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京都市下京区/富士鍼灸整骨院(ふじしんきゅうせいこついん)

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2008/12/30 睡眠時間は長い方が心臓に良い m3.comより転載

睡眠時間は長い方が心臓に良い

 

提供:WebMD

睡眠時間が長い人の方が冠動脈石灰化を来たしにくい可能性が研究により示されている
Miranda Hitti
WebMD Medical News

【12月23日】

 1時間余分に睡眠を取れば心臓に良い可能性があることが新規研究から示されている。
 この研究では、1時間余分に睡眠を取ると被験者が5年間に冠動脈石灰化を発現する確率は33%低下することが認められた。
この知見を確認するにはさらに長期の研究が必要であるものの、長い目で見れば、睡眠時間が長ければ心臓発作をはじめとする心イベントのリスクが減少する可能性がある、と研究者らは『Journal of the American Medical Association』で述べている。
 
冠動脈石灰化について

 この研究は、米国の中年成人約500名において、5年間にわたり、冠動脈石灰化の新規症例を追跡した結果を報告したものである。
 冠動脈は酸素を多く含む血液を心筋に供給している。冠動脈疾患では、冠動脈壁の内側にプラークが形成され、動脈が狭窄する。カルシウムはプラークの構成要素のひとつである。心臓の動脈壁では、形成されているプラークが多ければ多いほど、カルシウムは多く存在する。したがって、冠動脈のカルシウム測定はプラーク測定の代用として用いることができる。
 
睡眠習慣

 この研究ではまず、研究の開始時と終了時にコンピュータ断層撮影(CT)を用いて被験者の冠動脈をスキャンした。
 さらに、被験者の活動を測定するため、研究開始時から6日間にわたり被験者の手首に装置を装着させ、睡眠習慣に関する情報を得た。
 被験者集団では、夜間睡眠の平均は約6時間であった。1晩に8時間以上の睡眠をとる被験者はほとんどいなかったとシカゴ大学(University of Chicago)のChristopher Ryan King氏らは報告している。
 
睡眠時間が長いほど石灰化は少ない

 被験者集団において、5年間の研究の終了時に再度、冠動脈のCTスキャンを撮影したところ、約12%に冠動脈石灰化の発現が認められた。
 手首のモニターで確認したところ、睡眠時間が長い人の方が冠動脈石灰化を発現しにくいことが認められた。
 「睡眠時間が1時間長いと石灰化の推定確率が33%低下した」とKing氏の研究チームは記している。
 これらの知見では、被験者の年齢、性別、人種、教育水準、喫煙、睡眠時無呼吸のリスクを考慮に入れている。
 King氏らは、この結果を確認するとともに、睡眠時間が冠動脈石灰化と関連する機序を明らかにし、さらに冠動脈石灰化のリスク低下に最適な睡眠時間を正確に知るために、今後の研究が必要であると述べている。

sleep-longer-help-your-heart


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2008/12/26 余暇の運動は非アルコール性脂肪肝炎を予防する m3.comより転載

余暇の運動は非アルコール性脂肪肝炎を予防する

 

提供:Medscape

一般集団ベースの横断的研究から、特に無酸素運動は、腹部肥満率の低下を介して非アルコール性脂肪肝炎を予防しうることが明らかになった。
Laurie Barclay


【12月12日】

 『Hepatology』12月号に報告された一般集団ベースの横断的研究によれば、余暇の定期的な運動、特に無酸素運動は非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)の予防に役立つ可能性がある。
「...運動は一般に...NAFLD患者に推奨されている」とTel Aviv Sourasky Medical Center(イスラエル)のShira Zelber-Sagiらは記している。「しかし、NAFLDにおいて、運動が単独でどのような役割を果たすかについては十分なエビデンスが得られていない。この研究の目的は、運動とNAFLDの相関性を検討することであった」
 研究対象母集団は、Israeli National Health and Nutrition Surveyに登録された参加者の一部(375例)であった。肝疾患の原因が判明している患者は研究対象から除外した。評価に用いたのは、腹部超音波検査、レプチン、アディポネクチン、レジスチンなどの生化学的検査、肝脂肪症のバイオマーカーの非侵襲的測定SteatoTest(BioPredictive、パリ、フランス)、身体計測、半定量的な食事頻度質問票および詳細な運動質問票であった。
 研究対象とした参加者349例のうち、52.7%は男性で、30.9%は原発性NAFLDに罹患していた。NAFLD患者が報告した有酸素運動量、レジスタンス運動量またはその他の種類の運動量は、残りの参加者と比較して少なかった(P < .03)。何らかの運動またはレジスタンス運動を週1回以上行っていると報告した参加者では、SteatoTest値が有意に低かった(P < .01)。
 何らかの運動を週1回以上行っている参加者では、腹部肥満のリスクが相対的に低かった。性別を補正した条件では、何らかのスポーツおよびレジスタンス運動への参加は、それぞれNAFLDと負の相関性を示した[PAスコア1 標準偏差(SD)増加ごとのオッズ比(OR)、0.66;95%信頼区間(CI)、0.44 - 0.96;OR、0.61;95% CI、0.38 - 0.85]。ホメオスタシスモデルに関して補正した条件では、ほとんどの栄養因子、アディポネクチンおよびレジスチンはこれらの相関性を変化させなかった。
 BMIをさらに補正した条件でも有意性が保たれたのは、レジスタンス運動とNAFLDの相関性のみであったが(OR、0.61;95% CI、0.44 - 0.85)、レプチンまたはウエスト周囲径をモデルに追加すると、統計的有意性が消失した。
 「余暇の運動習慣、特に無酸素運動は、NAFLDに予防的役割を果たしている可能性がある」と、この研究の著者らは記している。「この相関性は、腹部肥満率の低下を介するものと考えられる」
この研究の主な限界は横断的デザインを用いたため、因果関係を推定できなかったことにある。
 「この研究は、NAFLD患者のライフスタイル改善に運動量の全般的増加を含めるべきであることを裏づけるものである」と、この研究の著者らは結論づけている。「NAFLDに対して、レジスタンス運動が有酸素運動より有用であるか否かについては、さらなる研究が必要である」

 著者らは、この研究に関連する財政的関係を有していないことを開示している。

Hepatology. 2008;48:1791-1798.

Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape

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2008/12/19 運動処方は中年女性の運動量を増やす m3.comより転載

運動処方は中年女性の運動量を増やす



提供:Medscape

あるランダム化対照試験でイギリスの運動処方プログラムを2年間実施したところ、運動量が増加し生活の質が向上した。しかし、一方で転倒と負傷も増加した。
Laurie Barclay


【12月12日】

 運動処方は40-74歳の女性の運動量を増やし生活の質を向上させる、というランダム化対照試験の結果が12月12日の『BMJ』オンライン速報版で報告された。
 「医療専門家が患者に運動のアドバイスを書いた処方箋を渡す『運動処方』療法は以前から行われており、様々な面で成功を収めている」とオタゴ大学 (ニュージーランド、ウェリントン) のBeverley A. Lawton氏らは書く。「この野外運動処方 (green prescription) プログラムはニュージーランドのプライマリケアで広く実施されているもので、プライマリケアにおいて12カ月間の運動量が比較的少ない (週5日以上、30分間の推奨された運動を行っていない) とされた40-79歳の成人の運動量と生活の質を有意に改善することが示されている。野外運動処方療法は費用効率が高く、運動処方群の運動量は対照群に比べて10%も増加した」。
 同試験の目的は、中等度の運動を週5日以上、30分間行っていない40-74歳の比較的運動量の少ない女性を対象に2年間プライマリケアで運動処方プログラムを実施し、その有効性を評価することであった。対象女性1089例は、ニュージーランドのウェリントンにある17のプライマリケア施設でランダムに運動処方群か対照群に割り付けられた。運動処方群は看護師が指導する簡単な運動を行った。6カ月間は追跡のため来院し、毎月の電話サポートは9カ月間受けることができた。対照群は通常のケアを受けた。
 主要評価項目は、試験開始前、12カ月後、24カ月後に評価した運動量とし、副次評価項目は生活の質 (Medical Outcomes Study 36-Item Short-Form Health Survey)、体重、胴囲、血圧、空腹時血清脂質濃度、糖化ヘモグロビン (ヘモグロビンA1c)、血糖、インスリン、身体的健康とした。
 参加者の平均年齢は58.9 ± 7歳であった。試験開始の時点で、中等度以上の運動を週150分行っていると報告した参加者は運動処方群で10%、対照群で11%であった。12カ月および24カ月後の在籍率はそれぞれ93%、89%であった。12カ月後、週150分の中等度以上の運動を達成した参加者の割合はそれぞれ43%、30%に増加し、24カ月後では39.3%、32.8%になった (P < 0.001)。
 対照群と比べて、運動処方群は36-Item Short-Form Health Surveyの身体機能スコア (P = 0.03) および精神健康スコア (P < 0.05) が大きく改善したが、日常役割機能スコアは低かった (P < 0.01)。両群間の臨床アウトカムに有意差はなかった。運動処方群は転倒 (P < 0.001) および負傷 (P = 0.03) の記録回数が多かった。
 「この運動処方プログラムは運動量と生活の質を2年間向上させたが、転倒と負傷も増加した」と著者らは書く。「この結果は、大規模な運動不足対策の一環として運動処方プログラムを行うことの裏付けとなる」。
 同試験の限界として、参加者が盲検化されていなかったこと、対照群の運動量も改善したこと、臨床的アウトカムの有意差を検出するには症例数が少なすぎたことが挙げられる。さらに、主要評価項目および有害事象の評価方法として自己報告形式をとったため、思い出しバイアスの可能性もある。
 「プライマリケアで運動量の少ない成人集団の運動不足を10%改善すれば、健康にかなりの影響がある」と著者らは結ぶ。「運動不足と肥満は修正可能な危険因子であり、これらを集団レベルで改善するには法律の制定、公衆衛生メディアの宣伝、環境の変化、食事および運動プログラムなどの多角的な対策が必要である」。
 付随論説の中で、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン (イギリス) のSteve Iliffe氏らは「運動の健康増進効果はとても大きいので、これは自分でできる最も重要な療法といえるだろう」と記す。しかし、転倒のリスクを減らす必要性があると注意する。
 「特に動かそうとしている筋肉の強さとバランスが不十分なままで運動を増やすと一般に転倒しやすくなり、リスクを減らすことはできない」と論説執筆者らは書く。「早足のウォーキングなど一般的な運動の奨励は転倒リスクの上昇につながることがあるので (転倒したことがある人では特に)、現実的な取り組みが必要である。次期の研究開発ではこのリスクへの対処方法を検討する必要がある」。

 National Heart Foundation of New Zealand、Lottery Health Research Grants Board、Hutt Valley District Health Board、Sport and Recreation New Zealand、Maori Health Directorate (Ministry of Health) が同試験を支援した。著者および論説執筆者らは、開示情報で金銭的利害関係はないと報告している。

BMJ. Published online December 12, 2008.

Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape

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2008/12/18 テレビゲームは高齢者の知力を高める可能性 m3.comより転載

テレビゲームは高齢者の知力を高める可能性



提供:WebMD

高齢者はストラテジーゲーム「ライズ・オブ・ネイション」で遊ぶことによって記憶力、推理力が向上するとの研究
 Miranda Hitti

【12月12日】

 高齢者はストラテジーゲームで遊ぶことによって記憶、推理などの「実行」という知的機能が改善する可能性がある。
 新規研究による同知見は『Psychology and Aging』に発表されている。
 この研究では、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校(University of Illinois at Urbana-Champaign)の近隣に住む健康な高齢者(平均年齢69-70歳)39名を対象とした。研究開始時点では、被験者の中にテレビゲームをする人はいなかった。
 まず、被験者に種々の知的機能検査を行った。次いで、被験者を2群に分けた。
 次の2カ月間にわたり、1群の被験者はライズ・オブ・ネイション(Rise of Nations)というストラテジーゲームを15セッション行った(各セッションは90分間継続)。比較のため、他群の被験者はテレビゲームを行わなかった。
 ライズ・オブ・ネイションでは、各プレーヤーはひとつの国を選び、より多くの領土を獲得し、都市を築き、都市の中に「ワンダー」(という特殊建築物)を築き、インフラを管理し、敵から防御し、外交交渉や諜報活動などを行う。地政学的に策を練り、同時に複数の作業をこなしつつ、狡猾さと虚勢を併せ持つ必要がある--『マキャベリ』と『ナポレオン』が合わさった内容となっている。
 「商人が必要である。自国を守るために軍隊を必要とし、教育と食物にある程度の資源を費やしていることを確認しなければならない」と研究を行ったChandramallika Basak, PhDはニュースリリースで述べている。「このゲームは資源の管理と運用の計画性を重視している。多くの高齢者は独力で自分の資源を計画および管理しているので、このことは高齢者にとって重要であると思う。
 
テレビゲームの効果

 この実験の終了時点で、被験者全員に再度、知的機能検査を実施した。
 テレビゲームをしなかった人たちに比べて、ライズ・オブ・ネイションを行った人たちでは、作業記憶、短期記憶、推理、タスク切替能力に大きな改善が認められた。
 比較群がゲームに参加しないのではなく他種のテレビゲームで遊んだ場合に結果が違ったかどうかわからない、と同研究者らは記している。

 同研究者らはライズ・オブ・ネイションの製造元との関係はないと報告している。この研究は米国立老化研究所(National Institute on Aging)の助成金による援助を受けている。

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2008/12/11 特集:乳酸菌研究発表会 免疫力アップなど高まる期待 毎日jpより転載

特集:乳酸菌研究発表会 免疫力アップなど高まる期待
 
 
 
2008年12月11日 毎日新聞 東京朝刊
 
 人の腸内には約500種に及ぶ細菌類がいる。その中で「善玉菌」の代表格とされ、注目度の高い「乳酸菌」の最新の研究成果などを報告する「乳酸菌研究発表会」(信和薬品=富山市=主催)が11月17日、東京都内であった。乳酸菌は腸内での「働き」で脚光を集め、広く健康飲料などで使われているが、発表会では「人が摂取する乳酸菌は生菌である必要はあるのか」など、最先端の研究成果が披露された。
 
 ◆特別講演「バイオジェニックスの時代へ」−−東京大学名誉教授・光岡知足さん
 
 ◇「生きた菌」に限定せず働きを研究
 
 私は1997年に「バイオジェニックス」を提唱した。
 それまでは、腸内の細菌叢(そう)(フローラ=群生)によって体に良い効果をもたらす「プロバイオティックス」と、腸内の有用菌の増殖や活性化を促す「プレバイオティックス」という考え方が一般的だった。この二つが、細菌・微生物や食品関係の研究者に広く受け入れられていた。
 これに対し、私たちのバイオジェニックスは「腸内細菌叢の助けを借りる」「細菌叢を介して」という発想は取らない。むしろ、整腸作用やコレステロール低下作用などの生体調節・防御、疾病予防・回復などに「ダイレクトに働く」という着眼に立つものである。
 1908年、免疫の先駆的な研究でノーベル生理学医学賞を受賞したのがロシア生まれのメチニコフ博士。彼はブルガリアに長寿者が多いという事実に着目し、乳酸菌をたっぷり含むヨーグルトの「長命効果」を示唆したことは有名だ。ただしこれまで、乳酸菌・飲料の研究では「生きた菌」こそが有用という考え方が根強く、プロバイオティックスは「生きた細菌・微生物」に限定した方向で研究・開発が進められている。
 だが、私はそうは考えなかった。菌が生きているか死んでいるかは関係なく、さまざまな働きは菌体成分そのものに由来するからだ。この点、実はメチニコフも「死んだ菌でもいい(働きがある)」と書き残している。
 生後すぐの乳児の腸は無菌状態だが、1日過ぎると大腸菌や「善玉菌」の代表・ビフィズス菌が出現し、やがてビフィズス菌が優勢になって腸内を安定させる。ビフィズス菌には腐敗菌などを抑え、腸の活動を活発化させる働きがあり、同時に、乳酸を作る力もあるので関心が集まった。
 例えば、生きた乳酸菌を含む飲料と変わらない人気を持つ殺菌乳製品では、乳酸菌は生きていない。つまり、乳製品は必ずしも、乳酸菌の生死に制約されていないのが実情だ。そればかりか、死んだ菌の方が腸内の免疫機能を高める力が強いという見解もある。
 食品の機能には、生存のため栄養を補給すること、味覚を楽しむことなどがある。しかし、90年代に入って、栄養や味覚以外の目的を掲げた「機能性食品」が登場し、脚光を浴びることになった。この流れの中から、腸内のバランス改善を図るプロバイオティックスや、腸内細菌叢の調節や強化を狙うプレバイオティックスに注目が集まった。
 そして、私たちのバイオジェニックスには、前二者にはない機能、働きが期待できる。いま多くの研究が進められているが、目標になっているのは例えば、腸内の免疫機能の強化、あるいは発がん性物質の吸着、生活習慣病の予防などである。現代生活はストレスが多く、ストレスはアドレナリンを多く出して、交感神経を刺激する。その結果、免疫力が弱まる。バイオジェニックスは、こうした分野でも力を発揮するだろう。
 と同時に、機能がプラスに働くのに必要な菌の量はどれほどか、安全性の問題はクリアできているか、なども大きな課題になると考えられる。
 
 ◆ナノ型ラブレ菌の可能性−−NPO法人日本サプリメント臨床研究会代表理事・長谷川秀夫さん
 
 私たちは植物性乳酸菌の一種、ラブレ菌の「ナノ化」(極小化)に成功した。改めてここでその概要を報告し、併せてその意義について説明したい。
 ラブレ菌は財団法人・京都パストゥール研究所(現ルイ・パストゥール医学研究センター)の故岸田綱太郎博士が、京都の酸茎漬(すぐきづけ)から分離・発見した乳酸菌だ。
 一方、体に侵入したウイルスが細胞を刺激すると「産生」され、そのウイルスの増殖を抑えるのが体内の「インターフェロン」で、ラブレ菌には、このうちインターフェロンαの「産生能」を高める働きがあることが認められている。また、ラブレ菌には、リンパ球の免疫に携わる細胞の活動を活性化する働きがあることも立証されている。
 ただ、ラブレ菌の粒子の大きさが8〜10ミクロンを超えると、こうした免疫力が弱まることも分かっていた。体内のインターフェロンαも、このラブレ菌が小さいほど、その産生能が高まっていくことが判明している。
 そこで、私たちはラブレ菌の表面がプラスに荷電していることに着目し、菌体を1ミクロン以下に小さくすることに成功した。ラブレ菌には凝集する傾向があるので「ナノ化」のための技術は容易ではなかったが、培養・加工工程をある特定の条件に調整することで実現できた。
 この結果、新型のラブレ菌は数ミクロンの従来菌に比べ、インターフェロンαの産生能を5・6倍に高めることができた。
 また、本日の発表会で光岡、菅両博士が指摘されたように、このナノ型ラブレ菌の働きは、生きていても死んでいても同程度であることも分かってきた。
 私たちのラブレ菌を巡る研究は、これまでに乳酸菌加工品として結実してきたが、今後は、より高機能のナノ型ラブレ菌を用いた機能性食品の追求の一方、医学・薬学の世界も視野に入れた活動を心掛けていきたい。
 
 ◆複雑な腸内作用を追って−−NPO法人日本サプリメント臨床研究会理事・菅辰彦さん
 
 ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌は、消化器内で出る胃酸や胆汁で死ぬ。これに対し、私が長い間、ずっと研究を続けてきた乳酸菌飲料は、特殊な、胃酸や胆汁では死なない乳酸菌が基になっている。
 乳酸菌はいわば、食物を「腐敗」から「発酵」へと移行させる働きを持ち、整腸効果もそこに由来する。腸内で増殖し、多くの量の有機酸を出すことで有害菌の増殖を抑え、腸内を正常化して、ひいては腸管の動きを活発化させる、と言われてきた。
 だが、乳酸菌が腸内で生き続け、増殖するという証拠はいまだに報告されていない。乳酸菌飲料を飲むことで乳酸菌が増殖するのなら、ある日1本を飲めば、後は自然に乳酸菌が増えるのを待てばいいことになる。実際、2〜6歳の幼児に乳酸菌飲料を飲ませて便を調べると、乳酸菌の70%は生きていなかった。
 小腸を食物が通過するのは3時間ほどなので、乳酸菌が増える時間的な余裕はない。また、大腸内では、1000倍にも及ぶビフィズス菌などとの栄養の取り合いに乳酸菌が勝てる余地はない。
 これらを踏まえると、(1)生きた乳酸菌を腸内に入れても増殖しない(2)生菌にも死菌にも整腸効果がある(3)生菌の中に混ざっている死菌が整腸効果に寄与している可能性が高い−−ことなどが推測される。
 
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 ■人物略歴
 
 ◇光岡知足さん(みつおか・ともたり)
 
 1958年東大大学院修了。同農学部教授を経て名誉教授。フラクトオリゴ糖の腸内フローラ改善効果を発表。バイオジェニックス連絡協議会特別顧問。農学博士。専攻は細菌分類学、微生物生態学。2003年安藤百福賞大賞、07年メチニコフ賞。78年刊行の「腸内細菌の話」(岩波新書)はロングセラー。
 
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 ■人物略歴
 
 ◇長谷川秀夫さん(はせがわ・ひでお)
 
 1988年京大大学院修了。バイオジェニックス連絡協議会議長、明海大歯学部客員准教授、理化学研究所客員研究員などを兼務。薬学博士。2001年和漢医薬学会奨励賞、03年韓国薬学大賞。
 
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 ■人物略歴
 
 ◇菅辰彦さん(かん・たつひこ)
 
 バイオジェニックス連絡協議会議員を兼務。農学博士。

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2008/12/9 健康特集:マコンブの仮根・ガニアシ 管理栄養士・野々村瑞穂さんに聞く 毎日jpより転載

健康特集:マコンブの仮根・ガニアシ 管理栄養士・野々村瑞穂さんに聞く
 
 
 
2008年12月9日 毎日新聞 東京朝刊
 
 ◇栄養たっぷり、マコンブの仮根
 
 コンブは日本人の食生活に不可欠だ。ダシから佃(つくだ)煮、酢コンブまで、日本人はコンブに親しんできた。コンブは昔から祝い事で神様にささげる供え物に用いられてきたし、現在でも地鎮祭や正月の鏡餅の飾りに使われている。また、和食は健康面から世界的に注目され、コンブの力に対しても、さまざまな分析やメカニズムの研究が進められている。そんななか、お茶の水女子大学で11月に開かれた第15回「日本未病システム学会学術総会」でマコンブの仮根(ガニアシ)に発毛作用があることが発表され、注目を集めた。発表した株式会社・日本食生活指導センター経営者で、管理栄養士の野々村瑞穂さん(75)に詳細を聞いた。【滝沢岩雄】
 
 ◇育毛・発毛作用に大きな成果−−ミネラル類やフコイダン、アルギン酸も
 
 −−マコンブの仮根に育毛・発毛効果があるという学会での発表ですが、研究の狙いは?
 
 野々村 私は個人的にもコンブが好きで、管理栄養士としてコンブを使った料理をさまざまに研究してきました。そして、コンブを適量・継続的に摂取すれば、体調がいい、血圧降下、肌つやなど体質改善に役立っているとみてきました。
 
 −−コンブはうまみ成分など、日本人の食生活に欠かせないし、ずっと親しまれてきた海藻ですね。
 
 野々村 コンブは大きさ、栄養成分から海藻の王者と言っていい。昔から日本人の食生活になじんでおり、現在では沖縄でも盛んに用いられ、長寿との関係が研究されていますが、主産地は寒流が流れ込む北海道です。マコンブ、ナガコンブ、オニコンブ(羅臼)などさまざまな種類があり、すべてコンブの葉状体を乾燥、成形して製品にしています。最近では年間2・5万〜5万トン生産され、養殖がこのうち、2〜3割です。
 
 −−コンブと日本人のつながりは?
 
 野々村 日本は周囲を海に囲まれていますから、魚介だけでなく海藻も食生活に取り込まれてきました。コンブだけでなくワカメ、モズク、ノリ、ヒジキなど。みんな日常の食生活で親しまれています。
 コンブに限って言えば、貴重な食材として蝦夷(えぞ)(北海道)から朝廷に献上されたことが昔の本に記されています。その後、海運の発達で「コンブ・ロード」が形成され、北海道から各地に送られたり、江戸時代には北海道から「北前船」で若狭(福井県)−瀬戸内海−大阪という航路が完成し、大阪から全国に出荷するコンブ加工業が成立。さらに、琉球(沖縄県)経由で中国への輸出が始まります。沖縄ではコンブを郷土料理に利用し、それが長寿県につながったとも言われています。
 
 −−コンブの有効成分は主に何ですか。
 
 野々村 カリウムやカルシウムなどのミネラル類、ぬめり成分のアルギン酸やフコイダンですね。
 
 −−私たちは葉状体という、葉っぱのように見える部分を食材にしていたわけですが、根の部分にこうした有効成分が多いことが分かったそうですね。
 
 野々村 私の研究ではありませんが、図のように「ガニアシ」というマコンブの「仮根」にカリウムなど、ミネラル類が葉状体の2〜3倍もあることが解明されました。仮根はコンブの成長の源であり、海の底や岩盤などに付着するための器官です。北海道の人はその形がカニに似ていることから「ガニアシ」と呼んでいるそうです。この仮根にはミネラル類だけでなく、コンブのぬるぬる物質の水溶性植物繊維アルギン酸、フコイダンも豊富であること、またこのフコイダンに抗がん作用が認められることが、近年の研究で分かってきました。現在、詳しい成分分析や機能性の研究が進められています。
 
 −−さて、この仮根の育毛・発毛作用ですが。
 
 野々村 こうした研究成果は私たちのところにいろいろ伝わってきます。また、私は管理栄養士としての長年の経験から「根」の栄養成分に注目してきました。仮根に注目したのも、それが栄養豊富な根であること、また、この仮根の粉末やエキスを利用している人の間で「頭髪が生えてきた」「ツヤが出てきた」という人が多いことを知り、「ガニアシ研究会(03・5621・6543)」の仲間と実証的な試験を始めたのです。
 
 −−どんな成果が?
 
 野々村 まず、被験者113人を選びました。有効回答は男性55人(平均年齢50・8歳)、女性20人(同59・2歳)です。被験者に仮根の粉末250ミリグラムを含んだカプセル錠を1日4回、1年間継続して飲むという方法で、1カ月ごとに育毛・発毛に関するモニタリングです。頭皮の体表測定、マイクロスコープ撮影、電話による自己評価、調査最終月での体質改善効果、などを盛り込んだ調査でした。
 結果は、「抜け毛が減った」「髪が増えた」「髪が太くなった」「髪にハリやコシが出てきた」「白髪が減った」−−という回答が男女とも有意に増えていたのです。
 
 −−ほかに、体質改善はどうでしたか。
 
 野々村 「疲れにくくなった」「便通がよくなった」「寝つきがよくなり、またよく眠れる」「肌の質が改善した」−−などの回答が多く寄せられ、「アレルギー症状が改善した」「血圧が下がった」という回答もありました。
 
 −−どんな成分と作用からこんな結果が出たのでしょう。
 
 野々村 抜け毛や薄毛は栄養成分の偏り、不規則な食生活、睡眠時間、喫煙量などが背景にあると言われています。今後は、食生活や生活習慣も加味して、仮根の効用をさらに調査・研究し、検討していきたいと思います。
 ただ、私の見立てでは、コンブが血流を改善、栄養成分を身体全体に送りやすくしているのだと思います。当然、頭皮にも栄養が行き渡って毛根などを刺激し、こんな調査結果が出てきたのだと判断しています。コンブ、ことにミネラルなどの成分が豊富な仮根のパワーがこんな形で発揮されているのだと思いますね。
 
==============
 
 ■人物略歴
 
 ◇ののむら・みずほ
 
 1933年、大阪府生まれ。55年から学校給食、病院給食の栄養士として活動後、管理栄養士として72年、食生活コンサルタントを開業。85年、日本食生活指導センターを設立。日本栄養士会理事として後進の育成に力を注ぎ、マスコミで料理に関する記事を連載するほか、短大非常勤講師職も。「シングルライフの料理入門」「地球にやさしいエコクッキング」など著書多数。11月28日に「乾物辞典」を出版。

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2008/12/8 医療費上昇が女性の健康に影響 m3.comより転載

医療費上昇が女性の健康に影響

 

提供:Medscape

新しい調査で、多くの女性が医療費上昇のため受診を延期していることが明らかに
Salynn Boyles


【12月2日】

 全国世論調査の対象となった女性の半数以上が、医療費が高すぎるため、前年度に自分自身または家族の受診を断念したと回答した。
 12月2日にNational Women's Health Resource Center(NWHRC)が発表した女性の医療に関する考え方と行動の年次調査で、女性は自分自身の受診を延期する割合が高いが、子供の受診を延期する割合は少ないことがわかった。
 必要な受診を怠ったと回答した女性の4人に1人は、結果的にその病気が長引いたと考えており、43%は自分自身の健康に大きな不安を抱いていると回答した。
 医療費上昇は、以下のように医療に関する決定に大きな影響を及ぼしたとみられた:
  • 女性の28%が財政的理由のため、病気中の受診を延期したと回答した。
  • 19%が費用がかかるため、推奨されている医療行為(Papスメア、マンモグラム等)を受けなかったと回答した。
  • 18%が処方薬を長持ちさせるため推奨用量・用法よりも少なく服用したと回答し、18%が一部の処方箋の処方を受けなかったと回答した。
  • 費用が理由で子供の受診を延期したと回答したのは4%のみであった。
 「金融危機によって多くの女性が自分自身の受診の延期または医療費節約を行っており、大きな犠牲を強いられている」とNWHRCの常任理事であるElizabeth Battaglino Cahill, RNはWebMDに語る。
 「家計が厳しいために節約する場合に、医療費や健康保険を節約してはならない。他のところで節約すべきだ。なぜなら、自分自身のケアを怠れば、結果的に家族のケアができなくなるかもしれない」

ストレスと体重増加

 この調査は9月後半潤オ10月前半にオンラインで実施され、米国の女性の人種的および社会経済的構成を反映するため、健康保険加入および未加入の成人女性754名が選択された。
 過去5年間に自分自身の健康状態が良くなったと回答したのは、調査対象女性のおよそ5人に1人(19%)にすぎず、39%は変化なし、42%は健康状態が悪化したと回答した。
 健康状態が悪化したと回答した女性のおよそ半数が、悪化の理由としてストレスまたは体重増加をあげた(それぞれ53%、51%)。
 3人に1人以上(38%)が健康状態不良の理由として睡眠不足をあげ、31%は運動をやめたためと回答した。
 「女性の医療に関する問題の第一位は引き続きストレスである」とCahillは述べる。「そして、多くのストレスにさらされている女性は、運動する機会が少なく、このことは確実に健康に影響を及ぼすと思われる」
 過去5年間に健康状態が良くなったと回答した女性では、理由として60%が食事選択の改善、58%が定期的な運動を始めたこと、56%が体重減量、30%が生活におけるストレスの減少を挙げた。

女性の加齢に関する考え方

 今年の調査では、加齢に関する女性の考え方にも注目し、意外にもいくつかの肯定的な意見があげられた。
 女性の5人に4人は精神的に年をとる準備ができていると回答し、それよりもやや少ない人数が加齢に関する問題について適切な知識を持っていると感じている。
 健康全般に関して最も刺激を受けるとされた50歳以上の有名人の第一位は、ティナ・ターナーであった。ティナ・ターナーを選んだ女性の3人に2人は、その理由として、年をとってもなお活動的で、肉体的に健康であることをあげ、58%はその加齢に対するポジティブな考え方をあげた。
 年をとるにつれて、自分自身にとって最も重要なことはという質問に対する回答は以下の通り:
  • 30%の女性が、重大な身体的問題がなく、良好な健康状態を維持することをあげた。
  • 21%が自立した状態を維持することをあげた。
  • 19%が良好な精神的健康状態を維持することをあげた。
  • 2%が身体的外見を維持することが最も重要と回答した
 ボストンを拠点とする女性の健康擁護団体であるOur Bodies Ourselvesの常任理事であるJudy Norsigianは、多くの女性が加齢に伴う自分自身の外見に関して健康的な考え方をもっていると述べる。
 「人はある時点で、すべてのことができるわけではないと悟る」とNorsigianはWebMDに語る。「自分の身体がある状態に見えるようにするために1日に何時間も費やしてもよいし、その時間を友人と一緒に過ごすといった、より楽しいことに時間を費やしてもよい」
 Norsigianは、加齢とうまく付き合うことには、良好な健康状態を維持するためにできることをすべてすることだけではなく、中年期に伴う避けることができない身体的変化を許容することも含まれると述べる。
 「現代社会では身体が完全に機能する機械でなければならないという風潮があるが、これは嘆かわしいことだ」とNorsigianは述べる。

Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape

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2008/12/3 ひどい上司を持つと心臓に悪い m3.comより転載

ひどい上司を持つと心臓に悪い



提供:WebMD

無能な上司の下で働くと心臓病のリスクが上昇することが分かった。
Bill Hendrick
WebMD Medical News

【11月24日】

 自分の上司は不公平だ、気まぐれだ、思いやりがない、全体的に管理能力に欠けると考えている人は、心臓発作などの心臓病になるリスクが高いことをスウェーデンの新たな研究が明らかにした。
 また、ひどい管理者のせいで一般社員がストレスを感じている場合、心臓病の長期リスクがさらに上昇する、と研究者らは11月24日発行の『Occupational and Environmental Medicine』に報告している。
 この研究でスウェーデンの科学者らは、1992年から1995年の間に男性一般社員3000人以上の心臓の健康状態を追跡した。次に、2003年までに虚血性心疾患により入院、死亡した患者に関する全国患者登録データとこの職業的健康記録を照らし合わせてみた。
 およそ10年間にわたる調査期間で、心臓発作、不安定狭心症、心停止などの致死的および非致死的心臓疾患イベントが74例認められた。部下が管理者を有能と評価すればするほど、重篤な心臓病のリスクは低くなった。
 管理者のリーダーシップに対する認識と部下の重篤な心臓病リスクの関連性は、部下の勤続年数が長いほど高かった。つまり、ひどい上司によるストレスは時間とともに増大することが示された。
 社員の重篤な心臓病を予防するため、会社は部下の評価に基づいて管理者の不足能力を改善する手だてをとるべきだ、と研究者らは言う。
 「存在感があり意欲的な管理者とは、体制をつくり、情報を提供し、社員を支えてくれる管理者であって、部署が悪い方向にいかないよう対策を講じる。それによって、ストレスによる部下の生理的変化を悪化させるのではなく、むしろその再生を促すのではないか」とカロリンスカ研究所およびストックホルム大学ストレス研究所のAnna Nyberg氏は書く。
 
上司を評価する

 参加者らは、ある評価体系を使って、コミュニケーションやフィードバック能力の高さ、変化対応時の成果、目標設定能力、部下に任せた仕事の量などに関し、上級管理者を評価した。
 その結果、リーダーシップスコアが高ければ高いほど心臓病のリスクが低下した。この関連性のロバスト性は「教育、社会的階級、収入、監督的立場、仕事時に感じる身体的負荷、喫煙、運動、[BMI]、脂質、フィブリノゲン、糖尿病を補正の上で」確認された。
 つまり、ひどい上司はその下で働く人の健康や寿命にまでも悪影響を及ぼす可能性があることが分かったのである。
 最近行われた別の研究で、身体的・精神的に有害だと思う職場環境にさらされている社員の心血管疾患リスクは50%も高かったという。この研究結果について研究者らは、「特に職場の心理社会的ストレッサーは比較的多いので、臨床的意味は大きい」と書く。
 また、管理者の行動の質に対する認識が部下の健康に影響するとのエビデンスは増えていると研究者らは言う。部下が意識的にみている点は、上司の「思いやりある行動」、どれだけ上手く部下に知的刺激を与えられるか、部下とのコミュニケーション能力であった。
 上司の評価に使われた質問には、「私が何か失敗すると上司にかなりきついことを言われる」といったものや、管理者がいかに上手く期待していることを伝えられるかについて聞くものもあった。
 ここではっきりしたのは、情報伝達に難がある(単に否定的意味でなく)と思われている上司の部下は心臓病を発症するリスクが高い、ということである。まず手始めに管理者の仕事能力を高める訓練をしてみてはどうか、と研究者らは勧めている。

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2008/11/28 運動不足や他の不健康な行動によってうつ病とCVDとの関連を説明できると研究は示唆 m3.comより転載

運動不足や他の不健康な行動によってうつ病とCVDとの関連を説明できると研究は示唆

 

提供:Medscape

Heart and Soul Studyの治験責任医師らによると、想像された生理学的メディエーターではなく、身体的不活動、喫煙、および服薬アドヒアランス不良によって、うつ病患者のCV事象リスク上昇の原因をおそらく説明できる
Shelley Wood


【11月25日(カリフォルニア州サンフランシスコ)】

 うつ病と心臓血管疾患(CVD)との関連性の詳細な調査に着手した研究者らは、複雑な生物学的過程ではなく保健行動が、うつ病患者における心臓事象リスク上昇の主な原因だと述べている[1]。特に身体的不活動が、おそらく大部分のリスクの原因であろうと、Mary A Whooley博士(VAメディカルセンター、カリフォルニア州サンフランシスコ)らは『Journal of the American Medical Association』2008年11月26日号で述べている。
 Heart and Soul Studyでは1000例を超える安定した冠動脈性心疾患の患者を約5年間追跡調査し、ベースライン時の抑うつ症状と、その後の心不全、MI、脳卒中、一過性脳虚血発作、または死亡との関連を評価した。
 うつ病が心疾患リスクを上昇させることは以前から知られていたが、可能性のあるメカニズムはこれまで明らかになっていなかったと、Whooley博士はheartwireに説明した。「ノルエピネフリンの増加、コルチゾルの増加、心拍変動の低下、および血小板活性化のような、うつ病の生理学的影響には多くの関心が寄せられてきたが、行動面のメディエーターについては、以前の研究でそれらが確かに示唆されていたにも関わらず、それほど注目されていなかった。意外にも、想像された生理学的メディエーターでは実際には関連を説明できず、それはすべて保健行動に関するもののように思われた」。
 Whooley博士によると、うつ病患者は処方された通りに薬剤を服用する可能性が低く、運動する可能性が低く、喫煙する可能性が高かった。「そしてそれらの保健行動について調整すると、うつ病とCVDとの関連は消失した。したがって我々はうつ病と心疾患との関連は主としてこれらの保健行動によって説明されると結論づけた」。
 
良いニュースだが厄介でもある

 他の研究と同様に、Whooley博士らの解析でも、うつ病と心臓血管事象との間には明らかな関連が認められた。4876例・年の追跡調査期間中に発生した341件の事象のうち、年齢を調整した事象発生率は、抑うつ症状のある199例の被験者では10%であったが、抑うつ症状のない818例の被験者では6.7%にすぎなかった(p=0.002)。すなわち共存症および疾患重症度について調整した後、うつ病の被験者においては心臓血管事象のリスクが31%上昇していた。
 抗うつ薬の使用、心拍数の変動性、セロトニンおよびω-3sのレベル、またはノルエピネフリンおよびコルチゾルの24時間排泄のような生物学的メディエーターを解析に含めた場合、CV事象に対する抑うつ症状の効果量は実質的に変化しなかった。しかし服薬アドヒアランス、喫煙状態、および最も顕著であった身体活動度のような行動面の因子を解析に含めると、抑うつ症状と心臓血管事象との関連はもはや統計学的に有意ではなかった。
 「これらの因子は修正可能であり人々に運動や服薬を奨励することには費用がかからないという点で、これは良いニュースである;より厄介なニュースは、行動を変えることが非常に難しいということである」とWhooley博士はコメントした。「我々はノルエピネフリンまたはコルチソルを不思議なほど低下させる薬剤を患者に処方するだけではすまず、行動療法を開始する必要があり、それらは周知の通り困難である」。
 Whooley博士は、最初に患者が運動不足のためにうつ病になったのか、それともうつ病になった時に運動を止めたのかは問題ではないことも認めた。「おそらくそれは悪循環であり関連は双方向性である可能性が非常に高い」と博士は述べた。「これらの患者の運動量を増やせば心疾患リスクを低下させることになるという最終結果は同じであるため、我々の考えでは、鶏が先か卵が先かは本当は重要ではない。しかしうつ病患者について忘れてはならないのは、物事を行う意欲が非常に低下しているため、患者に運動量を増やし、服薬させ、禁煙させるには特別な努力が必要だということである」。
 Heart and Soul試験の結果は、うつ病の被験者における抗うつ薬の使用によって心臓血管アウトカムを改善することが可能かどうかを調査した知名度の高い多数の試験が成功しなかった理由を説明するのに役立つ可能性がある。Whooley博士らの結果は「可能性のある別の介入の道を開く」と博士は述べた。確かに、まだ進行中のUnderstanding Prognostic Benefits of Exercise and Antidepressant Therapy (UPBEAT)試験では、心臓血管リスクファクターの改善について、抗うつ薬と運動療法を比較している。「実際に事象を予防できるかどうかを調べるのではなく、むしろ炎症の変化などを調べるものである。しかしそれは正しい方向への次の一歩である」とWhooley博士は述べた。
 博士のグループも、心臓血管疾患の患者における事象のリスクを軽減することが可能な介入を開発することを最終的な目的として、うつ病の被験者における身体活動度と心疾患との関連について引き続き研究を行っている。

1.Whooley MA, de Jonge P, Vittinghoff E, et al. Depressive symptoms, health behaviors, and risk of cardiovascular events in patients with coronary heart disease. JAMA 2008; 300:2379-2388.

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2008/11/19 喜びに満ちた音楽は心臓に良い m3.comより転載

喜びに満ちた音楽は心臓に良い

 

提供:WebMD

喜びに満ちた気分になれる音楽を聴くと血管機能が改善する
Daniel J. DeNoon
WebMD Medical News

【11月13日】

 喜びに満ちた音楽は心臓に良いことが研究で明らかになった。
 研究を行ったのはメリーランド大学の予防心臓病学の部長であるMichael Miller, MDであった。Miller博士は今週ニューオーリンズで開催された米国心臓協会の年次総会で知見を報告した。
 10名の被験者が、自分が喜びに満ちた気分になれる音楽をそれぞれ特定した。博士らは、被験者が音楽を聴いている時に各人の血管が突然の血流増加(血圧計の腕帯を外すことによる)にどのくらい反応したかを超音波検査装置で測定した。
 喜びに満ちた気分になれる音楽を聴いた時、被験者の血管は26%拡張したが、これは非常に健康に良い反応であった。これは有酸素運動後にみられる反応と同様の大きさであった。
 笑うことでも血流が改善した。喜劇のテープを聴いた後、被験者の血管は19%拡張した。これは以前の研究で被験者がKingpinというコメディ映画の抜粋を鑑賞した時に認められた笑いの効果と同様である。
 しかし音楽の作用は良いことばかりではない。被験者が不安な気持ちになるような音楽を聴くと、血管が6%収縮した。
 「これらの結果は、我々の心臓の健康を増進するために日常生活に取り入れることのできるもうひとつの予防法を示唆しており、私の耳に心地良かった」とMiller博士はニュースリリースで述べている。
 カントリー・ミュージックを聴くと大部分の被験者は喜びに満ちた気分になった。ヘヴィメタル・ミュージックを聴くと大部分の被験者は不安になった。しかしMiller博士は、重要なのは音楽の種類ではなく、音楽に対する各人の感情的反応であると述べている。
 Miller博士は、どのような種類の音楽に喜びを感じ、心臓の健康に良いかは、十人十色だろうと述べている。

 本研究は米国心臓協会、米国復員軍人援護局、および米国立衛生研究所から資金提供を受けた。

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2008/11/13 一般的な栄養サプリメントは女性の癌を予防しない m3.comより転載

一般的な栄養サプリメントは女性の癌を予防しない

 

提供:Medscape

複合ビタミン剤の一般的な成分であるビタミンB6B12、葉酸には、平均7.3年間の観察で女性の癌リスクに対する有意な効果がなかった
Nick Mulcahy
Medscape Medical News


【11月4日】

 葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12?これらはみな癌予防の効果があると思われており、複合ビタミンサプリメントの一般的な成分である?は、女性の癌リスクに対して有意な効果を持たない。
 この結論は、試験開始時の平均年齢が62.8歳の米国人女性の医療専門家5442例を対象に平均7.3年間観察したランダム化試験である「女性抗酸化物質・葉酸心血管系研究(WAFACS)」によって出された。
 「我々の試験によれば、(3種栄養サプリメントを毎日使用しても)女性の癌予防の有効な方法にはならないようである。女性の癌予防には、禁煙や運動など有用な方法が他にもあることが分かっている」と指導著者でハーバード大学医学部(マサチューセッツ州ボストン)の内科准教授であるShumin M. Zhang, MD, ScDが、Medscape Oncologyの取材で語った。
 「(3種栄養サプリメント)が癌予防の作用を持ちうるという仮説にはしっかりとした生物学的根拠がある」と博士は言い添えた。『Journal of the American Medical Association』11月5日号に発表されたこの論文の著者らによれば、米国の成人のおよそ3分の1が葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12を含む複合ビタミンサプリメントを使用している。
 今回の研究では、主要な結論とは別に、1つの治療サブグループにある程度のベネフィットがあることが示された。すなわち、この研究に参加した年齢65歳以上の女性は、全癌と乳癌のリスクが有意に減少した。「高齢女性におけるこの効果は、偶然によるものである可能性がある」とZhang博士は述べ、この知見は実証の必要があると語った。
 今回の研究は、葉酸(葉酸塩の合成型)を毎日サプリメントとして摂取しても癌発生を増加させないというエビデンスをさらに強化するものでもある。
 
試験の結果と疑問点

 WAFACSは、大元の「女性抗酸化物質心血管系研究」から派生した試験である。そのためWAFACSの被験女性は42歳以上であり、心血管疾患(CVD)をすでに有しているか、冠動脈リスク因子を3つ以上有している者である。
 ランダム化WAFACSの被験者は、葉酸が2.5 mg、ビタミンB6が50 mg、ビタミンB12が1 mgの組み合わせを毎日か、それに対応するプラセボのいずれかを1998年から摂取した。この用量は、女性成人の1日推奨量である葉酸が400μg/日、ビタミンB6が1.5 mg/日、ビタミンB12が2.4μg/日よりも高かった。女性被験者の平均年齢は62.8歳で、BMIの平均は30.6 kg/m2であった。
 2005年に終了した試験期間中に合計で379例の女性に癌が発生した(処置群がn = 187、プラセボ群がn = 192)。サプリメント処置は、全癌エンドポイント(処置群は10,000人年あたり101.1例、プラセボ群は10,000人年あたり104.3例、ハザード比[HR]は0.97、95%信頼区間[CI]は0.79 - 1.18、P = 0.75)にも、乳癌・結腸直腸癌・肺癌・子宮癌といった個々の癌エンドポイントにも有意な効果がなかった。癌死亡や全死因死亡に関しても有意差がなかった。
 ベネフィットにしろ有害性にしろ、女性の癌リスクに対してサプリメントに効果が見られなかったのは、試験期間の長さと、癌の潜伏期間が理由である可能性があると、著者らは述べている。
 「癌は、潜伏期間が長いので、複合ビタミンBが癌に対して7.3年間の処置では検出できないようなベネフィットなり有害性なりの効果を持つという可能性を排除することはできない」と著者らは記している。
 また今回の研究では、試験開始時に複合ビタミンサプリメントをすでに使用していること、葉酸・ビタミンB6、ビタミンB12の総摂取量、癌またはその他のリスク因子を試験開始時に有していることによる差も見られなかった。全癌に対して効果がないのは、試験期間を通じて変動しなかった。
 しかし、今回の試験で乳癌が発生し、サプリメントを使用した女性では、エストロゲン受容体陽性でプロゲステロン受容体陰性の腫瘍が「ぎりぎりの」有意性で減少した。

その他の大規模試験で示された結果

 著者らによれば、葉酸・ビタミンB6・ビタミンB12とCVDリスクとの関係を評価し、同じ癌転帰についてだが試験期間が数年しかないその他の2つの大規模ランダム化試験の報告もあった。
 「心臓転帰保護評価?2試験」では、葉酸が2.5 mg、ビタミンB6が50 mg、ビタミンB12が1 mgという同じ組み合わせを同じく毎日摂取して平均5年間処置したところ、全癌、乳癌、結腸癌、肺癌、前立腺癌、癌死亡のリスクに有意な影響はなかった。被験者の71.1%が葉酸強化されている国の出身だが、葉酸強化で神経管欠損のリスクが減少することは証明されている。
 食品への葉酸強化が義務づけられていないノルウェーでの「ノルウェー人ビタミン試験」でも、平均3.3年間の処置および追跡期間のプラセボ比較対照試験で癌転帰への効果は示されなかった。葉酸(0.8 mg)、ビタミンB6(40 mg)、ビタミンB12(0.4 mg)の組み合わせで処置を受けた患者群および葉酸(0.8 mg)、ビタミンB12(0.4 mg)の組み合わせで処置を受けた患者群は、平均3.3年間の処置および追跡期間において、プラセボ群に比べて癌リスクに差がなかった。しかしこの試験では、ビタミンB6のみで処置した患者群はプラセボ群に比べて癌リスクにベネフィット効果があるという示唆があった。
 WAFACSも含めた3つの試験によって、葉酸の毎日の補充は癌リスクに関して安全であることが裏付けられたと著者らは述べている。複合ビタミンBに関するこれらのランダム化試験のデータを総合すると、「ビタミンB6およびビタミンB12と組み合わせた場合、最大2.5 mg/日までの葉酸補充は葉酸強化時代において高度のCVDリスクを有する者に癌発生率や死亡率を増大させることはないとして安心できる」と著者らは記している。葉酸塩は、癌発生の後期に投与すると腫瘍発達を促進する可能性があるので、問題とされていると著者らは述べている。

被験者の順守に関する考察

 今回の最新研究における被験者の錠剤服用順守は、高いようだった。試験参加期間において試験薬の3分の2以上を服用した場合を順守とすると、処置群・プラセボ群ともに順守率は83%であった。また、ランダム標本で抽出した300例の女性の血漿葉酸値の平均は、試験開始時では両群で差がなかった。しかし試験終了時には被験者の順守の兆候として有意に高くなっていた。

 この研究は、米国国立衛生研究所の米国国立心臓肺血液研究所による研究者主導型助成金を受けている。Zhang博士は、米国癌学会の部分的支援を受けている。ビタミンEとそのプラセボはCognis Corporation社(イリノイ州ラグランジュ)が提供した。その他の試験薬とそのプラセボはBASF Corporation社(ニュージャージー州マウントオリーブ)が提供した。錠剤の包装はCognis Corporation社とBASF Corporation社が提供した。著者のうち3名が、Wyeth社、BASF Corporation社、Natural Source Vitamin E Association、Cognis Corporation社との間にさまざまな金銭的関係を持つことを開示している。その他の著者の開示情報には、関連する金銭的利害関係はない。

JAMA. 2008;300:2012-2021.

Medscape Medical News 2008. (C) 2008 Medscape

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2008/11/10 魚は糖尿病患者の腎疾患に有効な可能性 m3.comより転載

魚は糖尿病患者の腎疾患に有効な可能性

 

提供:WebMD

魚を食べると腎疾患の蛋白指標が低下する可能性があることが研究から示されている
Julie Edgar
WebMD Medical News

【11月4日】

 魚を週に2サービング以上食べると腎疾患も併せ持つ糖尿病患者に保護作用があるとみられることが、英国の成人22,000名以上の長期的研究で示されている。
 この研究は米国腎財団(National Kidney Foundation)の公報『American Journal of Kidney Diseases』に発表されたもので、魚の摂取が糖尿病患者における尿中蛋白質の異常濃度を低下させることを示している。
 腎が損傷を受けると、尿中に異常な量の蛋白質が認められるようになる。これは腎疾患の重要な指標である。これまでの諸研究において、魚および魚油の摂取には、尿中蛋白質の減少、耐糖能の上昇、血中脂質の減少、血圧の低下という、いずれも糖尿病患者に有益な作用が認められている。
 糖尿病は推定2,360万人の米国人が罹患しており、末期腎疾患の主要な原因となっている。この疾患は治療法がないものの、バランスの取れた食事を摂るとともに、定期的な運動ならびに過体重や肥満の人は減量を行う生活習慣を身に付けることは合併症の進行を遅らせるのに有効である。
 この英国の研究は、食事と癌の関係を研究した10カ国共同のEuropean Prospective Investigation of Cancer(EPIC)の一環として行われたものである。1993-1997年に実施された同EPIC-Norfolk Studyは、主として中年以上の白人男女22,384名を対象としており、そのうち517名は糖尿病患者であった。
 尿検査および食事・生活習慣質問票から、魚を週に平均1サービング未満しか摂取しない糖尿病患者は定期的に魚を食べる糖尿病患者に比べて、マクロアルブミン尿(蛋白質濃度が異常に高い尿)を有する可能性が4倍であるとの知見が得られた。
 この研究において、糖尿病のない人たちでは、魚の摂取によって尿中蛋白質濃度に差が認められなかった。
 「尿中蛋白質は腎疾患の最も初期の徴候のひとつである」と共同研究者であるAddenbrooke's病院医学研究評議会疫学部門(Medical Research Council Epidemiology Unit)(英国、ケンブリッジ)のAmanda Adler, MD, PhDは述べている。
 この研究では、糖尿病のある被験者の平均年齢は64歳、糖尿病のない被験者の平均年齢は58.8歳であった。被験者は全例とも、健康診断を受け、食事日記をつけるとともに、食事頻度質問票に記入をした。研究の開始時と終了時に、被験者の尿を採取して蛋白質濃度を測定した。
 魚の消費量とは、魚の揚げ物、脂肪の多い魚、白身魚、フィッシュ・フィンガー(細長く切った魚のフライ)の週平均摂取量と定義した。この研究では、飲酒や喫煙といった生活習慣因子、家族の病歴、社会経済的状況、民族について検討したが、これらの因子はマクロアルブミン尿のリスクに有意な影響を及ぼさないことが認められた。
 
どの種類の魚に腎の保護作用があるか?

 腎を保護するのは魚油か魚に含まれる蛋白質の種類かは明らかではないとAdler博士は述べている。しかも、同研究では、揚げた魚と揚げていない魚、暖流魚(warm-water fish)と寒流魚(cold-water fish)(サバ、サケなど)の区別をしていない。この研究は、魚摂取量を増加すると糖尿病患者の腎機能に保護的作用が認められることを示しているにすぎない。
 「この研究では、あらゆる種類の(魚の)調製品を対象とした。しかし、脂肪の多い魚や魚の揚げ物(フィッシュ・アンド・チップスなど)に関してリスクの差は認められなかった。魚の種類間の差を認めるには、もっと大規模な研究を行う必要があった可能性がある」とAdler博士は述べている。
 米国腎財団(National Kidney Foundation)の広報担当を務める腎専門医Leslie Spry, MD(ネブラスカ州、リンカーン)は、通常は患者に魚の摂取量を増やすようには言わないが、中性脂肪(血中脂肪)をコントロールするために魚油のサプリメントを推奨している、と述べている。
 「これは、食事の勧告につながった初めての研究である」とSpry博士は述べ、魚や魚油の摂取量と尿中蛋白質濃度の低下との関係の解明を試みる広範な糖尿病患者の研究が見たいものだ、と付け加えた。
 「次に行われるべき研究は、(糖尿病患者の)集団を取り上げ、患者を魚の多量摂取群と魚の少量摂取群に無作為に割り付け、その両群を比較することである」とSpry博士は述べている。「私は、(被験者が)昔ながらのあらゆる種類の魚料理を食べることができるという、彼らの選択方法にやや強い印象を受けた。この研究は、それをしても良いことを示唆している。私は自分の患者に、ファーストフード店へ行って魚のスティックを食べるように言わないが、この研究ではそれを了承しているように思われる」

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2008/11/5 診察室の玩具は細菌の温床 m3.comより転載

診察室の玩具は細菌の温床

 

提供:WebMD

冷蔵庫の取っ手、電灯のスイッチ、電話のキーパッドも細菌の隠れ家
Charlene Laino
WebMD Medical News

【10月29日ワシントンDC】

 小児科医を受診する際は玩具を持参すること。
 これは、待合室の玩具を検査したところ5つに1つから風邪のウイルスが検出されたことを認めたバージニア大学(University of Virginia)の細菌学者の助言である。
 玩具の消毒に通常使用されている市販の除菌用ペーパー(germ-killing wipe)は「わずかな効果しかない」と研究を行ったDiane Pappas, MDは述べている。
 「本当に失望したのは、(除菌用ペーパーで)消毒する前には検査結果が陰性だった玩具2つが消毒後に陽性であったことである」とPappas博士はWebMDに述べている。「いかなる方法かはわからないが、風邪のウイルスは何らかの形で運ばれている」
 この知見は、米国微生物学会(American Society for Microbiology)と米国感染病学会(Infectious Diseases Society of America)の合同会議で発表された。
 
ドアノブや蛇口も細菌の隠れ家

 Pappas博士の同僚であるOwen Hendley, MDが行った別の研究では、風邪を引いている人がドアノブや冷蔵庫の取っ手、テレビのリモコン、あるいは浴室の蛇口に細菌を残していく場合もあることが認められている。
 Hendley博士が所属する研究チームでは、風邪のウイルスは感染した客が退室した後24時間にわたりホテルの部屋の表面に残存し、何も知らない次の客に付着するのを待っている可能性があることを2年前に認めている。
 Hendley博士の新しい研究は、感冒の徴候を示し始めている成人30名を対象に行われたものである。被験者のうち16名の鼻汁は、全感冒の約1/2の起因菌であるライノウイルスに陽性であった。
 被験者には、検査前18時間以内に触れた家庭内の場所を10カ所特定するように求め、この場所についてDNA検査を行ってライノウイルスを検出した。
 「ホテルの研究から予想されたように、家庭でも、誰もが触れる表面にはライノウイルスが付着していることが認められた」とHendley博士はWebMDに話している。検査したドアノブ18個のうち6個が陽性であり、冷蔵庫の取っ手14個中8個、テレビのリモコン10個中5個、浴室の蛇口10個中8個も同じく陽性であった。
 塩とコショウの入れ物は細菌が最も多く、検査した3個全てが陽性であった。
 「冷蔵庫の取っ手などの表面に付着しているウイルスに触れるだけなら大した問題ではない」とHendley博士は記している。「我々が本当に知りたいのは、感染ウイルスが指先に移動し、そこから次に口や鼻に付着し、感染を引き起こしうるかどうかである」と述べている。
 そして、これを調べるため、同研究者らは、電灯のスイッチ、電話のキーパッドなど、家庭内でよく触れる場所6カ所に被験者自身の粘液の小滴を付着させた。
 「我々が発見したのは、かなり滑らかな部分において、粘液が乾燥してから1時間後に、[ウイルスは] 依然として検体の22%に感染していたことである。しかし、24時間後までに、感染率はわずか3%となり、48時間後には、検体のいずれもウイルスに感染していなかった」とHendley博士は述べている。
 「時間が経つとともにウイルスの感染性が低下することは非常に喜ばしいことだ」とHendley博士は述べている。「しかし、もし帰宅して[風邪を引いている人が]消したばかりの電灯のスイッチを点けるなら、ウイルスをもらう可能性がかなり高い」
 この知見は、風邪やインフルエンザは咳や握手を通じてのみ蔓延するわけではないことを思い出させてくれる、と同会議で重点を置く研究を選択した委員会の委員を務めたジョンズ・ホプキンス大学(Johns Hopkins)のPaul Auwaerter, MDは述べている。
 「風邪やインフルエンザは、家庭でも、たとえ診察室であっても、表面にただ触れるだけでも蔓延していく可能性がある」とAuwaerter博士はWebMDに話している。
 
マスク、手の除菌用ローションは有用な可能性

 では、どうすれば自分の身を守ることができるのだろうか。世代を超えて伝わる典型的な助言は、風邪やインフルエンザの季節には細菌が付着しないように頻繁に手を洗うことである。現在、ミシガン大学(University of Michigan)の研究により、手術用マスクの装着ならびにアルコールを主成分とする手の除菌用ローションの使用も有用であることが示唆されている。
 この研究は昨年のインフルエンザの季節に寮に居住していた学生約1,000名を検討したものである。学生を3群に分け、6週間にわたり、1群にはマスクを装着させ、1群にはマスク装着と手の除菌用ローションを併用させ、1群にはそのどちらもさせなかった。
 その結果、マスクを装着した2群の学生では、いずれの予防手段も用いなかった学生より、インフルエンザ様症状の発生率が約10-50%低いことが認められた。
 研究を行ったAllison Aiello, MDは、この結果を確認するには今後の研究が必要であると述べている。「とはいえ、マスクや手の衛生は様々な呼吸器疾患の予防に有効となると思われることから、これらの最初の結果には勇気づけられる」とAiello博士は述べている。
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2008/11/3 牛肉:脂肪燃焼に効果 吸収されやすい鉄分、貧血改善にも 毎日jpより転載

牛肉:脂肪燃焼に効果 吸収されやすい鉄分、貧血改善にも
 
 
 
毎日新聞 2008年10月31日 東京朝刊
 
 牛肉には脂肪の燃焼に不可欠な成分や貧血解消に重要な鉄分が多く含まれる。消費者は、他の肉に比べて割高で、脂肪分をためやすいと敬遠しがちだが、専門家は「野菜も肉もバランスが大切」と呼びかけている。
 「80年代から『牛肉は脂肪が多い』と悪者のように言われ続けてきた。しかし、健康維持に必要な食品です」
 今月8日、日本獣医生命科学大学の西村敏英教授(食品機能化学)は大学院生ら約20人を対象にした特別講義で力説した。こう触れたのは、最近の牛肉離れに危機感を抱き、将来、家族を持つ若者の誤解を解きたいと考えたからだ。
 
 ■アミノ酸多く
 
 人間の体には、リパーゼという脂肪燃焼酵素があり、運動などでエネルギーが必要になると脂肪を分解する。脂肪の分解産物である脂肪酸をエネルギーに変える働きを助けるのが、牛肉に多いアミノ酸「カルニチン」で、食事で得た脂肪や体内に蓄積されている余分な脂肪の燃焼に不可欠だ。
 西村教授は「カルニチンは脂肪酸を細胞のミトコンドリア内へ運び、エネルギーに変える運び屋。カルニチンが少ないと、余分な脂肪酸は脂肪に戻ってしまう」と話す。
 ダイエットで脂肪を控えるために肉を避けたり、極端な食事制限をすると、かえって脂肪は減らないというわけだ。
 牛肉の赤身に多いヘム鉄は、腸管に吸収されやすい性質を持つ。ホウレンソウの鉄分に比べ、5倍吸収されやすい。日本食肉消費総合センターの古賀南加子調査研究部長は「女子学生の半分以上が鉄欠乏性貧血。不足した鉄分をサプリメントで補うより、牛肉のほうがよほど効率的」と言い切る。
 
 ■精神安定にも
 
 このほか、神経伝達物質セロトニンを増やすアミノ酸「トリプトファン」も豊富に含まれている。セロトニンが脳内で少なくなると、不安や不眠、衝動的行動などが起きやすい。トリプトファンは、体内で合成できないために栄養分として補う必要がある必須アミノ酸だ。
 成人男性は必須アミノ酸を得るため、1日約60グラムのたんぱく質の摂取が必要とされる。大豆、卵、牛乳と比べ、牛肉はたんぱく質の含有量が多い。
 また、牛肉に含まれるオレイン酸には、悪玉コレステロールを減らす役割もある。
 西村教授は「必要以上に食べれば、余った脂肪酸はまた脂肪に戻ってしまう。自分の消費エネルギーと摂取エネルギーを知ってほしい」と呼びかける。
 1日で2000キロカロリーを取る場合、野菜400グラムと、魚介類、肉類、魚類、豆類などのたんぱく源305グラムが目安という。【早川健人】

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2008/10/29 手が温かい人は心も温かい? m3.comより転載

手が温かい人は心も温かい?

 

提供:WebMD

温かいものを持つと大らかな気分になり人を好意的にみるようになる、と研究者ら
Caroline Wilbert
WebMD Medical News

【10月23日】

 多分、「手が冷たい人は心が温かい」という表現はご存じだろう。今や科学技術のおかげで、それが反対であることを証明できる。
 コロラド大学 (ボールダー) 准教授のLawrence Williams, PhDとエール大学心理学教授のJohn A. Bargh, PhDは、温度が感情に与える影響を評価するため、大学生で2つの研究を実施した。その結果、温かいものを持つと実際に他者を好意的に見るようになり、大らかな気分になるらしいことを発見した。
 1つ目の研究の対象者は平均18.5歳の大学生41人であった。試験官は、試験が行われる建物のロビーで各参加者に会った。試験官は、上りのエレベーター内でクリップボードに情報を書き込む間コーヒーカップを持っていてほしい、とさりげなく参加者に頼んだ。参加者はそのコーヒーが実験の一部だとは知らなかった。参加者の半数は温かいコーヒーカップを持たされ、半数はアイスコーヒーのカップを持たされた。
 試験室では、参加者の知らない人についてまとまった情報を言葉で(知的、手際が良い、まじめ、現実的、注意深いなど)聞かせた。次に、参加者はその人の性格を質問紙で評価した。温かいコーヒーを持った人は、アイスコーヒーを持った人より、その架空人物を温かい人だと評価する傾向にあった。
 「我々がある人が温かい人か冷たい人かを質問する場合、どちらにしてもその人の体温は37度である」と論文の共著者であるBargh氏はニュース発表で言う。「このような表現には、温かい、冷たいということが何を意味するのかについての原始的経験が暗に生かされている」。
 2つ目の実験では、参加者53人に温かいまたは冷たい治療用パッドを持たせた。参加者はこの製品を評価することが自分らの役目だと思っていた。「テスト」終了後、報酬を参加者自身がもらうか友人にあげるかを選ばせたところ、温かいパッドを持っていた人は友人に報酬をあげる方を選ぶ傾向にあった。
 「体温は我々が他者をどう見るかだけではなく、我々自身の行動にも影響を与えるようだ」とBargh博士は言う。「体が温かければ他人が温かく見えるだけでなく、自分も寛大で信頼できる温かい人になる」。
 研究の主著者であるWilliams博士は、ニュース発表で「例えば大きな会議で手を伸ばして他の人に触れたり、手をつないだりするといった経験が重要な影響を与える。しかし、我々はそれに気付いていない」と述べた。

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2008/10/28 天候は気分にどのように影響を及ぼすか m3.comより転載

天候は気分にどのように影響を及ぼすか

 

提供:WebMD

太陽、風、雨が感情を揺り動かすかどうかが研究で明らかに
Kelley Colihan
WebMD Medical News

【10月16日】

 雨の日はいつも気が滅入りますか?
 ドイツの研究者らは、毎日の天候が人間の気分に影響を及ぼすかどうかを解明することを試みた。
 研究者らは、単に晴れや曇りという範囲を超えて、気温、風、日光、雨雪、気圧、日照時間にまで注目した。
 本研究は、フンボルト大学(ベルリン)のJaap Denissenらによって実施された。
 研究は研究当時ドイツに居住していた1,233例を対象とした。被験者の大部分は女性であり、平均年齢は28歳、年齢範囲は13〜68歳であった。
 被験者はまず、外向性、神経症的傾向、経験への開放性、協調性、良識性を評価する性格検査を受けた。
 次に、被験者に対し、毎日オンライン上で日記をつけ、疲労およびポジティブ・ネガティブな気分を評価する質問に回答するよう求めた。ポジティブな気分の例としては、「活動的」、「機敏」、「注意深い」、「活気がある」といった感情があった。ネガティブな気分の例としては、「怒りっぽい」、「おびえた」、「いらいらする」、「後ろめたい」といった感情があった。疲労は「のろのろした」、「眠い」、「けだるい」等の語によって評価した。
 大部分の被験者は秋から研究に参加した。
 研究者らは、気分に影響を及ぼす可能性がある自分自身の状態に関してフィードバックを受けながら、どのくらいの被験者が社会に適応したり、睡眠したりするかに注目した。
 また、研究者らは毎日の天候データを収集し、被験者の郵便番号と対応させた。
 
天候と気分

 従来の知識に反して、研究者らは毎日の気温、風、日光、降水量、気圧、日照時間はポジティブな気分に有意な影響を及ぼさないことを見出した。
 気温、風、日光はネガティブな気分に影響を及ぼすことがわかった。日光は、疲労した人が疲労したことを口に出す仕組みに何らかの影響を及ぼすと思われた。

 風が気分に及ぼすネガティブな影響は、春・夏のほうが、秋・冬よりも大きかった。
 日光は、雨の日に人々が疲労について口に出すかどうかに対して緩和作用があった。
 人々が反応する方法には非常にばらつきがあったため、個人において気分と天候の関連が依然として存在する可能性はあると研究者らは記述した。
 日が短くなると、このことが気分に反映される人もいれば、実際にはより肯定的な感情を感じる人もいた。
 日が短くなるにつれて気分が暗くなる人は、季節性情動障害(SAD)のリスクが高い可能性があると著者らは推定した。
 著者らはいくつかの制限を明らかにしている。被験者が屋外で過ごす時間についての質問は行われなかった。しかし、結果は「さらなる研究のスタート点として用いることができる」と著者らは付言している。
 本研究は、雑誌『Emotion』10月号に掲載されている。

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2008/10/22 ウェブサーフィンは高齢者の脳に刺激を与える m3.comより転載

ウェブサーフィンは高齢者の脳に刺激を与える

 

提供:WebMD

ウェブに通じたベビーブーマー世代や高齢者は、インターネット検索中に、より多くの脳領域を働かせている
Julie Edgar
WebMD Medical News

【10月14日】

 グーグル検索をすることは祖父母世代に良い影響を及ぼすことが、UCLAの研究者による新規研究によって明らかになった。
 ウェブ検索中の脳の活動を調べた研究から、興味をそそる知見が得られた:すなわち、インターネットに詳しい中高年者は、初めてウェブサーフィンをした同年代の人々よりも、意思決定および複雑な推論を行う脳領域がより刺激されたというのである。
 さらに、読書ではインターネット検索と同じ数の脳領域は刺激されなかった。
 Parvin Foundationが資金を提供したUCLAの研究には55 - 78歳の成人24例が参加し、その半数は1日1回から1日に何回もウェブ検索をした経験があった。残りの半数はインターネットを全く使用したことがないか、使用するのは1カ月に1回までだと報告した。被験者には認知症のような神経学的疾患はなく、年齢および教育レベルは同様であった。
 読書およびウェブ検索中の脳の活動を測定するため、24例の成人が新規のインターネット検索をするか、または本のような形式で表示したコンピュータ画面上のテキストを読むという、両方の活動を別個に行い、それらの活動中に機能的磁気共鳴画像(functional MRI)スキャンを受けた。
 読書が両群において同じ脳領域を刺激したのに対して、日頃からインターネット検索をしていた被験者は、新規のインターネット検索中に、特に意思決定および複雑な推論をコントロールする脳領域において、対応する被験者の2倍も大きな脳活動の増大を示した。
 「研究結果は、コンピュータ化された新たな技術が生理的影響を及ぼす可能性があり、中高年の成人にとって潜在的な利点を有する可能性があるという希望を与える」と、UCLAのSemel神経科学・ヒト行動研究所の教授であり、同校の記憶・加齢研究所の部長でもある首席治験責任医師のGary Small博士は述べている。
 「我々が得た最も目覚ましい知見は、インターネット検索は、読書中には活性化されない、より多くの範囲の神経回路を働かせるように思われるが、しかしそれは以前にインターネットの経験がある被験者に限られていたということであった」。
 Small博士は、被験者が検索の経験が豊富であったほど、より多く脳が働かされたと結論づけている。
 Pew Internet & American Life Projectの調査によると、インターネットの使用は米国のすべての年齢群において増加しているが、毎日Web検索をするベビーブーマー世代および高齢者ははるかに少ない。8月に発表された報告書によると、50 - 64歳の成人の40%および65歳以上の成人の27%が毎日オンラインで情報を得ているのに対して、18 - 49歳の成人ではその割合は約55%である。研究では、18歳以上の成人2,251例を今年の4月8日から5月11日まで調査した。
 Small博士は、ウェブの経験がより少ない人々はオンラインで情報にアクセスする手段を理解していなかった可能性があったが、もっと時間をかければ「より経験が豊富な群と同じ脳の活性化パターンを示すかもしれない」ことを認めている。
 本研究は、次号の『American Journal of Geriatric Psychiatry』で発表される予定である。

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2008/10/7 化粧品は10代の人々にとって危険か m3.comより転載

化粧品は10代の人々にとって危険か

 

提供:WebMD

非営利団体が新たな調査でその主張を実証:化粧品業界は調査に不備があるとコメント
Miranda Hitti
WebMD Medical News


【10月2日】

 化粧品およびボディケア製品に含まれるある種の化学物質に関する報告書がある非営利団体から発表され、人々を驚かせている。この非営利団体は警鐘を鳴らす一方、化粧品業界は化粧品の安全性を支持している。
 問題の報告書は、「幅広い毒性混入物質」に起因する健康問題に重点的に取り組んでいる非営利団体Environmental Working Group(EWG)が発表したものである。
 この新たな報告書では、米国の18都市に住む10代の少女20名が、尿検体、血液検体と、使用している化粧品およびボディケア製品のリストを提供した。これらの検体を用いて、多くの化粧品およびボディケア製品に使用されている25種類の化学物質に関するスクリーニングが行われた。
 少女らの血液および尿検体からは、16種類の化学物質(フタル酸類、トリクロサン、パラベン類、合成ジャコウ化合物類など)が検出された。「いずれの少女の体内からも10潤オ15種類の化学物質が検出された。うち9種類は全少女の体内から検出された」と報告書には記載されている。
 この調査は少女の健康をテーマにしたものではなく、これらの化合物が少女らに及ぼした可能性のある影響に関しては検討されていない。
 しかし、10代の身体は未だ成長段階にあるため、「10代の人々は、本調査の対象とした化学物質のような環境ホルモンに曝露されると、それが微量であっても、特に影響を受けやすいと考えられる」と報告書には記載されている。
 「環境ホルモンは化粧品、特に何百万人もの10代少女が使用している製品には使用すべきでない」とEWGの科学者であるRebecca Sutton博士はプレスリリースの中で述べている。同博士は、EWGのウェブサイトに発表された上記報告書の執筆者である。
 
化粧品業界の反応

 化粧品およびパーソナルケア製品業界の業界団体であるPersonal Care Products Council(訳者注:CTFAが改名してこの名称になったようですが、現在のこの名称に関しては定訳が未だないようなので、英語表記のままとさせていただきます)は、この調査には不備があるとコメントしている。
 「EWGは、これらの問題に関する科学的調査の全体像を提示することより、自らの意図に沿うデータを発表することを選択した。これらの含有成分の健康への影響は、これまでに何百件もの科学的研究により評価されている」とPersonal Care Products Councilの広報担当者Kathleen Dezioは同団体のウェブサイトで述べている。
 「我々は我々の製品の安全性を支持する立場である。また、科学界の総意も、我々の製品が安全であるという結論を支持することにあると考えている」と同氏は述べている。

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2008/10/4 楽しむナビ:眠りやすく枕を改造したい。 毎日jpより転載

楽しむナビ:眠りやすく枕を改造したい。
 
 
 
毎日新聞 2008年10月4日 東京朝刊
 
 ◆眠りやすく枕を改造したい。
 
 ◇頭と首に合わせ、ふくらみ五つに−−タオル使い、最適な厚みに
 
 夜中に目覚めること度々。枕が合わず、買い替えて3回目だ。いっそ自分で枕を改造できたら気持ちよく楽しく眠れるはず、と専門店に聞いてみた。
 眠りに関する相談に応じるロフテー(東京都中央区日本橋)の睡眠改善インストラクター、山尾碧(みどり)さんは「枕の心地よさは頭の形や首の骨が描くカーブの大きさでも異なり、人それぞれです」と話す。そば殻やパイプなど粒状の詰め物は通気性に優れるが、一方向に片寄って、頭が安定しにくい面があるという。
 お勧めは、五つのふくらみに分かれるタイプ。中央のくぼみで頭が安定する。手前部分の高さ(厚み)は、首をしっかり受け止め、背骨に負担をかけないように、自分に合った高さを知っておきたい。左右のふくらみは、横向きに寝るときのため。体の下側に来た肩幅の分だけ首が浮くので、高さが必要だ。
 記者の枕も、このタイプ。高い枕が苦手で子ども用を選んだが、横向きになったとき、違和感があった。
 山尾さんは「(左右のふくらみの)幅が少し狭いのでは? また、寝返りを打つ体の回転幅とも合わないのかもしれません」。五つのふくらみの高さや幅のバランスも個人差があるというわけだ。
 五つに分かれていない枕でも改造できる方法を教わった=別項。
 まず、自分に合う枕の高さを知る。あおむけ寝では測りにくいので立ったまま測ってもらう。直立し、3〜4メートル先を見るつもりであごを少し引く。測る人は人さし指と中指の間に定規をはさみ、本人の首の付け根のやや出っ張った部分(第7頸椎(けいつい))に手のひらの付け根部分をあて、首の湾曲の深い部分と手のひらの間のすき間を測る=イラスト参照。この間隔が、枕の手前部分に首がのったときの最適な厚みの目安という。
 自分の寸法を測ると3センチだが、手持ちの枕は1・5センチ。低すぎたのだ。そこで、首の後ろ部分に、折りたたんだハンドタオルをあてて高さ(厚み)を出し、左右のふくらみは、中から少しスポンジを取り出した。
 五つのふくらみは、自分で袋を五つ縫ってもOK。中に詰める綿やパイプは、手芸店などでクッション用に売られており、出し入れ部分はファスナーをつける。自分で適量の詰め物を五つの袋に入れ、さらに上からカバーをかける。
 
    *
 
 改造した枕に寝ると、首から背骨の負担が軽く、横向きでも安定感がある。何より「合わなければ、また自分で調整しよう」と思うことで眠るのが楽しみになった。【大和田香織】
 
==============
 
 ■通常の枕を改造する方法
 
 《用意するもの》ハンドタオル2枚、フェースタオル1枚
 
 《手順》
 
<1>枕の中の詰め物を取り出す(羽毛などは飛び散って吸い込む可能性もあるので避ける)。
<2>中身を平らにならす。
<3>ハンドタオルを左右に、フェースタオルを手前部分に、適宜大きさを合わせて写真<下>のようにのせる。
<4>タオルの位置がずれないようにカバーをかけ、裏返す。
<5>枕に頭をのせてみて、首の後ろや左右の高さを確かめ、高すぎたり低すぎるようなら詰め物の量で調整する。低すぎるときはタオルを1枚余分に重ねてもよい。もう一度頭をのせ、適度なボリュームに感じられたら詰め物が出ないように中をとじ、カバーをかける。
 
 ※最後にタオル同士の四隅を縫い付けるとずれにくい。

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2008/9/30 オークションが良識を失わせることがある m3.comより転載

オークションが良識を失わせることがある

 

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オークションで高値を付ける人々は、負けることへの恐怖に動かされている可能性があることを、研究は示す
Caroline Wilbert
WebMD Medical News

【9月25日】

 eBayのオークションに出されているランプの値がいくらつり上がっても、あなたが値を付けるのを止められないのはなぜだろうか?
 新規研究によると、あなたやオークションで高値を付ける他のすべての人々は、負けることを恐れているのかもしれない。神経科学者と経済学者のチームが、試験の被験者がオークションで値を付ける際の脳活動を調べた。報告は『Science』に発表された。
 研究の第1ラウンドでは、17名の人々が、くじまたは1人を相手としたオークションに参加した。どちらの場合も被験者は金を儲けることができた。オークションゲームで勝つには、被験者は相手よりも高値を付ける必要があった。研究者らはfMRIs(機能的磁気共鳴画像)を用いて、脳の報酬回路の一部である線条の活性化を監視した。2種類のゲームをしている時の脳活動の主要な差は、オークションゲームで負けることに対して、より顕著に低下したblood oxygen level-dependent(BOLD)反応がみられたことであった。この反応がより顕著であるほど、より高値を付けた。このことは、人々が負けることを恐れてオークションで高値をつけている可能性があることを示唆した。
 ゲームの第2ラウンドでは、この仮説を検証することを目的とした。被験者を3群に分け、それぞれ1人を相手としたオークションに参加させた。対照群の被験者には単純に値段を教え、値を付けるように指示した。第2群の被験者には、もし競りに勝てば、実験参加費を15ドル割増で受け取れると説明した。第3群の被験者には実験参加費を15ドル渡し、もし競りで負ければその金を失うだろうと説明した。
 第3群が最も高値を付ける傾向がみられたことから、負けることを恐れて高値を付けている可能性があることが示唆された。
 「これらの結果は、オークションで[高すぎる]値を付ける傾向を理解する上での社会的敗北の予想の役割を際立たせ、経済的意思決定における社会的要因を考察することの重要性を強調する」と、研究著者の一人であるニューヨーク大学神経科学のElizabeth Phelps教授は文書で述べている。

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2008/9/29 栄養ドリンク:健康に有害か? m3.comより転載

栄養ドリンク:健康に有害か?



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製品には警告ラベルが必要と科学者は述べる:業界は安全な飲料であると主張
Kathleen Doheny
WebMD Medical News

【9月24日】

 強い覚醒が期待でき、スポーツのパフォーマンス向上を暗示されていることもあるカフェイン入りの栄養ドリンクには、カフェイン量を明記したラベルを貼付すべきであるとジョンズホプキンス大学の科学者は述べる。
 最高量のカフェインを含有する飲料では、健康に対する危険性についても警告すべきであるとジョンズホプキンス大医学部(ボルチモア)精神医学・神経科学教授であり、これらの飲料に関する最新の報告の上級著者であるRoland Griffiths, PhDは述べる。
「これらの飲料の多くにはカフェイン含量が表示されていない」とGriffiths博士は述べる。栄養ドリンクの中にはソーダ14缶分に相当するカフェインを含むものもある。
 業界は、広報担当者は大部分の「主流」の栄養ドリンクに含まれるカフェインは、カップ1杯の浸出コーヒーと同量か、もしくはそれよりもはるかに少ないとして反論している。栄養ドリンクにカフェイン含量を記載したラベルが必要であるなら、コーヒー店のコーヒーにもラベルが必要だとAmerican Beverage Associationの広報担当者であるMaureen Storey, PhDは述べる。

栄養ドリンク:その経緯

 米国市場に最初に登場した栄養ドリンクであるRed Bullが1997年に販売された後、この市場が急成長し、現在、米国では年間に54億ドル以上を売り上げているとGriffiths博士は述べる。数百種類の商品が存在する。
 FDAはコーラタイプのソフトドリンクのカフェイン含量を12液量オンス(約355ml)あたり71mgに制限しているが、栄養ドリンクにこのような制限はないとGriffiths博士はWebMDに語る。
 「いわゆる『栄養』ドリンクのメーカーは、一般的に栄養補助食品としてこれらを販売している」とFDAの広報担当者であるSiobhan DeLanceyは述べる。栄養補助食品は食品とは異なる規制がなされている。FDAは市販前にこれらの製品の承認や審査を行っていない。

栄養ドリンク:カフェイン含量

 Griffiths博士らは、24社以上の栄養ドリンクメーカーに連絡をとり、カフェイン含量を尋ねた。以下はその結果の一部である:
(カフェイン含量の単位は1回分あたりのmg。1回量は異なるが、ほとんどの人は液量に関係なく、1缶を飲みきるとGriffith博士は主張している)
  • Red Bull:1回量8.3オンス(約245ml)あたり80mg
  • Tab Energy:1回量10.5オンス(約311ml)あたり95 mg
  • Monster and Rockstar:1回量16オンス(約473ml)あたり160 mg
  • No Fear:1回量16オンス(約473ml)あたり174 mg
  • Fixx:1回量20オンス(約591ml)あたり500 mg
  • Wired X505:1回量24オンス(約710ml)あたり505 mg
Griffithsが参考にした値:
  • 浸出したコーヒー:1回量12オンス(約355ml)あたり200 mg
  • インスタントコーヒー:1回量12オンス(約355ml)あたり140 mg
  • 浸出した紅茶:1回量12オンス(約355ml)あたり80 mg
  • Mountain Dew:1回量12オンス(約355ml)あたり54 mg
  • Dr. Pepper:1回量12オンス(約355ml)あたり41 mg
  • Pepsi Cola:1回量12オンス(約355ml)あたり38 mg
  • Coca-Cola Classic:1回量12オンス(約355ml)あたり34.5 mg
  • 缶または瓶入りの紅茶:1回量12オンス(約355ml)あたり20 mg
 一部の栄養ドリンクはカフェイン含量が少ないとGriffith博士は述べる。低カフェイン含量のものは以下の通り:
  • Bomba Energy:1回量8.4オンス(約248ml)あたり 75 mg
  • Whoop Ass:1回量8.5オンス(約251ml)あたり50 mg
栄養ドリンク:報告

 Griffiths博士の研究から、栄養ドリンクはティーンおよび若者に人気があることが明らかになった。2007年の大学生496名を対象とした調査では、51%が過去1ヵ月間に1回以上栄養ドリンクを飲んだと答えた。
 栄養ドリンクに対する有害反応が米国中毒事故管理センターに報告されているとGriffiths博士は報告に記述している。この報告は雑誌『Drug and Alcohol Dependence』に公表された。Griffiths博士によれば、2002年潤オ2004年の間に、高カフェイン飲料によるカフェイン乱用症例41例が報告されたという。
 栄養ドリンクRedlineに対する有害反応に関する9例の報告では、患者が悪心・嘔吐、高血圧、振戦、めまい、しびれを訴えた。
 また、栄養ドリンクを飲む人は同時にアルコールも飲む可能性があることがデータから示唆されるとGriffiths博士はWebMDに語る。大学生の調査では、27%が過去1ヵ月に1回以上アルコールと栄養ドリンクのカクテルを飲んだと答えた。このことには「たとえ酒に酔った状態であっても、飲用者は運転可能なほどの覚醒を感じる可能性がある」という危険性がある。
 Griffiths博士は、栄養ドリンクが他の物質乱用の「入り口」になることがあることを懸念している。ある調査では、栄養ドリンクを飲用した大学生では、後に遊びで興奮剤を使用する割合が高かったとGriffiths博士は述べる。

栄養ドリンク:業界の見解

 American Beverage AssociationのStorey博士は、Griffiths博士の意見に異議を唱えた。Griffiths博士の報告は「調査であって、試験ではない」とStorey博士は述べる。「1つの調査からあまりに多くのことを引き出すことについて慎重になる必要がある。Griffiths博士は一部の試験にのみ注目した」
 American Beverage Associationが公表した声明では、通常、大部分の「主流」の栄養ドリンクのカフェイン含量は、一般のコーヒー店のコーヒーのカフェイン含量の半分であると指摘されている。この声明によれば、16オンス(約473ml)のコーヒー店のコーヒーには約320 mgのカフェインが含まれるのに対し、典型的な16オンス(約473ml)の主流の栄養ドリンクのカフェイン含量は160 mgであるという。
 栄養ドリンクに表示が必要であるなら、コーヒー店のコーヒーにもカフェイン含量の表示が必要であるとStorey博士は述べる。
 ほとんどの企業は責任をもって栄養ドリンクを販売しているとAmerican Beverage Associationは主張する。製品に違法または挑発的な名称(例、物議を醸している栄養ドリンクCocaine)をつけているのは数社にすぎない。
 声明によれば「栄養ドリンクは上手に摂れば、バランスの取れたライフスタイルの一部になりうる」という。

栄養ドリンク:Griffiths博士の反応

 Griffiths博士は、最高カフェイン含量の栄養ドリンクに警告を表示すること要求する提案を準備しているが、その閾値がどれくらいであるかは特定していない。
 栄養ドリンクの販売と従来のカフェイン飲料の販売には違いがあるとGriffiths博士は述べる。栄養ドリンクのメーカーは「影響を受けやすい集団を対象として販売している」とGriffiths博士は述べる。

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2008/9/25 寂しい人は寒さを感じやすい? m3.comより転載

寂しい人は寒さを感じやすい?



提供:WebMD

社会的隔離は人に寒気を感じさせ、温もりを求めさせる
Daniel J. DeNoon
WebMD Medical News

【9月16日】

 寒気がする?もしかしたらあなたは寂しいのかもしれない。
 社会的隔離は人に寒気を感じさせることをトロント大学の心理学者Chen-Bo Zhong, PhDとGeoffrey J. Leonardelli, PhDが発見した。
 また、人に疎外感を感じさせると、室温程度のぬるい飲食物より、熱いスープやコーヒーを選ぶことも発見した。
 「社会的に排除されたとき人が熱いコーヒーやスープを好むということは特筆すべき」とLeonardelli博士はニュース発表で言う。「温かいチキンスープが文字どおり社会的隔離の対処メカニズムである可能性を我々の研究は示唆している」。
 Zhong博士とLeonardelli博士は大学生に2つの実験を実施した。
まず、学生65名を2つのグループに分けた。1番目のグループには、仲間外れにされたときのことを思い出させた。2番目のグループには、仲間に加わっているときのことを思い出させた。その途中で、わざとメンテナンスの担当者に室温が何度くらいか質問させた。
 室温は常に同じであった。しかし、学生の推測は11.6℃から40℃まで幅があった。また、寂しい感情を思い出した人は、社会的に支えられている感覚を思いだした人より、推測した室温が低かった。
2つ目の実験では、52名の学生にコンピュータのボール投げゲームをさせた。学生は他の人とオンラインでプレイしているものと思っていたが、ゲームには仕掛けがあった。
 半分の学生には、数回ボールが回るようにした。次に、他の人には30回以上ボールが回っていると思わせながら、学生を仲間外れの状態にした。もう半分の学生には、その他の「プレーヤー」と同じくらいの回数でボールが来た。
 その後、学生たちの気をそらすため意味のないマーケティング調査を行い、ホットコーヒー、ホットスープ、りんご、クラッカー、よく冷えたコーラがどのくらい欲しいか質問した。
もうおわかりだろう。ゲームで疎外された学生は仲間とプレイした学生より、スープやコーヒーを欲した。
 Zhong博士とLeonardelli博士は、私たちが心で感じること、体で感じること、頭で考えることがすべてつながっているということがポイントである、と述べる。つまり、寒いという感覚は人の社会的排除の経験の一部と考えられる。
 社会的排除は寒気や不快感を起こさせるだけではない。寂しさは不安やうつを誘発すると知られ、身体的疼痛経験に関係する脳領域を活性化させる。
 隠喩(メタファー)とは「成功は孤独と非情である」というように話法の一形態で、文字の上では違っていても一方でもう一方のことを述べることである。「隠喩は単なるコミュニケーションのための言葉ではない」とZhong博士とLeonardelli博士は示唆する。「隠喩は、人々が周囲の世界を理解し、経験するために欠かせない入れ物である」。
 書籍『Chicken Soup for the Soul』シリーズを挙げ、博士らは「温かいスープを食べることは、文字どおり社会的排除に対する対処メカニズムなのではないか」と示唆する。

 Zhong/Leonardelli博士らの研究は、『Psychological Science』9月号に発表される。

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2008/9/19 ビタミンB12は脳にとって有益である m3.comより転載

ビタミンB12は脳にとって有益である

 

提供:WebMD

食事内容の簡単な工夫が、高齢者における脳体積縮小の防止に役立つ可能性がある
Robynne Boyd
WebMD Medical News

【9月8日】

 ビタミンB12が高齢者における脳体積の縮小を防ぐのに役立つ可能性がある。
 オクスフォード大学(英国)の研究者らはそう述べている。
 科学者らは、記憶または思考の障害がない61 - 87歳の被験者107例を対象に研究を行った。被験者の平均年齢は73歳であり、54%が女性であった。
 研究者らは、肉、魚、および牛乳に含まれる栄養素であるビタミンB12のレベルを調べるために血液検体を採取した。被験者らは年1回、磁気共鳴画像法(MRI)による脳スキャン、記憶力の検査、および理学的検査を受けた。
 研究に参加した人々にビタミンB12欠乏症は認められなかった。
 結果を比較したとき、研究者らは、血液中のビタミンB12レベルが高かった人々は、ビタミンB12レベルが低かった人々と比較して、脳が縮小する可能性が6分の1であったことを見出した。
 研究者らは、ビタミンB12レベルが低いことが、脳の大きさに対する作用を介して認知障害の原因になったかどうかを検討することはできなかったと述べている。
 「脳の健康に影響する多くの因子はコントロール不能だと考えられているが、この研究は、肉、魚、栄養強化シリアル、または牛乳を摂取することを通じてビタミンB12の摂取量を増やすよう食事内容を簡単に調整することが、脳の縮小を予防し、それによっておそらく記憶力を保つための簡単に調整できる方法である可能性を示唆する」と、研究著者であるオクスフォード大学のAnna Vogiatzoglou, MScは述べている。
 研究者らは、ビタミンB12サプリメントの摂取に効果があるどうかは検討していないため、脳の縮小のリスクのある高齢者において違いをもたらすことができたかどうかは依然として不明である。
 「臨床試験を実施しなければ、脳の縮小のリスクのある高齢者においてB12の補充が実際に効果をもたらすかどうかは依然として不明であるということは我々は認識している」と、Vogiatzoglou博士は述べている。

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