2009/2/28 こころとからだの相談室:4歳児の斜視 毎日jpより転載
こころとからだの相談室:4歳児の斜視
2009年2月27日 毎日らいふ
現在4歳の孫の左目がいつも内側を見ています。特に正面を見た時、右目は正面を見ていますが、左目は内側を見ています。普段はあまり気にならないのですが、写真でははっきり分かります。斜視でしょうか? 4歳の子どもだとどんな治療が有効ですか? 治療すれば治るのでしょうか?
◇ 回答
斜視はいろいろな原因によって起こります。内側にずれる内斜視の原因としては、まず眼球を動かす筋肉の異常、視線を真っすぐにする脳の機能の異常がありますが、多くは生後まもなくから起こる乳児内斜視です。小さい頃の写真を見れば、斜視がいつから起こったか、だいたい分かります。両眼の角膜に映っている光の反射の位置が真ん中にあるか、どちらかの眼がずれているかで、判断することができます。乳児内斜視は手術によって治します。
ある程度の年齢になってから起こるのは、まず強い遠視による調節性内斜視が挙げられます。遠視が強いと近くが見にくいので、近見の際に眼を内側に寄せる輻輳が過剰となり、内斜視が生じます。この場合は、遠視を矯正する眼鏡を装用して治します。稀ながら、事故などに遭遇した精神的ショックで斜視が起こることもあります。眼球を動かす筋肉や神経が麻痺しても起こりますし、後者では脳の病気が原因のこともあります。
小児は視力の発達期にあるので、斜視があるとずれている眼の中に像がきちんと映らず、視力が伸びずに弱視になる恐れがあります。いつも同じ眼が内側に寄っているのであれば、そちらの視力が弱いことも考えられます。また、斜視があると、立体視など両眼を同時に使って物を見る機能(両眼視)の発達も障害されます。これらの視機能障害に対しては、視能訓練が必要になります。
そのほかに、斜視が最初の原因ではなく、視力が悪い眼に2次的に起こることもあります。視力が非常に悪いと、視線を合わせる必要がなくなるので、眼球は筋肉の張力によって、勝手な方を向くようになります。したがって、常に同じ眼が斜視になっていれば、眼の奥に視力を障害する重篤な病気が潜んでいる可能性もあります。
いずれにせよ、小児で斜視がある場合は、単に眼の位置がずれている外見の問題にとどまらず、視機能の発達障害や重篤な病気が隠れている可能性があります。まずは早めにかかりつけの眼科で診てもらってください。詳しい検査や治療が必要であれば、斜視専門の病院を受診すれば良いでしょう。
回答者:東 範行(国立成育医療センター眼科医長)
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2009/2/28 「花粉症に効くコメ」お蔵入り? 商品化に企業二の足 asahi.comより転載
「花粉症に効くコメ」お蔵入り? 商品化に企業二の足
2009年2月28日14時5分 朝日新聞
保管されている遺伝子組み換えの花粉症緩和米=茨城県つくば市の農業生物資源研究所
花粉症の症状を和らげる遺伝子組み換え米の開発が、立ち往生している。背景には、このコメが厚生労働省から医薬品だと指摘されたことや、遺伝子組み換え技術への不安があるようだ。農林水産省が補助金を出して後押ししてきたプロジェクトだが、お蔵入りする可能性も出てきた。
花粉症緩和米は、アレルギーの原因となるスギ花粉に含まれるたんぱく質の遺伝子を、人工的にコメに組み込んだ新品種。コメを食べながら、徐々に体をアレルギーに慣れさせることで、症状緩和の効果が期待できるという。
農水省は04〜07年度、独立行政法人・農業生物資源研究所(茨城県つくば市)と、日本製紙(東京)による研究プロジェクトに計6億7千万円を投じた。隔離農場で栽培し、ネズミやサルへの実験を続けてきた。その結果、普通のコメを食べたネズミと比べて緩和米を食べたネズミはくしゃみの回数が3分の1に減るという効果も確認された。
農水省などは当初、健康にいい特定保健用食品として商品化する想定だった。しかし、厚労省は07年1月、「花粉症の原因物質の遺伝子をコメに組み込むことは治療目的そのもの」(監視指導・麻薬対策課)として医薬品として開発するよう指摘した。
医薬品となると、ヒトへの臨床試験を繰り返し、効能や副作用の有無、服用する適量を厳密に調べる必要がある。さらに、新薬として認可を受けるには、ヒトへの臨床試験のノウハウをもつ製薬会社の協力が不可欠とされる。
厚労省の指摘後、同研究所は共同開発する製薬会社を探したが、コメのような日用食品が医薬品の認可を受けた前例がなく、臨床試験には数十億円規模の費用も必要とあり、1社からも名乗りが上がらないという。
このため、農水省は08年度、花粉症緩和米への補助金を凍結。同研究所は今年度、独自の予算で栽培を続けたが、09年度は栽培も一時休止。緩和米の玄米や種籾(たねもみ)を残し、パートナーが現れるのを待つ構えだ。
農水省や研究所側には、国民的な病に効く技術開発で、遺伝子組み換え技術への消費者の不安を解消する狙いもあった。今回、製薬会社が二の足を踏んでいる背景にも、遺伝子組み換え食品が消費者に受け入れられる商品になるか見通せない、という企業判断があるとみている。
同研究所遺伝子組換え研究推進室の田部井豊室長は「普及すれば、貢献できる技術という自負はあるが、まだ社会的に受け入れられる状況にない」と嘆く。実用化しなければ、つぎ込まれた公金が無駄になるだけに、同省農林水産技術会議事務局は「今後も実用化への努力を続けたい」としている。(歌野清一郎)
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2009/2/28 花粉の飛散本格化 観測ロボも「目」の色変える asahi.comより転載
花粉の飛散本格化 観測ロボも「目」の色変える
2009年2月28日10時32分 朝日新聞
民家の軒先で花粉量を観測するポールンロボ=26日夜、大阪府藤井寺市、諫山卓弥撮影
スギ花粉が本格的に飛散するシーズン。気象情報会社「ウェザーニューズ」が花粉量観測のため、無料貸し出しの個人宅など全国約500カ所に設置した「ポールンロボ」が活躍し始めた。
「口」から吸い込んだ花粉量に応じて「目」や全体の色が変化。花粉がほとんどないと白。量が増えるにつれ、青、黄、赤、紫と変わる。観測結果はインターネット回線を通じて同社に送られる。
同社によると、今年の西日本の花粉飛散量は昨年よりかなり多くなる見込み。自宅にポールンロボを設置している男性(50)は「毎日顔色をうかがっています」。
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2009/2/28 ヘルシーリポート:健康インフォメーション 日本人の2割「老後が心配」 毎日jpより転載
ヘルシーリポート:健康インフォメーション 日本人の2割「老後が心配」
2009年2月28日 毎日新聞 東京朝刊
日本人はオランダ人に比べて、日常生活や仕事などに対する満足度がかなり低いことが、ヤクルト本社の行った健康意識調査で分かった。
昨年10月、日本とオランダの首都圏に住む30〜40代の各400人にインターネットで聞いた。
「日常生活全般の満足度は?」の問いに、「非常に充実」と「充実」の合計が日本では約72%だったのに対し、オランダは約96%だった。仕事への満足度では「充実」と答えた日本人が約60%だったのに対し、オランダは約85%だった。
家庭生活でもオランダでは約49%が「非常に充実」と答えたが、日本人はわずか約12%だった。
「日常の心配事は?」と聞くと、「お金」が日本人、オランダ人とも3割近くあったが、「老後の生活」と答えた人は日本では約20%もあったのに対し、オランダ人はわずか0・5%しかなかった。
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2009/2/28 愛知の鳥インフル、弱毒性と確認…移動制限5キロに縮小 YOMIURI ONLINEより転載
愛知の鳥インフル、弱毒性と確認…移動制限5キロに縮小
(2009年2月28日00時32分 読売新聞)
鳥インフルエンザが発生した農場の周囲を消毒する愛知県の職員(愛知県豊橋市で)=川口武博撮影
愛知県豊橋市のウズラ農場で高病原性の鳥インフルエンザが発生した問題で、農林水産省は27日夜、検出されたウイルス「H7亜型」を茨城県つくば市の動物衛生研究所で分析した結果、弱毒性と確認されたと発表した。
これを受け、愛知県は移動制限区域を半径10キロから半径5キロへと変更した。
同県は当初、家畜伝染病予防法に基づき、半径10キロ以内を移動制限区域として、区域内のウズラの移動を禁止するなどしていたが、弱毒性と確認されたことから、制限区域を縮小した。農場の5キロ圏内の鶏やウズラなどの農家は23戸で、約202万3900羽が飼育されている。
また、同省は同日、省内で鳥インフルエンザ対策本部の会合を開き、全都道府県に対し、養鶏場への緊急立ち入り調査の実施などを求めることを決めた。
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2009/2/28 心臓への副作用ピタリ分かる…iPS細胞で新薬候補絞り込み YOMIURI ONLINEより転載
心臓への副作用ピタリ分かる…iPS細胞で新薬候補絞り込み
(2009年2月27日23時19分 読売新聞)
様々な臓器や組織の細胞に変化する人間の新型万能細胞(iPS細胞)を使い、新薬の候補になる物質が心臓へ副作用を起こすかどうかを検査するサービスが、早ければ4月に始まる。 実施するのはバイオベンチャー企業リプロセル(本社・東京)で、iPS細胞を使って事業を起こすのは世界で初めて。ヒトiPSは、作製の公表から1年余りで実用段階に入る。
新薬は、効能や副作用を動物実験などで確かめながら、数万種類の物質から絞り込んでいく。生死にかかわる心臓への副作用が、最終段階の臨床試験で初めて分かった場合、数十億〜数百億円に及ぶ開発費が無駄になりかねない。このため、早い段階で副作用を確かめる手法が求められていた。
リプロセルは昨年、サルの胚性幹細胞(ES細胞)を利用し、心臓への副作用を検査する技術を確立。今回はこの技術を応用した。
小さな電極60個を張り付けた皿に、iPS細胞から作った心筋細胞の塊(大きさ0・1〜0・3ミリ)を入れたところ、正常な心電図のパターンの検出に成功。心臓への悪影響が知られている化合物2種類をこの皿に加えたところ、不整脈のパターンを検出、副作用を確認できたという。
横山周史社長によると、国内外の製薬会社約10社が関心を示している。
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2009/2/28 「鏡よ鏡、世界で一番美しいのは…ワタシ」筋肉が丸見え YOMIURI ONLINEより転載
「鏡よ鏡、世界で一番美しいのは…ワタシ」筋肉が丸見え
(2009年2月27日22時47分 読売新聞)
開発された、リアルタイムで運動中の筋肉の動きが確認できる「マジックミラー」システム=青山謙太郎撮影
人間の筋肉の動きを同時進行で透視できる「魔法の鏡」を、東京大学IRT(情報ロボット技術)研究機構の中村仁彦教授らのグループが開発し、27日発表した。
モデルが体を動かすと、テレビ画面の透視画像も鏡のように同時に動き、使われている筋肉だけが黄色から赤に変化する。動きが止まると黄色に戻る。
筋肉の活動度を測る筋電計16個を体に付け、周囲に設置した10台のカメラで体の動きを撮影。さらに、足にかかる力を床で計測する。これらのデータをまとめてコンピューターで瞬時に解析し、筋肉の動きをテレビ画面に映し出す仕組みだ。
中村教授は「さらに技術開発を重ねて装置を簡略化し、スポーツジムやリハビリテーションセンターに設置したり、テレビゲームに応用できるようにしたい」と話している。
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2009/2/27 SYNTAXの解析:複雑な冠動脈疾患に対するPCIとCABGの長所と短所 m3.comより転載
SYNTAXの解析:複雑な冠動脈疾患に対するPCIとCABGの長所と短所
2009年2月27日 提供:Medscape
| DESを用いたPCIは、複合エンドポイント(死亡、MI、脳卒中、血行再建術再施行)に関してCABGに対する非劣性を証明できなかった。しかし、2つの治療法による1年時の「ハード」な臨床イベント発現率は同等であった。脳卒中発現率はCABGの方が高く、再処置率はPCIの方が高かった。 Shelley Wood |
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【マサチューセッツ州ボストン 2月20日】 Synergy Between PCI With Taxus and Cardiac Surgery (SYNTAX)試験の共同治験責任医師であるDr Patrick W Serruys (エラスムス大学医療センター、オランダロッテルダム)は、『New England Journal of Medicine』(NEJM)2月19日号に掲載されたランドマーク試験を総括するにあたり、「進歩(Progress)」という言葉を用いた[1]。 Serruys博士は、およそ30年にわたる血管形成術と外科手術の比較試験を振り返って、より多くの患者がオペ室ではなくカテーテル室に向かうようになり、SYNTAXはその範囲をさらに広げていると述べ、左冠動脈主幹部病変または3枝病変を有する患者の少なくとも一部はPCIにより安全かつ良好に治療できると指摘した。 「すべての試験によって、われわれは着実に前進している。・・・われわれは進歩し続けていると思う」とSerruys博士は述べた。 これは、否定的な結果に終わった試験の内容に対していくぶん楽観的な見方である。以前にheartwireで報告したように、SYNTAX試験がESC 2008会議で発表されたときに、SYNTAXの1年間の成績から、薬剤溶出性ステント(DES)を用いたPCIは、少なくとも一次複合エンドポイント(重大な心臓・脳血管有害事象;MACCE)に関してCABGよりも統計的に劣っていることが明らかになった。しかし、2つの試験群間に「ハード」な併合エンドポイント(死亡、MI、脳卒中)発現率の差は認められず、副次的エンドポイントの結果から、CABGでは脳卒中のリスクが統計的に高く、PCIでは血行再建術再施行のリスクが統計的に高いことが示唆された。TCT 2008で発表されたSYNTAX試験のさらなる詳細から、リスクが低または中程度の左冠動脈主幹部病変を有する患者では、少なくとも1年時のハードなイベントの点でみた場合、PCI、CABGのどちらも妥当な選択肢であることが示唆された。しかし、3枝病変を有する患者では、リスクが最低の患者のみ外科手術の代替としてPCIの対象として検討すべきである。しかし、主要な試験結果が否定的であったため、これらの結果は事前に計画された解析中、単に「仮説生成的」な結果にすぎなかった。 スクリーニング過程で無作為化に適さないと判定された患者は、2つの「nested」群のいずれかに登録された(CABG群1077例、PCI群198例)。以前にheartwireで報告したように、CABG施行患者はきわめて良好であった(無作為化試験におけるCABG患者よりもはるかに良好)のに対し、PCI施行患者は無作為化群のPCI施行患者よりも不良であった。 SYNTAXの最重要点 最近公表されたSYNTAXの結果は、Serruys博士と共同治験責任医師であるDr Friedrich W Mohr (ライプチヒ大学、ドイツ)が以前に発表した内容とほぼ同一である(関連リンクを参照)。この論文において著者らは、SYNTAXの結果は「3枝または左冠動脈主幹部病変(またはその両方)を有する患者において、CABGのほうがPCIよりも1年時のMACCE発現率が低いことを示しているため、CABGは引き続きこのような患者に対する標準的治療とすべきである」と慎重に結論している。 しかし、Serruys博士はSYNTAXの公表に関するheartwireのインタビューで、彼らは最後の一文に苦慮したとはっきりと述べている:「NEJMは保守的であることを求めたため、執筆中に6、7回書き換えた最後の一文を加えて最終的にNEJMに試験を公表している」 Serruys博士の考えでは、最後の一文は「本試験の最重要点ではない」という。 最重要点は、外科医およびインターベンション専門医の両方が治療に適格と判定した1800例の患者のうち、3分の1はPCIまたはCABGのいずれかによって安全に治療できるということであるとSerruys博士は述べる。さらに、SYNTAXスコアの開発(本試験のもう1つの大きな貢献)によって、「心臓チーム」の外科医と心臓専門医が、症例ごとに適切な治療について意見を一致させることができるとSerruys博士は述べた。カットオフスコアが22の患者は誰でも、いずれかの治療法によって「正当に」治療できるとSerruys博士は述べる。 「試験を実施する際には、行動基準があるため、1つの統計ルールをあてはめ、結果が肯定的であるか、否定的であるかを決定するのが常である」とSerruys博士は述べた。実際、PCIはCABGに対する非劣性を証明できなかったとSerruys博士は断言したが、「しかし、われわれはケースバイケースで患者を区別する必要があると強く感じたため、SYNTAXスコアを開発した。これはまさに私が医学分野に導入されることを望んでいたものである」 Serruys博士はSYNTAXスコアを詳しく知ることに興味をもつ心臓専門医からの連絡が徐々に増えていると述べる。Serruys博士によれば、彼らはウェブベースのツールとCDプログラムをEuroPCRで発表する予定であるという。 メッセージをめぐる議論
一方、Mohr博士は意思決定プロセスにおける「心臓チーム」の重要な役割についてSerruys博士に同意するが、彼は論文の表現に満足しており、「現行の診療に関する素直な解析」と称している。 「データから優越性(より優れた生存率、より低い心筋梗塞発現率等)が証明されているため、複雑な3枝および/または左冠動脈主幹部病変を有する被験者の約65%〜70%はCABGにより治療すべきであることを本試験は明確に示している」とMohr博士はheartwireに語った。「これは非常に明確なメッセージであり、CABG登録群における12ヵ月時に8.8%というMACCE発現率によっても実証されている」さらに、無作為化群におけるMACCE発現率は経時的にCABGに有利な傾向を示し続けているとMohr博士は指摘する。 また、Mohr博士は、症候性バイパスグラフト閉塞率およびステント閉塞率は3.5%と同じであるのに対し、臨床的な結果が大きく異なる(ステント閉塞の場合、死亡率およびMI発現率が高いのに対し、バイパスグラフト閉塞による死亡はない)と指摘する。「このことは将来的に連続的な影響を及ぼし、PCI患者を差し迫ったリスクにさらすだろう」とMohr博士は述べた。 決定の通知
Dr Richard A LangeとDr L David Hillis(テキサス大学健康科学センター、サンアントニオ)は付随する論説に、SYNTAXの結果をどのように診療に応用できるかについて記述している[2]。クロピドグレルの長期服用が不可能またはこれを望まない患者、もしくは外科手術により完全な血行再建が容易に達成できる患者には「CABGを推奨すべきである」と彼らは記述している。その一方で、重篤な併存症または血管がグラフトに適さない患者には、PCIの方が好ましい。どちらの治療法も適切である患者には「各手技の長所と短所を説明し、いずれかを選択できるようにすべきである」 SYNTAX試験についてheartwireにコメントを寄せたインターベンション専門医Dr Paul Teirstein (スクリップスクリニック、カリフォルニア州ラホーヤ)によれば、選択の概念はCABGによる脳卒中リスク上昇とPCIによる再手術リスクの上昇が中心であるという。 「私の考えでは、3枝および左冠動脈主幹部病変を有する患者における標準的治療としてCABGを推奨するためにSYNTAXデータを用いることは、「良いデータ、悪い解釈」の一例であるとTeirstein博士は述べた。「PCIを受ける大部分の患者に尋ねたら、3回、4回、あるいは5回であってもPCIを受けるほうが1回のバイパス手術を受けるよりも良いと答えるだろう」 Teirstein博士は、計算からSYNTAXにおける血行再建術再施行のわずかな絶対的な差を「予防効果発現症例数(number needed to prevent)」に換算すると14である。「すなわち、われわれの患者は1回のバイパス手術よりも数回のPCIを受けるほうが良いというが、SYNTAXは1回のPCI再施行を回避するために、4倍の脳卒中リスクという代償を払って14回のバイパス手術が必要であることを教えてくれる。この議論にはまったく意味がなく、患者の望んでいることとはまったく逆である」 この議論は、左冠動脈主幹部病変を有する患者群ではさらに説得力があるとTeirstein博士は指摘する。ほんの1回の左冠動脈主幹部のPCI再施行を回避するために、19回のCABGを施行しなければならない。このことは、われわれが左冠動脈主幹部病変に対して行うCABGの19回中18回はまったく不必要であることを意味する。この新しいデータから、左冠動脈主幹部病変を有する患者はCABGではなくPCIを強く考慮すべきであることは間違いない。SYNTAXデータは、現在実施されている多くのバイパス手術が不必要であるという事実を強調するために使用すべきであると考える。 外科医であるDr Grayson Wheatley (アリゾナ心臓研究所、フェニックス)もSYNTAXについてheartwireにコメントを寄せ、本試験は「CABGを適切な患者に施行した場合の治療の優秀さ」を再確認するものであると指摘した。 「PCIは『CABGビジネス』を侵食し、新しいPCI技術が発展するにつれて、CABGが『適切な患者』の定義を変化させている。DESよりも優れていることが証明されるPCI技術が再び登場するのは、時間の問題にすぎない」とWheatley博士は続けた。 Wheatley博士は、ここ数ヵ月で3枝および左冠動脈主幹部病変に対するPCIの使用が増加していることを実感しているが、おそらくDESを支持する安全性データが原因であり、必ずしもSYNTAXの結果ではないと述べる。「心臓外科医とinterventional cardiologistとのSYNTAXデータの解釈をめぐる議論が増えたが、治療パターンはほとんど変わっていない」とWheatley博士は述べた。対話の増加は、「間違いなく良いこと」であるとWheatley博士は述べ、診断的血管造影と治療の選択の間で「一旦停止」する必要性を強調する。「たいていの場合、一旦停止がなく、血管造影から自動的にPCIへと進む」とWheatley博士は述べた。「簡単なステップではあるが、患者を交えたチームディスカッションの導入は適切な患者選択を定義するのに役立つだろう」SYNTAX試験に関してheartwireへコメントを寄せたすべての人が、血行再建術再施行の影響を調べるため、より長期間の追跡調査が必要であることを指摘した。「患者へのPCI再施行が実際どの程度重要であるか?」とWheatley博士は疑問を呈した。「患者が胸骨切開を受けることはなく、CABGの長期に及ぶ回復期間とは対照的に数日で回復するかもしれない。患者とinterventional cardiologistはPCI再施行を「許容しうる」イベントと考えるかもしれないのに対し、心臓外科医は再施行を失敗と考えるかもしれない。答えは側面からの眺めほど単純ではなく、再介入の評価指標を通して、研究に多くの注目を集める必要がある」 - Serruys P, Morice MC, Kappetein P, et al. Percutaneous coronary intervention versus coronary-artery bypass grafting for severe coronary artery disease. N Engl J Med 2009; 360:961-972.
- Lange R, Hillis L. Coronary revascularization in context. N Engl J Med 2009; 360:1024-1026.
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| | Medscape Medical News 2009. (C) 2009 Medscape |
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2009/2/27 血管造影の“ACUITY”: ACSのステント血栓症リスクを低減するにはクロピドグレルの前投与がよい m3.comより転載
血管造影の“ACUITY”: ACSのステント血栓症リスクを低減するにはクロピドグレルの前投与がよい
2009年2月27日 提供:Medscape
| ACUITY試験の研究者によれば、是正可能な早期ステント血栓症の危険因子はPCI前にクロピドグレルを投与していないことと、血管造影で認める不十分なステント拡張だという。 Steve Stiles |
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【2月20日(テキサス州ダラス)】 Acute Catheterization and Urgent Intervention Triage Strategy (ACUITY) 試験は、複数の抗血栓レジメンのなかから1つを用いる早期侵襲的治療に中-高リスクのACS(急性冠症候群)患者をランダムに割り付けた臨床試験である。その前向きサブ研究でPCI後30日以内のステント血栓症「確定診断」率と「推定診断」率を調べたところ、全体で約1.4%であったことが2009年2月10日発行の『Circulation』に報告された [1]。 その抗血栓補助レジメンはヘパリン、糖蛋白 (GP) IIb/IIIa阻害薬とビバリルジンの併用、GP IIb/IIIa阻害を併用しないビバリルジン単独のいずれかであったが、各補助レジメンによる早期ステント血栓症リスクに有意差はなかった。また、早期血栓症のリスクはGP-IIb/IIIa阻害薬の投与タイミング、薬剤溶出型ステント (DES) の留置と無関係であった。DESは症例の90%に使用され、それ以外はベアメタルステントのみであった。 Dr Jiro Aoki (コロンビア大学医療センター、ニューヨーク州ニューヨーク) らによると、30日後のステント血栓症の有意な独立予測因子は、処置前にチエノピリジン系薬剤投与をしていないことと、ステント内最小血管径の減少であるという。当然、処置後のチエノピリジン療法に対するコンプライアンスの悪さも早期ステント血栓症の危険因子であった。 「気がかりなのは、薬剤溶出型ステントでもベアメタルステントでも抗血栓治療とは無関係にステント血栓症発生率がまだ比較的高いことである」とACUITY試験の責任医師Dr Gregg Stone (コロンビア大学医療センター) はheartwireにコメントした。「したがって我々は3つのことをする必要がある。1つ目は是正可能な危険因子を是正すること。これはチエノピリジン系薬剤の前投与を意味する。2つ目はガイドラインに沿って2剤併用抗血小板療法を1年以上行うなど、チエノピリジン系薬剤の長期使用に重点を置くこと。3つ目は適切なサイズのバルーンと圧で最適な造影結果を得ること、である」。 ACSではステントを「出し入れ」するのが好きなPCI術者もいる、とStone博士は言った。「しかしステント留置を成功させるためには最適な造影結果を出して、できる限り残存狭窄率を0%に近づけるように、またステント血栓症のリスクを最小限に抑えるように努力する必要がある。だからこそ技術が重要なのだ」。 ステント血栓症は確かに回避するだけの理由がある。最新のACUITY 30日解析で、ステント血栓症と確定または推定診断された患者では死亡、MI、予定外の再疎通手術、大出血の発生率が高かった。 当然注目されるべきこうした合併症に対する関心がこのごろ薄れてきている、とDr Stéphane Cook およびDr Stephan Windecker (スイス心血管センター、ベルン) は付随の論説記事で強く主張する [2]。合併症はベアメタルステントよりDES処置後の方が多く発生するという報告が2006年に出され論争を呼んだが(以後heatwireが大々的に報じた)、それ以来、合併症は遅発性ステント血栓症の不安の影に隠れてしまった、と博士らは書く。 Cook博士とWindecker博士は、最新のACUITY解析について「最適な処置成績を得るための我々の努力を支えるとともに、PCIを受ける急性冠症候群患者で血小板凝集をタイムリーかつ適切に阻害することの重要性を際立たせるものになるだろう」と書く。チエノピリジン系薬剤を投与しない場合、補助的なGP IIb/IIIa阻害治療を積極的に検討すべきであると論説は示唆する。 ACUITY試験の共著者ではないDr Ron Waksman (ワシントン病院センター、ワシントンDC) はこれに同意し、同解析の結果は侵襲的ACS治療に際してクロピドグレルを前投与することの重要性を強調していると述べた。しかし、「特に前投与をしていない患者の場合、あるいは手術台の上で前投与した錠剤がまだ胃の中で全く作用していないとしても、糖蛋白IIb/IIIa阻害の実施はおそらく意味がある」と博士はheartwireにコメントした。 ACUITY試験の主要成績は2006年に報告された [3]。当時heartwireが報じたように、同試験は侵襲的ACS治療を受けた13819例を3種類の抗トロンビン治療のいずれかにランダム化した。結果、ビバリルジン治療は複合虚血評価項目(全死因による死亡を含む)の率でヘパリン+GP IIb/IIIa阻害に劣っていなかった。 そもそも同試験はそれ自体に論争の種を抱えていた。同じくheartwireが報じたように、ビバリルジン群の結果を有利に処理しているとして一部のオブザーバーがACUITYにおける非劣性の統計的定義に疑問を投げかけたのである。 今回の解析では、ステントを1本以上留置したあと前向きプロトコルに従って定量的冠動脈造影による評価をうけた同試験患者3405例に焦点が当てられた。ステント血栓症の30日確定診断率と推定診断率は全体で1.4%であった。ヘパリン+GP IIb/IIIa阻害薬では1.1%、ビバリルジン+GP IIb/IIIa 阻害薬では1.6%、ビバリルジン単独では1.5%、DESとベアメタルステント処置ではいずれも1.4%であった (有意差なし)。 死亡率 (早期ステント血栓症以外の死亡、27%対0.4%)、MI率 (79%対6.7%)、虚血による予定外のPCIまたはCABG実施率 (67%対2.4%) の上昇と、合併症に有意な関連が認められた。これらの差はすべてp<0.0001で有意であった。
30日ステント再狭窄(血管造影のステント血栓症定義による)の危険因子、オッズ比 (95% CI) の多変量解析 | ステント血栓症の定義別パラメータ | OR (95% CI) | p | 確定または推定診断されたステント血栓症 | | | インスリンを必要とする糖尿病 | 3.48 (1.67–7.27) | 0.0009 | チエノピリジンの処置前投与 | 0.47 (0.25–0.90) | 0.02 | 腎機能不全 | 2.09 (1.07–4.07) | 0.03 | 確定診断されたステント血栓症 | | | 最終的なステント最小血管径 | 0.32 (0.15–0.71) | 0.005 | チエノピリジンの処置前投与 | 0.30 (0.13–0.72) | 0.007 | ベースラインのヘモグロビン | 1.28 (1.02–1.59) | 0.03 |
Waksman博士がみたところACUITY試験でクロピドグレルを開始するタイミングは術者の判断に任せられていたが、その早期ステント血栓症成績はACSにおける日常的前投与の重要性を示している。実際に早期ステント血栓症のリスクを削減するには、ステント留置技術よりチエノピリジン系薬剤の前投与が重要と思われる、と博士は言う。
「不安定狭心症患者では良好な [造影] 結果が得られても、安定狭心症患者よりも明らかに高いMIのリスクがある。」とWaksman博士は話した。「患者が不安定であればあるほどステント血栓症になりやすい。これが [ACSで] 抗血小板療法にこだわる理由である」。
Medicines CoおよびNycomedがACUITY試験の資金を提供した。各著者の開示情報は報告にある。Windecker博士はAbbott、Biosensors、Biotronik、Boston Scientific、Medtronic、Johnson & Johnsonの顧問であり、各社から講演料を受け取っていると報告している。 - Aoki J, Lansky AJ, Mehran R, et al. Early stent thrombosis in patients with acute coronary syndromes treated with drug-eluting and bare metal stents: the Acute Catheterization and Urgent Intervention Triage Strategy trial. Circulation 2009; 119:687–698. Abstract
- Cook S, Windecker S. Early stent thrombosis: past, present, and future. Circulation 2009; 119:657–659. Abstract
- Stone GW, McLaurin BT, Cox DA, et al. Bivalirudin for patients with acute coronary syndromes. N Engl J Med 2006; 355:2203–2216.Abstract
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2009/2/27 陥入爪の管理に関するレビュー m3.comより転載
陥入爪の管理に関するレビュー
2009年2月27日 提供:Medscape
| プライマリーケアにおける陥入爪の管理について、リスク因子、保存療法、外科的方法をレビューで考察 Laurie Barclay |
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【2月20日】 プライマリーケアにおける陥入爪の管理について、リスク因子、保存療法、外科的方法を考察したレビューが『American Family Physician』2月15日号に発表されている。 「足の問題で家庭医を受診する患者の約20%に巻き爪(陥入爪とも言われる)が認められる」とミシガン大学(アナーバー)のJoel J. Heidelbaugh, MDとHobart Lee, MDは記している。「陥入爪は爪板が爪周囲の皮膚に刺さると発生し、その結果、異物、炎症、感染、修復過程というカスケードが引き起こされる。最終的には、爪が刺さった足指(最も多いのは、拇趾)の損傷は、疼痛を伴い、膿が出て、悪臭を放ち、爪板周囲の軟部組織が肥厚する」 陥入爪が発生しやすくなる解剖学的要因および行動的要因には、間違った爪の切り方、外傷の反復または無意識の外傷、遺伝的リスク因子、多汗、足の衛生状態不良などが考えられる。幅の広い爪郭や薄く平らな爪は陥入爪のリスクを高めると考えられるが、このことは未だ証明されていない。 陥入爪を予防するには、足指爪を真直ぐ横に切り、先を尖らせたり短く切りすぎたりせず、角に丸みをつけない必要がある。 陥入爪と関連のある疾患には、糖尿病、肥満のほか、下肢の浮腫が生じやすい甲状腺、心臓、腎臓の疾患がある。 病変を圧迫すると軽微から中等度の疼痛を生じ、ほとんど紅斑がなく、排膿を伴わないことが軽度から中等度の陥入爪の特徴と言うことができる。軽度の症例では爪郭の腫脹と浮腫が見られ、中等度の症例では浮腫の亢進、漿液膿性と思われる排出液、感染、爪郭の潰瘍形成が認められる。 中等度から重度の陥入爪には、重度で日常生活に支障を来たすほどの疼痛、著明な紅斑、排膿が認められる。最も重度の陥入爪症例では、慢性炎症、肉芽形成、著明な爪郭肥厚が見られる。抗生物質を投与しても、治癒期間の短縮、術後合併症の罹病率や再発率の低下は認められていないことから、中等度から重度の損傷に対しても、抗生物質投与は通常は推奨されない。 陥入爪の治療が適応となるものには、顕著な疼痛または感染、爪鉤弯症という変形し彎曲した爪、または慢性で再発性の爪郭の炎症(爪周囲炎)がある。 軽度から中等度の陥入爪の初期管理には保存療法が適している。こうした方法には、石鹸分を含んだ湯での足温浴のほか、抗生物質の局所軟膏または中程度から強力なステロイドクリーム剤またはステロイド軟膏の塗布、陥入爪側縁の下に綿こよりかデンタルフロスを詰める方法、さらにガター固定法があり、これに併せてアクリル人工爪を作成することもある。 中等度から重度の陥入爪の初期管理において保存療法が奏効しない場合には、爪の部分剥離、あるいは完全な爪切除にフェノール処理を併用する方法または併用しない方法などの外科的治療が適することがある。陥入爪の治療としては、部分的爪剥離後にフェノール処理する方法と爪床を直接外科切除する方法は等しく有効である。 陥入爪の症状再発の予防には、爪板側面の部分剥離とフェノール処理を併用する方がフェノール処理を行わない爪の外科的切除より有効であることが認められている。しかし、術後感染のリスクは剥離とフェノール処理の併用の方がわずかに高い。フェノール処理の前または後の経口抗生剤投与による転帰の改善は認められていない。 術後に疼痛および感染を伴う再発があった場合、爪床のフェノール処理(80-88%フェノール溶液の使用)、電気メス、高周波、炭酸ガスレーザーによる焼灼によって爪母基組織(germinal matrix tissue)を永久に破壊する必要がある。 外科治療の禁忌は局所麻酔薬に対するアレルギーおよび出血性障害であり、フェノール処理が考えられる場合には妊娠も禁忌となる。 足指爪手術を受ける全ての患者に、術後ケアに関する適切な教育を行う必要がある。 臨床実践に関する具体的勧告と各勧告のエビデンス分類のレベルは以下の通りである。 - 感染のない陥入爪の治療には、保存療法として、陥入爪側縁の下に綿こよりやデンタルフロスを詰める方法や、ガター固定を行う方法(アクリル人工爪を使用あるいは非使用)がある(エビデンスのレベルC)。
- フェノール処理の前または後に、経口抗生剤を投与しても治癒速度も術後合併症の罹病率も低下しない(エビデンスのレベルB)。
- 陥入爪の治療には、部分爪剥離後のフェノール処理と爪床の直接的外科切除は等しく有効である(エビデンスのレベルB)。
- 部分爪剥離とフェノール処理の併用は、フェノール処理を行わない爪の外科的切除より、陥入爪の症状再発の予防に有効であるが、術後感染のリスクはわずかに高くなる(エビデンスのレベルB)。
「電気メスや高周波による爪床への過剰な焼灼は隣接および下部の筋膜や骨膜を損傷する可能性がある」と同レビューの著者らは結論付けている。「処置後数週間経っても足指の治癒状況が思わしくなければ、創面切除、経口抗生剤投与、およびX線評価が必要と思われる。処置によって爪の外観は永久に変わること、そして爪および肉芽組織の切除により生じた陥凹は徐々に消失してある程度は正常な外観になることを、処置前に患者に伝えておく必要がある」
このレビューの著者らは関連する金銭的関係はないことを開示している。 |
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2009/2/27 栄養士による電話カウンセリングも体重減量に有効 m3.comより転載
栄養士による電話カウンセリングも体重減量に有効
2009年2月27日 提供:Medscape
| 減量を試みる肥満患者の生活習慣改善支援の方法として、栄養士の電話による頻繁な接触が面談カウンセリングと同等の効果があった Laurie Barclay |
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【2月20日】
減量を試みる肥満患者の生活習慣改善支援の方法として、栄養士の電話による頻繁な接触が面談カウンセリングと同等の効果があったという6カ月間のランダム化オープンラベル試験の結果が、『Annals of Internal Medicine』2月17日号に発表された。 「医師は減量のための薬剤を頻繁に処方するが、生活習慣のカウンセリングはほとんど行わない。しかし、この両者を組み合わせると介入の効果が高まる」とPfizer社(コネチカット州サウスライム)のAndres G. Digenio, MD, PhDらが記している。「生活習慣カウンセリングを省略する理由としては、行動カウンセリングの訓練をほとんどもしくはまったく受けていない、カウンセリングをするための時間がとれない、集学的スタッフが揃っていない、インフラ整備が不十分、外来回数を増やしても医療保険の対象にほとんどならないことによる費用、といったことが考えられる。」 今回の試験の目的は、肥満臨床試験の実施経験を有する独立研究臨床施設12カ所でシブトラミン治療を受けている肥満患者の生活習慣改善プログラムで提供される5つの手法を比較することである。コンピュータで生成したランダム置換ブロック(ブロック長は5)のスケジュールを用いて、肥満被験者376例(肥満指数が30 kg/m2以上で40 kg/m2未満)を各介入群に割付けた。 試験期間中は、被験者全員をシブトラミン10 mg/日、生活習慣の手引き、体重減量ウェブサイトへのアクセスで治療した。5種類の介入手法は、回数の多い面談による生活習慣改善カウンセリング(n = 74)、回数の少ない面談による生活習慣改善カウンセリング(n = 76)、回数の多い電話によるカウンセリング(n = 76)、回数の多い電子メールによるカウンセリング(n = 74)、栄養士からの接触なし(自助努力、n = 76)である。 この試験の主要エンドポイントは6カ月間での体重の変化率であり、二次転帰は6カ月間での胴囲、脂質・糖・インスリンのレベル、血圧、体重関連症状、生活の質の変化である。 回数の多い面談の群と回数の多い電話の群は、試験開始から6カ月後の平均減量率に差がなく(8.9%で95%信頼区間[CI]が8.0% - 9.8%と、7.7%で95%CIが6.8% - 8.7%)、その他の群よりも有意に大きかった(回数の少ない面談の群は6.4%で95%CIが5.4% - 7.3%、回数の多い電子メールの群は5.9%で95%CIが5.0% - 6.8%、栄養士による接触なしの群は5.2%で95%CIが4.3% - 6.1%)。 胴囲、高比重リポ蛋白コレステロール値、トリグリセリド値、生活の質と体重関連症状の測定値は全介入群において有意に改善した。深刻な有害事象は報告されず、軽度の有害事象も群間に有意差がなかった。 「減量を試みる肥満患者の生活習慣改善支援の面で、回数の多い電話による栄養士の接触はHF-F2F(回数の多い面談)による接触に差が無かった」と著者らは記している。「今回の知見は、こうした患者に対して健康的な生活習慣改善を促進する医療提供者や医療システムで活用できると考えられる。」 この試験の限界としては、被験者のほとんどが白人女性であるために知見の一般化が難しいことと、離脱率が30%と高かったことが挙げられる。 「体重減量には生活習慣カウンセリング支援の様式と回数が大きな影響を持つ」と著者らは結論で述べている。「被験者の減量の幅は、栄養士の頻繁な面談による接触を受けた場合に最大であり、栄養士の支援がない場合には最小であった。薬物治療と併用した場合は、電話を介した栄養士によるカウンセリングも面談カウンセリングと同程度に有効であった。」 この試験はPfizer Global Research and Development社の支援を受けており、著者のうち4名が同社の社員である。
Ann Intern Med. 2009;150:255-262. |
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2009/2/27 地域在住CAD集団におけるQT延長とSCDの潜在的リスクファクターの探索 m3.comより転載
地域在住CAD集団におけるQT延長とSCDの潜在的リスクファクターの探索
2009年2月26日 提供:Medscape
| 地域在住者の縦断的研究における症例-対照比較によって、一部の患者のCAD関連心臓突然死の遺伝的基盤が裏付けられる可能性があり、他の患者の潜在的な修正可能なリスクファクターが特定された Steve Stiles |
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【2月19日、オレゴン州ポートランド】 糖尿病とQT延長薬は、心電図上、異常なQT延長がみられない地域在住の冠動脈疾患(CAD)患者集団における心臓突然死(SCD)の独立した有意なリスクファクターであったと、Oregon Sudden Unexpected Death Studyの治験責任医師らは報告している[1]。 現在進行中の縦断的研究でSCD症例群と非SCDの対照群を比較したところ、対照群においてもSCDの両リスクファクターが、SCD予測因子として良く知られている異常なQT延長と相関したことは、それほど驚きではなかったと、Sumeet S Chugh博士(シダー・サイナイ医療センター、カリフォルニア州ロサンジェルス)を中心とする研究グループは『Circulation』2009年2月10日号で述べている。 しかし研究者らの注意を引いたのは、QT延長薬を使用しておらず糖尿病または他の既知のリスクファクターがないにもかかわらず異常なQT間隔延長が認められた両群の78例の被験者からなる特定のサブグループにおいて、SCDの調整リスクが著しく上昇したことであった。 解析によると、「原因不明のQT間隔延長が認められた場合には突然死のリスクが約5倍に上昇した」とChugh博士はheartwireに語った。博士は、増えつつある文献に加えて本研究も、一部のCAD患者のECGの異常、したがってSCDリスクの上昇には、少なくとも部分的には遺伝的な基盤があると指摘していると述べた。 同じくそれは、異常なQT延長、より正確に言えばその原因である心室再分極遅延が、すでに構造的な心臓血管疾患のある血縁関係のない地域在住患者において、単なるSCDリスク上昇のマーカーというよりもむしろSCDの直接の原因であることを支持すると、Chugh博士は述べた。 その上、今回の解析では、左室収縮能よりも正確なSCDリスク層別因子を同定するために現在行われている研究の一部として、地域在住CAD集団における修正可能なSCDリスクファクターが何であるかが、初めて指摘されたと、博士は述べた。 2005年1月までの3年間に市民の中から前向きに同定した373例のSCD症例は全員、CADまたはその疑いがあった;著者らによると、慢性の末期疾患、または心臓以外の潜在的な既知のSCDの原因を有した人々は除外した。309例の対照群は全員、CADを有することが証明されたが、SCDの病歴はなかった。 症例は、補正したQT(QTc)間隔の異常な延長、すなわち男性では450ms、女性では470msを超える延長のみられる可能性が、対照と比較して有意に高かった。さらに、症例の平均QTcは17ms長く、有意差が認められた(両方の知見についてp<0.0001)。 両コホートの大部分の被験者は、いくつかの抗不整脈薬を含む、QT間隔延長作用が既知の薬剤を少なくとも1剤は処方されていたが、90%以上の症例は抗生物質、抗うつ薬、抗精神病薬、抗てんかん薬、気管支拡張薬、またはメタドンのような非心臓病薬を処方されていた。それらの薬剤のうち少なくとも1つを、43%の症例はQT間隔を測定したECG検査の前の45日以内に使用しており、39%の症例はSCDの前の45日以内に使用していた。 QTcが正常または境界域であった(すなわち異常な延長と定めた間隔よりも短い)患者における共変量を調整したSCDのオッズ比は、糖尿病については1.97(95% CI:1.32 - 2.96)、QT延長薬の使用については2.90(95% CI:1.92 - 4.37)であった。しかしQTc間隔が異常に延長した患者においてはいずれの有意な関連も認められなかった。 層別解析において、SCDの最も強力な予測因子は、QT延長薬を使用していない非糖尿病患者における異常なQTc延長であった。
異常なQTc延長に関連したSCDのオッズ比*(95% CI)-- 糖尿病およびQT延長薬使用の有無別 糖尿病 | QT延長薬を使用 | QT延長薬を使用せず | あり | 0.59(0.29 - 1.19) | 2.04(1.08 - 3.85) | なし | 1.60(0.83 - 3.05) | 5.53(3.20 - 9.57) |
*年齢、性別、異常なQT間隔延長vs QT間隔が正常または境界域、QT延長薬の使用、糖尿病、QT間隔と糖尿病の交互作用の項、およびQT間隔とQT延長薬使用の交互作用の項について調整した Chugh博士によると、知見はCAD患者におけるQT延長薬の使用に関する警告を支持するが、地域在住者における考え方を適用する際、土台となるエビデンスを超える。 「心臓病専門医が病院で患者を診察する際に、[患者が使用している可能性のある]うつ病、パラノイア、またはアレルギーの薬を見落とす可能性がある」と博士は述べ、今回の解析は、心臓病薬かどうかにかかわらずCAD患者が使用する可能性のあるすべての薬剤を考慮に入れる必要があることを強調すると付け加えた。 - Chugh SS, Reinier K, Singh T, et al. Determinants of prolonged QT interval and their contribution to sudden death risk in coronary artery disease. The Oregon Sudden Unexpected Death Study. Circulation 2009; 119:663-670. Abstract
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2009/2/27 睡眠障害と緊張型頭痛が関係する m3.comより転載
睡眠障害と緊張型頭痛が関係する
2009年2月26日 提供:Medscape
| 疼痛を緩和するために睡眠を求める行動が、緊張型頭痛患者の不眠症発現の一因である可能性が研究で示された Laurie Barclay |
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【2月16日】 緊張型頭痛の患者においては、疼痛緩和のための睡眠追求行動が不眠症の発現の一因になっている可能性があるという研究結果が『Journal of Clinical Sleep Medicine』2月15日号に発表された。 「不眠症は、緊張型頭痛のリスク因子の一つであることが解っているが、緊張型頭痛患者における睡眠障害の発現様式はよく解っていない」とラッシュ大学医療センター(イリノイ州シカゴ)のJason C. Ong, PhDらが記している。「今回の研究では、この集団における不眠症の発現に関する新仮説を支持する予備的エビデンスとして、不眠症状のない若年成人の疼痛関連自己管理手法を調べた。」 この研究は、緊張型頭痛の女性患者32例をサンプルとし、疼痛が最小限しかない女性33例を対照群として、頭痛トリガー、睡眠による疼痛への干渉、疼痛の自己管理手法に関する自己申告データを分析した。 睡眠の問題が頭痛のトリガーになる、ストレスが頭痛のトリガーになる、眠ることで頭痛をやり過ごすと報告した被験者の割合は頭痛群のほうが対照群に比べて有意に高かった。睡眠による疼痛への干渉の程度の評点は、頭痛群のほうが有意に大きかった。頭痛群のうち、もっともよく用いる自己管理手法は眠ることであると答えた者が81%おり、この者たちは同時に、効果的な手法の評点としてもっとも高い点(5.5/7.0)を眠ることに与えている。 「こうした知見から、今回の若年成人サンプルでは睡眠障害と頭痛との間に双方向性の関係があることが想定される」と著者らは記している。「また、疼痛への自己管理手法として睡眠を用いる頻度が高いことは、睡眠追求行動が緊張型頭痛の患者における不眠症発現に関与する因子の一つであるという仮説に合致する。この仮設は、もっとも広く受け容れられている慢性不眠症の概念モデルに沿うものであり、緊張型頭痛と不眠症の両方を持つ者を対象にした研究がさらに必要である。」 この研究の限界としては、頭痛患者における精神生理学的相関を評価した一次研究の二次分析であること、睡眠−覚醒パターンや睡眠の質に関するデータがないこと、その他の型の頭痛には知見を一般化できないこと、頭痛と睡眠障害との間の経時的関係が不明であることが挙げられる。 「不眠症と頭痛を訴える者に対して行動学的睡眠介入を行うには、日中の居眠り行動の評価が特に重要であり、医師は疼痛管理と睡眠障害とがジレンマの関係にあることを認識する必要がある」と著者らは結論で述べている。「頭痛と睡眠との間の双方向性の関係のメカニズムはまだ課題として残されているが、特定の行動リスク因子を明らかにすることが、この2つの病態を同時に有する集団の治療を改良するのに役立つはずである。」 この研究は、Ong博士に授与されたSouthern Regional Education Board Dissertation Year Fellowship(南部教育委員会学術年間フェローシップ)の支援を部分的に受けている。著者らの開示情報には、関連する金銭的利害関係はない。
J Clin Sleep Med. 2009;5:52-56. |
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2009/2/27 疲労:疲れたらビタミンB1、疲労度計できる可能性 大阪市大など解明 m3.comより転載
疲労:疲れたらビタミンB1、疲労度計できる可能性 大阪市大など解明
2009年2月27日 提供:毎日新聞社
疲労:疲れたらビタミンB1、大阪市大など解明 疲労度計できるかも
疲労回復にカフェインは一時的効果しかないが、ビタミンB1はよく効く--。大阪市立大を中心とする医学チームが26日、5年間の研究で疲労の仕組みをほぼ解明したとして成果を明らかにした。【田中龍士】
◇疲労度計できるかも
研究は、文部科学省の研究拠点づくり事業「21世紀COEプログラム」に同大が選定されて実施された。リーダーの同大大学院医学研究科の渡辺恭良教授によると、疲労の原因は、筋肉や脳が活動した際に発生して細胞やたんぱく質を傷つける活性酸素。また、細胞が傷ついたことを知らせる免疫系物質のサイトカインが発生し過ぎると、神経伝達に異常が起きて集中力などが低下する。
疲れると、副交感神経の働きが鈍ることも分かり、その度合いは血液や唾液(だえき)を基に分析することができる。研究成果から、「疲労度計」を作ることも可能だという。回復には、傷ついた細胞やたんぱく質をいち早く修復し、サイトカインの過剰な発生を抑える必要がある。修復には大きなエネルギーが必要で、ビタミンなどの補充が有効だと分かった。
渡辺教授は「疲労回復には、ビタミンB1やコエンザイムQ10などの補給や、免疫系の異常を抑える抗ウイルス剤の注入などが有効だ」と説明している。
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2009/2/27 患者2人の皮膚で万能細胞 筋ジスや自己免疫疾患 京大、治療研究も開始 m3.comより転載
患者2人の皮膚で万能細胞 筋ジスや自己免疫疾患 京大、治療研究も開始
2009年2月27日 提供:共同通信社
先天性筋ジストロフィーと自己免疫疾患の患者それぞれ1人から、さまざまな組織に成長する新型万能細胞「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」をつくることに、京都大の中畑龍俊(なかはた・たつとし)教授と山中伸弥(やまなか・しんや)教授らが26日までに成功した。
病気にかかわる骨格筋や、白血球などの血液細胞をiPS細胞からつくる研究も開始。生きた組織を使った病気の研究に役立つほか、将来的には薬の効き目を直接確かめる手法への応用も期待される。
中畑教授は「研究は初期段階だが、病気の進行を遅らせる治療につながるかもしれない」と話している。
3月5日から東京で開かれる日本再生医療学会で発表する。
チームは昨年6月から9月、京大病院で治療を受ける患者2人の同意を得て皮膚組織の提供を受けた。その後、ウイルスを使って3-4個の遺伝子を活性化させ、複数の種類のiPS細胞株を作製した。
それぞれのiPS細胞が病気に関係する遺伝子を持っているのも確かめた。今後は研究機関や製薬会社に提供することも検討する。
病気患者のiPS細胞づくりは慶応大や米ウィスコンシン大などが成功。治療法や新薬開発の強力なツールになるとして国内外で盛んに研究されている。
▽人工多能性幹細胞
人工多能性幹細胞(iPS細胞) 皮膚や筋肉などいったん分化した体細胞に、特定の遺伝子操作を加えると、受精卵からつくられる胚(はい)性幹細胞(ES細胞)のように、さまざまな組織に成長する能力を持たせることができる。京都大の山中伸弥(やまなか・しんや)教授が2006年にマウスで、07年に人で成功を発表。ES細胞と区別するため新型万能細胞とも呼ばれる。
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2009/2/27 愛知で鳥インフル確認 H7型、84年ぶり 豊橋市のウズラ農場 感染拡大の可能性小さい 『1』 他 m3.comより転載
愛知で鳥インフル確認 H7型、84年ぶり 豊橋市のウズラ農場 感染拡大の可能性小さい 『1』
2009年2月27日 提供:共同通信社
農林水産省と愛知県は27日、同県豊橋市のウズラ農場で鳥インフルエンザウイルスを確認したことを明らかにした。ウイルスはH7型で、農場でウズラがほとんど死んでいないことから感染力の弱い弱毒性とみられ、愛知県と同省は感染拡大の可能性は小さいとみている。
ただ、H7型は人への感染はまれだが、病気を持つ鳥と接触した人は呼吸器系などの病気を発症することがあるという。
国内の農場で鳥インフルエンザの発生が確認されたのは、2007年1月と2月に宮崎県と岡山県で確認されて以来。農水省によると、H7型の発生は1925年以来という。
愛知県によると、今月18日から県内の農場をサンプル検査。県内のウズラ農家3カ所を対象に実施した定期検査で、農場1カ所のウズラ10羽の血清を調べた結果、25日に2羽が陽性反応を示した。
その後、茨城県つくば市の動物衛生研究所で詳しく検査した結果、「H7亜型」が確認された。
鳥インフルエンザウイルスの検出を受け、農場はウズラの出荷を自粛。愛知県と農水省はウイルスの感染経路を調査するとともに、今後農場で飼育されている約32万羽の処分と飼育場の消毒を実施する。
周辺はウズラの卵生産では全国有数の地域で農場が集中しており、ウイルスが検出された農場から半径10キロの範囲で、感染を拡大させる恐れのあるウズラやニワトリなどの家禽(かきん)と卵、飼料などの移動制限措置を取る。対象は65戸で456万羽となる。
愛知県の神田真秋(かんだ・まさあき)知事は27日、記者会見し「卵や肉を食べても人に感染することはないので、県民は冷静に対応してほしい」と話した。
人の感染、まれだが死者も 各国が警戒強めるウイルス 『2』
2009年2月27日 提供:共同通信社
高病原性の鳥インフルエンザのH7型は、今のところ、人への感染はまれだが、米疾病対策センター(CDC)によると、病気を持つ鳥と接触した人は、結膜炎や呼吸器系の病気を発症することがある。強毒か弱毒かは不明だが、過去には人の死亡例もある。
人への感染では2003年、オランダでH7N7型に80人以上が感染し、1人が死亡した。その後、04年にはカナダで、鳥の殺処分に当たっていた養鶏場の作業員が結膜炎などを発症したが、軽症だった。
現在、世界各国は主に、新型インフルエンザを引き起こす可能性が高いとして、H5型のインフルエンザに対して対策を進めている。一方で、表面タンパクのタイプが異なるH7型についても昨年、CDCなどが人に感染しやすくなるような変異を始めていると報告したこともあって、警戒を強めている。
動物への感染例としては、これらの国のほか、05年に韓国、08年にデンマークなどで確認されている。
▽高病原性鳥インフルエンザ
高病原性鳥インフルエンザ 鶏などの鳥類に高い致死率をもたらすとされ、家畜伝染病予防法では、ウイルス表面のタンパク質がH5型とH7型のものが高病原性とされている。国内では、2004年にH5N1型が流行し山口県、京都府などで大量の鶏が処分され、05年にはH5N2型が茨城県などで流行。07年にはH5N1型が宮崎県、岡山県の養鶏場などで確認された。昨年春には秋田県や北海道などのハクチョウからH5N1型が検出されている。
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2009/2/27 マラリアに薬剤耐性種が出現 タイ・カンボジア国境地帯、WHOが警告 m3.comより転載
マラリアに薬剤耐性種が出現 タイ・カンボジア国境地帯、WHOが警告
2009年2月27日 提供:共同通信社
[ロンドン25日ロイター=共同]
世界保健機関(WHO)は25日、声明を発表し、タイ・カンボジア国境地帯にマラリアに最も良く効くとされている漢方薬から抽出した特効薬「アルテミシニン」に対して耐性を持つ新種のマラリア菌が出現しており、これまでのマラリア撲滅運動を根底から阻害する可能性があると述べた。
WHOはアルテミシニンを他の医薬品と共用するよう勧めてきたが、同地帯で森林伐採に従事する労働者の間でアルテミシニンに対して抵抗力を持つ寄生虫が見つかったと指摘、抗生物質に対して抵抗力を持つ、いわゆる「スーパーバグ」の出現に似ているという。
また声明は、もし薬剤耐性マラリアの流行を阻止しなければ、近隣諸国にも急速に拡大し、WHOのこれまでのマラリア撲滅の努力が危機にさらされる可能性があると述べた。
WHOはビルアンドメリンダ・ゲーツ財団から2250万米ドルの無償資金援助を得て、この薬剤耐性新種の拡大を防止する計画。過去50年間以上の努力でマラリアの流行は減ってきているが、それでも毎年100万人以上が死亡している。
薬剤耐性のリスクは薬剤が単独で使用された場合に増大するため、WHOはアルテミシニンを必ず他の薬剤と共用するよう勧告している。
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2009/2/27 マウスガード あご安定 競技力アップ YOMIURI ONLINEより転載
マウスガード
あご安定 競技力アップ
北京五輪金メダルの女子ソフトボールのエース上野由岐子さんが、試合中、歯に白いものを装着していたことに気づいた人もいるはずだ。ボクシングなどで、けが防止のために使われてきた「マウスガード」と呼ばれるもので、最近は、多くのスポーツで使われるようになってきた。(藤田勝)
マウスガードは軟らかい樹脂製で、通常、上の歯に総入れ歯のようにかぶせる。衝撃を吸収して歯やあごを保護し、脳しんとうや首のけがも防げる。ボクシングやアメリカンフットボール、高校ラグビーなどでは、競技団体が使用を義務づけている。
しかし、最近は野球やソフトボール、スキーなど身体接触が少ないスポーツでも使用が増えている。日本大学松戸病院で「スポーツ歯科」を担当する歯学部教授の川良美佐雄さん(口腔機能学)は「利用する選手は増えているが、かみしめることで力が増すという研究もあれば、変わらないという研究もあり、競技能力の向上効果には未解明な点が多い」と指摘する。
そこで川良さんは、選手の顔や頭の筋肉に電極をつけて、重量挙げやサッカーのヘディング、ゴルフの打つ瞬間などの筋肉の活動を調べた。すると、かむ際に働く側頭筋や咬筋などより、あごの下を前後に走り、あごを安定させる顎二腹筋などの方が3倍以上も強い力で働いていることがわかった。
川良さんは「かみしめることで力が出るというより、マウスガードがあると軽くかむだけで、下あごが安定し、能力が発揮しやすい可能性がある」と指摘する。
同大で行っている使用者への聞き取り調査によると、上野さんはもともと舌をかんであごを安定させる癖があるが、「マウスガードを付けると、歯がこすれ合わずに下あごの位置が決まるので、集中して投げられる」と話していたという。
日本大学スキー部3年生の宮里美さん(21)。高速でポールに当たると歯が折れる場合があり、けが防止にもなるが、期待するのは競技成績の向上だ。「大回転などでミスしてタイムが遅れた時、マウスガードがあるとふんばれる感じ」と話す。
また、脳性マヒ患者のサッカーチームでも効果があった。患者は脳の障害でふいに強くかみしめることがあるが、装着すると、体の揺らぎが減り、動きが速くなったという。
マウスガードには、スポーツ用品店で販売している半既製品と、歯科医によるオーダーメードがある。半既製品は、お湯でやわらかくして、口の中で自分で成型する。1000円程度から。歯科では、型をとって作るため、はずれにくく、かみ合わせの調整もしてもらえる。費用は1万円から3万円程度だ。けが防止目的なら厚さが4ミリ・メートル程度だが、あごの安定が目的なら2ミリ・メートル程度でも十分だ。
川良さんは「利用者の多くが効果を実感している。試みる価値はある。かみ合わせが悪いと、あご関節を痛めるので、できれば歯科医師に作ってもらう方がいい」と助言する。
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2009/2/27 クスリに頼るのは悪いこと?――「抗うつ薬」の効用と限界 @nifty.comより転載
クスリに頼るのは悪いこと?――「抗うつ薬」の効用と限界
(ダイヤモンドオンライン 2009年2月26日配信掲載) 2009年2月27日(金)配信
「うつ」の治療において薬物療法が主流の今日ですが、クスリについて誤った認識を持っている方たちはまだまだ多いように思われます。周囲からの誤解や偏見もありますし、患者さん自身の間違った思い込みもあります。また、薬物療法はどんな状態に役立つのか、どんな場合には効果が期待できないのか、つまりその効用と限界について、大まかにでも知っておくことは大切なことです。
多少専門的な話になってしまいますが、避けて通れない重要なことですので、今回はこのテーマについて触れてみたいと思います。
「まだクスリに頼っているようでは、治ったとは言えないな」
言葉にしてあからさまに言われるかどうかは別としても、周りからこんな見方をされてしまって窮屈な思いをしている方も、依然いらっしゃいます。また、患者さん自身でも、「クスリに頼ってしまっている」とある種の後ろめたさを感じている方が少なくありません。
この「頼っている」という非難は、メンタル系のクスリにはどれも「依存性」があるという誤ったイメージを持っているところから来ているのではないかと思われます。
「うつ」の治療で中心的に用いられる<抗うつ剤>には、通常、依存性はありません(以前、覚醒剤に分類されるリタリンという特殊な薬剤の安易な投与や乱用が問題になり、現在では処方が厳しく制限され、通常「うつ」に投与されることはなくなりましたが、これは例外的に依存性のあるものでした)。
ですから、抗うつ剤に関して「頼っている」と捉えることは、完全に間違った認識だと言えるでしょう。むしろ、大部分の患者さんは「飲みたくはないけれど、少しでも良くなるように」と祈るような思いで、面倒でも服薬を続けているのです。
しかし、もし患者さん自身が、クスリの使用に何らかのためらいや後ろめたさを持っている場合には、「クスリに頼っている」のではなく、「クスリを活用している」のだと捉え直していただくことが必要になります。
クスリは、必要な時にはきちんと用いることが大切で、その後状態が改善するに従って減薬され、あるところから先は必要性がなくなるものです。クスリを活用することが望ましい状態なのに、ためらって医師の処方とは違った中途半端な服薬をしてしまいますと、かえって経過を長引かせてしまうことにもなりかねません。
「抗うつ剤を処方されて飲んだけど、すぐに眠気がひどく出たので、自分には合わないと思って飲むのを止めました」
薬物療法開始時に、このような理由で服薬を中止される方がいます。しかしこれは、副作用が出て薬を中止したのだから適切な判断だった、とは言えないところがあるのです。
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2009/2/27 血管の若返り (3)適度な運動で血流改善 YOMIURI ONLINEより転載
血管年齢を若返らせる方法に「有酸素運動」がある。ゆっくり時間をかけて、筋肉を動かす運動のことで、ジョギング、水泳などが一般的だ。酸素が筋肉に行き渡り、エネルギー源として脂肪が燃焼されるので動脈硬化の予防に良いとされる。
「適度な運動は血流を改善する効果がある」と語るのは、鈴鹿医療科学大学教授の高田晴子さん。手足を使う簡単な運動を65歳の女性に7分間やってもらったところ、運動前81歳だった血管年齢が、運動5分後の測定で63歳まで改善したという。血流が良くなったことで、血管がやわらかくなったと見られる。
高田さんが指導した運動は、血流が滞りがちな部分に血液を送る「血液循環体操」。体操指導者の二村ヤソ子さんが考案した。たとえば、イスに座った状態で、〈1〉ひざの上に両手を置き、肩を上下に揺する〈2〉手を組んで腰を回転させる〈3〉足裏で床をたたくように両足を上げ下げする――などだ。それぞれ背中、腰、足裏の血流をよくするものだ。高田さんは「運動をする上で大切なのは、無理をしない、継続すること」と話す。
大勢で、楽しみながら体を動かすのも一つの手だ。高田さんと共同で高齢者に運動指導を行う名古屋市のマッサージ師、山口幸子さんは「仲間と楽しくウオーキングを行うのが良い」と勧める。
仲間がいると、日課として続くほか、話しながら苦しくない程度のペースで、無理なく歩けるのがメリットという。「歩幅を広くとり、速歩きを心がけ、腕を大きく振る。外気に触れてさわやかな気分になる」と語る。
健康講座では、温水プールでの歩行や10分程度の踏み台昇降、ボールを使った簡単なストレッチ運動などもある。まずは試してみては。
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2009/2/27 応急手当て 心停止…大学内のAEDで救命 YOMIURI ONLINEより転載
歓声とともに、フットサルサークルの練習試合が始まった。昨年6月の午後7時、神奈川県の慶応大学湘南藤沢キャンパス体育館。激しいボールの奪い合いに、だれもが目を奪われていたその時、少し離れたところで突然、「バタン」と人が倒れた。さっきまでプレーしていた2年生のBさん(20)があおむけになっていた。
観戦していた総合政策学部2年の横川達郎さん(20)らが驚いて駆け寄ると、ピクリとも動かず、顔は真っ青だ。胸に耳を当てても何も聞こえない。「あっ、心臓が止まってる」
仲間の動きは早かった。ひとりが携帯電話で119番、別の一人は、Bさんのあごを手で押し上げて、呼吸できるよう気道を確保した。女子学生は、突然死の原因になる心室細動を起こした時に心臓に電気ショックを与えるAED(自動体外式除細動器)を取りに2階から1階に走った。学生たちは、大学で救命講習を受けていた。
1分もたたずにAEDが到着。電源を入れて流れる自動アナウンスに従い、体に器具を装着。ボタンを押すと、「ドン」と大きな音がして、Bさんの体が数十センチも宙に浮いた。
続いて流れた「心臓マッサージを続けてください」のアナウンスで、横川さんは、胸の真ん中に両手を組んで乗せ、強く押した。講習で習った通り、胸がへこむほどの強さで、リズミカルに。すると、「あぁ…」と苦しそうな声がもれた。
間もなく救急車が到着し、藤沢市民病院に搬送された。当直医だった赤坂理さんは、鎮静剤などを使いながら、血圧や脈拍を管理して再発を警戒した。
4日後、目を覚ましたBさんは、「いつもと変わらない」というほど、体調は回復していた。倒れた前後の記憶はなかった。
その後、都内の病院で精密検査を受けると、冠動脈がけいれんする冠攣縮性狭心症などが見つかり、心室細動が再発した時に自動的に心臓に電気ショックを送る植え込み型除細動器の手術を受けた。大学には夏休み明けに復帰した。
AEDは主要な駅など公共の場に設置が広がっており、使用法を含む救命講習は各地の消防署などでも開かれている。「一度でも受講すれば、だれでも使えることがわかる」と赤坂さんは参加を呼び掛けている。(神宮聖)
応急手当てと損害賠償
弁護士の木下健治さんによると、善意による応急手当ては、著しく注意を怠っていなければ、結果としてうまく行かなくても責任を問われないという。民法第698条(緊急事務管理)に規定がある。
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2009/2/27 脳死移植:10年で81件 命のリレー広がらぬもどかしさ 毎日jpより転載
脳死移植:10年で81件 命のリレー広がらぬもどかしさ
2009年2月27日 毎日新聞 2時30分(最終更新 2月27日 5時16分)
臓器移植法に基づく国内初の脳死移植手術(99年2月)から、28日で10年となるのを前に、最初に心移植と肝移植を受けたともに50代の男性2人が毎日新聞の取材に応じた。拒絶反応を抑えるために免疫抑制剤を飲み続けるなどの制約はあるが、「普通の人と変わらない生活を過ごしている。いただいた勇気を、次の方へ伝えたい」と語る。10年間の脳死臓器提供は計81件。「(移植を待つ)仲間を思うと少ない」と指摘した。
心移植は、大阪大病院(大阪府吹田市)で実施された。男性の病気は心機能が低下する肥大型心筋症だった。現在の体調から、取材には文書で回答した。会社員の仕事を定年退職し、家庭菜園や旅行を楽しむ。移植者同士の交流の場にも参加。移植者スポーツ大会ではボウリングやウオーキングの競技に出場した。
毎年、ドナー(臓器提供者)の家族に感謝の気持ちをしたためた手紙を、日本臓器移植ネットワーク(東京)を通じて出している。返事はないが、「いつまでもいただいた心臓と仲良く生きていきたい」と願う。
免疫抑制剤の服用に伴う感染症防止のため刺し身などの生ものを食べられないといった生活上の制約がある。しかし男性は「制約を守ることで、元気でいることができる。まったく苦になっていません」とし、「健康管理には人一倍注意しています」と述べた。
肝移植は信州大病院(長野県松本市)で実施された。男性の病名は、手足の感覚や運動がまひする遺伝性難病「FAP(家族性アミロイドポリニューロパチー)」。通院先で取材に応じ、「10年生きながらえてきた。その背景に1人の死があるのを重く受け止めている」と感謝した。
日本臓器移植ネットワークによると、脳死者から臓器提供を受けたのは345人。うち、最初の2人の男性を含む約9割、305人が生存している。【野田武、関東晋慈】
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2009/2/27 膵臓:インスリン分泌細胞 マウスで増殖に成功 慈恵医大 毎日jpより転載
膵臓:インスリン分泌細胞 マウスで増殖に成功 慈恵医大
糖尿病のマウスの膵臓(すいぞう)に特定の遺伝子を導入し、血糖値を調節するホルモン「インスリン」を分泌するベータ細胞を大幅に増殖させることに、東京慈恵会医科大が成功した。マウスの血糖値は約4カ月で正常値に戻り、寿命も健康なマウスと変わらなかった。研究チームは「ベータ細胞が少しでも残っている糖尿病患者の有効な治療法につながる可能性が高い」と話している。3月5日から東京都内で開かれる日本再生医療学会で発表する。
研究チームは、細胞分裂の周期を早める働きを持つ遺伝子を組み込んだウイルスを、生後10週の糖尿病マウスの膵臓に直接注射した。注射前に1デシリットル当たり約400ミリグラムあった血糖値が、16週間後には約200ミリグラムと、マウスの正常値近くまで下がった。ベータ細胞の数を調べたところ、注射前の2.5倍に増えていた。
実験で使ったウイルスは、遺伝子導入時にだけ働くタイプ。使った遺伝子もベータ細胞でしか働かないことが確認され、ウイルスや導入した遺伝子により、がんになる心配は少ないという。
糖尿病は、ベータ細胞の数が減ったり働きが落ち、インスリンの分泌量が少なくなり、血糖値が高い状態が続くようになる。東京慈恵会医科大の佐々木敬教授(糖尿病・代謝・内分泌内科)は「遺伝子導入という手法を使うが、極めて高い効率でベータ細胞が再生された。今後、大型動物の実験に取り組み、臨床応用を目指したい」と話している。【永山悦子】
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2009/2/27 なくそう・減らそう糖尿病:第11部・在宅療養を支える/4 毎日jpより転載
なくそう・減らそう糖尿病:第11部・在宅療養を支える/4
◇低カロリー宅配食活用
多忙な人が自分の健康状態に応じた食事を作るのは大変だ。ましてカロリー計算は簡単ではない。それを支える方法として宅配食が注目されている。
東京都葛飾区の女性(66)は眼科で糖尿病を疑われ、自宅近くの加藤内科クリニックを受診した。血糖値を下げる薬を服用し、1カ月で正常値に戻り、薬も不要になった。正常な血糖値を維持するため、食事療法の指導を受けた。野菜不足と気付いたが、カロリー過多になりやすい外食中心の生活で、自分で作るのは不得手だった。
目に入ったのが、クリニックにあった低カロリーの宅配食カタログだ。さっそく、1日1食程度利用した。運動も心がけ、体重は15キロ減った。女性は「月1万円以上と割高だが、仕事をしている私には便利」と語る。クリニックの加藤則子・管理栄養士も「パンと牛乳ですませるより、同じカロリーでもバランスのよい食事ができる。調理法が分からない、作る時間がない患者さんに向く」と話す。
冷凍弁当やレトルトパックの糖尿病食や健康食を販売する宅配業者が増えてきた。自治体によっては、高齢者向け配食サービスを実施している。
久留米大の山岸昌一教授によると、低カロリー・低塩分の宅配弁当を毎日1回利用するようになった糖尿病患者は、未利用の患者に比べ、摂取カロリーや間食に気を付けるようになったという。山岸教授は「自分で必要量を計量し調理するのが理想だが、できる人は少ない。一食の量や味付けの目安を知る教材として宅配食を活用する方法もある」と提言する。【下桐実雅子】=つづく
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イラストは、過食を警告するシンボルマークの「エンゼルピッグ」
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2009/2/27 血管の若返り (2)腹八分、薄味、低脂肪 YOMIURI ONLINEより転載
血管年齢を若返らせるには、食べ過ぎない、動脈硬化につながる高脂肪食を避けるなどの食習慣が大切だ。自分ではきちんと食事していても適切かどうかはわからない。そのチェックに血管年齢の測定は役に立つ。
血管年齢との関連で注目されるのが、発酵乳由来のペプチド(たんぱく質の一部)の「ラクトトリペプチド」。血管内皮に作用し、血圧を抑える効果が確認され、特定機能食品にも認定されている。
東京・あきる野市の開業医、池谷敏郎さんは、軽度の高血圧の健診受診者20人(平均61歳)に、ラクトトリペプチド入り飲料を毎日飲んでもらった。8週間後に血管年齢を測定すると、飲む前の平均66歳から8歳も若返り、血圧も正常域に戻った。
飲料を製造販売するカルピスと京都府立医大の研究によると大動脈血管内皮にコレステロールが沈着しやすいマウスに、この発酵乳を与えると、血管内皮の脂肪の塊が少なくなることが確認されている。
池谷さんは「血管内皮の状態が良くなり、血管の弾力性が向上したのでは」と話す。
大分県別府市は2年前から、「血管年齢維持のための適切な食事」という健康講座を、別府大と共同で始めた。まず、65〜75歳の参加者30人の血管年齢を測定。その上で、摂取すべきエネルギー量、バランスの良い料理法を11か月間学ぶ。同大食物栄養科学部教授の江崎一子さんは「食事の基本は一汁三菜。野菜やキノコ類を多くし、塩分を控えて薄味にする。肉や魚もホイル焼きにして脂質を減らすのがこつ」と語る。
講座の最後に血管年齢を再度、測定して、効果を見る。すぐに結果がでることは少ないが、江崎さんは「参加者は血管年齢の測定でやる気が違ってくる。動機付けにはよい」と説く。
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2009/2/27 応急手当て 誤飲…下を向かせ背中たたく YOMIURI ONLINEより転載
昨年3月の夜、東京都文京区の会社員伊奈和美さん(24)は当時8か月の長男誠十朗ちゃんに離乳食を食べさせてから、テレビを見て一息ついていた。
ふと、「かーっ」という変な声。振り返ると、誠十朗ちゃんが苦しそうに何かはき出そうとしている。涙を流しながら、息がうまくできないようで声も出ない。
「何かのみ込んだに違いない」
和美さんはとっさに、左腕で誠十朗ちゃんの顔が下向きになるように抱え、右手で背中をたたいた。数分で1センチ弱ほどの、ちぎれたペットボトルのラベルを吐き出した。とたんに誠十朗ちゃんは大声で泣き出し、ひとしきり泣くと、あっけらかんと遊びだした。
実はこの前の週、和美さんはベビーマッサージの教室で救命講習を受け、心臓マッサージなどとともに、のどを詰まらせた時の応急手当ても習っていた。
物をのどに詰まらせた時は、顔を下向きにし、頭を胸よりも低くして背中をたたくと、肺から空気が外へ押し出され、異物も吐き出される。
もし、大人であれば、おなかを強く押し、肺を圧迫して吐き出させる方法をまず行う。ただし、内臓を傷つける恐れがあるため、1歳未満の乳児には、この方法は行わない。1歳以上の子供では、背中をたたいて効果がなければ、おなかを押す。
「念のためと受講しましたが、本当に知っていて良かった」と和美さんは笑う。
講習を開く「MFAジャパン」のトレーニング・マネージャー鈴木哲士さんも「あわてて子供を逆さまにしたという話も聞きますが、誤ってけがをさせかねません。落ち着くことが大切です」と話す。
家庭には、誤ってのみ込むと気道をふさぐ恐れのあるものが少なくない。おもちゃ、文房具、食品では餅やこんにゃくゼリーなどがある。ピーナツをはじめナッツ類もそうだ。その形状から、すっぽり気道にはまってしまう。やがて水分で膨らみ、さらにぴったりと気道をふさぐ。
呼吸ができないと、数分で意識不明となり、そのまま死に至る恐れがある。厚生労働省によると、のみ込んだ異物が気道をふさぐ事故で、年間5000人以上が亡くなっており、高齢者が大半を占める。
救急車を呼んでも到着時間は平均6分余り。その場での応急手当てが、命を左右するかもしれない。
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2009/2/27 延命治療中止「数十例」 救急医学会アンケート asahi.comより転載
延命治療中止「数十例」 救急医学会アンケート
2009年2月27日3時2分 朝日新聞
日本救急医学会の特別委員会(委員長=有賀徹・昭和大教授)が07年10月につくった終末期医療に関するガイドライン(指針)に沿って、これまでに、治る見込みがないと判断された患者数十人の延命治療が中止された可能性があることが、救急医を対象にした同委員会のアンケートで分かった。中止を検討したことがある医師は96人に上る。
救急医療では本人や家族の意思が分からないまま延命治療を続けるケースがある。現在の法制度では、治療してもすぐに死亡すると予測される場合であっても、医師が治療をやめれば刑事責任を問われかねない。そうした事情は指針ができた後も変わっておらず、調査結果は終末期医療の議論に影響を与えそうだ。
指針は終末期について、「突然発症した重篤な疾病や不慮の事故などに対して、適切な医療にもかかわらず死が間近に迫っている状態」などと定義。(1)脳死などと診断された場合(2)人工呼吸器などに生命の維持を依存し、移植などの代替手段がない場合(3)治療を続けても数日以内に死亡することが予測される場合(4)回復不可能な病気の末期の場合――と分類し、本人の意思が明らかでなく、家族が判断できない場合は主治医を含む医療チームで延命治療を中止できる、などとした。
こうした指針の普及ぶりを探ろうと、同委員会は昨夏、全国の救急医2700人余にアンケートをし、715人が回答した。
延命治療中止のために指針を適用しようとした例が「あった」と答えたのは有効回答の13%に当たる96人。有賀委員長が回答の詳細を検討したところ、中止に至ったと見られるケースが数十例あった。有賀委員長は「複数の患者で中止を検討したと回答した医師もいた」と説明する。
26日には、福岡大病院で指針に基づき、60代男性の人工心肺装置を止めて延命治療を停止した例があったことが明らかになった。同委員会が把握する数十例に含まれるとみられる。
指針を適用しようとしたができなかった理由を13の項目から選んでもらったところ(複数回答)、「法的な問題が未解決」(75人)が最も多かった。「家族らの意見がまとまらなかった」などの答えも目立ち、判断の難しさが浮き彫りになった。同委員会は今春、指針の実施情報を集める仕組みを整え、問題点を掘り起こす方針。(服部尚)
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2009/2/27 日本脳炎新型ワクチン、幼児の定期接種再開の見通し asahi.comより転載
日本脳炎新型ワクチン、幼児の定期接種再開の見通し
2009年2月27日1時30分 朝日新聞
日本脳炎の新型ワクチンについて、厚生労働省の専門家会議は26日、幼児に限って接種を定期化する必要があるとの意見で一致した。今夏の流行期までに再開される見通し。いまのワクチンは副作用が報告された05年から、定期接種が事実上中断されている。
再開されれば、いまの旧型ワクチンで中学生が寝たきりになったとして、厚労省が「接種を積極的に勧奨しない」と勧告した05年5月以来。新ワクチンは今月23日に薬事承認された「ジェービックV」で、旧型より副作用が少ないとされる。
ただ、当面は供給量が限られるとして、厚労省は予防接種を実施する自治体に対し、積極的な勧奨は求めない見通し。また、9歳以上の子への接種の定期化については、引き続き検討する。
日本脳炎は蚊を介して感染。発症すれば根治療法がなく、死亡や後遺症が残る率が高い。定期接種再開を求める声が高かったが開発が遅れ、その間に接種を逃した子らの感染が懸念されている。
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2009/2/27 150万年前の原人足跡=歩き方、既に現代人並み−ケニアで化石発見・国際チーム @nifty.comより転載
150万年前の原人足跡=歩き方、既に現代人並み−ケニアで化石発見・国際チーム
2009年2月27日(金)4時39分配信 時事通信
アフリカ東部ケニアで、153万〜151万年前の地層から原人の足跡化石が見つかったと、英ボーンマス大などの国際研究チームが27日付の米科学誌サイエンスに発表した。現生人類(サピエンス)と同じホモ(ヒト)属のエルガステルかエレクトスの足跡とみられ、既に現生人類と同じような歩き方をしていたことが分かった。
発見場所はケニア北部、トゥルカナ湖畔のイレレットで、深さが5メートル違う2つの地層から見つかった。成人の足跡は足の指が短く、土踏まずがあり、サイズが平均25.8センチ。かかとから着地し、親指が最後に離れる現生人類と同様の歩き方で、一歩の幅は43.1〜53.6センチだった。歩く速さは毎秒63センチと遅いが、泥でぬかるんでいたためと考えられる。
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2009/2/26 ウイルス感染防ぐ抗体 A型インフルの一部に効果 米チーム発表 asahi.comより転載
ウイルス感染防ぐ抗体 A型インフルの一部に効果 米チーム発表
2009年2月26日 朝日新聞
ヒトの間での大流行(パンデミック)が懸念されるA型鳥インフルエンザのH5N1亜型や、1918年のスペイン風邪の原因となったH1N1亜型のウイルス感染を防ぐヒト抗体が特定された。米国のハーバード大や疾病対策センターなどの研究チームが23日、米科学誌ネイチャー・ストラクチャラル・アンド・モレキュラー・バイオロジー電子版に発表した。
ウイルスが細胞に侵入する際に使う表面のとげ状たんぱく質「赤血球凝集素(ヘマグルチニン=HA)」でA型インフルエンザを分類した場合、16亜型中の10亜型で有効とみられる。研究チームは今後、フェレットを使った実験や臨床試験を経て、数年後の実用化を目指す。比較的短期間で大量生産できるため、大流行が発生してワクチンが出回り始めるまでの間、抗ウイルス剤の効果を強めるのに使えるという。
この抗体は、HAの変異しにくい部分に結合し、ウイルスが細胞膜から中に入り込むのを邪魔する働きがある。(時事)
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2009/2/26 協会けんぽ:保険料率、全都道府県8%台に 激変緩和案提示−−厚労省 毎日jpより転載
協会けんぽ:保険料率、全都道府県8%台に 激変緩和案提示−−厚労省
2009年2月26日 毎日新聞 東京朝刊
厚生労働省は25日、中小企業の従業員が加入する全国健康保険協会(協会けんぽ、旧政府管掌健康保険)について、9月からの都道府県別の保険料率案を自民党に示した。全国平均(8・2%)との差を初年度は、医療費の地域格差を反映させた場合の5分の1にとどめる内容で、負担増となるのは22道府県、減るのは24都府県で、鳥取は8・2%のまま。最高の北海道(8・31%)と最低の長野(8・10%)の差は0・21ポイントとなる。
慎重論もあり、この日は了承を見送ったが、自民党は3月上旬にもこの案での合意を目指す。
現在全国一律の協会けんぽの保険料率(8・2%、労使折半)は地域の医療費を反映させた都道府県別の料率に変えることが決まっている。ただ、5年間は激変緩和をする。
これまで厚労省は四つの緩和案を示していたが、25日は「5分の1案」に絞った。
月収28万円の人の場合、北海道は月額の本人負担が今より154円増の1万1634円、長野は140円減の1万1340円で、その差は294円となる。
緩和をしなければ、北海道8・75%(月収28万円なら月1万2250円)、長野7・68%(同1万752円)で、格差は1・07ポイント(同1498円)。本来なら9県は7%台に下がるが、緩和により全都道府県とも8%台のままとなる。【堀井恵里子】
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■保険料率高い5道県
(1)北海道 8.31%、154円増
(2)佐賀 8.30%、140円増
(3)徳島、福岡 8.28%、112円増
(5)香川 8.26%、84円増
■保険料率低い6県
(1)長野 8.10%、140円減
(2)埼玉、千葉、新潟、山梨、静岡 8.14%、84円減
※金額は月収28万円の人の月額保険料(本人負担分)の増減
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2009/2/26 免疫耐性エイズウイルスが広がる、感染者調査で確認 YOMIURI ONLINEより転載
免疫耐性エイズウイルスが広がる、感染者調査で確認
(2009年2月26日03時03分 読売新聞)
遺伝子変異で人間の免疫が効きにくいエイズウイルス(HIV)が広がっていることが、熊本大などの国際チームによる8か国2000人の感染者調査で確認された。
ワクチン開発戦略の見直しを迫る内容。26日付の英科学誌ネイチャーに掲載される。 HIVが体内に入ると、細胞内で増殖を繰り返し、エイズが発症する。体内の免疫細胞は、感染した細胞内で、ヒト白血球抗原(HLA)と呼ばれる特殊なたんぱく質と結合したHIVを攻撃するが、ウイルス内のある遺伝子に変異が生じると、免疫細胞が攻撃できなくなる。
研究チームはまず、特定のHLAが先天的にある感染者に注目。その細胞内の変異ウイルスを調べたところ、全体の96%から検出された。変異ウイルスがなぜ発生したかは不明だが、HLAのない感染者の29%からも検出された。HLAがある感染者の体内で変異ウイルスが増え、それが性感染などを通じ、HLAのない感染者に広がったらしい。
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2009/2/25 「プレイステーション」やり過ぎで皮ふ病に=スイス研究 @nifty.comより転載
「プレイステーション」やり過ぎで皮ふ病に=スイス研究
2009年2月25日(水)15時49分配信 ロイター
2月24日、スイスの研究者らは「プレイステーション」のやり過ぎで皮ふ病を発症する可能性があると発表。写真は11日、台北でのゲームショーを準備する作業員(2009年 ロイター/Nicky Loh)
[ロンドン 24日 ロイター]
スイスの研究者らが24日、ソニー<6758.T>の家庭用ゲーム機「プレイステーション」のやり過ぎで皮ふ病を発症する可能性があると発表した。
バンサン・ピゲ氏が率いるジュネーブ大医学部および付属病院のチームが、皮膚科学に関する英専門誌「ジャーナル・オブ・ダーマトロジー」で報告した。
研究者たちが「プレイステーション手掌汗腺炎」と呼ぶ、この新たに特定された皮ふ疾患では、激しい運動をした子どもの足の裏に発症するものに似た、痛みを伴った病変が手のひらにできるという。
同チームでは、強く継続的な(コンソールの)握りしめとボタンの連打が一緒に行われると、手のひらの表面に軽微ではあるが継続的な外傷が起きると説明。
一方、ソニー<6758.T>の広報担当者は、同研究は1人の患者について行われたとした上で、1995年の発売開始以来、プレイステーションの販売台数は億単位だとコメントした。
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2009/2/25 血管の若返り (1)生活習慣改め 軟らかに YOMIURI ONLINEより転載
血管年齢は、安静にした後、指先を専用のセンサーに入れて測る (東京医大八王子医療センターで)
生活習慣病には、血管の老化が深く関与する。実際の年齢よりかなり高い「血管年齢」状態が続くと心臓病などになる危険性がある。血管年齢を把握し、若返らせる方法を紹介する。
血管年齢を提唱した東京医大八王子医療センター教授の高沢謙二さんによると、血管年齢とは「血管壁の柔軟性」。血管は年齢と共に硬くなるが、それが生活習慣によって実年齢より早く進むことがある。偏った食生活による高脂血症や血管を収縮させる喫煙の継続、ストレス過多が引き金となる動脈硬化が代表例。進行は気づきにくく、ある日突然、心筋梗塞や脳梗塞に見舞われる。
「だから硬さの変化を小さいうちにとらえて生活習慣病を予防するのが大事」と、高沢さんは血管年齢把握の意義を強調する。心臓が送り出す血液が血管壁にあたった時にできる波「脈波」で調べる方法を考案。装置も開発され、心電図のような波形を描く。20〜70代の600人のデータをもとに血管年齢を算出する。
同センターで、試しに自分の血管年齢を測定してもらった。あおむけになり、5分ほど安静にした後、指を加速度脈波計のセンサーにはさむ。37歳の記者は身長167センチ、体重60キロ・グラム。生活習慣に自信はなかったが、1日1万歩を歩いていたせいか、血管年齢は実年齢プラス2歳。「2歳程度なら誤差の範囲」と及第点をくれた。
注意が必要なのは、血管年齢が実年齢より11歳以上高い場合。「動脈硬化が進み、生活習慣病の疑いが高い」という。血管がボロボロの状態で訪れる20、30代もいる。
血管年齢は生活習慣の改善で15〜20歳若返らせることも可能。健診センターなどに設置される脈波計で一度は測定してみては?(高田真之)
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2009/2/25 応急手当て 出血…5〜10分 圧迫して止血 YOMIURI ONLINEより転載
「こうやって圧迫するの」と松崎君に示す竹内さん
昨年10月の中間テスト最終日、東京都荒川区立第一中学校の3年生・松崎至宏君(15)はそうじ当番の後、廊下を友人と小走りしていて転倒し、左足を壁にぶつけてしまった。
ひざを押さえてうずくまると、血が制服ににじみ、ズボンのすそからも流れ出ている。
近くの教室から駆けつけた教諭は、ズボンの上から傷口をタオルで強く圧迫。養護教諭の竹内恵子さんと男子生徒4人で、足の傷口を心臓よりも上にした状態で保健室へ搬送した。竹内さんが確かめると、傷は長さ5センチほどで血はほとんど止まっていた。
料理中に包丁で指を切ったり、手足などをスパッと切ったりした時は、ハンカチやタオルで傷口を圧迫する「圧迫止血法」が基本だ。血液には、出血すると固まる性質があるが、傷口に血液がどんどん押し寄せると、固まりかけたものも押し流してしまう。圧迫により血管を細くすれば、固まりやすくなる。また、患部を心臓より高くすると血流を抑えられる。
適切な応急手当てを受けた松崎君は、三角きんで傷口を強く巻いてタクシーで近くの病院へ。傷を洗浄してから三十数針を縫って帰宅。2か月後には体育の授業に復帰した。同校では、教員の多くが区主催の救命講習で圧迫止血法を学んでいたほか、竹内さんも校内の壁新聞などで基本を紹介していた。
杏林大学(東京都三鷹市)救急医学講師・山田賢治さんによると、圧迫止血法のポイントは、タオルなどで、5分から10分ぐらい、しっかりと傷口を押さえること。血が止まったら、傷口を見て、大きく開いている場合は医療機関へ。さほどでなければ、流水で汚れをていねいに洗い流し、傷の周囲を消毒し、包帯や絆創膏で覆う。
10分程度圧迫しても血が止まらない場合は、太い静脈や動脈が切れている可能性があり、医療機関の受診が必要だ。感染予防のため、傷口には乾いた清潔な布、救助する側も血液に直接触れないよう注意するのが望ましい。ゴム手袋があれば最適だが、ビニールを一枚隔てるだけでもいい。
荒川一中では来月、3年生対象の救命講習を予定している。松崎君も「救命法をきちんと覚えたい」と意欲的だ。
◇
血がにじむ程度の切り傷・擦り傷 傷口を流水で洗う。以前、傷口は乾燥させた方が良いとされたが、傷口から出る体液には傷を治す成分が含まれているので、防水タイプの絆創膏などで傷口を覆う。
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2009/2/25 乳幼児にも花粉症 YOMIURI ONLINEより転載
乳幼児にも花粉症
(2009年2月25日 読売新聞)
小型マスク・ゴーグル登場
マスクやゴーグルなど、子ども向けの花粉対策グッズも増えている(東京都豊島区の東急ハンズ池袋店で)
花粉症シーズン真っ最中、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状に悩むのは、大人だけではない。最近は、乳幼児も含め、子どもの花粉症が増えている。
東京都目黒区の「あおば医院」では、この5年ほど、小学校低学年や幼稚園の子どもに花粉症の症状が目立つようになったという。「風邪などの病気と思い込んで受診し、花粉症と分かって驚く保護者も多いようです」と院長の千木良真保さんは話す。
東急ハンズ池袋店(東京都豊島区)の花粉対策コーナーでは、大人用よりサイズの小さい子ども用マスクやゴーグルを販売。マスクは60枚入りで735円のものからある。ゴーグルは798円から。問い合わせも増えているという。
ユニ・チャーム(東京都港区)の「超立体マスク キッズ」は、「園児〜低学年サイズ」「高学年サイズ」の2種類あり、5枚入りで546円。丸みのある鼻やあごといった子どもの顔の特徴に合わせ、すき間が出来にくい形にしている。元々は風邪予防が目的だが、「花粉症対策に購入する人も多いようです」と担当者は話す。
小児アレルギーに詳しい、東京都保健医療公社荏原病院の小児科部長、松井猛彦さんは「以前は思春期に花粉症になる子どもが多かったが、今は低年齢化が進んでいる」と話す。中には1〜2歳で花粉症になる子どももいるほどだ。
「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」の症状が続く場合は病院で検査を受け、花粉症かどうか、何が原因か確認を、と勧める。熱やせきが出て、風邪と区別がつきにくいケースもある。「前の年に似た症状があった場合は、早めに専門医に相談して、抗アレルギー薬を始めることも大切です」
防御法は大人とほぼ同じで、できるだけ花粉に触れないようにすることが大事だ。花粉が多い時期は、外出時にマスクや眼鏡、帽子を着けさせる。嫌がる子どもも多いが、「『格好いい』とほめるなどしてその気にさせて」と松井さんは話す。帰宅時は、衣服をはたいて花粉を落としてから家に入る。手洗いとうがいに加え、洗顔で目の周りの花粉を落とすのも効果的だ。
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2009/2/25 脳梗塞直後の血栓溶解療法、消防本部の3割が実施機関把握せず YOMIURI ONLINEより転載
脳梗塞直後の血栓溶解療法、消防本部の3割が実施機関把握せず
(2009年2月25日 読売新聞)
厚労省研究班「医療・救急の連携必要」
脳梗塞の発症から3時間以内に使えば効果が期待できるt―PA治療(血栓溶解療法)について、全国の消防本部の約3割が、実施できる医療機関を把握していないことが、厚生労働省研究班(班長・木村和美川崎医大教授)の調査でわかった。
こうした地域では搬送先次第で適切な治療が受けられない恐れがあり、木村教授は「医療と救急の連携体制の強化を進める必要がある」と話している。
t―PAは、血管に詰まった血の固まりを溶かす薬剤で、2005年に認可。治療を受けた患者の4割近くが3か月後にほぼ正常な状態にまで回復する効果がある。ただし、発症から時間がたつと血管が破れやすくなっていることから、薬を使うとかえって脳出血の危険性が高まるため、発症から3時間以内の使用が定められている。
研究班は、昨年9〜11月に、全国すべての消防本部807組織にアンケートし、775組織(回収率96%)から回答を得た。管轄地域内のt―PA治療が可能な施設の有無や施設名を「把握している」と答えたのは、490組織(63%)。実施施設がない一部の地域を除き、全体の約3割の消防本部が、治療施設を把握していなかった。
また、顔のゆがみなどの異常を点数化して脳卒中かどうかを判断する「病院前脳卒中スケール」を導入しているのは116組織(15%)。医師による救急隊員への研修会を07年度に開いたのは156組織(20%)と自治体によって取り組みに差があった。脳梗塞患者全体に対するt―PA治療の実施率は平均2〜3%とされるが、搬送体制が整備された地域では、実施率が10%と高い医療機関もある。
国の消防審議会も今月9日、都道府県などに対し、脳卒中、心筋梗塞など病状に応じた搬送先リスト作成などを求める答申をまとめ、消防庁長官に提出している。
日本脳卒中協会の中山博文専務理事は「t―PA実施施設を把握していない消防本部がある地域の住民は、脳卒中を起こした際に適切な処置を受けられない心配がある。国は自治体に体制整備を義務づけるべきだ」と話している。
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2009/2/24 糖尿病講座:(22)インスリン注射は怖くない 毎日jpより転載
糖尿病講座:(22)インスリン注射は怖くない
2009年2月24日 毎日らいふ

「インスリン注射は痛いし面倒だ」「インスリンを始めると、もう手遅れの状態だ」と思っていらっしゃる方がいるかもしれません。現在では注射器や注射針の改良も進み、手軽にほとんど痛みなくインスリン注射ができます。血糖値が高いことを長く放置するよりは、食事・運動療法や経口薬による治療とあわせてインスリンを積極的に使って血糖値を下げることが、糖尿病の合併症の予防につながると考えられており、早めにインスリンを開始することは糖尿病の治療として普及しつつあります。また糖尿病がうまく治療されていない時には、「糖毒性」と言って飲み薬の効き目が悪いことがあり、一時的にインスリンを使って血糖を下げると、その後は飲み薬でも糖尿病の治療がうまくいくことがあります。このようにインスリンは糖尿病の治療で日常的に使われています。
◇ どのようなインスリンを使うのか
人間のインスリン分泌には、24時間ほぼ一定量を出し続ける基礎分泌と、食事などを摂ったときに出てくる追加分泌の2種類があります(図1)。糖尿病の型や原因によって血糖の上昇するタイミングは違うので、さまざまな種類のインスリンを組み合わせて、基礎分泌や追加分泌、もしくはその両方を補うことがインスリン治療の原則です。
この目標のために、さまざまなインスリンが作られています(図2)。追加分泌を補充する目的では、注射後すぐに効き始める「超速効型」や、30分ほどで効果を現す「速効型」が使われます。追加分泌を補うためには半日から24時間効果が持続する「中間型」「持効型」といったインスリンが使われます。「超速効型」あるいは「速効型」と中間型をあわせた「混合型」製剤もあります。図2にあるように今ではインスリンの多くがペン形の注射器で使われ、簡単にうつことができます。
インスリンを使う際に、1つの理想は基礎分泌の補充に1日1回、そして3度の食事のたびに追加分泌を補う目的で注射をすることがあります。表にあげるようなインスリン注射が絶対に必要な場合には、そのような「4回打ち」が行われることが多いのですが、インスリンの使い方はそれに限りません。追加分泌を補うために1日3回の注射だったり、「混合型」製剤を使って1日2回の注射をしたり、飲み薬と組み合わせて追加分泌を補うインスリンを1日1回だけ注射することもあります。糖尿病の原因に合わせて、またライフスタイルに合わせて注射の仕方を工夫して、血糖を下げることが目的です。インスリンを使うことは必ずしもライフスタイルを窮屈にするものではないのです。食事や運動、それに他の薬剤とうまく組み合わせてインスリンを使い、血糖をきちんと下げ、糖尿病の合併症を予防したり進行を食い止めるのが大切なのです。
大杉 満(東京大学医学部附属病院 糖尿病・代謝内科助教)
◇企画・監修:門脇孝(東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授)
1978年東京大学医学部卒業。86年から90年まで米国立衛生研究所(NIH)糖尿病部門へ留学。01年東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科助教授、03年現職。05年より東京大学医学部附属病院副院長。糖尿病の成因と分子機構に関する研究で、上原賞、日本医師会医学賞、日本糖尿病学会賞、ベルツ賞など受賞多数。糖尿病治療の第一人者としても知られる。日本糖尿病学会常務理事、日本肥満学会理事。第51回日本糖尿病学会会長(08年5月22〜24日 東京国際フォーラム)を務める。
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2009/2/24 応急手当て 骨折…添え木で固定 損傷抑える YOMIURI ONLINEより転載
主治医でもある丸野さんと打ち合わせをする船越さん(東京都三鷹市の杏林大学病院で)
先月7日、日帰りで群馬県のスキー場に来ていた看護師の船越かおるさん(25)は、スノーボードを思いっきり楽しんでいた。
夜7時を回り、もうあと1、2回で終わるつもりで滑っていた時、曲がろうとして転倒。手をついてしまった。
右手が激しく痛み、2倍ぐらいに腫れ上がっている。それでも「ひねったかな」と軽く考え、数十メートル先のロッジへスノーボードで戻り、そのまま友人の車で3時間以上かけて勤務先の東京都三鷹市の杏林大学病院へ向かった。
顔見知りの当直医は、レントゲン写真を見ながら「折れていますね」。右手首のそばで、骨が外側に少しずれていた。「まさか折れているとは」と船越さんはしゅんとなった。
主治医の同病院整形外科・丸野秀人さんは、「骨折の疑いがあれば、なんでもその場にあるもので固定することが大事。折れた骨がわずかでも動けば、損傷が広がる」と指摘する。
添え木代わりは、新聞、傘、文房具……使えそうなものならなんでもよい。それを、タオルやビニール袋などで、しっかり固定する。さらに冷やすことと、可能ならば患部を心臓よりも高くすることも大事だ。痛みと炎症の進行を抑え、内出血の悪化も防ぐ。
骨折ではなく、関節や腱が損傷したねん挫、突き指でも応急手当ては同じ。固定し、冷やすことが肝心だ。突き指の場合はひっぱって治そうとする人がいるが、効果はなく、かえって悪化させるおそれがある。
救急外来を受診した船越さんは、医師が右腕をひっぱり、骨を正しい位置に戻す整復を受け、とりあえず患部を固定して帰宅。数日後に、骨にねじを埋め込み、金属で固定する手術を受けた。
看護師の仕事に復帰した船越さんは、重いものはまだ持てないが、書くことはできる。担当は、整形外科の患者もいる入院病棟。「添え木だけでもすれば良かった」と反省し、患者さんに応急手当ての大切さを伝えていきたいという。
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2009/2/24 新型インフル対策なしなら…首都圏半数感染の予想 asahi.comより転載
新型インフル対策なしなら…首都圏半数感染の予想
2009年2月24日15時0分
新型インフル感染拡大の様子
海外で新型インフルエンザに感染した人が帰国して東京都内でウイルスを広げた場合、何の対策もとらなければ首都圏に住む人の半分以上が感染するという分析を、国立感染症研究所の大日(おおくさ)康史主任研究官らがまとめた。国が新型インフル対策の前提として想定する感染率25%以下に抑えるには、全学校を休校にし、出勤する人を4割減らす必要があるという。
国土交通省や東京都でつくる東京都市圏交通計画協議会が、都と神奈川、埼玉、千葉各県、茨城県南部の住民(計3400万人)の移動方法や昼間の所在などを追跡したデータを参考に試算。感染の広がり方を解析した。
海外で新型インフルに感染した会社員1人が帰国して感染を拡大させる想定。感染3日目に東京・八王子の自宅に戻り、4日目に東京・丸の内の勤務先に出社してから発症。病院で新型インフルと診断され、7日目から自治体などの対策が始まるというシナリオ。感染拡大は25日目ごろにピークを迎える。
外出自粛要請などの対策を何もとらなかった場合、通勤や通学などを通じてウイルスが広がり、最終的には首都圏住民の51.6%が感染するとみられる。
保育園から大学まで休校にした場合はわずかに減り、47.4%。休校措置に加えて、全面的に外出自粛を求め通勤人数が4割減った場合、感染率は19.1%に下がる。通勤人数が6割減れば、通常の季節性インフルエンザの感染率並みの9.5%まで下がるという。
国の対策にも休校や通勤自粛の推進などが盛り込まれている。大日さんは「こうした外出規制策がどれだけ浸透するかが感染拡大防止のカギ」と話している。(服部尚)
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2009/2/24 インフルエンザは絶対湿度に関連 m3.comより転載
インフルエンザは絶対湿度に関連
2009年2月24日 提供:Medscape
| インフルエンザウイルスは低湿度で活発に繁殖することが研究から示唆されている Bill Hendrick |
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【2月18日】
絶対湿度は相対湿度よりもインフルエンザとインフルエンザウイルスの蔓延に関連が強いことが新規研究で示唆されている。 絶対湿度は、温度とは関係なく、大気中に実際に含まれる水分量を表す尺度である。相対湿度は、大気中に含まれる水蒸気量を飽和水蒸気量で割った数値であり、飽和水蒸気量は温度によって変わる。 科学者らは長い間、湿度とインフルエンザの感染・流行との関連を疑ってきたが、主に疑われていたのは相対湿度であったと、同研究の筆頭著者であるオレゴン州立大学(Oregon State University)のJeffrey Shaman, PhDは述べている。Shaman博士は病気の伝染と気象との関連性の研究を専門にしている。しかし、真の原因は絶対湿度であるとShaman博士は強く主張している。インフルエンザがピークとなる1月や2月のように湿度が低いときには、インフルエンザウイルスはより長期にわたって繁殖するとみられ、感染率は急上昇すると同研究者らは説明している。 Shaman博士は、インフルエンザ感染と相対湿度との間に「わずかな(tenuous)関係」を認めた2007年の研究データを見直した。Shaman博士は、この研究データを再利用したが、相対湿度の代わりに絶対湿度を用いて、相関関係を探った。 その結果、絶対湿度とインフルエンザウイルスの生存との関係、すなわち(絶対湿度と)いったん空中に浮遊したウイルスが生存し続ける時間の長さとの関係について、さらに研究を進めることになった。 「この相関関係は驚くほど強かった」とShaman博士はニュースリリースで述べている。「絶対湿度が低いとき、インフルエンザウイルスの生存期間は延長し、感染率は上昇する」 この2007年の研究では一般に、より寒く、より乾燥しているときに感染が増加することが認められている。 しかし、Shaman博士と共同研究者であるオレゴン州厚生局(Oregon Department of Health Services)の疫学研究者Melvin Kohn氏は、相対湿度はインフルエンザウイルス感染の変動のわずか12%しか説明できないことを認めている。 また、相対湿度はインフルエンザウイルス生存の約3%しか説明できないことを同研究者らは示している。絶対湿度に焦点をあわせてデータを検討したところ、感染(それまでに認められていた12%から50%への上昇)と生存(36%から90%への上昇)のいずれの変動にも「劇的な」上昇が認められた。 したがって、相対湿度を指摘する多くの研究によって後押しされた従来の一般通念は完全に間違っている可能性があることを同研究者らは示唆し、絶対湿度が原因である可能性が高いと付け加えている。 結論は明らかであると彼らは話している。「インフルエンザの大流行は通常、絶対湿度の条件がインフルエンザウイルスの生存と伝播に非常に都合の良い冬期に発生する。そして、彼らは、「これらの知見から、特にナーシングホーム、救急室など、合併症のリスクの高い人に感染する場所で室内の空気を加湿すれば、インフルエンザシーズンにインフルエンザの蔓延とそれによる被害を低減させるのに有用な可能性があることも示唆される」と付け加えている。
この研究は『Proceedings of the National Academy of Sciences』に発表されている。 |
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| | Medscape Medical News 2009. (C) 2009 Medscape |
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2009/2/24 一次予防でもスタチン治療の順守に関連してすべての原因による死亡率が低下 m3.comより転載
一次予防でもスタチン治療の順守に関連してすべての原因による死亡率が低下
2009年2月24日 提供:Medscape
| スタチン薬を一貫して服用する一次および二次予防患者は、治療の指示を順守しない患者よりも死亡リスクが有意に低い Michael O'Riordan |
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【2月17日】
一次および二次予防のためにスタチン薬を一貫して服用する患者は、治療を順守しない患者よりも死亡リスクが有意に低いことが、新規研究で明らかになった[1]。調査期間の90%以上で薬剤を服用した患者は、順守度がそれより低かった患者と比較して、すべての原因による死亡リスクが45%低下したと、治験責任医師らは報告している。 「観察されたスタチンによる利点がランダム化臨床試験から予測されたよりも大きかったことは、一次予防と二次予防のために、スタチン治療を推進し長期継続を増やすことの重要性を強調する」と、Varda Shalev博士(テルアビブ大学、イスラエル)らは『Archives of Internal Medicine』2月9日号で述べている。 この研究では健康維持機構に登録された229,918例の患者の後ろ向き解析を行い、冠動脈疾患(CHD)の既往のある患者とない患者におけるスタチン治療の効果を評価した。著者らが指摘しているように、スタチン治療の利点は十分に実証されているが、一次予防コホートにおけるすべての原因による死亡率に対する脂質降下療法の効果については、論争の余地がある。例えばJohn Abramson博士(ハーバード大学医学部、マサチューセッツ州ボストン)とJim Wright博士(ブリティッシュコロンビア大学、バンクーバー)が『Lancet』で発表し、当時heartwireが報告した、2007年のオピニオン論文[2]は、大部分のエビデンスは、女性または65歳を超える人々における一次予防としてのスタチン治療を支持しないと主張した。 今回の最新解析では、平均4年間追跡調査した心疾患の既往のない136,052例の患者における一次予防による死亡率の改善について評価した。二次予防コホートには平均5年間追跡調査した93,866例の患者が含まれた。スタチン治療の順守度は、初回処方時と追跡調査終了時までの期間に調剤されたスタチン処方の数によって評価した。 一次および二次予防コホートにおいて、追跡調査期間中の90%で服用することと定義したスタチンの一貫した服用は、期間中の服薬率が10%未満であった患者と比較して、死亡リスクのそれぞれ45%および51%の低下と関連した。リスクの低下は、ベースラインの低比重リポ蛋白コレステロール(LDL-C)レベルが高い患者、および集中的な脂質降下療法を行っている患者において、より顕著であった。 スタチン投与日数の割合とすべての原因による死亡率 試験期間中のスタチン治療実施日の割合、% | 一次予防コホートのハザード比(95%CI) | 二次予防コホートのハザード比(95%CI) | <10 | 1(基準値) | 1(基準値) | 10 - 19 | 1.35(1.22 - 1.50) | 1.28(1.18 - 1.39) | 50 - 59 | 0.77(0.67 - 0.88) | 0.69(0.63 - 0.76) | ≧90 | 0.55(0.49 - 0.61) | 0.49(0.46 - 0.53) |
「我々の知見は、スタチンの利点が地域における無選別患者にも及ぶことを確認する」とShalev博士らは述べている。「治療の継続性の向上と薬剤の有効性の改善が、一次予防コホートと二次予防コホートの両方における生存期間の改善と関連する」。 臨床試験ではすべての原因による死亡率はわずかしか低下しないかまたは全く低下しておらず、今回の研究で観察された利点はそのような臨床試験で観察された死亡率の改善よりもはるかに大きかったと、研究グループは強調している。今回の観察研究のような無選別の患者集団における研究は、「一酸化窒素シンターゼに対する作用と同様、抗炎症、抗血栓、または抗アポトーシス効果も寄与する可能性のあるスタチンの総合的な利点を、より良く捉えられるのかもしれない」と著者らは示唆している。 本研究は、研究デザインおよびスタチン治療の評価を調剤情報に基づいて行ったという事実によって制限されると、研究者らは指摘している。 Shalev V, Chodick G, Silber H, et al. Continuation of statin treatment and all-cause mortality. Arch Intern Med 2009; 169:260-268. Abramson J, Wright J. Are lipid-lowering guidelines evidence-based? Lancet 2007; 369:168-169. |
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| | Medscape Medical News 2009. (C) 2009 Medscape |
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2009/2/24 TADS:併用療法を受けた思春期うつ病患者は単独療法を受けた患者より早く寛解 m3.comより転載
TADS:併用療法を受けた思春期うつ病患者は単独療法を受けた患者より早く寛解
2009年2月24日 提供:Medscape
| 思春期うつ病患者の大多数は、治療を9カ月間継続すれば症状の寛解が得られる。しかし、抗うつ薬と認知行動療法を併用した患者は、どちらか一方の単独療法を受けた患者より早く寛解が得られる。 Pauline Anderson |
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【2月17日】 大規模ランダム化プラセボ対照試験によれば、思春期うつ病患者の大多数は、治療を9カ月間継続すれば症状の寛解が得られる。しかし、抗うつ薬と認知行動療法(CBT)を併用した患者は、どちらか一方の単独療法を受けた患者より早く寛解が得られる。 「Treatment for Adolescents with Depression Study(TADS)」の最新結果によれば、36週後の全寛解率は約60%であった。3つの治療群(抗うつ薬フルオキセチン単独、認知行動療法[CBT]単独、これら2つの治療の併用)の寛解率は、55%、64%、60%と、ほぼ同等であった。 さらに、この全寛解率は、以前に12週間の治療後に報告された寛解率(23%)の2倍以上であった。 重要なことは、36週後の寛解率は治療の種類にかかわらず同程度であったものの、併用療法を受けた患者の方が早く寛解が得られたことである。 「薬物療法、CBTのいずれでも、単独療法を選択すれば、寛解を2-3カ月遅延させる可能性がある」と、治験責任医師であるテキサス大学(UT)南西医療センター(ダラス)のBetsy D. Kennard, PsyDはMedscape Psychiatryに語った。 苦痛が長引くということを意味する、と同博士は付け加えた。「薬物療法またはCBTのいずれかの単独療法を受けた小児は、9カ月後に[併用療法を受けた小児と]同じところまでこぎつけるが、到達までに長い時間がかかる。親としては、子供にそんなに長く苦しんでほしくないであろう」。 この最新の寛解率は、成人で報告された9カ月寛解率(67%)に相当する。 この研究の結果は、『Journal of the American Academy of Child & Adolescent Psychiatry』2月号に掲載されている。 あきらめるな 「医師は思春期うつ病患者の治療をあきらめてはならない」と、Kennard博士は述べた。この意見については、ピッツバーグ大学(ペンシルベニア州)のNeal Ryan, MDも同感であった。「治療を継続することは重要である。なぜなら、この研究で本当に多数の小児が改善したからである。 したがって、12週後にお手上げ状態であっても、あきらめてはならない」と、Ryan博士はTADSの研究者らが報告した以前の寛解率(23%)に言及した。 この研究は当初、精神障害の診断と統計の手引き第4版(DSM-IV)の大うつ病性障害(MDD)の診断基準を満たし、17項目小児うつ病評価尺度改訂版(Children's Depression Rating Scale-Revised:CDRS-R)のスコアが45以上である12-18歳の青年439例を対象に行われた。 被験者をフルオキセチン群、CBT群、併用療法群、またはプラセボ群に無作為に割り付けた。薬物療法は、10mg/日から開始して2週目に20mg/日に増量し、その後、必要に応じて最大40mg/日まで増量した。CBTについては、最初の12週間に1時間のセッションを15回実施し、その後は回数を減らして実施した。 「期待はずれの」12週後の寛解率 最初の公開報告において、TADSの研究者らは、12週後(急性治療期後)の奏効率が併用療法群73%、薬物療法群62%、CBT群48%であることを見出した。先行研究では、全寛解率(CDRS-Rスコア28以下と定義)は23%と「期待はずれの」結果であったが、併用療法を受けた小児の寛解率は37%と比較的高かった、とKennard博士は述べた。 12週後、プラセボ群の小児に対して積極的治療を行い、残りの被験者については、割り付けられた治療を継続するよう求めた(大部分は実行したが、一部は実行しなかった)。当初にプラセボ群に割り付けられた患者(327例)については、この最新の解析の対象から外した。 これらの最新結果によれば、併用療法は早くも6週目には、いずれの単独療法よりも優れた成績を示した。この傾向は、18週目(継続治療期終了)を過ぎても続いた。 36週後(維持期後)までに、3つの積極的治療群の臨床反応はすべて同程度になり、各群の奏効率は80%以上であった。 さらに厳密な基準と考えられている36週後の回復率に関しては、寛解に達した小児の65%(急性期寛解患者)から71%(継続期寛解患者)で寛解が維持されることをこの新しい研究は示した。 改善の余地 それらの比率については不安が残る。「症候性のままであるか、症状のみられる患者が依然として3分の1以上いる。したがって、まだ改善の余地がある」とKennard博士は述べた。 Ryan博士は同意し、全寛解率および回復率はかなり良かったが、被験者の多くは試験終了時に引き続き治療を要したと述べた。「寛解や回復が認められなかった小児は多数存在し、少なくともいくらかの効果が認められた小児の多くで悪化が認められた」と、同博士はMedscape Psychiatryに語った。 この研究では、急性治療期終了時の残存症状が18および36週後の寛解導入失敗を予測するということが判明した。 「この研究の重要なメッセージの一つは、思春期うつ病患者では、急性治療後の残存症状が多いほど、転帰不良のリスクが高いということである」と、Kennard博士は述べた。「明らかに思えるかもしれないが、強調することは重要である」と、同博士は述べた。「それらの残存症状を治療するにはさらに積極的な治療を行う必要があるということが示唆されているので、これを強調することは医師の役に立つ」。 また、この研究は、青年に対してCBT単独療法を行う場合は、12週間以上行う必要があるということを強調している、とKennard博士は述べ、この治療で薬物療法と同等の効果を得るには18-24週間かかると付け加えた。「CBTの専門家によれば、小児が12週目までに効果を得るにはCBTの回数が不十分であり、さらに6週間必要であった」。 小児を対象としたCBTの研究の大部分において、12歳未満の被験者は対象外である。「主な理由は、この治療が有効性を発揮するにはある程度の認知機能発達が必要であるからである」と、Kennard博士は述べた。しかし、UT南西医療センターでの複数の研究など、8歳の幼い小児を対象とした研究がある、と同博士は述べた。 CBTは10代の若者においても同程度に有効 成人を対象としたCBTの研究は、青年を対象とした研究よりもはるかに多く報告されているが、CBTは青年においても成人と同程度に有効であると感じている、とRyan博士は述べている。この研究結果をはじめとする良好な研究結果は、「CBTの訓練や診療報酬(reimbursement)に変更を加える必要があるかもしれない」ということを示唆している、と同博士は付け加えた。 現在、CBTはあまり広く普及しておらず、熟練者が不足しているという問題がある、とRyan博士は述べた。同博士は、正式なCBTと「非特異的な精神療法」を区別し、後者は、「すべてではないが、CBTの効果をいくらかもたらす、と同博士は述べた。 Kennard博士と同様に、一部の被験者における寛解の遅延は心配の種である、とRyan博士は述べた。「苦痛が長引くだけでなく、生活に大きな影響を及ぼす可能性がある」。 この小児の改善する時間のばらつきは、「臨床治療の点からみると、一般に意義のあるものと考えられる」と、Ryan博士は述べた。 TADSは臨床診療を変えるか?「概して、すでに実施していることを引き続き行うであろう」と、Ryan博士は述べた。「この研究は、治療が多くの小児に有効であること、多くの小児において3カ月以上かかること、治療にかかわらず、症状を有する小児が依然として多数存在することなど、我々がすでに知っていることを示している」と、Ryan博士は述べた。「これについてさらに研究を行う必要があるという、些細ではあるが重要なことを本研究は示している」。 しかし、これらのデータは、小児では症状が一定期間持続し、医師に「あきらめてはならない」ということを思い出させるものであるという事実を強調している、と同博士は付け加えた。 Kennard博士は、利害関係の衝突はないと報告している。共著者らの開示情報については、論文に記載されている。 出典
J Am Acad Child Adolesc Psychiatry. 2009;48:186-195. |
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| | Medscape Medical News 2009. (C) 2009 Medscape |
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2009/2/24 インフルエンザ収束へ、ピークは1月下旬…感染研調べ m3.comより転載
インフルエンザ収束へ、ピークは1月下旬…感染研調べ
2009年2月24日 提供:読売新聞
今冬のインフルエンザは1月19-25日の週で流行のピークを迎えていたことが、国立感染症研究所の調査でわかった。
全国約4700医療機関からの報告数をまとめたもので、同週の報告数は1医療機関あたり37・45人と平年並みだった。最新情報(2月9-15日)は16・75人と収束しつつあるが、感染研は「まだ広い地域で流行しており、注意が必要」としている。
今冬は流行が始まる時期が早く、12月1-7日の週に流行の目安となる「1医療機関あたり1人」の報告数を超え、1・62人を記録した。冬休み前は北海道から関西までを中心に報告数が多かったが、年明けから九州、四国に広がった。
今冬流行したウイルスは2月15日までの報告分でAソ連型56・1%、A香港型32・0%、B型11・9%の順。過半数を占めたAソ連型のほとんどが抗ウイルス薬タミフルが効かない「タミフル耐性ウイルス」が占めた。小児を中心に意識障害などの症状がある「インフルエンザ脳症」の報告例は33人で、うち6人が死亡した。
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2009/2/24 新型インフルQ&A:大学は休講になる? 毎日jpより転載
新型インフルQ&A:大学は休講になる?
2009年2月24日 毎日新聞 東京朝刊
◇難しい情報収集・伝達 九州大では対策を強化
1918年に世界で約4000万人が死亡した新型インフルエンザ「スペインかぜ」が発生した。速水融・慶応大名誉教授によると、日本で被害が大きかったのは軍隊と大学だそうだ。昨年流行したはしかでも大学生の感染が目立った。現在、文部科学省は新型インフルエンザ対策で、都道府県内に1人でも感染者が確認された時点で、その都道府県内のすべての小中高校を休校にすることを決めた。
しかし、大学は自治を基本とし、授業への出席も学生の自主性に委ねられている。情報収集や伝達も難しいのが実態だ。多くの大学は学生や教職員に感染者が出てから休講に踏み切るとしている。
こうした中、九州大は20日、学内に対策本部を設置するとともに、国内で感染者が出た時点で休講とする方針を発表した。この対応は全国初の措置として注目されている。また近く学生と教職員の計2万6000人に、予防対策マニュアルとマスクを配布するという。対策強化の理由について、九州大は「次世代を担う学生の健康を保障することは大学の責務」と説明する。福岡県は新型インフルエンザに変異すると指摘されている強毒性鳥インフルエンザの感染者が多いアジアの玄関口に位置することも背景にありそうだ。
現在、早稲田大や千葉大などの大学は、感染者発生に備えて、学生らにメールで情報提供することを検討している。ただ、基本は日ごろの対策だ。先日、厚生労働省が発表した調査によると、大学入学前の高校3年のはしかワクチン接種率でも6割に満たない。教育機関は外出後の手洗いやマスクの着用などの指導を徹底する必要がある。【関東晋慈】
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2009/2/24 花粉観測ロボット登場…「口」から空気吸い「目」で表示 YOMIURI ONLINEより転載
花粉観測ロボット登場…「口」から空気吸い「目」で表示
(2009年2月23日16時31分 読売新聞)
花粉の飛散量を一日中観測する「ポールンロボ」(21日夜、福岡市で)=秋月正樹撮影
花粉観測ロボット「ポールンロボ」が、福岡市・天神の民間気象情報会社「ウェザーニューズ」(東京)福岡支店に登場した。
「ポールン」は英語で花粉。プラスチック製の球体で、直径15センチ、約500グラム。球体を人の顔に見立てて「口」の部分から空気を取り込み、内部のセンサーで花粉量を測定する。データは1分ごとに同社に自動送信され、1時間分の観測量に応じて「目」の色が白から青、黄、赤、紫と5段階に変化する。
同社が5年前に開発。主に花粉症の人に呼びかけ、設置を依頼。当初は全国50か所だったが、今年は沖縄県を除く一般家庭や企業、病院など約500か所に広がった。
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2009/2/24 「がん患者の負担減」を専門とする研究所を新設 YOMIURI ONLINEより転載
「がん患者の負担減」を専門とする研究所を新設
来年、オリンパス・島津製作所・慶応大が共同で治療法開発に取り組む
医療機器大手のオリンパスと島津製作所は慶応大と共同で、2010年にがんの治療技術に関する研究開発センターを新設する。
患者の体への負担が少ない治療法を専門に研究する拠点で、日本では初めてとなる。超小型ロボットの開発など、産学連携で次世代の医療機器や医薬品などの開発に取り組む。
研究開発センターは東京・信濃町の慶応大医学部キャンパス内に設ける。投資額は実験機器などを含めて約20億円に上り、このうち8億円を国が補助する。
研究対象は、治療に伴う出血や体組織の切除などを抑える「低侵襲療法」と呼ばれる治療法だ。具体的には、口から体内に入って遠隔操作で治療できる超小型ロボットや、がんの部位を正確に特定することで切除部分を最小限にする診断装置などの開発を目指す。
オリンパスは、口からのみこむカプセル型内視鏡を開発するなど内視鏡に強みを持つ。島津製作所は、陽電子放射断層撮影(PET)など画像診断装置を得意とする。センターの新設には、横河電機や浜松ホトニクスなども参加する予定だ。慶応大では機器や医薬品の開発により、年間約250億円の経済効果が期待できるとみている。
センターの開設を待たず、既存施設を利用して09年中に共同研究を始め、医学部に併設の慶応大病院とも連携する。基礎研究から臨床実験まで一貫した態勢を1か所に築くのも異例としている。
低侵襲療法 手術や検査などの際に患者に与える外傷や出血、放射線の被曝(ひばく)、痛みなどを医療用語で「侵襲」という。侵襲が少なければ、早期の回復が見込める事例も多いとして研究が進んでいる。医療機器をより小型・高性能にする必要があり、政府が研究開発への支援を強めている。
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2009/2/24 日本脳炎の新ワクチン承認、従来より副作用少なく YOMIURI ONLINEより転載
日本脳炎の新ワクチン承認、従来より副作用少なく
(2009年2月23日20時37分 読売新聞)
厚生労働省は23日、阪大微生物病研究会(大阪府吹田市)が開発した日本脳炎ワクチン「ジェービック5」を正式に承認した。
原材料にマウスの脳を使用した旧ワクチンより、副作用が少ないとされる手法で製造されている。今夏の流行シーズンを前に、5月に発売を開始する見通し。 日本脳炎ワクチンは定期接種の対象。しかし、重い副作用が出たとして、同省は2005年に、旧ワクチン接種の積極的勧奨を控えるよう各市町村に勧告。そのため、全国的に乳幼児の接種率が低下、現在年間10例にも満たない日本脳炎患者の増加が懸念されていた。
比較的副作用が低い新ワクチンによる定期予防接種の勧奨を再開するか、厚労省は26日開かれる会合で検討する。しかし、積極的な定期接種を実施した場合、生産量が限られていることから供給量不足も予想されている。
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2009/2/23 注射用ステロイド剤「ケナコルトA」を自主回収 YOMIURI ONLINEより転載
注射用ステロイド剤「ケナコルトA」を自主回収
(2009年2月23日21時18分 読売新聞)
製薬会社のブリストル・マイヤーズは23日、関節リウマチや皮膚炎などの炎症を抑える注射用のステロイド剤「ケナコルトA」で、痛みや腫れといった副作用が多数報告されたため、国内市場に出回っている約1万本の自主回収を行うと発表した。
同社によると、昨年12月中旬から今月22日までに、約50人が痛みや腫れを訴え、うち2人が入院。すでに全員回復した。特定の時期に製造した薬に、訴えが集中したが原因は不明のため、同社は、国内で流通しているすべての薬を回収する。 この薬は、1965年に販売が開始され、年間約40万人の患者が使用している。
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2009/2/23 こころとからだの相談室:自律神経失調症と不安神経症について 毎日jpより転載
こころとからだの相談室:自律神経失調症と不安神経症について
2009年2月23日 毎日らいふ
◇ 質問
大学に通っている20歳の女性です。私は、半年前から自律神経失調症および不安神経症の治療を、地元の心療内科で行っています。現在は薬も処方してもらっており、症状も半年前に比べると、軽減されてきたのですが、やはり完治とまではいきません。ストレスや疲労がこの症状には関係していると伺ったのですが、自分としては、特にこれといって強いストレスを感じた覚えもなく、自分ではどうしたらよいのか、正直よく分からなくて困っております。
ただ、この症状が出る前後を比較して何が変わったか考えてみると、“体重の増加”でした。もともとぽっちゃり体型だったのですが、ここ1年でさらに体重が増え、身長156センチで54キロだった体重が63キロまで増えました。自律神経の乱れと肥満は関係があるのでしょうか? また、肥満を解消することで快方に向かうというケースもあり得るのでしょうか?
◇ 回答
自律神経失調症や不安神経症の治療を半年間行い、症状が軽減してきているとのことで、治療は順調なようです。まだ完治には至っていないとのことですが、精神症状を含む疾患の治療は1年以上かかることも少なくありません。もし症状の改善がゆっくりだとしても、あせらず根気よく治療を続けることが必要です。そして治療で分からないことが出てきたら、主治医に質問をして、疑問点を残したまま治療を続けないことが大事です。
自律神経失調症や不安神経症は、質問者の方が記述していますとおり、ストレスや疲労が多かれ少なかれ関係していることがほとんどです。自律神経の機能は多岐にわたりますが、生命を維持するために重要な役割を担っています。もし身体がストレスや疲労に直面した時には、自律神経が働いて、身体を正常に保つようにしています。ところが、ストレスや疲労が大きすぎると、自律神経の調節だけでは身体を正常に保つことができず、自律神経失調症や不安神経症といった状態に陥ってしまいます。質問者の方は、強いストレスを感じた覚えがないと書かれていますが、ストレスが身体にかかっていても、その自覚症状が少ない場合もあります。特に、努力家の人によく見られるのですが、ストレスや疲労があっても、頑張ってその場を乗り切ってしまう場合があります。そこで十分な休息をとることができれば身体も回復するのですが、さらに頑張りすぎて限度を超えてしまうと、自律神経失調症のように身体のバランスを崩してしまうことになります。ぜひ頑張りすぎに注意してみてください。
また、自律神経の乱れと肥満についてですが、ストレスがたまって自律神経の乱れをきたすと、それを調節するように身体が働いて、過食につながることはあります。その結果、体重の増加につながり、それがさらに身体への負担を増加させ、またストレスが増えていくという悪循環に陥ってしまうことがあります。このような場合の対処としては、適切なストレスの除去が必要ですが、肥満の解消のために適度な運動をするなど、体重をコントロールすること自体がストレスを軽減させることもありますので、そういう意味では肥満の解消が自律神経の乱れを治すことにつながる場合もあるでしょう。しかし、過度なダイエットなどで逆にストレスを増大させてしまっては、さらに状態は悪化しますので注意が必要です。
回答者:井上幹紀親(日本大学医学部附属板橋病院 心療内科)
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2009/2/23 応急手当て やけど…流水でしっかり冷やす YOMIURI ONLINEより転載
Aさんの診察をする大浦さん (東京都三鷹市の杏林大学病院で)
ジューッと、フライパンから豚のしょうが焼きの香りがたった。昨年12月、東京都の主婦Aさん(33)が夕食のおかずを皿によそおうとした時だった。「なんか、おなかがあたたかい」と感じて見ると、ガスコンロの火が化繊の上着に燃え移っていた。
「熱いっ」。手ではらっても、火はみるみる燃え広がる。風呂場へ走り、服のままシャワー。上着とシャツをほとんど燃やして火は消えた。
だが、胸全体から首、さらに背中や腕の一部までが、我慢ならないほど痛い。「とにかく冷やさなくちゃ」。洗面器に水をためて患部を浸したり、そっと水をかけたり。30分ほどで夫が帰宅。救急車を呼び、東京都三鷹市の杏林大学病院に搬送された。
やけどは表皮の下の真皮に達していた。傷口の洗浄、細胞の増殖を促す成長因子製剤のスプレーを受け、傷に付着しないシリコン製のガーゼで患部を覆う処置を受けて入院。胸は皮膚移植が必要な状態だった。
同病院形成外科講師の大浦紀彦さんは、「直後に家庭で十分に冷やしたので、それ以上の悪化は防げた」と指摘する。
「やけどは冷やせ」と言われる。痛みをやわらげ、炎症の広がりを抑える効果があるためだ。しかもちょっと冷やすのではなく、しっかり冷やす必要がある。
「たんぱく質は時間をかけて変性することがあるので、やけどの進行を抑えるには、30分ぐらいは冷やし続けた方がいい」と大浦さん。最適なのは流水で、雑菌を洗い流す効果もある。
応急手当てで気をつけたいのは、水泡を破らないようにすること。水泡は表皮より下にやけどが達するとできる。つぶすと雑菌に感染するおそれがある。破れた場合も膜は、そのままはりつけておけば、患部の乾燥を防ぎ、保護してくれる。
植物のアロエを付ける民間療法は、感染の危険があるという。
Aさんは2週間ほど入院し、手入れ法を身につけた。退院後も毎日、患部をせっけんで洗い、成長因子製剤のスプレーと、シリコン製のガーゼを使っている。やけどから1か月以上がたち、痛みはやわらいだとはいえ、動くと痛い。胸の皮膚移植は周囲のやけどが回復してから行う予定だ。
Aさんは「あのときの上着は、着丈が短く、おなかのところがひらひらしていた」と振り返る。家事は母親に代わってもらっているが、今後はエプロンをつけ、気をつけたいという。
軽いやけど 皮膚が赤くなる程度のやけどでも、流水でしっかり冷やす。氷を直接当てるのは、凍傷のおそれがあるので勧められない。薬やばんそうこうは特に必要ない。
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2009/2/23 ひざの痛み (4)冷え避け靴選びに注意 YOMIURI ONLINEより転載
加齢とともに、ひざの痛みを訴える人が多くなる。繰り返し痛みを感じたり、我慢できなかったりする時はすぐに医師の診察を受けることが重要。しかし、なかなか完全に治るというわけにはいかない。
「ごまかしながら、ひざの痛みと上手に付き合うという考え方を持ってください」と東京医科歯科大学医学部教授の宗田大さんは話す。
宗田さんは「ひざを冷やさず、歩きやすい靴を履くこと」とアドバイスする。
ひざを温めると、痛みを和らげる効果がある。市販されているサポーターを使うことは、寒さの続く今の時期には特に役立つ。サポーターはゆるすぎても効果が減じるが、きつすぎると血行が悪くなったり、ひざの曲げ伸ばしがしにくくなったりする心配があるので注意が必要だ。
体が温まる前に、急にひざを動かさないことも大事。イスからいきなり立ち上がったり、急に階段の上り下りをしたりしない。不安のある人は、エレベーターやエスカレーターを積極的に使い、手すりを伝うことも考えるようにする。
つえを使うことも検討する。ひざの負担を軽減するほか、転倒防止の意味もあり、安心だ。上手に活用すれば、楽に外出することができるようになる。
ひざに衝撃を伝えにくくする靴選びも心がけてほしいという。宗田さんはイラストのような靴を勧めている。歩いたときにコツコツ音がする靴は、ひざに直接衝撃が伝わりやすく、避けた方がいい。
ひざを悪くした人のO脚を矯正するため、「足底板」という道具もある。足の外側が高くなるよう靴底に入れる板だ。購入の際は整形外科医に相談する。健康保険が適用されても高価なことがある。「普段の靴選びに注意を払いながら、その後に足底板を使うかどうか、考えてもいいのでは」と宗田さん。
「医師のアドバイスを受けながら、身の回りの道具や生活習慣を変えて、痛みを軽減してほしい」と宗田さんは強調している。
(崎長敬志)
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2009/2/23 メタボリック・シンドローム患者は食塩感受性が高い m3.comより転載
メタボリック・シンドローム患者は食塩感受性が高い
2009年2月23日 提供:Medscape
| 中国田園部における一般集団を対象とした大規模な食事介入研究によれば、メタボリック・シンドローム患者はそうでない人たちより食塩感受性が高いことが示唆されている。メタボリック・シンドローム患者は高血圧の予防と治療のために低塩食を摂る必要があり、食塩摂取を減らす取り組みを中国の国家的優先課題とすべきであると研究者らは述べている。 Lisa Nainggolan |
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【2月16日ルイジアナ州、ニューオリンズ】
中国田園部で実施された一般集団を対象とした大規模な食事介入研究によれば、メタボリック・シンドロームは食塩に対する血圧の反応を亢進させるため、同症候群患者はそうでない人より食塩感受性が高いことが示唆されている。 「メタボリック・シンドロームのある人たちは血圧を低下させるために低塩食を摂った方がよいと思われることが、我々の研究から示されている」と筆頭研究者のJing Chen博士(チューレーン大学、ルイジアナ州、ニューオリンズ)はheartwireに話している。Chen博士らは彼らの知見を『Lancet』2月16日号オンライン版に発表している[1]。 また、同博士らは、メタボリック・シンドロームのリスク因子の数が増えるとともに食塩感受性のリスクが徐々に上昇することも認めている。 付随論説[2]において、Gonghuan Yang博士(中国疾患管理予防センター[Chinese Center for Disease Control and Prevention]、北京)は、この新規知見の背景にある理由を考えれば「今後の研究が必要である」と述べている。とはいえ、「Chen博士らの知見が政策にとって意味していることは明白である」とYang博士は述べている。中国では推定2300万人の成人がメタボリック・シンドロームを有しており、この研究は「生活習慣への介入、特に[こうした]人々の食塩摂取の抑制が必要であることを裏付けている」 メタボリック・シンドロームにより食塩感受性はほぼ2倍に上昇
Chen博士らは、2003年10月−2005年7月に中国北部の田園地帯で実施されたGenetic Epidemiology of Salt-Sensitivity (GenSalt) 研究の中国人被験者の中から、糖尿病のない16歳以上の1906例について解析を行った。被験者は7日間にわたり低ナトリウム食(51.3 mmol/日)を摂取した後、さらに7日間にわたり(低ナトリウム食の6倍の)高ナトリウム食(307.8 mmol/日)を摂取した。 ベースライン時、各介入の2日目、5日目、6日目、7日目に血圧を測定した。メタボリック・シンドロームについては、腹部肥満、血圧上昇、トリグリセリド高濃度、低HDLコレステロール、高血糖というリスク因子のうち3つ以上が存在することと定義した。 高食塩感受性については、平均動脈圧が低ナトリウム介入中に5mmHgを超えて低下、または高ナトリウム介入中に5mmHgを超えて上昇することと定義した。 全データが揃った被験者1881例のうち、283例がメタボリック・シンドロームを有していた。合計1853例の被験者が低ナトリウム食の介入期間を完了し、1845例が高ナトリウム食の介入期間を完了した。低ナトリウム食、高ナトリウム食のいずれでも、多変量補正した平均血圧変化量はメタボリック・シンドロームのない人より同シンドロームのある人の方が有意に大きかった(全ての比較についてp<0.0001)。 メタボリック・シンドローム(リスク因子が3つ以上)のある被験者では、リスク因子のない被験者に比べて、低ナトリウム介入中に高食塩感受性のオッズは1.92倍に上昇し、高ナトリウム介入中に高食塩感受性のオッズは1.70倍に上昇していた。 さらに、食塩感受性のリスクはメタボリック・シンドロームのリスク因子の数が増えるとともに上昇した。リスク因子のない人と比べて、リスク因子が4つまたは5つある人では、低ナトリウム介入中に高食塩感受性のオッズは3.54倍に上昇し、高ナトリウム介入中に高食塩感受性のオッズは3.13倍に上昇した。 これより小規模な2件の先行研究(1件は日本[3]、1件はベネズエラ[4]で実施)によれば、食塩感受性高血圧はメタボリック・シンドロームのない人より同シンドロームのある人の方が頻度が高いことが示唆されているとChen博士らは述べている。 「我々の知見から、メタボリック・シンドロームは有意かつ独立して血圧の食塩感受性と関連しており、メタボリック・シンドロームのリスク因子の数と血圧の食塩感受性との間には相関的な関連があることが示唆されている」とChen博士はheartwireに話している。「したがって、メタボリック・シンドローム患者には高血圧の予防と治療のために低ナトリウム食を推奨すべきである」 中国では食塩摂取の抑制を国家的優先課題とすべきである
Yang博士は論説の中で、中国における高血圧の有病率は過去30年間に急速に上昇してきており、ひとつの原因因子として、中国では都会でも田舎でも食事による食塩摂取量が多いことが考えられると述べている。2002年、男性の平均1日食塩摂取量は12g/日であり、中国の食事ガイドラインで推奨されている量のほぼ2倍であった。 Chen博士もこれに同意している。食塩の多量摂取は中国の「食習慣」である場合が多いとChen博士はheartwireに話している。この研究では、北部田園地帯において寒い季節に食物を保存するために伝統的に多量の食塩が使用されていることが認められているとChen博士は説明している。「しかし、新鮮な野菜が容易に入手できる現在でも、中国に住む人たちは依然として塩辛い食物を食べている」とChen博士は付け加える。 英国、日本、ニュージーランドなど、他の諸国では食塩摂取を抑制する対策が実施され、ある程度の成功を収めている、とYang博士は付け加えている。「しかし、中国では、食塩の摂取量が減少する傾向はない。食塩摂取量を減少させるプログラムはごくまれである。必要な措置は簡単であり、料理用の食塩を計るスプーンを支給すればよい。 多諸国より中国人において食塩感受性高血圧が高頻度で記録されているなら、食塩摂取の抑制を国家的運動にすべきである」とYang博士は結論付けている。 - Chen J, Gu D, Huang J, et al. Metabolic syndrome and salt sensitivity of blood pressure in non-diabetic people in China: a dietary intervention study. Lancet 2009; DOI: 10.1016/S0140-6736(09)60144-6. Available at: http://www.thelancet.com/home.
- Yang G. Salt intake in individuals with metabolic syndrome. Lancet 2009; DOI: 10.1016/S0140-6736(09)60145-8. Available at: http://www.thelancet.com/home.
- Uzu T, Kimura G, Yamauchi A, et al. Enhanced sodium sensitivity and disturbed circadian rhythm of blood pressure in essential hypertension. J Hypertens 2006; 24:1627-1632.Abstract
- Hoffmann IS, Cubeddu LX. Increased blood pressure reactivity to dietary salt in patients with the metabolic syndrome. J Hum Hypertens 2007; 21:438-444. Abstract
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2009/2/23 慢性心不全患者は、認知障害になる確率が高い m3.comより転載
慢性心不全患者は、認知障害になる確率が高い
2009年2月23日 提供:Medscape
| HF患者は、年齢、性別、知能測定値でマッチングさせた対照群に比べて、認知障害になる確率が4倍以上大きいことが在宅患者を対象にした研究で示された。虚血性心筋症が原因である可能性が高いと研究グループは述べている。 Deborah Wormser
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【2月16日(カリフォルニア州サクラメント)】
在宅の心不全(HF)患者が認知障害になる確率は、心不全を持たない者に比べて4倍以上大きいことが、ケースコントロール研究で示された[1]。 この研究は、『Journal of Cardiac Failure』2月号に掲載されている。 Dr Mary Jane Sauvé(カリフォルニア大学デイビス医療センター、サクラメント)を筆頭とする研究グループは、年齢、性別、測定した知能指数に基づいてマッチングさせた、HF患者50例と地域の対照者50例を対象にして、見当識、注意力、記憶、遂行能力、運動速度、反応時間の6分野の認知機能を精神心理学検査で評価した。Sauvé博士の説明によれば、検査のほとんどは、それぞれの認知機能の測定手法として高感度であることがこれまでの研究で示されている簡略法である。 HF患者群は、19種の検査のうち14種の成績が対照群よりも有意に低く、23例(46%)に記憶、学習、注意力、反応時間のうち1つ以上で軽度から重度の障害が見られた。それに対して対照群では8例(16%)に、記憶転帰の1つないし2つに軽度の欠損があった。ロジスティック回帰分析によれば、認知障害の発生はHFに独立して連関していた(オッズ比は4.47、95%CIは1.75 - 11.43、p < 0.002)。Sauvé博士らの指摘によると、今回のHF患者サンプル群の認知障害の程度は、学習抑制(p < 0.0001)、MIの履歴(p < 0.02)、2回以上のMI(p < 0.01)に連関していた。認知障害の程度は、LVEF、HF罹病期間、抑うつ、不安、身体機能、NYHA分類とは関係していなかったと研究グループは報告している。 著者らは、認知障害の程度とLVEFとの間に連関がない理由として、用いられた心拍出量のカルテのデータが、精神心理学検査の時の状態を表わしたものでないためである可能性が高いとしている。 「今回の在宅HF患者における認知障害の有病率、型、重度は、移植を待つ末期HFの入院患者に一致していた」と博士は述べている。さらに博士は、HFが認知障害に独立して相関していることが今回の治験で確認されたと述べ、虚血性心筋症がHFにおける認知障害の発現の重要な因子のひとつであると示唆した。 地域在住のHF患者における認知障害の研究はきわめて乏しいので、今回の研究は重要であるとDr Christopher O'Connor(デューク心臓センター、ノースカロライナ州ダラム)が述べている。 「この問題に対する認識も評価もまったく不十分である。服薬順守の低下、生活習慣改善指導順守の低下、そしてその結果入院に至る大きな原因のひとつである可能性がある」とO'Connor博士は言う。また認知障害は、HF患者でよく見られる抑うつの徴候である場合も少なくない。「抑うつに対しても、認識と治療が不十分だ」と博士は付け加えた。 HFにおける認知機能低下に関するデータの乏しさ
HFにおける認知機能スクリーニング検査の研究[2]で米国心不全学会の2008年看護学研究賞を受賞したナースプラクティショナーのDr Ponrathi Athilingam(ロチェスター大学、ニューヨーク)は、HFにおける認知力低下が及ぼす影響についての限られたデータに今回の研究は新たなデータを付け加えたと語っている。 「HFを対象にした研究のほとんどが、心移植の前後の患者を対象にしたものであり、認知機能障害は(手術後に)回復し、変化は軽微であるとしている」とAthilingam博士は言う。 「そのため、短い時間の外来診療においてそうした認知機能の軽微な変化を見つけ出すのは困難である。また、現行のHFガイドラインはHF患者に対する定常的な認知機能スクリーニングを要求していない。さらに、もっとも広く用いられている検査法である簡易知能検査は、HF患者の軽微な認知症状を検出する感度を持たないことが、我々自身の研究[3]も含め複数の研究で証明されている」と博士は語った。「Sauvé博士の研究は、研究が急務だが乏しかったこの分野にとって時宜を得たきわめて重要な業績である。」 Sauvé博士によれば、今回の結果は、在宅HF患者において認知機能低下の有病率が高く、そうした患者の多くが一人暮らしであるという点で公衆衛生上の重要な問題である。 「つまり、臨床の現場でこうした患者に言葉で指導を与える際には、患者は注意力、学習機能、記憶機能を要する情報提供を受けとることが難しいので、紙に書いたものも渡し、可能な限り常に家族も含めて話し合い、何か問題が起きたり指示の内容が判らなくなったりした場合に直接連絡できる方法を確保しておく必要があるということだ。たとえ(認知障害のない)普通の人であっても、いろいろな人へ電話して尋ねることほど面倒くさいものはない」とSauvé博士は語った。 「一人暮らしの患者は、服薬スケジュールや食事制限の順守低下のリスクが高い」と博士は言う。「HF患者の再入院の大きな原因のひとつである治療順守の問題を防ぐには、在宅介護サービスや医師による電話介入などによる頻繁な様子見が必要だ。」 Athilingam博士の開示情報によれば、博士はロチェスター大学(ニューヨーク州)のSigma Theta Tau International Epsilon Xi Chapterの研究助成金を受けており、その他にロチェスター大学看護学部(ニューヨーク州)のミルズ基金とCardiodynamics社から研究支援を受けている。O'Connor博士は、さまざまな製薬企業・医療機器企業からいろいろな形式の金銭的支援を受けていることを開示している。 1. Sauvé MJ, Lewis WR, Blankenbiller M, et. al. Cognitive impairments in chronic heart failure: A case controlled study. J Card Fail 2009; 15:1-10. Abstract 2. Athilingam P, Chen L, King K, Ackerman M. Montreal Cognitive Assessment may be an appropriate tool to assess cognitive dysfunction in heart failure. J Card Fail 2008 14:S5-S6.
3. Athilingam P, King KB. Heart and brain matter in heart failure: A literature review. J N Y State Nurses Assoc 2007; 38:13-19. Abstract |
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2009/2/23 持続性蛋白尿の軽減には、さらに高用量のカンデサルタンが有用 m3.comより転載
持続性蛋白尿の軽減には、さらに高用量のカンデサルタンが有用
2009年2月23日 提供:Medscape
| 推奨最大用量で治療しても持続する蛋白尿の軽減には、さらに高用量のカンデサルタンが有用だが、血清カリウムのレベルの監視が必要である Laurie Barclay Medscape Medical News |
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【2月13日】
推奨最大用量で治療しても持続する蛋白尿の軽減には、さらに高用量のカンデサルタンが有用だが、血清カリウムのレベルの監視が必要であるという試験結果が、『Journal of the American Society of Nephrology』2月11日号オンライン速報版に発表された。 「蛋白尿の程度が強いと腎機能悪化の危険がある。したがって、介入によって蛋白尿を軽減すれば、重度の腎障害発現の時期を遅らせることができると考えられる」とカルガリー大学(カナダ、アルバータ州)のDr. Ellen Burgessら「Supra Maximal Atacand Renal Trial(過最大量アタカンド腎臨床試験)」の研究グループが記している。「今回のカナダ多施設試験では、降圧療法として承認されている最大用量よりもさらに高用量のカンデサルタンによって、蛋白尿が大きく軽減するかどうかを評価した。」 試験サンプルは、承認最大用量(16 mg/日)のカンデサルタンによる7週間の治療にもかかわらず蛋白尿(≧1 g/日)が持続する患者269例である。血清クレアチニンの中央値は130.0μmol/L(1.47 mg/dL)であり、尿蛋白排泄量の中央値は2.66 g/日であった。被験者の53.9%が糖尿病性腎症であった。被験者をランダム化して、16、64、128 mg/日のいずれかのカンデサルタンで30日間治療した。 カンデサルタン16 mg/日の群に対するカンデサルタン128 mg/日の群の蛋白尿変化率の差は平均–33.05%(95% 信頼区間は–45.70 から–17.44、P < 0.0001)であった。3種類の治療群の血圧降下の様子に差はなかった。血清カリウム血が5.5 mEq/Lを超えたために試験を中断した患者が11例いたが、有害事象の発生率に用量関係性はなかった。 「推奨最大用量のカンデサルタンによる治療をしても持続する蛋白尿は、カンデサルタン用量をさらに増やすことで軽減させることが可能だが、治療の間は血清カリウム値を監視する必要がある」と著者らは記している。「高リスクの蛋白尿患者の蛋白尿をより軽減させれば腎臓と心血管系の転帰が改善されると考えられるので、さらに試験を行って、蛋白尿軽減のための至適用量を見つけ、心血管系だけでなく腎臓の転帰エンドポイントへの効果を探索する必要がある。」
AstraZeneca Canada社がこの試験を後援し、統計学の専門的知識について試験の設計と分析において実行委員会を支援した。著者らの開示情報には、関連する金銭的利害関係はない。
J Am Soc Nephrol. Published online February 11, 2009. |
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2009/2/23 キトサン配合チューインガムはESRD患者のリン濃度を低下させる m3.comより転載
キトサン配合チューインガムはESRD患者のリン濃度を低下させる
2009年2月23日 提供:Medscape
| キトサン配合チューインガムを1日2回かむことで、血液透析を受けている末期腎不全患者の唾液中および血清中リン濃度が有意に低下し、高リン血症の治療改善に役立つ可能性がある Barbara Boughton |
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【2月16日】
キトサン配合チューインガムを1日2回かむことで、血液透析患者の唾液中および血清中リン濃度が有意に低下し、高リン血症の治療改善に役立つ可能性があることを示す予備的研究の結果が『Journal of the American Society of Nephrology』3月号に掲載された。 高リン血症は血管石灰化と心血管死の一因となることが知られているが、血液透析患者のうち、推奨されている血清中リン濃度を現在維持している患者は半数にすぎない。研究者らは、唾液中リンへの結合作用をもつキトサン配合ガムを患者13例に空腹時にかんでもらい、このガムが血清中および唾液中リン濃度の低下に役立つという仮説を立てた。この結果として、高リン血症のコントロール改善とそれによる心血管リスクの低下が考えられる。 「我々の研究結果から、唾液中PO4への結合は、HD(血液透析)患者の血清中PO4濃度を下げる食事管理に対し、有用なアプローチとなる可能性が示唆される。また、食事時のリン結合剤投与に加え、空腹時にチューインガムをかむことで、高リン血症のコントロールが改善すると考えられる」とPapardo病院腎臓病科および腎臓病・透析部門(メッシナ、イタリア)のVincenzo Savica, MDらは本研究で報告している。 「高リン血症が[末期腎不全]患者の高い罹患率と死亡率に重大な影響を及ぼすことを考えると、異なる作用機序をもつ様々なPO4結合剤による中立的PO4バランスの達成を必須とすることで、患者コンプライアンスの改善と服用錠剤数の抑制に役立つ可能性がある」と著者らは記している。 本研究では、血清中リン濃度>6.0 mg/dLの患者13例に対し、キトサン20 mg配合チューインガムを1日2回2週間食間にかむよう求めた。すべての患者がセベラマー塩酸塩の投与も受け、食事中の蛋白質量は1日あたり1.2 g/kgに制限されていた。この非盲検試験には、1年以上週3回の血液透析を受けている患者を登録した。唾液中および血清中リン濃度に対するチューインガム・レジメンの影響は、試験開始から6週間評価した。 本試験結果から、唾液中および血清中リン濃度はキトサン配合ガムをかみ始めた1週間後に有意に低下し、2週間後にはさらに低下したことが明らかになった。1週間後、患者の唾液中リン濃度は73.21 mg/dLから52.02 mg/dL(P < 0.01)、血清中リン濃度は7.60 mg/dLから5.38 mg/dLに低下した(P < 0.00001)。2週間後、唾液中リン濃度は33.19 mg/dL(P < 0.00001)、血清中リン濃度は5.25 mg/dLに低下した(P < 0.00001)。チューインガム・レジメンを中止後、患者の唾液中リン濃度がベースライン値に戻るまでには15日間かかり、血清中リン濃度が試験開始時の値に戻るには30日間かかった。チューインガムによる有害事象を報告した患者はいなかった。 キトサン配合ガムをかむことで副甲状腺ホルモンおよび血清中カルシウム濃度は有意に変化しなかったが、本試験期間を通じ、副甲状腺ホルモン濃度は低下傾向にあった。高リン血症は副甲状腺ホルモンの合成と分泌に影響を及ぼすことから、大規模試験でこの影響をさらに検討することで、キトサン配合チューインガムの生物学的作用が明らかにできるだろう、と著者らは記している。 本研究で得た観察結果は予備的なものであり、大規模な血液透析患者集団を対象としたランダム化二重盲検プラセボ対照臨床試験で確認する必要がある、と研究者らは結論付けている。ただし、本研究は、高リン血症とそれに伴う心血管リスクの新たな治療法について、希望を与えるものである、と研究者らは指摘している。「従来のリン結合剤に加え、唾液中リンに対する結合作用を活用することが、血液透析患者の高リン血症の治療改善に対する有用なアプローチとなりうる」と研究者らは記している。
J Am Soc Nephrol. 2009;20:639–644. |
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2009/2/23 コレラ感染、8万人 現地派遣医師「国際支援を」 ジンバブエ m3.comより転載
コレラ感染、8万人 現地派遣医師「国際支援を」 ジンバブエ
2009年2月23日 提供:毎日新聞社
ジンバブエ:コレラ感染、8万人 現地派遣医師「国際支援を」
◇政情不安のジンバブエ
アフリカ南部ジンバブエで昨年8月に発生したコレラの被害が、半年後の今も続いている。世界保健機関(WHO)の集計では、今月19日時点で死者3759人、感染者8万250人を数え、最悪のシナリオと警戒していた「感染者6万人」を突破した。1月10日から現地で医療活動をしていた大阪赤十字病院国際医療救援部長の中出雅治医師(50)と、矢野佐知子看護師(30)が今月帰国し、毎日新聞のインタビューに応じた。【福田隆】
中出医師によると、コレラは水分と栄養をとれば治る病気で、長くても4-5カ月間で流行は終息する。しかし、同国は政情不安や年率2億%を超えるインフレで社会システムが崩壊。故障した井戸のポンプを修理できず、汚水混じりの川の水を使ったため感染拡大を招いた。また、ガソリン不足で車が使えず、数十キロを牛に引かせた台車で搬送する間に患者が息絶えるケースもあったという。「さらに5万人が感染する恐れがある」と指摘する現地の医療スタッフもいる。
母親と来院した男児が死亡したものの、遺体の引き取り手がなく、2日間も院内の別室に安置されたケースもあった。矢野看護師は「事態の深刻さを突き付けられた」と振り返る。
中出医師は「ベッド不足の病院では、床で横になった患者が便を垂れ流すなど劣悪な状況だ」と説明。「感染拡大が治まる気配はなく、しばらくは外国の支援が必要だ」と訴えた。
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2009/2/23 複数インフルエンザ抗体の合成成功、万能ワクチンも可能に YOMIURI ONLINEより転載
複数インフルエンザ抗体の合成成功、万能ワクチンも可能に
(2009年2月23日03時04分 読売新聞)
インフルエンザ・ウイルスの複数のタイプに効く抗体を人工合成することに米ハーバード大などのチームが成功した。
この抗体がウイルスを攻撃する仕組みを応用すると、万能ワクチンや抗ウイルス薬の開発も可能になる。米専門誌の電子版に研究成果が掲載された。
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2009/2/23 新たな がん抑制遺伝子 YMIURI ONLINEより転載
新たな がん抑制遺伝子
(2009年2月22日 読売新聞)
がんを抑える新たな遺伝子を、国立がんセンター研究所の大木理恵子研究員らが発見した。
がんの新しい治療法や診断法の開発につながると期待される。米科学誌セルに掲載された。
肺がんなど多くのがんの細胞では、がん遺伝子「Akt」が活性化し、異常な細胞増殖を起こす。研究チームは、代表的ながん抑制遺伝子「p53」が機能する仕組みを調べる過程で、これまでどのような働きがあるかわからなかった遺伝子「PHLDA3」に注目。この遺伝子から作られるたんぱく質は、Aktたんぱく質の活性化を抑える働きがあることを明らかにした。
実際、肺がん細胞の多くはPHLDA3遺伝子が欠損しており、その結果、Aktが活性化し、がん化に結びつくこともわかった。大木研究員は「PHLDA3たんぱく質と同様の働きをする薬剤を開発すれば、新しいがん治療薬となる可能性がある」と話している。
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2009/2/23 腎臓の濾過膜作る遺伝子発見 YOMIURI ONLINEより転載
腎臓の濾過膜作る遺伝子発見
(2009年2月22日 読売新聞)
腎臓の糸球体にある濾過膜の形成にかかわる遺伝子を、横浜市立大先端医科学研究センターの大野茂男教授らが発見した。
慢性腎不全の原因の80%とされる糸球体腎炎の発症メカニズム解明や治療法の開発に道を開く成果と期待される。
糸球体は血液をこして、尿を作る。毛細血管のかたまりで、この血管を覆う「たこ足細胞」という特殊な細胞のすき間を、濾過膜がすのこ状に埋めている。
研究チームは、この膜が細胞と細胞をくっつける細胞間接着装置の一種であることに着目。接着機能を持つ遺伝子「aPKC」を、あるマウスでは、糸球体のたこ足細胞では働かないように改造し、観察した。
その結果、いったん形成された濾過膜が、時間が経過するにつれて変性し、最終的にマウスは死亡した。aPKCは、すのこ状の膜の材料となるたんぱく質を集め、形と機能を維持するのに重要な役割を果たしていることがわかった。
大野教授は「慢性糸球体腎炎の原因は様々だが、aPKCに異常が起き、濾過膜が正常に作られないために起こることも、原因の一つと考えられる。この遺伝子をもとに新たな診断法、治療法開発につなげたい」と話している。
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2009/2/23 がん予防 まず禁煙・節酒…厚労省研究班 ダイエットより効果 YOMIURI ONLINEより転載
がん予防 まず禁煙・節酒…厚労省研究班
ダイエットより効果
(2009年2月20日 読売新聞)
がんや心筋梗塞などの予防には、肥満の改善よりも、まず禁煙やお酒を飲み過ぎないことが重要であることが、厚生労働省研究班(主任研究者=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)の調査で分かった。
同研究班は、40〜69歳の男女約9万6000人を10〜13年間追跡調査。生活習慣の中の喫煙、飲酒、肥満の三つの要因と、がんや心筋梗塞など循環器系の病気との関連を調べた。
全体として、禁煙した場合と飲酒量を減らした場合は10年後の生存率はすべての年齢で上がるが、BMI=体重(キロ・グラム)を身長(メートル)の2乗で割った値。標準は22=を改善しても生存率に変化はなかった。
また男性では「たばこは吸わず、飲酒は時々、BMIは25〜27」のグループが、10年後も、がんや循環器系の病気にならずに生存する割合が最も高く、健康的だった。逆に「喫煙1日40本以上、毎日2合(日本酒の場合)以上の飲酒、BMI30以上」のグループが、最も不健康だった。
50〜54歳の男性で、最も不健康なグループを、最も健康的なグループに比べると、10年間で、がんになる人は2・8倍、循環器系の病気は4・8倍多かった。
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2009/2/22 協会けんぽ:保険料率の都道府県別が作業難航 格差で不満 毎日jpより転載
協会けんぽ:保険料率の都道府県別が作業難航 格差で不満
2009年2月21日 毎日新聞 22時43分(最終更新 2月21日 22時44分)
中小企業の会社員が加入する全国健康保険協会(協会けんぽ、旧政府管掌健康保険)の保険料率について、今秋から全国一律(8.2%、労使折半)を都道府県別に変える作業が難航している。地域別の保険料は06年の医療制度改革の柱の一つだが、格差をめぐって協会内部や与党から不満が噴出し、厚生労働省が意見集約をできずにいるためだ。
「住所や仕事場の違いで差がつくのはおかしい」(北海道)
「急激に下がる県があるのは歓迎すべき制度変更の果実だ」(長野)
5日開かれた協会けんぽの都道府県支部代表者会議。医療費を反映させると、寒さによる平均入院日数の長さなどから最も料率が高くなる北海道と、予防医療の充実で最低となる長野県などの意見が激しく対立し、議論はかみ合わなかった。
都道府県別の保険料率の導入は06年成立の医療制度改革関連法に盛り込まれた。医療費の安い県は料率を下げる一方、抑制できない県には「罰則」として負担増を迫り全体的に医療費を抑えるのが厚労省の狙いだった。
協会けんぽは昨秋、社会保険庁から分離して発足。スタートして間もないため、現在の保険料は全国一律。標準報酬月額(月収にほぼ相当)の8.2%を労使で折半して負担している。これに医療費のかかり具合を反映すると、年齢分布や所得差を調整しても、北海道は8.75%にアップする一方、長野県は7.68%に下がり、1.07ポイントの格差が生じる。月収20万円の人同士なら、本人負担分で1070円の差がつく。
関連法は5年間の激変緩和措置を盛り込んでおり、厚労省は4案を提示した。地域格差を0.17〜0.46ポイントに緩和するもので、たとえば、増減幅を本来の5分の1にとどめる案では、北海道8.31%、長野8.10%となり、格差は0.21ポイントに圧縮される。月収20万円の人同士で210円の差となる。だが、増減幅の大きい支部は納得していない。
自民党内でも「なぜ差をつけるんだ」と、過去の議論を蒸し返す声が飛び出し、負担増の県には税金を投入し8.2%に抑える案まで出ている。厚労省は近く修正案を提示するが、「3月中に決めないと作業が間に合わない」と焦りを深めている。【吉田啓志】
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2009/2/22 安静時に脈拍が90 不安 YOMIURI ONLINEより転載
Q 安静時に脈拍が90 不安
(2009年2月22日 読売新聞)
しばらく前、血圧を測ったら安静時にもかかわらず脈拍が90を超えていました。今は70台で安定していますが、病気の前兆ではないかと不安です。(61歳男性)
A 動悸が頻繁なら検査
心臓は筋肉の塊で、収縮することで血液を全身に送り出しています。心臓が一定のリズムで収縮すると圧力が生じます。このリズムを「心拍」と言います。
血液が流れると、血管が押し広げられます。この時に生じる圧力が「血圧」です。皮膚に近いところにある動脈に触れると脈を打っているのが分かります。これが「脈拍」です。通常、心拍数と脈拍数は一致します。
健康な成人の安静時の心拍数は毎分60〜100回と幅があり、人それぞれ異なります。同じ人でも、その時の精神状態などによって変わってきます。いずれにしても、この範囲に収まっているようならば、心配ないと思います。
しかし、心拍が非常に速くなったり乱れたりすると、脈拍として伝わらない場合があります。従って脈拍数だけで、正しく心臓の具合を診断することはできません。詳しく調べるには、心電図検査などが必要です。
24時間継続して心電図を記録する「ホルター心電図検査」があります。検査をすると、1日の心拍数の変化がすべて分かります。
心拍が乱れたり速く打ったりすると、「動悸」という異常な不快感をしばしば感じます。動悸は、精神的な興奮や運動、発熱、飲酒などをした際やひどい貧血などを起こした時にも感じることがあります。
頻繁に起き、気になるようなら、検査をして、原因が心臓病によるものかどうかを調べてみることが必要です。
小船井 良夫(おぶない よしお) 榊原サピアタワークリニック院長(循環器内科)(東京・丸の内)
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2009/2/22 左目が「後嚢白内障」 YOMIURI ONLINEより転載
Q 左目が「後嚢白内障」
左目が「後嚢白内障」と診断されました。遠近感がつかめず運転や仕事に支障が出て困っています。右目の視力は2・0ですが、左目はこの3か月で0・2低下し、0・5になりました。(女性35歳)
A 人工レンズ手術で視力回復
後嚢白内障とは、眼の中にあってレンズの役割をしている「水晶体」の後ろの部分が、白く濁って物が見えにくくなる病気です。
加齢による「老人性白内障」が最も多いですが、最近は、アトピー性皮膚炎の増加や様々な薬剤の服用、環境の変化などの影響により、20〜50歳代の若い人でも白内障にかかる人が増えてきました。
症状を改善させるには手術が必要です。通常、局所麻酔で、水晶体の薄い袋だけを残して中身を吸い取り、代わりに人工の「眼内レンズ」をその袋の中に入れ、視力を回復させます。
若い人は、原因によって白内障が急速に進行し、手術が難しくなることがあり、すぐに手術した方が良い場合があります。
しかし、眼内レンズは通常、焦点が一つしかないため、手術後は、遠くのものに焦点を合わせると近くのものには焦点が合わなくなる老眼になります。
従って、手術前にそれほど不便を感じていない若い人が手術を受けると、かえって不便になる場合があります。そのため、片方だけが白内障の場合、手術を行う時期の判断が難しいこともあります。
質問者の場合、視力障害が進行し、生活に不便を感じておられるようですので、手術をした方がいいと思います。
最近、遠近両方が見える「多焦点眼内レンズ」も使われることがあります。主治医と相談し、最善の治療法を検討してみると良いでしょう。
常岡 寛 東京慈恵医大病院眼科教授(東京・新橋)
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2009/2/22 直下型地震でも瞬時に速報 文科省が新システム着手 asahi.comより転載
直下型地震でも瞬時に速報 文科省が新システム着手
2009年2月21日15時2分 朝日新聞
瞬時速報システムのイメージ
活断層による直下型地震の震源近くでも大きな揺れが届く前に地震発生を伝えられる「瞬時速報システム」の開発に、文部科学省が今春から乗り出す。今ある気象庁の緊急地震速報より数秒早く危険を知らせ、被害をより少なくするのが目標だ。14年度からの実用化を目指す。
現在の緊急地震速報は、全国を網羅するよう約1千の観測点があるが、間隔は20〜30キロと粗い。このため、地震発生から地震波の感知まで5秒ほどかかる。08年6月の岩手・宮城内陸地震の速報発表は感知から4.5秒後で、最大震度6強を記録した震源から半径15キロほどの地域には、速報が間に合わなかった。
開発をめざす瞬時速報システムは、地震計の高性能化と、きめ細かな観測網の整備が柱。まず、地震波のデータを高速処理し、ノイズを見極めることができる高性能の地震計を開発する。その後、活断層の直上に約5キロ間隔で、地表やノイズがより少ない地下数十メートルの地中に設置する。こうした観測網で感知した揺れをもとに、その地震の強さや伝わり方を自動的に予測し、震度6弱以上が見込まれる場合は2〜3秒で自動的に速報することをめざす。
文科省は、09年度に三浦半島断層群(神奈川県)の直上で基本的なデータを集め始める。2〜3年で地震計などを開発、11〜12年度に実証実験をする予定。実用化の見通しが立てば、「重点調査対象」にしている地震の規模や発生確率が大きく人口が多い13活断層帯から順次整備し、自治体の防災システムやインターネットなどを通じて瞬時速報を発信できるようにする。当面は気象庁の緊急地震速報を補完することをめざす。
開発を担う防災科学技術研究所(茨城県つくば市)の中村洋光主任研究員は「1秒あれば、身を守る行動や心構えができる。(緊急地震速報に加えた)情報の二重化は被害軽減に有効だ」と話す。(鈴木彩子、安田朋起)
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2009/2/21 金環日食:太陽に光の輪 インドネシアで観測 毎日jpより転載
金環日食:太陽に光の輪 インドネシアで観測
2009年1月27日 毎日新聞 東京夕刊
太陽が月に隠れ、まわりから光がリング状にもれる金環日食が26日、インドネシア周辺で観測された。中国の旧正月だったこの日はインドネシアでも祝日にあたり、多くの人が天文ショーを楽しんだ。
スマトラ島南部のバンダルランプンでは26日午後、月が左下から次第に太陽を覆い、完全な光の輪(金環)となる様子が観測された。
国立天文台(東京都三鷹市)によると、沖縄県の八重山諸島でも同日夕に部分日食となったが、曇り空で日没直前だったため、直接観測は難しかったとみられる。
7月22日には、太陽が月にすっぽり隠れる皆既日食が、国内では46年ぶりに九州南部の離島で見られる予定だ。【山田大輔】
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2009/2/21 ルーリン彗星:24日、最接近…07年に発見 毎日jpより転載
ルーリン彗星:24日、最接近…07年に発見
2009年2月19日 毎日新聞 11時03分(最終更新 2月19日 14時17分)
地球最接近を前に淡い尾が伸びてきたルーリン彗星。肉眼でも観測できる可能性があるという=静岡県富士宮市の西臼塚で2009年2月19日午前0時34分から赤道儀使用で4分間露光、平田明浩撮影
地球に近づくルーリン彗星(3分半露光)=宮城県石巻市雄勝町で2009年2月19日午前2時28分、手塚耕一郎撮影
ルーリン彗星の位置(23時時点)=国立天文台提供
24日に地球に最も近づくルーリン彗星(すいせい)が19日未明、東北や関東、東海地方などで観測された。国立天文台によると、24日の前後数日は4〜6等の明るさとなり、街灯が少ない暗い場所なら肉眼でも観測できる可能性があるという。
ルーリン彗星は07年7月、台湾のルーリン天文台が発見した。1月に太陽に最も近づき、今月24日には地球から6000万キロ付近まで接近する。
観測に適しているのは、23、24日は東京で午後10時ごろから翌日の午前4時ごろで、土星のすぐ近くにあり、午前1時ごろに南の空の高い位置を通る。27、28日にはしし座の1等星レグルスの近くを通過する。その後は地球から遠ざかり、再び戻ってくるのは数万年以上先だという。
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2009/2/21 月:「永久日照地域」存在せず 「かぐや」データで判明 毎日jpより転載
月:「永久日照地域」存在せず 「かぐや」データで判明
2009年2月2日 毎日新聞 11時39分(最終更新 2月2日 13時34分)
月の北極と南極の日照状況。赤いほど日照率が高く、青色が濃いほど日照率が低い。黒いところは常に日が当たらない部分=国立天文台提供
月面上に1年を通して太陽光が当たる地域が存在しないことが国立天文台の研究で初めて明らかになった。月探査衛星「かぐや」のデータを分析した。自転軸の傾きが小さく高い山がある月の表面には、常に日が当たる永久日照地域があると考えられ、そこは太陽光発電を備えた月面基地の有力候補地になると期待されていた。成果は米地球物理学会誌に発表した。
研究チームは、月の北緯85度以北と南緯85度以南の地域の地形を、かぐやの高度計データを元に再現。2000年1月1日から毎日午前0時の日照を、2000日分にわたって分析した。
その結果、最も日当たりのよい地点の日照率は北極で89%、南極で86%となり、どの地点も影になる時期が存在することが分かった。地球の1年に当てはめると、北極では324日、南極では314日が日に当たる計算になる。1年のうち80%以上、日に当たる場所はクレーターの周縁部に多かった。
一方、常に影になる地域は従来の予測通り、今回の分析でも南北両極ともに存在が確認された。
今回の分析で、永久日照地域の存在は否定されたが、極地は氷が存在する可能性が高いだけに引き続き月面基地の候補になる。野田寛大・国立天文台助教(惑星科学)は「こうした環境要因が分かれば、発電装置や実験施設などの設計に役立つだろう」と話す。【永山悦子】
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2009/2/21 褐色矮星:生まれる「ゆりかごの場」を撮影 国立天文台 毎日jpより転載
褐色矮星:生まれる「ゆりかごの場」を撮影 国立天文台
2009年1月30日 毎日新聞 10時22分(最終更新 1月30日 12時42分)
すばる望遠鏡でとらえたカシオペア座の方向にある星のゆりかご。中心やや左の赤い部分が重い星で、その周辺に生まれたての褐色矮星が数多くみられる=国立天文台提供
太陽に比べて質量が10分の1以下の「褐色矮星(わいせい)」が多数生まれている「ゆりかごの場」を、国立天文台の研究チームがとらえた。褐色矮星の存在は95年に確認されたが、発光しないため発見が極めて難しい。
すばる望遠鏡(米ハワイ)を使い、6000光年離れた星が活発に生まれているカシオペア座の領域を赤外線で観測した。写真の中心のやや左に、太陽の10〜20倍の恒星が複数誕生し、その周りを誕生直後の褐色矮星が多数囲んでいる。比較的強い赤外線が放出され、表面の温度は約1700度と推定した。
国立天文台の田村元秀准教授(赤外線天文学)は「天体の質量を決める要因の解明に役立てたい」と話す。【下桐実雅子】
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2009/2/21 巨大磁気嵐:原因の爆発を確認 「宇宙予報」に期待 毎日jpより転載
巨大磁気嵐:原因の爆発を確認 「宇宙予報」に期待
2009年2月21日 毎日新聞 4時00分
太陽を取り巻くコロナの中でも活動度が低い領域「コロナホール」で起きる爆発が地球周辺で発生する巨大磁気嵐の原因の一つであることを、京都大や国立天文台野辺山太陽電波観測所(長野県)などのチームが突き止めた。巨大磁気嵐は航空管制や変電所の故障原因となるため発生を予測する「宇宙天気予報」に役立つと期待される。米地球物理学会の専門誌電子版に21日発表する。
磁気嵐は太陽表面の爆発に伴うガスが地球に飛来して発生。観測所の浅井歩助教らは05年8月下旬の巨大磁気嵐に注目、どの爆発に由来するのか探った結果、2日前コロナホールで起きた2回の爆発が原因と判明。更にコロナホールを詳細に調べ内部の「アネモネ型活動領域」だけがコロナホールの外側と同様、活発に爆発していることが分かった。
浅井助教は「コロナホールは小規模磁気嵐の発生源と考えられてきたが、宇宙天気予報をするうえで注目する必要がある」と話している。【朝日弘行】
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2009/2/21 太陽系外:若い恒星周辺に氷確認 惑星の海の材料か 毎日jpより転載
太陽系外:若い恒星周辺に氷確認 惑星の海の材料か
2009年2月21日 毎日新聞 10時55分(最終更新 2月21日 11時04分)
今回観測した恒星の周囲に広がるガスやちりの円盤の想像図。今回の観測で外側の円盤の表面で氷が確認された=本田充彦・神奈川大特別助手ら提供
太陽系外の若い恒星の周辺に氷が存在することを、国立天文台の研究チームが確認した。すばる望遠鏡(米ハワイ)の観測データを分析した。この氷が将来、恒星の周りに地球のような惑星が誕生する場合、海の材料になる可能性があるという。
すばる望遠鏡に取り付けた暗い天体を観測できる装置を使い、地球から約650光年離れた若い恒星(誕生から約200万年)を観測。恒星の周囲にあるガスと塵(ちり)でできた円盤の表面で、赤外線の一部の波長の強度が他の光に比べ弱くなっていることを突き止めた。この波長の赤外線は氷に吸収されることが知られる。円盤は将来、惑星や彗星(すいせい)のもとになると考えられ、この氷も惑星に海や生命をもたらす材料になりうるという。
氷は、恒星から約100天文単位(1天文単位は地球と太陽の距離)の外側に広がっていた。これより内側は、恒星の熱によって水蒸気になっている可能性が高い。
地球の水の起源は「地球を形成する塵に水が含まれていた」「地球に衝突した彗星に含まれていた」などの説がある。研究チームの本田充彦・神奈川大理学部特別助手(赤外線観測天文学)は「惑星が作られつつある天体を観測し、氷が存在する位置を特定できたのは初めてだ。地球の水も同様の仕組みで、塵の氷からもたらされた可能性がある」と話す。【永山悦子】
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2009/2/21 どうする「未病」:風邪予防には睡眠が効果あり−−米大学の実験で明らかに 毎日jpより転載
どうする「未病」:風邪予防には睡眠が効果あり−−米大学の実験で明らかに
2009年2月20日 毎日新聞
1年で最も冷え込みが厳しいこの季節。毎朝、布団から抜け出すのに苦労している方も多いのではないでしょうか。
「睡眠不足の人は風邪をひきやすい」。こんな研究調査結果が、米国医師会雑誌(JAMA)の1月12日号に掲載されています。米・カーネギーメロン大学の研究チームによるこの調査は、2000年から2004年にかけて、平均年齢37歳の健康な男女153人を対象に実施されました。1人につき2週間、睡眠時間などについて毎日聞き取りを行うとともに、風邪の原因ウィルスを含んだ点鼻薬を投与して経過を観察。その結果、毎日7時間未満しか寝ていない人は、8時間以上寝る人に比べて約3倍風邪を引きやすいことが分かりました。
さらに、たとえ睡眠時間は長くても、ぐっすり熟睡する時間が短いと風邪をひきやすいことも判明。具体的には、睡眠時間に占める「実際に寝ていた時間」の割合が92%未満の人は、同98%以上の人に比べて5倍以上も風邪を引きやすいという結果になりました。
では実際に、現代の日本人はどのくらい睡眠をとっているのでしょうか。総務省が5年ごとに行う社会生活基本調査の2006年の結果では、世代別で45〜49歳の睡眠時間が最も短く、平均7時間5分。全体でも、数値は過去20年で最短となりました。
世界的に見ても日本人の睡眠時間の短さは突出しています。昨年秋に米国の企業が17カ国で行った調査では、日本の平均睡眠時間は6時間24分で最短。最長だったフランス、スイス、メキシコなど6カ国の7時間12分と、0・8時間(48分)も差がありました。
ちなみにこの調査で日本人は、「理想的な睡眠時間」を平均8・1時間と回答。もっと睡眠を取りたいと願いつつも、なかなかかなわない現状が見えてきます。風邪予防や免疫力アップ、そして長い目で見た心身の健康維持のためにも、十分な長さの、なおかつ質の良い睡眠時間を確保したいものです。(伊藤綾/ライター・オフィスクリオ所属)
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2009/2/21 過活動膀胱 YOMIURI ONLINEより転載
Q 過活動膀胱
(2009年2月20日 読売新聞)
最近、急に尿意をもよおして、トイレに駆け込むことが多くなりました。我慢しきれず漏れてしまうこともしばしば。改善する方法はありませんか。
(東京都51歳 女性)
A 質問の内容からして、過活動膀胱の疑いがあります。カフェインやアルコール含有飲料を控える、市販薬を服用するなどしても改善しない場合は、泌尿器科や婦人科などの受診をおすすめします。
過活動膀胱とは、あきらかな感染症やがんなどがないのに、急に尿意をもよおして我慢できなくなったり、漏れてしまったりする症状を示す病気をいいます。
主な原因は、膀胱に少ししか尿がたまっていないのに、膀胱の筋肉(排尿筋)が自分の意思とは関係なく収縮してしまうこと。その症状を引き起こす要因は、脳血管障害などの神経疾患、男性では前立腺肥大症、女性では骨盤底の筋肉のゆるみなどがあげられ、年代によって異なりますが、20〜50人に1人の割合で発症しています。
主な症状は、“尿意切迫感”で、「テレビドラマや映画のクライマックスで、あと5分見ていたいのにトイレが我慢できない」というようなときは過活動膀胱の疑いがあります。多くの場合、頻尿や尿失禁が合併するため、さらに生活の質が低下して、思うような生活ができにくくなります。
症状の改善に向けて
症状を改善するには、まずはセルフケアから始めましょう。水分は、取り過ぎも取らな過ぎもよくありません。目安は1日1〜2リットルの間。カフェインやアルコールの含有飲料、シトラス系の炭酸飲料などは症状を悪化させるので、できるだけ控えてください。過労やストレス、便秘でトイレでいきむことなども症状を悪化させるので注意が必要です。冬場の“冷え”も大敵ですから、腰まわりなどの下半身は腹巻きやひざかけ、カイロなどを使って保温に努めましょう。
また、骨盤底の筋肉を鍛える「骨盤底筋体操」も有効です。肛門と膣を締めて、3〜5秒維持したら元に戻します。これを1日10〜30回程度毎日行ってください。可能なら膀胱の内膜の知覚過敏を治すために尿意を少し我慢して、排尿回数を1日8回以下にするようにコントロールしてみましょう。 最近は、頻尿に有効な薬が市販されているので、それを利用するのも一つの方法です。しばらく服用しても症状が改善しない場合は、最寄りのクリニック(内科、婦人科など)を受診し、それでも快方に向かわなければ、泌尿器科専門医の診察を受けることをおすすめします。
その際、骨盤周辺にがんなどがないかを確かめるために、超音波検査などが必要です。最近では女性専用の泌尿器外来もあるので、ご質問の方も、あきらめずに適切なケアを進めていきましょう。
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2009/2/21 樹状細胞による がん治療 YOMIURI ONLINEより転載
樹状細胞による がん治療
(2009年2月20日 読売新聞)
培養・投与し 免疫力高める
手術や放射線などの標準的な治療では効果が望めない進んだがんに対し、人間が本来持っている免疫力を高めてがん細胞の増殖を抑え、延命を図ろうという、免疫療法が試みられている。免疫細胞の一種である樹状細胞を用いた治療もそのひとつだ。(科学部 瀬畠義孝)
がんの免疫療法は、がん細胞を攻撃するリンパ球を患者から取り出し、リンパ球の働きを強化して患者の体に戻す「活性化リンパ球療法」や、体の免疫力を高める物質(サイトカイン)を注入する方法、がんと結合する物質(抗体)を体外で作って治療薬として注入する「抗体療法」など様々な方法がある。
しかしこれらの方法では、期待されたほどの効果が得られないことや、治療によっては副作用が強いなどの指摘もあることから、「がんワクチン療法」が考案された。がんを攻撃対象だとわかるような目印(がん細胞特有のペプチド)や、体外でがんの目印を覚えさせた免疫細胞(樹状細胞)を、ワクチンとして体内に注入し、体内の免疫細胞に、がんを攻撃させようというものだ。
樹状細胞には、がん細胞を食べることで、リンパ球にがんの目印を覚えさせる働きがあるが、元々体内には少ない。そこで、体外で増やして体に戻し、免疫細胞にがんを攻撃させようというのが、樹状細胞療法だ。
白血球のうちの単球を、患者から採血して取り出し培養。数を増やすだけではなく、がんを攻撃対象として学習させながら育てるのが特徴だ。
滋賀医大病院では、肺がんなどの患者約50人に実施。2005年に国の先進医療の認可を受けてからは年5人前後に行っている。2週間に1度のワクチン投与を6回繰り返すのが基本で、同医大助教の寺本晃治さん(呼吸器外科)は「治療期間中に限れば、約40%の患者でがんの増大を抑えられた」と話す。
ただしどれだけ効果を持続できるかなど不明な点も多い。大阪大准教授の考藤達哉さん(消化器内科学)は「末期のがんだけでなく、もう少し早期のがんに対し、抗がん剤などと組み合わせて行うのが望ましいのではないか」と話す。
がんの免疫療法は、一部のがんへのインターフェロン治療などを除き、原則保険がきかない。
樹状細胞療法は、滋賀医大など五つの大学病院で、一部に保険がきく国の先進医療の認可を受けており、患者の自己負担額は約3か月で70万円前後。東大など、病院負担の臨床試験として行っている大学病院もある。患者の自費診療で行っている民間のクリニックでは約3か月で150万〜200万円かかる。
がんの免疫療法に詳しい久留米大先端癌治療研究センター教授の山中龍也さんは「樹状細胞療法は欧米でも脳腫瘍の分野で注目されているが、海外でもまだ臨床試験の段階にある」と、過度の期待にはくぎを刺す。
| ◆樹状細胞療法を先進医療 として行っている病院 |
|---|
福島県立医大(福島市) (電)024・547・1111
東京女子医大(東京都新宿区) (電)03・3353・8112
滋賀医大(大津市) (電)077・548・2111
大阪大(大阪府吹田市) (電)06・6879・5111
九州大別府先進医療センター(大分県別府市) (電)0977・27・1600 |
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2009/2/20 Framingham研究の解析でHDLコレステロール値の上昇と中性脂肪の低下を確認 m3.comより転載
Framingham研究の解析でHDLコレステロール値の上昇と中性脂肪の低下を確認
2009年2月20日 提供:Medscape
| 最近の検査期間においてBMIの全体的上昇が認められたが、HDLコレステロール値は上昇し中性脂肪は低下していたと研究者らが報告した。 Michael O'Riordan |
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【2月13日(ボストン マサチューセッツ州)】 Framingham Heart Studyで第2世代を10年間追跡した結果、脂質プロファイルの改善が認められ、なかでも中性脂肪とHDLコレステロール値が良好な変化を示した [1]。最近の検査期間において体格指数 (BMI) は全体的に上昇していたが、にもかかわらずHDLコレステロール値は上昇し、中性脂肪は低下していたとの報告が2009年2月9日発行の『Archives of Internal Medicine』に掲載された。 「体重が増加傾向の患者で中性脂肪の低下とHDLコレステロール値の上昇が同時にみられる可能性はどれくらいあるかと心臓病医に聞けば、ほぼ100%が非常に低いと答えるはずだ」と上級研究者のDr Sander Robins (ボストン大学、マサチューセッツ州) はheartwireに語った。「そんな人間がいるとすれば、たぶん運動マニアのような人だろう。この結果は直感的に理解しにくいというか、我々が知っている限りの科学的観点から見て、科学に反している」。 驚きを与えたこの結果は、他の横断研究とも対比される。その1つは最近実施されたNational Health and Nutrition Examination Survey (NHANES) で、米国の肥満率が増加しているにもかかわらず、血漿中HDLおよび中性脂肪濃度は1988年から2002年の最近の検査期間まで変わっていないと報告した。 同解析では、最近終了したFramingham Offspring Study関連の3回の検査に参加した男女1666名の脂質値が評価された。これらの検査は1991年から2001年の間に行われたもので、NHANESで行われた最後の2回の評価にほぼ合わせるかたちで選択された。参加者に心血管疾患を持った人や、脂質低下療法やホルモン補充療法を処方されている人はいなかった。 3回の検査を通して総コレステロール値は男女とも変わらなかったが、BMIは有意に上昇した。しかし、体質量が増えたにもかかわらず中性脂肪値は低下し、HDLコレステロール値は男女とも上昇した。これらの結果と一致するように、HDLコレステロールが低い患者と中性脂肪値が高い患者の割合が有意に低下した。 多変量補正後の空腹時脂質値とBMI | 測定項目 | 1991–1994 | 1995–1998 | 1998–2001 | 傾向のp値 | 男性 (n=929) | | | | | 総コレステロール (mg/dL) | 196.2 | 197.5 | 197.6 | 0.22 | HDLコレステロール (mg/dL) | 44.4 | 44.8 | 46.6 | <0.001 | 中性脂肪 (mg/dL) | 144.5 | 135.4 | 134.1 | 0.004 | BMI | 27.8 | 28.3 | 28.5 | <0.001 | 女性 (n=737) | | | | | 総コレステロール (mg/dL) | 204.5 | 205.7 | 206.3 | 0.15 | HDL コレステロール (mg/dL) | 56.9 | 57.4 | 60.1 | <0.001 | 中性脂肪 (mg/dL) | 122.3 | 113.9 | 112.3 | <0.001 | BMI | 27.0 | 27.4 | 27.6 | 0.001 |
「この10年間、3回の連続的検査を通して、中性脂肪値の低下に伴いHDLコレステロール値が上昇するという変化が男女とも同様に認められた」とRobins博士は言った。「HDLと中性脂肪のこのような相互関係を見ると、単に2つの測定値が別々に変化しているというよりも、お互い生理的に関連した現象と考えられる。我々が目の当たりにしているのはこの関連現象によって生じる何か現実的、生物学的な事象ではないかと推測される」。 「Framingham Heart Study集団のかなりを占める部分」でこのような血中脂質値の良好な変化がみられたことについて確かな説明はないと研究者らは言う。しかし米国内の食物摂取パターンの変化に基づいた説が想定されるとRobins博士は話した。最近の食事調査によると、炭水化物の摂取が増え、脂肪とくに飽和脂肪の摂取が減っているという。これによって中性脂肪に富むリポ蛋白の加水分解が活発かつ完璧に進み、HDLコレステロールの生成増加につながる。 「このように、相互作用的方法で中性脂肪とHDLコレステロールの両方に変化を起こすチャンスがある」とRobins博士は言う。Framinghamの研究者は食事の情報を手にしているが、まだ手つかずの状態で摂取された脂肪の種類の変化を明らかにすることはできない。したがって、特に他の研究で確認された結果を踏まえたうえで、さらなる研究が必要であると博士は付け加えた。 - Ingelsson E, Massaro JM, Sutherland P, et al. Contemporary trends in dyslipidemia in the Framingham Heart Study. Arch Intern Med 2009; 169:279-286. Abstract
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| | Medscape Medical News 2009. (C) 2009 Medscape |
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2009/2/20 はしか追加接種、伸び悩み 都市部での低迷深刻 流行抑止に専門家危機感 m3.comより転載
はしか追加接種、伸び悩み 都市部での低迷深刻 流行抑止に専門家危機感
2009年2月20日 提供:共同通信社
若者のはしか予防のため、全国の13歳と18歳全員を対象に昨年4月から始まったワクチンの追加接種率が、昨年末現在、13歳が66・1%、18歳が58・1%にとどまったことが厚生労働省の最新の集計で分かった。20日の対策推進会議に報告された。
流行抑止に必要な95%を大きく下回り、特に東京、大阪など都市部の低さが目立つ。
同省は2012年までに国内の流行をゼロにすることを目指しているが、専門家らは「達成にはよほどの努力が必要」と危機感を強めている。
追加接種は、07年の流行による高校や大学の休校続出を教訓に、08年度から5年間の時限措置として導入された。
都道府県別の接種率は、13歳では福井の87・7%がトップで、茨城の85・2%、富山の84・5%、山形、長野の78・4%の順。18歳でも福井の81・4%がトップ。これに佐賀80・3%、山形78・1%、富山75・8%が続いた。
接種率が最も低いのは13歳では大阪の55・2%、18歳は東京の40・6%で、大都市地域の低迷が目立っている。
5年間の追加接種は、費用が公費負担となる「定期接種」として行われている。厚労省は「対象者はぜひ年度内に接種を受けて」と呼び掛けている。
▽はしか
はしか くしゃみやせきで広がる麻疹(ましん)ウイルスによる感染症。極めて強い感染力が特徴。高熱と全身に広がる発疹(ほっしん)が主な症状。合併症には肺炎や中耳炎などのほか、まれに脳炎を起こし死亡する例も。2008年の患者数は全国で約1万1000人。うち9人が脳炎を発症した。2回のワクチン接種が有効な予防策とされ、06年からは1歳時と就学前の2回接種が定期接種として実施されているが、定期接種が1回だった若年世代の免疫強化策として、今回の追加接種が導入された。
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2009/2/20 なくそう・減らそう糖尿病:第11部・在宅療養を支える/3 毎日jpより転載
なくそう・減らそう糖尿病:第11部・在宅療養を支える/3
◇栄養士が訪問指導
東京都足立区の男性(58)は20代で頸髄(けいずい)損傷し、体が不自由になった。約15年前に糖尿病を発症したが、脂肪分の多い肉類を好み、運動療法ができない。太ると、血糖値を下げるホルモン「インスリン」の働きが低下しやすい。
そこで、近くの福岡クリニックの中村育子・管理栄養士が、糖尿病の合併症を防ぐための食事療法を支援している。月2回、自宅を訪れ、前日の食事内容を聞き、体脂肪を計測する。台所でカロリーゼロの甘味料を使った牛乳寒天を調理し、「試してくださいね」と声をかけていた。
腎機能にも問題があり、透析にならないよう注意が必要だ。男性は「体内に爆弾を抱えている状態だ。食事から摂取カロリーを計算してくれるので助かる」と話す。
中村さんは訪問栄養指導を中心に、他の医療機関の患者を含め約60人を担当する。患者の栄養状態を判定するほか、野菜や肉の模型(フードモデル)を使い食事内容や量を助言する。一緒に台所に立ち、調理実習する。
全国在宅訪問栄養食事指導研究会(電話03・3880・4070)はホームページで、訪問栄養指導の実施機関を公表した。全国で数十カ所だが、今後、参加機関の拡大を図る。現行の訪問栄養指導で医療保険や介護保険が適用されるのは、通院できない患者に限定されている。中村さんは「訪問で生活の様子が分かる。一緒に調理して味も覚えてもらえる。外来で効果のない患者さんには、合併症予防の次の段階として訪問栄養指導できるようにしてほしい」と話す。【下桐実雅子】=つづく
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2009/2/20 糖尿病:診断基準見直し 血糖値、2カ月平均の数値に−−学会方針 毎日jpより転載
糖尿病:診断基準見直し 血糖値、2カ月平均の数値に−−学会方針
糖尿病の診断で使われている血糖値は食事や運動の影響を受けやすく、検査前の一時的な節制や過食でも簡単に数値が変わる。このため、日本糖尿病学会(門脇孝理事長)は19日、長野県松本市で理事会を開き、診断基準を見直す検討委員会の設置を決めた。過去1〜2カ月の平均的な血糖の状態を示す血液検査値「ヘモグロビンA1c(HbA1c)」の導入を検討する。
現在の診断基準は99年に策定。空腹時血糖値が血液1デシリットルあたり126ミリグラム以上または食後血糖値(ブドウ糖負荷後2時間血糖値)が同200ミリグラム以上の場合、糖尿病と診断される。だが、血糖値は検査前数日の食事や運動の影響が強く表れるため、変動が大きい。
HbA1cは、赤血球に含まれるヘモグロビンにブドウ糖が結びついたもので、赤血球の寿命が長いため、過去1〜2カ月の血糖状態を把握できる。このため、世界保健機関(WHO)や米国糖尿病学会もHbA1cを診断基準に導入する検討を進めている。
ただ、ヘモグロビンに異常があると正しい血糖状態が分からなかったり、検査費用が割高になるとの課題がある。門脇理事長は「血糖値とHbA1cは、長所短所がある。日本にあった新しい診断基準を検討したい」と話す。【永山悦子】
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2009/2/20 はしか:予防接種率、6割前後に 毎日jpより転載
はしか:予防接種率、6割前後に
2009年2月20日 12時37分 毎日新聞 更新:2月20日 12時48分
08年の10代のはしかワクチンの接種率が、6割前後にとどまることが20日、厚生労働省の調査で分かった。学校、大学などで流行したため、今年度から中学1年、高校3年での無料接種が始まったが、目標(95%)を大幅に下回る結果となった。厚労省は、「今年度の対象年齢の人は、4月以降は無料接種の対象ではなくなるので、早めに接種してほしい」と呼びかけている。
はしかの予防接種は1歳時(第1期)に最初に受けることが多く、その後、小学校入学前(第2期)以降に2回目を受けることによって、免疫を維持できる。厚労省は、都道府県を通じ、2回目の接種の機会となる第2期以降の状況を調べた。
それによると、第2期は66.4%だった。また、今年度から接種の追加対象になった中学1年(第3期)は66.1%、高校3年(第4期)は58.1%にとどまった。
低率にとどまった背景について、厚労省は「接種を受けていない子どもの把握が難しく、周知が不十分なようだ。また、集団接種方式ではないため、クラブ活動などで忙しい児童・生徒が、医療機関へ足を運びにくい状況もある」とみている。
国内のはしかのワクチンの接種率は約8割とされる。米国では小学校入学の際、はしかの予防接種を受けた証明書が必要なため、接種率は95%以上に達し、流行の抑え込みに成功している。それだけに、海外を訪れた日本人が感染を広げる「はしか輸出国」という批判も出始めている。【関東晋慈】
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2009/2/20 こころとからだの相談室:薬を牛乳で飲んではダメでしょうか? 毎日jpより転載
こころとからだの相談室:薬を牛乳で飲んではダメでしょうか?
2009年2月20日 毎日らいふ
◇ 質問
なぜ、薬はコップ1杯の水で飲みなさいと言われるのですか? 私は骨を強くしたいので、食後にお茶の代わりに牛乳を飲んでいます。これ以上は水分が取れません。薬は牛乳で飲んではダメでしょうか?(60歳、女性)
◇ 回答
牛乳で薬を服用すると、薬の種類によっては効果がほとんどなくなったり、副作用が現れやすくなったりすることがあります。そのため、原則的に、薬への影響のない「水またはぬるま湯でお飲み下さい」という説明になります。ただし、すべての薬が牛乳の影響を受けるわけではないので、薬の種類ごとに判断することになります。また、薬を服用して2時間ほど時間をあけていただければ、牛乳を飲んでもほとんど薬への影響はありませんので、飲む時間の調整で対応できるケースもあります。是非、医師から処方されるときや薬局で調剤した薬を受け取るときに、飲み方についてご相談いただきたいと思います。
牛乳にはカルシウムが豊富に含まれており、薬成分とカルシウムが結合すると吸収の悪くなる薬があります。また、逆に脂肪分の多い食事や牛乳をとった後に飲むと吸収されすぎて、副作用が現れやすくなる薬もあります。
その他、胃に負担をかけやすい薬成分や胃酸で分解されてしまうような薬成分の場合に、腸溶性製剤と言って、酸性度の高い胃液では溶けず、酸性度の低い腸に移行してから薬が溶け出すように特殊なコーティングが施された製剤があります。そのような製剤では、牛乳で胃の酸性度が低下すると、胃で製剤の皮膜が壊れて薬が溶け出してしまい、設計どおりの効果が期待できなくなります。
牛乳だけでなく、果物ジュースの類でも問題になることがあります。例えば、グレープフルーツの成分がある種の薬物分解酵素の働きを邪魔するため、特定の薬の分解が抑えられ、予想以上に強い作用をもたらしてしまうケースがあります。なお、柑橘類でも温州みかん、バレンシアオレンジ、レモンなどにはそのような作用はないと言われています。一方、ブンタン、ハッサク、グレープフルーツの交配種であるスウィーティーなどもグレープフルーツと同様の作用をもっているようです。牛乳と違って、このグレープフルーツの影響は長く続くので、特定の薬を服用中はグレープフルーツの摂取をしないでいただくことになります。
なお、コップ1杯という多めの水でお飲みいただくのは、水なしや少量の水で飲むと、うまく胃まで薬が流れず、食道の途中に貼り付いてその粘膜部分を傷つけることがあるためです。頻度は高くありませんが、かぜで熱があり、横になったまま薬を少量の水で飲んだところ、翌朝食道に潰瘍ができてしまったとか、痛み止めの錠剤を水なしで服用したところ、食べ物を飲み込むときに痛みを感じてしまったというような症例があるようです。できるだけコップ1杯程度の水分で飲むようにしましょう。
回答者:向井呈一(日本薬剤師会相談役/日本薬剤師会中央薬事情報センター/薬相談専用電話 03-3353-2251)
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2009/2/20 ひざの痛み (3)太れば太るほど負担に YOMIURI ONLINEより転載
(2009年2月20日 読売新聞)
「ひざ痛は、肥満によって引き起こされる痛みだといえます」。虎の門病院(東京)整形外科部長の山本精三さん(52)はこう断言する。
平らな場所を歩くだけでひざには体重の1・5〜2倍、階段では2〜3倍の力がかかる。太っていれば、太っているだけ、余計に負担がかかり、ひざを痛めてしまうわけだ。
山本さん自身、数年前、歩く時にひざの痛みを感じていた。アメリカに留学した時、車中心の生活で運動不足になり、太ったためだという。
日本に戻ってから心機一転、食事療法を中心にした生活習慣=表=を身につけ、10キロの減量に成功。身長178センチ、体重69キロと標準体重になって以降、ひざの痛みは消えた。
運動だけでも肥満を解消することはできるが、「年を取れば取るほど、大きなエネルギーを消費する運動を突然始めることは難しく、現実的でない」。そこで、ひざの痛い人にも無理のないこの方法を勧めている。
ひざ痛治療で、注射をするために定期的に通っていた女性患者が最近、5キロほどダイエットに成功すると、ひざの炎症が治まったという。「こんなに痛くないのなら、早くやせれば良かった」という声を聞いたという山本さんは「ダイエットすることは、水中歩行で体が軽くなっていることと同じ。どれだけ動きが楽になるか、わかると思います」と指摘する。
もちろん、ひざの悪化が進行すると、人工関節を入れるといった手術が必要になる。しかし、手術が必要になる患者は一部に過ぎず、「普通の人は、いまの関節を長持ちさせる『保存療法』が中心になることを忘れないで」と山本さんは話す。
日本整形外科学会でも、関節や筋肉、神経などの「運動器」が衰え、要介護となる一歩手前の状態を「ロコモティブ(運動器)・シンドローム」と定義し、「ロコモ」防止のため、健康な生活を送る知識を持つことを呼びかけ始めている。
山本さんは「食事に気をつけるだけでなく、筋肉トレーニングの習慣を取り入れるなど、生活全体を見直してほしい。それがひざを長持ちさせることになります」と強調する。
| ひざ痛を防ぐ生活習慣(山本さんの話から) |
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・間食をしない(間食の習慣をつけない) ・腹八分目を心がける ・食事は先に野菜から食べる ・毎日体重計に乗る ・適度な運動を毎日心がける |
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2009/2/19 臨床遺伝学の新たな方向性が、臨床の実践内容に影響する m3.comより転載
臨床遺伝学の新たな方向性が、臨床の実践内容に影響する
2009年2月19日 提供:Medscape
| 今後は、ヒトゲノムプロジェクトの情報がさらに臨床実践に反映されるだろうが、遺伝リスクを判断するもっとも重要なツールは依然として家族歴である Jacquelyn K. Beals |
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【2月9日】
この10年における臨床遺伝学の進歩によって、臨床実践と患者サービスのさまざまな面で変化が起きつつある。それでもなお、疾患リスクの評価においてもっとも重要な遺伝子検査は家族歴であることが、Genetic Alliance(遺伝病患者支援団体連合会)および米国臨床遺伝学会(ACMG)が2月4日に主催した『How Genetic Discoveries Are Being Translated Into Better Patient Care(遺伝学の発見をいかにしてよりよい患者ケアにつなげるか)』というオンラインセミナーの討論で述べられた。 つい最近である2002年には、米国の新生児遺伝子スクリーニング検査の大部分が調べていた疾患の種類は5つ未満だったが、スクリーニング検査をもっと拡張して提供していた州も一部にあった(ノースカロライナとウィスコンシン)。スクリーニング検査の内容は地域によって大きくばらついていたので、失聴など80種を超える疾患のスクリーニング検査について再検討することがACMGに求められた。ACMGは29の「重要疾患」に対するスクリーニング検査を勧告し、2005年に保健資源サービス局(HRSA)が公表した。2009年までには、勧告された一連の検査が新生児スクリーニング検査に基本的に含まれるようになった。 ACMGによる先日のWebセミナーでは、遺伝学の進歩で臨床実践と患者ケアがどのような影響を受けるかについて3つの事例が示された。ACMG役員であるMichael S. Watson, PhDが論じた第1の事例が、グルタリルCoA脱水素酵素欠損症(GA-1)である。これは有機酸代謝に先天性の過誤があり、そのために生後3カ月から18カ月で不可逆性のジストニーが現われてくる。患児は小刻みに動き、過敏で、筋緊張が低下している。頭囲成長も異常に大きい。 GA-1の遺伝は、常染色体劣性遺伝であり、その他のスクリーニング検査で用いられる踵穿刺採血の検査で発見することができる。GA-1のスクリーニングは現在、多くの州において住民スクリーニング検査に含まれているが、アーミッシュ派の集団は特に高リスクであり、10%がキャリアとされている。診断がつけば、食事の調整とサプリメントによって、その後の神経発達の問題を軽減することが可能である。 ACMGのプロジェクト主任であるJudith Benkendorf, MS, CGCが提示した事例が、四肢の筋の虚脱と脱力が見られる疾患である脊髄性筋萎縮症(SMA)である。SMAは新生児1万人あたり1名に起こり、この常染色体劣性遺伝疾患のキャリアはおよそ50人に1人いる。SMAは、運動ニューロンにとって不可欠な蛋白質をコードする運動ニューロン生存遺伝子(SMN1)の異常(または欠損)があるために起こる。 この疾患の患児は、四肢と体幹がだらんとしていて、運動が弱く、嚥下や吸入が困難で、呼吸が障害される。紹介された家系の子供は19カ月齢で呼吸不全で死亡した。現在、SMAを治す方法はない。治療は対症療法と合併症の予防からなる。 3つ目の事例としては、抗凝固薬のワルファリンへの感受性が個人で違うことが取り上げられた。ACMGの次期会長であるBruce R. Korf, MD, PhDが、血液凝固のために抗凝固療法が必要である34歳男性の症例を提示した。ワルファリンの排泄と活性化はともに遺伝子による制御を受けるので、凝血防止と出血誘発の隘路をぬってワルファリンの正しい用量を決めるのは多くの場合で難しい。患者の3分の1のワルファリン代謝は、出血リスクが予想より高くなる。 Korf博士は、ワルファリン感受性に影響を与えるCYP2C9遺伝子とVKORC1遺伝子の変異に関する薬理遺伝学検査について論じた。ワルファリン維持量の変動の理由としては、年齢や身長の他に、およそ55%がCYP2C9とVKORC1の変異で説明される。米国食品医薬品局は、2007年9月にワルファリン感受性に関する臨床検査を承認したが、患者の至適治療法を決定するには臨床評価やその他の検査法と組み合わせて使用するようにと助言している。 Korf博士は続いて、個別化医療の別の側面について議論を進めた。個別化医療とは、「正しい患者に正しい薬剤を正しい用量で正しい時期に投与」できるという意味だと博士は言う。薬理遺伝学検査が受け容れられるためには、その精度と臨床的妥当性および有用性を示し、この検査にまつわる社会的・倫理的問題を解決する必要がある。ACMGが懸念する問題のひとつが、遺伝子検査が消費者に直接販売されることであり、ACMGは2008年4月にこの問題に対して一連の勧告を出した。 全ゲノム規模の解析の市場については、質疑応答のセッションで再び議論された。こうしたサービスが乳幼児に対して盛んに行われているが、それは医学的情報を得るためというより、情報そのものまたは好奇心のために用いられている傾向が強いとパネリストたちは感じている。大きな懸念のひとつが、ある疾患のリスクが平均より大きかったり小さかったりすることを一般人が知り、(リスクが低い場合に)有益な介入を諦めてしまう可能性があることである。消費者は、手元に返ってきた情報を解釈する際には、専門家の助言を得るようにしなければならない。 パネルは、一般人への直接サービス、医療再建、ヒトゲノムプロジェクトの情報の医療への反映、新生児スクリーニングセンター(Eunice Kennedy Shriver National Institute of Child Health and Human Developmentの資金援助による)、臨床ガイドラインの作成、検査技能熟達プログラムなど、ACMGが関与する数多くの分野についてまとめた。ACMGは、家族、臨床検査技師、臨床家への教育素材の作成も行っている。「感染症が抑制された暁には、入院治療の多くが遺伝疾患で占められるようになるだろう」とWatson博士は強調した。 パネリストたちに対して、遺伝子スクリーニングの新時代における家族歴の重要性が訊ねられた。「家族歴は、もっとも強力な遺伝子検査だ」とKorf博士は語った。その人のリスクを知るには、家族歴が唯一の方法である。問題は、外来時にその情報を得るための時間を確保することである。 パネリストたちは、遺伝子スクリーニングに関する問題、特にカップルの両者ともが遺伝疾患のキャリアであった場合の問題について意見を述べた。そうしたカップルは、子供を作らない、別の選択肢による受胎、妊娠中絶といった決断をする場合がある。そうしたカップルが関心を持つ検査を受けることを決心し、それぞれで選択肢を取るには、遺伝カウンセラーが役立つ。Benkendorf博士によれば、パートナーの両者がキャリアであった場合にはその情報を受容できるようになるまで時間がかかる。しかも妊娠中は妊娠前よりもそうした情報を受け容れるのが難しい。 どのようにすれば医学専門家は遺伝情報に遅れをとらずにいられるかと訊ねられて、Korf博士はそれはとても大きな問題だと認めた。しかし、ACMGはいろいろなリソースの他にも、遺伝学が専門ではない医療従事者向けに医学生涯教育(CME)のコースを提供している。これには、すべての医療専門家向けの情報源としてのCD-ROMと、希少遺伝疾患に関するアクションシートがあり、ともにACMGのウェブサイトで入手できる。また、いろいろな専門学会が会員向けのCMEコースを提供しており、ACMGは今後そうした諸団体と協力して、会員教育を促進する予定にしている。
ACMG Webinar. February 4, 2009. |
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| | Medscape Medical News 2009. (C) 2009 Medscape |
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2009/2/19 末期腎不全患者への教育が高リン血症予防に有効である可能性 m3.comより転載
末期腎不全患者への教育が高リン血症予防に有効である可能性
2009年2月19日 提供:Medscape
| クラスター無作為化比較試験で、ESRD患者にリン含有食品添加物を避けるよう指導することで高リン血症が中程度改善することが明らかに Laurie Barclay |
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【2月13日】
末期腎不全(ESRD)患者にリンを含有する食品添加物を避けるよう指導することで高リン血症が中程度改善するというクラスター無作為化比較試験の結果が『Journal of the American Medical Association』2月11日号に報告されている。 「食事からの多量のリン摂取は腎不全患者に有害な影響があり、また一般の人々にとっても有害である可能性がある」とケースウェスタンリザーブ大学(オハイオ州クリーブランド)のCatherine Sullivan, MS, RD, LDらは記述している。「高リン血症を予防するため、ESRD患者はもともとリンを多く含む食品の摂取を制限している。しかし、加工食品やファーストフードへのリン含有食品添加物の添加が増えつつある」 本研究の目標は、ESRD患者においてリン含有食品添加物の摂取制限が血清リン値に及ぼす影響を評価することであった。 2007年5月〜10月の間に、計279例の開始時に血清リン値上昇(> 5.5 mg/dL)が認められた患者をオハイオ州北東部の14軒の長期血液透析施設から募集した。12の大規模施設での2つのシフトと2つの小規模施設の1つのシフトを、教育介入群(n = 145)または対照群(n = 134)に無作為化に割り当てた。 介入群には、食料品の購入やファーストフードレストランでの食事の際にリン添加物を含む食品を避けるよう指導したのに対し、対照群には通常のケアを行った。試験のプライマリーエンドポイントは3ヵ月後の血清リン値の変化であった。 開始時の血清リン値には有意な群間差はなかったが、3ヵ月後の血清リン値の低下は介入群のほうが対照群よりも0.6 mg/dL大きかった(95% 信頼区間:−1.0〜−0.1 mg/dL)。また、介入群では対照群に比べて成分表(p<0.001)および栄養成分ラベル(p=0.04)の読解力が統計学的に有意に改善したが、食品知識スコアの改善には有意差は認められなかった(p=0.13)。 「末期腎不全患者にリン含有食品添加物を避けるよう指導することにより、高リン血症が中程度改善した」と本試験の著者らは記述している。「われわれの介入には単純、低コスト、容易に実施できるという利点がある」 本試験の制限としては、食事からの実際の摂取量を評価できなかったこと、1つの地域からの中規模のサンプルであること、遵守状況に関するデータがないこと、副次的転帰の変化を判別するパワーが小さいこと、介入にもかかわらず改善に至らなかった被験者が多かったこと、追跡調査期間が3ヵ月のみであったこと、被験者が持続高値の患者に制限されたこと、Hawthorne効果があげられる。 「今回の介入の効果を高め、リン含有添加物が比較的軽度の腎疾患患者および一般集団に与える影響を解明するため、さらなる研究が必要である」と本試験の著者らは結論している。 本試験は米国立糖尿病・消化器・腎臓病研究所(メリーランド州ベセスダ)およびLeonard C. Rosenberg腎臓研究財団(オハイオ州クリーブランド)の支援を受けた。本研究の著者らの情報公開によれば、関連する金銭的関係はないという。
JAMA. 2009;301:629-635. |
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2009/2/19 健康常識のウソ・ホント:症状が現れる前の発見が重要な肺がん 毎日jpより転載
健康常識のウソ・ホント:症状が現れる前の発見が重要な肺がん
2009年2月19日 毎日らいふ
日本人は75歳までに男性の約2人に1人、女性の約3人に1人が何らかのがんに罹ると言われています。その中でも肺がんは治療が難しく死亡率が高いがんの1つで、治療効果と安全性の高い治療法が望まれています。
◇ 検証1 喫煙者の検診は胸部X線写真だけでは不十分。喀痰細胞診の検査をプラスして
がんによる日本人の死亡率をみると、臓器別では肺がんが男性で第1位、女性で第2位となっています。1年間に約5万人が肺がんで死亡しています。5年後には肺がんで亡くなる患者さんの数は倍増し、10万人を超えると予測されています。その理由として、若い女性の喫煙率が上昇していることやアスベストの影響などが挙げられます。
北海道大学病院第二外科(呼吸器外科)の加賀基知三(かが きちぞう)診療准教授は次のように話しています。
「喫煙量が多いほど、そして喫煙開始年齢が低いほど、肺がんの発生率は高くなります。また胸膜中皮腫の原因物質として問題になっているアスベストは、発がん物質で、これが原因で発がんするのは、数十年後など、かなりの時間が経過してからです」
肺がんには小細胞がんと非小細胞がんがあり、非小細胞がんはさらに腺がん、扁平上皮がん、大細胞がんの3つの細胞型に分かれます。喫煙と関係する扁平上皮がんや小細胞がんは肺の入り口に近い気管支に、喫煙と関係しない腺がんは肺の末梢に多く発生します。
肺がんが発見されるきっかけは検診発見、他疾患観察中発見、有症状発見の3つがあります。
最も早い時期に発見される可能性があるのは検診です。腺がんは胸部X線写真で発見される確率が高いのです。一方、扁平上皮がんは胸部X線写真では発見されにくく、喀痰の細胞を調べる検査(細胞診)で発見される確率が高くなります。加賀診療准教授は「検診で肺がんの発見率を高めるには、胸部X線写真だけでは十分とは言えません。喫煙者には喀痰細胞診を追加する必要があります」と指摘しています。また最近ではCTの発達により、以前は困難だった前がん状態やごく早期の肺がんが発見される機会も増えてきました。日本ではCT検診で約1%という高い肺がん発見率の報告もあり、有用性の検証がおこなわれています。
2つめは、他の疾患の治療中に偶然発見される場合で、これも初期発見の可能性があります。3つめは、症状が出て受診して初めて発見される場合です。症状が出てから発見される場合が最も治療成績が悪くなります。
肺がんの一般的な症状は、咳、血痰、呼吸困難などですが、肺がんに限った症状ではありません。がんの発生部位によりほかにもさまざまな症状が現れます。がんが胸壁に浸潤すると背中や胸、肩の痛み、血管に浸潤すると上大静脈症候群、神経に浸潤するとホルネル症候群などが出現します。上大静脈症候群では上大静脈が圧迫され、顔や腕の浮腫、脳浮腫による頭痛や痙攣、呼吸困難などがみられます。ホルネル症候群では交感神経が障害され、瞳孔が縮小したり瞼が下がったりします。
◇ 検証2 治療法はがんの病期と患者さんの体力で決まる。手術の決め手は「1秒量」
肺がんの主な治療法には、手術、化学療法、放射線療法があります。治療の決定に重要な要素は、がんの進行度と治療を受ける方の体力です。病期分類は原発巣の進展・所属リンパ節・遠隔転移を評価したものです。一般的には手術でがんを取りきれる可能性が高ければ手術が選択されます。リンパ節転移がない非小細胞肺がんの場合、手術が最も確実に治療効果が得られる方法です。手術をしても小さな腫瘍細胞が体内に残ってしまう可能性があれば化学療法や放射線療法が併用されます。手術をしてもあきらかに腫瘍が残る場合は、手術はせずに化学療法または放射線療法が選択されます。最近では、放射線療法の技術が進んでおり、呼吸のタイミングに合わせて、多くの方向からがんにピンポイントに放射線を照射できる「定位放射線治療」も肺がんに対して行われるようになりました。早期の肺がんであれば治癒にいたる可能性があり、体力的に手術を受けられない方に朗報です。
もう1つの重要な要素は「患者さんに治療に耐えられるだけの能力(耐術能)があるかどうか」です。肺がんの手術でもっともダメージを受けるのは呼吸機能ですので、手術前の呼吸機能の評価は重要です。特に「1秒量」と呼ばれる、最大に息を吸った状態から最大努力で息を吐き出した1秒間の肺気量の値で評価されます。「1秒量は年齢、性別、体格などで異なりますが、この値が1,000ccから800cc以下に低下すると酸素吸入が必要となる可能性があります。そのため、手術は1,000cc以上が見込まれる患者さんが対象となります。この1秒量は、喫煙によって低下します」と加賀診療准教授は説明しています。
「高齢だから」と暦年齢のみで手術の可否が決まることはありません。また糖尿病や喘息などの合併症や、過去に心筋梗塞を起こした経験があっても、現在不安定な状態でなければ手術は可能です。
右肺は3つ、左肺は2つの肺葉からなり、さらに肺葉は右が10、左が8の区域に分かれます。肺がんに対する標準的な手術は、肺葉切除とリンパ節郭清です。入院期間は一般的に術後7〜10日前後です。また、肺活量が少ない患者さんや高齢の患者さんでも、早期の肺がんであれば、肺葉よりもさらに小さい単位の切除(縮小手術)が選択されます。
加賀診療准教授は、肺がんに対して、カメラを使用して小さな傷で手術をする胸腔鏡手術を早い時期から行ってきました。この方法は高度の技術が必要となるため専門医のいる施設に限られます。手術後の傷の痛みや呼吸機能の損失を小さくすることによって、高齢の患者さんや合併症を有する患者さんにも手術適応が広がる可能性があります。加賀診療准教授は、この手術方法を呼吸器外科専門医に広める活動も行っています。
◇ 結論 肺がんの早期発見は検診から。確実で負担が少ない治療法の開発も進められている
「画像診断が発達して早い時期の肺がんが発見されれば、負担の少ない低侵襲手術や縮小手術の適応が拡大します。また、進行がんであっても、複数の診療科が協力しておこなう治療(集学的治療)によって、治療成績が向上しています」と加賀診療准教授は現在の状況を話しています。
(取材・文 森下紀代美)
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2009/2/19 エイズ感染・発症最多 50歳以上1.2倍 YOMIURI ONLINEより転載
エイズ感染・発症最多 50歳以上1.2倍
(2009年2月19日 読売新聞)
厚生労働省のエイズ動向委員会は18日、昨年中にエイズウイルスに感染した人は1113人、エイズを発症した患者は432人で、ともに過去最多だったと発表した。 新規感染者と発症者を合わせた年齢別内訳をみると、30歳代が最も多く、559人と全体の36%を占めた。50歳以上の高年齢層は、前年(236人)の1.2倍の283人に増加した。
感染経路は、同性間の性的接触が964人だったほか、異性間の性的接触が365人。全体の約82%(1273人)が国内感染と推定された。
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2009/2/19 ひざの痛み (2)もものストレッチで軽減 YOMIURI ONLINEより転載
黒田さんがひざの痛み軽減に勧めるのは、ももの前後を伸ばすストレッチだ=イラスト〈1〉=。
立ったまま、片一方の足を後ろに曲げる運動は、ももの前側を伸ばす効果がある。足首かつま先を持ち、ふくらはぎを太ももにくっつけるように引っ張る。空いた手で壁に触れ、体を支えてもいい。
ひざを曲げにくい人は「ズボンのすそを持って引き上げてもいいです」。左右各20秒を2回繰り返す。
さらに、ひざに手をあて、ももの後ろを伸ばすストレッチも行う。足を肩幅程度開き、お尻を上にあげるようイメージし、20秒を2回行う。
「息を吐き、ももの筋肉を意識してください」と黒田さん。
ストレッチの後は、ももの前側にある大腿四頭筋を鍛えるスクワットだ=〈2〉=。腰に手を当て、ひざとつま先が同じ方向になるよう立つのが基本姿勢。お尻を突き出し、ひざを軽く曲げる。イスに座るようなイメージだ。しゃがんだ時、ひざがつま先よりも前に出ないように意識することがポイント。体力に応じ、1日10〜30回を目標にする。
ストレッチの後にスクワットをし、最後にストレッチで締めるのが理想。運動のやり方は、病院などにいる理学療法士にアドバイスを求めるのが一つの方法だという。
「ストレッチで痛む人は、自分で判断せず、中止して医師に相談して。80歳になっても健康なひざでいられるよう、普段から運動を心がけ予防してほしい」と黒田さんは話す。
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2009/2/19 107歳から86歳に角膜移植 ドナーは国内最高齢 asahi.comより転載
107歳から86歳に角膜移植 ドナーは国内最高齢
2009年2月19日20時6分 朝日新聞
107歳の女性から86歳の女性に角膜が移植された。提供者が住んでいた富山県のアイバンクによると、国内の角膜提供者(ドナー)の最高齢記録を更新したという。角膜の「寿命」は約150年とされ、アイバンクは、年齢にかかわりなく、献眼登録を呼びかけている。19日から大阪市内で開かれる日本角膜移植学会で発表される。
同県アイバンクによると、提供した女性は82年に登録。昨年6月に亡くなり家族が申し出た。一般的に移植できる角膜の目安は、角膜全体の全層移植では、角膜1ミリ四方あたり2千個以上の内皮細胞が残っている場合とされる。提供した女性では3千個以上だった。これまでの角膜提供者の最高齢は、愛知県内の104歳だったという。
一方、移植を受けた患者は関東地方の86歳の女性。昨年6月の手術後も状態は良く、移植から7カ月後の検査でも透明性が保たれているという。
提供した女性の家族は「誰かのお役に立てるとは。使ってもらえていることはいいことだと思う」と話した。
日本アイバンク協会(東京都)によると、08年末現在、待機患者は2990人で、08年4〜12月には1万4097人が登録した。登録に年齢制限はないという。(木村俊介)
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2009/2/19 「がんに効く」うそ勧誘で11万人 錠剤205億円売る asahi.comより転載
「がんに効く」うそ勧誘で11万人 錠剤205億円売る
2009年2月19日20時16分 朝日新聞
「がんに効く」などとうその説明で勧誘し、健康食品を売ったとして、経済産業省は19日、「フォーリーフジャパン」(大阪市北区)に対し、特定商取引法に基づき、新規勧誘などを20日から6カ月間禁ずる業務停止命令を出した。
同社は「ファースト・リーフ」という錠剤を会員登録料3千円、毎月1万3600円で販売。新たに会員を勧誘すれば紹介料が得られる連鎖販売(マルチ商法)の仕組みだった。勧誘の際、会社や商品名を出さずに、全国各地の「セミナー」に中高年者らを誘い出し、根拠がない効能を強調して売り込んだという。
同省によると、同社は08年3月期で約205億2千万円の売上高があり、個人会員は全国で11万人を数える。各地の消費生活センターに昨年9月までの約3年間で千件以上の苦情が寄せられていたという。
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2009/2/18 ペットへのリスクは喫煙者が禁煙する動機になる m3.comより転載
ペットへのリスクは喫煙者が禁煙する動機になる
2009年2月18日 提供:WebMD
| 調査によると、喫煙者はペットを副流煙から守るためなら禁煙したいと思っていた Bill Hendrick |
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| 【2月9日】 喫煙者はペットを副流煙から守るために禁煙する気になることが、新規調査で明らかになった。 ヘンリーフォード健康システム(デトロイト)のSharon M. Milberger, ScDを中心とする研究者らは、オンライン調査に参加した喫煙者の28.4%が、副流煙がペットの健康に悪いことを学ぶことは禁煙の動機づけになるだろうと回答したことを見出した。そして8.7%の人が、副流煙の健康に対する潜在的な悪影響を知ることによって、パートナーに禁煙するよう頼もうとする気持ちが強まっただろうと、回答した。 これらの結果はBMJ特別号の『Tobacco Control』で発表された。研究者らは、3,300名の人々がペット所有者のオンライン調査に回答したと述べている;66%がイヌ、53%がネコ、10%が小鳥を飼っていた。調査に参加した人々のほとんどは、ミシガン州に住む白人女性であった。 喫煙者と同居している非喫煙者であるペット所有者の16%が、副流煙がペットに及ぼす危険性についての情報を知っていれば、イヌ、ネコ、および小鳥を副流煙から遠ざけるためにパートナーに禁煙するよう頼んだだろうと回答した。その他に24%が、喫煙者であるパートナーに屋外に出て喫煙するように言うだろうと回答した。 調査では、喫煙者の約40%、および喫煙者と同居している非喫煙者の24%が、喫煙の影響、副流煙、および喫煙習慣を止める方法についてもっと知りたいと回答した。 副流煙を吸うことが人間だけでなくペットの健康にも悪いことを喫煙者に気づかせることは、人々に喫煙を止めさせることを目的とした公衆衛生キャンペーンにとって益となるかもしれないと、研究者らは述べている。 論文によると、副流煙が人間だけでなくペットにとっても危険であるという、説得力のあるエビデンスも発表されている。 研究者らによると、タバコの煙への曝露が、イヌおよびネコにおけるある種の癌、イヌにおけるアレルギー、ならびに小鳥における眼および皮膚の疾患と関連することが認められている。 「この新しい動機付けの理由は、コンパニオンアニマル以外には同居人のいない喫煙者にとっては特に強力なものである可能性があった」と研究者らは示唆している。 risk-to-pets-motivates-smokers-to-quit |
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2009/2/18 ダイエット炭酸飲料の1日消費量がメタボリックシンドロームと2型糖尿病に関係する m3.comより転載
ダイエット炭酸飲料の1日消費量がメタボリックシンドロームと2型糖尿病に関係する
2009年2月18日 提供:Medscape
| ダイエット炭酸飲料を毎日飲んでいると、メタボリックシンドロームの一部の構成項目および2型糖尿病の発生リスクが有意に大きくなることが観察研究で判った Laurie Barclay |
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【2月11日】 ダイエット炭酸飲料を毎日飲んでいると、メタボリックシンドローム(MetSyn)の一部の構成項目と2型糖尿病の発生リスクが有意に大きくなるという観察研究の結果が、『Diabetes Care』1月16日号オンライン速報版に報告された。 「2つの縦断的コホート研究により、ダイエット炭酸飲料の消費量とMetSynの発生率との間には、当初の過脂肪の測定値とは独立して関連性があることがこれまでに示されている」とテキサス大学健康科学センター(ヒューストン)のJennifer A. Nettleton, PhDらが記している。「別々のコホートでダイエット炭酸飲料とMetSynとの関連性の観察結果が再現されたことで、結果の信頼性は高いと考えられ、因果関係の可能性が窺える。これまでの研究では、ダイエット炭酸飲料とMetSynの個々の構成項目や2型糖尿病のリスクとの関連性は調べられておらず、その関係性に影響を与える例えば過脂肪状態の変化といった経時的な修飾因子についてもちゃんと扱われていなかった。」 今回の研究の目的は、『アテローム性動脈硬化多民族研究(Multi-Ethnic Study of Atherosclerosis: MESA)』の一環としてダイエット炭酸飲料の消費量と、MetSynおよびその構成項目そして2型糖尿病の発生リスクとの関連性を評価することである。 2000年から2002年までにかけて1回目の評価を行い、その時に食品摂取頻度質問票でダイエット炭酸飲料の消費量のベースライン値を測定した。追跡評価は2002年から2003年、2004年から2005年、2005年から2007年までの期間で行った。空腹時血糖値が126 mg/dLを超えた場合、2型糖尿病であることの自己申告があった場合、糖尿病薬を使用している場合を2型糖尿病の発生と定義した。MetSynとその構成項目は米国高脂血症治療ガイドラインATP IIIの基準に準拠した。集団特性、生活習慣、食事交絡因子を調整して、2型糖尿病、MetSyn、MetSyn構成項目のハザード比(HR)を算出した。 ダイエット炭酸飲料を毎日摂取する被験者は、ダイエット炭酸飲料を摂取しない被験者に比べて、MetSyn発生の相対リスクが36%大きく(HRは1.36、95%信頼区間[CI]は1.11 - 1.66)、2型糖尿病発生の相対リスクが67%大きかった(HRは1.67、95%CIは1.27 - 2.20)。 MetSynの構成項目のうち、ダイエット炭酸飲料の消費量に前向きに関連していたものは大きい胴囲(男性は102 cm以上、女性は88 cm以上)と高い空腹時血糖値(100 mg/dL以上)のみであった。ダイエット炭酸飲料消費量と2型糖尿病との関連性は、過脂肪のベースライン値およびその変化からは独立していた。それに対して、ダイエット炭酸飲料とMetSynとの関連性はそれらの因子から独立していなかった。 「今回の観察データでは因果関係を確立させることはできないが、ダイエット炭酸飲料を毎日摂取すると、MetSynの一部の構成項目と2型糖尿病の発生リスクが有意に大きくなった」と著者らは記している。 この研究の限界としては、観察研究であるために因果関係の決定ができないこと、その他の食事関連因子や生活習慣/行動関連因子が交絡している可能性があること、ダイエット炭酸飲料や人工甘味料の摂取量の算出が難しいことが挙げられる。 「今回の結果は、『地域におけるアテローム性動脈硬化リスク(ARIC)』研究やフラミンガム研究の所見を支持しており、ダイエット炭酸飲料と2型糖尿病との間により有害性が強い関連性があることを示した」と著者らは結論で述べている。「ダイエット炭酸飲料の消費は、その他の食事や生活習慣とは独立していてもいなくても、体重増加を引き起こし、血糖コントロールを障害し、最終的に糖尿病に至らしめる可能性がある。」 この研究は米国国立心臓肺血液研究所の支援を受けている。著者らの開示情報には、関連する金銭的利害関係はない。
Diabetes Care. Published online January 16, 2009. |
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| | Medscape Medical News 2009. (C) 2009 Medscape |
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2009/2/18 がん陽子線治療に一部保険 m3.comより転載
がん陽子線治療に一部保険
2009年2月18日 提供:読売新聞
総合南東北病院などを運営する脳神経疾患研究所の南東北がん陽子線治療センター(郡山市)が、がんの放射線治療の一つである陽子線を使った先進医療の実施医療機関として、厚生労働省に認められた。認定は2月1日付。これにより、同センターは陽子線治療を一部、保険診療で行えるようになった。
陽子線治療は、胃や大腸以外のほとんどのがんに適応できる放射線治療で、患部をピンポイントで集中照射できる。同治療を行っているのは全国で計7か所しかなく、東北・北海道では同センターのみ。ただ、治療費は約300万円かかり、保険が適用されなかった。
同センターによると認定によって、先進医療特約付きの民間の医療保険に入っていれば費用が給付されるケースがあるほか、診察や投薬、入院料などについては公的な保険が適用されることになるという。同センターでは、昨年10月の陽子線治療開始後、40人近くの患者に治療を行っている。
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2009/2/18 自分の周りに世話役配置 神経形成の仕組み解明 m3.comより転載
自分の周りに世話役配置 神経形成の仕組み解明
2009年2月18日 提供:共同通信社
脳の神経伝達を担うニューロンが、自分の周りに指令を出して"世話役"となる神経細胞をつくらせていることを、奈良先端科学技術大学院大の中島欽一(なかしま・きんいち)教授らのチームが解明し、17日付の米科学誌デベロップメンタルセルに発表した。
世話役はアストロサイトと呼ばれ、血中の栄養をニューロンに供給する役目を担う。
哺乳(ほにゅう)類の脳で神経回路が成長する際、ニューロンに続いてアストロサイトができることは知られていたが、詳しい仕組みは不明だった。中島教授は「世話役を自分の周りに配置する巧みな仕組みと言えそうだ」と話している。
チームは、マウス胎児の脳組織を観察。神経幹細胞からニューロンができると、周囲に特定の伝達物質を出して幹細胞からアストロサイトをつくらせるのを突き止めた。
中島教授は「この仕組みをうまく利用して神経細胞を再生できれば、脳梗塞(こうそく)治療などに役立つかもしれない」としている。
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2009/2/18 ひざの痛み (1)軟骨すり減り関節症に YOMIURI ONLINEより転載
年を取ると、ひざに痛みを感じる人が増えてくる。症状がひどいと、痛みで外出もままならなくなってしまう。ひざの痛みとどう付き合えばいいかを考える。
東京都リハビリテーション病院長の林泰史さんは「整形外科を訪れる人のうち、ひざの悩みを訴える人は4割を占めます。腰の痛みと並ぶ、国民病です」と話す。
もも側の大腿骨と足首側の脛骨をつなぐひざ関節の骨のつなぎ目は、軟骨で覆われている。しかし、この軟骨は加齢ですり減りやすくなる。
この軟骨には、歩くときの衝撃を吸収するクッションの役割があり、すり減ると痛みを感じる人が出てくる。こうしたひざの症状を「変形性ひざ関節症」と呼ぶ。
症状を訴えるのは、50〜60歳代を中心にした中高年の人たち。特に女性は骨を支える筋肉が弱く、負荷が直接関節に伝わってしまう傾向にある。また、O脚の人はひざの内側に負担がかかるため、軟骨のすり減り方が早く、症状が進んでしまう。
軟骨はすり減ると元には戻らない。さらに、すり減った軟骨のかけらが原因で炎症が起き、関節が熱を持ったり、水がたまったりすることもある。症状が進むと、直接、骨と骨とがぶつかるようになり、強い痛みを感じる。
「2足歩行の人間は、4本足の動物よりも、ひざに大きな力が加わる。寿命も延びて関節を使い続ける期間も長くなっています」と林さん。
炎症を起こし、ひざが熱を持つような場合は、すぐ病院で診察を受けることが必要だ。ただ、こうした症状がなく、痛みだけが続く場合、用心して関節を動かさないのは、逆に良くないという。関節を動かすと、関節内の細胞から液体が出て、動きがなめらかになるからだという。
「水泳や自転車といった、ひざに負担のかからない運動に挑戦するのもいい。自分で努力しようという心がけが大切です」と林さんは強調する。
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2009/2/18 がんのリスク・マネジメント:(22)感染とがん:肝炎ウイルスなど 毎日jpより転載
がんのリスク・マネジメント:(22)感染とがん:肝炎ウイルスなど
2009年2月17日 毎日らいふ
ウイルスや細菌の感染というと、まず思い浮かぶのは急性の病気です。インフルエンザや食中毒などは、病原体が体内に入って数時間から数日以内に症状が出現し、周囲に広がるため、因果関係が明らかです。ウイルス感染による肝炎でも、急性型や劇症型の経過をとるものがよく知られています。
一方、慢性の感染による発がんの場合には、数十年も自覚症状がなく、いつのまにかがんになっているというケースもあり、その関連を突き詰めるのはなかなか難しい問題でした。しかしながら、あるウイルスや細菌に感染していない人では、ほとんど特定のがんにならないという場合には、それらの病原体ががんの発生に必要な原因と考えられます。しかしながら、感染者のすべてががんになるわけではないので、十分な原因ではなく、他の要因がかかわってきます。
日本には肝がんが多いのですが、その原因としてC型肝炎ウイルス(HCV)感染が大半を占めるという特徴があります。世界的にはB型肝炎ウイルス(HBV)によるものが多いのと対照的です。
肝炎ウイルスによる肝がんに関しては、1993〜94年に40〜69歳だった日本の一般住民約2万人を対象とした我々のコホート研究では、3.7%がHCV、2.4%がHBV、0.1%が重複感染という検査結果が得られました。
平均12年の追跡で、約100人が肝がんに罹患しました。そのうち、69%がHCV、9%がHBV、2%が重複感染でした。肝がんの約80%は肝炎ウイルス感染者から発生していることになります。そして、感染者からの肝がん発生率については、HCV感染者で約10%、HBV感染者で約2%、非感染者では約0.1%でした。
したがって、肝がん予防において最も重要なことは、肝炎ウイルス感染の有無を知り(中高年の日本人なら誰でも感染している可能性がある)、感染が認められた場合には、専門家の治療やその後のフォローを受けて、肝がんへの進行を予防したり、早期に発見したりすることです。
また、肝がんのリスク要因としては、喫煙と飲酒が確立していることから、感染者では特に、禁煙と節酒が大切になります。さらに、我々のコホート研究では、ウイルス感染の有無にかかわらず、肥満、糖尿病・高血糖などが肝がんリスクを高め、身体活動、コーヒー飲用、野菜の摂取がリスクを下げることが示されています。これらについては、他の研究による確認が必要な段階ではありますが、肝炎ウイルス感染者であれば、無理のない範囲で取り入れてみるのも良いかもしれません。国内に数百万人いると推計されている肝炎ウイルス感染者の肝がん予防を実現するためにも、さらなるエビデンスの蓄積が求められます。
子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)は、性交渉により感染することが知られています。なるべく感染を避けるには、性病予防と同様な心がけが必要です。ただし、それで完全に感染を予防できるわけではありませんので、症状の有無にかかわらず定期的な子宮がんの検査を受ける、禁煙するなどの配慮が必要でしょう。現在、感染予防のためのワクチンが開発され、応用段階に入っています。
以上のような感染に関連するがんの予防のためには、まずは、検査を受けて感染の有無を知ることです。そして、高リスクであると分かった場合は専門医にかかり、治療の措置をとる、あるいは、定期的に受診して症状の経過を気長に、注意深く観察することが大切です。
また、他人の血液に触れない、無防備な性行為をしないなど、そもそもがんを引き起こすウイルスへの感染リスクを抑えることが重要です。
国立がんセンターがん予防・検診研究センターの予防研究部長。1981年慶應義塾大学医学部卒業、85年同大学大学院修了(医学博士)、03年から現職。主な研究分野はがんの疫学研究で、人集団を対象に、様々な要因と病気の関係を検証しながら予防法を探っている。「多目的コホート研究」という大規模長期追跡調査や、国内の研究を要約・評価して確かな予防法を提示する「生活習慣改善によるがん予防法の開発に関する研究」などの研究班を率いる。「がんになる人ならない人」(講談社ブルーバックス)などの著書がある。
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2009/2/17 お部屋の空気 (4)冬の入浴 脱衣室暖めて YOMIURI ONLINEより転載
65歳以上の高齢者の家庭内での不慮の事故死で、最も多いのが浴室での水死。2007年の人口動態統計によると、約3000人が死亡した。
しかも、入浴中の急死は冬場に集中する。東京ガス都市生活研究所が東京23区の入浴中の急死者数を調べたところ、死亡は12月〜3月に多いことがわかった。
冬に入浴死が増えるのは、部屋の温度差に原因があるらしい。寒い脱衣室で衣服を脱ぐと血圧が上がり、熱い湯につかるとさらに上がる。体が温まると血管が開き、血圧は急速に下がるが、脱衣室に戻ると再び上がる。
「この急激な血圧変動が、発汗による脱水症状と重なって、脳卒中や心筋梗塞などを起こして意識を失い、入浴死に至ると考えられています」と九州大教授で環境人間工学を専門にする栃原裕さん。
栃原さんによると、入浴中の急死は寒い地域に多い傾向があるが、例外もある。例えば北海道は死亡率が低いが、逆に福岡県は高い。そこで、北海道から鹿児島まで10道府県30家庭の浴室、脱衣室、居間の冬場の室温を測定してみた。すると、脱衣室の室温が最も高かったのが北海道で、福岡県は秋田、富山県などと並んで脱衣室の温度が低かった。
「高齢者がいる家庭では入浴前に浴室や脱衣場所を暖め、居間との温度差を減らすのが望ましい」と話す。
浴室を暖めるには、専用の浴室暖房機を入れるのが効果的だが、手軽にできる方法もある。東京ガス都市生活研究所主幹研究員の興梠真紀さんは「フックに固定したシャワーから浴槽に湯を注ぐと、浴室全体が暖まります」と話す。
高齢者は、浴室がまだ寒い一番風呂に入らない、急変時にすぐに対処できるよう家族がいる時間帯に入るなどの配慮も大切だ。(館林牧子)
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2009/2/17 大人並み400ミリ献血、男子は17歳に引き下げへ asahi.comより転載
大人並み400ミリ献血、男子は17歳に引き下げへ
2009年2月17日13時3分 朝日新聞
若者の献血を増やすため、厚生労働省は17日、1人あたり400ミリリットル採血する年齢基準を、現行の18歳から男子に限って17歳に引き下げる改正案を明らかにした。高校生の献血機会を増やすことが狙い。同省血液対策課は「当面の献血量の増加はわずかだが、長期的な献血者の確保につながる」としている。
同省はこの日開かれた検討会に提案。3月の専門家会議で了承が得られれば、来年度にも省令改正したい考えだ。
同課によると、90年に770万人だった献血者数は08年に510万人まで減少。特に10〜20歳代の減少が著しい。
現行の採血基準では献血は16歳から可能だが、17歳までは200ミリしか献血できない。400ミリに比べて、医療現場で使う際に多人数の血液が必要になる分、感染症のリスクも高くなる。このため、医療現場で需要が減り、高校での集団献血の機会も減っている。
一方、若者の献血者を対象にした意識調査(06年)では、6割以上が「集団献血がその後の動機付けに有効」と答えるなど、高校時代の経験がその後の献血にもつながっている面がある。
厚労省は今年1月からの作業部会で、年齢引き下げの健康への影響を検討し、「17歳男子なら可能」との結論が得られた。引き下げによる献血者数(400ミリ)の増加は約3万人と、全体の0.5%程度と予測されている。17歳女子や16歳男女への引き下げについても引き続き検討する。(立松真文)
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2009/2/17 梅毒:患者急増…20〜24歳女性は4年で3倍超 毎日jpより転載
梅毒:患者急増…20〜24歳女性は4年で3倍超
2009年2月17日 毎日新聞 2時30分
梅毒患者の報告数がここ数年、急増していることが国立感染症研究所のまとめで分かった。感染を知らず出産し、子供が先天梅毒になるケースもある。同研究所は予防と検査を呼びかけている。
感染研によると、梅毒患者数は抗生物質など薬剤開発により戦後減少傾向だったが、03年以降、再び増え始めた。03年に509例だった報告数は06年に600例を超え、07年737例、08年は823例と毎年100例近く増え続けている。男性では35〜39歳、女性では20〜24歳の割合が高い。20〜24歳の女性は03年15例だったのが、07年には49例と3倍以上に増えた。
母子感染による先天梅毒は06年に10例、08年は7月末現在で7例報告。妊娠中に夫から感染したとみられる症例もあった。先天梅毒の子供の4割は妊娠中か生後1週間までに死亡するといい、感染症情報センターの多田有希室長は「妊婦検診を必ず受け、感染が判明したらきちんと治すことが大事だ。妊娠後期に2回目の検査もしてほしい」と警告する。
梅毒は細菌「梅毒トレポネーマ」が引き起こす性感染症で、国内では99年以降、感染を確認したらすべて保健所に届けるよう義務付けている。性感染症に詳しい斎田幸次・斎田マタニティークリニック(大阪府河内長野市)院長は「不特定多数と性行為をする風潮が原因ではないか。(感染を防ぐ)コンドームの出荷数も減少しており、感染増加との関連が示されている」と話す。【関東晋慈】
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2009/2/17 新型インフルQ&A:治療薬は効かなくなる? 毎日jpより転載
新型インフルQ&A:治療薬は効かなくなる?
◇服用原因か自然変化か 抵抗力持つ病原体出現
病原体を殺す薬。ところが、病原体が抵抗力を持って効かなくなることがある。これを「薬剤耐性」という。インフルエンザも例外ではない。今冬のAソ連型の大半で、経口薬「タミフル」が効かない耐性ウイルスが世界中で見つかった。
インフルエンザウイルスが耐性を持つのは初めてではない。05〜06年シーズンにA香港型ウイルスの90%は、経口薬「アマンタジン」に耐性を持っているのが検出された。これを受け、日本で使われる薬はタミフルが主流になった。全世界の約75%を使用しているとされる「消費大国」だが、この状態は耐性化が起きる原因を探る上で、重要な情報を提供している。
耐性化の原因には、(1)感染者が薬を服用したことでウイルスを刺激し変化する(2)服用と関係なく自然に変化する−−ことが考えられる。その両方もあるし、他にもあるかもしれない。ただ(1)だとすれば、タミフルの耐性ウイルスが最初に出現するのは日本と言われたが、実際には欧州だった。
タミフルはインフルエンザウイルスの表面のたんぱく質「ノイラミニダーゼ(N)」に結合し、その働きを邪魔して、増殖を抑える。耐性ウイルスはNを構成するアミノ酸「ヒスチジン」が「チロシン」に変化したためタミフルが結合できず効果が失われている。
焦点は、新型インフルエンザがタミフル耐性を持つかどうかだ。耐性を獲得したAソ連型(H1N1)のNと新型への変異が心配される強毒性鳥インフルエンザ(H5N1)のNが、何らかの理由で交雑し耐性ウイルスが出現する恐れがある。河岡義裕・東大教授(ウイルス学)は「Nを標的にするのとは違う治療薬が必要だ」と話す。【関東晋慈】
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2009/2/17 医療ナビ:今冬の霜焼け対策は? 毎日jpより転載
医療ナビ:今冬の霜焼け対策は?
2009年2月17日 毎日新聞 東京朝刊
◆今冬の霜焼け対策は?
◇急激な温度変化、避けて 寒暖差10度以上で発症しやすく
◇手袋に耳当て、ぬれた手もケア
飲食店でアルバイトをしている女性(40)は今月初め、右手の薬指の第二関節が指輪が抜けないほど腫れ上がった。当初は「ばい菌が入ったか、何かにぶつけたか」と考え、整形外科や接骨院に行こうと思った。だが、知人の勧めで職場近くの皮膚科を受診すると、診断結果は「霜焼け」だった。「過去の病気と思い込んでいたのでまさかと驚いた」と振り返る。
◇ ◇
霜焼けは、局所的に起きる軽度の凍傷で凍瘡(とうそう)とも呼ばれる。耳たぶや鼻先、手足の先などの末端部にできやすい。寒い場所では末梢(まっしょう)血管が収縮して血流が悪くなる。再び暖かい場所に移動したときに収縮していた血管に一時的に大量の血液が流れ込むことで血管が広がる。これを繰り返すことによって炎症を起こしたものだ。赤く腫れ上がったり、ムズムズかゆい症状が表れる。
この病気の患者は、栄養状態が悪かった時代には多く、最近では少なくなっていた。
ところが、最近はその状況に変化が生じているようだ。
「よしき皮膚科クリニック銀座」(東京都中央区)には、霜焼けで訪れる患者は例年月1、2人程度だったが、今冬は20〜30代の女性を中心に10人を超える勢いで診察に訪れているという。また、霜焼けをアトピー性皮膚炎などと勘違いして受診する人も多い。
吉木伸子院長は「霜焼けは過去の病気ではない。1日の寒暖差が10度以上になるとできやすいと言われ、皮膚表面の温度変化、室内外の気温差が大きいと発症しやすい。寒暖差が激しい最近の気候の影響が大きいのではないか」と見る。気象庁によると、昨年12月に東京・大手町で1日の寒暖差が10度以上あった日は5日間で、昨冬同期より2日多い。
このクリニックでの患者増を裏付けるように、霜焼け用クリームも売れている。ユースキン製薬(川崎市)が販売する「ユースキンA」の売り上げは今年1月、昨年同期比で約15%増えた。
◇ ◇
予防法は急激な温度変化を避けることだ。手袋だけでなく、無防備になることが多い耳には耳当てを着用したい。特に冷え性の人は徹底したい。
皮膚をぬれたままの状態にしておくことも、表面温度を急激に下げることになる。アルバイトの女性は「今年は忙しくて、ぬれた手をそのままにケアしなかったことが原因かもしれない」と語った。
このほか、冷えた体のまま一気に高めの温度の風呂に入ることも避けたい。帰宅時には手足など冷えた部分をマッサージして徐々に温度を上げる。汗をかきやすい人はこまめに汗をふいたり着替える。足先がむれにくい5本指のある靴下をはくこともお勧めだ。
治療ではマッサージや温浴のほか、血行促進効果があるビタミンEの内服やビタミンE軟こうを塗る。
漢方薬も血行促進に効果的とされる。血流が悪くて痛みまである場合は、「当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)」などが処方される。
吉木院長は「霜焼けは冬季だけではない。夏の冷房が原因になることもあり、季節の変わり目も注意が必要だ。2月以降も予防を心がけてほしい」と呼びかけている。【関東晋慈】
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◇霜焼けを防ぐための対策
●外出時
耳当てや手袋をする。足を締め付ける靴や化繊のタイツなど蒸れるものは避ける。できれば5本指靴下をはく。
●帰宅時
冷え切った手足を暖房などにあてて急に温めない。ハンドクリームなどを使ってマッサージするのも効果的。
●食事面
バランスの良い食事を取る。特に血液をサラサラにするような青魚やビタミンEを摂取する。
●ブーツ
特にヒールが高く、先が細く、硬い素材のロングブーツは、締め付けと蒸れで霜焼けの原因になる。ナイロンのタイツなど通気性が悪いものをはくとさらに悪い。流行のムートンブーツは素材的に柔らかく、比較的なりにくい。
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2009/2/16 病院における監視下での運動療法によって跛行患者の手術が不要になる可能性がある m3.comより転載
病院における監視下での運動療法によって跛行患者の手術が不要になる可能性がある
2009年2月16日 提供:Medscape
| ランダム化試験において、跛行患者に血管内治療または監督下での運動療法を行ったところ、血管再生術の方が速やかな改善がみられたが、6カ月および12カ月後のアウトカムは同様であった Laurie Barclay |
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【2月9日】 『Radiology』2月号で報告されたランダム化対照比較試験の結果によると、動脈疾患に起因する下肢痛である間欠性跛行の患者は、病院における監視下での運動療法に参加することによって、病変動脈の治療をせずにすむ可能性がある。 「間欠性跛行の初期治療として運動療法がTransAtlantic Inter-Society Consensus (TASC)により推奨されている」とイカジア病院血管研究所(オランダ、ロッテルダム)のSandra Spronk, PhDらは論文で述べている。「しかしおそらく即時的効果によって不必要な活動障害を防止できるためであろうが、血管内治療がより一般的になりつつある。我々はランダム化対照比較試験において、間欠性跛行患者に血管内治療または病院内での監視下での運動療法を行った後の12カ月間の経過観察期間における臨床的効果、機能的能力、およびQOL比較した」。 研究標本には2002年9月から2005年9月までに間欠性跛行の症状により受診した一連の患者151例が含まれた。無作為に選択した151例の患者のうち、76例を血管内治療(血管形成術を最初に行う方法)に、75例を病院における監視下での運動療法に割り当てた。本研究の主要エンドポイントは6および12カ月後の臨床的効果(Rutherfordスケールの少なくとも1つのカテゴリーにおける、治療前レベルを上回る改善を有効と定義);機能的能力;およびQOLであった。 多変量回帰分析によってベースライン値の不均衡についてアウトカムを調整し、対応のないt検定、χ2検定、またはMann-WhitneyのU検定によって群間差の有意性を評価した。 治療開始直後の臨床的効果は、血管内治療を受けた患者の方が監視下での運動療法を行った患者よりも良好であった(調整オッズ比[OR]、39;99%信頼区間[CI]、11 - 131;P<0.001)。この群間差は6または12カ月後には維持されていなかった(6カ月後の調整OR、0.9;99% CI、0.3 - 2.3;P=0.70;12カ月後の調整OR、1.1; 99% CI、0.5 - 2.8;P=0.73)。 運動群の患者と比較して、血管再生術群は6カ月後に同側症状の徴候が認められた患者が少なかった(調整OR、0.4;99% CI、0.2 - 0.9;P<0.001)。しかし12カ月後の差は有意ではなかった。両群とも6および12カ月後の機能的能力およびQOLスコアが改善し、群間に有意差は認められなかった。 この研究の限界は、組入れ基準と除外基準が厳密なオランダで行われた単一施設研究であったため一般化の可能性が限られること;検出力の不足;多重比較の影響;QOLの主観的性質;段階的勾配を使用していないこと;使用した血管再生技術が限定されていること;および運動療法には両側性の効果があることである。 「6および12カ月後に、間欠性跛行患者は血管内治療または監視下での運動によって等しい効果が得られた」と研究の著者らは述べている。「しかし血管再生術後の方がより速やかな改善が認められた」。
Radiology. 2009;250:586-595. |
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2009/2/16 報奨金によって禁煙が促進される可能性 m3.comより転載
報奨金によって禁煙が促進される可能性
2009年2月16日 提供:Medscape
| 雇用主が与える報奨金によって禁煙率が有意に上昇することがランダム化研究で認められた。 Laurie Barclay |
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【2月11日】
雇用主が与える報奨金によって禁煙率は有意に上昇することを示すランダム化比較対照試験の結果が『New England Journal of Medicine』2月12日号に掲載されている。 「喫煙は米国における早逝原因の中で、最も主要で予防可能である」とフィラデルフィア退役軍人局医療センター(Philadelphia Veterans Affairs Medical Center)のCenter for Health Equity Research and Promotion(保健公平性研究・促進センター)(ペンシルベニア州)のKevin G. Volpp, MD, PhDらは記している。「職場における禁煙報奨金に関するこれまでの研究では、こうしたインセンティブが禁煙率に有意に作用するとの知見は得られていないが、これらの研究はパワーが限られており、使用されたインセンティブは十分ではなかった可能性がある」 本試験では、米国に拠点を置く多国籍企業の従業員878名を、禁煙プログラムに関する情報を提供する群(n = 442)とこうした情報に加えて報奨金を与える群(n = 436)とにランダムに割り付けた。禁煙プログラムを完了した従業員には100ドルを与え、試験参加から6カ月以内に喫煙したことが生化学的検査で確認された人には250ドル、禁煙後さらに6カ月間禁煙を続けたことが生化学的検査で確認された人には400ドルを与えた。 被験者を職場、喫煙量の多寡(多量喫煙者かそうでないか)、および収入に基づいて層別化した。主要評価項目は、試験参加から3カ月後に最初の禁煙を報告した人については9カ月後の禁煙、試験参加から6カ月後に最初の禁煙を報告した人については12カ月後の禁煙であった。副次的評価項目は試験参加後6カ月以内の禁煙率、禁煙プログラムへの参加率、および禁煙プログラムの完了率であった。 情報提供のみの群に比べて、報奨金群は、試験参加から9カ月後または12カ月後の禁煙率も、試験参加から15カ月後または18カ月後の禁煙率も高かった。また、情報提供のみの群と比べて、報奨金群は、禁煙プログラムへの参加率、禁煙プログラムの完了率、試験参加後6カ月以内の禁煙率という点でも成績が優れていた。
報奨金の有無と禁煙 | 評価項目 | 報奨金群 | 情報のみの群 | P値 | 9カ月後または12カ月後の禁煙 (%) | 14.7 | 5.0 | < 0.001 | 15カ月後または18カ月後の禁煙 (%) | 9.4 | 3.6 | < 0.001 | 禁煙プログラムへの参加 (%) | 15.4 | 5.4 | < 0.001 | 禁煙プログラムの完了 (%) | 10.8 | 2.5 | < 0.001 | 最初の6カ月以内の禁煙 (%) | 20.9 | 11.8 | < 0.001 |
この研究の限界としては、この被験者群より社会経済階層の低い従業員や少数派の人種・民族の人たちへの一般化可能性が限られること、禁煙すると報奨金が貰える可能性があるために従業員の喫煙開始が促されるといった介入の予期せぬ結果が明らかにできていないこと、ならびに選択バイアスが挙げられる。 「ある大企業の従業員を対象としたこの研究において、禁煙に対する報奨金は禁煙率を有意に上昇させることが認められた」と同研究の著者らは記している。 この研究は、米国疾病管理予防センター(Centers for Disease Control and Prevention)およびペンシルベニア州保健局(Pennsylvania Department of Health)から助成金の援助を受けている。なお、これらの機関は本研究のいかなる解析、解釈、結論についても特に責任を負うものではない。著者らのうち数名は、Aetna社、Pfizer社、General Electric社、Independent Health社、米国健康保険計画(America's Health Insurance Plans)、Merck社および(または)MedStar社と種々の金銭的関係があることを報告している。 N Engl J Med. 2009;60:699–709. |
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2009/2/16 インフルエンザの治療において、耐性が大きな問題になりつつある m3.comより転載
インフルエンザの治療において、耐性が大きな問題になりつつある
2009年2月16日 提供:Medscape
| オセルタミビル耐性の増大によりインフルエンザ管理がますます複雑になってきていることが、米国感染症学会後援の『Seasonal & Pandemic Influenza 2009 Symposium』で発表された Bob Roehr |
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【2月6日(ワシントンDC)】 ノイラミニダーゼ阻害薬であるオセルタミビル(商品名タミフル)への耐性の増大によりンフルエンザの管理が複雑になってきている。この話題が、米国感染症学会後援の『Seasonal & Pandemic Influenza 2009 Symposium』で繰り返し発表された。 米国におけるインフルエンザの流行は「現在までのところ、昨年のシーズンに比べてやや軽い」と、米国疾病管理センター(CDC)感染症部長であるNancy Cox, PhDが語った。今季のインフルエンザ様症状の患者数が昨シーズンを大きく上回っていると報告している州は、バージニアとニュージャージーの2州だけである。 Cox博士によれば、抗ウイルス薬耐性を持つのは「ヒトで通常流行しているインフルエンザウイルス3グループのうち1グループのみである。」A株が耐性を「過去2シーズンで獲得してきた。」しかも今年の米国で流行している主な株はA株であり、そのうち約80%が、オセルタミビルに耐性のH1型である。「医師はこのことを認識しておく必要がある」とCox博士は言う。 Cox博士によれば、今年のワクチンに含まれている株は、現在流行している株によく合致している。インフルエンザのシーズンの最盛期はまだこれからであり、患者へのワクチン投与はまだ遅くないと博士は語った。 耐性対策 流行しているインフルエンザの株を特定するのは地域の保健当局の役目である。「それがH1N1型ならば、オセルタミビル耐性株であり、CDCが抗ウイルス薬を2種類、すなわちオセルタミビルとリマンタジン(商品名Flumadine)を使用するよう勧告した事態であることを、さらに強く確信することができる」と、シンポジウムの副座長を務めたRichard J. Whitley, MDがMedscape Infectious Diseasesに語った。Whitley博士は、アラバマ大学(バーミンガム)微生物学科の内科学教授である。 「ザナミビルの使用を除外してはいない」と博士は言う。しかし、「気管支攣縮性疾患の患者は吸入薬で合併症のリスクがあるので」ザナミビルの使用は禁忌である。また、幼児への使用も適応になっていない。 ユタ大学医療センター(ソルトレークシティ)のAndrew Pavia, MDは、インフルエンザA型とB型を鑑別する検査をすることを医師に奨めている。「B型ならば治療は比較的単純であり、タミフルとリレンザ(ザナミビル)が両方ともよく効く。A型のインフルエンザなら、現在その株のおよそ半分がH1型なので、修正版のガイドラインに従う必要がある。」 細菌感染 インフルエンザ感染に伴う死亡例の多くは、細菌の重感染が原因である。「感染後に起こす肺炎が原因だ」とPavia博士は指摘する。薬剤耐性が増えつつある今、医師は細菌感染の診断と治療にもっと習熟する必要があると博士は言う。 しかし博士は、肺炎予防のために抗生物質を予防的に投与することは主張していない。「そのやり方に何らかの有益性があることを示すエビデンスは何もなく、むしろ、非常に危険な C. difficileの感染を引き起こすなど有害性があるというエビデンスが豊富にある」と博士は言う。 Pavia博士によれば、患者が「細菌感染を窺わせる症状で状態が非常に悪く、入院している場合には」抗生物質の使い方がさらに難しくなる。その場合には、どれが使うべき抗生物質の最適な選択であるのかについて医師は解っていなければならない。症状が重い患者にはMRSA(多剤耐性黄色ブドウ球菌)に有効な薬剤を投与すべきであろうというのが、現時点での専門家のコンセンサスである。 歩いて帰宅できる患者には「原則的に、インフルエンザならば抗生物質を投与すべきでない。細菌性肺炎が疑われる軽症例については何も解っていない。セファロスポリンやマクロライドまたはキノロンといった肺炎に一般的に使われる薬剤で治療できるのか、それとも、MRSAに有効な薬剤も投与しなければならないのか」と博士は逆に訊ねてきた。 パンデミック・インフルエンザ パンデミック・インフルエンザの脅威とは、H5N1株が鳥類からヒトへと移行し、ヒトの間で伝播できるように適応することだ。しかも、幼児や高齢者が罹りやすい通常のインフルエンザとは異なり、パンデミック・インフルエンザは若い健康な者が罹りやすい傾向がある。 ヒトへの伝播例はまだ少数に留まっており、今季ではアジアでわずかに16人である。その感染者のほとんどが、野生の鳥類を扱う作業に直接に関わった者だ。ヒトからヒトへの伝播のエビデンスはわずかしかない。 H5N1型に対するヒトのワクチン開発は大きな進歩が見られるが、そのワクチンにはアジュバントが必要で、接種も2回しなければならない。シンポジウムの副座長を務めたミシガン大学公衆衛生学部(アナーバー)の疫学科教授であるArnold S. Monto, MDによれば、現在のところ、そのワクチン成分を予防接種に含める予定はない。 ヒトH5N1ワクチンは現在、来るべきパンデミック・インフルエンザの大流行を抑える目的で備蓄されている。しかしワクチンは有効期限に限界があるので、その使用期限が迫ってくれば、備蓄されたH5N1ワクチンを一部の集団に使用するかどうかという議論が盛んになってくるだろう。ヒトのH5N1型インフルエンザのエビデンスは乏しい中で、リスク−ベネフィットは使用する方に今のところ傾いている。 しかし「北米での家禽に高病原性鳥インフルエンザの症例が数例出れば十分である。そうなれば、米国人はそうした状況下でも使えるワクチンの存在を求めるようになるはずだ」とWhitley博士は語った。 |
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2009/2/16 爪先が白く濁り、もろい YOMIURI ONLINEより転載
Q 爪先が白く濁り、もろい
(2009年2月15日 読売新聞)
右足の中指と薬指の爪先が白く濁り、分厚いのに、もろくなっている状態です。水虫菌の検査をしましたが、陰性でした。ステロイド薬を半年ほど使っていますが、改善しません。(31歳女性)
A 爪白癬の可能性 真菌検査を
爪やその周囲が皮膚病になると、爪が変形してきます。しかし、爪は硬いため、原因が違ってもどれも同じようにしか変形せず、診断は難しいです。
爪の病気で最も多いのは、「爪水虫(爪白癬)」です。そして、「爪カンジダ症」、その他の菌による「爪真菌症」と続きます。
また、爪に変化が生じる爪周囲の皮膚病は、発疹ができる「乾癬」や「扁平苔癬」、膿みがたまる「掌蹠膿疱症」、爪に栄養が行かなくなって爪が壊れる「爪異栄養症」などがあります。
爪周囲の皮膚病が原因の場合、多くはすべての手足の爪が変形します。従って質問者は、これらの病気が原因とは考えにくいです。
そこで、爪自体に菌が感染したり、靴が当たるなどの慢性的な刺激が加わったりしたことが疑われます。爪の病気で最も多いのが爪白癬ですので、もう一度、真菌検査を受けることをぜひお勧めします。
ステロイド薬を使っているようですが、過去にステロイド薬で症状が悪化したことはないですか。菌の感染であれば、ステロイド薬でかえって悪くなります。
また、きつい靴をずっと履き続けたり、深爪をしたりすると、爪が厚くなる「爪甲鉤彎症」になることが考えられます。
複数の靴を毎日履き替え、爪が当たる位置を変えてみたり、靴ひもをしっかり結んで爪が当たらないようにしたりすることが大切です。また、爪を切る時は、先端の白い部分の一部が残るくらいにしましょう。
比留間 政太郎(まさたろう)順天堂大練馬病院皮膚・アレルギー科教授(東京・練馬区)
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2009/2/16 チョコレート嚢腫 手術すべきか YOMIURI ONLINEより転載
Q チョコレート嚢腫 手術すべきか
(2009年2月15日 読売新聞)
卵巣に5センチほどの「チョコレート嚢腫」があります。現在、定期的に検査を受けていますが、手術すべきかどうか悩んでいます。将来、悪性化したり、閉経後に小さくなったりすることはありますか。(50歳女性)
A 年2回検診 無痛なら様子見
子宮内膜に似た組織が卵巣や骨盤内などにでき、月経周期に合わせて増殖、出血を繰り返す病気を子宮内膜症と言います。
チョコレート嚢腫は、その一種です。組織が卵巣の中に入り、「エストロゲン」という女性ホルモンの影響で増殖、出血してドロドロしたチョコレート状のものがたまった状態です。
治療は、薬物療法と手術があります。薬物療法は、鎮痛剤やピルを服用して痛みを抑えたり、女性ホルモンの分泌を抑える薬で月経を止める「ホルモン療法」を行ったりします。
手術は、おなかに小さな穴を開けてカメラと切除器具を入れて行う腹腔鏡手術が一般的です。嚢胞を摘出したり、電気メスやレーザーで焼き取ったり固めたりします。
どの治療を選択するかは、嚢腫の大きさや、妊娠を希望するかどうか、生理痛や腰痛などの症状の有無、年齢によって異なります。
質問者の場合、50歳という年齢などから、年に2回程度検診を受け、痛みなどの症状がなければ、様子をみていけばよいと思います。嚢腫が大きくなるなどした場合は、磁気共鳴画像検査(MRI)やがんを診断するのに用いる腫瘍マーカー検査によって詳しく調べましょう。
嚢腫ががんになることはほとんどありませんが、がんが疑われる場合は、手術で摘出することもあります。また、閉経とともに、嚢腫が小さくなることはありますが、完全になくなることは非常に少ないです。
横田 佳昌(よしまさ)横田マタニティーホスピタル理事長(前橋市)
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2009/2/16 前立腺がん、尿検査で早期発見 米グループが新手法 asahi.comより転載
前立腺がん、尿検査で早期発見 米グループが新手法
2009年2月16日1時38分 朝日新聞
尿中のアミノ酸代謝物の濃度を調べることで、前立腺がんの進行状況をより正確につかめる可能性があることが、米ミシガン大学などの研究でわかった。米国立がん研究所も「がんの進行度をみる優れたマーカー(指標)になりうる」と評価している。英科学誌ネイチャーに発表した。
前立腺がんの早期発見のため、いまは血液中の「前立腺特異抗原(PSA)」というたんぱく質の量を調べる方法が検診などで使われている。しかしPSA検査は、がんではないちょっとした異常にも反応したりするほか、ゆっくりと進むがんに対して過剰な手術や放射線治療をしてしまう問題も指摘されている。
研究グループは、前立腺がんの患者から集めた組織、尿、血清から分離される化合物を対象にがんの指標になる物質を調査。サルコシンというアミノ酸代謝物の一種が転移性のがんに多く見られることを見いだした。
サルコシンは良性の組織ではほとんど見られなかったのに対して、局所がんの42%、転移性がんでは79%で見つかった。がん細胞を使った実験ではサルコシンを加えるとがんの進行が早まった。
前立腺がんが疑われる患者の尿を調べた調査では、PSA値が低いときはPSAより正確に判定できるという結果が出た。(行方史郎)
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2009/2/15 京都府 国保運営研究へ 都道府県単位化 厚労省も後押し @nifty.comより転載
京都府 国保運営研究へ 都道府県単位化 厚労省も後押し
2009年2月15日(日)8時0分配信 産経新聞
公的医療保険制度改革の長年の課題である国民健康保険(国保)の都道府県単位化について、京都府が平成21年度に研究事業を始める。都道府県単位化をめぐっては財政負担を押し付けられるだけだとして全国知事会は及び腰だが、国保財政の窮状を見かねて検討を始めることにした。国保の都道府県単位化を進めたい厚生労働省は補助金などを通じて後押しする考えで、京都府の挑戦は大きなうねりを呼び起こすのだろうか。
自営業者や農林業者らが加入する国保は市町村が運営。加入者の多くが退職後の高齢者やフリーターらで、19年度の国保全体の実質赤字は3787億円を計上するなど財政は厳しさを増している。 研究事業は、国保や協会けんぽ(旧政府管掌健康保険)、京都大などとともに研究会を立ち上げて、京都府民の診療報酬明細書(レセプト)データを活用して、京都府が実際に国保運営を行った場合にどのような財政状況になるのかなどの分析を行う。 京都府は医療政策の策定と医療保険の運営を都道府県が一体的に担うことも視野に入れており、山田啓二知事は1月29日の記者会見で「小さな市町村では国保会計の維持は難しい。市町村よりもっと広範囲な形で保険医療政策を提案していくべきだ」と述べた。 事業で成果が挙がれば、全国的に都道府県単位化の流れが生まれる可能性もある。 自民党からも、京都府の取り組みに賛同する意見が出ており、高齢者医療制度の見直し議論にも大きな影響を与えそうだ。
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2009/2/15 キス、それは化学反応の問題=米研究 @nifty.comより転載
キス、それは化学反応の問題=米研究
2009年2月15日(日)16時14分配信 ロイター
2月14日、キスをすると一連の複雑な化学反応が引き起こされるとの研究結果が発表された。写真はペルーで撮影したキスをするカップルたち(2009年 ロイター/Pilar Olivares)
[シカゴ 14日 ロイター]
キスをすると一連の複雑な化学反応が引き起こされるとの研究結果を、米研究者が発表した。ニュージャージー州にあるラトガーズ大学の人類学者、ヘレン・フィッシャー氏は14日、シカゴで開催された米国化学振興協会の会合で「キスは相手を評価するための仕組みである」と話した。
フィッシャー氏は記者会見で、キスは人間社会の90%以上でされている行為だが、その科学的意味は解明され始めたばかりだと述べた。
キスに関するある理論は、結びつきを強めることを意図しているとする。ペンシルバニア州のラファイエット・カレッジの研究者、ウェンディー・ヒル氏は学生を対象に行った調査結果を会合で発表した。
調査ではもともと、性的な喜びなどに関連がある「愛の」ホルモン、オキシトシンの変化を予想していたという。また、オキシトシンはストレスホルモンのコルチゾールの減少をもたらすことが知られているため、コルチゾールの値にも注目することにしたという。
大学のヘルスセンターで行われた同調査は、18─22歳の15組の異性愛者の大学生カップルを対象に、部屋の中で15分間、キスをする、もしくはただ手を握り会話をするよう指示する方法で実施。
血液と唾液(だえき)のテスト結果は、キスをしたグループの男性はオキシトシンが急増したが、同じグループの女性では同ホルモンが減少した。ヒル氏は「コルチゾールのレベルはすべての人で減少した」と報告した。
フィッシャー氏は、キスは脳の異なる部分を刺激する別々の化学反応を起こすと考えている、としている。
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2009/2/15 薬局で認知症チェックへ、窓口で「今日は何日?」と質問 YOMIURI ONLINEより転載
薬局で認知症チェックへ、窓口で「今日は何日?」と質問
(2009年2月15日03時07分 読売新聞)
日本薬剤師会(児玉孝会長)は4月から、認知症の疑いがある人を、街中の薬局窓口で見つけ出し、地域の支援センターに紹介する事業を始める 患者数が200万人を超す認知症の早期発見・治療につなげるのが狙い。地域の薬剤師会が協力薬局を募り、市町村との協力体制ができたところから実施する。
薬剤師会は、一部地域で、介護予防のチェックも行っているが、今回は認知症の発見を全国で行うことにした。
窓口では「今日が何月何日か分からない時があるか」「周りの人から物忘れがあると言われるか」などを聞く。薬の影響で認知症に似た症状が出たり、認知症が悪化したりすることもあるので、服用薬もチェック。認知症の疑いがある場合、本人や家族の同意を得たうえで、各市町村の包括支援センターに情報提供する。介護についての相談業務などを行う支援センターでは、現在、認知症連携担当者の配置が進む。この担当者が中心となり、認知症の専門医がいる認知症疾患医療センターに紹介して正確な診断や進行を遅らせる治療などを行う。国は、全国150か所に医療センターの設置を計画している。街中の薬局は全国で約5万か所ある。
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2009/2/15 日本人宇宙飛行士:フライト目白押し 宇宙での体の変化、若田さん自ら被験へ 毎日jpより転載
日本人宇宙飛行士:フライト目白押し 宇宙での体の変化、若田さん自ら被験へ
毎日新聞 2009年2月15日 東京朝刊
日本人として初めて国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在する若田光一宇宙飛行士(45)が米スペースシャトル「ディスカバリー」で宇宙に向かう。若田さんはISSに約3カ月滞在し、宇宙で人の体がどう変化するかを、自ら被験者となってデータを取得するほか、日本実験棟「きぼう」を完成させる。今後、日本人飛行士のフライトが目白押しで、日本が宇宙を本格的に利用する時代に入る。【足立旬子】
ディスカバリーの打ち上げは当初、12日に設定されていたが、主エンジンの燃料系統にある弁の安全性確認のため、27日以降に延期された。
◆医学実験
無重力状態の宇宙では骨のカルシウムが溶け出しやすい。骨量が減少すると骨折を起こしやすくなる。尿の中に過剰に排出され、尿路結石のリスクが高まる。
骨量減少予防のため、飛行士は毎日2時間半かけて運動するが、運動だけでは防ぎきれない。これまで、6カ月宇宙飛行した飛行士のうち、半数は骨量が9%以上減少した。今回、若田さんは、骨粗しょう症の代表的な治療薬を週1回飲み、無重力状態で効き目があるかを調べる。
代表研究者の松本俊夫徳島大教授は「70代以上の女性の半数は骨粗しょう症。高齢化社会を迎え、実験成果は骨粗しょう症予防につながる」と話す。
一方、宇宙放射線は、地上では地球の厚い大気や磁場に遮られる。だが、ISSに長期滞在する飛行士は、地上にいる一般人が約半年で被ばくするのと同じ約1ミリシーベルトの放射線を1日で浴びてしまう。
宇宙放射線は大量に浴びると、がんなどを引き起こす。飛行士は初めて飛行をした年齢や性別によって、生涯に被ばくする量が制限されている。その制限値を超えないよう、飛行日数や回数が決定される。それだけに、正確な放射線量の測定が欠かせない。
若田さんは宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した小型の線量計(縦横各約5センチ、15グラム)=写真<1>・JAXA提供=を常に身につけ、正確な放射線量を測定する。
このほか、地上と結んだ遠隔医療の可能性についても確かめる。手のひらサイズの簡易型心電図モニター=写真<2>・フクダ電子提供=を身につけ、24時間心電図を記録するとともに、皮膚の状態をハイビジョンカメラで撮影し、データを地上に送って、健康管理をする。モニターやカメラは日本製。従来の医療機器は米国やロシア製がほとんどで、大型で操作が複雑だった。小型で操作が簡単な機器の導入により、地上でのへき地医療や在宅医療に役立てられるという。
向井千秋・JAXA宇宙医学生物学研究室長は「医学実験は宇宙飛行士のためだけでなく、宇宙という極限で分かった成果を地上に還元するためのもの」と話す。
◆きぼう完成へ
96年と00年にシャトルに搭乗している若田さんだが、今回の任務について「100メートルダッシュの後にマラソンをして、最後に100メートルダッシュをするようなもの」と、過去2回の短期フライトとは気の持ち方が全く異なると強調した。
若田さんは打ち上げ翌日には、ロボットアームを使ってシャトルの船体を点検する。シャトルがISSにドッキングすると、滞在員と交代。ISSの最後の太陽電池パネルを取り付け、ISSの電力はフル稼働することになる。
5月には、シャトル「エンデバー」が「きぼう」の最後のパーツとなる船外実験施設を運ぶ。
この施設は、宇宙にさらされた環境で天文観測や材料実験ができる「船外実験プラットホーム」と、実験装置を載せてシャトルに積み、地上との間を往復できる「船外パレット」で構成される。85年の設計開始から20年以上を経て、きぼうが完成する。
◆滞在員倍増へ
ISSには現在3人の飛行士が滞在しているが、5月には6人へ倍増する計画だ。そのためには、飲料水やトイレ、寝室などが欠かせない。受け入れ準備も重要な任務だ。
9月にはJAXAが開発した無人補給機「HTV」が国産ロケット「H2B」で打ち上げられる。飛行士の生活用品やステーションの補修物資、科学実験装置などを積む。これまでは米スペースシャトルとロシアのプログレスが担ってきたが、シャトルは10年に退役するためだ。
一方、12月からは野口聡一さんが半年間の長期滞在に挑む。古川聡さんの長期滞在や山崎直子さんのシャトルフライトが続く。
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2009/2/14 みらいちゃん、米病院で死亡…06年に多臓器移植 YOMIURI ONLINEより転載
みらいちゃん、米病院で死亡…06年に多臓器移植
(2009年2月14日 読売新聞)
生まれつき十二指腸から直腸までの神経がない難病のため、2006年12月に米国で多臓器移植手術を受けた愛知県春日井市、山下努さん(44)の長女みらいちゃん(2歳11か月)が12日午後(日本時間13日午前)、入院先の米コロンビア大学病院で亡くなった。
「山下みらいちゃんをすくう会」によると、みらいちゃんは、募金活動で手術費約1億5000万円が集まり、小腸や大腸、胃など五つの臓器を移植する手術を受けたが、07年6月の帰国後も肝臓の状態が悪く、昨年12月中旬には再び同病院へ入院。計5回の手術を受けたが回復しなかった。
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2009/2/14 「更年期」 まず婦人科へ 読売新聞紹介の相談窓口に電話相次ぐ YOMIURI ONLINEより転載
「更年期」 まず婦人科へ
読売新聞紹介の相談窓口に電話相次ぐ
(2009年2月14日 読売新聞)

通常より人数を増やして電話相談を受けるメノポーズを考える会のメンバー。ひっきりなしに電話がかかる(東京都内で) くらし学び面「健康プラス」のコーナーで、1月21〜24日に「いきいき更年期」をテーマに掲載したところ、電話相談窓口として紹介したNPO法人メノポーズを考える会(東京)に、全国から300件を超える相談が寄せられた。更年期症状の治療法や医療機関の受診についての質問が多く、症状に一人で悩んでいる人も多いことがうかがえた。 毎週火、木曜に開設されているメノポーズを考える会の相談窓口には、記事掲載後、更年期女性からの電話が相次いだ。「のぼせやしっしん、頭痛がある。夫やしゅうとめからは、だらだらしているからだと言われていたが、記事のおかげで更年期のことを分かってもらえそう」「更年期の症状があって家事ができず、情けない。治療法があると知ってよかった。病院を紹介してほしい」
更年期は閉経前後の40歳代半ばから50歳代半ばの時期。卵巣機能の低下に伴い、急激に女性ホルモンが減少し、様々な不調が表れることが多い。体がほてり汗が噴き出す「ホットフラッシュ」や、粘膜の乾燥、手足のしびれ、気分のゆううつなど、人によって症状の種類や重さが異なる。
症状ごとに皮膚科や精神科などを受診しながら、改善が見られず悩んでいる女性は少なくない。メノポーズを考える会が一昨年、電話相談の内容を分析したところ、相談者の51%が複数科を受診していた。複数科を受診していた女性のうち、婦人科での更年期治療を受けることを勧められた人は14%だったという。
リスク考え治療を
聖マリアンナ医科大学教授の石塚文平さん(産婦人科)は、「更年期の諸症状があれば、まずは婦人科の受診を。その上で、必要に応じて専門科を受診する方が、経済的にも時間的にも効率がいいと思います」と助言する。
会に寄せられた相談では、更年期の症状を改善する代表的な治療法、ホルモン補充療法(HRT)に関する質問も多かったという。HRTは更年期に失われていく女性ホルモン(エストロゲン)を経口薬や張り薬などで補充するもの。血液検査などで治療の可否を検討した上で行い、50歳代で開始、5年以内の投与が一般的。ただし、一部の人では乳がんや血栓症のリスクが高まるとの報告もあり、更年期専門の医師にかかりたい。
石塚さんは「HRTを行えば更年期症状のほとんどが3か月程度でとれるので、ほかの病気との鑑別にも役立ちます。自分の症状とリスクを考えたうえで、治療を検討してください」と話している。
◆来月、セミナー開催
3月1〜8日の「女性の健康週間」には、更年期に関するセミナーも行われる。
▽フォーラム「ミドルエイジからの女磨き〜最新更年期医療〜」 3月1日午後1時、東京都港区のスパイラルホール。女優の高畑淳子さんらのトークショー。参加費1500円。申し込みはメノポーズを考える会(ファクス03・3351・8073)。
▽セミナー「更年期から生涯元気に生きるために」 3月5日午後1時50分、東京・銀座の十字屋ホール。医師やカウンセラーによる講演。無料。申し込みはNPO法人更年期と加齢のヘルスケア(03・3507・3172)。
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2009/2/14 「見えないマスク」「ワクチン開発」…花粉対策の進化 asahi.comより転載
「見えないマスク」「ワクチン開発」…花粉対策の進化
2009年2月14日17時20分 朝日新聞
特設コーナーに並ぶ花粉症対策の眼鏡。種類は年々増えている=大阪府吹田市の東急ハンズ江坂店、浅倉写す
特設コーナーには、完全装備の花粉症対策ウエアも=大阪府吹田市の東急ハンズ江坂店、浅倉写す
スギの花粉が本格的に飛び散り始める時期を示す「花粉前線」が北上中だ。近畿では今月末までに全域で飛散し、量は昨年の2〜3倍と予測されている。花粉症の人にはつらい日々が続きそうだが、市販の対策商品は進化を続け、ワクチン開発など抜本的な解決に向けた取り組みも始まっている。
環境省によると、昨年の近畿各地のスギとヒノキの花粉飛散量は少なかったが、今年は例年(過去10年間の平均)に比べても多くなりそうだ。大阪府は例年の1.22倍で、昨年の3.03倍。奈良県は例年の1.25倍、昨年の3.36倍になるという。
飛散量は前年夏の天候に影響を受ける。昨年7〜8月は気温が高く、日照時間も長かったため、花粉をつける雄花(おばな)の成長が促されたらしい。同省はこうした気象データと、11〜12月に観測した雄花の状態から、飛散の時期や量を予測している。
今年の飛散はすでに四国や広島県、島根県などで始まり、ほぼ例年並み。通常は飛散開始から1週間ほどで量が増え、その状態が約4週間続き、4月末に終息する。晴れて気温の高い日や、乾燥して風の強い日、雨の降った翌日は量が多いという。一日のうちでは正午ごろと日没直後に多くなる傾向がある。
医師らによると、花粉の量が増えるにつれて症状が際限なく悪くなるわけではない。ただ、比較的症状が軽かった人が悪化したり、平気だった人が発症したりする可能性があるという。
患者増を見込んで対策グッズ商戦は活気を帯びる。東急ハンズ江坂店(大阪府吹田市)では、1月中旬から花粉防護用のマスクや眼鏡、静電気で花粉が衣服につくのを防ぐスプレーなどの特設コーナーを設けた。
「見えないマスク」と銘打った「ノーズマスクピット」は、スポンジ状のフィルターを鼻孔に詰めて使う。松山市の会社が昨年末から3個入り(525円)など2種類を約20万セット出荷したが、生産が注文に追いつかない状況だという。
医療機関では、薬物で症状を抑える対症療法と、スギ花粉のエキスを注射してアレルギーを起こさないよう体を慣れさせる免疫療法が受けられる。免疫療法は今のところ根治の可能性がある唯一の方法だ。急性アレルギー反応によるショックを起こさないようにエキスの濃度を徐々に上げるため、治療に3年ほどかかるのが一般的。治療を受けた人の6割以上に有効だったというデータもある。
アクティ大阪耳鼻咽喉(じびいんこう)科(大阪市北区)の大橋淑宏・副院長は、免疫療法の患者を約200人抱えている。「医師に専門性が要求され、関西で実施している病院は少ないので、口コミで訪れる人が多い」という。
理化学研究所の免疫・アレルギー科学総合研究センター(横浜市)は「スギ花粉症の撲滅」を目指し、ワクチン開発に取り組む。すでに動物実験で有効性や安全性は認められ、製薬会社と連携して10年後までに市場に出る可能性があるという。
林野庁は、根元を断つ対策に乗り出した。今年度から首都圏と京阪神地域の周辺のスギについて、花粉をほとんど出さない品種や広葉樹に転換させる事業を開始。10年後には現在のスギの5割を植え替えてしまうのが目標だ。(浅倉拓也)
◇
〈花粉症〉 体内に入った花粉にアレルギー反応を起こし、くしゃみ、鼻づまり、目のかゆみなどの症状が出る。原因となる植物は様々だが、日本の森林面積の2割を占めるスギによる患者が最も多い。花粉を吸い続けると、アレルギー反応を起こす物質として体内に作られる抗体が許容量を超え、発症するともいわれる。環境省はウェブサイト(http://kafun.taiki.go.jp/)で、全国の観測地点の花粉データを1時間おきに更新している。
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2009/2/14 「他人の不幸喜ぶ」「ねたむ」脳の場所特定 放射線医研 他 asahi.comおよびm3.comより転載
「他人の不幸喜ぶ」「ねたむ」脳の場所特定 放射線医研
2009年2月13日8時1分 朝日新聞
人をねたむ感情と人の不幸を喜ぶ感情をつかさどる脳の場所がそれぞれ特定され、二つの感情は密接に関係していた――。物語を読ませて被験者の感情を引き起こし、機能的磁気共鳴断層撮影(fMRI)で調べた。放射線医学総合研究所などのグループが、13日付の米科学誌サイエンスに発表する。
高橋英彦主任研究員らは、大学4年の男女19人に感情を引き起こす物語を読んでもらった。物語には、被験者に加え、ABCという3人の学生が登場する。被験者と同性のAは、進路や人生の目標がほぼ一緒のライバルだが、成績優秀で裕福、異性にもてる。Bは異性で優秀だが、進路や目標は重なっていない。Cは異性で普通の成績で進路は関係ないという設定だ。
物語を読んだ後に、学生ABCに対するねたみの感情を6段階で答えてもらい、脳の血流の変化をみた。ねたみの感情はA、B、Cの順に高く、身体的な痛みや葛藤(かっとう)などを処理する脳の前部帯状回が働いていることがわかった。
次に、最もねたましいAとねたましくないCに、不幸が起こる続編を提示。Cには起きなかったうれしい気持ちがAには中程度示された。このとき、脳の線条体が活発に動いた。この領域は、社会的、金銭的な報酬を得たときに活動することがわかっている。
また、ねたみにかかわる脳の領域の活動が高い人ほど、他人の不幸を喜ぶ領域で反応が強く出た。
柿木隆介・生理学研究所教授は「ねたみと他人の不幸に対する自己満足は、深い関係があることを示した興味深い結果だ」と話している。(佐藤久恵)
ねたみの脳機能、明らかに 他人の不幸を喜ぶ部位も
2009年2月13日 提供:共同通信社
人がねたみを感じたり他人の不幸を喜ぶ時に、脳がどのように働いているかを明らかにしたと、放射線医学総合研究所などの研究チームが13日付の米科学誌サイエンスに発表した。
研究チームは19人の大学生に、自分は平均的な成績の主人公だと設定された台本を読んでもらった。台本には、進路の目標が同じで自分より優秀な同性の学生や、目標が異なり優秀でもない異性の学生が登場。
脳活動の変化を、血流から画像化する機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)でとらえると、優秀な学生に対するほど、身体的な痛みを処理するときに働く脳の部位の活動が活発になっていた。大学生に実際の気持ちを質問すると、ねたみも強くなっていた。
次に、登場人物が食中毒になったり、就職した企業が経営危機に陥ったりするとの台本を読むと、優秀な学生が不幸になった場合ほど、お金などを受け取った時に機能する脳の部位が反応していた。
同研究所の高橋英彦(たかはし・ひでひこ)主任研究員は「『他人の不幸はみつの味』と感じるメカニズムを脳科学的に明らかにできた。心理カウンセリングに応用できるのではないか」と話している。
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2009/2/14 1918年スペイン風邪、日本の死者は推計48万人 asahi.comより転載
1918年スペイン風邪、日本の死者は推計48万人
2009年2月14日11時16分 朝日新聞
1918年に世界中を襲った20世紀最大の新型インフルエンザ「スペイン風邪」の日本での死者が48万人に達していたという新推計を日米の研究者がまとめ、12日付の英医学誌(電子版)で発表した。当時の内務省の報告では死者は約39万人とされていた。
将来の新型インフルエンザに備える政府の行動計画もこの39万人説を前提に、最大被害などを見積もっている。
発表したのは、菅谷憲夫・けいゆう病院小児科部長や米国立保健研究所の研究者ら。統計を再解析して、肺炎などインフルエンザが影響したとみられる死亡を合算した。その結果、18年から20年の間に約48万人が亡くなったと推計した。現在の日本の人口に当てはめると、約108万人に相当することになる。
都道府県によって、人口に対する死者の割合を示す死亡率は約3倍の開きがあった。
菅谷部長は「結果的に肺炎で多くの人が死亡したとみられる。今後の新型対策に役立ててほしい」と語っている。(編集委員・浅井文和)
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2009/2/14 iPS細胞で心筋梗塞改善=マウス使った実験で確認−阪大 @nifty.comより転載
iPS細胞で心筋梗塞改善=マウス使った実験で確認−阪大
2009年2月13日(金)23時58分配信 時事通信
新たな万能細胞と期待される人工多能性幹(iPS)細胞を使い、マウスの心筋梗塞(こうそく)の病状を改善することに大阪大医学系研究科の澤芳樹教授と三木健嗣研究員らが世界で初めて成功した。3月5日から東京で開催される日本再生医療学会総会で発表する。
澤教授らは京都大の山中伸弥教授が開発した手法でマウスのiPS細胞を作成。従来の手法では心臓の筋肉になる細胞を特殊なマークを付けてより分けていたが、澤教授は心臓の筋肉だけを残す独自の培養法を開発、心筋のシートを作って心筋梗塞のマウスの心臓に張り付けた。
その結果、シートを移植した8匹のうち半数で血液を送り出すポンプ機能が改善した。ただ、残り半数は移植した細胞が腫瘍(しゅよう)化した。
培養した細胞の99パーセントが心筋に分化したが、残る1パーセントの未分化細胞が腫瘍になったとみられる。今後の研究で純度を上げることができれば、新たな心臓病治療に応用できる可能性もある。
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2009/2/14 がんの治癒力 トップは長野…東京医歯大大学院が調査 YOMIURI ONLINEより転載
がんの治癒力 トップは長野…東京医歯大大学院が調査
がんが治りやすい県のベスト3は、長野、福井、大分、逆に治りにくいワースト3は、青森、福岡、鳥取――。
東京医科歯科大大学院(医療経済学分野)がまとめた、がんの治癒力の都道府県ランキングでこんな結果が出た。喫煙率や肥満率など予防の水準、がん検診の受診率や発見率、放射線治療認定医や呼吸器外科専門医の数など医療機関の状況を分析して作成した。
長野県は、予防、検診が高水準で、がんによる死亡率は全国一低い。上位県は、総合力で死亡率を下げている。一方、最下位の青森県は、がんを増やす喫煙率や肥満率が高く、予防意識が低いようで、がんの死亡率は13年連続で1位だ。
詳しいデータは、販売中の「中央公論」3月号(税込み900円)の「がんで死ぬ県、治る県」で特集している。
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2009/2/14 こころとからだの相談室:子宮筋腫があってもホルモン補充療法はできるの? 毎日jpより転載
こころとからだの相談室:子宮筋腫があってもホルモン補充療法はできるの?
2009年2月13日 毎日らいふ
49歳、子宮筋腫がありますが、閉経後にホルモン補充療法(HRT)は受けられますか? 筋腫は手術をすすめられていますが、職場の人手不足や娘の受験もあり、休みがとりにくい状況です。月経時の出血量の多さや貧血も悩みですが、閉経後は筋腫が小さくなるとも聞いているので、できれば手術しないで乗り切れればと思います。その場合、筋腫が残っているからHRTはできないと言われたらと、それも心配になります。
◇ 回答
ホルモン補充療法(HRT)に詳しく、更年期女性を数多く診ている医師の意見によれば、子宮筋腫が比較的小さく、ほかに問題になるような症状がなければ、HRTを受けても大丈夫だそうです。ただし定期的に経過を見ていくことが大切で、場合によってはホルモン剤の量を半分にするなど、1人1人に合わせた対応もあります。いずれにせよ、医師と相談しながら進めていくことが必要です。
子宮筋腫は成人女性の3〜4人に1人といわれるほど多くみられ、更年期女性からの質問や悩みもよく寄せられます。良性の腫瘍で、閉経すると小さくなる例もあるときくだけに、できれば手術はしたくないという気持ちになるのもわかります。ただし、大きさやできている部位、月経時の貧血、頻尿、便秘といった生活の質(QOL)を低下させる症状などによっても判断は違ってきます。
長年、子宮筋腫による不快な症状で悩まされてきたある更年期世代の女性は、卵巣と子宮を一緒に摘出する手術を受け、術後はエストロゲン単独のERT(子宮がないので、子宮体がん予防の黄体ホルモンは併用しなくてよい)を受けることで快適な生活を取り戻したという例もあります。
最近の子宮筋腫の治療は、開腹手術やピルによる症状の軽減以外にも、内視鏡や、費用は高いが切らずに治療できるFUS(集束超音波治療)やUAE(動脈塞栓術)など、情報が多様化していることも判断に迷うところです。それだけに1人で悩むのではなく、信頼できる婦人科医と相談しながら、何が自分にとって最もよい方法か、タイミングも含め総合的に考えて選択することが大切です。
女性の更年期は、職場では若い人の対応に気を使い、家庭では子どもの受験や就職、老親の介護、地域での役割など、人生の最盛期ともいえる多忙な時期です。しかも卵巣の働きが終わりに近づき、閉経を迎えると女性ホルモンが急激に減少する不安定な時期とも重なります。閉経後は骨粗しょう症やコレステロールの上昇、粘膜の乾燥、不眠やうつ、いらいらなどの症状も出やすくなります。人生90年に近い長い道のりを健康に歩んでいくために、上手に女性ホルモンを使いこなす治療法を含めて、正しい情報をもとに、自分に合った方法を選ぶ力も身につけていきたいものです。
回答者:安井禮子(NPO法人「メノポーズを考える会」更年期相談対話士、医療・健康ジャーナリスト)☆NPO法人「メノポーズを考える会」の電話相談(03・3351・8001)火曜・木曜の午前10時半〜午後4時半。
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2009/2/13 お部屋の空気 (3)ファンヒーターで悪化も YOMIURI ONLINEより転載
部屋の暖房に、ファンヒーターを使っている人も多いと思うが、呼吸器の弱い人は要注意、というデータがある。
東京都消費生活部が昨年12月にまとめた実験結果だ。市販の石油ファンヒーター、ガスファンヒーター(プロパンガス用)計4台を実験室で1時間半使用し、室内の二酸化窒素の濃度を測った。ファンヒーターは、室外への排気筒がない開放型と呼ばれるタイプで、室温は20度に設定。部屋の隅の換気扇を弱く回して、空気が入れ替わる状態にしておいた。
4台とも二酸化窒素の濃度が、健康を保つための目安となる短時間指針値の上限(0.2ppm)を上回り、実験中に0.4〜0.5ppmに達したものもあった。
二酸化窒素は代表的な大気汚染物質の一つだ。同部副参事の池田宏子さんは「健康な人ならまず問題はないが、ぜんそくや慢性気管支炎のある人は、指針値を超えると呼吸機能が低下することもあるので気をつけて」と話す。
池田さんが勧める方法は、エアコンとの併用だ。冷え込んだ部屋の暖房には、ファンヒーターとエアコンを同時につけ、暖まったらエアコン単独に切り替える。二酸化窒素の排出はファンヒーター単独に比べて約8割抑えられ、部屋が室温20度に達するまでの時間はエアコン単独に比べて約半分に短縮できた。
エアコンでなくてもパネルヒーターなど空気を汚さない暖房器具なら代用可能だ。また、排気を室外に出すタイプのファンヒーターなら、二酸化窒素の問題はない。
どうしても開放型のファンヒーターだけで暖を取らなければならない場合は、定期的に窓を開け、十分換気をする。石油ストーブも同様だ。呼吸器の弱い人がいる家庭では、空気の質にも気を配りたい。
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2009/2/13 たばこ 水飲ませると危険 YOMIURI ONLINEより転載
たばこ 水飲ませると危険
(2009年2月13日 読売新聞)
乳幼児の誤飲
愛知県の主婦(34)は2年前、当時1歳の長男が、吸い殻を口に入れていたのを見てあわてて救急車を呼んだ。名古屋市内の病院に搬送されたが、特に症状はなく、診察後も処置や投薬はなかった。様子を見て2時間後に帰宅した。診察した現・東京医大病院救命救急センター(東京都新宿区)の織田順さんは、「たばこをのみ込んでも少量なら問題はない」と話す。だが、家庭にはわずかでも幼児に危険な日用品もある。(神宮聖)
たばこ
幼児の誤飲で最も多い。丸ごと1本など大量にのみ込むと、急性のニコチン中毒で嘔吐や体の震えなどの症状が出ることがある。この場合、胃洗浄でたばこを体外へ出すが、織田さんの経験上、それほど大量に食べてしまうケースは多くない。
「吸い殻を1本、2センチぐらいで、特別な症状がなければ、あわてなくても大丈夫」とアドバイスする。たばこが体内で吸収される2時間ほど様子を見て、症状があれば医療機関へ。なければ、後は便となって出てくる。
毒性を薄めようと、水を飲ませるのは厳禁。たばこの成分は水に溶けると体内で吸収しやすくなる。灰皿の水などを誤って飲んだ時は、症状が出ないか特に要注意だ。
石油製品
ガソリンや灯油、ベンジン、液体蚊取り、化粧品ではマニキュアや除光液があり、この場合も、水を飲ませてはいけない。また、吐かせようとするのも危険だ。石油は一滴でも肺に入ると重い肺炎を起こすとされ、吐かせると肺に入る危険が増す。水を飲ませても、石油は薄まらず、むしろ嘔吐を誘発する刺激になる。誤飲したときは、ただちに医療機関へ。
強酸・強アルカリ製品
カビ取りやトイレ、換気扇用などの洗剤や、染毛剤など。これらを飲むと口から食道などの粘膜がただれる。水を飲ませたうえで医療機関を受診するのが望ましい。医療機関では、粘膜保護剤や胃酸を抑える薬が使用され、入院となることも多い。吐かせると、食道や口がもう一度強酸、強アルカリにさらされるので良くない。
エタノール含む製品
香水、化粧水、ヘアトニックなどに含まれ、水を飲ませて薄める。大量に飲むと急性アルコール中毒を起こし、吐いたり、体がふらふらしたりする。症状があれば、受診する。
固形物
小さなおもちゃや文房具、ピーナツなどナッツ類、もち、こんにゃくゼリーなどをのみ込み、気道をふさいでしまう場合がある。ただちに顔を下向きにして、体を支え背中をたたくなどして吐き出させる。のみ込んで胃に落ちれば、多くは便と共に出てくる。のみ込んだのが古い電池なら、受診した方が良い。
◇
「日本中毒情報センター」(本部・茨城県つくば市)は、「中毒110番」(電話番号はイラスト内)で、誤飲の無料相談を受け付けている(固形物、食中毒、医薬品の副作用は対象外)。
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2009/2/13 性差医療で初の指針、来年3月に最終報告 日循 循環器領域の性差医療GL作成へ m3.comより転載
性差医療で初の指針、来年3月に最終報告 日循 循環器領域の性差医療GL作成へ
2009年2月13日 提供:Japan Medicine(じほう)
循環器領域は、性ホルモンの影響が顕著に現れる疾患領域だ。日本循環器学会(日循)では、「循環器領域における性差医療に関するガイドライン(性差医療GL)」の作成作業を進めており、来年3月の学術集会での最終報告を目指している。各診療領域で男女別の疫学的な疾患発生頻度や病態、メカニズム、治療・予後成績への関心が高まりつつある中、性差医療GLは性差(男女差)のエビデンスを集約した日本初の指針となる。
日循学術委員会では2008年度に3つのガイドライン作成班を発足させており、その1つが性差医療GLとなる。班長は鹿児島大大学院の鄭忠和教授(循環器・呼吸器・代謝内科学)で、班員や協力員には千葉県衛生研究所の天野恵子所長をはじめとする循環器領域の専門家ばかりでなく、老年医学や薬学、産婦人科学などで性差医学を推進してきた研究者が名を連ねている。
性差医療GLは来年3月の日循学術集会で最終報告が示された後、同11月にダイジェスト版とともに公刊される予定となっている。各分担執筆者から原稿が集まる今年3月中旬以降、本格的な検討作業に入る。
心血管死や心筋梗塞、心不全などの心疾患は、イベント発生頻度が高く、社会的影響も大きいことから、大規模な疫学研究や1次・2次予防に関する臨床介入試験が多数実施されている。代表的な疫学研究である米国のフラミンガム試験や日本の久山町研究では、心疾患の発生率は男女ともに加齢に伴って上昇するものの、圧倒的に男性に多いことが報告されている。
ただ、女性では50歳前後から発生頻度が高まり、70歳以上では発症率に性差はなくなる。これは閉経による内因性の女性ホルモンが急激に減少するためだ。また、男性ホルモンとメタボリックシンドロームとの関連性についても研究が行われており、医療の個別化が注目される中、性ホルモンの影響は加齢変化と同様に臨床上でも無視することができない要素になりつつある。
研究課題多いもエビデンス集約目指す
従来、動脈硬化性疾患の発症時期の性差をはじめ、女性では心筋梗塞の予後が悪いこと、狭心症の胸部症状・部位や心筋梗塞の危険因子に性差があること-などがよく知られているが、その理由については十分に解明されていないのが現状だ。
鄭班長は、「性ホルモンの影響だけが原因か、遺伝子レベルの問題か、社会的・心因的要因の関与はどうか、診断法・治療法についても性差を考慮すべきか-など解明すべきことはたくさんある」と課題を挙げる。性差医療GLの作成に加え、計画された臨床研究の実施、良質な基礎・臨床論文の量産が不可欠だと指摘する。裏を返せば、今後有望な学問領域ともいえる。
日本人のデータが不足していることから、性差医療GLの第1版は「文献集もしくは参考書」としての役割が期待されている。これまでのエビデンスや主要文献を網羅的に示すとともに、可能な限り男女のデータを並べて記載することを目指すという。
Copyright (C) 2009 株式会社じほう
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2009/2/13 血糖下げる細胞の源を発見 九大、糖尿病根本治療に道 m3.comより転載
血糖下げる細胞の源を発見 九大、糖尿病根本治療に道
2009年2月13日 提供:共同通信社
血糖値を下げるインスリンを膵臓(すいぞう)内で分泌する「ベータ細胞」の源となる細胞を、九州大大学院医学研究院の稲田明理(いなだ・あかり)特任准教授らのグループがマウスで突き止め、糖尿病の新たな治療法に道を開く発見と注目されている。
糖尿病では、ベータ細胞が減少してインスリン分泌が減り、血糖値を調節できなくなる。このため、ベータ細胞を再生できれば根本的な治療になると考えられている。
ベータ細胞の供給源を探っていた同グループは、膵液を運ぶ膵管の細胞に着目。マウスを使い、遺伝子操作で膵管細胞に印を付けて追跡し、この細胞の一部がベータ細胞へ分化したことを確認した。
別のマウスの実験では、損傷した膵臓の組織が再生する際、膵管細胞からベータ細胞が供給されることも分かった。
稲田特任准教授は「人体でも膵管細胞を刺激してベータ細胞の増加を促すことができれば、新たな治療法につながる可能性がある。今後はベータ細胞に分化する仕組みの研究が期待される」と話している。
ベータ細胞の起源をめぐっては、米ハーバード大のグループがベータ細胞の分裂以外にないとの説を主張していた。稲田特任准教授は、同大に在職中の2002年から研究に取り組み、この説を覆した。成果は昨年12月、米科学アカデミー紀要に掲載された。
厚生労働省の「2007年国民健康・栄養調査」によると、成人で糖尿病の患者や罹患(りかん)が疑われる人は、推計2210万人で、4.7人に1人の計算。
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2009/2/13 エボラ出血熱:ワクチン開発 東大チーム m3.comより転載
エボラ出血熱:ワクチン開発 東大チーム
2009年2月13日 提供:毎日新聞社
エボラ出血熱:東大チーム、ワクチン開発 マウス実験で確認
感染者の過半数が死ぬエボラ出血熱のワクチンを、河岡義裕・東京大医科学研究所教授(ウイルス学)らが開発した。マウス実験で効果を確認した。これまで対処しようのなかった感染症だが、拡大を防ぐ可能性が出てきた。米専門誌ジャーナル・オブ・バイロロジー電子版で発表した。
研究チームは昨年、ウイルスが自ら増殖するのを担う遺伝子を除去するのに成功した。接種しても重篤化を避けられる可能性が出てきたため、このウイルスをワクチンとして使うことができるのかをマウスで試した。ワクチンを接種せずに感染させたマウス10匹は6日後にすべて死んだが、接種したマウス15匹は2週間以上生き続けた。
エボラ出血熱は1970年代からアフリカ中央部で発生した。発熱や吐血などの症状が表れ、致死率は65%と高い。日本での感染報告はない。ウイルスは他の生物に寄生して生存するが、エボラ出血熱のウイルスは共存している生物も不明だ。河岡教授は「今後サルで実験し、早期実用化を目指したい」と話す。【関東晋慈】
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2009/2/13 なくそう・減らそう糖尿病:第11部・在宅療養を支える/2 毎日jpより転載
なくそう・減らそう糖尿病:第11部・在宅療養を支える/2
2009年2月13日 毎日新聞 東京朝刊
◇ヘルパーの役割重要
重い糖尿病患者が適切な血糖を維持するのにインスリン注射が欠かせない。しかし、認知機能や身体機能が低下した高齢者が、自己注射を継続するのは困難を伴う。注射する資格のある訪問看護師を頻繁に要請することは経済的負担から難しい。周囲がどう支援すべきか。模索が始まっている。
金沢医科大病院の内分泌・代謝内科の森垣こずえ看護師は、在宅療養する患者11人(72〜84歳)を約半年間、観察した。すると、介護職であるヘルパーが、注射の声掛けや確認に重要な役割を果たすことに気付いた。
ヘルパーは、患者と接する頻度が高く、尿量や食事量などの変化を発見しやすい。低血糖の知識があるヘルパーが、意識混濁した様子の男性(74)に気づき、ブドウ糖を早期補給したケースもあった。森垣さんは「医師や看護師はヘルパーに低血糖の症状や対処法を伝える。ヘルパーは患者の変化を医師らに報告することが大切」と話す。
青森県立保健大の細川満子准教授(在宅看護学)も訪問看護に携わった当時、患者の自宅を訪れたことで、患者の重症化を回避できた経験がある。通所介護施設の職員から「血糖管理がおもうようにいかない」と聞き、80代の女性患者宅を訪れた。女性は血糖自己測定の採血をインスリン注射と思い込み、注射をしていなかった。
「よいケアには、専門職同士の相互連携と情報交換が重要だ」。森垣さんと細川さんに共通する思いだ。【下桐実雅子】
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2009/2/13 なくそう・減らそう糖尿病:第11部・在宅療養を支える/1 毎日jpより転載
なくそう・減らそう糖尿病:第11部・在宅療養を支える/1
2009年2月6日 毎日新聞 東京朝刊
食事の見直しや適度な運動、インスリン注射−−。糖尿病患者は血糖値の改善と維持のため、日常生活で徹底した自己管理が強いられる。それに耐えられず治療をやめてしまう人もいる。重要性が高まる在宅での療養を支える試みを探った。【下桐実雅子】
◇高齢患者、こたつで受診 投薬、注射…往診の医師、きめ細かく対応
◇予備軍890万人に専門医4000人止まり
雨が降りしきる金曜日の午後、糖尿病専門クリニック「近藤医院」(東京都小平市)の近藤甲斐夫院長(74)が2人の看護師と一緒に、女性患者(80)の自宅を訪れた。
「変わりはないですか」と近藤さんは語りかけながら、患者の血圧を測定し、採血した。また、病状の進行度が推し量られる足のむくみをチェックした。その間、松森晴美看護師が血圧や血糖値などを、カルテと患者の糖尿病手帳に書き込んでいた。丸井純子看護師は飲み薬を渡した。薬局に行く負担を軽減できるからだ。
女性は夫と2人で暮らす。脳梗塞(こうそく)を起こし、左足が思うように動かなくなり、昨年12月から訪問診療を受けるようになった。診察はこたつに入ったまま行われた。女性は「別の病院に行くことがあるが、車いすなので大変。往診は本当に助かる」と笑った。
続いて、1人暮らしの男性(92)の自宅に向かった。男性は朝晩2回、自分でインスリン注射している。しかし、男性の負担を減らすため、朝1回で効果が続く注射に切り替えることにした。1回の場合のインスリン量や打ち方を教え、付き添っていた家族には、慣れるまできちんと注射できているかを確認するように指示した。
3軒目の女性(78)の自宅では、使い切られないまま捨てられた詰め替え用のインスリン容器が見つかった。容器には2日分のインスリンが残っていた。捨てた理由を聞かれた女性は「よく見えなかった」と漏らした。治療は長期に及び、経済的負担も軽くはない。松森さんは容器1本で6日間使えることを説明し、同居する家族に、詰め替え日をカレンダーに記載してもらった。
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近藤さんらはこの日、5軒を訪れ、クリニックに戻ったのは午後6時に近かった。往診に費やしたのは約3時間。同じ時間をクリニックにいれば、何倍もの患者を診ることができるだろう。
しかし、自宅を訪れて気付くことは多い。そこから、患者の生活様式に合わせたきめ細かい対応ができる。
近藤さんは82年の開院当初から、働き盛りの患者が仕事前に通院できるように、午前7時の早朝診療を続けている。毎週火曜日と金曜日の午後は、患者宅を訪問する往診にあてている。現在、糖尿病の14人だけでなく、脳出血や頸椎(けいつい)損傷など他の病気の患者を含め、24人を往診している。
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厚生労働省が05年に実施した調査では、調査日に外来で受診した糖尿病の患者数は推定約20万人で、入院患者(約3万人)を上回り、患者の多くは自宅で治療しているとみられる。また、07年国民健康・栄養調査によると、糖尿病が疑われる人は約890万人。02年の前回調査に比べ、約150万人増えた。約890万人の56%が治療を受ける。だが、現在、糖尿病専門医は約4000人しかいない。
専門医ではない一般の内科医の場合、夜間などに低血糖を起こしたときの対処に不慣れで、糖尿病患者を敬遠しがちだ。インスリン注射が必要な患者にも、管理が難しいために飲み薬で済ませてしまう。近藤さんは「インスリン注射の方はお断り、という老人ホームも多い」と話す。
患者の3人に1人は70歳以上の高齢者と推定される。高齢化に伴い、視力が低下してインスリンの量をあわせる目盛りが読みにくくなる。手が震えて、針の取り付けなどの細かい作業も難しい。体が不自由になったり認知症が出てくると、通院は困難になる。
松森さんは「たんすにインスリンをため込む患者さんもいるが、自分からは言い出しにくい。高齢になると身の回りの管理ができなくなり、注射や薬を飲むのがおっくうになってしまうようだ」と現状を懸念する。
課題は山積し、どう解決していくのか。「患者さんの立場にたった医療を考えることに尽きる」。往診を続ける近藤さんの思いである。=つづく
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2009/2/12 心臓のCT血管造影と放射線量に関するニュース m3.comより転載
心臓のCT血管造影と放射線量に関するニュース
2009年2月12日 提供:Medscape
| 米国心臓協会は、無症状の低リスク患者に対する心臓CT血管造影について、その実施の根拠となるデータは得られていないという科学的助言を発表した。 Lisa Nainggolan |
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【2月6日】 米国心臓協会 (AHA) は新たに発表した科学的助言で、無症状の低リスク患者に心臓CT血管造影 (CCTA) を実施する根拠となるデータは今のところなく、このような患者では根拠のない利益を失うことよりたとえわずかであっても放射線照射による発癌リスクを重視すべきである [1]、と述べた。2009年2月2日『Circulation』にオンライン発表された論文でDr Thomas C Gerber (メイヨークリニック、フロリダ州ジャクソンビル) らがこの話題を検討している。 この助言は、2009年2月4日『Journal of the American Medical Association (JAMA)』に発表された臨床試験、Prospective Multicenter Study on Radiation Dose Estimates of Cardiac CT Angiography in Daily Practice (PROTECTION 1) がもとになっている。それによると、CCTAの実施時に照射される放射線量と放射線暴露を減らすために行われる線量低減策が各施設によって大きく異なっているという [2]。heartwireが報告したとおり、Dr Jörg Hausleiter (ドイツ心臓センター、ドイツ、ミュンヘン) が昨年のシカゴ米国心臓学会 (ACC) 総会でPROTECTION-1の試験結果を初めて発表した。 JAMA誌論文の共著者でもあるGerber博士はheartwireにこう語る。「我々が助言で最も伝えたかったのは、適切な患者に適切な検査を行うことが重要だということである。発癌リスクはきわめて小さいが、一方で何らかの利益があることを示すアウトカムデータもないため、 CCTAは無症状の低リスク患者に適切な検査といえない。しかし中リスク患者までレベルを上げれば、有症状患者や少なくとも心臓動脈疾患のリスクが高い患者にCCTA (あるいは負荷心筋血流シンチ) が役立つことは間違いない」。 Hausleiter博士の解釈は少し異なる。博士は無症状患者に対するCCTAの有益性を確信しているが、「立証の必要性がある」という。その一方、「無症状患者でのCCTAの有益性に関するデータが不足している」と認めている。 放射線量はあくまで推定、線量と癌の関係は不明
助言はガイドラインや声明文より下位にある文書で、位置づけ的には最も低い。ある主題に対する「意見」はあっても「豊富なデータはない」とGerber博士は指摘する。 「この助言は医師向けに書いたもので、多くの問題点をはっきりさせたかった。まず、医師は放射線量を実際に測定することは不可能だと認識していない。放射線量は非常に大雑把に推定した値だ。CTスキャナから出る特定の放射線出力パラメーターは測定可能だが、患者が吸収する放射線量と同じとは限らない。 我々がはっきりさせたかった2つ目の問題は、目下の議論のテーマである放射線量と癌の関係である。我々が用いているのはかなり保守的なモデルで、ヒロシマやナガサキの人が浴びたような非常に高い放射線量から医療画像検査で論じるような非常に低い放射線量まで、直線的関係を想定している」。 この直線的関係が本当だと仮定すると、最近までCCTAで使用されていた放射線量中央値、約20 mSvは、暴露患者2000人中1人に致死的癌が発生する確率を意味する、とGerber博士は言う。しかし医療画像検査で使用される放射線量中央値は、新しい線量低減技術によってずっと低下してきていると強調する。 また、「その患者にもたらす潜在的リスクと期待する利益をよく比較検討してほしい、と切にお願いする。こんなことを聞きたくはないだろうが、全く症状のない患者の管理を進めるうえで、CCTAが有用だとするデータはまだ得られていない」とも強調する。 放射線量は処置件数、施設の専門知識の影響を受けない 後援企業なしで行われた観察研究PROTECTION 1においてHausleiter博士らは各国の50施設を調査し、CCTAの放射線量が大きく異なることを明らかにした。博士らは1ヵ月間に実施された1965件の処置を分析した。その大半は64スライスであった。主要評価項目はCCTAのdose-length product (DLP) であった。放射線量低減策 (アルゴリズム) の実施と有効性についても検討した。 結果、DLPは施設間で大きく異なっていた。DLPから放射線量中央値は12 mSvと推定されたが、これは「我々が日頃オーダーする」腹部CTスキャンの線量とほぼ同じとHausleiter博士は言う。また、論文に書いた線量中央値は昨年ACC総会で報告した数値15.4 mSvと若干異なるが、これはDLPを推定放射線量に変換するときに用いた換算係数を後で小さくしたためであると注意する。 放射線量に関連する独立因子は、患者の体重、安定した洞調律の欠如、様々な線量低減策の実施であった。
多変量線形回帰分析による推定放射線量の予測因子 a 予測因子 | 効果 (%) | p | 患者の体重、10 kgの増加 | 5 | < 0.001 | 適応症、冠動脈以外 対 冠動脈 | -1 | 0.31 | 心臓調律、洞調律以外 対 洞調律 | 10 | 0.01 | 心拍数、10 bpmの増加 | 1 | 0.98 | スキャン長、1 cmの増加 | 5 | < 0.001 | 自動暴露コントロール | 0 | 0.97 | ECTCM b | -25 | < 0.001 | 管電圧100 kV 対120 kV以上 | -46 | < 0.001 | 連続スキャン 対 スパイラルスキャン | -78 | < 0.001 | 施設のCCTA実績、12ヵ月の増加 | -1 | 0.03 | CCTA実施回数/月、10回の増加 | 0 | 0.03 | 64スライスCT装置 対 Siemensシングルソース64 c | | | GE 64 | 97 | < 0.001 | Philips 64 | 11 | < 0.001 | Siemensデュアルソース 64 | 23 | < 0.001 | Toshiba 64 | 59 | < 0.001 |
a. 放射線量の予測因子はDLPの%変化量で示した (mGy x cm)。 b. 心電図同期管電流変調法。 c. 同研究で最もDLP中央値が低かったSiemensシングルソース64スライスCT装置を基準とした。DLPとの関連性は、線形回帰分析した残り4種類の64スライス装置について示した。 施設と使用機器の両方による放射線量のばらつきに驚いた、とHausleiter博士はheartwireに語った。「この差は専門知識や処置件数で説明できない。だからこそまだ多くの施設で線量を低減できる可能性がある」と博士は記す。 しかし、Gerber博士はこの結果に全く驚いていないという。「研究結果には説明困難な交絡因子がたくさん混じっているので、すべてに同じCTプロトコルを応用するべきではない」。たとえばかなりの肥満患者の場合、余分な組織があるので同じ画質を得るには放射線出力を2倍にしなければならなくなる。このため「肥満患者の撮影が多い施設は、標準体重の患者を主に撮影している施設より平均基準 [放射線] 量が高くなる」と博士は話す。 もう1つの例は冠動脈バイパス移植手術である。「この場合、心臓だけでなく胸部を広範囲に撮影しなければならないため、放射線量が増える」。また、超頻脈患者や超不規則心拍の患者では線量低減策の多くが使えないため、「患者によって線量低減アルゴリズムを使用する機会がない施設もある」。 ほとんどの施設が線量低減策を実施、しかし改善の余地はある とはいえ、PROTECTION 1の参加施設の大半、つまり70%以上は線量低減策を実施していたとHausleiter博士とGerber博士は指摘する。「これは健全なメッセージ」とGerber博士は言う。「線量を低減するためのアルゴリズムが認知され、実施が進んでいる証拠だ」。線量低減策が周知されるようになり、そのような技術を十分に生かした新しい機器が使われてきていることから、この数字は改善するだろうとHausleiter博士は言う。 Dr Andrew J Einstein (コロンビア大学医療センター、ニューヨーク州ニューヨーク) は、JAMA誌論文の付随論説で [3] PROTECTION 1参加患者の大半に線量低減技術が応用されたことを歓迎し、「線量低減策を日常業務で採用していない心臓CT検査室に対する警鐘とすべき」と述べた。 特定の線量低減策に取り組むにあたって、Einstein博士は言う。「エビデンスの強さを考慮すれば、心電図同期管電流変調法 (ECTCM) を広く適用すべきである。連続スキャンのエビデンスも急速に集まってきており、適切な患者には真剣に検討する必要がある。非肥満患者や放射線による発癌リスクが高い小児や若い女性には、特に低電圧スキャンも検討するべきだろう」。 「これまで認識されていなかった」施設間のばらつきについては、「そのギャップを埋めるための質的改善計画の実施」により画像の質を維持すると同時に、放射線負荷を低減するチャンスになるとEinstein博士は付け加える。同博士は処置件数と線量は関係がないと指摘し、大規模病院がこの研究から学べることはあると記している。 現在、PROTECTION 2および3では放射線量が低くても画像の質を維持できるかどうかを検討しているが、これらを基に今年のACC総会でさらにデータを発表するつもりであるとHausleiter博士はheartwireに語った。
同研究はミュンヘン工科大学病院ミュンヘン心臓病センター (Deutsches Herzzentrum München) の無制限補助金のみで行われた。研究に参加した医師に報酬は支払われなかった。Hausleiter博士と共著者の Cynthia McCollough, PhD、Stephan Achenbach, MDはSiemens Medical Systemsから研究費を受給したが本研究とは関係がない。Achenbach博士はドイツ連邦教育研究省(German Bundesministerium für Bildung und Forschung)の補助金を受給した。その他の著者らは金銭的利害関係はないと報告している。 Einstein博士はGE Healthcareのコンサルタントを務めており、GE Healthcare、INVIA、Philips Medical Systems、Toshiba America Medical Systemsから旅費を受け取った。また、過去の研究でCovidienから研究費を受給したことがあり、その際Siemens Medical Solutionsの社員の協力を得た。博士は米国立衛生研究所のK12キャリア育成賞(Institutional Career Development Award) 補助金を一部受給している。 - Ionizing radiation in cardiac imaging. A science advisory from the American Heart Association Committee on Cardiac Imaging of the Council on Clinical Cardiology and Committee on Cardiovascular Imaging and Intervention of the Council on Cardiovascular Radiology and Intervention. Circulation. 2009; DOI: 10.1161/CIRCULATIONAHA.108.191650. Available at: http://circ.ahajournals.org.
- Hausleiter J, Meyer T, Hermann F, et al. Estimated radiation dose associated with cardiac CT angiography. JAMA. 2009;301:500-507.
- Einstein AJ. Radiation protection of patients undergoing cardiac computed tomographic angiography. JAMA. 2009;301:545-547.
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| | Medscape Medical News 2009. (C) 2009 Medscape |
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2009/2/12 骨粗鬆症の管理に関するレビューが発表 m3.comより転載
骨粗鬆症の管理に関するレビューが発表
2009年2月12日 提供:Medscape
| 一般診療における骨粗鬆症のスクリーニング、予防、診断および治療に関する勧告が、あるレビューに提案されている。 Laurie Barclay |
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【2月3日】 一般診療における骨粗鬆症のスクリーニング、予防、診断および治療に関する勧告が、『American Family Physician』2月1日号においてレビューされている。骨粗鬆症患者では、骨量減少および骨組織の構造劣化により骨折の危険性が増大している。 「米国の骨粗鬆症患者数は女性が800万人、男性が200万人で、骨減少症の患者数も3400万人にのぼる」とCarilion Clinic Family Medicine Residency Program(ヴァージニア州ロアノーク)のMary Gayle Sweet, MDらは記している。「スクリーニング、診断および治療のガイドラインは広く受け入れられているが、知見と実際の臨床診療の間には大きな隔たりがある。ある研究では、一般に受け入れられているガイドラインに基づき評価または治療を受けた女性の割合は49%にすぎないことが示されている」 白人女性における骨粗鬆症性骨折の生涯発生率は約2人に1人であり、高齢男性も骨粗鬆症を発症する可能性がある。男性は骨粗鬆症のスクリーニング受診率および治療施行率が女性より低いが、股関節骨折による死亡率は女性より高い。 股関節骨折を来すと、12ヵ月後の死亡率が男女とも10-20%上昇し、股関節骨折患者の1/4近くは長期間の在宅看護を必要とする。2002年の股関節骨折に対する医療費の推定総額は34,000-43,000ドルで、骨粗鬆症性骨折の全症例に対する医療費は年間180億ドルに達している。 US Preventive Services Task Force(USPSTF)は,65歳以上の全女性および骨折の危険性が高い60-64歳女性を対象として、二重エネルギーX線吸収法(DEXA)によるスクリーニングを実施することを勧告している。また、70歳以上の全男性をスクリーニング対象とするよう提案している組織もある。 世界保健機関は、DEXAによる骨粗鬆症の診断基準を、脊椎骨または股関節の骨塩密度(BMD)が健常若年女性の平均値より2.5SD以上低値であること(Tスコアが-2.5以下)と定義している。骨減少症の診断基準は、脊椎骨または股関節のBMDが健常若年女性の平均値より1-2.5SD低値であることとされている。 加齢に伴う性腺機能低下を原因とする骨量減少は、原発性骨粗鬆症として知られている。一方、骨代謝に悪影響を及ぼす慢性疾患、薬物などへの曝露または栄養欠乏により、続発性骨粗鬆症が発症する場合もある。 DEXA所見または脆弱性骨折の既往により骨粗鬆症と診断された患者に対して有効な第一選択の治療法は、転倒防止、十分なカルシウム摂取(1日1200 mg以上)およびビタミンD摂取(1日700-800 IU以上)である。 ビスホスフォネートによる治療も推奨される。特定の患者には、ラロキシフェン、カルシトニン、テリパラチドまたはホルモン治療を検討してもよい。脊椎骨折に対しては、ラロキシフェン1日60 mgを経口投与してもよい。 骨折予防および骨粗鬆症治療のための具体的な臨床的勧告とそのエビデンスレベルを次に示す。 - 転倒の危険性を低減するため、転倒の危険性のある高齢者では、運動、理学療法、家庭内の危険箇所の評価と是正や、向精神薬の漸減または中止を検討すること(エビデンスレベルB)。
- 60歳以上の人には、骨折の危険性を低減するため、ビタミンD(700-800 IU以上)をカルシウムと併用あるいは単独で毎日補給させること(エビデンスレベルB)。
- 骨粗鬆症性骨折の予防には、ビスホスフォネートが次の適応に対して推奨される(エビデンスレベルA)。
- アレンドロネートを週70 mg経口投与(適応:股関節、脊椎および非脊椎骨折の予防)
- Ibandronateを月150 mg経口投与(適応:非脊椎骨折の予防)
- リセドロネートを週35 mg経口投与(適応:股関節、脊椎および非脊椎骨折の予防)
- Bandronateの3 mg静脈内投与を3ヵ月に1回、計4回(骨折予防効果は未評価だが、骨塩密度を高める目的で使用)
- ゾレドロン酸の5 mg静脈内投与を年1回、計3回(適応:股関節、脊椎および非脊椎骨折の予防)
- 骨粗鬆症の閉経後女性のうち、特に乳癌の発症リスクが高い女性では、ラロキシフェンを脊椎骨折の予防に使用することができる(エビデンスレベルA)。
- 閉経後女性では、カルシトニンを脊椎骨折の再発予防に使用することができる(エビデンスレベルB)。
- 長期にわたる脊椎骨折の既往のある閉経後女性では、テリパラチドを脊椎骨折および非脊椎骨折の再発予防に使用することができる(エビデンスレベルA)
骨粗鬆症のスクリーニング対象とすべき集団に関する具体的な臨床的勧告とそのエビデンスレベルを次に示す。 - 65歳以上の全女性(エビデンスレベルA)
- 骨折の危険因子を有する特定の閉経後女性および50-69歳男性(エビデンスレベルC)
- 70歳以上の全男性(エビデンスレベルC)
「骨粗鬆症の診断および治療開始後の経過観察に関する勧告作成の根拠となる明確なエビデンスは得られていない」とレビューの著者らは結論づけている。「治療成功の最適な指標は骨折の回避であるが、BMDの安定や上昇といった代替の評価指標からも治療の有効性が示唆される。BMD低下からは、ノンコンプライアンス、カルシウムおよびビタミンDの補給不足、骨粗鬆症の副因の未特定、あるいは治療無効が示唆される」 著者らは、この研究に関連する財政的関係を有していないことを開示している。 Am Fam Physician. 2009;79:193-200. |
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| | Medscape Medical News 2009. (C) 2009 Medscape |
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2009/2/12 グレープフルーツと薬物による作用をキノコが軽減 m3.comより転載
グレープフルーツと薬物による作用をキノコが軽減
2009年2月12日 提供:WebMD
| 食用キノコが、グレープフルーツジュース中の、薬剤を変化させる化学物質を吸収 Daniel J. DeNoon |
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| 【2月3日】 食用キノコが、グレープフルーツジュースが薬剤を変化させる作用を中和すると、USDAの研究者らが報告している。 グレープフルーツジュースはおいしいだけでなく、身体にも非常に良い。抗酸化物質や他の有用な化合物を豊富に含んでいる。癌や心疾患の防止に役立つ可能性すらあるというエビデンスが存在する。 しかしグレープフルーツジュースには弱点がある。多くの汎用薬剤を身体が排泄するために必要な肝酵素を阻害する種類の化合物を含んでいるのである。このグレープフルーツと薬物の相互作用は、薬剤による副作用のリスクを上昇させる。 USDAの研究者Kyung Myung, PhDらは最近、ある非食用の真菌が、グレープフルーツと薬物の相互作用の原因となる化合物を何らかの形で吸収することを見出した。 今回Myung博士のチームは、Morchella esculentaという食用キノコ(別名アシボソアミガサタケ)にも同じ作用があることを見出した。そして程度はそれよりやや劣るが、他の食用の真菌にも同様の作用がある。これまでのところ、そのリストには、ヒラタケの変種、紅麹、さらには一般的なかさの小さなキノコが含まれている USDAの研究者らはキノコを浸漬し、華氏250度(121℃)まで加熱して菌を死滅させた。次にキノコをすりつぶして真空濾過したものを、新鮮なグレープフルーツジュースまたは濃縮還元グレープフルーツジュースと混合した。 試験した最高濃度において、すなわち1.7オンス(50ml)のジュースに大匙約3分の2のアシボソアミガサタケを加えたとき、標的化合物の大部分がグレープフルーツジュースから除去された。他の真菌ではそれよりも小さな効果が認められた。 別の実験で、キノコがグレープフルーツジュースに含まれるすべての好ましくない化合物を除去するわけではなかったことが明らかになった。処理後のジュースと肝酵素との相互作用は依然としてオレンジジュースよりも大きかった。しかし処理後のジュースには未処理のグレープフルーツジュースの約半分ほどの活性しかなかった。 しかしMyung博士らは、キノコをすりつぶしたものを(おそらく)濾して取り除いた後のグレープフルーツジュースがどのような味がしたかについては報告していない。 知見は『Journal of Agricultural and Food Chemistry』2008年11月14号に掲載されている。 mushrooms-cut-grapefruit-drug-effect |
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2009/2/12 「医療は人を助けるため」 無償で手術も、日本人医師 m3.comより転載
「医療は人を助けるため」 無償で手術も、日本人医師