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京都市下京区/富士鍼灸整骨院(ふじしんきゅうせいこついん)

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2008/8/6 新型インフルQ&A:どう備えたらいいの? 毎日jpより転載

新型インフルQ&A:どう備えたらいいの?
 
 
 
2008年8月5日 毎日新聞 東京朝刊
 
 ◇万能ではないマスク、外出避け食料備蓄を
 
 7月、塚本康浩・京都府立大教授(獣医病理学)は、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1)の感染力を奪う抗体を染み込ませたマスクを開発した。ウイルスがマスク通過時に抗体と一緒になるため、たとえ体内に入っても感染を防ぐ仕組みだ。抗体精製にはダチョウの卵を使った。ダチョウの産卵期間は40年以上と長く、安定供給が期待できる。今秋から市販予定で、「H5N1が変異した新型インフルエンザウイルスにも効果が期待できる」と塚本さんは話す。
 新型インフルエンザ対策は、通常のインフルエンザ対策の延長にある。ウイルスを含む唾液(だえき)の飛沫(ひまつ)は5マイクロメートル(マイクロは100万分の1)以上。市販のマスクは5マイクロメートル以上のものを通さないため、マスクが感染拡大防止に有効とされる。
 しかし、インフルエンザウイルスの直径は、マスクの目よりはるかに小さい0・08〜0・12マイクロメートル。世界保健機関が医療従事者に推奨している高機能マスク「N95」も捕捉できるのは0・3マイクロメートル以上にとどまる。飛沫が乾燥してウイルスを含む飛沫核が空気中を漂うと、マスクを通過し感染する。外岡立人(とのおかたつひと)・北海道小樽市保健所長は「マスクは万能ではない。人込みを避け、外出時にはこまめにうがいと手洗いをする。発熱など感染したと感じたら外出しないようにしてほしい」と話す。
 一方、新型インフルエンザの脅威は国内発生時だけではない。海外で大流行すれば輸入が止まり、生活必需品が手に入らない恐れがある。政府は、感染を防ぐ工夫に加え、2週間程度の食料や水、日用品の確保と備蓄を勧めている。【関東晋慈】
 

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2008/8/6 暑さに克(か)つ (1)熱を逃し、発汗に気配り YOMIURI ONLINEより転載

暑さに克(か)つ
 
 
(1)熱を逃し、発汗に気配り
 
2008年8月6日  読売新聞)
 

30度を超える真夏日は、日傘の花が開く(7月28日、東京都品川区で)
 
 一年の中で最も「真夏日」(気温30度以上)の多い季節を迎えた。行楽に出かけるにも熱中症対策が必要だ。
 熱中症は、熱失神、熱けいれんや熱射病など暑さを原因とする疾患の総称をいう。人は通常、自律神経の働きによって、末梢(まっしょう)血管を拡張させて皮膚に流れる血液を多くしたり、発汗させたりすることで、体内にたまった熱を逃がし体温を調節している。
 ところが、長時間にわたって、高温の環境に置かれると、放熱のため皮膚に集まった血液の流れが悪くなり、赤くほてった状態が続く。脳や腎臓など内臓に血液が行き届かなくなり、機能不全を引き起こす。過剰な発汗による脱水症状や塩分の喪失も加わり、立ちくらみ、筋肉のこむら返りが起きる。これが熱中症だ。
 「予防には正しく熱を逃がし、発汗を促す気配りが必要」と昭和大学医学部教授の有賀徹さん(救急医学)は話す。
 熱を逃がすには、体にまとわりついた空気を取り除く工夫が必要だ。風通しのいい涼しい場所への移動、日傘を使って日陰をつくる、通気性がよい服装にも注意を払いたい。氷を当てるのもよい。
 発汗を促す水分補給には、水分と同時に塩分補給をするのが重要なポイント。500ccの水に対し、1〜1・5グラムの食塩や市販の塩化ナトリウム錠剤を使うのが理想的だ。
 これらの方法は、軽度の熱中症(1度)を発症した際にも有効だが、「頭痛や吐き気の症状が出る2度以上の熱中症では、医療機関で治療を受けた方が良い」と有賀さん。京都女子大家政学部教授の中井誠一さん(運動生理学)は「急に暑い場所で活動するのは体に負担がかかる。特に、高齢者は早朝など涼しい時間帯で散歩を始めるなど暑さに慣れることを心掛けてほしい」と話している。
 
 症 状対処法
【1度】・立ちくらみなどのめまい、失神
・筋肉痛、筋肉の硬直
・大量の発汗
涼しい場所に移動して風をあてたり、水分を補給する
【2度】・頭痛、気分の不快、吐き気やおう吐、虚脱感など医療機関へ搬送して治療
【3度】・意識障害、けいれん、手足の運動障害
・高体温

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2008/8/6 タミフル異常行動調査、解析でミス 調査会開催を延期 厚労省 m3.comより転載

タミフル異常行動調査、解析でミス 調査会開催を延期 厚労省
 
 

記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年8月6日】

タミフル:異常行動調査、解析でミス 調査会開催を延期--厚労省
 厚生労働省は5日、インフルエンザ治療薬「タミフル」(一般名リン酸オセルタミビル)と異常行動との因果関係の調査で、解析過程の一部にミスがあったと発表した。結果への影響を検証するため、因果関係について最終的な結論を出す安全対策調査会の開催を、9月以降に延期する。
 同省によると、ミスが判明したのは、インフルエンザにかかった18歳未満の約1万人を対象にした異常行動に関する調査結果。最初の発熱時刻と医療機関にかかった初診の時刻をデータベースから引き出す過程で、プログラムの不具合により一部に別のデータが引き出され、それを使って解析していたらしい。
 同省は「解析に重要なタミフル服用の時刻や異常行動の発生時刻に間違いがあったわけではない。調査結果への影響は大きくないと考えられるが、科学的議論に万全を尽くすため、影響がないか確認する」と説明している。
 7月の同調査会の作業部会では、この調査結果などが示され「因果関係を示唆する結果は得られなかった」との見解をまとめた。8月中に同調査会を開き結論を出す予定だった。【下桐実雅子】

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2008/8/6 新型インフルエンザ流行段階別の対処法 茨城県が具体的なマニュアル m3.comより転載

新型インフルエンザ流行段階別の対処法 茨城県が具体的なマニュアル


記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年8月6日】

新型インフルエンザ:流行段階別の対処法 県が具体的なマニュアル /茨城

 県は、新型インフルエンザ発生に備えた対応マニュアルをまとめた。昨年10月に改定した県の行動計画に基づき、流行段階別の対処法を定めた。人から人に感染する「第4段階(フェーズ4)以降」に入った場合の具体的な対処法が中心で、被害を最小限に抑えるための発症者への追跡調査や病床確保の手続きなどを盛り込んだ。
 県は新型インフルエンザが大流行した場合、4人に1人が感染し、県内では終息までの約2カ月間で最大1万5000人が死亡、1日の最大入院患者数は3000人と推定している。
 国内外問わず発生が確認された場合は知事を本部長とする対策本部を設置する。また、抗インフルエンザ薬やワクチンなど薬剤による封じ込め政策や、感染が疑われる患者へのサーベイランス(監視)の手順なども規定した。一方、抗インフルエンザ薬の県の備蓄量は人口の8・3%にとどまっているなど対策に課題も多く抱えている。
 作成した県保健予防課は「県民一人一人の理解が伴わなければ対応できない」として、正しい知識や予防対策を啓発するための研修会などを随時開催する。【八田浩輔】

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2008/8/6 専門家には慎重論も 米は約30年前、手痛い失敗 「表層深層」新型インフル大流行前ワクチン接種 m3.comより転載

専門家には慎重論も 米は約30年前、手痛い失敗 「表層深層」新型インフル大流行前ワクチン接種



記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年8月6日】

 発生が懸念される新型インフルエンザに備え、国が備蓄したプレパンデミック(大流行前)ワクチンを事前接種する臨床研究を、厚生労働省研究班が開始した。対象は検疫所職員ら6000人余りだが、接種の段階的拡大も検討する。しかし大規模な接種に異を唱える専門家もいる。米国で約30年前、大流行発生を恐れワクチン事前接種を急いだ結果、流行は起きず副作用とみられる障害が続出した、手痛い失敗の例もあるからだ。

 ▽「全員に」の声

 事前接種用のワクチンは、アジアを中心に人への感染が続き、「いずれ新型に変異するのでは」と恐れられている鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)を基に製造。新型への効果は未知数だが、国は2000万人分を備蓄、さらに1000万人分を追加する予定だ。
 研究班は、全国の空港などの検疫担当者や感染症指定医療機関の医師らの希望者約6400人に接種し、安全性や免疫がどれくらい持続するかなどを調べ、来春までに評価をまとめる。結果が良好なら、他の医療従事者や警官、ライフライン関係者ら1000万人に接種を拡大する検討を始める。
 計画が明らかになると「国は希望者全員が接種できる量を確保すべきだ」との声が高まった。最初は国会議員有志、東京都議会。続いて日本経団連や日本ペンクラブも相次いで声明を発表した。

 ▽疑問の声

 だが疑問の声もある。「なぜ今接種するのか」と話すのはインフルエンザに詳しいけいゆう病院(横浜市)の菅谷憲夫(すがや・のりお)小児科部長。H5N1型が新型として流行するかどうか分からない段階で接種を始めることに対し「明らかに間違いだ」と厳しく批判する。確率は低いとしても避けられない副作用についても「今接種して副作用が出るのと、発生してから接種して副作用が出るのでは、まるで意味が違う。接種は新型の発生後にすべきだ」と話す。
 仙台医療センター(仙台市)の西村秀一(にしむら・ひでかず)ウイルスセンター長は、臨床研究での接種は容認するものの、事前接種を1000万人に広げることには慎重という立場だ。「備蓄ワクチンは完全無欠ではなく効果や安全性は誰も分からない。なのにどういう訳か、国民全員分作れと声が上がっている」と疑問を持つ。

 ▽豚インフルエンザ

 先進各国はワクチン備蓄を進めているが、事前接種に踏み切ったところはない。なぜか。
 背景にある出来事として「慎重論者」らが思い浮かべるのは、米国で1976年に起きた「豚インフルエンザ」問題だ。
 東部ニュージャージー州の陸軍施設の兵士の間で、もとは豚から広がったとみられるインフルエンザの集団感染が発生。これが大流行する事態を恐れた米政府は、広く国民を対象としたワクチンの緊急接種を推進した。だが副作用の可能性が否定できない神経障害のギラン・バレー症候群の発生が相次ぎ、接種は中止に追い込まれた。流行も結局起きずに終わった。
 「今の日本の空気は、接種を急いだ当時の米国と似ているのでは」と西村センター長。菅谷部長は「臨床研究の対象者が、H5N1型が新型になるのは確実で、このワクチンで重症化を防げると思い込んでいるとすれば大きな誤解。接種には十分なインフォームドコンセントが必要だ」と指摘する。
 研究班の伊藤澄信(いとう・すみのぶ)国立病院機構研究課長は「接種対象者には文書を使って丁寧に説明している」とした上で「安全性や効果などのうち一つでも欠ければ、対象を1000万人に広げることはできない」と、あくまで注意深く進める姿勢を強調している。

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2008/8/6 家庭血圧 測定習慣で健康意識向上 YOMIURI ONLINE

家庭血圧
 
 
測定習慣で健康意識向上
 
2008年7月30日  読売新聞)
 

家庭血圧研究の参加者を募る住民説明会には、多くの高齢者らが集まる(岩手県花巻市大迫町で)

 「それでは、練習で一度測ってみましょうか」。保健師の説明を聞くのもそこそこに、公民館の広間を埋めたお年寄りらは、慣れた手つきで一斉に血圧計の帯を腕に巻き付け始めた。
 岩手県のほぼ中心に位置する花巻市大迫(おおはさま)町(2006年に旧大迫町が合併)。保健センターと東北大学(仙台市)との共同研究として、22年前から、住民に家庭用血圧計を貸し出して血圧の自己測定に取り組んでいる。
 300台の家庭用血圧計を用意。地域ごとに冒頭のような説明会を開いて参加者を募り、1か月間、自宅に血圧計を持ち帰って毎日朝晩に測ってもらう。データは大学の研究と住民の健康管理に役立てるのが狙いだ。
 貸し出し期間は1か月だが、毎日測るのが習慣になった住民の多くが、自前で血圧計を購入している。人口約6400人、1900世帯の9割以上に今では家庭用血圧計があるのではという。
 同町の主婦菊地セツさん(76)もそんな一人。保育士の仕事をしていた50歳代ごろから健診で高血圧と言われ薬を飲んでいるが、研究に参加したのがきっかけで、毎日、自分で血圧を測るようになった。結果は寝る前に日記につける。時々読み返しては、「あの時高かったのは、暴飲暴食が過ぎたせいかしら」と、生活の反省材料にするという。
 毎日2回、町の健康教室で教わったストレッチ運動を欠かさない。おかげで体調も良好。「80歳代になっても元気で頑張りたい」と、一昨年には、2冊目になる10年日記帳を新調した。
 寒冷な気候に加え、塩分摂取の多さなどから脳卒中の多発地域だったこの地方。保健師の浅沼裕子さん(61)は、「脳卒中で倒れることをこちらの方言で『当たる』と言い、特に高齢者は『当たりたくない』をしょっちゅう口にする」と話す。
 同町の35歳以上の高血圧患者は1998年に比べ男性で31%から26%、女性で26%から22%へ減少。脳卒中を起こしたことがある人は男性4・2%から3・7%、女性2%から1・4%へといずれも減った。
 浅沼さんによると、減塩をはじめとした食事や運動の勧めを健診の際に行う以外は、特別変わった指導はしていない。ダイエット法にも毎日体重や食べた物を記録するだけの方法があるように、「血圧も自分で測って記録するだけで、健康意識を高める効果があるのかもしれません」と、浅沼さんは話している。

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2008/8/6 家庭血圧 毎日測定 治療の基準に YOMIURI ONLINEより転載

家庭血圧
 
 
毎日測定 治療の基準に
 
2008年7月29日  読売新聞)
 

「好物の漬物をはじめ塩分の多い食事は避けるよう気をつかっています」と話す吉村さん(千葉県松戸市の自宅で)
 
 千葉県松戸市の元会社員吉村芳江さん(63)は2004年秋、勤務先近くの宮川内科小児科医院(横浜市保土ヶ谷区)を受診。血圧は上が160近くもあり、高血圧の診断基準をはるかに上回っていた。
 「薬が出るだろう」と思っていたところ、院長の宮川政昭さんから渡されたのは家庭用の血圧計。まず自宅で2週間、朝晩の血圧を測ってくるように言われた。治療方針を決めるのは、まず家での血圧を調べてからという。
 血圧の基準は、実は2種類ある(=表)。一般的なのは、健診や診察で測った「診察室血圧」だ。これに対し、本人が自分で測る「家庭血圧」は、診察室に比べリラックスした状態で測るため、やや低めだ。
 白衣を着た医師の前では緊張して基準値を超えるが、家庭で測ると正常範囲という「白衣高血圧」も、15%程度いるとされる。それに加え、「月に1回程度しか測らない診察室での数値より、家庭で毎日測った数値の方が、その人の“本当の血圧”をより正確に表している」と宮川さん。
 家庭血圧はこれまで参考程度の扱いだったのが、正確に測れる機器の普及もあり、医療現場でも重視されるようになってきた。同医院では、家庭に血圧計のない患者には機器を貸し出し、すべての高血圧患者に家庭血圧を測ってもらう。
 吉村さんは家庭での測定でも、上が140〜150台と高めで、2週間後改めて高血圧と診断。大好きな漬物を我慢するなど塩分取りすぎの食事を改めるとともに、翌年春に薬物治療を開始。薬なしでも大丈夫になった昨年夏以降も、「自分の健康管理のため」に、毎日測定は続けている。
 治療効果をみるうえでも、家庭血圧は大切だ。毎朝2種類の降圧薬を飲んでいた横浜市の会社員山口真佐子さん(62)。寝る前の血圧は正常なのに、朝の血圧だけはなかなか下がらない。
 そこで宮川さんは、すぐに薬の種類や量を増やすのではなく、朝飲んでいた薬を、夜寝る前に飲むように変えて様子を見ることにした。薬の効果が発揮される時間帯をずらすことで、うまくいく場合もあるためだ。宮川さんは「患者さんの血圧の傾向を知った上で、治療を考えれば、薬をいたずらに増やすことを防ぎ、うまく血圧を管理していける」と話す。
 
  収縮期      拡張期
診察室血圧高血圧140以上または90以上
正常血圧130未満  かつ  85未満
家庭血圧高血圧135以上 または85以上
正常血圧125未満  かつ  80未満
 

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2008/8/6 ビタミンC投与でがん半減 マウス実験で、米研究所 m3.comより転載

ビタミンC投与でがん半減 マウス実験で、米研究所
 

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年8月5日】

【ワシントン4日共同】

 ビタミンCをマウスに大量投与することで、がん細胞の増殖を半分に抑えることができたとの実験結果を、米国立衛生研究所(NIH)の研究チームが4日、米科学アカデミー紀要(電子版)に発表した。
 チームによると、約30年前にビタミンCががんに有効だと注目されたが、その後の実験で否定された。今回は、効果が否定された経口投与ではなく、体内に直接注入。「副作用もなく、人間への適用も可能だ」としている。
 実験ではまず、43種類のがん細胞と5種類の通常細胞に、ビタミンC(アスコルビン酸)の溶液を加えると、通常細胞に変化はなかったが、がん細胞のうち33種類では細胞の半分以上が死滅した。
 次に、腹腔(ふくくう)内にそれぞれ子宮がん、膵臓(すいぞう)がん、脳腫瘍(しゅよう)の細胞を植え付けたマウスに、体重1キロ当たり4グラムという大量のアスコルビン酸を毎日投与すると12-30日後に、投与しなかった場合に比べてがんの重さが41-53%に抑えられた。副作用もみられなかった。
 アスコルビン酸から発生した過酸化水素ががん細胞に作用したとみられるという。

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2008/8/6 錠剤が運動のかわりになるかもしれない m3.comより転載

錠剤が運動のかわりになるかもしれない

 

提供:WebMD

実験段階の化合物によって、運動しないマウスの実験で持久力が向上
Miranda Hitti
WebMD Medical News

【7月31日】

 運動による持久力向上の効果のある錠剤を作ることが可能かもしれないと、科学者らが『Cell』で報告している。
 これまでに2つの化合物についてマウスでの実験が行われた。それらの化合物のひとつであるGW1516は、運動したマウスの持久力を高めたが、ほとんど運動しなかったマウスには効果がなかった。もうひとつの化合物であるAICARは全く運動しなかったマウスの持久力を改善した。
 それらの化合物はまだヒトでの試験が行われておらず、市販されていない。しかし研究者らはすでに、運動選手の血液と尿に含まれるGW1516とAICARの痕跡のスクリーニングのための薬剤試験に取りかかっている。
 2つの化合物について簡単に説明する。
 かつて2004年に、Salk生物学研究所およびHoward Hughes医学研究所(カリフォルニア州ラ・ホーヤ)の教授であるRonald M. Evans, PhDをはじめとする研究者らが、PPAR-δという蛋白の活性を増強するようマウスの遺伝子を改変することによってマウスの持久力が向上したと報告した。
 次にEvans博士のチームは、遺伝子操作を行わずに同じ結果を得ることに取り組んだ。PPAR-δを増強するGW1516をマウスの口に1カ月間毎日注入した。
 1カ月後、マウスは実験開始時よりも68%長い時間、70%長い距離を走ることができたが、それは薬剤の投与期間中、毎日、マウスが歯車を回す運動をした場合に限られた。GW1516は運動しなかったマウスには何の効果ももたらさなかった。
 次に科学者らはAMPKという別の蛋白に注目した。運動しないマウスに、AMPKを増強するAICARを1カ月間、毎日注射した。
1カ月後、それらのマウスはAICAR投与開始前よりも23%長い時間、44%長い距離を走ることができた。すなわち、運動しなくても持久力が改善していた。
 それらの結果は、AMPKおよびPPAR-δを「トレーニングを増強するため、さらには運動せずに持久力を高めるための、経口投与で有効な薬剤の標的にすることが可能である」ことを示していると、研究者らは述べている。
 マウスの実験はすべて骨格筋に関するものであり、薬剤の安全性、または心臓血管の健康を改善することや数種類の癌になりにくくすることのような、運動による他の多くの利点を模倣する能力については検討していない。

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ドクターからのメッセージ
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近畿京都府京都市
ひろしまクリニック 院長
廣島 芳城 先生
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 腰痛の発生頻度や原因について教えてください。
上半身の重さは体重の約70%といわれています。その重さを支えているのが腰椎です。腰椎には椎体という骨の部分と椎間板という骨と骨の間に入っている部分があります。椎体は機械的な負荷により変形が進行し、また骨粗鬆症の進行とともに脆くなっていきます。椎間板も年齢とともに変性していきます。驚くことにこの変性は10歳の子供たちのすでに9%に起こっていると報告されています。治療を要する腰痛の発生頻度の調査では20歳代以上の年齢層ではほぼ同じくらい(40〜65%)で発生していることが報告されています。このような背景から近年、腰痛はもっとも有訴率が高い疾患になっています。大半の腰痛は数日間で治りますが、臀部痛や下肢痛を伴う腰痛は専門的な治療が必要になる場合も多いので注意しましょう。
 高齢者の下肢痛を伴う腰痛の多くは腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)という病気です。また激しい腰痛の場合、脊椎圧迫骨折のほか、非常にまれですが背骨の感染症(化膿性椎間板炎など)があります。免疫力が低下している方、糖尿病、ステロイドを内服中の方が罹りやすいので、患者さんは診察の時に既往歴や飲んでいる薬剤についても必ず医師に伝えていただきたいと思います。
 腰部脊柱管狭窄症の手術について教えてください。
最近では内視鏡を使った手術も増えてきました。内視鏡手術は患部が明るく拡大されて安全に行えることに加えて小さな傷と手術中の筋肉の損傷が少ない(低侵襲)ため早期に社会復帰できるという利点があります。しかしすべての方に内視鏡手術がよいという訳ではありません。狭窄箇所が多数ある場合などは内視鏡手術では従来の手術と比べて時間が長くなることもあり、心臓や肺などの病気であまり体力がない方などにとっては、総合的に考えて低侵襲とはいえないからです。どのような手術方法がその患者さんにとっていいのか、医師がメリットだけでなくデメリットについても説明しますので納得したうえで選択していただきたいです。
 腰痛の患者さんを診察するにあたってどのようなことを感じていらっしゃいますか?
腰痛の治療には画一的なものはありません。患者さんの病態がまったく同じものがないことは勿論のこと、治療には患者さんの社会的背景や満足度などを考慮することが必要だからです。
 いままで急性腰痛と慢性腰痛の違いはその罹患期間の違いと考えられてきましたが、近年、functional MRIを用いた研究が進み、痛みを感じたとき脳のどの部分が活動しているかわかるようになってきました。様々な研究報告によれば、慢性腰痛は急性腰痛と単に病気の期間の違いではなく、患者さんの心理社会的要因がかかわっている可能性が示されています。事実そうであれば、たとえ外傷で起こった急性腰痛も心理的な要因で慢性期に移行していく可能性があります。そうするとお医者さんと患者さんの関係は大変重要になります。お医者さんが患者さんを励まし、勇気づけ、また、安心感を与えることによって、急性腰痛が慢性に移行することを防ぐことができるかもしれないからです。利害得失の説明や、個人的、社会的背景を考慮した治療方法の提示。そして、患者さんのQOLや満足度の重視。この三つをもって、患者さんの価値観を尊重し、個人個人に合う治療法を提示するというのが、今一番求められていることなのではないかと感じています。





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 立つ、歩く・・・このような生活の基本というべき動作に支障を感じることはありませんか?
生活に影響をおよぼす腰痛疾患として、ぎっくり腰、ヘルニアなどをよく耳にしますが、とくに高齢の方に多い「腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)」という疾患もあります。あまり知られていませんが、加齢現象の1つとして腰骨(腰椎)が変性したために周辺の神経が圧迫され、立つ・歩くなどの負荷に伴って、いわゆる坐骨神経痛と言われるお尻から太腿の後ろ側にかけた痛みや、つっぱり感、しびれなどが起こるものです。長い距離が歩けなくなり、重症の場合は100mでも困難になりますが、しばらく前かがみで休むと再び歩けるようになるという「間欠跛行(かんけつはこう)」も特徴的な症状の一つです。
 年を重ねることで、腰椎の変性が起こる方もあれば起こらない方もあり、変性したからといって必ず症状があらわれるとも限りません。腰部脊柱管狭窄症が進行した場合、もっとも典型的にあらわれる症状は残尿感ひいては失禁などの膀胱直腸障害ですが、このように重症化する方もあれば、慢性的な症状に悩みながら一生付き合っていく方、あるいは急激な痛みのピークを過ぎた後に沈静化する方もあり、全ては人それぞれです。しかし、症状が進行し始めると一気に悪くなり始めるポイントがあり、やがては脱力感や麻痺などが起こります。
 症状のあらわれ方は千差万別ですが、50代以上で思い当たる症状のある方は、適切な治療を受けることで改善する可能性が十分あります。よほど重症化していない限り、治療は血流改善剤や鎮痛剤などの内服薬と、コルセットや運動、牽引などの理学的な施術を併用する保存療法が効を奏します。さらに急性期の痛みにはブロック麻酔を数回行い、それでも患者さんが満足を得られる結果にならなければ手術を検討するというように、治療は段階的に効果を確かめながら進みます。
 手術では、100%とまではいきませんが、痛みの症状を中心に6〜7割の改善は見られます。ただし、一度傷ついた神経の細胞は元に戻らないため、進行していればしているほど残る症状も多く、程度も大きくなります。しかし、手術そのものの危険は少なく、方法も確立されているため、高齢であることを理由に手術を避ける必要はありません。
 現在は、ただ寿命を長くすることよりも、すこやかに過ごせる寿命―「健康寿命」を延ばすことの大切さが言われています。腰部脊柱管狭窄症など腰痛を伴う病気は命にかかわるものではありませんが、その症状によって、立つ・歩くなど生活の基本的な動作をはじめ、仕事や趣味などの活動にも大きな影響がおよびます。好きなことが好きなようにできることは、生活に満足感を得るための大切な要素ですが、腰痛によって動作や活動に制限が生じると、生活の満足感が損なわれる可能性があります。しかしそのとき、症状に合わせて活動の幅をせばめてしまうか、今の生活に合わせられるように症状を改善するかはあなた次第です。従来は50〜60歳の方が多かった腰部脊柱管狭窄症の患者さんですが、最近は70代、80代の方も大勢おられます。とくに高齢の方でも元気な方、元気だからこそ「腰痛を治してもっと動きたい」と思う方が、病院を受診されています。また、日頃から活発に出歩いているからこそ、不調にも早く気付くことができるのでしょう。
 元気に動けるときはどんどん動き、立ったり歩いたりといった基本動作に支障があらわれたとき、あるいは1カ月以上原因の思い当たらない腰痛に悩んでいるときは、自己判断で放置しないでください。足腰の痛み・しびれを起こす病気には血管の病気も含まれます。それを鑑別するためにも、ぜひ整形外科を受診してください。



ドクターからのメッセージ
腰痛のさまざまな対処法をアドバイスします
近畿京都府京都市
京都市立病院 整形外科
田中 真砂史(たなか まさし) 先生
自己診断で治療を始める前に、腰痛の原因を正確に診断することが大切です
最近は鍼治療の研究も進んできたので、まず接骨院や鍼灸治療に行かれる腰痛の患者さんも少なくないようです。患者さんにとっては痛みが取れればよいわけですから、比較的入りやすい窓口に行かれる気持ちはよく分かります。
しかし、これらの治療を長く受けていた後、整形外科に回ってきた患者さんのなかには、がんの転移が腰痛の原因だったケースもあります。腰痛は骨や関節など運動器の障害だけでなく、がんや感染症、内臓疾患や心理面から起こるものなど、さまざまな原因によって起こることを知っておいてください。
私は、西洋医学(整形外科)と東洋医学(鍼治療など)のどちらの窓口から慢性の腰痛の治療に入っても構わないと思っていますが、腰痛の原因を検査しておく必要があります。そこで、一度は整形外科で正確な診断をしておけば、安心して腰痛の治療を続けられるのではないでしょうか。
腰部脊柱管狭窄症の治療法には、さまざまな選択肢があります
腰痛の原因疾患のなかでも、腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)は60〜70歳代によくみられる疾患です。腰部脊柱管狭窄症は、下肢のしびれ感や痛み、間欠性跛行(かんけつせいはこう)(しびれや痛みが出てきて休み休みでないと歩き続けられなくなる状態)が特徴です。いずれも、生活を送るうえでの大きな障害となります。間欠性跛行は閉塞性動脈硬化症(へいそくせいどうみゃくこうかしょう)のような足の血管の動脈硬化でも同じように起こるため、このような患者さんに下肢の動脈硬化の状態を測定することもあります。また、下肢痛は糖尿病による末梢神経障害でも起こります。そこで、見た目は腰部脊柱管狭窄症のような症状であっても、他の原因で起こった症状かどうかを詳しく診断する必要があります。
腰部脊柱管狭窄症を含めて慢性腰痛の約5割は薬物治療で改善し、3〜4割はブロック注射で痛みが取れています。整形外科を受診すると「すぐに手術」と心配される患者さんもいるようですが、保存的な治療から開始し、患者さんと相談して手術の必要な人には手術をお勧めします。
腰部脊柱管狭窄症の治療は、まずは血流を改善するプロスタグランジンE1(PGE1)製剤や筋弛緩薬の内服から始めます。とくに、PGE1製剤は間欠性跛行の改善が期待でき、服用し始めてから2〜3週間で「長く歩けるようになった」など、患者さん自身で効果を実感することができます。胃潰瘍などの副作用を予防するため、消炎鎮痛剤は痛みが強いときだけ服用してもらうようにしています。これらの薬物治療を1か月ほど試し、症状が改善していればこのまま続けるか、内服量を減らしていき、内服を中止する方向へもって行きます。
薬物治療で改善がみられない患者さんには薬物治療に加えて理学療法(牽引や温熱療法など)、神経ブロック(仙骨硬膜外ブロックや神経根ブロック)、あるいはトリガーポイント注射などを行います。
治療法の選択肢は、腰痛の原因によってさまざまです。医師と相談して適切な治療に取り組んでください。


腰痛 ― 予防体操 ―
(10)予防体操まとめ 8ポーズ1日2回理想
2007年9月7日 読売新聞)

 今回は最終回。腰痛予防に効果的と思われる動きを、一連の流れに組み込んだ体操を紹介する。これまで紹介した動きも入っている。時間に余裕のあるときなどに試してほしい。それぞれの動きを各10回行う。
 〈1〉床に寝て、ひざを軽く曲げ、背中で床を押すように、おなかに力を入れる。
 〈2〉続いて、同じ姿勢から腰を浮かせる。頭や肩、足の裏を床につけておくのがポイント。
 〈3〉同じ姿勢で、片ひざを胸に引きつけ、お尻などの筋肉を伸ばす。左右交互に。
 〈4〉両ひざを抱え、ひざに頭を近づけるように体を丸め、背中の筋肉を伸ばす。
 〈5〉もう一度寝ころび、片足ずつ、ひざを伸ばしたまま、できるだけ高く上げる。つま先を上げるようにして、アキレスけんも含め、足の後ろ側全体を伸ばす。
 〈6〉両ひざを曲げて寝ころび、へそをのぞき込むように、両肩を持ち上げる。腹筋に力を入れるのが狙い。
 〈7〉四つんばいになって、足を片方ずつ上げ、まっすぐ伸ばす。お尻の筋肉を鍛えるのが狙い。腰を反らしたり、ひねったりしないよう注意する。
 〈8〉イスに座って、足を開き、上体を前にかがめ、背中の筋肉を伸ばす。
 この一連の体操を、1日2回できれば理想的だ。(埼玉医大整形外科准教授・白土修さん監修)