provocholine、Roche Laboratories社製)、冷気、運動による気管支負荷試験の結果の異常は、喘息を特異的に診断する強いエビデンスになるが、こうした検査は診断がはっきりしない症例でないかぎり一般的に不必要である」とWeiss博士は結論で述べている。「4歳以上の小児における治療有効性の判定には、診察室でのピークフロー検査が有用である。ピークフローはやり方次第で変化するが、気管支拡張薬の使用前後の努力呼出肺気量を比較し、患者の治療反応性の推移を見るには有用である。」

Weiss博士の開示情報によれば、関連する金銭的利害関係はない。
Am Fam Physician. 2008;77:1109-1114.

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2008/5/7 「血1滴で万病診断、5年待って」 ノーベル賞田中さん asahi.comより転載

「血1滴で万病診断、5年待って」 ノーベル賞田中さん
 
2008年05月07日
 
 島津製作所の田中耕一フェロー(48)が7日記者会見し、02年のノーベル化学賞受賞後に5年先の目標として語った「血液1滴から様々な病気を分析出来る技術」について「人間の体内はもっとシンプルだと思っていたが認識が甘かった。実現にはあと5年かかりそう」と述べた。
 
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5年間の研究成果を説明する島津製作所の田中耕一フェロー=京都市中京区
 
 研究室では、従来型の数十倍の感度でたんぱく質を分析でき、がんなどの早期発見につながると期待される新型分析装置の試作機を初公開。秋ごろから内外のがん研究機関などに貸し出し、「万病診断」の実現に向けた実証実験を始める。試作機の能力アップや費用の削減が現在の主な課題だという。
 また、ノーベル賞を受賞した技術で作った分析装置が当時1台しか売れず、その後参入した米メーカーなどに市場を席巻された「失敗」をふまえ、「当時は社内外に『会社に入りたての人間がすごい発明をしたはずがない』という呪縛があった。権威にとらわれず、優れた基礎技術に資金を投入して使えるモノに育てるのが今後の私の使命」と話した。
 03年に設立された「田中耕一記念質量分析研究所」の5周年を機に会見した。

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2008/5/5 朝の食事、やっぱり太りにくかった 大学調査で裏づけ asahi.comより転載

朝の食事、やっぱり太りにくかった 大学調査で裏づけ
 
 
2008年05月05日19時09分 朝日新聞
 
 1日3度の食事でも、朝型の食生活の方が夜型より太りにくい――。こんな説を、神奈川県立保健福祉大学(横須賀市)の中村丁次教授らのグループが、食事時間とエネルギー消費量の関係を調べて裏づけた。
 調査では、たばこを吸わない女子大生18人に、同じ食事(各約500キロカロリー)を午前7時、午後1時、午後7時にとる「朝型」と、午後1時、午後7時、午前1時にとる「夜型」の2種類の食生活を1日ずつ交互に体験してもらった。
 中村教授らが注目したのは、食べ物をかんだり飲み込んだり、胃や腸で消化吸収されたりする際に消費されるエネルギー(DIT)。糖や脂肪が体内で燃焼する時、呼気中の酸素や二酸化炭素の消費や排出の量が多くなる。この仕組みを利用した呼気分析でDITの値を算出。食事前から3時間の累積値で比べた。
 時間別でみると、午前7時の食事での値が最も高く、逆に低かったのは午前1時。午後1時と午後7時の値は「朝型」「夜型」も変わらなかった。3食分の合計でみると、「朝型食生活」では体重1キロ当たり平均0.905キロカロリー(体重50キロ換算=45.25キロカロリー)で、「夜型食生活」の0.595キロカロリー(同=29.75キロカロリー)を上回った。
 この実験から、「きちんと6時間おきに食事をとっても、深夜に食べると1日のエネルギー消費量が低くなり、結局、太りやすい体になる」という結論になった。
 中村教授は「朝のDITがなぜ高くなるかは不明だが、内臓の働きを調整する自律神経が関係していると考えている」という。

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2008/5/5 男性長寿日本一の秘訣とは… 横浜市青葉区 asahi.comより転載

男性長寿日本一の秘訣とは… 横浜市青葉区
 
 
2008年05月05日 朝日新聞
 
 男性の長寿1位は横浜市青葉区。4月24日、厚生労働省が全国の市区町村別の平均寿命を発表した。前回は3位だった横浜市青葉区は、1歳以上も延ばしてトップになった。若い子育て世代が多いとされるこの街が、なぜ長寿地域となったのか。区内を歩いてみた。
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ゲートボールを楽しむ人たち。仲間のプレーに笑い声が響く=横浜市青葉区の美しが丘公園多目的広場
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 青葉区美しが丘2丁目にある公園の多目的広場。朝9時から11人の年配者たちが集まってゲートボールを楽しんでいた。勝ち負けは気にせず、仲良くやるのがモットーだという。負けてしまうことも多いというが、みな笑顔だ。「あんまり真剣にやると血圧上がっちゃうからね」と参加者が言う。
 その中の一人、飯島忠雄さんは91歳。チームの最長老だ。ゲートボールのほかにも小学生たちに和太鼓を教えたり、俳句を詠んだり、畑仕事をしたりと活動的。健康の秘訣(ひけつ)は、「じっとしていないで、いろんなことをやる。人と交流することで生かしてもらえる」。
 美しが丘地区で地元の自治会や老人会の会長を務める中島寛司さん(72)は、祭りなどのイベントや公園の掃除などのまとめ役だ。青葉区の長寿の理由について、「富裕層が多く、成長した子どもに支えられている人が少なくない。病院も多く、医療が受けやすい。また、社会との接触を続けている人が多いことも理由では」と話す。
 行政はどうみているのか。青葉区の担当者は「緑が多い住環境の良さと、文化活動が盛んでそれが生きがいに結びついていることが影響しているのでは」と分析する。
 区内には、こどもの国や寺家ふるさと村といったそのままの自然が残る緑地がある。公園数の226は、横浜市内で一番多い。
 
    ◇
 
 青葉区や周辺には、大きな病院が多い。昭和大学藤が丘病院や横浜総合病院を始め、隣の川崎市宮前区には聖マリアンナ医科大学病院などがあり、青葉区を動脈のように貫く国道246号を使えば、都内の病院へも行きやすい。医療施設へのアクセスの良さがこの地域の特徴と、青葉区医師会の西川真人副会長は考えている。
 西川副会長はさらに、青葉区の住民は、健康に対する関心が高いと分析する。「病状や経過など、きちんとした説明を求めてくる患者が多く、健康意識が高い」という。
 青葉区メディカルセンターの松木満里子さん(46)も、同様の見方だ。「脈をとって、『不整がありますね』だけでは駄目。血圧を測ったらその値についての説明ができなければ納得してもらえない」という。「介護日記をつけていたり、医療費についてどんな制度を利用できるか勉強したりする人も多い」と話す。
 青葉区を走る東急田園都市線沿線のほとんどの駅前にはスポーツクラブがあり、そこに通う高齢者の姿がよく目につく。たまプラーザ駅近くのスポーツクラブで週3日ほど汗を流すという藤井真美さん(82)は、「健康には運動が大切と通い始めた。筋肉がつき、ドライバーで220ヤードも飛ぶようになった」と右腕の力こぶを見せた。
 健康に注意を払い、それをサポートする医療や介護の施設が充実している。緑地や公園が多く、交流も活発――。長寿の理由を探ってみたが、そんな青葉区の特徴が垣間見えた。
 実は神奈川全体もなかなかの長寿県だ。昨年12月に厚労省が公表した05年の都道府県別の平均寿命では、神奈川県の男性は79.5歳で3位だった(女性は18位)。神奈川の長寿について同省統計情報部は、「不慮の事故や自殺での死亡率が低いことが要因の一つではないか」としている。(山田知英)
 
    ◇
 
 〈平均寿命〉ある年齢の人が平均してあと何年生きられるかを示したものを平均余命といい、0歳児の平均余命を平均寿命という。全国市区町村別は、5年ごとに厚生労働省から公表される。今回の発表データは、05年の人口や04〜06年の死亡者の数、年齢などをもとに算出している。寿命は、生活習慣、保健医療体制、気候など様々な要素が影響するとされ、保健医療の指標ともなる。

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2008/5/4 子どもの数、27年連続減少 @nifty.comより転載

子どもの数、27年連続減少

 
2008年5月4日(日)17時22分配信 共同通信

 「こどもの日」を前に、総務省が4日発表した人口推計によると、今年4月1日現在の15歳未満の子どもの数は前年に比べ13万人減の1725万人と過去最少を更新した。1982年から27年連続の減少。総人口に占める割合も13・5%と34年連続で低下し、世界でも最低水準になっている。総務省は「出生児数の減少が、子どもの数全体を引き下げている」と分析。効果的な少子化対策が急がれそうだ。

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2008/5/3 「百日咳」大人の感染者激増 2009年の大流行が心配 @nifty.comより転載

「百日咳」大人の感染者激増 2009年の大流行が心配


 
2008年5月3日(土)21時11分配信 J-CASTニュース

   激しい咳の発作を伴う「百日咳(ひゃくにちぜき)」が猛威をふるっている。子供の病気として知られているが、最近では大人の感染者も激増している。全体の40%が20歳以上で、2009年は大流行が懸念されている。どうしてそうなったのか。
 
20歳以上の感染者が全体の40%を占める

   国立感染症研究所 (東京都新宿区)によると、全国での感染件数は08年1〜4月で851件が報告されている。なかでも20歳以上の感染者が年々増加し、全体の40%を占める。20歳以上の割合が2%だった00年と比べると、08年は大人の感染者が激増していることがわかる。
   地域別では、千葉県がもっとも多い。千葉県健康福祉部疾病対策課によると、08年1月からの4カ月間で、227人が感染した。そのうち20歳以上は170人で、75%を占める。
   感染者が多い理由について同課の担当者は、「千葉県だから多いという特定の理由はないと思う。県内の病院に注意を呼びかけているため、医師が発見する確率が高まったのではないか」と、話している。
   百日咳の初期症状は軽い咳で、医師でも間違うほど、風邪の症状によく似ている。その後激しい咳の発作が起こる。夜間に目が覚めることや、咳き込んで肋骨が折れることもある。症状は約3週間も続く。
   感染源は咳やくしゃみの飛び散りだ。国立感染症研究所に所属する内科医によると、「1人の患者から平均10人に感染する」と、麻疹(はしか)に次いで感染が広がる確率が高い。
   07年には大学での集団感染も起こった。07年5月に香川大学で学生や職員75人が感染し、1週間休校になった。
   08年は、今のところ国立感染症研究所に報告はきていない。「だいぶ時間が経ってから情報が出る。伝わる頃には、既に感染が拡大している」と、懸念される。
 
今後は思春期のワクチン接種が必要?

   百日咳の予防にもっとも有効なのは、ワクチンの接種だ。多くの人が乳幼児期に接種していて、乳児の感染数は年々減っている。
   一方で、20歳以上の感染者が増えているのはなぜか。
   2つの原因が推測される。1つ目は、乳幼児期に接種したワクチンによって作られた免疫は持続期間が短く、年を取るにつれて低下する。2つ目は、ワクチンが普及して乳幼児期の感染者が減り、免疫を持たない大人が増えていることだ。
   そこで、思春期にワクチンを接種する必要性を訴える声も上がっている。近年、大人の百日咳が大流行した欧米では、乳幼児期に加えて思春期にもワクチンを接種する機会を設けた。
   国立感染症研究所では、感染者の実態調査を2008年5月から開始する。ホームページ上にデータベースを設けて、医師が感染者を診断した場合に、その情報を登録するよう呼びかけていく。
「大人の感染者数は増え続けている。09年はさらに深刻になるだろう」
と、思春期のワクチン接種の導入も含めて、早急に対策を考えなければならないようだ。

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2008/5/3 男はホルモンですごい仕事をやる!! @nifty.comより転載

男はホルモンですごい仕事をやる!!

 
2008年5月3日(土)10時0分配信 日刊ゲンダイ

 利益を上げる株式トレーダーは、男性ホルモン「テストステロン」の濃度が高い――英ケンブリッジ大の研究チームが、驚きの調査結果を発表した。「ホルモン」が、すごい仕事をやらせるのだ。

●濃度が高いほど活力がある
 
 調査を行ったのは、英ケンブリッジ大のジョン・コーツ博士率いる研究チーム。ロンドン金融街シティーで働く男性17人を8営業日連続で調べたところ、普段以上に利益を上げた日はテストステロンの値が大幅に高いことが分かった。
 テストステロンは、約95%が睾丸から、残る5%が副腎から分泌される男性ホルモンの一種。自信を強め、リスクを冒しても構わないという気分にさせる効果があるとされる。
 研究チームは「テストステロンは、各トレーダーが過酷な競争でどれだけの実績を上げるかを決定する重要な要素かもしれない」という。
 最近、男性更年期という言葉が社会に認知されてきた。
「血液中のテストステロンが減少することが、大きな原因のひとつではないかといわれています。テストステロンは、男性の闘争心や攻撃性を高める作用があります。ホルモンの量が多い人ほど活力があると言えるでしょう」(医学博士・米山公啓氏)
 人間の感情は、すべてホルモンの働きによって左右される。
 重要な会議、ここぞという大きな商談。そんなとき、ホルモンを“注入”すれば、能力以上の力を発揮できる可能性があるというわけだ。

●米国ではサプリメントを服用
 
 とはいえ、そんな簡単に体内のテストステロンの量を、増やすことができるのか?
 米国では、ホルモン剤はサプリメントとして市販され、ビタミンやカルシウムなどより「即効性のあるクスリ」として認知されつつある。心と体のバランスを保つため、ホルモンをコントロールするという考え方だ。
 日本では筋肉へのテストステロン注射が主流だが、2年前の日本泌尿器科学会で、市販の男性ホルモン軟膏剤の安全性が報告され、注目を集めた。
 男性ホルモン軟膏剤とは、“早漏防止”“勃起力アップ”などの精力剤として雑誌に広告を掲げている医薬品だ。
 大東製薬工業の「トノス」「グローミン」(希望小売価格3000円〜)、ヴィタリス製薬の「オットピン」(6000円前後〜)などがある。
「成人男性が睾丸で分泌するテストステロンは、1日7ミリグラム前後とされます。当社の『トノス』『グローミン』には、内容量10グラム中に100ミリグラムのテストステロンが含まれている。約14日分に相当します」(大東製薬工業広報担当者)
 テストステロン軟膏共同研究グループのひとりで、長野赤十字病院第2泌尿器科部長の天野俊康医師はこう言う。
「ホルモン補充療法は、前立腺がん、多血症、肝機能障害などのリスクを高めるので安易にやらないほうがいいのですが、適量であれば、軟膏剤は比較的安全だと分かりました。テストステロンは集中力向上など、体全体の活力を上げると考えていいでしょう」

●“袋”に塗るだけでアップ!
 
 健康な成人男性4人に朝晩2回、2週間続けてグローミンを塗ってもらったところ、血中テストステロン値が平均20.4〜23.8pg/mlに上昇。効果は4時間持続した。
 塗らない4人の値は、午前6時で平均17.1pg/ml。午後9時以降は11pg/mlにまで減少したから、軟膏の効果は絶大のようだ。
 テストステロン軟膏は、小豆大ほどの薬を陰嚢(いんのう)部へ塗り込む。ちょっと恥ずかしいが、仕事の前にトイレに走って“玉袋”に塗ればいい。間違ってモッコリしてしまっても、それはそれだ。
 また、米イリノイ州ノックス大の研究では、男性に拳銃を持たせるとテストステロン濃度が上昇するという結果が出た。
 英雄、色を好むという言葉もある。会議とか商談の前にこっそりエロ画像を見て、奮い立たせる手もあるか。
 
【ちなみに】
 
 ほかに仕事に役立ちそうなホルモンには、睡眠改善、免疫力を高め、体内の活性酸素を減少させるといった報告例が多いメラトニン。若返りや血糖値を一定に保つとされるヒト成長ホルモン(HGH)。さらに、脳の働きを高めるアセチルコリンの分泌を促すアルファGPC。いずれもネットで購入できる。アルファGPCはホルモンではないが、母乳にも含まれている栄養成分なので安心して服用できる。
 
【2008年4月30日掲載】

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2008/5/2 1つの主観的質問で昼間の眠気過剰をスクリーニング m3.comより転載

1つの主観的質問で昼間の眠気過剰をスクリーニング 


提供:Medscape

ある1つの主観的質問が昼間の眠気過剰のスクリーニングに有用であり、睡眠医学を専門としない医師でも簡単に診療へ導入できることが示された。
Laurie Barclay


【4月24日】ある1つの主観的質問が日中の過剰な眠気をスクリーニングするのに有用であり、睡眠医学を専門としない医師でも簡単に診療へ導入できる、との研究結果が『Journal of Clinical Sleep Medicine』4月15日号に報告された。

「主観的質問を1つするだけで、日中の眠気過剰の有効なスクリーニング方法になる」とイリノイ大学医学部(ペオリア)のSarah Nath Zallek, MDらは書く。「普段の昼間に感じる眠気を評価して下さい(0点=なし、10点=最高)、という1項目の質問で、Epworth Sleepiness Scale(ESS)と同様に主観的眠気を評価できるどうか検討した」。

博士らは睡眠中央データベースから抜き出した被験者サンプルで、1項目の主観的質問と睡眠潜時反復検査(MSLT)で評価した客観的眠気の関係についても評価した。
2ヵ月間で303名の参加者が1項目質問、MSLT、ESSによる調査を受けた。受信者動作特性(ROC)曲線の作成にはGraphPad Prism(GraphPad Software社、カリフォルニア州サンディエゴ)を使用し、分割表はFisherの直接確率検定で作成した。
主観的眠気スコアのカットオフ点すべてにおいて、ESSと主観的眠気スコアとに有意な関連が認められた。しかしESSとMSLTではESSスコアが11、12、18点のときのみ有意な関連がみられた。主観的眠気スコアとMSLTの関連に関しては、睡眠時無呼吸がない被験者の場合、主観的眠気スコアが2、5、6、8点のときのみ有意となり、睡眠時無呼吸の被験者の場合は主観的眠気スコアが9点のときのみ有意となった。
さらに、主観的眠気スコアは「主観的に眠くない」人(ESS< 11;ROC曲線下面積 0.71;P < 0.0001)と「主観的に眠い」人(ESS ≥ 11)を区別することができた。
「SS [主観的眠気スコア] もESSもMSLTの代わりにはならない。MSLTは客観的眠気を測定するもので,適切なスクリーニング方法ではない」と著者らは書く。「SSスコアが2点未満ならESSスコアは正常、9点以上ならESSスコアは異常と確実に予測できる。ESSは睡眠を専門としない診療科では普通使わないので、睡眠障害のある患者のスクリーニングにはSSが役立つだろう」。
健康な被験者より眠気がありそうな被験者を対象としたこと、睡眠愁訴がない集団のデータが欠落していたこと、交絡の可能性があることがこの研究の限界とされた。

この研究に対して企業の後援はなかった。著者らは開示情報で金銭的利害関係はないと報告した。
J Clin Sleep Med. 2008;4:143-148.

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2008/5/2 癌生存者は運動量が少なく、肥満度が高い m3.comより転載

癌生存者は運動量が少なく、肥満度が高い 


提供:Medscape

癌生存者は運動量が少なく肥満度が高いため、運動・食事指導が必要であることを示すカナダの研究結果
Zosia Chustecka


【4月25日】癌と診断されてもその人の生活行動様式は大きく変化しないようである。癌生存者には運動増進と健康体重維持を目的に、地域集団に基づく生活習慣の介入を行う必要があるという。
この見解は、カナダで実施された研究の結論である。この研究では、癌生存者の運動量が少なく、肥満度は高いことが示され、一般住民の結果とほとんど変わらないことが明らかになった。本研究は『Cancer』オンライン初版4月21日号と冊子版6月1日号に掲載される。
アルバータ大学(アルバータ州エドモントン、カナダ)に所属する「運動・癌」担当のカナダ・リサーチ・チェア(Canada Research Chair in Physical Activity and Cancer)である筆頭著者のKerry Courneya, PhDは、運動と食事の両面で癌患者の指導を行うべきであるとMedscape Oncologyに述べている。
「我々は実際に、大多数の癌専門医が運動や体重管理の指導を癌患者に行っていないことを示すいくつかの研究結果を得ている。我々はこういった患者指導を強く推奨する」とCourneya博士はコメントしている。「指導内容の構成については、一般的な効果(運動は体によいといった内容)よりも、患者にとって具体的な効果を重視するのがよいだろう。また、癌専門医が自分の患者を紹介できるような運動指導者がいれば、申し分ないであろう」。
 
重要なリスク因子として徐々に認識されつつある

肥満と運動不足は、癌生存者における転帰不良の重要なリスク因子として徐々に認識されつつある、と著者らは記している。本研究は、癌生存者と癌でない対照被験者の間でこの2つのリスク因子を比較した、最初のカナダ地域集団に基づくデータを提供している。このデータは2005 Canadian Community Health Surveyにより得られたもので、成人114,355例を対象にコンピュータを利用したインタビューが行われた。自己報告データであることが本研究の大きな限界のひとつである、と著者らは指摘している。
運動量が多い癌生存者は22%未満であり、18%以上が肥満(体格指数[BMI]:30 kg/m2以上)、別の34%が過体重(BMI:25-30 kg/m2)であった。これらの割合は、2つの最近の地域集団に基づく研究において、米国の癌生存者に関して報告された結果とほぼ同じである、と著者らはコメントしている。
 
さまざまな癌生存者群の相違点

カナダの癌生存者における運動量と肥満に関する割合は、3つの特定の患者集団を除き、一般住民とほぼ同じであった。
前立腺癌の生存者は運動量が多い傾向にあり、肥満は少なかった。実際のところ、前立腺癌の生存者は一般住民よりも運動量が有意に多かった、と著者らは指摘している。2003年のカナダの研究では、アンドロゲン枯渇療法を受けた前立腺癌の生存者において筋力トレーニング(レジスタンス・トレーニング)による筋力、倦怠感、生活の質(QOL)の有意な改善が認められているが(J Clin Oncol. 2003;21:1653-1659)、今回の行動傾向はこの結果の影響を受けたのではないかと著者らは推測している。
皮膚癌(黒色腫と非黒色腫皮膚癌)の生存者、特に男性は、運動量が多い傾向にあった。この結果は選択バイアスによるものである可能性を著者らは指摘している。最近の研究では、運動量の多い人は原発性皮膚癌の発現リスクが高いことが示されており、おそらく屋外活動でたくさんの日光に当たることが原因であると考えられている。したがって、皮膚癌の生存者は、癌診断前の(豊富な)運動量を維持したにすぎない可能性がある。
肥満の乳癌生存者は、癌の既往歴のない肥満女性よりも、運動が少ない傾向にあった。「肥満の乳癌生存者にとって運動は特に重要であると考えられることから、この知見は懸念材料である」と著者らはコメントしている。
さまざまな癌生存者群すべてのなかで、結腸直腸癌の患者が報告した運動量が最も少なかった。「最近の2つの研究において、本患者群は運動量が多いほど癌のコントロールが良好であることが示唆されており、今回の知見は特に懸念される」と著者らはコメントしている。

Courneya博士はCanada Research Chairs Program、カナダ国立癌研究所(National Cancer Institute of Canada, NCIC)の研究班補助金(Research Team Grant)による支援を受け、カナダ癌協会(Canadian Cancer Society, CCS)およびNCIC/CCS Sociobehavioral Cancer Research Networkから資金提供を受けた。
Cancer. Published online April 21, 2008.

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2008/5/2 椎間板ヘルニアの遺伝子2種発見=特定タイプだと発症率3倍−理研など @nifty.comより転載

椎間板ヘルニアの遺伝子2種発見=特定タイプだと発症率3倍−理研など

 
2008年5月2日(金)1時12分配信 時事通信

 腰痛や座骨神経痛を引き起こす椎間板(ついかんばん)ヘルニアの原因遺伝子が、新たに2種類見つかった。理化学研究所が慶応大、富山大、京都府立医科大、熊本大の整形外科の協力を得て、約850人の患者を調べた成果。論文は9日付の米科学誌アメリカン・ジャーナル・オブ・ヒューマン・ジェネティクスに掲載される。
 これらの遺伝子は、椎間板にある細胞外基質たんぱく質を作り、異常になると脊椎(せきつい)の変形につながることが知られていた「THBS2」と、細胞外基質の分解酵素を作る「MMP9」。両遺伝子のDNA塩基配列の一部がそれぞれ特定のタイプの場合、細胞間の環境を整える基質たんぱく質が分解され過ぎてしまい、約3倍も椎間板ヘルニアを発症しやすくなる。

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2008/5/1 学生主体で予防啓発 摂食障害と向き合う/6止 m3.comより転載

学生主体で予防啓発 摂食障害と向き合う/6止


記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年5月1日】

摂食障害と向き合う:/6止 学生主体で予防啓発

 摂食障害につながる恐れがある過激なダイエット。その危険性を知ってもらおうと、浪速生野病院(大阪市)心身医療科部長である、生野照子・神戸女学院大学名誉教授を中心に予防の取り組みが進んでいる。「摂食障害は誰もがなりえる病気。声を上げていく母体が必要」と生野さんは話す。
 心療内科医として摂食障害患者を診てきた生野さんは、知識がないため重症化した患者を多くみてきた。「知識が抑止力になる」と、97年から同大で講義を始めたが、ダイエット行動を減らすまでの効果はなかった。参加型の予防活動の必要性を感じた生野さんは00年、学内にED(Eating Disorder=摂食障害)会を設立。ゼミの学生らが主体となって運営してきた。
 活動の3本柱は▽学内予防▽中高生対策▽家族や地域への啓発。勉強会の開催や中学高校への出前授業、啓発パンフレットの作製などを行ってきた。
 中高生対策に携わる同大大学院卒業生の福井恵さん(24)は「中高生はアイドルのような体形への願望が強いが、ダイエットの危険性を素直に受け止めてくれる」。ED会の中心メンバーだった白江恭子さん(22)も「勉強会の参加者には摂食障害の危険度が高い人もいた。知識を提供できてよかった」と話す。

   *

 取り組みは神戸親和女子大(神戸市北区)にも広がっている。
 「やせるのをやめようと言うだけではダメ」「健康的なダイエット法も提案したら?」 心理学科の一室。摂食障害を扱う三井知代准教授のゼミの学生5人が、学内で配る啓発パンフレットの内容を話し合っている。「一番伝えたいメッセージは?」。三井さんの問いに「3食きちんと食べることの大切さ。絶食は過食につながるから」と口をそろえた。 臨床心理士でもある三井さんは生野さんと共に予防活動を推進し、05年から同大で教えている。「学生の主体的な取り組みが自身の意識改革につながり、仲間にも良い影響を与える」と話す。
 二つの女子大では、学生らが予防活動キャラバンを結成。医師や臨床心理士、元患者らと連携し、地域へ働きかけていく予定だ。養護教諭や教諭向けの教材作成も模索する。
 01年には社会への情報発信を目指し、生野さん主導で「日本摂食障害ネットワーク」を設立。毎年、「摂食障害フェスティバル」を開き、情報交換と出会いの場を提供する。昨年11月、大阪で開かれたフェスティバルには約350人が集まった。

   *

 社会にはびこる「やせていることは美しい」とする風潮や情報。「体形を自己評価に結びつける傾向が小学生から見られる」と生野さんは危惧(きぐ)する。「あるがままの自分を受け入れ、自分の体を愛せるようになってほしい」。活動にはそんな願いが込められている。【川久保美紀】=おわり

 ◇女子大生、やせ願望強く

 肥満度を表すBMI指数。体重(キロ)を身長(メートル)の2乗で割ったものだ。成人女性の医学的理想値は22で、17・5以下は摂食障害とされる。ED会が昨夏、関西のある女子大の学生対象に行った調査では、BMIの平均値は19・7。理想とする平均値は18・1で、やせ願望が強いことがうかがえる。
 また、神戸親和女子大の三井准教授が02年に阪神間の女子大生304人を対象に行った摂食行動異常の調査によると、15・8%(48人)が嘔吐(おうと)や下剤などで排出行動をとっていた。三井さんは「痩身(そうしん)を推奨するような雑誌や広告などメディアの影響も大きい」と話す。

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2008/5/1 弘前の結核発症者18人に m3.comより転載

弘前の結核発症者18人に


記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年5月1日】
 青森県弘前市役所で発生した集団結核で、県は30日、新たに12人の市職員らが結核を発症したと発表した。発症者は計18人となった。この中には職員のほか、家族ら近親者が5人含まれるという。いずれも命に別条はない。
 前回の検査では28人が感染し、うち6人が発症したと診断された。今回、弘前保健所が医療機関を通じてあらためて検査した。
 入院中の40代男性職員が昨年1月に発症した後、ことし3月に結核と診断されるまでの間に感染源になった可能性が高いという。

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2008/5/1 山梨県が麻疹対策確認 保健所や教委など、連休明けの流行警戒 m3.comより転載

山梨県が麻疹対策確認 保健所や教委など、連休明けの流行警戒


記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年5月1日】

はしか:県が麻疹対策確認 保健所や教委など、連休明けの流行警戒 /山梨

 神奈川県などで流行が始まっているはしか(麻疹(ましん))に対応するため、県は30日、県の担当者を集めた緊急の会合を開いた。県内では前年度、人の流れが激しい大型連休明けに流行が始まったため。国は感染拡大に向け今年から、中学1年と高校3年を対象に定期予防接種を始めており、市町村でも広報などを通じて積極的な呼び掛けを始めている。
 県健康増進課によると、前年度は連休明けの5月7日の42人をピークに計480人が感染し、7月下旬までに小中高校と大学計9校で10回の休校・学級閉鎖措置が取られた。県内では24日までに、患者は7人にとどまっているが、大型連休中に感染が広がることも予想される。
 会合には、県教委や保健所などの担当者約20人が出席。学校で生徒から疑われる症状が出た場合、早めの医療機関受診を指導することなどを確認した。
 一方、会合では、山梨厚生病院の池田久剛・小児科部長が「はしかの正しい知識」と題して講演。はしかは発疹(ほっしん)前5日から発疹後4日と長い間感染することや肺炎などの重い合併症を引き起こして死亡するケースもあることが紹介された。
 池田氏は、予防接種は流行前に受けることが必要で、対象年齢ではなくても周囲で流行が始まったら任意で受けることが重要と指摘。「はしかは怖い病気であることをもっと認識する必要がある」と述べた。【中村有花】

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2008/5/1 抗精神病薬によって高齢者の肺炎リスクが上昇する可能性 m3.comより転載

抗精神病薬によって高齢者の肺炎リスクが上昇する可能性 


提供:Medscape

ネスティッドケースコントロール分析で、抗精神病薬を服用する高齢患者では肺炎のリスクが高く、特に非定型抗精神病薬服用時に顕著であることが示される
Laurie Barclay


【4月23日】
抗精神病薬を服用する高齢患者では肺炎のリスクが高く、特に非定型抗精神病薬服用している場合に顕著であるというネスティッドケースコントロール分析の結果が『Journal of the American Geriatrics Society』4月号に報告されている。
「抗精神病薬は頻繁に処方されるにもかかわらず、特に高齢者においてしばしば重篤な有害事象を引き起こす」とユトレヒト大学医療センター(オランダ)のWilma Knol, MDらは記述している。「最近の研究で、非定型および定型抗精神病薬を使用する高齢者では死亡のリスクが高いことが示された。・・・2005年4月に、米国食品医薬品局(FDA)は、各種非定型抗精神病薬に関する17件のプラセボ対照臨床試験についてのメタアナリシスの結果に基づいて、高齢認知症患者の行動障害の治療における非定型抗精神病薬の使用に対する警告を発表した。
本研究の目的は、地域の薬局からの情報と退院記録を照合するPHARMOデータベースのデータを利用して、抗精神病薬の使用と高齢者における肺炎のリスクとの関連を検討することであった。
少なくとも1回抗精神病薬の処方を受けた高齢者22,944例からなるこのコホートにおいて、543例の肺炎による入院があった。各肺炎患者は、発症日を一致させ、無作為に選択した対照4例と比較された。発現日前の抗精神病薬の使用は、使用中、最近使用、過去に使用、使用なし(発現日から1年以内に抗精神病薬の処方がないと定義)のいずれかに分類された。
多変量ロジスティック解析から、抗精神病薬の使用と肺炎発症との関連の強さを決定することができた。
抗精神病薬使用中の場合、肺炎のリスクはおよそ60%上昇した(調整オッズ比[OR], 1.6; 95%信頼区間 [CI], 1.3 - 2.1)。リスクは抗精神病薬療法開始後1週間以内が最も高かった。認知症と診断されている高齢者を除外後も、同様の関連が認められた。
非定型抗精神病薬を使用中の患者では、定型抗精神病薬の投与を受けた患者と比較して肺炎のリスクが高かった(調整OR, 3.1; 95% CI, 1.9 - 5.1 vs OR, 1.5; 95% CI, 1.2 - 1.9)。明らかな用量・反応関係は認められなかった。
「高齢者における抗精神病薬の使用は、肺炎のリスク上昇に関連がある」と本研究の著者らは記述している。「このリスクは治療開始直後に最も高く、非定型抗精神病薬でリスク上昇が最も高かった」
本研究の制限としては、観察デザインであったこと、抗精神病薬療法の開始時にすでに存在していた肺炎を除外できなかったこと、精神科の診断、認知症の存在または抗精神病薬療法の対象となる基礎疾患に関するデータがなかったこと、肺炎の過小評価のため、偽陰性と誤って分類された可能性があること、医療記録を閲覧できなかったこと、投与に関する分類に誤りがある可能性があげられる。
「今回の結果から、肺炎の潜在的原因として抗精神病薬を見過ごしてはならないことが示唆される。根底にあるメカニズムはまだ推測の域であるが、臨床医は患者の嚥下障害および鎮静について観察する必要があるかもしれない」と著者らは結論する。「現時点では、高齢者において抗精神病薬療法を開始する前にリスクとベネフィットについて慎重に比較検討することが望ましい」

本解析のデータはPHARMOから提供された。本研究の著者らの情報公開によれば、関連する金銭的関係はないという。
J Am Geriatr Soc. 2008;56:661-666.

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2008/5/1 おなかの計測で改心効果? メタボ対策、厚労省が期待 m3.comより転載

おなかの計測で改心効果? メタボ対策、厚労省が期待


記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年5月1日】
 健康診断で過去1年以内に「腹囲」(へそ付近の胴回り)の計測を受けた人は、食事や運動などの生活習慣に気を付けるようになる-。厚生労働省が30日に公表した「2006年国民健康・栄養調査」で、こんな傾向が明らかになった。
 国は本年度からメタボリック症候群対策として、健康保険組合などが実施する健康診断に「特定健診」として40歳以上を対象にした腹囲計測の実施を義務付けた。
 メタボの可能性があると判断する目安は男性が85センチ以上、女性は90センチ以上で、厚労省は「自分のおなかをみてどきっとすれば、生活改善のきっかけになるのでは」と期待している。
 調査は06年11月に実施。40-74歳のうち、1年以内に腹囲の計測をした経験がある人と、経験がない人に「腹囲コントロールのために食事や運動、生活習慣に気を付けているか」を尋ねた。
 生活習慣などに気を付けていると回答したのは、「経験がある」とした人のうち男性が72・9%、女性は81・6%。これに対し、「経験がない人」は男性が42・4%、女性は54・6%にとどまった。


中高年男性の半数がメタボ 厚労省調査、昨年と同水準

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年5月1日】
 厚生労働省が30日に公表した「2006年国民健康・栄養調査」によると、40-74歳のメタボリック症候群の該当者とその予備軍の推計人数は計約1940万人で、男性の2人に1人、女性の5人に1人に上ることが分かった。昨年公表した05年調査と同水準だった。
 このうち該当者は約960万人で、男性の24・4%、女性の12・1%だった。予備軍は約980万人で、男性の27・1%、女性の8・2%。
 厚労省は腹囲が男性85センチ以上、女性90センチ以上で、高血圧、高脂血、高血糖の2つ以上に当てはまるとメタボリック症候群の該当者、1つの場合は予備軍としている。

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2008/5/1 尿酸はパーキンソン病の進行を緩徐化 m3.comより転載

尿酸はパーキンソン病の進行を緩徐化


提供:Medscape

ヒトの体内において自然に発生する代謝物で、かつ主要な抗酸化物質である尿酸はパーキンソン病の進行を遅らせる可能性があるため、同疾患の有効な治療薬となり得ることが研究により示されている
Pauline Anderson


【4月25日】ヒトの体内において自然に発生する代謝物で、かつ主要な抗酸化物質である尿酸はパーキンソン病(PD)の進行を遅らせる可能性があるため、同疾患の有効な治療薬となり得ると研究者らは結論している。
『Archives of Neurology』4月14日オンライン第1版に発表された同研究では、血清中尿酸濃度が高値の早期PD患者は、ドーパミン作動薬を必要とする段階まで進行する速度が、同濃度が最低の人たちの約1/2であることが認められている。こうした関連性は(女性より)男性の方がはるかに強かった。
 
重要でない副産物と考えられていた尿酸
 
長年にわたり尿酸は尿中に排泄されるだけの重要でない代謝産物と考えられていた、と同研究の著者の1人であるハーバード大学公衆衛生学部栄養・疫学科(Departments of Nutrition and Epidemiology, Harvard School of Public Health)(マサチューセッツ州、ボストン)のAlberto Ascherio, MDは述べている。しかし、これらの研究結果は、男性において最高の血清尿酸値とPD発現のリスク低下とが関連するという早期研究の結果と重なって、こうした尿酸に対する見方を変更させた。現在、尿酸は「我々が健康を維持するのに重要な役割を果たしている」という考え方がますます受け入れられつつある、とAscherio博士は述べている。「この2研究が相まって、これ(最新結果)が成功をおさめたと思われる」
 
PRECEPT研究のデータ
 
Ascherio博士らは、Parkinson Research Examination of CEP-1347 Trial (PRECEPT) のデータを使用した。PRECEPTはPDの動物モデルにおいて神経保護作用があることが認められているキナーゼ阻害薬の経口CEP-1347に関する2年間の大規模二重盲検ランダム化試験であり、CEP-1347が早期PDの進行を緩徐化できるかどうかを明らかにするためにデザインされたものであった。
PRECEPT研究では、米国およびカナダ各地の65施設において、2002年4月から2004年4月の期間に、30歳以上であり、ドーパミン作動薬の使用を必要としないPD患者806名を組み入れた。その後は定期的に、ドーパミン作動薬を必要とする機能障害について被験者を評価した。
 
尿酸は男性という性、肥満指数(BMI)、利尿薬の使用と相関
 
本研究でPRECEPTを選択したのは、PRECEPTがベースライン時点での血清尿酸値を測定した最大規模の研究であったためであるとAscherio博士はMedscape Neurology & Neurosurgeryに話している。ベースライン値は804例(男性517例、女性287例)について得られた。これらのベースライン濃度には、男性という性、肥満指数(BMI)、サイアザイド系利尿薬の使用、痛風および高血圧の既往歴との正の相関関係が認められた。
追跡調査期間中に、493例(61%)はドーパミン作動薬を必要とする段階まで疾患が悪化した。このエンドポイント到達のハザード比(HR)は血清中尿酸濃度の上昇に伴って低下し、五分位数の最高階級に属する被験者は最低階級に属する被験者の1/2の速度でエンドポイントに達した(HR 0.51、95%信頼区間[CI] 0.37-0.72、P<0.001)。
こうした関連性は女性(HR 0.77、95%CI 0.39-1.50、傾向に関するP =0.33)より男性(HR 0.39、95%CI 0.26-0.60、傾向に関するP<0.001)の方がはるかに強かった。
 
女性における他の保護メカニズム
 
男性は(女性より)尿酸とPD進行の緩徐化との関連性がはるかに強いことの理由は明らかではない。女性はもともと尿酸値が低く、神経保護に関連するこの代謝物の濃度が高い人はごくわずかであるとAscherio博士は述べている。「被験者数が少ないため、このことを確たる見解として述べることはできない。同時に、一般に女性は男性ほどPD患者がおらず、女性では他の保護メカニズムがあることが示唆される。こうしたメカニズムとしてはホルモンなどの因子が考えられる」とAscherio博士は話している。
フルクトース、アルコールなどのいくつかの食事因子は血清尿酸値を上昇させる傾向がある。一方、乳製品およびビタミンCは尿酸値を低下させる傾向がある。複雑なことに、ビタミンCは非常に強力な抗酸化物質でもあるが、と Ascherio博士は述べている。「たとえビタミンCを多く摂取しても、尿酸は減少するがアスコルビン酸は増加することがあるため、依然として神経保護には有効な可能性がある」
こうした食事に関する関連性はまったく観察的なものであるとAscherio博士は強調している。「PDのリスクを低下させる目的でこのことを大衆に勧告するのは時期尚早である」とAscherio博士は述べている。しかし、高尿酸値には神経保護作用があると思われるものの、腎臓結石、痛風、心血管疾患のリスクが高くなる可能性もあることは注目に値する。
抗酸化物質である尿酸は、細胞の生存および再生に重要な脂質、蛋白質などの分子を酸素が傷害する化学的過程である酸化から他の分子を保護する。「尿酸は酸素を捕捉し、他の分子が損傷されるのを予防する。尿酸は一種の酸素干渉剤(スカベンジャー)である」とAscherio博士は述べている。しかし、尿酸に関わる正確な保護メカニズムはまだ十分に解明されていないとAscherio博士は付け加えている。
Ascherio博士をはじめとする数名の共同研究者らは尿酸の前駆物質であるイノシンの安全性と忍容性を検討する第2相臨床試験を実施するため、既にMichael J. Fox Foundationから560万ドルの助成金を受け取っている。Ascherio博士らの主な目的は、サプリメントとして市販されているイノシンが安全に血清尿酸値を上昇させ得るかどうかを明らかにすることである。この試験は早期PD患者90例を組み入れ、最長2年間にわたり継続される予定である。「我々は非常に楽しみにしている」とAscherio博士は述べている。

この研究は米国立衛生研究所(NIH)および米加齢研究連合(American Federation for Aging Research)のビーソン支援プログラム(Beeson Scholars Program)の援助を受けている。PRECEPT研究は、Cephalon社およびH. Lundbeck A/S社の援助を受けた。完全に利用可能なPRECEPTデータベースの解析は、パーキンソン研究グループ生物統計センター(Perkinson Study Group Biostatistics Center)(ニューヨーク州、ロチェスター)が独立して実施した。この研究の著者のうち3名は資金援助を受けている。他の著者らは関連する金銭的関係がないことを開示している。
出典
Arch Neurol. Published online April 14, 2008.

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2008/5/1 糖尿病「予備軍」含めると1870万人、4年で15%増 @nifty.comおよびm3.comより転載

糖尿病「予備軍」含めると1870万人、4年で15%増


2008年5月1日(木)19時7分配信 J-CASTニュース
 
   厚生労働省が2008年4月30日公表した「06年国民健康・栄養調査」によると、約1879万人の成人が「予備軍」を含めて糖尿病が強く疑われることがわかった。02年の前回調査に比べて250万人(15.4%)の増加。調査は06年11月、全国の約1万1000人を対象に実施。そのうち、血液検査を行った男女4296人の分析結果を06年10月の推計人口に当てはめて推計した。
 



糖尿病、約1870万人 成人5・6人に1人 予備軍含め、女性が急増 06年国民健康・栄養調査


記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年5月1日】
 成人の糖尿病患者と予備軍の総人数は2006年時点で約1870万人に上ると推計されることが30日、厚生労働省の「06年国民健康・栄養調査」で分かった。
 男性が880万人、女性は990万人で、5.6人に1人となる計算。02年の前回調査より250万人(15・4%)の増加で、このうち女性が200万人と大半を占めた。
 同省が糖尿病の患者数の調査を始めた1997年以降、増加の一途にあり、専門家からは「歯止めがかからず、ゆゆしき事態だ」との指摘が出ている。
 年代別の人口に占める割合は70歳以上が34・8%(男性35・4%、女性34・3%)と最多で、若い世代ほど少なくなっている。厚労省は「高齢化社会が急速に進んでいることが背景にあり、加えて国民の間で運動不足や高カロリーの食生活が広がっていることが大きな要因」(生活習慣病対策室)と分析している。
 調査は06年11月、全国の約3600世帯を無作為に抽出。4296人の血液検査結果や調査票への回答を基に、成人全体の推計値を算出した。
 それによると、血液中のヘモグロビン濃度が6・1%以上で、「糖尿病が強く疑われる人」(患者)が約820万人、濃度が5・6%以上6・1%未満で「糖尿病の可能性を否定できない人」(予備軍)が約1050万人だった。
 70歳未満の年代別人口に占める割合は、60代29・0%、50代23・0%、40代13・6%、30代4・1%、20代1・1%。2年よりも40代男性が6・2ポイント増えたほか、50代女性が5・5ポイント増、70歳以上の女性も6・0ポイント増となるなど中高年の増加が目立った。
 厚労省が02年まで5年ごとに実施していた「糖尿病実態調査」では、同年時点で糖尿病患者と予備軍の推計人数は計約1620万人。1997年は計約1370万人だった。

▽国民健康・栄養調査

 国民健康・栄養調査 国民の身長・体重や食品の摂取状況、飲酒や喫煙、運動習慣など健康面全般に関する厚生労働省の調査。毎年実施し、生活習慣病対策などの基礎資料としている。対象は全国各地から抽出した3000?4000世帯。1952年に「国民栄養調査」として始まり、健康増進法施行を機に、2003年から現在の名称になった。質問内容は喫煙のように毎年継続調査する項目のほか、社会状況に応じて数年おきに実施する項目がある。

▽糖尿病

 糖尿病 体内ホルモンのインスリンが不足するなどして血液中のブドウ糖の濃度が高くなる病気。遺伝的要因のほか、食べ過ぎや運動不足など、長年の生活習慣が引き金となって発症し、患者数が多いことから「国民病」ともいわれる。高齢者ほど発症リスクが高く、網膜症や腎臓障害などの合併症の危険性もある。

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2008/5/1 親が子の応援団に 摂食障害と向き合う/5 m3.comより転載

親が子の応援団に 摂食障害と向き合う/5


記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年4月30日】

摂食障害と向き合う:/5 親が子の応援団に

 ◇支援の技術、専門家が指導--「理解し、前向きになれた」

 「バイトに行きたくないな。また、怒られたらどうしよう」。娘役の女性が語りかけると、母親役は「バイトに行きたくないのね」と答える。次いで「不安を感じているのかな?」。娘役の言葉を受け止めつつ、その気持ちを推測して言葉を返すやりとりが続く。
 東京・新宿にある東京女子医大病院付属女性生涯健康センターで開かれている「ケアスキル講座」。摂食障害で通院している患者の家族を対象に、病への知識を深め、回復に導くケアのノウハウを学んでもらおうと、臨床心理士の小原千郷(ちさと)さんが06年に始めた。
 摂食障害から回復するには、身近な家族の理解と協力が欠かせない。だが、症状に戸惑ったり、接し方が分からず悩む親は多い。攻撃的になったり、怒りっぽくなる症状があることから、口論にもなりがちだ。
 小原さんは約5年間、同病院の患者の親の会に携わってきた。わが子の力になりたいと願いながら、知識不足のせいで空回りする親を数多く見てきた経験から「ケアをするには技術が必要」と言う。「コミュニケーションのとり方を少し変えるだけで改善する。身近な家族が良い相談役になれると、患者は安心し回復につながる」
 講座は最大6人までの少人数で、内容は、上手なほめ方▽話の聞き方▽メッセージの伝え方の計3回。隔週で開かれ、参加者は2人1組で交互に娘役と母親役を演じるロールプレーなどを通じ、効果的な会話の仕方を学ぶ。
 話を聞く時は真剣に耳を傾け、患者の気持ちを理解するよう努める。相づちやおうむ返しで共感を示すことが大切で、反論やアドバイスは禁物だ。
 例えば、親がつい口にしてしまう「まだガリガリなのに」「ちゃんと食べなさい」などの言葉。小原さんは「体重や体形、食べ物に関する論理的な議論は無駄だし、かえって有害」と説明する。摂食障害者は、体重や体形に極端にこだわる傾向が強いため、親が正論を訴えても平行線のままで口論になるケースが多いからだ。
 家族の心配を実感したいと、患者が無意識にこの話題を持ち出すこともある。「体重や食べ物のことを言い出したら、何か不安があるというサインかも」と小原さん。「心配事でもあるの?」と尋ねるか、取り合わないことが望ましいという。
 小原さんは「受け止めてもらっていると感じれば、患者は安心する。アドバイスを与えないことで、自分で解決しようとする気持ちを引き出す効果もあります」と話す。

   *

 受講した家族に話を聞いた。講座で得たスキルを家で実践した千葉県の主婦(47)は「私が体重のことを一切口にしなくなると、娘が自発的にご飯を食べるようになった」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。大学生の長女は06年末から拒食症になり、体重が25キロも激減。「少しでも良くなってほしくて、一方的に意見を押しつけていたのかもしれない」と反省したという。「今後、体重が増える過程で出てくる恐れがある、うつや引きこもりなどの症状にも、対処していく心構えができた」
 東京都杉並区の主婦(55)も、次女が5年前から摂食障害になり、出席日数が足りずに大学を中退した。どう社会に戻ればいいのか思い悩む次女の姿に心を痛め、自身も不安に押しつぶされそうだった時に講座のことを知った。「娘との距離の取り方が分からなかったが、受講してから、娘の気持ちを理解して話を聞けるようになった」と晴れやかな表情で語る。「病気についてもよく分かり、きっと大丈夫だと前向きな気持ちになれた」
 小原さんは「本人に寄り添い、応援団になってあげることが大切。弱っている時に頼れるのも、本気で助けたいと思ってくれるのも家族だけだからこそ、そのサポートは強力だ」とアドバイスする。【川久保美紀】=つづく

 ◇家族の「愛情、信頼、見守り」が有効 ― 元患者調査

 東京女子医大病院では、回復した患者にアンケートを実施中だ。「家族がしてくれたことで回復に役立ったことは」との問いに、これまで寄せられた回答は「愛情。それを確認する期間が闘病中だった」「必ず治ると信じさせてくれた」「干渉せず見守ってくれた」「どんなにやせて醜くなっても、精神的に混乱しても、付き合ってくれたし、世間の目から隠そうとしなかった。どんな自分でも信じてくれた」--など。
 一方、「家族にされて嫌だったこと」については「食事内容、体形、体重について気にされたり、注意された」「現実がつらくてこの病気になったのに『わがまま』と言われて傷ついた」「『すべて食べればうまくいく』と言われた」「病人、障害がある、普通の子とは違うといった態度や言葉」--などの回答が寄せられた。

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2008/5/1 親ら、共に悩み・学ぶ 摂食障害と向き合う/4 m3.comより転載

親ら、共に悩み・学ぶ 摂食障害と向き合う/4


記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年4月29日】

摂食障害と向き合う:/4 親ら、共に悩み・学ぶ

 ◇振り回され疲弊、交流が救いに??「子を受け入れ、支えよう」

 娘の部屋で見つけた下剤と大量のダイエット茶。時々、異臭が立ちこめ、流れが悪くなるトイレ--。千葉県の50代の主婦が異変に気づいたのは6年前。日常の痕跡は高2の娘が食べては吐いている事実を物語っていた。
 高1の時、いじめが原因で不登校になった娘は「きれいになって見返してやりたい」とダイエットを始めた。高2で拒食症に。娘から笑顔が消えた。いじめのトラウマと大学受験のストレスで、体重は十数キロ減った。
 主婦が買い物に出掛けると、携帯電話に娘からのメールがひっきりなしに届き、ほしい食べ物を伝えてくる。どの店の商品かこだわるため、何度も引き返しては、娘の望む食べ物を買い歩く日々が2年続いた。
 ちゃんと食べて早く元気になってほしい。そう願っているだけなのに、何か言えば、すぐ口論になる。「お母さんは何も分かってくれない!」。裸足で外に飛び出し「死にたい」と泣き叫ぶ娘に、どう接していいのか途方に暮れた。夫は仕事ばかりで、娘の病を理解しようとしない。相談相手もいなかった。「全部、私が悪いんだ」。主婦は自分を責め続け、心労から突発性難聴になった。

   *

 わが子が摂食障害になった時、どう向き合えばいいのか分からず戸惑う親は多い。一番苦しいのは本人だが、体重や食事を巡って衝突し、症状に振り回されて親の方が疲弊してしまうことも少なくない。そんな親同士が悩みを分かち合い、助け合う家族会が全国各地にある。「ポコ・ア・ポコ」(千葉市)もその一つだ。
 同会は国立国際医療センター国府台(こうのだい)病院(千葉県市川市)で治療を受けた摂食障害患者の家族が01年に結成した。メンバーは約60人。月1回、同病院に集まり、悩みや愚痴などをざっくばらんに話し合う。病気の知識を深め子どもを支えていくための勉強会も開いている。
 代表を務める鈴木高男さん(61)は「親にも心の居場所が必要。話し合いの中から、自分の子どもに合った対処法を見つけることもできる」と話す。
 鈴木さん自身も、長女が中学1年から約10年間、摂食障害に苦しみ、同病院に入院した経験を持つ。治療を拒み続け、体重が24キロを切った時には娘の死も覚悟した。手のかからない「いい子」だった長女。「死にたい」と書き連ねたノートから悲痛な叫びが伝わる。「親の期待を先読みして、それに応えようと無理していたのかもしれない」。仕事にかまけ、家族を顧みなかった自分を責めた。
 摂食障害では、子どもと接する機会の多い母親の負担が重くなりがちだ。「母親の大変さを理解し、支えるのが父親の役割」と鈴木さん。自身が経営する喫茶店でも家族会を開き、相談に応じている。

   *

 「子どもにとって体重35キロがボーダーライン。超えるとパニックを起こす」「『やせることだけが自分にできることなのに、それを否定されたら生きていけない』と泣かれた」「身内から『甘やかすからだ』と非難された」。1月に同病院で開かれた家族会には、12人が参加し胸の内を吐露した。既に子どもが回復した親たちが助言する。
 前出の主婦も3年前から同会に参加している。「娘への接し方を教えてもらって楽になった」と語る。「今まで私がすべてのレールを敷いてきた。やっと、娘を大人として尊重し『自由にやりたいことをしなさい』と言えるようになった」。母親が変わると、娘も変わった。今は元気に大学に通っている。恋人もできた。
 「親は症状だけを見がちで、食べ吐き行為の裏で心に抱えているものを理解していないことが多い。まず、今の子どもの状態を受け入れることが大切」と鈴木さん。「答えは本人が見つけるもの。時間がかかっても焦らず、本人が自分で生活を改善し、自立するのを支えてあげてください」【川久保美紀】=つづく

 ◇心理的ストレスなど発症要因複雑

 摂食障害の発症原因を巡っては、親の育て方や家族関係に問題があると考えられていた時期もあったが、近年は変わりつつある。
 久里浜アルコール症センター(神奈川県横須賀市)の心理療法士、武田綾さんによると、こうした考え方が強かったのは70年代後半潤オ80年代。父親が仕事で不在がちな母子密着の家庭環境を背景に、母親の育て方に問題があったため発症するとみられていたようだ。
 もちろん、親の過保護や過干渉で子どもが自己主張できない▽無関心や放任などで愛情に飢えている--などのような家庭環境が、発症原因になるケースもある。だが、武田さんは「家族関係も一つの要因だが近年はむしろ、本人の資質や、やせ礼賛の社会的風潮、人間関係や進路などの心理的ストレスが複雑に絡み合って発症するというとらえ方が主流」と説明する。「適切な親子のかかわり方や支援のあり方を考えていくためにも家族会の役割は重要」と話す。

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 ■全国の主な家族会

 ★ポコ・ア・ポコ(千葉市)
 ホームページ http://homepage3.nifty.com/tumugi55/
 ★福島お達者くらぶ(福島市)
 ホームページ http://www.ipc.fukushima-u.ac.jp/~e100/index.htm
 ★マーサウの会(甲府市)
 同市住吉の住吉病院内(大河原さん電話055・235・1521)
 ★あゆみの会(大阪市)
 事務局電話090・3033・3197、メール ayuminokai@yahoo.co.jp

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2008/5/1 ALS原因の新遺伝子特定 新潟大、群馬大など m3.comより転載

ALS原因の新遺伝子特定 新潟大、群馬大など


記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年4月30日】
 全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病、筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症(ALS)の原因とみられる新たな遺伝子を特定したと、小野寺理(おのでら・おさむ)新潟大准教授(神経内科)と群馬大、長崎大のチームが28日発表した。論文が米専門誌に掲載された。
 患者の約1割を占める遺伝性ALSの研究を通じ、原因遺伝子の1つは既に発見されている。だが、その遺伝子によるALSは神経細胞の状態が、遺伝性でない(孤発性の)患者と異なるため、別の角度からの研究が必要とされていた。
 チームは、遺伝性の中でも数がかなり少ないタイプのALS患者の神経細胞に、孤発性の患者と同様「TDP43」というタンパク質がたまっていることに着目。患者3人の遺伝子を調べたところ、いずれもTDP43をつくる遺伝子に変異があることが分かった。
 孤発性の患者にこの遺伝子変異はないが、小野寺准教授は「遺伝性の患者でTDP43がALSを引き起こす仕組みを詳しく調べることで、孤発性の治療法研究にも役立ちそうだ」と話している。
(注)米専門誌はアナルズ・オブ・ニューロロジー



新潟大、新たなALS原因遺伝子発見 研究の進展に期待


記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年4月29日】
ALS:新潟大、新たな原因遺伝子発見 研究の進展に期待
 <健康>
 筋肉が次第に動かなくなる難病「筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症(ALS)」の新たな原因遺伝子を、新潟大の小野寺理准教授らが発見した。
 この遺伝子による「TDP43」というたんぱく質の異常が症状を引き起こすとしている。異常は約9割を占める非遺伝性ALSでもみられることから、原因究明が大幅に加速すると期待される。26日付の米神経学会誌で発表した。
 ALSには遺伝性と非遺伝性があり、運動をつかさどる神経が侵され、症状が進むと自力呼吸も難しくなっていく難病。非遺伝性ALS患者の神経細胞には、TDP43というたんぱく質が蓄積することがわかっている。しかし、神経細胞が侵された結果として蓄積するのか、蓄積によって神経細胞が侵されるのかは不明とされていた。
 小野寺准教授らは、TDP43の異常がみられる一部の遺伝性患者を研究。TDP43をつかさどる遺伝子に異常が見つかったことから、TDP43が神経細胞を侵す原因のたんぱく質であるとした。
 これまで遺伝性ALSの大半は「SOD1」という遺伝子の異常が原因とされてきたが、神経細胞の組織が異なるため、互いの研究連携は不透明だった。小野寺准教授は「遺伝性の場合、モデル動物などをつくりやすく研究を進めやすい。ALS研究の進展が期待できる」と話した。【渡辺暢】

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2008/5/1 人とマウス、行動そっくり 種を超えた基本法則存在か m3.comより転載

人とマウス、行動そっくり 種を超えた基本法則存在か


記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年4月30日】
 マウスと人間の行動は動きの速さを別にすれば、休息の取り方などのパターンが全く同じであることを大阪バイオサイエンス研究所(大阪府吹田市)や東京大などの研究チームが突き止め、30日付の米科学誌プロスワンに論文を発表した。
 チームは、体内のリズムを生む遺伝子の機能を失ったマウスと、うつ病の人の休息パターンが同じことも発見。生物の行動の背後に種を超えた基本法則が存在する可能性を示すとともに、うつ病の原因究明にもつながる成果として注目される。
 発表したのは、同研究所の内匠透(たくみ・とおる)研究室長(神経科学)や山本義春(やまもと・よしはる)東大教授(生体情報論)ら。マウスはかごに入れ、重みに反応するセンサーを敷いて動きを記録。人には腕時計型の加速度センサーを着けて普通に生活してもらい、体の動きを記録した。
 活動時間や休息時間について、長いものや短いものがどんな頻度で現れるかを分析すると、パターンは全く同じで、人の動きを100倍の速さで早回しすればマウスと同じになることが分かった。
 山本さんは「人とマウスの脳には同じ回路があって、行動を支配する同じ法則を作り出しているのではないか」と語る。
 一方、体内のリズムをつくる「時計遺伝子」のうち「Per2」の機能を失ったマウスと、うつ病の人では、長い休息時間の頻度が高いというパターンが同じだった。
 Per2に変異のある人で睡眠障害が起こることは知られているが、うつ病との関係は不明だ。内匠さんは「時計遺伝子の機能が失われることで、うつ病になる可能性はある」と話している。

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