2008/8/31 畳の有無で倍の差か=避難所2カ所で血栓比較−エコノミー症候群、岩手・宮城地震 @nifty.comより転載
畳の有無で倍の差か=避難所2カ所で血栓比較−エコノミー症候群、岩手・宮城地震
2008年8月31日(日)14時33分配信 時事通信
宮城県栗原市などで震度6強の揺れを観測した6月の岩手・宮城内陸地震で、同市内に開設された2カ所の避難所を比べると、エコノミー症候群につながる血栓率に倍の差があることが31日までに、新潟大大学院の榛沢和彦助教(呼吸循環外科)らが行った検査で分かった。避難所の比較調査は初めてといい、榛沢助教は「畳の有無など環境の違いによるものではないか」と指摘している。
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2008/8/31 まず医師ら150万人に事前接種 @nifty.comより転載
まず医師ら150万人に事前接種
2008年8月31日(日)16時27分配信 共同通信
新型インフルエンザの発生に備え厚生労働省が計画しているプレパンデミック(大流行前)ワクチンの大規模な事前接種の最初の対象者として、医療従事者約150万人を検討していることが31日分かった。同省は、ワクチンの有効性などが確認されれば、来年春以降に約1000万人への接種拡大を検討。しかし、「接種拡大は安全性を確認しながら段階的に進めるべきだ」などの意見に配慮、最初の対象者を絞ることにした。
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2008/8/30 卵子バンク計画 夫婦外の体外受精に YOMIURI ONLINEより転載
卵子バンク計画 夫婦外の体外受精に
不妊治療の団体 国は静観
全国21か所の民間不妊クリニックで作る「日本生殖補助医療標準化機関」(高橋克彦理事長)が、不妊治療を求める夫婦のために卵子を無償提供する女性を登録する「卵子バンク」を設立することを決めた。年内に、卵子を提供するボランティアの募集を開始する予定だ。卵子バンクの創設は国内で初めて。
病気で卵巣を摘出したり、機能が低下した女性が妊娠するには、他人から卵子をもらって体外受精するしか道がない。だが国内では日本産科婦人科学会が夫婦間以外の体外受精を認めなかった経緯もあり、卵子提供による体外受精は、ほとんど実施されていない。
米国には、商業目的の卵子バンクが多数存在し、これまでに卵子提供を望む日本人カップル数百組が渡航したとみられている。
国内で卵子提供を法規制する動きはあるものの遅々として進まないため、同機関は今年7月、第三者から提供された卵子や精子で体外受精を行うための独自の指針を策定した。
卵子バンクはそれに続く措置で、ボランティアは原則、子供を持つ35歳未満の女性に限定。卵子提供に伴う医療費などを除き、無償が条件となる。生まれた子が遺伝上の母親を知る権利を保障するため、ボランティアの個人情報は子供の誕生から80年間保管される。
現在21施設のうち7施設が卵子・精子提供による体外受精を行う意思を表明。うち4施設が9組の不妊夫婦に対し、実際に体外受精をする準備を進めている。
高橋理事長は「インターネットなどでボランティアを集め、骨髄バンクのように不妊患者を救う仕組みを確立したい」と話している。
同機関が既成事実を積み上げるのに対し、厚労省や産科婦人科学会は「法制化されるまで控えてほしい」と呼びかけるが、基本的には静観の構えだ。
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2008/8/30 ヘルシーリポート:健康インフォメーション 栄養満点のキウイ みそ汁の効用 毎日jpより転載
ヘルシーリポート:健康インフォメーション
2008年8月30日 毎日新聞 東京朝刊
栄養満点のキウイ
9月1日はキウイの日。酸味と甘みのバランスがよく、ニュージーランドの代表的な果物だ。甘みの強いゴールドは日本でも大人気だ。
栄養のバランスがすぐれているのが最大の魅力。グリーンキウイ1個に含まれるビタミンCは、イチゴ約11個分、ミカン2・7個分、レモン1・2個分と非常に多い。ビタミンEも、ミカン4・1個分、バナナ2・2本分と豊富だ。
高血圧の予防にもつながるカリウムの含有量も、レモン3・7個分、リンゴ1・3個分と多い。ジューシーながら食物繊維も豊富だ。
山崎正利・帝京大学教授の研究によると、体に有害な活性酸素を消去する働きのポリフェノールの含有量は、グレープフルーツやマンゴー、オレンジより多く、高い抗酸化作用が期待できる。異物を退治する白血球の一種のマクロファージを活性化させる作用もある。
毎朝、キウイ1個を食べるだけで糖類やビタミン類の補給になり、午前中の仕事のエネルギー源になりそうだ。
みそ汁の効用 毎日1杯、腸をスッキリ
◇発がん抑制、糖尿病にも効果的
朝食にみそ汁を加えた和食を取る人が少なくなっている。だが、もう一度、みそ汁の有用性を再認識したい。みそに含まれる褐色の色素には腸内環境の改善や発がん抑制、コレステロールの低下など、いろいろな効果があることが分かってきた。【小島正美】
■褐色のメラノイジン
どのみそも、濃淡の差はあれ、褐色だ。しょうゆも濃い褐色。どちらにも褐色の色素が含まれているからだ。この褐色の色素を総称して「メラノイジン」という。
メラノイジンは複雑な反応を経てできる高分子の化合物。みその香りがよいのは、この反応過程でできる香り物質のおかげだ。
では、メラノイジンはどんな働きをしているのだろうか。
メラノイジンの生理機能の研究などで知られ、女子栄養大学栄養学部長を務める五明紀春(ごみょうとしはる)教授(食品栄養学)は約20年前、ラットにメラノイジンを混ぜたえさを与え、大腸にいる乳酸菌の変化を調べた。その結果、善玉の乳酸菌が数十倍に増えることを突き止め、メラノイジンが腸内環境を改善する可能性があることを発表した。
■コレステロール低下
この研究をきっかけに五明教授は次々に他の生理機能も研究していった。これまでに他の研究成果も含め、高血圧や高血糖、がんなど生活習慣病の予防効果が期待できることが分かってきた。
例えば、メラノイジンを添加したえさをラットに与えた実験では、メラノイジンの摂取量が多いほど血液中のコレステロールが下がることが分かった。また、食物繊維と似た働きがあり、腸の運動を活発にすることも分かっている。
ラットを2群に分け、一方は砂糖水だけ、もう一方はメラノイジンを溶かした砂糖水を与えて比較したところ、メラノイジン入りの砂糖水では血糖値の変動が抑えられることが分かった。これが耐糖能の改善だ。
血糖値の変動が抑えられたメカニズムについて、五明教授は「でんぷんなど、糖を分解する消化酵素(グルコシダーゼ)の働きをメラノイジンが抑制したのでは」という。
■消化酵素の働き抑え
メラノイジンは他の消化酵素にも作用する。膵臓(すいぞう)でつくられる消化酵素のひとつにトリプシンがあるが、このトリプシンの働きも抑制する。
実は、トリプシンの働きを抑えるトリプシン活性阻害物質(トリプシン・インヒビター)はもともと大豆にも含まれているため、発酵・熟成してできるみそやしょうゆにも、このトリプシン活性阻害物質が残っている。
つまり、みそ、しょうゆには、トリプシンの働きを抑える物質として、メラノイジンとトリプシン活性阻害物質の両方が含まれている。
このことが糖尿病の改善につながることと関係する。
その理由について、五明教授は「メラノイジンなどの摂取でトリプシンの働きが抑えられると、その不足を補うために、さらに膵臓からトリプシンが分泌されることが分かっている。このとき、膵臓でインスリンの分泌も同時に刺激されるのではないかと予想される」という。つまり、みそによるトリプシン活性阻害作用がインスリンの分泌を促し、糖尿病の改善が期待できるというわけだ。
■熟成期間が長いほど
みそ汁は塩分を含むため、血圧や胃がんの防止にはマイナスに見られがちだ。しかし、渡辺敦光(ひろみつ)・広島大学名誉教授らの動物実験による研究で、そうではないことが分かってきた。
まずはみそのがん抑制実験。ラットを5群に分け、がんを引き起こす物質を加えた飲み水とともに5種類のえさを与え、がん発生率を比較した。
えさは(1)みそ5%入り(2)みそ10%入り(3)食塩1・1%入り((1)と同じ塩分濃度)(4)食塩2・2%入り((2)と同じ塩分濃度)(5)通常−−の5種類。
胃がんの発生率は(4)が68%と最も高かったが、同じ塩分濃度でも、みその形で与えた(2)は45%と低く、通常のえさのグループと有意差はなかった。がんの大きさでも、みそ入りのえさを食べたグループは小さかった。
渡辺名誉教授によると、熟成期間の長いみそほど胃がんの抑制効果は高いという。
■バランスよい一品
血圧への影響はどうか。食塩に敏感に反応して血圧が上がりやすいラットを使った実験では、食塩だけだと血圧は上昇するが、えさにみそを加えた群では、みそに食塩が含まれているにもかかわらず、血圧の上昇が抑えられた。渡辺名誉教授は「ラット実験とはいえ、動物で起きていることは多かれ少なかれ、人でも生じるのではないか」と話す。
また、神田晃・岡山大学教授らの疫学調査で、みそ汁を毎日2杯以上飲む人では高血圧が抑えられたという報告もある。真夏は汗をかき、適度な塩分と水分の補給が必要な季節。その意味でも、みそ汁の摂取の意義は高い。
野菜や海藻類をたっぷりと使ったみそ汁はバランスのよい食事にふさわしい一品といえそうだ。
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2008/8/29 「帝王切開」大野病院事件、福島地検が控訴を断念 YOMIURI ONLINEより転載
「帝王切開」大野病院事件、福島地検が控訴を断念
福島県立大野病院で2004年、帝王切開手術を受けた女性(当時29歳)が死亡した医療事故で、業務上過失致死罪などに問われた加藤克彦医師(40)に無罪を言い渡した福島地裁判決について、福島地検は29日、控訴を断念すると発表した。
裁判では、子宮に癒着した胎盤をはがし続けた加藤医師の処置が医学的に妥当だったかが争点になったが、20日の判決は、検察側の立証について「根拠付ける臨床例を何ら示していない」と指摘していた。
控訴断念の理由について、同地検の村上満男次席検事は「控訴しても裁判所の判断を覆すのは困難と判断した」と述べた。
現在、休職中の加藤医師は、「ほっとしています。(逮捕後の)2年6か月はとても長かった。これからも地域医療に私なりに精いっぱい取り組んでまいります。改めて(亡くなった)患者さんのご冥福をお祈り申し上げます」と、弁護団を通してコメントを出した。
一方、死亡した女性の父、渡辺好男さん(58)は、読売新聞の取材に対し、「娘が死ななければならなかった理由は十分明らかになっていないと思う。有罪、無罪に関係なく、それを知りたい」と語った。
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2008/8/29 人工心臓の管理に資格 学会が創設へ「埋め込み型」普及で YOMIURI ONLINEより転載
人工心臓の管理に資格
学会が創設へ「埋め込み型」普及で
日本人工臓器学会など3学会は、重い心臓病患者の体内に埋め込まれた補助人工心臓のメンテナンスなどを行う新たな資格「人工心臓管理技術士(仮称)」を創設することで合意した。
早ければ来年、研修を受けた臨床工学技士や看護師らを資格認定する。
日本では心臓移植が伸び悩み、補助人工心臓を装着する患者が増えている。従来の補助人工心臓は、冷蔵庫のような大型装置で入院が必要だったが、近年、血液を送り出すポンプの小型化で、埋め込み型の補助人工心臓が普及。自宅で過ごすことも可能になり、許俊鋭・東京大特任教授によると、将来は年間500人が新たに埋め込み型補助人工心臓を装着すると見られる。
そのため、装置の管理を行う人材が必要となり、同学会と日本胸部外科学会、日本心臓血管外科学会で、人工心臓管理技術士を育成することにした。有資格者は、人工心肺装置などの経験を持つ臨床工学技士や看護師らを想定。在宅管理に移行する患者や家族に装置の取り扱いを指導したりする。
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2008/8/29 誘発剤と人工授精「効果なし」 英の研究グループが報告 YOMIURI ONLINEより転載
誘発剤と人工授精「効果なし」
英の研究グループが報告
特段の原因が見当たらない不妊夫婦に対して最初に行うことの多い2種類の治療法について、実際には明確な効果がみられなかった、との研究を英アバディーン大などのグループがまとめ、英医学誌に報告した。
他の専門家も「いずれも効果を科学的に検証せずに長年、経験的に行ってきた治療法で、見直しが必要だ」と指摘する。
研究チームは、2年以上原因不明の不妊に悩んでいる女性580人のうち、3分の1に排卵誘発剤のクエン酸クロミフェンを投与、3分の1に夫の精子を子宮へ入れる人工授精を6か月間実施、残り3分の1には治療を行わなかった。
その結果、出産にこぎつけたのは誘発剤で14%、人工授精23%、無治療17%だった。これら三つの方法の差はわずかで、統計的には「効果なし」と判定された。
不妊夫婦は、国内では7組に1組いて、その4分の1は原因不明とされる。誘発剤や人工授精は費用が安いため、まずこれらの方法を試してから、成功しなかった場合に、より本格的な治療へと進むのが一般的になっている。(ワシントン=増満浩志)
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2008/8/29 関節リウマチに新薬 骨の破壊予防 歩行も楽に YOMIURI ONLINEより転載
関節リウマチに新薬
骨の破壊予防 歩行も楽に
手足の関節が腫れて痛む関節リウマチは、病状が進行すると、関節が壊れて歩けなくなることもあるなど、患者の日常活動は大きく制約される。関節の破壊を抑えるとされる新薬「生物製剤」が今年4月、2種類承認された。この種の製剤は、先に発売されている薬と合わせて計4種類となり、治療の選択肢が広がった。(坂上博)
関節リウマチは、全身の関節に炎症が起きて痛み、進行すると関節が壊れて変形する。指が動かず食事にも苦労し、歩けなくなる人もいる。患者数は約70万人とみられる。
この病気は、炎症を起こしたり、骨を破壊する細胞を活性化させたりする物質、サイトカインが病状悪化の一因となる。その働きを防ぐよう、遺伝子組み換え技術を使って作ったのが「生物製剤」だ。従来使われていた抗リウマチ薬は、ある程度、炎症を抑えることはできたが、関節破壊を防ぐ効果は低かった。
今年4月承認されたのは、「アクテムラ(一般名トシリズマブ)」と「ヒュミラ(同アダリムマブ)」。このうちアクテムラは、大阪大元学長の岸本忠三さんらの研究グループと中外製薬が開発した国産薬だ。
小学校教諭の40歳代の女性は、1990年にリウマチと診断された。既存の抗リウマチ薬を飲んだものの、関節の変形が進んだ。手の指が曲がり、ぞうきんも絞れない。ひざや股(こ)関節が痛み、教壇に立つのがつらい。
96年、大阪大でアクテムラの効果を調べる臨床試験に参加、点滴治療を受けたところ、関節の痛みが減り、歩くのも楽になった。今も体調が良い。
他の生物製剤3薬は、サイトカインの中でも「TNF(腫瘍(しゅよう)壊死(えし)因子)―α」の働きを抑えるが、アクテムラは別のサイトカイン「IL(インターロイキン)―6」を標的とする。開発者の一人、大阪大免疫アレルギー内科客員教授の吉崎和幸さんは「薬の作用の仕方が違うので、ほかの薬が無効な場合にも効く可能性がある」と期待する。
東京医科歯科大膠原(こうげん)病・リウマチ内科教授の宮坂信之さんによると、これらの薬は、メトトレキサートなど既存の抗リウマチ薬が効かなくなった場合に使う。痛む関節数が半分以下に減るなどの効果が、治療開始後1年の時点で60〜70%ほどの患者に表れる。
ただ、薬が高価で、患者の医療費負担は大きい。4製剤は、保険の3割負担でも、年40万〜60万円ほどかかる。
副作用の問題もある。免疫を抑える薬なので、肺炎など感染症にかかりやすくなるのだ。
承認から3〜5年がたつレミケードとエンブレルによる肺炎の発病率は、投与者の1〜2%ほど。宮坂さんは「生物製剤の中では、効果も副作用も分かっているレミケードかエンブレルを最初に使うのが、現時点では一般的だと思う。今後、新薬の投与実績が蓄積されていけば、薬の選び方も変わってくるだろう」と言う。
肺炎の副作用は、高齢者や多量のステロイドの服用者などに起きやすい。宮坂さんは「リウマチ専門医とよく相談し、肺炎球菌ワクチンを打つなど予防策を取ってから治療してほしい」と話している。
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2008/8/29 夏の疲れ解消 (3)毛髪よく乾かして就寝 YOMIURI ONLINEより転載
紫外線を浴びていない髪のキューティクル(花王総合美容技術研究所提供)
紫外線を浴びた髪のキューティクルは、めくれ上がっている(花王総合美容技術研究所提供)
夏の終わりに、髪の手触りがゴワゴワ・パサパサしていると感じる人は少なくないだろう。今の時期は、毛髪も“お疲れ”気味なのだ。
毛髪は、たんぱく質や脂質で構成される芯の部分を、たんぱく質が主成分のうろこ状のキューティクルが覆う構造になっている。
花王総合美容技術研究所の主任研究員、杉野久実さんによると、紫外線にはキューティクル同士の結びつきを弱め、髪の色素を分解して変色させる作用がある。塩素もキューティクル同士の結びつきを弱める。また、髪がぬれた状態でこすれると、キューティクルははがれやすくなる。
つまり強い紫外線を浴び、プールなどで髪をぬらす頻度が高い夏は、髪の組織が壊れやすい季節なのだ。
「一度傷んだ髪は、肌や体と違って元の状態に戻すことはできません」と杉野さん。これ以上、髪を傷めないように、新しく生えた髪を大切にするために、夏の終わりに、ケアの方法を見直すことだ。
例えば洗髪の時、シャンプーをすぐに髪にこすりつけずに、手で泡立ててから髪につける。洗っている時に泡立ちが少なければ、一度流してからもう一度シャンプーする。髪がからまっている場合などは、シャンプー前にコンディショナーやリンスをつけて流すと指通りが良くなる。それからシャンプーで洗えば、ぬれた状態で髪が引っ張られるのを防ぐことができる。
また、ドライヤーの熱が髪を傷めると考える人も多い。今後しばらく残暑が続く間は、自然乾燥派も少なくないだろう。杉野さんは「自然乾燥だと、表面や毛先が乾いているだけで、髪の根元はぬれている。そのまま寝れば、こすれて傷みます」と話す。
タオルドライの際は毛先をはたくようにしてふき、髪同士をこすり合わせるのは厳禁だ。その上で、やはりドライヤーを使って「必ず乾かしてから床に就いて」とアドバイスしている。
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2008/8/29 FDAによる安全性表示の改訂:Amitiza、Aldurazyme、大部分の抗生物質 m3.comより転載
FDAによる安全性表示の改訂:Amitiza、Aldurazyme、大部分の抗生物質
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 | 提供:Medscape
| FDAがlubiprostoneカプセル(商品名Amitiza)、ラロニダーゼ注射剤(商品名Aldurazyme)、および様々な抗菌薬の安全性表示の改訂を承認 Yael Waknine | |
【8月22日】
米食品医薬品局(FDA)が、lubiprostone治療を行っている患者の呼吸困難のリスク、ラロニダーゼ注入中のアナフィラキシー反応とアレルギー反応の可能性、および抗菌治療終了から2カ月以上後にClostridium difficile関連下痢症が発現する可能性について通知するため、安全性表示の改訂を承認した。
Lubiprostone(商品名Amitiza)が急性呼吸困難の報告と関連
4月29日に、FDAがlubiprostone(商品名Amitizaカプセル;Sucampo Pharmaceuticals, Inc社製造)の使用に関連した呼吸困難の可能性について通知するため、安全性表示の改訂を承認した。 警告は一つには、慢性特発性便秘患者の2.5%および便秘を伴う過敏性腸症候群患者の0.4%がlubiprostone治療中に呼吸困難を報告した臨床試験データに基づいていた。 さらにFDAには、慢性特発性便秘の治療に推奨される24µg用量のlubiprostoneを使用した患者における呼吸困難の市販後報告が寄せられた。これらの事象の大部分は重篤ではなかったが、呼吸困難は試験中および市販後使用中の投与中止につながった。 呼吸困難を報告した患者は通常、その事象を、一般的にlubiprostoneの初回投与後30 - 60分以内に発現した胸苦しい感覚および息の吸いにくいさと表現した。発現は急性であり多くの場合、数時間以内に改善するが、その後の投与によって再発が頻繁に報告されている。 Lubiprostoneは、成人における慢性特発性便秘(24μg 1日2回)および18歳以上の女性における便秘を伴う過敏性腸症候群(8μg 1日2回)の治療を適応とするクロールチャンネル活性化剤である。機械的な胃腸管閉塞があるかまたは疑われる患者への本剤の使用は禁忌である。
ラロニダーゼ(商品名Aldurazyme)は注入関連アナフィラキシーのリスクと関連
4月14日にFDAが、アナフィラキシーのリスクに関する情報を強調するため、ラロニダーゼ注射剤(商品名Aldurazyme;Biomarin Pharmaceutical, Inc社製造)の安全性表示の改訂を承認した。 新たな黒枠警告には、ラロニダーゼ注入中の一部の患者においてアナフィラキシー反応が観察されたことが記載されている。反応は投与中または投与後3時間以内に発生し、呼吸不全、呼吸困難、ぜん鳴、頻呼吸、気管支痙攣、気道閉塞、低酸素、低血圧、徐脈、およびじんま疹の症例が含まれた。 FDAは、ラロニダーゼ注入中には適切な医学的治療がすぐにできるようにしておくよう勧告している。必要な介入には、救急蘇生法;機械的人工換気;救急気管切開;入院;ならびに吸入β-アドレナリン作動薬、エピネフリン、および静脈内コルチコステロイドによる治療が含まれた。I型ムコ多糖体症の患者にエピネフリンの投与を検討する場合には、この集団における冠動脈疾患の有病率が上昇しているため、注意が必要である。 枠組み警告には、もともと呼吸機能の低下または急性気道疾患のある患者は、注入反応のために呼吸器機能低下の重篤な急性増悪の危険があり、更なる監視を必要とする可能性があることも記載されている。 ラロニダーゼ注射は、I型ムコ多糖体症のHurler症候群およびHurler-Scheie症候群の患者、ならびに中等症から重症の症状を有するScheie症候群の患者に適応となる。臨床試験において、治療によってこれらの患者の肺機能および歩行能力が改善することが示されている;本疾患の中枢神経系症状に対する効果についはまだ評価がなされていない。
抗生物質は治療後のClostridium difficile関連下痢症のリスクと関連
FDAが4月に、Clostridium difficile関連下痢症(CDAD)のリスクについて警告するため、様々な抗菌薬の安全性表示の改訂を承認した。 改訂された製品モノグラフには、塩酸デメクロサイクリン錠(商品名Declomycin;Stiefel Laboratories, Inc社製造)、ナフシリン注射剤(Baxter Healthcare Corp社製造)、オキサシリン注射剤(Baxter社製造)、注射用ピペラシリン(商品名Piperacil;Wyeth Pharmaceuticals, Inc社製造)、チカルシリン二ナトリウムとclavulanateカリウムの混合注射剤(商品名Timentin;GlaxoSmithKline社製造)、注射用アンピシリンナトリウム/スルバクタムナトリウム(商品名Unasyn;Pfizer, Inc社製造)、およびピペラシリンとタゾバクタムの混合注射剤(商品名Zosyn;Wyeth社製造)が含まれる。 2剤または3剤治療として一部の抗菌薬と併用されるため、ランソプラゾール徐放カプセルおよび経口懸濁剤(商品名Prevacid;TAP Pharmaceutical Products, Inc社製造)ならびにランソプラゾール徐放性口腔内崩壊錠(商品名Prevacid SoluTabs;TAP社製造)も、改訂に含まれた。 抗菌薬の使用によって大腸の正常細菌叢が変化した結果、C difficileの異常増殖、およびそれに続いて、CDADの発現に関与する毒素AおよびBの放出が生じる。ほぼすべての抗生物質は、軽症の下痢から致死性の大腸炎まで重症度が多岐にわたるCDADに関与している。 C difficileの高毒素産生株は抗菌治療に対して抵抗性の場合があるため、罹病率と死亡率の上昇と関連し、結腸切除を要することもある。FDAは、抗生物質の使用後に下痢の症状を呈したすべての患者においてCDADを考慮に入れるよう勧告している。遅発型疾患の可能性のため、病歴の注意深い調査が必要である;CDADの症例は一連の抗菌薬治療の完了から2カ月以上後に報告されている。 FDAは、一次感染症に対する現在の抗生物質治療は、CDADが既知または疑われる患者においては中止する必要性がある場合もあると述べている。適切な体液および電解質の管理、蛋白補充、C difficileの抗生物質治療、および外科的評価が必要とされるケースもある。 デメクロサイクリン、ナフシリン、ピペラシリン、チカルシリン、クラブラン酸、アンピシリン、スルバクタム、およびタゾバクタムは、感受性微生物の指定された株による感染症の治療に適応となる抗菌薬である。ランソプラゾールは、十二指腸潰瘍の再発リスクを下げるためのヘリコバクターピロリの除菌のため、抗菌薬のアモキシシリンおよびクラリスロマイシンと一般的に併用されるプロトンポンプ阻害薬である。 | | | |
| | | Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape |
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2008/8/29 結核のスクリーニングと治療法の選択肢のレビュー m3.comより転載
結核のスクリーニングと治療法の選択肢のレビュー
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 | 提供:Medscape
| 潜伏結核感染患者の大部分には、9カ月間のイソニアジド療法が選択される、とレビュー論文は提案。 Laurie Barclay | |
【8月21日】
『American Family Physician』8月15日号に発表された論文で、結核のスクリーニングと治療に関する勧告がレビューされた。 「米国の1100万人を含む世界人口の約1/3は、潜在的に結核菌に感染している」とフロリダ薬科大学(ジャクソンビル)のLisa D. Inge, PharmD, BCPSとメイヨークリニック(ミネソタ州ロチェスター)のJohn W. Wilson, MDは書く。「米国では、結核が多い地域生まれの人の結核菌感染リスクが最も高く、保有率は米国で生まれた人のほぼ10倍である。結核確定症例に民族人種差があるのは、おそらく外国生まれの人や社会経済的地位の低さに関連する危険因子を持った人の有病率が異なるせいである」。 米国で確認された活動性結核症例数は減少を続けているが (2007年は13,293例)、減少率は鈍化している。同じ年、米国の結核患者の11.3%がHIVに同時感染していたが、カリフォルニア州からの同時感染データが報告されていないこと、確認された結核症例でHIV感染状況が不明の人もいることから、この推計は実際より少ないと考えられる。 結核の危険因子は、結核の多い地域で生まれたこと、経済的に不利な状況下にあること、免疫抑制状態であること、である。 結核菌に暴露および感染するリスクが高い人とは、活動性結核が確認された人と密接に接触している人、結核流行国で生まれ米国在住歴5年以下の人 (特に4歳未満の小児)、矯正施設、長期療養施設、ホームレス施設など集団的環境の住人や職員、ハイリスク患者に接触する医療従事者、医療が十分受けられない低所得者層、ハイリスクな部類の成人と接触する乳幼児、小児、青少年である。 潜伏結核感染から活動性疾患に進行するリスクが高い人とは、HIVに感染している人、過去2年以内に結核菌に感染した人、4歳未満の小児、糖尿病、慢性または末期腎疾患、珪肺症、癌、栄養不良、長期ステロイド使用、臓器移植などで免疫が不全な人、腫瘍壊死因子α阻害薬を内服している人である。 診断や治療が遅れると結核の伝染率が高くなる可能性がある。最近ではインターフェロンγ放出アッセイや核酸増幅アッセイが可能になり、従来のツベルクリン皮膚テスト (TST) や抗酸菌塗抹検査に比べて、結核菌感染と活動性疾患が迅速に、特異的に検出できるようになった。しかし、Mantouxテストまたは精製蛋白誘導体テストとも呼ばれるTSTは、費用が安く、結核菌診断の標準的検査とされて長年臨床現場で広く用いられてきた。 TSTのように、インターフェロンγ放出アッセイは結核菌を検出するためだけに考案された。この検査だけでは活動性疾患と潜伏感染を区別することができない。HIV感染がある人や免疫不全状態の人では、偽陰性や判定不能の結果が出てしまうことがある。 「したがって、インターフェロンγ放出アッセイやTSTの結果が陰性というだけで、結核の診断を除外してはならない」とレビューの著者らは書く。「活動性結核は、徹底的な病歴聴取と身体検査、胸部放射線検査、喀痰その他の組織培養、時には組織生検などを組み合わせて診断する。活動性結核の疑いがあれば、インターフェロンγ放出アッセイやTSTの結果が出る前に別の診断評価を実施するべきである」。 活動性疾患に進行するリスクのある潜伏感染者には薬物療法が勧められる。潜伏結核感染患者には、たいていの場合、9カ月間のイソニアジド療法が選択される。 活動性結核と診断されたら、速やかにイソニアジド、rifampin、ピラジナミド、エタンブトールの併用療法を開始するべきである。まず2カ月間の「集中投与期」はこの併用療法を行って、4カ月から7カ月間の「継続投与期」には、イソニアジドとリファマイシン製剤を投与するのが通常である。内服治療は直接観察を行うべきである。 多くの国々で結核の多剤耐性株や超薬剤耐性株が続々と出てきており、結核感染の迅速な検出と適切な治療レジメンの必要性が高まっている。米国では結核の多剤耐性株や超薬剤耐性株は現在限られてきている。 「活動性肺結核患者あるいは潜伏結核感染の再活動リスクが高い患者で検出と治療が遅れると、感染が大きく広がってしまう」と研究の著者らは書く。「結核の抑制には、潜伏結核感染および活動性結核患者をすべて適切に治療することが不可欠である。ヒト免疫不全ウイルスと結核に同時感染した人のケアは、薬物相互作用や免疫再構築症候群など特有の問題を伴う」。 すべてエビデンスレベルCと評価された臨床診療の具体的重要勧告は次のとおりである。 - 結核菌感染のスクリーニングのやり方としては、ターゲットを絞って、感染または活動性疾患進行リスクが高い人にのみスクリーニングを実施する。
- 特に、以前bacille Calmette-Gu醇Prin (BCG) ワクチン接種を受けた人、非結核性抗酸菌感染の可能性がある人の結核菌感染をスクリーニングする場合は、抗原特異的インターフェロンγ放出アッセイが有用である。
- 一次耐性結核が疑われる人を除き、ほとんどの潜伏結核感染者の選択治療はイソニアジド単独療法である。
- 米国において超薬剤耐性結核および多剤耐性結核の頻度は低い。しかし、このような状況は結核患者には薬物併用療法と直接観察治療の必要性が高いことを意味する。
レビューの著者らは開示情報で、当該研究にかかわる金銭的利害関係はないと公表した。
Am Fam Physician. 2008;78:457-465. | | | |
| | | Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape |
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2008/8/29 薬物運転に関する研究ガイドラインによって研究間比較が容易になると思われる。 m3.comより転載
薬物運転に関する研究ガイドラインによって研究間比較が容易になると思われる。
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 | 提供:Medscape
| これまでは、薬物の影響下での運転(’薬物運転’とも言われる)に関する研究は標準化されていなかったため、研究間比較が困難であった。国際的エキスパートによる新規研究ガイドラインによって、こうした状況は変わるであろう。 Marlene Busko | |
【8月25日】
これまでは、薬物の影響下での運転(’薬物運転(drugged driving)’とも言われる)に関する研究は標準化されていなかったため、研究間比較が困難であった。国際エキスパートによる新規研究ガイドラインによって、こうした状況は変わるであろう。 薬物運転はますます大きな問題になっており、酒気検知器により容易に検出されるアルコール中毒とは異なり、運転能力に対し似たような影響を及ぼす可能性のある薬剤や非合法薬物はそれほど容易に識別できない。 アルコール、薬物、および交通安全に関する国際会議(International Council on Alcohol, Drugs, and Traffic Safety)(ICADTS)の専門家メンバーが作成した報告には、行動研究に関する勧告32項目、疫学研究に関する勧告40項目、毒物学的研究に関する勧告64項目が記載されている。同報告は『Addiction』8月号に発表されている。 「データがない限り、法律を変えることはできず、現在のところ、データはやや混沌としている」と筆頭研究者を務めた心理学者であり、薬物乱用研究・コンサルタント会社The Walsh Group, PA(メリーランド州、ベテスダ)社長のJ. Michael Walsh, PhDはMedscape Psychiatryに話している。「人々が研究プロジェクトを実施するための標準を統一することにより、はるかに明確な像を、より迅速に描くことができるだろうと我々は思っている」 大きな問題
障害や損傷のある運転者は、鎮静剤、抗不安剤、抗うつ剤、抗ヒスタミン剤などの薬剤や、アンフェタミン、マリファナ、オピオイドなどの非合法向精神薬(psychoactive illicit drugs)をますます服用するようになっていることが、諸研究から示されている。米国立薬物乱用研究所(National Institute on Drug Abuse)によれば、交通事故に関わった運転者の10-22%は薬物を使用しており、アルコールと併用していることも多いという。 薬物使用が運転および総合的交通安全に及ぼす真の公衆衛生上の影響を評価する際の「大きな問題」は変数(標本の種類、毒物学的カットオフ値の上限など)が一貫しておらず、研究デザインの統計的検出力が弱かったり不足したりしている場合が多いという点である。 専門家らは、コンセンサスを形成する手法を用いて、路上調査、病院研究、衝突研究など、さまざまなタイプの今後の研究のためのガイドラインを作成した。 専門家らは、交通事故に関わった人たちに対して、アルコール以外の主な6種類の薬物に関する検査を推奨している。6種類の薬物とは、マリファナ、ベンゾジアゼピン系薬剤などの精神安定剤、オピオイド類、アンフェタミン、コカイン、メタンフェタミン、メチレンジオキシメチルアンフェタミンなどの精神刺激薬、抗うつ剤、抗ヒスタミン剤である。 臨床医はベンゾジアゼピン系薬剤などの薬剤を処方する際に患者の運転習慣および特定の薬剤に伴う運転障害(driving impairment)を考慮に入れる必要がある、とWalsh博士は述べている。 ヨーロッパでは、薬剤の表示に緑、黄色、赤の記号があり、これによって特定の薬剤を服用した際の運転が安全かどうかが示されている。Walsh博士によれば、マリファナは間違いなく薬物運転で最もよく使用されている非合法薬物であるという。マリファナは注意と反応時間に影響を及ぼし、若年運転者における大きな問題となっている。
優れた第一歩
付随論説において、太平洋調査・評価研究所(Pacific Institute for Research and Evaluation)(メリーランド州、カルバートン)の上級研究科学者(senior research scientist)であるRobert B. Voas, PhDは、ガイドラインは「優れた第一歩」であり、「薬物運転に関する新たな研究にとって優れた基盤を提供する」と記している。 「ひとつの必要とされる領域は、研究データを、交通事故削減のための有効な法律に翻訳することに取り組む政策部門である」とVoas博士はMedscape Psychiatryに述べている。 もうひとつ不足している領域は相対リスク研究である、とVoas博士は述べている。こうした研究は実施が難しく、アルコールについては数研究が行われているが、薬物については1件も行われていない。
Addiction. 2008;103:1258-1268, 1269-1270. | | | |
| | | Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape |
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2008/8/29 精液のHIV除去する装置=人工授精に道−新潟大など @nifty.comより転載
精液のHIV除去する装置=人工授精に道−新潟大など
2008年8月28日(木)23時13分配信 時事通信
エイズウイルス(HIV)に感染した患者の精液からウイルスを除去し、これまで難しかった人工授精に必要な量を確保する装置を、新潟大学などが開発したことが28日、分かった。
開発したのは、同大医歯学総合病院産婦人科の八幡哲郎医師らの研究チームと、医療関連メーカー「旭化成クラレメディカル」(東京)。
直径0.3マイクロメートルの穴を無数に開けた中空糸を注射器に入れ、患者の精液から水分を抜くと、直径0.1マイクロメートルのウイルスだけが糸を通り、直径3マイクロメートルの精子と分離できる仕組み。
これまで、遠心分離機などによる分離法はあったが、分離できる精子は300万個以下と少なく、人工授精に必要とされる1000万個に満たなかった。この装置では約2、3000万個の精子を回収できるため、人工授精にも道が開けるという。
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2008/8/28 ビタミンB類と葉酸では、うつ症状の発生率と重症度が軽減しない m3.comより転載
ビタミンB類と葉酸では、うつ症状の発生率と重症度が軽減しない
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 | 提供:Medscape
| ビタミンB類サプリメントには、うつ病発生率とうつ症状の軽減においてプラセボ以上の便益はないらしいことが、最新研究で示された。
Caroline Cassels | |
【8月25日】
ビタミンB類サプリメントには、うつ病発生率とうつ症状の軽減においてプラセボ以上の便益はないらしいことが、最新研究で示された。 299例の高齢男性を対象にしたランダム化二重盲検プラセボ対照臨床試験において、ビタミンB12、B6、葉酸による2年間の治療で気分に有意な変化はなかった。 「ビタミン使用量と抑うつとの関連を3方向から調べたが、ベック抑うつ指数(BDI)、臨床的に意義のある抑うつ症状の発生率、うつ病の寛解のいずれにおいても、24カ月間ではビタミンBにプラセボを超える利点は見られなかった」と著者らは記している。 この論文は、サウス・メトロポリタン医療サービス(オーストラリア、パース)のAndrew H. Ford, MBBSが第一著者となって、『Journal of Clinical Psychiatry』8月号に発表された。 ビタミンB類と葉酸の不足と抑うつが関係していることはこれまでの研究で分かっていた。しかし、そうした研究の多くが観察的研究か、被験者が抗うつ薬を使用していることで交絡している研究であった。
前向きのデザイン
今回の試験は、75歳以上の男性からなるコホートを対象にして、長期間のビタミンB類治療で抑うつ症状の発現が減少するかどうかを前向きに調べることを目的とした。 腹部大動脈瘤のスクリーニングで、大規模地域住民調査の被験者の中からランダムに299例の被験者を集めた。 被験者は全員が、高血圧の治療中か治療歴を持っていた。BDIスコアが18点以上の者と、簡易知能検査(MMSE)のスコアが24点未満で判定される顕著な認知障害のある者は試験から除外した。また、すでにビタミンBを使用している者も除外した。試験は2001年6月から2004年6月まで実施した。 被験者をランダム化し、400μgのB12、2 mgの葉酸、25 mgのB6をひとつにまとめた経口カプセル剤か、外見をまったく一緒にしたプラセボカプセル剤のいずれかを与えた。被験者には、これを毎朝1カプセルずつ服用することを2年間続けさせた。 被験者と研究者には、最終追跡評価が完了するまで群の構成員について伏せた。 この試験の主要転帰は試験期間中でのBDIスコアの変化である。そのほかに、試験開始時には臨床的に意義のある抑うつ症状がなかったのに、試験期間中に抑うつになった者の割合も調べた。 プラセボ群と活性薬群の被験者数はそれぞれ149例と150例であった。脱落率は19.4%であり、2年間の試験を完了した241例に基づいて最終分析を行った。
補助療法としての役割?
今回の試験では、試験期間中も抑うつにならない確率は活性薬群のほうが24%大きかったが、両群間で有意差はなかった。 軽度から中等度の抑うつになった被験者は23例(ビタミン群が12例、プラセボ群が11例)いたが、治療24カ月間終了時点で両群間に有意差はなかった。 その他には、活性薬群の被験者は、B12と葉酸の血中濃度が増加し、血漿ホモシステインの濃度が低下していた。これらの血中濃度は抑うつがある者とない者とで差がないことも分かり、このことから、ビタミンBの濃度が低いことおよびホモシステイン濃度が高いことと抑うつとの間に関連があったとしてもさほど強いものではないと考えられる。 「ビタミンサプリメントが重度の抑うつ患者の補助的抗うつ療法として有効かどうか、女性では男性よりもこうした治療法の便益が大きいかどうかはまだ分かっていない」と著者らは記している。
著者らの開示情報によれば、関連する金銭的利害関係はない。
J Clin Psychiatry. 2008;69:1203-1209. | | | |
| | | Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape |
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2008/8/28 ブデソニド/ホルモテロールによる1年の喘息管理は安全で有効 m3.comより転載
ブデソニド/ホルモテロールによる1年の喘息管理は安全で有効
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 | 提供:Medscape
| ブデソニド/ホルモテロールは喘息患者に安全であり、ブデソニド加圧定量吸入器より喘息管理に優れていることが52週間の試験で明らかにされた。 Laurie Barclay | |
【8月22日】
ブデソニド/ホルモテロール (商品名Symbicort、AstraZeneca社) 加圧定量吸入器 (pMDI) は安全であり、ブデソニド単独より喘息管理に優れる。このような52週間二重盲検試験の結果が8月8日、『Allergy and Asthma Proceedings』9‐10月号にオンラインで発表された。 この試験の目的は、ホルモテロールを単独であるいはブデソニドなどの吸入ステロイド (ICS) と共に投与するなどしてホルモテロールのような長時間作用型β2アドレナリン受容体作動薬 (LABA) を習慣的に使用した場合の長期的安全性に関する懸念を和らげることであった。LABAの使用によって重篤な喘息増悪および喘息関連死のリスクが上昇したことから、米国その他の国々ではLABA含有製品のラベルに警告文と適切な使用方法が記載されるようになった。 「これは1年間の安全性試験である。承認目的の喘息試験は一般的にもっと短い」と共著者であるカリフォルニア大学サンディエゴ校医学部(ラ・ホーヤ)免疫アレルギー学臨床小児科准教授Bruce M. Prenner, MDはMedscape Allergy/Clinical Immunologyに話した。「もう1つの理由は、12歳以上の喘息集団で1年間の喘息管理の結果を評価することであった。被験者はすべて、ICSの単独投与かICSと長時間作用型β作動薬の併用投与を受けていなければならなかった」。 対象集団は、中等症から重症の持続性喘息を有し、ICS投与歴のある12歳以上の患者708例で構成されていた。2週間ブデソニドpMDI 320mcg 1日2回を続けた後、ブデソニド/ホルモテロール pMDI 640/18mcg 1日2回、ブデソニド/ホルモテロール pMDI 320/9mcg 1日2回、ブデソニド pMDI 640mcg 1日2回のいずれかに3:1:1の割合で無作為に割り付けた。 「Symbicortの最高推奨用量の2倍の用量スケジュールを試してみることが主な目的であった。つまり、320/4.5mcg 1日2回2噴霧と、その2倍用量およびブデソニド 640mcg 1日2回の単純投与を比較したかった」とPrenner博士は話した。「安全性パラメータは臨床検査、心電図、ホルターモニターなどを使用した。患者は各自のピークフローを観察し、症状と併用薬を日誌に付けた」。 治療群の有害事象発生率はすべて同程度であった。全体で2%以上の患者に発生した薬剤関連の有害事象は、口腔カンジダ症 (9.7%)、振戦 (3.2%)、咽喉頭痛 (2.0%) であった。臨床検査、心電図、ホルターモニターにも臨床的に意義のある差はなかった。薬剤関連の有害事象による中止率も低く、全治療群で同程度であった。 「当該被験者において死亡や重篤な有害事象は認められなかった。振戦はSymbicort最高用量投与群にのみ認められた」とPrenner博士は話した。「どちらのLABA群にも死亡例は認められず、異常な心電図および臨床検査パラメータの発生率も最小限であったので、LABAの安全性の問題はこの試験で完全に解消した。LABAは必ずICSと併用し、単独では絶対に使用してはならない」。 Prenner博士はホルモテロールの臨床試験で死亡例は報告されていない、と付言した。ホルモテロールはSymbicortに含まれるLABAである。 ハーバード大学医学部およびブリガム・アンド・ウィメンズホスピタル内科准教授、パートナーズ喘息センター臨床研究部長 (すべてマサチューセッツ州ボストン) のElliot Israel, MDは同試験の関係者ではないが、Medscape Allergy/Clinical Immunologyのためにレビューをしていただいた。Israel 博士は、挿管の必要や喘息関連死などの重篤な有害事象が数千分の一の割合でしか起きていないため、このような有害事象の検出力が不十分であった、と指摘した。 しかし、「ある程度Symbicortの安全性プロファイルが分かる適切な大きさの試験」とIsrael博士はMedscape Allergy/Clinical Immunologyに話した。「定量および通常の2倍用量のSymbicortは、最小限の副作用で喘息を管理することができる」。 同試験では、経口または全身ステロイドの使用、入院、または喘息増悪による救急外来利用や緊急来院を喘息の増悪と定義した。ブデソニド/ホルモテロール 640/18mcg 1日2回群で喘息が1回以上増悪した患者の割合はブデソニド群 (21.8%) より有意に低く (12.2%; P =0.006)、同じくブデソニド/ホルモテロール 320/9 mcg 1日2回群では数的に少なかった(14.4%)。ブデソニド/ホルモテロール 640/18 mcg 1日2回群およびブデソニド/ホルモテロール 320/9 mcg 1日2回群では、ブデソニド単独と比べて、1患者‐治療年当たりの喘息増悪数が少なかった (それぞれ0.174 対 0.315; P = 0.004、0.185 vs 0.315; P = 0.049)。 どちらのブデソニド/ホルモテロール用量も、1秒量と日誌の変量がブデソニドより有意に改善した (P < 0.001)。 「同試験から本当に理解してもらいたいことは、高用量のSymbicortで喘息を満足いくように管理できるとは限らない、ということである」とPrenner博士は話した。「どちらのSymbicort用量もブデソニドより喘息の増悪が少なかった。2用量のSymbicortにはごくわずかな差があり、ブデソニドの単純投与はどちらと比べても劣っていた」。 同試験の強みは、Prenner博士によれば、大勢の患者がSymbicort高用量群に振り分けられたことと、期間が1年であったことである。限界点は、重篤な併存疾患を放置したままの患者が除外されたことであった。 LABAの日常的使用がアルブテロールの気管支拡張に与える影響について、先行研究の結果は様々であった。 「試験の投与後可逆性の部分 (postreversibility portion) で、すべての患者にアルブテロール4回噴霧の効果が現れ、持続的可逆性が認められた」とPrenner博士は話した。「Symbicort推奨用量群は、試験開始時同様、試験終了時に通常用量のアルブテロールに対して著しい可逆性を示した。このこと自体非常に安心できる結果といえ、患者のコンプライアンスが改善するだろう」。 米国でSymbicortは現在、1日2回4吸入ではなく1日2回2吸入で12歳以上の喘息の長期維持治療を適応として食品医薬品局により承認されている。過去の安全性試験 (第1、2、3相) には合計6000以上の患者が参加し、Symbicortを投与された。 このほかにもAstraZeneca社は、慢性閉塞性肺疾患の気道閉塞の長期維持治療および6?11歳児の喘息治療を適応として、Symbicort を新薬申請している。 「中高用量のICSでコントロール不十分な患者では、Symbicortが効果的な併用薬となる。Symbicortは他の併用薬より作用の発現が早い」とIsrael博士は結んだ。「高用量では副作用が出る恐れがあることに注意する必要がある」。 LABAは喘息関連死のリスクを上昇させるおそれがあるため、Symbicortはその他の喘息管理薬 (低中用量のICSなど) でコントロールが不十分な患者、疾患重症度から判断して2つの維持療法を開始する必要がある患者に限り、使用する。Symbicortに急性気管支痙攣緩和の適応はないので、急に悪化する喘息発作や生命にかかわる喘息発作の最中に投与を開始してはならない。Symbicortを1日2回投与されている患者にホルモテロールや他のLABAを追加投与してはいけない。
Symbicort製造元のAstraZeneca社は著者のうち3名を雇っており、メディカルライティングを支援した。Prenner博士は、AstraZeneca、Glaxo SmithKline、Abbott、Alcon、Amgen、Amphastar、Boehringer Ingelheim、Forrest、Genentech、Integrated Therapeutics、Map Pharmaceuticals、Medpointe、Merck、Novartis、Pharmaxis、Sanofi Aventis、Schering-Plough、Sepracor、Skyepharma、UCB、Wyeth、Astellas、Dynavax、Critical Therapeutics、King Pharmaceuticals、Protein Design Labs、Sanofi Aventis、Schering-Plough、Stallergenes、Teva、Altana、Allergan、Meda各社と様々な金銭関係を結んでいると開示情報で明かした。Israel博士は、AstraZeneca (スピーカーズ・ビューロー2007)、Astellas Pharma US, Inc、Genentech、Icagen、Inc、Johnson & Johnson、MedImmune、Merck & Co, Inc、newMentor、Novartis、 PDL BioPharma、Pfizer、Schering-Plough Co、Sepracor、Teva Specialty Pharmaceuticals各社と現在または過去に金銭関係を結んでいる(いた)と公表した。
Allergy Asthma Proc. 2008. Published online August 8. | | | |
| | | Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape |
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2008/8/28 スルホニル尿素とメトホルミンは心血管疾患入院のリスクを上昇させる m3.comより転載
スルホニル尿素とメトホルミンは心血管疾患入院のリスクを上昇させる
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 | 提供:Medscape
| スルホニル尿素とメトホルミンを併用すると心血管疾患入院と死亡のリスクが上昇するが、心血管死または全死因死亡それぞれのリスクは上昇しないことがメタ解析で分かった。 Laurie Barclay | |
【8月18日】
スルホニル尿素とメトホルミンの併用は、心血管疾患入院と死亡の相対リスク(RR) を有意に上昇させるが、心血管死または全死因死亡それぞれのリスクは上昇しない。このようなメタ解析結果が『Diabetes Care』8月号の観察研究で発表された。 「2型糖尿病の全死因死亡や心血管死に関して、メトホルミンとスルホニル尿素の併用療法の関連を評価した観察研究は、結果が一致しなかった」とTulane医科大学(ルイジアナ州ニューオーリンズ)のAjay D. Rao, MDらは書く。「そこで、スルホニル尿素とメトホルミンの併用療法が2型糖尿病患者の全死因死亡と心血管疾患(CVD)リスクに与える影響を評価した」。 著者らは、心血管疾患または全死因死亡のリスクについてスルホニル尿素とメトホルミンの併用療法の関連を評価した観察研究を見つけるため、1966年1月から2007年7月までのMEDLINE検索を実施した。見つかった299の報告のうち、9つをメタ解析に入れた。これらは、メトホルミンとスルホニル尿素の併用療法、心血管疾患/死亡リスク、補正RRまたは同等の指標(ハザード比、オッズ比)ならびに対応する分散または同等の指標の報告評価基準に合致していた。 スルホニル尿素とメトホルミンの併用療法を処方された2型糖尿病患者のプール化RRは、全死因死亡で1.19 (95%信頼区間 [CI] 0.88潤オ1.62)、CVD死で1.29 (95% CI 0.73潤オ2.27)、心血管疾患入院と死亡(致死的または非致死的イベント)の複合エンドポイントで1.43 (95% CI 1.10 - 1.85) であった。 「メトホルミンとスルホニル尿素の併用療法は、参考群(食事療法、メトホルミン単独療法、スルホニル尿素単独療法)とは関係なく、心血管疾患入院と死亡(致死的および非致死的イベント)の複合エンドポイントに対するRRを有意に上昇させた。しかし、CVD死または全死因死亡それぞれに対しては有意な影響はみられなかった」と著者らは書く。 同研究の限界は、大規模臨床試験ではなくメタ解析であったこと、バイアスの可能性と方法論的限界があること、研究のほとんどが後ろ向きのデータベース解析であり交絡が残っていること、研究によって参考群が異なること、研究間の量的な不均一性が大きいこと、研究の数が少ないこと、などであった。 「全体的に、我々の研究結果は血糖を上手くコントロールするため併用療法を使っている糖尿病治療薬の処方者に、安心と心配の両方を与えてしまった」と著者らは結ぶ。「スルホニル尿素とメトホルミンは最も広く使用されている組み合わせなので、血糖コントロールが早く改善して、それ自体が微小血管のアウトカムを好転させている可能性がある。メトホルミンとスルホニル尿素の併用療法と、全死因死亡/心血管死の関連を評価し、その有害な影響のメカニズムを理解するには、さらに研究が必要であることは間違いない」。
同研究に補助金は提供されなかった。著者の数名は、米国立研究資源センター (国立衛生研究所)、Tulane大学健康科学センター、米国糖尿病学会そしてGlaxoSmithKline、 Novartis、Takeda、AstraZeneca、Pfizer、sanofi-aventis、Eli Lilly各社と様々な金銭関係を結んでいることを開示した。
同論文の公表費用の一部はページ料金代から支払われる。このため、ここでは「広告です」と明記しておかなければならないようである。
Diabetes Care. 2008;31:1672-1678. | | | |
| | | Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape |
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2008/8/28 若年性関節リウマチにadalimumabが有効な可能性 m3.comより転載
若年性関節リウマチにadalimumabが有効な可能性
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 | 提供:Medscape
| adalimumabは多関節型若年性関節リウマチ小児患者の治療に有効であり、効果は2年間持続することを示す二重盲検試験結果 Laurie Barclay | |
【8月25日】
adalimumabは若年性関節リウマチ小児患者の治療に有効であるという研究結果が『New England Journal of Medicine』8月21日号に報告された。 「若年性関節リウマチの発病には腫瘍壊死因子(TNF)が関与する」とシンシナティ小児病院医療センター(米国オハイオ州)のDaniel J. Lovell, MD, MPHと、小児リウマチ学共同研究グループ(Pediatric Rheumatology Collaborative Study Group)および小児リウマチ学国際試験機構(Pediatric Rheumatology International Trials Organisation)の共同研究者らは記している。「我々は、多関節型若年性関節リウマチの小児患者を対象に、全長ヒト抗TNFモノクローナル抗体であるadalimumabの有効性と安全性を評価した」。 この試験は、非ステロイド性抗炎症薬の治療歴がある、4-17歳の活動性若年性関節リウマチ患者を対象とした。メトトレキサートの使用の有無により患者を層別化し、adalimumab 24 mg/m2(体表面積)(最高用量40 mg)の皮下投与を16週間にわたり隔週実施した。16週目には、米国リウマチ学会による小児30%(ACR Pedi 30)改善基準を満たした患者を、adalimumab群またはプラセボ群に無作為に割り付け、二重盲検法により最高32週間、隔週投与した。主要評価項目として、関節リウマチの再燃を評価した。 16週目には、メトトレキサート非投与患者の74%(64/86例)およびメトトレキサート投与患者の94%(80/85例)がACR Pedi 30を示し、二重盲検投与に適格であった。メトトレキサート非投与患者のうち、adalimumab群の43%およびプラセボ群の71%に再燃が認められた(P=0.03)。メトトレキサート投与患者のうち、adalimumab群の37%およびプラセボ群の65%に再燃が認められた(P=0.02)。 48週目には、メトトレキサート投与患者のうち、ACR Pedi 30、ACR Pedi 50、ACR Pedi 70の改善を示した患者割合は、プラセボ群よりもadalimumab群で有意に高かった。メトトレキサート非投与患者では、adalimumab群とプラセボ群に有意差が認められなかった。104週間の投与後も、改善率は維持されていた。患者14例では、adalimumabに関連する可能性がある重篤な有害事象が報告された。 本研究の限界としては、メトトレキサート投与患者とメトトレキサート非投与患者の差を検出する十分な検出力がなかったことと、まれな有害事象のリスクを評価するにはサンプルサイズと試験期間が不十分であったことが挙げられる。 「adalimumab療法は、若年性関節リウマチ小児患者において有効な治療選択肢であると考えられる」と研究の著者らは記している。「adalimumabの効果は、2年間の治療継続中、維持されていた」。
本研究はAbbott Laboratories社の支援を受け、同社は本研究著者3名を雇用している。著者のうち10名は、Abbott Laboratories社、Genzyme社、Regeneron社、Bristol-Myers Squibb社、Hoffmann-La Roche社、Pfizer社、Centocor社、Amgen社、Novartis社、Xoma社、Immunex社、Wyeth Pharmaceuticals社、Talecris社、Barr Pharmaceuticals社、および/またはEssex Pharmaceuticals社との間に様々な金銭的関係があることを公表している。残りの著者らは関連する金銭的関係がないことを公表している。 N Engl J Med. 2008;359:810-820. | | | |
| | | Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape |
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2008/8/28 T・ウェラー氏死去 m3.comより転載
T・ウェラー氏死去 |
 | 記事:共同通信社 提供:共同通信社
【2008年8月28日】
トーマス・ウェラー氏(米医学者)米メディアなどによると23日、マサチューセッツ州の自宅で就寝中に死去、93歳。死因は不明。 ポリオ(小児まひ)ウイルスの培養に成功し、ワクチン開発に貢献した業績で、54年にほかの2人の研究者とともにノーベル医学生理学賞を受賞。 ミシガン州の医学者一家に生まれ、ミシガン大を経てハーバード大教授。風疹(ふうしん)ウイルスなどの発見にも関与した。 |
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2008/8/28 鳥インフルウイルスを破壊 イオン技術でシャープ実証 m3.comより転載
鳥インフルウイルスを破壊 イオン技術でシャープ実証 |
 | 記事:共同通信社 提供:共同通信社
【2008年8月28日】
シャープは27日、空気清浄機などに採用している「プラズマクラスターイオン技術」について、密閉空間にイオンを高濃度で噴射することで、浮遊する鳥インフルエンザウイルスの大部分を破壊する効果があることを実証したと発表した。 世界で流行する鳥インフルエンザは、新型インフルエンザに変異して人同士で感染し爆発的に流行する可能性が高いと指摘されている。同社は今後、一段と高濃度のイオンを発生させる空気清浄機などの商品開発を進める計画。新型インフルエンザ対策の一つとなることをアピールし、家庭のほか病院や自動車メーカー、航空会社などへの販売拡大を目指す。 実証実験は、ロンドン大のジョン・オックスフォード教授らと共同で、現在実用化されている製品と比べて7倍強の高濃度の酸素イオンと水素イオンを発生させて実施。十分間噴射することで、空間内のウイルスが99・9%減少したという。 プラズマクラスターイオン技術は、空気中に放出したイオンがウイルスを包み込んで分解、除去する技術。一方で、人体に影響がないことも確認されているという。 |
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2008/8/28 外国製ワクチン治験開始へ 新インフル、備蓄用目指す m3.comより転載
外国製ワクチン治験開始へ 新インフル、備蓄用目指す |
 | 記事:共同通信社 提供:共同通信社
【2008年8月28日】
英製薬大手グラクソ・スミスクラインが開発した新型インフルエンザのプレパンデミック(大流行前)ワクチンの臨床試験(治験)が、来月から国内で始まることになった。同社日本法人が28日明らかにした。 来年にも厚生労働省に承認申請し、国家備蓄用に採用されることを目指すという。現在政府が備蓄している大流行前ワクチンはすべて国産で、外国製ワクチンが承認されれば初めて。 グラクソ社のワクチンは、アジアなどでまん延し死者も出ている鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)を基に製造した点は日本のワクチンと共通だが、独自開発の免疫増強剤が特徴。 抗原となるウイルスの量が少なくても効果が期待できる上、さまざまな国で採取されたウイルスに効果が確認されたとしている。既に欧州連合で承認を得ており、新型インフルエンザ対策としてこのワクチンの備蓄を進めている国もある。 厚労省の薬事・食品衛生審議会の部会は27日、このワクチンについて、優先審査や開発費補助の対象となる「希少疾病用医薬品」として指定することを了承した。 政府は現在、約2000万人分の大流行前ワクチンを備蓄、さらに1000万人分を追加する予定だが、これらは国内メーカー4社が製造した。 |
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2008/8/28 茨城県内で18年ぶりに日本脳炎、60代男性が入院 m3.comより転載
茨城県内で18年ぶりに日本脳炎、60代男性が入院 |
 | 記事:毎日新聞社 提供:毎日新聞社
【2008年8月28日】
日本脳炎:県内で18年ぶり、60代男性が入院 /茨城
県保健予防課は27日、常総保健所管内の60代の男性が日本脳炎に感染したと発表した。県内では90年以来18年ぶりの感染で、全国でも今年初めてだという。 同課によると、この男性は農業従事者で、5月下旬に発熱、頭痛、意識障害などの症状を発症し、医療機関に入院。意識は戻っているが現在も入院しており、26日に日本脳炎と診断された。 日本脳炎ウイルスは豚などの動物で増殖する。人は、その動物を刺したコガタアカイエカなどに刺されることで感染する。人から人には感染しない。致死率は約25%で、昨年は全国で10人の発症が確認されている。【若井耕司】 |
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2008/8/28 CT、MRIで遺体診断 厚労省、試験的に実施 医療事故調査に転用 m3.comより転載
CT、MRIで遺体診断 厚労省、試験的に実施 医療事故調査に転用 |
 | 記事:共同通信社 提供:共同通信社
【2008年8月28日】
厚生労働省は27日までに、医療事故死が疑われる患者を対象に、コンピューター断層撮影装置(CT)や磁気共鳴画像装置(MRI)を遺体の画像分析に転用して死因を解明する方法を、今秋から首都圏の大学病院などで試験的に実施することを決めた。 「死亡時画像病理診断」(Ai(エーアイ))と呼ばれ、同省研究班が2010年3月までに結果を集約。有用性を確認した上で、国が創設を目指す医療版の事故調「医療安全調査委員会」の調査に導入する方針。 死因究明の最有力手段は解剖だが、病理医や法医の不足、遺体を傷つけたくないという遺族の抵抗感などで、国内での実施率はわずか2%台。 厚労省は「画像診断で医療ミスの疑いがあるかどうか見当が付けば、遺族から解剖の同意も得やすくなり、効率的な調査が可能になる」(医療安全推進室)と期待している。 研究班の計画では、試験実施は東大病院(東京都)、千葉大病院(千葉市)など7カ所で行う。 このうち東大病院では車両搭載型の移動式CTを11月から1、2カ月間レンタル。都内の他の病院で亡くなった患者の遺体を対象に、画像診断で死因を推定した後、病理解剖を行う。 その上で(1)画像診断と解剖結果は一致しているか(2)死因について遺族の理解は深まったか-などを放射線科医、臨床医らが事例ごとに検証する。 千葉大病院や筑波メディカルセンター病院(茨城県つくば市)では既に、病気で死亡した患者らを対象にAiを本格導入しており、CTやMRIを専門的に扱う放射線科医からの症例報告を求め、遺体を解析する際の手順や留意点を確認する。 遺体の画像解析にCTやMRIを転用することについては、(1)保険適用外のため医療機関や遺族が経費を負担する必要がある(2)医療現場に遺体を持ち込むことをめぐり、患者らの反発が予想される-などの理由で、普及が進んでいない。
▽Ai
Ai 死亡時画像病理診断(Autopsy imaging)の略。患者の死亡後、遺体をCTやMRIで撮影し、死因を探る方法。短時間に多くの症例を調べることができるほか、解剖が必要な体の部位をあらかじめ絞り込むことができるため、正確、迅速な死因解明につながると期待されている。2004年にAi学会が発足。日本医師会も今年3月、Ai活用に関する検討委員会の中間報告をまとめるなど、医療現場での実用化に向けた取り組みが広がっている。 |
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2008/8/28 サリドマイド、承認へ前進 厚労省部会が条件付き結論 他 m3.comより転載
サリドマイド、承認へ前進 厚労省部会が条件付き結論 |
 | 記事:共同通信社 提供:共同通信社
【2008年8月28日】
服用した妊婦から生まれた赤ちゃんに障害が多発したサリドマイドについて、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第2部会は27日、藤本製薬(大阪府)が製造販売承認を申請していた多発性骨髄腫治療薬としての有効性を認め、薬害再発防止のための安全管理策の実施などを条件に「承認して差し支えない」との結論をまとめた。 厚労省は、上部の薬事分科会でさらに審議する。安全管理策については、既に発足した有識者検討会での議論を踏まえ、承認の可否を最終判断するが、早ければ年内にも結論が出る見通しだ。 部会は安全管理策の実施のほか、販売後にサリドマイドを使用した患者全員を対象に有効性、安全性について継続的に情報収集することなどを承認の条件として求めた。 部会は「社会的関心が極めて高い医薬品」として、臨床試験データを含む申請書類、審査報告書などを同省ホームページで公開し、9月11日まで意見を募集する。 有識者検討会は今月26日から議論を始めたが、被害者団体から参加した委員は「企業だけでなく薬害再発防止に関する国の対策を示すべきだ」と求めている。 |
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サリドマイド再承認へ 安全担保、焦点に 管理対策、問われる国の姿勢
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 | 記事:毎日新聞社 提供:毎日新聞社
【2008年8月28日】
サリドマイド:再承認へ 安全担保、焦点に 管理対策、問われる国の姿勢
胎児に障害を起こし販売中止になった催眠鎮静薬「サリドマイド」が、四十数年ぶりに販売される可能性が高まった。27日に開かれた厚生労働省薬事・食品衛生審議会の医薬品部会が、血液がんの一つ「多発性骨髄腫」治療薬として承認を了承したからだ。厚労省は9月11日まで国民からの意見を募集し、承認へ向けての手続きを本格化させる。深刻な薬害を引き起こしただけに、安全管理対策が承認の大前提になる。【下桐実雅子】
◆被害者加え基準作成
27日の部会に先立ち、26日には厚労省のサリドマイド被害再発防止の検討会が初めて開かれた。ここではサリドマイドの製造販売を承認申請している藤本製薬が「安全管理基準案」を説明した。米の安全管理システムを参考に、患者団体、被害者団体、厚労省などが加わり同社が作成した。処方する医師や薬剤師の登録制のほか、患者も氏名や住所、妊娠検査の結果などの登録が必要になる。 さらに、患者は服用状況をそのつど記録するほか、処方日の診察前には毎回、副作用被害の理解度や薬の譲渡、献血などの禁止事項を調査票に回答する。これらは同社の管理センターで集約され、薬の管理や患者の状況把握に役立てられる。さらに、これらの安全管理システムが適切に運用されているかを評価する第三者機関も設置される。
◆使用者の自覚必要
しかし、システムが整備されても、患者自らが薬の危険性を認識しないと、被害を完全に防ぐことは難しい。米国では最近、同じように胎児に障害を引き起こす危険性のあるにきび治療薬について、「妊娠を避ける」など厳格な管理下で処方した。しかし、使用者に若い女性が多かったため、約1年間に約120人が妊娠した事例があったという。 被害者団体「いしずえ」の佐藤嗣道理事長は「被害者を一例も出さないことが目標になっているが、リスクはつきまとう」と指摘する。検討会では「国がどのように被害の再発防止に努めるのかを表明してほしい」との意見も出された。厚労省は、承認を了承した部会の審議結果のほかに、藤本製薬の安全管理対策についても公表。国民の意見を募り、改善を検討していく。患者の安全をどう担保していくのか、国の姿勢が問われそうだ。 |
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2008/8/28 革新的だが応用には時間 識者談話 (「遺伝子入れインスリン細胞 体内で、糖尿病治療に期待 米ハーバード大が動物実験」 について) m3.comより転載
革新的だが応用には時間 識者談話
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 | 記事:共同通信社 提供:共同通信社
【2008年8月28日】
糖尿病の再生医療に詳しい藤宮峯子(ふじみや・みねこ)札幌医大教授(解剖学)の話 いったん外分泌細胞へと完全に分化した細胞を、内分泌系のベータ細胞へと転換させており、極めて革新的な成果だ。ただ糖尿病を治療するには、本来のベータ細胞のように、血糖値の変化にあわせインスリン分泌量を調節できないといけない。今回作製された細胞はそこまでの機能はないとみられ、臨床応用にはまだ時間がかかるのではないか。 |
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2008/8/28 夏の疲れ解消 (2)バテた肌 保湿は早めに YOMIURI ONLINEより転載
紫外線のダメージに加えて、夏の間は皮脂や汗の分泌が盛んになり、肌のきめが乱れ毛穴も開く。冷房の効いた部屋で長時間過ごした場合は、冬のように肌が乾燥する。過酷な環境から肌を守るため、角質(肌の表面)は厚くなり、ごわついてしまう。
しかし、夏の間は汗のせいで肌の表面が湿っているせいもあり、保湿クリームや保湿美容液を使わない人も多い。皮膚科医の野村有子さんは「乾燥を意識して、早めに保湿剤を使い始めましょう。夏が終わる今の時期が、お肌の手入れの時です」と話す。
カネボウ化粧品の調査によると、肌を日焼けさせる紫外線量が最も増えるのは6〜7月だが、肌の色が最も暗く(濃く)なるのは8〜9月=グラフ(右側の数字は黒をゼロ、白を100とした時の明るさの指標)=。
カネボウ化粧品エステティックライフ研究所の鈴木佐恵子さんは「『肌は季節を後追いする』のです。これからの季節にケアを充実させて、“肌の夏バテ”を防ぎましょう」と話している。
夏のダメージ回復のためには「いつもより丁寧で、優しいケアが大切」。ゴシゴシこすったり、粒子の粗い洗顔料を使ったりする必要はないという。いつもの洗顔料を、手にとってから30秒ぐらいを目安に泡立て、たっぷりの泡で優しく洗う。
化粧水はコットンを使ってむらなく丁寧になじませる。化粧水や美容液を含ませたマスクで顔を覆うなどして、一手間かけることが必要だという。手でつけるよりも、効果が高い。美白美容液、クリームなどもしっかり使って、夏の間に疲れたお肌をいたわりましょう。
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2008/8/28 妊産婦の「心」ケア 宿泊型施設を設立 厚労省、来年度から @nifty.comより転載
妊産婦の「心」ケア 宿泊型施設を設立 厚労省、来年度から
2008年8月28日(木)15時44分配信 産経新聞
出産前のマタニティーブルーや産後の鬱(うつ)に陥っている妊産婦をサポートするため、厚生労働省は精神科の医師や助産師を配置した宿泊型の「ケアセンター」(仮称)を来年度から全国数カ所に設立することを決めた。少子化対策の一環で、心身が不安定になりがちな産前産後の母親に地域の受け皿を提供し、安心して産み育ててもらうのが狙い。産後鬱を原因とする育児放棄や虐待の防止にもつなげる考えだ。
厚労省の構想によると、入院の必要がない程度に心身の不調を訴える母親や、出産前後に近親者の協力がなく、孤立する可能性が高い妊婦らが対象。乳児が問題を抱える場合も、母親の不調や虐待を引き起こすケースがあるため対象に含める。 入所期間は約1週間。低料金で医師らのカウンセリングのほか、母親が悩むことの多い授乳や入浴指導などが受けられる。本人の希望以外に、乳児健診などで自治体が必要と判断した場合も入所できる。 センターの数や利用料など詳細は今後詰めるが、当面は既存の病院への併設となる見通し。設置や運営に必要な費用の2分の1を国が補助、残りを都道府県が負担する。全国に先駆け、4月から同様の事業を実施している東京都世田谷区の場合、利用料金は食事とケア付き1泊2日が5600円、日帰りは1600円という。
◇
【用語解説】産後鬱
無事に出産したのに、涙ぐむ、気分が沈むなどの抑鬱(よくうつ)感や疲労感があり、育児や家事に支障をきたすようになる。多くの場合、出産後2週間から数カ月以内に発症し、数年の経過をたどる。衝動的に自殺したり、攻撃的になって子供を虐待したりするケースもある。
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2008/8/28 帝王切開死 産科医無罪 検察、控訴断念の方向 他 @nifty.comおよびYOMIURI ONLINEより転載
帝王切開死 産科医無罪 検察、控訴断念の方向
2008年8月28日(木)16時11分配信 産経新聞
福島県大熊町の県立大野病院で平成16年、帝王切開で出産した女性=当時(29)=が手術中に死亡した事件で、業務上過失致死などの罪に問われた産婦人科医の加藤克彦医師(40)を無罪とした福島地裁判決に対し、検察当局が控訴を断念する方向で検討に入ったことが28日、分かった。検察当局は、主張の前提となる臨床例の提示や、新たな鑑定人確保が困難な事情などを慎重に検討しているとみられる。
同事件は通常の医療行為で医師が逮捕、起訴されたことに医療界が反発。全国的な産科医不足にも拍車を掛けたとされ、検察の対応が注目されている。 20日の福島地裁判決で鈴木信行裁判長は、子宮に癒着した胎盤をはがす「剥(はく)離(り)」を加藤医師が続けた判断の是非について「標準的な措置だった」と過失を否定した。 検察側は公判で「直ちに子宮を摘出すべきだった」と主張したが、判決は「根拠となる臨床症例を何ら示していない」と立証不備を指摘。大量出血の予見可能性など検察側の構図を一部は認定したものの、禁固1年、罰金10万円の求刑に対し無罪を言い渡した。
大野病院医師に無罪判決…検察側、控訴断念へ
福島県立大野病院で2004年、帝王切開手術を受けた女性(当時29歳)が死亡した医療事故で、業務上過失致死罪などに問われた加藤克彦医師(40)に無罪を言い渡した福島地裁判決について、検察当局が控訴を断念する方向で最終調整していることがわかった。
加藤医師は、帝王切開手術のミスによる大量出血で女性を死亡させたうえ、死亡を警察に届けなかったとして、業務上過失致死と医師法違反の罪に問われ、裁判では、子宮に癒着した胎盤をはがし続けた処置が医学的に妥当だったかどうかが争点になった。
今月20日の判決は、「子宮摘出手術に移るべきだった」とする検察側の主張について、「根拠付ける臨床例を何ら示していない」と、医師法違反も含めて無罪とした。
福島地検が上級庁と協議しているが、「標準的な医療措置」と認定した判決を覆すような臨床例を示すのは困難と判断しているとみられる。
判決を巡っては、日本産科婦人科学会などが控訴断念を求める声明を出したほか、27日には超党派の「医療現場の危機打開と再建をめざす国会議員連盟」のメンバーらが保岡法相に控訴を断念するよう要請した。
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2008/8/28 「帝王切開死」無罪判決 安堵の医師、泣く遺族 @nifty.comより転載
「帝王切開死」無罪判決 安堵の医師、泣く遺族
2008年8月28日(木)0時0分配信 読売ウイークリー
掲載: 読売ウイークリー 2008年9月7日号
無罪判決後、記者会見に臨む加藤医師。遺族に対して頭を下げるとともに、標準的な医療だったことを述べた(20日、福島市で)=池谷美帆 撮影 [拡大]
福島県大熊町の県立大野病院で、帝王切開の手術中に患者の女性を死亡させ、医師が業務上過失致死などの罪に問われた「大野事件」で、この医師に無罪判決が下された。「医療現場の崩壊を招く」と反発した医療界はとりあえず安堵したが、事件の影響はそう簡単に払拭できそうもない。そして、遺族には一層の無念と悲しみをもたらした。
産科医療の崩壊を助長したとして、医師らの強い反発を招いた大野事件の判決が8月20日、福島地裁で言い渡された。猛暑の中、25枚の傍聴券を求めて788人が並んだ。そして、開廷直後の午前10時過ぎ、裁判所前で無罪を聞いた関係者は両手で丸をつくった。それを見て泣き崩れた女性は、遺族側だったのか。遺族と病院、捜査当局と医療界、大きな対立をもたらした「事件」が、一つの区切りを迎えた瞬間だ。
事件と判決の概要はこうだ。福島県大熊町の県立大野病院で2004年12月、帝王切開の手術を受けた29歳の女性が、子宮に癒着した胎盤をはがされた際の大量出血により死亡した。
1年2か月後、福島県警は、執刀した産婦人科医の加藤克彦医師(40)を逮捕、医療界に大きな衝撃が走った。癒着胎盤で大量出血の可能性があり危険を避ける義務があったのに、胎盤をはがしたことで女性を死亡させたとする業務上過失致死の罪と、異状死なのに警察への届け出を怠ったとする医師法違反の罪に問われたのだ。
鈴木信行裁判長は、加藤医師が胎盤をはがし続ければ、大量出血により女性の生命に危機が及ぶことを「予見する可能性があった」と指摘したが、「最後まではがすのが標準的な医療措置」として、過失を否定した。さらに、医師法違反についても、死亡は癒着胎盤という疾病が原因で、過失のない診療でも「避けられなかった結果と言わざるを得ない」として退けた。結果的に弁護側の主張がほぼ受け入れられた形となった。
医療界はこの刑事裁判が「産科医療の崩壊に拍車をかけた」と激しく反発していた。加藤医師は判決後の記者会見で大野事件が全国の産婦人科にもたらした影響を問われると、しばらく黙り、
「これからまた働き始めて、いろんな人から話を聞いて、改めて感じることと思う。現時点ではコメントできないです」
と言葉を選びながら話した。
図のように医師の総数は一貫して増加にあるのに、産婦人科、または産科医の人数は1990年以降、2000人以上も減少している。厚生労働省によると、全国の妊産婦死亡数は2000年以降、年に50〜80人だ。遺族にとっては、生命の誕生の喜びから一転して、死という悲しみに突き落とされるため、産婦人科医が民事で訴えられる確率は全診療科平均の3倍を超えるというデータもある。こうした訴訟リスクを背負いたくないという医者が増えているというのだ。名古屋医療センター産婦人科医師の野村麻実さんは、こう語る。
「(訴訟リスクの少ない)楽な医療しかやらない医者が多くなった。そのしわ寄せもあって、私たちは過酷な勤務状況にあり、切羽詰まった状況におかれる。(産科医不足で)私と研修医の2人だけで対応するということもありました」
医療界は大野事件について、(1)医師不足で産婦人科医が過酷な勤務状態に陥り、医療ミスが生じやすい環境を生み出す (2)訴訟リスクを回避しようとして産婦人科医が更に減少する――という「負のスパイラル」を加速させたと見る。千葉県鴨川市の病院で産科部長を務める鈴木真氏は、
「通常の医療行為で、ほかの刑事事件と同じように逮捕されたという事実が、過酷な勤務にある医師たちの頑張りを一気に崩壊させた。このようなことが通用すれば、産婦人科はどんどんやめる。それが医療現場が疲弊することにつながり、さらには患者にも不利益をもたらしかねない」
と警告する。福島県では事件後、11病院でお産を受け付けなくなり、10月にも1病院が撤退を予定している。福島、郡山、いわき、喜多方の各市医師会調査ではお産を取り扱う病院、診療所が05年に計42か所あったのが、今年は29か所に激減している。また、神奈川県産科婦人科医会の調査では、大野事件を契機にお産を中止することを決めた施設が1か所、同様の事件で医師が逮捕される事態があれば中止すると答えた施設がなんと29か所もあった。
利益なき裁判結果
そのような状況で、加藤医師はとりあえず無罪判決を勝ち取った。だが、これで医療崩壊に歯止めがかかるかといえば、そうでもないようだ。加藤医師の恩師の佐藤章・福島県立医科大教授は、
「お産に携わる人が少なくなるなか、それに拍車をかけたという影響がなくなればいいですが、実際のところは(産婦人科の)医療現場が委縮するのが少し食い止められたぐらいではないでしょうか。ただ、『有罪になったら今後手術ができなくなる』というプレッシャーがなくなり、ほっとしました」
と総括する。大野事件を受け、厚労省は、独立した第三者機関によって医療事故原因を究明する医療版「事故調査委員会」を設置する方針だ。前出の鈴木氏も、
「無罪だけでは(大野事件で)失ったものは埋まらない。医療関係者、患者、司法、事故調のそれぞれが対話や説明のできるシステムが必要なのです」
と述べる。
遺族にとっては一層の深い悲しみと傷跡を残した。女性の父親の渡辺好男さんは判決後の記者会見で、「残念です。今後の医療に不安を感じざるを得ない」と悔しさをにじませた。渡辺さんは、「(裁判では)手術中の様子を時間の経過に従って聞くことができた。娘が『大丈夫』と話していたとか、娘の言葉が聞けました。本当に生きていたんだなあと思って」と裁判を振り返ったうえで、「(解明していない点は)病院が前向きな姿勢になってくれればいいが、現状ではこれ以上の解明は難しいと思う。一生、真実を求めていきたい」と述べた。裁判で娘がなぜ死に至ったのか、十分納得できる答えを得ることができなかったのだ。
大野事件とは何だったのか。医療にも詳しい東大の樋口範雄教授(英米法)は、
「このような事案を刑事裁判で争うこと自体が不適切と思います。刑事裁判は有罪か無罪かに焦点が集中され、弁護側は『問題がなかった』と言わざるを得なくなり、検察側としても有罪の立証に力を注ぐ。対立することしかない刑事裁判というシステムの中で、議論が法律論に集中することは、遺族の悲しみを和らげることにはならないのです。判決文を見る限り、裁判所が『この件を本当の意味で解決する場は刑事裁判ではない』と暗に訴えている印象を受けました」
と見る。大野事件は、同様の事件で裁判所がどう判断するか一定の筋道をつけた点では意味のあるものだったかもしれない。しかし、それで失われたものを取り戻すのは容易ではない。 (本誌 瀬川大介)
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2008/8/28 糖尿病講座:(10)糖尿病の合併症(糖尿病腎症) 毎日jpより転載
糖尿病講座:(10)糖尿病の合併症(糖尿病腎症)
慢性合併症は、状態がかなり進行しないと症状が出ないために、医療機関への受診・診断が遅れ、結果的に生活の質が大きく損なわれてしまうという怖い面があることを前回述べました。今回は腎症について具体的にご説明します。腎臓は腰の少し上方で背骨を挟む形で左右1個ずつあり、大きさは手のひらサイズの臓器です。腎臓からはそれぞれ1本、尿管という管が出ていて、腎臓でできた尿がそこを通って膀胱にためられ、一定の量が溜まりますと尿意を感じて排尿されるようになっています。腎臓は血液の中を巡回している老廃物を濾過して血液を浄化する、とても重要な働きをしています。1個の腎臓の中には、毛細血管(体の中のもっとも細い血管)が集まった「糸球体:しきゅうたい」と呼ばれる濾過装置が100万個くらい収められていて、これが血液中の老廃物を濾過したり体の中のミネラルのバランスをとっているのです。この糸球体の働きが落ちると老廃物が除去できないために、老廃物が体に溜まったり、ミネラルのバランスがくずれて「尿毒症」と呼ばれるさまざまな症状(だるさ、むくみ、息苦しさ、かゆみなど)が出てきます。糖尿病の合併症(総論)でご説明しましたように、糖尿病腎症も他の合併症と同じように、最初のうちは症状がなくじわじわと進行するために、検査や治療がされないで放置しておくと、尿毒症の症状がでてきたときにはかなり進行した状態なのです。腎症が進行すると、最終的には血液を人工的に浄化(人工透析)しないといけなくなります。日本で新たに透析が必要になる人の中で、糖尿病腎症が原因の第1位になっています(図1)。
それでは糖尿病腎症に対して、どのような対策をとれば良いのでしょうか。発症や進行を防止する手立てはあるのでしょうか。最近のさまざまな研究で、早い段階で手を打てば糖尿病腎症になること自体を防げることや、例え腎症になったとしてもその進行を防ぐことができることが分かってきました。腎臓の働きが元に戻ることもあることが報告されたのです。そのため、早期に糖尿病腎症を発見することがとても大切になってきます。その方法ですが、少し専門的になりますが、尿の中に出てくる蛋白の一種のアルブミンという物質の量を測定する方法です。アルブミンは体にとってなくてはならないもので、正常な状態ではアルブミンは腎臓で濾過されることはなく、尿の中にはほとんど検出されません。ところが、血糖値が高い状態が長く続くと、先ほどご説明しました糸球体の働きが悪くなり、アルブミンが尿の中に漏れ出してきます。糖尿病腎症が進むにつれて尿の中のアルブミンの量が増えてきます。最近アルブミンの量がごく微量でも測定することができるようになり、より早期に腎症を診断することができるようになったのです。図2のように腎症がある程度進むと(顕性腎症期)、尿の中の蛋白が増えてきて、通常の尿検査でも+となります。図2に腎症の5段階と、それぞれの段階の特徴や注意すべき点についてまとめました。
それでは、腎症を防ぐには具体的にはどうしたら良いのでしょうか。もっとも大切なのは、できるだけ正常に近い血糖値を保つ(コントロールする)ことです。実際に、血糖値をコントロールすることで腎症になるリスクが減らせることが科学的に証明されていることは「総論」でご説明しました。HbA1cの値が6.5%未満の、血糖コントロール「良」以上が望まれます。血圧のコントロールも腎症を防ぐためにとても大切なことが分かっています。血圧が高いと、糸球体に負担がかかるために、いろいろな障害が起こってくるとされています。血圧は収縮期血圧(上の血圧)を130未満、拡張期血圧(下の血圧)を80未満にすることが望まれています。食事療法・運動療法で減量を心がけ、食事の味付けを薄味にして塩分の取りすぎに注意しましょう。腎症が進行している場合には、血圧を下げる薬などによってさらに厳しく収縮期血圧を125未満、拡張期血圧を75未満に保つことが望まれています。また、腎症がある程度進行した状態では、食事の中の蛋白を制限することが勧められています。蛋白が肉や魚に多く含まれているのはご存じと思いますが、ごはん(お米)の中にもある程度含まれていて、腎症が進むと、お米もでんぷん米といって蛋白の量が少ない特別なお米を使うことも必要かもしれません。
最近、血糖や血圧を一定以下に保つことによって、腎症の発生や進行を予防できることがさまざまな研究で明らかになってきました。また、血糖や血圧をコントロールするための血糖や血圧を下げる内服薬が続々と開発されてきています。食事療法と内服薬の治療を総合的に行うことで、腎症の発症や進行を少しでも減らせるよう、これからも努力が続けられていくことと思われます。
原一雄(東京大学医学部附属病院総合研修センター講師)
◇企画・監修:門脇孝(東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授)
1978年東京大学医学部卒業。86年から90年まで米国立衛生研究所(NIH)糖尿病部門へ留学。01年東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科助教授、03年現職。05年より東京大学医学部附属病院副院長。糖尿病の成因と分子機構に関する研究で、上原賞、日本医師会医学賞、日本糖尿病学会賞、ベルツ賞など受賞多数。糖尿病治療の第一人者としても知られる。日本糖尿病学会常務理事、日本肥満学会理事。第51回日本糖尿病学会会長(08年5月22?24日 東京国際フォーラム)を務める。
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2008/8/28 夏の疲れ解消 (1)「部分温め」冷え過ぎ防ぐ YOMIURI ONLINEより転載
(2008年8月27日 読売新聞)
夏を乗り越えた体には、様々な「疲れ」がたまっている。夏の終わりに、疲れを上手に解消する方法を紹介する。
屋外はすさまじい暑さだが、室内はキーンと冷え、温度差の激しい室内外を頻繁に出入りする――。夏の間、こんな生活を送ってきた人は、今の時期に「何となく疲れた」「寝起きがスッキリしない」などと感じているのでは。
花王と岐阜大学が、冷房が効いたスーパーマーケットで働く女性93人(平均年齢51・5歳)を対象に行った調査は、冷房と疲労の関係を示唆している。「肩が凝る・だるい」「疲れやすい」「首が凝る・だるい」と感じている人はいずれも8割を超えた。
花王ヒューマンヘルスケア研究センターの矢田幸博副主席研究員は「長時間の冷房環境による冷えは自律神経の乱れを招き、全身の疲労感につながってくる」と指摘する。
漢方医の南雲久美子さんのもとには、毎年10月ごろになると、めまいやふらつき、全身の倦怠(けんたい)感などを訴える患者が訪れる。やはり夏の間の「冷房冷え」による症状で、秋に現れる夏バテだという。南雲さんは「夏の終わりの今の季節から、冷やしがちの生活習慣や飲食を見直すことで、夏の疲れを解消し“秋の夏バテ”を防ぐことができます」と話す。
東洋医学では、冷えは体の不調を招くと考えられている。そこで南雲さんが勧めるのが「部分温め」だ。体の中で熱が逃げやすく冷えやすい首の後ろ、おなか回り、そして足首を冷やさないよう心がける=イラスト=。
また冷たいビールや炭酸飲料は、のどごしは良いが体を中から冷やしてしまう。「それほど暑さも気にならない季節です。水分はなるべく常温で飲み、週に1回でも、ぬるめのお風呂につかる。体の内部の冷えを解消することができるでしょう」と話す。
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2008/8/28 遺伝子入れ替えでインスリン細胞 他 @nifty.comおよびasahi.comより転載
遺伝子入れ替えでインスリン細胞
2008年8月28日(木)2時5分配信 共同通信
膵臓に豊富に含まれる細胞にわずか3種類の遺伝子を組み込んで、血糖を下げるインスリンを分泌する細胞へと体内でつくり変えることに、米ハーバード大チームがマウス実験で成功、英科学誌ネイチャー(電子版)に28日付で発表した。膵臓の約95%を占める「外分泌細胞」と呼ばれる細胞をベータ細胞とそっくりな細胞に変えられることを突き止めた。ただしこの細胞は、塊を形成しないない。
インスリン作る細胞再生 米教授、マウスの膵臓に遺伝子
2008年8月28日 朝日新聞
膵臓(すいぞう)でインスリンをつくっているベータ細胞を再生することに、米ハーバード大のダグラス・メルトン教授のチームがマウスで成功した。このベータ細胞の働きで血糖値も半分以下に下がったといい、将来の糖尿病治療への応用が期待される。27日付の英科学誌ネイチャー(電子版)に発表する。
膵臓には消化液の膵液を出す外分泌細胞と、インスリンを出すベータ細胞とがある。ベータ細胞が死滅したり機能が落ちたりすると、糖尿病(1型糖尿病)になる。
メルトン教授らは膵臓で働く遺伝子のうち、ベータ細胞ができるのにかかわっている可能性がある20個ほどの遺伝子に着目。このうちの三つをウイルスを運び屋にして、生きているマウスの膵臓の外分泌細胞に入れた。すると、ベータ細胞が再生された。
糖尿病のマウスで試したら血糖値の上昇に応じてインスリンが分泌され、血糖値も大幅に下がった。再生されたベータ細胞は、見た目も遺伝子レベルでも、通常のベータ細胞と見分けがつかないほどよく似ていたという。
細胞に複数の遺伝子を入れることで、別の細胞に変えてしまうのは、京都大の山中伸弥教授が皮膚の細胞から万能細胞(iPS細胞)をつくったのと同じ手法だ。山中教授は最初に四つの遺伝子を使ってiPS細胞をつくった。
万能細胞からベータ細胞づくりを目指す研究は世界で盛んだが、メルトン教授らは今回、膵臓の細胞の大半を占める外分泌細胞から直接、ベータ細胞をつくった。
山中教授は「生体内でも少数の遺伝子を導入して『細胞の種類』を変えられることを示したもので、意義深い」と話す。
メルトン教授は「ウイルスを使わないより安全な方法を見つけ、臨床につなげたい」としている。(竹石涼子)
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2008/8/27 厚労省部会、サリドマイド再承認へ 安全管理条件、血液がん治療薬に 他 m3.comより転載
厚労省部会、サリドマイド再承認へ 安全管理条件、血液がん治療薬に |
 | 記事:毎日新聞社 提供:毎日新聞社
【2008年8月27日】
サリドマイド:厚労省部会、再承認へ 安全管理条件、血液がん治療薬に
胎児に障害を起こし販売中止となった催眠鎮静薬「サリドマイド」について、厚生労働省薬事・食品衛生審議会の医薬品部会は27日、血液がんの一つ「多発性骨髄腫」治療薬として承認することを了承した。厚労省はこの結論を上部の同審議会薬事分科会に諮る一方、承認を前提に安全管理対策などを検討する。承認されれば、1962年の販売中止以来四十数年ぶりの復活となる。 藤本製薬(大阪府松原市)が06年8月、多発性骨髄腫治療薬として製造販売の承認を厚労省に申請していた。この日の部会では、医薬品医療機器総合機構が2年間の審査の結果を報告。それを基に議論した結果(1)安全管理の適正な実施(2)患者への文書による説明と同意取得(3)全症例を対象にした使用成績調査と販売後の安全性・有効性に関するデータ収集--を条件に「承認は差し支えない」という結論で合意した。 サリドマイドは副作用が判明して60年代に販売が中止された。90年代になって多発性骨髄腫への延命効果が報告され、これまでに米国など17カ国で承認されている。日本では未承認のまま医師が個人輸入で治療に使うケースが増えており、患者団体が承認を求めていた。 藤本製薬は被害者団体などの要望に沿って再発防止のための「安全管理基準案」を作成。サリドマイドを使う患者や医師、薬剤師を登録制にして処方や流通を厳格にし、患者に妊娠を回避するよう情報提供することを盛り込んだ。同省は承認に向けた手続きと並行して、この基準作りも進める。【下桐実雅子】 ◇「やっとここまで」 日本骨髄腫患者の会の上甲恭子副代表は「やっとここまで来たという思いだ。藤本製薬が作成した安全管理基準を基に、一日も早くサリドマイド |
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