鍼灸・整骨の治療だけでなく、身体バランス調整を通した健康的な美容までのトータルケアを

京都市下京区/富士鍼灸整骨院(ふじしんきゅうせいこついん)

テクノラティお気に入りに追加する

カテゴリー

当院のご紹介(1)
施術内容のご紹介(1)
施術料金表(1)
CHECK IT!(1)
当院からのお知らせ(1)
医療・健康関連 ― 最新トピックス ―(503)
メタボリックシンドローム関連 ― 最新情報 ―(100)
特集!(50)
特集! ― 肩こりを治す ―(4)
特集! ― 摂食障害 ―(7)
特集! ― 食事でダイエット ―(4)
特集! ― 不眠とメタボ 負の連鎖 ―(2)
特集! ― 医療漂流 ―(6)
特集! ― スポーツ科学と疲労回復 ―(4)
特集! ― 冷えを防ぐ ―(5)
特集! ― 糖尿病講座 ―(15)
特集! ― 職場で自己管理 ―(4)
特集! ― 脳を元気に ―(4)
特集! ― 腸を元気に ―(3)
特集! ― ひざ痛 ―(14)
特集! ― お肌イキイキ ―(4)
特集! ― 温泉療養 ―(4)
特集! ― 健康の知恵 ながらde運動 ―(14)
特集! ― 命つなぐために-自殺大国ニッポンのいま ―(5)
特集! ― 筋肉を鍛える ―(4)
特集! ― 健康常識のウソ・ホント ―(9)
特集! ― なくそう・減らそう糖尿病 ―(13)
特集! ― 低血圧とむきあう ―(4)
特集! ― 水と健康 ―(4)
特集! ― ストレッチ ―(4)
特集! ― 快眠のツボ ―(11)
特集! ― 運動で糖尿病予防 ―(4)
特集! ― 五輪科学ノート ―(2)
特集! ― ヘルシーリポート ―(3)
特集! ― がんのリスク・マネジメント ―(16)
特集! ― むくみ退治 ―(4)
特集! ― どうする「未病」 ―(17)
特集! ― 家庭血圧 ―(4)
特集! ― 暑さに克(か)つ ―(4)
特集! ― ホルモン活性化 ―(4)
特集! ― 座禅 ―(4)
特集!― 医療政策フォーラム21―(1)
特集! ― 高齢化社会に備える ―(1)
特集! ― 夏の疲れ解消 ―(4)
特集! ― 森林セラピー ―(4)
特集! ― 高齢者の転倒予防 ―(4)
特集! ― 過敏性腸症候群 ―(4)
特集! ― 末梢神経の再生治療 ―(3)
特集! ― 元気になる呼吸法 ―(4)
特集! ― リンパ浮腫(ふしゅ) ―(5)
特集! ― お尻を元気に ―(4)
特集! ― 病院の実力 糖尿病治療 ―(5)
特集! ― ジョギング ―(4)
特集! ― 甘みとつきあう ―(4)
特集! ― 脳卒中 最新事情 ―(5)
特集! ― 脱力のすすめ ―(4)
特集! ― 皮膚がん ―(6)
特集! ― 肌のかゆみ ―(4)
特集! ― お産 助産師と共に ―(5)
特集! ― 水虫退治 ―(4)
特集! ― 甘みと生活 ―(4)
特集! ― 旅で元気に ―(4)
特集! ― シリーズこころ 今時うつ病事情 ―(5)
特集! ― 胃をいたわる ―(2)
特報!(79)
特集! ― シリーズこころ これ、統合失調症? ―(9)
特報!― 大野病院事件 ―(29)
急報!(16)
最新医療情報 骨・関節・運動器関連(44)
最新健康情報(85)
最新医療情報(234)
最新医療ガイドライン(33)
インフルエンザ関連 ― 最新情報 ―(102)
はしか関連 ― 最新情報 ―(23)
百日咳関連 ― 最新情報 ―(9)
花粉症関連 ― 最新情報 ―(11)
煙草と健康被害関連 ― 最新情報 ―(55)
接骨院・整骨院の先生方へ― みんなで考えよう(7)
コーヒーブレイク(42)
2008年 ノーベル賞関連(18)

新着コメント

2008/10/31 なくそう・減らそう糖尿病:第10部・患者の心理的葛藤/3 毎日jpより転載

なくそう・減らそう糖尿病:第10部・患者の心理的葛藤/3
 
 
 
2008年10月31日 東京朝刊 毎日新聞 
 
 ◇チーム医療で成果
 
 糖尿病患者が医師の期待通りの食事制限やインスリン注射を実行してくれない場合がある。改善に向け、糖尿病外来のある長岡中央綜合病院(新潟県長岡市、531床)は、約10年前からチーム治療で成果をあげている。
 チームは八幡和明・副院長を軸に糖尿病の専任看護師16人(外来3人、病棟13人)、薬剤師4人、管理栄養士6人で編成されている。毎週1回、会議を開き、チーム全員が患者の状態を把握。それぞれの立場で、だれもが助言できるようになった。
 退院した患者が数カ月後に外来に訪れた場合、入院時の担当だった病棟の看護師が外来に現れ、「体調はどう?」と会話を始める。「日ごろから交流があると、性格的に打ち解けにくい患者も、チームのだれかに心を開く」とベテラン看護師の丸山順子さんは話す。
 さらに、メンバーは週に2回、患者やその家族とランチをともにする。患者と自由に会話をする中で、普段は気づかない患者の食事の仕方、考え方などが分かってくる。「ざっくばらんに話をしていると、患者さんも本音を言う。アドバイスしやすくなる」(丸山さん)という。
 糖尿病の治療では、患者が自ら自己管理の重要性に気づくことが大切だ。八幡さんは「患者と同じ目線で治療に当たらないと、なぜ患者が血糖値の管理につまずくのか気づきにくい」と語り、患者との接点が多いチーム医療の効果を強調する。
 八幡チームの一員だった瀧澤香織さん(36)は2年前、魚沼病院(新潟県小千谷市)に移った。糖尿病の専門医はいなかったため、自己管理がうまくできない患者も外来に来ていた。長岡中央綜合病院での経験を生かし、医師や栄養士、薬剤師、リハビリの担当者でチームをつくった。それ以来、スタッフが患者にきめ細かく指導したり話しかけるようになった。
 瀧澤さんは「患者へのアドバイスが具体的になり、双方のコミュニケーションも増えた」と語る。
 チーム医療は人材育成でもある。【小島正美】
 
==============
 
 イラストは、過食を警告するシンボルマークの「エンゼルピッグ」

Comment(0) | Trackback(0)特集! ― なくそう・減らそう糖尿病 ―

2008/10/31 自治体対応にムラ 保険証ない中学生以下3万2千人 asahi.comより転載

自治体対応にムラ 保険証ない中学生以下3万2千人
 
 
 
2008年10月31日 朝日新聞
 
表
無保険の子どもが多い自治体
 
 厚生労働省は30日、国民健康保険(国保)の保険料滞納により、保険証を返還させられ「無保険」となった中学生以下の子どもが全国1万8240世帯、3万2903人いると発表した。滞納の事情をよく調べずに保険証を返還させたと見られる例もあり、同省は自治体に対して、有効期限が短い保険証を出すなどの対応を求めた。
 無保険の子の全国調査は初めて。無保険だと、医療機関の窓口で全額自己負担となり、必要な治療を受けにくくなるなど受診抑制につながると指摘されている。厚労省によると、窓口で全額を支払った後、手続きをすれば一部還付する自治体もあるという。
 市町村別では、多い順に横浜市3692人、札幌市1284人、千葉市1283人、大阪市717人、福岡市640人など。一部市町村のデータが抜けているため、さらに膨らむ可能性がある。
 世帯主が保険料を1年以上滞納した場合、自治体の判断で保険証の返還を求める。調査結果によると、返還を求めるまでの対応に、自治体によってばらつきが見られた。
 滞納者に電話をかけたり、自宅を訪れたりして滞納者と接触を図る自治体は多いが、世帯主が働いていると思われる時間帯ではなく、夜間などに滞納者と接触しているのは約5割、休日対応は約2割にとどまる。保険料の分割納付を認める自治体がある一方で、機械的に保険証を返還させている例もあった。
 こうした状況を踏まえ、厚労省は、保険料の納付義務は世帯主にあり、子どもについては、きめ細やかな対応が必要だと判断。自治体に対して、保険証を返還させる前に有効期限が数カ月の「短期被保険者証」を出して滞納者と接触する機会を増やし、積極的に相談にのるよう求めた。
 実態調査を求めた民主党は、18歳未満の子どもに一律に保険証を交付する国民健康保険法改正案の臨時国会提出を目指す考えだ。
 

Comment(0) | Trackback(0)特報!

2008/10/30 献血「関心ない」が半数超 10-20代、厚労省調査で m3.comより転載

献血「関心ない」が半数超 10-20代、厚労省調査で
 
 

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年10月30日】

 献血をした経験がない10-20代の若者の54・1%が「献血に興味がない」と考えていることが29日、厚生労働省が公表した献血に対する意識調査で分かった。
 昨年初めて実施した調査の47・8%より増え、厚労省は「高校での集団献血や、献血バスが減ったことで献血事業を目にする機会が減ったことも一因」と分析している。
 調査は、ことし9月にインターネットを通じて実施。全国の16-29歳の献血経験者5000人と未経験者5000人から回答を集めた。
 未経験者が、献血をしない理由(複数回答)は、昨年と同様に「針を刺すのが痛いから」が31・2%で最も多かった。次いで「なんとなく不安」30・8%、「時間がかかりそう」21・6%と続いた。
 厚労省の担当者は「若者の献血離れを放置すれば、血液不足は避けられない」とし、若年層に向けた情報発信などに取り組むとしている。

Comment(0) | Trackback(0)特報!

2008/10/30 妊婦健診14回分を公費負担 本年度から政府、与党 m3.comより転載

妊婦健診14回分を公費負担 本年度から政府、与党
 
 

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年10月30日】

 政府、与党は29日、出産支援の一環として、妊婦健診で望ましい回数とされる14回分を全額公費負担する方針を固めた。現行の公費負担は全国平均で5.5回分だけで、残りは妊婦が自己負担しているが、今後は無料になる。
 30日に決定する追加経済対策に盛り込み、本年度から実施する。国が必要経費の2分の1を補助金として支出し、残りを自治体が負担する形で、2010年度までの財源を確保する方向だ。
 妊婦健診は、母体や胎児の健康確保のため14回程度が望ましいとされるが、現在は自治体に配分する地方交付税で5回相当分を計上しているだけ。交付税は使途が自由なため、1回分しか助成を出していない市町村もあり、ばらつきが問題になっていた。
 妊婦健診は1回当たり5000-1万円程度。健康保険が適用されないため、公費で助成される回数以外は妊婦の全額自己負担。経済的な理由などから健診を受けない人もいて、「飛び込み出産」などにつながる懸念も指摘されていた。

Comment(0) | Trackback(0)医療・健康関連 ― 最新トピックス ―

2008/10/30 介護保険で提供するリハビリを強化 m3.comより転載

介護保険で提供するリハビリを強化
 
 

記事:読売新聞
提供:読売新聞

【2008年10月30日】
 
厚労省方針 短時間通所など創設

 厚生労働省は29日、来年度の介護報酬改定で、介護保険で提供するリハビリテーションの内容を強化する方針を決めた。
 短時間・集中型の通所サービスを創設し、個別リハビリも増やすことなどで、医療機関での機能回復訓練を終えた人の受け皿を充実させる。30日の社会保障審議会介護給付費分科会で基本的な方針を示す予定。
 高齢者のリハビリは原則、発症直後の急性期と治療後の回復期は医療保険、状態が安定した維持期は介護保険で提供されている。しかし、医療機関に比べ、介護保険の通所リハビリは事業所数が少ないうえ、内容も、長時間滞在し、食事やレクリエーションも行いながら、集団で実施されることが多い。このため、介護保険でのリハビリを敬遠する高齢者もいることから、維持期リハビリの一部は現在、医療機関で医療保険を使って行われている。
 来年度の報酬改定では、リハビリだけを1、2時間集中して行うサービスを創設するほか、退院直後に介護保険のリハビリを使い始めた人などに対し、現在も行われている個別の機能回復訓練を手厚くする。また、医療保険を使って病院で訓練を受けている高齢者が、同じ病院で継続して訓練を介護保険でも受けられるよう、通所リハビリの指定基準や要件を見直す方針。

Comment(0) | Trackback(0)医療・健康関連 ― 最新トピックス ―

2008/10/30 スタチンの使用で、肺炎による入院後の死亡率が減少 m3.comより転載

スタチンの使用で、肺炎による入院後の死亡率が減少

 

提供:Medscape

報告によると、スタチンで前治療した患者の死亡率の減少は肺炎による入院の最初の1週間で明白に現れ、少なくとも90日後までは持続した
Michael O'Riordan


【10月27日】

 「今回の研究は、スタチンの使用で、重症感染症後の予後が改善するという蓄積されつつエビデンスに加わるものである」とDr Reimar Thomsen(オルフス大学、デンマーク、オールボー)を筆頭研究者とする研究グループが、『Archives of Internal Medicine』2008年10月27日号に記述している[1]。「スタチン類は手に入りやすく、価格も比較的安く、副作用も穏やかなので、肺炎患者を対象にしたスタチン療法臨床試験で陽性の結果が出たことは、臨床および公衆衛生に大きな意味がある。」
 
肺炎で入院した患者を再調査

 肺炎患者におけるスタチン療法のベネフィットを調べたこれまでの研究では、相互に食い違う結果が出ている。しかしスタチン類には、今回のような状況でベネフィットがあることを想定させる例えば体液性反応を変更する活性といった生物学的メカニズムが複数ある。また、重症感染症の転帰が脂質降下薬で改善することは、その他の臨床研究や実験研究でこれまで示されてきた。
 今回の研究においてThomsen博士らは、1997年から2004年までの期間で北部デンマークにおいて肺炎で初めて入院した成人患者29,900例のデータを再調査した。これらの患者のうち、入院時にスタチン治療を受けた患者は1,372例いた。
 スタチンが投与された肺炎入院患者は、30日間の死亡リスクがスタチン投与を受けなかった患者に比べて31%小さかった。90日後でもこの死亡率の減少は持続し、スタチン投与患者の死亡リスクはスタチン治療を受けなかった患者よりも25%小さかった。

スタチン類の早期使用と30日および90日死亡率との関係
リスク因子
患者数(n)
死亡数(n)
死亡率(%)
オッズ比(95%CI)
入院から0-30日間
スタチン不使用
28,538
4489
15.7
基準値
スタチン使用
1372
141
10.3
0.69 (0.58 - 0.82)
入院から0-90日間
スタチン不使用
28,538
6381
22.4
基準値
スタチン使用
1372
230
16.8
0.75 (0.65 - 0.86)

 この差は、入院後の肺炎関連死亡数が多い最初の数週間で現われ始め、入院の30日後から90日後の間は差の拡大がわずかであった。このことから、スタチンの使用は主に感染初期にベネフィットがあると考えられると、Thomsen博士らは記している。
 このベネフィットは、80歳超の高齢患者群や菌血症患者群といった複数のサブグループでも堅持され、アスピリンやアンギオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬には保護効果は見られなかった。β遮断薬の使用を続けている患者群には死亡率のわずかな減少が見られたが、このベネフィットは小規模であり、30日後にならないと現われなかった。
 この研究は複数の同時罹患疾患を補正して、スタチン使用者が「健康な使用者」すなわちより若い、より健康、教育歴が高い、裕福であるなどからくる可能性のあるバイアスを除去している。
 関連する解説記事においてDr Kasturi Haldar(ノートルダム大学、インディアナ州サウスベンド)が、今回の知見はG蛋白質が関与する炎症と感染を低減するスタチンの作用メカニズムに合致すると述べている[2]。同時に今回の結果からは、スタチンを抗感染症治療の改善のために使用すべきかどうかという疑問が浮上する。
 Haldar博士によれば、スタチン類は望ましい血漿濃度に達するのに数日かかり、保護効果が顕著になるのは長期の治療期間の後なので、急性感染症の治療薬としては理想的ではない。
 「しかし、スタチンは宿主を標的にするので、細菌感染症の治療での大きな問題である薬剤耐性は起こしにくい」と博士は記している。「したがって、スタチン類と既存の抗生物質の併用を臨床研究で調べ、急性および持続性の感染症に対する併用治療の効果を最大限にすることができるかどうかについて検証することが有用だろう。」

 この研究は、西部デンマーク健康科学研究フォーラムとオルフス大学病院臨床疫学研究基金(デンマーク、オルフス)の支援を受けている。著者らの開示情報には、関連する金銭的利害関係はない。
 解説記事は、復員軍人省功労賞、五大湖拠点研究センター、米国国立衛生研究所の支援を受けている。Haldar博士の開示情報には、関連する金銭的利害関係はない。

出典

1. Thomsen RW, Riis A, Kornum J, et al. Preadmission use of statins and outcomes after hospitalization with pneumonia. Arch Intern Med. 2008;168:2081-2087.
2. Haldar K. Targeting the host to control an infection disorder. Arch Intern Med. 2008;168:2067-2068.

Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape

Comment(0) | Trackback(0)最新医療情報

2008/10/30 ノロウイルスで小学校臨時休校 170人感染か @nifty.comより転載

ノロウイルスで小学校臨時休校 170人感染か
 
 
2008年10月30日(木)8時0分配信 産経新聞
 
 埼玉県新座市教育委員会は29日、市立石神小学校(長谷川裕校長、児童数479人)で、児童計約170人が嘔吐(おうと)や吐き気などノロウイルスによる感染性胃腸炎とみられる症状を訴えたと発表した。30、31の両日、臨時休校にする。
 児童2人からノロウイルスが検出された。重症者はいないという。

 市教委によると、28日午前9時ごろ、登校していた3年生の児童が嘔吐するなど、同日中に1〜5年生の計13人が体調不良を訴えた。翌29日には児童137人、教員1人が同様の症状を訴えて欠席、27人が早退したため、全員を下校させ臨時休校を決めた。

 この小学校は自校で給食をつくっており、全学年で同じものを食べているという。朝霞保健所は感染経路を調べている。

Comment(0) | Trackback(0)特報!

2008/10/30 歯周病で死にたいですか? @nifty.comより転載

歯周病で死にたいですか?
 
 
 
2008年10月30日(木)10時0分配信 日刊ゲンダイ
 
●全身の重大病リスク上げる怖さ…
 
 歯周病は症状なしに病状が進行し、何らかの痛みが出てきたときは、もうかなり進行している厄介な病気だ。いくら医師から「デンタルケアをしっかり!」と言われていても、痛みもつらさもなければ、ついついおざなりになってしまう。
 しかし、歯周病は万病のもと! “歯抜け”だけでなく、全身の病気のリスクを上げているのだ。最悪、命を落とす可能性もある。
 ここはひとつ、しっかりと「歯周病と全身の病気の関係」を知り、対策実行のヤル気を出そうではないか。歯周病専門医の東京医科歯科大学大学院歯周病学分野・渡辺久准教授に聞いた。
 
●心筋梗塞
 
「歯周病の原因菌Pg菌が、炎症を起こしている歯ぐきから血中に入ると、血管内皮細胞に侵入して増殖し、血管壁を障害します。さらに血小板の凝縮も誘発します。それによって、動脈硬化が進行し、血栓ができやすくなり、結果的に心筋梗塞のリスクを高めるのです。米国では“歯周病が心臓を死なせる”という新聞広告があったり、心臓外科医の中には、心臓手術のとき口腔内を見て、患者に重症な歯周病があれば、手術を見送る人もいます」
 57歳のEさんは、医師から怒られるほど歯周病のコントロールができていなかった。しかし医師から心筋梗塞との関係を詳しく説明されたことに、父親を心筋梗塞で亡くしていることも加わり、それまで常だった“酔っぱらってバタンキュー”を改めた。飲み屋ではそこのトイレで磨く、飲む前に一度磨くなどだ。それが功を奏したのか、歯周病は改善された。
 
●糖尿病
 
「歯周病があると、炎症性物質TNFαが多量に分泌されます。これがインスリンの働きを抑制し、血糖コントロールを悪化させ、高血糖状態を招きます。しかし、歯周病の治療を行い炎症が消失すると、TNFαの産生が抑制されますから、インスリン抵抗性もなくなり、血糖コントロールが改善されるのです」
 52歳のIさんは、食生活に注意しているのに血糖値が十分に下がらなかった。歯周病の影響を指摘されてから、デンタルケアに力を入れるようにした。半年後には、血糖値も“合格点”をもらえるほど下がったという。
 
●肺炎
 
「歯周病治療がうまくいっていない人は、口腔内に歯周病菌が大量にいます。これは唾液に含まれ、誤嚥(ごえん)することにより、肺や気道に運ばれやすくなります。ほかの病気や加齢で免疫力が下がっていると、歯周病菌によって肺の炎症、つまり肺炎が引き起こされます」
 1カ月間口腔ケアを熱心にやったグループと、それまで通りのグループを調べた実験で、前者の方が肺炎が少なかった、という結果も出ている。
 
●バージャー病
 
 バージャー病は四肢末梢血管に閉塞と炎症が起こり、皮膚に痛みや潰瘍を起こす病気だ。壊死(えし)すると手足の切断になる。
「歯周病菌は血栓をつくりやすく、内皮細胞に侵入して血管内の炎症を起こす。これがバージャー病発症に関係していると考えられています」
 
 これだけ知っても、歯周病を放っておけますか? あなた!

Comment(0) | Trackback(0)医療・健康関連 ― 最新トピックス ―

2008/10/30 子ども3万3千人保険証なし=世帯主の国保料滞納で−厚労省調査 @nifty.comより転載

子ども3万3千人保険証なし=世帯主の国保料滞納で−厚労省調査
 

 
2008年10月30日(木)17時36分配信 時事通信
 
 厚生労働省は30日、国民健康保険(国保)の保険料を滞納したために保険証に代わる「資格証明書」を交付された世帯が全国で約33万世帯に上り、この中で中学生以下の子どもが約3万3000人いるとの調査結果を発表した。資格証明書では、医療機関の窓口で医療費全額をいったん自己負担しなければならないことから、子どもが必要な医療を受けられなくなる恐れがある。
 同省は児童福祉などの観点から、緊急の場合には短期間有効な保険証を交付するよう、同日付で自治体に通知した。

Comment(0) | Trackback(0)特報!

2008/10/30 水虫退治 (2)塗り薬は足裏全体に YOMIURI ONLINEより転載

水虫退治
 
 
 
(2)塗り薬は足裏全体に
 
2008年10月30日  読売新聞)
 
 
 冬に治った水虫が、夏になってまたかゆくなり再発。水虫は治りにくいというイメージがつきまとうが、「実は大きな誤解」と強調するのは帝京大皮膚科主任教授の渡辺晋一さん。「薬を正しく使えば短期間で完治します」
 治療薬には、市販の塗り薬と医師の処方が必要な飲み薬の2種類がある。症状が足裏だけの場合は塗り薬、ツメの内側にまで水虫菌が繁殖した「爪水虫」では飲み薬での治療が一般的だが、独りよがりの薬の使い方が少なくないという。
 多いのは、汗によるかぶれなどを水虫と思いこみ、水虫の塗り薬を使っているケース。まずは皮膚科専門医を受診して、必ず菌の検査をしてもらう必要がある。専門医でも症状だけでは確定診断できない。
 次に、水虫と診断されたら、薬はかゆいところだけでなく、足裏全体に塗る。症状は皮膚が薄い指の間に出やすいが、菌は足裏全体に広がっているためだ。1、2週間でかゆみは消えても、1か月間ほど塗り続ける。菌が残っていれば、高温多湿の夏に増えて、症状が再発してしまうからだ。
 注意しなくてはならないのは、家族に水虫患者がいる場合。適切に治療しても、家の中では水虫菌が常に床などに落ちている状態なので再感染のリスクは高まる。掃除を徹底させるのも有効だが、家族全員で治療するのが理想だ。「自分が治癒して、身内に患者がいる時は、週1、2回、市販薬を予防的に塗ればいい」と渡辺さんは語る。
 重症の爪水虫などでは、約半年間、薬を飲み続けなければならなかったが、最近では、3か月ほどで治る薬も登場。しかし、性的不能治療薬「バイアグラ」などの薬と一緒に飲むと副作用が増強されるので飲み合わせが禁止となる薬もある。薬は正しく使いたい。
 

Comment(0) | Trackback(0)特集! ― 水虫退治 ―

2008/10/30 お産 助産師と共に 医師と連携 外来健診30分 YOMIURI ONLINEより転載

お産 助産師と共に
 
 
 
医師と連携 外来健診30分
 
2008年10月23日  読売新聞)
 

助産師外来で、受診者の様々な相談に答える谷島さん(左)(東京都の愛育病院で)
 
 東京都港区の愛育病院の診察室で、助産師の谷島空(やじまそら)さん(28)が、妊婦健診に訪れた女性(31)をにこやかに迎え入れた。
 「朝、仕事に行くときにおなかがよく張るようになりました」と女性が言うと、「妊娠が進むと、どんどんおなかは張ってきます。痛みがなく、一休みして元に戻るようなら、問題ないですよ」と谷島さん。女性は安心した表情でうなずいた。
 愛育病院では4年前に、医師が行ってきた妊婦健診を助産師が担う助産師外来を開始した。血圧、体重、検尿、胎児の心拍や位置の確認などの通常の健診のほか、妊娠中の過ごし方、出産や育児の疑問に答える。
 医師の妊婦健診は約5分だが、助産師外来は30分。「小さな疑問でも遠慮なく尋ねられる」と女性は話す。
 当初は、妊娠中の約14回の健診のうち4回分を担当したが、妊婦の評判が良く、今年4月から回数を倍増して妊娠19週から36週までの健診は医師と助産師が交互に当たることになった。
 5年以上の経験がある助産師が、超音波検査などの院内研修を受けた上で外来を担当する。医師と助産師が共通のカルテを使い、助産師外来のカルテは医師が再度チェックする。「少しでもおかしいと思ったらその場で医師に相談します。やり取りの積み重ねも経験になる」と谷島さんは話す。
 同病院では、10年間に産科の受診者が6割増え、助産師外来は医師の負担軽減にも役立った。「手厚いケアを提供できる助産師の良さが健診でも生かせる上に、安全管理面での医師と助産師の連携も深められる」と院長の中林正雄さん。
 厚生労働省によると、今年4月時点で、助産師外来を導入した病院は273施設、正常なお産を助産師だけで扱う「院内助産」を実施する病院は31施設。助産師外来の導入は、各施設が医師と助産師の連携体制を築く試金石になる。愛育病院でも、将来的には助産師外来の成果を院内助産へつなげたい考えだ。
 そのためには妊娠、出産中の異常を責任を持って見極め、医師と協力して緊急事態に対処する能力が助産師に要求される。
 中林さんが担当する厚生労働省研究班では、助産師も参加して、日本産科婦人科学会などが作った産科診療指針の助産師版を作成中だ。妊娠中に必要な検査、異常の検出法、妊婦からよく受ける質問への答え方、お産の管理など具体的な内容が盛り込まれる。「医師と助産師が共通の認識を持って診療に当たるために使ってもらえれば」と話す。
 

Comment(0) | Trackback(0)特集! ― お産 助産師と共に ―

2008/10/30 救急車で医師派遣、病院と消防が連携協定 YOMIURI ONLINEより転載

救急車で医師派遣、病院と消防が連携協定
 
 
2008年10月30日  読売新聞)
 
 救命率の向上を図り、十日町市と津南町の消防署を運営する十日町地域広域事務組合と県立十日町病院が、医師を救急現場に派遣する際の協定を結んだ。11月1日から運用を開始する。医師が乗り込む「ドクターカー」を医療機関に配備するのと違い、消防署配備の救急車の利用を前提にした協定で、全国的にも珍しいという。
 協定では、消防の要請に応じて、十日町病院は業務に支障がない限り医師らを派遣することや、消防本部が医師の輸送を行うことなどを定めた。また、医薬品など診療に伴う経費を同病院が負担することなどを明記した。
 消防は、〈1〉救急現場での処置が必要なケース〈2〉遠距離での救急救命活動――などの場合、病院に医師派遣を要請する。派遣要請自体は一般的に行われているが、協定を結ぶことで、消防と病院双方の出動態勢が整い、費用負担などが明確になるため、「より円滑な医師派遣が可能になる」(十日町地域広域事務組合)という。
 同事務組合は所有する7台の救急車のうち、十日町地域消防本部に配備されている高規格救急車2台を中心に運用する。同病院側は、2月に発足したDMAT(災害医療支援チーム)の人員などから医師や看護師を派遣するほか、救急車に乗り込む要員の育成にも取り組んでいる。
 同事務組合によると、ドクターカーは、県内では新潟市民病院(新潟市)に配備されているのみで、人員や費用などの面から整備が遅れている。高速道路のない十日町地域では、過疎集落に向かうのに片道30分以上かかることが多く、最も遠い津南町の秋山郷には往復1時間半を要する。このため、消防と病院は、既存の救急車を利用した体制の整備に踏み切った。
 十日町地域消防本部の江村久・消防長は「一人でも多くの命を助けるため、今ある医療資源を最大限活用して実現させた。今回の取り組みは、地域の救急救命の高度化に向けた第一歩になる」と期待している。
 

Comment(0) | Trackback(0)医療・健康関連 ― 最新トピックス ―

2008/10/30 X線室メルヘンの世界 小児保健医療センター怖くないよ YOMIURI ONLINEより転載

X線室メルヘンの世界
 
 
 
小児保健医療センター怖くないよ
 
2008年10月30日  読売新聞)
 
エックス線撮影室に完成したカラフルな壁画(守山市の県立小児保健医療センターで)
 
 守山市守山、県立小児保健医療センターのエックス線撮影室の壁面などに、成安造形大(大津市)の学生たちが色鮮やかな絵画「そらとぶにじのまち」を完成させた。
 約30平方メートルある室内の壁に、虹や草原が広がる世界にゾウやパンダなど約30種類の動物が住むという、メルヘンチックな光景を描き出した。天井からつり下げられたエックス線撮影装置にも、気球のキャビンを描いた。
 同室は元々、壁などが真っ白で、エックス線撮影装置が置かれるだけの寂しい空間だった。怖がって泣き出す子どもが多く、苦慮した職員が昨秋、同大に絵の制作を依頼した。
 田中真一郎准教授にイラストレーションを学ぶ10人が、4年の竹村祥平さん(23)のスケッチを基に図柄を決め、5月から、土・日曜日などに同センターに通い、制作した。
 診療放射線技師の中山功さん(47)は「泣く子が目に見えて減った」と満足そう。4年の広瀬達郎さん(21)も「病院は怖いイメージがあるが、少しでもリラックスしてもらえたらうれしい」と話している。
 

Comment(0) | Trackback(0)医療・健康関連 ― 最新トピックス ―

2008/10/29 水虫退治 (1)1日1回、足を洗う YOMIURI ONLINEより転載

水虫退治
 
 
 
(1)1日1回、足を洗う
 
2008年10月29日  読売新聞)
 
 
 「しつこい、治りにくい」というイメージが強い水虫。生活の中のちょっとした工夫で予防や治療も難しくはない。その一端を紹介する。
 水虫は、原因となる白癬菌(水虫菌)が、患者の足のあかと一緒に床などに落ち、これが別の人にくっつくことで感染を広げていく。水虫菌は、あかの中でも少なくとも1か月ほど生き延びる。
 福岡赤十字病院皮膚科部長の古賀哲也さんは「いくら掃除しても、水虫菌との接触を完全にゼロにするのは無理。いかに感染を防ぐかが重要」と指摘する。
 全国の皮膚科医が、水虫治療以外で来院する2万人以上の患者を調べたところ、水虫菌感染者は5人に1人に上った。女性の水虫も急増。温浴施設やスポーツジムのバスマット、居酒屋のサンダルなど不特定多数の人が利用するものに水虫菌はあふれている。
 そこで古賀さんが、まず勧めるのは「1日1回、足を洗うこと」。足に接触した水虫菌が皮膚表面(角質層)に入り込むには、早くても24時間ほどかかる。1日1回、足を洗えば感染は防げるわけだ。洗い方は、足裏のほか足指の間を素手でこする。洗い過ぎは禁物。細かい傷がつくと、逆に水虫菌の侵入を助長する。
 次に、高温多湿の環境を好むカビの仲間である水虫菌を増やさない気配りが必要だ。靴の中で、多い人は1日、コップ1杯の汗をかく。湿気を減らすには〈1〉靴をはいている時間を短くする〈2〉毎日同じ靴をはかない〈3〉足を十分に乾かしてから靴をはく――などの工夫が効果的だ。朝、シャワーを浴びてすぐに靴をはくのは、水虫が増えやすい環境を作るだけ。こうした知識はほとんど知られていない。正しい知識で「脱水虫」生活を楽しみたい。
 

Comment(0) | Trackback(0)特集! ― 水虫退治 ―

2008/10/29 お産 助産師と共に 産科医不足で「院内助産」 YOMIURI ONLINEより転載

お産 助産師と共に
 
 
 
産科医不足で「院内助産」
 
2008年10月22日  読売新聞)
 

助産師の磯原さんから、生まれたばかりの男の子の入浴指導を受ける小舘さん(岩手県の県立釜石病院で)
 
 岩手県釜石市の県立釜石病院。小舘知美さん(26)は4日前に生まれたばかりの男の子を腕にほほ笑んだ。里帰りの出産で、一時、陣痛が遠のいて、無事に生まれるか不安に陥ったが、助産師がつきっきりで励ましてくれた。
 「細かな配慮がありがたかった。家庭的な雰囲気で病院で産んだ感じがしませんでした」と話す。出産時、医師は立ち会っていない。
 同病院は、人口約4万人の釜石市で出産を扱う唯一の施設。昨秋、異動で常勤産婦人科医が不在になった。医師と助産師が相談して、正常な経過をたどるお産は、助産師だけで介助する「院内助産」を始めた。
 帝王切開など難しいお産は、別の病院に回すため、扱うお産の数が4割減った。「時間を気にせず、妊婦さんに寄り添って、女性の産む力を引き出すお産ができるようになりました」と助産師の磯原徳子さん。助産師15人が介助したお産は1年で200件を超え、「満足なお産だった」と経験者から好評だ。
 産婦人科医不足で、助産師の活用に注目が集まっている。正常なお産は助産師が担う同病院の取り組みは、その実践のひとつだ。だが、お産は突然、急変することがある。医師との連携など万一の場合の安全の確保が焦点になる。
 同病院から、車で1時間の県立大船渡病院は、産婦人科医4人が勤務し、「地域周産期母子医療センター」に指定されている。県立釜石病院は、院内助産の実施に当たり、この病院との間で取り決めを作った。
 まず、4人の産婦人科医のうち1人が交代で県立釜石病院に常駐する。正常なお産は地元で受け持ち、事前に帝王切開などが必要と判断された場合は、センターでの出産となる。
 お産の経過中に帝王切開が必要になった場合、時間に余裕があればセンターに搬送し、複数の産婦人科医が手術をする。待ったなしなら、地元に交代でいる1人の産婦人科医が対応。多量出血などの緊急事態には、外科医も応援に入る。赤ちゃんの異常には、昼夜問わず小児科医が駆けつける。
 昨年9月から今年7月までに、分娩(ぶんべん)中にセンターに搬送されたのは14人。3人は県立釜石病院の医師が緊急帝王切開をした。
 2病院に交代で勤務して助産師を支える県立大船渡病院産婦人科(副院長)の小笠原敏浩さんは「院内助産は助産師だけでできるものではない。医師と助産師の綿密な連携があって安全が確保される」と話す。両者の連携による新しい形のお産をリポートする。
 

Comment(0) | Trackback(0)特集! ― お産 助産師と共に ―

2008/10/29 心不全治療のガイドとなる遺伝子検査:称賛と疑問 m3.comより転載

心不全治療のガイドとなる遺伝子検査:称賛と疑問

 

提供:Medscape

循環器系治療は薬理遺伝学の新時代に飛び込むだけの準備ができているか? β遮断薬に反応する可能性が高い心不全患者と低い心不全患者とが区別できるとされる2種類の遺伝子マーカーを組み合わせた検査がFDAの審査に入っている。
Steve Stiles


【10月22日】(オンタリオ州トロント)

 FDAは、現在心不全に勧められていて、臨床の現場で確固たる地位を占めている3種類のβ遮断薬の他に、もう1種類を承認するつもりであることを認めた。しかし今回の扱いは目新しく、もしかすると革新的であるかもしれない。審査対象のbucindolol(ARCA Biopharma社製、コロラド州ブルームフィールド)は、治療反応が特に優れる素因を持つ心不全患者を特定できる「遺伝子検査セット」とともに販売される予定だ。
 その検査は、生存期間が長く、心不全による入院回数が少ないほど反応が強く現われることが、収縮性心不全患者のβ受容体遺伝子型による転帰を調べたランダム化プラセボ対照bucindolol試験[1]の最新分析で示された。
 臨床の現場では、β遮断薬が有効である可能性が高い患者を絞り込み、おそらく便益が得られない患者での使用は避けるためにこの遺伝子検査を利用することが想定されている。
 このFDAによるbucindololと遺伝子検査セットの承認はいわば、薬理遺伝学を単なる研究目的ではなく、実際の治療実践の手法として用いる長らく待望されてきた時代へと、心臓病学を若干不安定ながらも進める推進力になるのかもしれない。
 Dr Alan B Miller(フロリダ大学、ジャクソンヴィル)がheartwireに説明したところによると、β受容体の多型性に基づいてこの種の検査が可能であるというアイデアは久しく前からあった。しかし「bucindololが市販されれば、それが臨床現場で実際に使用する初めての機会になる」と博士は言う。「非常に大きな躍進であり、おそらく将来的には我々のすべてが投薬を受けるようになるだろう。」
 Miller博士が共著者となった今回の分析は、β遮断薬生存評価試験(BEST)の遺伝子下位試験に基づいており、先月の米国心不全学会(HFSA)の2008年科学会議においてDr Christopher M O'Connor(デューク大学、ノースカロライナ州ダラム)が発表した。BESTの主要分析である心不全でのbucindololの効果については、2001年に発表されている[2]。
 「中でも私にとって実に興味深いのは、これがオーダーメイド医療の新時代の先導役になる可能性がある点だ」とDr William T Abraham(オハイオ州立大学、コロンバス)がheartwireに語った。博士は当初のBEST研究者の一人だが、今回の分析の共著者にはなっていない。博士の話によれば、今回の分析は「適した患者に適した治療を行うのに役立つ」生理学的基準、生物マーカー、遺伝子型を特定しようとする大きな取り組みの一環である。
ARCA Biopharma社は、bucindololをGencaroの例で市販しようとしており、FDAは同社によるその商品例をすでに承認している[3]。ARCAはLaboratory Corporation of America社(ノースカロライナ州バーリントン)と共同で遺伝子検査を開発しており、両方が承認されたら遺伝子検査はbucindololとセット販売されることになっている。
 しかし、承認を受ける場合やその他の状況でのbucindololの強度と性状についてはまだ疑問が残されている。
 「心臓病学においてDNA検査と組み合わされる初めての薬剤であり、これを用いることで治療の方向性が決められるだけでなく、安全性の問題も解決されていくはずだ」とO'Connor博士はheartwireに語った。しかしこの検査法はFDAにとって大きな挑戦のひとつでもあり、FDAの医師諮問委員会がbucindololの検討を始めた時にその課題に直面することになる。「検査などしなくても便益が得られるカルベジロールがすでにある中で、適合する場面はあるのだろうか?」
 現行のβ遮断薬を満足して使っている医師に別の薬剤を提示し、しかもそれが特定の遺伝子型の患者にしか使えないとするならば、「医師たちがこれまで達成できていたことよりも優れたことができることを確信させなければならない」とDr Dennis M McNamara(ピッツバーグ大学、ペンシルヴェニア州)が取材に応じて語った。「β遮断薬は忍容性がかなり優れているので、β遮断薬全体に遺伝子検査をつけるのは、押し売りだ。」
 McNamara博士は、「アフリカ系アメリカ人心不全試験(A-HeFT)」の遺伝子下位研究の責任者であり、BESTの主報告において参加研究者として例が挙げられているが、今回の遺伝子型分析の共著者ではない。
 博士が言うには、博士はβ遮断薬全般に適用できるようにbucindolol遺伝子型研究を構成している。「しかし私にとってショックだったのは、ARCAは自社のβ遮断薬の遺伝子ターゲット決定法として進めるべきだった範囲を超えた戦略を、販売戦略としてとらざるをえないことだ。私は実地医家として、そうしなければならない理由の説明を待っているところだ。一部の患者集団にとっては、bucindololはカルベジロールよりも優れているということなのか?私にはそうは思えない。」
 博士はさらに続けて、「この分野にはまだ先があると思っている。この道を進むにはまだ何度か凹凸にぶつかるだろう。」
 BESTの遺伝子型下位試験の対象となった患者1,040例のおよそ半数が、β1コドン389 Arg/Glyに何らかの遺伝子変異があり、α2c322-325が『野生型(WT)』または欠損型(DEL)である収縮性心不全患者である。DEL型のアドレナリン受容体はβ遮断薬にもっともよい臨床反応を示す。
 BEST全体では、NYHAクラス3から4の心不全で、LVEFが35%未満の患者2,708例をランダム化して、ACE阻害薬と利尿薬に加えて、bucindololまたはプラセボを投与した。また、下位試験の被験者からはDNAを前向きに採取した。
 bucindololは主要エンドポイントである全死因死亡率に有意な影響がなかった。その反面、二次エンドポイントであるCV死亡率、HF入院率、死亡率、移植率に対しては有意な便益効果が見られた。
 遺伝子下位試験では、β受容体多型性がアルギニンホモ型(β1 389 Arg/Arg)であり、α受容体遺伝子の2種類の変異(α2c 322-325 WT/WT または DEL)のいずれかである患者はbucindololの投与で全死因死亡、CV死亡、心不全入院のリスクが有意に減少した。BESTの研究グループによれば、この遺伝子型のキャリアはbucindololに対してもっともしっかりとした反応を示すものと考えられる。
 2種類の受容体の遺伝子型が中間的である患者は、CV死亡のリスクのみが40%減少した。
 3番目の遺伝子パターンを持つそれ以外の13%の患者では、エンドポイントに対するbucindololの効果が見られなかった。
 
BEST遺伝子下位試験におけるβ1およびα2c遺伝子型の臨床転帰のハザード比(95%CI)

エンド
ポイント
β1 389 Arg/Arg と α2c 322-325 WT または DEL の組み合わせのキャリア、n = 493
β1 389 Gly キャリア で α2c 322-325 WT/WT、n = 413
β1 389 Gly キャリア で α2c 322-325 DEL キャリア、n = 134
全死因死亡
0.62 (0.39–0.99)a
0.75 (0.48–1.17)
1.04 (0.43–2.54)
CV死亡
0.52 (0.31–0.88)a
0.60 (0.36–0.97)a
1.11 (0.45–2.78)
HF入院
0.56 (0.39–0.82)b
0.77 (0.53–1.13)
0.73 (0.35–1.53)
WT=野生型
DEL=欠損型
a. p<0.05
b. p<0.01

 心不全管理はBESTに患者が登録された以降に大きく変化したと、O'Connor博士は言う。例えば、スピロノラクトンや埋込み可能な除細動器を受けた者はいなかった。「新たな時代になってもこうした事象発生率の低減が達成できるのだろうか?ある程度の進歩はあるとは思うが、大きな進歩があるのかどうかは分からない。」
 しかしbucindololの経験はFDAにとっていくつかの課題を提示している。第一に、心不全の臨床転帰についてbucindololを検証した唯一の大規模ランダム化試験であるBESTが実施されたのは何年も前であり、しかも、調べた遺伝子型のいかんに関わらず主要エンドポイントについては陰性であった。この検査法のbucindololに特化したスクリーニングの意義を正当化するだけの遺伝子型と転帰の関連性に関するデータが十分前向きに集められたのかどうかという疑問もある。
 Abraham博士によれば、BESTの患者はDNAデータベースに前向きに組み入れられており、「アドレナリン受容体多型性の意義の根拠となっている学説は、前向きに唱えられた。この前向き(の遺伝子型)試験はすでに終了している点で、強く主張することもできる。」しかし、遺伝子型?転帰関係はBESTコホートから導かれたものなので、その妥当性を別の集団で前向きに検証する必要がまだあるという反論も可能である。それがFDAでの議論で大きな焦点になる可能性が高いと博士は言う。
 遺伝子型分析の共著者でBEST運営委員でもあるDr JoAnn Lindenfeld(コロラド大学健康科学センター、デンバー)は、bucindololへの反応の可能性を判定もしくは除外するのに用いるβ1受容体とα2c受容体の遺伝子型検査は、まだ前向きに検証されたことがない。しかし、この戦略はBESTに留まらないもっと大きな根拠を持っていると博士はheartwireに説明した。「これらの多型性に関して多量にある動物実験のデータやその他のデータにも基づいている。だから、かなり強い根拠がある。」[4]
 McNamara博士もそれに同意し、「こうした変異が受容体の効率に影響を与えることはとても優れたin vitroデータがある。また、少なくともβ1 389については、動物モデルで優れた in vivo データがある。それらのデータが機能をきちんと証明している。疑問はない。」
 前向きの検証がないのは「よくある不満だ。これまで発表されてきた薬理遺伝学的効果のほとんどが、妥当性の検証待ちである。全部ではないが大部分がそうだ」とMcNamara博士は述べた。
 そうした反論はDr Julie A Johnson(フロリダ大学医学部、ゲインズヴィル)も繰り返している。Johnson博士はBESTの研究者ではないが、フロリダ大学の薬理遺伝学センター長である。「遺伝学では、ある試験でかなりの量の陽性関係があっても、それが再現されることがない。しかし個人的にはこの(BESTの)データは、この試験単独ではなく、そのほかの関連文献すべてをもとに、信じられると思う。」
 β1 389多型性が心不全と高血圧に関係するとした臨床研究がかなり存在すると、Johnson博士はheartwireに語った。「しかもそれらのデータは驚くほど一致しており、基本的にはArg/Arg型がもっともよくβ遮断薬に反応する。」博士によれば、その反応としては、心不全転帰の改善、LVEFの獲得、高血圧症での血圧低下、緑内障患者での眼内圧の低下などがある。
 「したがって、(BEST遺伝子下位試験)の一部は確実だと思う」とJohnson博士は言った。「再現ができておらず、bucindololに固有(の結果)だと思われるのは、α2c 受容体についてだ。この場合には彼らが話す内容は理に適っているが、それを支援するような文献が他にないのだ。」
 McNamara博士はこう言う。「ARCAはいいところに目をつけたと思う。どれかひとつの遺伝子型だけで治療方針決定の要因にはなれないだろう。治療の標的を定めるのに用いる遺伝子情報は、遺伝子型とゲノムスコアの組み合わせということになるだろう。」
 BESTの結果でbucindololのみの申請はできなかったのか、という点が曖昧だと博士は言う。「β遮断薬の標的を定めるのに有用なゲノム信号は明らかに存在する。そのゲノム信号が、β遮断薬のクラスごとに異なっているのかどうかという点がまだはっきりしていない。我々は力強い新世界に入りつつあるが、これは未解決問題だと私は思う。」

 BESTは米国立心臓肺血液研究所と復員軍人省の資金で行われた。活性薬とプラセボは、Incara Pharmaceuticals社が提供した。Abraham博士の開示情報によれば、博士はAmgen社、AstraZeneca社、Impulse Dynamics社、Medtronic社、Novartis社、Pfizer社、Respironics社、St Jude Medical社のコンサルタントであり、Arrow International社、BioEnergy社、Biotronik社、CardioKine社、CardioKinetix社、CardioMEMS社、Edwards Lifesciences社、Inovise社、Medtronic社、Paracor社、St Jude Medical社、Sunshine Heart社の諮問委員を務め、Impulse Dynamics社、Medtronic社、Paracor社、St Jude Medical社から助成金支援を受けており、AstraZeneca社、GlaxoSmithKline社、Medtronic社、Novartis社、Pfizer社、Respironics社、St Jude Medical社から報奨金を受けている。Amgen社、AstraZeneca社、Medtronic社、Novartis社、Pfizer社、Respironics社、St Jude Medical社のスピーカーズビューローを務めている。Johnson博士はβ遮断薬の薬理遺伝学研究に従事しており、ARCA Biopharma社の諮問委員会に参加したことがある。Lindenfeld博士は、Amgen社とSanofi-Aventis社のコンサルタントであり、Cogenesis社、Merck社、SomaLogic社の支援を受け、武田薬品工業から報償金を受けており、CV Therapeutics社の社員である。McNamara博士は、NitroMed社から研究助成金を受けており、同社のスピーカーズビューローに参加している。Miller博士は、Amgen社、CV Therapeutics社、Medtronic社、Merck社から助成金支援を受けており、AstraZeneca社、Bristol-Myers Squibb社、CV Therapeutics社、GlaxoSmithKline社、Novartis社、Sanofi-Aventis社から報償金を受けている。O'Connor博士は、ARCA Biopharma社、GlaxoSmithKline社、Medtronic社、Pfizer社のコンサルタントである。

O'Connor CM, Anand I, Fiuzat M, et al. Additive effects of beta-1 389 Arg/Gly and alpha-2c 322-325 wild-type/del genotype combinations on adjudicated hospitalizations and death in the Beta Blocker Evaluation of Survival Trial (BEST). Heart Failure Society of America 2008 Scientific Meeting; September 22, 2008; Toronto, ON. Abstract 216.
BEST investigators. A trial of the beta-blocker bucindolol in patients with advanced chronic heart failure. N Engl J Med 2001:344:1659–1667. Abstract
ARCA Biopharma. FDA accepts new drug application for bucindolol, a genetically targeted treatment for heart failure from ARCA Biopharma [press release]. September 23, 2008. http://www.arcabiopharma.com/assets/File/
NDA_Accepted_Press _Release_FINAL_FINAL_092308.pdf
で入手可能
Liggett SB, Mialet-Perez J, Thaneemit-Chen S, et al. A polymorphism within a conserved beta1-adrenergic receptor motif alters cardiac function and beta-blocker response in human heart failure. Proc Natl Acad Sci 2006; 103:11288-11293. Abstract

Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape

Comment(0) | Trackback(0)最新医療情報

2008/10/29 麻酔が小児の発達に影響する可能性あり m3.comより転載

麻酔が小児の発達に影響する可能性あり

 

提供:Medscape

乳児期に使用した麻酔が発達障害のリスクを上昇させる可能性があったことを研究は示す
Salynn Boyles


【10月21日】

 初期研究によって、乳幼児期における全身麻酔への曝露と、その後の行動および発達の障害との間に関連の可能性があることが示唆された。
 全身麻酔に曝露された研究対象小児は、曝露されなかった小児と比較して、上記の障害と診断される可能性が約2倍であった。
しかし知見は予備的なものであり、確認されなければならないと、研究共著者でありコロンビア大学の麻酔学・小児科学の教授であるLena S. Sun, MDはWebMDに語っている。
 博士は、結果は慎重に解釈すべきであり、必要な外科的処置を避ける理由と両親がみなすべきではないと、付け加えている。
「それは私が両親に最もしてもらいたくないことである」と博士は述べている。「現時点で最も重要なことは、この疑問に答えるためにさらに研究が必要だということである」。
 
小児期における麻酔への曝露

 これまでのすべての研究は動物実験であった。いくつかのマウスの研究において、一般的に使用される麻酔薬が発達中の脳にとって有毒である可能性があることが明らかになっている。
 同じことがヒトにあてはまるかどうかを調べるために、Sun博士とコロンビア大学医学部の研究者らは、手術中に全身麻酔に曝露されたことがあった625例の小児と、曝露歴のなかった5,000例の小児の診療記録を調査した。
 すべての小児は1999 - 2000年生まれで、全員、ニューヨーク州メディケイドプログラムに登録されていた。全身麻酔に曝露された小児は非複雑性のヘルニアを修復するための手術を受けていた。
 低出生体重および性別を含む、行動および発達の障害に関連する因子について調整した後、全身麻酔への曝露歴のある小児は発達または行動の障害が認められた可能性が、曝露歴のない小児の約2倍であったと、研究者らは結論づけた。
 Sun博士は、米国麻酔科学会の2008年年次総会(フロリダ州オーランド)で21日に知見を発表した。
 博士は、研究対象となったすべての小児は経済的に恵まれていなかったという事実が知見に影響した可能性があると述べている。
 「メディケイドの加入者集団から選択した小児は、他の理由のために、より障害を受けやすかった可能性がある」と、博士は述べている。
 Sun博士らは、幼少時に全身麻酔に曝露された小児を追跡調査して発達過程をその兄弟と比較する新規研究を計画中である。
 「我々の知見は予備的であるが興味をそそる」と博士は述べている。
 小児外科医のCharles Stolar, MDも同じ意見である。
 Stolar博士はコロンビアのMorgan Stanley小児病院の小児外科部長であるが、新たに報告された研究の関係者ではなかった。
 「乳幼児に全身麻酔をかけることが、永続的な影響を及ぼすかどうかは、今はまだわからない」と博士は述べている。「このような研究は、その疑問に答えるのに役立つだろう」。

出典:

米国麻酔科学会年次総会、フロリダ州オーランド、2008年10月18 - 22日

Lena Sun, MD、コロンビア大学医学部(ニューヨーク市)、麻酔科医

Charles Stolar, MD、コロンビア大学メディカルセンター、ニューヨーク長老派教会Morgan Stanley小児病院(ニューヨーク市)、小児外科部長、主任外科医

Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape

Comment(0) | Trackback(0)最新医療情報

2008/10/29 手が温かい人は心も温かい? m3.comより転載

手が温かい人は心も温かい?

 

提供:WebMD

温かいものを持つと大らかな気分になり人を好意的にみるようになる、と研究者ら
Caroline Wilbert
WebMD Medical News

【10月23日】

 多分、「手が冷たい人は心が温かい」という表現はご存じだろう。今や科学技術のおかげで、それが反対であることを証明できる。
 コロラド大学 (ボールダー) 准教授のLawrence Williams, PhDとエール大学心理学教授のJohn A. Bargh, PhDは、温度が感情に与える影響を評価するため、大学生で2つの研究を実施した。その結果、温かいものを持つと実際に他者を好意的に見るようになり、大らかな気分になるらしいことを発見した。
 1つ目の研究の対象者は平均18.5歳の大学生41人であった。試験官は、試験が行われる建物のロビーで各参加者に会った。試験官は、上りのエレベーター内でクリップボードに情報を書き込む間コーヒーカップを持っていてほしい、とさりげなく参加者に頼んだ。参加者はそのコーヒーが実験の一部だとは知らなかった。参加者の半数は温かいコーヒーカップを持たされ、半数はアイスコーヒーのカップを持たされた。
 試験室では、参加者の知らない人についてまとまった情報を言葉で(知的、手際が良い、まじめ、現実的、注意深いなど)聞かせた。次に、参加者はその人の性格を質問紙で評価した。温かいコーヒーを持った人は、アイスコーヒーを持った人より、その架空人物を温かい人だと評価する傾向にあった。
 「我々がある人が温かい人か冷たい人かを質問する場合、どちらにしてもその人の体温は37度である」と論文の共著者であるBargh氏はニュース発表で言う。「このような表現には、温かい、冷たいということが何を意味するのかについての原始的経験が暗に生かされている」。
 2つ目の実験では、参加者53人に温かいまたは冷たい治療用パッドを持たせた。参加者はこの製品を評価することが自分らの役目だと思っていた。「テスト」終了後、報酬を参加者自身がもらうか友人にあげるかを選ばせたところ、温かいパッドを持っていた人は友人に報酬をあげる方を選ぶ傾向にあった。
 「体温は我々が他者をどう見るかだけではなく、我々自身の行動にも影響を与えるようだ」とBargh博士は言う。「体が温かければ他人が温かく見えるだけでなく、自分も寛大で信頼できる温かい人になる」。
 研究の主著者であるWilliams博士は、ニュース発表で「例えば大きな会議で手を伸ばして他の人に触れたり、手をつないだりするといった経験が重要な影響を与える。しかし、我々はそれに気付いていない」と述べた。

warm-hands-warm-heart


(C)2008 WebMD Inc. All rights reserved.

Comment(0) | Trackback(0)最新健康情報

2008/10/29 軽度の睡眠時無呼吸症によって心臓のリスクが上昇する可能性 m3.comより転載

軽度の睡眠時無呼吸症によって心臓のリスクが上昇する可能性

 

提供:WebMD

日中に眠気を感じない睡眠時無呼吸患者であっても心疾患のリスクは高い
Caroline Wilbert
WebMD Medical News

【10月24日】

 睡眠時無呼吸は、たとえ日中に眠気を感じないほどの軽症であっても、心血管系疾患のリスクが上昇する可能性があることが試験で明らかになっている。
 本試験は『American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine』に掲載されたもので、軽度睡眠時無呼吸症の患者と、睡眠時無呼吸がみられない対照群が比較された。軽度睡眠時無呼吸症の患者64例および睡眠時無呼吸がみられない患者15例を対象とした。
 心疾患のリスクを比較するため、研究者らは血管の内側の細胞がどの程度良好に機能しているかを調べる内皮機能と動脈壁の硬化を検査した。内皮機能不全および動脈壁の硬化はアテローム性動脈硬化症(すなわち動脈の硬化)の発症に関係がある。すでに中等度潤オ重度の睡眠時無呼吸症は動脈壁の硬化、内皮細胞機能不全、高血圧の増加との関連が明らかになっている。
 Oxford Centre for Respiratory Medicine(英国)のMalcolm Kohler, MDらは、軽度睡眠時無呼吸症患者では睡眠時無呼吸のみられない対照群よりも内皮機能が不良で、動脈壁の硬化度が高いことを見出した。
 また、研究者らは心血管系疾患リスクを測定するもう1つの方法である血圧も検査した。両群においては同様に血圧測定が行われた。
 「血圧上昇との有意な関連は認められなかったが、本試験の知見から、ごく軽度の症候性OSA(閉塞性睡眠時無呼吸症)患者は、より重度の患者において実証されたのと同様に、心血管系リスクが高いことが示唆される」と研究者らは記述している。
 「日中の意識に影響を及ぼし、他の様式で症状が発現するほどの重度のOSA(閉塞性睡眠時無呼吸症)患者では心血管系疾患のリスクが高いことは既に知られていたが、今回の知見から、より多くの患者がこれまでに考えられていたよりもリスクが高く、患者の一部はOSAが存在していても、そのことにまったく気づいていない」とKohler博士はニュースリリースにおいて述べる。
 Geraldo Lorenzi-Filho MD, PhDは付随する論説において、日中の眠気を訴えるのは睡眠時無呼吸症患者の5人に1人にすぎないと指摘する。「現在、OSAは心血管系に有害である可能性のある一連の生物学的反応(交感神経活動、全身性炎症、酸化ストレス、代謝性変化等)を誘発することが認識されている」とLorenzi-Filho博士は論説において記述している。
 Kohler博士らは、現在、睡眠時無呼吸症患者において持続的気道陽圧(CPAP)療法が動脈壁の硬化および内皮機能に及ぼす影響を検討している。

mild-sleep-apnea-may-up-heart-risk


(C)2008 WebMD Inc. All rights reserved.

Comment(0) | Trackback(0)最新医療情報

2008/10/29 超多剤耐性結核、無敵の菌に効く化合物 微生物化学研が開発に成功 m3.comより転載

超多剤耐性結核、無敵の菌に効く化合物 微生物化学研が開発に成功
 
 

記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年10月29日】

超多剤耐性結核:無敵の菌に効く化合物、微生物化学研が開発に成功

 4種類以上の抗生物質が効かない超多剤耐性結核菌に効果のある化合物を、財団法人微生物化学研究会(東京都品川区)などが開発した。2012年の臨床試験開始を目指す。薬ができれば非営利で普及させるという。
 超多剤耐性結核は世界約50カ国で確認され、毎年5万人近くが発病しているとされる。国内では02年、3122人の結核患者のうち17人からこの菌が検出されている。
 同研究会は抗結核薬「カプラザマイシン」から、より活性を高めた化合物「CPZEN-45」を作った。10種類の治療薬に耐性がある結核菌に感染させたマウスに投与したところ、何も与えなかったマウスに比べて、菌が100分の1に減少、副作用も確認できなかったという。
 同研究会の赤松穣・微生物化学研究センター長(生化学)は「より耐性菌が出にくいように、複数の治療薬を組み合わせる投与法も考えたい」と話している。【関東晋慈】

Comment(0) | Trackback(0)医療・健康関連 ― 最新トピックス ―

2008/10/29 小豆島で帯状疱疹を追跡 予防法に期待、1万人参加 m3.comより転載

小豆島で帯状疱疹を追跡 予防法に期待、1万人参加
 
 

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年10月29日】

 瀬戸内海の小豆島(香川県)で10月から、住民1万2000人を対象にした「帯状疱疹(ほうしん)」の大規模な疫学調査が始まった。3年間かけて免疫力など個人の体質と発症の関係を探る狙い。世界でも例のない試みで、高齢化で患者増加が懸念されるなか、発症メカニズム解明や予防法の確立につながると期待される。
 帯状疱疹は水ぼうそうが治った後、体内に潜伏していたウイルスが再び活性化して起きるヘルペスの一種。帯状にできる赤い発疹で神経が傷つけられ、重症になるといつまでも痛みが残る。加齢による免疫低下やストレスが引き金とされるが、詳しい発症メカニズムは不明で予防法もまだないという。
 調査は「小豆島帯状疱疹疫学研究プロジェクト」。独立行政法人医薬基盤研究所や大阪大を中心に、地元の医師会や自治会が協力する。
 同意を得た50歳以上の男女1万2000人に月1回、電話で発疹や痛みの有無などを聞き取り。うち約8000人は血液検査などであらかじめ免疫機能の強さなどを調べ、その後の発症と体質の関係、発症率などを分析する。
 小豆島はほかの地域との住民の出入りが少ないため、長期の追跡調査がしやすいのが利点。阪大微生物病研究会観音寺研究所の奥野良信(おくの・よしのぶ)所長は「治療に役立つ精度の高いデータが集まるだろう」と話している。

Comment(0) | Trackback(0)医療・健康関連 ― 最新トピックス ―

2008/10/29 兵庫・姫路市立香呂南小でインフルエンザによる学級閉鎖 市内で今年度初 m3.comより転載

兵庫・姫路市立香呂南小でインフルエンザによる学級閉鎖 市内で今年度初
 
 

記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年10月29日】

インフルエンザ:姫路市立香呂南小で学級閉鎖 市内で今年度初 /兵庫

 姫路市は28日、市立香呂南小の1年の1学級を29日から2日間、インフルエンザにより学級閉鎖すると発表した。29人中11人が欠席し、うち3人がインフルエンザと診断されたという。市内でインフルエンザによる学級閉鎖は今年度初めて。【久野洋】
〔播磨・姫路版〕

Comment(0) | Trackback(0)インフルエンザ関連 ― 最新情報 ―

2008/10/29 インフルエンザで今季初の学級閉鎖 仙台・長町南小 m3.comより転載

インフルエンザで今季初の学級閉鎖 仙台・長町南小
 
 

記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年10月29日】

インフルエンザ:今季初の学級閉鎖??仙台・長町南小 /宮城

 仙台市太白区の市立長町南小でインフルエンザのため児童の欠席が相次ぎ、3年生1クラスが29日から3日間の予定で学級閉鎖となった。インフルエンザによる学級閉鎖措置は仙台市の市立小中学校で今秋初めて。
 市教委健康教育課によると、28日は同小の児童736人のうち24人がインフルエンザや同様の症状で欠席。学級閉鎖が決まった3年2組は40人中14人が欠席していた。
 昨年12月から今年3月までの昨季は、市立小延べ40校で学級閉鎖、延べ11校で学年閉鎖の措置が取られた。【鈴木一也】

Comment(0) | Trackback(0)インフルエンザ関連 ― 最新情報 ―

2008/10/29 肝細胞がん患者が激減、ウイルス感染の予防対策が効果 YOMIURI ONLINEより転載

肝細胞がん患者が激減、ウイルス感染の予防対策が効果
 
 
2008年10月29日03時01分  読売新聞)
 
 C型肝炎ウイルス(HCV)感染が主な原因の「肝細胞がん」を多く発症する60歳代で、この種のがんと診断される人が過去10年で激減していることが、愛知県がんセンター研究所疫学・予防部の田中英夫部長らの調査でわかった。
 感染後20〜30年かけて発症する肝細胞がん患者の激減は、ウイルス感染の予防対策が効果を上げたことを示すもので、世界的に珍しい。名古屋市で開催中の日本癌学会で29日、発表する。
 肝臓がんの95%を占める肝細胞がんの75%は、血液を介して感染するHCVが原因。田中部長らは、大阪府のがん患者の統計資料などから、HCVが原因の肝細胞がん患者数の推移を分析。60歳代の男性は、人口10万人当たり255人だった90年代初頭のピーク時に比べ、2003年には92人まで激減していた。
 HCV感染者が少ない50歳代でも、83人から26人に減っていた。全国の人口動態死亡統計でも、肝臓がんで亡くなる人は60歳代でピーク時の4割〜5割にまで減少している。田中部長は、全国的なHCV感染の低下が、がんによる死亡を低く抑えているとみている。
 国内では、70年代に医療用注射器や注射針の使い捨てが始まり、ウイルスが特定された89年以降は献血時の検査も強化された。こうした対策が、60歳代の感染を減らしたと考えられる。
 また、02年に健康診断での肝炎検査が始まった。今年4月には、C型肝炎ウイルス感染に有効な治療の治療費助成制度が導入され、今後、さらに肝臓がんを減らせる可能性がある。
 

Comment(0) | Trackback(0)メタボリックシンドローム関連 ― 最新情報 ―

2008/10/29 男子禁制ネットカフェ、大阪に登場 美顔器や健康器具も asahi.comより転載

男子禁制ネットカフェ、大阪に登場 美顔器や健康器具も
 
 
 
2008年10月28日 朝日新聞
 
写真
リラクゼーションルームが設置された女性専用のネットカフェ=大阪市中央区、高橋一徳撮影
 
 大阪・ミナミの商業ビルにこの秋、女性専用のネットカフェがオープンした。骨盤矯正マシンやスチーム式美顔器などを備え、基本料金を払えば無料で使える。従業員も女性が中心。男子禁制の「女性の園」だ。
 大阪市中央区西心斎橋2丁目の「リラクゼーション・カフェ・スイート」(06・6167・4621)。白と木目を基調にした220平方メートルの店内に、肌の乾燥を防ぐ加湿機能付きの空気清浄器を4台設け、パソコンが使える個室型スペースには、手鏡や観葉植物を用意した。1万冊の漫画の6割が少女コミックだ。
 最大の特徴は美容・健康器具7台を集めたリラクゼーションルーム。足先からふくらはぎまで蒸気で温める足浴器や、便秘や冷え性に効果があるとされる骨盤矯正マシンが並ぶ。化粧台も7席あり、ドライヤーや巻き髪用のヘアアイロンも自由に使える。
 24時間営業で、料金は初めの30分が280円。以降10分ごとに80円が追加される。6時間で2200円のコースもある。運営するのは市内の旅行会社。井原恵利加店長(26)は「男性客が多くて、なかなか利用できない女性がターゲット。明るく清潔な癒やし空間をめざします」。
 日本複合カフェ協会(東京)によると、ネットカフェは4月現在、約2900店でここ数年は横ばい傾向。利用客の7割以上が男性で、ホテル代わりに寝泊まりする「ネットカフェ難民」の存在もクローズアップされている。このため、既存店でもイメージを一新し、女性客の取り込みを図る動きが出ている。(高島靖賢)
 

Comment(0) | Trackback(0)医療・健康関連 ― 最新トピックス ―

2008/10/29 都市部の人は「よく歩き、肥満も少ない」 食育白書 asahi.comより転載

都市部の人は「よく歩き、肥満も少ない」 食育白書
 
 
 
2008年10月28日 朝日新聞
 
 都市部の人は、よく歩き、肥満の割合が低く、地方は肥満の人が目立つ――。こんな傾向が、政府が28日に閣議決定した08年版食育白書で分かった。1日の歩行数を都道府県別で見ると、2千歩以上の開きがあった。
 1日の歩行数は全国平均で成人男性7525.5歩、成人女性6662.6歩。都道府県別で多い順に、男性が(1)神奈川8371.5歩(2)兵庫8281.2歩(3)東京8237.8歩。女性は(1)高知7777.5歩(2)兵庫7499.8歩(3)神奈川7371.4歩。
 歩行数が少ない順に、男性が(1)高知6173.1歩(2)山形6207.2歩(3)徳島6217.7歩。女性は(1)山形5214.8歩(2)和歌山5842.4歩(3)岩手6005.7歩。内閣府は「地方は車の利用が多いからでは」と分析する。女性で高知が最も歩行数が多いが、高知県健康づくり課は「階段を使うなど健康づくりを推進しているが、理由は分かりません」という。
 肥満の人の割合は全国平均が男性(20〜69歳)29.3%、女性(40〜69歳)26.6%。歩行数が多いところは平均を下回り、歩行数が少ないところは上回る傾向が見られる。
 子どもが「朝食を食べない」割合は、07、08年度とも小学6年生0.8%、中学3年生2.3%で、改善がみられなかった。一方、「毎日食べる」割合は、08年度は小学6年生87.1%、中学3年生81.2%で、それぞれ前年度比0.8ポイント、0.6ポイント増加した。
 

Comment(0) | Trackback(0)メタボリックシンドローム関連 ― 最新情報 ―

2008/10/28 「延命治療望まない」が大幅増 厚労省調べ @nifty.comより転載

「延命治療望まない」が大幅増 厚労省調べ
 
 
 
2008年10月28日(火)15時46分配信 J-CASTニュース
 
   厚生労働省が2008年10月27日に公表した終末期医療に関する意識調査によると、延命治療を望まない人の割合が大幅に伸びていることがわかった。
   一般国民で「延命治療を望まない」と答えたのは37%で、03年の前回調査を16ポイント上回った。医師・看護師で「望まない」と答えたのは、それぞれ52%、54%で、一般国民を大きく上回った。調査は08年3月、一般国民5000人と医師・看護師ら9000人を対象に行われ、回収率は46%だった。

Comment(0) | Trackback(0)医療・健康関連 ― 最新トピックス ―

2008/10/28 <雑記帳>調理中の脳はどう動く 仙台市などで実験 @nifty.comより転載

<雑記帳>調理中の脳はどう動く 仙台市などで実験
 
 
 
2008年10月28日(火)18時25分配信 毎日新聞
 
記事画像
火育クッキングコミュニケーション実験で、頭に近赤外線装置を付け、七輪の火でサンマを焼く親子=仙台市泉区で、手塚耕一郎撮影
 
 
 調理中に人の脳がどのように動いているかを調べる実験が、仙台市などで行われている。「脳トレ」の提唱者、川島隆太・東北大教授と大阪ガスの共同研究で、両者が進める体験教室「火育」の一環だ。

 魚を焼く子供の脳の血流を近赤外線を使い計測。火を扱う時は意思疎通などをつかさどる部分が活発化し「火を使うと人間らしい脳が育つ」との仮説の証明に近付いているという。

 参加した同市の小学4年、岡部真和(さわ)さん(10)が実験を終えると、母文華(ふみか)さん(36)は笑顔で一言。「火を使って脳が育つなら、家でもたくさん料理のお手伝いしてもらおうかな」【青木純】

Comment(0) | Trackback(0)医療・健康関連 ― 最新トピックス ―

2008/10/28 糖尿病講座:(14)糖尿病の治療(総論) 毎日jpより転載

糖尿病講座:(14)糖尿病の治療(総論)
 
 
 
2008年10月28日 毎日らいふ
 
 糖尿病は、病気が進行してさまざまな合併症(高血糖による「多尿・口渇・多飲」、眼底出血による「視力低下」、糖尿病性神経症による「手足のしびれ」など)を来さない限り、自覚症状はほとんどなく、日常生活への支障をあまり感じません。それでは、なぜ、症状がないのに「治療」をしなければならないのでしょうか。
 糖尿病治療の目標は、「今現在、困っている症状を治すこと(例えば、風邪を引いたときに熱を下げる、など)」ではなく、「『健康な人と変わらない日常生活の質(QOL)を維持』し、かつ『健康な人と変わらない寿命を確保』すること」なのです。
 また、糖尿病は「治る」病気ではなく、「糖尿病による合併症を起こさないようにコントロールしながら一生つき合っていく」病気です。「治療」により血糖値を正常化しても、糖尿病が完全に消えてしまうわけではありませんが、血糖値や他の危険因子を適正値に保つことによって、重篤な合併症の発症を予防でき、「糖尿病でない人」と同様に充実した一生を送ることができるのです。
 それでは、「治療の目標」としては、どの程度の血糖コントロールを目指せばよいのでしょうか。細小血管症(糖尿病三大合併症である、網膜症・腎症・神経障害)の発症予防や進展の抑制のためには、HbA1c(過去1、2か月間の血糖コントロール状態の指標となる数値)を6.5%未満に保つことが重要なことが分かっています。ただし、個々の患者さんの年齢や合併症に応じて、「7%未満」や「5.8%未満」のように、目標を個別に設定する必要があります(普A2)。
 
 
 
 治療法には、次のものがあります。
(1)食事療法、(2)運動療法、(3)薬物療法(内服薬、インスリン自己注射)
 基本は食事療法と運動療法です。これらを2?3か月続けてもなお、目標の血糖コントロールを達成できない場合には、薬物療法が開始されます。
 食事療法の基本は、適切なエネルギー制限と、糖質・脂質・蛋白などを適切な配分で摂ること、食事の時間を規則的にすることです。糖尿病の患者さんによく見られる問題としては、外食や甘い物の間食、アルコールの大量摂取などにより、エネルギーが過剰となってしまうことがあります。
 運動療法は、インスリンの効きを良くすることで血糖を改善する効果があります。また、食事だけではなかなか減りにくい内臓脂肪を減らす効果があります。効果的な運動療法は、有酸素運動を中心に、1回20分以上、週に3回以上行うことですが、合併症の状態によっては運動療法が禁止または制限される患者さんもいますので、主治医に確認してから始めるようにしてください。
 上述のように、食事や運動療法を行っても十分なコントロールが得られない場合、薬物療法が開始されます。通常、まずは内服薬から始めます。内服薬には、作用機序の違いにより数種類があり、個々の患者さんに合った薬が選択されます。内服薬だけでは十分なコントロールが得られない場合や、インスリンの分泌が高度に低下している場合などは、インスリン注射による治療が必要になります(図)。
 
 
藤城 緑(東京大学附属病院糖尿病・代謝内科助教)
 
 
◇企画・監修:門脇孝(東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授)
 
 1978年東京大学医学部卒業。86年から90年まで米国立衛生研究所(NIH)糖尿病部門へ留学。01年東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科助教授、03年現職。05年より東京大学医学部附属病院副院長。糖尿病の成因と分子機構に関する研究で、上原賞、日本医師会医学賞、日本糖尿病学会賞、ベルツ賞など受賞多数。糖尿病治療の第一人者としても知られる。日本糖尿病学会常務理事、日本肥満学会理事。第51回日本糖尿病学会会長(08年5月22〜24日 東京国際フォーラム)を務める。

Comment(0) | Trackback(0)特集! ― 糖尿病講座 ―

2008/10/28 医療ナビ:下肢静脈瘤 症状と予防法は 毎日jpより転載

医療ナビ:下肢静脈瘤 症状と予防法は
 
 
 
 
2008年10月28日 毎日新聞 東京朝刊
 
 ◆下肢静脈瘤 症状と予防法は
 
 ◇長時間、同じ姿勢避けて−−足の血流悪くなり、血管がこぶ状に
 
 ◇完治には患部切除を
 
 茨城県つくば市の江上八千代さん(71)は今年、下肢静脈瘤(りゅう)の手術を受けた。ふくらはぎの内側の静脈がこぶのようにボコボコと膨れあがっていた。
 「手術後、足のむくみがなくなった。冷え性のため、暖かくなってもしばらく冬物が手放せなかったが、汗をかくようになった。これも病気のせいだったんですね」と笑顔で話す。
 江上さんが左足の異変に気づいたのは20年以上前の40代。当時は営業の仕事をしていて、一日中立っていることが多かった。スカートをはくと、同僚から「左のふくらはぎの方が太いね」と言われたこともあった。だが、仕事が忙しく、痛みもなかったことからそのまま時が過ぎた。
 手術を決意したのは2年前、自転車で交通事故に遭い、筑波記念病院(つくば市)に入院したことがきっかけだった。以前から気になっていた左足について相談した。
 
 ■立ち仕事に多く
 
 血液は心臓から動脈を通って臓器などに送り出され、皮膚や筋肉などを通って静脈に流れる。心臓がポンプの役割を果たすため、心臓より上にある臓器に向かう動脈内の血液は重力に逆らって上昇することができる。
 一方、心臓のポンプ作用が働かない静脈内でも下肢などの静脈を走る血液は重力に逆らって心臓に戻っている。それは、ふくらはぎの筋肉が収縮するたびに、静脈が圧迫され、血液が上へ押し上げられるためだ。静脈内には「弁」があり、血液が逆戻りしない仕組みになっている。この弁がきちんと閉じなくなり、血液が逆流し、足の下の方に血液がたまることで起こるのが下肢静脈瘤だ。
 筑波記念病院の末松義弘心臓血管外科部長によると、この病気は調理師や美容師、教師など長時間立ち仕事をする人に多い。特に足の筋肉を使わない、棒立ちの状態が下肢に負担がかかり、なりやすい。妊娠をきっかけに発症する女性も多く、患者の7〜8割が女性という。
 症状は体がだるい、重いと感じる人が大半。むくみやかゆみがある人もいる。こぶのように浮き出た血管は見た目も良くない。だが、「命には別条がないから」と、江上さんのように気になってもそのままにしている人が少なくないという。
 
 ■適度な圧迫有効
 
 治療の第一歩は、医療用ストッキングをはき適度な圧力を与えることで、下肢に余分な血液がたまることを防ぐことから始まる。さらに、静脈瘤に直接、硬化剤を注入し静脈の内膜を損傷させ、弾性ストッキングで圧迫する「硬化療法」がある。
 だが、圧迫する療法は進行を防ぐだけで、硬化療法は再発の可能性が高い。完治させたいと思った江上さんは手術を受けることにした。逆流を起こしていた、太ももの付け根から膝(ひざ)下までの静脈を抜き取る「ストリッピング」という手術と、膝下の主に浮き出てこぶのようになっている静脈を数カ所、切除した。悪くなった血管を取り除いたりふさいだりしても、迂回(うかい)する静脈があるので問題はない。血行を悪くしている血管を治療するため、体に害はないという。
 交通事故の後だったため、大事をとって3泊4日入院し、自己負担は、医療費1割と食事と入院費含めて2万3000円だった。
 ほかに、レーザーを照射して血管内壁を焼き血管をふさぐ「レーザー治療」もある。体への負担は少ないが、保険が適用されないため、片足の治療に約30万〜40万円かかる。
 予防は長時間の立ちっぱなしや座り続けることを避けること。末松部長は「立ち仕事中も、ときどき足踏みしたり歩き回ったりしてほしい。クッションなどを利用し足を高くして寝ることも有効」と助言する。【足立旬子】

Comment(0) | Trackback(0)特集!

2008/10/28 今年茨城県内2人目の日本脳炎確認 m3.comより転載

今年茨城県内2人目の日本脳炎確認
 
 

記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年10月28日】

ニュースBOX:今年県内2人目の日本脳炎確認 /茨城

 県は27日、竜ケ崎保健所管内の50代の会社員男性が日本脳炎を発症したと発表した。県内では今年に入って2人目。保健予防課によると、男性は9月上旬に発熱、意識障害などを訴えて入院し、今月23日に日本脳炎と診断された。現在も入院中だが快方に向かっているという。日本脳炎ウイルスは特定の蚊が媒介し、人から人には感染しない。県は防虫薬の使用や水たまりの除去など蚊に刺されないよう注意を呼びかけている。

Comment(0) | Trackback(0)特報!

2008/10/28 札幌の病院で7人結核感染 m3.comより転載

札幌の病院で7人結核感染
 
 

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年10月28日】

 札幌市保健所は27日、同市内の病院で入院患者や看護師ら7人が結核に感染し、うち入院患者3人が発病したと発表した。拡大の恐れはないという。
 保健所によると、感染したのは20?50代の男女。昨年7月、入院患者のうち1人が結核と判明し、接触のあった159人を検査して7人の感染が分かった。発病した3人は快方に向かっているという。

Comment(0) | Trackback(0)特報!

2008/10/28 「やめたい」葛藤1年半 結婚も決まり笑み 新薬が効果、禁煙外来 「ニッポンの現場-記者がゆく」 m3.comより転載

「やめたい」葛藤1年半 結婚も決まり笑み 新薬が効果、禁煙外来 「ニッポンの現場-記者がゆく」
 
 

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年10月28日】

 公共の場で禁煙が進み、歩きたばこも違反金の時代。厚生労働省の調査では、喫煙者のうち女性は3人に1人、男性は4人に1人が「やめたい」と考える。それでもやめられない人向けに「禁煙外来」を設ける病院が増え、全国で7000を超す。禁煙の最前線を訪ねると、新薬も開発され、効果を挙げていた。
 「喫煙者の半分はたばこが原因で早死にするといわれてます」
 年間100人が受診する大阪府豊中市の「薗はじめクリニック」。1時間半のカウンセリングは衝撃的な言葉で始まった。薗はじめ院長から「どんなの吸ってるの」と聞かれ、「軽い」と思っているたばこを見せる。「軽いのでも体への影響は大差ない。喫煙にはきちんとした治療が必要」。熱く語る説明に納得。何枚ものうろこが目から落ちた。以来3カ月、何とか吸わずにすんでいる。
 「熱狂的阪神タイガースファン」という豊中市の会社員斉藤久美子(さいとう・くみこ)さん(32)の喫煙歴は十数年。1日1箱、多い時で2箱。薄い化粧にTシャツ、スカート姿の斉藤さんは「映画やライブの途中も抜け出して吸った」と振り返った。
 「やめてほしい」。禁煙のきっかけは付き合って2年の彼氏のひと言だった。出産への影響も頭をよぎった。
 「やめる、やめる」。軽く応じた。でも、やめられなかった。車で出掛ける時は、何度も「トイレに行きたい」と止めてもらい、隠れて吸った。「やめなきゃ」という思い。吸い続ける現実。1年半、葛藤(かっとう)した。
 そんな時、禁煙した友達に勧められて、6月、意を決し「最後のとりで」と考えてクリニックを訪れた。問診でニコチンの依存度を調べ、カウンセリングを受ける。健康への悪影響や、やめられない医学的理由を聞き、飲み薬の治療を選んだ。
 以前は、ほおと歯茎の間に挟んで粘膜からニコチンを摂取するガムや、シールを張り皮膚からニコチンを摂取するパッチが主流だったが、ニコチンを含まないのに、吸いたい衝動を抑えられる飲み薬が開発され、非常に効果を挙げていた。
 初診の最後、薗院長がにっこりほほ笑んだ。「やめられるまで付き合いますから」。迷いが吹き飛び、一歩目を踏み出す勇気をもらった。
 飲み薬による治療は、薬の摂取量を増やすため、最初の1週間は準備期間としてたばこを吸いつつ薬を飲む。この1週間が「一番しんどかった」。「本当にやめられるんだろうか」。何度も不安に襲われた。
 そして7月1日、禁煙開始。彼氏から毎朝「頑張れ」とメールが届いた。くじけそうな時は院長の顔を思い出し、大好きなタイガースの応援歌で自らを励ました。
 禁煙日記も力をくれた。「どうなるかドキドキする」「禁煙開始、今のところ大丈夫」。不安に押しつぶされそうになっていた時を思い出し、自分を奮い立たせた。
 もちろん、つらさはあった。でも努力や苦労とは感じなかった。「葛藤していた時の方がよっぽどきつかったから」
 10月、規定の5回の受診を終えた。たばこは一切口にしていない。肌が柔らかくなり、口臭も気にならなくなった。
 「彼氏と海に行った時も『トイレはええん』って聞かれた。ライブも最後まで見続けることができた」と満面の笑み。「たばこが障害になっている部分があった」という結婚も決まった。
 「すべてから解放された気分。禁煙って怖くないやん」

▽禁煙外来

 禁煙外来 たばこをやめたい人向けの専門外来。精神面の支援やニコチンガム、ニコチンパッチ、ニコチンを含まない飲み薬などを使って治療する。禁煙への費用は健康保険対象外で患者の全額負担だったが、2006年4月から、ニコチン依存度などの基準を満たす患者には保険適用が認められた。厚生労働省の検証調査では、規定の5回を受診した場合の禁煙継続率が、途中でやめた人より高く、効果が認められた。

Comment(0) | Trackback(0)煙草と健康被害関連 ― 最新情報 ―

2008/10/28 鎌倉時代に骨粗しょう症 高齢女性、長生きの証拠 文化財企画「先人たちのカルテ」「病とともに」 m3.comより転載

鎌倉時代に骨粗しょう症 高齢女性、長生きの証拠 文化財企画「先人たちのカルテ」「病とともに」
 
 

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年10月28日】

 高齢社会の到来とともに話題になっている骨粗しょう症。骨の中のカルシウムが血液中に溶け出して骨の密度が低下し、もろくなる病気だ。和歌山市の西庄(にしのしょう)遺跡で出土した鎌倉時代ごろの人骨のうち、高齢女性3人の骨にも典型的な症状が見つかっている。
 鑑定した大阪市立大の安部(あべ)みき子助教(人類学)は、3人はいずれも熟年から老年と推測。うち1人は胸付近にある背骨一つ一つが薄くなり、体の重みで骨同士がくっつく「圧迫骨折」を起こしていた。
 圧迫骨折になると、姿勢が次第に前かがみになり、肺や心臓がある胸腔(きょうくう)が狭くなるため、胸焼けなどを起こしやすいという。
 女性は閉経後、ホルモンのエストロゲンが減少。カルシウム吸収を促進するビタミンDも不足し、男性よりも骨粗しょう症になる可能性が高い。現代ならビタミン剤やカルシウムを取り込みやすい牛乳を飲むという予防法もある。
 鎌倉時代の骨粗しょう症の女性は腕や脚の骨も健常者と比べ、非常に薄くなっており、いつ骨折してもおかしくないほどだった。
 「当時は年をとれば腰が曲がるのは当たり前とされていたはず」と安部助教。「現在の平均寿命から考えると、症状が出る前に亡くなる人が多かったとみられ、骨粗しょう症はむしろ長生きの証拠」と教えてくれた。
 遺跡は古墳時代から製塩や漁業で栄えた集落。発掘した和歌山県文化財センターの冨加見泰彦(ふかみ・やすひこ)専門員は「男女計11体が出土し、高齢女性の墓には入手しにくい中国製の白磁などの焼き物を副葬していた。手厚く葬られており、身分が低いとは思えない」と話す。
 安部助教によると、全国でほかに骨粗しょう症の人骨出土例はないという。冨加見専門員は「埋葬場所が砂地だったので密封され、もろくなった骨も運良く残ったのだろう」と推測している。

Comment(0) | Trackback(0)コーヒーブレイク

2008/10/28 2型糖尿病患者における高血糖の管理に関するガイドラインが発表される m3.comより転載

2型糖尿病患者における高血糖の管理に関するガイドラインが発表される

 

提供:Medscape

米国糖尿病協会と欧州糖尿病学会は利用可能な新しいクラスの薬剤に注目したコンセンサス文書の改訂を行った
Laurie Barclay


【10月22日】

 米国糖尿病協会(American Diabetes Association;ADA)と欧州糖尿病学会(European Association for the Study of Diabetes;EASD)は、2型糖尿病患者における高血糖の管理に関するコンセンサス文書の改訂を発表した。患者が利用可能な新しいクラスの薬剤に注目した改訂勧告は、10月22日の『Diabetes Care』Online First issueおよび『Diabetologia』10月22日号に同時に公表されている。また同記事は『Diabetes Care』11月号にも掲載される予定である。
 「2型糖尿病の蔓延と、特定の血糖目標値の達成によって合併症を大幅に減少させることができるという認識から、高血糖症の効果的な治療が最優先されるようになっている」とマサチューセッツ総合病院糖尿病センター(ボストン)のDavid M. Nathan, MDらは記述している。「従来、2型糖尿病に関連した特徴的な代謝異常である高血糖症の管理は、糖尿病の治療において中心的な役割を果たしていたが、脂質異常症、高血圧症、血液凝固亢進、肥満、インスリン抵抗性といった他の併存する特性も研究および治療の主眼点であった。1型糖尿病では、血糖値を可能な限り非糖尿病範囲に近い値に維持することは、糖尿病に特有の細小血管合併症(網膜症、腎症、神経障害等)に対し、強力な有益作用があることが実証されている。2型糖尿病では、より集中的な治療戦略によって同様に細小血管合併症が減少することが実証されている」
 新しいガイドラインでは、2006年8月に公表された2型糖尿病の医学的管理についてのコンセンサスアルゴリズムが改訂されている。当時、著者らは、アルゴリズムをあまりにも頻繁に、もしくは正当な理由なく変更するリスクを認識しながらも、新しい介入法とその使用の妥当性を裏付ける新しいエビデンスが得られた後に、アルゴリズムを改訂する必要があることを認識していた。
 アルゴリズム開発に用いられた原則とその主な特徴は、最新版でも引き継がれている。コンセンサスアルゴリズムの2008年1月の改訂では、チアゾリジンジオン系薬剤を取り巻く安全性の問題について具体的に言及されたが、今回の改訂では新しいクラスの薬剤に注目されている。これらの薬剤は、現在、より多くの臨床データと広範に及ぶ使用経験が得られている。
 「個々の薬剤は、血糖降下作用およびその他の特性に基づいて選択すべきである」と本文書の著者らは記述している。「しかし、第2の血糖降下薬を追加する場合、特定の併用の相乗効果やその他の相互作用を考慮すべきである。一般的には、作用機序が異なる血糖降下薬血糖薬の併用は最大の相乗効果を発揮する。インスリンとメトホルミンの併用は、体重増加を抑制すると同時に血糖を降下する特に効果的な方法である」
 コンセンサス文書で提案されている具体的な管理の原則は以下の通り:
  • 2型糖尿病において重要な治療目標は、ほぼ正常な血糖値(ヘモグロビンA1c値<7.0%)の達成と維持である。
  • 2型糖尿病の初期治療には、ライフスタイルへの介入とメトホルミンの使用を含めるべきである。
  • 上記の一次療法により目標血糖値が達成または維持されない場合、他の薬剤を速やかに追加し、新しい薬物療法を開始すべきである。
  • 上記の薬物療法により目標値を達成できない患者では、インスリン療法の早期の導入を検討すべきである。

 大部分の2型糖尿病患者では、血糖目標値を達成する上で、最も定評があり、最も効果的で、最も費用対効果の高い方法であるため、十分に妥当性が確認されたコア療法からなる第1段階のアルゴリズムが推奨される。
 ステップ1は、その血糖に対する効果、体重増加または低血糖作用の欠如、良好な忍容性プロファイル、比較的安価であることから、ライフスタイルへの介入とメトホルミンの使用である。ライフスタイルの改変は、血糖値、血圧、脂質値の改善と、体重減少の促進、あるいは最低でも体重増加の防止を目的とすべきである。メトホルミン用量は、忍容性に応じて、1潤オ2ヵ月で最大有効量に増量すべきである。
 ステップ2は、ステップ1の開始から2潤オ3ヵ月以内、もしくは目標ヘモグロビンA1c値が達成されない場合に随時、もしくはメトホルミンが禁忌であるか、忍容性が不良な場合に、さらにもう1種類の薬剤(インスリンまたはスルホニル尿素系剤)を追加することである。ヘモグロビンA1c値が8.5%以上または高血糖に二次的な症状がある患者の場合、インスリン(通常は基礎(中間または長時間作用型)インスリン)が好ましい。
 ステップ3は、注射回数を増やしたインスリン療法の開始または強化によるさらなる調整からなる。この場合には、食後高血糖を抑制するために特定の食事の前に投与する速効型あるいは超速効型インスリンが用いられることがある。インスリン注射を開始したら、インスリン分泌促進剤(スルホニル尿素系またはグリニド系剤)は中止、または減量後に中止すべきである。
 第2段階のアルゴリズムは、妥当性が十分評価されていない治療法からなり、低血糖が特に危険をもたらすような危険な職業に従事する患者等の特定の臨床状況下で検討することが可能である。これらの患者では、exenatideまたはピオグリタゾンの追加を検討できる。ただし、ロシグリタゾンは推奨されない。
 体重を減量する必要がある患者およびヘモグロビンA1c値がほぼ目標値(<8.0%)である患者の場合、exenatideを検討できる。これらの介入によって目標ヘモグロビンA1c値を達成できないか、もしくは忍容性が不良な場合、スルホニル尿素系剤の追加が有用であることがある。あるいは、第2段階の介入を中止し、基礎インスリンを開始すべきである。
 第2段階の推奨薬にはアミリンアゴニスト、α-グルコシダーゼ阻害剤、グリニド系剤、ジペプチジルぺプチダーゼ4阻害剤は含まれないが、特定の患者には適切である場合がある。これらの薬剤は、第1段階および第2段階の薬剤と比較した場合、血糖降下作用は同等以下であり、比較的高価で、その使用に関する臨床データは限られている。
 「2型糖尿病は蔓延している」と本文書の著者らは結論している。「その長期的影響は莫大な人的被害と経済費用に反映される。しかし、長期細小血管合併症および神経合併症に関連がある合併症のほとんどは、ほぼ非糖尿病範囲の血糖値を達成する介入によって大幅に減少させることができる。新しいクラスの薬剤および多数の併用療法の血糖降下作用が実証されているが、今日の管理では糖尿病患者にとって最適な健康状態をもたらす可能性が高い血糖値を達成・維持することができていない」

 ADAおよびEASDが本コンセンサス文書の開発を支援した。著者の一部は、sanofi-aventis、GlaxoSmithKline、 University of North Carolina、Amylin、Becton Dickinson、Bristol-Myers Squibb、Hoffman-LaRoche、Eli Lilly、Novo Nordisk、Novartis、Pfizer、AstraZeneca、Merck Sharpe & Dohme、Roche、Servier、Boehringer Ingelheim、Takeda、Merck Sante、Pronova、Di-Obex、Insulet、Mann-Kindとの様々な金銭的関係を公表している。

Diabetes Care. 2008;31:1-11. Published online October 22, 2008. Diabetologia. Published online October 22, 2008.

Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape

Comment(0) | Trackback(0)最新医療ガイドライン

2008/10/28 硫化水素が血圧制御で大きな役割を果たしているらしいことが判明 m3.comより転載

硫化水素が血圧制御で大きな役割を果たしているらしいことが判明

 

提供:Medscape

一酸化窒素のみが血圧を制御するのではないことが判った。悪臭の原因ともなる気体である硫化水素が、重要な生理的血管拡張物質で血圧制御因子であることが最新研究で示された。
Michael O'Riordan


【10月23日】(メリーランド州ボルチモア)

 一酸化窒素(NO)が心血管系の重要なシグナル物質であることを発見して米国の科学者がノーベル賞を受けてから20年経った今、血圧の決定因子の特定に役立つ知見として、もう一つの気体の存在が最新の研究で明らかになった。硫化水素(H2S)が重要な生理的血管拡張物質かつ血圧制御因子として働いている。
 「一酸化窒素は気体である点がユニークであり、体内のメディエーターは化学物質群に入ることから、その他にも同様の働きをする気体があるとは他の者はあまり思っていなかった」と、『Science』2008年10月24日号に発表された論文の著者の一人であるDr Solomon Snyder(ジョンズホプキンス大学医学部、メリーランド州ボルチモア)が語った。
 腸内細菌によって産生されるH2Sは、動物に注射すると血圧を下げることはかなり前から判っていた。しかし今回の研究グループは、生理的血管弛緩物質で血圧決定因子としてのH2Sの働きを正確に求めようとした。Snyder博士のheartwireへの説明によれば、指導研究者のDr Rui Wang(レイクヘッド大学、オンタリオ州サンダーベイ)を始めとする研究グループは、H2Sがシスタチオニンγリアーゼ(CSE)で産生されるのではと考え、CSE遺伝子をノックアウトしたマウスモデルを開発した。
 CSE遺伝子を欠如させると、血清、心臓、大動脈、その他の組織に含まれるH2S濃度