鍼灸・整骨の治療だけでなく、身体バランス調整を通した健康的な美容までのトータルケアを

京都市下京区/富士鍼灸整骨院(ふじしんきゅうせいこついん)

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2008/7/31 「脳卒中」44医療機関連携 阪神間5市治療からリハビリまで ベッド数確保図る YOMIURI ONLINEより転載

「脳卒中」44医療機関連携
 
 
 
阪神間5市治療からリハビリまで ベッド数確保図る
 
(2008年7月31日  読売新聞)
 
 神戸や芦屋、西宮など阪神間5市にある44の医療機関が連携して、脳卒中患者の発症直後の治療からリハビリまでの治療を分担する取り組みを始めた。都市部のベッド数不足を改善させることがねらいで、首都圏などでも同様の動きが出ている。神戸市医師会も協力姿勢を示しており、今後、開業医や診療所などの小規模医療機関にも連携の輪が広がりそうだ。
 脳こうそくや脳内出血などの脳卒中は、緊急手術や薬物投与が必要な「急性期」、歩行訓練などのリハビリを始める「回復期」、通院と在宅療養が中心の「維持期」の3段階に分類され、スムーズに段階移行できることが早期回復につながるとされる。
 連携は今年4月からスタートし、「急性期」を神戸市立医療センター中央市民病院や神戸大医学部付属病院(いずれも中央区)や吉田病院(兵庫区)など19病院が担当。「回復期」・「維持期」を神戸リハビリテーション病院(北区)や適寿リハビリテーション病院(長田区)など25病院が担うことになっている。
 各医療機関の担当者は、所定用紙に患者の病状などを記入して情報を共有。「急性期」が終わった患者について、効率よく転院先を探せるよう、各医療機関のベッドの空き状況をインターネットで確認できるシステムも設けた。
 国によると、2006年10月時点で、神戸市内の人口10万人当たりのベッド数は1239床で、東京都と政令市を合わせた全国16都市で9位。市消防局によると、救急搬送の際に、医療機関が「満床」を理由に患者の受け入れを断るケースも少なくないという。
 市は「効率的にベッドが利用されることで、現在の治療レベルが維持されることを期待したい」としており、連携の中核を担う中央市民病院の坂井信幸・脳神経外科部長は「医療機関がそれぞれの特性を生かし、各段階で患者に合った治療を行いたい」と話している。
 

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2008/7/31 むくみ退治 (2)リンパ管 流れ良く YOMIURI ONLINより転載

むくみ退治
 
 
 
(2)リンパ管 流れ良く
 
2008年7月31日  読売新聞)
 
 
 「人は、二本足で立った時からむくみやすくなった」と話すのは、「足のむくみ予防研究会」世話人で、広田内科クリニック(東京都世田谷区)理事長の広田彰男さんだ。心臓までの距離が遠くなって、四肢から血液が戻りにくくなったためで、背が高く、手足の長い人ほどむくみやすいと言える。
 しかし、「昔より今の暮らしの方が、よりむくみやすくなっているのです」と広田さんは警告する。足を動かす機会が減り、一人で黙々とパソコンに向かう時間も増えたことが、むくみの原因になっているという。
 体内の水分の循環は、血管とリンパ管を通じて行われている。そこで、「静脈とリンパ管の流れを良くすることが大切です。全身を動かし、楽しく食事をして、おなかの底から笑ったり、深く息を吸ったり吐いたりする生活を心がけて」と話す。
 それでも足がむくんでしまった時は、リンパ管の流れを良くするマッサージが効果的だと広田さんはいう。足の各部から集まるリンパ液は、足の付け根のあたりのそけい部から体の中心を通り、首の付け根で静脈に合流する。
 首の付け根が“渋滞”すると流れが悪くなるので、マッサージは上半身から行うのがコツ=イラスト=。上半身のマッサージを終えたら深呼吸をして、今度は、足のリンパ液をそけい部に向けて流しこむようにマッサージする。「皮膚を動かすような感覚でやわらかく、さすってください。付け根周辺からマッサージを始め、徐々に先端部にまで広げていくのがよいでしょう」と広田さん。
 

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2008/7/31 熱中症 室内でも発症の危険 特集、健康を考える 武田温裕院長に聞く m3.comより転載

熱中症 室内でも発症の危険 特集、健康を考える 武田温裕院長に聞く
 
 

記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年7月31日】

特集:健康を考える 熱中症 室内でも発症の危険--武田温裕院長に聞く

 ◇こまめに水分塩分の補給を--医療法人・武田クリニック 武田温裕院長

 夏、真っ盛り。都市部を中心に「熱中症」の発症が増えている。都市部での多発は「ヒートアイランド現象」=メモ=で暑さが増幅されるからだという。高温下で体温の調節が破綻(はたん)し、体内の水分や塩分のバランスが崩れるために起きる障害が熱中症。戸外だけでなく、室内でも襲われかねず、油断できない。大阪府医師会理事で医療法人・武田クリニックの武田温裕院長に熱中症の見分け方と手当て、予防法などについて聞いた。【聞き手・高田茂弘】

 ◇いきなりの激しい運動は避けよう
 
 ◇ビールなどは水分ではなく脱水症状招くことも

 --まず、熱中症の症状について。

 武田 体温の調整機能がうまく働かず、いわば体に熱がこもるために発症するのが熱中症です。症状は3段階に分かれます。1度はめまい、立ちくらみ・失神、筋肉痛や筋肉の硬直、そして大量の汗。症状がさらに重い2度は頭痛、不快感、吐き気、嘔吐(おうと)、倦怠(けんたい)感、虚脱感をもたらします。最も重く、命にもかかわる3度は意識障害、けいれん、手足の運動障害、そして高体温を招きます。

 --炎天下での運動や仕事が主因?

 武田 高温下でのスポーツや労働で大汗をかき、水分や塩分が極度に不足した折に起きがちなことは確かです。年齢、性別に関係なく、日ごろ屋外で体を動かさない人が、強い日差しを浴びて激しく運動した時などは要注意。ただ、熱中症は室内にいる高齢者らを襲うこともあります。

 --室内で、とは。

 武田 部屋にこもっている高齢者が、室温の上昇に気づかずに発症するケースです。普段から水分をあまりとらず、慢性的な脱水状態にあるため、発汗による体温調節が弱くなっている。血液の循環もゆっくりなので、皮膚からの放熱作用が弱い。しかも、高齢者は若者に比べ、暑さに対する感受性が低下しています。そんな高齢者が扇風機もエアコンも動かさず、室温が体温ほどまで上がった中で熱中症になる例は少なくありません。

 --気温上昇に合わせた対応が大事ということですね。

 武田 扇風機を回すだけでも違います。高齢になるとのどの渇きを感じにくく、水分補給が少なくなるため、高温下でも発汗が遅く、量も多くない。だから、ご本人も自覚のないままいつの間にか熱中症に陥ってしまう。

 --周囲が気づけばいいのですね。

 武田 温度計を置いて温度上昇に気をつける、とか。人は1日当たり1・5潤オ2リットルの水分が必要とされます。食事でも水分は補給しますので、私は来院される患者さんには「1日の午前と午後に500ミリリットルずつの水分を」と助言しています。

 --スポーツドリンクも効果的だとか。

 武田 回復には塩分が不可欠。塩分、糖分を含むスポーツドリンクはよく工夫されています。医療現場でも熱中症の治療はナトリウム、カリウムなどを含む点滴が中心。熱中症1、2度で、塩分を含まない大量の水分だけを与えると血液中の塩分が急激に薄まり、「水中毒」と呼ばれる危険な状態になります。

 --熱中症の手当てはどのように?

 武田 症状1度の人に必要なのは涼しい場所に移し、体を冷やすことです。水でぬらしたタオルを顔や胸、手足などの、ほてっている所にあてがうのも効果的。水は本人が飲める範囲にしてください。無理に口に流し込むと気道に入るなど、危険な場合があります。

 --首筋を冷やすのが良いと聞きますが。

 武田 首筋、脇の下、脚の付け根などですね。太い動脈・静脈が走っている場所を重点的に冷やすと、血液の温度を下げ、ひいては体温を下げる効果がありますから。

 --より危険な2度、3度の場合は?

 武田 意識障害がみられる場合は躊躇(ちゅうちょ)せず、直ちに救急車を呼んでください。熱中症の治療は時間との闘いです。救急車が来るまで、涼しい環境下で患者さんに風をあてるなど、体温を下げることに全力を挙げてください。

 --予防は?
 
 武田 炎天下で気温30度以上、しかも湿気の高い日は、いきなりの激しい運動は避けること。熱を逃がす通気性のいい服を着る、水分・塩分をこまめに補給する、などですね。

 --暑い時のビールはどうですか。

 武田 ビールなどのアルコール類は見かけに反し、水分補給にはなりません。利尿作用で脱水状態に陥りかねないからです。二日酔いで脱水状態にあるのも知らず、炎天下で激しい運動をする、などというのは無謀です。

……………………………………………………………………………
 ■ことば

 ◇ヒートアイランド現象

 近年、都市圏で目立つ。(1)緑や水面の減少(2)建築物や舗装の増加による地表の人工化(3)自動車、空調システム、電気機器などの排熱の増大--で起きるとされる。最高気温が30度以上の「真夏日」、夜間の最低気温が25度以上の「熱帯夜」の増加につながるなど、熱中症発症の危険を高めている。

……………………………………………………………………………

 ■人物略歴

 ◇たけだ・あつひろ

 79年大阪市立大医学部卒。同付属病院第1外科、今里胃腸病院外科を経て89年、大阪府八尾市内に医療法人・武田クリニックを開設。大阪府医師会理事、八尾市医師会副会長などを兼務。

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2008/7/31 平均寿命、男性79.19歳、女性は世界一85.99歳 asahi.comより転載

平均寿命、男性79.19歳、女性は世界一85.99歳
 
 
 
2008年7月31日 朝日新聞
 
 日本人の07年の平均寿命は男性が79.19歳、女性が85.99歳で、前年をそれぞれ0.19歳、0.18歳上回り、過去最高となった。がん、心疾患、脳血管疾患の3大疾患による死亡率の低下が最も大きく寄与した。厚生労働省が31日発表した「簡易生命表」で分かった。
 厚労省が把握している海外の最新データによると、女性は23年連続世界で最も長寿で、香港85.4歳、フランス84.1歳と続く。男性はアイスランド79.4歳、香港79.3歳に続いて3位。
 日本人が3大疾患で死亡する確率は07年時点で、男性55.57%、女性53.02%。前年よりそれぞれ0.43ポイント、0.55ポイント下がった。3大疾患が克服された場合、平均寿命は男性が87.44歳、女性が93.11歳まで延びるという。
 

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2008/7/31 NSAIDは腰痛を短期的にやや改善する m3.comより転載

NSAIDは腰痛を短期的にやや改善する

 

提供:Medscape

    非ステロイド系抗炎症薬が坐骨神経痛を伴わない急性/慢性腰痛の短期的かつ全般的な改善にやや有効であることを示すコクラン共同計画システマティックレビューの結果
    Laurie Barclay


    【7月28日】

     非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)は坐骨神経痛を伴わない急性/慢性腰痛患者の短期的かつ全般的な改善にやや有効であることを示すコクラン共同計画のシステマティックレビューの結果が『Spine』7月号に報告された。
     「NSAIDは世界的に最も高い頻度で処方されており、腰痛患者に広く使用されている」とUniversity Medical Center(ロッテルダム、オランダ)のPepijn D. D. M. Roelofs, MScらは記している。「現在は選択的COX-2[シクロオキシゲナーゼ2]阻害薬が入手可能であり、腰痛患者に使用されている」。
     今回の文献レビューの目的は、非特異的な腰痛の治療におけるNSAIDとCOX-2阻害薬の有効性および忍容性を評価し、最も有効なNSAIDの種類を決定することであった。
     レビューアーらはMEDLINEおよびEMBASEデータベースとCochrane Central Register of Controlled Trialsにおいて、2007年6月までに公表された英語、オランダ語、ドイツ語文献と関連レビューの引用文献を検索した。この文献レビューの組み入れ基準は、坐骨神経痛を伴うまたは伴わない非特異的な腰痛の治療においてNSAIDを検討する、ランダム化試験および二重盲検比較対照試験であった。
     レビュー対象となった65試験(登録参加者11,237例)のうち、質が高いと考えられたのは28試験(42%)であった。プラセボと比較してNSAIDの有効性は統計学的有意に高かったが、NSAIDは有害作用も統計学的有意に多かったため、その効果は相殺されていた。急性腰痛に対するNSAIDの有効性はパラセタモールと同じであるという、中程度のエビデンスが認められたが、パラセタモールの有害作用はNSAIDよりも少なかった。急性腰痛に対するNSAIDの有効性はその他の薬剤と同じであるという、中程度のエビデンスも得られた。
     COX-2阻害薬を含む様々な種類のNSAIDが、急性腰痛に等しく有効であることを示す強固なエビデンスが認められたが、COX-2阻害薬の有害作用は古典的NSAIDよりも統計学的有意に少なかった。坐骨神経痛患者では、NSAIDがプラセボよりも有効であるというエビデンスが認められなかった。
     「レビュー対象となった65試験のエビデンスから、坐骨神経痛を伴わない急性/慢性腰痛患者の症状を短期的に緩和する上で、NSAIDが有効であることが示唆される」とレビューアーらは記している。「しかしながら、効果の程度は小さい。また、NSAIDの中で、他剤よりも明らかに高い有効性をもつ、特定の種類のNSAIDはないようである」。
     今回のレビューの限界としては、検討対象とした多くの試験に方法論的な欠点があること(短い追跡調査期間、ランダム化の手順が説明されていない、コンプライアンスに関するデータの欠如など)、出版バイアスの可能性が挙げられる。
     「本レビューに含まれたランダム化比較対照試験において、選択的COX-2阻害薬の副作用は古典的NSAIDよりも少なかった」と著者らは結論付けている。「しかしながら、最近の研究の結果、COX-2阻害薬の心血管系リスクは、特定の患者集団で高いことが示されている」。

     本研究は外部の支援を受けなかった。本レビュー著者の1人は調整編集担当者(coordinating editor)であり、別の1人はCochrane Back Review Groupに属する編集担当者である。編集担当者は、少なくとも1件のコクランレビューを実施していることが要件であった。この要件は、編集担当者がレビューの実施に必要なプロセスと責任について把握していることを確認するためのものであった。編集担当者としての関与は、Cochrane Back Review Groupにおいて利害関係の対立の原因とはならないと考えられる。レビュー著者である編集担当者はいずれも、自身が寄稿したレビューに関する編集上の決定プロセスに参加していない。

    Spine. 2008;33:1766-1774.

    Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape

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    2008/7/31 快眠のツボ:唐辛子が寝付きを改善 「軽い運動」「お風呂」とセットで 毎日jpより転載

    快眠のツボ:唐辛子が寝付きを改善 「軽い運動」「お風呂」とセットで
     
     
     
    2008年7月30日 毎日新聞
     
    遠藤拓郎・スリープクリニック調布院長
    遠藤拓郎・スリープクリニック調布院長
     
     寝苦しい季節がやってきた。暑いと眠れないし、クーラーで冷やしすぎると身体に悪い。悩ましい。祖父の代から3代にわたって睡眠の研究をしてきた遠藤拓郎・スリープクリニック調布院長が勧める快眠のカギは「唐辛子」「軽い運動」「お風呂」の3点セット。「体温管理」がキーワードだという。
     遠藤院長によると、人間の体温は昼間高くて夜は低い。ちょうど夜11時ごろ、何もしなくても体温は下がる。朝方になると、眠っていて身体を動かさなくても体温は自然に上がる。「高い体温が下がる時に眠くなり、低い体温が上がる時に目が覚める。人間ってうまくできているんです」と遠藤院長。寝つきが良くなるには体温を下げればいいということか。
     しかし、1日中クーラーの効いた部屋にいると身体は冷えてしまう。働いていると、自分の意思とはかかわりなく冷風にさらされっぱなしということも多い。冷えきった身体では、それ以上体温は下がりにくく、寝つきは悪くなるという
     解消法は夕方から夜にかけて1回体温を上げること。遠藤院長は「風邪を引いた時もそうですが、人間の身体は、体温が上がりすぎると脳の温度センサーが働いて、体温を下げる仕組みになっている」と説明する。
     人体がただの肉の塊なら、温度はそんなに急には下がらない。しかし、人体は血管が張り巡らされ、血液が循環して冷やすため、急激に1度以上下がる。その時、ラジエーターの役割を果たすのは手足だという。「手のひらや足は薄い形をしているので血液が冷えやすい。脳のセンサーが働くと体内の『バルブ』が開き、手足に血液が流れやすくなる」と遠藤院長。
     さらに、温かい血液が流れると手足は汗をかく。汗が蒸発する時に熱を奪う「気化熱」で2重に冷える仕掛けだ。逆に、身体が冷えていると「バルブ」は開かず、かえって熱を蓄えてしまうという。
     では、唐辛子の役目は? 「唐辛子に含まれているカプサイシンは、実験にも使う交感神経の刺激剤。食べるとどんどんエネルギーを燃やして体温が上がる。暑いからといってさっぱりしたものばかりでなく、唐辛子を食べてください」と勧められた。
     唐辛子以外の辛いものはダメなのだろうか。遠藤院長の答えは、「カプサイシンが必ず(体温を)上げることはわかっていますが、他の物質は分かりません」。
     まず夕飯に唐辛子を食べ、ストレッチ、ヨガ、ウオーキングなど軽い運動をする。それから熱めのお風呂に入る。42度で10分も湯船につかれば、まず間違いなく脳の温度センサーが働いて「バルブ」が開く。遠藤院長が太鼓判を押す「快眠術」だ。「お風呂に入る前は暑いと思っていた部屋でも、入った後は涼しく感じることがあるでしょう」とも。暑いところで体温を上げると、温度の感覚が変わるそうだ。
     でも、入浴後は一刻も早く涼しくしたいと思いませんか。そう尋ねると、「(バルブが開いた)その後、涼しくするんです。汗をかいている時は体温を下げる作業をしています。急激に下がるので、それを利用して寝るんです」と遠藤院長。さて、今夜は快適に眠れるかな。【岡礼子】

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    2008/7/30 むくみ退治 (1)足首動かし血流改善 YOMIURI ONLINより転載

    むくみ退治
     
     
    (1)足首動かし血流改善
     
    2008年7月30日  読売新聞)
     
     
     夕方になると、足がぱんぱんに張ったり、重くだるく感じたり。そんな足のむくみに悩む人は少なくない。
     「むくみは皮膚の下にたまった余分な水分。実は夏の方がむくみが出やすいのです」と、東海病院(名古屋市)で下肢静脈瘤(りゅう)・リンパ浮腫(ふしゅ)・血管センター長を務める平井正文さんは説明する。
     体の中の水分は、動脈から毛細血管を通って細胞の間にしみ出て、細胞に栄養や酸素を届け、老廃物などを回収して静脈やリンパ管に戻るという循環を続けている。この循環が滞った状態がむくみだ。
     夏は血管が広がって、しみ出る水分も増えるため、むくみが起きやすくなるという訳だ。
     足にむくみが出ているかどうかを調べるには、足のすねの骨の上、いわゆる「弁慶の泣き所」をぎゅっと指で押してみて、あとが残るかどうかをみる。すぐに消えれば、むくみはない。
     心臓などの内臓疾患がむくみを起こす場合もあるが、立ち仕事や座ったままの姿勢が続くなど足を使わないライフスタイルが足のむくみを引き起こす。
     足のふくらはぎの筋肉は収縮することで、血液を心臓に戻すポンプの役割を果たしている。足の筋肉を使わないと、重力で水分は足にたまり、むくみはひどくなる一方だ。
     「男性より筋肉の量が少ない女性の方がむくみやすい。加齢で筋力が弱った人や、締め付けの強い下着などを着けている人も注意が必要です」と平井さん。
     むくみ予防のために平井さんが薦めるのは「背底屈運動」=イラスト=。足首をしっかりと曲げ伸ばしするだけで、ふくらはぎの筋肉を使うので、血液の流れが良くなる。「1時間に5、6回程度行うだけでも効果はある」と平井さん。むくみで悩んでいる人は試してほしい。
     

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    2008/7/30 「最大4割欠勤、新型インフルエンザ対策を」 職場にガイドライン 厚労省 m3.comより転載

    「最大4割欠勤、新型インフルエンザ対策を」 職場にガイドライン 厚労省



    記事:毎日新聞社
    提供:毎日新聞社

    【2008年7月30日】

    新型インフルエンザ:「最大4割欠勤、対策を」 職場にガイドライン--厚労省

     厚生労働省は29日、新型インフルエンザに備えた「事業者・職場対策ガイドライン」の改定案を公表した。国内で流行すると従業員の最大4割が10日間程度欠勤する事態が想定されるとして、人員不足を見越した行動計画を立てるよう、各事業所に求めている。30日の専門家会議に諮り、一般からの意見募集を経て、9月をめどに正式決定する。
     職場ガイドラインは昨年3月に策定され、今回は流行規模(フェーズ)ごとに想定される企業への影響や取るべき対応、職場内での感染防止策などを、より具体的に示した。
     想定によると、国内で感染者が確認されると、学校の休校などに伴って数%の欠勤者が出始め、各地に感染が広がった段階(フェーズ5)では欠勤率が20%、大流行期(フェーズ6)では40%になる。フェーズ5以降は、輸入停止などで企業の在庫品・備蓄品が不足し、資金調達や決済業務、通信にも混乱が出る。
     フェーズ6では多くの企業の経営が悪化し経営者の感染も相次ぐとしている。
     取るべき行動としては、発生初期の段階から業務を複数の班に分けて行う「スプリットチーム制」を提案。フェーズ5以降は来訪者にマスクの着用を指示し、フロアごとの立ち入りを制限すべきだとしている。
     また、大流行期でも社会機能を維持するために事業継続が求められる事業者として医療▽治安維持(消防、警察など)▽ライフライン(電気、ガス、金融、情報処理、生活必需品製造販売など)▽情報提供(報道機関など)▽行政--を例示した。【清水健二、関東晋慈】

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    2008/7/30 AED2万台を自主回収 日本メドトロニック m3.comより転載

    AED2万台を自主回収 日本メドトロニック



    記事:共同通信社
    提供:共同通信社

    【2008年7月30日】

     医療機器製造販売会社「日本メドトロニック」(東京都)は29日、米国から輸入し、全国の学校や医療機関などに納入した自動体外式除細動器(AED)計2万682台に電源が入らなくなる恐れがあるとして、自主回収を始めたと発表した。
     都によると、これまでに国内で不具合の報告はないという。
     同社によると、回収するのは米国製の「ライフパックCR Plus」。電子基板の接続端子部分がショートし、電源が入らなくなる事例が、これまでに米国で3件報告された。使用可能な状態を示すインジケーターが点灯している場合でも電源が入らず、救命処置ができない可能性がある。
     機器は販売代理店20社を通じ、2006年11月から今年3月に全国の商業施設や駅、小学校などの教育機関、医療機関に納入された。
     同社は薬事法に基づき29日、都に自主回収に着手すると報告した。
     厚生労働省によると、AEDは全国で約20万台設置されている。
     
    問い合わせ先は日本メドトロニック、フリーダイヤル(0120)715545。

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    2008/7/30 エイズによる死者は減少、アフリカ以外で感染者が増加 国連合同エイズ計画 m3.comより転載

    エイズによる死者は減少、アフリカ以外で感染者が増加 国連合同エイズ計画
     
     

    記事:共同通信社
    提供:共同通信社

    【2008年7月30日】

     [ロンドン29日AP=共同]

      国連合同エイズ計画(UNAIDS)は29日、2007年の年次報告を発表、世界全体のエイズによる死者は約200万人と推定され、2005年の約220万人から減少したと述べた。
     報告によると、2007年には世界全体で約3300万人がHIVウイルスに感染、特にエイズ流行の中心であるサハラ以南諸国が全感染者の約67%、死者の72%を占めた。サハラ以南諸国以外では、麻薬使用者や同性愛者、セックス産業の従事者などが主な犠牲者だった。
     またエイズ治療を受けている人数は2003年の約30万人から2007年には約300万人と10倍も増えた。しかし数百万人の患者が高価な治療薬を入手できないでいるほか、新たな感染者が中国、ドイツ、インドネシア、ロシア、英国などアフリカ以外の諸国で増加しているという。
     報告によると、世界全体で2007年に新たに感染した人数は約270万人で、数年前の約500万人から比べると減減しているが、専門家は、エイズについて心配する必要がなくなったと言うのは時期尚早だと述べた。国際援助組織「国境なき医師団」の当局者は、エイズ関連の死者数の減少が鈍いことが特に懸念されると語った。
     米政府は先週、今後5年間に世界全体でのエイズ撲滅計画にこれまでの3倍の480億米ドルを投入することに合意した。

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    2008/7/30 あんパンなのに砂糖なし 秋田の薬局、糖尿病患者向けに asahi.comより転載

    あんパンなのに砂糖なし 秋田の薬局、糖尿病患者向けに
     
     
     
    2008年7月30日 朝日新聞
     
    写真
    無糖大豆あんパンを開発したパン屋の山田哲也さん(写真左)と薬局の熊谷陽三さん=秋田県能代市元町
     
     薬局がパン屋に持ちかけて、珍しいあんパンをつくった。砂糖を使わないあんと大豆を使った生地で、熱量と糖質を大幅に減らした。「血糖値が上がるからパンなんて何年も食べてないよ」。糖尿病のお年寄りが薬局で漏らしたひと言がきっかけになった。
     秋田県能代市、赤玉薬品の熊谷陽三専務(61)と白神パン工房の山田哲也社長(55)。日本食品分析センター(東京)の調べなどによると、2人が考案したあんパン(1個60グラム)は一般的なものより熱量が28%少ない121キロカロリー。糖質は53%少ない13.5グラムになったという。一方、食物繊維とたんぱく質は倍以上になった。
     「糖尿病は食事制限が大変だ」。薬をもらいに毎月薬局にやって来る糖尿病の高齢の女性が熊谷さんの前で嘆いた。好物のパンから遠ざかっているという。
     自らも高血糖に悩んでいた熊谷さんは、そのつらさがよく分かる。だから、商店街仲間の山田さんに「血糖値の上がりにくいパンができないかな」と持ちかけた。
     2人で相談し、炭水化物の多い小麦粉を半分以下に減らし、糖質が少なく高たんぱくの大豆粉を混ぜることを決めた。熊谷さんが成分分析を担当した。だが、こねてもこねても粘土のように硬い大豆粉に悪戦苦闘。昨年10月、ロールパンや食パンが半年がかりで出来上がった。
     「薬局として健康に役立つ食べ物を売りたい。メタボの人にも勧めたい」と熊谷さんが言えば、「おいしくなければ体によくても仕方ない。パン屋35年のプライドをかけた」と山田さん。
     砂糖を使わない、あんをどう作るか――。2カ月間、2人で研究を重ね、植物から抽出したカロリーゼロの天然甘味料だけで、しっとりと甘いあんを練り上げるのに成功した。生地にも砂糖は使っていない。こしあんだと食物繊維が減るからという熊谷さんの意見で、あんは粒あんだ。
     冷凍した商品を薬局の店頭とインターネットなどで6月から販売している。天然甘味料と大豆粉が高価なため2個500円。発売初日、さっそく、糖尿病の女性が訪れ、「ずっとがまんしてたんだ」とあんパンを買っていった。
     6月16日の発売から半月の売り上げが約1200個。その後も好調で、県外からの注文も増えている。
     
     問い合わせは赤玉薬品の駅前店(0185・53・4616)へ。
     
    (福井悠介)
     

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    2008/7/29 抗インフル薬、厚労省が倍増方針 YOMIURI ONLINEより転載

    抗インフル薬、厚労省が倍増方針
     
     
    (2008年7月29日  読売新聞)
     
     厚生労働省は28日、新型インフルエンザ対策で、抗インフルエンザ薬の備蓄量を国民の40〜50%に配布できるよう倍増させる方針を明らかにした。
     同日開かれた全国知事会との定期協議で報告した。与党は先月、抗インフルエンザ薬の段階的な増量を求めており、厚労省の方針はこの考えを受けた格好だ。
     

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    2008/7/29 11月11日は「介護の日」 YOMIURI ONLINEより転載

    11月11日は「介護の日」
     
     
    (2008年7月29日  読売新聞)
     
     深刻な人材難に陥っている介護の仕事への理解を深めるため、厚生労働省は28日、11月11日を「介護の日」と決め、自治体や関係団体と啓発活動を行うと発表した。
     介護従事者やサービス利用者、家族を支援することで、介護のイメージアップを図るのが目的。
     厚労省の検討会が出した候補日について一般に意見を募集したところ、460人中、269人が「11月11日」を選んだため、この結果をもとに決定した。「『いい日、いい日』にかけて、親しみやすい語呂合わせにした」(同省)という。

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    2008/7/29 AEDに不具合、2万台無償修理 東京の販売会社 asahi.comより転載

    AEDに不具合、2万台無償修理 東京の販売会社
     
     
     
    2008年7月29日 朝日新聞

     自動体外式除細動器(AED)「ライフパックCR Plus」に不具合が見つかったとして、医療機器輸入販売会社・日本メドトロニック(東京都)は29日、06年11月〜今年3月に全国の医療機関や学校などに販売した2万682台の無償修理を始めた。
     同社によると、配線に不具合があり、電源が入らなくなるケースが海外で3件報告された。同社や販売代理店から納入先に連絡し、無償で修理する。

    Comment(0) | Trackback(0)特報!

    2008/7/29 スタチンは学習障害児の機能の改善効果という点でプラセボを上回らない m3.comより転載

    スタチンは学習障害児の機能の改善効果という点でプラセボを上回らない

     

    提供:Medscape

      シンバスタチンは、学習に影響を及ぼす最も一般的な単一遺伝子病のひとつである神経線維腫症1型の小児の認知機能に対する改善効果がプラセボを上回らないとの結論が新規研究で示されている。
      Pauline Anderson


      【7月23日】

       以前の研究ではマウスモデルの認知障害に回復が認められていても、新規研究では、シンバスタチンは、学習に影響を及ぼす最も一般的な単一遺伝子病のひとつである神経線維腫症1型(NF1)の小児における認知機能の改善効果という点でプラセボを上回らないとの結論が示されている。
       これらの結果は期待外れではあるが、この研究は薬剤を用いて学習障害児における認知障害の回復を初めて検討したものであり、さらに有意義な結果が得られる可能性のある今後の長期研究の基盤を整えたという点で重要な研究である、と著者のエラスムス医科大学(Erasmus MC University)大学医療センター神経科学部およびソフィア小児病院(Sophia Children's Hospital)(オランダ、ロッテルダム)のYpe Elgersma, PhDはMedscape Neurology & Neurosurgeryに話している。
       「これは、非常に優れた前臨床データを踏まえた、作用機序に基づく最初の試験のひとつであり、すべてが非常に順調であれば、もちろん素晴らしいものになったであろうが、多くの結果は薬剤の効果を示すものではなかった」とElgersma博士は述べている。「我々はこれを続行し、転帰を改善するより良い方法を探し続ける必要があるだろう。いつか非常に有用な何かを得るだろうと私は非常に楽観視している」
       この研究は『Journal of the American Medical Association』7月16日号に掲載されている。
       
      学業面での苦労

       NF1は比較的よく見られる遺伝的学習障害であり、小児の約3000人に1人の割合で発生する。NF1患者はIQがやや低く(平均86–94)、視空間スキル、非言語性長期記憶、実行機能、注意に特に障害がみられ、学業面で苦労する傾向がある。
       この12週間二重盲検試験では、2006年1月から2007年2月の期間にNF1を有する小児62名を組み入れた。組み入れた小児は年齢8-16歳であり、エラスムス医科大学・ソフィア小児病院(オランダ)のNF1外来クリニックで募集された。
       同試験では、これらの小児をシンバスタチン群またはプラセボ群に各群31名ずつランダムに割り付けた。ベースラインの特性は、投与群の年齢がわずかに高い以外は、両群とも同程度であった。
       研究者らは小児用に特別にデザインされた諸検査を注意深く選択して実施した。これらの検査はオランダ語版で実施され、小児神経心理学者が採点した。
       
      組み合わせ検査のみに差

       この研究の終了時点で、実薬服用群の小児は、遅延再生、非言語性長期記憶、注意変動(attention fluctuations)、プリズム順応(プリズムのずれに合わせて手の動きの角度を順応させるのは小脳の機能と考えられている)といった諸検査においてプラセボ服用群を上回らないことを研究者らは認めた。
       副次的評価項目では、プラセボ群と比較してシンバスタチン群に統計的有意な改善が認められた唯一の検査は組み合わせ(object-assembly)(パズル)検査であり、この検査では投与群が「正常範囲内」に回復した(β=0.50、95%CI 0.05–0.95)、とElgersma博士は述べている。
       組み合わせ検査は、読み、綴り(スペリング)、および高等数学に必要なスキルである視覚合成を評価するものであり、NF1の小児ではおそらく最も障害された認知領域と考えられる。視覚合成が改善されれば学業成績が向上する可能性がある。
       組み合わせ検査で改善が認められたのはベースライン時点で成績不良であった小児のみであり、再検査において一般に最も練習効果が得られたのはベースラインスコアが低い小児よりむしろ高い小児であった。このことから、著者らが指摘した通り、同検査に見られた改善は練習効果によるものではないと思われる。スタチン服用群の小児が勝っていたのはこの1検査のみであったことから、これは確実に偶然の結果と思われ、したがって「何も意味しない」とElgersma博士は述べている。
       興味深いことに、両群とも、12週間を超えて改善が見られた。プラセボ群では、その改善は注意および視空間スキルを検査する9項目中4項目(注意の変動および速度検査、複雑図形模写検査、ストループ色名単語検査)で有意であった。
       
      原理の裏付け

       NF1患者の認知障害はrasと呼ばれるタンパク質の過活動によって引き起こされる。スタチンなどのコレステロールの合成を妨げる薬剤は、rasの機能に必要な脂質であるファルネシルの合成も妨げる。
       コレステロール阻害剤はマウスで作用がみられ、わずか数日の投与で認知障害を回復させ、その効果は視空間記憶に最も著明に認められることが諸研究で示されている。「非常に特異的な遺伝子障害ではマウスの障害を救済できる原理の裏付けが既にある」とElgersma博士は述べている。
       それでは、スタチンがマウスでは作用するのに小児では作用しないのはなぜだろうか。マウスとヒトでは脳が全く同じ様には機能しない可能性、またはヒトでは高い認知機能ほど治療が難しい可能性が考えられる。
       また、研究者らはシンバスタチンが血液脳関門を通過することを知っているが、「その通過がどの程度のものか、それがマウスとヒトとで同程度かどうかについては、全く手がかりが得られていない」とElgersma博士は述べている。
       シンバスタチンの治療効果は高用量になるほど高まる可能性があるものの、小児における高用量についての安全性データはあまりない。そして、この研究で用いられた治療用量(若年小児には10-20mg/日、高年齢小児には40mg/日)は低密度リポ蛋白質コレステロールを減少させるのに最適であった。
       
      最初からやり直しか?

       シンバスタチンは血液脳関門を通過する数少ないスタチンのひとつである。より新しい薬剤は、血中コレステロールのみを低下させるために、この関門を通過しないようにデザインされている。「スタチンを脳から締め出そうとすることに代わりに、我々は最初からやり直してスタチンを脳に入らせる薬剤を開発しなければならないと思われる」とElgersma博士は述べている。
       当面、研究者らは、マウスよりヒトの方がスタチンが作用するのに長く時間がかかる可能性を検討するつもりである。Elgersma博士らは、今度は認知検査のバッテリーを用いないでNF1の小児を対象とした1年間の研究を計画している。
       今度は、主要評価項目は学業成績になるであろう。研究者らは、全てのオランダの学校にあり、生徒の進歩を追跡している生徒モニターシステム(student monitoring system)を用いるとともに、教師と親にアンケート調査を実施するつもりである。
       スタチンが認知機能に及ぼす効果を検討する研究は、NF1の小児にとってのみでなく、rasまたは別の関連蛋白質によって制御される経路に原因遺伝子が属している、他の神経学的症候群の小児にとっても重要であるとElgersma博士は述べている。

       この試験は、Hersenstichting Nederland、Sophia Foundation for Medical Research、Prinses Beatrix Fondsの援助を受けたほか、Dutch Neurofibromatosis Foundationから寄付金を受け取っている。共著者である脳研究所(Brain Research Institute)(カリフォルニア州、ロサンゼルス)の神経生物学科、精神科、心理学科のSteven A. Kushner, MD, PhDおよびAlcino J. Silva, PhDは米国特許(US patent)"Treating learning deficits with inhibitors of HMG-CoA reductase.(HMG-CoA還元酵素阻害剤による学習障害の治療)"の共同出願者であることを報告している。他の著者では、利益の衝突について、その可能性のあるもの、実際の衝突、そのように受け取られるものは報告されておらず、金銭的関係も開示されていない。

      出典
      JAMA. 2008;300:287-294. Abstract

      Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape

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      2008/7/29 CDC:小児の約5%がADHD患者 m3.comより転載

      CDC:小児の約5%がADHD患者

       

      提供:WebMD

      男児のADHDは女児の2倍。1997年から2006年までADHDの診断は年間3%増加
      Miranda Hitti
      WebMD Medical News

      【7月23日】

       CDCは23日、両親によれば、米国の6歳から17歳の小児の約5%が注意欠陥多動性障害(ADHD)と診断されたことがあると報告した。
       データは、6歳から17歳の小児約23,000例の両親から得られた。2004年から2006年に実施された電話インタビューで、子供が医師または他の医療従事者にADHDまたは注意欠陥障害(ADD)と診断されたことがあるかどうかを両親に尋ねた。CDCは、両親の報告を小児の診療録と照合しなかった。
       男児におけるADHDの診断は女児の2倍であった。また、ADHDは、低年齢の小児よりも思春期の小児およびティーンエイジャー、ヒスパニック系の小児よりも白人またはアフリカ系米国人の小児、医療保険に加入していないまたは民間医療保険に加入している小児よりもメディケイドに加入している小児において頻度が高かった。
       また、CDCの報告によれば、1997年から2006年まで小児期ADHD診断は年間平均3%増加し、ADHDと診断された小児は、他の小児と比較して、他の慢性疾患を有する可能性が高かった。
       CDCの最新ADHD統計値は、ADHD診断症例数に過ぎない。真のADHD小児数はさらにずっと多い可能性がある、と2007年9月、シンシナティ小児病院およびシンシナティ大学医学部の研究者らは報告した。
       23日のCDCの報告は、医療へのアクセスなど、社会的および経済的要因が、ADHD小児が正式にADHDと診断される機会に影響を及ぼす可能性があるということを認めている。

      cdc-about-5-percent-of-kids-have-adhd


      (C)2008 WebMD Inc. All rights reserved.

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      2008/7/29 上手な母乳哺育への取り組みが見直される m3.comより転載

      上手な母乳哺育への取り組みが見直される

       

      提供:Medscape

        母乳哺育は乳児と母親の両方の健康に大きな便益があるが、米国ではHealthy People 2010 initiativeで設定された母乳哺育の目標値が依然として達成されていない。
        Laurie Barclay


        【7月23日】

         上手な母乳哺育への取り組みの見直しが、『American Family Physician』7月15日号の総説で提示されている。
         「母乳は、生後半年までのすべての新生児・乳児の栄養源として望ましいものであり、生後1年までは広く推奨されている」と、オファット空軍基地/ネブラスカ大学医療センター(オマハ)のDrew Keister, MDらが記している。「ほとんど人工乳だけで哺育される乳児は、下痢、中耳炎、気道感染症、尿路感染症、細菌感染症の発生率が高い。人工乳で哺育される未熟児は、母乳だけで哺育される乳児で見られるような発育面での便益が見られない。」
         母乳哺育は乳児と母親の両方の健康にとって大きな便益があるが、米国ではHealthy People 2010 initiativeで設定された母乳哺育の目標に依然として達していない。米国家庭医学会、米国小児科学会、米国産婦人科学会は、母乳哺育の便益をもたらすメカニズムが最近解明され、母乳哺育の臨床管理が進歩していることを受けて、方針綱領で母乳哺育を支持している。
         世間の通念とは異なり、母乳哺育には禁忌がほとんどない。母乳哺育を上手に行うもっとも有効な手法としては、母親の支援、分娩前・分娩後の構造化した母乳哺育教育、分娩直後の母親と新生児とのスキンシップ、早期の授乳開始などがある。
         新生児健診の際に親が授乳に関して懸念を訴える場合には、新生児黄疸、体重減少、発育不全の徴候に関する注意深い評価が適応になる。評価が必要な場合には、親が母乳哺育を決断するように支援する必要がある。
         授乳中の母親への支援や教育には、資格を持った授乳指導員が有用である。医師は、母乳哺育をしていて家庭の外で働いている母親に、搾乳器の存在と搾乳した母乳の正しい保存方法について情報を与え、相談を受ける必要がある。
         薬物を母親へ処方する際には、医師はその患者の授乳の状況を考慮しなければならない。薬物によっては、乳の出に影響したり、母乳に排出されて母乳哺育を受ける乳児にとってリスクになるものがある。
         Healthy People 2010 initiativeで概要が示されている全国母乳哺育の目標は、母乳哺育をする母親を支援して元気づけることで、達成が可能である。
         現場における個々の臨床推奨事項を、そのエビデンスの強さとともに以下に示す:

         医師は、妊娠中の患者とそのパートナーに、授乳の技術を教え、母親の自信を強める構造化された分娩前母乳哺育教育プログラムを勧めるべきである。(エビデンスの強さはB)

         母乳哺育が上手くできるようになる確率を上げるためには、医学的な禁忌がないのならば、出産直後の母親と新生児との皮膚と皮膚を初乳の授乳中に接触させ、求めがあれば母子同室にして授乳させるようにする。乳児への栄養補助剤やおしゃぶりの使用は避けるべきである。(エビデンスの強さはA)

         病院に対して、「赤ちゃんに優しい病院作り(Baby-Friendly Hospital Initiative: BFHI)」の実施を推奨する。(エビデンスの強さはB)

         母乳哺育を受けている乳児は、退院の3日ないし5日後と、7日ないし14日後に再度、詳しい経過観察を行わなければならない。(エビデンスの強さはC)

         乳の出が悪い母親には、授乳技術の問題点を明らかにするため、資格を持った授乳指導員による集中的な教育を最初に提供するようにする。その効果が現れない場合は、次善の策として人工乳の補助を考慮する。(エビデンスの強さはC)

         母乳哺育を受ける乳児には生後2カ月以内に、経口ビタミンDドロップの毎日の投与(200 IU)を始めるようにする。この投与は、乳児がビタミンD強化乳や母乳を1日に500 mL摂取することができるようになるまで続けなければならない。(エビデンスの強さはC)

         「出産後に一般に処方される薬剤のほとんどは、母乳授乳を行う女性に安全である」と著者らは結論で述べている。「母乳哺育中の母親は、その薬剤が安全だと思っていても、処方された薬剤をきちんと服薬しないことが複数の研究で示されている。医師は、薬剤の安全性を議論するだけでなく、服薬しながらの母乳哺育について母親を安心させ支援することが重要である。」
         関連する解説記事において、医療研究品質局(メリーランド州ロックヴィル)のDavid Meyers, MDと、Baby-Friendly USA(マサチューセッツ州イーストサンドウィッチ)のCindy Turner-Maffei, MAが、世界保健機関(WHO)と国連児童基金(UNICEF)により推奨されている母乳哺育成功への10のステップとして次の項目を挙げている:

         医師は、母乳哺育の方針を文書にして、医療スタッフ全員に対してそれを日常的に伝達する。
         
         すべての医療スタッフに、その方針の実施に必要な技術の訓練を行う。
         
         すべての妊婦に、母乳哺育の便益と管理法について教育を行う。
         
         出産から1時間以内に、母親を介助しながら母乳哺育を始めさせる。
         
         母親と乳児が別室に分かれている場合でも、母乳哺育のやり方と乳汁分泌の維持の方法を示すようにする。
         
         医学的な適応がない限りは、乳児には母乳以外の食品や飲料を与えてはいけない。
         
         母子同室入院(母親と乳児が24時間ずっと同じ部屋に滞在する)が強く勧められる。
         
         必要な時の母乳授乳が強く勧められる。
         
         母乳哺育を受けている乳児には、おしゃぶりや人工乳首を与えていけない。
         
         母乳哺育支援グループの活動を奨励して、母親が退院する時にはグループへの紹介が勧められる。

         「すでに母親への診療を行わない家庭医も含めたすべての家庭医は、病院や産院にこの「上手な母乳哺育への10のステップ(Ten Steps to Successful Breastfeeding)」の採用とBFHIへの参加を勧めることで、この分野での強力な支援者となることができる」とMeyers博士とTurner-Maffei氏は記している。「母乳哺育児と母乳授乳婦の健康転帰はよいという知見を武器として我々は、産科医や小児科医、育児スタッフ、病院管理者、そして患者らとの間で、10のステップの認識を向上させ、支援を構築し、その実施を行って、母乳哺育の効果を高めるための協力関係を結ぶことができる。」

         総説の著者らの開示情報には、関連する金銭的利害関係はない。Meyers博士とTurner-Maffei氏の開示情報には、関連する金銭的利害関係はない。

        Am Fam Physician. 2008;78:180, 225-232.

        Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape

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        2008/7/29 30人死亡、116人重症 エコノミー症候群で 過去15年の成田到着客 日医大クリニック調査 m3.comより転載

        30人死亡、116人重症 エコノミー症候群で 過去15年の成田到着客 日医大クリニック調査



        記事:共同通信社
        提供:共同通信社

        【2008年7月29日】

         成田空港への到着客のうち、長時間同じ姿勢で座り続けて発症することで知られるエコノミークラス症候群による死亡は過去15年で計30人、重症も計116人に上ることが日本医科大成田国際空港クリニック(千葉県成田市)の調査で29日、分かった。
         2003年2月にカナダから帰国した横浜市の男性教諭=当時(28)=が発症し死亡したのを最後に、過去5年で死亡者はいないという。
         同クリニック所長の牧野俊郎(まきの・としろう)医師は「旅行者に危険性が浸透しつつある証拠」とみているが、「機内で足踏みなどの軽い運動や水分補給で防げるが、若い人でも発症する恐れがあり油断は禁物」と夏休みの海外旅行客に注意を呼び掛けている。
         調査によると、死亡者は日本人21人(男7人、女14人)、外国人9人(男7人、女2人)。重症者は日本人82人(男23人、女59人)、外国人34人(男19人、女15人)。軽症者は年間約200人だった。
         発症者総数の平均年齢は約57歳で、飛行時間は平均約11時間、飛行距離は平均約9000キロ。アジア圏からの旅客に少なく、欧米圏など距離が1万キロ程度に達すると急増することが判明した。
         牧野医師によると、高度約1万メートルの上空で機内は0.7-0.8気圧、湿度は0-10%しかないため、10時間で体から約1リットルの水分が蒸発。脱水症状になりやすく、エコノミークラス症候群を引き起こしやすいという。
         調査は、クリニックが開設した1992年12月から今年3月までに受診した計23万人を対象に行った。
         エコノミークラス症候群に対しては各航空会社も対策を取り、機内で体操のビデオを流し、ペットボトルの水を乗客に配布。発症率を抑えるストッキングやマスクも空港で販売している。

        ▽エコノミークラス症候群

         エコノミークラス症候群 長時間、同じ姿勢で座るなどして足や腕がうっ血して静脈に血の塊である血栓ができる症状。医学的には静脈血栓塞栓症と呼ばれる。血栓が血管の中を移動し、肺に入ると呼吸困難に陥り死亡することがある。旅客機のエコノミークラス席のような狭い場所に座った旅行者に多いことで知られ、旅行者血栓症、ロングフライト血栓症とも言う。旅行から4週間後までは警戒が必要。1970年代に報告されていたが、2000年のシドニー五輪を観戦した英国人女性がロンドン到着後に死亡し注目された。

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        2008/7/29 乳製品からカルシウム摂取、脳卒中発症3割減 厚労省研究班 m3.comより転載

        乳製品からカルシウム摂取、脳卒中発症3割減 厚労省研究班
         


        記事:毎日新聞社
        提供:毎日新聞社

        【2008年7月29日】

        脳卒中:乳製品からカルシウム摂取、発症3割減--厚労省研究班

         牛乳やチーズなどの乳製品からカルシウムを多く取る人は、ほとんど取らない人に比べて脳卒中の発症率が約3割少ないことが、厚生労働省研究班の大規模調査で明らかになった。国際医学誌電子版に今月掲載された。日本人の死因3位の脳卒中予防につながる成果で、牛乳なら1日130ミリリットル前後、スライスチーズなら1-1・5枚で効果が期待できるという。
         研究班は、岩手、秋田、長野、沖縄の4県在住の40-59歳の男女約4万人を、90年から12年間追跡し、食事など生活習慣と発病の関係を分析した。
         02年までに、1321人が脳卒中を発症。乳製品から取ったカルシウムの量で5グループに分けると、1日の摂取量が平均116ミリグラムと最も多いグループは、ほぼゼロのグループに比べて脳卒中の発症率が0・69倍にとどまった。大豆製品や野菜、魚など、乳製品以外から摂取したカルシウムでは、効果はみられなかった。
         研究班の磯博康・大阪大教授(公衆衛生学)は「カルシウム摂取が多いと血圧が低くなるため、脳卒中予防につながったのではないか。乳製品は他の食品よりも腸での吸収率が数倍高く、効率良くカルシウムが取れたようだ」と説明する。
         一方、心筋梗塞(こうそく)など心疾患の発症率は、カルシウム摂取の有無と関連がなかった。乳製品に多く含まれる飽和脂肪酸によって心疾患の発症率が高まり、カルシウムの効果が打ち消された結果と考えられ、乳製品の食べすぎは逆効果になる可能性が高い。【山田大輔】

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        2008/7/29 医療ナビ:脊椎圧迫骨折 中高年では軽い転倒でも。予防や治療のポイントは。 毎日jpより転載

        医療ナビ:脊椎圧迫骨折 中高年では軽い転倒でも。予防や治療のポイントは。
         
         
         
        2008年7月29日 毎日新聞 東京朝刊
         
         ◆脊椎圧迫骨折 中高年では軽い転倒でも。予防や治療のポイントは。
         
         ◇骨粗鬆症対策が有効
         
         ◇痛み緩和し早めにリハビリ
         
         千葉県八千代市に住む主婦(71)は00年2月、自宅近くで自転車に衝突され、動けなくなった。救急車で病院に運ばれ、5個ある腰椎(ようつい)の中で最上部にある第1腰椎の約3分の1がつぶれた脊椎(せきつい)圧迫骨折と診断された。2週間の入院後、自宅で療養したが、腰痛が続いた。主婦は「ぎっくり腰に似た痛み。和らげようとマッサージやお灸(きゅう)に通った」と振り返る。
         次に異変が起きたのは昨年9月。寝返りできないほどの腰痛を感じ、整形外科で診察を受けた結果、第3腰椎が圧迫骨折していたことが判明した。その数カ月前、ベッドから誤って床に落ちたのが原因だった。
         自宅で2カ月間療養し、昨年末から病院で週3回のリハビリを始めた。最初の圧迫骨折後から、骨(こつ)粗鬆(そしょう)症の治療薬も継続して飲んでいるが、痛みは改善した。今でもコルセットやつえは手放せないが、美術館を訪れたり、デパートでの買い物を楽しめるようになった。主婦は「リハビリと薬の効果を実感している」と話す。
         
         ■痛み感じない人も
         
         背骨は腰椎(5個)のほか、胸椎(きょうつい)(12個)と頸椎(けいつい)(7個)の計24個の骨で形成される。脊椎圧迫骨折は、背骨(脊椎)の一部が衝撃などでつぶれて起こる。胸椎と腰椎の境界付近で起こることが多い。通常の骨折と違い、横長の骨の真ん中がくさび形にへこんだり、水平につぶれたりする。
         高山整形外科病院(東京都葛飾区)の伊藤博志院長は「若い人でも高い場所から転落した場合などに起こる。中高年の場合、骨粗鬆症が主な原因になる」と話す。骨粗鬆症が進行すると、背骨がもろくなり、転倒や尻餅といった軽い衝撃でも圧迫骨折が起こる。骨折が原因で骨粗鬆症が判明する例も非常に多いという。
         圧迫骨折は、背中や腰の強い痛みで気付く人も多いが、3〜5割の人は痛みを感じない。その場合も、背が縮んだり、背中を丸くしてひざを曲げて歩くなどの変化はある。「背が4センチ縮んだら、間違いなく圧迫骨折が起きている」と伊藤院長はみる。
         
         ■元には戻らないが
         
         つぶれた脊椎は、基本的に元に戻らない。同病院では、痛みが強い場合は数週間ほど入院し、痛みのある場所に局所麻酔薬を注射したり、体幹ギプスやコルセットで固定したりして痛みを緩和する。その後、歩行器で歩くなどのリハビリを始める。安静の期間を長くしすぎないのが重要という。
         骨粗鬆症が原因の場合は、並行して薬物療法で治療する。骨折を予防する効果のあるビスフォスフォネートまたはSERM(塩酸ラロキシフェン)と、カルシウムの吸収を良くする活性型ビタミンDなどを組み合わせることが多い。
         
         ■1日8000歩目標に
         
         食事でカルシウムを摂取し、運動で骨を支える筋肉を作ったり、骨に刺激を与えて骨内部の代謝を良くすることも必要だ。1日に必要なカルシウムの目安は800ミリグラム(牛乳4カップ分)。運動は手軽にできるウオーキングで、1日8000歩を目標にすると良い。
         伊藤院長は「圧迫骨折がどこかで起こると、数年以内にさらに2〜3カ所折れることが多い。痛みや腰の曲がりで引きこもりがちになれば、ますます筋力が落ち、骨が折れやすくなるという悪循環に陥る。積極的に外出し、生活の質を落とさないことが大事だ」と助言する。【須田桃子】
         

        Comment(0) | Trackback(0)最新医療情報 骨・関節・運動器関連

        2008/7/29 新型インフルQ&A:感染どう広がる? 毎日jpより転載

        新型インフルQ&A:感染どう広がる?
         
         
         
        2008年7月29日 毎日新聞 東京朝刊
         
         ◇交通機関、地域で拡大−−2週間で36万人にも
         
         まだ発生していない新型インフルエンザは毒性など不確定な要素が多く、どこまで被害が深刻化するのか予測は難しい。だが、せきやくしゃみで飛沫(ひまつ)感染する特徴をいかし、患者数やその拡大時期などをある程度予測できる。そこで、活用されているのがコンピューターを使った「シミュレーション」だ。
         国立感染症研究所は、海外で新型インフルエンザウイルスに感染した男性会社員が帰国し、通常の通勤生活を始める想定で計算した。半径1メートル以内に近づいた人々に感染するとした。
         会社員は帰国翌日、東京都八王子市の自宅から東京・丸の内に電車通勤し、勤務先で発症する。8日目には首都圏だけで患者は約8600人、9日目に約3万3000人に急増する。人が新幹線や航空機で移動し、2週間後には全国で約35万8000人に広がった。
         一方で、約32万人の患者を占めた首都圏で外出自粛による対策効果を検討した。3日目にすべての小中学校を閉鎖、職場の4割が通勤を自粛すると、10日目には何もしない場合の約12万7000人に比べ、8000人と9割以上患者が減った。
         学校閉鎖の効果は、英仏の研究チームも今春、発表している。仏の小中高校では、インフルエンザが流行する冬季に約2カ月間の冬休みがあり、これを学級閉鎖とみなして試算した。ただ、外出自粛まで規制は強化していない。このため、患者総数は閉鎖しない場合に比べて13〜17%減、18歳未満で18〜23%減にとどまった。
         感染研の大日(おおくさ)康史主任研究官は「今後、医療や救急体制の負担を軽減する対策も検討し、社会機能の破綻(はたん)を回避したい」と話す。【関東晋慈】
         

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        2008/7/29 運動で糖尿病予防 (4)間違った食事 効果相殺 YOMIURI ONLINEより転載

        運動で糖尿病予防
         
         
         
        (4)間違った食事 効果相殺
         
        2008年7月26日  読売新聞)
         
         
         運動でエネルギーを消費したら、いつもよりたくさん食べても大丈夫?
         「気持ちはわかるけれど、そうはいきません」。お茶の水女子大准教授、曽根博仁さん(生活習慣病医学)はクギを刺す。
         例えば、体重60キロの人が30分間のウオーキングで消費するエネルギーは100キロ・カロリー程度。100キロ・カロリーの食品といえば、ご飯なら茶わん半分、食パンなら6枚切りの3分の2枚ほどだ。運動だけでエネルギーを消費するのは実に難しい=図参照=。
         運動直後に1、2キロ体重が減っても、それは汗が出て脱水状態になっただけ。「やせた」と早合点し、その分食べて内臓脂肪が増えれば、血糖値を下げるインスリンの働きを抑える別のホルモンが出る。これでは、せっかくの運動効果が相殺されてしまう。
         昨夏、糖尿病予備軍と指摘された茨城県の会社員、中島裕一さん(51)は、週4日ほど、昼休みに20分と夜に1時間のウオーキングを始めた。最初は「運動すれば、いいだろう」と、脂っこい食事や間食も多いままで、1か月後の検査では、ほとんど効果なし。当時は身長170センチ、体重84キロの肥満体型で、食後2時間の血糖値は176だった。
         その後、運動を続けながら、間食をやめ、ご飯を茶わん半分程度に抑え、毎日の体重を記録。その結果、今春には、体重は67キロまで落ち、食後2時間の血糖値は128まで下がり、予備軍を脱した。
         曽根さんは「運動と食事は、糖尿病予防、改善の2本柱で、どちらも欠かせない」と話す。
         すでに薬で血糖値を下げている患者は、空腹時などに運動すると、逆に低血糖状態になる恐れがある。「治療中の人が運動をする際は、医師に相談してください」と注意を促す。(高橋圭史)
         

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        2008/7/29 抗インフル薬の備蓄倍増、国民の半数近くを目標に…厚労省 @nifty.comより転載

        抗インフル薬の備蓄倍増、国民の半数近くを目標に…厚労省
         
         
         
        2008年7月28日(月)23時57分配信 読売新聞
         
         厚生労働省は28日、新型インフルエンザ対策で、抗インフルエンザ薬の備蓄量を国民の40〜50%に配布できるよう倍増させる方針を明らかにした。
         同日開かれた全国知事会との定期協議で報告した。
         抗インフルエンザ薬は、大流行が起きた場合に治療や感染予防に効果を発揮すると期待される。与党は先月、抗インフルエンザ薬の段階的な増量を求めており、方針はこの考えを受けた格好だ。

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        2008/7/28 どうする「未病」 自転車通勤でエクササイズ&エコロジー 毎日jpより転載

        どうする「未病」
         
         
         
        自転車通勤でエクササイズ&エコロジー
         
        2008年7月28日 未病mibyou.com
         
         「私たちは自転車通勤を応援します!」。小さなことから環境問題を変えていくために、自転車を軸とした環境保護活動を行っている民間団体、bycycle Ecoloy Japan (B.E.J)では、自転車通勤者を2012年までに10%から35%まで引き上げることを目指しています。例えば、北は秋田から南は福岡まで、定期的に自転車通勤イベント“Bike to work day”を開催。通勤コースにエナジーステーションを数カ所設けてドリンクやスナックを提供し、自転車通勤のきっかけ作りを精力的に行っています。8月13日東京、22日高松。ちなみに東京は毎月第2水曜に実施。
         「毎日自転車で通勤するのはツラい……」と考える人には、週末の軽いサイクリングからをおすすめ。体に一定の負荷をかけながら、ある程度の時間継続して行う運動を有酸素運動といいますが、有酸素運動は体内の糖代謝や脂肪代謝を改善したり、生活習慣病の予防に役立つといわれています。一定時間自転車をこぐことは有酸素運動であり、足腰を鍛える点から筋力トレーニングにもなるという、メタボにも効力を発揮する有効な運動です。
         ただし、脂肪燃焼などの効果を得るためには、一般には15分〜20分続けることが必要ですが、実際にはどれくらいのカロリーを消費するのでしょうか?アメリカスポーツ医学会が提唱したMETS法によると、計算式は以下のようになります。
         体重(kg)×METS数(METS)×運動時間(時間)=消費エネルギー(kcal)
         「METS」とは運動で消費したエネルギー量が安静時のエネルギー量の何倍にあたるかをあらわすもの。サイクリングでは「時速16kmで1時間」だとMETS数は規定で「5METS」。体重50kgの人だと「50(kg)×5(METS)×1(時間)=250(kcal)」となります。
         ちなみに時速20kmですと「8METS」となります。
         さらに、自動車通勤者を減らすことで、自家用車の排出ガス削減の効果も期待できます。1人を1km運ぶ時のCO2排出量は、自家用乗用車がダントツで、鉄道の約9倍。
         自転車通勤は有効なエクササイズであり、それ以上にエコロジーでもあるのです。(井上亜紀子/ライター・オフィスクリオ所属)
         

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        2008/7/28 どうする「未病」 サマータイムで「睡眠障害」 学会が声明 毎日jpより転載

        どうする「未病」
         
         
         
        サマータイムで「睡眠障害」 学会が声明

        2008年7月28日 未病mibyou.com

         世界の国々で「省エネ」「エコ」の流れが加速するなか、ここ数年、夏が来るたび日本で話題にのぼるのが「サマータイム制度」です。夏の太陽光を有効に使う目的で欧米各国などで実施されている、いわゆる夏時間制度のことで、エネルギーの節約が最大の利点に挙げられます。
         今年は北海道・洞爺湖サミットの開催もあり、例年に増して導入への議論が活発化。そんな中、日本睡眠学会が先日こんな声明を発表しました。
         「サマータイム制度は健康に悪影響を及ぼし、結果として経済的損失を生じさせる」という、制度への反対意見です。
         同学会の分析はこうです。
         サマータイム制度の導入で睡眠や生体リズムに乱れが生じ、睡眠障害の引き金に。その結果、医療費が増大し、加えて体調不良により仕事の作業効率は低下。経済的損失は年1兆2000億円に上ると学会は試算しています。
         そもそもサマータイムとは、どんな制度なのでしょうか。アメリカ合衆国の場合、3月の第2日曜に時計を1時間早め、11月の第1日曜に元に戻します。「夏の間だけ時計を進める」というイメージがありますが、このように実施期間は約8カ月と長く、カナダやヨーロッパの国々にも同様です。
         実は日本でも終戦後の一時期、サマータイムが実施され、米軍の占領終了とともに廃止された過去があります。近年、省エネの見地からサマータイムを見直す動きが出始め、04年には超党派の国会議員による「サマータイム制度推進議員連盟」が発足。地球温暖化対策の切り札と期待する意見もあります。
         欧米と比べて高温多湿の日本で、果たして省エネの効果は上がるのか、さらには導入によって残業が増えないか、など様々な議論も起きています。
         そして今回、日本睡眠学会が指摘した「睡眠障害」という新たな問題。同学会は声明文の中で「国民の間で活発な議論が起こることを期待する」とも述べています。
         学会が一石を投じたことにより、サマータイム制度についての議論は今後さらに活発化しそうです。(伊藤綾/ライター・オフィスクリオ所属)
         

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        2008/7/28 新幹線にAED搭載へ=東海道・山陽の全編成 @nifty.comより転載

        新幹線にAED搭載へ=東海道・山陽の全編成
         
         
        2008年7月28日(月)19時43分配信 時事通信

         JR東海とJR西日本は28日、東海道・山陽新幹線の全214編成に、心室細動で心停止を起こした人に有効な自動体外式除細動器(AED)を備え付けると発表した。12月から始め、来年1、2月ごろまでには配備を完了する。
         駅にAEDを設置する鉄道事業者は増えているが、列車への搭載は小田急電鉄の特急「ロマンスカー」に次いで2例目という。
         

         
        新幹線車内にAED設置
         
         
        2008年7月28日(月)16時16分配信 共同通信
         
         JR東海とJR西日本は28日、東海道・山陽新幹線の全編成で車内に自動体外式除細動器(AED)を設置すると発表した。JR旅客6社によると在来線を含めJR車内での設置は初めて。病気やけがで突然、心臓や呼吸が止まった人に電気ショックを与えて救命を図るAEDは、駅や空港など公共施設への導入が進んでいる。私鉄では、小田急電鉄が3月から一部の特急ロマンスカーの車内に設置。
         
         
         
        AEDを東海道・山陽新幹線の全列車に、12月から順次
         
         
        2008年7月28日(月)19時19分配信 読売新聞
         
         JR東海と西日本は28日、東海道、山陽新幹線の全編成に、12月から自動体外式除細動器(AED)を順次配備すると発表した。
         心停止状態に陥った患者に電気ショックを与えて回復を図る救命機器で、各編成の中間の車両にある乗務員室に1台置く。
         鉄道各社は駅などへの配備を進めているが、車内に常備するのはJRグループでは初めて。
         両社によると、2006年3月以降、両新幹線の駅構内ではAEDが約30回使用され、蘇生(そせい)に役立ったケースが多かったという。
         
         
         
        <JR東海と西>東海道・山陽新幹線全編成にAED搭載
         
         
        2008年7月28日(月)19時4分配信 毎日新聞
         
         JR東海と西日本は28日、東海道・山陽新幹線の242編成すべてにAED(自動体外式除細動器)を搭載すると発表した。JR東海の車両は乗務員室、JR西日本の車両は客車内に設置し、来年1月までに搭載を完了する。両新幹線は昨年3月にAEDを全35駅に設置し、心臓発作を起こした16件のうち13件の救命に役立った。新幹線にAEDを搭載するのは初めて。

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        2008/7/28 小学6年の肥満に注意! メタボのリスク、女性は10倍 @nifty.comより転載

        小学6年の肥満に注意! メタボのリスク、女性は10倍
         
         
         
        2008年7月28日(月)16時18分配信 J-CASTニュース
         
           小学6年生の時に肥満だった子供は、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)になるリスクが高いことが、労働者健康福祉機構が実施したアンケート調査で2008年7月24日に明らかになった。「小学校6年生時に肥満」であった人のメタボ発症リスクは、男性で2.8倍、女性で10.1倍と女性のリスクが特に高いことが初めて判明した。調査にあたった研究チームでは、「学童期のカロリー過剰摂取がメタボ発症と強い相関を示している。子供は活発に運動しているから、たくさん食べさせてもいいだろうという考えは改めるべき。08年度から実施が義務化された特定保健指導や学童の食育の現場で食習慣の見直しを提言していきたい」としている。
           調査は、06年12月〜07年8月、20〜70歳の男女計約799人を対象に実施した。

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        2008/7/28 サルメテロールで喘息患者に重篤な有害事象のリスクが増大する  m3,comより転載

        サルメテロールで喘息患者に重篤な有害事象のリスクが増大する




         
        提供:Medscape

          コクランの体系的再検討で、サルメテロールが喘息患者の重篤な有害事象のリスクを増大させることが示された。
          Laurie Barclay


          【7月18日】

           サルメテロールが喘息患者の重篤な有害事象のリスクを増大させるという総説が、『Cochrane Database of Systematic Reviews』7月16日号オンライン速報版に発表された。
          「β作動薬と喘息死亡率の増加との間に関係があることは、これまでに疫学的エビデンスで示されている」と、ロンドン大学セントジョージ校(英国)のChristopher J. Catesと王立ブリストール病院(英国、ブリストール)のMatthew J. Catesが記述している。「この関連性における因果関係の有無と、β2作動薬の日常的な長期使用が安全か否かについては、多くの議論がなされている。今回の再検討の目的は、サルメテロールとプラセボの日常使用の比較または短期作用性のβ2作動薬の日常使用との比較に慢性喘息患者をランダム割付けした臨床試験を対象にして、致死性および非致死性の重篤有害事象のリスクを評価することである。」
           著者らは、2007年10月のコクラン気道グループ専門登録(Cochrane Airways Group Specialised Register)を用いて臨床試験を特定し、臨床試験の未発表データについては臨床試験登録のウェブサイトを調べ、サルメテロールに関する米食品医薬品局への提出文書を再調査した。採用基準は、年齢・喘息重症度のいずれかの設定で行われた対照並行臨床試験でサルメテロールの日常使用による治療に患者をランダム割付けし、治療期間が12週間以上というものである。コルチコステロイド吸入はランダム化治療の処方に含まれていないならば、被験者がその吸入を同時利用することは許した。
           この再検討採用基準に基づき、2人の著者が独立して臨床試験を選別した。死亡率と重篤有害事象に関する未発表データも含めた転帰データを一方の著者が抽出し、もう一方の著者がそのデータのチェックを行った。
           採用基準に合致して特定された臨床試験のうち、26本がサルメテロールとプラセボの比較、8本がサルメテロールとサルブタモールの比較であった。登録した喘息患者の総数は62,630例であり、そのうち2380例が小児であった。重篤有害事象のデータが得られなかった試験は6本あり、その被験者総数は2766例であった。
          サルメテロールの日常使用での全死因死亡率はプラセボに比べて高かったが、その差は有意でなかった(オッズ比 [OR]は1.33、95%CIは 0.85 - 2.10)。非致死性の重篤有害事象はサルメテロール日常使用群で有意に増加した(ORは1.14、95%CIは 1.01 - 1.28)。サルメテロール日常使用で治療した患者188例あたり、28週間で1例の重篤有害事象が発生した(95%CIは95 - 2606)。小児のリスクが成人より大きいのか小さいのかの判定は、エビデンスが不十分だったためにできなかった。
           サルメテロールの日常使用をサルブタモールの日常使用に比べると、吸入コルチコステロイドを用いない患者においては、致死性または非致死性の重篤有害事象の有意な増加は見られなかった。
           個々の患者の全国調査から得た記録とサルメテロール多施設喘息臨床試験(Salmeterol Multi-Center Asthma Research Trial)から得たデータを組み合わせると、コルチコステロイド吸入を用いてない患者においては、サルメテロールの日常使用はサルブタモールの日常使用またはプラセボに比べて、喘息関連死亡のリスクが有意に高いことが分かった(ORは 9.52、95%CIは 1.24 - 73.09)。
           コルチコステロイド吸入を用いている患者ではCIが広すぎたために、喘息関連死亡率の増加を除外することができなかった。
          「サルメテロールの日常使用は、プラセボに比べて重篤有害事象リスクが増加することが分かった」と著者らは記している。「2つの大規模調査研究により、コルチコステロイド吸入を用いてない患者では喘息関連死亡のリスクが明白に増加するというエビデンスもある。」
           この再評価の限界としては、重篤有害事象の報告の一部が、雑誌掲載論文には記載されておらず、再評価対象の臨床試験の1本を除いたすべての試験に資金提供していたGlaxoSmithKline社のウェブサイトの対照試験登録からでないと入手できなかった点と、独立した転帰評価者が採用されたのが2本の大規模調査研究のみであった点が挙げられる。
           「試験開始時にコルチコステロイド吸入を行っていた患者では喘息関連死亡の増加幅が小さいとは言え、信頼区間の幅が広いため、コルチコステロイド吸入によってサルメテロール日常使用によるリスクがなくなるかどうかの結論を出すことはできなかった」と著者らは記している。「小児でのサルメテロールの日常使用による有害事象については、小児を対象にした試験の数が少ないために、依然として不明確である。」
           中等量のコルチコステロイド吸入では症状抑制が不十分な患者はサルメテロールを追加することで症状への便益が得られるということが、この再調査の臨床への意義である。しかしその代わりに重篤有害事象と喘息関連死亡が増加する可能性がある。コルチコステロイド吸入を用いても、こうしたリスクは明確には低減しない。
           「したがって、症状面での便益が得られない場合にはサルメテロールの日常使用を中止する必要があり、製造者は増悪期には用量を増加しないようにという指示を明確に出す必要がある」と著者らは結論で述べている。「サルメテロールは、コルチコステロイド吸入の代用として使用してはいけない。また、非連続的な吸入を用いる場合には、吸入ステロイドの使用法順守を常に監視しておく必要がある。」

          Coch Database Syst Rev. Published online July 16, 2008.

          Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape

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          2008/7/28 メトトレキサートとエタネルセプトによる治療が関節リウマチに有効 m3.comより転載

          メトトレキサートとエタネルセプトによる治療が関節リウマチに有効

           

          提供:Medscape

            関節リウマチに対するメトトレキサートとエタネルセプトの併用試験は、この治療が疾患の臨床的寛解およびX線画像上の進行抑制に有効であることを示す
            Laurie Barclay


            【7月18日】

             『Lancet』7月16日オンライン速報版で報告されたランダム化二重盲検並行群治療試験の結果によると、中等症から重症の早期活動性関節リウマチに対するメトトレキサートとエタネルセプトの併用(COMET)試験は、併用療法が疾患の臨床的寛解およびX線画像上の進行抑制に有効であることを示している。
             「寛解およびX線画像上の進行抑制は早期関節リウマチの治療目標である」と、リーズ大学のリーズ分子医学研究所(英国、リーズ)のPaul Emery, MDらは述べている。「COMET試験の目的は、メトトレキサート単剤療法またはメトトレキサートとエタネルセプトの併用療法を受けた患者における寛解およびX線画像上の進行抑制を比較することである」。
             COMETでは、メトトレキサートによる治療を受けたことのない中等症から重症の発症後3 - 24カ月の早期関節リウマチ外来患者、合計542例を、メトトレキサート単独療法(n=274)またはメトトレキサートとエタネルセプト50mg/週の併用療法(n=268)のいずれかに無作為に割り付けた。両群とも、メトトレキサートの用量は第8週までに7.5mg/週から最大20mg/週まで漸増した。
             第52週の主要アウトカム評価尺度は、28の関節における疾患活動性スコア(DAS28)によって評価した寛解、および修正総Sharpスコアによって評価したX線画像上の進行抑制であった。487例の評価可能患者におけるDAS28は5.1を超えており、重症疾患であることを示唆した。コンピュータによるランダム化と、被験者と治療者の両方を盲検化できる登録システムを用いて、患者を治療群に割り付けた。欠測データについてはLOCF法を用いて、修正intent to treat解析を行った。
             評価について利用可能であった併用療法患者265例のうち132例(50%、95%信頼区間[CI]、44% - 56%)が臨床的寛解に到達し、メトトレキサート単独療法患者263例のうち73例(28%)(95% CI、23% - 33%)も臨床的寛解に到達した(効果の差、22.05%;95% CI、13.96% - 30.15%;p<0.0001)。
             X線画像上の進行が抑制された患者は、それぞれ246例中196例(80%)(95% CI、75% - 85%)および230例中135例(59%)(95% CI、53% - 65%)であった(効果の差、20.98%、95% CI、12.97% - 29.09%;p<0.0001)。両群において同様の重篤な有害事象が発生した。
             「臨床的寛解とX線画像上の進行抑制は両方とも、重症の早期関節リウマチ患者において、エタネルセプトとメトトレキサートの併用療法開始後1年以内に達成可能な目標である」と研究著者らは述べている。「同じく併用療法群における好ましい臨床的アウトカムは、患者が就労を続ける能力を決定するように思われる。さらに、これらのアウトカムは患者を重大な付加的リスクに曝すことなく達成されるように思われる」。
             この研究の限界には、被験者が有害事象以外の理由により最初の薬剤の用量を減量することが許可されなかったこと、より高用量のためにメトトレキサート投与経路を経口から皮下に変更することが許可されなかったこと、および個々の患者の反応よりもむしろ治療群の解析が重要であることが含まれる。
             付随する論説において、アルバニー医科大学(ニューヨーク州アルバニー)のJoel M. Kremer博士は、現実のデータを用いたこれらの短期の実質的な結果を、はるかに長期の治療期間と比較して確認するために、登録において現在進行中のデータ収集を推奨している。
             「医療経済の専門家は、これらの研究で報告された有望なデータが持続するかどうか、および新規の生物製剤の費用対効果が高いかどうかを証明するため、薬剤の費用およびそれらの毒性作用を考慮に入れながら、生活の質と障害度に厳密な公式を当てはめることができる」と、Kremer博士は述べている。「その答えはまだ完全にはわかっていない」。

             Wyeth Researchはこの研究の資金を提供し、研究著者5名を雇用し、研究著者1名を以前、試験中に雇用していた。他の2名の研究著者はWyeth社との様々な金銭的関係を開示している。さらにもう2名の研究著者はCOMET試験の治験責任医師である。
             Kremer博士は関連のある金銭的関係がないことを開示している。

            Lancet. Published online July 16, 2008.

            Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape

            Comment(0) | Trackback(0)最新医療情報 骨・関節・運動器関連

            2008/7/28 小児における脳卒中の予防と治療に関するガイドラインを発行 m3.comより転載

            小児における脳卒中の予防と治療に関するガイドラインを発行

             

            提供:Medscape

              米国心臓協会脳卒中評議会は、小児における虚血性および出血性脳卒中の予防、評価、管理について、エビデンスに基づいた勧告を発表
              Laurie Barclay


              【7月18日】

               米国心臓協会(AHA)脳卒中評議会(Stroke Council)は小児における脳卒中の予防と治療に関するガイドラインを発行した。この新規勧告は『Stroke』7月17日号オンライン初版に報告されており、『Circulation』9月号にも掲載される予定である。
               「この発表の目的は小児脳卒中に関する文献をレビューするとともに、最適の診断と治療に関する勧告を提供することである」とオハイオ州立大学医学部のE. Steve Roach, MDをはじめとするAHA脳卒中評議会および青少年心血管疾患評議会(Council on Cardiovascular Disease in the Young)の特別執筆グループ(Special Writing Group)のメンバーらは記している。「この発表は脳血管疾患のある乳児、小児、青少年の診断と治療に関わる医師を対象としたものである」
               AHA脳卒中評議会の科学的声明監視委員会(Scientific Statement Oversight Committee)は数種類の異なる専門領域のメンバーを含む執筆グループ委員会(Writing Group panel)を選任した。そして、AHA脳卒中評議会のエビデンスのレベルの分類を用いて、同執筆委員会の各勧告に重み付けを行った。
               執筆委員会のメンバー、ピアレビューアー4名、および脳卒中評議会リーダーシップ委員会(Leadership Committee)のメンバーがガイドライン草稿をレビューし、AHA科学諮問・調整委員会(AHA Science Advisory and Coordinating Committee)がこれを承認した。執筆委員会は、同ガイドラインは4年後には改訂される必要があるだろうと考えている。
               この発表では、小児における鎌状赤血球症(SCD)、もやもや病(ウィリス動脈輪閉塞症)、頭頸部動脈解離、心原性塞栓症に関連した虚血性脳卒中を予防するためのエビデンスに基づく勧告のほか、出血性脳卒中の評価と管理ならびにヘパリンとワルファリンの使用に関するプロトコルの実施に関するガイドラインを提供している。また、小児における周産期脳卒中および脳静脈洞血栓の評価と管理に関する勧告についても論じている。
               「乳児および小児における脳卒中の治療は重要であるが、十分に研究されていない」と同著者らは記している。「虚血性脳卒中の治療の問題には、神経機能保存のための急性脳卒中イベントの初期治療と、小児脳卒中患者の10-25%に発生する第二の脳卒中を予防するための長期的取組みの両者が含まれている。(SCDや)先天性心疾患などの高リスク疾患のある小児に対しては、最初の脳卒中を予防する取組みも重要である」
               小児の脳卒中はできるだけ迅速に血管画像診断により評価する必要がある。ほとんどの患者では、磁気共鳴血管造影(MRA)が従来の動脈造影(CA)の妥当な代替法であるものの、後者の方が遠位の動脈枝の病巣および頭蓋内内頸動脈(ICA)の病巣の画像を得るには精度が高いと思われる。血管障害では、頸部の脂肪抑制(fat-saturated)T1強調画像および(または)静脈の画像診断を用いれば、MRAの結果が後押しされる可能性がある。
               おそらくCAは頭蓋外動脈解離、特に椎骨脳底動脈系循環における頭蓋外動脈解離に対して、またMRAで除外しにくい小血管炎に妥当であると思われる。これらの疾患の再発リスクは高く、CAのリスクは比較的低い。小児における出血の10%は脳静脈洞血栓症(CVST)に起因することから、出血性および虚血性脳卒中では、救急の血管画像診断に磁気静脈造影検査(MRV)を含めるべきである。
               臨床状況や施設によっては小児脳血管疾患の評価に有用となり得る他の画像診断法として、経頭蓋超音波・超音波ドプラー法、コンピュータ断層撮影(CT)・CT血管造影・CT灌流画像、磁気共鳴画像診断(MRI)・MR灌流画像、および核医学がある。
              SCDの小児に対するクラスIの勧告は以下の通りである。
              • SCDによる虚血性脳卒中の急性管理では、最適な補水、低酸素血症および全身性低血圧の改善を行うべきである(クラスI、エビデンスのレベルC)。
              • 経頭蓋ドプラー検査(TCD)で異常が認められた2-16歳の小児における脳卒中リスクを低下させるには、鎌状赤血球ヘモグロビンの割合を低下させるための定期的輸血が有効であり、これを行うことが推奨される(クラスI、エビデンスのレベルA)。
              • 脳梗塞が確定したSCDの小児には、鉄過剰の予防法を併用する定期的赤血球輸血プログラムが適用される(クラスI、エビデンスのレベルB)。
              • SCD患者にCAを実施する場合、実施前に輸血により鎌状赤血球ヘモグロビンの割合を低下させる必要がある(クラスI、エビデンスのレベルC)。

               脳卒中および心疾患のある小児に対するクラスIの勧告は以下の通りである。
              • うっ血性心不全の治療が推奨される。この治療は心原性塞栓のリスクを低下させる可能性がある(クラスI、エビデンスのレベルC)。
              • 心機能を改善し、脳卒中の続発リスクを低下させるため、実行可能であれば、うっ血性心臓障害、特に脳卒中のリスクの高い複雑な心臓障害を治療すべきである(クラスI、エビデンスのレベルC)。しかし、この勧告は卵円孔開存にはまだ適用されない。
              • 心房性粘液腫では脳血管合併症の持続的リスクが伴うことを踏まえ、切除が適用となる(クラスI、エビデンスのレベルC)。

               小児における出血性脳卒中の評価と治療に関するクラスIの勧告は以下の通りである。
              • 非外傷性脳出血の小児では、非侵襲的検査が診断に役立たなければ、再度の出血が発生する前に治療可能なリスク因子を発見するため、標準的脳血管造影検査を含む完全なリスク因子評価を行うべきである(クラスI、エビデンスのレベルC)。
              • 重度の凝固因子欠乏症の小児には、適切な凝固因子補充療法が適用である。さほど重症でない凝固因子欠乏症の小児には、外傷後に凝固因子補充療法が適用される(クラスI、エビデンスのレベルA)。
              • 先天性血管異常には反復性出血のリスクが伴うため、他の治療可能な出血のリスク因子の場合と同様に、臨床的に実現可能であれば必ず、これらの病変を発見し、改善すべきである(クラスI、エビデンスのレベルC)。
              • 脳出血のある小児では、安定させる手段として、呼吸努力の最適化、全身性高血圧およびてんかん発作のコントロール、頭蓋内圧上昇の管理を行うべきである(クラスI、エビデンスのレベルC)。

               「小児における脳卒中の発生率は低いため治療法の改善を目的とした臨床試験を計画するのは困難である」と同著者らは結論している。「脳卒中の原因、症状発現、治療への反応には年齢による差があるため、成人における脳卒中の知識を小児脳卒中患者に当てはめる場合には注意しなければならない。大規模臨床試験を脳卒中の小児において開始することは難しいであろうが、この重要な疾患群への理解を深めたいならば、研究の継続と更なる経験が不可欠である」

               著者らのうち数名は、BMS、Boehringer Ingelheim、Novartis、Sanofi-Synthelabo、Wyeth、Acuson、ATL、Nicolet、Abbott Laboratories、March of Dimesの各社、米国立衛生研究所(National Institutes of Health)、米国心肺血液研究所(National Heart, Lung & Blood Institute)、全米脳性麻痺協会(United Cerebral Palsy)、Respironics社、米国立神経障害・コミュニケーション障害・脳卒中研究所(National Institutes of Neurological and Communicative Disorders)、英国脳卒中協会(Stroke Association)との種々の金銭的契約があることを報告している。

              出典
              Stroke. Published online July 17, 2008.
              Circulation. 2008;117:000-000.

              Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape

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              2008/7/28 ウイルス内のたんぱく質変化させると…インフルエンザ抑制に @nifty.comより転載

              ウイルス内のたんぱく質変化させると…インフルエンザ抑制に
               
               
               
              2008年7月28日(月)3時7分配信 読売新聞
               
               インフルエンザウイルスの増殖を抑えるのに重要なたんぱく質の立体構造を、横浜市大などの研究グループが突き止めた。
               27日付の英科学誌「ネイチャー」電子版に掲載された。ウイルス内にあるたんぱく質のアミノ酸を1か所変えるだけで、増殖効率が大きく抑えられることも分かり、流行が懸念されている新型インフルエンザの治療薬開発につながる発見として注目されそうだ。
               このたんぱく質は、新型インフルエンザの最有力候補とされるH5N1型の鳥インフルエンザでも、ほぼ共通の構造をしていると考えられている。

              Comment(0) | Trackback(0)インフルエンザ関連 ― 最新情報 ―

              2008/7/28 「健康に不安」66%、心の健康は7割が意識 asahi.comより転載

              「健康に不安」66%、心の健康は7割が意識
               
               
               
              2008年7月27日 朝日新聞
               
               健康への不安を3人に2人が感じていることが、朝日新聞社が実施した健康意識に関する全国世論調査(郵送)でわかった。主な理由として、働き盛りの世代では「ストレスや気力の衰え」「仕事や家事の忙しさ」、高齢者では「病気や体力低下」があがった。
               不安を「感じている」は66%、「感じていない」は31%で、男女の差はほとんどない。「感じている」は40代と70歳以上で7割台。20代でも56%がそう答え、理由として「食事や睡眠が不規則」が最も多かった。また、自身が「太っている」と思う人の場合は、「不安を感じている」が84%と特に多い。
               「健康に気をつかっている」とする人は「大いに」「ある程度」を合わせて83%。健康によい食生活をしているほうだという人が62%、日ごろ運動をしているという人が34%おり、健康意識に具体的な行動がともなっている様子がうかがえる。
               「心の健康」を意識しているという人は、「よく意識」「ときどき意識」を合わせて7割いた。心の健康を損ねた場合、医療機関などに相談することに「抵抗ない」人は5割を超える。いまの日本が心の健康を損ねやすい社会だと思う人が約8割おり、理由としては「経済弱者を生みやすい社会だから」「人間関係が難しい社会だから」が上位だった。
               調査は6月から7月にかけて、3千人を対象に実施した。回収率77%。(進藤健一)

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              2008/7/27 糖尿病講座:(8)糖尿病の合併症(総論) 毎日jpより転載

              糖尿病講座:(8)糖尿病の合併症(総論)
               
               
              2008年7月22日 毎日らいふ
               
               糖尿病の合併症には「急性」合併症と「慢性」合併症があります。急性合併症は、血糖を下げるホルモンのインスリンの量が極度に不足し、極端に血糖が高くなる状態をいいます。喉が渇く、だるい、体重が減ってきたなど特徴的な症状が強く出るために患者さんは医療機関を受診されます。20世紀初頭にインスリンが発見され、その後人工的に製造できるようになってからは、適切に治療されれば急性合併症で命を落とすことはまずなくなりました。
               これに対して慢性合併症は、状態がかなり進行しないと症状が出ないために、医療機関への受診・診断が遅れ、結果的に生活の質が大きく損なわれてしまうという怖い面があります。今回はおもに慢性合併症について説明します。
               長期間血糖が高い状態が続くと細い血管が集まっている目の網膜、腎臓、神経にさまざまな悪い変化が生じてきます。それぞれ「糖尿病網膜症」「糖尿病腎症」「糖尿病神経障害」と呼ばれ、細い血管に起きてくるので3つをまとめて「細小血管症」と総称されています。
               網膜症では、目の奥の、光や色を感じる網膜という部分から出血し、視力の低下や視野が欠けたりして、最悪の場合には失明することがあります。糖尿病による網膜症は成人の失明や視力障害の主要な原因となっています。
               腎症は、体の老廃物を浄化する腎臓の働きが悪くなり、進行すると血液を人工的に浄化(人工透析)しないといけなくなります。新たに透析が必要になる人の中で腎症が原因の第1位になっています。
               神経障害では、両足の指先などにしびれが出たり、感覚が低下する末梢神経障害や、下痢・便秘、立ちくらみなど自律神経障害があります。
               細小血管症とともに、糖尿病では動脈硬化が進みやすいことが知られています。動脈硬化は、酸素や栄養を全身に運んでいる動脈という血管が狭くなることで、進行すると血栓(血の固まり)によって血管が完全につまることがあります。心臓の筋肉に酸素や栄養を運んでいる動脈(冠動脈といいます)にそのようなことが起きると心筋梗塞を、脳にいく血管では脳卒中を、足にいく血管では壊疽(えそ:足の指など先端部分が真っ黒になって切断しないといけなくなる病気)を起こします。動脈硬化は、割りと太い血管に起きてくるので「大血管症」とも呼ばれています。糖尿病は、症状がないからといって放置していると、細小血管症や大血管症などがじわじわと進行する怖い全身病なのです(図1)。
               
               
               それでは、慢性合併症を防ぐにはどうしたらよいのでしょうか。最も大切なのは、できるだけ症状が出ない血糖値を保つ(コントロールする)ことです。実際に、血糖値をコントロールすることで合併症になるリスクが減らせることが科学的に証明されているのです。1型糖尿病の方を対象に米国で行われたDCCTという研究結果で、インスリンによって血糖コントロールをより厳密に行ったほうが、網膜症や腎症が発症したり、進行する患者さんの数を明らかに減らすことが示されています。
               図2は、2型糖尿病を対象とした英国で行われたUKPDSという研究結果を示したものですが、内服薬かインスリンかにかかわらず、血糖コントロールをより厳密に行うことで細小血管症の発症が抑えられることが証明されました。日本でも熊本スタディという研究で、血糖コントロールによって細小血管症の発症が抑えられることが報告されています。
               
               
               さらに、血糖コントロールを行っていくと同時に、眼科の先生の診察や尿検査、足の診察を必ず定期的に行って適切な処置を行うことが、それぞれの合併症によって起きてくるさまざまな困難を防止するのに大切です。
               大血管症を予防するにはどうすればよいのでしょうか。糖尿病患者さんは血圧やコレステロール・中性脂肪の数値に異常があることが多いのですが、血圧・脂質をコントロールすることで大血管症を予防できることは明確になっています。血糖についても、一定の証拠が示されています。糖尿病患者さんに対して、血糖・血圧・脂質すべてについて厳密にコントロールすることで、大血管症を防ぐことができるかどうか、J−DOIT3という全国規模の研究が進行中です。数年後には結果が出され、糖尿病合併症をなくすための新しい治療ガイドラインができることが期待されています。
               
              原一雄(東京大学医学部附属病院総合研修センター講師)
               
               ◇企画・監修:門脇孝(東大大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授)
               
               1978年東大医学部卒業。86年から90年まで 米国国立衛生研究所(NIH)糖尿病部門へ留学。01年、東大大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科助教授、 03年現職。05年より東大医学部附属病院副院長。糖尿病の成因と分子機構に関する研究で、上原賞、 日本医師会医学賞、日本糖尿病学会賞、ベルツ賞など受賞多数。糖尿病治療の第一人者としても知ら れる。日本糖尿病学会常務理事、日本肥満学会理事。第51回日本糖尿病学会会長(08年5月22〜24日 東京国際フォーラム)を務める。

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              2008/7/27 トランス脂肪酸:米加州で禁止 肥満などの危険性 毎日jpより転載

              トランス脂肪酸:米加州で禁止 肥満などの危険性
               
               
              2008年7月27日 毎日新聞 東京朝刊
               
               【ニューヨーク共同】

               米カリフォルニア州は25日、州内レストランでの揚げ物用の調理油などに含まれる「トランス脂肪酸」(TFA)使用禁止を決めた。ニューヨーク市などが同様の規制をしているが州レベルでは初めて。
               同日、シュワルツェネッガー州知事が州法案に署名した。米メディアによると10以上の州が規制を検討しているという。
               新規制は2010年にスタートし、レストランや総菜店などで、マーガリンなどTFAを含む油脂類の使用ができなくなる。11年にはケーキや焼き菓子などでの使用も禁止される。違反した場合、25〜1000ドル(約2700〜10万8000円)の罰金を科す。TFAは多量に摂取した場合、血中の悪玉コレステロールを増やし肥満や動脈硬化などの危険性を高めるとされる。
               

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              2008/7/27 クローズアップ2008:メタボ健診 制度複雑、混乱続き 毎日jpより転載

              クローズアップ2008:メタボ健診 制度複雑、混乱続き
               
               
               
              2008年7月27日 毎日新聞 東京朝刊
               
               医療費抑制を目的に始まった特定健診・保健指導(メタボ健診)が、自治体の健診現場に少なからず混乱をもたらしていることが、毎日新聞の調査で浮き彫りになった。背景には、制度変更についての周知不足や地域の実情を十分に踏まえない国の制度設計があり、後期高齢者医療制度と同様に地方の不信感を招いている。【永山悦子、大場あい】

               ◇受診できない人多数/自治体の財政圧迫
               
               ◇慢性腎臓病患者増えてるのに…検査は除外

               6月に健診を始めた長野県飯山市では、受診できないまま健診会場を後にする人が相次いでいる。
               市町村は従来、老人保健法に基づいて40歳以上の住民を対象に基本健診を実施してきたが、メタボ健診は保険者(市町村や健康保険組合など)別に実施されることになった。会社員の場合、企業の健保で健診を受けるが、被扶養者の妻も、夫の加入する健保が指定する機関で受診しなければならず、原則として市町村の健診は受けられなくなった。
               この変更がちゃんと周知されていないため、健保の被扶養者が市の健診会場に来てしまう。市内に健保組合が指定する健診機関がない住民が「遠くまで行けないから受けさせて」と訴えるケースもあるという。
               一方、近畿地方のある市では、1934年1月生まれの妻(74歳)と9月生まれの夫(73歳)が健診会場に来たが、妻だけが健診を受けられず怒って帰るケースがあった。
               メタボ健診は、ある年度中に40〜74歳になる人のうち、その年度を通じて一つの医療保険に加入する人が対象だ。妻は今年度中に75歳の誕生日を迎えるためメタボ健診の対象外で、健診を受けに行った日の段階では、75歳以上の後期高齢者の健診対象でもなかった。同様のことは4月2日以降に転職や引っ越しで加入保険が変わった人にも起こりうる。
               東京都府中市では、06年度の途中に国民保険に加入したり、離脱した人は計約1万4000人に上った。担当者は「国保は異動が多い。今年度は9月30日までの加入者は受診できるようにするが、健診実施期間を過ぎる10月以降の加入者には対応できない」と説明。「非常に複雑な制度のため、住民は納得しにくいと思う。『国の制度上の欠陥です』と説明するしかない」とため息をついた。秋田県のある市の担当者は「加入保険や年齢の違いによって、健診や保健指導が異なる事態に、地域保健活動をしてきた視点から苦慮している」と打ち明けた。
               毎日数十本の問い合わせや苦情の電話を受けた自治体もあった。

               ◇自治体担当者「無駄な政策ばかり」

               医療費を抑制するはずのメタボ健診が、かえって自治体の懐を圧迫し、思わぬ影を落としている。
               北海道富良野市は、昨年度まで実施していた国民保険加入者に対するがん検診への助成(500〜2000円)を廃止し、浮いた1600万円をメタボ健診の無料化に充てた。担当者は「受診率の目標が達成できなければ、ペナルティーによって後期高齢者医療制度への拠出金が増額される。目標達成に向けた受診無料化の財源として、がん検診の助成を削った」と説明する。
               国は昨年策定した「がん対策推進基本計画」で、がん検診受診率を5年以内に50%とする目標を掲げた。この担当者は「がん検診の受診率が落ち込む恐れもあるが、今はメタボ健診の実施に必死で、がん対策まで考えられない」と打ち明けた。
               メタボ健診では、従来の住民基本健診で実施されていた血清クレアチニン検査が外された。慢性腎臓病の早期発見に有効とされるこの検査の除外にも疑問の声が上がっている。
               長野県飯山市は「人工透析を始める患者が増えており、保健師からも血清クレアチニン検査を残してほしいと要望があった。だが、国や県からの補助がなく、予算上難しかった」と明かす。
               毎日新聞の調査では、今年度の健診で、血清クレアチニン検査を独自に受診者全員に実施すると答えた市区は48%にとどまり、43%は実施しないと答えた。慢性腎臓病の患者数が全国で約2000万人に上るという実態に逆行している。
               鹿児島県のある市の担当者は「これまでも医療費削減目的で、成人病対策、生活習慣病対策をやってきたが、成功した試しがない。今度はメタボ対策をうたっているが、どこまで無駄な政策を出し続ければ気が済むのか」と国を批判する。

               ◇「周知の努力期待したい」−−厚労省推進室

               今回の調査結果について厚生労働省医療費適正化対策推進室は「制度変更によって、受診できない住民が出るというのは誤解だ。特定健診対象者以外は国の補助の対象にはならない方向だが、各保険者が独自の健診を実施することは禁じていない。国にも国民からの問い合わせがあるが、特定健診は2年前に決定され、国は各地で説明会などを開いてきた。今後は各保険者の周知の努力に期待したい」とコメントした。
               

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