MMRワクチン:「自閉症」との関連、誤り 英医学誌、12年前の論文撤回
英医学誌ランセットは2日、はしかなどを予防する「MMRワクチン」と自閉症との関連を示唆した98年掲載の論文について「誤りだった」として取り下げた。
論文は98年2月28日発行の同誌に掲載された。英国人医師、ウェイクフィールド博士らが、腸炎を発症している自閉症児ら12人の組織を調べ、自閉症の症状が出る直前に受けたMMRワクチンとの関連を指摘。自閉症がMMRワクチンの副作用との不安が広がり、予防接種を控える親が急増し、はしかなどがたびたび流行した。
論文の真偽をめぐって10年以上議論されたが、英政府の諮問委員会は1月下旬、「研究は無責任な方法で進められた」との判断を示した。これを受け同誌が論文を取り下げた。
MMRワクチンは、はしか、おたふく風邪、風疹(ふうしん)を一度に予防する混合ワクチン。日本でも一時接種されていたが、死亡や重度障害を伴う副作用が相次ぎ、93年4月に中止された。【元村有希子】
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2010/2/5 眠れない時代に:第1部・快適な朝を求めて/5止 サプリで睡眠改善 毎日jpより転載
眠れない時代に:第1部・快適な朝を求めて/5止 サプリで睡眠改善
2010年2月5日 毎日新聞 東京朝刊
◇効果、軽い症状まで 論文での実証例わずか
神奈川県の50代主婦は、夜なかなか眠れないのが悩みだった。でも睡眠薬は使いたくない。睡眠クリニックで診察を受け、勧められたアミノ酸のグリシンを夕食後に飲み始めると、1週間程度で寝付きが改善し、深く眠れるようになった。睡眠が専門の遠藤拓郎・スリープクリニック銀座院長は「グリシンは軽い不眠症に有効だ。深い睡眠を増やし、睡眠の質を改善するのに役立つ。不眠症の予防効果もある」と指摘する。
グリシンは、睡眠改善効果に注目が集まるサプリメント(栄養補助食品)の一つだ。人間は体温が下がると眠りのスイッチが入り、体温差が大きいほど眠くなる。味の素(東京都中央区)などの研究で、グリシンを寝付く前のマウスや人に飲ませると、就寝中に体温を通常より下げることが判明。深い眠りが早く出現し、途中で起きにくくなることが分かった。睡眠に問題があると感じる成人男女が対象の大阪府内科医会の調査でも、摂取後1日目から睡眠の深さや中途覚せい後の眠りなどに有意な改善がみられた。因果関係が否定できない有害報告はどれも軽い症状で、安全性に大きな問題がなかった。
遠藤院長は「グリシンは、最後にはコラーゲンになるため、心配するほどの大きな副作用はないと考えられる。寝付きの悪い人は試してみてはどうか」と話す。
◇ ◇
イライラや不安などを鎮め、チョコレートに用いられているアミノ酸のギャバや、ハーブなど、快眠をうたうサプリメントは少なくない。また、ドラッグストアや通信販売などで手軽に入手することができる。一方で、国内では睡眠改善効果を論文レベルで証明されたサプリメントはそれほど多くない。
睡眠の専門家によれば、日本では薬学部や栄養学部などで睡眠についての科学教育がほとんど行われていない。このため、サプリメントの開発研究者や、薬・特定保健用食品(トクホ)の担当者の多くは、睡眠についての知識や視点が欠けているという。科学的根拠を国に提出して表示の許可を得た睡眠分野のトクホはないのが実情だ。
◇ ◇
学術論文が多数あるサプリメントには、グリシン以外にも緑茶に含まれるアミノ酸のテアニンがある。リラックスすると脳にアルファ波が出て、スムーズに入眠できる。太陽化学(三重県四日市市)などが、18〜22歳の女性にテアニン入りの水を飲ませて脳波を測定すると、水だけの時と比べて摂取後40〜60分の間にアルファ波が多く出現。不安傾向の強い人ほど多くのアルファ波が出ていた。国立精神・神経センターなどの研究でも、テアニンを就寝前に与えた会社員や大学生では、偽薬を施された場合に比べて起床時の疲労回復や睡眠時間の延長感が改善。眠りの途中で覚せいする時間が減少し、就床時間に対する睡眠時間の割合も増えた。
沖縄のクワンソウという伝統野菜のエキスもその一つ。ベンチャー企業「ソムノクエスト」(那覇市)が、クワンソウを交ぜたエサをマウスに与えて鎮静効果を確認。エキスを人に取らせると、手の血流が増えて、手表面の体温が上がった。末端の手足が温まると、熱が逃げて体温を下げる効果があり、グリシンと似た効果がみられる。睡眠障害の軽い症状の人に飲ませると、6割で睡眠時間が改善した。
5人に1人が睡眠障害を持つとされる日本。国立精神・神経センターの白川修一郎・客員研究員(睡眠学)は「日本睡眠学会など専門性の高い学会で繰り返し発表されているサプリメントなら、一定の信頼がある。ただし、睡眠改善のサプリメントが有効なのは軽い睡眠不全までで、重症の場合は医師の診察を受けた方がいい。サプリメントを正しく用いるためにも、睡眠専門の医師や専門家に相談することも必要ではないか」と話している。=おわり(この企画は石塚孝志、河内敏康が担当しました)
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◇睡眠不足などの経済損失
不眠症や睡眠不足による経済損失はどのくらいあるのか。内山真・日本大教授(精神医学)が06年に公表した試算によれば、不眠症など睡眠に問題を抱えている人は成人の約3割という調査結果などに基づくと、作業効率の低下による損失は約3兆600億円。欠勤や遅刻・早退による損失は約1600億円、交通事故による損失は約2400億円にも上った。
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2010/2/5 塩分:やっぱり、日本人3大死因の引き金−−厚労省、8万人調査 毎日jpより転載
塩分:やっぱり、日本人3大死因の引き金−−厚労省、8万人調査
2010年2月4日 毎日新聞 東京夕刊
塩漬け食品の取りすぎや、食事全体で塩分の多い生活習慣を続けると、各種のがんや循環器疾患(心筋梗塞(こうそく)、脳卒中など)を発症しやすいことが4日、厚生労働省研究班の大規模調査で分かった。がんと循環器疾患は国民の死因の1〜3位、全体の6割近くを占める。胃がんなど一部の疾患では知られていたが、塩分の取りすぎが多くの生活習慣病に影響するとのデータが示されたのは初めて。【永山悦子】
調査は、8県に住む45〜74歳の男女約8万人を対象に実施。対象者を、食事全体の塩分(ナトリウム)摂取量、塩辛や漬物、イクラなど塩漬け食品の摂取量によって5グループに分け、6〜9年間の調査期間中のがん、循環器疾患の発症状況を調べた。
塩分全体の摂取量が多い群(1日当たり平均17・8グラム)は、少ない群(同7・5グラム)に比べて循環器疾患の危険性が約2割高かった。塩漬け食品の摂取量が多い群は、何らかのがんを発症する危険性が11〜15%高かった。塩漬け食品の摂取量が多い群の循環器疾患の危険性は高くはなかったが、魚や野菜に循環器疾患を予防する栄養素が含まれるためとみられる。
研究班の津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長は「調味料の塩分を減らし、塩漬け食品を食べる回数を減らすことで、多くの生活習慣病を予防できるだろう」と話す。
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2010/2/5 内科医に救急医療講習 YOMIURI ONLINEより転載
内科医に救急医療講習
(2010年2月4日 読売新聞)
開業医などにも救急医療の一端を担ってもらおうと、日本内科学会は、全国10万人の内科医を対象に、救急の基本知識を身につけてもらう本格的な講習会を開くことを決めた。
救急医療に従事する勤務医の負担を軽減するためで、同学会は、日本救急医学会と連携して、講習会のインストラクターの養成に乗り出した。
厚生労働省によると、救急医は2008年末現在で1945人。人口が2倍の米国の約3万人と比べると少なさが際立つ。一方で、救急車で病院に運ばれた患者数は468万人(08年)と10年前と比べ100万人以上増えた。勤務医は過重な負担に悲鳴を上げ、病院たらいまわしなどの問題も起きた。こうした現状に、日本内科学会は救急医療に対応できる内科医を育てることを決めた。
講習会は1回計8時間の内容。同学会の認定内科医の受験資格となっていた心肺蘇生や電気ショックのやり方のほか、救急車で搬送されることの多い脳卒中や気管支ぜんそくなどの内科分野での対処法なども盛り込んだ。
同学会救急委員会委員長の代田浩之・順天堂大教授は「内科医は自らの専門分野に診療を特化する傾向にあるが、講習会で救急の基本的な幅広い知識と技術を身に着けてもらいたい」と話している。
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2010/2/5 重粒子線治療に補助…群馬 県が利子補給制度創設へ YOMIURI ONLINEより転載
重粒子線治療に補助…群馬
県が利子補給制度創設へ
県は3日、群馬大学付属病院で3月から始まる重粒子線治療の患者を支援するため、治療費支払いに際しての「利子補給制度」を創設する方針を明らかにした。
対象は県民で、県は新年度予算案に90万円を計上する方向で調整している。
重粒子線治療は、がん治療の先端技術として注目される一方、健康保険の適用外で、現状は300万円程度の治療費が全額自己負担になる。一括で支払うことが困難な患者もいるとみられ、金融機関などから有利子で借り受けて費用に回すケースが想定される。
このため、県は補給対象を7人とした上で、市中金利を参考に想定した6%を上限に、返済時の利子分の補助を検討。非課税世帯には利子全額、課税世帯に対しては半額を支援する方針だ。群馬大病院の重粒子線治療施設は、全国3例目。
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2010/2/4 差額ベッド代:よく知って 4人部屋まで対象/平均で1日5740円 毎日jpより転載
差額ベッド代:よく知って 4人部屋まで対象/平均で1日5740円
2010年2月4日 毎日新聞 東京朝刊
病院に入院するとよく耳にする「差額ベッド代」。公的医療保険がきかず全額自己負担となるため、手術代など医療費より高額になる場合もある。「個室でなければ請求されない」と思ったら大間違い。入院の際に注意しなければならないことをまとめた。【有田浩子】
◇「治療上必要」なら適用外 「同意書」署名前に確認を
町工場がひしめく東京都大田区大森にある医療法人財団城南福祉医療協会「大田病院」。現在改築中のため109床で運営しているがほぼ満床だ。1〜8人部屋と1病室のベッド数はさまざまだが、差額ベッド代をとらない病院として知られる。
個室に入るかどうかは、医師が症状に応じて判断する。「お金を出せる人と出せない人で、医療に差があってはならない」と井口文子事務長。改築後は189床となるが、引き続き差額ベッド代はとらない。大田病院など全日本民主医療機関連合会に加盟する全国154病院も同様だ。
◇ ◇
差額ベッド代は、医療保険に含まれる入院基本料を超えて特別な療養環境を提供した場合に患者に請求できる。厚生労働省が定める基準は(1)1室の病床数は4床以下(2)病室の面積は1人当たり6・4平方メートル以上(3)プライバシーが確保できる設備(カーテンなど)(4)個人用の収納設備・照明・小机など。基準が作られた74年は1室のベッド数は2床までだったが、いまは4人部屋もOKだ。
東京医科歯科大大学院の川渕孝一教授は「かつては、なかなか入院できなかったため、差額ベッド代は入院する権利のようにみられてきたが、最近は介護施設でも居住費(ホテルコスト)をとるようになっており、そうした意味合いが強くなっているのではないか」と話す。
1日あたりの差額ベッド代は50〜21万円で平均は5740円(08年7月)。国立病院は全病床の2割以下、公立病院は3割以下、それ以外は5割以下と定められている。関西より、東京、神奈川など首都圏のほうが高い傾向にある。
◇ ◇
差額ベッド代は原則「個室に入りたい」と患者が希望した場合に払うものだ。ただし希望してもとられないことがある半面、希望しなくてもとられる可能性があるから注意が必要だ。
「同意書がない場合は本人が希望しても請求されることはありません。また『治療上の必要』があると認められる場合は請求されません」。患者の主体的な医療参加を目指すNPO法人ささえあい医療人権センター・コムル(COML、大阪市、電話06・6314・1652)の山口育子事務局長はそう話す。コムルには「差額ベッド代を請求されたが妥当なのか」などグレーゾーンについての相談も少なくない。差額ベッドの電話相談だけで、年150〜200件寄せられるという。
「治療上の必要」があるため、差額ベッド代を請求できないのは(1)手術後(2)救急(3)抗がん剤などを使用して免疫力が低下し、感染症を引き起こす可能性がある(4)終末期で著しい身体および精神的苦痛がある−−などの場合とされる。ただし手術後や救急で入院した場合でも全員が「治療上の必要」に当たるわけではない。「個室に入ってもらう必要がある」と病院側から言われた場合は、理由を尋ね治療上の必要かどうか確認したほうがいい。
差額ベッド代をとる病院は、同意書にサインをもらう前、患者に料金の説明をきちんとしなければならないことになっている。とはいえ、患者や家族にしてみれば、入院前はせわしなく、聞き漏らしたり、書類に十分目を通せないこともある。「空きベッドがない」と病院から言われ、夜間などに急な決断を迫られた場合は「私の一存では決められない」と告げ、答えを保留することも大切だ。
山口事務局長は「認知症や歯ぎしり、いびきなど病院側の都合で患者に差額ベッドに移ることを求めた場合でも、同意書があれば請求できる。患者の選択によるかどうかは、同意書があるかどうか。同意の中身を確認し納得するまで説明を求めたほうがいい」とアドバイスする。
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■差額ベッド代のグレーゾーン事例
(1)院内感染を引き起こすような感染症患者
→強制的に移動させられた場合はとられないが、同意書を提出すれば支払う必要が生じる
(2)認知症、いびきなどで他の患者に迷惑を及ぼすと考えられる患者
→迷惑防止の観点だけで患者を差額ベッドに移すのは「治療上の必要」にあたらず、差額ベッド代が生じる
(3)空きベッドがないなど病院の都合で患者に入室を勧めた場合
→緊急を要し患者の選択によらず差額ベッドに入院させられた場合はとられないが、同意書を提出すれば支払う必要が生じる
(民主党・桜井充参院議員が行った質問主意書への政府の答弁書をもとに作成)
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2010/2/4 協会けんぽ、保険料率の上限を12%に引き上げる YOMIURI ONLINEより転載
協会けんぽ、保険料率の上限を12%に引き上げる
(2010年2月3日 読売新聞)
厚生労働省は2日、中小企業のサラリーマンや家族ら約3500万人が加入する全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)について、2010年度から、保険料率の上限を現行の10%から12%に引き上げることを決めた。
今国会に健康保険法改正案を提出し、成立を図る。
2日の厚労省政策会議で同省が法案の要綱を示した。協会けんぽは、10年度の保険料率を現行の全国平均8・2%から同9・34%に引き上げることを決めている。財政悪化が原因で、今後も状況が好転しない場合に備え、上限を引き上げることにした。
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2010/2/4 国保保険料、収納率は最低88%…08年度財政状況 YOMIURI ONLINEより転載
国保保険料、収納率は最低88%…08年度財政状況
(2010年2月3日 読売新聞)
厚生労働省は2日、自営業者などが加入し、市町村が運営する国民健康保険の2008年度の財政状況(速報)を発表した。
保険料の収納率は前年度比2・13ポイント減の88・35%となり、国民皆保険となった1961年度以降最低となった。
収入は12兆7166億円、支出は12兆6451億円で715億円の黒字だが、赤字補填のための一般会計からの繰入金を除くと2384億円の実質赤字。
収納率が低下したのは、08年度に後期高齢者医療制度が創設され、収納率が高い75歳以上が対象から外れたことや、景気悪化などが影響したと見られている。
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2010/2/4 「タミフル輸入代行」と無許可広告の疑い 業者ら逮捕へ ashi.comより転載
「タミフル輸入代行」と無許可広告の疑い 業者ら逮捕へ
2010年2月4日3時14分 朝日新聞
新型インフルエンザの治療薬タミフルの輸入事務代行業者らがインターネット上に無許可で広告を掲載した事件で、大阪府警は3日、東京都内や大阪市内などの5業者の経営者ら6人について、薬事法違反(承認前の医薬品等の広告の禁止)の疑いで逮捕状を取った。捜査関係者への取材でわかった。4日にも逮捕する方針。
業者らはホームページ上でいずれも、法的な規制がない個人輸入を代行しているとうたっていたが、同法で禁止されている無許可販売にあたる可能性もあり、府警は業者の実態を調べる。
捜査関係者によると、業者らは昨年8月以降、厚生労働省の承認を得ずに、ネット上のホームページ上で「タミフルカプセル75mg」の写真や商品名、代金などの広告を掲載した疑いが持たれている。
薬事法68条は、厚労省が承認していない業者は、薬の名称や製造方法、効能、効果などの広告をしてはならないと規定している。国内でタミフルの輸入販売が承認されているのは中外製薬だけだ。
府警は昨年11月、大阪市中央区の「TEN(テン)」など5業者を同容疑で家宅捜索。捜索先からタミフルとみられるカプセルや資料など約530点を押収していた。府警によると、当時業者らは、正規のタミフルの薬価の3〜5倍の価格で販売していたという。
厚労省は昨年5月から、タミフルの個人輸入について、「偽造品だったり、有害な物質が含まれていたりする場合があり、望ましくない。個人輸入で使用することはくれぐれも避けてほしい」と同省のホームページで注意を呼びかけている。
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2010/2/4 レセプト電子請求の医療費明細書、無料発行を義務づけへ asahi.comより転載
レセプト電子請求の医療費明細書、無料発行を義務づけへ
2010年2月3日22時11分 朝日新聞
厚生労働省は3日の中央社会保険医療協議会(中医協)で、原則すべての患者に医療費の明細書を無料で交付するよう医療機関に義務づける案を提示した。大筋で一致し、導入に向けて調整に入った。
明細書の無料交付は、患者への情報提供の必要性から肝炎などの薬害被害者らが強く要望している。現在は、レセプト(診療報酬明細書)を電子請求している医療機関に限り、患者から求められた場合に発行を義務化。費用も実費徴収が認められている。
厚労省案は、レセプトを電子請求している医療機関には無料発行を義務化する。コンピューターに明細書発行の機能がない場合は、現行通り患者の請求を条件とし、実費徴収も認める方針だ。電子請求をしていない医療機関には無料発行を義務づけないが、明細書発行の有無について患者への周知を求める。
レセプトを電子請求している病院は9割超に上るが、診療所では半数程度。
この日の中医協では、患者ら支払い側の委員が改めて明細書交付の重要性を強調。診療側の委員らも「交付には賛成」と応じた。ただ、交付が義務化されることで医療機関の負担が増えることや、薬などがすべて明記されることで告知前の患者にまで病名が分かってしまうことなどの懸念も示された。
また、この日の中医協では、特許が切れた先発薬と同じ成分で安価なことから厚労省が使用を促進している後発医薬品(ジェネリック)の一部が、先発品より値段が高いことが明らかになった。抗生剤のアモキシシリンなど8種の後発薬が例示され、診療報酬上の加算要件から外すなど対応策を検討することになった。シェアは全体の1%未満で影響は少ないが、厚労省側は「気づかずに申し訳ない」と陳謝した。
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2010/2/3 医療ナビ:機能性胃腸症 異常がないのに続く胃の不調、心理面との関係も深い 毎日jpより転載
医療ナビ:機能性胃腸症 異常がないのに続く胃の不調、心理面との関係も深い
2010年2月3日 毎日新聞 東京朝刊
◆機能性胃腸症 異常がないのに続く胃の不調、心理面との関係も深い
◇診断基準統一化の動き 人体図使い問診/抗不安薬で症状改善
胃痛や胃もたれが続くのに、検査結果は「異常なし」−−。こんな症状が特徴なのが機能性胃腸症(FD)だ。発症の仕組みについて、ストレスなどの心理面の影響も指摘されるが、目に見える異常がないため、周囲の理解を得られないことも多い。関連学会では保険適用を目指し、統一した診断基準作りを模索している。
代表的な症状は胃痛、胃もたれのほか早期満腹感、みぞおちの灼熱(しゃくねつ)感など。以前は慢性胃炎と同じと見られていたが、胃の粘膜保護薬を処方しても症状が改善しないため、80年代ごろから医療関係者の間で注目されてきた。99年には国際診断基準も作られている。
東北大病院(仙台市青葉区)の本郷道夫総合診療部教授(消化管生理機能)らが全国1万人以上を対象に行った調査では、全体の14%が該当する症状を経験したと回答した。本郷教授は「胃もたれ、胃痛の原因は胃の運動機能が低下したり、胃酸の分泌が過剰になることで起きている」と話す。
大阪市立大病院(大阪市阿倍野区)の富永和作准教授(消化器内科)によると、主な患者は50〜60代。女性が男性の倍ほどになるという。最近は20〜30代の女性も増えている。
□ □
検査で異常が見つからないうえ、発症の仕組みも分からないため、診断は患者に対する問診が頼りだ。しかし内臓の痛みの程度や部位を他人に的確に伝えることは難しい。
大阪市大病院では08年から人体図を使った問診を導入した。みぞおち周辺(図の(3))に半年以上前に表われた強い痛みや不快感が、直近の3カ月で週1回以上続いた場合にFDと診断されるという。富永准教授は「『胸やけがする』と下腹部をさする患者もいる。図を使うことで症状が理解しやすくなった」と話す。
内視鏡検査でかいようやがんなどの疾患がないことを確認したうえで、投薬による治療となる。胃痛には胃酸分泌抑制薬、胃もたれには胃腸機能改善薬を処方するケースが多いという。
患者への精神的なケアも重要だ。洛西ニュータウン病院(京都市西京区)の中井吉英心療内科部長は「症状が続くのに『気のせい』と一蹴(いっしゅう)されると患者は不安になり症状が悪化する。患者の話を聞き不安を取り除くことが必要」と指摘する。
□ □
FDは心理面との関係も深い。本郷教授らの実験では、内視鏡検査で「異常なし」と告げられた患者の3割で症状が消えたり、効果のない薬を投与しても5割で症状が改善する「偽薬効果」が確認されたりした。また本郷教授は「診察したFD患者の約半数はうつ症状があった」と話す。
これらの作用に関係するとみられるのが神経伝達物質セロトニンだ。セロトニンは脳内で感情制御にかかわり、胃腸では脳の指令を伝える“潤滑油”として働いている。
富永准教授らが08〜09年にFD患者と健康な人の脳内のセロトニンを調べたところ、健康な人に比べFD患者では分布の偏りを示唆する結果が確認された。一方、うつ症状を訴えるFD患者に、脳のセロトニンの働きを促進する抗不安薬を投与すると、抑うつ・不安状態の解消に加えて胃腸症状も改善した。富永准教授は「心理的な問題が先か、胃腸の不調が先かは分からないが、セロトニンを介して互いに影響し合っていることは間違いなさそうだ」と話している。【林田七恵】
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2010/2/3 DHA:毎日食べて認知症予防に効果 島根大チームが実証 毎日jpより転載
DHA:毎日食べて認知症予防に効果 島根大チームが実証
2010年2月2日 毎日新聞 22時33分
青魚に多く含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)を毎日食べ続けることで認知症予防に効果があることを、島根大医学部の橋本道男准教授(脂質栄養学)のグループが、高齢者108人に行った試験で実証した。100人規模の高齢者を対象に実際に毎日食物として食べさせるなどする「介入試験」で効果を実証したのは国内初という。7月に米国・ハワイで開催の国際アルツハイマー病会議で発表する。
島根県立大などと共同で実施。同県在住で65歳以上の健常な高齢者108人(平均年齢73歳)を、二つのグループに分け、一方にDHA850ミリグラム、EPA200ミリグラムを含む魚肉ソーセージ、もう一方にいずれもほとんど含まない魚肉ソーセージを1年間、毎日2本ずつ食べさせた。
一度見た図形を模写するテストや、あらかじめ決められたルールに沿って指を動かすテストを行ったところ、DHA入りを食べていないグループは成績が低下。DHA入りを食べていたグループは成績が改善し、短期記憶や運動能力などの機能低下が抑制された。
橋本准教授は「今後は食品を利用した高齢者医療への応用の可能性など、予防医学の観点からも波及効果が期待できる」としている。【細谷拓海】
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2010/2/3 パナソニック:活動量計「デイカロリ」発表 家事、デスクワークなど日常生活の消費カロリーも測定 毎日jpより転載
パナソニック:活動量計「デイカロリ」発表 家事、デスクワークなど日常生活の消費カロリーも測定
2010年2月1日 毎日新聞
活動量計「デイカロリ」(EW−NK50)=パナソニック提供
パナソニックは1日、日常生活の消費カロリーを計測して減量や健康維持に役立てられる活動量計「デイカロリ」を3月1日に発売する、と発表した。歩数計程度の小型機器だが、「3軸加速度センサー」と独自の演算アルゴリズムを採用し、家事やデスクワークなどの消費カロリーの計測を可能にした。
発売されるのは、減量目標の設定ができる機種(EW−NK50、EW−NK30)と、歩くことが楽しくなる機能を搭載した機種(EW−NK10)の計3種。重さは約22〜37グラムと軽量で、コイン型リチウム電池で作動する。オープン価格だが、実勢価格はEW−NK50が4500円、EW−NK30、EW−NK10は4000円程度という。
上下・左右・前後の3軸加速度センサーで加速度を計測。掃除、選択、食事、テレビ観賞などの日常生活から、ジョギング、なわ跳びなどの運動まで高い精度で消費カロリーを知ることができる。EW−NK50、EW−NK30の目標設定機能では、減らしたい体重を入力すると、普段の消費カロリーや身長、体重、年齢を基に1日に消費すべきカロリーを設定でき、目標に届かない場合は必要な運動も教えてくれる。
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2010/2/3 医療の質…診療実績、数値化広がる 他の病院や医師と比較…意識向上 YOMIURI ONLINEより転載
医療の質…診療実績、数値化広がる
他の病院や医師と比較…意識向上
(2010年2月2日 読売新聞)
データに基づき医療の質向上の取り組みを早朝から話し合う聖路加国際病院QI委員会の医師ら(東京都中央区の同病院で)
合併症の発生率や、治療に入るまでの待ち時間など、病院内の診療実績を分析し、医療の質の向上に役立てようという動きが広がっている。
様々な指標を用いて達成度を公表することで、医師や看護師らの意識を高め、より良い医療につなげる取り組みを追った。
QI委員会
東京・築地にある聖路加国際病院では月1回、コーヒーやサンドイッチを手にした医師や看護師ら30人ほどが早朝に集まる。
「それでは『QI委員会』を始めます。各項目の達成状況を報告してください」。福井次矢院長が切り出すと、担当者が「救急受診から入院まで4時間以内の割合」や「糖尿病患者の血糖が基準値内にコントロールされている割合」などについて、前月までのデータや目標を達成できなかった原因の説明を始めた。
こうした診療の過程や結果を測定した数値は、「QI(Quality Indicator)=質指標」と呼ばれ、1990年代ごろから医療の質を評価するため欧米で用いられるようになった。
同病院がQIの測定に取り組み始めたのは、福井院長が就任した2005年。まずワーキングチームを設置、海外の先行例を参考に約60指標を設定し、診療実績の分析を始めた。翌年からQI委員会に改編し、現在では約110項目に増えた指標の中から重点的に取り組むものを毎年選んで目標値を決め、会議で達成状況や対策を議論、成果を冊子で公表している。
ばらつき減少
QIを測り公表するのは、医療の質の向上が狙いだ。福井院長は、標準的医療を意識しつつ、他の医師や医療機関と診療実態の比較が可能になるため、より良い診療をしようという動機付けになり、診療のばらつきを減らすことができると説明する。実際、同病院では糖尿病治療で大きな改善効果が見られた。
糖尿病患者の場合、血糖値を示す「Hb(ヘモグロビン)A1c」が6・5%未満で「良好」、7%未満で「可」とされる。06年の診療実績では「7%未満にコントロールできている患者の割合」は51%で、医師別では82%から39%と大きくばらついていた。要因を分析すると、糖尿病を専門としない医師の数値が悪く、処方する薬が専門医と違うことが分かった。
そこで、医師別の数値を匿名で公表し、専門医による院内勉強会を何度も開催したところ、07年には62・5%に向上。医師別でも、数値の改善に加え、専門医が紹介した最新の診療指針に沿って薬の処方内容が変更されていた。林田憲明副院長(循環器内科)の場合、勉強会前後で59・2%から90・5%に著しく向上した。「匿名でも他の医師と比べた自分の位置が分かり、どうしたら良くなるかなと診療を見直す機会になった」と振り返る。院内には、「重症者を多く診ている医師もおり、数値を示すのは不適切」などの反発もあるが、林田副院長は「“密室的な診療”を漫然と続けるのでなく、糖尿病を診る医師全体の診療レベルを底上げすることが患者さんの利益につながる」と話す。
課題
こうした取り組みは、他の病院でも始まっている。国内では聖隷浜松病院(浜松市)が1999年から検討を始め、2003年にデータ分析を実施、05年からは結果をホームページで公開している。国立病院機構でも、全国145病院で07年度から独自に設定した26項目の指標でデータ収集を行っている。
しかし、「全国の病院に広げていくには課題も多い」と、日本病院会副会長を務める堺常雄・聖隷浜松病院院長は指摘する。
そもそも、医療の質を客観的に評価する指標の設定が難しい。また、多忙な医師の仕事を増やすことなくデータ収集・分析ができる体制整備も必要だ。聖路加国際病院では、診療情報管理士ら6人を配置しているが、専従スタッフを雇用する余裕が、すべての病院にあるわけではない。堺院長は「データ収集に適した電子カルテの開発にも費用がかかる。医療の質を担保するには、こうした費用をかける必要があることを国民に理解してもらうことも大切だ」と話している。(内田健司、本田麻由美)
QI 医療の質は、スタッフ数や医療機器の整備状況などで決まる「構造」、診療や看護の実態を反映した「過程」、生存率に代表される治療成績などの「結果」――という三つの基準で評価される。同じ治療でも人によって効果が違うため、結果だけでは質を評価するのは難しい。このため、標準治療が実践されているのかなど、過程の評価が重要とされている。
米英、診療報酬に反映
海外では、医療の質を測り、結果を現場で活用する動きが一層進んでいる。
院内死亡率などの診療成績を病院ごとに明らかにしようという動きが1980年代に始まった米国。2001年には、米医学研究所が医療の質のばらつきを指摘した上で「医療機関や保険者が質の向上を目指すべきだ」と提言、社会的な関心を集めた。また、米国臨床腫瘍学会が、がん診療の質を測る指標の開発に取り組むなど、学会単位で他施設と成績を比較する事業が進んだ。このほか、高齢者向け公的保険では03年以降、指標の達成度に応じて、病院の診療報酬を変える仕組みが導入され、質の改善が進んだとの報告もある。英国でも04年から、開業医を対象に、質を反映した支払い制度を始めている。
医療の質指標の研究を進める東尚弘・東大准教授(公衆衛生)は、「こうした取り組みが実際に患者の健康増進に結びついているかどうか、今後の検証が必要だ。評価の基準や体制の整備が十分でない日本では、報酬と関係づけるのは時期尚早だが、まずは指標を設定して測ることが重要だ」と話している。
◇ ◇ ◇ ◇
[プラスα]病院選びに役立ちます
患者にとって、医療の質指標はどんな意味があるのだろうか。
医療の質に詳しい埴岡健一・日本医療政策機構理事は「指標は万能ではないが、患者が医療機関を選択する場合に有効なものもあり、積極的に関心を持ってほしい」と話す。ただ、数値の意味をどう判断するかは簡単ではない。患者の病態や重症度には、ばらつきがある。見かけの成績をよくするため、医療機関が患者を選別する可能性もありうるからだ。
厚生労働省の研究班は昨年、5臓器(乳、肝、大腸、胃、肺)のがんと緩和ケアについて、206の指標(http://qi.ncc.go.jp/)を作成した。取り組みが進めば、治療経過を病院ごとに評価することも可能になる。埴岡理事は、「数値の意味や読み方、有効性について、患者が理解できるような情報を提供する取り組みも必要になる」と話している。
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2010/2/3 復活!スウェーデン体操 往年の結核予防、筑波大で公開 asahi.comより転載
復活!スウェーデン体操 往年の結核予防、筑波大で公開
2010年2月2日9時25分 朝日新聞
スウェーデン体操を実演する体育専門学群の学生=つくば市の筑波大学
大正時代の尋常小学校などで盛んだったスウェーデン体操が、筑波大学の教師や体育専門学群の学生らによって復活し、同大学構内にある体育ギャラリーで公開されている。学校の体育館などに備わっている体操器具の「肋木(ろくぼく)」を使い、現在ではあまりみられなくなった珍しい体操だ。体の動きから、時代背景も読み取れる。
スウェーデン体操は生理学や解剖学などをもとに、スウェーデンの体操家リングが考案した。日本には米国経由で1902年に紹介され、筑波大の前身、東京高等師範学校を通じて全国の学校に広められていった。旧陸軍の体操教範にもみられ、軍隊でも盛んだったという。
スポーツ史などが専門の真田久教授らによると、動きの中に筋力トレーニングなどが盛り込まれているという。ただ静止動作が多く、現在のラジオ体操のようなリズミカルな動きは少ない。「富国強兵」を目指した時代を反映しているかのようだ。胸郭を発達させる動きもあり、当時「不治の病」といわれた結核の予防にも役立ったと伝えられている。
復元には当時の体育教師用のテキストや、大正時代に学校で撮影された写真などが参考にされた。肋木を使って手足を伸ばす運動が多く、挑戦した同群3年の大林太朗さん(21)は「動きを止めることが多い。同じ姿勢をずっと続けるので体力が必要」と話す。同3年の金智恵さん(21)も「全身を使う体操なので結構しんどい。普段にはない動き」という。
昭和に入り、この体操は急速に廃れていったという。復活に携わった大熊広明教授は「科学的体操だが、おもしろみが少ない。学生も卒業後は徐々にしなくなったようだ」と話す。大学でも、体操器具を使った別の体操が主流になっていったようだという。
ギャラリーでは、実演されたスウェーデン体操がテレビで放映されている。入場無料。問い合わせは同大体育芸術系支援室(029・853・2572)へ。(横山健彦)
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2010/2/2 痛くない張るワクチン、京都薬科大が開発中 YOMIURI ONLINEより転載
痛くない張るワクチン、京都薬科大が開発中
高田教授が開発中の「張るワクチン」
肌に張るだけで接種できるパッチ(張り薬)型ワクチンの開発を、京都薬科大の高田寛治教授(61)らが進めている。
直径約1・5センチの円形シートに、ワクチンを含む多糖類でできた円錐(えんすい)形の突起(直径0・3ミリ、高さ0・5ミリ)が200〜300本並ぶ。肌に張ると数分後に体の水分で突起が溶けてワクチンがしみだし、皮膚から吸収される。
利点の一つは、注射のように痛くないこと。もう一つは、皮膚の浅い部分にあってワクチンに反応し全身の免疫機能を活性化させる役目を持つ細胞に、十分な量のワクチンが素早く届くことだ。注射だと血流でワクチンが拡散していくのに比べ、少ない量でも免疫効果が期待できるという。
インフルエンザ用に同様のパッチ型ワクチンを研究しているオランダ・ライデン大のグループは「5分の1の量で、免疫効果が得られた」と報告している。
高田教授は「感染症が大流行してワクチンの製造が追いつかない場合などに威力を発揮する」と話す。
実用化には、メーカーと提携したうえで薬事法に基づく治験が必要になる。
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2010/2/2 カルテ開示「手数料は実費が基本」 YOMIURI ONLINEより転載
カルテ開示「手数料は実費が基本」
(2010年2月1日 読売新聞)
患者や家族からカルテなど診療記録の開示を求められた際、病院側が徴収する手数料には、施設によって大きな差があることがわかり、識者からは、患者が利用しやすい範囲に抑えるべきとの指摘が出ている。
調査は、読売新聞が2009年11〜12月、全国の大学病院と地域医療支援病院352施設に文書でアンケートした。186施設(回答率53%)から回答があった。
診療記録には、カルテのほか手術記録や処方せんなどがあり、受けた処置や薬など診療の中身がわかる。2005年4月の個人情報保護法施行で、開示は法的義務になった。ただし、費用は病院任せ。今回の調査では、3割の施設が手数料を徴収しており、無料から1万円まで差があった。
手数料1万円の慶大病院は「コメントを差し控える」とし、順天堂大病院は「開示には医師が立ち会うことにしており、中には何百枚というコピーが必要な人もいるので、人件費も考慮して決めた」と説明。埼玉医大病院は「分量が多いとコピーに手間がかかるので事務の手数料として徴収している」としている。
神奈川県茅ヶ崎市の会社員、松永康人さん(36)、小織さん(37)夫妻は慶大病院でカルテ開示を請求したところ、手数料として1万円、コピー代は別に1枚50円かかり、夫婦2人分のカルテを取るのに計2万2000円余かかった。「自分のカルテを見るのに1万円とは、高すぎませんか。一体何にそんなお金がかかるのでしょうか」と、疑問を投げかける。
カルテ開示問題に詳しい神奈川大法科大学院教授の森田明弁護士は「開示費用はコピー代など実費が基本で、利益が生じるような設定はすべきでない。手数料は数百円とか、実費として説明できる範囲に抑えるべきだ」と話している。
◇
カルテ開示手数料を徴収する病院 (1000円以上、2009年11〜12月、読売新聞調べ) |
|---|
<1万円台> 慶応大(東京)、順天堂大(同)、埼玉医大 <5000円台> 南東北福島、独協医大(栃木)、杏林大(東京)、昭和大(同)、済生会栗橋(埼玉)、関西医大枚方(大阪)、中国労災(広島)、浜の町(福岡)、南風(鹿児島) <3000円台> 岩手医大、石巻赤十字(宮城)、東邦大医療センター大森(東京)、慈恵医大(同)、東海大(神奈川)、済生会横浜市南部(同)、聖マリアンナ医大(同)、金沢医大(石川)※1、名古屋第一赤十字(愛知)、名古屋第二赤十字(同)、名古屋記念(同)、長野赤十字、山田赤十字(三重)、京都第一赤十字、兵庫医大、広島記念※2 <2000円台> 札幌社会保険総合(北海道)、仙台厚生(宮城)、取手協同(茨城)、前橋赤十字(群馬)、深谷赤十字(埼玉)※1、相模原協同(神奈川)、亀田総合(千葉)、松江赤十字(島根)、徳山医師会(山口)、松山赤十字(愛媛)、近森(高知)、戸畑共立(福岡)、小倉記念(同)、産業医大(同)、人吉総合(熊本) <1000円台> 旭川赤十字(北海道)、福井県済生会、聖隷浜松(静岡)、済生会松阪総合(三重)、大阪厚生年金、高松赤十字(香川)、高知赤十字、糸島医師会(福岡) 注)※1はコピーした場合、※2は閲覧1時間 |
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2010/2/2 マスク進化中…顔に張る、デザイン重視、鼻に塗る YOMIURI ONLINEより転載
マスク進化中…顔に張る、デザイン重視、鼻に塗る
ドラッグストアに並ぶ様々なマスク(東京・文京区、くすりの福太郎本郷店で)=松田賢一撮影
機能性が高いだけでなく、形や色、素材などを工夫したマスクが増えている。花粉症に悩む人が年々、増加したり、新型インフルエンザが流行したりしてマスクへの注目度が高まっていることが影響したようだ。あなたにピッタリのタイプは……。(経済部 大郷秀爾)
一般用マスク大手の白元によると、国内マスク市場の販売額は、2008年の370億円から09年には700億円に急増した。
同社が男女約310人にマスクについて調査したところ、約75%がインフルエンザ対策に有効と回答した。また、花粉症の対策をしている人の約6割が着けていると答えるなど、マスクの需要が高まっている状況がうかがえる。
ところで、マスクを着ける際に気になるのが、長時間かけ続けた時の耳の痛みや息苦しさだ。
そこで、顔に直接張るタイプや、クリームなどを鼻の周りに塗ることでマスクの機能を果たすタイプなど、こうした悩みを解消した商品も登場している。
女性用や子ども用のマスクも増えた。興和では、マスクを着けても化粧崩れしにくい加工をしたり、色の種類を増やすなど、女性に好まれるような工夫を施している。
異業種の技術を生かした商品も出てきた。
ティッシュペーパーなどを扱う日本製紙クレシアの「クリネックス マスクもティシュー」は、通常は不織布でできているマスクの口や鼻を覆う部分を、不織布ではなく、紙にした。これなら、ティッシュとして鼻もかめるし、耳かけバンドに新しいマスクを付け替えて、毎回清潔な状態で使える。同社によると「紙の柔らかい肌触りが良く、息苦しくないと好評」という。
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2010/1/31 うつ、パソコンで予防 ネット療法サイト開設 asahi.comより転載
うつ、パソコンで予防 ネット療法サイト開設
2010年1月30日15時3分 朝日新聞
仕事や人間関係で落ち込んだり、不安を感じたりしたときに、うつ病にならないための技術を学ぶウェブサイトのサービスが始まる。考え方や行動を修正することで心を軽くする「認知行動療法」の手法を用いる。国内では例のない本格的サイトになるが、欧米ではこの手法を利用したネット療法が広がっている。
うつ病治療を受けている人は100万人を超え、生涯で15人に1人がかかるとされている。認知行動療法は、精神療法の中で高い効果が実証された療法で、英国では軽いうつ病患者に対して国がコンピューターによる療法を薦めている。日本でも厚生労働省が、専門家の養成や診療報酬の点数化に向け動いている。
「うつ・不安ネット」(http://www.cbtjp.net/)。サイト運営会社ウーマンウエーブ(東京)が31日に既存のこのサイトで一部サービスを始め、本格運用は4月。当面は無料で2月下旬以降に課金する。
例えば、「上司が自分だけにつらく当たる」と悩む人が、そのときの気持ちやそう考える根拠などを書き込むと、この文章をもとに、心が軽くなる思考法が自動返信される。活動記録をつけながら、気持ちが楽になる行動や落ち込みやすい心の癖の改善法などを学ぶ。
サイトを監修した精神科医の大野裕・慶応義塾大教授によると、先行する携帯サイトの利用者486人を調べた結果、20〜30代の女性が多く、恋愛や職場の人間関係の悩みが半数近くを占めた。約8割に改善がみられたという。(岡崎明子)
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2010/1/30 司法・行政解剖率 昨年微増10・1% YOMIURI ONLINEより転載
司法・行政解剖率 昨年微増10・1%
(2010年1月29日 読売新聞)
全国の警察が昨年1年間に取り扱った交通事故関係を除く死体のうち、死因究明などのために解剖されたのは前年より468体多い1万6184体で、解剖率は前年より0・4ポイント増の10・1%だったことが28日、警察庁のまとめでわかった。
10%を超えるのは2000年以来、9年ぶりだが、依然として欧米に比較して低く、同庁は29日に有識者による研究会の初会合を開き、死因究明の強化に向けた具体策を検討する。
昨年、警察が取り扱った死体は交通事故を除くと前年比980体減の16万858体。このうち事件性が疑われた6569体が司法解剖され、9615体が死因不明などの理由から行政解剖された。
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2010/1/30 高齢ドライバーに「脳トレ」出前講座 2月から愛知県警 asahi.comより転載
高齢ドライバーに「脳トレ」出前講座 2月から愛知県警
2010年1月29日10時11分 朝日新聞
高齢ドライバーによる死亡事故を防ごうと、愛知県警がパソコンの「脳トレーニングソフト」を独自に開発した。たくさんの交通標識から同じ標識を探すクイズや、実際に死亡事故が起きた現場の写真を見て危険を予測する問いを組み合わせた。2月からは各地で出前の「脳トレ講座」を開催。5年連続の交通死全国ワーストの汚名返上を目指す。
ソフトのうち、「事前トレーニング編」は3種類、計約20問ある。信号機の色の正しい並び順を当てたり、運転席からの風景を数秒間見た後に対向車の色や車線の数を答えたりしてもらう。「危険予測編」は5種類、計約40問。2008、09年の死亡事故現場の写真を見て、曲がり角の先に横断者がいないか、対向車との距離はどれくらいかといった運転時に注意すべき点を予想してもらう。
県警はソフトを名古屋水上、中部空港の両署を除く県内全44署に配布。署員が老人クラブの会合などに出向き、脳トレ講座を開く。年間1万人の高齢ドライバーに参加してもらう計画だ。
同県内の昨年の交通事故による死者数は227人で47都道府県で最多。死亡事故件数は216件で、65歳以上の運転者が事故当事者になったのは2割超の50件に上った。交通総務課は「年を取れば誰もが判断力が低下するが、個人差もある。加齢の影響を考えてもらうきっかけにしたい」という。(工藤隆治)
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2010/1/30 抗がん剤「ジェムザール」、乳がんにも適応拡大 厚労省 asahi.comより転載
抗がん剤「ジェムザール」、乳がんにも適応拡大 厚労省
2010年1月29日10時6分 朝日新聞
厚生労働省の薬事・食品衛生審議会の医薬品部会は28日、抗がん剤「ジェムザール」(一般名・ゲムシタビン塩酸塩、日本イーライリリー社)について、再発・進行乳がんへの適応拡大を認めた。海外の多くの国は乳がんで使えるが、日本では、肺がんや胆道がんなどでしか認められていなかった。
今回のように、海外で承認された薬が日本で承認されるまでの時間差を「ドラッグラグ」と呼び、近年、解消を求める声が強まっている。
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2010/1/29 日清ファルマ:カプセル製品の「トクホ」認めず−−消費者委 毎日jpより転載
日清ファルマ:カプセル製品の「トクホ」認めず−−消費者委
2010年1月29日 毎日新聞 東京朝刊
特定保健用食品(トクホ)の表示許可を審議している消費者委員会(松本恒雄委員長)は28日、日清ファルマの「グルコバスター カプセル」について「トクホとして認めるのは適当でない」との答申を消費者庁に行った。同製品の粉末(乾燥スープ)は、03年6月にトクホ許可を得ているが、カプセルについては認めない判断を下した。
同委員会は、理由について「健康食品による被害はカプセル状のものが多く、大量に摂取される恐れがある。カプセル形状は医薬品と誤認されることが避けられず、利用者が医療機関に受診するのが遅れる心配もある」と指摘した。【小島正美】
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2010/1/29 WHO:酒類の安売り規制指針採択 毎日jpより転載
WHO:酒類の安売り規制指針採択
2010年1月29日 毎日新聞 東京朝刊
世界保健機関(WHO)の運営の方向性を決める執行理事会は22日、飲酒による健康被害から若者らを守るため、アルコール飲料の安売り販売規制を盛り込んだ政策指針案を採択した。5月に開かれる世界保健総会で正式合意する見込み。
「アルコールの有害摂取を緩和する国際戦略案」と題する文書で、原案にはアルコールに対する「上乗せ課税」の導入や、選挙や主要スポーツなど特別なイベント時の販売規制などの文言もあった。しかし同日までの各国間の調整で強い規制を求める言葉は大きく修正された。
関係筋によると、同指針に法的拘束力はないものの、業界の影響が強い英国、キューバなどの意向が強く反映し原案からは大きく後退。将来、条約づくりに発展する公算は小さい。【ジュネーブ共同】
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2010/1/29 眠れない時代に:第1部・快適な朝を求めて/4 照明、ホルモンに影響 毎日jpより転載
眠れない時代に:第1部・快適な朝を求めて/4 照明、ホルモンに影響
2010年1月29日 毎日新聞 東京朝刊
◇赤い光ほど和やかな気持ちに 音響も作用
ベッドに横たわると、頭上のボードから赤っぽい柔らかな光と、ゆったりとした音楽が流れ始めた。足のふくらはぎ付近にあるマットレスに組み込まれたスピーカーからは低音が響く。次第に光も音楽も、ゆっくりと弱くなり消えていった。
ベッドメーカーのシモンズ(本社・東京都港区)が、パナソニック電工(本社・大阪府門真市)と共同開発した個人向け高級ベッドは、照明と音響、空調をトータルで制御し、快適な眠り環境を提供しようと、09年10月に発表された。快眠についてのヒントを得ようと、シモンズ本社でデモンストレーション体験をした。
暗くなると同時に、赤外線センサーでテレビ画面も消えて睡眠時の状況になった。その後、ボードの照明が明るくなるにつれて、赤っぽい色から白色に変わり、寝る前とは違う少しアップテンポの曲が流れ、時折、鳥のさえずりが入る。わずか約4分間のデモ体験だが、このほかに寝ている人の動きを検知するセンサーが、体の動きの増加と室温の上がり具合から、「寝苦しさ」を判定し、センサーと連動したエアコンが必要な時間だけ稼働するという。
◇ ◇
パナソニック電工リフレッシュ事業推進部副参事で、睡眠改善インストラクターの塀内隆博さんは「眠りの障害にならない明るさが、薄暗いバーの明かりと同程度の30ルクスだと分かったのが約10年前」と話す。ベッドの照明は、約30ルクスから徐々に減光されて消灯し、目覚めの前は10〜30分程度をかけて100ルクス以上まで明るくなり、起床時刻になると約500ルクスのさわやかな明るさになるようプログラムされている。
光の強さだけでなく、色の違いも睡眠に大きく影響していることが知られている。
九州大と同社は09年8月、単色ではなく複数の光で合成された照明の色温度が睡眠に関係するホルモン分泌に影響を与えるとする研究成果を発表した。色温度とは光の色を数値で表す尺度で、単位はケルビン(K)。数値が低いと赤みを帯び、朝日や夕焼けは約2000K。数値が高いと青みがかり、太陽光線は5000〜6000Kといわれる。
人間の睡眠に関係するホルモン、メラトニンの血中濃度と色温度との関係をみると、メラトニンは、明るい日中はほとんど分泌されないが、就寝前や深夜にかけて集中的に分泌され、夜間に光を浴びると抑制される。
研究チームは、顔面の照度200ルクスの照明に1時間半当たったとき、色温度の違いから分泌されたメラトニンの血中濃度の違いを調べた。その結果、1ミリリットル当たり、暗黒の場合7ピコグラム(ピコは1兆分の1)だったのに対して、電球色蛍光灯に特殊フィルターを付けた赤っぽい光(2300K)で6ピコグラム、電球色蛍光灯の黄色っぽい光(3000K)で4ピコグラム、昼白色蛍光灯の青い光(5000K)で2ピコグラムと色温度の違いによる差が出た。
九州大の安河内朗教授(生理人類学)は「夜の遅い時間は、メラトニンの分泌を抑制しにくい赤っぽい照明。朝起きたときは、青っぽい照明を浴びるとよい。また、昼間でも単調な眠たくなるようなオフィスでは青い照明、議論が熱くなるような場所では、なごやかな気持ちになる赤っぽい照明にするのもよい」と話す。
◇ ◇
デモ体験では、音響効果もうたわれている。眠りに入るときはゆったりとリラックスしてもらう曲、目覚めの時はリズムがはっきりした曲を選んだという。特に眠りに入るときの音響は、室外の雑音をさえぎる効果があり、一方目覚めのときの鳥のさえずりは曲の中に変化をつけて意識に働きかけるという。塀内さんは「(眠るときの)聞き流してもらうような音楽を作ってくださいと作曲家にお願いしたら、最初怒られましたよ」と笑った。=つづく
==============
◇3〜5歳は11〜13時間が望ましい
日本の乳幼児も海外に比べて睡眠時間が短い傾向がみられる。ベネッセ教育研究開発センターの05年調査では、首都圏の6カ月〜6歳就学前の乳幼児の睡眠時間は平均10時間4分。そのうち未就園児(1〜2歳)は遅寝遅起き傾向。幼稚園児(3〜5歳)は早寝早起き傾向で、10時間以上の睡眠を取っているが、保育園児(1〜5歳)は就寝時刻が遅く、睡眠時間が9時間台と短かった。米国立睡眠財団では、1〜3歳の乳幼児は12〜14時間、3〜5歳の幼児は11〜13時間が望ましいとしている。
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2010/1/29 医療ナビ:がん検診 国は、早期発見で死亡率20%減を目指しています。 毎日jpより転載
医療ナビ:がん検診 国は、早期発見で死亡率20%減を目指しています。
2010年1月27日 毎日新聞 東京朝刊
◆がん検診 国は、早期発見で死亡率20%減を目指しています。
◇受診率向上企業が協力 「定期的」が大事/社員の健康管理「コストではなく投資」
「がんによる死亡者は近年、日本では増えているが、米国では減っている。欧州を含めた先進7カ国で、右肩上がりに増えているのは日本だけ。困った事態だ」。東京都内で開かれた講演会で、東京大付属病院准教授の中川恵一さんはこんな事実を明かした。
「日本のがん対策には足りない点があった」。それを中川さんは「がん検診の受診率の低さ」と指摘する。例えば乳がん検診の受診率は米国72・5%、韓国33・6%、日本は20・3%。子宮頸(けい)がんでは米83・5%、韓40・6%、日21・3%と、隣国の韓国にも及ばないのが現実だ。
中川さんによると、がんは早期発見なら「9割がた治る」。ただ、症状が出た段階は既に進行がんだ。がんは症状が出ない、小さいうちに見つけたい。
直径1ミリのがんも早期がんだが、発見できるのは1センチになってからという。「乳がんは、がん細胞1個から1センチになるのに15年かかるが、1センチから2センチでは1年半だ。つまり、がんは『センチ』になってから進行が速くなる」。こう説明する中川さんは「『センチ』になってからの1年半が早期発見にとって重要な期間だ。だから定期的な検診が大切だ」と訴える。
*
がん検診には、地方自治体による「住民検診」と、企業や団体が従業員を対象にする「職域検診」がある。このうち職域検診の受診率向上に積極的に取り組む企業と国が協力し、検診をさらに多くの社員に受けてもらう目的で昨秋、始まった事業が「がん検診企業アクション」だ。参加企業には、がん検診の最新情報や、受診率を上げるアドバイスが提供される。
国はこうした事業で検診受診率を50%に高め、がんによる死亡率を20%減らす目標を達成したい考えだ。
事業には26日現在計41社・団体が参加している。その一つ、「ジョンソン・エンド・ジョンソン」のデイビッド・パウエル社長は同じ講演会で、「従業員の健康は、企業の原動力だ。社員のがん検診に力を入れることは、コストではなく投資だ」と訴え、企業の協力を呼びかけた。
*
参加企業の富士フイルムでは、乳がんの検診バスを就業時間中に事業所内に駐車させ、グループ企業を含めて社員に積極的に受診してもらう試みを始めた。08年12月〜09年3月に800人が受診し、うち7割が初めての検診だった。
受診したライフサイエンス事業部担当課長の根岸多賀子さん(49)は「関心はあったが、これまでは忙しくて検診のための時間を作れなかった。でもせっかく社内で検診が受けられるのであれば、この機会に受けておこうと思った。受診してよかった」と振り返る。
同社は、複数の部署の社員約20人で構成するがん検診プロジェクトチームを設置。乳がんを経験したタレントの山田邦子さんを招いて勉強会を開くなど、社員への啓発活動にも力を入れている。
同チームの佐々木秀夫・メディカルシステム事業部担当課長は「受診率を上げるため、さらなる具体策を練っている最中だ。早期受診で早期発見すれば社員の幸せにつながる。全社を挙げて検診を推進したい」と話している。【江口一】
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2010/1/29 「乾癬」の新薬2種を承認 YOMIURI ONLINEより転載
「乾癬」の新薬2種を承認
(2010年1月28日 読売新聞)
皮膚表面がフケのようにはがれ落ちる難治性皮膚病「乾癬」に対する2種類の新薬が今月20日、承認された。
この病気は、全身の皮膚表面にかさかさとした薄い皮ができてはがれ、その下の皮膚が炎症で赤く腫れるのが主症状で、かゆみを伴うこともある。推定患者数は約10万人。ステロイド(副腎皮質ホルモン)の塗り薬や紫外線照射などで治療するが、再発することが多く、根治は難しい。
今回、承認されたのは点滴薬のレミケード(商品名)、皮下注射薬のヒュミラ(同)。両薬とも、炎症に関係する物質の働きを抑えることで乾癬の症状を改善する。「生物学的製剤」と呼ばれる新しい種類の薬で、既に関節リウマチの薬として認められていたが、乾癬への効果も認められた。
レミケードは最初の6週間に3回、その後は、8週間(約2か月)間隔で点滴治療を行う。一方、ヒュミラは2週間間隔で皮下注射する。
新薬の早期承認を厚生労働省に陳情してきた東京地区乾癬患者友の会副会長の阿高一男さんは「病状が重かったり、関節が痛む型だったりした場合、治療が難しかった。新薬は、そのような患者にも効果があるので、承認はうれしい」と話している。
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2010/1/29 「iPS」使わず皮膚から直接「神経細胞」 米大学チームが成功 YOMIURI ONLINEより転載
「iPS」使わず皮膚から直接「神経細胞」
米大学チームが成功
(2010年1月28日 読売新聞)
iPS細胞(新型万能細胞)を使わず、マウスの皮膚細胞から直接、神経細胞を作り出すことに、米スタンフォード大の研究チームが成功した。
神経以外にも様々な組織や臓器の細胞を作り出せる可能性があり、人に応用できれば、iPS細胞よりも安全で簡便な方法として再生医療などに役立ちそうだ。28日付の科学誌ネイチャーに発表する。
研究チームは、マウスの神経細胞ができる時に働く遺伝子19種類を選んだ。うち3種類を同時に生後3日のマウスの皮膚細胞に入れると、細胞の形が変化し、約10日後には色々な種類の神経細胞になった。
国立成育医療センター研究所の阿久津英憲・生殖技術研究室長は「鍵になる遺伝子がわかれば、どんな細胞もできることがハッキリした」と高く評価。遺伝子の組み合わせを変えれば、神経以外にも様々な細胞を作り出せる可能性がある。
細胞を受精卵に近い状態に若返らせるiPS細胞を再生医療に使う場合、患者への移植まで最短2か月かかるうえ、腫瘍ができやすい。新方式では若返りは起きていないとみられ、iPSの課題をかなり解決できる一方、細胞を大量に増やせないなどの欠点がある。
山中伸弥・京都大教授の話「人の細胞でも可能かどうかなど、さらに検討が必要だが、今後の発展次第では(再生医療や創薬に)使える可能性がある」
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2010/1/29 結核検査、2000人余の陽・陰誤判定か asahi.comより転載
結核検査、2000人余の陽・陰誤判定か
2010年1月28日20時30分 朝日新聞
大阪府は28日、結核感染を調べる血液検査「QFT検査」で、府の4保健所が陽性者を陰性、陰性者を陽性と誤判定していた可能性があると発表した。本来使うべきではない培養プレートを使ったのが原因で、誤った手法による検査は昨年末までで5526人に上る。府は、うち2222人の中には誤判定が含まれているとみている。1月に誤った手法で検査した131人の結果は分析中という。
府保健医療室によると、府は2006年度にQFT検査を導入。保健所職員らの知識が乏しく、当初から本来使うべき「組織培養プレート」でなく、滅菌レベルの低い「微生物培養プレート」を使用し、今年1月20日まで誤った手法で検査してきた。
昨年10月に府北部の病院から検査結果に疑問の声が寄せられ、府が調査。府が使ったプレートでは正確に判定できないことが分かった。この間、陰性と判定されて発症した人は3人いるという。
府は27日に検査ミスをした全員におわびの文書を郵送。誤判定の可能性がある2222人には、健康状態を確認し、必要があればレントゲン検査や再度のQFT検査をするという。
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2010/1/29 軽症の救急患者から特別料金、10年度は見送り asahi.comより転載
軽症の救急患者から特別料金、10年度は見送り
2010年1月28日0時21分 朝日新聞
症状が軽く必要性が低いのに救急外来を受診する患者から特別料金を徴収できる仕組みについて、中央社会保険医療協議会(中医協=厚生労働相の諮問機関)は27日、新年度の診療報酬改定での導入見送りを決めた。委員間で合意が得られず、断念した。ただ、救急医療の適正な利用を求めていく点では一致し、当面は啓発活動を充実させることで対応する。
軽症患者が、自分の都合で夜間や休日に受診するケースがあり、救急医療現場の負担増加につながっていると指摘されている。中医協は、医師らの負担軽減策の一環として特別料金の徴収を検討。対象を重度の患者を受け入れる救急救命センター(全国で221施設)に限定したうえで、診療前に患者側に周知することや診療の優先順位の基準を各医療機関で策定する――などを条件に徴収できる仕組みが検討されていた。徴収対象の典型例として「虫さされがかゆい」「海外旅行なので、いつもの薬をたくさんほしい」が示されていた。
この日の中医協では、患者ら支払い側委員が、「患者自身が(軽症か)判断できないことが多い」「逆に、お金を払えば(救急に)行っても良いとなりかねない」など導入に反対。患者に適正利用を働きかける取り組みをしたうえで、検討すべきだとの意見が出た。
これに対し、医師ら診療側委員は「本当に救急医療が必要な人が受けられないことがある」など導入の必要性を訴えたが、新年度からの導入は時期尚早と結論づけられた。
ただ、現在も一定の条件を満たして救急外来で特別料金を徴収している場合は、今後も継続できる。
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2010/1/29 協会けんぽ、保険料率大幅引き上げ 全都道府県で asahi.comより転載
協会けんぽ、保険料率大幅引き上げ 全都道府県で
2010年1月27日22時39分 朝日新聞
全国健康保険協会は27日、中小企業の従業員らが加入する協会けんぽ(旧政府管掌健康保険)の新年度の保険料率を決定した。都道府県ごとに料率は異なるが、全都道府県で1ポイント以上アップした。全国平均は過去最高の9.34%。現行の平均8.2%から大幅な引き上げとなる。不況により保険料収入が大幅に落ち込んだことが影響した。
新しい保険料率は、この日の同協会運営委員会で了承され、厚生労働相の認可を受けて4月納付分から適用される。加入者数は約3500万人。平均的な年収(370万円)の場合、本人負担は年間2万1090円増える。
保険料率が最も高いのは北海道の9.42%で、今年度より1.16ポイント上がる。続いて佐賀の9.41%、香川、福岡の9.40%と続く。
急激な料率アップで、大幅な負担増となるのを避ける措置により、地域間格差は是正されているが、北海道と最も低い長野県(9.26%)との差は0.16ポイントで、現行の0.11ポイントより拡大。平均的な月収(28万円)では、月額150円の差が220円に広がる。
協会けんぽの財政は、金融危機など深刻な不況の影響で賃金水準が下がったことで、急激に悪化した。2009年度の赤字見込みは、積立金を崩しても約4500億円に上る。このため、政府は保険料率の急上昇を抑えるため、2010年度予算案に約600億円を計上した。これらに加え、大企業の従業員らが加入する健康保険組合と公務員らが入る共済組合に高齢者医療に関する負担を肩代わりさせ、現在13%の国庫補助率を16.4%に上げる。それでも、大幅な料率引き上げは避けられなかった。
今後も保険料率の引き上げが避けられない状況は変わらず、この日の運営委員会では12年度には保険料率が9.9%〜10.2%になるとの試算が示された。保険料率の上限は10%と法律で規定されており、厚労省は上限を引き上げる法改正も検討している。
また、運営委員会は「国庫補助率の更なる引き上げを含めた抜本的な対策が講じられるよう国などに積極的に働きかけていく」ことを協会に求めることも決めた。
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2010/1/29 日本製の輸液用針、血管に樹脂詰まる恐れ 米当局指摘 asahi.comより転載
日本製の輸液用針、血管に樹脂詰まる恐れ 米当局指摘
2010年1月27日11時18分 朝日新聞
【ワシントン=勝田敏彦】
医療器具メーカー「ニプロ」(本社・大阪)が製造した輸液用の針で、人体に悪影響を及ぼす恐れのある製品があるとして、米食品医薬品局(FDA)は26日、該当品の使用を直ちにやめるよう医療関係者に通知したと発表した。具体的な健康被害は報告されていないが、最悪の場合、患者が死亡することもあり得る最も深刻な「クラス1」の基準に分類した。
厚生労働省によると、FDAの措置は、使用条件を通常より厳しくした場合の検査結果を受けたものとしているが、FDAが重大視したことから、ニプロに自主回収を含めた対応を要請。これを受け、ニプロは海外流通分も含めて回収する方針を決めた。
回収されるのは「ヒューバー針」と呼ばれ、がんの化学療法などで点滴を繰り返す患者らに使われる。FDAによると、患者の体内に、輸液用の針を刺す器具をあらかじめ埋め込む仕組みで、針を出し入れする際に器具のシリコーン樹脂がはがれ、患者の血管に詰まる恐れがある。
ニプロによると、該当の製品名はコアレスニードル、コアレスニードルセット、セーフタッチコアレスニードルセットの3種。日米のほか、カナダ、イタリア、ドイツ、イスラエルでも販売している。
厚生労働省によると、ニプロ製のヒューバー針の国内占有率は6割以上に上る。
FDAによると、2007年1月から09年8月に製造されたもので、米国内では別の企業が販売し、200万本以上が出ている。09年10月に日本国内の工場で製品の検査をしたところ、針の形などに問題があり、60〜72%の割合で接続部分の樹脂がはがれることがわかった。
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2010/1/27 万能細胞分化で体内時計 阪大、再生医療に活用も m3.comより転載
万能細胞分化で体内時計 阪大、再生医療に活用も
2010年1月26日 提供:共同通信社
体のリズムを約24時間周期で刻む体内時計が、胚(はい)性幹細胞(ES細胞)や新型万能細胞(iPS細胞)からさまざまな組織に分化する過程で形成されることを、大阪大の八木田和弘(やぎた・かずひろ)准教授らがマウス実験で突き止め、米科学アカデミー紀要電子版に25日発表した。
ES、iPS細胞では体内時計は発生していなかった。八木田准教授は「未分化のがん細胞は体内時計に異常があることが多い。今回の研究成果は再生医療の際、危険のある細胞を見分ける基準になる可能性がある」と話している。
また、体内時計が完成していない胎児期に、母体にストレスや生活リズムの乱れがあると、子どもの体内時計にどう影響するのかの解析にも役立ちそうだという。
実験では、細胞の体内時計が振動すると反応して光る遺伝子を指標に、体内時計を観察できるES細胞を作製。ES細胞では振動がなかったが、培養して分化させると約2週間で約24時間周期の振動が現れた。体内時計ができた細胞からiPS細胞をつくると再び振動が消え、そこから分化させた細胞ではまた周期的な振動が始まった。
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2010/1/27 てんかん防ぐタンパク質 メカニズムの一端解明 m3.comより転載
てんかん防ぐタンパク質 メカニズムの一端解明
2010年1月26日 提供:共同通信社
神経細胞の接合部「シナプス」で分泌される特殊なタンパク質が、てんかん発症を防ぐメカニズムの一端を自然科学研究機構生理学研究所(愛知県岡崎市)の深田正紀(ふかた・まさき)教授らが25日までにマウス実験で解明した。近く米科学アカデミー紀要電子版に発表する。
解明したのは、原因が分からず発症し患者の約7割を占めるてんかんのうち、遺伝的要因が指摘される「家族性特発性部分てんかん」の発症メカニズム。深田教授は「治療薬開発につながるかもしれない」としている。
てんかんは脳神経細胞の異常な興奮によって起こるとされるが、詳しいメカニズムは謎が多い。
一部の家族性特発性部分てんかん患者では、シナプスで「LGI1」と呼ばれるタンパク質をつくる遺伝子に異常があることが分かっていた。深田教授らは今回、この遺伝子が機能しないマウスを作成し、このマウスでは必ずてんかんが発症することを突き止めた。
正常なマウスでは、LGI1が別の二つのタンパク質と結び付くことでシナプスの伝達機能を正常に保ち、発症を防いでいるという。
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2010/1/27 糖尿病:やせた人「ならない」 40〜60代の3人に1人が誤解−−製薬会社調査 毎日jpより転載
糖尿病:やせた人「ならない」 40〜60代の3人に1人が誤解−−製薬会社調査
2010年1月27日 毎日新聞 東京朝刊
肥満ではない40〜60歳代の3人に1人が「将来、糖尿病にならない」と誤解していることが、製薬会社「ノボ・ノルディスク・ファーマ」の調査で分かった。日本人は肥満でなくても糖尿病になる人が多く、糖尿病予防には、体形だけで判断する「誤解」の解消が求められそうだ。
調査は昨年12月、40〜60歳代の健康な男女1200人にインターネットで実施した。糖尿病になりやすい体形を聞いたところ、49.7%が「太っている人」と答え、「体形は関係ない」(43.8%)を上回った。1200人のうち肥満度を示す体格指数(BMI)が25未満の太っていない男女600人に「将来、糖尿病になる可能性」を聞くと、36.3%は「ない」と受け止めていた。
日本人は血糖値を抑えるホルモン「インスリン」の分泌能力が低い人が多く、標準体重以下の患者も多い。だが、標準体形ややせ形でも糖尿病になりやすいことを知っている人は38.8%だった。
08年度に始まったメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に注目した健診制度では腹囲が注目され、やせていれば血糖値だけ高めでも指導対象にならない。ところが調査では、健診で糖尿病の疑いを見逃す可能性があることを知らない人も66.6%に達した。大西由希子・朝日生命成人病研究所治験部長は「自分は大丈夫と思っても、過食や運動不足で糖尿病になる可能性はある。医療機関で検査を受けてほしい」と話す。【永山悦子】
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2010/1/27 患者拘束の違法性否定 最高裁、受傷防止など例外認める YOMIURI ONLINEより転載
患者拘束の違法性否定
最高裁、受傷防止など例外認める
2003年に愛知県一宮市の「一宮西病院」に入院した女性(当時80歳、1審判決前の06年に死亡)が不必要な身体拘束で心身に苦痛を受けたとして、女性の遺族が、病院を経営する社会医療法人に損害賠償を求めた訴訟の上告審判決が26日、最高裁第3小法廷で開かれた。
近藤崇晴裁判長は「女性が重大な傷害を負う危険を避けるため、緊急的にやむを得ず行ったもので、違法とは言えない」と述べ、計70万円の支払いを命じた2審・名古屋高裁判決を破棄し、請求を棄却した。原告敗訴が確定した。
患者に対する身体拘束の違法性が争われた訴訟で、最高裁が判断を示したのは初めて。
判決によると、女性は03年10〜11月、腰痛などのため同病院の外科に入院。意識障害の症状もあり、11月16日未明に何度もベッドから起きあがろうとしたことなどから、看護師がひも付きの手袋を使って、約2時間にわたって拘束した。女性は手袋を外そうとして手首などに軽傷を負った。
同小法廷は、身体拘束は原則的に許されず、「患者の受傷を防止するなど、やむを得ない場合にのみ許される」との判断を示す一方、拘束しなければ女性が骨折するなどの危険性が高かったことから、違法ではないとした。
1審・名古屋地裁一宮支部は06年9月、請求を棄却したが、2審は「重大な傷害を負う危険があったとは認められない」などとして、拘束を違法と判断していた。
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2010/1/27 自殺者数3万2753人 昨年より504人増 YOMIURI ONLINEより転載
自殺者数3万2753人昨年より504人増
(2010年1月26日 読売新聞)
昨年1年間の全国の自殺者数は3万2753人で、前年より504人(1・6%)増加したことが26日、警察庁のまとめでわかった。
自殺者が3万人を超えるのは1998年以来、12年連続で、過去5番目に多かった。男性の自殺者が増加した。同庁は今春をめどに動機や年齢別などの詳しいデータをまとめる。
自殺者のうち男性は前年より575人増の2万3406人で、女性は71人減の9347人。
月別では、3〜5月が3000人を超え、上半期は過去最悪だった2003年に迫るペースだったが、6月以降は2000人台に減少。9月以降は前年を下回った。
都道府県別では、東京が最も多い2989人で、大阪1982人、神奈川1798人、埼玉1796人、愛知1623人の順。前年との比較では、大阪(146人減)、北海道(127人減)など17道府県で減少したが、埼玉(143人増)、千葉(122人増)など28都府県で増加した。
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2010/1/27 嗅覚異常調べる試薬、産総研が開発 認知症の早期発見も asahi.comより転載
嗅覚異常調べる試薬、産総研が開発 認知症の早期発見も
2010年1月26日18時12分 朝日新聞
嗅覚(きゅうかく)の異常を調べる試薬を、独立行政法人・産業技術総合研究所(茨城県つくば市)が開発した。現在、複数の医療機関で試験導入されており、いずれは人間ドックなどでの採用を目指すという。嗅覚の異常は自覚症状がないため発見が難しい。診断ができればアルツハイマー病などの早期発見にもつながると期待されている。
開発したのは、産総研人間福祉医工学研究部門の小早川達・主任研究員。「オープンエッセンス」の名で、2008年秋から和光純薬工業(大阪市)を通じて全国の医療機関へ販売している。
試験薬は手のひらサイズのカード型。中ににおいの分子が印刷されており、鼻を近づけてかいだ後、4個の選択肢からにおいを当てる仕組みだ。1セット12枚で、おおむね4回以上誤った場合、嗅覚異常の可能性があるという。
嗅覚障害に詳しい金沢医大の三輪高喜・医学部教授によると、全人口の1%ほどに嗅覚障害がみられるとの調査結果がある。しかし嗅覚異常は自覚症状に乏しく診断を受ける例はまれだ。認知症では初期段階で嗅覚に異常が見られることも多い。
小早川研究員は「一人でも多くの人が検査できるよう、人間ドックへの採用を目指したい」と話している。(羽賀和紀)
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2010/1/26 画像診断と血流検査が必要 脳死判定基準の見直し提案 「より正確に」と学会 m3.comより転載
画像診断と血流検査が必要 脳死判定基準の見直し提案 「より正確に」と学会
脳死者からの臓器提供要件を大幅に緩和した改正臓器移植法の本格施行を前に、日本脳死・脳蘇生(そせい)学会の検討委員会は24日までに、より正確な脳死判定のために、判定基準にコンピューター断層撮影(CT)などによる頭部の画像診断や脳血流検査の実施を盛り込み、見直すべきだとする提案をまとめた。
今後さらに議論した上で学会として正式決定し、国などに示す。
取りまとめをした木下順弘(きのした・よしひろ)熊本大教授は「既にCTによる診断は行われており、過去の脳死判定に問題があるわけではないが、判定基準は時代に応じて修正されるべきだ。(改正法の本格施行を控えた)この時期に専門家が声を上げる必要がある」と話している。
臓器移植法に基づく法的な脳死判定は現在、深い昏睡(こんすい)、瞳孔の固定、脳幹反射の消失、平たん脳波、自発呼吸の消失の5項目を、6時間以上の間隔を空けた2回の検査で確認するという基準で行われている。
提案では、現在の基準は脳が機能していないことを把握する必要条件を積み重ねているが、将来回復する可能性がないことを確認する十分条件ではない、と指摘。
「現在の画像技術があれば、回復不可能な全脳の壊死(えし)かどうかを判断できる。画像を義務付け、より正確に脳死を診断すべきだ」とし、脳血流検査も「検査法の進歩により、有効な脳血流の有無は十分に判断可能だ」としている。また脳幹の機能を確かめるそのほかの検査を含め、項目をすべて満たせば、1回で脳死の確定診断とすることを提案している。
同学会は、脳の治療を専門とする救急医らが参加している。
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2010/1/26 再診料引き下げに賛否 診療報酬改定で公聴会 m3.comより転載
再診料引き下げに賛否 診療報酬改定で公聴会
厚生労働相の諮問機関、中央社会保険医療協議会(中医協)は22日、2010年度診療報酬改定への意見を聞く公聴会を福島市内で開いた。厚労省が計画する、病院より高い診療所の再診料引き下げ問題などについて、9人が意見表明した。
千葉県の開業医団体の職員は「再診料は医療サービスの礎。引き下げで礎が崩壊する」と強調。「過去の公聴会で出た医療現場の声が、改定に反映されてきたか疑問だ」と投げかけた。
一方、福島市の健保組合職員は「同一サービスは同一報酬であるべきだ。診療所の再診料を下げ、病院を上げて一本化してほしい」と述べた。
福島県内の訪問看護ステーションで働く女性看護師は「看護が必要な患者でも、回数制限を超えると報酬が付かない。矛盾を感じている」と問題提起。「小規模なステーションは経営が難しく、開設者は疲れ切っている」と訴えた。
福島県内の病院長は「一病院の取り組みには限界がある。このままでは(地域医療の)ドミノ倒しになる」として、報酬引き上げに理解を求めた。
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2010/1/26 脳梗塞救急、地域で格差 有効薬使用件数 4倍の開き…学会調査 YOMIURI ONLINEより転載
脳梗塞救急、地域で格差
有効薬使用件数 4倍の開き…学会調査
脳梗塞の救急医療で最も有効な薬剤の使用件数に、都道府県によって最大4倍近い差があることが、端和夫・新さっぽろ脳神経外科病院名誉院長ら日本脳卒中学会の研究グループの調査で分かった。 脳卒中の救急医療体制の地域格差が浮かび上がった形だ。25日発行の同学会誌で論文が掲載される。
薬は、血管に詰まった血の塊(血栓)を溶かす「t―PA」。4割近くの患者が、発症から3か月後にほぼ正常な状態に回復する効果がある。国内では2005年10月に使用が認可された。
同学会に製薬会社から報告された市販後調査結果によると、認可から08年9月までの3年間のt―PA使用件数は1万4792件。
3年間の使用件数を、脳梗塞の危険が高くなる65歳以上の人口10万人当たりで換算すると、最も多いのは香川県の103・6件。最も少ないのは岩手県の27・1件で、3・8倍の開きがあった。全国平均は57・6件。
t―PAは迅速な投与が必要で、同じ脳卒中でも脳出血、くも膜下出血には使えない。発症から3時間以内に、医師がCT検査などで正確な診断を行って使うことが条件となっている。
しかし地域によっては、診断・治療ができる脳外科医や神経内科医が不足していたり、救急隊による患者搬送に時間がかかったりして、せっかくの薬剤が使えないケースが少なくない。
国立循環器病センター内科脳血管部門の峰松一夫部長は「t―PAの使用件数は、脳卒中の救急医療の水準を示す一つの指標であり、地域格差があってはならない。都道府県は積極的に救急医療体制作りにかかわるべきだ」と話している。
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2010/1/26 介護スタッフの月給、平均9千円増 報酬3%増額後 asahi.comより転載
介護スタッフの月給、平均9千円増 報酬3%増額後
2010年1月25日22時48分 朝日新聞
介護保険サービスの対価として支払われる介護報酬が2009年度改定で3%増額された後、介護従事者の処遇がどれぐらい改善したかについて、厚生労働省は25日、実態調査の結果(速報値)を公表した。平均給与は全体で改定前より月額約9千円増えたが、給与などの引き上げ予定がないところも13%あった。
速報値は、改定効果を検証する社会保障審議会介護給付費分科会で示された。
調査は、全国の特別養護老人ホームや訪問介護事業所など7141カ所を対象に実施。うち70.5%分を暫定集計し、従事者4万2千人余りの状況を調べた。
同一の従事者について、08年9月の給与と改定後の09年9月と比べると、平均で月額22万2308円が23万1366円に増額。職種別では、ホームヘルパーを含む介護職員は約8900円増の月19万9854円だった。また、施設別で増加額が最も多かったのは特養で、約1万2千円。認知症グループホームは約9千円増、訪問介護事業所は約5900円増だった。
ただ、今回のデータは、月給や日給、時給を区別せず集計。さらに、報酬改定を踏まえての給与引き上げか否かも区別していないため、分科会ではデータの整理が必要という指摘が相次いだ。
09年度改定では、従事者の処遇改善のため、制度開始後初めてプラス改定された。厚労省は報酬アップで、「従事者(常勤換算)の賃金を月2万円上げられるだけの財源を確保」と説明していたが、半分程度にとどまった。
また、介護職員のさらなる処遇改善のため、月額1万5千円相当の賃金引き上げを助成する交付金が報酬改定後に設けられたが、この分は調査に含まれていない。同省は「交付金の影響もみて、分析が必要」とし、10年度に報酬改定と交付金の影響を踏まえた調査を実施する方針だ。
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2010/1/26 臓器の親族優先提供、10日で2千人超登録 法改正受け asahi.comより転載
臓器の親族優先提供、10日で2千人超登録 法改正受け
2010年1月25日19時39分 朝日新聞
臓器移植法の改正で今月17日から親族への優先提供が認められることになったが、日本臓器移植ネットワーク(移植ネット)のサイトに親族優先提供の希望を登録した人は24日までに2670人になった。厚生労働省が25日、同法の運用を検討する臓器移植委員会で明らかにした。
移植ネットは今月15日から、臓器提供の意思表示を登録するサイト(http://www.jotnw.or.jp)で、親族優先希望の登録受け付けも開始。同日以降、新たに登録した700人のうち4分の1の170人が親族優先を希望した。また、以前から登録していた約5万3400人のうち、24日までの10日間に、約2500人が親族優先を追加登録したという。
登録は医学的な条件などを満たせば、移植が必要な親や子ども、配偶者に優先提供できる仕組み。意思表示カードの余白に優先提供の意思を記す方法も認められる。
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2010/1/26 「ネギは風邪にいい」、ウイルス抑制実証 富山大大学院 asahi.comより転載
「ネギは風邪にいい」、ウイルス抑制実証 富山大大学院
2010年1月25日8時4分 朝日新聞
ネギの抽出物が、A型インフルエンザのウイルスの増殖を抑え、体内の免疫機能を向上させるのに有効である可能性があることが、富山大大学院医学薬学研究部の林利光教授のマウスを使った研究で分かった。林教授は「昔から『ネギは風邪にいい』と言われているが、予想どおりだった。病気に即対応できるわけではないが、ウイルスに対する体の備えを強化することができる」と話している。
林教授は、メカブの「フコイダン」のインフルエンザウイルスへの有効性を調べるなど、ウイルスと食べ物の関係を研究してきた。今回の研究は、大分県の食品会社「佐々木食品工業」が、「大分名産のネギで健康にいいものはできないか」と林教授に相談したことをきっかけに始めた。
最初に、試験管を使った実験で、一定の条件で抽出したネギの成分が、ウイルスの増殖を抑えることを確認した。続いて、マウスに1週間、ネギの抽出物を経口投与した後、インフルエンザウイルスに感染させた。ネギの投与はその後も続けた。
最も増えるとされるウイルス投与から3日後のウイルス量を、肺と気管支で調べたところ、ネギを与えたマウスのウイルス量は、与えなかったマウスの3分の1程度に抑えられた。
また、ウイルス投与から3週間後に、マウスの体内にある抗体の量を調べた。その結果、ネギを与えたマウスの血液中などの抗体は、そうでないマウスに比べ、3倍近く多かった。
林教授は、タミフルはワクチンを全滅させるため、体内の抗体を増やす効果はないと指摘し、ネギがウイルスを減らす一方で抗体を増やしたことを評価した。「体には元々、細胞やウイルスをやっつける免疫がある。ネギは免疫が機能する初期の段階に働きかけ、予防的に体の免疫力を高める効果があるのではないか」と分析した。
今後は、佐々木食品工業を中心に、ネギのどの成分が、どのようなメカニズムで働いているのかを研究する。同社研究室の高野美耶さんは「ネギの持つイメージと裏付けるデータは一致したので、ゆくゆくは、ネギエキスを使った商品を開発したい」と意欲をみせている。(中林加南子)
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2010/1/25 [中年版・自由研究]乾布摩擦…ツボ刺激 姿勢もビシッ YOMIURI ONLINEより転載
[中年版・自由研究]乾布摩擦…ツボ刺激 姿勢もビシッ
(2010年1月24日 読売新聞)
ちゃぶ台、ラジオ、そして家族の団欒……。昭和の暮らしが見直されている。そんな中で思い出すのが乾布摩擦。小学校低学年だった1970年代前半、学校でさせられた記憶がある。当時は嫌々だったが、今でも健康法として根強い人気があるという。
読売新聞のデータベースで「乾布摩擦」を扱った記事を調べてみた。1942年(昭和17年)10月15日の婦人面では、子どもの健康法として「乾布摩擦」を写真入りで紹介している。戦時中でもあり、見出しも「筋金入りの体に これが日本の乾布摩擦」と勇ましい。高度経済成長期の60〜70年代にも小学校などで乾布摩擦がブームになったという。その後も、紙面では折々取り上げられている。タオル1枚あればできる気軽さが、息の長い人気を支えているのだろう。
東京都狛江市の「狛江みずほ幼稚園」では25年ほど前から、園児たちの健康づくりの一環として乾布摩擦を毎朝行っているという。同園を訪ねてみた。
午前10時前、芝生の園庭では約400人の園児たちが元気に体操していた。自分も厚いコートやシャツを脱ぎ、社内野球大会の参加賞だったタオルを持って、その中へ。
「乾布摩擦、ご用意!」。太鼓の合図で乾布摩擦が始まった。「1、2、3、やー」と大声で園児たちが左腕をタオルでこすり始めた。「やー」と叫ぶ時にタオルを持っている手を空に向かって突き上げる。そして右腕、両脚、首の両側、顔、おなかと続く。首をこすり始めたころから、体がポカポカしてきた。
最後は背中。肩甲骨の間をすべるタオルの刺激が心地いい。もう寒さは感じない。肌もうっすらとピンク色に。この間、わずか4分。始める前には想像のつかなかった爽快さ。もっとこすっていたいと思ったほどだ。「でも、こすりすぎは肌を傷めてしまいます。毎朝、継続することが大切なんです」と副園長の秋元美江子さんは話す。
体験後、帰社してからも体が軽く、仕事も順調。「あさいマッサージ教育研究所」(川崎市)代表の浅井隆彦さん(59)によれば、乾布摩擦には、〈1〉摩擦による血行促進〈2〉外気で日光を浴びながら体を動かすことによる気分転換〈3〉ツボの刺激による肩凝りの解消――などの効用がある。
首筋の後ろには、風邪の予防や肩凝りに効くというツボが集まっていて、「乾布摩擦により、そうしたツボを効果的に刺激できます。それに背中の摩擦は胸を広げて行うので、姿勢もよくなります」と浅井さん。
なるほど、快調になるわけだ。しかも、必要なのはタオル1枚だけ。こんな手軽で環境に優しい健康法はない。「ただし、三日坊主では効果は薄い。続けることに意味があるんです」と、浅井さんにもくぎを刺された。よほどちゃらんぽらんに見えるのだろうか。
国のために「筋金入りの体」が必要とされた時代とは異なり、平和な今は、自分自身の健康づくりが第一。何ごとについても三日坊主になりがちな日々を反省し、この冬はまず、乾布摩擦を励行しようと思っている。(文・高橋直彦)
乾布摩擦のコツ
▽乾布摩擦は、活動を始める朝がふさわしい。
▽日光を浴びながら行うことで、体がすっきりと目覚める。
▽時間は5分程度。汗をかくほど熱心に行うと、体を冷やしてしまうので注意。
▽寒かったら、外気を室内に入れて室内で行ってもよい。
▽摩擦は体毛の流れに逆らって。腕なら手首から肩口に向かってこする。
▽肌を過度に刺激しない絹のタオルが最適とされる。
対川製網(広島県呉市)は、漁網用の綿糸を網目状に織った「元祖海軍さんのタオル」を戦前から発売。乾布摩擦用としても人気がある。
(浅井さんの話などをもとにまとめた)
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2010/1/25 酒の安売り、飲み放題はダメ…WHOが規制指針案 健康被害などを指摘 YOMIURI ONLINEより転載
酒の安売り、飲み放題はダメ…WHOが規制指針案
健康被害などを指摘
(2010年1月23日 読売新聞)
【ジュネーブ=平本秀樹】
世界保健機関(WHO)の執行理事会(日本など34か国で構成)は22日、酒の安売りや「飲み放題」の規制など、過度な飲酒を減らすための指針案を承認した。
WHOは2003年の総会で「たばこ規制枠組み条約」を採択しており、次はアルコールの規制に向けて一歩を踏み出した形だ。
指針案は、「04年の飲酒に起因する死者数は250万人にのぼり、このうち32万人は15〜29歳の若者だった」と分析。「大酒飲みや若者は価格の変化に敏感」だとして、飲み過ぎや未成年者の飲酒を減らすには酒類の値上げが「最も有効な手段の一つ」と指摘した。
さらに、定額で無制限に飲酒できる居酒屋などの「飲み放題」や酒類のディスカウント販売の禁止・制限、アルコール飲料の販売促進を目的としたイベントの規制なども提案した。
指針案は5月の総会で正式採択される見通し。ただ国際条約ではないため、加盟国への強制力はない。
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2010/1/24 「高次脳機能障害に理解を」専門家ら招き都内で講演会 asahi.comより転載
「高次脳機能障害に理解を」専門家ら招き都内で講演会
2010年1月23日19時36分 朝日新聞
「高次脳機能障害を理解する 私たちにできること」講演会(朝日新聞厚生文化事業団、朝日新聞社主催)が23日、東京・有楽町朝日ホールで開かれ、突然、交通事故などで脳を損傷した人たちをめぐる話に満員の約700人が聴き入った。
帝京平成大教授の中島恵子さんが「高次脳機能障害の理解」と題して講演、自転車事故がもとで新しいことが覚えられない障害を持った青年と周囲との交流を描いた映画「ガチ☆ボーイ」のメーキングビデオが上映された。続いて、北京パラリンピック自転車競技の金メダリスト石井雅史さんと国立成育医療センター医師の橋本圭司さんが対談。石井さんは当事者の立場から理解を訴えた。
同講演会は2月28日、大阪市西区の大阪YMCA会館でも開かれる。
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2010/1/24 一歩あるけば医療費0.0014円節約 厚労省試算 asahi.comより転載
一歩あるけば医療費0.0014円節約 厚労省試算
2010年1月23日15時6分 朝日新聞
ふだんたくさん歩けば生活習慣病にかかりにくくなり、医療にかかる費用も減らせそうだ。じゃあ、その効果は1歩あたりいくら? 厚生労働省の研究班がそんな試算をしたら、「0.0014円」という結果が出た。ほんのちょっとにみえるが、日本全体でみれば年間2千億円前後の効果も期待できるらしい。
歩行習慣によって糖尿病や脳卒中、心筋梗塞(こうそく)などが起きにくくなることが知られている。研究班はこうした病気に関して「歩数がどれだけ増えれば、発症リスクがどれだけ下がるか」を検討した研究論文を集めた。それぞれの病気の治療や入院にどれくらいの費用がかかっているかを示した厚労省の統計などを使い、いまよりも歩数がどれほど増えれば、医療費がどれくらい減らせそうかを調べた。
加藤昌之・国際協力医学研究振興財団主任研究員らが中年期の千人の集団をモデルに計算したら、現状より歩数が3千歩(2キロメートル前後、約30分)増えることで今後10年間にかかる医療費が1569万円、5千歩なら2512万円減らせそうなことがわかった。死亡者が出ることも考えて1人の1歩あたりを算出すると、それぞれ0.00147円、0.0014円となった。1万歩でほぼ14円。
「それだけ?」という気もするが、20歳以上の日本人みんなが毎日、いまより3千歩多く歩いたとすれば、年間で約1600億分円になる。
試算では、糖尿病や脳卒中、心筋梗塞などにかかる年間医療費を平均5.5%減らせることもわかった。高齢者も含めたこうした医療費は年4.9兆円ほどかかっているとされるので、2700億円近く節約できる計算だ。
生活習慣病を防ぐには、ある程度まとまった歩数が必要になる。ぜんぜん歩かない人が1歩増やしても、それだけで経済効果は望めない。
主任研究者の井形昭弘・名古屋学芸大学長は「健康寿命が延び、その間を楽しく過ごせるとしたら、恩恵は経済効果だけでは計り知れない。たくさんの人に歩行習慣を身につけてほしい」と話す。(田村建二)
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2010/1/24 アルツハイマー病にワクチン療法? マウスの記憶力回復 asahi.comより転載
アルツハイマー病にワクチン療法? マウスの記憶力回復
2010年1月23日13時46分 朝日新聞
アルツハイマー病によって起こる記憶障害を改善するワクチンを、佐賀女子短大や米カリフォルニア大などの研究グループが開発した。アルツハイマー病のマウスの脳内に増えたホモシステイン酸を減らすことで、記憶能力が回復できたといい、新しい治療法につながる可能性があるという。
アルツハイマー病は脳にたまったベータアミロイドというたんぱく質が主因と考えられているが、長谷川亨・佐賀女子短大教授(公衆衛生学)らは、ベータアミロイドの蓄積を促し、細胞の破壊にも直接関係していると見られるホモシステイン酸に着目。貝類から抽出した特殊なたんぱく質とホモシステイン酸を合成したワクチンを作り、アルツハイマー病のマウスに投与して記憶力の変化を見た。
水を張った円形プールでマウスを繰り返し泳がせ、島を見つけるまでにかかる時間を4日間調べたところ、ワクチン注射をしなかった15匹のマウスはいつも1分以上かかったが、投与した15匹のマウスは4日目には約20秒まで短縮した。アルツハイマー病ではないマウスに近い学習能力が見られたという。
さらに、いずれのマウスもアルツハイマー病によって脳の記憶をつかさどる海馬の大きさが15〜20%ほど縮小していたが、ワクチン注射をしたマウスでは大きさが元に戻っていたことも確認された。
ワクチンによって免疫細胞がホモシステイン酸を「異物」として攻撃した結果、ホモシステイン酸が減少したためとみられる。
論文は20日、米科学誌プロスワンに掲載された。長谷川教授は「人間にもワクチンが有効となることを期待している」と話している。(伊豆丸展代)
◇
順天堂大学の田平武教授(認知症診断予防治療学)の話 アルツハイマー病の原因はまだ特定されておらず、アミロイド仮説が主流だが、今後、人間でもホモシステイン酸の関与が確認できれば、新たな治療法ができる可能性が高まる。ただし、ホモシステイン酸を除去した場合の人体への影響を確認する必要はある。
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2010/1/23 眠れない時代に:第1部・快適な朝を求めて/3 寝具にこだわる 毎日jpより転載
眠れない時代に:第1部・快適な朝を求めて/3 寝具にこだわる
2010年1月22日 毎日新聞 東京朝刊
◇枕の高さ、人それぞれ 布団素材、季節で交換
快眠には、マットレス以外にも枕や布団、パジャマといった寝具選びが重要。だが何気なく使っている人は少なくない。どうしたら質のいい睡眠を得られるのかをまとめた。
高さの異なる枕が壁面に勢ぞろい。寝装品メーカー「ロフテー」(東京都中央区)の枕工房本店。炭を含んだパイプや羽根など枕に入れる素材もさまざまだ。普通の四角いタイプのほか、横向きの姿勢でも寝やすいよう、S字やI字形の少し変わった細長い抱き枕もある。同社の睡眠改善インストラクターの矢部亜由美さんは「人にはそれぞれ適した高さの枕がある」と指摘する。
人間は、力まず自然なまま立った状態を保ちながら寝た時が、最も体への負担が少ない楽な姿勢と考えられている。その際、首の骨が曲がっているため、マットレスと頭や首の間にすき間ができる。これを埋める高さが枕の理想とされ、この高さに調節すると、首に無理な負担がかからないとされる。
入眠時の寝姿勢に応じて適した枕もある=東京都中央区日本橋富沢町の「ロフテー枕工房」本店で、河内敏康撮影
では、枕の高さは睡眠に影響するのか。同社が、最適な高さの枕と、それよりも2センチ高い枕とで睡眠への影響を調べた結果、最適な高さの枕は就寝途中で目が覚めることが少なく、起床時は腰痛や体のだるさなどが少ない傾向がみられた。
矢部さんは「就寝中の人の自然な動きを妨げず、気持ちよく眠れるよう、枕はマットレスなど寝具と併せて選ぶ必要もある」と語る。
◇ ◇
「質のいい睡眠を得るためにも、布団の素材にはこだわってほしい」。寝具メーカー「イワタ」(京都市中京区)の岩田有史(ありちか)社長はこう強調する。
良質な睡眠には、敷布団と掛け布団との間にできるすき間の空気の状態が重要な要素とされている。岩田さんによれば、このすき間の温度が32〜34度、湿度が45〜55%の範囲に収まると、快適な睡眠が得られるという。
日本には、四季があるため、季節ごとにこのすき間の温度や湿度は大きく変化する。夏は背中の湿度が90%程度まで上昇し、冬は背中のすき間から冷気が入り込み温度が下がる。眠りが浅くなりやすいため、夏は麻や籐(とう)など吸放湿性、冬はキャメルや羽毛など保温性のある素材が、質のいい睡眠を取るカギを握るという。
素材は良質な睡眠を左右するのか。同社が、麻のパッドと普段の敷布団とで比較実験した。麻は、吸湿・発散性が高く、汗を外に逃がすため、背中の蒸れが少ない素材だ。実験参加者の9割近くが麻の方が寝心地が良かったと答え、熟眠感や起床時の気分も良好だった。
岩田さんは「寒いからといって、自然な寝返りを妨げるような重い掛け布団は避けた方がいい」と助言する。
◇ ◇
寝間着も良質な睡眠には欠かせないアイテムの一つだ。人間は各睡眠段階でさまざまな脳波を出す。覚せい中はベータ波を出すが、目を閉じてリラックスするとアルファ波が出るようになる。つまり、スムーズな入眠には、リラックスすることが重要と言える。
アパレルメーカー「グンゼ」(大阪市北区)の上島進部長は「軽くて、体の締め付けが少ないパジャマは、体の緊張を解き、リラックスできるメリットがある」と説明する。
最近、スエットやジャージーを着て寝る若者が増えているとの指摘がある。国立精神・神経センターの白川修一郎・客員研究員(睡眠学)は「スエットやジャージーを寝間着にすると、体が締め付けられたり、着心地が悪かったりなどして、睡眠にとって望ましくない要素が多い。寝間着の着用は、就眠儀式の一つという意味でも重要」と指摘。「リラックスできていないと、覚せいから入眠への切り替わりが困難になり、睡眠の質にも何らかの悪い影響が出る恐れがある」と警告する。=つづく
==============
◇子どもの睡眠不足
NHK放送文化研究所の05年調査によると、10代の平均睡眠時間(平日)は男子が7時間53分、女子が7時間42分。米国立睡眠財団によれば、思春期(11〜17歳)に必要な睡眠時間は8.5〜9.25時間。学童期(6〜12歳)は10〜11時間とさらに長い時間必要だ。日本の子どもは睡眠時間が平均でも1時間以上不足していると言える。脳や身体の正常な発達を促す上でも、早寝早起きで十分な睡眠を取ることが肝要だ。
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2010/1/23 日医、診療報酬改定に意見公募で反対投稿 中医協外され asahi.comより転載
日医、診療報酬改定に意見公募で反対投稿 中医協外され
2010年1月22日20時51分 朝日新聞
2010年度の診療報酬改定をめぐり、日本医師会(日医)は、厚生労働相の諮問機関・中央社会保険医療協議会(中医協)がまとめた骨子に対する見解を公表した。骨子で「検討」とした救急病院で受診した軽症患者への「特別料金」の導入には反対を表明。再診料の引き下げも容認しない考えを示した。
中医協の骨子については、15日から22日までを「パブリックコメント」手続きの期間とし、一般からの意見を募集している。政権交代後、日医の執行部は中医協メンバーから外されたため、今回初めてパブコメ手続きにのっとって意見を出すことになる。
中医協が、救急病院などを受診した軽症患者から特別料金を徴収する仕組みを検討していることについて、日医は「現段階では時期尚早」と、議論の不十分さを指摘。そのうえで「患者は自ら判断できるわけではなく、かえって重症化を招く恐れもある」と主張している。この項目は、病院勤務医の負担軽減策として中医協の医師ら診療側委員が検討を求めたものだが、日医は逆の姿勢を示した形だ。
また、病院(600円)と診療所(710円)で格差がある再診料については、「診療所を下げて統一することは認められない」と強調。診療所分を引き下げたうえで、地域医療への貢献度に応じて加算するという厚労省の足立信也政務官の考えを批判した。
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2010/1/22 犯罪死 見逃すな、検視強化へ研究会 YOMIURI ONLINEより転載
犯罪死 見逃すな、検視強化へ研究会
(2010年1月21日 読売新聞)
警察庁は21日、「犯罪死を見逃しかねない」と指摘されている現在の検視体制など死因究明制度を強化するため有識者から意見を聞く研究会を、今月29日に発足させることを決めた。
結果を踏まえ、中井国家公安委員長は、来年の通常国会にも検視や解剖の体制改善の関連法案を提出する意向で、欧米に比べ遅れていた制度の改革に向けた作業が本格化する。
研究会には、千葉大の岩瀬博太郎教授(法医学)や東京都監察医務院の福永龍繁院長ら10人が参加。解剖率が高い米国などの制度調査も実施し、1年後をめどに提言をまとめる。検視官や解剖医の増員に向けた具体策のほか、東京23区や大阪など一部の大都市にしかない監察医制度を全国に拡大することなどが議論される見通し。
警察が取り扱う「異状死」は2008年で約16万体に上ったが、検視官が現場に立ち会うケースは14・1%、解剖率は9・7%にとどまった。検視官や解剖医の不足が原因で、埼玉県警が捜査中の東京都豊島区の無職女(35)と交際していた男性らが相次いで不審死した事件では、東京都青梅市の男性(当時53歳)が解剖されないまま「自殺」と判断されていた。
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2010/1/22 脳卒中治療 新ガイドライン 最新研究反映 5年ぶり改定 YOMIURI ONLINEより転載
脳卒中治療 新ガイドライン
最新研究反映 5年ぶり改定
(2010年1月21日 読売新聞)
日本脳卒中学会などで作る脳卒中合同ガイドライン委員会はこのほど、「脳卒中治療ガイドライン2009」を発表した。初めて発行した04年版を最新情報をもとに改訂した。
09年版では、画像では異常があるが、表だった症状がない未破裂脳動脈瘤が人間ドックでよく見つかることに配慮。頸動脈狭さく症などとあわせて「無症候性脳血管障害」としてまとめ、治療の検討が必要な条件を示した。
くも膜下出血を発症する心配がある未破裂脳動脈瘤は、欧米の研究などをもとに、平均余命が10〜15年残っている患者で、5〜7ミリ以上の瘤が見つかった場合などに、外科手術、脳血管内治療の検討を勧めている。
また脳梗塞発症の心配がある頸動脈狭さく症には、コレステロールなどが血管の内壁に付着して、血液の通り道が通常の40%以下しか残っていない場合、薬による治療のほか、血管を広げる手術なども選択肢になるとしている。
脳卒中合同ガイドライン委員会委員長の篠原幸人さん(共済立川病院院長)は「脳卒中予防についても、メタボリックシンドロームや喫煙、睡眠時無呼吸症候群などに関する研究成果をもとに見直した。患者や家族のほか、脳卒中が気になる人にも、参考にしてほしい」と話している。
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2010/1/22 全国の伝統薬、東京で一堂に YOMIURI ONLINEより転載
全国の伝統薬、東京で一堂に
再春館製薬所は20日、全国21社の伝統薬を一堂に集めたアンテナショップ「伝統薬房」=写真=を東京都港区高輪に開店した。
伝統薬は古くから日本に伝わる生薬だが、2009年6月の改正薬事法施行で通信販売が原則禁止となり、広い地域での販売が難しくなっている。そのため、伝統薬を扱う企業が共同で対面販売と情報発信の拠点を設けることにした。鎮痛薬「痛散湯」や胃腸薬「陀羅尼助丸」など約60種類を取り扱う。
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2010/1/22 オードリー春日さん骨折 YOMIURI ONLINEより転載
オードリー春日さん骨折
(2010年1月21日 読売新聞)
TBSは20日、バラエティー番組「オレたち!クイズMAN」のリハーサル中、人気お笑いコンビ「オードリー」の春日俊彰さん(30)が左足を骨折したと発表した。春日さんは都内の病院に入院したが、10日程度で仕事に復帰できるという。
春日さんは19日に神奈川県相模原市内でスタントマンの仕事に挑戦する企画のリハーサル中、クレーンのワイヤで約3メートルの高さまで体をつり上げられた後、クッション上に両足から着地したが、左足に痛みを訴えたため、病院で検査したところ、左足関節の骨折と診断された。TBS広報部は、「番組制作上の安全管理をさらに徹底したい」とコメントしている。
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2010/1/22 自殺防止、厚労省に特命チーム 3月までに対策第1弾 asahi.comより転載
自殺防止、厚労省に特命チーム 3月までに対策第1弾
2010年1月21日20時56分 朝日新聞
長妻昭厚生労働相は21日、省内に「自殺・うつ病等対策プロジェクトチーム」を立ち上げ、初会合を開いた。年間の自殺者が3万人を超える中、今年度末までに防止策第1弾の取りまとめを目指す。
同チームには、医療や雇用、精神障害などの担当部局のほか、自殺予防に取り組むNPO「ライフリンク」代表の清水康之・内閣府参与も参加。2011年度予算案に対策を反映させていく考えだ。
警察庁の調べでは、08年の自殺者は3万2249人。原因を把握できた約2万3千人の場合、うつ病や、身体の病気、多重債務が多かった。
この日の会合で、長妻氏は「日本の自殺率は先進国で最も高い。原因はまさに厚労省所管の問題であり、社会保障全体をきちんと立て直すことも大きな課題だ」と訴えた。
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2010/1/20 [厚生政策] 平成22年度の重要施策を都道府県に説明 厚労省 m3.comより転載
[厚生政策] 平成22年度の重要施策を都道府県に説明 厚労省
2010年1月19日 提供:WIC REPORT(厚生政策情報センター)
厚生労働省が1月14日に開催した、全国厚生労働関係部局長会議(厚生分科会)で配付された資料。この会議は、厚労省幹部が全都道府県の厚生労働担当部局長に向けて、平成22年度の重要施策について説明するもの。
資料では、(1)医政局(p3-p12参照)(2)健康局(p13-p45参照)(3)医薬食品局(p46-p70参照)(4)保険局(p71-p102参照)(5)統計情報部(p103-p114参照)(6)厚生科学課(p115-p131参照)(7)社会・援護局(p132-p182参照)(8)政策統括官(社会保障担当)(p183-p208参照)(9)老健局(p209-p219参照)(10)雇用均等・児童家庭局(p220-p263参照)(11)障害保健福祉部(p264-p307参照)(12)年金局(p308-p346参照)-の施策が整理されている。
(その1:23.2M)(その2:18.9M)
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2010/1/20 医療ナビ:アテローム血栓症 動脈硬化により血栓ができた状態。 毎日jpより転載
医療ナビ:アテローム血栓症 動脈硬化により血栓ができた状態。
2010年1月20日 毎日新聞 東京朝刊
◆アテローム血栓症 動脈硬化により血栓ができた状態。
◇心臓病、脳卒中の主因 食の欧米化で増加/高い再発率、生活習慣の改善重要
動脈が狭くなる血管の病気「アテローム血栓症」。脳卒中(脳血管疾患)や心筋梗塞(こうそく)の主な原因で、がんと同じように複数の臓器にかかわる病気の概念として注目されている。
後藤信哉・東海大医学部教授(循環器内科)によると、アテロームは、おかゆ状で脂肪性の沈着物で、心臓から脳につながる大動脈、大脳の中心を流れる中大脳動脈など、比較的太い動脈にできやすい。アテローム血栓症は、糖尿病や高脂血症などの生活習慣病が原因で血管の動脈硬化が進むことに起因する。動脈の内側に脂質などが沈着して病巣を作り、その病巣が破壊されてできた血小板血栓が動脈をふさいで発症する。
日本人の死因の上位は、がん、心臓病、脳卒中の順だ。このうち心臓病や脳卒中の多くは、アテローム血栓症による心筋梗塞や脳梗塞が占めており、アテローム血栓症でくくれば死因統計の上位を占めることになる。国内の脳梗塞の発症率などのデータから、人口10万人あたりのアテローム血栓性脳梗塞の年間発症率は22・2人と推定されている。
世界保健機関(WHO)の統計によると、アテローム血栓症は02年時点で世界における死亡原因のうち、がん(12・5%)や感染症(14・2%)を上回る24・6%でトップだった。09年の米国の調査では死因の約29%がアテローム血栓症で、がん(31%)に続いて多かった。
由谷親夫(ゆたにちかお)・岡山理科大教授(循環器病理学)によると、日本では以前、高血圧が原因で直径1ミリ以下の細い血管が詰まるケースが、脳梗塞全体の半数を占めて最も多かった。だが、近年は食生活の欧米化により、アテローム血栓性脳梗塞の患者が増加しているとされる。
*
脳梗塞になっても、意識がはっきりしていることがある。だが、後遺症が残る可能性があるため、手足のまひなど症状が表れたら早めに受診することが大切だ。基本的な検査は、血圧、脈拍、心電図、血液などを調べる。病気が疑われれば、CT(コンピューター断層撮影)検査などで血管などの状態を詳しく診る。
脳梗塞の治療は、症状が比較的重い初期には薬物療法が行われる。脳梗塞のタイプによって6種類の薬がある。梗塞の範囲が小さい場合は血栓を溶かす目的の薬が処方される。また、梗塞が広範囲におよぶ場合は、新たな血栓を作らないことに加え、脳の障害を最小限に食い止めるための薬が用いられる。
*
心筋梗塞では、心臓の電気的な活動を調べる心電図検査が行われる。さらに胸部X線検査で心臓の大きさなども調べる。心筋梗塞に伴う心不全があると心臓は拡大し、さらに重症化すると、肺にうっ血がみられる。
代表的な治療では、血栓を溶かす薬を使うほか、カテーテルを血管に通して、病巣に血栓を溶かす薬を吹きつけて血液の流れを改善する再開通療法もある。また、外科的な方法では、狭くなった血管を迂回(うかい)して新しい血液の通り道を作る冠動脈バイパス術がある。
*
発症につながる危険因子としては▽高血圧▽糖尿病▽高脂血症▽肥満▽運動不足▽喫煙▽ストレス▽飲酒などが挙げられる。
アテローム血栓症は脳、心臓、手首や足などの末梢(まっしょう)動脈に共通してみられる仕組みのため、いったん治っても別の臓器で発症することが多い。そのため、再発を防ぐ2次予防も重要と考えられている。
後藤教授によると、何らかの血管の病気があった患者約6万7000人を対象とした解析結果では、2年後までの再発率は、危険因子の数に比例して上昇していた。
後藤教授は「アテローム血栓症の再発率は高く、より症状が重くなる傾向がある。再発予防のための治療を徹底するとともに、運動療法などで生活習慣の改善が求められる」と指摘している。【関東晋慈】
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2010/1/20 がん細胞転移、動画で撮影 東北大講師ら装置開発 YOMIURI ONLINEより転載
がん細胞転移、動画で撮影
東北大講師ら装置開発
(2010年1月19日 読売新聞)
撮影に成功した、血管に向かって進むがん細胞(権田講師提供)
体内でがん細胞が転移する様子などをナノメートル(ミリメートルの100万分の1)単位で撮影する装置を、東北大の権田幸祐講師(医工学)らが開発した。
動画としては世界最高精度とされ、がん転移のメカニズム解明や抗がん剤開発に役立つ成果という。19日の米科学誌「ジャーナル オブ バイオロジカルケミストリー」に発表する。
体の働きを調節するたんぱく質や薬の分子1個は数〜数十ナノ・メートルと微小。そこで権田講師らは生きた動物の一部を切開し、9ナノ・メートル四方まで分解して撮影できる装置を製作。さらに、心拍などの影響をほとんど受けないように撮影法を改良した。
権田講師らは、マウスの腰に移植した人の乳がん細胞の表面を蛍光粒子で着色して転移の過程を観察。一部のがん細胞が元の固まりから抜け出した後、近くの血管に入り込み、内壁にへばりつくまでをとらえた。
がん細胞が移動に使う触手のような突起を出したり、細い血管を通り抜けるために体を細めたりする様子も観察。がん細胞表面のたんぱく質が、血管に近づくほど活発に動くことも確認できた。権田講師は「抗がん剤や細胞中のたんぱく質の動きも撮影できる」としている。
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2010/1/20 認知症予防に運動が効果的…東大准教授研究 YOMIURI ONLINEより転載
認知症予防に運動が効果的…東大准教授研究
(2010年1月19日 読売新聞)
高齢でも適度な運動をすれば、脳が刺激されて、新たにできる神経細胞の数が増えることが、東京大学の久恒辰博・准教授らのマウスを使った研究で明らかになった。
認知症予防につながる新たな成果と期待される。米国の脳科学誌に19日発表する。
研究チームは、生後2年以上の高齢のマウスを、回し車のあるかごで3日間飼育。回し車のないかごで飼育したマウスと比較した。 運動したマウスでは、脳の海馬で作られる神経細胞の数が、1匹平均298個から720個に増えた。神経伝達物質アセチルコリンの分泌が増え、海馬が刺激されたためで、アセチルコリンを抑えると、運動しても神経細胞は178個しか増えなかった。
久恒准教授は「動物実験では、高齢になると、神経のもとになる細胞はあまり減らないのに、細胞分裂は少なくなる。認知症を防ぐには、分裂を活発にするのが重要で、運動は効果的」と話している。
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2010/1/20 再診料「地域医療へ貢献なら加算」 厚労政務官 asahi.comより転載
再診料「地域医療へ貢献なら加算」 厚労政務官
2010年1月19日22時27分 朝日新聞
来年度の診療報酬改定で焦点となっている、再診料の病院(600円)と診療所(710円)の格差見直しについて、厚生労働省の足立信也政務官は19日、診療所の再診に対する報酬水準を下げて、時間外対応など地域医療に貢献する診療所には加算する意向を明らかにした。
再診料の価格差は、開業医に手厚い報酬体系の象徴として批判されており、統一する方向で議論が進んでいる。
足立氏はこの日の記者会見で、「時間外で電話に応じたり、自分が診察できなくても他の病院を紹介するなど、地域医療で頑張っている方々の診療料を下げるつもりは全くない」と強調した。そのうえで、「薬だけ処方されているようなところや、9時〜5時でいなくなって、その後は連絡の取りようがないところ」と例示し、こうした診療所は「若干の低下はあるだろう」と述べた。
厚労相の諮問を受けて、中央社会保険医療協議会(中医協)が具体的な報酬配分について協議を始めたが、診療側委員が再診料引き下げに強く反対している。
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2010/1/19 脳:運動で若返る マウス実験で証明 毎日jpより転載
脳:運動で若返る マウス実験で証明
2010年1月19日 毎日新聞 1時07分
加齢で減る脳の神経細胞の基が、運動によって再び活発に作られるようになることを、東京大の久恒(ひさつね)辰博准教授(脳科学)と大学院生の伊藤佳絵さんのチームが動物実験で突き止めた。19日発行の米専門誌ヒポキャンパス=海馬(かいば)=電子版に発表した。
チームは、記憶や学習など認知機能をつかさどる「海馬」という部分に注目。人なら高齢者に当たる2歳以上のマウスを使い、海馬の神経細胞の基になる幹細胞を調べた。
その結果、自由に走ることのできる環境で飼育したマウスは、十分運動できなかったマウスに比べて、幹細胞の増殖率は2.4倍高いことが分かった。また、運動する代わりに認知症治療薬アリセプトを投与すると、未投与のマウスに比べ3倍以上活発になることも突き止めた。
アリセプトは、神経伝達物質アセチルコリンを保護する働きがある。チームは、アセチルコリンが運動で活発に分泌され、幹細胞の増殖を促していると結論付けた。
久恒准教授は「運動が認知症治療薬と同様の役割を果たしている。人に同じ仕組みがあると考えられ、認知症対策に運動を取り入れる有効性が示されたのではないか」と話す。【元村有希子】
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2010/1/19 食中毒:餅つき会で園児ら154人 東京・杉並 毎日jpより転載
食中毒:餅つき会で園児ら154人 東京・杉並
2010年1月18日 毎日新聞 19時14分
東京都は18日、杉並区の私立「西荻まこと幼稚園」の園児や家族、職員ら154人がノロウイルスによる食中毒にかかったと発表した。同園の餅つき会で参加者に配られた餅が原因とみられる。嘔吐(おうと)や下痢の症状が出たが、全員が回復しているという。
食中毒にかかったのは▽3〜6歳の園児46人▽園児の家族103人▽職員4人▽近隣住民1人。うち6歳の女の園児1人が5日間入院した。餅つき会は今月9日に園内のホールで開かれ、園児や家族ら338人が参加した。10日から12日にかけて、症状を訴える参加者が続出した。都は、餅つき会の参加者の手を介してノロウイルスが餅に付いたとみている。【鮎川耕史】
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2010/1/19 胃洗浄廃液、胃がん発見に効果 聖マリアンナ医大教授ら研究…内視鏡検査補う YOMIURI ONLINEより転載
胃洗浄廃液、胃がん発見に効果
聖マリアンナ医大教授ら研究…内視鏡検査補う
(2010年1月18日 読売新聞)
内視鏡検査の前に行う胃洗浄の廃液を調べると、胃がんを早期発見できる可能性のあることが、聖マリアンナ医科大の伊東文生教授らの研究でわかった。 洗浄の水圧ではがれ落ちる胃全体の粘膜細胞から、胃がんに特有の遺伝子の異常を検出できた。胃がんの2割以上を見落とすという内視鏡検査の弱点解消につながり、患者に負担の少ない診断法としても期待される。
内視鏡検査では、胃粘膜を覆う粘液が観察の邪魔になるため、内視鏡の先端から水を出して洗い流す。洗浄液は胃から吸引して捨てられるが、伊東教授らは、検査を受けた68人の洗浄液中のDNAを分析した。その結果、検査で早期がんが発見された20人は、胃がん患者に高率で見られるがん抑制遺伝子「MINT25」の異常も見つかった。
さらに、内視鏡ではがんを確認できなかった48人のうち、2人の洗浄液から、同じ遺伝子の異常が見つかった。検査で見逃されたごく早期のがんがあると見られ、今後、3か月ごとに検査を繰り返す。
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2010/1/19 ポリカーボネート製哺乳瓶、米「使用の化学物質に懸念」 asahi.comより転載
ポリカーボネート製哺乳瓶、米「使用の化学物質に懸念」
2010年1月19日1時17分 朝日新聞
【ワシントン=勝田敏彦】
プラスチック製哺乳(ほにゅう)瓶や缶詰の内面塗装などに使われ、環境ホルモン作用の可能性が指摘されている化学物質ビスフェノールA(BPA)について、米食品医薬品局(FDA)は「胎児や乳幼児、子どもの脳、行動、前立腺への影響に、いくらかの懸念がある」との見解を発表した。プラスチックの一種のポリカーボネート製の哺乳瓶やカップに熱湯を注がないことや、傷がついた場合は捨てることなどを呼びかけている。
厚生労働省によると、日本ではガラス製の哺乳瓶が一般的で、ポリカーボネート製はほとんど使われていない。カナダでは、ポリカーボネート製の哺乳瓶の販売が禁止されている。
FDAはこれまで現在の摂取量なら安全としていたが、専門家グループの報告書などを踏まえ、判断を変更した。
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2010/1/18 子どもナビ:「ヒブワクチン定期接種を」 国立成育医療センター・斎藤昭彦医長に聞く 毎日jpより転載
子どもナビ:「ヒブワクチン定期接種を」 国立成育医療センター・斎藤昭彦医長に聞く
2010年1月17日 毎日新聞 東京朝刊
◇細菌性髄膜炎を予防/「任意→供給増えず→高額」悪循環断つ
細菌性髄膜炎を引き起こすインフルエンザ菌b型(ヒブ)のワクチン定期接種の実現を目指し、医師や市民グループが要望活動を繰り広げている。定期接種の必要性について、国立成育医療センター感染症科の斎藤昭彦医長に聞いた。【聞き手・野島康祐】
−−なぜ、いままで定期接種にならなかったのでしょう。
◆国内では長らく、ヒブによる髄膜炎の正確な患者数が分からないままで、発生頻度は少ないのではないか、という誤解があった。確かに、米国では87年の定期化前に10万人当たり約40人が発症していたのに対し、日本では8、9人程度だったという報告がある。それでも、国内では年間約600人がヒブによる髄膜炎にかかり、20人に1人が死亡、4人に1人が発達障害や聴覚異常などの重い後遺症に苦しんでいる。
欧米と違い、日本ではまだ、大勢の人がワクチンを接種して社会全体を病気から守ろうとする「集団免疫」の考え方が乏しい。加えて、ワクチンの副作用についての過剰な恐れや法律面のハードルもある。
−−ワクチンの絶対量が足りず、予約しても半年待ちはザラですね。
◆任意だから、需要が読めず、絶対量が足りず、料金も高い(1回7000〜8000円)という悪循環が起きている。製薬会社などワクチンの供給サイドも任意だとどれくらい供給していいのか予想できない。定期化すれば需要は計算できる。国内の1歳未満の人口は大体100万人規模で推移しているので、接種量、生産量の目安も立つ。
−−定期化で医療費が増大する懸念もあります。
◆費用対効果を考えましょう。国立病院機構三重病院の神谷斉名誉院長らの調査などをみると、定期化の恩恵は明らかです。定期化した場合、患者数と医療費が大幅に減り、ヒブのせいで親御さんの仕事が滞ることもなくなるので、社会全体に年間200億円ぐらいの恩恵がある。ヒブに次ぐ細菌性髄膜炎の原因菌で、肺炎なども引き起こす肺炎球菌にいたっては400億円ものプラスです。ヒブによる髄膜炎の発症がゼロに近づいた米国でも、大きな経済効果があったと言われている。
−−任意だから接種の必要を感じない親御さんもいるようです。
◆帰国して1年半になるが、15人の細菌性髄膜炎の子どもを診察した。うち4人が重い後遺症と闘っている。他にも原因菌があり、ヒブワクチンを打っても細菌性髄膜炎にならないとは限らないが、罹患(りかん)する可能性は確実に減る。生後2カ月から接種できます。ヒブによる髄膜炎は2歳以下に多いので、早めに接種してください。
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◇ヒブと細菌性髄膜炎
鼻やのどの粘膜にすみついているヒブが、何かのきっかけで血液や肺の中に入り込むと、細菌性髄膜炎や急性喉頭蓋(こうとうがい)炎、敗血症などの重病を引き起こすことがある。原因菌は、多い順にヒブ、肺炎球菌、B群溶連菌、大腸菌など。各種調査の結果、ヒブが原因菌となっている割合は全体の5〜6割、肺炎球菌を加えると7〜8割を占める。0〜4歳の乳幼児が必要に応じてヒブワクチンを接種すると、確実に発症率を下げられる。名前のせいで誤解されやすいが、細菌のヒブはウイルスによる季節性や新型のインフルエンザとは無関係。
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■人物略歴
◇さいとう・あきひこ
91年新潟大医学部卒。米カリフォルニア大サンディエゴ校小児感染症科准教授を併任。米国小児科学会認定医。日本人で初めて米国小児感染症専門医の資格を取得。千葉県出身、43歳。
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2010/1/18 親族に臓器提供、意思表示で可能 改正法きょう一部施行 YOMIURI ONLINEより転載
親族に臓器提供、意思表示で可能
改正法きょう一部施行
(2010年1月17日 読売新聞)
脳死者や心停止による死者の臓器を親族に優先的に提供できる改正臓器移植法が17日、一部施行される。臓器はこれまで面識のない第三者に提供されていたが、臓器提供意思表示カードなどで、親族への提供意思を示しておけるようになる。
優先提供できる親族は、親子と配偶者。その意思表示ができるのは15歳以上で、現行の意思表示カードやシールの余白に「親族優先」などと明記する。日本臓器移植ネットワークのホームページでの登録もできる。自殺者からの優先提供は認めない。
これまでは、移植を受けることを希望する人が同ネットワークに患者登録し、医学的な緊急性から移植順位を決めていた。これからは、意思表示がされていれば、緊急性に関係なく親族が優先される。
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2010/1/18 日本脳炎ワクチン、今年5月に再開へ YOMIURI ONLINEより転載
日本脳炎ワクチン、今年5月に再開へ
(2010年1月16日 読売新聞)
厚生労働省は15日、2005年から事実上中断している日本脳炎ワクチンの定期接種について、5月から再開する方針を決めた。
新ワクチンの供給量と安全性に一定のメドが立ったため。同日開かれた厚労省の予防接種部会委員会で専門家の意見が一致した。日本脳炎のワクチンは3〜4歳に3回、9歳に1回の計4回接種するが、同省は最初の3回について再開する。
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2010/1/16 臓器優先提供は「親子と夫・妻」改正 移植法指針 対象を限定 YOMIURI ONLINEより転載
臓器優先提供は「親子と夫・妻」改正
移植法指針 対象を限定
(2010年1月15日 読売新聞)
厚生労働省は14日、親族に臓器を優先提供できることを盛り込んだ改正臓器移植法の運用指針を正式決定した。優先提供できる親族の範囲を「親子と配偶者」に限定したのが特徴だ。15歳未満の臓器提供を認めることを柱とする同法は7月に全面施行されるが、優先提供に関しては17日、先行して施行される。
運用指針では親族提供を特例措置と位置づけ、配偶者については事実婚を認めない。戸籍上実子と同様に扱われる「特別養子縁組」を除き、養子も対象外とした。優先提供の意思表示ができる年齢は15歳以上にした。
親族への提供希望者は、臓器提供意思表示カードのほか、免許証などに張る専用シールの余白に「親族優先」などと自筆で意思を明記する。特定の親族の名前を書いても有効だが、他の親族も自動的に優先提供の対象になり、医学的な緊急性から提供相手が決まる。「長女だけに提供したい」といった記載は臓器提供そのものが無効となる。
日本臓器移植ネットワークのホームページでも登録できる。優先提供の運用を巡る議論では、カードの偽造などを懸念する声が上がったため、厚労省はIDやパスワードで管理し、悪用されにくいネット登録を推奨している。
一方、移植を希望する患者は現行法と同じく、同ネットワークに登録し、医学的緊急性から優先順位が決まるが、提供意思を表明した親族が死亡すると、他の登録患者を飛び越えて移植が受けられる。親族への優先提供は脳死だけでなく、心停止後の臓器提供でも適用される。
運用指針ではこのほか、臓器の提供を目的とした自殺を防ぐため、自殺者から親族への優先提供は認めないことにした。ただし、第三者への提供は家族が同意すれば可能だ。
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2010/1/16 iPS細胞 誕生の瞬間 YOMIURI ONLINEより転載
iPS細胞 誕生の瞬間
iPS細胞へと変化し始めた皮膚細胞(放射線医学総合研究所提供)
マウスの皮膚細胞がiPS細胞(新型万能細胞)に変わっていく様子を撮影することに、放射線医学総合研究所(千葉市)が世界で初めて成功した。安全で効率的なiPS細胞の作製につながる成果で、科学誌「ステムセルズ」電子版に発表した。
様々な組織に変化できるiPS細胞は、皮膚などの細胞に3〜4種類の遺伝子を入れた後、約2週間経過しないと、できたかどうかの確認ができなかった。細胞の塊ができていても不良品が少なくなかった。
放医研の安倍真澄グループリーダーらは、完全なiPS細胞ができるまでの様子を遺伝子を入れてから7〜10分ごとに連続撮影し、画像を解析、完全なiPS細胞の元になる「赤ちゃん細胞」をとらえることに成功した。平らな形をした皮膚細胞は、早いもので2時間後に、iPS細胞になる兆しが見え、分裂を繰り返しながら徐々に丸くなり、やがてiPS細胞の塊を形成した。
不良品との違いを比較することで、iPS細胞を効率よく作製することにつながるという。
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2010/1/16 勤務医の処遇改善を明記 中医協が診療報酬改定の骨子 asahi.comより転載
勤務医の処遇改善を明記 中医協が診療報酬改定の骨子
2010年1月15日23時20分 朝日新聞
厚生労働相の諮問機関・中央社会保険医療協議会(中医協)は15日、2010年度の診療報酬改定の骨子をまとめた。医療崩壊を止めるため病院勤務医の処遇改善を明記した一方、意見が対立している病院と診療所で110円の差がある「再診料」については、「統一する方向で内容を検討」とするにとどまり、具体的な水準は今後の議論に委ねられた。
骨子は同日から22日まで、一般から意見を求める「パブリックコメント」の手続きにかけられる。
骨子の取りまとめで最後まで議論が白熱したのは、重要課題の一つとされた「病院勤務医の負担軽減」。病院への報酬を手厚くする項目が並ぶ原案に対し、山形大医学部長の嘉山孝正委員は、「病院の収入が上がるだけでは、勤務医は何にも喜ばない」と指摘。「職場環境をきちんとしていないから医療崩壊した」と強調した。
最終的に、勤務医の負担を軽減する体制を整えた場合に報酬を厚くする項目の拡大に加え、「処遇改善」につながる体制を要件とした報酬支払いを明記。メッセージを強く打ち出すことで決着した。
再診料をめぐっては、診療所(710円)と病院(600円)の格差について、診療側委員が「710円を引き下げての統一には同意しない」との立場を強調。一方、支払い側は診療所を引き下げて統一するよう主張しており、溝は埋まっていない。
長妻昭厚労相は同日、来年度の改定について中医協に諮問。中医協は2月中旬に答申する予定で、4月の改定実施を目指す。
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2010/1/16 症状軽い救急外来患者から特別料金 中医協が検討開始 asahi.comより転載
症状軽い救急外来患者から特別料金 中医協が検討開始
2010年1月15日20時29分 朝日新聞
症状が軽いのに救急外来を受診する患者から特別料金を徴収できるよう、中央社会保険医療協議会(中医協=厚生労働相の諮問機関)が15日、検討を始めた。救急医療に携わる病院勤務医の負担を軽くする狙い。2010年度の診療報酬改定に合わせて、4月から導入される可能性がある。
救急医療の現場では、軽症患者が自分の都合で休日や夜間に受診することが問題化している。07年中に救急搬送された約490万人の過半数は軽症と診断された。高齢者の軽症患者は07年までの10年間で2.5倍近くになった。こうした状況が医師らの負担を増やし、医療崩壊を招いたと指摘されている。
中医協で検討されている案では、救急外来に来た患者の状態を医師らが事前に確認し、軽症の場合には特別料金がかかることを説明する。それでも患者が希望して受診すれば、特別料金を徴収することができるようにする。
対象機関は、重度の患者を受け入れる救急救命センター(全国で221施設)に限定。救急外来での診療の優先順位を決める「トリアージ」を参考に各医療機関が判断基準を決め、値段もそれぞれ設定する。
現在も200床以上の大規模病院では初診料への上乗せが認められているなど、特別料金を導入している医療機関もある。例えば、昨年8月から診察料とは別に5250円の「時間外診療特別料金」を徴収し始めた鳥取大学医学部付属病院では、軽症患者が減っているという。
中医協では、幅広く特別料金を課すことで救急医療現場への軽症患者を抑制する方向で検討する。ただ、中医協の患者代表ら支払い側委員には導入に慎重な意見が強い。
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2010/1/16 在宅酸素療法、6年で火災死亡26人 厚労省が注意喚起 asahi.comより転載
在宅酸素療法、6年で火災死亡26人 厚労省が注意喚起
2010年1月15日19時35分 朝日新聞
厚生労働省は15日、肺の病気やその後遺症のため、高濃度の酸素を吸入する在宅酸素療法をしている患者や家族に、たばこなど火気の扱いについて注意を喚起するよう、都道府県に通知を出した。
日本産業・医療ガス協会の調べでは、03年以後、自宅で酸素を吸入中に火災で死亡した患者は26人、重症やけどが1人。患者のほとんどが高齢者だ。集計に表れない軽症被害はさらに多いとみられる。
正しく器具を使えば事故は起きない。被害の多くは、鼻にチューブをつけたままたばこを吸ったり、仏壇の線香に近づいたりして起きている。在宅酸素療法を続ける人は全国で約15万人。
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2010/1/15 統合失調症:人への対応、分かりやすくDVDに 毎日jpより転載
統合失調症:人への対応、分かりやすくDVDに
2010年1月15日 毎日新聞 東京朝刊
統合失調症の人への対応法を分かりやすくまとめたDVD「統合失調症の人の回復力を高める家族のコミュニケーション」(制作・NHK厚生文化事業団)の販売が始まった。
統合失調症は周囲の人たちがストレスのない環境をつくることで再発率が下がるとされる。だが、幻覚や幻聴などが現れた際、具体的にどうすればよいか分からない家族も多い。そこで、全国の家族会で実践例を説く高森信子さんの講義を収録、ドラマ仕立ての会話例も盛り込んでいる。
DVD3枚に解説冊子付きで1300円(送料込み)。申し込みははがきかファクスでNPO法人地域精神保健福祉機構・コンボDVD係(〒272−0031、千葉県市川市平田3の5の1の2階、ファクス047・320・3871)へ。代金は商品と一緒に郵送される用紙で郵便局から振り込む。問い合わせは047・320・3870へ。
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2010/1/13 植物が理想的人工骨に 伊研究チームが開発 m3.comより転載
植物が理想的人工骨に 伊研究チームが開発
【ローマ共同】
イタリアの研究グループが、編みかごや家具に使われる植物のトウなどを用い、従来のセラミックや金属製を上回る理想的な人工骨の開発に成功したと発表した。耐久性や強度、人骨とのつながりやすさなどが優れているという。同国のAGI通信などが8日までに伝えた。
開発したのは北部ファエンツァのセラミック素材科学技術研究所などの研究グループ。既に羊を使った動物実験に成功、2011年にも人体への臨床実験を始めたいとしている。
詳しい製造方法は明らかにしていないが、トウを炉内で高温高圧下に置くなどの方法で化学変化を起こさせ、1週間ほどかけて製造する。
羊の骨につないだところ、完全に生体の骨と同化した。植物にある無数の小さな穴を血管や神経が通ることで、生体との親和性が高まると考えられている。従来の素材を上回る強度もあり、人工骨としては完ぺきに近い特性を備えていたという。
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2010/1/13 医療費助成:高校まで拡大へ 愛知・犬山 毎日jpより転載
医療費助成:高校まで拡大へ 愛知・犬山
2010年1月12日 毎日新聞 23時05分
愛知県犬山市の田中志典市長は12日、子供医療費の助成を高校3年生まで拡充して10月から実施すると発表した。通院費の個人負担分(医療費の30%)の3分の2を市が助成する。中学3年までの無料化は各自治体で広がっているが、一部助成とはいえ、高校世代まで拡充するのは東海地方では初めて。全国でも極めて少ないという。
同市では現在、入院費が中学3年まで、通院費が小学1年まで個人負担がゼロ。7月から通院費の無料化を小学3年まで引き上げることを決め、同時に小学4年から高校3年まで3分の2の助成を決めた。高校に通学していない人も同年齢世代までを対象に実施する。助成を希望する場合は、医療機関の領収書を添えて市に申請して助成金を受け取る後払い方式。
対象は約6700人。市は約2億円を見込んでおり、新年度からカットされる職員の手当を原資にあてる。市によると、同様の助成制度を実施しているのは京都府南丹市と北海道上ノ国町だけという。
田中市長は「子供にかかる親の負担は中学生も高校生も同じか、むしろ高校生の方がかかる現状を考慮した。税収との兼ね合いもあるが、入院費の助成も検討したい」と話している。【花井武人】
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2010/1/11 糖尿病患者:生活習慣改善で脳卒中が減少 厚労省調査 毎日jpより転載
糖尿病患者:生活習慣改善で脳卒中が減少 厚労省調査
2010年1月9日 毎日新聞 2時33分(最終更新 1月9日 2時33分)
生活習慣の乱れなどが原因となる2型糖尿病患者が積極的な生活習慣改善に取り組むと、従来の治療だけを受けた患者に比べ、脳卒中の発症が少なくなることが、厚生労働省研究班(主任研究者=山田信博・筑波大学長)の大規模調査で明らかになった。9日、欧州糖尿病学会誌に発表する。生活習慣の改善が、合併症の減少につながることが証明されたのは、初めてという。【永山悦子】
調査は、全国の医療機関に通う40〜70歳の2型糖尿病の男女2033人を対象に実施。従来の治療を続ける群と、治療だけでなく適度な運動を取り入れたり、食べ過ぎないなど生活習慣の改善に積極的に取り組み、主治医の指導回数を増やしたり電話指導を受ける群に分け、96年から8年間追跡した。
その結果、生活習慣改善群の脳卒中発症率が、従来治療群の6割にとどまった。両群の血圧、血中脂質、喫煙率などに差はなく、血糖値も調査開始2〜5年目は生活習慣改善群がやや低かったが、最終的には同程度になった。運動量は、生活習慣改善群の方がわずかに多かった。一方、網膜症や心筋梗塞(こうそく)など他の合併症の発症率に差はなかった。
糖尿病で高血糖状態が続くと、血管が傷つき、さまざまな合併症が起きる。太い血管で起きる合併症には脳卒中、心筋梗塞など、細い血管では腎症、網膜症、神経障害がある。
これまでの研究で、検査値の改善が合併症発症を抑制することは分かっていたが、生活習慣の改善と合併症の関係を直接調べたデータはなかった。研究班の曽根博仁・筑波大教授は「脳卒中の大きな原因は高血圧と考えられてきたが、血圧が同程度でも両群に差が表れた点が興味深い。心理的なストレスなど従来の検査では測定されていない未知の要因が関与している可能性がある」と話している。
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2010/1/11 カルテ開示、無料〜1万円…読売新聞調査 手数料、病院間で差 YOMIURI ONLINEより転載
カルテ開示、無料〜1万円…読売新聞調査
手数料、病院間で差
(2010年1月10日 読売新聞)
患者がカルテなどの診療記録の開示を求めた際、病院側が徴収する手数料には無料から1万円まで施設によって差があることが、読売新聞の調査でわかった。
2005年4月施行の個人情報保護法により、診療記録の開示は医療機関の義務とされている。同法や厚生労働省の指針は、費用を徴収できるとしているものの明確な基準はなく、高額な手数料は患者の知る権利を妨げるとの指摘もある。
調査は09年11〜12月、全国の大学病院と地域医療支援病院計352施設を対象に実施し、186施設(回答率53%)が回答した。
それによると、119施設(64%)は、コピー代などの実費負担のみで手数料は無料だったが、67施設(36%)では別に手数料を徴収していた。手数料の金額は、1万円(税別)が3施設、5000円台が9施設、3000円台16施設、2000円台15施設、1000円台8施設。16施設は行政機関の開示手数料と同額(300円)かそれに近い額だった。
手数料は私立大学病院で高い傾向にあり、5000円以上とした12施設のうち7施設を占めた。設立主体が同じでも、無料から高額手数料まで差があった。
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2010/1/11 [カルテ開示]高額手数料、知る権利阻む YOMIURI ONLINEより転載
[カルテ開示]高額手数料、知る権利阻む
(2010年1月10日 読売新聞)
カルテをはじめ診療記録を患者が入手するのに高額な手数料を求めることは、自分や家族の個人情報を知るという当然の権利を阻むことにつながる。
開示の手間自体に病院間で大きな差があるとは考えにくい以上、高額な手数料が何に対する費用なのか、納得いく説明は難しいだろう。堀部政男・一橋大名誉教授(情報法)は「手数料は、一般の人が負担感を覚えることのないよう、厚生労働省の指針で具体的基準を示すなど何らかの対策をとるべきだ」と指摘する。
医療情報の公開を巡っては現在、医療費の詳しい内訳を示す「診療明細書」の無料発行を全医療機関に義務づけるかどうかが、厚労相の諮問機関「中央社会保険医療協議会(中医協)」で議論されているところだ。患者と医療者の情報共有は、双方の信頼関係を築く基礎となる。医療情報の透明性を高める一層の取り組みが必要だ。
(医療情報部 高梨ゆき子)
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2010/1/11 「性の健康」講座、講師は助産師少人数の講座 意見交換も YOMIURI ONLINEより転載
「性の健康」講座、講師は助産師